JPH07184847A - 内視鏡の鉗子栓 - Google Patents

内視鏡の鉗子栓

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JPH07184847A
JPH07184847A JP5332195A JP33219593A JPH07184847A JP H07184847 A JPH07184847 A JP H07184847A JP 5332195 A JP5332195 A JP 5332195A JP 33219593 A JP33219593 A JP 33219593A JP H07184847 A JPH07184847 A JP H07184847A
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forceps
forceps plug
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cap
plug
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Tsutomu Ishiguro
努 石黒
Hideo Ito
秀雄 伊藤
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Hisao Yabe
久雄 矢部
Satoshi Nakakawanishi
聡 中川西
Takayuki Yokota
貴之 横田
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    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00131Accessories for endoscopes
    • A61B1/00137End pieces at either end of the endoscope, e.g. caps, seals or forceps plugs

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Abstract

(57)【要約】 【目的】内視鏡の鉗子口への着脱が簡単に行え、洗浄に
手間がかからず、また鉗子栓に接続される吸引チューブ
の配管が容易に行える鉗子栓を提供する。 【構成】 内視鏡の鉗子挿通チャンネルの手元側開口部
に取り付けられる鉗子栓鉗子栓は、弾性体によって形成
される弁手段66と、前記弁手段66と一体に成形され
前記手元側開口部と嵌合する取付手段72と、前記弁手
段66と前記取付手段66との間の空間に連通し前記鉗
子挿通チャンネル方向に延びる端部に吸引チューブ28
が接続される管路手段29とを有する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の処置具挿入用
チャンネルの挿入口を閉塞するための鉗子栓に関する。
【0002】
【従来の技術】医療検査や手術等に用いる内視鏡には、
薬液の注入や病変部位の切除・採取等を行うための処置
具を挿通する鉗子挿通チャンネルが設けられている。上
記処置中に、体腔内の空気や汚物が鉗子挿通チャンネル
を通って外部に漏れ出すことがあるため、通常、鉗子挿
入口に鉗子栓を設けて、空気や汚物の漏出を防止してい
る。
【0003】従来の内視鏡の鉗子口に取り付けられる鉗
子栓には弁機構が設けられており、その一例として、特
開昭61−268224号公報に開示された鉗子栓があ
る。この構成を図27に示す。この鉗子栓149は、本
体151とキャップ152とが一体に成形されたもので
ある。本体151は鉗子口への取付部153と第1の弁
体148とを有する中空筒状であり、キャップ152は
スリット146が形成された第2の弁体147を有し、
本体151の上部を閉塞する。医療検査や手術において
は、鉗子挿通チャンネルを利用して体腔内の汚物や液体
を適宜吸引して排出する必要があり、このためには、鉗
子挿通チャンネルに吸引用の分岐管路を形成する必要が
ある。
【0004】内視鏡の鉗子口に取り付ける管路分岐機構
としては、実開昭63−176404号公報で提案され
ているルアーロック機構を備えたチューブ接続部材があ
る。この構成を図28に示す。この構成では、ルアーロ
ックタイプの雄口金162に対して回動自在に設けられ
たルアーロックタイプの雌口金167に、管路分岐部材
161が接続されている。雌口金167には弁体付きの
鉗子栓(図示せず)が装着され、この鉗子栓を通して鉗
子口に鉗子166が挿入される。管路分岐部材161に
は吸引チューブ164が接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなル
アーロックタイプの口金の場合、これを鉗子口に取り付
けるのに多くの部材を螺合する等の作業が必要なため、
取り付けに非常に手間がかかるという問題がある。ま
た、管路分岐部材161が雄口金162に対して回動自
在に設けられているので、配管時の自由度は高くなるも
のの、吸引チューブ164を内視鏡に取り付けたときに
吸引チューブ164が管路分岐機構に対して回動するた
め内視鏡の操作部で吸引チューブ164を固定しにくく
なる恐れがあった。
【0006】また、ルアーロック機構付き管路分岐部材
161は、分岐した管路が直線形状になっているので、
管路に接続した吸引チューブ164を例えば管路に対し
て直角方向へ曲げて配管する場合、吸引チューブ164
が接続部で座屈する恐れがあった。吸引チューブ164
の座屈を防ぐには吸引チューブ164の曲げ半径を大き
くする必要があり、鉗子口のまわりで配管に必要なスペ
ースが大きくなる傾向にあった。このため接続される吸
引チューブ164の配管の自由度を制約することがあっ
た。
【0007】このように、従来の鉗子栓と管路分岐機構
との組み合わせ構成では、鉗子口への鉗子栓及び管路分
岐機構の取り付けや、これらの洗浄時の弁体の取り外し
などの手間がかかる上に、特に取付前や取外後に鉗子栓
を紛失する恐れがあった。このため、鉗子栓の取り扱い
には手間と注意が必要であった。また管路分岐部に接続
する吸引チューブの配管に際しては吸引チューブを座屈
させないように注意する必要があった。
【0008】そこで本発明は、内視鏡の鉗子口への着脱
が簡単に行えて、かつ洗浄に手間がかからず、また鉗子
栓に接続される吸引チューブの配管が容易に行える鉗子
栓を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、内視鏡の鉗子挿通チャンネルの手元側開口部に取り
付けられる鉗子栓において、前記鉗子栓は、弾性体によ
って形成される弁手段と、前記弁手段と一体に成形され
前記手元側開口部と嵌合する取付手段と、一端が前記弁
手段と前記取付手段との間の空間に連通し他端が鉗子栓
の外部に開口する管路手段とを有することを特徴とする
内視鏡の鉗子栓により達成される。
【0010】例えば、前記鉗子栓は弁手段と取付手段と
を一体に成形した中空筒体に構成され、管路手段は別部
材として構成される。そして、中空筒体に管路取付用の
