JP2007016990A - ホースクランプの保持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホースに対してホースクランプを周方向に位置決めして保持しておくことができ、かつ、ホースとパイプ体との間の密封性を損うおそれのないホースクランプの保持構
造を提供する。
【解決手段】ホースクランプ7を、拡径状態のクランプバンド41が環状のクランプ取り付け部内に入り込み、差し込み保持部59が保持係合部37内に差し込まれるように、ホース1の嵌め付け部5に取り付ける。差し込み保持部59がクランプバンド41の長さ方向外側に位置するように構成し、保持係合部37をホース1の端縁部に形成しておく。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば自動車の燃料ホースとパイプ体との接続に用いられるホースクランプを、ホースの端部外周に位置決めして保持しておくためのホースクランプの保持構造に関する。
自動車の燃料配管では、例えば、パイプ体とパイプ体との間を連絡するために、ガソリン燃料不透過層を備えたゴム又はエラストマ製の燃料ホースが用いられていて、燃料ホースの端部をパイプ体の外周にそれぞれ嵌め付けることにより、パイプ体間にガソリン燃料流路が構成されることとなる。
燃料ホース及びパイプ体の接続個所からのガソリン燃料漏れを防ぐために、燃料ホースの内周には、パイプ体との間を密封するためのシールリングが配置される。また、燃料ホースがパイプ体から外れないように、燃料ホースは、パイプ体の外周にきつく嵌め付けられるが、樹脂製のチューブの場合と異なり、ゴム又はエラストマ製の燃料ホース自体に、パイプ体に対する十分な固定力を期待することはできない。したがって通常は、燃料ホースの端部外周にホースクランプを嵌め付け、このホースクランプによって燃料ホースをパイプ体に締め付け固定するといった接続構造が採用されている(例えば特許文献1参照)。
燃料ホースをパイプ体に強固に固定するホースクランプとしては、環状のクランプ本体と、このクランプ本体を縮径及び拡径させるための、例えば操作ネジである操作部と、を備えたものが用いられていて、このホースクランプでは、拡径しているクランプ本体を、ホース長さ方向に位置決めされた状態で、予めホース端部のクランプ取り付け部に嵌めておき、燃料ホースをパイプ体に嵌め付けてから、例えばエアドライバで操作ネジを回転させ、クランプ本体を縮径させて燃料ホースをパイプ体に締め付けるといったようにして接続作業が比較的簡単に進められる。
ところで、例えば操作ネジを有するホースクランプでは、操作ネジを回転操作する際に、操作ネジが所定の周方向位置となるように、ホースの端部外周でホースクランプを回転させ、また、操作ネジを回転操作してクランプ本体を縮径させる間、ホースクランプを回転しないように保持する必要があり、基本的には両手での接続作業が要求される。しかしながら、燃料ホースとパイプ体との接続作業は、部品が密集して配置されているため狭く、両手を自由に使って燃料ホースの接続作業を行うことができないエンジンルーム内で行われる場合が多く、ホースクランプの締め付け作業はなかなか面倒である。
こういった不都合を解消する技術として、例えば特許文献2には、クランプ本体に、操作ネジの近傍で、ホース長さ方向に突出する突起を設けておき、この突起を収容する切り欠きを、長さ方向内側でホースの端部外周に形成することにより、ホースに対してホースクランプを周方向に位置決めしておくことができるホースクランプの保持構造が開示されている。
特開2003−314759号公報 特開平4−194486号公報
ところで、クランプ本体を縮径させるために操作ネジを回転操作すると、クランプ本体の両端部は周方向反対側に相対的に移動し、両端部の重なり長さは徐々に長くなっていく。したがって、クランプ本体にホース長さ方向に突出する突起などの回り止め係合部を設けておくと、クランプ本体を縮径してホースをパイプ体に締め付ける際に、回り止め係合部が周方向にずれるように移動しようとして、例えば、この回り止め係合部を収容している切り欠きの側壁に押し付けられることとなる。そして、例えば、切り欠きの側壁が回り止め係合部に強く押されると、側壁の近くのホースあるいはホース端部が、押し付け方向、例えば径方向外側に不均一に変形する。この変形は、ホースあるいはホース端部の切り欠き周辺、すなわちクランプ取り付け部よりも長さ方向内側に生じることとなるが、多くの場合、クランプ取り付り部よりも長さ方向内側には、シールリングが配置されている。
したがって、クランプ本体を縮径する際にホースあるいはホース端部に生じる変形によりシールリングのシール性が部分的に低下するおそれがあるので、ホースクランプで締め付けても、ホースとパイプ体との間に十分な密封性を確保できないといった事態も生じ得る。なお、特許文献2には、ホース端部のクランプ取り付け部内に保持構造を構成することも開示されているが、このような構成でも、クランプ本体の縮径時に、ホース端部にシール性を損なうおそれのある変形が生じる可能性がある。
