JP3695877B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡、更に詳しくは挿入部の先端部に着脱自在の先端カバー部分に特徴のある内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、細長の挿入部を有する内視鏡は医療用分野及び工業用分野で広く用いられるようになった。この挿入部の先端部には照明手段と観察手段とが固定される硬質の先端部材で形成されている。
【0003】
硬質の先端部側を人体などの屈曲した体腔内に挿入した場合には、硬質の先端部が屈曲した部分の体腔壁に当接している状態で、挿入部を過度に強く押し込む操作を行うと、硬質の先端部で体腔壁を損傷させる可能性がある。
【0004】
このため、先端部における前面側には、弾性を有する先端カバーで覆うようにして、挿入の際等に先端部が体腔壁を損傷させることを防止できるようにしたものがある。
【0005】
また、処置具を起上する起上台を回動自在に収納する収納部を先端カバーで形成したものもある。特に、処置具を起上する起上台を収納した場合には、使用後に十分に洗浄及び消毒することが必要になり、先端カバーを着脱自在な構造にしている場合が多い。
【0006】
例えば、特開平8−19509号公報の従来例では、先端カバーと同様なキャップを固定用ネジで先端部本体のネジ孔に螺合させて固定しかつシール材でも接着する。さらにキャップには先端部本体の前記ネジ孔より大きいネジ孔を形成し、キャップを取り外す場合には、固定用ネジを除去した後、分離用ネジにより先端部本体を押してシール材による接着状態にあるキャップを分離(取り外し)できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のように先端カバー(キャップ)をビス(ネジ)で固定する構造では、先端カバーを取り付ける際には、ドライバの様な治具が必要になり、治具を紛失すると先端カバーを取り付けることが出来なくなる。また、ビスは先端本体に螺合されるものであり、その大きさは当然小さい為、紛失し易く内視鏡検査の前に紛失すると先端カバーが固定できなくなり、検査もできなくなる。そして、ビス締め固定であるので作業も頻雑になってしまう。さらに、取り外す際にも分離用ビスが必要になる。
【0008】
一方、簡単な着脱式の先端カバーとしては、ゴムなどの弾性部材からなる先端カバーの孔を先端部本体に設けられた凸部に係合させるものが考えられるが、この構造は、固定が十分に行えなく位置決め精度が悪かったり、検査途中でずれたり、外れたりする可能性があった。
【0009】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、先端カバーを先端部に高い位置決め精度で、容易に着脱自在かつ確実に固定できる固定機構を有する内視鏡を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明による内視鏡は、挿入軸を有し、被検体に挿入するための挿入部と、前記挿入部の先端側を構成する先端部と、前記先端部を覆うためのキャップ形状のカバーと、前記先端部の先端に前記挿入軸方向に延出して設けられ、前記カバーを前記先端部に対して押し込むとともに前記挿入軸を中心に回転する2段階操作で装着するための先端側係止部と、を有し、前記カバーを前記先端部に装着する回転操作の範囲の少なくとも一部および使用位置で前記先端側係止部の先端面を前記挿入軸方向に付勢する付勢手段を前記カバーに設けたことを特徴とし、前記付勢手段は、弾性変形部であることを特徴とする。
【0011】
本発明の内視鏡では、前記カバーの先端部に対する押し込みと前記挿入軸を中心に回転する2段階操作で前記カバーを前記先端部に装着し、この回転操作の範囲の少なくとも一部および使用位置で、前記カバーに設けた付勢手段により前記先端側係止部の先端面を前記挿入軸方向に付勢する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0013】
