JP2012026540A - 変速機の操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペース構造を採用しつつ、動作状態が安定しかつコストが低廉な変速機の操作装置を提供する。
【解決手段】1本のフォークシャフト2と、フォークシャフトの軸方向に移動可能に設けられるとともに、軸方向に駆動される係合部及び同期装置を操作するフォーク部を有する同期装置と同数のフォーク部材31〜33と、フォークシャフトに平行に配置されて軸方向に移動可能かつ回動可能であるとともに、軸方向に離隔しかつ互いに異なる回転位相に配設されてフォーク部材の係合部に選択的に係合するシフトピン43〜45を同期装置と同数有するシフトアンドセレクトシャフト4とを備え、シフトアンドセレクトシャフトが回動するとシフトピンのいずれかが選択的にフォーク部材の係合部と係合し、続いてシフトアンドセレクトシャフトが軸方向に移動するとシフトピンのいずれかが選択的に係合しているフォーク部材が軸方向に駆動される。
【選択図】図1
【解決手段】1本のフォークシャフト2と、フォークシャフトの軸方向に移動可能に設けられるとともに、軸方向に駆動される係合部及び同期装置を操作するフォーク部を有する同期装置と同数のフォーク部材31〜33と、フォークシャフトに平行に配置されて軸方向に移動可能かつ回動可能であるとともに、軸方向に離隔しかつ互いに異なる回転位相に配設されてフォーク部材の係合部に選択的に係合するシフトピン43〜45を同期装置と同数有するシフトアンドセレクトシャフト4とを備え、シフトアンドセレクトシャフトが回動するとシフトピンのいずれかが選択的にフォーク部材の係合部と係合し、続いてシフトアンドセレクトシャフトが軸方向に移動するとシフトピンのいずれかが選択的に係合しているフォーク部材が軸方向に駆動される。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両などに用いられる変速機の操作装置に関する。
車両などに用いられる変速機の一方式に、回転する入力軸及び出力軸と、これらの軸に回転自在に支承されて所定の変速段を構成する複数組の変速ギヤ対と、いずれかの変速ギヤ対を選択して同期結合する同期装置と、同期装置を操作する操作装置と、を備える方式がある。この方式の変速機では、前進4〜6速程度の変速段を有し、一つの同期装置に2つの変速段を割り当てるのが一般的である。また、後進変速段には、同期装置を用いる場合と用いない場合の両方がある。したがって、変速機は3〜4組程度の同期装置を備え、操作装置はまず同期装置をセレクト操作し、次にいずれかの変速段にシフト操作するように構成されている。
この操作装置の具体的な構成は、同期装置のスリーブをそれぞれ操作する複数のフォークシャフトと、フォークシャフトをセレクト操作及びびシフト操作するシフトアンドセレクトシャフトとを備える場合が多い。シフトアンドセレクトシャフトは、運転者が操作するシフトレバ―またはモータなどのアクチュエータにより操作されるようになっている。そして、軸方向の移動及び回動のいずれか一方の動作でセレクト操作を行い、他方の動作でシフト操作を行うようになっている。
上述の従来の操作装置では、同期装置と同数のフォークシャフトが必要であり、変速機ケース内に大きな設置スペースが必要となって、変速機の内部構造が複雑に錯綜したりケース外形が大きくなったりしていた。この問題点を解決するために、各同期装置を操作する複数のフォーク部材を同一シャフト上に配置する操作装置が検討されており、本願出願人はその一例を特許文献1に開示している。特許文献1の手動変速機の操作機構は、軸方向移動及び回転するヘッドを有するシフトアンドセレクトシャフト、ヘッドと選択的に係合する4つのシフトフォーク(フォーク部材)、二重係合防止部材およびインターロック機構などを備えている。これにより、軽量かつコンパクトで、5段変速機と部品を共通化した6段変速機用操作機構を提供できる、とされている。
ところで、特許文献1の操作機構は、同一シャフト上の複数のシフトフォークからひとつを選択して個別に操作するために、シフトアンドセレクトシャフト上のヘッドや二重係合防止部材などの構造が複雑化していた。このため、安定した動作状態を成立させることが難しく、コストが上昇することもあって、従来の操作装置に置き換わるには至らなかった。
