JP2003116785A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2003116785A JP2002037352A JP2002037352A JP2003116785A JP 2003116785 A JP2003116785 A JP 2003116785A JP 2002037352 A JP2002037352 A JP 2002037352A JP 2002037352 A JP2002037352 A JP 2002037352A JP 2003116785 A JP2003116785 A JP 2003116785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡の挿入部先端部に設けた吸引口への粘膜
吸着を起きにくくし、挿入、観察、処置時に内視鏡の先
端部から粘膜を除去する作業を減らして作業性を向上す
ること。 【解決手段】ビデオプロセッサ5は、モニタ6に観察画
像46を表示する場合に、この観察画像46に対応した
内視鏡2の先端部の吸引口19の位置をモニタに表示す
る表示部76を設けている。上記内視鏡2は、記憶手段
75を有し、この記憶手段75には処置具チャンネル先
端側の開口である吸引口19の先端部の位置情報が記憶
されている。上記表示部76は、記憶手段75に記憶さ
れている吸引口19の位置情報を読み出し、この情報に
基づいてモニタ6の観察画像46の近傍に観察画像46
に対応した吸引口19の位置を吸引口表示77によって
画像表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部の先端部に
吸引口を有する内視鏡に用いられる内視鏡装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、手術に用いる内視鏡装置の一例と
して、内視鏡の挿入部の先端部に対物レンズ、ライトガ
イド、空気・水送り口及び吸引口を配設して形成したも
のがある。このような内視鏡装置では、ライトガイドか
ら生体組織等の被写体に光を当て、この光を当てた被写
体を対物レンズを介して視認し、空気・水送り口より送
出した空気或いは水やその他の物質を吸引口で吸引し得
るようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の内視鏡装置で
は、内視鏡の挿入部の先端部に開口する吸引口が粘膜に
近付いた状態で吸引操作を行うと、吸引口が粘膜を吸着
することがあり、吸着の解除に手間がかかるため、検査
の作業性が悪かった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、内視鏡の挿入部の先端部に設けられた吸引口へ
の粘膜吸着が起きにくい内視鏡装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明による内視鏡装置は、挿入部の先端部に吸引口を
有する内視鏡と、この内視鏡で撮像した画像をモニタに
観察画像として表示する画像表示手段とを有する内視鏡
装置において、前記モニタに観察画像を表示する場合
に、この観察画像に対応した前記吸引口の位置を前記モ
ニタに表示する表示手段を設けたことを特徴とする。
【0006】上記構成で本発明による内視鏡装置では、
前記モニタに観察画像を表示する場合に、この観察画像
に対応した前記吸引口の位置を表示する画像を前記モニ
タに表示するので、前記吸引口の位置に粘膜が近づかな
いように内視鏡を操作して、内視鏡の挿入部の先端部に
設けられた吸引口への粘膜吸着を起きにくくすることが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図6は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1に内視鏡装置の全体構成を示す
説明図、図2は内視鏡の先端部の断面図、図3は内視鏡
の先端部の正面図、図4は内視鏡の先端部に着脱自在に
接続されるフード部材を示す側面図、図5はモニタに表
示される観察画像を示す平面図、図6は図5の観察画像
を表示する場合の観察視野領域を示す説明図である。
【0008】(構成)図1に内視鏡装置の全体構成を示
す。図1に示すように、内視鏡装置1は、内視鏡2と、
光源装置3と、ビデオプロセッサ5と、モニタ6とから
構成されている。
【0009】内視鏡2は後述の撮像手段を備えている。
光源装置3は、内視鏡2に着脱自在に接続されて、内視
鏡2に設けられたライトガイドに照明光を供給する。ビ
デオプロセッサ5は、信号ケーブル4を介して内視鏡2
と接続されて内視鏡2の撮像手段を制御すると共に、撮
像手段から得られた信号を処理する。モニタ6は、ビデ
オプロセッサ5から出力される被写体像に対応する映像
を表示する。
【0010】内視鏡2は、挿入部7と、操作部8と、連
結コード9と、コネクタ部10と、電気コネクタ部11
とを有している。
【0011】挿入部7は、可撓性を有し細長に形成され
ている。操作部8は、挿入部7の基端側に接続されてい
る。連結コード9は、可撓性を有し、操作部8の側部か
ら延出する。コネクタ部10は、連結コード9の端部に
設けられ、前記光源装置3と着脱自在の状態で接続され
るようになっている。電気コネクタ部11は、コネクタ
部10の側部に設けられ、前記ビデオプロセッサ5に接
続された前記信号ケーブル4が着脱自在の状態で接続可
能になっている。
【0012】電気コネクタ部11には内視鏡2の内部と
外部とを連通する図示しない通気部が設けられている。
【0013】挿入部7と操作部8の接続部には、この接
続部の急激な曲がりを防止する弾性部材を有する挿入部
側折れ止め部材12が設けられている。操作部8と連結
コード9の接続部にも挿入部側折れ止め部材12と同様
の操作部側折れ止め部材13が設けられている。さら
に、連結コード9とコネクタ部10の接続部にも挿入部
側折れ止め部材12と同様のコネクタ部側折れ止め部材
14が設けられている。
【0014】挿入部7は、基端側から順に、可撓管部1
5、湾曲部16、先端部17を連結して構成したもので
ある。
【0015】可撓管部15は可撓性を有し柔軟に形成さ
れている。湾曲部16は、可撓管部15の先端側に設け
られ、操作部8の操作により湾曲可能になっている。先
端部17は、先端に設けられた後述の観察光学系、照明
光学系などが配設されている。
【0016】図2及び図3に示すように、先端部17に
は、空気・水送り口であるところの送気送水ノズル18
と、吸引口19と、送液口20と、観察光学系34と、
照明光学系35とが設けられている。
【0017】送気送水ノズル18は、観察光学系34の
外表面の光学部材に向けて洗浄液体や気体を噴出する。
吸引口19は、挿入部7に配設された処置具を挿通した
り体腔内の液体を吸引するための処置具チャンネルの先
端側の開口部である。送液口20は、観察対象物に向け
て開口しており、観察対象物に向けてた液体を噴出する
ための開口部になっている。
【0018】図1に示すように、コネクタ部10には、
気体供給口金21と、送水タンク加圧口金23と、液体
供給口金24と、吸引口金25と、注入口金26と、ア
ース端子口金27とが設けられている。
【0019】気体供給口金21は、光源装置3に内蔵さ
れた図示しない気体供給源と着脱自在に接続するように