孔を形成し、この孔に管路手段を取り付けることにより
鉗子栓を構成する。管路手段は、例えばチューブ部材
と、このチューブ部材を筒体に取り付ける取付部材とか
ら構成される。
【0011】また、例えば内視鏡の鉗子口に取り付けら
れる鉗子栓の本体部に弁体及び鉗子口への取付機構を一
体に構成するとともに、鉗子栓の本体部を弾性体で形成
し、更に、管路分岐部材を例えば硬質プラスチックス、
金属などの硬い材料で形成して、この管路分岐部材を鉗
子栓本体に取り付けることで鉗子栓全体を構成すること
もできる。
【0012】
【作用】上記鉗子栓は、弁手段と取付手段とが一体に形
成され、弁手段と取付手段との間の空間に一端が開口し
他端が鉗子栓の外部に開口する管路手段を有する構成に
より、管路分岐機能を備えながらも鉗子口への着脱が容
易である。しかも弁体と取付手段とが一体であることか
ら、洗浄時の手間がかからず洗浄が容易である。更に、
好ましくは鉗子挿通チャンネル方向に延びる管路手段を
有することにより、管路手段に接続する吸引チューブ等
を鉗子挿通チャンネルに沿って座屈の恐れなく配管でき
る。
【0013】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。まず、本発明の第1実施例を説明する。図1
に本実施例における内視鏡の全体図を示す。内視鏡は、
挿入部1、操作部2、ユニバーサルコード3、コネクタ
11から構成される。挿入部1はポリウレタン等の樹脂
で被覆されるとともに、先端部分には軟らかい弾性体で
被覆された湾曲部4が設けられている。湾曲部4の先端
には先端硬質部5が設けられており、この先端に図示は
されない観察光学系、撮像素子、照明光学系、送気送水
ノズル、鉗子口出口などが設けられている。
【0014】操作部2には、吸引を行う際に使用する吸
引制御装置6、送気送水を行う際に操作する送気送水バ
ルブ7、さらに撮像素子から出力された映像信号を処理
するためのリモートスイッチ8が取り付けられている。
さらに操作部2には硬い樹脂製のアングルノブ9が取り
付けられており、これらを操作することによって湾曲部
4を上下左右方向に湾曲させることができる。また湾曲
部4を湾曲固定状態に保ったり、湾曲固定状態を開放す
るときに使用する硬い樹脂製のFEレバー10も取り付
けられている。
【0015】ユニバーサルコード3はポリウレタン等の
樹脂で被覆されており、その先端には硬い樹脂で形成さ
れるコネクタ11が取り付けられている。コネクタ11
には高周波漏れ電流を焼灼電源に戻すためのS口金1
2、図示されていない送水タンクに接続して送水を行う
ための金属製の送水口金14、送気を行うための金属製
の送気管15、電気接点16、ライトガイドの端部17
が設けられており、この部分を光源装置18のコネクタ
受け19に接続することによって先端硬質部の照明光学
系から照明光が照射される。さらにコネクタ11の側面
には、電気コネクタ部20が設けられており、この部分
に接続コード21を接続してビデオプロセッサ22と接
続することで、撮像素子から出力された電気信号をモニ
タ23上に映像として映し出せる。
【0016】図2に内視鏡の操作部2の側面図をまた図
3に操作部の上面図を示す。内視鏡の操作部2の下部に
は内視鏡を把持するためのポリサルフォンなどの硬い樹
脂で形成されたグリップ24が設けられている。グリッ
プ24には鉗子等の処置具を挿通させるための鉗子口2
6が設けられている。鉗子口26にはシリコンゴムなど
の弾性体で形成される鉗子栓27が取り付けられる構造
になっている。
【0017】鉗子栓27には塩化ビニル、シリコンゴム
などの弾性体で形成された第1吸引チューブ28が管路
分岐部材29を介して取り付けられる。この第1吸引チ
ューブ28は図2(b)に示すようにグリップ24に設
けられたチューブ固定用溝部30にはめ込み固定される
とともに、その端部が吸引制御装置6に設けられた入口
管路31に接続される。さらに吸引制御装置6には出口
管路32が設けられており、ここに第2吸引チューブ3
3がエルボ部材34を介して接続される。第2吸引チュ
ーブ33はユニバーサルコード3に取り付けられた吸引
チューブ固定部材35を介して図示されない吸引ポンプ
へつながる第3吸引チューブ36と接続される。
【0018】図4に本実施例で使用する管路分岐部材2
9の外観図を、また図5(a)に管路分岐部材29の断
面図をそれぞれ示す。管路分岐部材29はポリスルフォ
ン、変性PPO、硬質ポリエチレン、等の硬いプラスチ
ック樹脂あるいは、アルミニウム、ステンレス、真鍮な
どの金属でできている。管路分岐部材29には円筒部4
1、屈曲管路部42、フランジ43、リブ44が設けら
れている。円筒部41にはその上側に円形の第1開口部
45、下側に円形の第2開口部46が設けられている。
第1開口部45と第2開口部46の直径は、図5に示す
ように第1開口部45の直径が第2開口部46の直径よ
り大きくなっており、円筒部41の内部にはテーパ管路
47が設けられている。円筒部41の側面には、後で説
明する水平管路部50と対向する位置に第3開口部55
が設けられている。また第1開口部45および第2開口
部46にはそれぞれ面取り部56,57が設けられてい
る。これらの面取り部56,57があるため、処置具の
挿通時に処置具が第1開口部45、第2開口部46に引
っかからずスムーズに挿通できる。
【0019】管路分岐部材29の管路屈曲部42は、円
筒部41の中心線49に対して直交する位置に設けら
れ、テーパ管路47に連通する水平管路部50と、水平
管路部50に対して直交する垂直管路部51からなる。
水平管路部50のフランジ43と円筒部41の間は図5
(b)に示すように楕円形状の断面である。フランジ4
3と垂直管路部49の間は図5(c)に示すように円形
断面である。また、垂直管路部51とフランジ43の間
の下側には第1吸引チューブ28の端部が当接するチュ
ーブ突き当て面53が設けられている。
【0020】フランジ43は図4(b)に示すように、
水平方向に投影した形状が楕円形状であるとともに、図
6(a)に示すように垂直方向に投影した形状が円弧形
状である。また垂直管路部51の端部は、チューブが接
続しやすいようにテーパ部52が設けられている。リブ
44は図6に示すように円筒部41の外周に円筒部41
の中心線49と同心円状に設けられている。本実施例で
は円筒部41に水平管路部50と対向する位置に洗浄用
の第3開口部55が設けられている。この洗浄用の第3
開口部55から図示しない洗浄用ブラシを挿通させるこ
とで、水平管路部50の洗浄を確実に行うことができ
る。
【0021】このように、管路分岐部材29の端部に洗
浄用の第3開口部55を設けたので、ここから洗浄用ブ
ラシ等の洗浄具を挿通することで管路分岐部材29の水
平管路部50内の洗浄が確実に行える。したがって、管
路分岐部材29の洗浄性が向上する。また洗浄用の第3
開口部55があるため、リブ44は分割されているが、
リブ44は円筒部41の全周にわたって設けられていて
もよい。またリブ44の断面形状は図6(b)に示すよ
うに角形であるが、断面形状は図6(c)に示すように