図1ないし図14は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は内視鏡の構成を示す構成図、図2は図1の先端部本体と先端カバーの構成を示す構成図、図3は図2の先端部本体と先端カバーの側面を示す側面図、図4は図2のフックの構成を示す構成図、図5は図2の先端部本体と先端カバーとの装着を説明する第1の説明図、図6は図2の先端部本体と先端カバーとの装着を説明する第2の説明図、図7は図2の先端部本体と先端カバーとの装着を説明する第3の説明図、図8は図2の先端部本体への装着時の先端カバーの断面を示す断面図、図9は図2の先端部本体と先端カバーとの装着時の外観を示す外観図、図10は図8の先端部本体への不完全装着時の先端カバーの断面を示す断面図、図11は図8の先端部本体への装着時の先端カバーの誤組構造の一例を示す図、図12は図1の先端部本体と先端カバーの第1の変形例の要部構成を示す構成図、図13は図12のX−X線断面及びY−Y線断面を示す断面図、図14は図1の先端部本体と先端カバーの第2の変形例の要部構成を示す構成図である。
【0014】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態の内視鏡1は、細長の挿入部2と、この挿入部2の後端に設けられた操作部3と、この操作部3から側方に延出されたユニバーサルコード4とから構成されている。この挿入部2は、先端側から先端部5と、湾曲自在の湾曲部6と、可撓性を有する長尺の可撓部7とからなり、可撓部7の基端部にはテーパ状の折れ止め部8が設けられ、この折れ止め部8の基端部に前記操作部3が連設された構成となっている。
【0015】
先端部5を構成する硬質の(より具体的にはステンレススチール等、剛性を有する部材で形成された)先端部本体9には、先端カバー10が着脱自在に装着されるようになっている。図2は内視鏡1の挿入部2の先端部5を拡大した図であり、先端カバー10を先端部本体9から取り外した状態で示している。
【0016】
図2に示すように、先端部本体9には、挿入部2の軸方向(長手方向)と直交する側方を視野方向とする対物レンズ20と、この視野方向に照明光を出射して照明する照明レンズ21が長手方向に隣接して設けられ、さらに先端部本体9の基端側には、対物レンズ20を洗浄するための洗浄液の送液、および対物レンズ20に付着した水滴を除去するための送気あるいは体腔内への送気等を行うため、挿入部2に内設された送気送水管路(図示せず)と連通する送気・送水ノズル22が対物レンズ20に向かって設けられている。ここで、先端部本体9の外観上の稜線には、CO.2またはRO.2以上の面取りがされており、先端カバー10の軸方向への挿入、及び回転操作がしやすくなっているばかりか、万が一、検査中に先端カバー10が体腔内に脱落しても外観上の綾線で体腔内を傷つけることがないようにしてある。
【0017】
一方、図示はしないが、対物レンズ20の結像位置には、CCD等の撮像素子が配置され、結像された像を光電変換し、撮像素子に接続された信号ケーブルを介して前記ユニバーサルコード4等を経て接続されるビデオプロセッサ或いはカメラコントロールユニットに光電変換した撮像信号を伝送するようになっている。そして、ビデオプロセッサ或いはカメラコントロールユニットでは、信号処理を行い、標準的な映像信号に変換し、図示しないカラーモニタに撮像素子に結像された内視鏡画像を表示する。
【0018】
また、先端部本体9における照明レンズ21の内側には、図示しないライトガイドファイバ束の先端面が配置され、このライトガイドファイバ束は挿入部2、操作部3を経てユニバーサルコード4内を挿通され、その末端のライトガイドコネクタを図示しない光源装置に接続することにより、光源装置から供給される照明光を伝送し、先端面からさらに照明レンズ21を経て対物レンズ20の視野方向に照明光を出射するようになっている。
【0019】
