JP2012040307A - 帯状部材と、この帯状部材によって外皮を湾曲部に固定する固定方法 - Google Patents

帯状部材と、この帯状部材によって外皮を湾曲部に固定する固定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 外皮を湾曲部に容易に固定でき、さらに固定を補強することができる帯状部材と、帯状部材によって外皮を湾曲部に固定する固定方法とを提供すること。
【解決手段】 帯状部材100は、C字形状を有する状態で外皮30に嵌装された後、略円環形状を有する状態で外皮30に締結される。このとき帯状部材100は、外皮30を湾曲部23に固定する。帯状部材100は、C字形状において円周方向における一端部101に形成され、他端部103に向かって突設されている凸部105と、C字形状において円周方向における他端部103に形成され、締結される際に凸部105と係合する凹部107とを具備している。外皮30に締結される凸部105と凹部107とは厚み方向に積層することなく係合し、凸部105と凹部107とが係合した際に凸部105と凹部107とのどちらか一方を他方に向かって広がるように変形させることで、湾曲部23に対する外皮30の固定を補強する。
【選択図】 図3I

Description

本発明は、外皮を固定する帯状部材と、この帯状部材によって外皮を固定する固定方法とに関する。
一般的に、内視鏡の湾曲部は、体腔内の粘液等が湾曲部に付着することを防止するために、チューブのような外皮によって被覆されている。
このような外皮には、十分な水密と引っ張り強度と剥がれ強度とが確保され、径方向の厚さが増大することなく、表面が滑らかとなることが求められている。そのため、外皮の両端は、例えば糸によって、湾曲部の先端部側と基端部側とにそれぞれ緊縛されている。また外皮には接着剤が塗布されている。
しかし、このような作業は熟練を要し、時間と手間がかかる。
そのため例えば特許文献1には、外皮チューブの端部を緊縛固定して十分な固定強度を確保し、しかも熟練をさほど必要としない簡単な作業で滑らかな表面状態に組み上げることができる内視鏡の湾曲部の外皮チューブの固定構造が開示されている。この固定構造において、外皮チューブは、湾曲部と、湾曲部に隣接する隣接部材を被覆する。この外皮チューブの両端には、熱可塑性樹脂からなるカバー筒が外装する。カバー筒の内周面には、突起が配設されている。カバー筒が外皮チューブ部を外装する際、突起が外皮に食い込み、さらにカバー筒は隣接部材と溶着する。
また例えば特許文献2には、内視鏡湾曲部の外皮体を容易に固定することができ、内視鏡湾曲部の外皮体の固定に適した内視鏡湾曲部用帯状部材が開示されている。
また例えば特許文献3には、締付糸に塗布した接着剤が外部に露出したり被覆リングの外周側に出っ張るおそれがなく、製造が容易で、しかも挿入部本体や固化した接着剤を傷つけるおそれがない内視鏡の湾曲部構造が開示されている。
特開2006−334271号公報 特開2008−18014号公報 特開2009−195456号公報
上述した特許文献1において、カバー筒は樹脂のため弾性変形しやすく、突起による食い込みと、カバー筒と隣接部材との溶着とでは、緊縛力は不十分である。またカバー筒の内周と外皮の外周とは、突起の食い込み代を確保するために、嵌装時のクリアランスを極力抑える必要がある。そのためカバー筒を固定する際の作業性は著しく悪い。このように、外皮チューブは、容易に固定されない。
なお、特許文献2,3では、帯状部材が外皮チューブの両端に巻き付けられ固定されることで、外皮チューブが固定されている。しかし帯状部材の固定は、帯状部材の両端を互いに係合するのみである。そのため固定の信頼性を向上させるには、係合面を接着させる等、補強が必要となる。このように、外皮チューブの固定は不十分である。
本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、外皮を湾曲部に容易に固定でき、さらに固定を補強することができる帯状部材と、この帯状部材によって外皮を湾曲部に固定する固定方法とを提供することを目的とする。
本発明は目的を達成するために、湾曲部を被覆する外皮にC字形状を有する状態で嵌装された後、嵌装時の外径よりも小径となる内径を有する略円環形状を有する状態で前記外皮に締結されることで、前記外皮を前記湾曲部に固定する帯状部材であって、C字形状において円周方向における一端部に形成され、他端部に向かって突設されている凸部と、C字形状において円周方向における前記他端部に形成され、締結される際に前記凸部と係合する凹部と、を具備し、前記外皮に締結される際に前記凸部と前記凹部とは厚み方向に積層することなく係合し、前記凸部と前記凹部とが係合した際に前記凸部と前記凹部とのどちらか一方を他方に向かって広がるように変形させることで、前記湾曲部に対する前記外皮の固定を補強することを特徴とする帯状部材を提供する。