本発明は上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、省スペース構造を採用しつつ、動作状態が安定しかつコストが低廉な変速機の操作装置を提供することを課題とする。
本発明の変速機の操作装置は、変速機内の同期装置よりも少数で互いに平行に配置されるフォークシャフトと、前記フォークシャフト上の軸方向に配置された中立位置及びシフト位置を移動可能に設けられるとともに、軸方向に駆動される係合部、及び前記中立位置から前記シフト位置への移動により前記同期装置を中立状態から同期状態に操作するフォーク部を有する、前記同期装置と同数のフォーク部材と、前記フォークシャフトに平行に配置されて軸方向に移動可能かつ回動可能であるとともに、互いに異なる回転位相に配設されて各前記フォーク部材の前記係合部に選択的に係合するシフトピンを前記同期装置と同数有するシフトアンドセレクトシャフトと、を備え、前記シフトアンドセレクトシャフトが回動すると、前記シフトピンのいずれかが選択的に前記フォーク部材の前記係合部と係合し、続いて前記シフトアンドセレクトシャフトが軸方向に移動すると、前記シフトピンのいずれかが選択的に係合しているフォーク部材が前記フォークシャフトの前記中立位置から前記シフト位置へ駆動される、ことを特徴とする。
さらに、前記フォークシャフトは1本であることが好ましい。
さらに、前記シフトピンのいずれかが選択的に係合しているフォーク部材が前記フォークシャフトの前記中立位置から前記シフト位置へ駆動されるとき、他のフォーク部材が前記フォークシャフトの軸方向に移動することを規制するインターロック機構を備える、ことが好ましい。
さらに、前記インターロック機構は前記フォーク部材ごとに設けられており、前記インターロック機構は、前記フォークシャフトの前記中立位置を径方向に貫通するインターロック孔、及び前記インターロック孔の一端が拡径されたロック座、及び前記インターロック孔に収容されて孔内を移動可能なインターロックピンと、前記フォーク部材に形成された有底の収容穴、及び前記収容穴に収容されたロックボール、及び前記ロックボールを前記収容穴の底部から入口の方向に付勢する付勢部材と、を含んで構成され、前記シフトアンドセレクトシャフトの前記シフトピンが前記中立位置にある前記フォーク部材の前記係合部に係合していないとき、前記ロックボールが前記付勢部材に付勢されて前記ロック座に嵌入し、前記インターロックピンが前記ロックボールに押動されて前記インターロック孔の他端から突出しさらに前記係合部に係合し、前記フォーク部材の軸方向の移動が規制され、前記シフトアンドセレクトシャフトの前記シフトピンが前記中立位置にある前記フォーク部材の前記係合部に係合すると、前記インターロックピンが前記シフトピンに押動されて前記付勢部材に抗しつつ前記インターロック孔に入り込み、前記ロックボールが前記インターロックピンに押動されて前記ロック座から離脱し、前記フォーク部材の軸方向の移動が許容される、ことでもよい。
さらに、特定のフォーク部材を前記フォークシャフト上の中立位置から軸方向左右の各シフト位置へ駆動することにより特定の同期装置の前進変速段及び後進変速段への操作が可能であり、前記フォークシャフトは、前記特定の同期装置の前記前進変速段から前記後進変速段への直接的な操作を規制するリバースレストリクト機構を備え、前記シフトアンドセレクトシャフトは、前記フォークシャフトの前記リバースレストリクト機構を操作するリバースレストリクト操作部材を有する、ことが好ましい。
本発明の変速機の操作装置では、同期装置よりも少数のフォークシャフト上に同期装置と同数のフォーク部材を軸方向に移動可能に設ける一方で、フォークシャフトに平行に配置されて軸方向に移動可能かつ回動可能であるシフトアンドセレクトシャフトに同期装置と同数のシフトピンを互いに異なる回転位相に配設している。そして、シフトアンドセレクトシャフトが回動すると、シフトピンのいずれかが選択的にフォーク部材と係合し、続いてシフトアンドセレクトシャフトが軸方向に移動すると、当該のフォーク部材が中立位置からシフト位置へ駆動されるようになっている。本発明では、フォークシャフトの本数を同期装置よりも少数とし、フォーク部材を同期装置と同数としているので、フォークシャフトのいずれかに複数のフォーク部材が設けられる。したがって、本発明の操作装置は、同期装置と同数のフォークシャフトを必要とする従来の操作装置と比較して、フォークシャフトの本数を減らすことができ、省スペース構造を実現できる。
