JP2000047120A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2000047120A
JP2000047120A JP10212976A JP21297698A JP2000047120A JP 2000047120 A JP2000047120 A JP 2000047120A JP 10212976 A JP10212976 A JP 10212976A JP 21297698 A JP21297698 A JP 21297698A JP 2000047120 A JP2000047120 A JP 2000047120A
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air supply
endoscope
water supply
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JP10212976A
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Tetsuaki Mori
徹明 森
Yasuta Ishibiki
康太 石引
Seisuke Takase
精介 高瀬
Haruhiko Ueno
晴彦 上野
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、コネクタ部の口金固定構造の組立て
性が良く、安価な内視鏡を提供することを最も主要な特
徴とする。 【解決手段】コネクタ15の外装ケース37の内側のブ
ロック体38の外側の開口部から口金固定板40を固定
板収容部39に挿入し、外装ケース37の外側から送気
口金31、送水口金32を口金挿入穴43,44に挿入
した際に、送気口金31、送水口金32を口金固定板4
0に接続して固定する。この口金固定板40により、送
気口金31、送水口金32とブロック体38とが固定さ
れるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は外部装置に接続する
ためのコネクタを備えた内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡には例えば光源装置など
の外部装置に接続するためのコネクタが設けられてい
る。この内視鏡のコネクタとしては例えば、特開平7−
191266号公報に示されている構成のものがある。
この内視鏡のコネクタには外部装置の送気機構や、送水
機構等との接続用の送気口金や、送水口金等が突設され
ている。
【0003】また、同公報では内視鏡のコネクタ本体に
送気口金や、送水口金等を固定する口金固定構造は次の
ような構成になっている。すなわち、この口金固定構造
ではコネクタのシャーシを形成するブロック部材がコネ
クタケースの内側に配置されている。さらに、このブロ
ック部材およびコネクタケースには送気口金の挿通孔が
それぞれ形成されている。また、送気口金の内端部には
フランジ部が突設されている。そして、この送気口金の
外端部側がブロック部材の内側からブロック部材の挿通
孔およびコネクタケースの挿通孔を順次通してコネクタ
ケースの外側に突出されている。
【0004】また、コネクタケースの挿通孔には送気口
金固定具が嵌着されている。そして、この送気口金固定
具と送気口金の内端部のフランジ部との間にブロック部
材を挟み込む状態で、送気口金固定具によって送気口金
を固定する構成になっている。なお、送水口金について
も同様の口金固定構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては送気口金の組付け作業時には送気口金の外端部
をブロック部材の内側からこのブロック部材およびコネ
クタケースの各挿通孔を通してコネクタケースの外側に
突出させたのち、送気口金固定具と送気口金の内端部の
フランジ部との間にブロック部材を挟み込む状態で、送
気口金固定具によって送気口金を固定するようにしてい
るので、送気口金の組付け作業がやりにくい問題があ
る。また、送水口金についても同様に組立て作業性が悪
い問題がある。本発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その目的は、コネクタ部の口金固定構造の組立て
性が良く、安価な内視鏡を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、外部装置に接
続するためのコネクタに、前記外部装置との接続用の口
金が設けられた内視鏡において、前記コネクタの外装ケ
ースと、この外装ケースの内側に配設されたブロック体
と、前記外装ケースから前記ブロック体内に延設された
前記口金の装着穴と、前記ブロック体内に前記口金装着
穴の中心線方向と略直交する方向に延設され、前記ブロ
ック体の外面に開口部が形成された接続部材収容部と、
この接続部材収容部の開口部から前記接続部材収容部に
挿入され、前記口金と前記ブロック体とを接続する接続
部材と、前記口金を前記外装ケースの外側から前記口金
装着穴に挿入した際に、前記口金を前記接続部材に接続
して固定する手段とを具備したことを特徴とする内視鏡
である。そして、口金の組付け作業時にはコネクタの外
装ケースの内側のブロック体の外側の開口部から接続部
材を接続部材収容部に挿入し、外装ケースの外側から口
金を口金装着穴に挿入した際に、口金を接続部材に接続
して固定する。この接続部材により、口金とブロック体
とが固定されるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図4を参照して説明する。図1は本実施の形
態の内視鏡システム1を示すものである。本実施の形態
の内視鏡システム1には、図1に示す通り、電子内視鏡
2と、光源装置3と、内視鏡2より出力される電気信号
を映像信号に変換するビデオプロセッサ4と、このビデ
オプロセッサ4からの映像信号を表示するモニタ5と、
VTRデッキ6と、ビデオディスク7と、ビデオプリン
タ8とが設けられている。
【0008】また、内視鏡2には、観察対象物の管腔内
に挿入する細長い挿入部9が設けられている。この挿入
