JP2012040137A - 食器洗浄機 - Google Patents
食器洗浄機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012040137A JP2012040137A JP2010183139A JP2010183139A JP2012040137A JP 2012040137 A JP2012040137 A JP 2012040137A JP 2010183139 A JP2010183139 A JP 2010183139A JP 2010183139 A JP2010183139 A JP 2010183139A JP 2012040137 A JP2012040137 A JP 2012040137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- valve
- cleaning
- drying
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】制御手段Hが、乾燥処理の実行中において中断指令が指令されると、乾燥処理の実行を中断する乾燥中断処理を実行し、かつ、その後再開指令が指令されると、乾燥処理を再開するように構成され、且つ、乾燥中断処理として、通風手段23の通風作動及び加熱手段9の加熱作動を停止させるべく通風手段23及び加熱手段9を制御し、かつ、除湿部Gに除湿用の湯水の供給を継続させるべく湯水断続手段Eを制御するように構成されている。
【選択図】図5
Description
すなわち、食器洗浄機は種々の使用形態にて使用されるものであるが、その標準的な使用形態は、洗浄空間内に洗浄対象物が収納された状態において、給水口より洗浄空間内に洗浄用の湯水を供給して、その洗浄用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄ノズルから洗浄水として噴出する洗浄処理を行い、次に、洗浄空間内の湯水を排出したのち、給水口より洗浄空間内にすすぎ用の湯水を供給して、そのすすぎ用の湯水を洗浄空間内に装備した洗浄ノズルから噴出するすすぎ処理を行い、その後、洗浄空間内の湯水を排出したのち、乾燥処理を行う形態である。
つまり、食器洗浄機は、標準的な使用形態や、それとは異なる形態にて食器類を洗浄や乾燥するのに用いられることになる。
このように、乾燥処理の実行を開始したのちに、新たに乾燥処理の対象とする洗浄対象物を洗浄空間に収納することが望まれる場合には、乾燥処理を中断して、乾燥処理の対象となる洗浄対象物を洗浄空間内に収納し、その後、乾燥処理を再開させることになる。
そして、乾燥処理を中断する場合には、一般的には、洗浄空間の空気を循環させる通風手段の通風作動、及び、洗浄空間内の空気を加熱する加熱手段の加熱作動を停止し、加えて、除湿部への除湿用の湯水の供給を停止することが考えられる。
つまり、除湿部への除湿用の湯水の供給を再開すべく、湯水断続手段を供給停止状態から湯水供給状態に切り換えた際に、湯水断続手段から除湿部へ湯水が通流するには時間が掛かることや、除湿用の湯水が除湿部に供給されてから除湿作用が適正通り行われるまでには時間が掛かること等に起因して、除湿部による除湿作用を迅速に再開させ難いものであり、その結果、乾燥処理を適切に再開できない虞がある。
前記洗浄空間からの空気吸引口と前記洗浄空間への空気供給口とに亘る通風経路を通して通風手段にて循環される前記洗浄空間の空気を、除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿する除湿部と、
前記洗浄空間の空気を加熱する加熱手段と、
前記給水口への湯水供給の断続と前記除湿部への湯水供給の断続とを行う湯水断続手段と、
前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、前記洗浄槽内に前記給水口から湯水を供給して洗浄及びすすぎを行うべく、前記湯水断続手段を制御し、且つ、
前記乾燥処理において、前記加熱手段にて前記洗浄空間の空気を加熱しながら、前記除湿用の湯水と前記通風経路を通過する空気とを接触させるべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御するように構成された食器洗浄機であって、その第1特徴構成は、
前記制御手段が、前記乾燥処理の実行中において中断指令が指令されると、前記乾燥処理の実行を中断する乾燥中断処理を実行し、かつ、その後再開指令が指令されると、前記乾燥処理を再開するように構成され、且つ、前記乾燥中断処理として、前記通風手段の通風作動及び前記加熱手段の加熱作動を停止させるべく前記通風手段及び前記加熱手段を制御し、かつ、前記除湿部に前記除湿用の湯水の供給を継続させるべく前記湯水断続手段を制御するように構成されている点を特徴とする。
湯水断続手段が、給水源に接続された給水路を開閉する第1開閉弁と、前記給水路から分岐されて前記給水口に接続される洗浄槽用分岐路及び前記給水路から分岐されて前記除湿部に接続される除湿用分岐路のうちの、前記洗浄槽用分岐路を開閉する第2開閉弁と、前記除湿用分岐路に装備されて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開き状態において、その除湿用分岐路を通流する湯水の通流量が前記洗浄槽用分岐路を通流する湯水の通流量よりも少なくなるように制限する定流量弁とから構成され、
