JPH06296589A - 医療システム - Google Patents

医療システム

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JPH06296589A
JPH06296589A JP5211564A JP21156493A JPH06296589A JP H06296589 A JPH06296589 A JP H06296589A JP 5211564 A JP5211564 A JP 5211564A JP 21156493 A JP21156493 A JP 21156493A JP H06296589 A JPH06296589 A JP H06296589A
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JP
Japan
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tube
endoscope
water supply
suction
cable
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JP5211564A
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English (en)
Inventor
Hibiki Imagawa
響 今川
Koichi Tatsumi
康一 巽
Akinobu Uchikubo
明伸 内久保
Mamoru Kaneko
守 金子
Kuniaki Kami
邦彰 上
Akihiro Taguchi
晶弘 田口
Akio Nakada
明雄 中田
Shuichi Takayama
修一 高山
Shirou Bitou
士郎 備藤
Toshiaki Noguchi
利昭 野口
Tetsumaru Kubota
哲丸 窪田
Koji Tanigawa
廣治 谷川
Shinkichi Tanizawa
信吉 谷沢
Shinichi Nishigaki
晋一 西垣
Kenji Yoshino
謙二 吉野
Masaaki Hayashi
正明 林
Yasuhiko Omagari
泰彦 大曲
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手術室内で内視鏡下のもとで検査・処置等を
行う場合、ケーブルセッティングの容易化、手術室の省
スペース化、及び術者が自由かつスムーズに手術室内を
移動できように改善すること。 【構成】 内視鏡用光源装置3と、気腹装置5と、送水
・吸気装置6等とを一カ所にまとめたシステムラック
と、内視鏡等とからなる内視鏡システムであって、前記
複数の装置と、前記内視鏡及び前記機器との間を接続す
る複数の接続ケーブルやチューブを一括してまとめたユ
ニバーサルケーブル20を有する。また、別のシステム
では、各チューブ111をまとめて収容するためのチュ
ーブ状の収容部材114を設け、その収容部材114の
両端にそれぞれ取付け部材115,116を設けてい
る。この部材115,116は、カート102及び治療
台105への取付けが可能となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば内視鏡等を用い
て生体を観察したり治療等する医療システムに関に関す
る。
【0002】
【従来の技術】体腔内臓器等の診断や検査に際し、治療
具として内視鏡が用いられる。この内視鏡には、先端に
CCD等の固体撮像素子を設けた電子内視鏡もある。
【0003】医療分野では、内視鏡以外にも、治療用の
処置具として止血用のヒートプローブや切除器具として
のレーザメスなどが用いられる。
【0004】これらの内視鏡や処置具を扱う場合、操作
性や収納性の向上を図るべく、それらの機器および処置
具を1つのシステムとしてまとめ、集中的な制御および
管理を行うことが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に、腹腔鏡下胆嚢
摘出術(laparoscopic cholecystectorny)等の内視鏡
下外科手術では、現在のところ最低でも7種類から8種
類の機器が使用される。このため、手術室内には、各機
器と処置具とを接続するためのチューブやケーブル等の
接続手段が多数本にわたって存在し、しかもそれらが不
潔域と清潔域の区別なく交錯する。
【0006】このため、たとえ機器や処置具が1つのシ
ステムとして構築されても、雑多な雰囲気の中で治療が
進められることになり、チューブやケーブルが邪魔とな
って術者が手術室内を自由かつスムーズに移動できない
という不具合を生じる。あるいは装置からの排気が清潔
環境を害すること、またケーブルが多いことによる術前
のセッティングおよび術後の後片付けが非常に煩わし
く、看護婦による多くの労力が必要になる。特に、懸案
事項となっているのはチューブやケーブルの後片付けで
ある。
【0007】チューブ類を使用する機器としては、例え
ば腹腔内洗浄用の送水(Irrigation)/吸引(Suctio
n)ポンプ(チューブ2本)、内視鏡先端の洗滌を行う
内視鏡対物レンズ洗滌ユニット(チューブ2本)、腹空
内視野確保のための気腹装置(チューブ1本)、高周波
メス等を使用した際に発生する煙を除くための排煙ユニ
ット(チューブ1本)などがある。
【0008】また、硬性鏡を用いた手技において、その
手技で用いられる従来の機器は10種類程度になるが、
それぞれの機器の制御は、機器単体で行うものばかりで
システム的な操作性が著しく悪かった。特に、手術室内
では手術ベッドの回りに複数の機器が無秩序に並べられ
ており、その操作は、困難を極めていた。そのため、手
術室における複数機器の操作をより簡便にすることが、
望まれている。
【0009】前述のように、例えば外科手術を行うため
の医療システムは、ケーブルの引き回しにより術者が、
自由かつスムーズに手術室内を移動できないこと、ある
いはケーブルが多くて、セッティングが面倒であるこ
と、手術室の省スペース化等が望まれている。
【0010】本発明の目的は、チューブやケーブル等の
複数の接続手段の交錯や雑多な配線の引き回しを解消す
ると共に、ケーブル等の接続手段のセッティングや後片
づけの容易化、手術室の省スペース化、及び術者が自由
かつスムーズに室内を移動できように改善された医療シ
ステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、観察、検査ま
たは処置の少なくとも一つを生体に対して行うために、
前記生体側に配置される複数の第1の医療機器と、前記
生体と離れた位置に配置され且つ前記第1の医療機器と
接続される第2の医療機器と、前記第1の医療機器と前
記第2の医療機器とを接続する複数の接続手段とを有す
る医療システムであって、前記接続手段の本数より少な
い本数に前記接続手段をまとめて収容または結束する手
段を有する。
【0012】
【作用】前記構成で、収容または結束する手段により、
複数の接続手段のその本数より少ない本数に前記接続手
段をまとめて収容または結束した状態で、前記第1の医
療機器と第2の医療機器とに接続される。
【0013】
【実施例】図を参照して本発明の実施例について、以下
に説明する。図1は本発明の第1実施例に係る内視鏡シ
ステムのユニバーサルケーブルの斜視図、図2は装置本
体の斜視図、図3は腹腔鏡下胆嚢摘出術に適用される内
視鏡システムの全体構成図である。
【0014】医療システムは、種々の構成やバリエーシ
ョンがあるが、そのシステムの一例を基に、本実施例に
ついて説明する。本実施例の医療システムは内視鏡を有
する内視鏡システムである。この内視鏡システムは、図
示しない第1の医療機器としてのファイバー式光学内視
鏡と、前記内視鏡の接眼部に接続された図示しない第1
の医療機器としての外部カメラと、図2に示すように内
部に第2の医療機器としての各種装置を内臓したシステ
ムラックを有する装置本体2と、図示しないナース用の
作業台と、図示しない患者を載せる図示しない手術台
と、内視鏡画像を表示する図示しないモニタ(CRT)
とを有している。尚、内視鏡は光学式に限らず、電子内
視鏡でも良い。この構成の場合、外部カメラは不要であ
る。
【0015】前記装置本体2のラック内には、前記内視
鏡に照明光を供給する光源装置(L.S.)3と、前記
外部カメラを駆動し且つその出力信号を標準的な映像信
号に変換処理する外部テレビカメラ制御装置(OTV)
4と、各種処置用の装置等を内蔵している。前記各種処
置用の装置としては、図2に示すように、後述するガス
源に接続されていると共に体内に送ガスを行うための気
腹装置(Insuff)5と、図示しない送水源及び吸
引ポンプを内蔵した送水・吸引装置(Irr・Suc)
6と、高周波メス(H.F.)装置7とレーザメス装置
8とがある。
【0016】前記気腹装置5は、内視鏡の視野を確保す
るため、患者の体内に気体を送るための装置である。送
水・吸引装置6は、患者の体内を洗浄したり、メスによ
り切りとられた体内組織を吸引したりするのに用いられ
る。前記送水源は一般にポンプと送水タンクとからな
る。
【0017】また、前記装置本体2の上面には、その一
端部近傍に、コントロールパネル部9を突設している。
このコントロールパネル部9には、前記各種機器を統括
的に制御するための操作を行う操作パネル10と、操作
内容等の表示を行う表示パネル11とを配置している。
【0018】さらに、前記装置本体2のラックには、各
種装置を集中的に制御する図示しないコントローラを収
納している。このコントローラと、表示パネル、操作パ
ネル、及び前記各種装置とは、通信ケーブルで結ばれて
いる。通信方式は、GPIBでもRS232Cでも、ま
たそれ以外の方式でもよい。
【0019】前記装置本体2に内臓された機器の前面に
は、それぞれ出力コネクタが配置されている。これら各
出力コネクタには、下述するケーブルの一端部が接続さ
れるようになっている。
【0020】前記光源装置3と前記内視鏡とは、接続手
段としてのライトガイド・ケーブル12で接続されてい
る。前記外部カメラと外部テレビカメラ制御装置(OT
V)4とは、接続手段としてのTV用信号ケーブル13
で接続されている。また、気腹装置(Insuff)5
を介してガス源と、前記内視鏡の送気チャンネルとは、
接続手段としての送気チューブ14で連通されている。
送水・吸引装置6の送水源と、前記内視鏡の送水チャン
ネルとは、接続手段としての送水チューブ15で接続さ