送気・送水ノズル22、対物レンズ20、照明レンズ21が設けられた半円柱部分に隣接する先端部本体9は、反対側の一部の側片部23を残して切り欠かれて、この切り欠かれた空間部24(の先端部本体9の基端寄りの部分)には、処置具起上台25がその基端側が先端部本体9に対し回動自在に軸支した状態で配置され、この処置具起上台25の先端寄りの部分には挿入部2内を挿通された起上ワイヤ26の先端が接続されている。
【0020】
処置具起上台25に一端が接続された起上ワイヤ26は、挿入部2内を挿通され、操作部3内の起上操作機構に接続され、この起上操作機構には処置具起上レバー11(図1参照)が接続され、この処置具起上レバー11を回動する操作を行うことにより起上ワイヤ26を牽引して処置具起上台25の傾き角度を変更して、処置具の先端側が突出される方向を可変制御できるようにしている。
【0021】
図1に戻り、操作部3には、使用者が把持する把持部本体12の基端部側(図1では上方側)には、湾曲部6の湾曲操作を行う湾曲操作ノブ13、処置具起上レバー11、送気・送水の操作を行う送気・送水ボタン14、吸引の操作を行う吸引ボタン15、ビデオプロセッサ或いはカメラコントロールユニットに対し、静止画の指示等、画像制御の指示操作を行う複数の操作スイッチ16が設けられている。
【0022】
また、操作部3には吸引ボタン15に隣接する位置に起上ワイヤ洗浄口金17が設けられており、この起上ワイヤ洗浄口金17は、起上ワイヤ26が挿通される起上ワイヤ管路(図示せず)の基端部に連通し、起上ワイヤ管路の洗浄の際に使用される。また、挿入部2内に設けられている処置具チャンネル(図示せず)の基端側は、チャンネル挿入口18に連通し、このチャンネル挿入口18から処置具を挿通できるようにしている。
【0023】
図2に示すように、先端部本体9の基端部は、湾曲部6を構成する複数の湾曲駒(図示せず)からなる湾曲管(図示せず)に接続され、その外装には電気絶縁性材料で形成された湾曲被覆部材27が被覆されている。この湾曲被覆部材27の端部は、先端部本体9に対し接着剤等により水密固定されており、その湾曲被覆部材固定部28の先端側の先端部本体9の外周には、PSU、変性PPO、PEIなどの熱可塑性樹脂部材や、セラミックス、シリコンゴムなどの電気絶縁性材料で形成された絶縁部29が設けられている。
【0024】
また、先端カバー10の基端部には、装着時に絶縁部29の外周を全周に渡り弾性的に締め付ける締め付け部10aが環状に設けられている。これにより、絶縁部29が先端カバー10の基端部にしっかり密着するので、高周波電流を用いた処置を行う場合でも内視鏡の先端部の外表面に高周波電流が漏れることがない。また、締め付け部10aは先端カバー10を取り外す際の回転付勢にもなっているので、不用意に外れることがなく安全である。
【0025】
なお、絶縁部29は凸の曲面で形成されており、絶縁部29の先端側端部には金属性の抜け止めピン30が先端部本体9に対し接着等で固定されており、さらにその頭部には金属が露出しないように接着剤等が盛られている(図示せず)。
【0026】
また、絶縁部29の側面には、図3に示すように、先端カバー10の装着の回転位置を示すスコープ側指標31が設けられている。このスコープ側指標31は、絶縁部29の表面の色と異なる接着剤が充填されて形成されている。
【0027】
図2に戻り、先端カバー10を形成する先端カバー本体32は、先端部本体9を覆うようにキャップ状に形成され、対物レンズ20、照明レンズ21及び処置具起上台25に対応する側方に開口部33が設けられている。
【0028】
また、先端カバー10の内面には、側片部23を含めた先端部本体9の一部を覆うように補強部材34が先端カバー本体32と一体で形成されている。ただし、先端カバー10の外観には露出しない。ここで、一体に形成する方法は、インサート成型で一体成型してもよいし、別体で作ったものを後で接着剤等を用いて一体化するものでもどちらでもよい。
【0029】
また、先端カバー本体32は、電気絶縁性材料からなるゴム材料(具体的にはシリコンゴム等)やエラストマでできており、外観上には、図3に示すように、カバーの軸方向に平行に伸びるカバー側指標35が設けられている。
【0030】