また本発明は目的を達成するために、湾曲部を被覆する外皮にC字形状を有する帯状部材を嵌装した後、締め付けによって嵌装時の外径よりも小径となる内径を有する略円環形状の帯状部材を前記外皮に締結することで、前記帯状部材によって前記外皮を前記湾曲部に固定する固定方法であって、前記外皮に締結される際に、C字形状において円周方向における一端部に形成され、他端部に向かって突設されている凸部と、C字形状において円周方向における前記他端部に形成され、締結される際に前記凸部と係合する凹部と、を厚み方向に積層することなく係合し、前記凸部と前記凹部とが係合した際に前記凸部と前記凹部とのどちらか一方を他方に向かって広がるように変形させることで、前記湾曲部に対する前記外皮の固定を補強することを特徴とする前記帯状部材によって前記外皮を前記湾曲部に固定する固定方法を提供する。
本発明によれば、外皮を湾曲部に容易に固定でき、さらに固定を補強することができる帯状部材と、この帯状部材によって外皮を湾曲部に固定する固定方法とを提供することができる。
図1は、本発明に係る内視鏡の概略図である。 図2Aは、第1の実施形態における帯状部材を外皮に嵌装させる際の内視鏡の概略図である。 図2Bは、帯状部材が外皮に嵌装している状態を示す図である。 図2Cは、帯状部材が外皮に締結している状態を示す図である。 図2Dは、接着剤が帯状部材を外皮に接着させている状態を示す図である。 図2Eは、接着剤が帯状部材を外皮に接着させた状態を示す図である。 図3Aは、帯状部材が外皮に嵌装している状態の概略断面図である。 図3Bは、帯状部材が外皮に嵌装している状態の帯状部材周辺の側面図である。 図3Cは、凸部の幅H1と凹部の幅H2との関係を示す図である。 図3Dは、締付機構が帯状部材を締め付ける状態を示す図である。 図3Eは、凸部と凹部とが圧入する際の方向を示す図である。 図3Fは、帯状部材が外皮に締結している状態の概略断面図である。 図3Gは、帯状部材が外皮に締結している状態の帯状部材周辺の側面図である。 図3Hは、加圧が帯状部材に加えられている状態の断面図である。 図3Iは、加圧が帯状部材に加えられた状態の帯状部材周辺の側面図である。 図4Aは、凸部と凹部との第1の変形例である。 図4Bは、図4Aに示す凹部に加圧部が加えられた状態を示す図である。 図4Cは、凸部と凹部とが嵌合した状態を示す図である。 図5Aは、凸部と凹部との第2の変形例である。 図5Bは、図5Aに示す凸部に加圧部が加えられた状態を示す図である。 図5Cは、図5Bに示す凸部と凹部とが嵌合した状態を示す図である。 図6Aは、第2の実施形態において締付機構が帯状部材を締め付ける状態を示す図である。 図6Bは、第2の実施形態における凸部と凹部とが圧入する際の方向を示す図である。 図6Cは、第2の実施形態における凸部と凹部とを示す図である。 図6Dは、凸部と凹部とが係合した状態を示す図である。 図7は、第3の実施形態における接着剤が帯状部材を外皮に接着させた状態を示す図である。 図8Aは、第4の実施形態における帯状部材を示す図である。 図8Bは、締付機構が帯状部材を締め付ける状態を示す図である。 図9Aは、第5の実施形態における凸部と凹部との周辺の帯状部材の側面図である。 図9Bは、図9Aに示す9B−9B線における斜視図である。 図9Cは、図9Aに示す9C−9C線における斜視図である。 図9Dは、図9Aに示す9D−9D線における断面図である。 図9Eは、図9Aに示す9E−9E線における断面図である。 図10Aは、第5の実施形態の変形例における凸部と凹部との周辺の帯状部材の側面図である。 図10Bは、図9Aに示す9B−9B線における斜視図である。 図10Cは、図9Aに示す9C−9C線における斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1と図2Aと図2Bと図2Cと図2Dと図2Eと図3Aと図3Bと図3Cと図3Dと図3Eと図3Fと図3Gと図3Hと図3Iとを参照して第1の実施形態について説明する。
図1に示すように内視鏡1には、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部10と、挿入部10の基端部と連結し、内視鏡1を操作する操作部60とが配設されている。
挿入部10は、挿入部10の先端部側から基端部側に向かって、先端硬質部21と、湾曲部23と、可撓管部25とを有している。先端硬質部21の基端部は湾曲部23の先端部と連結し、湾曲部23の基端部は可撓管部25の先端部と連結している。
先端硬質部21は、挿入部10の先端部であり、硬い。
可撓管部25は、所望な可撓性を有しており、外力によって曲がる。可撓管部25は、操作部60における後述する本体部61から延出されている管状部材である。可撓管部25は、後述する外皮30と同様の外皮31によって被覆されている。
湾曲部23については、後述する。
