JPH10118002A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH10118002A
JPH10118002A JP8280665A JP28066596A JPH10118002A JP H10118002 A JPH10118002 A JP H10118002A JP 8280665 A JP8280665 A JP 8280665A JP 28066596 A JP28066596 A JP 28066596A JP H10118002 A JPH10118002 A JP H10118002A
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JP
Japan
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cap
endoscope
base
attached
liquid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8280665A
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English (en)
Inventor
Koji Nakamoto
孝治 中本
Tsuguo Okazaki
次生 岡▲崎▼
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、キャップの不使用時に口金から取り
外したキャップが紛失することもなく、しかも、口金の
高さを必要最小限に抑え得ることによりキャップを装着
した口金が内視鏡の取扱上、その口金が操作の邪魔にな
らない内視鏡を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、操作部3の本体9に設けられた
送液口金27にキャップ31を着脱自在に装着するよう
にした内視鏡において、前記キャップ31は前記送液口
金27を覆うキャップ本体32を帯状の接続片39によ
り、その送液口金27の根元部位に取り付けることな
く、前記送液口金27以外の部位に取り付け、送液口金
27の高さを必要最小限に抑える構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡本体に口金
を設け、使用しないときの口金にキャップを被せておく
ようにした内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス滅菌を行う際に内視鏡本体の
内腔部を外部に連通させるために外部に突出した口金を
設けた水密型内視鏡において、通常、その口金にキャッ
プを装着して口金を水密に閉塞するようにしたものが特
開昭62−120832号公報において知られている。
また、内視鏡本体の外壁部に突出して設けられたアース
端子を外部に対して電気的に絶縁することを目的とし
て、そのアース端子に電気絶縁部材からなるキャップを
着脱自在に装着するようにしたものが実公平4−171
21号公報において知られている。さらに、強制的に前
方送水を行うための口金を操作部に設けた内視鏡におい
て、使用しないときの口金への汚物の侵入や逆流を防止
するためにその口金にキャップを着脱自在に装着するよ
うにしたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種、内視鏡の口金
に装着するようにしたキャップは取り外した際に内視鏡
本体から離れ、小さなものだけに紛失し易い。このた
め、キャップ自体に取付け用舌片を設け、この取付け用
舌片を、キャップを装着する対象の口金やアース端子の
根元部に係着させるようにしてある。しかしながら、キ
ャップの取付け用舌片を、そのキャップを装着する口金
の根元部に接続する必要上、口金の根元部には取付け用
舌片を取り付ける接続部位が余計に必要となり、その
分、口金の突出高さが増すことになり、内視鏡の取り扱
い操作上、邪魔になる。
【0004】例えば、キャップが着脱される口金がコネ
クター部に突設されている場合、そのコネクターには他
の口金等も設けられており、しかも、コネクターは本
来、コンパクトになるよう設計されているために各口金
等は互いに近接して設けられている。ところが、キャッ
プが着脱される口金はキャップの取付け用舌片を取り付
ける接続部を設ける必要があるために、その口金の高さ
が高くなり、近接した他の口金に送水タンク等の付属品
を着脱する際、キャップを装着する口金が邪魔になる。
【0005】また、キャップが着脱される口金が操作部
に突設されている場合には、前記コネクターの場合と同
じ理由により口金の高さが高くなることから、この口金
