JP3331066B2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JP3331066B2
JP3331066B2 JP22390594A JP22390594A JP3331066B2 JP 3331066 B2 JP3331066 B2 JP 3331066B2 JP 22390594 A JP22390594 A JP 22390594A JP 22390594 A JP22390594 A JP 22390594A JP 3331066 B2 JP3331066 B2 JP 3331066B2
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Inventor
洋志 岩田
Original Assignee
旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部本体に対して
先端キャップが着脱されるようにした内視鏡の先端部に
関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、使用後に完全に洗浄、消毒を
行う必要がある。そのためには、送気送水管路の内部に
まで掃除用ブラシを挿通してブラッシングする必要があ
る。
【0003】そこで、前方視型の内視鏡などでは、送気
送水の噴出方向を曲げるためのノズルを、先端部本体に
対して着脱自在なゴム製の先端キャップに形成すること
によって、先端キャップを取り外せば先端部本体に送気
送水管が真っ直ぐに開口して、その中に掃除用ブラシを
差し込むことができるようにしている。
【0004】そのような内視鏡の先端部の場合、従来
は、円柱状に形成された先端部本体の外周面の後半部分
に円周溝を形成すると共に、円筒状に形成された先端キ
ャップの後端部分付近の内径を、先端部本体の円周溝に
係合するように細く形成している。
【0005】また、先端キャップに形成されたノズル部
を先端部本体の送気送水管路の開口部に正確に対向させ
る必要があるので、先端部本体と先端キャップとに、回
転方向の位置決めをするための互いに係合する凹部と凸
部を形成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような先端キャ
ップを先端部本体に取り付ける際には、一般に、先端キ
ャップ内に先端部本体を差し込むようにして先端キャッ
プを先端部本体に被せることになる。
【0007】その時に、回転方向の位置決めのための凹
部と凸部の位置合わせも同時に行う必要があるが、その
動作は先端部本体に対する先端キャップの取り付け動作
とは全く相関関係を持たないものなので、回転方向の位
置決めを円滑に行うのは容易ではない。
【0008】また、先端キャップを先端部本体に取り付
ける際に、先端キャップの内径の細い部分が先端部本体
の円周溝と係合する位置に到達するまでは、先端キャッ
プが先端部本体の外周面によって押し広げられた状態に
なっているので、先端部本体に対する先端キャップ取り
付けには相当の力を加える必要がある。
【0009】そのため、回転方向の位置決めのための凹
部と凸部とが正確に係合しているのかどうかを手の感覚
から判断することができないので、結局、先端キャップ
が先端部本体に対して正確に取り付けられていないまま
使用してしまうことがあった。
【0010】そこで本発明は、先端キャップを先端部本
体に対して容易且つ確実に正しい向きに取り付けること
ができる内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の先端部は、円柱状に形成された先
端部本体には、先端縁部に開口してそこから後方に連な
るL字状の溝を外周面に形成すると共に、先端面に開口
する流体出口を囲んで先端面から前方に突出する凸部を
形成し、上記先端部本体に被嵌するために円筒状に形成
されて上記流体出口に対向する位置に前端壁が形成され
た先端キャップには、上記先端部本体のL字状溝に係合
する突起を筒状部の内周面に内方に向けて突設すると共
に、上記先端部本体の凸部が嵌まる凹部を上記前端壁の
内面側に形成したことを特徴とする。
【0012】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
前方視型の内視鏡の先端部本体1に先端キャップ30が
取り付けられる前の状態を示し、図2は、先端部本体1
に先端キャップ30が取り付けられた状態を示してい
る。
【0013】先端部本体1は円柱状に形成されていて、
可撓管からなる内視鏡の挿入部の先端に設けられてお
り、その先端面1aに、観察窓2、照明窓3、鉗子出口
孔4、送気孔5及び送水孔6が配置されている。
【0014】図2に示されるように、観察窓2の内側に
は観察用対物光学系7が配置され、その対物光学系7に
よる被写体の結像位置に、イメージガイドファイババン
ドル8の像入射端が配置されている。その結果、先端部
本体1の前方を観察することができる。また、送気孔5
と送水孔6に連通する送気管11と送水管12が、送気
孔5と送水孔6から真っ直ぐに後方に延びて配置されて
いる。
【0015】また、図1に示されるように、先端部本体
1の先端面1aには、送気孔5と送水孔6を囲んで前方
に突出する凸部13が形成されている。凸部13は、正
面から見て円形であり、その側面は先側を細くしたテー
パ状に形成されている。そして、送気孔5と送水孔6の
開口部から観察窓2の中央に向けて、ノズル溝14が凸
部13に形成されている。
【0016】先端部本体1の外周面には、先端縁部に開
口してそこから後方に連なるL字状の溝16が形成され
ており、先端縁部に開口する直線溝部16aは先端部本
体1の軸と同方向に形成され、円周溝部16bは直線溝
部16aに対して直角に曲がった方向に形成されてい
る。
【0017】このL字状溝16は、先端部本体1の外周
面の2か所に形成されているが、両溝16,16は、先
端キャップ30の取り付け方向を誤らないように、互い
が180°対称の位置関係にならない位置に形成されて