部9の基端部には内視鏡2の操作を行う手元側の操作部
10が連結されている。
【0009】また、挿入部9には操作部10より延出さ
れた可撓性を備えた細長い可撓管11と、この可撓管1
1より先端側に配置され、手元側の操作部10の操作に
ともない遠隔的に4方向に湾曲操作可能な湾曲部12
と、この湾曲部12よりさらに先端側の最先端位置に配
置された硬質な先端部13とが設けられている。
【0010】さらに、操作部10にはユニバーサルコー
ド14の基端部が連結されている。このユニバーサルコ
ード14の先端部には外部の光源装置3と着脱可能に接
続されるコネクタ15が連結されている。このコネクタ
15にはライトガイド入射端16が突設されている。そ
して、内視鏡2のコネクタ15はライトガイド入射端1
6が光源装置3内に差し込まれる状態で光源装置3に着
脱可能に連結されるようになっている。この連結状態
で、光源装置3内のランプ17からの照明光が集光レン
ズ18によって内視鏡2のライトガイド入射端16に集
光され、内視鏡2の内部に配設された図示しないライト
ガイドを介して挿入部9の先端部13に導光されたの
ち、先端部13内に組み込まれた図示しない照明レンズ
を介して外部に照射されるようになっている。
【0011】また、内視鏡2のコネクタ15にはビデオ
ケーブル19の一端部が接続されている。このビデオケ
ーブル19の他端部にはビデオコネクタ20が連結され
ている。さらに、ビデオコネクタ20はビデオプロセッ
サ4に着脱可能に接続されている。
【0012】そして、内視鏡2の観察像は先端部13内
の図示しない対物光学系によってCCD等の撮像手段に
結像されて電気信号に変換されるようになっている。こ
の電気信号はビデオプロセッサ4に入力されて映像信号
に変換された後、モニタ5に入力されてこのモニタ5に
内視鏡2の観察像が表示されるようになっている。な
お、必要に応じてVTRデッキ6およびビデオディスク
7に内視鏡2の観察像が記録され、さらにビデオプリン
タ8で内視鏡2の観察像がプリントアウトされるように
なっている。
【0013】また、図2は本実施の形態の内視鏡2の送
気・送水システムの概略構成を示すものである。本実施
の形態の内視鏡2には挿入部9における先端部13に観
察光学系の対物レンズに洗滌水や、空気等を吹き付ける
送気・送水用のノズル21が配設されている。このノズ
ル21の基端部には挿入部9内に配設された送気・送水
チューブ22の先端部が連結されている。
【0014】また、内視鏡2の操作部10にはノズル2
1からの送気・送水動作を制御する制御弁23が配設さ
れている。この制御弁23には上流側送気チューブ2
4、上流側送水チューブ25、下流側送気チューブ2
6、下流側送水チューブ27の各一端部が連結されてい
る。ここで、上流側送気チューブ24および上流側送水
チューブ25の各他端部はユニバーサルコード14内を
経由してコネクタ15側に延出されている。さらに、下
流側送気チューブ26および下流側送水チューブ27の
各他端部は操作部10内に配設された分岐部28で送気
・送水チューブ22の基端部に共通に連結されている。
【0015】また、コネクタ15の内部には送気管路2
9と、送水管路30とが形成されている。そして、送気
管路29の一端部は上流側送気チューブ24に送気用内
部口金31Aを介して接続され、また送水管路30の一
端部は上流側送水チューブ25に送水用内部口金32A
を介して接続されている。
【0016】さらに、コネクタ15の外周面には送気口
金31と、送水口金32とが配設されている。そして、
コネクタ15内の送気管路29の他端部は送気口金31
に、また送水管路30の他端部は送水口金32にそれぞ
れ連通されている。
【0017】また、コネクタ15の送気管路29の中途
部には接続管路33の一端部が連結されて送気用分岐部
34が形成されている。なお、接続管路33の他端部は
コネクタ15における光源装置3との接続面に突設され
た図示しない送気口金に連結されている。
【0018】ここで、本実施の形態の内視鏡システム1
の光源装置3には送気ポンプ35が内蔵されている。そ
して、光源装置3とコネクタ15との接続時にはこの送
気ポンプ35はコネクタ15の接続管路33と連結され
るようになっている。
【0019】さらに、本実施の形態の内視鏡システム1
の光源装置3には送水タンク36が設けられている。こ
の送水タンク36には送水用の水を溜めている。そし
て、コネクタ15の送水管路30の先端部は送水口金3
2を経て送水タンク36の水面下に延設され、水中に導
入されている。また、コネクタ15の送気管路29の先
端部は送水タンク36の上部に配置され、送水タンク3
6の水の外に出した状態で保持されている。
【0020】また、操作部10の制御弁23には外部側
に開口するリーク孔37が形成されているとともに、制
御弁23の図示しない操作ボタンが設けられている。そ
して、この操作ボタンの操作にともない上流側送気チュ
ーブ24、上流側送水チューブ25、下流側送気チュー
ブ26、下流側送水チューブ27およびリーク孔37の
接続状態が切換え操作され、ノズル21からの送気・送
水動作が制御されるようになっている。
【0021】次に、図3および図4を参照してコネクタ
15の内部構成を説明する。本実施の形態の内視鏡2の
コネクタ15には図3に示すように外装ケース37の内
側に樹脂成形部品のブロック体38が設けられている。
そして、このブロック体38の内部に図3に示すように
略L字状に屈曲された送気管路29および送水管路30
が形成されている。
【0022】さらに、コネクタ15のブロック体38に
は送気口金31および送水口金32の各挿入穴(装着
穴)43,44が送気管路29および送水管路30にそ
れぞれ連通された状態で形成されている。
【0023】また、ブロック体38には送気口金31お
よび送水口金32の取付け面側にこれらの送気口金31
および送水口金32の各中心軸方向と略直交する方向に
延設された固定板収容部(接続部材収容部)39が設け
られている。この固定板収容部39はブロック体38の
外側に開口されている。
【0024】さらに、固定板収容部39には例えば金属
板によって形成された口金固定板(接続部材)40が外
側の開口部から挿入されている。ここで、口金固定板4