操作部60は、後述する可撓管部25が延出している本体部61と、本体部61の基端部と連結し、内視鏡1を操作する操作者によって把持される把持部63と、把持部63と接続しているユニバーサルコード65とを有している。
把持部63には、湾曲部23を湾曲操作する湾曲操作部67が配設されている。湾曲操作部67は、湾曲部23を左右に湾曲操作させる左右湾曲操作ノブ67aと、湾曲部23を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ67bと、湾曲した湾曲部23の位置を固定する固定ノブ67cとを有している。
また、把持部63には、吸引スイッチ69aと、送気・送水スイッチ69bとを有するスイッチ部69が配設されている。スイッチ部69は、把持部63が操作者に把持された際に、操作者の手によって操作される。吸引スイッチ69aは、先端硬質部21に配設される図示しない吸引開口部から図示しない吸引チャンネルを介して、粘液や流体等を内視鏡1が吸引するときに操作される。送気・送水スイッチ69bは、先端硬質部21において図示しない撮像ユニットの観察視野を確保するために図示しない送気・送水チャンネルから流体を送気・送水するときに操作される。流体は、水や気体を含む。
また、把持部63には、内視鏡撮影用の各種ボタン71が配設されている。
ユニバーサルコード65は、図示しないビデオプロセッサや光源装置に接続する接続部65aを有している。
次に湾曲部23について説明する。
湾曲部23は、可撓管部25の内部を挿通している上述した図示しない操作ワイヤによって、湾曲操作部67と接続されている。湾曲部23は、湾曲操作部67の操作によって、例えば上下左右といった所望の方向に湾曲する。湾曲部23が湾曲することにより、先端硬質部21の位置と向きとが変わり、観察対象物が観察視野内に捉えられ、照明光が観察対象物に照明される。
なお湾曲部23は、図示しない複数の略円筒(環状)形状の節輪が挿入部10の長手方向に沿って並設されていることで、構成されている。隣り合う(挿入部10の長手方向に沿って前後に位置する)節輪は、図示しない連結部によって回動可能に連結されている。このように節輪が互いに回動可能に連結されることで、上述したように湾曲(回動)可能な湾曲部23は形成される。
湾曲部23は、図2Aに示すように、外皮30によって被覆されている。この外皮30は、例えばゴムなどの樹脂材料及び弾性材料である。このような外皮30は、例えばチューブである。また外皮30は、湾曲部23と略同形状(例えば中空形状や円筒形状)に形成されている。なお外皮30は、熱可塑性エラストマー(スチレン系,オレフィン系,またはウレタン系等)の材質の弾性材料によって射出成形されてもよい。なお、熱可塑性エラストマーの成形は、射出成形に限定されず、注型、押出し、ブロー等の各種成形方法を適用してもよい。
湾曲部23を被覆する外皮30において、外皮30の先端部30aは、湾曲部23の先端部に配設されている節輪に外嵌される。さらに外皮30の先端部30aには、先端部30aの水密保持と先端部30aを湾曲部23に固定するために、帯状部材100が図2Bに示すように嵌装(外装)され、帯状部材100がさらに図2Cに示すように締結される。これにより帯状部材100は、湾曲部23に外皮30を固定(緊縛)する。さらに先端部30aと帯状部材100とは、図2Dと図2Eとに示すように、接着剤131によって湾曲部23の先端部に接着される。
これらについては、外皮30の基端部30bについても同様である。なお接着剤131は、帯状部材100の外周面100aも覆うが、図2Eでは図示の簡略化のために省略している。
次に図2Bと図2Cと図3Aと図3Bと図3Cと図3Dと図3Eと図3Fと図3Gと図3Hと図3Iとを参照して、帯状部材100について詳細に説明する。
図2Bと図3Aと図3Bとに示すように、外皮30に嵌装される帯状部材100は、外皮30を円周方向に囲み(外皮30を覆い)、外皮30を巻回するように略C字形状を有している。また図2Cと図3Fと図3Gとに示すように、外皮30に締結された帯状部材100は、円周方向におけるC字の一端部101と他端部103とが係合(嵌合)するため、略円環(リング)形状を有している。このように、帯状部材100は、略C字形状を有する状態で外皮30に嵌装された後、略円環形状を有する状態で外皮30に締結されることで、外皮30を湾曲部23に固定(緊縛)する。
帯状部材100は、一定の肉厚と幅とを有する帯であり、例えば、肉厚0.2mm、幅4mmを有している。また帯状部材100は、例えば、SUS304の焼鈍材の薄板部材によって形成されている。なお帯状部材100は、SUS304以外の鉄系の薄板部材や、銅系の薄板部材や、アルミ系軟性金属でもよい。
また帯状部材100は、外皮30に嵌装されるために、外皮30を囲み(覆い)、外皮30を嵌装可能な大きさを有している。そのため外皮30に嵌装された略C字形状の帯状部材100の内径は、図2Bと図3Aと図3Bとに示すように、外皮30の外径よりも大きい。また外皮30を湾曲部23に固定(緊縛)するために、図3Gに示すように、湾曲部23に締結された円環形状の帯状部材100の内径は、外皮30の外径よりも小さい。