また、シフトピンを互いに異なる回転位相に配設することでセレクト機能を実現したので、複数のフォーク部材の係合部を同一形状にして構成部材を共通化し、操作装置のコストを低廉にできる。
さらに、フォークシャフトを1本にした態様では、操作装置を1本のフォークシャフトとシフトアンドセレクトシャフトの合計2本で構成できる。したがって、従来の操作装置と比較して、シャフト数を大幅に減らすことができ、格段の省スペース構造を実現できる。
さらに、いずれかのフォーク部材が中立位置からシフト位置へ駆動されるときに他のフォーク部材の移動を規制するインターロック機構を備える態様では、操作装置としての動作状態が安定する。
さらに、インターロック機構がフォーク部材ごとに設けられる態様では、複数のインターロック機構を同一形状にして構成部材を共通化できる。また、インターロック機構を、フォークシャフトのインターロック孔、ロック座、及びインターロックピンと、フォーク部材の収容穴、ロックボール、及び付勢部材と、を含んで構成することができる。これらの部位及び部材は単純な形状であり、製作費用は低廉である。これに対して、従来の操作装置では、複数のフォークシャフトの各操作ヘッド部を1箇所に集約してインターロック機構を設けるため、各操作ヘッド部及び各インターロック機構の形状が異なり、かつ複雑であった。したがって、本態様により操作装置のコストを低廉にできる。
さらに、フォークシャフトにリバースレストリクト機構を備える態様では、シフトアンドセレクトシャフトにリバースレストリクト操作部材を設けることができる。したがって、リバースレストリクト機構を備えても操作装置が大形化せず、格段の省スペース構造を実現できる。
本発明を実施するための実施形態を、図1〜図9を参考にして説明する。図1は、本発明の実施形態の変速機の操作装置1を説明する斜視図である。実施形態の操作装置1は、前進5速及び後進1速の変速段を有する歯車噛合変速機を同期変速操作するものである。操作装置1は、1本のフォークシャフト2、3個のフォーク部材31〜33、シフトアンドセレクトシャフト4、2個のガイド51、52、各フォーク部材31〜33のインターロック機構6、リバースレストリクト機構7などで構成されている。
2個のガイド51、52は同一形状であり、フォークシャフト2を固定支持する固定孔53と、シフトアンドセレクトシャフト4を軸方向移動可能及び回動可能に支持する軸孔54とを有している。2個のガイド51、52は、所定の間隔を有して離隔配置され、固定孔53同士及び軸孔54同士が軸線を共通としている。
フォークシャフト2は、その一端28及び他端29が変速機ケース(図7及び図8の変速機ケース9)に固定されている。また、フォークシャフト2の一端28に近い一端支持部21及び他端29に近い他端支持部22に、各ガイド51、52の固定孔53が固定されている。フォークシャフト2の一端支持部21と他端支持部22との間に概ね等間隔で、第1〜第3フォーク部材31〜33が軸方向に移動可能に設けられている。第1フォーク部材31は1速−2速用同期装置を操作し、図1の左手前方向への移動で1速への変速操作、右奥方向への移動で2速への変速操作を行う。同様に、第2フォーク部材32は3速−4速用同期装置を操作し、第3フォーク部材33は5速−後進用同期装置を操作する。
各フォーク部材31、32、33はそれぞれ、フォークシャフト2を挿通する軸孔311、321、331が形成されたヘッド部312、322、332を有し、フォークシャフト2の軸方向左右に移動可能となっている。移動範囲の略中央が中立位置であり、移動範囲の軸方向左右両側がシフト位置である。
シフトアンドセレクトシャフト4は、フォークシャフト2に平行に配置され、その一端部41及び他端部42が各ガイド51、52の軸孔54に軸支されて、軸方向に移動可能及び回動可能となっている。シフトアンドセレクトシャフト4は、フォークシャフト2の各フォーク部材31〜33に対向する位置にそれぞれ、第1シフトピン43、第2シフトピン44、第3シフトピン45を有している、シフトピン43〜45の個数3個は、フォーク部材31、32、33の個数、及び同期装置の個数に一致している。各シフトピン43〜45は棒状で、径方向外向きに立設されており、概ね一定量の位相差ずつ異なる回転位相に配置されている。
