JP2008018014A - 内視鏡湾曲部用帯状部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この内視鏡湾曲部用帯状部材32は、一端側に設けられている固定用窓部36aと、他端側に設けられ、固定用窓部36aに収容されて係合される固定用係合部34aと、を有し、湾曲部の外皮体を固定するために外皮体の外周に巻回される。
【選択図】図3
Description
複数の節輪20,20aの外周面には、金属細線を円管状に編組した網状管26が被覆されている。この網状管26に、ウレタン系、スチレン系等のエラストマーから形成されている外皮体としての外皮チューブ30が被覆されている。湾曲部16の先端部において、外皮チューブ30の先端部は、最先端の節輪20aの先端側延出部22aに外嵌され、水密保持のために接着されている。湾曲部16の基端部においても同様である。さらに、外皮チューブ30の先基端部には、夫々、外皮チューブ30を固定するための帯状部材32が巻回されている。これら帯状部材32を覆って、夫々、熱収縮チューブ33が被嵌されている。これら熱収縮チューブ33により、帯状部材32が保護されると共に、湾曲部16と先端硬質部14あるいは可撓管部18との接続部分の外形が滑らかなものとなる。
図5を参照し、帯状部材32によって外皮チューブ30を固定する際には、帯状部材32を外皮チューブ30の端部に巻き付けて、作業用折返部34b及び固定用窓部36aが形成されている端部の外側に、固定用折返部34a及び作業用窓部36bが形成されている端部を重ねる。この後、精密ドライバー40を用いて帯状部材32を締め付ける。即ち、精密ドライバー40の先端部を作業用窓部36bに挿通させて、精密ドライバー40の先端を作業用折返部34bの端面に係合させる。そして、作業用窓部36bの端部側の側壁を支点として、てこの原理により、精密ドライバー40の先端を帯状部材32の周方向に移動させて、作業用折返部34bの端面を押圧して帯状部材32を締め付ける。帯状部材32の周方向について、固定用窓部36aの端部側の側壁が固定用折返部34aの端面を僅かに越えたら、固定用折返部34aを固定用窓部36aに押し込んで、帯状部材32の両端部を重ね合わせる。この際、作業用折返部34bは作業用窓部36bに押し込まれるが、作業用折返部34bの端面と作業用窓部36bの端部側の側壁との間にはクリアランスが形成され、このクリアランスに精密ドライバー40の先端が収められる。続いて、精密ドライバー40を作業用窓部36bから引き抜いて、精密ドライバー40の先端による作業用折返部34bの端面への押圧を解除する。この結果、帯状部材32の弾性により、固定用折返部34aの端面が固定用窓部36aの端部側の側壁に当接されて係止される。そして、帯状部材32の内径に応じた一定の締付力で、外皮チューブ30の端部が締め付けられる。なお、帯状部材32の両端部の重なり部分は、接着剤によって互いに接着される。
本実施形態の帯状部材32では、帯状部材32に切り込みを入れ、帯状部材32の一部分を突出させることにより、係合部としての固定用爪部42aを形成しているので、係合部の正確な位置が得やすい。このため、帯状部材32が湾曲部16の外皮チューブ30の固定にさらに適したものとなっている。
帯状部材32により外皮チューブ30を固定する際には、帯状部材32を外皮チューブ30の端部に外装する。そして、つの部46をつまんで帯状部材32を絞りつつ、つの部46を完全に折り倒す。さらに、重畳部48において中間層と内層及び外層とを接着する。この結果、帯状部材32の内径に応じた一定の締付力で、外皮チューブ30の端部が締め付けられる。
本参考形態の帯状部材32では、つの部46を折り倒して接着するだけで、外皮チューブ30の端部を一定の締付力で締め付けて固定することができ、外皮チューブ30の固定を非常に容易に行うことが可能となっている。
Claims (6)
- 湾曲部の外皮体を固定するために前記外皮体の外周に巻回される帯状部材であって、
一端側に設けられている固定用窓部と、
他端側に設けられ、前記固定用窓部に収容及び係合される固定用係合部と、
を具備することを特徴とする内視鏡湾曲部用帯状部材。 - 一端側と他端側との一方の側に設けられ、締付用工具が挿通される作業用窓部と、
一端側と他端側との他方の側に設けられ、前記作業用窓部を挿通された前記締付用工具が係合され、前記作業用窓部に収容される作業用係合部と、
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部用帯状部材。 - 前記固定用係合部と前記作業用係合部との内の少なくとも1つの係合部は、この帯状部材の端部を折り返すことにより形成されている折返部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部用帯状部材。 - 前記固定用係合部と前記作業用係合部との内の少なくとも1つの係合部は、帯状部材に切り込みを入れて帯状部材の一部分を突出させることにより形成されている爪部である、
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部用帯状部材。 - 前記係合部及び前記窓部は、前記帯状部材の両端部が互いに重ね合わされた場合に、前記固定用係合部と前記固定用窓部とが互いに重ね合わされ、前記作業用係合部と前記作業用窓部とが互いに重ね合わされるように、配置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡湾曲部用帯状部材。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の内視鏡湾曲部用帯状部材により湾曲部の外皮体を固定していることを特徴とする内視鏡。
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2006
- 2006-07-12 JP JP2006191923A patent/JP2008018014A/ja active Pending
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