そこで本発明は、ホースに対してホースクランプを周方向に位置決めして保持しておくことができ、かつ、ホースとパイプ体との間の密封性を損うおそれのないホースクランプの保持構造の提供を目的とする。
この目的を達成するための本発明のホースクランプの保持構造は、環状のクランプ本体に回り止め係合部が形成されたホースクランプと、前記クランプ本体がホース端部のクランプ取り付け部に嵌められたときに、前記回り止め係合部と周方向で係合する、前記ホースに設けられた保持係合部と、を有するホースクランプの保持構造であって、前記保持係合部は、前記ホースの端縁部、例えばクランプ取り付け部よりも長さ方向外側の端部に設けられているものである。保持係合部と回り止め係合部との周方向の係合により、ホースクランプ(例えば回転可能なホースクランプ)はホースに対して周方向に位置決めされて保持される。ここでは、例えば、クランプ取り付け部の長さ方向外側にあるいはクランプ取り付け部よりも長さ方向外側に保持係合部が設けられる。ホースクランプは、クランプ本体を縮径及び拡径させる操作ネジを有することができ、回り止め係合部は、例えば操作ネジの近傍で、クランプ本体に設けることができる。回り止め係合部はまた、例えば、クランプ本体に形成された、操作ネジを収容するクランプハウジングに設けられる。操作ネジは、例えばクランプ本体の接線方向に延びるように、クランプ本体の周方向端部(例えば、周方向一端部)に設けられる。また、回り止め係合部は、クランプ本体からホース長さ方向あるいはホースの端縁側又は長さ方向外側に突出するように形成することができる。そして、ホースの端部内周に、シール部材又はシール部を設け、このシール部材又はシール部を、クランプ取り付け部よりも長さ方向内側に配置しておくことができる。このような構成では、回り止め係合部が周方向にずれて保持係合部に強く押し付けられたときのホースの変形個所が、ホース又はホース端部の端縁側に限定されるので、ホースの内周に設けられたシールリング等のシール部材あるいはシール部のシール性が部分的に低下するといったことはない。クランプ取り付け部は、例えば、長さ方向外側の保持係合部あるいは端縁部と、長さ方向内側のシール個所(シール部材あるいはシール部が設けられた部分)とに挟まれて位置することとなる。
保持係合部は、ホースの端縁部に形成された切り欠き(切断部又は切断個所を含む)とすることができる。このように構成すれば、保持係合部を設けたときに、ホース又はホース端部に径方向の大きな突出部が形成されてしまう、といったことを防止できる。切り欠きには、開き防止用のスプール(紐状体あるいは帯状体)を掛け渡して、例えば一体的に形成しておくことが好ましい。切り欠きが開き難ければ、ホースの端縁部の変形も効果的に抑えられる。スプールは、例えば切り欠き内に配置される。
クランプ本体がクランプ取り付け部を締め付けると、例えばクランプ取り付け部が軸方向又は長さ方向に延びて、ホースの端縁部が長さ方向外側に移動する。したがって、クランプ本体がクランプ取り付け部に嵌められたときに、回り止め係合部の切り欠きと係合している部分がスプールと接近していると、クランプ本体を縮径させたときに、回り止め係合部がスプールと接触してスプールを傷付けるおそれがある。したがって、スプールを切り欠きの長さ方向内側に設け、回り止め係合部を、クランプ本体がクランプ取り付け部に嵌められたときに、切り欠きの長さ方向外側と係合するように形成しておくことが好ましい。あるいは、クランプ本体を縮径させてクランプ取り付け部を締め付けたときに、回り止め係合部が、スプールに接触しないように構成しておく。
ホースの端縁に、長さ方向に突出する突出部を形成し、保持係合部をこの突出部に設ければ、クランプ本体を縮径させる際にホースあるいはホース端部に生じる変形を突出部内に限定又はほぼ限定することができる。
本発明のホースクランプの保持構造はまた、環状のクランプ本体に回り止め係合部が形成されたホースクランプと、前記クランプ本体がホースの端部又は端部外周のクランプ取り付け部に嵌められたときに、前記回り止め係合部と周方向で係合する、前記ホースに設けられた保持係合部と、を有するホースクランプの保持構造であって、前記クランプ本体は、周方向一端部及び周方向他端部を有し、前記周方向一端部又は周方向一端側部(周方向一端部及び隣接部)と係合して前記クランプ本体を縮径及び拡径させる操作ネジを前記周方向他端部に備え、前記操作ネジは、前記クランプ本体の接線方向又はほぼ接線方向に延びるように配置され、前記保持係合部は、周方向で向かい合う一対の側部を有し、前記回り止め係合部を、周方向に移動可能に前記一対の側部の間に収めて、周方向に位置決めするように形成され、前記一対の側部の周方向の間隔は、前記クランプ本体が縮径して前記クランプ取り付け部を締め付けるように前記操作ネジを回転操作したときに、前記回り止め係合部が、前記一対の側部の中間に位置するように設定されているものとすることができる。