なっている。送水タンク加圧口金23及び液体供給口金
24は、液体供給源である送水タンク22と着脱自在に
接続するようになっている。吸引口金25は、図3に示
した前記吸引口19より吸引を行うための図示しない吸
引源と接続するようになっている。注入口金26は図3
に示した送液口20より送水を行うための図示しない送
水手段と接続するようになっている。アース端子口金2
7は、高周波処置等を行うことにより内視鏡2に高周波
漏れ電流が発生した場合に、漏れ電流を高周波処置装置
に帰還させる。
【0020】操作部8には、送気送水操作ボタン28
と、吸引操作ボタン29と、湾曲操作ノブ30と、複数
のリモートスイッチ31と、処置具挿入口32とが設け
られている。
【0021】送気送水操作ボタン28は、送気操作また
は送水操作を行う場合の操作部であり、術者が押圧する
ことにより図3に示した送気送水ノズル18から送気ま
たは送水が行えるようになっている。吸引操作ボタン2
9は、吸引操作を行う場合の操作部であり、術者が押圧
することにより図3に示した吸引口19による吸引が行
えるようになってている。湾曲操作ノブ30は、前記湾
曲部16の湾曲操作を行うための操作部になっている。
複数のリモートスイッチ31は、前記ビデオプロセッサ
5を遠隔操作するための操作部になっている。処置具挿
入口32は前記処置具チャンネルに連通した基端側の開
口である。
【0022】また、内視鏡2の電気コネクタ部11には
電気コネクタ部11を液密にシールするための防水キャ
ップ33が着脱自在に接続可能である。
【0023】次に本発明の要部となるフード部材37に
ついて説明する。図2及び図3に示すように、内視鏡2
の挿入部7の先端部17には、フード部材37が着脱自
在の状態で接続されている。
【0024】即ち、フード部材37は、先端部17に固
定された状態で、前記先端部17の先端面に露出した観
察光学系34の最先端レンズが体腔内壁に直接当接する
のを防止し、内視鏡2の視野が失われるのを防止するた
めのものである。
【0025】フード部材37は、シリコンゴムやフッ素
ゴム等の加硫ゴム、ウレタン系エラストマー、アクリル
系エラストマー、オレフイン系エラストマー等の熱可塑
性エラストマー等の軟性部材やポリサルフォン等の硬質
樹脂により形成することが可能である。本実施の形態で
は、フード部材37は、軟性部材から形成している。
【0026】フード部材37は、突出部38と、内視鏡
固定部39とを有する。突出部38は、花弁状に形成さ
れており、先端部17より視野前方の方向に突出してい
る。内視鏡固定部39は、筒状に形成され、この突出部
38の基端側に設けられている。
【0027】内視鏡固定部39の内径は先端部17の外
径と略同一若しくは若干小さく形成されるとともに、弾
性変形可能な状態で形成されている。これにより、内視
鏡固定部39は、先端部17が圧入可能になっている。
【0028】内視鏡固定部39の基端部外周には、テー
パ部45が設けられている。テーパ部45は、基端部の
段差を少なくすると共に、基端部を薄くして弾性変形し
易くすることにより、内視鏡固定部39に対する先端部
17の圧入が容易に行えるようにしている。
【0029】圧入の際の締め率は、検査における体腔壁
との摩擦によっては外れず、着脱の際には容易に着脱可
能な固定強度になるように構成している。具体的には装
脱力量が5〜20N程度に設定している。
【0030】内視鏡固定部39の長さは、先端部17に
装着した際に内視鏡固定部39の端部が、湾曲部16の
最も先端側の回動ピン36の位置にかからない長さの範
囲でできるだけ長く形成されている。これにより、内視
鏡固定部39は、湾曲部16の湾曲動作に影響を与えな
い範囲で極力先端部17との嵌合長を長くすることで固
定を確実にしている。
【0031】内視鏡固定部39と突出部38との間に
は、先端部17の外径よりも小さな径に突出した先端部
当接部40が設けられている。
【0032】先端部17の先端面は、先端部当接部40
に当接し、先端部17とフード部材37との軸方向の位
置決めが行えるようになっている。尚、先端部当接部4
0は全周ではなく一部にあればよい。
【0033】図3に示すように、先端部当接部40には
一部に内側に突出した回転方向位置決め部41が設けら
れている。
【0034】回転方向位置決め部41には凹状に切り欠
かれたノズル係合溝42が設けられている。ノズル係合
溝42には送気送水ノズル18が係合し、この係合によ
り先端部17とフード部材37との軸方向を回転中心と
する回転方向の位置決めがなされている。
【0035】突出部38の内周面側には、先端部当接部
40から突出部38の先端側に向かって拡径するすりば
ち状のスロープ部44が設けられている。これにより、
突出部38の内周面側では、先端部17の表面に付着し
た水や体液、汚物などが突出部38の外部へ流れ易く、
これらが溜まり難いようになっている。
【0036】図3及び図4に示すように、突出部38の
先端縁部43は、観察画像への先端縁部43の見えが極
力少なくなるように、観察光学系34の観察視野領域に
対応した形状に形成されている。
【0037】図5に示すように、モニタ6に表示される
観察画像46は略四角形の形状をしている。
【0038】このような観察画像46を表示する場合の
観察視野領域を図6に示す。面A1は、図3に示した観
察光学系34の最先端レンズ面を示し、面B1はこのレ
ンズ面から約4mm先端側の仮想面である。
【0039】面A上での観察視野範囲は領域a1であ
り、面B上での観察視野範囲は領域b1である。
【0040】そして領域a1と領域b1で挟まれた空間
が、観察視野領域47となる。このとき観察視野領域4
7の側方面は光線の集合から形成される斜面48とな
る。
【0041】図5に示すように、観察画像46における
対辺方向の長さL1よりも対角方向の長さL2の方が長
いため、対角方向の視野角の方が大きくなる。
【0042】また、内視鏡2に通常使用される観察光学
系34ではその特性上、光学系の収差によって中心より
も遠い位置ほど、像が圧縮される度合いが大きい。
【0043】このため、図5に示す観察画像46の形状
の場合、図6に示すように領域b1の形状は観察画像4
6と同一の形状とはならず、対角方向Xの領域が大きく
なる。このことから斜面48の形状には偏りがある。
【0044】図2及び図4に示すように、先端縁部43
はこの斜面48に対応した形状に形成されており、図
上、上側の先端縁部43や、図3に示す斜線部で示した
部分43aにはそれぞれの位置における図6に示した斜
面48の形状と略同一の形状に形成されるか、若しく
は、図2及び図4に示すように、斜面48の形状を微少
量オフセットした位置に斜面部49が形成されている。
【0045】尚、図3及び図4に示すように、先端縁部
43は前述した斜面48の形状を反映して凹凸のある形
状になっている。この場合、先端縁部43は、A部、B
部、C部、D部が凸状となり、E部、F部、G部、H部
が凹状となっている。
【0046】尚、突出部38に凹部があり、凹凸が生じ
る場合は、観察光学系34の近傍には凸部として突出長
を長くすることが望ましい。又、凸部は3つ以上あるこ
とが望ましい。
【0047】凹部であるE部、F部、G部、H部におい
ては前記スロープ部44が斜面48と連接しており、外
側に向けた開口となっている。突出部38内部に入って