図2に示すように、補強部材34は、ステンレススチール等、剛性を有する材料で形成され、先端側に底部36を有する形状をしており、この底部35を設けることで先端カバー10の剛性を高めている。なお、補強部材34の底部36には、先端カバー10を先端部本体9に着脱自在に固定するための形状が形成されている。
【0031】
一方、先端部本体9の先端面には、先端カバー10を着脱自在に固定するための、先端部本体側係止部であるL字形状の硬質のフック37が設けられている。図4はフック37の拡大図であり、(a)は正面図、(b)は側面図を示す。なお、フックの形状は任意でよい。
【0032】
図4(b)に示すように、フック37の頭部にはほぼ全周に渡り、面取り45(またはR面取り)がしてある。また、フック37の裏側には、先端カバー10を係合するための係止凸部38が設けられ、フック37は先端部本体9の軸方向の投影面内に収まって設けられている。また、フック37の外観稜線にもCO.2またはRO.2以上の面取りがされている。ここで、図4(a)に示すように、フック37の柱部39の中心Zと、先端部本体9の外径中心Oとはずれている。なお、中心Oは先端カバー10と先端部本体9との回転中心でもある。
【0033】
なお、フック37が先端部本体9の軸方向の投影面内に収まっているので、フック37は先端部本体9の外径から飛び出ていないため、万が一先端カバー10が脱落して挿入部2を体腔内から引き抜く場合でも体壁を傷つけることがなく、安全である。また、フック37の外観稜線にもCO.2またはRO.2以上の面取りがされているので、先端カバー10の軸方向への挿入、及び回転操作がしやすい。
【0034】
また、フック37は、図4のように先端部本体9に一体加工されていなくともよく、別体でビス、接着、溶接等で固定されていても構わない。
【0035】
図2に戻り、補強部材34の底部36には、フック37に対してある回転角度で軸方向に挿入可能なフック挿入部40があり、さらにフック37の係止凸部38が先端カバー10の一段押し込み回転操作で係合する係止溝41が設けられている。
【0036】
さらに、補強部材34の底部36のフック挿入部40と係止溝41との境界部には、先端カバー10の回転中心O側に向かって凸状の爪部42が形成されている。そして、フック挿入部40や係止溝41のある補強部材34の底部36の先端側全面は、先端カバー本体32で覆われている。
【0037】
次に先端カバー10を先端部本体に取り付ける方法について説明する。
まず、図3に示すように、カバー側指標35をスコープ側指標31に合わせながら先端カバー10をある回転角度で先端部本体9に軸方向に挿入する。図5(a)は、その軸方向挿入後の状態を先端側から見た図である。
【0038】
図5(a)に示すように、この状態では、フック37がフック挿入部40に収まっている(先端カバー本体は図示せず)。また、先端部本体9と補強部材34とは嵌合しており、その嵌合している円周部分の角度θは180°を超えて(理想は角度θは190°以上)大きく設定されている。この時のフック37と補強部材34との回転方向のガタに影響を及ぼす水平方向のクリアランスは、図中左右の隙間をそれぞれx1、x2とすると、x1+x2となる。
【0039】
また、2点破線と実線で囲まれた領域Pと領域Qの上面には、先端カバー本体32は成型されておらず、図5(a)のA−A線断面である図5(b)でわかるようにこの領域Pと領域Qの部分については、補強部材34と先端カバー本体32との間には空間が存在する。さらに、図5(b)でわかるように、フック37の頭部が先端カバー本体32に接触した状態では、フック37の取付面51(図3参照)から係止凸部38までの距離をL1、同じく取付面51から爪部42の先端側に形成された爪部側当接面52までの距離L2としたとき、L1<L2に設定されている。なお、図5(b)中の太線矢印は装着時の爪部42の動く経路を示す。
【0040】
つまり、フック37の頭部が先端カバー本体32に接触した状態ではL1<L2に設定されているので、この状態で先端カバー10を先端側から見て時計方向に回転しても、爪部42がストッパとなってフック37の係止凸部38は、補強部材34の係止溝41には係合しない。
【0041】
図6(a)は図5(a)の状態から先端カバー10をさらに軸方向に押し込んだ後、先端側から見て時計方向に回転してフック36の係止凸部38を係止溝41に係合した装着完了時の状態を示す(先端カバー本体は図示せず)。
【0042】
つまり、図6(a)に示す状態で、回転方向と軸方向の位置決めが完了する。この状態でも回転方向のガタは、わずかにある。ガタになる水平方向のクリアランスは、図中左右の隙間をそれぞれx3、x4とすると、x3+x4となり、x1+x2≧x3+x4で設定されている。すなわち、回転方向のガタは装着前よりも装着後の方が小さく設定されている。したがって、回転操作前ではクリアランスが大きいので、フック37をフック挿入部40に挿入しやすい。また、回転操作後は、クリアランスが小さいので先端カバー10が先端カバー9にきっちり位置決めできる。
【0043】
また、図6(a)のB−B線断面である図6(b)に示すように、爪部側当接面52から先端カバー本体32までの距離をM、フック側当接面53からフック頭部までの距離をmとすると、M<mで設定されている。つまり、M<mなので装着完了時、図6(b)で示すように、フック頭部は軸方向に弾性材の先端カバー本体32及び爪部42で付勢されて、フック37の係止凸部38が係止溝41にしっかり係合し、不用意に外れず安全となる。なお、図6(b)中の太線矢印は取り外す時の爪部42の動く経路を示す。
【0044】
また、図5(b)に戻り、フック37の頭部にはほぼ全周に渡り面取りがされているので、例えば補強部材34と先端カバー本体32との境界部54からフック37の頭部の先端面までの距離をeとすると、その大きな面取りのおかげで距離eを全周に渡り大きくとることができる。
【0045】
また、距離eは、先端カバー10の軸方向の押し込みストロークmax、すなわち図5(b)の距離yと以下の関係をもつように設定されている。
【0046】
e>y/4
つまり、上記の様に設定することで、補強部材34と先端カバー本体32との境界部54が剥離しにくくしてある。なお、図5(a)で領域Qの上面に空間を設けている理由も押圧面までの距離をかせぎ上記と同じ効果を出させるためである。
【0047】
図7は、図5(b)の状態と図6(b)状態の途中の状態を示しており、爪部42がフック37の裏側のスリット部55を通過している状態を示す。
【0048】
図7に示してあるように、補強部材34の係止溝側壁56の高さhは、h>L1で設定されている。h>L1なので、フック37の係止凸部38が係止溝側壁56の上に乗り上げることがなく、回転のストッパになっている。
【0049】
また、図5(a)に示すように、補強部材34のフック挿入部側壁57の一部に切り欠き部58が設けられており、切り欠き部58の端部59は、フック37の柱部端60より回転中心O側に位置するので、先端カバー10を先端から見て反時計方向にめいっぱい回転しても端部59がフック37の柱部39に先に当たり回転のストッパになっている。
【0050】
さらに、切り欠き部58が設けられているのでフック側当接面53がフック挿入部側壁57の上に乗り上げることはない。
【0051】
先端カバー10を取り外す時は、以上までの操作の逆を行う。先端カバー10の先端を軸方向にいったん押し込んで、フック37の係止凸部38を係止溝41からはずした後、先端側から見て反時計方向に回転させ、フック37をフック挿入部40まで移動させる。その後、先端カバー10を先端側へ軸方向に引き抜いて取り外す。
【0052】
なお、先端カバー10を外す時の回転方向は先端側から見て反時計方向であり、本実施の形態の対物レンズ20のレイアウト(図2参照)では、その方向は視界を覆う方向である。したがって、外れる時は必ず先端カバー10の一部が視界に入ってくるので、万が一体腔内で先端カバー10が外れかかっても、術者はすぐに気づき安全である。
【0053】
先端カバー10の基端側の環状の締め付け部10aは、絶縁部29の外周を全周に渡り締め付けているので、図8(a)に示すように、装着前の自然状態の先端カバー10において、基端側端面61から爪部側当接面52までの距離をL11、先端カバー10の基端側端面61が突き当たる絶縁部側突き当て面62からフック側当接面53までの距離をL12としたとき、L11>L12に設定している。
つまり、L11>L12と設定されているので、装着時の先端カバー10は軸方向に付勢されることになり、先端カバー10を先端側へ付勢することになるので、フック37の係止凸部38が係止溝41にしっかり係合し、不用意に外れず安全となる。
【0054】
また、先端カバー10の先端部に、軸方向に先端カバー10を押し込んだ時、変形する凸状の弾性変形部63を設けてもよい。なお、装着状態では弾性変形部63の先端と先端部本体9(すなわち、フック37)とはほぼ当接している。
【0055】
この状態から、先端カバー10を取り外すために軸方向に押し込むと、図8(b)に示すように、係止凸部38が係止溝41から外れるが、弾性変形部63が変形する。また、この時、先端カバー本体32の一部も図8(b)で示すように変形する。この状態で軸方向の押し込みを止めると、先端カバー本体32の復元力でまた図8(a)の状態に戻り、容易に外れることがない。
【0056】
上述したように、先端カバー本体32は、ゴム材料(具体的にはシリコンゴム等)やエラストマ等の弾性材で構成されており、フック頭部は、弾性材の先端カバー本体32及び爪部42で付勢されているので、図9に示すように、先端カバー10の外観には隆起部71ができるが、隆起部ダミー72を予め、先端カバー10の先端に設けることで、この隆起部71を目立たなくすることができる。
【0057】
また、補強部材34の基端側コーナ73が一部内面が切り欠かれていて、その部分に先端カバー本体32が覆うようになっていて、基端側コーナ73の剥離を防止している。
【0058】
さらに、処置具起上台25側の側片部23と嵌合する部分において、補強部材34の基端側一部である延出部74が軸方向に延出しており、先端カバー10を装着ないし取り外す時の回転操作において側片部23との軸方向の嵌合長が長くなり、回転し易くしている。また、処置具起上台25側の先端カバー本体32の補強の効果もある。
【0059】
さらにまた、側片部23の側面には、先端カバー本体32の内面に設けられた処置具誘動壁75との干渉を避けるための逃げ部76が設けられており、先端カバー10を装着ないし取り外す時の回転操作でも干渉しないので、操作がしやすい。
【0060】
図10は、図8において、不完全装着時にフック37がフック挿入部40に嵌入しない状態で先端カバー10を回転し、開口部33を対物レンズ21のある面に合わせた時の図である。
【0061】
この状態で、前側と後側に目視でもはっきりわかるレベルのほぼ1mm程度の隙間f及びgがあくように設定してある。よって、確実に装着されているかいないかが容易にわかる。
【0062】
また、図11は、図8において、他機種の先端カバー10が誤って組み付かないように誤組構造の一例を示したものである。
【0063】
図11に示すように、補強部材34の底部35の一部に凸部81が設けられ、先端部本体9側にそれが係合し回転できる凹部82が全周的に形成されている。
【0064】
図11の上記以外を除いて他の部分が図10の先端部本体9と同じであれば、図11の先端カバー10は、図10の先端部本体9には前記凸部81があるので組み付かない。なお、凹と凸の関係は逆でも同じである。
【0065】
またその他の誤組構造としては、フック37の取付座標位置を機種ごとに変えて誤組構造としてもよいし、補強部材34が先端部本体9と円周状に嵌合する部分の径dの大きさを機種ごとに変えて誤組構造としてもよい。また、フック34の形状及びフック挿入部39の形状を機種ごとに変えて誤組構造としてもよいし、フック36裏側のL1の距離を機種ごとに変えて誤組構造としてもよい。
【0066】
従って、本実施の形態では、カバー側指標35をスコープ側指標31に合わせながら挿入カバー10をある挿入角度で先端部本体9に軸方向に挿入させた後、挿入カバー10をさらに軸方向に押し込みながら回転操作し、爪部42によるフック37の係止凸部38の係止を解除しフック37の係止凸部38を補強部材34の係止溝41に位置させ、フック37の頭部を軸方向に弾性材の先端カバー本体32及び爪部42で付勢し、係止凸部38を係止溝41に確実に係合させることで、先端カバー10を先端部本体9に高い位置決め精度で、容易に着脱自在かつ確実に固定することができる。
【0067】
なお、本実施の形態の第1の変形例として、図12に示すように、凸と凹の関係を逆にし、フック37の裏側に第2の凹部91(図13参照)を設け、補強部材34側に第2の凸部92が設けられて構成してもよい。
【0068】
この場合、上記第2の凹部91と第2の凸部92は、図13(a)の状態から本実施の形態の場合同様、先端カバー10の一段押し込み操作及び回転(先端側から見て時計方向)で、図13(b)に示すように係合する。従って、第1の変形例においては、第1実施の形態と同様、簡単かつ確実に先端カバー10を先端部本体9に着脱自在に固定でき、回転規制、軸方向の規制も確実であり、外す時は、フック37の根本側にいったん押し込んだ状態で回転させなければならないので、体腔内では非常に脱落しにくい。
【0069】
また、本実施の形態の第2の変形例として、図14(a)に示すように、先端カバー10を軸方向に挿入したフック37(外形線を実線)を、先端カバー10をさらに軸方向に押し込んだ後回転させて装着する(外形線を点線)ように構成してよい(先端カバー本体32は図示せず)。つまり、図14(a)のZ−Z線断面図である図14(b)に示すように、フック37の口元部91が補強部材34側に設けられた第3の凹部92に本実施の形態と同様の操作で着脱自在に係合するように構成しても、本実施の形態と同様な作用・効果を得ることができる。
【0070】
図15は本発明の第2の実施の形態に係る先端部本体と先端カバーとの装着を説明する説明図である。
【0071】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0072】
第1の実施の形態では、補強部材34にフック37の係止構造を設けたが、本実施の形態では、先端カバー10の先端カバー本体32の係止構造が設けられており、図15に示すように、フック37には第4の凹部102、先端カバー本体32の内側には第4の凸部101が設けられている。そして、第4の凸部101の裏に補強板103を設けて係止構造を補強している。
【0073】
本実施の形態の場合は、第1の本実施の形態でいう補強部材34がないので、先端カバー本体32が先端部本体9に対し、ほぼ全長に渡り接触している。その他の構成は第1の本実施の形態と同じである。
【0074】
こうように構成することで、本実施の形態においても、第1の本実施の形態と同等の作用・効果を得ることができる。
【0075】
なお、第4の凸部101の形状が半円状なので、更なる軸方向への押し込み操作を意図的にしなくても回転操作のみで第4の凹部102に係合/非係合ができる。また形状は半円状でなくても斜面でもよい。
【0076】
[付記]
(付記項1) 先端カバーが先端部本体に着脱自在な内視鏡において、
前記先端カバーの軸方向への押し込みと回転操作によって着脱自在に係合する先端カバー側係止部及び先端部本体側係止部を、前記先端カバー側係止部は前記先端カバーに、前記先端部本体側係止部は前記先端部本体にそれぞれ設けると共に、前記回転操作の範囲の少なくとも一部で前記先端部本体側係止部の先端面を軸方向に付勢する付勢手段を前記先端カバーに設けた
ことを特徴とする内視鏡。
【0077】
(付記項2) 前記先端カバーと前記先端部本体が嵌合する円周部分は、装着途中の回転操作前の状態で、180°を超えて大きく設定されている
ことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0078】
(付記項3) 前記付勢手段は、前記先端カバーが前記先端部本体に装着された状態で、前記先端部本体側係止部の先端面を軸方向に付勢する
ことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0079】