操作ネジを、頭部及び先端部(例えばネジ先端部)を有するように形成し、頭部が先端部よりもクランプ本体の周方向中央側(例えば、クランプ本体を展開した場合に、クランプ本体の長さ方向中央側)に位置するように配置できる。また、回り止め係合部を、クランプ本体の周方向一方側部(クランプ本体の周方向中央又は中央部よりも周方向一端部側の部分であり、縮径時に操作ネジ側に移動する部分、あるいは周方向一端部及び縮径時に操作ネジ側に移動する部分)に設けることができる。保持係合部(より具体的には側部)と回り止め係合部(例えば、クランプ本体からホースの端縁と反対側に突出している)との周方向の係合により、あるいは、保持係合部による回り止め係合部の周方向の位置決めにより、ホースクランプ(例えば回転可能なホースクランプ)はホースに対して周方向に位置決めされて保持される。保持係合部は、例えば、クランプ取り付け部の長さ方向内側にあるいはクランプ取り付け部よりも長さ方向内側に設けられる。操作ネジは、例えば、クランプ本体に沿って配置される。このような構成では、クランプ本体を縮径させてクランプ取り付け部を締め付けるために、操作ネジの頭部(先端部と反対側)にドライバ(例えばエアドライバ)を押し付けると、クランプ本体はクランプ取り付け部に緩く嵌められて周方向に回ることができるので、回り止め係合部が、クランプ本体(回り止め係合部)の回る方向側に位置する側部(例えば側壁)に当接していなくても、回り止め係合部はこの側部に押し付けられることとなる。ここで、操作ネジを回転操作してクランプ本体を縮径させると、クランプ本体が回らなければ、回り止め係合部は、例えば操作ネジ側に移動して、クランプ本体の回る方向側に位置する側部又は押し付けられていた側部から離れるようにずれるが、クランプ本体は周方向に回ることができるので、ドライバの押圧力により、回り止め係合部は、この側部又はクランプ本体の回る方向側に位置する側部に押し付けられたままとなる。しかしながら、クランプ本体がクランプ取り付け部を締め付けるまで縮径すると、クランプ本体は、ドライバの押圧力を受けていても周方向に回転しないので、又は、ほとんど回転しないので、操作ネジの回転操作にしたがって、回り止め係合部は、押し付けられていた側部から離れるようにずれて移動する。そこで、クランプ本体の縮径操作が終了するまで、回り止め係合部が、押し付けられていた側部と反対側に位置する側部又はクランプ本体の回る方向側と反対側に位置する側部に当接しないように構成しておけば、ホースクランプのクランプ取り付け部への固定によりホースに変形が生じるのを効果的に防止することができる。ここでは、回り止め係合部は、ホースクランプの縮径作業が終了したとき、一対の側部の中間に位置(どちらの側部にも当接又は押し付けられないで位置)していることとなる。
クランプ本体をクランプバンドとし、周方向両端部又は周方向一端側部及び他端側部(周方向他端部及び隣接部)の重なり長さ又は交差長さの調整により、縮径又は拡径するように形成することができる。クランプバンドは、金属製薄肉ストリップあるいは金属製ワイヤ(例えば2本のワイヤを間隔を設けて平行に配置する)などを用いて形成される。
ところで、操作ネジを適切に回転操作してクランプ本体を適度に縮径させることはなかなか困難である。そして、クランプ本体の縮径の度合いが大きければ、ホース端部が傷付くおそれがあるし、縮径の度合いが小さければ、ホースとパイプ体との間の固定性あるいはシール性が不十分となってしまう。そこで、クランプバンドの周方向他方側部(クランプ本体の周方向中央又は中央部よりも周方向他端部側の部分又は周方向一方側部の反対側の部分)又は周方向他端側部に、あるいは操作ネジよりも周方向中央寄りの周方向他方側部に縮径ストッパ又はマーキングを設けておくことが好ましい。縮径ストッパ又はマーキングは、クランプバンドの周方向一端が縮径ストッパに当接するまで、またはマーキングの位置に達するまで操作ネジを操作してクランプバンドを縮径すれば、ホースのクランプ取り付け部を適度に締め付けることができるように設けられる。ここでは、一対の側部の周方向の間隔は、クランプバンドの周方向一端が縮径ストッパに当接したときに、またはマーキングの位置に達したときに回り止め係合部が、押し付けられていた側部と反対側に位置する側部又はクランプ本体の回る方向側と反対側に位置する側部に当接しないように設定される。すなわち、回り止め係合部は、クランプバンドの周方向一端が縮径ストッパに当接したとき、一対の側部の中間に位置していることとなる。このような構成により、クランプ本体が縮径してクランプ取り付け部を締め付けるように操作ネジを回転操作したときに、回り止め係合部が、押し付けられていた側部と反対側に位置する側部又はクランプ本体の回る方向側と反対側に位置する側部に当接しないようにすることができる。