0はブロック体38の外側から固定板収容部39に挿入
された状態で、ブロック体38に固定せずに収容されて
いる。
【0025】また、口金固定板40には送気口金31お
よび送水口金32をそれぞれ固定するための2つのねじ
穴(口金固定手段)41,42が形成されている。これ
らのねじ穴41,42はブロック体38における送気口
金31および送水口金32の各挿入穴43,44とそれ
ぞれ対応する位置に配置されている。
【0026】また、コネクタ15におけるユニバーサル
コード14との接続端面にはブロック体38の固定部材
45が配設されている。そして、ブロック体38はこの
固定部材45を介してブロック体38に対しライトガイ
ド入射端16側に設けられた図示しないシャーシに固定
ねじ46によって固定されている。
【0027】また、外装ケース37にはブロック体38
の送気口金31および送水口金32の各挿入穴43,4
4とそれぞれ対応する位置に同様に送気口金31および
送水口金32の挿入用開口部47,48が形成されてい
る。
【0028】また、送気口金31には口金固定板40の
ねじ穴41と螺合する雄ねじ部49が形成されている。
そして、送気口金31の内端部側は外装ケース37の開
口部47からブロック体38の挿入穴43内に挿入さ
れ、さらに口金固定板40のねじ穴41を通り、挿入穴
43の奥部まで挿入されてブロック体38の挿入穴43
と嵌合されるようになっている。このとき、送気口金3
1の雄ねじ部49が口金固定板40のねじ穴41にねじ
込み固定される操作にともない互いに対向する送気口金
31の内端面と挿入穴43の内底面との間の当接部5
1、およびブロック体38の固定板収容部39における
口金固定板40との当接面52をそれぞれ当接させるこ
とにより、送気口金31とブロック体38とが口金固定
板40を介して固定されるようになっている。そして、
ブロック体38の挿入穴43と送気口金31の内端部と
の間の嵌合部、および送気口金31の雄ねじ部49と口
金固定板40のねじ穴41との間の螺合部は接着されて
送気口金31がブロック体38に強固に固定されてい
る。
【0029】また、送水口金32にも送気口金31と同
様に口金固定板40のねじ穴42と螺合する雄ねじ部5
0が形成されている。そして、送水口金32の内端部側
は外装ケース37の開口部48からブロック体38の挿
入穴44内に挿入され、さらに口金固定板40のねじ穴
42を通り、挿入穴44の奥部まで挿入されてブロック
体38の挿入穴44と嵌合されるようになっている。こ
のとき、送水口金32の雄ねじ部50が口金固定板40
のねじ穴42にねじ込み固定される操作にともない互い
に対向する送水口金32の内端面と挿入穴44の内底面
との間の当接部53、およびブロック体38の固定板収
容部39における口金固定板40との当接面52をそれ
ぞれ当接させることにより、送水口金32とブロック体
38とが口金固定板40を介して固定されるようになっ
ている。そして、ブロック体38の挿入穴44と送水口
金32の内端部との間の嵌合部、および送水口金32の
雄ねじ部50と口金固定板40のねじ穴42との間の螺
合部は接着されて送水口金32がブロック体38に強固
に固定されている。
【0030】また、ブロック体38には送気管路29お
よび送水管路30の端縁部に送気用内部口金31Aおよ
び送水用内部口金32Aの取付け穴54,55がそれぞ
れ形成されている。さらに、固定部材45にはブロック
体38の取付け穴54,55と対応する部位に送気口金
31および送水口金32の挿入用開口部56,57がそ
れぞれ形成されている。そして、送気用内部口金31A
および送水用内部口金32Aの組付け時には送気用内部
口金31Aおよび送水用内部口金32Aの内端部が固定
部材45の挿入用開口部56,57からブロック体38
の取付け穴54,55内にそれぞれ挿入された状態で、
送気用内部口金31Aおよび送水用内部口金32Aと固
定部材45の挿入用開口部56,57との間が接着によ
り固定されている。
【0031】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態の内視鏡2では送気・送水の制御を行わな
い時は、上流側送気チューブ24と、操作部10の制御
弁23のリーク孔37とが連通された状態で保持され
る。そのため、送気ポンプ35の圧力は接続管路33、
送気用分岐部34、送気管路29、上流側送気チューブ
24を順次経由し、操作部10の制御弁23のリーク孔
37より外部に逃げている。
【0032】ここで、送気を行うように制御弁23の操
作ボタンを制御すると、上流側送水チューブ25と、下
流側送水チューブ27と、リーク孔37とが遮断され、
上流側送気チューブ24と、下流側送気チューブ26と
が連通される状態に切換えられる。そして、送気ポンプ
35の圧力が接続管路33、送気用分岐部34、送気管
路29、上流側送気チューブ24、操作部10の制御弁
23、下流側送気チューブ26、送気・送水チューブ2
2を順次経由し、ノズル21から外部に伝わるため、送
気を行うことができる。
【0033】また、送水を行うように制御弁23の操作
ボタンを制御すると、上流側送気チューブ24と、下流
側送気チューブ26と、リーク孔37とが遮断され、上
流側送水チューブ25と、下流側送水チューブ27とが
連通される状態に切換えられる。そして、送気ポンプ3
5の圧力が接続管路33、送気用分岐部34、送気管路
29を介して送水タンク36へ伝わり、送水タンク36
内の水を、送水管路30、上流側送水チューブ25、操
作部10の制御弁23、下流側送水チューブ27、分岐
部28、送気・送水チューブ22を順次経由し、ノズル
21から外部に噴出させることができる。
【0034】また、本実施の形態の内視鏡2では送気管
路系の送気口金31は送水タンク36を着脱する際にス
トレスを受けるが、このとき送気口金31の管路軸の回
転方向に対する力はブロック体38の挿入穴43と送気
口金31の内端部との間の嵌合部、および送気口金31
の雄ねじ部49と口金固定板40のねじ穴41との間の
螺着部の各接着部で受けることができる。さらに、管路
軸方向の力は送気口金31の内端面と挿入穴43の内底
面との間の当接部51、およびブロック体38の固定板