また外皮30に嵌装された帯状部材100は、例えば10.5mm以上の外径を有している。また外皮30に締結した帯状部材100は、例えば10.1mmの内径を有している。このように帯状部材100が外皮30に締結した際の円環形状の帯状部材100の内径は、帯状部材100の肉厚が一定ではあるが、帯状部材100が外皮30を嵌装した際の略C字形状の帯状部材100の外径よりも小さい。
図3Bと図3Cとに示すように、略C字形状の帯状部材100は、円周方向における一端部101に形成され、他端部103に向かって突設されている凸部105と、円周方向における他端部103に形成され、帯状部材100が外皮30に締結される際に凸部105と係合する凹部107とを有している。
凸部105は一端部101と一体であり、凹部107は他端部103と一体である。図3Cに示すように、凸部105は例えば1.35mmの幅H1を有し、凹部107は例えば1.30mmの幅H2を有している。このように凸部105の幅H1は、凹部107の幅H2よりも大きい。円周方向における凸部105の長さと、円周方向における凹部107の長さとは、略同一である。このように凸部105と凹部107とは、矩形形状を有している。
図3Bと図3Cと図3Gとに示すように、凸部105と凹部107とは、円周方向において、同一直線上に配設されている。また図3Fに示すように、帯状部材100が外皮30に締結される際、一端部101と他端部103と、凸部105と凹部107とは、厚み(径)方向に積層することなく係合する。
なお凸部105と凹部107とが係合する際、帯状部材100は、図3Dに示す後述する締付機構151によって締め付けられる。このとき、図3Eに示すように、凸部105と凹部107とは、円周方向において互いに向かって移動する。そして図3Eに示すように、凸部105は、円周方向における圧入によって凹部107に嵌め込まれて、凹部107と係合する。
なお上述したように凸部105の幅H1は、凹部107の幅H2よりも大きい。そのため凸部105が凹部107に嵌め込まれる際、凸部105と凹部107との係合状態が保持されるように、凸部105は例えば圧入によって凹部107と嵌合する。これにより帯状部材100は、外皮30に締結される。
また帯状部材100は締付機構151によって締め付けられた際、図3Fと図3Gとに示すように、帯状部材100は外皮30,31に食い込み、帯状部材100の内周面100bは外皮30の外周面30dと外皮31の外周面31dとに密着し、これにより帯状部材100は、外皮30に締結される。
なお、凸部105の両脇における凹部107には、図3Hに示すように、例えば打撃ポンチなどの打撃部材171によって生じる打撃、つまり圧力が加えられている。これにより図3Iに示すように、凹部107は加圧(打撃)によって凸部105に向かって広がるように変形し、凸部105と凹部107とは密着し、凸部105と凹部107との嵌合、つまり帯状部材100の締結が補強される。この補強によって、湾曲部23に対する外皮30の固定は補強される。なお凹部107における打撃部材171の打撃場所、つまり加圧された場所を示す加圧部173は、凸部105に隣接し、且つ円周方向における凹部107の先端部107aに位置している。
このように凸部105と凹部107との嵌合、つまり帯状部材100の締結は、例えば打撃などの加圧によって生じる凹部107の変形によって補強されている。言い換えると、帯状部材100は、外皮30の先端部30aと基端部30bとに締結され、外皮30を湾曲部23に固定(緊縛)し、固定を補強している。
次に図2Dと図2Eとを参照して接着剤131について説明する。
帯状部材100は、例えば打撃部材171によって補強された帯状部材100の締結(固定(緊縛))をさらに補強するために、凸部105と凹部107とを含む帯状部材100の外周面100aに塗布される接着剤131を有している。言い換えると、接着剤131は、例えば打撃部材171によって固定(緊縛)を補強された帯状部材100において、湾曲部23に対する外皮30の固定(緊縛)をさらに補強する。
またこの接着剤131は、補強後における帯状部材100と外皮30との接合のために、凸部105と凹部107とを含む帯状部材100の外周面100aに塗布される。図2Eに示すように、接着剤131は、詳細には、加圧部173と凸部105と凹部107とを含む帯状部材100の外周面100aと、外皮30の先端部30aと、先端硬質部21と、外皮30の基端部30bと、外皮31の先端部31aとに塗布される。
接着剤131は、補強後に、接着剤131の表面が滑らかになるように上記の場所に塗布され、塗布された後、放置されて硬化することで、凸部105と凹部107とを接着し締結(固定(緊縛))をさら補強し、さらに外皮30と帯状部材100とを接合する。このような接着剤131は、例えばウレタン系反応型接着剤である。