本発明のホースクランプの保持構造を用いれば、締め付け作業に至るまで、ホースクランプを周方向にずれないように位置決めしてホースに嵌めておくことができ、かつ、ホースとパイプ体との密封性を損うことがないようにして締め付け作業を終了することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るホースクランプの保持構造を構成するためのホースの斜視図、図2はホースにホースクランプを嵌めて構成したクランプ付きホースの斜視図、図3はクランプ付きホースの側面図、図4は保持係合部個所の拡大図である。
ホース1は、自動車の燃料タンク周辺の燃料配管に使用されるものであり、ゴム層を主体としたガソリン燃料不透過性のホース本体3と、このホース本体3の端部に一体的に形成された嵌め付け部5と、から構成されている。そして、このようなホース1の嵌め付け部5にホースクランプ7が取り付けられることにより、クランプ付きホース9が構成される。
ホース1の嵌め付け部5は、長さ方向外側のクランプ部11と、長さ方向内側のシール部13とから構成され、クランプ部11は、長さ方向内側のクランプ取り付け部15と、開口縁部を形成する長さ方向外側の端縁部17とから構成されている。シール部13は全周にわたって径方向外側に膨らむように又は外周面が径方向外側に膨らむように形成され、このシール部13の内周に設けられた環状凹部19内にはシールリング21が嵌め付けられている(図3も参照)。環状の端縁部17は、半円形状又は半環形状(例えば2分の1の環状体)の基部23で、環状のクランプ取り付け部15(取り付け外面29)の外径とほぼ等しい外径を有するように形成されているが、基部23の反対側の半環形状(例えば2分の1の環状体)の保持形成部25で、周方向両端から対称に、徐々に径方向外側に膨らむように、より具体的には、外面又は外周面が、周方向両端から対称に、徐々に径方向外側に膨らむように形成されている。また、端縁部17の基部23の長さ方向内側縁部外周には、径方向外側に若干突出する薄肉の鍔部27が一体的に形成されていて、この鍔部27の周方向両端は、保持形成部25の周方向両側外周に達している。したがって、クランプ取り付け部15は、端縁部17とシール部13との間で、環状に凹んだ取り付け外面29を有している。保持形成部25では、周方向両端から周方向中央にかけて、クランプ取り付け部15又は取り付け外面29に対する突出量が漸次大きくなっている。なお、端縁部17の長さ方向外側内周は、大径に形成されている。
保持形成部25は、長さ方向外端面31が、周方向両端側を中心として長さ方向外側に多少傾斜するように又は倒れ込むように形成され、周方向両端から周方向中央に向かって次第に大きく長さ方向外側に突出する突出部33を有しているが、保持形成部25の周方向中央個所(取り付け外面29からの突出量が最も大きい部分)は、突出部33も含めて全長にわたって細い幅で切り欠かれて切断されていて、保持形成部25の周方向中央個所に形成された切り欠きによって、切断面35、35間に保持係合部37(径方向外端側は取り付け外面29よりも径方向外側に位置している)が形成されている。保持係合部37内には、径方向外側に(例えば、取り付け外面29よりも径方向外側に)、かつ、長さ方向内側に位置するように、開き防止用のスプール39が一体的に掛け渡されて形成されているが、このスプール39は、鍔部27の延長線に沿って位置するように、一方の切断面35から他方の切断面35に掛け渡されている(図4参照)。スプール39は端縁部17と同一のゴム材料で形成されている。なお、突出部33に形成されている部分のみを保持係合部ととらえることもできる。
ホース1のクランプ取り付け部15には、ホースクランプ7がホース長さ方向に位置決めされて取り付けられている。ホースクランプ7は、ステンレス等の金属製の可撓性を有するクランプバンド41(クランプ本体)と、このクランプバンド41の周方向一端部に設けられたバンド通しクランプ43(クランプハウジング)と、このバンド通しクランプ43のネジ収容部45に空回りするように、かつ、クランプバンド41の接線方向に延びるように収容された操作ネジ47と、操作ネジ47と直交する方向に延びるように、バンド通しクランプ43に一体的に設けられた回り止め係合部49と、から構成されていて、クランプバンド41の周方向他端部又は周方向他端側部には、幅方向に延びる係合スリット51がクランプバンド41の長さ方向(周方向)に連続的に多数本形成されている。クランプバンド41の周方向他端側部は、係合スリット51が操作ネジ47の雄ネジ部53と係合するように(係合スリット51は、雄ネジ部53と確実に係合又は螺合するように、幅方向に対して多少傾斜して設けられる場合が多い)、バンド通しクランプ43に通されていて、例えば頭部55のドライバ溝にエアドライバを係合させて操作ネジ47を回転させることにより、クランプバンド41の周方向他端側部のバンド通しクランプ43を相対的に通過する長さ、したがって、クランプバンド41の径を調整することができる。バンド通しクランプ43はクランプバンド41の一部ととらえることもできる。