収容部39における口金固定板40との当接面52によ
り受けることができる。そのため、送水タンク36を着
脱する際に作用するストレスによって送気口金31がコ
ネクタ15から外れることはない。
【0035】また、口金固定板40はブロック体38に
対して特に固定していないが、ブロック体38の挿入穴
43と送気口金31の内端部との間の嵌合部、および送
気口金31の雄ねじ部49と口金固定板40のねじ穴4
1との間の螺着部と、送気口金31の内端面と挿入穴4
3の内底面との間の当接部51、およびブロック体38
の固定板収容部39における口金固定板40との当接面
52により、しっかり固定されている。
【0036】なお、送水管路系の送水口金32も上述し
た送気管路系の送気口金31と同様の口金固定構造にな
っているので、送水タンク36を着脱する際に作用する
ストレスによってこの送水口金32がコネクタ15から
外れることはない。
【0037】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではコネクタ15
の外装ケース37の内側のブロック体38に固定板収容
部39を形成し、外側の開口部から口金固定板40をこ
の固定板収容部39に挿入するとともに、外装ケース3
7の外側から送気口金31および送水口金32を口金装
着穴43,44に挿入し、送気口金31および送水口金
32を口金固定板40に螺合接続して固定してこの口金
固定板40により、送気口金31および送水口金32と
ブロック体38とが固定されるようにしたものである。
そして、コネクタ15の組立て作業時にはブロック体3
8を外装ケース37の内側に挿入したのち、ブロック体
38の固定板収容部39に口金固定板40を挿入する。
続いて、固定部材45を組付け、図示しないシャーシに
固定ねじ46によって固定する。その後、送気口金31
および送水口金32を組付け、最後に送気用内部口金3
1Aおよび送水用内部口金32Aを組付けるようにして
いる。そのため、従来のように送気口金をブロック部材
の内側からこのブロック部材およびコネクタケースの各
挿通孔を通してコネクタケースの外側に突出させたの
ち、送気口金固定具と送気口金の内端部のフランジ部と
の間にブロック部材を挟み込む状態で、送気口金固定具
によって送気口金を固定する場合に比べてコネクタ15
の組立て作業が簡単でその作業時間も短いので、コネク
タ15の組立て作業時に送気口金31および送水口金3
2をコネクタ15に組付ける口金固定構造の組立て性が
良く、安価な内視鏡2を提供することができる。
【0038】また、口金固定板40は金属板によって単
純な平板形状に形成されているので、安価である。さら
に、この口金固定板40はブロック体38に接着等の特
別な固定をしなくても、しっかり固定できるので、安く
て組立て作業性の良い構造にすることができる。そのた
め、コネクタ15の口金固定構造の組立て性が良く、安
価となる。
【0039】また、送気口金31および送水口金32
は、金属製の口金固定板40に固定されているので、プ
ラスチック材料からなる固定部材に固定する場合に比べ
て接続強度が強い。
【0040】また、本実施の形態ではコネクタ15内に
配設されたブロック体38の送気管路29の一端部に送
気用内部口金31A、他端部に送気口金31をそれぞれ
連結して送気管路系を構成したので、送気管路と送気口
金との固定を1部品で行う場合のように送気口金が複雑
な形状にならず、部品コストも低く抑えられる効果があ
る。
【0041】さらに、送気口金31、口金固定板40、
送気用内部口金31Aは構造も単純であり部品単価が安
い。また、ブロック体38は送気管路29を形成してい
るので形状が複雑であるが樹脂成形部品であり、やはり
部品単価を安くすることができる効果がある。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態を図4を
参照して説明する。本実施の形態は、図4に示すように
第1の実施の形態の内視鏡2のコネクタ15に突設され
たアース端子口金58の口金固定構造に本発明を適用し
たものである。このアース端子口金58は、内視鏡2に
高周波処置具を使用する場合に用いるもので、このアー
ス端子口金58に接続した外部装置を介して帰還回路を
形成するようになっている。
【0043】本実施の形態のコネクタ15のブロック体
38にはアース端子口金58の挿入穴59が形成されて
いる。また、ブロック体38にはアース端子口金58の
取付け面側にこのアース端子口金58の中心軸方向と略
直交する方向に延設された固定板収容部(接続部材収容
部)60が設けられている。この固定板収容部60はブ
ロック体38の外側に開口されている。
【0044】さらに、固定板収容部60にはアース端子
口金58を固定するステンレス製の口金固定板(接続部
材)61が外側の開口部から挿入されている。ここで、
口金固定板61はブロック体38の外側から固定板収容
部60に挿入された状態で、ブロック体38に固定せず
に収容されている。
【0045】また、口金固定板61にはアース端子口金
58を固定するためのねじ穴(口金固定手段)62が形
成されている。このねじ穴62はブロック体38におけ
るアース端子口金58の挿入穴59と対応する位置に配
置されている。
【0046】また、外装ケース37にはブロック体38
のアース端子口金58の挿入穴59と対応する位置にア
ース端子口金58の挿入用開口部63が形成されてい
る。さらに、アース端子口金58には口金固定板61の
ねじ穴62と螺合する雄ねじ部64が形成されている。
【0047】そして、アース端子口金58の内端部側は
外装ケース37の開口部63からブロック体38の挿入
穴59内に挿入され、このアース端子口金58の雄ねじ
部64が口金固定板61のねじ穴62にねじ込み固定さ
れるようになっている。このとき、アース端子口金58
の雄ねじ部64が口金固定板61のねじ穴62にねじ込
み固定される操作にともない互いに対向するアース端子
口金58の内端面と挿入穴59の内底面との間の当接部
65、およびブロック体38の固定板収容部60におけ
る口金固定板61との当接面66をそれぞれ当接させる
ことにより、口金固定板61とブロック体38とが口金