シフトアンドセレクトシャフト4の他端部42は、運転者が操作するシフトレバ―、あるいはモータなどのアクチュエータにより操作されるように構成されている。前者の場合手動変速機となり、後者の場合自動変速機となる。また、前者および後者のいずれでも、シフトアンドセレクトシャフト4の軸方向移動がシフト操作となり、回動がセレクト操作となる。
次に、3個のフォーク部材31〜33のうち、第1フォーク部材31を代表として説明する。図2は、図1のA平面で切った第1フォーク部材31の軸直交断面図である。第1フォーク部材31は、軸孔311が形成されたヘッド部312、及び、ヘッド部312の下側から下方に向けて二股に円弧状に延在するフォーク部315から形成されている。ヘッド部312には、その上部を横断して軸孔311に達する係合溝313が形成されている。係合溝313には、シフトアンドセレクトシャフト4の第1シフトピン43が係合可能であり、図2には係合状態が示されている。一方、フォーク部315は、1速−2速用同期装置のスリーブに結合され、同期操作を行うように構成されている。
なお、第2フォーク部材32及び第3フォーク部材33のヘッド部322、332は、第1フォーク部材31のヘッド部312と同一形状にすることができる。これに対して、各フォーク部315、325、335の形状は、操作対象となる各同期装置のスリーブ形状に依存して適宜設計される。
次に、フォーク部材31、32、33ごとに設けられるインターロック機構6について、第1フォーク部材31を代表として説明する。図3は、第1フォーク部材31のインターロック機構6を説明する軸方向断面図である。図3は、第1フォーク部材31の係合溝313にシフトアンドセレクトシャフト4の第1シフトピン43が係合し、ロック機能が作用しない状態を例示している。インターロック機構6は、フォークシャフト2側の部材と、第1フォーク部材31側の部材との組み合わせによって構成されている。
詳述すると、フォークシャフト2上の第1フォーク部材31の中立位置には、径方向上下に貫通するインターロック孔61が穿設されている。インターロック孔61の下方端は徐々に拡径されて、下方に開いた錐状のロック座62が形成されている。インターロック孔61には、孔61内を上下に移動可能なインターロックピン63が収容されている。インターロックピン63の長さは、概ねフォークシャフト2の外径に等しくなっている。また、フォークシャフト2の下側には、後述のロックボール66を案内するために、軸方向にガイド溝64が刻設されている、
一方、第1フォーク部材31のヘッド部312の下方でフォーク部315が二股に分かれる基部316には、上方に開口し下方が有底の収容穴65が形成されている。収容穴65の入口651は、軸孔311に開口してフォークシャフト2に臨んでいる。収容穴65には、穴65の内径よりもわずかに小さな外径のロックボール66が収容されている。さらに、収容穴65の底部652とロックボール66との間に、付勢部材としてのコイルばね67が配設されている。コイルばね67は、ロックボール66を収容穴65の入口651の方向に付勢している。
一方、第1フォーク部材31のヘッド部312の下方でフォーク部315が二股に分かれる基部316には、上方に開口し下方が有底の収容穴65が形成されている。収容穴65の入口651は、軸孔311に開口してフォークシャフト2に臨んでいる。収容穴65には、穴65の内径よりもわずかに小さな外径のロックボール66が収容されている。さらに、収容穴65の底部652とロックボール66との間に、付勢部材としてのコイルばね67が配設されている。コイルばね67は、ロックボール66を収容穴65の入口651の方向に付勢している。
図3のロック機能が作用しない状態で、シフトアンドセレクトシャフト4の第1シフトピン43が中立位置にある第1フォーク部材31のヘッド部312の係合溝313に係合している。これにより、図4に示されるように、インターロックピン63が第1シフトピン43に押動されてコイルばね67に抗しつつインターロック孔61に入り込んでいる。さらに、ロックボール66がインターロックピン63に押動されてロック座62から離脱し、ガイド溝64を軸方向に転動できるようになっている。したがって、第1フォーク部材31の軸方向左右への移動を規制する部材はなく、第1シフトピン43による駆動が許容される。