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開き、且つ、前記乾燥処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁を開き、かつ、前記第2開閉弁を閉じるように構成されている点を特徴とする。
その除湿用分岐路には、その除湿用分岐路を通流する湯水の通流量が洗浄槽用分岐路を通流する湯水の通流量よりも少なくなるように制限する流量弁が装備されているから、除湿用分岐路を通して供給される湯水の通流量が、除湿部における除湿作用に必要とする少量に制限されるものとなる。
前記第2開閉弁が、弁筐と、前記弁筐内部に設けられる弁座と、前記弁座に対して接当する閉状態と前記弁座に対して離間する開状態とに切替え可能な弁体と、前記弁座よりも上流側流路部分の流体が流入する前記弁体の背部側圧力室と前記弁座よりも下流側流路部分とを連通するように前記弁体に形成された貫通孔を開閉操作する弁操作体とを備えて、
前記弁操作体が前記貫通孔を閉状態に操作したときには、前記弁座よりも上流側流路部分の流体が前記弁体の前記背部側圧力室に流入して前記弁体を前記閉状態に操作し、且つ、前記弁操作体が前記貫通孔を開状態に操作したときには、前記弁座よりも上流側流路部分の流体が前記弁体を前記開状態に操作するように構成されている点を特徴とする。
つまり、弁操作体にて貫通孔を閉状態に操作したときには、弁座よりも上流側流路部分の流体が弁体の背部側圧力室に流入して、弁体を弁座側に押圧することによって、弁体が閉状態に操作されることになる。
また、弁操作体が貫通孔を開状態に操作したときには、弁体の背部側圧力室の圧力が弁座よりも下流側流路部分の圧力に低下して、弁座よりも上流側流路部分の流体によって弁体が弁座から離れる側に押圧されることによって、弁体が開状態に操作されることになる。
しかも、第2開閉弁の弁座よりも上流側流路部分の流体圧が存在しない状態から、第1開閉弁が閉状態から開状態に操作されて、第2開閉弁の弁座よりも上流側流路部分の流体圧が存在する状態に切換えられた直後においては、弁体の背部側圧力室内には流体圧が存在しないため、弁操作体によって貫通孔を閉状態に操作していても、第2開閉弁の弁座よりも上流側流路部分の流体圧により、一時的に、弁体が弁座から離れる側に押圧されて、流体が弁座よりも下流側流路部分に流動する虞がある。
前記制御手段が、前記乾燥中断処理を実行してからの経過時間が報知用時間に達したときには、前記乾燥処理の中断中であることを報知すべく報知手段を作動させる乾燥中断報知処理を実行するように構成されている点を特徴とする。
このように、乾燥処理の中断中であることが報知されるから、使用者が乾燥処理の中断中であることを忘れている場合においても、使用者に乾燥処理の中断中であることを認識させて、乾燥処理を再開することを促すことができる。
前記制御手段が、前記乾燥中断処理を実行してからの経過時間が前記報知用時間よりも長い時間に設定されている停止用時間に達したときには、前記除湿部への前記除湿用の湯水の供給を停止すべく前記湯水断続手段を制御するように構成されている点を特徴とする。
つまり、乾燥中断処理を実行してからの経過時間が報知用時間よりも長い時間に設定されている停止用時間に達した場合には、その後乾燥処理が再開される可能性が低い状態であるとして、除湿部への除湿用の湯水の供給を停止することによって、不必要に除湿用の湯水を消費することを抑制できる。
前記空気供給口及び前記空気供給口が、前記洗浄空間の側壁部における下位側箇所に形成され、
前記通風経路が、前記空気吸引口から上方側に伸びる上昇経路部分とその上昇経路部分の上端部から前記空気供給口に向けて下方側に伸びる下降経路部分とからなる逆U字状に構成され、
前記除湿部が、
前記通風経路における前記上昇経路部分を通過する空気に対して除湿用の湯水を下方に向けて噴出させる噴出手段を備えて、前記上昇経路部分を上方に向けて通風する空気を、前記噴出手段により下方に向けて噴出される除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿するように構成され、且つ、除湿処理後の湯水及び凝縮された湯水が前記空気吸引口を通して前記洗浄空間内に流動させるように構成されている点を特徴とする。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、前面部が開口された本体ケース部としての本体部1が設けられ、平面視形状が四角状の洗浄槽Dを備えた引出し部2が、本体部1に対して、水平方向に沿って引出し及び収納自在に設けられて、食器洗浄機の一例としての引出し式の食器洗浄機が構成されている。
尚、例示はしないが、引出し部2を本体部1に対して移動自在に支持するスライド式レール機構が設けられており、引出し部2が、その大部分を本体部1の外方に露出させる状態に引き出すことができるように構成されている。
また、扉体Aには、運転のための各種操作を行う操作部SSが設けられている。