回り止め係合部49は、バンド通しクランプ43から、操作ネジ47と直交する方向に延びる支持棒57と、この支持棒57の先端(外端)に一体的に設けられた、コ字状の差し込み保持部59と、から構成されていて、差し込み保持部59は、開放側が径方向内側を向くように、連結部61で支持棒57の先端に接続されている。ホースクランプ7は、回り止め係合部49あるいは支持棒57がホース1の端縁側に突出するようにクランプ取り付け部15に嵌められる。
ホースクランプ7は、拡径状態のクランプバンド41が環状の取り付け外面29内に入り込みあるいは嵌り込み(長さ方向のずれが抑制されるような状態を意味している)、差し込み保持部59が保持係合部37内に、より具体的には保持係合部37内の長さ方向外側に差し込まれるように、ホースクランプの保持構造を構成して、ホース1の嵌め付け部5に取り付けられる。環状の取り付け外面29の幅は、クランプバンド41の幅よりも若干広いので、クランプバンド41はホース長さ方向に遊びを有して取り付け外面29内に嵌っている。また、差し込み保持部59の幅は、保持係合部37の幅よりも若干狭いので、差し込み保持部59は周方向に遊びを有して保持係合部37内に入り込んでいる。
図5はホースクランプ7を締め付けた後のクランプ付きホース9の状態を示す側面図、図6はホースクランプ7を締め付けた後のクランプ付きホース9の状態を示す平面図である。
ホースクランプ7は、クランプバンド41が環状の取り付け外面29内に入り込み、差し込み保持部59が保持係合部37内に差し込まれた状態で、ホース1の嵌め付け部5に取り付けられているので、ホース1をパイプ体に嵌め付けるまでの間に、ホースクランプ7が、ホース長さ方向又は周方向にずれてしまうといったことはない。そして、ホース1をパイプ体63に嵌め付け、ホースクランプ7の操作ネジ47を回転操作してクランプバンド41を縮径させると、このクランプバンド41に締め付けられて、嵌め付け部5あるいはクランプ取り付け部15がパイプ体63に締め付けられる。クランプバンド41の縮径にともなって、回り止め係合部49が周方向に多少ずれ、差し込み保持部59が保持係合部37の切断面35に押し付けられた結果、端縁部17に歪みなどの変形が生じても、この変形によりシール部13の密封機能が影響を受けるといったことはない(図示の便宜上、回り止め係合部49は保持係合部37の周方向中央に表示されている)。特に、保持係合部37は、突出部33のうち、最も長さ方向外側に突出している部分で、あるいは、突出部33のうちの、最も長さ方向外側に突出している部分を含んだ箇所で、保持形成部25に形成され、差し込み保持部59も、保持係合部37の長さ方向外側と係合するように構成されているので、差し込み保持部59により生じる歪や変形は端縁部17内あるいは突出部33内に限定されることとなる。なお、クランプバンド41を縮径してホースクランプ7をホース1の端部に固定的に取り付けたときには、回り止め係合部49あるいは支持棒57及び差し込み保持部59は、支持棒57の付け根側を除いて、保持係合部37内に埋没している。そしてここでは、支持棒57が、例えば、スプール39よりも若干上側に位置するように、またはスプール39を押圧しないように、あるいは強く押圧しないように構成できる。
ところで、クランプバンド41を縮径してクランプ取り付け部15を締め付けると、クランプ取り付け部15が長さ方向に若干伸張し、その結果、端縁部17がホースクランプ7あるいは差し込み保持部59に対して長さ方向外側に、例えば相対的に、移動する(図5及び図6の矢印参照)。したがって、差し込み保持部59とスプール39との間隔が狭まるが、差し込み保持部59は、クランプバンド41の縮径前から縮径後にかけて、保持係合部37のうちの突出部33によって形成されている個所内に留まるように構成され、一方、スプール39は、保持係合部37の突出部33とは反対側に設けられているので、差し込み保持部59とスプール39とが接触することはない。
図7は本発明に係る別のホースクランプの保持構造を構成するための別のホースの斜視図、図8は別のホースに別のホースクランプを嵌めて構成した別のクランプ付きホースの斜視図、図9は別のクランプ付きホースの側面図である。
別のホース65も、自動車の燃料タンク周辺の燃料配管に使用されるものであり、ゴム層を主体としたガソリン燃料不透過性のホース本体67と、このホース本体67の端部に一体的に形成された嵌め付け部69と、から構成されている。そして、このようなホース65の嵌め付け部69に別のホースクランプ71が取り付けられることにより、別のクランプ付きホース73が構成される。