次に帯状部材100によって外皮30を湾曲部23に固定する固定方法について説明する。
図2Aに示すように、外皮30は、湾曲部23を被覆する。なお外皮30は、先端硬質部21と湾曲部23との接続部分を被覆しても良い。
図2Aに示すように、C字形状の帯状部材100には先端硬質部21側から挿入部10が挿入される。このとき図2Bと図3Aとに示すように、帯状部材100は、例えば外皮30の先端部30aと先端硬質部21とを巻回し、外皮30の基端部30bと外皮31の先端部31aとを巻回する。なお帯状部材100は、先端部30aと基端部30bとのみを巻回してもよい。
このとき帯状部材100は略C字形状を有しており、凸部105と凹部107とは係合していない。
なお以下において、先端部30a側を緊縛する帯状部材100と、基端部30b側を緊縛する帯状部材100とは、同じであるため、基端部30b側を緊縛する帯状部材100を例として説明する。
図3Dに示すように、帯状部材100は、締付機構151によって締め付けられる。締付機構151は、帯状部材100の外径と同一の内径を有する半円筒形状の上型151aと下型151bとを有している。上型151aと下型151bとは、外皮30,31を巻回している帯状部材100を挟み込み、凸部105と凹部107とが係合し、帯状部材100が略円環形状に変形するように、帯状部材100を帯状部材100の外周面100a側から締め付ける。
このとき、上型151aと下型151bとは、図3Eに示すように、凸部105と凹部107とが円周方向において互いに向かって移動するように帯状部材100を締め付ける。またこのとき上型151aと下型151bとは、図3Fと図3Gとに示すように凸部105を凹部107に円周方向に圧入して、凸部105と凹部107とを嵌合する。これにより帯状部材100は、外皮30の基端部30bと外皮31の先端部31aとに締結され、外皮30を湾曲部23に固定(緊縛)する。
なお凸部105の幅H1は凹部107の幅H2よりも大きいため、凸部105が圧入によって凹部107に嵌合することで、凸部105と凹部107との係合状態が保持される。これにより略円環形状の帯状部材100がC字形状の帯状部材100のように開くことが防止される。そして帯状部材100は、外皮30に締結される。
またこのとき図3Fと図3Gとに示すように、帯状部材100は外皮30,31に食い込み、帯状部材100の内周面100bは外皮30の外周面30dと外皮31の外周面31dとに密着する。また一端部101と他端部103とは、厚み(径)方向に積層しない。凸部105と凹部107とについても同様である。
その後、締付機構151は、帯状部材100から離れる。そして図3Hと図3Iとに示すように、凸部105に隣接し、且つ円周方向における凹部107の先端部107aには、例えば打撃部材171によって加圧(加圧部173)が加えられる。これにより凹部107は凸部105に向かって広がるように変形し、凸部105と凹部107とは密着し、凸部105と凹部107との嵌合、つまり帯状部材100の締結が補強される。このように凸部105と凹部107との嵌合、つまり帯状部材100の締結は、例えば加圧によって生じる凹部107の変形によって補強されている。これにより帯状部材100は、湾曲部23に対する外皮30の固定(緊縛)を補強している。
そして図2Dに示すように、接着剤131が、加圧部173と凸部105と凹部107とを含む帯状部材100の外周面100aと、外皮30の基端部30bと、外皮31の先端部31aとに塗布される。このとき、接着剤131は、接着剤131の表面が滑らかになるように塗布される。また接着剤131は、挿入部10が挿入部10の軸方向の周方向に回転した状態で、例えばディスペンサ133から滴下されて、塗布される。次に接着剤131は、放置されて硬化する。これにより凸部105と凹部107とは接着され、湾曲部23に対する外皮30の固定(緊縛)はさら補強され、外皮30の基端部30bと外皮31の先端部31aと帯状部材100とは接合する。
このように、帯状部材100は、外皮30の基端部30bと外皮31の先端部31aとに締結し、外皮30の基端部30bを湾曲部23に固定(緊縛)する。帯状部材100は、固定を加圧部173と接着剤131とによってさらに補強している。
なお帯状部材100が、外皮30の基端部30bのみに締結し、外皮30の基端部30bを湾曲部23に固定する方法も上記と同様である。
このように本実施形態では、C字形状を有する帯状部材100を外皮30に嵌装させた後、略円環形状を有するように締付機構151によって帯状部材100を締め付けて、締め付けの際に、凸部105と凹部107とを厚み方向に積層することなく係合させて、帯状部材100を外皮30に締結する。これにより本実施形態では、帯状部材100によって、外皮30を湾曲部23に固定(緊縛)することができる。また本実施形態では、例えば打撃部材171によって凹部107を凸部105に向かって広がるように変形させることで、凸部105と凹部107とを密着でき、湾曲部23に対する外皮30の固定(緊縛)を補強することができる。