洗浄槽用分岐路4Bは、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に洗浄及びすすぎのための湯水を供給する給水口5に接続され、除湿用分岐路4Cは、洗浄槽Dの前側壁部Dfに装備される後述の除湿部Gに接続されている。
つまり、給水口5に湯水を供給するときには、第1開閉弁V1、及び、第2開閉弁V2が開かれることになり、除湿部Gに湯水を供給するときには、第1開閉弁V1が開かれ、第2開閉弁V2が閉じられることになる。
尚、第1開閉弁V1には、洗浄槽用分岐路4Bを通流する湯水の通流量を、除湿用分岐路4Cを通流する湯水の通流量よりも十分に大きいものの、過大な通流量となることを抑制すべく制限する定流量弁V4が、一体的に組み込まれる状態で装備されている。
そして、弁操作体54が貫通孔53bを閉状態に操作したときには、弁座52よりも上流側流路部分51Aの流体が弁体53の背部側圧力室51Bに流入して弁体53を閉状態に操作し、且つ、弁操作体54が貫通孔53bを開状態に操作したときには、弁座52よりも上流側流路部分51Aの流体が弁体53を開状態に操作する、所謂パイロット弁方式に構成されている。
一端側が閉塞された筒状の弁操作体ケーシング58が、弁筐50に組み付けられ、その弁操作体ケーシング58内に、弁操作体54が摺動可能に装備され、かつ、弁操作体54を貫通孔53bを閉じる状態側に向けて復帰付勢するスプリング56が設けられている。
弁操作体54の弁体53側の端部には、貫通孔53bに接当する接当部54bが設けられている。
つまり、ソレノイド55によって弁操作体54がスプリング56の付勢力に抗して移動操作されたときには、弁操作体54の接当部54bが弁体53の貫通孔53bから離間する状態となり、貫通孔53bを開操作することになる。
また、ソレノイド55による弁操作体54の操作が解除されたときには、弁操作体54がスプリング56の付勢力によって移動して、弁操作体54の接当部54bが弁体53の貫通孔53bに接当する状態となり、貫通孔53bを閉操作することになる。
尚、図2に示すように、本体部1の底部には、漏水受止め用のドレンパン14が配備されており、例示はしないが、このドレンパン14にて受止め回収された水の存否を検出する漏水センサが装備されることになる。
この水位センサJは、後述の如く、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が洗浄用水位(高水位)であること、洗浄槽Dの洗浄空間Q内に貯留される湯水の水位が、洗浄空間Qから大部分の湯水を排出した状態に相当して、加熱ヒータ9が露出する程度に低い湯水排出水位(低水位)であること、及び、洗浄槽D内に貯留される湯水が洗浄用水位より設定量高い異常水位であることを検出するように構成されている。
つまり、前側壁部Dfには、図6にも示すように、乾燥ユニットKからの空気を洗浄空間Qに供給する空気供給口21、及び、乾燥ユニットKが洗浄空間Q内の空気を吸引する空気吸引口22が、洗浄空間Qの下位側に相当する箇所でかつ左右両側に離れた位置に形成されている。具体的には、空気供給口21及び空気吸引口22は、洗浄かご10よりも下方側に位置するように形成されるものであり、そして、本実施形態では、空気供給口21を右側に、且つ、空気吸引口22を左側に位置させている。
通風経路Fは、空気吸引口22から上方側に伸びる上昇経路部分f1とその上昇経路部分f1の上端部から空気供給口21に向けて下方側に伸びる下降経路部分f2とからなる逆U字状に形成されており、上昇経路部分f1に、除湿部Gが配設され、下降経路部分f2に、循環ファン23が配設されている。
尚、噴出ノズル25から噴出された除湿用の湯水及び凝縮された湯水は、空気吸引口22を通して洗浄槽Dの洗浄空間Q内に流動して水貯留用凹部Sに貯留されることになる。
したがって、洗浄槽内の洗浄対象物の全体に空気を通流させて、洗浄対象物を効率良く乾燥することにより、乾燥時間の短縮化を図ることができるものとなる。
使用者は、操作部SSにより、洗浄運転、すすぎ運転、排水運転、乾燥運転、消臭運転の順に運転させる連続運転コースや、乾燥運転のみ運転させる乾燥のみコースなど各種の運転コースを選択できるように構成され、さらに、連続運転コースとして、標準運転コース、念入り運転コース、スピーディ運転コース、快速運転コースを選択できるように構成されているが、本実施形態においては、連続運転コースの標準運転コースについてのみ説明する。
まず、図示しない収納スイッチにより、引出し部2が本体部1の収納位置に収納されることが検出され(#1)、操作部SSの電源スイッチがON操作されると(#2)、運転コースの選択が行われることになる(#3)。本実施形態では、標準運転コースが選択されたとして説明を続ける。
操作部SSのスタートスイッチがON操作されると(#4)、標準運転コースが開始されて、洗浄運転(#5)、すすぎ運転(#10)、排水運転(#15)、乾燥運転(#16)、消臭運転(#24)が順次実行される。
尚、使用者が操作部SSのスタートスイッチをON操作する前に洗浄用洗剤を洗浄槽D内に投入しておくことにより、洗剤を用いた洗浄を行うことができる。