固定板60を介して固定されるようになっている。な
お、ブロック体38の挿入穴59とアース端子口金58
の内端部との間の嵌合部、およびアース端子口金58の
雄ねじ部64と口金固定板60のねじ穴62との間の螺
合部によってアース端子口金58がブロック体38に強
固に固定されている。
【0048】また、口金固定板60は内視鏡2内の図示
しない帰還回路を形成する金属部材と接続されており、
アース端子口金58は口金固定板60を介して金属部材
と導通されている。
【0049】そして、本実施の形態ではアース端子口金
58は、ブロック体38の挿入穴59とアース端子口金
58の内端部との間の嵌合部、およびアース端子口金5
8の雄ねじ部64と口金固定板61のねじ穴62との螺
合部や、アース端子口金58の内端面と挿入穴59の内
底面との間の当接部65、およびブロック体38の固定
板収容部60における口金固定板61との当接面66に
より、送気管路系の送気口金31や、送水管路系の送水
口金32と同様にブロック体38に強固に固定されてい
る。
【0050】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態では内視鏡2に高周波処置具を使用した時
に発生した漏れ電流は、内視鏡2内の帰還回路を形成す
る金属部材を介して、アース端子口金58に伝わる。そ
して、アース端子口金58と接続した帰還回路を形成す
る外部装置へ逃がされる。
【0051】そこで、本実施の形態のアース端子口金5
8は第1の実施の形態の送気管路系の送気口金31や、
送水管路系の送水口金32と略同様の口金固定構造でブ
ロック体38に強固に固定されているので、第1の実施
の形態の送気口金31や、送水口金32の口金固定構造
と同様の効果が得られる。
【0052】また、図5(A),(B)乃至図7は例え
ば第1の実施の形態(図1乃至図4参照)の内視鏡2と
組合わせて使用され、体内に挿入される挿入部9の性質
を術者の好みに応じて変化させるスタイレット71の使
用例を示すものである。
【0053】図5(A)は挿入部9の長さが長いロング
タイプの内視鏡2Aにスタイレット71を使用した例を
示す。ここで、図5(A)のロングタイプの内視鏡2A
の可撓管11Aは軟性管であるが、この可撓管11Aの
先端側に軟性な性質を持っている軟性部72、後端側に
硬性な性質を持っている硬性部73がそれぞれ配設され
ている。
【0054】さらに、内視鏡2Aの可撓管11Aの内部
には挿通チャンネル74が配設されている。この挿通チ
ャンネル74の先端側は先端部13の先端面に開口し、
後端側は操作部10に形成された処置具挿入口75に開
口している。
【0055】また、スタイレット71には細長いワイヤ
状の挿入部76と、この挿入部76の基端部に連結され
た把持部77とが設けられている。そして、図5(A)
の例では内視鏡2Aの処置具挿入口75から挿通チャン
ネル74内に挿入されたスタイレット71の挿入部76
の先端部は内視鏡2Aの先端部13の先端位置から湾曲
部12の後方の長さLの位置まで挿入されている。ここ
で、スタイレット71の挿入部76は、長手方向でその
硬さを変えており、先端側は非常に硬性な性質の硬性部
76aで、後端側は非常に軟性な性質の軟性部76bに
なっている。
【0056】なお、図5(A)の例の位置では、スタイ
レット71の挿入部76の硬さの変化点が、ちょうど可
撓管11Aの軟性部72と硬性部73との間の変化点と
一致している。
【0057】また、図5(B)は挿入部9の長さが短い
ショートタイプの内視鏡2Bにスタイレット71を使用
した例を示す。ここで、図5(B)の内視鏡2Bの可撓
管11Bは全長に渡り図5(A)の可撓管11Aの先端
側の軟性部72と同じ硬さになっている。そして、図5
(B)の例の位置では、内視鏡2Bの処置具挿入口75
から挿通チャンネル74内に挿入されたスタイレット7
1の挿入部76の先端部は内視鏡2Bの先端部13の先
端位置から湾曲部12の後方の長さLの位置まで(図5
(A)と同様の位置まで)挿入されている。
【0058】また、スタイレット71の挿入部76には
図6に示すようにこのスタイレット71を図5(A)の
ロングタイプの内視鏡2Aに使用した場合の挿入位置を
示す複数のロングタイプ挿入位置指標78a,78b,
…と、このスタイレット71を図5(B)のショートタ
イプの内視鏡2Bに使用した場合の挿入位置を示す複数
のショートタイプ挿入位置指標79a,79b,…とが
それぞれ並設されている。
【0059】ここで、各ロングタイプ挿入位置指標78
a,78b,…には、図7に示すように内視鏡2の挿入
部9の先端位置と、このスタイレット71の挿入部76
の先端の位置との間の距離を表示する長さ指標80と、
その表示に対応した内視鏡のタイプを示す内視鏡識別指
標81とが設けられている。また、各ショートタイプ挿
入位置指標79a,79b,…にも同様に長さ指標82
と、内視鏡識別指標83とが設けられている。
【0060】また、内視鏡2のスタイレット挿入口であ
る処置具挿入口75の近傍にはスタイレット71を挿入
する際に良く見える位置にスタイレット71の内視鏡識
別指標81、または83を意味する表示が設けられてい
る。さらに、内視鏡2の処置具挿入口75には弾性体で
形成したスタイレット保持具84が設けられている。こ
のスタイレット保持具84におけるスタイレット71の
挿入部76の挿入穴部84aは挿入部76の外径寸法よ
り小さく設定されている。
【0061】次に、上記構成の作用について説明する。
ここでは、図5(A)のロングタイプの内視鏡2Aを使
用して例えば、大腸内視鏡検査を行う場合の例について
説明する。この大腸内視鏡検査を行う場合、最初は内視
鏡2Aの挿入部9をそのまま患者の大腸へ挿入してい
く。
【0062】挿入の初期段階では大腸は、複雑に屈曲し
ている。そのため、可撓管11Aのように先端側に軟性
部72が配置されている場合には挿入部9が大腸の屈曲
部の形状に倣って変形しやすいので、挿入しやすい。
【0063】しかし、内視鏡2Aの挿入部9をある程度
挿入していくと、挿入部9を押し込む力が大腸の屈曲部
に吸収されてしまい手元側の挿入操作の追従性が悪いば
かりか、被験者に多大な苦痛を与えてしまう。このよう