しまう粘液、汚物や、送気送水ノズル18から送水され
た水等はスロープ部44を介してこれらの凹部から突出
部38の外部に排出される。これにより、汚物や粘液等
によって視野が遮られることがない。
【0048】図4に示すように、先端縁部43の外周側
の縁部はR0.3〜1mm程度の面取り71が形成され
ている。斜面部49の先端側端部にもR0.3〜1mm
程度の面取り72が形成されている。
【0049】図2に示すように、観察光学系34の観察
深度は4mm〜100mmに設定されており、観察光学
系34の最先端レンズからの先端縁部43の突出量が最
も大きい位置における突出量L0は、この深度の最小値
(近点)と略同等か、若しくはこの値よりも長く形成さ
れている。本実施の形態では先端縁部43は突出量L0
が約4mmとなるように突出して形成されている。
【0050】このような構造により、本実施の形態の内
視鏡装置1は、内視鏡2の挿入部7の先端部17に、前
記内視鏡2の観察視野方向に突出する突出部38を有す
るフード部材37を設け、前記内視鏡2の観察画像46
の形状が非円形になっている。
【0051】また、内視鏡装置1は、前記突出部38の
先端縁部43に前記内視鏡2の観察視野領域47に対応
した形状の斜面部49を形成している。
【0052】(作用)フード部材が透明の場合、照明光
がフード部材によって遮られることがないので照明性能
が良い。
【0053】フード部材は黒色でも良い。この場合は突
出部を照明光学系の出射光の照射領域に合わせて、前記
観察視野領域と同様に、突出部に切り欠き及び斜面部を
設ければ良い。
【0054】黒色の場合は透明のものに比べて、照明光
がフード部材の内壁で反射しないため、処置具を使用し
た時などに生じるハレーションが防止できる。
【0055】また、適用可能な内祝鏡とフード部材で色
を合わせ、適用できないものでは色を変えても良い。
又、先端部とフード部材を取り外しを容易にするために
これらの色を異ならせて、それぞれを認識し易くしても
良い。
【0056】尚、フード部材にこれが適用可能な内視鏡
の機種名や内視鏡の先端部の外径を表示しても良い。
【0057】尚、突出部の突出量は2mm〜10mm程
度に設定できる。図7及び図8は第1の実施の形態の突
出部38の作用を説明する説明図である。
【0058】図7において、実線には本実施の形態の突
出部38の形状を示し、破線には突出部38の突出長を
確保したままで、斜面部49を設けずに面取り71、7
2の形状を形成する場合の突出部38の形状を示してい
る。破線に示すように突出部38を形成した場合、突出
部38は肉厚が薄くなってしまう。
【0059】即ち、本実施の形態では、観察視野領域4
8に対応した斜面部49を設けたことで、突出部38の
突出長を短くせずに、突出部38の肉厚を大きく形成し
ている。これにより、本実施の形態では、突出部38を
破損し難くすることができ、突出部38が複数の切り欠
き形状を有していても、突出部38が体腔内壁に押し当
てられた際に変形するのを防止できる。また、本実施の
形態では、面取り71、72を大きく形成できるため、
挿入性が向上する。
【0060】図8において、実線には本実施の形態の突
出部38の形状を示し、破線には突出部38に斜面部4
9を設けずに、肉厚を確保した場合の形状を示してい
る。破線に示すように突出部38を形成した場合、突出
部38は突出長が短くなってしまう。
【0061】即ち、本実施の形態では、外径を大径化せ
ずに突出部38の突出長を長くすることができ、フード
の性能が向上する。
【0062】また、粘膜が先端縁部43に当接し、視野
の全体を覆ってしまった状態でも、図2に示した先端縁
部43の突出量L0を観察光学系34の観察深度の近点
の値よりも大きくすることで、観察光学系34は、先端
縁部43の粘膜に対してピントが合い、観察画像が明瞭
となる。
【0063】(効果)以上、説明したように本実施の形
態によれば、細径で、フード部材37が破損し難く、挿
入性が良く、観察画像においてフード部材37の見えが
少なくて観察性能の良い内視鏡装置を提供できる。又、
本実施の形態によれば、フード部材37が粘膜に当接し
た場合でも、観察性能の良い内視鏡装置を提供できる。
【0064】尚、図1乃至図6に示した本実施の形態に
おいては、フード部材37の回転方向の位置を合わせる
ための指標を、ノズル係合溝42を設けずに、例えば先
端縁部43に設けても良い。この時、指標を合わせる先
端部17側の目印としては、先端部17側にも指標を付
けても良いし、先端部17の送気送水ノズル18や吸引
口19や観察光学系34に合わせる構成としても良い。
【0065】フード部材37が内視鏡2と別体の場合に
は、フード部材37の取り付け位置や、観察画像への見
え方にばらつきが生じ易いが、各位置に応じた観察視野
領域に対応した斜面部を設けることによって、突出長を
できるだけ長く形成することにより、ばらついた場合で
も、突出長を長く確保できる。
【0066】また、本実施の形態によれば、軸方向や回
転方向の位置決め手段や、指標を設けることにより、斜
面部が観察視野領域に応じた適正な位置に配置してフー
ド部材37を取り付けることを容易に行える。
【0067】(第2の実施の形態)図9は本発明の第2
の実施の形態に係る内視鏡の先端部を一部を切り欠いて
示す側面図である。
【0068】(構成)図9に示す第2の実施の形態で図
2に示した第1の実施形態と異なるのは、フード部材1
37が先端部17に一体に形成されていることである。
【0069】図9に示すように、フード部材137はポ
リサルフォン等の硬質樹脂にて形成されており、先端部
17の内部の金属部品117を覆う絶縁カバーを兼ねて
いる。
【0070】先端部17の観察光学系34は、図6に示
した第1の実施の形態と同様の観察視野領域47を有し
ている。
【0071】フード部材137の先端縁部143には、
観察視野領域47の斜面48に対応した斜面部149が
各位置に設けられている。
【0072】フード部材137の先端縁部143には図
1乃至図6に示した第1の実施の形態と同様にそれぞれ
の位置における観察視野領域47の斜面48に対応した
斜面部149が設けられている。
【0073】また、先端縁部143の外周側の縁部には
R1mm程度の面取り71が形成されている。
【0074】本実施形態では斜面部149をなるべく広
く形成し、できるかぎり先端縁部143の肉厚を大きく
形成している (作用)フード部材137を先端部17と一体に形成す
る場合には、切れや摩耗等の耐性の観点から軟質部材よ
りも硬質部材の方が耐久性が良くなる。
【0075】フード部材137を硬質部材で形成した場
合には、軟質部材で形成した場合に比べて衝撃等によっ
て先端縁部143が破損し易くなるが、第2の実施の形
態では、先端縁部143の肉厚を厚く形成でき、面取り
71が大きなR形状にできるので硬質であっても十分破
損し難くすることができる。
【0076】(効果)以上、説明したように第2の実施
の形態によれば、図1乃至図6に示した第1の実施の形
態と同様の効果があるとともに、フード部材137を硬
質部材で形成した場合にも十分破損し難くすることがで
きる。
【0077】(第3の実施の形態)図10及び図11は
本発明の第3の実施の形態に係り、図10は内視鏡の先
端部の突出部を示す側面図、図11はモニタに表示され
る観察画像を示す平面図である。