ホース65の嵌め付け部69は、長さ方向外側の筒状部75と、長さ方向内側の大径部77とから構成され、筒状部75の外周面の長さ方向外端側には、位置決め環状突起79が一体的に設けられている。嵌め付け部69の大径部77は、位置決め環状突起79と同一又はほぼ同一の外径を有し、位置決め環状突起79との間に、筒状部75の外周面の長さ方向内側を底部とする環状のクランプ取り付け部81を構成しているが、この大径部77では、長さ方向内端部の外周面がホース本体67の外周面に向かってテーパ状に縮径するように形成されている。大径部77の内周には環状凹部82が形成されていて、この環状凹部82内には、パイプ体84との間を密封するシールリング86が嵌め付けられている。
大径部77の長さ方向外端部の外周面には、周方向所定個所で係合凹部(保持係合部)83が形成されている。係合凹部83は、大径部77の長さ方向外端部の外周面に、周方向に間隔を有して一体的に設けられた一対の突出部85、85間に形成されていて、それぞれの突出部85の内面が、回り止め用の側部又は側壁を形成している。そして、周方向一方側(クランプバンド87の周方向中央又は周方向他端から周方向一端部88側に向かう方向側)の突出部85(図10の右側の突出部85)の内面は、ホース長さ方向に沿うように形成されているが、周方向他方側(クランプバンド87の周方向中央又は周方向一端から周方向他端部90側に向かう方向側)の突出部85(図10の左側の突出部85)の内面は、ホース長さ方向内側に向って開くようにほぼ3度乃至5度傾斜している。
ホース65の環状のクランプ取り付け部81内には、ホースクランプ71がホース長さ方向に位置決めされて取り付けられている。ホースクランプ71は、ステンレス等の金属製の可撓性を有するクランプバンド87(クランプ本体)と、このクランプバンド87の周方向他端部90に設けられたバンド通しクランプ89(クランプハウジング)と、このバンド通しクランプ89のネジ収容部91に空回りするように、かつ、クランプバンド87の接線方向に延びるように収容された操作ネジ93と、この操作ネジ93の径方向反対側よりも周方向一方側で、あるいは、周方向一方側部94で、クランプバンド87に一体的に設けられた回り止め係合部95と、から構成されていて、クランプバンド87の周方向一端側部92又は周方向一端部88には、幅方向に延びる係合スリット97がクランプバンド87の長さ方向に連続的に多数本形成されている。クランプバンド87の周方向一端側部92は、係合スリット97が操作ネジ93の雄ネジ部99と係合するように(係合スリット97は、雄ネジ部99と確実に係合又は螺合するように、幅方向に対して多少傾斜して設けられる場合が多い)、バンド通しクランプ89に通されていて、例えば頭部101のドライバ溝にエアドライバを係合させて操作ネジ93を回転させることにより、クランプバンド87の周方向一端側部92のバンド通しクランプ89を相対的に通過する長さ、したがって、クランプバンド87の径を調整することができる。バンド通しクランプ89はクランプバンド87の一部ととらえることもできる。操作ネジ93は、頭部101が周方向一方側(図10の下側)に、先端部102が周方向他方側(図10の上側)に位置するように配置されている。すなわち、クランプバンド87の展開状態で、頭部101が、先端部102よりも、クランプバンド102の長さ方向中央寄りとなるように、操作ネジ93は配置されている。ここでは、先端部102は、クランプバンド87の周方向他端とほぼ一致するように配置されている。
回り止め係合部95は、プレート体又は薄肉プレート体として形成され、周方向中間で、より具体的には、周方向一方側部94で、クランプバンド87の表面に固定された正方形又は長方形状の基部103と、この基部103の内端に一体的に設けられた係合本体105と、から屈曲形成され、係合本体105は、基部103の内端から径方向外側に立ち上がる立ち上がり部107と、この立ち上がり部107の外端からホース長さ方向に延びる長さ方向部109と、を有している。長さ方向部109は、付け根側のわずかの部分を除いて全体で、周方向両側が外側に折り返されて、断面コ字状の回り止め部111を形成している。回り止め部111は、クランプバンド87よりも長さ方向内側に位置している。
クランプバンド87には、周方向他端側部110で、縮径ストッパ113が設けられている。縮径ストッパ113は、クランプバンド87に半円状の切り込み115を形成し、この切り込み115の内側部分を外側に折り曲げることにより形成されていて、クランプバンド87の周方向一端116と当接してクランプバンド87のそれ以上の縮径を阻止するように構成されている。
ホースクランプ71は、拡径状態のクランプバンド87が環状のクランプ取り付け部81内に入り込み、回り止め係合部95の回り止め部111が係合凹部83内に収容され、別のホースクランプの保持構造を構成して、ホース65の嵌め付け部69に取り付けられる。環状のクランプ取り付け部81の幅は、クランプバンド87の幅よりも若干広いので、クランプバンド87はホース長さ方向に遊びを有して環状のクランプ取り付け部81内に入り込んでいる。また、回り止め係合部95の回り止め部111の幅は、係合凹部83の幅、間隔又は周方向間隔(最も狭くなっている個所の幅)の2分の1又はほぼ2分の1となっているので、回り止め部111は周方向に移動できるように係合凹部81内に収容されている。