#6にて、洗浄終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#7)、中断指令が指令された場合には、兼用ポンプ6を停止させる等の洗浄運転を中断させるための中断処理を行う(#8)。
このように洗浄運転を中断できるので、洗浄対象物を追加したい場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物のすすぎを設定時間が経過するまで行うすすぎ動作、及び、兼用ポンプ6を逆転作動させて、洗浄槽Dの底部に貯留されたすすぎ水を上述した湯水排出水位となるまで排水する排水動作を順次行うすすぎ動作を、2回行い、最後に加熱すすぎ動作を行うことになる。
その後、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を作動させて、加熱ヒータ9にて加熱されたすすぎ水により洗浄対象物のすすぎを行うことになり、そして、図外の温度センサにより、すすぎ水の温度が仕上げ用設定温度(例えば、67℃)になると、加熱すすぎ動作を終了することになる。
#11にて、すすぎ終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#12)、中断指令が指令された場合には、兼用ポンプ6および加熱ヒータ9を停止する等のすすぎ運転を中断するための中断処理を行う(#13)。
このようにすすぎ運転を中断できるので、すすぎを行いたい洗浄対象物を追加したい場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
また、制御部Hは、この排水運転において兼用ポンプ6の逆転作動を開始してから設定時間が経過するまでに、水位センサJにて湯水排出水位が検出されなかった場合には、排水動作が適切に行われなかったとして、エラーを報知するように構成されている。
#17にて、乾燥終了でないと判断したときには、操作部SSにて中断指令が指令されたか否かを判断し(#18)、中断指令が指令された場合には、加熱ヒータ9の加熱作動、及び、循環ファン23の通風作動を停止して乾燥運転を中断することになる乾燥中断処理を行う(#19)。
この乾燥中断処理においては、除湿部への除湿用の湯水の供給を継続させる、つまり、噴出ノズル25の噴出作動を停止せずに、噴出ノズル25の噴出作動を継続させることにより、乾燥処理を再開したときに、除湿処理を適切に開始できるようになっている。
この乾燥中断報知処理は、操作部SSに装備したスピーカLを報知手段として、報知音を鳴動させることになる。なお、前記報知音に代えて、前記スピーカLより「乾燥処理を中断してから○○分経過しました」等の音声を出力することも可能である。
このように乾燥運転を中断できるので、乾燥を行う洗浄対象物を追加したい場合に、その洗浄対象物を洗浄空間Qに収納させることができる。
ちなみに、水位センサJにて洗浄水位より低い水位であることが検出されるときとは、水位センサJが洗浄水位を検出している状態から洗浄水位を検出しない状態に変化したときである。
すなわち、例えば、すすぎ処理における最後のすすぎ工程、つまり、電気式の加熱ヒータ9を作動させて高温のすすぎを行う途中において、洗浄対象物を追加収納する作業や、洗浄中の洗浄対象物の一部を取り出す作業等を行うために、一旦運転を停止し、洗浄空間Qを開いて所要の作業を行ったのち、再び、高温のすすぎを行う運転を開始すると、洗浄空間Qを開いたときに洗浄空間Q内に侵入した多量の空気が、高温のすすぎにより加熱されて急激に膨張して、洗浄空間Qの内部圧が大きく増加しようとすることがあるが、このようなときには、圧力調整手段Wの作用によって、洗浄空間Qの内部圧が機外圧となるように自動調整されることになる。
尚、圧力調節手段Wには、結露水が生じることがあるが、その結露水が水位センサJを介して、洗浄槽Dに回収されるように構成されている。
図11〜図13に示すように、洗浄槽Dの底部に案内管13にて接続されて、その洗浄槽D内の湯水が導入される水位検出用の湯水貯留槽40と、湯水貯留槽40の内部に装備されて、その湯水貯留槽40に貯留される湯水の水位に応じて昇降する水位検出用のフロート41と、フロート41の本体部41Aから上方に延びる軸部41Bを昇降自在に案内する案内部Uと、湯水貯留槽40の上端よりも上方側箇所に位置されて、フロート41の上下2つの昇降位置を検出する一対の第1水位検出部T1及び第2検出部T2とが設けられている。
尚、洗浄水受け入れ部40Aの機能については後述する。
つまり、異常水位検出用の電極43は、図16に示すように、湯水貯留槽40の水位が第1水位検出部T1及び第2検出部T2のうちの高水位側の第2水位検出部T1にて検出される水位よりも設定量高くなったときに湯水貯留槽40に貯留される湯水にて導通される導通される状態で、蓋体42に装備されている。
また、案内部Uが、湯水貯留槽40の上端よりも下方に位置するフロート40の軸部40Bを案内すべく、湯水貯留槽40の上端よりも下方に位置して案内するように構成されている。
説明を加えると、揺動レバー44が、第2センサ取付け部42bに、横軸心X回りで上下揺動自在に枢支され、その横軸心Xの一端側部分が、上述の被検出部44aに形成され、横軸心Xの他端側部分が、軸部41Bとの連係部44bに形成されている。