いる。
【0018】先端キャップ30は、弾力性のあるプラス
チック製であり、先端部本体1に被嵌される円筒状に形
成されていて、先端部本体1の送気孔5と送水孔6に対
向する位置にだけ、前端壁31が縁部から内方に突出し
て形成されている。
【0019】そして、先端キャップ30の筒状部分の内
周面には、先端部本体1のL字状溝16に係合する突起
32が内方に向けて突設されている。突起32は、L字
状溝16に合わせて二つ設けられている。
【0020】その突起32は、周方向の長さmがL字状
溝16の直線溝部16aの幅Mにちょうど嵌まる寸法に
形成され、軸方向の長さnがL字状溝16の円周溝部1
6bの幅Nにちょうど嵌まる寸法に形成されていて、先
端キャップ30が先端部本体1に取り付いた状態の時に
円周溝部16bの一番奥に嵌まる位置に形成されてい
る。
【0021】また、先端キャップ30の前端壁31の内
面側には、先端部本体1の先端面の凸部13がちょうど
嵌まる大きさの凹部33が、凸部13の位置に合わせて
形成されている。
【0022】このように形成された先端キャップ30を
先端部本体1に取り付ける際には、図1に示される状態
から、先端部本体1と先端キャップ30とを各々手で持
って、二つの突起32を各々L字状溝16に嵌めるよう
にしながら、軸方向に真っ直ぐに先端キャップ30内に
先端部本体1を差し込んでいく。
【0023】そして、先端キャップ30内の奥まで先端
部本体1が差し込まれたら、先端部本体1に対して先端
キャップ30を回転させる。すると、突起32がL字状
溝16の円周溝部16b内を進み、突起32が円周溝部
16bの端部に達すると回転が止まる。
【0024】その回転の途中では、先端キャップ30の
前端壁31が先端部本体1の凸部13上に乗り上げて弾
性変形した状態になっており、最終位置において、前端
壁31の内面の凹部33に凸部13が嵌まり込む。した
がって、その嵌まり込む際の感覚が手に伝わる。
【0025】その結果、最終状態では、先端キャップ3
0の突起32がL字状溝16の円周溝部16bに嵌まっ
ていて前後方向の抜け止めになり、先端キャップ30の
前端壁31の凹部33に先端部本体1の先端面1aの凸
部13が嵌まっていて回転方向を固定している。
【0026】このようにして、先端部本体1に先端キャ
ップ30が取り付けられると、先端キャップ30の前端
壁31が先端部本体1のノズル溝14の表面開放部を塞
ぎ、ノズル溝14は観察窓2に向かってだけ開口する。
その結果、送気孔5と送水孔6から出る空気と水は、観
察窓2の表面に向かって噴出される。
【0027】先端部本体1から先端キャップ30を取り
外す際には、先端キャップ30を先端部本体1に対して
取り付け時とは逆方向に回転させてから、真っ直ぐに手
前に引けばよく、先端キャップ30が取り外されると、
送気孔5と送水孔6が先端部本体1の先端面に開口し
て、そこから送気管11と送水管12内に掃除用ブラシ
を挿入することができる。
【0028】図3は本発明の第2の実施例を示してお
り、先端キャップ30の前端壁31部分に、弾力性のあ
るゴム製のパッキング35を、先端部本体1の凸部13
の表面に密着するように付加したものである。このよう
にすることによって、先端部本体1の凸部13の表面に
パッキング35が押しつけられ、その部分からの送気、
送水の漏れを減らすことができる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば送気孔5と送水孔6とを別々の凸部
13で囲むように構成してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、先端部本体に形成され
たL字状の溝に先端キャップの突起を係合させるだけ
で、先端キャップを先端部本体から抜けないように取り
付けることができ、それによって先端部本体の凸部が先
端キャップ前壁面の凹部に係合して回転方向の固定も同
時に行われるので、手に力を入れることなく先端キャッ
プを容易且つ確実に正しい向きに取り付けることがで
き、正しく取り付いたことを手の感覚から容易に判断す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の先端キャップ取り付け前の状態
の斜視図である。
【図2】第1の実施例の先端キャップが取り付けられた
状態の側面断面図である。
【図3】第2の実施例の先端キャップが取り付けられた
状態の側面断面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体 5 送気孔 6 送水孔 13 凸部 16 L字状溝 30 先端キャップ 31 前端壁 32 突起 33 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円柱状に形成された先端部本体には、先端
    縁部に開口してそこから後方に連なるL字状の溝を外周
    面に形成すると共に、先端面に開口する流体出口を囲ん
    で先端面から前方に突出する凸部を形成し、上記先端部
    本体に被嵌するために円筒状に形成されて上記流体出口
    に対向する位置に前端壁が形成された先端キャップに
    は、上記先端部本体のL字状溝に係合する突起を筒状部
    の内周面に内方に向けて突設すると共に、上記先端部本
    体の凸部が嵌まる凹部を上記前端壁の内面側に形成した
    ことを特徴とする内視鏡の先端部。
JP22390594A 1994-09-20 1994-09-20 内視鏡の先端部 Expired - Lifetime JP3331066B2 (ja)

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CN216569863U (zh) * 2021-12-09 2022-05-24 湖南省华芯医疗器械有限公司 一种内窥镜前端组件及内窥镜

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