【0078】(構成)図10に示すように、本実施の形
態の内視鏡の先端部に設けられたフード部材237の突
出部238では、観察視野領域47の斜面48に対して
先端縁部243の先端部が微少量だけ重なる形状に形成
されている部分243aを有している。即ち、部分24
3aは観察視野領域47にはみ出している。
【0079】そして、図6に示した対角方向Xの観察視
野の中心から遠位値の範囲での観察視野領域47に対す
る先端縁部243の重なり量xはその他の位置での重な
り量yよりも大きく形成されている。即ち、図11に示
すように、重なり量x、yは、観察光学系34の収差を
考慮して、観察画像46上での先端縁部243の見える
量が均一になるように形成されている。
【0080】(作用)本実施の形態において、図6に示
した対角方向Xの観察視野の中心より遠位値の範囲で
は、観察光学系34の収差により、最も像が圧縮され
る。このため、図11に示すように、モニタ6の観察画
像46では、対角方向Xの斜面48から突出して観察視
野領域47に重なった先端縁部243の像243b,2
43cは圧縮される。これにより、先端縁部243の像
243b,243cは、その他の位置において観察視野
領域47に重なった先端縁部243の像243dと観察
画像46上での見え方に大きな差はなくなる。
【0081】このため、観察視野への影響を最小にして
フード部材237の突出長もしくは肉厚を大きく形成で
きるようになる。
【0082】(効果)以上、説明したように本実施の形
態によれば、図1乃至図6に示した実施の形態と同様の
効果があるとともに、更にフード部材237の突出長を
長くもしくは肉厚を大きく形成して、挿入性もしくは耐
久性の良い内視鏡装置を提供できる。
【0083】(第4の実施の形態)図12は本発明の第
4の実施の形態に係るモニタに表示される観察画像を示
す平面図である。第4の実施の形態に係る内視鏡の先端
部の突出部の形状は、図10を代用して説明する。
【0084】(構成)本実施の形態では、対角方向Xの
観察視野の中心から遠位値の範囲でのみ図10に示す観
察視野領域47の斜面48に対して先端縁部243の先
端部が微少量だけ重なる形状に形成されている部分を有
している。これにより、図12に示すように、モニタ6
の観察画像46では、対角方向Xの斜面48から突出し
て観察視野領域47に重なった先端縁部243の像24
3b,243c,243eが表示される。
【0085】(作用)本実施の形態において、モニタ6
の観察画像46では、圧縮率が高く、画角の大きい対角
方向Xの部分の視野は若干小さくなってしまうが、圧縮
率が低く、元々画角の小さい他の部分の視野を更に小さ
くすることなく、フード部材237の突出長もしくは肉
厚を大きく形成できるようになる。
【0086】(効果)以上、説明したように第4の実施
の形態によれば、図10及び図11に示した第3の実施
の形態と同様の効果があるとともに、更に観察性能の良
い内視鏡装置を提供できる。
【0087】第1の実施の形態から第4の実施の形態に
おいては、観察画像の形状が非円形のものとして、図1
3、図14、図15、図16に示すような観察画像を有
する内視鏡装置において適用できる。
【0088】図13:観察画像46は正方形又は長方形
で、角部に丸められている略四角形 図14:モニタ6の画面全体に観察画像46が表示され
る四角形 図15:円形の上下を切り取った形状の略四角形 図16:円形の上下、左右を切り取った形状の略四角形 (第5の実施の形態)図17乃至図20は本発明の第5
の実施の形態に係り、図17はフード部材を示す断面
図、図18はフード部材を取り付けたフード部材装着具
を示す断面図、図19は図18のフード部材装着具を用
いてフード部材を内視鏡の先端部に取り付けた状態を示
す断面図、図20は図19の状態からフード部材装着具
を取り外した状態を示す断面図である。
【0089】(構成)図17に示すように、フード部材
50は、略円筒状であり、内視鏡の先端部に着脱自在に
なっている。フード部材50は、シリコンゴムやフッ素
ゴム等の加硫ゴム、ウレタン系エラストマー、アクリル
系エラストマー、オレフィン系エラストマー等の熱可塑
性エラストマー等の軟性部材やポリサルフォン等の硬質
樹脂により形成することが可能である。本実施の形態で
はフード部材50は、軟性部材から形成している。
【0090】フード部材50には突出部51と内視鏡固
定部52とが設けられている。フード部材50の内視鏡
固定部52の内径は、図19に示す内視鏡の先端部17
の外径と略同一、若しくは若干小さく形成されている。
これにより、内視鏡固定部52は、弾性変形により先端
部17が圧入可能に形成されている。
【0091】図18に示すように、フード部材装着具5
3は、内視鏡の挿入部の先端部17に着脱自在なフード
部材51を装着するためものである。
【0092】フード部材装着具53には、フード部材固
定部54と把持部55とが設けられている。
【0093】フード部材固定部54の外径は突出部51
の内径と略同一に形成されている。これにより、フード
部材固定部54は突出部51が外嵌可能になっている。
【0094】フード部材固定部54の基端部にはフード
部材当接部56が設けられている。フード部材固定部5
4の先端側には先端部当接部57が設けちれている。
【0095】フード部材当接部56と先端部当接部57
との間の長さL11は、先端部17にフード部材50を
装着した際に、観察視野に見えるフード部材50の量が
許容でき、かつ、図20に示すフード部材50の効果が
最大となるような最適な先端部17からの突出部51の
突出量L12と同量に設定されている。このような構造
により、フード部材当接部56は、前記フード部材50
の位置を規制するフード部材規制手段となり、先端部当
接部57は、前記先端部17の位置を規制する先端部規
制手段となり、フード部材装着具53は、前記フード部
材50を前記先端部に装着する場合に、前記先端部17
に対する前記フード部材50の装着位置を規制する。
【0096】(作用)フード部材50の先端部17への
装着の際には、図18に示すようにフード部材50の突
出部51にフード部材装着具53のフード部材固定部5
4を挿入し、フード部材当接部56と突出部51の先端
部とが突き当たるまで挿入する。
【0097】次に、図19に示すようにフード部材50
の内視鏡固定部52に先端部17を圧入し、先端部当接
部57と先端部17とが突き当たるまで挿入する。
【0098】先端部当接部57と先端部17とが突き当
り、フード部材当接部56と突出部51の先端部とが突
き当たったら、図20に示すようにフード部材50から
フード部材装着具53を取り外す。
【0099】又、以下の順序で装着しても良い。先ず、
フード部材50の内視鏡固定部52に先端部17を適当
量圧入する。この後、フード部材50の突出部51にフ
ード部材装着具53のフード部材固定部54を挿入す
る。
【0100】次に、フード部材当接部56と突出部51
の先端部とが突き当るとともに先端部当接部57と先端
部17とが突き当るように、フード部材50の位置を調
整した後、フード部材装着具53を取り外す。
【0101】以上により、図20に示すように、フード
部材50は先端部17に対する適正な突出量L12とな
る位置に軸方向の位置が規定されて先端部17に固定さ
れる。
【0102】(効果)以上、説明したように第5の実施
の形態によれば、確実かつ容易にフード部材50の軸方
向の位置を規定して先端部17に装着でき、観察性能が
良く、フード部材の装着が容易なフード部材装着具53
を提供できる。
【0103】(第6の実施の形態)図21は本発明の第6
の実施の形態に係るフード部材装着具を用いたフード装
着方法を示す説明図である。
【0104】(構成)図21に示すように、3種類の内
視鏡2a、2b、2cはそれぞれの先端部17a、17
b、17cの外径が略同一である。
【0105】一方、これらは先端部17a、17b、1
7cは、図2に示した観察光学系34、照明光学系3
5、送気送水ノズル18、吸引口19等のレイアウトが
異なっている。
【0106】又、観察光学系34を構成する図示しない
レンズの構成やCCDの違いや、ビデオプロセッサ5の
制御によるモニタ6の観察画像46の表示形状などの違
いによって、図1に示したモニタ6に表示される観察画
像の観察視野領域がそれぞれ異なっている。
【0107】このため、一種類のフード部材50aを3
種類の先端部17a、17b、17cに取り付けた際
に、突出部51の先端部17からの突出量が同じ場合に
は、それぞれ観察画像に見えるフード部材50aの量が
異なってしまう。
【0108】一方、フード部材50aは内視鏡2a、2
b、2cのそれぞれに共通して使用可能である。
【0109】フード部材50aを先端部17a、17
b、17cに取り付けた際に、観察画像に見えるフード
部材50の量が許容でき、かつ、フード部材の効果が最
大となるような最適な突出量L12は内視鏡2a、2
b、2cとの組み合わせにおいて固有にある。これをそ
れぞれL12a、L12b、L12cとする。
【0110】これらの内視鏡2a、2b、2cにフード
部材50aを装着する際には、それぞれ専用のフード部
材装着具53a、53b、53cを使用する。
【0111】フード部材装着具53a、53b、53c
のフード部材当接部56と先端部当接部57との間の長
さL11a、L11b、L11cは、それぞれ前記突出
量L12a、L12b、L12cと同量に形成されてい
る。
【0112】把持部55にはそれぞれの内視鏡の名称や
型番、フード部材50aの名称や型番、メーカー名等が
成形や印刷等によって表示された表示部58a、58
b、58cが設けられている。
【0113】(作用)フード部材50aを装着する装着
の際には、表示58の内容を確認して、各内視鏡に対応
したフード部材装着具を選択する。
【0114】装着の手順は図20に示した第5の実施の
形態と同様である。各内視鏡2a、2b、2cにおい
て、フード部材50aは先端部17a、17b、17c
に対して、それぞれ適正な突出量L12a、L12b、
L12cに軸方向の位置が規定されて固定される。
【0115】(効果)このような第6の実施の形態によ
れば、図17乃至図20に示した第5の実施の形態と同
様の効果に加え、共通のフード部材を、異なる内視鏡の
先端部のそれぞれにおいて最適な位置に装着することが
できる。
【0116】(第7の実施の形態)図22は本発明の第7
の実施の形態に係るフード部材装着具を用いてフード部
材を内視鏡の先端部に取り付けた状態を示す断面図であ
る。図22においては、図19の実施の形態と同様の構
成要素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0117】(構成)図22に示すように、フード部材
装着具353には円筒状の外径規制部59が設けられて
いる。
【0118】外径規制部59の内径D1はフード部材5
0の突出部51の外径D2と略同一であり、外径規制部
59は突出部51が挿入可能に形成されている。
【0119】(作用)フード部材50をフード部材装着
具353に装着する際には、フード部材50の突出部5
1をフード部材固定部54と外径規制部59との間に挿
入する。
【0120】次に、図19の場合と同様に、フード部材
50の内視鏡固定部52に先端部17を圧入し、この
後、フード部材50からフード部材装着具353を取り
外す。これにより図20の場合と同様に、フード部材5
0は先端部17に取り付け固定される。
【0121】図23はフード部材50の軸方向を反対方
向に間違えてフード部材装着具353に装着してから先
端部17に装着しようとした場合の作用を説明する説明
図である。
【0122】図23に示すように、本来とは逆にフード
部材50の内視鏡固定部52をフード部材固定部54と
外径規制部59との間に挿入する。
【0123】この状態では、次に、フード部材50の突
出部51に先端部17を圧入しようとしても、突出部5
1の内径は内視鏡固定部52の内径や先端部17の外径
よりも小さく、かつ、外径規制部59により突出部51
の変形が規制されるため、突出部51は拡径することが
できず、先端部17を圧入することができなくなる。
【0124】これにより、フード部材50を本来とは逆
に先端部17に装着するのを防止できる。
【0125】図24は、フード部材50の軸方向を反対
方向に間違えてフード部材50を先端部17に先に装着
しようとした場合の作用を説明する説明図である。
【0126】図24に示すように、フード部材50の突
出部51に先端部17を適当量圧入する。
【0127】この時、突出部51の内径は先端部17の
外径に対して適正ではないが、フード部材50は弾性変
形して拡径して装着されてしまう可能性がある。
【0128】次に、フード部材50の内視鏡固定部52
にフード部材装着具353のフード部材固定部54を挿
入しようとすると、フード部材50の内視鏡固定部52
は拡径して変形しているため、外径規制部59に突き当
たり、挿入することができない。
【0129】これにより、フード部材50を本来とは逆
の方向で先端部17に装着するのを防止できる。
【0130】(効果)このような第7の実施の形態によ
れば、図17乃至図20に示した第5の実施の形態と同
様の効果に加え、フード部材の軸方向を逆にして誤装着
することを防止できる。
【0131】(第8の実施の形態)図25及び図26は
本発明の第8の実施の形態に係り、図25はフード部材
を取り付けたフード部材装着具の閉じた状態を示す断面
図、図26はフード部材装着具を開いた状態を示す斜視
図である。
【0132】(構成)図25及び図26に示すように、
フード部材装着具453はフード部材50の梱包容器を
兼ねている。
【0133】フード部材装着具453は本体部62と、
蓋状の収容部63と、これらを繋ぐヒンジ部64を有し
ている。
【0134】又、フード部材装着具453は、エチレン
オキサイドガス滅菌、オートクレーブ滅菌やガンマ線滅
菌等の滅菌処理が可能な樹脂部材にて形成されている。
例えば、フード部材装着具453は、エチレンオキサイ
ドガス滅菌が可能なポリスチレンにて形成されている。
【0135】本体部62には、図18に示したものと同
様のフード部材固定部54が設けられており、予めフー
ド部材50が固定されている。
【0136】フード部材固定部54の外径は突出部51
の内径よりも若干大きく形成されており、フード部材固
定部54は突出部51に圧入されている。突出部51は
自身の弾性力によりフード部材固定部54に固定されて
いる。フード部材固定部54の外径は、突出部51とフ
ード部材固定部54との固定力が内視鏡固定部52と図
19に示した先端部17との固定力よりも小さくなるよ
うに寸法設定されている。又、本体部62には図19に
示したものと同様のフード部材当接部56、先端部当接
部57が設けられている。
【0137】本体部62には、凸部65が設けられ、収
容部63には凸部65を着脱自在に係止する係止部66
が設けられている。
【0138】フード部材装着具453は、凸部65は係
止部66に係合して係止されることにより、本体部62
と収容部63が係止され、これらにより図25に示すよ
うにフード部材50を収容している。
【0139】フード部材装着具453は、上述した滅菌
処理が可能で、一定期間内容物の滅菌状態を保つことが
可能なピールパック等に収容されており、この状態で滅
菌処理されてユーザーに届けられる。
【0140】(作用)フード部材50を図19に示した
先端部17に装着する際には、ピールパックを開封して
図25に示す状態のフード部材装着具453を取り出
し、図26に示すように本体部62と収容部63の係止
を外してフード部材50を露出させる。フード部材装着
具453により、この時までフード部材50の滅菌状態
が保たれる。
【0141】次に、内視鏡固定部52に図19に示した
先端部17を挿入して、第5の実施の形態と同様にして
フード部材50を先端部17に位置決め固定し、フード
部材装着具453をフード部材50から外す。この際に
は、フード部材固定部54の外径が突出部51とフード
部材固定部54との固定力が内視鏡固定部52と先端部
17との固定力よりも小さくなるように寸法設定されて
いるので、フード部材50を手指で把持しなくても、フ
ード部材50と先端部17との位置がずれることなくフ
ード部材50からフード部材装着具453を外すことが
できる。
【0142】以上により、フード部材50を手指でフー
ド部材装着具453から取り外すことなく、また、フー
ド部材50に触れることなく先端部17に装着する。
【0143】(効果)このような第8の実施の形態によ
れば、図17乃至図20に示した第5の実施の形態と同
様の効果に加え、検査前にフード部材をフード部材装着
具に取り付ける手間が省け、更に容易に装着が行える。
また、予めフード部材がフード部材装着具に固定されて
いるので、フード部材の軸方向を逆に誤装着することを
防止できる。さらに、内視鏡の使用直前までフード部材
を容易に清潔に保つことができる。
【0144】(第9の実施の形態)図27は本発明の第
9の実施の形態に係るフード部材装着具を用いてフード
部材を内視鏡の先端部に取り付けた場合の状態を示す説
明図である。
【0145】(構成)図27に示すように、フード部材
67の突出部551の先端側の先端当接部68の稜線は
観察画像に合わせた花弁型の形状に形成されている。
【0146】フード部材装着具69のフード部材固定部
554の基端側には先端当接部68と略同一の形状を有
するフード部材当接部556が設けられている。
【0147】フード部材固定部554の先端側には先端
部当接部557が設けられている。フード部材固定部5
54には先端部当接部557から突出した円柱状の回転
方向規制部70が設けられている。
【0148】回転方向規制部70の外径は先端部17に
設けられた吸引口19の内径と略同一で、吸引口19に
嵌合可能に形成されている。
【0149】(作用)フード部材67をフード部材装着
具69に装着する際には、フード部材67の先端当接部
68が、先端当接部68と略同形状のフード部材当接部
556に対応した位置になるようにして、先端当接部6
8とフード部材当接部556とを当接させる。これによ
り、フード部材装着具69に対するフード部材67の回
転方向の位置を所定の位置にする。
【0150】次に、内視鏡2の吸引口19と回転方向規
制部70が嵌合するようにフード部材装着具69と先端
部17との回転方向の位置を合わせて、先端部17と先
端部当接部557とを当接させた位置でフード部材67
を先端部17に固定する。
【0151】これにより、フード部材当接部556によ
ってフード部材67とフード部材装着具69との回転方
向の位置が規制されるとともに軸方向の位置も規制され
る。
【0152】一方、内視鏡固定部552と先端部17と
の嵌合と回転方向規制部70と吸引口19との嵌合によ
って、これらの回転方向の位置が規制される。又、先端
部当接部557と先端部17の当接によって、これらの
軸方向の位置が規制される。
【0153】以上により、先端当接部68は、先端部1
7に対する適正な突出量L31となる位置に軸方向の位
置が規定され、かつ観察画像に対応した状態に回転方向
の位置が規制して装着される。
【0154】(効果)このような第9の実施の形態によ
れば、確実かつ容易に先端当接部68の軸方向及び回転
方向の位置を規定して先端部17に装着でき、観察性能
が良く、フード部材の装着が容易なフード部材装着具が
提供できる。
【0155】尚、前記回転方向規制部70は、吸引口1
9と係合させて回転方向の規制を行う構成としたが、回
転方向規制部70としては、先端部17の先端面に突出
した送気送水ノズル18に係合する回転方向規制部を設
けても良く、このように先端部17の先端面の中心以外
の位置に設けられた吸引口19のような凹部、若しくは
送気送水ノズル18のような凸部に係合する回転位置規
制部を設ければ良い。
【0156】これにより回転方向の位置を規制する規制
部を先端部17の外周部に設けなくて良く、複雑な規制
部を新たに設けなくてよいため、細径となる。
【0157】また、内視鏡2側には、位置決めのための
新たな構成は必要ないので、既存の内視鏡2にも適用で
き、汎用性が高い。
【0158】尚、凹部や凸部を先端部17に吸引口19
や送気送水ノズル18とは別に設けても良い。尚、フー
ド部材装着具69は、第8の実施の形態のように構成し
ても良い。
【0159】(第10の実施の形態)図28は本発明の
第10の実施の形態に係る内視鏡装置のモニタに表示さ
れる観察画像を示す平面図である。図28以外の内視鏡
装置の全体の構成については、図1乃至図3を代用して
説明する。
【0160】(構成)図1に示すように、第10の実施
の形態の内視鏡装置1は、挿入部7の先端部17に吸引
口19を有する内視鏡2と、この内視鏡2で撮像した画
像を図28に示すモニタ6に観察画像46として表示す
る画像表示手段のビデオプロセッサ5とを有している。
【0161】ビデオプロセッサ5には、前記モニタ6に
観察画像46を表示する場合に、この観察画像46に対
応した前記吸引口19の位置を前記モニタ6に表示する
表示手段の表示部76を設けている。
【0162】さらに詳細に説明すると、内視鏡2は、コ
ネクタ部10の内部にEEPROMやフラッシュROM
などの不揮発メモリ等からなる記憶手段75を有してい
る。記憶手段75には内視鏡2の機種名や図示しない前
記処置具チャンネルの内径などの機種固有の情報が記憶
されている。また、記憶手段75には処置具チャンネル
の先端側の開口である吸引口19の先端部17における
位置情報が記憶されている。さらに、記憶手段75は電
気コネクタ部11に図示しない信号線によって回路的に
接続されている。
【0163】ビデオプロセッサ5には表示部76が設け
られている。内視鏡2とビデオプロセッサ5とが信号ケ
ーブル4を介して接続された状態では、図示しない信号
線により記憶手段75は表示部76と回路的に接続され
ている。
【0164】表示部76は、記憶手段75に記憶されて
いる吸引口19の位置情報を読み出し、この情報に基付
いて、図28に示すように、モニタ6の観察画像46の
近傍に、観察画像46に対応した吸引口19の位置を記
号や文字等による吸引口表示77によって画像表示する
よう構成されている。本実施の形態では、大円77aが
内視鏡2の先端部17を示し、小円77bが吸引口19
の位置を示しており、吸引口19の位置が観察画像46
の観察方向に向かって先端部17の右下にあることを示
している。
【0165】(作用)検査中には、モニタ6の観察画像
46の近傍に機種固有の吸引口19の位置が吸引口表示
77で表示される。
【0166】術者は吸引口19の位置を吸引口表示77
にて認識できるため、吸引口19が粘膜に接近している
ことを判断することができる。これにより、粘膜吸着が
発生しそうな場合に吸引動作を行うことを防止できる。
【0167】(効果)このような第10の実施の形態に
よれば、粘膜吸着が起きにくい内視鏡装置が提供でき、
挿入時、観察時、処置時に内視鏡の先端部から粘膜の吸
着を解除する操作を減らして作業性を向上できる。
【0168】図29は図28に示した第10の実施の形
態の変形例に係る内視鏡装置のモニタに表示される観察
画像を示す平面図である。
【0169】(構成)図29に示すように、本変形例で
は、モニタ6の観察画像46の近傍に観察画像46に対
して吸引口19がどの方向にあるかを示す吸引口表示7
8を設けている。吸引口表示78は矢印と文字によって
吸引口19の方向を示している。
【0170】(作用)検査中には、モニタ6の観察画像
46の近傍に吸引口表示78が表示される。 (効果)このような変形例によれば、図28に示した第
10の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0171】(第11の実施の形態)図30は本発明の
第11の実施の形態に係る内視鏡装置のモニタに表示さ
れる観察画像を示す平面図である。
【0172】図30に示すように、本発明の第11の実
施の形態では、内視鏡が2つの処置具チャンネルを有し
ている。
【0173】これらの処置具チャンネルの内径はそれぞ
れ異なる。記憶手段75には2つの吸引口の位置が記憶
されており、又、その径の大きさの情報も記憶されてい
る。
【0174】モニタ6には、観察画像46の近傍に観察
画像46に対応する2つの吸引口の位置とその大きさの
違いが吸引口表示79a,79bで表示されるようにな
っている。吸引口表示79a,79bの円が吸引口の方
向を示し、吸引口表示79a,79bの円の大きさが処
置具チャンネルの径の大きさの違いを示している。
【0175】また、処置具チャンネルの内径寸法も同時
に文字で表示されている。 (作用)本発明の第11の実施の形態では、第10の実
施の形態の作用に加え、処置具チャンネルの径の違いが
認識できるため、それぞれの処置具チャンネルに挿入す
る処置具を容易に選択できるようになる。
【0176】(効果)2チャンネルスコープやその他の
特殊機種の場合には、通常の機種とは異なる位置に吸引
口19が配置されている場合が多いため、本発明の第1
1の実施の形態は、この場合に特に有効となる。
【0177】(第12の実施の形態)図31乃至図33
は本発明の第12の実施の形態に係る内視鏡装置のモニ
タに表示される観察画像を示す平面図であり、図31は
処置具の突き出し開始時の観察画像を示し、図32は処
置具の突き出し時の観察画像を示し、図33は処置具の
移動範囲を表示する観察画像を示している。図31乃至
図33以外の内視鏡装置の全体の構成については、図1
乃至図3を代用して説明する。
【0178】(構成)図1において、第12の実施の形
態の内視鏡2の記憶手段75には、吸引口19の先端部
17における位置情報に加えて、処置具チャンネルに処
置具を挿通させて、吸引口19から突出させた際の、処
置具の移動範囲に対応する処置具の移動範囲情報が記憶
されている。
【0179】表示部76は記憶手段75に記憶されてい
る処置具の移動範囲情報を読み出し、この情報に基づい
てモニタ6の画面上の内視鏡画像上にこの内視鏡画像に
対応した、図31及び図32に示す処置具80の移動範
囲の少なくとも一部を図33に示す処置具移動範囲表示
81によって表示するよう構成されている。
【0180】この場合、本実施の形態では、図33に示
す処置具移動範囲表示81は、図32に示す処置具80
のシルエットの外周を破線で示している。
【0181】(作用)検査中には、図33に示すよう
に、観察画像46に機種固有の処置具移動範囲表示81
が表示される。これにより、術者は病変部の処置の際
に、処置具80を吸引口19から突き出さない状態でも
病変部を内視鏡画像上のどの位置におけば良いか容易に
判断することができ、処置が容易である。
【0182】(効果)本発明の第12の実施の形態で
は、第10の実施の形態の作用に加え、処置時の作業性
をさらに向上した内視鏡装置を提供できる。
【0183】図34は図31乃至図33に示した第12
の実施の形態の変形例に係る内視鏡装置のモニタに表示
される観察画像を示す平面図である。
【0184】(構成)図34に示すように、本変形例で
は、モニタ6の観察画像46には、処置具移動範囲表示
82を示している。処置具移動範囲表示82は、図32
に示す処置具80の中心線を破線で示している。
【0185】(作用)検査中には、図34に示すよう
に、観察画像46に機種固有の処置具移動範囲表示82
が表示される。 (効果)このような変形例によれば、図33に示した第
12の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0186】尚、図31乃至図34は本発明の第12の
実施の形態及び変形例の処置具移動範囲表示は、内視鏡
が2つの処置具チャンネルを有する場合やその他の特殊
機種の場合、第11の実施の形態同様に特に有効であ
る。
【0187】尚、図28乃至図34に示した実施の形態
及び変形例では、吸引口の位置情報や処置具の移動範囲
情報は記憶手段75に記憶させておく構成としている
が、ビデオプロセッサ5の表示部76に予め内視鏡2の
機種名に対応する吸引口19の位置情報や処置具の移動
範囲情報を記憶しておき、記憶手段75に記憶されてい
る機種名等の機種を特定する情報を表示部76が読み出
し、この情報に基付いて対応する吸引口19の吸引口表
示77,78,79a,79bや処置具移動範囲表示8
1,82の表示をするようにしても良い。
【0188】また、処置具移動範囲表示81,82は、
必ずしも処置具の移動範囲情報を基に表示しなくても良
く、吸引口19の開口方向が視野方向と略同一の方向の
場合には、突出した処置具は内視鏡画像の中心方向に向
かう性質を利用して、吸引口19の位置情報のみに基付
いて処置具移動範囲表示81を表示しても良い。
【0189】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0190】(付記項1) 挿入部の先端部に吸引口を
有する内視鏡と、この内視鏡で撮像した画像をモニタに
観察画像として表示する画像表示手段とを有する内視鏡
装置において、前記モニタに観察画像を表示する場合
に、この観察画像に対応した前記吸引口の位置を前記モ
ニタに表示する表示手段を設けたことを特徴とする内視
鏡装置。
【0191】(付記項2) 前記吸引口から突出する処
置具の移動範囲の少なくとも一部を表示する処置具位置
表示手段を有することを特徴とする付記項1に記載の内
視鏡装置。
【0192】(付記項3) 前記内視鏡は、前記吸引口
の位置情報を記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段か
ら吸引口の位置情報を読み出して吸引口の位置をモニタ
に表示する表示手段を具備することを特徴とする付記項
1及び2のいずれか一に記載の内視鏡装置。
【0193】(付記項4) 前記内視鏡は、前記処置具
の移動範囲情報を記憶する記憶手段を有し、前記記憶手
段から処置具の移動範囲情報を読み出して、前記処置具
の移動範囲の少なくとも一部を前記モニタに表示する表
示手段を具備することを特徴とする付記項2及び3のい
ずれか一に記載の内視鏡装置。
【0194】(付記項5) 前記内視鏡は、固有の機種
情報を記憶する記憶手段を有し、前記記憶手段から機種
情報を読み出して、この機種情報に基付いて前記吸引口
の位置もしくは、前記処置具の移動範囲の少なくとも一
部をモニタに表示する表示手段を有することを特徴とす
る付記項1及び2のいずれか一に記載の内視鏡装置。
【0195】(付記項6) 前記内視鏡は、複数の吸引
口を有することを特徴とする付記項1乃至5のいずれか
一に記載の内視鏡装置。
【0196】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡の挿入部の先端部に設けられた吸引口への粘膜吸着
が起きにくくなるので、挿入、観察、処置時に内視鏡の
先端部から粘膜を除去する操作を減らして作業性を向上
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡装置の
全体構成を示す説明図。
【図2】図1の第1の実施の形態の先端部の断面図。
【図3】図1の第1の実施の形態の内視鏡の先端部の正
面図。
【図4】図1の第1の実施の形態の内視鏡の先端部に着
脱自在に接続されるフード部材を示す側面図。
【図5】図1の第1の実施の形態のモニタに表示される
観察画像を示す平面図。
【図6】図5の観察画像を表示する場合の観察視野領域
を示す説明図。
【図7】図1の第1の実施の形態の突出部の作用を説明
する第1の説明図。
【図8】図1の第1の実施の形態の突出部の作用を説明
する第2の説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る内視鏡の先端
部を一部を切り欠いて示す側面図。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る内視鏡の先
端部の突出部を示す側面図。
【図11】図10の第3の実施の形態のモニタに表示さ
れる観察画像を示す平面図。である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係る内視鏡装置
のモニタに表示される観察画像を示す平面図。
【図13】第1の実施の形態から第4の実施の形態に用
いることが可能な形状が非円形の観察画像の第1の例を
示す平面図。
【図14】第1の実施の形態から第4の実施の形態に用
いることが可能な形状が非円形の観察画像の第2の例を
示す平面図。
【図15】第1の実施の形態から第4の実施の形態に用
いることが可能な形状が非円形の観察画像の第3の例を
示す平面図。
【図16】第1の実施の形態から第4の実施の形態に用
いることが可能な形状が非円形の観察画像の第4の例を
示す平面図。
【図17】本発明の第5の実施の形態に係るフード部材
装着具で用いるフード部材を示す断面図。
【図18】本発明の第5の実施の形態に係るフード部材
装着具を示す断面図。
【図19】図18のフード部材装着具を用いてフード部
材を内視鏡の先端部に取り付けた状態を示す断面図。
【図20】図19の状態からフード部材装着具を取り外
した状態を示す断面図。
【図21】本発明の第6の実施の形態に係るフード部材
装着具を用いたフード装着方法を示す説明図。
【図22】本発明の第7の実施の形態に係るフード部材
装着具を用いてフード部材を内視鏡の先端部に取り付け
た状態を示す断面図。
【図23】図22の第7の実施の形態においてフード部
材の軸方向を反対方向に間違えてフード部材装着具に装
着した場合の作用を説明する説明図。
【図24】図22の第7の実施の形態においてフード部
材の軸方向を反対方向に間違えてフード部材装着具に装
着した場合の作用を説明する説明図。
【図25】本発明の第8の実施の形態に係るフード部材
装着具を示す断面図。
【図26】図25のフード部材装着具を開いた状態を示
す斜視図。
【図27】本発明の第9の実施の形態に係るフード部材
装着具を用いてフード部材を内視鏡の先端部に取り付け
た場合の状態を示す説明図。
【図28】本発明の第10の実施の形態に係る内視鏡装
置のモニタに表示される観察画像を示す平面図。
【図29】図28に示した第10の実施の形態の変形例
に係る内視鏡装置のモニタに表示される観察画像を示す
平面図。
【図30】本発明の第11の実施の形態に係る内視鏡装
置のモニタに表示される観察画像を示す平面図。
【図31】本発明の第12の実施の形態に係る内視鏡装
置のモニタに表示される処置具の突き出し開始時の観察
画像を示す平面図。
【図32】本発明の第12の実施の形態に係る内視鏡装
置のモニタに表示される処置具の突き出し時の観察画像
を示す平面図。
【図33】本発明の第12の実施の形態に係る内視鏡装
置のモニタに表示される処置具の移動範囲を表示する観
察画像を示す平面図。
【図34】図31乃至図33に示した第12の実施の形
態の変形例に係る内視鏡装置のモニタに表示される観察
画像を示す平面図。
【符号の説明】
1 …内視鏡装置 2 …内視鏡 3 …光源装置 4 …信号ケーブル 5 …ビデオプロセッサ 6 …モニタ 7 …挿入部 17 …先端部 19 …吸引口 34 …観察光学系 37 …フード部材 38 …突出部 39 …内視鏡固定部 43 …先端縁部 46 …観察画像 47 …観察視野領域 48 …斜面 49 …斜面部 75 …記憶手段 76 …表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部に吸引口を有する内視鏡
    と、この内視鏡で撮像した画像をモニタに観察画像とし
    て表示する画像表示手段とを有する内視鏡装置におい
    て、 前記モニタに観察画像を表示する場合に、この観察画像
    に対応した前記吸引口の位置を前記モニタに表示する表
    示手段を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記モニタに観察画像とは別に、観察画
    像に対応した前記吸引口の位置を示すための領域を表示
    し、この領域に対して前記吸引口の位置を示す表示手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装
    置。
  3. 【請求項3】 前記吸引口から突出する処置具の移動範
    囲の少なくとも一部を表示する処置具位置表示手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
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