連係部44bは、二股状に形成されて、その連係部44bに、軸部41Bの上端が係合されるように構成されている。
そして、揺動レバー44の二股状の連係部44bが、外れ止め用の突起部41bと左右一対の旗状体41aの間に挿入し、且つ、軸部41の上端が、二股状の連係部44bを貫通する状態となるように構成されている。
そして、上述した一対の旗状体41aのうちの1つが、第1検出部T1にて検出される被検出部と機能するように構成されている。
ちなみに、案内部Uは、一対の旗状体41aのうちの第1検出部T1にて検出される被検出部と機能する旗状体41aが係合する補助案内溝U2をも備えるように構成されているが、この補助案内溝U2は、第1検出部T1の近くまでは存在するものの、被検出部と機能する旗状体41aが第1検出部T1にて検出される箇所では存在しないものであるため、フロート41の昇降全範囲に亘ってフロート41を案内するものではない。
したがって、排水運転を行うときに、兼用ポンプ6にて排水される湯水の一部が洗浄水受け入れ部40Aに流動したのち、湯水貯留槽40の内部に吐出されることにより、湯水貯留槽40の壁面を洗浄できるように構成されている。
次に別実施形態を説明する。
(イ)上記実施形態においては、湯水断続手段が、給水路を開閉する第1開閉弁と、洗浄槽用分岐路を開閉する第2開閉弁と、除湿用分岐路に装備された定流量弁とから構成される場合を例示したが、これらの弁に加えて、除湿用分岐路を開閉する開閉弁を備えさせるようにしてもよい。
そして、除湿用分岐路を開閉する開閉弁を備えさせる場合には、給水路を開閉する第1開閉弁を省略する形態で実施してもよい。
例えば、熱交フィンを備えた熱交換器を通風経路に装備して、熱交換器を通して除湿用の湯水を通流させることにより、通風経路を通風する空気を熱交換器との接触により冷却却させて、空気中の水分を凝縮させて除湿するように構成してもよい。
4B 洗浄槽用分岐路
4C 除湿用分岐路
5 給水口
6 兼用ポンプ
9 加熱手段
21 空気供給口
22 空気吸引口
23 通風手段
25 噴出手段
D 洗浄槽
E 湯水断続手段
F 通風経路
f1 上昇経路部分
f2 下降経路部分
G 除湿部
H 制御手段
J 水位検出センサ
Q 洗浄空間
K 乾燥ユニット
R1 可撓性ホース
R2 可撓性ホース
V1 第1開閉弁
V2 第2開閉弁
V3 定流量弁
V4 定流量弁
Claims (6)
- 開閉自在な洗浄空間内に洗浄及びすすぎのための湯水を供給する給水口と、
前記洗浄空間からの空気吸引口と前記洗浄空間への空気供給口とに亘る通風経路を通して通風手段にて循環される前記洗浄空間の空気を、除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿する除湿部と、
前記洗浄空間の空気を加熱する加熱手段と、
前記給水口への湯水供給の断続と前記除湿部への湯水供給の断続とを行う湯水断続手段と、
前記洗浄空間内の洗浄対象物を洗浄する洗浄処理、前記洗浄対象物をすすぐすすぎ処理、及び、前記洗浄対象物を乾燥する乾燥処理を実行する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、
前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において、洗浄槽内に前記給水口から湯水を供給して洗浄及びすすぎを行うべく、前記湯水断続手段を制御し、且つ、
前記乾燥処理においては、前記加熱手段にて前記洗浄空間の空気を加熱しながら、前記除湿用の湯水と前記通風経路を通過する空気とを接触させるべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御するように構成された食器洗浄機であって、
前記制御手段が、
前記乾燥処理の実行中において中断指令が指令されると、前記乾燥処理の実行を中断する乾燥中断処理を実行し、その後、再開指令が指令されると、前記乾燥処理を再開するように構成され、且つ、前記乾燥中断処理として、前記通風手段の通風作動及び前記加熱手段の加熱作動を停止し、かつ、前記除湿部に前記除湿用の湯水の供給を継続すべく、前記通風手段、前記加熱手段、及び、前記湯水断続手段を制御するように構成された食器洗浄機。 - 前記湯水断続手段が、給水源に接続された給水路を開閉する第1開閉弁と、前記給水路から分岐されて前記給水口に接続される洗浄槽用分岐路及び前記給水路から分岐されて前記除湿部に接続される除湿用分岐路のうちの、前記洗浄槽用分岐路を開閉する第2開閉弁と、前記除湿用分岐路に装備されて、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁の開き状態において、その除湿用分岐路を通流する湯水の通流量が前記洗浄槽用分岐路を通流する湯水の通流量よりも少なくなるように制限する定流量弁とから構成され、
前記制御手段が、前記洗浄処理及び前記すすぎ処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁及び前記第2開閉弁を開き、且つ、前記乾燥処理において湯水を供給するときには、前記第1開閉弁を開き、かつ、前記第2開閉弁を閉じるように構成されている請求項1記載の食器洗浄機。 - 前記第2開閉弁が、弁筐と、前記弁筐内部に設けられる弁座と、前記弁座に対して接当する閉状態と前記弁座に対して離間する開状態とに切替え可能な弁体と、前記弁座よりも上流側流路部分の流体が流入する前記弁体の背部側圧力室と前記弁座よりも下流側流路部分とを連通するように前記弁体に形成された貫通孔を開閉操作する弁操作体とを備えて、