図10は別のホースクランプ71を縮径させる場合の回り止め係合部95の動きを説明するための図である。
ホースクランプ71は、クランプバンド87が環状のクランプ取り付け部81内に配置され、回り止め部111が係合凹部83内に入り込んだ状態で、ホース65の嵌め付け部69に取り付けられているので、ホース65をパイプ体84に嵌め付けるまでの間に、ホースクランプ71が、ホース長さ方向又は周方向に、許容範囲を超えてずれてしまうといったことはない(図8参照)。そして、ホース65をパイプ体84に嵌め付け、ホースクランプ71の操作ネジ93の頭部101にエアドライバを押し付けると、例えば、ホースクランプ71は、回り止め部111が周方向他方側に位置する突出部85の内面に当接するまで回転する(図8は、ホースクランプ71が、当初、仮想線で示すように位置し、エアドライバで押されて実線で示すように回転したことを示すが、ホースクランプ71は必ずしも仮想線で示すように位置しているとは限らない)。そして、操作ネジ93を回転操作してクランプバンド87を縮径させると、例えばクランプバンド87の内径とクランプ取り付け部81の外径とが等しくなって、このクランプバンド87がクランプ取り付け部81の締め付けを開始する(図10(a)参照)。そうすると、回り止め部111は、周方向一方側にずれて移動し、操作ネジ93は周方向他方側にずれて移動する(図10(b)参照:操作ネジ93が回転操作されても、クランプバンド87の内径がクランプ取り付け部81の外径よりも大きい場合は、回り止め部111は周方向他方側に位置する突出部85の内面に押し付けられたままとなっている)。操作ネジ93の回転操作は、クランプバンド87の周方向一端116が縮径ストッパ113に当接し、クランプバンド87をそれ以上縮径させることができなくなるまで行われる。ここでは、クランプバンド87がクランプ取り付け部81の締め付けを開始するとき(すなわち、図10(a)に示されるように、クランプバンド87の内径とクランプ取り付け部81の外径とが等しくなったとき)における、クランプバンド87の周方向一端116と、縮径ストッパ113との周方向間隔(A)は、クランプバンド87がクランプ取り付け部81の締め付けを開始してから締め付けを終了するまでの間の、回り止め部111の周方向一方側への移動距離(B)と、クランプバンド87がクランプ取り付け部81の締め付けを開始してから締め付けを終了するまでの間の、操作ネジ93の周方向他方側への移動距離(C)との和に等しい、又はほぼ等しいこととなるが、これらの移動距離(B)及び(C)は、互いに等しいものと考えることができる。クランプバンド87の周方向一端116が縮径ストッパ113に当接したときには(締め付け作業が終了したときには)、回り止め部111は、周方向一方側の突出部85の内面手前で停止しているが、このように構成するためには、回り止め部111の幅と移動距離(B)との和よりも、一対の突出部85の内面の間隔又は周方向の間隔を大きくしておけばよい。なお、移動距離(B)は、バンド通しクランプ89の中央位置(図10(a)の符号118参照)から縮径ストッパ113までの周方向距離−(クランプバンド87の展開時の全長−クランプ取り付け部81の締め付け前の外周長さ−クランプバンド87の周方向他端からバンド通しクランプ89の中央位置118までの周方向長さ)の値の半分とすることができる。図9は、例えば図10(a)に示す状態の側面図である。
ここで、縮径ストッパ113に代えて、縮径ストッパ113と同一の箇所で、着色部や凹凸部などのマーキングをクランプバンド87に設けておき、クランプバンド87の周方向一端116がマーキングの位置に達するまで、クランプバンド87を縮径させるように構成することもできる。
本発明のホースクランプの保持構造を用いれば、燃料タンク周辺などの狭い場所でも、十分な密封性を確保して、簡単にホースをパイプ体に接続できる。
本発明に係るホースクランプの保持構造を構成するためのホースの斜視図である。 ホースにホースクランプを嵌めて構成したクランプ付きホースの斜視図である。 クランプ付きホースの側面図である。 保持係合部個所の拡大図である。 ホースクランプを締め付けた後のクランプ付きホースの状態を示す側面図である。 ホースクランプを締め付けた後のクランプ付きホースの状態を示す平面図である。 本発明に係る別のホースクランプの保持構造を構成するための別のホースの斜視図である。 別のホースに別のホースクランプを嵌めて構成した別のクランプ付きホースの斜視図である。 別のクランプ付きホースの側面図である。 別のホースクランプを縮径させる場合の回り止め係合部の動きを説明するための図である。
符号の説明
1、65 ホース
7、71 ホースクランプ
15、81 クランプ取り付け部
37、83 保持係合部
41、87 クランプバンド(クランプ本体)