な場合には屈曲部(特にS字状結腸)を挿入部9の操作
で直線化して改善を図ることが行われる。しかし、大腸
は屈曲した元の状態に戻ろうとするので、場合によって
はすぐに元の屈曲状態に戻ってしまう。
【0064】そこで、このような場合には内視鏡2Aの
挿入部9内にスタイレット71を挿入する。このスタイ
レット71の挿入時には可撓管11Aの先端側ではスタ
イレット71の挿入部76の性質により硬性に変化し、
可撓管11Aの後端側は挿入前とあまり変わらない。そ
のため、スタイレット71が挿入された内視鏡2Aの可
撓管11Aの後端側は相対的に先端側より軟性な性質に
変化するので、内視鏡2Aの可撓管11Aの前後の硬
質、軟質の相対関係が逆転する。そして、この場合には
内視鏡2Aの可撓管11Aの先端側が硬性な状態になる
ので、大腸が元の屈曲状態に戻ることなく挿入を継続で
きる。
【0065】また、挿入部9の性質を術者の好みに応じ
て変化させるためには、スタイレット71の挿入長を変
えてやれば良い。このとき、術者は、スタイレット71
の挿入部76に設けている挿入位置指標78,79を目
視することで、スタイレット71の挿入部76の先端が
内視鏡2Aの挿入部9の先端からどの位置にあるかを容
易に認識できる。
【0066】また、スタイレット保持具84の挿入穴部
84aがスタイレット71の挿入部76の外径寸法より
小さくなっているので、スタイレット71を保持するこ
とができ、検査中にスタイレット71がずれることはな
い。
【0067】また、検査によっては図5(B)に示すよ
うなショートタイプの内視鏡2Bを用いることがある。
この場合、術者は、スタイレット71の挿入部76の挿
入位置指標79を目視することでスタイレット71の挿
入部76の先端が内視鏡2Bの挿入部9の先端からどの
位置にあるか容易に認識できる。
【0068】また、ロングタイプ挿入位置指標78a,
78b,…と、ショートタイプ挿入位置指標79a,7
9b,…のどちらを見れば良いかは、内視鏡2の処置具
挿入口75近傍に設けた内視鏡識別指標81、83に対
応した表示を見れば良い。
【0069】そこで、上記構成のものにあっては同じス
タイレット71を挿入部9の長さの違う内視鏡2A,2
Bに使用しても、容易に使用中の内視鏡2Aまたは2B
におけるスタイレット71の挿入位置が正しく認識でき
る。
【0070】また、図8は図5(A),(B)乃至図7
に示すスタイレット71の第1の変形例を示すものであ
る。本変形例は図7のスタイレット71の内視鏡識別指
標81、83のかわりに内視鏡2の挿入部9の長さを識
別できる図5(A)のロングタイプの内視鏡2A用の内
視鏡識別マーク91と、図5(B)のショートタイプの
内視鏡2B用の内視鏡識別マーク92とを設けたもので
ある。
【0071】そこで、上記構成の本変形例では、内視鏡
2の挿入部9の長さを識別する内視鏡識別指標が図7の
スタイレット71の内視鏡識別指標81、83のような
文字ではなく、図形の内視鏡識別マーク91,92なの
で、指標が大きく、目立ち、見やすい効果がある。
【0072】また、図9は図5(A),(B)乃至図7
に示すスタイレット71の第2の変形例を示すものであ
る。本変形例は図7のスタイレット71の内視鏡識別指
標81、83のかわりに内視鏡2の挿入部9の長さを識
別できる図5(A)のロングタイプの内視鏡2A用の白
線93と、図5(B)のショートタイプの内視鏡2B用
の赤線94とを設けたものである。
【0073】また、本変形例では長さの異なる2種類の
内視鏡2の挿入部9の長さに対応したスタイレット71
の例を示したが、3種類以上の内視鏡2の挿入部9の長
さに対応させても良い。さらに、内視鏡2の挿入部9の
硬さの関係も先端側が硬性で後端側が軟性の内視鏡2
に、先端側が軟性で後端側が硬性なスタイレット71の
組み合わせでもよい。
【0074】また、図10(A),(B)乃至図15は
第1の実施の形態(図1乃至図4参照)の内視鏡2の操
作部10を示すものである。この操作部10には、図1
0(A)に示すようにグリップ101と、ケーシング本
体102と、スイッチ部103と、図11に示すフタ体
104と、制御ボタン105と、制御ボタン106と、
制御ボタン107とが設けられている。
【0075】ここで、グリップ101、ケーシング本体
102、スイッチ部103、フタ体104は無塗装の樹
脂成形部品である。さらに、グリップ101には、図1
5に示すように左手でこのグリップ101を保持するた
めにスベリ止め108が設けられている。このスベリ止
め108は、左手の指のひっかかりを良くするためにグ
リップ101の前面に凹部109を設けたものである。
なお、グリップ101にはこの凹部109の近傍位置
に、このグリップ101を逆に保持するときに指がひっ
かからないように凸部110も設けられている。
【0076】また、グリップ101の背面には図11に
示すように2つの曲面(第1の曲面111と、第2の曲
面112と)が設けられている。ここで、グリップ10
1を左手で把持したときに、親指以外の指の付け根近傍
の凸部は、第2の曲面112に、手の平中央の凹状は第
1の曲面111に接するような形状に設定されている。
さらに、第2の曲面112、第1の曲面111はその凹
凸に対応するように第2の曲面112が第1の曲面11
1より低くなるように配置されている。
【0077】また、図12に示すようにフタ体104
は、ケーシング本体102にパッキン113を介して水
密に固定されている。ここで、フタ体104におけるケ
ーシング本体102との接合面側にはパッキン113取
付け用のリブ114が突設されている。このリブ114
はフタ体104におけるケーシング本体102との接合
面側の周縁部位に沿って略矩形枠状に形成されている。
そして、パッキン113は、図14に示すようにこのリ
ブ114の外周に配置された状態で取付けられている。
【0078】さらに、フタ体104にはリブ114の近
傍位置に略U字状のパッキン保持部材115が設けられ
ている。このパッキン保持部材115には図14に示す
ように切り欠き部116が設けられている。そして、パ
ッキン保持部材115の切り欠き部116をフタ体10
4の凸部117に組み込むことにより、パッキン保持部
材115をフタ体104に固定している。
【0079】また、フタ体104にはパッキン保持部材
115の凸部118に対応した保護部119が設けられ
ている。そして、この保護部119により、パッキン保
持部材115の内周部分をフタ体104の内側に突出さ
せないようにしている。
【0080】さらに、図14中でパッキン保持部材11
5が装着されていない部分については、図12に示すよ
うにケーシング本体102側にパッキンウケ部120を
設けているので、フタ体104の固定時にパッキン11
3が自由に動くおそれはない。
【0081】また、パッキンウケ部120は、図13に
示すようにリブ状に複数にわかれているので、厚肉にな
らず、樹脂成形部品であるケーシング本体102の外観
にひけが発生することはない。
【0082】また、ケーシング本体102の内部には基
板121が配設されている。この基板121は図13に
示すように固定部材122を介して固定ねじ123でケ
ーシング本体102と接続されている。さらに、基板1
21には、固定部材124が設けられている。そして、
この固定部材124がケーシング本体102と当接する
ことで基板121とケーシング本体102との固定をよ
り強固にしている。
【0083】なお、ケーシング本体102における固定
部材124との当接部近傍には、厚肉部125が設けら
れている。ここで、厚肉部125の部分には外観にひけ
が出ないよう肉にげ部126を設けているが、固定部材
124との当接部の強度を確保するために当接部のみ厚
肉のままにしている。しかし、この厚肉部分は面積が小
さいため外観にひけが出ることはない。
【0084】また、図10(B)に示すようにグリップ
101の内部には基板121と接続した内部構造体12
7が配設されている。ここで、グリップ101の内周面
には3つのリブ128が内方に向けて突設されている。
そして、内部構造体127はグリップ101の内周面の
3ケ所のリブ128と係合されている。なお、各リブ1
28の根元部分129は、各リブ128の強度を確保
し、樹脂成形部品であるグリップ101の外観がひけな
い程度に太くなっている。
【0085】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 外部装置に接続するためのコネクタを有
し、コネクタに外装を形成する外装ケースと、外部装置
と接続するための口金を設けた内視鏡において、外装ケ
ースの内側にブロック体を設け、ブロック体と口金を接
続する接続部材を設けるとともに、ブロック体の外側に
開口した接続部材の収容部をブロック体に設け、接続部
材をブロック体の外側から収容部に挿入し、外装ケース
の外側から口金を接続部材に接続したことを特徴とする
内視鏡。
【0086】(付記項2) ブロック体に流体管路を形
成し、流体管路と接続する口金を設けた付記項1の内視
鏡。 (付記項3) コネクタにアース端子を設け、アース端
子と接続する接続部材を導電性の材料にした付記項1の
内視鏡。
【0087】(付記項4) 口金と接続部材に互いに螺
合するネジ部を設け、外装ケースの外側より口金をねじ
込み、口金の端面をブロック体に当接させるとともに、
接続部材をブロック体の口金当接部と対向する壁に当接
させたことを特徴とする付記項1の内視鏡。
【0088】(付記項5) 口金とブロック体が嵌合し
ていることを特徴とする付記項1の内視鏡。 (付記項1〜5の従来技術) 特開平7−191266
号公報。
【0089】(付記項1〜5が解決しようとする課題)
特開平7−191266号公報では、同公報の図7に
示すように、コネクタケース41の内側に配置したコネ
クタのシャーシを形成する第2本体ブロック46を、送
気口金88で挟み込むように固定している。具体的に
は、送気口金88のフランジ部と送気口金固定具102
で第2本体ブロック46を挟み込むために、送気口金8
8を第2本体ブロック46の内側から突出させている。
そのため、送気口金88の組付けがやりにくい。さら
に、内視鏡先端に通じる送気チューブへの接続のために
送気口金88が複雑な形状になっており、部品のコスト
が高くなっている。また、送水口金についても同様で、
送水口金と内視鏡先端に通じる送液チューブへの接続の
ために送水チューブを介しており、組立て性が悪いとと
もに構成部品が多くなりコストアップしている。
【0090】(付記項1〜5の目的) 本発明は、この
ような点に鑑みてなされたものであり、組立て性が良
く、安価な内視鏡のコネクタ部の口金固定構造を提供す
ることを目的としている。
【0091】(付記項1〜5の課題を解決するための手
段) コネクタ外装ケースの内側にブロック体を設け、
ブロック体と口金を接続する接続部材を設けるととも
に、ブロック体の外側に開口した接続部材の収容部をブ
ロック体に設け、接続部材をブロックの外側から挿入
し、外装ケースの外側から口金を接続部材に接続する。
接続部材により、口金とブロック体が固定される。
【0092】(付記項1〜5の効果) ブロック体38
の送気管路系は、送気口金31、固定板40、ブロック
体38、接続口金32のみで形成しており部品点数が少
ない。また、送気口金31、固定板40、接続口金32
は構造も単純であり部品単価が安い。ブロック体38は
送気管路29を形成しているので形状が複雑であるが成
形品であり、やはり部品単価を安くすることができる。
また、組立て方法は、ブロック体38に固定板40を挿
入し、送気口金31を固定板40に外装ケース37の外
側から組付け、送気口金31とブロック体38、雄ねじ
部49を接着するだけなので、組立てが簡単で時間も短
い。また、固定板40はブロック体38に接着等の特別
な固定をしなくても、しっかり固定できる。つまり、安
くて組立て作業性の良い構造になっている。
【0093】(付記項6) 可撓性を有する内視鏡挿入
部と、挿入部内に設けられた処置具チャンネルと、処置
具挿入口より挿入するスタイレットからなる内視鏡シス
テムにおいて、スタイレット先端の内視鏡挿入部先端か
らの相対位置を示す指標を、挿入部の長さが異なる複数
の内視鏡に対応できるように複数種類スタイレットに設
けるとともに、各種の指標の識別手段を設けたことを特
徴とする内視鏡。
【0094】(付記項7) 文字を複数種類の指標の識