れている。送水・吸引装置6のポンプと、前記内視鏡の
吸引チャンネルとは、接続手段としての吸引チューブ1
6で接続されている。尚、気腹装置5及び送水・吸引装
置6は、内視鏡のチャンネルを用いず、それぞれ独立し
たプローブでも良い。
【0021】さらに、高周波メス装置7には、図示しな
い高周波メスの電極と接続されるHF電極コード17、
及び患者側のプレートに接続されるHF.Pコード18
が接続されるようになっている。前記レーザメス装置8
には、図示しないレーザープローブに接続されるレーザ
光伝送用ケーブル19が接続されるようになっている。
【0022】図1に示すように、ライトガイド・ケーブ
ル12、信号ケーブル13、送気チューブ14、送水チ
ューブ15、吸引チューブ16、HF電極コード17、
HF.Pコード18、及びレーザ光伝送用ケーブル19
は、ユニバーサルケーブル20として、収容手段として
の収容部材に覆われ一本のケーブルに一括してまとめら
れている。
【0023】ユニバーサルケーブル20は、その両端部
側では、前記各装置の出力コネクタに取付けるために、
また術者の使い勝手がよいように、各構成ケーブルがそ
れぞれ分離、独立している。
【0024】また、ユニバーサルケーブル20は、図2
に示すように、高周波メス用のHF.Pコード18は、
他機器のケーブルより手前で分岐させており、使い勝手
をよくしている。すなわち、このHF.Pコード18
は、その他端が、機器に接続されるのではなく、患者に
接続されるためである。
【0025】尚、前記操作パネル10及び表示パネル1
1は、装置本体から離れた所でコントロールできるよう
に構成しても良い。
【0026】本実施例では、ケーブル等の複数の接続手
段を収容部材で覆われたユニバーサルケーブル一本にま
とめられており、接続手段の交錯や雑多な配線の引き回
しを解消している。すなわち本実施例は、ケーブル等の
接続手段の配線引き回し(セッティング)が容易となっ
ている。
【0027】本実施例は、第2の医療機器は一つのラッ
クに収納されており、ケーブル等の接続手段の接続箇所
がラックに集中しているので、接続(セッティング)が
容易である。また本実施例は、ラックとユニバーサルケ
ーブルとそれぞれ一つにまとめられているので、手術室
の省スペース化が図られ、且つ術者が自由かつスムーズ
に手術室内を移動できるように改善されている。
【0028】本実施例のシステムは、ラックや接続手段
を一つにまとめたものであるが、接続手段は、その本来
の本数よりも少なくまとめれば、それだけで手術室内の
雑多な状況が解消され、術者は動き易くなる。このこと
に加えて、後述の実施例で述べるように、接続手段の種
類や機能毎にまとめることも有効である。また、後述の
実施例のように第2の医療機器の種類や機能に応じて、
ラックを二つ以上配置し且つそれに合わせて接続手段を
まとめることも、操作性や機器の配置の認識の容易さ等
の効果があり有効である。
【0029】図3は腹腔鏡下胆嚢摘出手術に適用された
本実施例の内視鏡システムを示してある。その他、図1
及び図2と構成及び作用が同じものについては同じ符号
を付して説明を省略すと共に、異なる点についてのみ説
明する。
【0030】本内視鏡システムは、前記ファイバ式内視
鏡に代えてリレーレンズ系を有する硬性内視鏡28を有
している。硬性内視鏡28の接眼部には外部カメラ29
が接続されている。硬性内視鏡28や後述のトラカール
等は、患者26の体内に配置され使用されるが、外部カ
メラ29は体外に配置されて使用される。
【0031】また送水・吸引装置6は、内視鏡のチャン
ネルではなく送水・吸引プローブ40に、前記送水チュ
ーブ15及び吸引チューブ16を介して接続されてい
る。
【0032】第1のトラカール37には前記内視鏡28
が挿入されている。第1のトラカール37の口金には気
腹チューブ14が接続されている。また、内視鏡28の
ライトガイドコネクタには光源装置3からのライトガイ
ド12が、さらにTVカメラアダプタにはカメラ制御装
置4からの信号ケーブル13が接続されている。
【0033】同様に、第2のトラカール38には高周波
メス47が挿入されている。高周波メス47のコネクタ
には、高周波メス装置7からのHF電極コード17が接
続されている。また、HF.Pコード18は、手術台2
1の上に載置された患者26のプレートに接続されてい
る。
【0034】第3のトラカール39には、前記送気吸引
プローブ40が挿入され、その口金には送水・吸引装置
からの送水チューブ15、及び吸引チューブ16が接続
されている。
【0035】レーザープローブ48のコネクタには、前
記レーザメス装置8からのレーザ光伝送用ケーブル19
が接続されている。
【0036】図4及び図5は本実施例の変形例に係り、
図4は装置本体の構成図、図4はユニバーサルケーブル
の構成図である。
【0037】本変形例の装置本体22は、図4に示すよ
うに、その上面に、前記各装置の各出力コネクタを一カ
所に集中させた集中コネクタ部23を配置している。集
中コネクタ部23は、前記各出力コネクタと同様の機能
を一カ所に集中させたものである。
【0038】また、本変形例のユニバーサルケーブル2
4は、図1に示すユニバーサルケーブル20と異なり、
装置本体側端部が図5に示すようになっている。すなわ
ち、このケーブル24の装置本体側端部は、ユニバーサ
ルコネクタ24aとなっている。このユニバーサルコネ
クタ24aは、前記集中コネクタ部23に着脱自在に接
続するようになっている。
【0039】尚、ライトガイドケーブル12は、例えば
数カ所に渡って接続する必要がある場合、つまり集中コ
ネクタ部23で中継しているので、光量・色調が問題と
なることもある。そこで、前記出力コネクタとしての光
源コネクタ3aの近傍に、各出力コネクタを集めるよう
に構成してもよい。そして、ライトガイドケーブル12
は、光源コネクタ3a以外のカ所での中継を無くすよう
に構成する。
【0040】また、前記装置本体22は、集中SW(ス
イッチ)25をラック前面上部に配置している。この集
中SW25は、すべての装置のオートチェック、標準設
定を行うためのものであり、その設定の制御は、前記コ
ントローラが行うようになっている。すなわち、集中S
W25のONにより、前記コントローラが、すべての装
置のオートチェック、及び標準設定の指示を各装置に与
えるようになっている。
【0041】本変形例の装置本体22では、例えば集中
SW25により、前記出力コネクタと、集中コネクタ2
3とを選択的に使用できるようになっている。
【0042】その他の構成及び作用効果は、前記実施例
と同様で、説明を省略する。
【0043】図6は、図5に示すユニバーサルケーブル
の変形例に係る構成図である。
【0044】図6に示すユニバーサルケーブル27は、
吸引、送水、気腹用の3本のチューブを装置本体端部側
の中途で分岐させたものである。
【0045】尚、前記吸引チューブ16の端部は、ディ
スポ(disposable)であるので取り外せるように、ユニ
バーサルケーブル27の外側に固定できるようにしても
よい。また、送水チューブ15も同様にしてもよい。
【0046】あるいは、吸引、送水、気腹のチューブと
しては一本のチューブを用意し、ラック側に切り換えS
W(スイッチ)を設け、このSWによりチューブの切り
換えを行うようにしてもよい。この構成の場合、例えば
電磁弁、三方活栓等を使用する。そして、吸引の後の送
水、送水の後の気腹等、チューブ残量物を完全に吸引し
てから、次工程に入ることが望ましい。
【0047】図7には、図1に示す表示・操作パネルの
別の構成を示している。
【0048】図7に示す表示操作BOX30は、図1及
び図2に示す操作パネル10、表示パネル11を装置本
体から離れた所に配置したものである。この表示操作B
OX30は、パネル10,11と同様の表示とコントロ
ールができるように構成したものである。表示操作BO
X30は、医師が操作するためのものであり、その側部
には、前記各装置の出力コネクタを有している。また、
表示操作BOX30は、滅菌可能にするか、あるいは滅
菌カバーをかぶせることが必要である。表示操作BOX
30と、前記装置本体との間は、一本のユニバーサルケ
ーブル31で接続する。
【0049】尚、ユニバーサルケーブルは、BOX内で
リール式に巻き取るようにしてもよい。
【0050】図8には、内視鏡システムの電気的な構成
ブロック図を示している。
【0051】この内視鏡システムは、使おうとしている
機器をセンシングし、その機器の操作内容やスイッチの
設定状況等をモニタに表わす構成となっている。この内
視鏡システムのうち、図1及び図2に示す構成と共通の
構成については、同じ符号を付して、説明を省略する。
【0052】前記送水・吸引装置6、高周波メス装置
7、及びレーザーメス装置8には、コントローラ32が
接続されている。コントローラ32は、前記実施例で述
べたように各機器を統括的に制御するものである。この
コントローラ32には、スイッチSW1,SW2,SW3
を有するフットスイッチ33が接続されている。
【0053】また、送水・吸引装置6、高周波メス装置
7、及びレーザーメス装置8には、それぞれ送水・吸引
プローブ34,高周波メス35,レーザープローブ36
が接続されている。
【0054】フットスイッチ33の各SW1〜3は各器共
通であり、現状の機能が表示パネル11上で表示される
ようになっている。例えば操作パネル10の指示によ
り、高周波メスの使用可能状態(選択)となっている場
合、モニタの表示Aに示すように、SW1が切開、SW2
が混合、SW3が凝固の機能を有するようになっている
(図中表示Aの下部参照)。SW1〜3の機能決定は、操
作パネル10の指示に基づいて、コントローラ32によ
って行われる。また、例えばSW1がONされた場合、
表示の“○切開”が、“●切開”に変化する。他も同様
である。
【0055】また、レーザーメスの使用可能状態となっ
ている場合、表示パネル11の表示Bに示すように、S
W2がレーザー照射、SW1、SW3がニュートラル(機
能配分無し)となっている。また、このとき、レーザの
出力と照射時間、例えば30W,1secも同時に表示
されている。
【0056】さらに、送水・吸引の使用可能状態となっ
ている場合、表示パネル11の表示Cに示すように、S
W1が送水、SW3が吸引、SW3がニュートラルとなっ
ている。また、このとき送水・吸引のレベルも同時に表
示されるようになっている。
【0057】尚、使用機器は、術者がもったことを自動
的にセンシングするように構成してもよいし、術者がハ