また本実施形態では、上記により水密を確保することができる。
また本実施形態では、凸部105を円周方向における圧入によって凹部107と係合することで、凸部105と凹部107とを嵌合でき、帯状部材100を外皮30に締結することができる。
また本実施形態では、凸部105と凹部107とが圧入によって係合し、凹部107が打撃部材171によって変形することで、凸部105と凹部107とは互いに密着し、凹部107からの凸部105の抜け、つまり外皮30に締結している帯状部材100が例えば略C字形状に開くことを防止することができる。
また本実施形態では、接着剤131によって、凸部105と凹部107とを接着することで、帯状部材100の固定(緊縛)をさらに補強することができる。
また本実施形態では、接着剤131によって、補強後において帯状部材100を外皮30に接合することで、帯状部材100が外皮30から抜けることを防止でき、帯状部材100の固定(緊縛)を補強することができる。
なお本実施形態では、凸部105と凹部107とは矩形形状を有し、凸部105と凹部107とは圧入によって嵌合しているが、これに限定する必要はない。
第1の変形例として、図4Aと図4Bと図4Cとに示すように、例えば、凸部105は一端部101側から他端部103側に広がるテーパ形状を有し、凹部107は矩形形状を有している。
凹部107の幅H2は、凸部105の先端部105aの幅H1と略同一である。帯状部材100が締付機構151によって締め付けられ、凸部105が凹部107に嵌め込まれた際に、幅H2と幅H1とは略同一であるため、図4Bに示すように凸部105と凹部107とは係合する。さらに第1の実施形態と同様に、図4Bに示すように、凸部105の両脇における凹部107には、例えば打撃部材171によって生じる圧力(加圧部173)が加えられている。これにより図4Cに示すように、凹部107は開口部107fを閉じるように変形し、凸部105と凹部107とは嵌合し、帯状部材100の締結は補強される。そしてこの補強によって、湾曲部23に対する外皮30の固定は補強される。
なお図4Bに示すように、本変形例の加圧部173は、第1の実施形態と同じ位置を示す。また図4Cに示すように、本変形例の加圧部173は、凹部107の開口部107fを閉じ、凹部107の先端部107aを凸部105の基端部105bに密着させ、凹部107からの凸部105の抜け止めを行う。
このように本変形例では、凸部105と凹部107の形状と大きさとが変化しても、凸部105が嵌め込まれた後に開口部107fを閉じるように凹部107を変形させることで、凹部107と凸部105とを係合(嵌合)できる。よって本変形例では、湾曲部23に対する外皮30の固定を補強でき、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また第2の変形例として、図5Aと図5Bと図5Cとに示すように、凸部105は矩形形状を有し、凹部107は一端部101側から他端部103側に広がるテーパ形状を有している。
凹部107の先端部107aの幅H2は、凸部105の幅H1と略同一である。
帯状部材100が締付機構151によって締め付けられ、凸部105が凹部107に嵌め込まれた際に、幅H2と幅H1とは略同一であるため、図5Bに示すように凸部105と凹部107とは係合する。さらに凸部105の先端部105aの両脇には、図5Bに示すように、例えば打撃部材171によって生じる圧力(加圧部173)が加えられている。これにより図5Cに示すように、凸部105は凹部107の開口部107fにて広がるように変形し、凸部105と凹部107とは嵌合し、帯状部材100の締結は補強される。そしてこの補強によって、湾曲部23に対する外皮30の固定は補強される。
なお図5Cに示すように、本変形例の加圧部173は、凸部105を広げ、凸部105を凹部107の基端部107bに密着させ、凹部107からの凸部105の抜け止めを行う。
このように本変形例では、凸部105と凹部107の形状と大きさとが変化しても、凹部107に嵌め込まれた後に凸部105を広げるように変形させることで、凹部107と係合(嵌合)できる。これにより本変形例では、湾曲部23に対する外皮30の固定を補強でき、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に本発明に関わる第2の実施形態について図6Aと図6Bと図6Cと図6Dとを参照して説明する。
上述した第1の実施形態では、凸部105は、円周方向における圧入によって凹部107と係合したが、これに限定する必要はない。