別手段とした付記項6の内視鏡。 (付記項8) 図形を複数種類の指標の識別手段にした
付記項6の内視鏡。 (付記項9) 指標の色を複数種類の指標の識別手段に
した付記項6の内視鏡。
【0095】(付記項10) スタイレットに設けた識
別手段に対応した目印を内視鏡に設けた付記項6の内視
鏡。 (付記項11) スタイレットに設けた識別手段に対応
した目印を内視鏡の処置具挿入口の近傍に設けた付記項
6の内視鏡。
【0096】(付記項6〜11の従来技術) 特願平8
−309691号。 (付記項6〜11が解決しようとする課題) 特願平8
−309691号では、スタイレットの本体部に目盛り
を設け、スタイレットの挿通量を視認することができる
ようになっている。しかし、このスタイレットでは、挿
入部の長さが異なる内視鏡に用いた場合、同一の目盛り
でスタイレツト先端と挿入部先端の相対的な位置が違う
ため、挿入部先端からの所望の位置にスタイレットを配
置しようとするとスコープ毎に計算しなければならず、
使用しにくいという問題がある。
【0097】(付記項6〜11の目的) 本発明は、こ
のような点に鑑みてなされたものであり、挿入部長の異
なる複数の内視鏡に用いてもスタイレットの挿入長がす
ぐに分かるスタイレットを提供することを目的としてい
る。
【0098】(付記項6〜11の課題を解決するための
手段) スタイレット先端の内視鏡挿入部先端からの相
対位置を示す指標を、挿入部の長さが異なる複数の内視
鏡に対応できるように複数種類スタイレットに設けると
ともに、各種の指標の識別手段を設ける。
【0099】同一のスタイレットを挿入部の長さの異な
る内視鏡に用い場合、それぞれに対応した指標を見るこ
とで、スタイレットの挿入長を確認する。 (付記項6〜11の効果) 同じスタイレットを挿入部
長の違う内視鏡に使用しても、容易にスタイレットの挿
入位置が認識できる。さらに、内視鏡識別指標が文字で
はなく図形にした場合には指標が大きく目立ち、見やす
い。
【0100】
【発明の効果】本発明によればコネクタの外装ケースの
内側のブロック体の外側の開口部から接続部材を接続部
材収容部に挿入し、外装ケースの外側から口金を口金装
着穴に挿入した際に、口金を接続部材に接続して固定す
ることにより、口金とブロック体とが固定されるように
したので、コネクタ部の口金固定構造の組立て性が良
く、安価な内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す内視鏡シス
テム全体の概略構成図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡における送気・送
水システムの概略構成図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡におけるコネクタ
の要部構成を示す縦断面図。
【図4】 図3のA−A線断面図。
【図5】 (A)は内視鏡におけるスタイレットの使用
例を示す平面図、(B)はショートタイプの内視鏡にス
タイレットを使用した例を示す平面図。
【図6】 スタイレット挿入口の断面図。
【図7】 スタイレットに設けた指標を示す要部の平面
図。
【図8】 スタイレットの第1の変形例を示す要部の平
面図。
【図9】 スタイレットの第2の変形例を示す要部の平
面図。
【図10】 (A)は内視鏡の操作部を示す正面図、
(B)は(A)のB−B線断面図。
【図11】 内視鏡の操作部を示す背面図。
【図12】 図11のA−A線断面図。
【図13】 内視鏡の操作部におけるケーシング本体内
のパッキン受部を示す要部の横断面図。
【図14】 内視鏡の操作部におけるケーシング本体内
のパッキンの取付け状態を示す平面図。
【図15】 内視鏡の操作部のグリップを左手で把持し
た状態を示す図。
【符号の説明】
2 電子内視鏡 3 光源装置(外部装置) 15 コネクタ 31 送気口金 32 送水口金 37 外装ケース 38 ブロック体 43,44 挿入穴(装着穴) 39 固定板収容部(接続部材収容部) 40 口金固定板(接続部材) 41,42 ねじ穴(口金固定手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高瀬 精介 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 上野 晴彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA00 DA03 DA21 DA22 DA54 DA56 DA57 GA02 4C061 AA04 BB02 CC06 DD03 FF07 JJ06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置に接続するためのコネクタに、
    前記外部装置との接続用の口金が設けられた内視鏡にお
    いて、 前記コネクタの外装ケースと、 この外装ケースの内側に配設されたブロック体と、 前記外装ケースから前記ブロック体内に延設された前記
    口金の装着穴と、 前記ブロック体内に前記口金装着穴の中心線方向と略直
    交する方向に延設され、前記ブロック体の外面に開口部
    が形成された接続部材収容部と、 この接続部材収容部の開口部から前記接続部材収容部に
    挿入され、前記口金と前記ブロック体とを接続する接続
    部材と、 前記口金を前記外装ケースの外側から前記口金装着穴に
    挿入した際に、前記口金を前記接続部材に接続して固定
    する手段とを具備したことを特徴とする内視鏡。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001346757A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2007185387A (ja) * 2006-01-13 2007-07-26 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡システム
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