前記弁操作体が前記貫通孔を閉状態に操作したときには、前記弁座よりも上流側流路部分の流体が前記弁体の前記背部側圧力室に流入して前記弁体を前記閉状態に操作し、且つ、前記弁操作体が前記貫通孔を開状態に操作したときには、前記弁座よりも上流側流路部分の流体が前記弁体を前記開状態に操作するように構成されている請求項2記載の食器洗浄機。 - 前記制御手段が、前記乾燥中断処理を実行してからの経過時間が報知用時間に達したときには、前記乾燥処理の中断中であることを報知すべく報知手段を作動させる乾燥中断報知処理を実行するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
- 前記制御手段が、前記乾燥中断処理を実行してからの経過時間が前記報知用時間よりも長い時間に設定されている停止用時間に達したときには、前記除湿部への前記除湿用の湯水の供給を停止すべく前記湯水断続手段を制御するように構成されている請求項4記載の食器洗浄機。
- 前記空気吸引口及び前記空気供給口が、前記洗浄空間の側壁部における下位側箇所に形成され、
前記通風経路が、前記空気吸引口から上方側に伸びる上昇経路部分とその上昇経路部分の上端部から前記空気供給口に向けて下方側に伸びる下降経路部分とからなる逆U字状に構成され、
前記除湿部が、
前記通風経路における前記上昇経路部分を通過する空気に対して除湿用の湯水を下方に向けて噴出させる噴出手段を備えて、前記上昇経路部分を上方に向けて通風する空気を、前記噴出手段により下方に向けて噴出される除湿用の湯水との接触により冷却することにより、空気中の水分を凝縮させて除湿するように構成され、且つ、除湿処理後の湯水を前記空気吸引口を通して前記洗浄槽内に流動させるように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の食器洗浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183139A JP5628595B2 (ja) | 2010-08-18 | 2010-08-18 | 食器洗浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010183139A JP5628595B2 (ja) | 2010-08-18 | 2010-08-18 | 食器洗浄機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012040137A true JP2012040137A (ja) | 2012-03-01 |
JP5628595B2 JP5628595B2 (ja) | 2014-11-19 |
Family
ID=45897125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010183139A Expired - Fee Related JP5628595B2 (ja) | 2010-08-18 | 2010-08-18 | 食器洗浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5628595B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0260622A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 食器洗浄乾燥機 |
JPH05154082A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-06-22 | Toshiba Corp | 食器洗い乾燥機 |
JPH0810497A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-01-16 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
JPH08336693A (ja) * | 1995-06-13 | 1996-12-24 | Toshiba Corp | 洗濯乾燥機 |
JP2005034523A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Hitachi Ltd | 食器洗い乾燥機 |
JP2006212117A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衣類乾燥装置 |
JP2010142463A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Rinnai Corp | 食器洗い機 |
-
2010