ンドピース上のSWを押すことによりセンシングするよ
うにしてもよい。また、安全機能として、ハンドピース
に設けたSWを押しながらでないとフットスイッチ33
の各SWが入らないようにすることもできる。
【0058】図9には図1に示す装置本体2に内蔵した
装置の背面の構成を示している。
【0059】内臓された各装置は、冷風口の向きを一方
向に揃えて配置してある。図示例では、背面側に配置し
てある。尚、すべて側面に配置しても良い。あるいは、
ダクトを用いて一括して、外部へ排出するようにしても
良い。
【0060】図10には、装置本体2のラック内に設け
たCO2ボンベの構成を示してある。図10に示す本体
装置2内のCO2ボンベ41,42は気腹用のものであ
る。このCO2ボンベ41,42は、気腹器口金43と
容易に着脱できようになっており、交換可能となってい
る。図10(a)に示すように、CO2ボンベ41,4
2は、気腹口金43を接続した接続パイプ44を介し
て、前記気腹装置(Insuff)5へ接続されるよう
になっている。
【0061】前記気腹器口金43は、1本目がなくなる
と、自動的に2本目に連通するように構成されている。
このため、気腹器口金43は、図10(b)に示すよう
に、その管路中に、管路内のガス圧によりボンベの内圧
を検知するガス残量測定手段45と、ボンベの選択を行
う管路切り替え手段46とを有している。切り替え手段
46の切り替えは、ガス残量測定手段45からの信号で
管路切り換え手段46を作動させることにより行ってい
る。つまり、前記コントローラは、残量測定手段45か
らの信号により、管路切り換え手段46の切り替えを指
示している。尚、気腹装置5からの情報により、管路を
切り換えることも可能である。
【0062】図11及び図12は、手術室の具体的なレ
イアウトを示す。
【0063】図11に示す手術室内51には、システム
カート52、手術(オペ)台53、セントラル・コント
ロール・ユニット(CCU)54、麻酔器55等が配置
されている。尚、符号57は、トレイである。
【0064】手術台53の前(頭)部近傍に配置された
システムカート52と、手術台53の側部近傍に配置さ
れたCCU54とは、ユニバーサルケーブル59で接続
されている。このユニバーサルケーブル59は、例えば
天井に配置された架台60に導かれて、敷設されてい
る。
【0065】この内視鏡システムでは、手術台53上の
患者58の頭側にシステムカート52を置き、CCU5
4にて遠隔操作を行うようになっている。
【0066】図13に示す図表1は、システムカート5
2側へ収納もしくは配置する機器または機能と、CCU
54側へ収納もしくは配置する機器または機能の配分図
表である。
【0067】この図表1には、配分の例が1から5まで
示されている。図表中、CRTは、モニタのことであ
る。また、VTRは、内視鏡画像記録用のビデオデッキ
のことである。Displayは、後述する医師用のモ
ニタのことである。また、Pump(ポンプ)と略記し
てあるものは、送気源を含めた送水・吸引装置のことで
ある。さらに、セントラルコントロール機能とは、各機
器を集中的に制御する機能のことである。その他、前記
実施例と同様の構成については同じ略号を用いており、
説明を省略する。
【0068】例1では、すべての機器及び機能が、シス
テムカート52へ配置されている。例2では、セントラ
ルコントロール機能のみが、CCU54側に配置されて
いる。例3では、セントラルコントロール機能と送水・
吸引装置とが、CCU54側に配置されている。また、
例4では、例3に加えて、気腹装置が、CCU54側に
配置されている。一方、例5は、CRTを除いたすべて
の機器及び機能が、CCU54へ配置されている。
【0069】システムカート52が一つということで
は、例1が好ましいが、送水・吸引装置のポンプにつな
がる生食ビンの取り換え等の操作が、CCU54側でで
きるようにした例3もメリットがあり、一概に良し悪し
はつけられない。使用する者の考え方等により選択され
るべきである。
【0070】図14には、図11に示すシステムカート
の一例を示している。このシステムカート61は、CR
T62の他に、医師用のディスプレイ63を備え、医師
が常に確認したい項目が表示されるようになっている。
【0071】図15には、前記医師用のディスプレイ6
3の表示例を示してある。医師用ディスプレイ63に
は、HF(高周波メス)出力、体腔内圧表示、Insu
ff(気腹)流量、各種異常表示等の重要項目の表示さ
れようになっている。Insuff(気腹)流量は、複
数個のLEDにより、バーグラフ的に表示されるように
なっている。
【0072】図14に示すシステムカートのシステム全
体の機能としては、例えば図16に示す図表2のような
ものが考えられる。
【0073】図表2は、横の欄が各装置名、縦の欄が各
機能となっている。尚、装置名の略号は、前記図表1と
同様である。
【0074】「『記録』とは、自動的に例えば患者デー
タシステムに記録できるもの」である。
【0075】「『Standard−Setting』
とは、各機器のどういう機能を手術開始時にセッティン
グしたいか」ということである。
【0076】また、「『Central−Checki
ng』とは、どのような機能の状態を中央でチェックし
たいか」ということである。
【0077】「『Central−Control』と
は、どういう機能を中央コントロールしたいか」という
ことである。
【0078】さらに「『Auto−Control』と
は、他の装置からの情報により制御したい機能」であ
る。
【0079】図17は、図4に示す装置本体の変形例に
係る構成図である。図17に示す装置本体62のラック
内部には前記各装置を収納し、その出力コネクタの全
て、または一部を一カ所にまとめたものである。各装置
からの内部ケーブルは、ラック内部へ収納してある。各
装置の出力コネクタは、図4のものと異なり選択的に使
用できない構成になっている。尚、装置本体62は、図
4に示す操作、表示パネル10,11に代えて、タッチ
パネル部63を有している。その他の構成及び作用効果
は、図4の装置と同様で、説明を省略する。
【0080】図18は、図4に示す装置本体の第2の変
形例に係る構成図である。図18に示す装置本体65
は、外部の離れた場所から遠隔操作する場合、各装置か
ら外部コントローラまで1対1で、つまり複数の通信ケ
ーブルを這わすような煩しいことを解消した装置であ
る。そのため、装置本体65内部には、内臓装置を選択
するためのセレクタ66を設けている。遠隔操作用の外
部コントローラ67と、セレクタ66とは、一本の通信
ケーブル68で接続されている。また、セレクタ66
と、内臓の各装置とは、それぞれ一対一で通信ケーブル
が接続されている。
【0081】図19には、内視鏡システムの構成例を示
している。本内視鏡システムは、図19に示す各構成機
器の制御を集中して行う構成になっている。また、前記
内視鏡システムは、制御内容を集中して表示するように
なっている。
【0082】図19において、集中制御機器79は、各
機器の接続が正確になされているかを検知し、検知結果
を集中表示装置80に表示するようになっている。
【0083】前記内視鏡システムは、ファイバー式光学
内視鏡69と、前記内視鏡69の接眼部に接続された外
部カメラ70と、腹腔内のガスを供給する気腹プローブ
71と、腹腔内の洗浄のために腹腔内に水を供給すると
共に、生体組織等を吸引する送水・吸引プローブ72
と、体内の患部の切除及び凝固を行う高周波電気メス・
プローブ73とを有している。
【0084】また、前記内視鏡システムは、体内を照明
するための照明光を前記内視鏡69に供給する光源装置
74と、前記外部カメラ70の出力信号を標準的な映像
信号に変換処理する外部テレビカメラ制御装置75とを
有している。前記内視鏡システムは、気腹プローブ71
を介して腹腔内の圧力を制御する気腹装置76と、プロ
ーブ72を介して送水・吸引を行う送水・吸引ユニット
77と、電気メス・プローブ73を駆動制御する電気メ
ス装置78とを有している。さらに、内視鏡システム
は、前記装置75ないし78を集中管理する集中制御装
置79と、異常検知の結果を集中表示する集中表示装置
80とを有している。
【0085】前記異常検知は、各機器から送られてきた
接続情報信号を基に行うようになっている。
【0086】図19において集中制御装置79は、各機
器の動作状態を検知すると共に、機器の動作状態に異常
がある場合、検知結果を集中表示装置80に表示する。
【0087】異常の例としては、 ・気腹装置のガス欠 ・気腹装置のガス流量過剰 ・電気メスの出力過剰 ・光源のランプ切れ ・外付けTVカメラの断線 ・送水吸引ユニットの流量過剰 などがある。
【0088】図19に示す手術用内視鏡システムは、集
中制御機器は各機器間の接続が正しく行われているか否
かを検知できる。また、前記内視鏡システムは、集中制
御機器に接続されている機器の動作状態を監視し、機器
に異常がある場合は自動的に検知し報知することができ
る。さらに、前記内視鏡システムは、検知した異常を集
中ディスプレイに、一括表示することができる。
【0089】図20には、図19に示す集中制御装置7
9の内部構成の例を示している。図20に示す集中制御
装置79は、登録済みの声紋によるコマンドのみ受け付
け、制御信号を生成するようになっている。
【0090】集中制御装置79は、外部からの音声を入
力する例えばワイヤレスのマイクロホン81と、入力音
声の声紋を検出する声紋検出器82と、スイッチ83
と、スイッチ83を介して入力した声紋検出器82の検
出結果(声紋)を予め登録する声紋記録器84と、スイ
ッチ83を介して入力した声紋検出器82の検出結果と
声紋記録器84が予め登録した声紋とを比較する声紋比
較器85とを有している。前記声紋比較器85は、声紋
が一致したか否かの比較結果に応じた制御可否信号を出
力するようになっている。
【0091】また、集中制御装置79は、前記制御可否
信号が一致の場合にのみ、マイクロホン81からの音声
の内容に従って、制御信号を出力する音声認識部86を
有している。
【0092】図20に示す内視鏡システムは、操作者の
声紋を予め登録するための声紋記憶器84と声紋記録さ
れた操作者についてのみ制御入力を受け付けるよう、声
紋認識する声紋認識部86を有している。そして、前記
内視鏡システムでは、音声入力部を設けると共に、登録
済みの声紋によるコマンドのみ受け付け、各種制御が行