が操作部に設けられている送気・送水ボタン、吸引ボタ
ン、アングルノブ、各スイッチ等の操作部材を操作する
際に邪魔になる。特に、操作部の場合にあっては検査中
に頻繁に使用する部分であるので、操作性に支障をきた
す可能性があった。
【0006】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、キャップの不使用時に口金から取り外したキャップ
が紛失することもなく、しかも、口金の高さを必要最小
限に抑え得ることによりキャップを装着した口金が内視
鏡の取扱上、その口金が操作の邪魔にならない内視鏡を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この様な問題点を解決す
るために、本発明による内視鏡は口金に着脱自在なキャ
ップの内視鏡本体との取り付け部を前記口金以外に接続
することにより、口金にキャップの取り付け部を接続す
る接続部を設ける必要がなくなるので、口金の高さを必
要最小限に抑えることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1乃至図4を参照して本発明の第1
実施形態を説明する。図1は操作部本体に突設された送
液口金とその送液口金に着脱可能なキャップを設けた操
作部の背面図、図2は内視鏡全体の外観図、図3は挿入
部先端部の断面図、図4は送液口金にキャップを取り付
けた状態の一部断面図である。
【0009】図2で示すように、内視鏡1の内視鏡本体
は、体腔内に挿入される挿入部2と、この挿入部2の基
端側に位置する操作部3と、この操作部3の側部から延
出するユニバーサルコード4、及びユニバーサルコード
4の延出先端に設けられたコネクター部5とを備えてい
る。挿入部2は先端側から順に先端部6、湾曲部7及び
可撓管部8を設けて成り、湾曲部7は操作部3の本体9
に設けたアングルノブ10を回動操作することによって
湾曲させられる。操作部3にはアングルノブ10と同軸
的に湾曲部7を所望の湾曲位置に固定するためのアング
ル固定ノブ11が設けられている。ユニバーサルコード
4の基端にはテーパ筒状の弾性部材から成る折止め部材
12が被装されている。
【0010】図3に示すように、挿入部2の先端に位置
する先端部6には対物レンズ群13がその先端部本体1
4に埋め込んで設けられており、対物レンズ群13から
得られた像が、固体撮像素子15で結像され、電気信号
に変換されるようになっている。固体撮像素子15で変
換された電気信号は、挿入部2及びユニバーサルコード
4内を通り、コネクター部5の電気コネクター部16に
接続されているケーブル本体17を通じて伝送され、電
気コネクター部16に接続される電気ケーブル(図示せ
ず)からビデオプロセッサ(図示せず)に送られる。そ
して、電気信号はビデオプロセッサにより映像信号に処
理され、モニタ(図示せず)により映像信号が被写体像
として表示される。
【0011】操作部3の本体9には各種の機能部材が設
けられている。まず、操作部3の本体9における上側面
には、前記対物レンズ群13の先端外表面18に付着し
た体液等の汚れを除去するための送水や体腔内に空気を
送る送気を押込み操作等によって行う送気・送水ボタン
21、挿入部2の先端部6に先端が開口し、挿入部2に
内設されている処置具チャンネル(図示せず)を通じて
体液等の吸引を押込み操作によって行う吸引ボタン2
2、後述するスイッチ群の1つのスイッチ23が並べて
隣接する状態で設置されている。さらに、操作部3の本
体9における他側面にはスイッチ群の他のスイッチ24
が設けられている。スイッチ群の各スイッチ23,24
としてはそれぞれ押し込む操作を行うことにより、ビデ
オプロセッサに信号を伝送し、またはレリーズやフリー
ズ等の操作を行う機能を有する。
【0012】挿入部2の先端部6における先端部本体1
4にはパイプ25が貫通して接着により固定されてお
り、パイプ25の内端部にはチューブ26が被嵌された
状態で接着により接続固定されている。チューブ26の
基端側部分は挿入部2内を通じて操作部3に導かれ、そ
の操作部3の本体9に設けられた送液口金27に接続さ
れている。そして、送液口金27からチューブ26及び
パイプ25にわたる送液チャンネル29を形成し、送液
口金27に送液チューブ(図示せず)を取り付けて患部
を強制的に洗浄するための洗浄液、または生体組織にコ
ントラストを付けるためのインジコカルミン等の色素、
さらには送液チャンネル29内を消毒するための消毒液
等を送液する手段を構成している。
【0013】なお、送液口金27は送液チューブ等を接
続するものであって、口金といっても金属で作られる場
合に限らない。ここでの送液チャンネル29は対物レン
ズ群15の先端外表面18に付着した体液等の汚れを除
去するための送水や体腔内に空気を送るための送気を行
う送気送水管路や、処置具の挿入や体液等の吸引を行う
処置具チャンネルとは別に設けられている。
【0014】送液口金27は前述した送気・送水ボタン
21と吸引ボタン22、特に吸引ボタン22の近くで、
かつスイッチ群の1つのスイッチ23の近くに並べて設
置されている。そして、図4で示すように、送液口金2
7にはこれに送液チューブを取り付けていない状態では
キャップ31が被せられる。このキャップ本体32は例
えばシリコンゴム等の弾性部材から作られている。キャ
ップ本体32を送液口金27に被せたとき、送液口金2
7の上端外周に突出した係止凸部(フランジ)35には
キャップ本体32の内側にある係止凹部36が弾性変形
して係止し、キャップ本体32の内側にある水密面37
が常に送液口金27の上端面38に弾性的に押し当たる
状態で密着し、その間の水密が保たれた状態が維持され
る。このため、送液チャンネル29を通じての送液口金
27への汚物の侵入や逆流、及び送液口金27から噴出
することが防止される。
【0015】キャップ本体32の内口部は、操作部3の
本体9の外面から突き出す送液口金27の高さ全部の領
域を覆う深さに形成されている。また、図4で示すよう
に、送液口金27にキャップ本体32を装着したとき、
操作部3の本体9の外面からのキャップ本体32の高さ
は、これの近くに並べて設置されるスイッチ23の高さ
よりも低い。
【0016】キャップ本体32は送液口金27に隣接す
る例えば、スイッチ23の一部から延出して設けられて
いる帯状の接続片39が取付け部材として設けられてい
る。この帯状の接続片39はキャップ本体32と一体に
形成されている。また、接続片39はスイッチ23の外
皮を形成する樹脂製外装部材41と一体に形成され、か
つ接続片39の他端側延出先端に前記キャップ本体32
が一体に形成されている。接続片39はスイッチ23の
樹脂製外装部材41の頂部から送液口金27側へ延出し
て、スイッチ23より低い送液口金27に装着したキャ
ップ本体32の頂部側端まで斜めに略直線的に垂下して
いる。このため、スイッチ23の押し込み操作を行う際
においてキャップ本体32及び接続片39が邪魔になる
ことはない。
【0017】なお、キャップ本体32は帯状の接続片3
9とスイッチ23の樹脂製外装部材41と一体に成形さ
れるが、それぞれ別々に作って接続するようにしてもよ
いし、接続片39とキャップ本体32、または接続片3
9とスイッチ23の樹脂製外装部材41とを一体に成形
してこれを接続するようにしてもよい。
【0018】一方、先端部6の先端部本体14内には前
記固体撮像素子15を有する撮像部45が配設され、こ
の撮像部45にはケーブル46が接続されている。ケー
ブル46は、前述したケーブル本体17を、内側から順
に保護テープ47、シールド48及びシース49で外装
して構成される。ここで、ケーブル46をストリップす
る場合、外側からシース49、シールド48、保護テー
プ47、ケーブル本体17の順番で行うと、ケーブル4
6はケーブル本体17、保護テープ47、シールド4
8、シース49の順で外部に露出する。固体撮像素子1
5の背面に接続されている基板51を保護するためのシ
ールド枠52を絶縁のための熱収縮チューブ53が外装
されているために、ケーブル本体17の端面とシース4
9の端面の距離が長くなり、熱収縮チューブ53をシー
ス49に覆せて接着した場合、撮像部45の硬質部長L
が長くなっていた。ここではストリップの後にシース4
9をしごいて伸ばしてシース49の端面を保護テープ4
7の端面より前方に位置させることにより、熱収縮チュ
ーブ53をシース49に覆せて接着して撮像部45の硬
質部長Lを必要最小限の長さに抑えるようにした。
【0019】この第1実施形態の内視鏡1によれば、ス
イッチ23に並設されている送液口金27に着脱可能な
キャップ本体32の、内視鏡本体と接続するための部材
である接続片39を前記スイッチ23に取り付けるよう
に設けてあるため、送液口金27の高さを必要最小限に
抑えることができる。このため、送液口金27の近くに
あるスイッチ23はもちろん、送気・送水ボタン21や
吸引ボタン22の操作を行う際に邪魔にならない。
【0020】(第2実施形態)図5及び図6を参照して
本発明の第2実施形態を説明する。図5はアース端子口
金にキャップを取り付けた状態の一部断面図、図6はア
ース端子口金に並設されている送水用口金に送水用チュ
ーブを接続している状態の側面図である。
【0021】この第2実施形態に係る内視鏡は、前記第
1実施形態と同様の内視鏡1のユニバーサルコード4の
先端に設けられたコネクター部5の本体60に、機能部
材である送水用口金61とこれに近接した位置でアース