- 2010-08-18 JP JP2010183139A patent/JP5628595B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0260622A (ja) * | 1988-08-26 | 1990-03-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 食器洗浄乾燥機 |
JPH05154082A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-06-22 | Toshiba Corp | 食器洗い乾燥機 |
JPH0810497A (ja) * | 1994-06-30 | 1996-01-16 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
JPH08336693A (ja) * | 1995-06-13 | 1996-12-24 | Toshiba Corp | 洗濯乾燥機 |
JP2005034523A (ja) * | 2003-07-18 | 2005-02-10 | Hitachi Ltd | 食器洗い乾燥機 |
JP2006212117A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 衣類乾燥装置 |
JP2010142463A (ja) * | 2008-12-19 | 2010-07-01 | Rinnai Corp | 食器洗い機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5628595B2 (ja) | 2014-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5319360B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5319362B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5319361B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5628595B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5608004B2 (ja) | 食器洗浄機の水位検出装置及びそれを備えた食器洗浄機の運転制御装置 | |
JP5612393B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5837410B2 (ja) | 食器洗浄乾燥機 | |
JP2007202828A (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2018192448A (ja) | 洗浄器 | |
JP5735358B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5702197B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5731157B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5615678B2 (ja) | 食器洗浄乾燥機 | |
JP4985612B2 (ja) | 食器洗い機 | |
JP5835933B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5731296B2 (ja) | 食器洗浄乾燥機 | |
JP5731289B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5507371B2 (ja) | 食器洗浄機の水位検出装置 | |
JP5666978B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5763319B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP2018011711A (ja) | 洗浄機 | |
JP5770529B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5582968B2 (ja) | 食器洗浄乾燥機 | |
JP5763318B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
JP5936300B2 (ja) | 食器洗浄乾燥機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140312 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140522 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141002 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5628595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |