JP4446006B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、外部装置に接続するためのコネクタを備えた内視鏡に関する。
一般に、内視鏡には例えば光源装置などの外部装置に接続するためのコネクタが設けられている。この内視鏡のコネクタとしては例えば、特許文献1に示されている構成のものがある。この内視鏡のコネクタには外部装置の送気機構や、送水機構等との接続用の送気口金や、送水口金等が突設されている。
また、同特許文献1では内視鏡のコネクタ本体に送気口金や、送水口金等を固定する口金固定構造は次のような構成になっている。すなわち、この口金固定構造ではコネクタのシャーシを形成するブロック部材がコネクタケースの内側に配置されている。さらに、このブロック部材およびコネクタケースには送気口金の挿通孔がそれぞれ形成されている。また、送気口金の内端部にはフランジ部が突設されている。そして、この送気口金の外端部側がブロック部材の内側からブロック部材の挿通孔およびコネクタケースの挿通孔を順次通してコネクタケースの外側に突出されている。
また、コネクタケースの挿通孔には送気口金固定具が嵌着されている。そして、この送気口金固定具と送気口金の内端部のフランジ部との間にブロック部材を挟み込む状態で、送気口金固定具によって送気口金を固定する構成になっている。なお、送水口金についても同様の口金固定構造になっている。
特開平7−191266号公報
上記従来構成のものにあっては送気口金の組付け作業時には送気口金の外端部をブロック部材の内側からこのブロック部材およびコネクタケースの各挿通孔を通してコネクタケースの外側に突出させたのち、送気口金固定具と送気口金の内端部のフランジ部との間にブロック部材を挟み込む状態で、送気口金固定具によって送気口金を固定するようにしているので、送気口金の組付け作業がやりにくい問題がある。また、送水口金についても同様に組立て作業性が悪い問題がある。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、コネクタ部の口金固定構造の組立て性が良く、安価な内視鏡を提供することにある。
請求項1の発明は、外部装置に接続するためのコネクタに、外部装置との流体管路の接続用の口金が設けられた内視鏡において、貫通する流体管路が内部に一体に形成されていて、前記コネクタの外装ケースの内側に配設されたブロック体と、前記ブロック体の前記流体管路に連通された状態で前記ブロック体に一体に形成されていて、前記口金の内端部側が挿入される装着穴と、前記ブロック体の内部に設けられていて、且つ、前記ブロック体の外側に一部開口する挿入用開口部が形成されている接続部材収容部と、前記接続部材収容部の前記開口部から挿入して前記接続部材収容部に収納可能であって、前記接続部材収容部へ挿入された状態にあるときに前記装着穴に対応する位置に配置されていて、前記口金を固定するためのねじ部が形成されている接続部材と、前記口金に設けられていて、前記口金を前記ブロック体の前記装着穴に対して相対回転させて挿入するようにして組み付けていく際に前記接続部材のねじ部に螺合するねじ部と、を具備し、前記接続部材収容部は、前記ブロック体内に前記装着穴を横切って延設されており、前記口金を前記ブロック体に対して外側から相対回転させることにより、前記口金は、前記接続部材収容部に挿入収納された前記接続部材に螺合して、前記ブロック体に固定されて組み付けられることを特徴とする内視鏡である。
請求項2の発明は、前記接続部材のねじ部を通過した奥部まで前記口金の内端部側を前記装着穴に挿入して組み付けることで、前記流体管路と前記口金とが連通されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
請求項3の発明は、前記装着穴は、前記口金の内端部側が嵌合する嵌合部と、前記口金の内端部側の内端面が当接する内底面とが形成されており、前記接続部材収容部は、前記ブロック体内に前記装着穴をそれぞれ横切る状態で、前記ブロック体の前記装着穴の中心軸方向と略直交する方向に延設されており、前記口金は、前記ブロック体に組み付けられる際に、前記接続部材収容部に収納された前記接続部材のねじ部を前記口金の内端部が通過した後、前記内端部側が前記装着穴に嵌合されると共に、前記内端部側の前記内端面が前記流体管路の前記装着穴の前記内底面と当接されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
請求項4の発明は、前記接続部材収容部内へ前記接続部材を挿入した状態で、前記ブロック体の前記開口部を覆う固定部材を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
請求項5の発明は、前記ブロック体は、樹脂成形品であり、前記接続部材は金属製であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
請求項6の発明は、前記接続部材収容部は、前記接続部材を前記口金の装着方向に移動可能に保持し、さらに、前記口金は、前記内底面に当接した状態でさらに前記口金が前記装着方向へ進行するための前記相対回転が可能であり、前記接続部材は、前記口金が内底面に当接した状態での前記相対回転に応じて前記口金に相対して前記装着方向の逆方向に移動されて前記ブロック体の前記接続部材に対向する面に当接することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡である。
本発明によればコネクタの外装ケースの内側のブロック体の外側の開口部から接続部材を接続部材収容部に挿入し、外装ケースの外側から口金を口金装着穴に挿入した際に、口金を接続部材に接続して固定することにより、口金とブロック体とが固定されるようにしたので、コネクタ部の口金固定構造の組立て性が良く、安価な内視鏡を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図4を参照して説明する。図1は本実施の形態の内視鏡システム1を示すものである。本実施の形態の内視鏡システム1には、図1に示す通り、電子内視鏡2と、光源装置3と、内視鏡2より出力される電気信号を映像信号に変換するビデオプロセッサ4と、このビデオプロセッサ4からの映像信号を表示するモニタ5と、VTRデッキ6と、ビデオディスク7と、ビデオプリンタ8とが設けられている。
また、内視鏡2には、観察対象物の管腔内に挿入する細長い挿入部9が設けられている。この挿入部9の基端部には内視鏡2の操作を行う手元側の操作部10が連結されている。
また、挿入部9には操作部10より延出された可撓性を備えた細長い可撓管11と、この可撓管11より先端側に配置され、手元側の操作部10の操作にともない遠隔的に4方向に湾曲操作可能な湾曲部12と、この湾曲部12よりさらに先端側の最先端位置に配置された硬質な先端部13とが設けられている。
さらに、操作部10にはユニバーサルコード14の基端部が連結されている。このユニバーサルコード14の先端部には外部の光源装置3と着脱可能に接続されるコネクタ15が連結されている。このコネクタ15にはライトガイド入射端16が突設されている。そして、内視鏡2のコネクタ15はライトガイド入射端16が光源装置3内に差し込まれる状態で光源装置3に着脱可能に連結されるようになっている。この連結状態で、光源装置3内のランプ17からの照明光が集光レンズ18によって内視鏡2のライトガイド入射端16に集光され、内視鏡2の内部に配設された図示しないライトガイドを介して挿入部9の先端部13に導光されたのち、先端部13内に組み込まれた図示しない照明レンズを介して外部に照射されるようになっている。
また、内視鏡2のコネクタ15にはビデオケーブル19の一端部が接続されている。このビデオケーブル19の他端部にはビデオコネクタ20が連結されている。さらに、ビデオコネクタ20はビデオプロセッサ4に着脱可能に接続されている。
そして、内視鏡2の観察像は先端部13内の図示しない対物光学系によってCCD等の撮像手段に結像されて電気信号に変換されるようになっている。この電気信号はビデオプロセッサ4に入力されて映像信号に変換された後、モニタ5に入力されてこのモニタ5に内視鏡2の観察像が表示されるようになっている。なお、必要に応じてVTRデッキ6およびビデオディスク7に内視鏡2の観察像が記録され、さらにビデオプリンタ8で内視鏡2の観察像がプリントアウトされるようになっている。
また、図2は本実施の形態の内視鏡2の送気・送水システムの概略構成を示すものである。本実施の形態の内視鏡2には挿入部9における先端部13に観察光学系の対物レンズに洗滌水や、空気等を吹き付ける送気・送水用のノズル21が配設されている。このノズル21の基端部には挿入部9内に配設された送気・送水チューブ22の先端部が連結されている。
また、内視鏡2の操作部10にはノズル21からの送気・送水動作を制御する制御弁23が配設されている。この制御弁23には上流側送気チューブ24、上流側送水チューブ25、下流側送気チューブ26、下流側送水チューブ27の各一端部が連結されている。ここで、上流側送気チューブ24および上流側送水チューブ25の各他端部はユニバーサルコード14内を経由してコネクタ15側に延出されている。さらに、下流側送気チューブ26および下流側送水チューブ27の各他端部は操作部10内に配設された分岐部28で送気・送水チューブ22の基端部に共通に連結されている。
また、コネクタ15の内部には送気管路29と、送水管路30とが形成されている。そして、送気管路29の一端部は上流側送気チューブ24に送気用内部口金31Aを介して接続され、また送水管路30の一端部は上流側送水チューブ25に送水用内部口金32Aを介して接続されている。
さらに、コネクタ15の外周面には送気口金31と、送水口金32とが配設されている。そして、コネクタ15内の送気管路29の他端部は送気口金31に、また送水管路30の他端部は送水口金32にそれぞれ連通されている。
また、コネクタ15の送気管路29の中途部には接続管路33の一端部が連結されて送気用分岐部34が形成されている。なお、接続管路33の他端部はコネクタ15における光源装置3との接続面に突設された図示しない送気口金に連結されている。
ここで、本実施の形態の内視鏡システム1の光源装置3には送気ポンプ35が内蔵されている。そして、光源装置3とコネクタ15との接続時にはこの送気ポンプ35はコネクタ15の接続管路33と連結されるようになっている。
さらに、本実施の形態の内視鏡システム1の光源装置3には送水タンク36が設けられている。この送水タンク36には送水用の水を溜めている。そして、コネクタ15の送水管路30の先端部は送水口金32を経て送水タンク36の水面下に延設され、水中に導入されている。また、コネクタ15の送気管路29の先端部は送水タンク36の上部に配置され、送水タンク36の水の外に出した状態で保持されている。
また、操作部10の制御弁23には外部側に開口するリーク孔37が形成されているとともに、制御弁23の図示しない操作ボタンが設けられている。そして、この操作ボタンの操作にともない上流側送気チューブ24、上流側送水チューブ25、下流側送気チューブ26、下流側送水チューブ27およびリーク孔37の接続状態が切換え操作され、ノズル21からの送気・送水動作が制御されるようになっている。
次に、図3および図4を参照してコネクタ15の内部構成を説明する。本実施の形態の内視鏡2のコネクタ15には図3に示すように外装ケース37の内側に樹脂成形部品のブロック体38が設けられている。そして、このブロック体38の内部に図3に示すように略L字状に屈曲された送気管路29および送水管路30が形成されている。
さらに、コネクタ15のブロック体38には送気口金31および送水口金32の各挿入穴(装着穴)43,44が送気管路29および送水管路30にそれぞれ連通された状態で形成されている。
また、ブロック体38には送気口金31および送水口金32の取付け面側にこれらの送気口金31および送水口金32の各中心軸方向と略直交する方向に延設された固定板収容部(接続部材収容部)39が設けられている。この固定板収容部39はブロック体38の外側に開口されている。