うことができる。また、前記内視鏡システムは、集中制
御のための入力を音声認識によって行うことができる。
【0093】尚、図19に示した集中制御は、その制御
入力を光学的に行うようにしても良い。その構成例を図
21に示す。図21に示すように、天井から吊設された
メニュー画面90には、メニュー毎に受光素子91が組
み込まれ、光学式のポインタ92によって指示されたメ
ニューのコマンドが選択されるようになっている。メニ
ュー画面90の受光素子91は、図19に示す集中制御
装置79が接続されている。集中制御装置79は、指示
されたメニューのコマンドに従って各種制御を行う。
尚、光学式に限らず、電磁波を用いても良い。
【0094】尚、符号92は手術台、符号93は患者、
符号94は操作者である。また、電気メス、気腹器等の
各周辺機器から送られるデータは、VTR画像用の記録
媒体を一部利用して記録する。
【0095】なお、前記集中制御装置79には、着脱自
在なメモリーカードを有しており、メモリーカードの記
録内容に応じて、制御内容の設定を変更するように構成
することもできる。例えば、各手技に応じたメモリーカ
ードを集中制御装置79にセットすることにより、各手
技に応じた周辺機器の設定を行えるようにできる。そし
て、周辺機器のバージョンアップにも、メモリーカード
を取り換えることで対応できる。
【0096】次に、本発明の第2実施例について図面を
参照して説明する。
【0097】図22は内視鏡を有する治療システム装置
を示しており、手術室内に置かれたカート101、カー
ト102、カート103、載置台104、および治療台
105を主体にシステムが構築されている。
【0098】カート101には、光源およびTVカメラ
等の第2の医療機器が搭載される。カート102には、
気腹装置、及び電気メスやIrr/Sucポンプ等の第2の
医療機器110が搭載される。カート103には、遠隔
操作用の制御パネルが搭載される。
【0099】カート102の機器110に、図23に示
す接続手段としての複数のチューブ111が接続され
る。これらチューブ111の先には、治療用の第1の医
療機器としての処置具112およびトラカール(処置具
の一つ)113が接続される。これら処置具112およ
びトラカール113は、治療台105まで導かれて患者
の体に挿入される。
【0100】各チューブ111は、図23および図24
に示すように、両端の接続箇所を残してほぼ全体が、収
容手段としての収容部材114に束ねた状態でまとめて
収容される。この収容部材114は、柔軟性の部材をチ
ューブ状に形成し、かつ両端に板状の取付け部材11
5,116を設けたものである。取付け部材115はカ
ート102への取付けが可能で、取付け部材116は治
療台105への取付けが可能である。この両方の取付け
がなされることにより、カート102および治療台10
5に収容部材114が保持される。尚、取付け部材はい
ずれか一方にのみ設けても良い。
【0101】取付け部材116には、他のチューブやケ
ーブル、たとえばライトガイドケーブルやTVカメラケ
ーブルを引っ掛けて保持するための複数のスリット11
6aが形成されている。カート101の機器から治療台
105にかけてはケーブル117が設けられる。
【0102】カート102の機器110としては、1台
に限らず複数台の搭載が可能であり、例として内視鏡対
物レンズ洗滌ユニット、Irr/Sucポンプ、排煙用のポ
ンプを有する気腹装置排煙ユニットなどがある。
【0103】処置具112およびトラカール113とし
ては、レンズ面洗滌シース、Irr/Sucチューブ処置具
用トラカール、観察用トラカールなどがある。
【0104】ここで、機器110が4台(110a、1
10b,110c,110d)で、しかもチューブ11
1が4本(111a、111b,111c,111d)
の場合の例を図25に示す。この場合、機器110a、
110b,110c,110dにそれぞれチューブ接続
用の口金118が設けられている。119は処置具であ
る。
【0105】このように、本実施例では、各チューブ1
11を収容部材114にまとめて収容することにより、
手術室内で各チューブ111が交錯することがなくな
り、術者や看護婦が動き易くなる。したがって、容易か
つスムーズな治療が可能となる。しかも、後片付けが簡
単となって労力が大幅に軽減され、たとえば使用済みの
チューブ111を一括し廃棄することも可能であり、と
くに看護婦にかかる負担が軽くなる。
【0106】また、本実施例は、収容部材114の先端
から治療台105上に、処置具112やトラカール11
3がまとめて導出された状態にあるので、その処置具1
12やトラカール113の操作が容易となる。
【0107】本実施例は、取付け部材116を治療台1
05に固定しているので、処置具112等の操作がしや
すい。すなわち、固定されていない場合には、操作する
処置具112等に接続されたケーブル等の負担が大きい
一方、固定されている場合は、処置具と取付け部材との
間のケーブル類の負担のみで済む。
【0108】本実施例は、取付け部材115をカートに
固定しているので、収容部材114を誤って引っかけて
も、チューブ111と機器の接続部に大きな負荷がかか
りにくく破損しにくい。このことは、処置具側でも同様
であると共に、操作の安全性向上にもつながる。
【0109】さらに、本実施例は取付け部材116に他
のケーブルを固定するためのスリット116aがあるの
で、他のケーブルの引き回しおよび術部へのアプローチ
が楽になり、またどの機器にどの処置具を接続するかの
判別が明確になり、術者のセッティングにかかる労力お
よび時間が減るとともに誤接続が極力防止される。
【0110】なお、前記実施例では、機器110にチュ
ーブ111のみが接続される場合について説明したが、
信号伝送用のケーブルを接続する場合にも同様に実施可
能である。この場合、チューブとケーブルが混在しても
よい。
【0111】第2実施例では、各チューブ111のほぼ
全体を収容部材114に収容したが、図26に示すよう
に、各チューブ111をそれぞれ中途部で分離し、その
分離した端部のみを収容手段としての収容部材120
で、収容および保持する構成としてもよい。収容部材1
20は、棒状の柔軟性部材の軸方向に沿って複数本の通
路120aを形成した多孔式のもので、これら通路12
0aの両端でチューブ111の分離端をそれぞれ収容お
よび保持する。また、収容部材120の両端には板状の
取付け部材121,122が設けられており、それらが
カート102および治療台105に取付けられる。
【0112】この場合、通路120aがチューブ111
の構成要素を兼ねることになる。なお、取付け部材12
1,122(および取付け部材115,116)につい
ては収容部材120(および収容部材114)に固定さ
れていても固定されていなくてもよいが、滅菌域と非滅
菌域とを確実に区別するためには固定してある方が望ま
しい。
【0113】第2実施例では、チューブ111がすべて
同じ径の場合を例に説明したが、図27に示すように、
互いに径が異なるチューブ111a,111b,111
cを用意し、機器110a,110b,110cにも互
いに径の異なる口金118a,118b,118cを設
けるようにすれば、各機器に対する各チューブの誤接続
を防止できる。
【0114】誤接続を防ぐ手段としては、この他に、各
機器および各チューブの色分け、さらに処置具の色分け
がある。
【0115】取付け部材115,116および121,
122については、代表として取付け部材115を図2
8に示すように、カート102や治療台105の所定箇
所へ引っ掛けるためのフック部材115aを設けるよう
にすれば、取付けが容易となる。
【0116】1つの収容部材にすべてのチューブをまと
めて収容するようにしたが、図29に示すように、2つ
の収容部材114a,114bを用意し、一方の収容部
材114aに吸引系のチューブ111たとえば送水ポン
プや排煙ユニットに接続のチューブを収容し、その他の
残りのチューブ111を他方の収容部材114bに収容
する。このように構成すれば、汚染される吸引系のチュ
ーブは手術後に捨て、その他の残りのチューブについて
は洗滌および滅菌を施して再利用することができる。
【0117】図30に示すように、3つの収容部材11
4a,114b,114cを用意しておき、各チューブ
111を吸引系、送水系、送気系の3つに分けて収容す
るようにしてもよい。
【0118】次に、この発明の第3実施例について説明
する。
【0119】図31において、131は液体を送ること
及び吸引することのできる第2の医療機器としての送吸
水機、141は気体を送ること及び吸引することのでき
る第2の医療機器としての送吸気機である。送吸水機1
31の送水コネクタ132および吸水コネクタ133に
は、それぞれ送水チューブ134および吸水チューブ1
35の基端が接続される。送吸気機141の送気コネク
タ142および吸気コネクタ143には、それぞれ送気
チューブ144および吸気チューブ145の基端が接続
される。
【0120】チューブ134,135,144,145
は、両端の接続箇所を残してほぼ全体が束ねた状態でま
とめて収容手段としてのユニバーサルケーブル150に
収容される。ユニバーサルケーブル150は、柔軟性の
部材をチューブ状に形成し、かつ両端に板状の取付け部
材151,152を設けたものである。取付け部材15
1は前記送吸水機131および送吸気機141が搭載さ
れるカートへの取付けが可能で、取付け部材152は治
療台への取付けが可能である。
【0121】ユニバーサルケーブル150から導出され
た送水チューブ134および吸水チューブ135の先に
は、トラカール136の送水コネクタ137および吸水
コネクタ138が接続される。ユニバーサルケーブル1
50から導出された送気チューブ144および吸気チュ
ーブ145の先には、気腹針146の送気コネクタ14
7および吸気コネクタ148が接続される。トラカール
136及び気腹針146は、第1の医療機器である。
【0122】送吸水機131および送吸気機141は、
信号ケーブル139,149をそれぞれ介してコントロ
ール装置160に接続される。コントロール装置160
には入力機161および表示機162が接続されてお
り、入力機161からの指示により送吸水機1131お
よび送吸気機141の動作状態を変更可能である。ま
た、送吸水機131および送吸気機141の状態が表示
機162に表示される。
【0123】チューブ134,135,144,145
の基端部の外周面に、代表としてチューブ134を図3