(付記項4) 前記先端部本体側係止部と前記先端カバー側係止部との回転方向のクリアランスを前記先端カバーの装着途中の回転前の状態よりも装着後の方を小さくした
ことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0080】
(付記項5) 前記先端部本体側係止部を前記先端部本体の軸方向投影面積内に収めた
ことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0081】
(付記項6) 前記付勢手段は、弾性材からなる先端カバー本体である
ことを特徴とする付記項1に記載の内視鏡。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の内視鏡によれば、先端部を覆うためのカバーに設けられた付勢手段が回転操作の範囲の少なくとも一部で先端側係止部の先端面を軸方向に付勢するので、先端カバーを先端部に高い位置決め精度で、容易に着脱自在かつ確実に固定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡の構成を示す構成図
【図2】図1の先端部本体と先端カバーの構成を示す構成図
【図3】図2の先端部本体と先端カバーの側面を示す側面図
【図4】図2のフックの構成を示す構成図
【図5】図2の先端部本体と先端カバーとの装着を説明する第1の説明図
【図6】図2の先端部本体と先端カバーとの装着を説明する第2の説明図
【図7】図2の先端部本体と先端カバーとの装着を説明する第3の説明図
【図8】図2の先端部本体への装着時の先端カバーの断面を示す断面図
【図9】図2の先端部本体と先端カバーとの装着時の外観を示す外観図
【図10】図8の先端部本体への不完全装着時の先端カバーの断面を示す断面図
【図11】図8の先端部本体への装着時の先端カバーの誤組構造の一例を示す図
【図12】図1の先端部本体と先端カバーの第1の変形例の要部構成を示す構成図
【図13】図12のX−X線断面及びY−Y線断面を示す断面図
【図14】図1の先端部本体と先端カバーの第2の変形例の要部構成を示す構成図
【図15】本発明の第2の実施の形態に係る先端部本体と先端カバーとの装着を説明する説明図
【符号の説明】
1…内視鏡
2…挿入部
3…操作部
4…ユニバーサルコード
5…先端部
6…湾曲部
7…可撓部
8…折れ止め部
9…先端部本体
10…先端カバー
10a…締め付け部
11…処置具起上レバー
12…把持部本体
13…湾曲操作ノブ
14…送気・送水ボタン
15…吸引ボタン
16…操作スイッチ
17…起上ワイヤ洗浄口金
18…チャンネル挿入口
20…対物レンズ
21…照明レンズ
22…送気・送水ノズル
23…側片部
24…空間部
25…処置具起上台
26…起上ワイヤ
27…湾曲被覆部材
28…湾曲被覆部材固定部
29…絶縁部
30…抜け止めピン
31…スコープ側指標
32…先端カバー本体
33…開口部
34…補強部材
35…カバー側指標
36…底部
37…フック
38…係止凸部
39…柱部
40…フック挿入部
41…係止溝
42…爪部
45…面取り

Claims (2)

  1. 挿入軸を有し、被検体に挿入するための挿入部と、
    前記挿入部の先端側を構成する先端部と、
    前記先端部を覆うためのキャップ形状のカバーと、
    前記先端部の先端に前記挿入軸方向に延出して設けられ、前記カバーを前記先端部に対して押し込むとともに前記挿入軸を中心に回転する2段階操作で装着するための先端側係止部と、
    を有し、前記カバーを前記先端部に装着する回転操作の範囲の少なくとも一部および使用位置で前記先端側係止部の先端面を前記挿入軸方向に付勢する付勢手段を前記カバーに設けたことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記付勢手段は、弾性変形部であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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