さらに、固定板収容部39には例えば金属板によって形成された口金固定板(接続部材)40が外側の開口部から挿入されている。ここで、口金固定板40はブロック体38の外側から固定板収容部39に挿入された状態で、ブロック体38に固定せずに収容されている。
また、口金固定板40には送気口金31および送水口金32をそれぞれ固定するための2つのねじ穴(口金固定手段)41,42が形成されている。これらのねじ穴41,42はブロック体38における送気口金31および送水口金32の各挿入穴43,44とそれぞれ対応する位置に配置されている。
また、コネクタ15におけるユニバーサルコード14との接続端面にはブロック体38の固定部材45が配設されている。そして、ブロック体38はこの固定部材45を介してブロック体38に対しライトガイド入射端16側に設けられた図示しないシャーシに固定ねじ46によって固定されている。
また、外装ケース37にはブロック体38の送気口金31および送水口金32の各挿入穴43,44とそれぞれ対応する位置に同様に送気口金31および送水口金32の挿入用開口部47,48が形成されている。
また、送気口金31には口金固定板40のねじ穴41と螺合する雄ねじ部49が形成されている。そして、送気口金31の内端部側は外装ケース37の開口部47からブロック体38の挿入穴43内に挿入され、さらに口金固定板40のねじ穴41を通り、挿入穴43の奥部まで挿入されてブロック体38の挿入穴43と嵌合されるようになっている。このとき、送気口金31の雄ねじ部49が口金固定板40のねじ穴41にねじ込み固定される操作にともない互いに対向する送気口金31の内端面と挿入穴43の内底面との間の当接部51、およびブロック体38の固定板収容部39における口金固定板40との当接面52をそれぞれ当接させることにより、送気口金31とブロック体38とが口金固定板40を介して固定されるようになっている。そして、ブロック体38の挿入穴43と送気口金31の内端部との間の嵌合部、および送気口金31の雄ねじ部49と口金固定板40のねじ穴41との間の螺合部は接着されて送気口金31がブロック体38に強固に固定されている。
また、送水口金32にも送気口金31と同様に口金固定板40のねじ穴42と螺合する雄ねじ部50が形成されている。そして、送水口金32の内端部側は外装ケース37の開口部48からブロック体38の挿入穴44内に挿入され、さらに口金固定板40のねじ穴42を通り、挿入穴44の奥部まで挿入されてブロック体38の挿入穴44と嵌合されるようになっている。このとき、送水口金32の雄ねじ部50が口金固定板40のねじ穴42にねじ込み固定される操作にともない互いに対向する送水口金32の内端面と挿入穴44の内底面との間の当接部53、およびブロック体38の固定板収容部39における口金固定板40との当接面52をそれぞれ当接させることにより、送水口金32とブロック体38とが口金固定板40を介して固定されるようになっている。そして、ブロック体38の挿入穴44と送水口金32の内端部との間の嵌合部、および送水口金32の雄ねじ部50と口金固定板40のねじ穴42との間の螺合部は接着されて送水口金32がブロック体38に強固に固定されている。
また、ブロック体38には送気管路29および送水管路30の端縁部に送気用内部口金31Aおよび送水用内部口金32Aの取付け穴54,55がそれぞれ形成されている。さらに、固定部材45にはブロック体38の取付け穴54,55と対応する部位に送気口金31および送水口金32の挿入用開口部56,57がそれぞれ形成されている。そして、送気用内部口金31Aおよび送水用内部口金32Aの組付け時には送気用内部口金31Aおよび送水用内部口金32Aの内端部が固定部材45の挿入用開口部56,57からブロック体38の取付け穴54,55内にそれぞれ挿入された状態で、送気用内部口金31Aおよび送水用内部口金32Aと固定部材45の挿入用開口部56,57との間が接着により固定されている。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡2では送気・送水の制御を行わない時は、上流側送気チューブ24と、操作部10の制御弁23のリーク孔37とが連通された状態で保持される。そのため、送気ポンプ35の圧力は接続管路33、送気用分岐部34、送気管路29、上流側送気チューブ24を順次経由し、操作部10の制御弁23のリーク孔37より外部に逃げている。
ここで、送気を行うように制御弁23の操作ボタンを制御すると、上流側送水チューブ25と、下流側送水チューブ27と、リーク孔37とが遮断され、上流側送気チューブ24と、下流側送気チューブ26とが連通される状態に切換えられる。そして、送気ポンプ35の圧力が接続管路33、送気用分岐部34、送気管路29、上流側送気チューブ24、操作部10の制御弁23、下流側送気チューブ26、送気・送水チューブ22を順次経由し、ノズル21から外部に伝わるため、送気を行うことができる。
また、送水を行うように制御弁23の操作ボタンを制御すると、上流側送気チューブ24と、下流側送気チューブ26と、リーク孔37とが遮断され、上流側送水チューブ25と、下流側送水チューブ27とが連通される状態に切換えられる。そして、送気ポンプ35の圧力が接続管路33、送気用分岐部34、送気管路29を介して送水タンク36へ伝わり、送水タンク36内の水を、送水管路30、上流側送水チューブ25、操作部10の制御弁23、下流側送水チューブ27、分岐部28、送気・送水チューブ22を順次経由し、ノズル21から外部に噴出させることができる。
また、本実施の形態の内視鏡2では送気管路系の送気口金31は送水タンク36を着脱する際にストレスを受けるが、このとき送気口金31の管路軸の回転方向に対する力はブロック体38の挿入穴43と送気口金31の内端部との間の嵌合部、および送気口金31の雄ねじ部49と口金固定板40のねじ穴41との間の螺着部の各接着部で受けることができる。さらに、管路軸方向の力は送気口金31の内端面と挿入穴43の内底面との間の当接部51、およびブロック体38の固定板収容部39における口金固定板40との当接面52により受けることができる。そのため、送水タンク36を着脱する際に作用するストレスによって送気口金31がコネクタ15から外れることはない。
また、口金固定板40はブロック体38に対して特に固定していないが、ブロック体38の挿入穴43と送気口金31の内端部との間の嵌合部、および送気口金31の雄ねじ部49と口金固定板40のねじ穴41との間の螺着部と、送気口金31の内端面と挿入穴43の内底面との間の当接部51、およびブロック体38の固定板収容部39における口金固定板40との当接面52により、しっかり固定されている。
なお、送水管路系の送水口金32も上述した送気管路系の送気口金31と同様の口金固定構造になっているので、送水タンク36を着脱する際に作用するストレスによってこの送水口金32がコネクタ15から外れることはない。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態ではコネクタ15の外装ケース37の内側のブロック体38に固定板収容部39を形成し、外側の開口部から口金固定板40をこの固定板収容部39に挿入するとともに、外装ケース37の外側から送気口金31および送水口金32を口金装着穴43,44に挿入し、送気口金31および送水口金32を口金固定板40に螺合接続して固定してこの口金固定板40により、送気口金31および送水口金32とブロック体38とが固定されるようにしたものである。そして、コネクタ15の組立て作業時にはブロック体38を外装ケース37の内側に挿入したのち、ブロック体38の固定板収容部39に口金固定板40を挿入する。続いて、固定部材45を組付け、図示しないシャーシに固定ねじ46によって固定する。その後、送気口金31および送水口金32を組付け、最後に送気用内部口金31Aおよび送水用内部口金32Aを組付けるようにしている。そのため、従来のように送気口金をブロック部材の内側からこのブロック部材およびコネクタケースの各挿通孔を通してコネクタケースの外側に突出させたのち、送気口金固定具と送気口金の内端部のフランジ部との間にブロック部材を挟み込む状態で、送気口金固定具によって送気口金を固定する場合に比べてコネクタ15の組立て作業が簡単でその作業時間も短いので、コネクタ15の組立て作業時に送気口金31および送水口金32をコネクタ15に組付ける口金固定構造の組立て性が良く、安価な内視鏡2を提供することができる。
また、口金固定板40は金属板によって単純な平板形状に形成されているので、安価である。さらに、この口金固定板40はブロック体38に接着等の特別な固定をしなくても、しっかり固定できるので、安くて組立て作業性の良い構造にすることができる。そのため、コネクタ15の口金固定構造の組立て性が良く、安価となる。
また、送気口金31および送水口金32は、金属製の口金固定板40に固定されているので、プラスチック材料からなる固定部材に固定する場合に比べて接続強度が強い。
また、本実施の形態ではコネクタ15内に配設されたブロック体38の送気管路29の一端部に送気用内部口金31A、他端部に送気口金31をそれぞれ連結して送気管路系を構成したので、送気管路と送気口金との固定を1部品で行う場合のように送気口金が複雑な形状にならず、部品コストも低く抑えられる効果がある。
さらに、送気口金31、口金固定板40、送気用内部口金31Aは構造も単純であり部品単価が安い。また、ブロック体38は送気管路29を形成しているので形状が複雑であるが樹脂成形部品であり、やはり部品単価を安くすることができる効果がある。
次に、本発明の第2の実施の形態を図4を参照して説明する。本実施の形態は、図4に示すように第1の実施の形態の内視鏡2のコネクタ15に突設されたアース端子口金58の口金固定構造に本発明を適用したものである。このアース端子口金58は、内視鏡2に高周波処置具を使用する場合に用いるもので、このアース端子口金58に接続した外部装置を介して帰還回路を形成するようになっている。
本実施の形態のコネクタ15のブロック体38にはアース端子口金58の挿入穴59が形成されている。また、ブロック体38にはアース端子口金58の取付け面側にこのアース端子口金58の中心軸方向と略直交する方向に延設された固定板収容部(接続部材収容部)60が設けられている。この固定板収容部60はブロック体38の外側に開口されている。
さらに、固定板収容部60にはアース端子口金58を固定するステンレス製の口金固定板(接続部材)61が外側の開口部から挿入されている。ここで、口金固定板61はブロック体38の外側から固定板収容部60に挿入された状態で、ブロック体38に固定せずに収容されている。
また、口金固定板61にはアース端子口金58を固定するためのねじ穴(口金固定手段)62が形成されている。このねじ穴62はブロック体38におけるアース端子口金58の挿入穴59と対応する位置に配置されている。
また、外装ケース37にはブロック体38のアース端子口金58の挿入穴59と対応する位置にアース端子口金58の挿入用開口部63が形成されている。さらに、アース端子口金58には口金固定板61のねじ穴62と螺合する雄ねじ部64が形成されている。
そして、アース端子口金58の内端部側は外装ケース37の開口部63からブロック体38の挿入穴59内に挿入され、このアース端子口金58の雄ねじ部64が口金固定板61のねじ穴62にねじ込み固定されるようになっている。このとき、アース端子口金58の雄ねじ部64が口金固定板61のねじ穴62にねじ込み固定される操作にともない互いに対向するアース端子口金58の内端面と挿入穴59の内底面との間の当接部65、およびブロック体38の固定板収容部60における口金固定板61との当接面66をそれぞれ当接させることにより、口金固定板61とブロック体38とが口金固定板60を介して固定されるようになっている。なお、ブロック体38の挿入穴59とアース端子口金58の内端部との間の嵌合部、およびアース端子口金58の雄ねじ部64と口金固定板60のねじ穴62との間の螺合部によってアース端子口金58がブロック体38に強固に固定されている。
また、口金固定板60は内視鏡2内の図示しない帰還回路を形成する金属部材と接続されており、アース端子口金58は口金固定板60を介して金属部材と導通されている。
そして、本実施の形態ではアース端子口金58は、ブロック体38の挿入穴59とアース端子口金58の内端部との間の嵌合部、およびアース端子口金58の雄ねじ部64と口金固定板61のねじ穴62との螺合部や、アース端子口金58の内端面と挿入穴59の内底面との間の当接部65、およびブロック体38の固定板収容部60における口金固定板61との当接面66により、送気管路系の送気口金31や、送水管路系の送水口金32と同様にブロック体38に強固に固定されている。
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態では内視鏡2に高周波処置具を使用した時に発生した漏れ電流は、内視鏡2内の帰還回路を形成する金属部材を介して、アース端子口金58に伝わる。そして、アース端子口金58と接続した帰還回路を形成する外部装置へ逃がされる。
そこで、本実施の形態のアース端子口金58は第1の実施の形態の送気管路系の送気口金31や、送水管路系の送水口金32と略同様の口金固定構造でブロック体38に強固に固定されているので、第1の実施の形態の送気口金31や、送水口金32の口金固定構造と同様の効果が得られる。
また、図5(A),(B)乃至図7は例えば第1の実施の形態(図1乃至図4参照)の内視鏡2と組合わせて使用され、体内に挿入される挿入部9の性質を術者の好みに応じて変化させるスタイレット71の使用例を示すものである。
図5(A)は挿入部9の長さが長いロングタイプの内視鏡2Aにスタイレット71を使用した例を示す。ここで、図5(A)のロングタイプの内視鏡2Aの可撓管11Aは軟性管であるが、この可撓管11Aの先端側に軟性な性質を持っている軟性部72、後端側に硬性な性質を持っている硬性部73がそれぞれ配設されている。
さらに、内視鏡2Aの可撓管11Aの内部には挿通チャンネル74が配設されている。この挿通チャンネル74の先端側は先端部13の先端面に開口し、後端側は操作部10に形成された処置具挿入口75に開口している。
また、スタイレット71には細長いワイヤ状の挿入部76と、この挿入部76の基端部に連結された把持部77とが設けられている。そして、図5(A)の例では内視鏡2Aの処置具挿入口75から挿通チャンネル74内に挿入されたスタイレット71の挿入部76の先端部は内視鏡2Aの先端部13の先端位置から湾曲部12の後方の長さLの位置まで挿入されている。ここで、スタイレット71の挿入部76は、長手方向でその硬さを変えており、先端側は非常に硬性な性質の硬性部76aで、後端側は非常に軟性な性質の軟性部76bになっている。
なお、図5(A)の例の位置では、スタイレット71の挿入部76の硬さの変化点が、ちょうど可撓管11Aの軟性部72と硬性部73との間の変化点と一致している。
また、図5(B)は挿入部9の長さが短いショートタイプの内視鏡2Bにスタイレット71を使用した例を示す。ここで、図5(B)の内視鏡2Bの可撓管11Bは全長に渡り図5(A)の可撓管11Aの先端側の軟性部72と同じ硬さになっている。そして、図5(B)の例の位置では、内視鏡2Bの処置具挿入口75から挿通チャンネル74内に挿入されたスタイレット71の挿入部76の先端部は内視鏡2Bの先端部13の先端位置から湾曲部12の後方の長さLの位置まで(図5(A)と同様の位置まで)挿入されている。
また、スタイレット71の挿入部76には図6に示すようにこのスタイレット71を図5(A)のロングタイプの内視鏡2Aに使用した場合の挿入位置を示す複数のロングタイプ挿入位置指標78a,78b,…と、このスタイレット71を図5(B)のショートタイプの内視鏡2Bに使用した場合の挿入位置を示す複数のショートタイプ挿入位置指標79a,79b,…とがそれぞれ並設されている。
ここで、各ロングタイプ挿入位置指標78a,78b,…には、図7に示すように内視鏡2の挿入部9の先端位置と、このスタイレット71の挿入部76の先端の位置との間の距離を表示する長さ指標80と、その表示に対応した内視鏡のタイプを示す内視鏡識別指標81とが設けられている。また、各ショートタイプ挿入位置指標79a,79b,…にも同様に長さ指標82と、内視鏡識別指標83とが設けられている。
また、内視鏡2のスタイレット挿入口である処置具挿入口75の近傍にはスタイレット71を挿入する際に良く見える位置にスタイレット71の内視鏡識別指標81、または83を意味する表示が設けられている。さらに、内視鏡2の処置具挿入口75には弾性体で形成したスタイレット保持具84が設けられている。このスタイレット保持具84におけるスタイレット71の挿入部76の挿入穴部84aは挿入部76の外径寸法より小さく設定されている。
次に、上記構成の作用について説明する。ここでは、図5(A)のロングタイプの内視鏡2Aを使用して例えば、大腸内視鏡検査を行う場合の例について説明する。この大腸内視鏡検査を行う場合、最初は内視鏡2Aの挿入部9をそのまま患者の大腸へ挿入していく。
挿入の初期段階では大腸は、複雑に屈曲している。そのため、可撓管11Aのように先端側に軟性部72が配置されている場合には挿入部9が大腸の屈曲部の形状に倣って変形しやすいので、挿入しやすい。
しかし、内視鏡2Aの挿入部9をある程度挿入していくと、挿入部9を押し込む力が大腸の屈曲部に吸収されてしまい手元側の挿入操作の追従性が悪いばかりか、被験者に多大な苦痛を与えてしまう。このような場合には屈曲部(特にS字状結腸)を挿入部9の操作で直線化して改善を図ることが行われる。しかし、大腸は屈曲した元の状態に戻ろうとするので、場合によってはすぐに元の屈曲状態に戻ってしまう。
そこで、このような場合には内視鏡2Aの挿入部9内にスタイレット71を挿入する。このスタイレット71の挿入時には可撓管11Aの先端側ではスタイレット71の挿入部76の性質により硬性に変化し、可撓管11Aの後端側は挿入前とあまり変わらない。そのため、スタイレット71が挿入された内視鏡2Aの可撓管11Aの後端側は相対的に先端側より軟性な性質に変化するので、内視鏡2Aの可撓管11Aの前後の硬質、軟質の相対関係が逆転する。そして、この場合には内視鏡2Aの可撓管11Aの先端側が硬性な状態になるので、大腸が元の屈曲状態に戻ることなく挿入を継続できる。
また、挿入部9の性質を術者の好みに応じて変化させるためには、スタイレット71の挿入長を変えてやれば良い。このとき、術者は、スタイレット71の挿入部76に設けている挿入位置指標78,79を目視することで、スタイレット71の挿入部76の先端が内視鏡2Aの挿入部9の先端からどの位置にあるかを容易に認識できる。
また、スタイレット保持具84の挿入穴部84aがスタイレット71の挿入部76の外径寸法より小さくなっているので、スタイレット71を保持することができ、検査中にスタイレット71がずれることはない。
また、検査によっては図5(B)に示すようなショートタイプの内視鏡2Bを用いることがある。この場合、術者は、スタイレット71の挿入部76の挿入位置指標79を目視することでスタイレット71の挿入部76の先端が内視鏡2Bの挿入部9の先端からどの位置にあるか容易に認識できる。
また、ロングタイプ挿入位置指標78a,78b,…と、ショートタイプ挿入位置指標79a,79b,…のどちらを見れば良いかは、内視鏡2の処置具挿入口75近傍に設けた内視鏡識別指標81、83に対応した表示を見れば良い。
そこで、上記構成のものにあっては同じスタイレット71を挿入部9の長さの違う内視鏡2A,2Bに使用しても、容易に使用中の内視鏡2Aまたは2Bにおけるスタイレット71の挿入位置が正しく認識できる。
また、図8は図5(A),(B)乃至図7に示すスタイレット71の第1の変形例を示すものである。本変形例は図7のスタイレット71の内視鏡識別指標81、83のかわりに内視鏡2の挿入部9の長さを識別できる図5(A)のロングタイプの内視鏡2A用の内視鏡識別マーク91と、図5(B)のショートタイプの内視鏡2B用の内視鏡識別マーク92とを設けたものである。
そこで、上記構成の本変形例では、内視鏡2の挿入部9の長さを識別する内視鏡識別指標が図7のスタイレット71の内視鏡識別指標81、83のような文字ではなく、図形の内視鏡識別マーク91,92なので、指標が大きく、目立ち、見やすい効果がある。
また、図9は図5(A),(B)乃至図7に示すスタイレット71の第2の変形例を示すものである。本変形例は図7のスタイレット71の内視鏡識別指標81、83のかわりに内視鏡2の挿入部9の長さを識別できる図5(A)のロングタイプの内視鏡2A用の白線93と、図5(B)のショートタイプの内視鏡2B用の赤線94とを設けたものである。
また、本変形例では長さの異なる2種類の内視鏡2の挿入部9の長さに対応したスタイレット71の例を示したが、3種類以上の内視鏡2の挿入部9の長さに対応させても良い。さらに、内視鏡2の挿入部9の硬さの関係も先端側が硬性で後端側が軟性の内視鏡2に、先端側が軟性で後端側が硬性なスタイレット71の組み合わせでもよい。
また、図10(A),(B)乃至図15は第1の実施の形態(図1乃至図4参照)の内視鏡2の操作部10を示すものである。この操作部10には、図10(A)に示すようにグリップ101と、ケーシング本体102と、スイッチ部103と、図11に示すフタ体104と、制御ボタン105と、制御ボタン106と、制御ボタン107とが設けられている。
ここで、グリップ101、ケーシング本体102、スイッチ部103、フタ体104は無塗装の樹脂成形部品である。さらに、グリップ101には、図15に示すように左手でこのグリップ101を保持するためにスベリ止め108が設けられている。このスベリ止め108は、左手の指のひっかかりを良くするためにグリップ101の前面に凹部109を設けたものである。なお、グリップ101にはこの凹部109の近傍位置に、このグリップ101を逆に保持するときに指がひっかからないように凸部110も設けられている。
また、グリップ101の背面には図11に示すように2つの曲面(第1の曲面111と、第2の曲面112と)が設けられている。ここで、グリップ101を左手で把持したときに、親指以外の指の付け根近傍の凸部は、第2の曲面112に、手の平中央の凹状は第1の曲面111に接するような形状に設定されている。さらに、第2の曲面112、第1の曲面111はその凹凸に対応するように第2の曲面112が第1の曲面111より低くなるように配置されている。
また、図12に示すようにフタ体104は、ケーシング本体102にパッキン113を介して水密に固定されている。ここで、フタ体104におけるケーシング本体102との接合面側にはパッキン113取付け用のリブ114が突設されている。このリブ114はフタ体104におけるケーシング本体102との接合面側の周縁部位に沿って略矩形枠状に形成されている。そして、パッキン113は、図14に示すようにこのリブ114の外周に配置された状態で取付けられている。
さらに、フタ体104にはリブ114の近傍位置に略U字状のパッキン保持部材115が設けられている。このパッキン保持部材115には図14に示すように切り欠き部116が設けられている。そして、パッキン保持部材115の切り欠き部116をフタ体104の凸部117に組み込むことにより、パッキン保持部材115をフタ体104に固定している。
また、フタ体104にはパッキン保持部材115の凸部118に対応した保護部119が設けられている。そして、この保護部119により、パッキン保持部材115の内周部分をフタ体104の内側に突出させないようにしている。
さらに、図14中でパッキン保持部材115が装着されていない部分については、図12に示すようにケーシング本体102側にパッキンウケ部120を設けているので、フタ体104の固定時にパッキン113が自由に動くおそれはない。
また、パッキンウケ部120は、図13に示すようにリブ状に複数にわかれているので、厚肉にならず、樹脂成形部品であるケーシング本体102の外観にひけが発生することはない。
また、ケーシング本体102の内部には基板121が配設されている。この基板121は図13に示すように固定部材122を介して固定ねじ123でケーシング本体102と接続されている。さらに、基板121には、固定部材124が設けられている。そして、この固定部材124がケーシング本体102と当接することで基板121とケーシング本体102との固定をより強固にしている。
なお、ケーシング本体102における固定部材124との当接部近傍には、厚肉部125が設けられている。ここで、厚肉部125の部分には外観にひけが出ないよう肉にげ部126を設けているが、固定部材124との当接部の強度を確保するために当接部のみ厚肉のままにしている。しかし、この厚肉部分は面積が小さいため外観にひけが出ることはない。
また、図10(B)に示すようにグリップ101の内部には基板121と接続した内部構造体127が配設されている。ここで、グリップ101の内周面には3つのリブ128が内方に向けて突設されている。そして、内部構造体127はグリップ101の内周面の3ケ所のリブ128と係合されている。なお、各リブ128の根元部分129は、各リブ128の強度を確保し、樹脂成形部品であるグリップ101の外観がひけない程度に太くなっている。
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1) 外部装置に接続するためのコネクタを有し、コネクタに外装を形成する外装ケースと、外部装置と接続するための口金を設けた内視鏡において、外装ケースの内側にブロック体を設け、ブロック体と口金を接続する接続部材を設けるとともに、ブロック体の外側に開口した接続部材の収容部をブロック体に設け、接続部材をブロック体の外側から収容部に挿入し、外装ケースの外側から口金を接続部材に接続したことを特徴とする内視鏡。
(付記項2) ブロック体に流体管路を形成し、流体管路と接続する口金を設けた付記項1の内視鏡。
(付記項3) コネクタにアース端子を設け、アース端子と接続する接続部材を導電性の材料にした付記項1の内視鏡。
(付記項4) 口金と接続部材に互いに螺合するネジ部を設け、外装ケースの外側より口金をねじ込み、口金の端面をブロック体に当接させるとともに、接続部材をブロック体の口金当接部と対向する壁に当接させたことを特徴とする付記項1の内視鏡。
(付記項5) 口金とブロック体が嵌合していることを特徴とする付記項1の内視鏡。
(付記項1〜5の従来技術) 特開平7−191266号公報。
(付記項1〜5が解決しようとする課題) 特開平7−191266号公報では、同公報の図7に示すように、コネクタケース41の内側に配置したコネクタのシャーシを形成する第2本体ブロック46を、送気口金88で挟み込むように固定している。具体的には、送気口金88のフランジ部と送気口金固定具102で第2本体ブロック46を挟み込むために、送気口金88を第2本体ブロック46の内側から突出させている。
そのため、送気口金88の組付けがやりにくい。
さらに、内視鏡先端に通じる送気チューブへの接続のために送気口金88が複雑な形状になっており、部品のコストが高くなっている。
また、送水口金についても同様で、送水口金と内視鏡先端に通じる送液チューブへの接続のために送水チューブを介しており、組立て性が悪いとともに構成部品が多くなりコストアップしている。
(付記項1〜5の目的) 本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、組立て性が良く、安価な内視鏡のコネクタ部の口金固定構造を提供することを目的としている。
(付記項1〜5の課題を解決するための手段) コネクタ外装ケースの内側にブロック体を設け、ブロック体と口金を接続する接続部材を設けるとともに、ブロック体の外側に開口した接続部材の収容部をブロック体に設け、接続部材をブロックの外側から挿入し、外装ケースの外側から口金を接続部材に接続する。
接続部材により、口金とブロック体が固定される。
(付記項1〜5の効果) ブロック体38の送気管路系は、送気口金31、固定板40、ブロック体38、接続口金32のみで形成しており部品点数が少ない。また、送気口金31、固定板40、接続口金32は構造も単純であり部品単価が安い。ブロック体38は送気管路29を形成しているので形状が複雑であるが成形品であり、やはり部品単価を安くすることができる。また、組立て方法は、ブロック体38に固定板40を挿入し、送気口金31を固定板40に外装ケース37の外側から組付け、送気口金31とブロック体38、雄ねじ部49を接着するだけなので、組立てが簡単で時間も短い。また、固定板40はブロック体38に接着等の特別な固定をしなくても、しっかり固定できる。つまり、安くて組立て作業性の良い構造になっている。
(付記項6) 可撓性を有する内視鏡挿入部と、挿入部内に設けられた処置具チャンネルと、処置具挿入口より挿入するスタイレットからなる内視鏡システムにおいて、スタイレット先端の内視鏡挿入部先端からの相対位置を示す指標を、挿入部の長さが異なる複数の内視鏡に対応できるように複数種類スタイレットに設けるとともに、各種の指標の識別手段を設けたことを特徴とする内視鏡。
(付記項7) 文字を複数種類の指標の識別手段とした付記項6の内視鏡。
(付記項8) 図形を複数種類の指標の識別手段にした付記項6の内視鏡。
(付記項9) 指標の色を複数種類の指標の識別手段にした付記項6の内視鏡。
(付記項10) スタイレットに設けた識別手段に対応した目印を内視鏡に設けた付記項6の内視鏡。
(付記項11) スタイレットに設けた識別手段に対応した目印を内視鏡の処置具挿入口の近傍に設けた付記項6の内視鏡。
(付記項6〜11の従来技術) 特願平8−309691号。
(付記項6〜11が解決しようとする課題) 特願平8−309691号では、スタイレットの本体部に目盛りを設け、スタイレットの挿通量を視認することができるようになっている。しかし、このスタイレットでは、挿入部の長さが異なる内視鏡に用いた場合、同一の目盛りでスタイレツト先端と挿入部先端の相対的な位置が違うため、挿入部先端からの所望の位置にスタイレットを配置しようとするとスコープ毎に計算しなければならず、使用しにくいという問題がある。
(付記項6〜11の目的) 本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、挿入部長の異なる複数の内視鏡に用いてもスタイレットの挿入長がすぐに分かるスタイレットを提供することを目的としている。
(付記項6〜11の課題を解決するための手段) スタイレット先端の内視鏡挿入部先端からの相対位置を示す指標を、挿入部の長さが異なる複数の内視鏡に対応できるように複数種類スタイレットに設けるとともに、各種の指標の識別手段を設ける。
同一のスタイレットを挿入部の長さの異なる内視鏡に用い場合、それぞれに対応した指標を見ることで、スタイレットの挿入長を確認する。
(付記項6〜11の効果) 同じスタイレットを挿入部長の違う内視鏡に使用しても、容易にスタイレットの挿入位置が認識できる。
さらに、内視鏡識別指標が文字ではなく図形にした場合には指標が大きく目立ち、見やすい。
本発明の第1の実施の形態を示す内視鏡システム全体の概略構成図。 第1の実施の形態の内視鏡における送気・送水システムの概略構成図。 第1の実施の形態の内視鏡におけるコネクタの要部構成を示す縦断面図。 図3のA−A線断面図。 (A)は内視鏡におけるスタイレットの使用例を示す平面図、(B)はショートタイプの内視鏡にスタイレットを使用した例を示す平面図。 スタイレット挿入口の断面図。 スタイレットに設けた指標を示す要部の平面図。 スタイレットの第1の変形例を示す要部の平面図。 スタイレットの第2の変形例を示す要部の平面図。 (A)は内視鏡の操作部を示す正面図、(B)は(A)のB−B線断面図。 内視鏡の操作部を示す背面図。 図11のA−A線断面図。 内視鏡の操作部におけるケーシング本体内のパッキン受部を示す要部の横断面図。 内視鏡の操作部におけるケーシング本体内のパッキンの取付け状態を示す平面図。 内視鏡の操作部のグリップを左手で把持した状態を示す図。
符号の説明
2…電子内視鏡、3…光源装置(外部装置)、15…コネクタ、31…送気口金、32…送水口金、37…外装ケース、38…ブロック体、39…固定板収容部(接続部材収容部)、40…口金固定板(接続部材)、41,42…ねじ穴(口金固定手段)、43,44…挿入穴(装着穴)、49,50…雄ねじ部。

Claims (6)

  1. 外部装置に接続するためのコネクタに、外部装置との流体管路の接続用の口金が設けられた内視鏡において、
    貫通する流体管路が内部に一体に形成されていて、前記コネクタの外装ケースの内側に配設されたブロック体と、
    前記ブロック体の前記流体管路に連通された状態で前記ブロック体に一体に形成されていて、前記口金の内端部側が挿入される装着穴と、
    前記ブロック体の内部に設けられていて、且つ、前記ブロック体の外側に一部開口する挿入用開口部が形成されている接続部材収容部と、
    前記接続部材収容部の前記開口部から挿入して前記接続部材収容部に収納可能であって、前記接続部材収容部へ挿入された状態にあるときに前記装着穴に対応する位置に配置されていて、前記口金を固定するためのねじ部が形成されている接続部材と、
    前記口金に設けられていて、前記口金を前記ブロック体の前記装着穴に対して相対回転させて挿入するようにして組み付けていく際に前記接続部材のねじ部に螺合するねじ部と、
    を具備し、前記接続部材収容部は、前記ブロック体内に前記装着穴を横切って延設されており、
    前記口金を前記ブロック体に対して外側から相対回転させることにより、前記口金は、前記接続部材収容部に挿入収納された前記接続部材に螺合して、前記ブロック体に固定されて組み付けられることを特徴とする内視鏡。
  2. 前記接続部材のねじ部を通過した奥部まで前記口金の内端部側を前記装着穴に挿入して組み付けることで、前記流体管路と前記口金とが連通されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記装着穴は、前記口金の内端部側が嵌合する嵌合部と、前記口金の内端部側の内端面が当接する内底面とが形成されており、
    前記接続部材収容部は、前記ブロック体内に前記装着穴をそれぞれ横切る状態で、前記ブロック体の前記装着穴の中心軸方向と略直交する方向に延設されており、
    前記口金は、前記ブロック体に組み付けられる際に、前記接続部材収容部に収納された前記接続部材のねじ部を前記口金の内端部が通過した後、前記内端部側が前記装着穴に嵌合されると共に、前記内端部側の前記内端面が前記流体管路の前記装着穴の前記内底面と当接されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記接続部材収容部内へ前記接続部材を挿入した状態で、前記ブロック体の前記開口部を覆う固定部材を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  5. 前記ブロック体は、樹脂成形品であり、前記接続部材は金属製であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  6. 前記接続部材収容部は、前記接続部材を前記口金の装着方向に移動可能に保持し、
    さらに、前記口金は、前記内底面に当接した状態でさらに前記口金が前記装着方向へ進行するための前記相対回転が可能であり、
    前記接続部材は、前記口金が内底面に当接した状態での前記相対回転に応じて前記口金に相対して前記装着方向の逆方向に移動されて前記ブロック体の前記接続部材に対向する面に当接することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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