2に示すように、コード171が設けられる。このコー
ド171は、たとえば金属の蒸着による複数の帯をバー
コード状に軸方向に配列してなり、帯部分で光を強く反
射する。
【0124】送吸水機131および送吸気機141のコ
ネクタ132,133,142,143には、送吸水機
131およびコネクタ132を代表として図33に示す
ように、軸方向に沿って光ファイバー172が設けら
れ、その光ファイバー172が機131内のオプティカ
ル・マーク・リーダ(以下、OMRと略称する)173
に接続される。
【0125】次に、本実施例の作用について説明する。
【0126】送水コネクタ132に送水チューブ134
を装着すると、OMR173から発せられて光ファイバ
ー172から照射される光が送水チューブ134におけ
るコード171の各帯で強く反射される。この反射パタ
ーンは光ファイバー172で受光され、OMR173に
伝達される。OMR173では受光信号が解読される。
この解読結果は、信号ケーブル139を介してコントロ
ール装置160に伝えられる。
【0127】コントロール装置160は、OMR173
からの入力信号に基づいてコネクタとチューブとの接続
が適正であるか否かを判定し、適正でない、つまり誤接
続あるいは未接続の場合は表示機162に接続エラーを
表示する。
【0128】一般に、内視鏡下手術においては、気腹、
イリゲーション、サクション、レンズ面洗浄等を行うた
めに周辺機器に多数本のチューブを接続する必要があ
る。前記構成では、接続についての判定および報知の機
能を設けることにより、誤接続あるいは未接続を防止で
き、常に適正な治療が可能である。なお、チューブ等の
誤接続を防止する方法としてコネクタの型状を変える手
段が日本国特願平3−200404号に開示されている
が、従来の方法では誤接続は防止できるものの未接続に
ついては検知できず、また同一機器を複数台使用すると
きには誤接続が防止出来ないという問題がある。これに
対し、この実施例ではそのような不具合を解消できる。
【0129】なお、この実施例では、機器131,14
1にチューブのみが接続される場合について説明した
が、信号伝送用のケーブルを接続する場合にも同様に実
施可能である。この場合、チューブとケーブルが混在し
てもよい。
【0130】誤接続あるいは未接続を表示によって報知
したが、音による報知を行なってもよい。また、誤接続
あるいは未接続の判定は機器131,141に任せ、判
定結果をコントロール装置160が報知するようにして
もよい。
【0131】接続状態をコード171およびOMR17
3を用いて光学的に検出したが、図34ないし図38に
示すように、接続状態を電気的に検出するようにしても
よい。
【0132】すなわち、代表としてチューブ134を図
34および図35に示すように、送水チューブ134の
基端部の外周面に、周方向に沿ってかつ等間隔Lをもっ
て3つの電極174a,174b,174cが設けられ
る。
【0133】電極174a,174b,174cは、導
電性の材料で形成され、かつ図36に示すように星形に
接続されており、相互間に抵抗rを有する。これら抵抗
rは、互いに異なる値となるよう、導電性材料の素成ま
たは形状(電極接続部分の巾等)が定められている。
【0134】送吸水機131および送吸気機141のコ
ネクタ132,133,142,143には、送吸水機
131およびコネクタ132を代表として図37および
図38に示すように、コネクタ基端部を囲むように且つ
装着されるチューブの外周面と接するようにカバー17
5が設けられる。このカバー175の内周面において、
上下2ヶ所の位置に電極176a,176bが設けられ
る。これら電極176a,176bは、チューブ側の電
極174a,174b,174cよりも大きな幅を有す
るもので、機器内の抵抗値測定回路177に接続され
る。
【0135】このような構成によれば、送水コネクタ1
32に送水チューブ134を装着すると、チューブ側の
電極174a,174b,174cがコネクタ側の電極
176a,176bに接触する。この場合、電極174
a,174b,174cと電極176a,176bとの
数および幅の関係から、チューブ側の電極174a,1
74b,174cのうち1つまたは2つがコネクタ側の
電極176a,176bに接触する。これらの電極17
6a,176b間の抵抗値が抵抗値測定回路177で測
定され、その測定結果に基づいて機器内でコネクタとチ
ューブとの接続が適正であるか否かが判定される。この
判定結果は、前記同様に報知される。
【0136】なお、コネクタ側の電極176a,176
bに接するチューブ側の電極の数が1つであるか2つで
あるかによって抵抗値が異なるため、1つのチューブに
対して2種類の登録抵抗値が用意されている。
【0137】一方、接続状態を電気的に検出する手段と
しては、ほかに図39および図40に示すものがある。
【0138】代表として送水チューブ134のみ図39
に示すが、送水チューブ134の基端部の外周面に、磁
性体のリング178が取付けられる。このリング178
は、チューブごとに異なる抵抗値となるように材質およ
び幅が定められる。
【0139】代表として送吸水機131およびコネクタ
132のみ図40に示すが、コネクタ基端部を囲む位置
に且つ装着チューブの基端と接する位置に、2つの磁石
181,182が設けられる。これら磁石181,18
2は、チューブ側のリング178を吸着することによ
り、そのリング178を通して電気的に導通するように
なっている。そして、機器内に抵抗値測定回路183が
設けられ、そこに磁石181,182が接続される。ま
た、磁石181,182は、リング178の吸着にかか
わらずチューブの回動を許容するべく、機器側筐体にお
いて回動自在に取付けられている。また、回動によって
両磁石が接しないように、両磁石間には絶縁部材(図示
しない)が介在される。
【0140】このような構成によれば、送水コネクタ1
32に送水チューブ134を装着すると、チューブ側の
リング178がコネクタ側の磁石181,182に吸着
される。このとき、磁石181,182がリング178
を通して電気的に導通し、リング178の抵抗値が抵抗
値測定回路183で測定され、その測定結果に基づいて
機器内でコネクタとチューブとの接続が適正であるか否
かが判定される。この判定結果は、前記同様に報知され
る。
【0141】また、接続状態を電気的に検出する手段と
して、さらに図41および図42に示すものがある。
【0142】代表として送水チューブ134のみ図41
に示すが、送水チューブ134の基端部の外周面に、ア
ダプタ184を介してリング状の磁石185が回動自在
に設けられている。この磁石185は、チューブごとに
異なる抵抗値となるように材質および幅が定められてい
る。
【0143】代表として送吸水機131およびコネクタ
132のみ図42に示すが、送吸水機131の筐体にお
いて、コネクタ基端部を上下に挟む位置に2つの磁性体
186,187が設けられる。これら磁性体186,1
87は、チューブ側の磁石185と接着することによ
り、その磁石185を通して電気的に導通するようにな
っている。そして、機器内に抵抗値測定回路188が設
けられ、そこに磁性体186,187が接続される。
【0144】このような構成によれば、送水コネクタ1
32に送水チューブ134を装着すると、チューブ側の
磁石185がコネクタ側の磁性体186,187に接着
する。このとき、磁性体186,187が磁石185を
通して電気的に導通し、磁石185の抵抗値が抵抗値測
定回路188で測定され、その測定結果に基づいて機器
内でコネクタとチューブとの接続が適正であるか否かが
判定される。この判定結果は、前記同様に報知される。
【0145】図43(a)は、第4実施例に係る治療シ
ステム装置の全体的な構成図を示している。
【0146】本第4実施例は、第2実施例が第2の医療
機器が収納されたカートを二つ有していたの対して、第
2の医療機器を一つのカートにまとめて収納している。
これに合わせて本実施例では、第1の医療機器と第2の
医療機器との間は一つの接続手段で接続されている。
尚、本実施例と第1実施例との違いは、本実施例が取付
け部材を有していることにある。
【0147】図43(a)において、201は第2の医
療機器が収納されているカート、202は廃液等をため
るためのトラップボトル、また203は手術台である。
この手術台203には患者204が横たわっている。手
術台203において、患者204の頭部が位置する側に
は、後述の取り付け部材をかけるための固定部としての
アーム205が設けられている。このアーム205は、
手術台203の両側部からL字状に突出し、且つ台の上
側において一本の棒でつながった形状をしている。
【0148】患者204の側には、その体内に挿入され
る第1の医療機器206,207が配置されている。
【0149】図44は手術台203を横からみた図であ
る。患者204及びアーム205は、その上から滅菌布
208が覆われている。患部209以外は、アーム20
5及び患者204共々表には露出していない。
【0150】前記第2の医療機器と第1の医療機器20
6,207とは、複数のケーブル及びチューブからなる
接続手段210により接続されている。接続手段210
の両端部には、第1,第2の取り付け部材211,21
2が設けられている。接続手段210のうち、各取付け
部材の間は収容手段200によりケーブル、チューブ類
が一まとめにされており、両端は各医療器具に接続でき
るように分離している。
【0151】前記第1,第2の取付け部材211,21
2は、図28同様にフック部材115aを有している。
そして、前記第1の取付け部材211は、手術台205
のアーム204に取付けられる。前記第2の取付け部材
212は、カート201の天板に設けられた固定部とし
てのアーム213に保持されるようになっている。アー
ム213はコの字状の形状をしており、第2の取付け部
材212のフック部材115aが若干の抵抗をもってス
ライドするようになっている。また、アーム205に対
しても、第1の取付け部材211のフック部材115a
は、同様にスライドするようになっている。このため、
前記構成は、取付け部材の取付け位置の変更が容易とな
っている。尚、図43(b)に示すように、カート20
1に収納された第2の医療機器198に前記アーム21
3を設けても良い。
【0152】その他の作用効果は、第2実施例と同様で
説明を省略する。
【0153】図45は図43(a)に示す第1の取付け