半円形状、あるいは図6(d)に示すように三角形状で
あってもよい。
【0022】図7に本実施例で使用する鉗子栓27の外
観図を示す。鉗子栓には円錐台形状の鉗子栓本体部6
0、キャップ61、鉗子栓本体部60とキャップ61を
連結する連結部62が設けられている。鉗子栓本体部6
0の側面には、管路分岐部材29を取り付けるための楕
円形状の取付開口部63が設けられている。連結部材6
2の肉厚は鉗子栓本体部60側とキャップ側では肉厚が
異なり、連結部材62に設けられた肉厚変化部77で肉
厚を変化させている。また、図8は図7で示した鉗子栓
本体部60の断面形状を示す。鉗子栓本体部60の上部
内面には、キャップ61を固定するための円形のキャッ
プ固定穴64が設けられるとともに、キャップ固定穴6
4の全周にわたってキャップ固定穴64よりも小さな直
径の円形断面をもつ張り出し部65が設けられている。
【0023】鉗子栓本体部60の中央部内面には逆円錐
台形状の第1の弁体66が弁体保持部材67によって保
持取り付けられている。また、第1の弁体66の中央部
には円形の丸穴部68が設けられている。さらに弁体保
持部材67の下側には円筒形状の空間である管路分岐部
材固定穴69が設けられている。また管路分岐部材固定
穴69と取付開口部63の間は、楕円形状の断面をなす
水平管路固定穴70によって連通する構造になってい
る。管路分岐部材固定穴69の中央には全周にわたっ
て、リブ取付溝71が設けられている。本実施例ではリ
ブ取付溝71の断面形状は角形であるが、この部分の形
状は半円形状、三角形状であってもよく、リブ44の形
状に対応してリブが嵌合する形状に構成される。
【0024】鉗子栓本体部60の下部には鉗子栓27を
鉗子口26に取り付けるための取付部72が設けられて
いる。取付部72は、管路分岐部材固定穴69よりも直
径の小さい円形である。図9(a)は、キャップ61の
断面形状を示す。キャップ61には鉗子栓本体部60に
取り付けるための取付部78、さらに取付部78よりも
大きな円形の張出部79が設けられている。キャップ6
1の内部には半球形断面の第2の弁体73が設けられて
おり、第2の弁体73の中央部には直線状の切り込みで
あるスリット74が設けられている。スリット74は通
常は閉じた状態になっているが、鉗子等の処置具が挿通
されると開いて、上部と下部の管路を連通する。
【0025】また、キャップ61には図9に示すように
キャップ把持部75と、連結部62につながって円周形
状に設けられた突起部であるキャップ台座76とが設け
られている。図9(b)に示すようにキャップ把持部7
5はスリット74の延長方向に設けられているが、図9
(c)に示すようにスリット74と直交する方向、ある
いは図9(d)に示すように45°の角度をなす方向に
設けられていてもよい。またこれ以外の角度であっても
よい。また本実施例においては、連結部62は鉗子栓本
体部60側の厚さに比べてキャップ61側の厚さのほう
が薄くなっているが、連結部62の厚さは全長にわたっ
て等しくてもよい。
【0026】以上述べてきた鉗子栓26および管路分岐
部材29が実際に使用されるときには、図10に示すよ
うに鉗子栓26の上部にあるキャップ固定穴64にキャ
ップがはめ込まれ、さらに管路分岐部材29が管路分岐
部材固定穴69にはめ込まれる。また管路分岐部材29
に設けられたテーパ部52に第1吸引チューブ28が接
続される。この状態の鉗子栓27の断面形状を図11
(a)に示す。このように、鉗子栓27に管路分岐部材
29を介して吸引チューブ28を取り付けることによ
り、鉗子栓27と吸引チューブ28との接合部および鉗
子栓内部の管路がつぶれることがなくなり、吸引管路を
確保できる。そのため確実な吸引動作を行うことが可能
となる。
【0027】鉗子栓27を実際に使用する時には図11
(a)に示すようにキャップ61をキャップ固定穴64
にはめて使用する。キャップ61に設けられた取付部7
8の直径は張出部65の直径よりも大きく、またキャッ
プ61に設けられた取付部72の直径はキャップ固定穴
64の直径よりも大きいためキャップ61とキャップ固
定穴64の間、および取付部78と張出部65の間で弾
性変形が生じてキャップ61と鉗子栓本体部が固定され
るとともに両者の間の水密が保たれる。
【0028】管路分岐部材29を鉗子栓本体部60に取
り付けると、リブ44と同じ幅か、あるいはリブ44よ
りも狭いリブ取付溝71にリブ44がはめ込まれる。同
時に、円筒部41の直径と等しいかあるいはそれよりは
小さな直径をもつ管路分岐部材固定穴69に円筒部41
がはめ込まれる。さらに、水平管路部50のフランジ4
3と円筒部41の間の楕円形の断面形状をなす部分が、
この部分と等しいかあるいは小さな断面積の水平管路固
定穴70にはめ込まれる。またフランジ43がフランジ
43の面積と等しいかあるいはこれより小さい面積の取
付開口部63にはめ込まれる。フランジ43は楕円形状
であるので、取付開口部63内での回転を防止できる。
【0029】また、洗浄用の第3の開口部55は鉗子栓
本体部によって覆われているので、吸引を行う時に洗浄
用の第3の開口部55から吸引中の流体等が飛び出して
も、鉗子栓本体部で外部に飛び出さないように抑えられ
るため、外部に流体が漏れることはない。
【0030】また、図12に示すように、鉗子栓本体部
60の側面に横穴48を設けて、この横穴48を通して
シリコンゴム、塩化ビニル、エラストマ樹脂などの弾性
体でできた栓体54を差し込むことで洗浄用の第3の開
口部55を塞ぐことも可能である。以上述べたように管
路分岐部材29と鉗子栓本体部60が互いに接触する部
分では、両者の間の隙間をなくして、さらに鉗子栓本体
部60を弾性変形させて両者の間の水密を保っている。
【0031】第1吸引チューブ28を鉗子栓27に接続
する際には、第1吸引チューブ28をテーパ部52には
め込む。すると吸引チューブ端部81がチューブ突当部
53に当接しチューブの固定位置が決定される。また第
1吸引チューブ28の内径よりも、テーパ部52の外形
のほうが大きいため第1吸引チューブ28の弾性変形を
利用して、吸引チューブ28とテーパ部52とが密接
し、第1吸引チューブ28と管路分岐部材29の間の水
密が保たれる。
【0032】このように、鉗子挿通チャンネルの手元側
開口部への取付部78と弁体66,73とを備えた鉗子
栓本体部60を弾性体で形成するとともに、硬質樹脂、
金属等からなる管路分岐手段29を鉗子栓本体部60に
取り付けて鉗子栓27を構成することにより、鉗子口挿
通チャンネルの手元側開口部への着脱が容易であり、分
解洗浄時に手間がかからず、確実に水密が保てる鉗子栓
を提供することができる。また、鉗子栓本体部60の内
部の管路分岐部材固定穴69の中に硬い樹脂でできた管
路分岐部材29の円筒部41がはめ込まれるので、管路
分岐部材29と鉗子栓本体部60が確実に固定されると
ともに、鉗子栓に外部から力が作用したり、鉗子栓内部
の管路の圧力が急激に変化した場合でも弾性体でできた
鉗子栓27が変形せず、鉗子栓27の内部の管路が確実
に確保される。
【0033】また、屈曲した管路分岐部材29の処置具
挿入側開口部側に、吸引用開口部の径よりも小さな開口
径を有する弾性体からなる弁体66を設けたので、管路
分岐部材29を通じて処置具の挿通、シリンジによる送
液を行うときに、弁体66からの水漏れを防ぐことが可
能になった。同時に吸引管路兼鉗子挿通チャンネルを通
じてポリープの回収を行う場合にもポリープが弁体66
から外に飛び出すことがなく確実に回収が行える。これ
により検査時に、鉗子栓27から外部への水モレ、汚物
等のモレを防止できる。
【0034】図11(b)は図11(a)で示した鉗子
栓27を上方(B方向)から見たものである。管路分岐
部材29と連結部材62は直角をなす位置に設けられて
いるが、これは直角以外の角度であってもよい。図13
は、図11(a)で説明した鉗子栓27を鉗子口26に
取り付けた状態の断面図を示す。またこのときの外観図
を図14に示す。鉗子口26の内部には鉗子口金82が
取付ネジ83によって固定されている。また鉗子口金8
2の内部には、断面形状が円形の鉗子挿通チャンネル8
4が接着固定されている。口金82の端部には、処置具
等を挿通するためのテーパ形状の導入部であるテーパ導
入部88が設けられている。
【0035】また、鉗子口26の構造は図15に示すよ
うな構造でもよい。鉗子口26の内部には鉗子口金82
が鉗子口26の鉗子口開口部205に嵌合しながら、取
付ネジ83を螺合することにより固定されている。この
ときテーパ導入部88を有する鉗子口金82にはOリン
グ202が鉗子口金82と鉗子口開口部205の間の水
密確保のため嵌め込まれている。また鉗子口金82の内
周にはチャンネル留め200が嵌合し、鉗子口金82の
当接面204に当接してネジ203により固定されてい
る。このとき水密確保のため鉗子口金82の当接面20
4とチャンネル留め200との間にはパッキン206が
固定されている。また鉗子口金82の嵌合部207とチ
ャンネル留め200との間も水密確保のためOリング2
01がはめこまれている。またチャンネル留め84には
チャンネル84が接着固定されている。そしてチャンネ
ル留め84、パッキン206、鉗子口金82の内径はそ
れぞれ等しく段差なく接続され、隙間にはシリコン系の
弾性接着剤を充填塗布した後、表面にはみ出した接着剤
をきれいに拭き取って平滑な面に仕上げてある。
【0036】さらに鉗子口金82の鉗子栓取付部85の
外径よりも取付部72の内径のほうが小さいので、鉗子
栓27を鉗子口26に取り付けるときには取付部72が
弾性変形を起こして両者が密接することで水密を保ちな
がら鉗子口26に取り付けられる。このとき第1吸引チ
ューブ28と鉗子口26の間には空間86があり第1吸
引チューブ28が鉗子口26と干渉して第1吸引チュー
ブ28の配管を邪魔することがない。また、この空間8
6があるため、鉗子栓27を取り外す時には鉗子栓を動
かして外しやすいようになっている。
【0037】図14に示すように鉗子栓27から導出さ
れる第1吸引チューブ28は水平面に対して45°の方
向に延出するとともに、湾曲部87によって第1吸引チ
ューブ28が座屈しないような曲げ半径で曲げられてか
らグリップ24の鉗子口26とは反対側に設けられたチ
ューブ固定用溝30に固定される。このように第1吸引
チューブ28を曲げることで、第1吸引チューブ28は
図14の左側方向に凸な曲線を描いてチューブ固定溝3
0に導かれる。通常、第1吸引チューブ28は曲がりぐ
せを付けない状態で装着するが、管路分岐部材29に接
続する前に、あらかじめ湾曲部87を設けた状態で装着
してもよい。第1吸引チューブ28は塩化ビニル、シリ
コンゴム、ポリエチレン、ウレタン樹脂、などの柔らか
い樹脂でできている。
【0038】以上のように鉗子口26に鉗子栓27が接
続されると、鉗子挿通チャンネル84、テーパ管路4
7、水平管路部50、垂直管路部51、第1吸引チュー
ブ28とが連通し、さらに第1吸引チューブ28を吸引
制御装置6の入口管路31に接続することで鉗子挿通チ
ャンネル84と吸引制御装置6をつなぐ管路が確保され
る。このように、鉗子栓27に管路屈曲部のある管路分
岐部材29を取り付けたので、吸引チューブ28の配管
スペースが小さくなるとともに、吸引チューブ28を座
屈させないような曲げ半径で曲げながら鉗子栓27とチ
ューブ固定溝30との間の配管を行ったことにより、グ
リップ24を把持する際に、吸引チューブ28がグリッ
プ24の外に露出しているにもかかわらず、術者の手と
吸引チューブ28との干渉がなくなり操作性が向上す
る。
【0039】本実施例において鉗子挿通チャンネル84
は、1つの種類しか示していないが鉗子栓27は、鉗子
挿通チャンネル84の大きさが異なる複数の内視鏡に対
して共通の鉗子栓として利用することも可能である。と
ころで本実施例では、管路分岐部材29に第1吸引チュ
ーブ28を接続したが、図16に示すように、第1吸引
チューブ28の端部に、取付部169を設けて、第1吸
引チューブ28を鉗子栓本体部60に直接取り付けても
よい。このとき、鉗子栓60の内側には管路空間170
が設けられており、ここがテーパ管路47と同様に鉗子
栓内の管路となって作用する。
【0040】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
17に第2実施例における鉗子栓80の外観を示す。第
2実施例においては、第1実施例で示した連結部62は
設けられていないが、連結部62を除く他の全ての構成
は第1実施例と同じである。第2実施例においては、キ
ャップ90と鉗子栓本体60とはそれぞれ別部材として
提供される。図18は第2実施例における鉗子栓80の
使用時の断面を示す。キャップ90はシリコンゴム、塩
化ビニル、エラストマ樹脂などの柔らかい弾性樹脂で形
成され、第1実施例と同様に図18に示すように鉗子栓
本体60に取り付けて使用する。キャップ90は鉗子栓
本体60とは別の部品として作られているため、鉗子栓
本体60とキャップ90とは異なる素材で作製すること
も可能である。また、異なる素材で作製するとともにキ
ャップ90を1回のみ使用する使い捨て部品として供給
することもできる。
【0041】キャップ90と鉗子栓本体部60を別部材
として提供することで、鉗子栓80を洗浄する際に洗浄
に手間のかかるキャップ90に設けられたスリット74
を取り外して入念に洗浄することが可能となり鉗子栓全
体としての洗浄性が向上する。またキャップ90を鉗子
栓本体部60とは別部材として提供するので、この部分
を鉗子栓本体部60よりも安価な材料で形成し、鉗子栓
を使用した後には、鉗子栓本体部だけを洗浄再利用し、
キャップ90は洗浄せずに廃棄してしまうディスポーザ
ブル部品とすることも可能である。このようにキャップ
90をディスポーザブル部品とすることによっても鉗子
栓全体としての洗浄性は向上する。
【0042】図19に第2実施例で示した鉗子栓27の
スリット74からシリンジ91を挿入したときの断面図
を示す。シリンジ91の先端部分92は、第2の弁体7
3のスリット74と第1の弁体66の丸穴部68をそれ
ぞれ押し広げながら円筒部41の内部に挿入される。管
路分岐部材29の第1開口部45には面取り部56が設
けられているので、変形した第1の弁体66や、弁体保
持部材67が管路分岐部材29とシリンジ91との間に
挟まって傷が付いたり切れたりすることを防止できる。
また、第1の弁体66、第2の弁体73はそれぞれ弾性
変形を起こすので、弁体66,73とシリンジ91の先
端部分92とが密接し両者の間が水密状態になる。した
がって、シリンジ91から鉗子挿通チャンネル84の中
に送液する場合に鉗子栓27の外側に液体が漏れること
がない。また、シリンジ91の先端部分92は、管路分
岐部材29の中に設けられたテーパ管路47と等しいテ
ーパ角度になっているので、シリンジ91の先端部分9
2を鉗子栓27の中に挿入するときに先端部92がテー
パ管路47の中で引っかかることがなく、シリンジ91
の挿入がし易い。
【0043】また、テーパ管路47には、スリット7
4、丸穴部68を通して処置具を挿通することができ
る。また、第2実施例においては図18に示したよう
に、鉗子口26の開口部端部89の直径が管路分岐部材
29の第2開口部46の直径よりも大きくなっている。
また、開口部端部89には90°のテーパ角度が付いて
いる。鉗子口26の開口部端部89の径を管路分岐部材
29の開口部46の径よりも大きくし、さらに鉗子口開
口部端部89の鉗子導入部にテーパを設けたことによ
り、鉗子等の処置具がスムーズに鉗子挿通チャンネルに
導入される。また、鉗子が開口部端部89にぶつかっ
て、傷ついたり、こわれたりすることも防止できる。ま
た、スリット74、キャップ90、第1の弁体66、第
2の弁体73、鉗子挿通チャンネル84、管路分岐部材
29のテーパ管路47の中心がテーパ管路47の中心線
49と同軸上に設けられている。
【0044】第2実施例では、鉗子栓27の内部に取り
付ける筒体は円形断面を持つが、図20(a)および図
20(b)に示すように筒体41の代わりに半円形状の
断面を持つ半筒体141を持つ管路分岐部材であっても
よい。このときは鉗子栓本体部60の内部に半筒体14
1の内面のテーパ部142と同じ傾斜角度を持つテーパ
部143を設ける。テーパ部143は、鉗子栓本体部6
0の内面の取り付け開口部63に対向する位置を中心に
管路分岐部材固定穴69の内面半周にわたって設けられ
ている。
【0045】次に、本発明の第3実施例を説明する。第
3実施例においては、鉗子栓27のキャップ93を除く
他の構成は全て第2実施例と同じである。図21に示す
ようにキャップ93は、連結部材95によってリング部
94と連結されている。このリング部94は、図21に
示すように使用時には管路分岐部材29の垂直管路部5
1に通して使用される。このように、弁体66を備えた
キャップ93にリング部94を設けてこれを鉗子栓27
に取り付けることで、キャップ93と鉗子栓27が別部
材で形成されるにもかかわらず、キャップ93の紛失を
防止できる。また、洗浄に手間のかかる弁体66の部分
だけ鉗子栓本体部60とは別にして入念に洗浄できるた
め、弁体66及び鉗子栓本体部60をより確実に洗浄で
きる。
【0046】また、キャップ93は図22に示すように
複数のキャップ93が連結部材96によって連結された
状態で提供され、実際の使用時には一つずつ切り離して
使用する。第3実施例では、キャップ93を複数個連結
して供給したが、これはキャップに限らず、例えば鉗子
栓本体部60であったり、他の内視鏡用部品であっても
よい。さらに、これらの部品は複数個まとめて一括梱包
したのち、必要に応じてγ栓照射、エチレンオキサイド
ガス、ホルマリンガス、グルタルアルデヒド、高圧蒸気
などによって消毒、滅菌してから供給してもよい。この
ように、キャップ93と鉗子栓本体部60を別部材にし
たことで鉗子栓27のなかで最も洗浄の手間がかかる部
位である、スリット74を有するキャップ93をディス
ポーザブル部品とすることができるので、洗浄の手間を
省くことができる。これにより鉗子栓全体の洗浄性を向
上させることができる。
【0047】また、一括提供したキャップ93等の内視
鏡用の部品を必要に応じて切り離して使用できるように
したので、部品を確実に消毒滅菌してから使用できるよ
うになった。また、部品が連結された状態で供給される
ため、個別に提供したときにくらべて保管時の紛失を防
止できる。さらに、使用した部品は切離され、未使用の
部品は連結されているため、使用した部品と未使用の部
品を確実に識別できる。
【0048】次に、本発明の第4実施例を説明する。図
23に第4実施例において使用される鉗子栓105が口
金26に取付けられた状態の断面図を示す。第4実施例
においては、鉗子栓105の内部に取付けられる口金端
部保護部材96を除いた他の構成要素は全て第3実施例
と同じである。管路分岐部材固定穴69の内部には、管
路分岐部材29と鉗子口26の間に挟まれて、口金端部
保護部材96が設けられている。口金端部保護部材96
は、シリコンゴム、ラテックス、エラストマ樹脂などの
弾性体、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
カーボネート、ポリスチレン、変性PPO、ポリサルフ
ォン、などの硬質樹脂でできている。口金端部保護部材
96の外径は、管路分岐部材固定穴69の直径と等し
く、図24に示すように中央部には円形穴97が設けら
れている。円形穴の直径は、鉗子口26の開口部端部8
9の直径よりも小さい。また、円形穴97の直径は鉗子
挿通チャンネル84の内径と等しいかあるいはそれより
も小さい。
【0049】第4実施例において鉗子栓105を構成す
る部品は全て電気的絶縁性物質でできているとともに、
鉗子栓本体部60と、管路分岐部材29の色を変えてあ
る。このように、口金端部保護部材96を設けることに
より鉗子等の処置具を口金26に挿通する際に、口金端
部に処置具があたって口金端部に傷が付くことを防止で
きる。
【0050】次に、本発明の第5実施例を説明する。図
25に第5実施例を示す。第5実施例において、管路分
岐部材29および、管路分岐部材29を取付ける管路分
岐部材固定穴69を除く他の全ての構成は、第1実施例
と同じである。第5実施例では管路分岐部材29の代わ
りに管路分岐部109が、鉗子栓本体部60と一体で形
成されている。したがって、鉗子栓本体部60水平管路
固定穴70、取付開口部63、リブ取付溝71は設けら
れていない。管路分岐部109は、中心線49に直交す
る水平管路部50、および中心線49と平行な垂直管路
部51からなる。このように、管路分岐部109と鉗子
栓本体部60を一体で成形することにより、管路分岐部
109と鉗子栓27との間の水密確保のための対策が不
要となり、鉗子栓27の水密性が向上するとともに、取
扱時に部品を紛失する心配がなくなり、取扱性が向上す
る。
【0051】次に、本発明の第6実施例を説明する。図
26に第6実施例を示す。第6実施例において管路分岐
部材100を除く他の構成要素は第1実施例と同じであ
る。管路分岐部材100には、中心線49と直交する管
路である水平管路部49および水平管路部50に連通し
て設けられた中心線49とのなす角度が45°の斜移行
管路部101が設けられている。斜移行管路部材101
と中心線のなす角度は、第6実施例では45°としてあ
るが、90°以外の角度であれば何度であってもよい。
また、斜め移行管路部101は水平管路部50と連通し
て設けられているが、水平管路部50を介さず、直接テ
ーパ管路部47を連通して設けられていてもよい。この
ように、管路分岐部材100に斜移行管路部101を設
けたので第1吸引チューブ28の配管の自由度が大きく
なり、第1吸引チューブ28を座屈の恐れなく配管でき
る。
【0052】さらに、管路分岐部材100にはフランジ
43の代わりに固定脚部103が設けられている。固定
脚部103は管路分岐部材100の下面の全周または一
部に設けられている。また、この固定脚部103を固定
するための固定穴104が鉗子栓本体部60に設けられ
ている。固定脚部103の断面と、固定穴104の断面
は等しい断面形状である。
【0053】また、第6実施例において、第1の弁体6
6は全体が、円筒部41に設けられた開口部45よりも
外側(図中上方)に設けられているキャップ61に設け
られた張り出し部65の直径は、鉗子栓本体部60の直
径よりも大きくなっている。また固定脚部103を設け
たことにより、この部分が鉗子栓本体部60との回転防
止手段となった。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、鉗子栓が弾性体からな
ることから鉗子口への着脱が容易であり、弁体と取付手
段とが一体であることから洗浄が容易である。しかも鉗
子栓は、弁体と取付手段との間の空間に一端が開口し他
端が鉗子栓の外部に開口する管路手段を有し、この管路
手段が好ましくは鉗子挿通チャンネル方向に延びること
により、管路手段に接続する吸引チューブ等を鉗子挿通
チャンネルに沿って配管することが可能であり、吸引チ
ューブ等が座屈することはなく、配管が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】内視鏡の全体構成図である。
【図2】(a)は内視鏡の操作部の側面図、(b)は
(a)のE−E断面図である。
【図3】内視鏡の上面図である。
【図4】(a)は管路分岐部材の斜視図、(b)は
(a)でのP矢視図である。
【図5】(a)は管路分岐部材の断面図、(b)は
(a)でのA−A断面図、(c)は(a)でのB−B断
面図である。
【図6】(a)は管路分岐部材の上面図、(b)は
(a)でのC−C断面図、(c)、(d)は変形例のC
−C断面である。
【図7】鉗子栓の斜視図である。
【図8】鉗子栓本体部の断面図である。
【図9】(a)はキャップの断面図、(b)は(a)で
のA矢視図、(c)、(d)は変形例のA矢視図であ
る。
【図10】鉗子栓の分解図である。
【図11】(a)は鉗子栓の変形例の断面図、(b)は
(a)でのB矢視図である。
【図12】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図13】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図14】鉗子栓装着部近傍の側面図である。
【図15】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図16】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図17】鉗子栓の変形例の斜視図である。
【図18】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図19】シリンジ挿入時の鉗子栓の断面図である。
【図20】(a)は鉗子栓の変形例の断面図、(b)は
(a)でのR−R断面図である。
【図21】鉗子栓の変形例の装着部近傍の側面図であ
る。
【図22】キャップの提供形態の平面図である。
【図23】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図24】鉗子栓の保護カバーの斜視図である。
【図25】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図26】鉗子栓の変形例の断面図である。
【図27】従来の鉗子栓の部分断面図である。
【図28】従来の管路分岐機構の部分断面図である。
【符号の説明】
1 挿入部 2 操作部 3 ユニバーサルコード 18 光源装置 26 鉗子口 27 鉗子栓 28 吸引チューブ 29 管路分岐部材 30 チューブ固定用溝 41 円筒部 42 管路屈曲部 43 フランジ 44 リブ 45、46 開口部 47 テーパ管路 48 横穴部 49 中心線 50 水平管路部 51 垂直管路部 52 テーパ部 53 チューブ突き当て部 54 栓体 55 洗浄用の開口部 66 第1の弁体 73 第2の弁体 74 スリット 78 取付部 84 鉗子挿通チャンネル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】管路分岐部材29の管路屈曲部42は、円
筒部41の中心線49に対して直交する位置に設けら
れ、テーパ管路47に連通する水平管路部50と、水平
管路部50に対して直交する垂直管路部51からなる。
水平管路部50のフランジ43と円筒部41の間は図5
(b)に示すように楕円形状の断面である。フランジ4
3と垂直管路部51の間は図5(c)に示すように円形
断面である。また、垂直管路部51とフランジ43の間
の下側には第1吸引チューブ28の端部が当接するチュ
ーブ突き当て面53が設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】鉗子栓本体部60の下部には鉗子栓27を
鉗子口26に取り付けるための取付部72が設けられて
いる。取付部72は、管路分岐部材固定穴69よりも直
径の小さい円形である。図9(a)は、キャップ61の
断面形状を示す。キャップ61には鉗子栓本体部60に
取り付けるための第2の取付部78、さらに第2の取付
部78よりも大きな円形の第2の張出部79が設けられ
ている。キャップ61の内部には半球形断面の第2の弁
体73が設けられており、第2の弁体73の中央部には
直線状の切り込みであるスリット74が設けられてい
る。スリット74は通常は閉じた状態になっているが、
鉗子等の処置具が挿通されると開いて、上部と下部の管
路を連通する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】以上述べてきた鉗子栓27および管路分岐
部材29が実際に使用されるときには、図10に示すよ
うに鉗子栓27の上部にあるキャップ固定穴64にキャ
ップ61がはめ込まれ、さらに管路分岐部材29が管路
分岐部材固定穴69にはめ込まれる。また管路分岐部材
29に設けられたテーパ部52に第1吸引チューブ28
が接続される。この状態の鉗子栓27の断面形状を図1
1(a)に示す。このように、鉗子栓27に管路分岐部
材29を介して吸引チューブ28を取り付けることによ
り、鉗子栓27と吸引チューブ28との接合部および鉗
子栓内部の管路がつぶれることがなくなり、吸引管路を
確保できる。そのため確実な吸引動作を行うことが可能
となる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】鉗子栓27を実際に使用する時には図11
(a)に示すようにキャップ61をキャップ固定穴64
にはめて使用する。キャップ61に設けられた第2の
付部78の直径は張出部65の直径よりも大きく、また
キャップ61に設けられた第2の張出部79の直径はキ
ャップ固定穴64の直径よりも大きいため第2の張出部
79とキャップ固定穴64の間、および第2の取付部7
8と張出部65の間で弾性変形が生じてキャップ61と
鉗子栓本体部60が固定されるとともに両者の間の水密
が保たれる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】また、洗浄用の第3の開口部55は鉗子栓
本体部60によって覆われているので、吸引を行う時に
洗浄用の第3の開口部55から吸引中の流体等が飛び出
しても、鉗子栓本体部で外部に飛び出さないように抑え
られるため、外部に流体が漏れることはない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】このように、鉗子挿通チャンネルの手元側
開口部への取付部72と弁体66,73とを備えた鉗子
栓本体部60を弾性体で形成するとともに、硬質樹脂、
金属等からなる管路分岐手段29を鉗子栓本体部60に
取り付けて鉗子栓27を構成することにより、鉗子口挿
通チャンネルの手元側開口部への着脱が容易であり、分
解洗浄時に手間がかからず、確実に水密が保てる鉗子栓
を提供することができる。また、鉗子栓本体部60の内
部の管路分岐部材固定穴69の中に硬質樹脂、金属等
できた管路分岐部材29の円筒部41がはめ込まれるの
で、管路分岐部材29と鉗子栓本体部60が確実に固定
されるとともに、鉗子栓に外部から力が作用したり、鉗
子栓内部の管路の圧力が急激に変化した場合でも弾性体
でできた鉗子栓27が変形せず、鉗子栓27の内部の管
路が確実に確保される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】また、屈曲した管路分岐部材29の処置具
挿入側開口部である第1の開口部45側に、吸引用開口
部である第2の開口部46の径よりも小さな開口径を有
する弾性体からなる弁体66を設けたので、管路分岐部
材29を通じて処置具の挿通、シリンジによる送液を行
うときに、弁体66からの水漏れを防ぐことが可能にな
った。同時に吸引管路兼鉗子挿通チャンネルを通じてポ
リープの回収を行う場合にもポリープが弁体66から外
に飛び出すことがなく確実に回収が行える。これにより
検査時に、鉗子栓27から外部への水モレ、汚物等のモ
レを防止できる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】また、鉗子口26の構造は図15に示すよ
うな構造でもよい。鉗子口26の内部には鉗子口金82
が鉗子口26の鉗子口開口部205に嵌合しながら、取
付ネジ83を螺合することにより固定されている。この
ときテーパ導入部88を有する鉗子口金82にはOリン
グ202が鉗子口金82と鉗子口開口部205の間の水
密確保のため嵌め込まれている。また鉗子口金82の内
周にはチャンネル留め200が嵌合し、鉗子口金82の
当接面204に当接してネジ203により固定されてい
る。このとき水密確保のため鉗子口金82の当接面20
4とチャンネル留め200との間にはパッキン206が
固定されている。また鉗子口金82の嵌合部207とチ
ャンネル留め200との間も水密確保のためOリング2
01がはめこまれている。またチャンネル留め200
はチャンネル84が接着固定されている。そしてチャン
ネル留め200、パッキン206、鉗子口金82の内径
はそれぞれ等しく段差なく接続され、隙間にはシリコン
系の弾性接着剤を充填塗布した後、表面にはみ出した接
着剤をきれいに拭き取って平滑な面に仕上げてある。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】本実施例において鉗子挿通チャンネル84
は、1つの種類しか示していないが鉗子栓27は、鉗子
挿通チャンネル84の大きさが異なる複数の内視鏡に対
して共通の鉗子栓として利用することも可能である。と
ころで本実施例では、管路分岐部材29に第1吸引チュ
ーブ28を接続したが、図16に示すように、第1吸引
チューブ28の端部に、取付部169を設けて、第1吸
引チューブ28を鉗子栓本体部60に直接取り付けても
よい。このとき、鉗子栓本体部60の内側には管路空間
170が設けられており、ここがテーパ管路47と同様
に鉗子栓内の管路となって作用する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】次に、本発明の第2実施例を説明する。図
17に第2実施例における鉗子栓27の外観を示す。第
2実施例においては、第1実施例で示した連結部62は
設けられていないが、連結部62を除く他の全ての構成
は第1実施例と同じである。第2実施例においては、キ
ャップ90と鉗子栓本体60とはそれぞれ別部材とし
て提供される。図18は第2実施例における鉗子栓27
の使用時の断面を示す。キャップ90はシリコンゴム、
塩化ビニル、エラストマ樹脂などの柔らかい弾性樹脂で
形成され、第1実施例と同様に図18に示すように鉗子
栓本体60に取り付けて使用する。キャップ90は鉗子
栓本体60とは別の部品として作られているため、鉗
子栓本体60とキャップ90とは異なる素材で作製す
ることも可能である。また、異なる素材で作製するとと
もにキャップ90を1回のみ使用する使い捨て部品とし
て供給することもできる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】キャップ90と鉗子栓本体部60を別部材
として提供することで、鉗子栓27を洗浄する際に洗浄
に手間のかかるキャップ90に設けられたスリット74
を取り外して入念に洗浄することが可能となり鉗子栓全
体としての洗浄性が向上する。またキャップ90を鉗子
栓本体部60とは別部材として提供するので、この部分
を鉗子栓本体部60よりも安価な材料で形成し、鉗子栓
を使用した後には、鉗子栓本体部60だけを洗浄再利用
し、キャップ90は洗浄せずに廃棄してしまうディスポ
ーザブル部品とすることも可能である。このようにキャ
ップ90をディスポーザブル部品とすることによっても
鉗子栓全体としての洗浄性は向上する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、テーパ管路47には、スリット7
4、丸穴部68を通して処置具を挿通することができ
る。また、第2実施例においては図18に示したよう
に、鉗子口26に設けられる鉗子口金82のテーパ導入
部88の端部である開口部端部89の直径が管路分岐部
材29の第2開口部46の直径よりも大きくなってい
る。また、テーパ導入部88には90°のテーパ角度が
付いている。鉗子口26の開口部端部89の径を管路分
岐部材29の第2の開口部46の径よりも大きくし、さ
らに鉗子口開口部端部89の鉗子導入部にテーパ導入部
88を設けたことにより、鉗子等の処置具がスムーズに
鉗子挿通チャンネルに導入される。また、鉗子が開口部
端部89にぶつかって、傷ついたり、こわれたりするこ
とも防止できる。また、スリット74、キャップ90、
第1の弁体66、第2の弁体73、鉗子挿通チャンネル
84、管路分岐部材29のテーパ管路47の中心がテー
パ管路47の中心線49と同軸上に設けられている。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】次に、本発明の第3実施例を説明する。第
3実施例においては、鉗子栓27のキャップ93を除く
他の構成は全て第2実施例と同じである。図21に示す
ようにキャップ93は、連結部材95によってリング部
94と連結されている。このリング部94は、図21に
示すように使用時には管路分岐部材29の垂直管路部5
1に通して使用される。このように、弁体73を備えた
キャップ93にリング部94を設けてこれを鉗子栓27
に取り付けることで、キャップ93と鉗子栓27が別部
材で形成されるにもかかわらず、キャップ93の紛失を
防止できる。また、洗浄に手間のかかる弁体73の部分
だけ鉗子栓本体部60とは別にして入念に洗浄できるた
め、弁体73及び鉗子栓本体部60をより確実に洗浄で
きる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】また、キャップ93は図22に示すように
複数のキャップ93が第2の連結部材96によって連結
された状態で提供され、実際の使用時には一つずつ切り
離して使用する。第3実施例では、キャップ93を複数
個連結して供給したが、これはキャップに限らず、例え
ば鉗子栓本体部60であったり、他の内視鏡用部品であ
ってもよい。さらに、これらの部品は複数個まとめて一
括梱包したのち、必要に応じてγ栓照射、エチレンオキ
サイドガス、ホルマリンガス、グルタルアルデヒド、高
圧蒸気などによって消毒、滅菌してから供給してもよ
い。このように、キャップ93と鉗子栓本体部60を別
部材にしたことで鉗子栓27のなかで最も洗浄の手間が
かかる部位である、スリット74を有するキャップ93
をディスポーザブル部品とすることができるので、洗浄
の手間を省くことができる。これにより鉗子栓全体の洗
浄性を向上させることができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】次に、本発明の第4実施例を説明する。図
23に第4実施例において使用される鉗子栓27が口金
26に取付けられた状態の断面図を示す。第4実施例に
おいては、鉗子栓27の内部に取付けられる口金端部保
護部材96を除いた他の構成要素は全て第3実施例と同
じである。管路分岐部材固定穴69の内部には、管路分
岐部材29と鉗子口26の間に挟まれて、口金端部保護
部材96が設けられている。口金端部保護部材96は、
シリコンゴム、ラテックス、エラストマ樹脂などの弾性
体、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカー
ボネート、ポリスチレン、変性PPO、ポリサルフォ
ン、などの硬質樹脂でできている。口金端部保護部材9
6の外径は、管路分岐部材固定穴69の直径と等しく、
図24に示すように中央部には円形穴97が設けられて
いる。円形穴の直径は、鉗子口26の開口部端部89の
直径よりも小さい。また、円形穴97の直径は鉗子挿通
チャンネル84の内径と等しいかあるいはそれよりも小
さい。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】第4実施例において鉗子栓27を構成する
部品は全て電気的絶縁性物質でできているとともに、鉗
子栓本体部60と、管路分岐部材29の色を変えてあ
る。このように、口金端部保護部材96を設けることに
より鉗子等の処置具を口金26に挿通する際に、口金端
部に処置具があたって口金端部に傷が付くことを防止で
きる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】次に、本発明の第6実施例を説明する。図
26に第6実施例を示す。第6実施例において管路分岐
部材100を除く他の構成要素は第1実施例と同じであ
る。管路分岐部材100には、中心線49と直交する管
路である水平管路部50および水平管路部50に連通し
て設けられた中心線49とのなす角度が45°の斜移行
管路部101が設けられている。斜移行管路部材101
と中心線のなす角度は、第6実施例では45°としてあ
るが、90°以外の角度であれば何度であってもよい。
また、斜め移行管路部101は水平管路部50と連通し
て設けられているが、水平管路部50を介さず、直接テ
ーパ管路部47を連通して設けられていてもよい。この
ように、管路分岐部材100に斜移行管路部101を設
けたので第1吸引チューブ28の配管の自由度が大きく
なり、第1吸引チューブ28を座屈の恐れなく配管でき
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】また、第6実施例において、第1の弁体6
6は全体が、円筒部41に設けられた開口部45よりも
外側(図中上方)に設けられているキャップ61に設
けられた張り出し部65の直径は、鉗子栓本体部60の
直径よりも大きくなっている。また固定脚部103を設
けたことにより、この部分が鉗子栓本体部60との回転
防止手段となった。
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】変更
【補正内容】
【図23】
【手続補正31】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】変更
【補正内容】
【図25】
【手続補正32】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】変更
【補正内容】
【図26】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中川西 聡 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 横田 貴之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡の鉗子挿通チャンネルの手元側開
    口部に取り付けられる鉗子栓において、 前記鉗子栓は、弾性体によって形成される弁手段と、 前記弁手段と一体に成形され前記手元側開口部と嵌合す
    る取付手段と、 一端が前記弁手段と前記取付手段との間の空間に連通し
    他端が鉗子栓の外部に開口する管路手段とを有すること
    を特徴とする内視鏡の鉗子栓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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