端子口金62を並べて設けている。
【0022】前記送水用口金61は内視鏡1の挿入部2
における先端部6にある対物レンズ群13の外表面に付
着した汚物を取り除くために送水するノズル(図示せ
ず)に洗浄水を供給する送水管路に接続されるととも
に、外部の送水タンク(図示せず)に通じる送水チュー
ブの接続口金63を着脱自在に接続するようになってい
る。アース端子口金62は高周波処置時の高周波漏洩電
流による術者及び患者への火傷を防止するためにアース
線(図示せず)を接続し、これにより内視鏡本体を電気
的に接地するためのものである。
【0023】また、送水用口金61とアース端子口金6
2はコネクター部5をコンパクトにするために近接した
位置で並設している。そして、アース端子口金62には
ポリサルホン等の電気絶縁部材からなるキャップ64が
着脱自在に装着されるようになっている。キャップ64
はアース端子口金62にアース線の接続しない場合や接
続し忘れた場合に術者がそのアース端子口金62に触れ
たときに漏洩電流による火傷を防止し、また、アース端
子口金62にアース線を接続していない場合にはアース
端子口金62の金属部分で術者の手や指へ傷つけること
を防止するためのものである。キャップ64の取付け手
段はアース端子口金61の外周に雄ネジ部66を形成
し、キャップ64のキャップ本体67の内周には雌ネジ
部68を形成し、雄ネジ部66に雌ネジ部68を螺合し
てキャップ64の装着を行う。
【0024】また、キャップ64の紛失を防止するた
め、キャップ64には合成樹脂又はステンレス等の硬質
で耐水性のある鎖69が接続され、鎖69の他端はコネ
クター部5の本体60に取り付けられている。鎖69は
キャップ本体67を内視鏡本体に取り付ける取付け部材
を構成するものである。
【0025】このように構成された内視鏡によれば、送
水用口金61に近接して並設されているアース端子口金
62に着脱可能なキャップ64が鎖69を介して内視鏡
本体のコネクター部5の本体60に取り付けているた
め、アース端子口金62の高さを必要最小限に抑えるこ
とができる。従って、送水用口金61に、外部の送水タ
ンクに通じる送水チューブの接続口金63を接続する場
合、その接続口金63を指で持って取り付けるが、その
際、アース端子口金62に指が直接に触れなくなる。ま
た、その装着作業の邪魔にならない。
【0026】(第3実施形態)図7を参照して本発明の
第3実施形態を説明する。図7はアース端子口金にキャ
ップを取り付けた状態の一部断面図である。この第3実
施形態に係る内視鏡は前記第2実施形態の内視鏡1と同
様に、ユニバーサルコード4の先端に設けられたコネク
ター部5の本体60には送水用口金61とこれに近接し
た位置で並んでアース端子口金62を設け、アース端子
口金62に電気絶縁部材からなるキャップ70を着脱自
在に装着するようにしたものである。さらに、第3実施
形態ではキャップ70のキャップ本体71に帯状の接続
片72を一体に連設し、接続片72の延出先端に前記送
水用口金61の外周に被嵌するリング筒状の装着環73
を形成したものである。キャップ70のキャップ本体7
1、帯状の接続片72、及び装着環73は、シリコンゴ
ム等の弾性材料により一体に成形されている。
【0027】キャップ70のキャップ本体71はアース
端子口金62の全外周を覆うように被嵌され、かつ弾性
的に締め付ける状態で装着される。また、装着環73は
送水用口金61の外周を弾性的に締め付けて装着され
る。このため、キャップ70を装着したアース端子口金
62の高さを抑制でき、送水用口金61に外部の送水タ
ンク(図示せず)に通じる送水チューブの接続口金61
を着脱する際、アース端子口金62及びキャップ70が
邪魔にならない。
【0028】(第4実施形態)図8乃至図10を参照し
て本発明の第4実施形態を説明する。図8は送液口金か
らキャップを外した状態における内視鏡操作部の斜視
図、図9は送液口金にキャップを装着した状態における
内視鏡の操作部の背面図、図10は送液口金にシリンジ
を装着した状態における内視鏡の操作部の側面図であ
る。
【0029】この実施形態に係る内視鏡80は前述した
各実施形態と同様な構造のものであるが、図8に示すよ
うに、操作部本体81に突設された送液口金27に、着
脱可能に装着される例えばシリコンゴム等の弾性部材か
らなるキャップ82は、キャップ本体83と、キャップ
本体83から延出する帯状のリーダ部84と、リーダ部
84の延出先端に一体に設けられる結束バンド部85と
から成る。結束バンド部85は一端に係止孔86を設
け、他端にその係止孔86に係止する爪部87を設けて
成り、ユニバーサルコード4の座屈を防止するために設
けられた折止め部材12の外周に巻き付けて着脱可能に
係着するようになっている。これによって、キャップ8
2は送液口金27から離れた内視鏡本体の部位に取り付
けられる。
【0030】また、リーダ部84は操作部3における内
側に位置するアングルノブ10及びアングル固定ノブ1
1と操作部本体81の外表面との間の隙間を通り、かつ
その操作部本体81の外表面に密に沿って配置される。
つまり、キャップ82のリーダ部84はその操作部3の
デットスペースを利用して配置される。
【0031】さらに、送液口金27に対するキャップ本
体83の係着手段は前述した第1実施形態と同様のもの
であり、また、送液口金27はルアーロック形状として
あるので、洗浄液や色素を送液する際には図10で示す
ようにシリンジ86を直接に送液口金27に接続して行
うことが可能である。キャップ82は内視鏡本体に容易
に着脱できる結束バンド部85を設けているため、その
内視鏡本体に対して着脱可能である。なお、キャップ本
体83を結束バンド部85と同じ電気絶縁性の軟性合成
樹脂で一体的に形成することが望ましい。
【0032】このように構成された内視鏡によれば、ス
イッチ23に並設されている送液口金27に着脱可能な
キャップ82と内視鏡本体との接続をキャップ82に設
けた結束バンド部85を用いてユニバーサルコード4の
基端にある折止め部12に結びつけて行っているため、
送液口金27を利用しないので、その送液口金27の高
さを必要最小限に抑えることができる。これによりスイ
ッチ23、送気・送水ボタン21、及び吸引ボタン22
の操作を行っても邪魔にならない。さらに、キャップ8
2が内視鏡本体に対して着脱可能であるので、キャップ
82が破損した場合は新しいものと交換可能である。
【0033】(第5実施形態)図11を参照して本発明
の第5実施形態を説明する。図11は送液口金27から
キャップ82のキャップ本体83を外し、送液口金27
に送液用チューブを接続した状態における内視鏡の操作
部の側面図である。
【0034】すなわち、内視鏡の送液口金27に接続す
る送液用チューブ92の他端に、シリンジ93を接続す
る接続管94を設け、この接続管94にキャップ91を
仮止め装着する取付部95を設けた例である。取付部9
5は内視鏡の送液口金27と同形状に形成されている
か、そのキャップ91を仮止め装着できる構造に形成さ
れる。内視鏡のその他の構造は前記各実施形態のものと
同じであってもよい。
【0035】しかして、洗浄液や色素の送液を行う場合
は、操作部本体81から突設した送液口金27に送液用
チューブ92を取り付け、送液用チューブ92に接続さ
れるシリンジ93を使用する。このとき、送液口金27
に着脱自在な弾性のキャップ91は取付部95に取り付
けておくようにする。
【0036】このように構成された内視鏡では送液口金
27に着脱自在なキャップ91を有する内視鏡におい
て、キャップ91を取り外して送液用チューブ92を接
続して送液の作業を行っているときには、キャップ91
を、送液用チューブ92に設けられた取付部95に仮固
定することができる。このために、内視鏡を使用中、内
視鏡側から取り外したキャップ91を紛失する心配がな
い。また、キャップ91の紛失を防止するためにキャッ
プ91と内視鏡本体とを接続する手段を用いる必要がな
い。もちろん、送液口金27にキャップ91を接続する
部分を設ける必要もないので、送液口金27の小型化が
可能となり、スイッチ23、送気・送水ボタン21、及
び吸引ボタン22の操作を行っても邪魔にならない。な
お、このような取付部95は送液用チューブ92側では
なく、内視鏡本体に設けてもよい。
【0037】[付記] 1.内視鏡本体に設けられ、配置される位置の周辺部の
外表面より突き出した口金と、前記口金に着脱自在に装
着されるキャップとを有する内視鏡において、前記キャ
ップは前記口金を覆うキャップ本体とこのキャップ本体
を前記内視鏡本体に取り付ける取付け部材を備え、前記
取付け部材は前記口金以外の部位に取り付けたことを特
徴とする内視鏡。 2.口金はスイッチ操作部材や他の口金部材等の機能部
材に隣接し、口金の取付け部材はその機能部材の部分に
取り付けて連結したことを特徴とする付記第1項に記載
の内視鏡。 3.キャップの取付け部材は機能部材を覆うカバー部材
に取り付けて連結したことを特徴とする付記第2項に記
載の内視鏡。 4.口金は前記内視鏡の操作部に配設されていることを
特徴とする付記第1項に記載の内視鏡。 5.キャップのキャップ本体は電気絶縁部材で形成され
ていることを特徴とする付記第1項に記載の内視鏡。 6.キャップのキャップ本体は弾性部材で形成されてい
ることを特徴とする付記第1項に記載の内視鏡。 7.取付け部材は内視鏡本体に対して着脱自在に取り付
けられていることを特徴とする付記第1項に記載の内視
鏡。
【0038】8.内視鏡本体に口金を有し、前記口金に
対して着脱自在なキャップを設けた内視鏡において、前
記口金に取り付け可能なアダプターにキャップを取り付
けることが可能な固定手段を設けたことを特徴とする内
視鏡。 9.内視鏡本体に口金を有し、前記口金に対して着脱自
在なキャップを設けた内視鏡において、キャップを取り
付けることが可能な固定手段を口金以外に設けたことを
特徴とする付記第8項に記載の内視鏡。 10.口金と固定手段の形状を略同一にしたことを特徴
とする付記第8,9項に記載の内視鏡。
【0039】付記第8〜10項は内視鏡本体に口金を有
し、口金に対して着脱自在なキャップを設けた内視鏡に
おいて、口金からキャップを取り外しても、口金以外、
例えば内視鏡本体あるいはアダプターにキャップを取り
付け可能な固定手段を設けているのでキャップを紛失す
る心配がない。また、紛失防止のためにキャップを内視
鏡本体に接続する手段が必要なく、口金にキャップを接
続する部分を設ける必要もないので口金の高さを必要最
小限に抑えることが可能となり、操作の邪魔にならな
い。従って、付記第8〜10項はキャップの紛失を防止
し、口金の高さを必要最小限に抑えて操作の邪魔になら
ない着脱自在なキャップを提供できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ャップの不使用時に口金から取り外したキャップが紛失
することもなく、しかも、口金の高さを必要最小限に抑
え得ることによりキャップを装着した口金のコンパクト
化が図れ、内視鏡の取扱上、その口金が邪魔にならな
い。キャップを装着した口金に隣接する他の機能部材が
ある場合にはその機能部材の操作の邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る内視鏡の操作部の背面図。
【図2】第1実施形態に係る内視鏡全体の外観図。
【図3】第1実施形態に係る内視鏡の挿入部先端部の断
面図。
【図4】第1実施形態に係る内視鏡において送液口金に
キャップを取り付けた状態の一部断面図。
【図5】第2実施形態に係る内視鏡においてのアース端
子口金にキャップを取り付けた状態の一部断面図。
【図6】第2実施形態に係る内視鏡においてのアース端
子口金に並設されている送水用口金に送水用チューブを
接続している状態の側面図。
【図7】第3実施形態に係る内視鏡においてのアース端
子口金にキャップを取り付けた状態の一部断面図。
【図8】第4実施形態に係る内視鏡においての送液口金
からキャップを外した状態における内視鏡操作部の斜視
図。
【図9】第4実施形態に係る内視鏡においての送液口金
にキャップを装着した状態における内視鏡の操作部の背
面図。
【図10】第4実施形態に係る内視鏡においての送液口
金にシリンジを装着した状態における内視鏡の操作部の
側面図。
【図11】第5実施形態に係る内視鏡においての送液口
金からキャップを外し、送液口金に送液用チューブを接
続した状態における内視鏡の操作部の側面図。
【符号の説明】
1…内視鏡 2…挿入部 3…操作部 4…ユニバーサルコード 5…コネクター部 9…操作部の本体 21…送気・送水ボタン 22…吸引ボタン 23…スイッチ 27…送液口金 31…キャップ 32…キャップ本体 39…帯状の接続片

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡本体に設けられ、配置される位置の
    周辺部の外表面より突き出した口金にキャップを着脱自
    在に装着するようにした内視鏡において、前記キャップ
    は前記口金を覆うキャップ本体とこのキャップ本体を前
    記内視鏡本体に取り付ける取付け部材を備え、前記取付
    け部材を前記口金以外の部位に取り付けたことを特徴と
    する内視鏡。
JP8280665A 1996-10-23 1996-10-23 内視鏡 Withdrawn JPH10118002A (ja)

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JPH10118002A true JPH10118002A (ja) 1998-05-12

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005000653A (ja) * 2003-05-21 2005-01-06 Arkray Inc 穿刺装置
JP2008018014A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡湾曲部用帯状部材

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