部材の変形例を示してある。図45に示す第1の取付け
部材214は、分離したチューブ215,216,21
7に対応するバルブ218,219,220が設けられ
ている。取付け部材214の側部には、一まとめになっ
た接続手段210が接続されており、接続手段210の
三つのチューブと、チューブ215,216,217と
は、バルブ218,219,220を介してそれぞれ連
通するようになっている。その使用例としては、例えば
Irr/Sucチューブに接続してあった送水チューブ
をHF電極につなぎ変えたい場合、該当するバルブを閉
め、水を止めてから接続し直すことができる。
【0154】図46は図43(a)に示す第1の取付け
部材の第2の変形例を示す。本第2変形例の取付け部材
221は、他のカートからくるケーブル類や使用しない
チューブを保持するためのスリット222を設けたもの
である。
【0155】図47は図43(a)に示す第1の取付け
部材の第3の変形例を示す。本変形例の取付け部部材2
23は、単に板状にしたのではなく、第1の医療機器を
置けるようにL字状に形成されている。つまり、取付け
部部材223は、載置部224を有している。
【0156】図48は、接続手段の先端部の長さと、カ
ートに対する取付け部材の取付け位置の関係を示す説明
図である。
【0157】前記カート201のアーム213に第2の
取付け部材212を取り付けた場合、取付け部材212
の端部から床迄の高さをHとする。一方、接続手段21
0の分離しているチューブ等の長さを図48に示すよう
に、E,F,Gとする。この高さHより前記長さE,
F,Gは短くなるように、アーム213を取り付ける。
図示例では、アーム213は最も高い位置であるカート
の天井に取り付けられている。
【0158】前記構成で、カート201の取付け部材2
12をかけた際、誤ってバラけたチューブ類を手放して
も、最悪床にはつかない。つまり前述のように、取付け
高さHに対して、各機器までのバラけたチューブの長さ
E,F,Gが短いことが条件となる。
【0159】図49に示す接続手段は、図43(a)に
示す接続手段の変形例である。
【0160】図49に示す接続手段は、分離しているチ
ューブやケーブルが分かりやすいように、それらの先端
に色(あるいは表示)226を施したものである。第1
の医療機器、及び第2の医療機器にも同様の色または表
示を施すことにより、誤接続を極力減らすことができ
る。施す色は、例えば、黄色、白、緑、青等である。
【0161】具体的には、気腹器コネクタ及び気腹チュ
ーブが接続されるべきトラカールには黄色を施し、送水
のためのローラーポンプ及び送水・吸引プローブの送水
側には白を施す。また、吸引のためのローラーポンプ及
び前記送水・吸引プローブの吸引側には緑を施す。
【0162】図50は図43(a)に示す接続手段の第
2の変形例を示してある。
【0163】本第2の変形例は、複数の第1の医療機器
のうち、同一機器に複数のチューブやケーブルが接続さ
れる場合、最も近い位置で分岐してある。本変形例は、
第2の医療機器側であっても同様に構成されている。図
50において、チューブ228,229はそれぞれ送水
・吸引プローブへ、チューブ230,231は送水・吸
引用のローラーポンプに接続される。
【0164】図51は図43(a)に示す取付け部材の
変形例を示している。図51に示す取付け部材232
は、図43(a)のフック部に代えて、この取付け部材
に他のものをはさみ付けて固定するクリップ233を設
けてある。この例によれば、前記手術台203のアーム
205をいずれの位置に配置しようが、前記滅菌布20
8に挟んで使用することができる。
【0165】図52は複数の接続手段を結束する結束手
段の断面図である。図52に示す結束手段としての嵌合
バンド234は、図43(a)に示す収納手段200に
代えて設けることができる。嵌合バンド234は、複数
(図示例では三つ)の断面形状が半円形の嵌合部を有
し、複数のケーブルやチューブを保持するようになって
いる。この嵌合バンド234には、電気及び光を伝送す
る複数のケーブルを収容手段によりまとめた複合ケーブ
ル235と、流体等を通す複数のチューブを一体に形成
したチューブ体236,237とを保持している。
【0166】前記複合ケーブル235は、ライトガイド
238と、HF電極コード239と、TVケーブル24
0と、レーザ光伝送用ケーブル241とをまとめてあ
る。第1のチューブ体236は、例えば送水チューブ及
び気腹チューブをまとめたものであり、これは患者へ送
り込むためのチューブを一つにまとめたものである。第
2のチューブ体237は、排煙チューブ及び吸引チュー
ブといった患者からの汚物がつくチューブを一つにまと
めたものである。
【0167】前記嵌合バンド234は、ケーブルやチュ
ーブを嵌合して一つにまとめることも、分離することも
容易である。従って、使用後、第2の複合チューブ23
7だけを廃棄することができ、他は必要に応じて消毒殺
菌をして再使用することもできる。
【0168】尚、前記嵌合バンド234は、前記断面形
状のまま細長に形成して、これ一つでケーブル等をとり
まとめても良い。あるいは、短く形成して複数個用いる
よいにしても良い。
【0169】図53は取付け部材の別の構成を示す図で
ある。
【0170】図53に示す複合ケーブル241は、ライ
トガイド242と、HF電極コード243と、TVカメ
ラケーブル244とを収容手段により一つに束ねたもの
である。この複合ケーブル241の端部には、取付け部
材250が設けられていると共に、取付け部材250よ
り先端側は各ケーブル等が分離している。
【0171】前記取付け部材250には、複数のチュー
ブを収容手段によりひとまとめにした複合チューブ24
5が保持固定溝251が形成されている。この保持固定
溝251は、開口部がやや狭く、且つその奥が前記複合
チューブ245の外径よりやや大きく形成されている。
このため、保持固定溝251の開口部を押し拡げて複合
チューブ245を挿入し、この後開口部は元に戻るの
で、複合チューブ245は脱落し難くなっている。複合
チューブ245を取り外すときは、前記開口部を押し広
げる。
【0172】前記複合チューブ245は、排煙チューブ
246、吸引チューブ247、送水チューブ248、気
腹チューブ249を含んでいる。
【0173】図54は取付け部材のさらに別の構成を示
す図である。
【0174】図54に示す取付け部材252は、排煙チ
ューブ246及び吸引チューブ247が形成されたチュ
ーブ体253と、送水チューブ248及び気腹チューブ
249が形成されたチューブ体254とを別々に止める
ようになっている。このため、取付け部材は2つの保持
固定溝251を有している。
【0175】図55及び図56は第5実施例に係る構成
図である。本第5実施例は、第2実施例とほぼ同様の構
成で、且つその具体例であると共に、複数のケーブルが
一つ一つにまとめられた構成となっている。
【0176】本実施例は、第2実施例と同様に、電気及
び光を伝送する複数のケーブルが接続される第2の医療
機器と、流体や生体組織の一部等が通る複数のチューブ
が接続される第2の医療機器とを別々のカートに収納さ
れている。
【0177】図56は電気及び光を伝送するケーブルを
介して接続される第1の医療機器と第2の医療機器を示
している。図56に示す構成は、前記第2の医療機器と
して光源装置258と、外部TVカメラ制御装置259
と、高周波メス装置260とを有している。接続手段と
しての複数のケーブルは、収容部材261により覆われ
その両端部に取付け部材262,262が設けられてい
る。前記複数のケーブルは、取付け部材262,262
より先端側が、それぞれ分離している。前記複数のケー
ブルは、その分離した一方の各端部が、前記第2の医療
機器に接続されている。また、複数のケーブルの分離し
た他方の各端部は、前記第1の医療機器としての硬性内
視鏡263、外付けTVカメラ265、及び電極プロー
ブ266に接続されている。
【0178】一方、図56は複数のチューブを介して接
続される第1の医療機器と第2の医療機器を示してい
る。図56に示す構成は、第2の医療機器として気腹装
置267と、送水・吸引装置268とを有している。接
続手段としての複数のチューブは、気腹チューブ269
と、送水チューブ270と、吸引チューブ271とから
構成されている。気腹チューブ269及び送水チューブ
270は、両端部近傍を除いて第1の保護チューブ27
2により覆われている。吸引チューブ271は、両端部
近傍を除いて第2の保護チューブ273により覆われて
いる。第1の保護チューブ272及び第2の保護チュー
ブ273は、収容チューブ274により一つにまとめら
れて収容されている。尚、収容チューブ274の両端に
は、取付け部材は設けられていない。
【0179】前記気腹装置267は、気腹チューブ26
9を介してトラカール275の口金に接続されている。
前記送水・吸引装置268は、図示しないポンプの送水
側に連通する管路に送水チューブ270の一端が接続さ
れ、吸引側に連通する管路に吸引チューブ271の一端
が接続される。送水チューブ270,吸引チューブ27
1の各他端は、送水・器引プローブ276の送水口金,
吸引口金にそれぞれ接続される。尚、送水と吸引の前記
ポンプは別々のものでよい。
【0180】図57及び図58は第6実施例に係り、図
57は内視鏡システムの全体的な構成図、図58は本シ
ステムの効果を示す説明図である。
【0181】本実施例の内視鏡システムは、腹腔鏡下胆
嚢摘出手術のためのモデルシステムである。
【0182】図57(a)に示す内視鏡システム300
は、生体の観察を主体とした働きを有する観察系の機器
と、各種処置を生体に施すことを主体とした働きを有す
る処置系の機器とを分けてカートに収納すると共に、各
カートにそれぞれ接続される接続手段をそれぞれ別々に
束ねたものである前記内視鏡システム300は、第2の
医療機器を収納する第1,第2のカート301,302
と、第1の医療機器により処置等がなされる患者303
が載置される手術台304とを有している。
【0183】第1のカート301に収納された第2の医
療機器と、観察系の第1の医療機器とは、一つの収容部
材により収納された複数の接続手段により接続されてい
る。また、第2のカート302に収納された第2の医療
機器と、処置系の第1の医療機器とは、一つの収容部材
により収納された複数の接続手段により接続されてい
る。
【0184】第1のカート301には、第2の医療機器
として、カメラ制御装置305、光源装置306、送水