本実施形態の図6Aと図6Bとに示すように、凸部105と凹部107と円周方向における圧入によって係合しない形状を有している。図6Cに示すように例えば凸部105は、第1の変形例の凸部105と同じ形状、つまり、一端部101側から他端部103側に広がるテーパ形状を有している。また例えば凹部107は、凸部105と同じ形状、つまり一端部101側から他端部103側に広がるテーパ形状を有している。また凹部107の基端部107bの幅H2は、凸部105の先端部105aの幅H1と略同一または、これよりも大きい。また凹部107の先端部107aの幅H3は、凸部105の先端部105aの幅H1よりも小さい。
このような場合、凸部105は、図6Bに示すように、厚み方向における圧入によって凹部107と係合する。またこのとき、凸部105と凹部107とは、厚み方向に積層することなく係合する。
これにより本実施形態では、凸部105と凹部107との形状を様々な形状にすることができ、凸部105と凹部107との設計上の自由度を高めることができる。
次に本発明に関わる第3の実施形態について図7を参照して説明する。
上述した第1の実施形態では、接着剤131を、塗布した後、放置によって硬化させているが、これに限定する必要はない。本実施形態の接着剤131は、接着剤131の表面が滑らかになるように、例えば、UV光を照射させることで硬化するUV硬化型のエポキシ系接着剤131aである。または本実施形態の接着剤131は、例えば、加熱によって溶融し、冷却されることで硬化する熱可塑性の樹脂131bである。このような接着剤131は、補強後における帯状部材100と外皮30との接合のためにも用いられる。
このように本実施形態では、湾曲部23に対する外皮30の固定(緊縛)を補強する接着剤131の種類を増やすことができる。
次に本発明に関わる第4の実施形態について図8Aと図8Bとを参照して説明する。
図8Aに示すように、本実施形態の帯状部材100は、帯状部材100の締結、つまり湾曲部23に対する外皮30の固定(緊縛)をさらに補強するために、全面100cに塗布され、溶融及び硬化する熱可塑性の樹脂層181を有している。樹脂層181は、例えば0.02mmの厚みを有している。
本実施形態の上型151aと下型151bとは、ヒータなどの加熱型となっており、帯状部材100を締め付けると同時に加熱することで、樹脂層181を溶融する。樹脂層181は、冷却されて硬化することで、外皮30に溶着する。この後、凹部107には例えば打撃部材171によって生じる圧力(加圧部173)が加えられ、帯状部材100の締結が補強される。これにより樹脂層181は、打撃部材171よりも前にて帯状部材100の締結を補強する。
なお上型151aと下型151bとは、帯状部材100を締め付ける際に加熱しなくてもよい。この場合、凹部107に例えば打撃部材171によって生じる圧力(加圧部173)が加えられ、帯状部材100の締結が補強された後、帯状部材100と外皮とは、再び上型151aと下型151bとに挟まれ、上型151aと下型151bによって加熱されればよい。このように、樹脂層181は、帯状部材100の締結を打撃部材171の後に、溶融し、帯状部材100の締結を補強してもよい。
このように本実施形態では、帯状部材100の締結、つまり湾曲部23に対する外皮30の固定を樹脂層181によってより補強することができる。
次に本発明に関わる第5の実施形態について図9Aと図9Bと図9Cと図9Dと図9Eとを参照して説明する。
本実施形態の凸部105を含む一端部101と、凹部107を含む他端部103とは、凸部105と凹部107とが係合した際、互いに浮き上がりを防止する傾斜面191を有している。傾斜面191は、帯状部材100の外周面100a側を向くように傾いている外周側傾斜面191aと、帯状部材100の内周面100b側を向くように傾き、凸部105と凹部107とが係合した際に外周側傾斜面191aと当接し、外周側傾斜面191a側の端部の浮き上がりを防止する内周側傾斜面191bとを有している。
例えば、外周側傾斜面191aは凸部105の先端部105aと他端部103の先端部103aとに形成され、内周側傾斜面191bは凹部107の内周底面107gと一端部101の先端部101aとに形成されている。
これにより本実施形態では、凸部105と凹部107とが係合した際、傾斜面191によって互いに浮き上がりを防止することができる。また本実施形態では、凸部105と凹部107とが円周方向における圧入によって係合する際、凸部105が凹部107に容易に嵌るように、傾斜面191をガイドとして機能させることができる。
なお本実施形態の変形例として、図10Aと図10Bと図10Cとに示すように、傾斜面191は、凸部105の側面105cと、凹部107の内周側面107hとに形成されていてもよい。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。
1…内視鏡、10…挿入部、21…先端硬質部、23…湾曲部、25…可撓管部、30…外皮、30a…先端部、30b…基端部、30d…外周面、100…帯状部材、100a…外周面、100b…内周面、100c…全面、101…一端部、101a…先端部、103…他端部、103a…先端部、105…凸部、105a…先端部、105b…基端部、105c…側面、107…凹部、107a…先端部、107b…基端部、107f…開口部、131…接着剤、151…締付機構、171…打撃部材、173…加圧部。

Claims (16)

  1. 湾曲部を被覆する外皮にC字形状を有する状態で嵌装された後、嵌装時の外径よりも小径となる内径を有する略円環形状を有する状態で前記外皮に締結されることで、前記外皮を前記湾曲部に固定する帯状部材であって、
    C字形状において円周方向における一端部に形成され、他端部に向かって突設されている凸部と、
    C字形状において円周方向における前記他端部に形成され、締結される際に前記凸部と係合する凹部と、
    を具備し、
    前記外皮に締結される際に前記凸部と前記凹部とは厚み方向に積層することなく係合し、前記凸部と前記凹部とが係合した際に前記凸部と前記凹部とのどちらか一方を他方に向かって広がるように変形させることで、前記湾曲部に対する前記外皮の固定を補強することを特徴とする帯状部材。
  2. 前記凸部と前記凹部とのどちらか一方は、加圧によって変形することを特徴とする請求項1に記載の帯状部材。
  3. 前記凸部は、円周方向における圧入によって前記凹部と係合することを特徴とする請求項2に記載の帯状部材。
  4. 前記凸部は、厚み方向における圧入によって前記凹部と係合することを特徴とする請求項2に記載の帯状部材。
  5. 固定をさらに補強するために、前記凸部と前記凹部とを含む外周面に塗布される接着剤をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の帯状部材。
  6. 前記接着剤は、UV光を照射されることで硬化するUV硬化型のエポキシ系接着剤、または溶融及び硬化する熱可塑性の樹脂であることを特徴とする請求項5に記載の帯状部材。
  7. 固定をさらに補強するために、前記凸部と前記凹部とを含む全面に塗布され、溶融及び硬化する熱可塑性の樹脂層をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の帯状部材。
  8. 補強後に前記外皮に接合されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の帯状部材。
  9. 接合のために、前記凸部と前記凹部とを含む外周面に塗布される接着剤をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の帯状部材。
  10. 前記接着剤は、UV光を照射されることで硬化するUV硬化型のエポキシ系接着剤、または溶融及び硬化する熱可塑性の樹脂であることを特徴とする請求項9に記載の帯状部材。
  11. 前記凸部を含む前記一端部と、前記凹部を含む前記他端部とは、前記凸部と前記凹部とが係合した際、互いに浮き上がりを防止する傾斜面を有し、
    前記傾斜面は、
    前記帯状部材の外周面を向くように傾いている外周側傾斜面と、前記帯状部材の内周面を向くように傾き、前記凸部と前記凹部とが係合した際に前記外周側傾斜面と当接し、前記外周側傾斜面側の端部の浮き上がりを防止する内周側傾斜面と、
    を有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の帯状部材。
  12. 前記外周側傾斜面と前記内周側傾斜面とは、前記凸部の側面と、前記凹部の内周側面とにさらに形成されている請求項11に記載の帯状部材。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の帯状部材により湾曲部に外皮を固定していることを特徴とする内視鏡。
  14. 湾曲部を被覆する外皮にC字形状を有する帯状部材を嵌装した後、締め付けによって嵌装時の外径よりも小径となる内径を有する略円環形状の帯状部材を前記外皮に締結することで、前記帯状部材によって前記外皮を前記湾曲部に固定する固定方法であって、
    前記外皮に締結される際に、C字形状において円周方向における一端部に形成され、他端部に向かって突設されている凸部と、C字形状において円周方向における前記他端部に形成され、締結される際に前記凸部と係合する凹部と、を厚み方向に積層することなく係合し、前記凸部と前記凹部とが係合した際に前記凸部と前記凹部とのどちらか一方を他方に向かって広がるように変形させることで、前記湾曲部に対する前記外皮の固定を補強することを特徴とする前記帯状部材によって前記外皮を前記湾曲部に固定する固定方法。
  15. 前記凸部は、円周方向における圧入によって前記凹部と係合することを特徴とする請求項14に記載の固定方法。
  16. 前記凸部は、厚み方向における圧入によって前記凹部と係合することを特徴とする請求項14に記載の固定方法。
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