49、95 回り止め係合部

Claims (14)

  1. 環状のクランプ本体に回り止め係合部が形成されたホースクランプと、前記クランプ本体がホース端部のクランプ取り付け部に嵌められたときに、前記回り止め係合部と周方向で係合する、前記ホースに設けられた保持係合部と、を有するホースクランプの保持構造であって、
    前記保持係合部は、前記ホースの端縁部に設けられている、ことを特徴とするホースクランプの保持構造。
  2. 前記回り止め係合部は、前記クランプ本体から前記ホースの端縁側に突出している、ことを特徴とする請求項1記載のホースクランプの保持構造。
  3. 前記ホースの前記端部内周には、シール部材又はシール部が設けられていて、
    このシール部材又はシール部は、前記クランプ取り付け部よりも長さ方向内側に配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2記載のホースクランプの保持構造。
  4. 前記保持係合部は、前記ホースの前記端縁部に形成された切り欠きである、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載のホースクランプの保持構造。
  5. 前記切り欠きには、開き防止用のスプールが掛け渡されて形成されている、ことを特徴とする請求項4記載のホースクランプの保持構造。
  6. 前記スプールは、前記切り欠きの長さ方向内側に設けられ、前記回り止め係合部は、前記クランプ本体が前記クランプ取り付け部に嵌められたときに、前記切り欠きの長さ方向外側と係合している、ことを特徴とする請求項5記載のホースクランプの保持構造。
  7. 前記回り止め係合部は、前記クランプ本体を縮径させて前記クランプ取り付け部を締め付けたときに、前記スプールに接触しないように形成されている、ことを特徴とする請求項5記載のホースクランプの保持構造。
  8. 前記ホースの端縁に、長さ方向に突出する突出部を形成し、前記保持係合部をこの突出部に設けた、ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のホースクランプの保持構造。
  9. 環状のクランプ本体に回り止め係合部が形成されたホースクランプと、前記クランプ本体がホースの端部のクランプ取り付け部に嵌められたときに、前記回り止め係合部と周方向で係合する、前記ホースに設けられた保持係合部と、を有するホースクランプの保持構造であって、
    前記クランプ本体は、周方向一端部及び周方向他端部を有し、前記周方向一端部又は周方向一端側部と係合して前記クランプ本体を縮径及び拡径させる操作ネジを前記周方向他端部に備え、
    前記操作ネジは、前記クランプ本体の接線方向又はほぼ接線方向に延びるように配置され、
    前記保持係合部は、周方向で向かい合う一対の側部を有し、 前記回り止め係合部を、周方向に移動可能に前記一対の側部の間に収めて、周方向に位置決めするように形成され、
    前記一対の側部の周方向の間隔は、前記クランプ本体が縮径して前記クランプ取り付け部を締め付けるように前記操作ネジを回転操作したときに、前記回り止め係合部が、前記一対の側部の中間に位置するように設定されている、ことを特徴とするホースクランプの保持構造。
  10. 前記操作ネジは、頭部及び先端部を有し、前記頭部が前記先端部よりも前記クランプ本体の周方向中央側に位置するように配置され、
    前記回り止め係合部は、前記クランプ本体の周方向一方側部に設けられている、ことを特徴とする請求項9記載のホースクランプの保持構造。
  11. 前記回り止め係合部は、前記クランプ本体から前記ホースの端縁と反対側に突出している、ことを特徴とする請求項9又は10記載のホースクランプの保持構造。
  12. 前記クランプ本体は、クランプバンドであり、周方向両端部又は周方向一端側部及び他端側部の重なり長さ又は交差長さの調整により、縮径又は拡径するように形成されている、ことを特徴とする請求項9、10又は11記載のホースクランプの保持構造。
  13. 前記クランプバンドの周方向他方側部又は周方向他端側部には縮径ストッパ又はマーキングが設けられていて、
    前記クランプバンドの周方向一端が前記縮径ストッパに当接するまで、または前記マーキングの位置に達するまで前記操作ネジを操作して前記クランプバンドを縮径し、前記クランプ取り付け部を締め付けるように構成されている、ことを特徴とする請求項12記載のホースクランプの保持構造。
  14. 前記一対の側部の周方向の間隔は、前記クランプバンドの前記周方向一端が前記縮径ストッパに当接したときに、あるいは前記マーキングの位置に達したときに、前記回り止め係合部が、前記一対の側部の中間に位置するように設定されている、ことを特徴とする請求項13記載のホースクランプの保持構造。
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