制御装置307、送気制御装置308、及び気腹制御装
置309が収納されている。これら第2の医療機器と接
続される観察系の第1の医療機器は、第1のトラカール
314、洗浄シース315、及び挿入部が硬性の電子内
視鏡316からなる。
【0185】第1のトラカール314には内視鏡316
の図示しない対物レンズを洗浄するための洗浄シース3
15が挿入され、このシース315の中に内視鏡316
が挿入されるようになっている。第1のトラカール31
4の口金には、気腹装置309の気腹源に連通する気腹
チューブ317が接続されている。洗浄シース315の
2つの口金には、送水装置307の送水源に連通する送
水チューブ318と、送気装置308の送気源に連通す
る送気チューブ319とが接続されている。また、内視
鏡315のライトガイドコネクタには、光源装置306
に接続されたライトガイドケーブル320が接続されて
いる。さらに、内視鏡315のTVカメラアダプタに
は、カメラ制御装置305に電気的に接続される信号ケ
ーブル321が接続されている。
【0186】送水チューブ318と、送気チューブ31
9と、ライトガイドケーブル320と、信号ケーブル3
21とは、収容部材322により一つにまとて収容され
ていると共に、各両端部は分離している。収容部材32
2の両端には、取付け部材323,324が設けられて
いる。取付け部材323,324は、図57(b)に示
すようにフック部327が設けられている。取付け部材
323は、そのフック部327をカート301の側部か
ら延出する一方のアーム326に掛けて取付けるように
なっている。一方のアーム326は、手術台304の側
部から外側に向かって延出して、さらに上方向に屈曲し
て患者より高い位置で手術台側に屈曲して形成されてい
る。一方のアーム326その先端は、上方向に折れ曲が
っている。取付け部材323は、一方のアーム326の
上部に若干の抵抗をもってスライド可能に保持されてい
る。尚、アーム326の先端部だけでなくその反対方向
の屈曲部にも突出部を設ければ、取付け部材323はス
ライドする際に脱落しない。
【0187】他方のアーム326も、一方のアーム32
6と同様の形状で一方のアーム326に対向するように
設けられている。取付け部材324は、そのフック部3
27を手術台304の側部に着脱自在に設けられる他方
のアーム326に掛けて取付けるようになっている。
【0188】一方、第2のカート302には、第2の医
療機器として、電気メス制御装置310、送水制御装置
311、送気制御装置311、及び排煙制御装置313
が収納されている。これら第2の医療機器と接続される
処置系の第1の医療機器は、第2,第3のトラカール3
30,331、電気メスプローブ332、及び送水・吸
引プローブ333からなる。
【0189】第2のトラカール330には電気メスプロ
ーブ332が挿入されている。電気メスプローブ332
のコネクタには、電気メス制御装置310からの電気メ
スコード334が接続されている。第2のトラカール3
30の口金には、排煙制御装置313からの排煙チュー
ブ335が接続されている。
【0190】第3のトラカール331には、前記送気・
吸引プローブ333が挿入されている。送気・吸引プロ
ーブ333の2つの口金には、送水制御装置311から
の送水チューブ336と、吸引制御装置312から吸引
チューブ337とが接続されている。
【0191】電気メスコード334と、排煙チューブ3
35と、送水チューブ336と、吸吸引チューブ337
とは、収容部材338により一つにまとて収容されてい
ると共に、各両端部は分離している。収容部材338の
両端には、取付け部材339,340が設けられてい
る。取付け部材339,340は、図57(b)に示す
ようにフック部327が設けられている。取付け部材3
39は、フック部327をカート302の側部から延出
するアーム341に掛けて取付けるようになっている。
また、取付け部材340は、フック部327を手術台3
04の側部に着脱自在に設けられるアーム326に掛け
て取付けるようになっている。
【0192】図58に示すように、収容部材322,3
38が束ねる部分は、各一端が患者近傍の清潔さを保つ
必要がある清潔域401内にあり、各他端はカート30
1,,302近傍であり且つ仮に汚れてもかまわない不
潔域402,403となっている。
【0193】尚、従来のシステムでは、滅菌域と不潔域
との境界ははっきりせず、不明瞭な清潔域と不潔域の間
を何本ものチューブやケーブルが這い回っていた。本実
施例では、滅菌域と不潔域との間の領域(この間の領域
は操作者が作業をする領域も含まれる)においては、ケ
ーブル及びチューブを収容手段によりまとめられて配設
されており、作業域が雑然としておらず、作業性が向上
する。また、本実施例によれば、操作者は、取付け部材
340,324から第1の医療機器及び手術台304に
かけて、清潔さを保つように注意すればよく、清潔域の
範囲を認識しやすく、衛生管理の上からも好ましいシス
テムとなっている。
【0194】また、本実施例では、患者側である清潔
(滅菌)域においても機器近傍迄チューブ類、ケーブル
類を一本化することができるため、術者の作業性をさら
に向上させることができる。
【0195】図59は、本発明の第7実施例に係る内視
鏡システムの全体的な構成図である。
【0196】本内視鏡システムは、第6実施例のシステ
ムのうち、処置系の複数の第2の医療機器を二つに分け
てカート351,352に収納している。その他、第6
実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付
して説明を省略する。
【0197】第2のカート351には、前記電気メス制
御装置310及び排煙制御装置311を収納している。
第3のカート352には、前記送水制御装置311及び
吸引制御装置312を収納している。
【0198】前記電気メスコード334と排煙チューブ
335とは、収容部材353により一つにまとて収容さ
れていると共に、各両端部は分離している。収容部材3
53の両端には、取付け部材354,355が設けられ
ている。取付け部材354,355は、図59(b)と
同様にフック部327(不図示)が設けられている。取
付け部材354は、フック部327を第2のカート35
1の側部から延出するアーム356に掛けて取付けるよ
うになっている。また、取付け部材355は、フック部
327を手術台304の側部に着脱自在に設けられるア
ーム357に掛けて取付けるようになっている。アーム
357は、ほぼT字状に形成されており、一方の端に、
取付け部材355を取付けるようになっている。
【0199】前記送水チューブ336と吸吸引チューブ
337とは、収容部材358により一つにまとて収容さ
れていると共に、カート側端部は分離している。収容部
材358の手術台側の端部は、コネクタ359となって
プローブ333に接続されるようになっている。収容部
材358のカート側端部には、取付け部材360が設け
られ前記同様にフック部を、第3のカート352の側部
から延出するアーム361に掛けて取付けるようになっ
ている。この収容部材358は、その中途を前記アーム
357の他方の端に掛けて保持するようになっている。
【0200】本実施例では、トラカール毎にチューブ
類、ケーブル類を一本化しているので、トラカールとそ
れに挿入される機器の操作がしやすい。その他の構成及
び作用効果は、第6実施例と同様で説明を省略する。
【0201】図60は、本発明の第8実施例に係る内視
鏡システムの全体的な構成図である。
【0202】本実施例のシステムは、観察系と処置系の
第2の医療機器を一つのカート370にまとめた構成と
なっている。第1の医療機器と第2の医療機器とを接続
する複数の接続手段は、一つの収容手段または結束手段
により一つにまとめられている。尚、図示例では接続手
段は複数の結束手段373により結束されている。
【0203】前記収容手段または結束手段は、その両側
に、取付け部材371,372を有している。これら取
付け部材371,372の取付けは、前記実施例と同様
である。その他の構成及び作用効果は、第6実施例と同
様で説明を省略する。
【0204】尚、送水制御装置は二つ設けられている
が、これを一つにして観察系と処置系の2つの用途に振
り分けることもできる。また、吸引制御装置312と排
煙制御装置313も一つにして、吸引・排煙を行うよう
に構成することもできる。送気は、送気制御装置308
を用いず、気腹制御装置309のCO2ガスを流用して
も良い。その他の構成及び作用効果は、第6実施例と同
様で説明を省略する。
【0205】図61(a)は図60の収容手段の構成例
の一つを示している。図61(b)は(a)のB−B線
断面図である。
【0206】図61に示すディスポ(disposable)のチ
ューブ381,382は、その両側中途に位置する2つ
の取付け部材383に固定されている。リユースのケー
ブル384及びチューブ385は、2つの取付け部材3
83にそれぞれ設けられた前記溝251に着脱可能とな
っている。ディスポのチューブ381,382及びリユ
ースのケーブル384及びチューブ385は、ジッパー
チューブ386により一つにまとめられるようになって
いる。ジッパーチューブ386は、例えば布製で、ジッ
パーが取り付けられており、簡単に筒状にしたりそれを
解除したりすることができるようになっている。
【0207】尚、ジッパーチューブ386はディスポチ
ューブ381,382と一体でも良いし、逆にリユース
のケーブル384、チューブ385に一体化されていて
も良い。このように、図61の構成はディスポとリコー
スのごとく、後処理に異なるものを容易に一体化あるい
は別体にすることができることにより、術中の作業性は
もとより術後の後始末における看護婦の労力の軽減につ
ながることは言うまでもない。そして、本構成は、汎用
性の高いものとなる。
【0208】図62は図60の結束手段の構成例を示す
図である。図63は図62のC−C線断面図である。
【0209】図62に示す構成では、チューブ全体のう
ち一部を2カ所以上に渡り束ねる構成となっている。図
62に示す結束手段は、図63の断面図に示すように、
伸縮自在の部材388の両端にフック389,389が
固定されており、このフックを両方合わせることにより
チューブ類を一つにまとめている。
【0210】尚、図62の構成において、伸縮自在の部
材388は、一つ以上のチューブと一体化されたもので
も良い。
【0211】また、図60に示すシステムは、図62に
示す構成を用いて、接続手段のチューブを一つにまとめ
る一方、ケーブルを同様の構成で一つにまとめても良
い。
【0212】図64は、図60の結束手段の他の構成例
を示す図である。
【0213】図64の断面図に示すように結束手段は、
中心に設けたチューブあるいはケーブル391に、三つ
のクリップ部392が、一体的に設けられているもので
ある。三つのクリップ部392には、ケーブルやチュー
ブが保持されるようになっている。
【0214】図65は、図60に示す結束手段のさらに
他の構成例を示す図である。
【0215】図65に示す結束手段は、バンド393の
両端に凹凸に形成されたスナップ394を有し、このス
ナップ394が嵌合してチューブやケーブルを固定する
ものである。結束手段の材質は特に限定されるものでは
ないが、例えばゴム・プラスチック等で形成することが
できる。
【0216】尚、リユースのケーブルに一体的に取り付
けるためには、その取り付け母体と同じ滅菌方法が可能
なものでなければならない。
【0217】図66は、図60に示す結束手段の別の構
成例を示す図である。
【0218】この結束手段は、バンド395の両端が結
束バンド構造になっている。すなわち、バンド395の
一方は受け止め部396が設けられ、他方は、受け止め
部396に挿入されて抜けないようにするため階段状に
形成された挿入係止部396が設けられている。
【0219】図67は、図60に示す結束手段の別の他
の構成例を示す図である。
【0220】図67に示す結束手段は、バンド397の
両端にマジックテープ398を設けてある。あるいは結
束手段は、マジックテープ398に代えて、何度も貼っ
て剥せる両面テープでも良い。
【0221】前記実施例において、ラックが1つないし
3つの例と、接続手段が1つないし3つにまとめたもの
を示したが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0222】この発明においては、広い範囲において異
なる実施態様が、発明の精神に基づいて、構成できるこ
とは明白である。この発明は、添付のクレームによって
限定される以外は、それの特定の実施態様によって制約
されない。
【0223】
【発明の効果】本発明の医療システムによれば、チュー
ブやケーブル等の複数の接続手段の交錯や雑多な配線の
引き回しが解消できると共に、ケーブル等の接続手段の
セッティングや後片づけが容易となり、手術室の省スペ
ース化及び術者が自由かつスムーズに手術室内を移動で
きように改善できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施例に係るユニバーサルケーブル
の斜視図。
【図2】図2は第1実施例に係る装置本体の斜視図。
【図3】図3は腹腔鏡下胆嚢摘出術に適用される内視鏡
システムの全体構成図。
【図4】図4は第1実施例の変形例に係る装置本体の構
成図。
【図5】図5はユニバーサルケーブルの構成図。
【図6】図6は図5に示すユニバーサルケーブルの変形
例に係る構成図。
【図7】図7は図1に示す表示操作パネルの別の構成
図。
【図8】図8は内視鏡システムの電気的な構成ブロック
図。
【図9】図9は図1に示す装置本体に内蔵した装置の背
面構成図。
【図10】図10は装置本体のラック内に設けたガス源
の構成図。
【図11】図11は手術室の具体的なレイアウトを示す
説明図。
【図12】図12はユニバーサルケーブルの敷設を示す
説明図。
【図13】図13はシステムカートとCCUに配置する
機器または機能の配分図表。
【図14】図14は図11に示すシステムカートの一例
を示す構成図。
【図15】図15は医師用のディスプレイの表示例を示
す説明図。
【図16】図16はシステム全体の各装置と、各機能と
の関係を説明するための配分図表。
【図17】図17は図4に示す装置本体の変形例に係る
構成図。
【図18】図18は図4に示す装置本体の第2の変形例
に係る構成図。
【図19】図19は各機器の接続状態を集中管理する内
視鏡システムの構成図。
【図20】図20は図19に示す集中制御装置の内部構
成の例を示すブロック図。
【図21】図21は制御入力を光学的に行う例の構成
図。
【図22】図22は第2,第3実施例の全体的な構成
図。
【図23】図23は第2実施例における収容部材および
チューブの構成図。
【図24】図24は図23におけるA−A線断面。
【図25】図25は第2実施例における各チューブと複
数の機器との接続状態を示す図。
【図26】図26は第2実施例における収容部材および
チューブの変形例の構成図。
【図27】図27は第2実施例における各チューブの変
形例の構成図。
【図28】図28は第2実施例における取付部材の変形
例の構成図。
【図29】図29は第2実施例における収容部材の変形
例の構成図。
【図30】図30は第2実施例における収容部材のさら
に別の変形例の構成図。
【図31】図31は第3実施例の要部を含む構成図。
【図32】図32は第3実施例におけるチューブの変形
例の構成図。
【図33】図33は第3実施例における機器側のコネク
タおよびその周辺部の変形例の構成図。
【図34】図34は第3実施例におけるチューブのさら
に別の変形例の構成図。
【図35】図35は図34の構成の側面図。
【図36】図36は図34における各電極の接続および
抵抗を示す図。
【図37】図37は図34のチューブが接続される機器
側のコネクタおよびその周辺部を示す構成図。
【図38】図38は図37の構成に係る側面図。
【図39】図39は第3実施例におけるチューブの他の
変形例の構成図。
【図40】図40は図39のチューブが接続される機器
側のコネクタおよびその周辺部を示す構成図。
【図41】図41は第3実施例におけるチューブのさら
に他の変形例の構成図。
【図42】図42は図41のチューブが接続される機器
側のコネクタおよびその周辺部を示す構成図。
【図43】図43は第4実施例に係る治療システム装置
の全体的な構成図。
【図44】図44は手術台の側面図。
【図45】図45は図43(a)に示す第1の取付け部
材の変形例を示す構成図。
【図46】図46は第1の取付け部材の第2の変形例を
示す構成図。
【図47】図47は第1の取付け部材の第3の変形例を
示す構成図。
【図48】図48は接続手段の先端部の長さと取付け部
材の取付け位置の関係を示す説明図。
【図49】図49は図43(a)に示す接続手段の変形
例を示す構成図。
【図50】図50は接続手段の第2の変形例を示す構成
図。
【図51】図51は取付け部材の変形例に係る側面図。
【図52】図52は複数の接続手段を結束する結束手段
の断面図。
【図53】図53は取付け部材の別の構成を示す図。
【図54】図54は取付け部材のさらに別の構成を示す
図。
【図55】図55は第5実施例に係る構成図。
【図56】図56は第5実施例に係る構成図。
【図57】図57は第6実施例に係る内視鏡システムの
全体的な構成図。
【図58】図58は本システムの効果を示す説明図。
【図59】図59は第7実施例に係る内視鏡システムの
全体的な構成図。
【図60】図60は第8実施例に係る内視鏡システムの
全体的な構成図。
【図61】図61(a)は図60の収容手段の構成例を
示す図、(b)は(a)のB−B線断面図。
【図62】図62は図60の結束手段の構成例を示す
図。
【図63】図63は図62のC−C線断面図。
【図64】図64は図60の結束手段の他の構成例を示
す図。
【図65】図65は結束手段のさらに他の構成例を示す
図。
【図66】図66は結束手段の別の構成例を示す図。
【図67】図67は結束手段の別の他の構成例を示す
図。
【符号の説明】
2…装置本体 12…ライトガイドケーブル 13…TV用信号ケーブル 14…送気チューブ 15…送水チューブ 16…吸引チューブ 17…HF電極コード 18…HF.Pコード 19…レーザ光伝送用ケーブル 20…ユニバーサルケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 守 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上 邦彰 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 田口 晶弘 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中田 明雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高山 修一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 備藤 士郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 野口 利昭 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 窪田 哲丸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷川 廣治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 谷沢 信吉 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 西垣 晋一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉野 謙二 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 林 正明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大曲 泰彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察、検査または処置の少なくとも一つを
    生体に対して行うために、前記生体側に配置される複数
    の第1の医療機器と、前記生体と離れた位置に配置され
    且つ前記第1の医療機器と接続される第2の医療機器
    と、前記第1の医療機器と前記第2の医療機器とを接続
    する複数の接続手段と、を有する医療システムであっ
    て、 前記接続手段の本数より少ない本数に前記接続手段をま
    とめて収容または結束する手段を有することを特徴とす
    る医療システム。
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