また、図2においてシフトアンドセレクトシャフト4が図中時計回りに回動すると、第1シフトピン43が係合溝313を抜け出て図4に示される状態となる。図4は、第1フォーク部材31の軸直交断面図であり、第1シフトピン43の非係合状態を示している。また、図5は、第1フォーク部材31のインターロック機構6を説明する軸方向断面図であり、ロック機能が作用している状態を例示している。
図4に示されるように、シフトアンドセレクトシャフト4の第1シフトピン43が中立位置にある第1フォーク部材31の係合溝313に係合していないとき、第1シフトピン43はインターロックピン63及びロックボール66を押動しない。このため、図5に示されるように、コイルばね67が伸長し、これに付勢されたロックボール66がロック座62に嵌入する。また、インターロックピン63がロックボール62に押動されてインターロック孔61の上端から突出し、さらに第1フォーク部材31のヘッド部312の係合溝313に係合する。したがって、ヘッド部312の軸方向左右への移動がインターロックピン63により規制され、第1フォーク部材31の軸方向の移動がロックされる。
上述のインターロック機構6は、各フォーク部材31、32、33に設けられている。一方、シフトアンドセレクトシャフト4の第1〜第3シフトピン43〜45も各フォーク部材31、32、33に対応して設けられているが、前述し図1に示されるように、配設されている回転位相が互いに異なる。このため、第1〜第3シフトピン43〜45のいずれか1つがフォーク部材の係合溝に係合するとき、残る2つのシフトピンは係合溝に係合し得ない。これにより、係合されていない2つのフォーク部材の軸方向の移動が規制されるようにインターロック機構が作用する。
図1に戻り、リバースレストリクト機構7は、フォークシャフト2の第3フォーク部材33と他端支持部22との間に配設されている。リバースレストリクト機構7は、フォークシャフト2に回動可能に設けられた筒体71と、筒体71を回動可能にかつ軸方向の移動を規制して保持するスプリング75とにより構成されている。筒体71は、径方向に立設されて軸方向に延びる板状のリバースレストリクトレバー72を有している。リバースレストリクトレバー72が配設される回転位相は、外力が作用しない常時はスプリング75の作用により一定となっている。リバースレストリクトレバー72の軸方向端面の一方(図中の左手前側の端面)は規制面73、周方向端面の一方(図中の右手前側の端面)は押動面74になっている。
一方、リバースレストリクトレバー72に対向して、シフトアンドセレクトシャフト4の第3シフトピン45と他端42との間にリバースレストリクトピン46が立設されている。リバースレストリクトピン46は、リバースレストリクト機構7を操作するリバースレストリクト操作部材である。シフトアンドセレクトシャフト4が回動してリバースレストリクトピン46がリバースレストリクトレバー72の押動面74に周方向から当接するとき、筒体71及びリバースレストリクトレバー72はスプリング75に抗しつつ回動する。したがって、シフトアンドセレクトシャフト4の回動は規制されない。
これに対して、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動してリバースレストリクトピン46がリバースレストリクトレバー72の規制面73に軸方向から当接するとき(図中の左手前側から右奥方向に当接するとき)、筒体71及びリバースレストリクトレバー72は軸方向には移動しない。これにより、シフトアンドセレクトシャフト4の軸方向の移動が規制される。リバースレストリクトピン46が規制面73に軸方向から当接する回転位相は、第3シフトピン45が第3フォーク部材33の係合溝333に係合する回転位相に一致している。リバースレストリクト機構7及びリバースレストリクトピン46により、後で詳述するように、5速変速段から後進変速段への誤操作が防止される。
次に、上述のように構成された実施形態の変速機の操作装置1の操作方法について、手動変速機の場合を例にして説明する。図6は、実施形態の操作装置1を手動変速機で実施した場合のシフトレバーの操作パターンを示す図である。図中の左右方向がシフトアンドセレクトシャフト4の回動によるセレクト操作となり、上下方向がシフトアンドセレクトシャフト4の軸方向移動によるシフト操作となる。図6に示された操作パターンで、中央左から右に順番に第1〜第3中立位置S1、S2、S3が配置されている。また、第1中立位置S1を挟んで1速と2速が上下に対向し、第2中立位置S2を挟んで3速と4速が上下に対向し、第3中立位置S3を挟んで5速と後進が上下に対向している。操作パターン上の第1中立位置S1と第2中立位置S2との間にニュートラル位置Nが設けられている。
操作パターン上の第1〜第3中立位置S1、S2、S3は、第1〜第3フォーク部材31の各中立位置S1、S2、S3に対応している。例えば、シフトレバーが操作パターン上の第1中立位置S1に操作されたとき、シフトアンドセレクトシャフト4の第1シフトピン43が第1中立位置S1にある第1フォーク部材31の係合溝313に係合して、軸方向左右への駆動が可能となる。シフトレバーがニュートラル位置Nにあるとき、シフトアンドセレクトシャフト4の第1〜第3シフトピン43、44、45はいずれも、フォーク部材31、32、33の係合溝313、323、333に係合していない。
図7は、図6の操作パターンでシフトレバーが第1中立位置S1に操作されたときの操作装置1の状態を示す図である。また、図8は、図6の操作パターンでシフトレバーが1速に操作されたときの操作装置1の状態を示す図である。車両発進時にまずシフトレバーがニュートラル位置Nから第1中立位置S1へと操作されると、図7に矢印Xで示されるように、シフトアンドセレクトシャフト4が回動して、第1シフトピン43が第1フォーク部材31の係合溝313に入り込んで係合する。
次に、シフトレバーが第1中立位置S1から1速へと操作されると、図8に矢印Yで示されるようにシフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動する。これにより、第1シフトピン43が第1フォーク部材31を1速シフト位置G1まで駆動し、フォーク部315は1速−2速用同期装置を1速に同期操作する。図9は、第1フォーク部材31が1速シフト位置G1まで駆動された状態を説明する軸方向断面図である。図示されるように、インターロック機構6のインターロックピン63は第1シフトピン43に押動されてインターロック孔61に入り込んだ状態となり、ロックボール66はロック座62から離脱してガイド溝64を軸方向に転動し、第1フォーク部材31が1速シフト位置G1まで駆動される。
次に、シフトレバーが1速から第1中立位置S1を経由して2速へと操作されると、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向反対向きに移動する。これにより、第1シフトピン43が第1フォーク部材31を1速シフト位置G1から2速シフト位置G2まで駆動し、フォーク部315は1速−2速用同期装置を2速に同期操作する。なお、上述のニュートラル位置Nから1速を経て2速への変速操作の間、第2及び第3シフトピン44、45は、回転位相がずれているため係合溝323、333に係合せず、第2及び第3フォーク部材32、33は軸方向への移動を規制されている。
さらに、2速から3速への変速操作ではシフトレバーが2速から第1中立位置S1及び第2中立位置S2を経由して3速へと操作される。このとき、シフトレバーの2速から第1中立位置S1への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動して第1フォーク部材31が第1中立位置S1まで戻る。次に、シフトレバーの第1中立位置S1から第2中立位置S2への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が回動して、第1シフトピン43が係合溝313から抜け出て、第2シフトピン44が第2フォーク部材の32の係合溝323に入り込んで係合する。最後に、シフトレバーの第2中立位置S2から3速への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動し、第2シフトピン44が第2フォーク部材32を第2中立位置S2から3速シフト位置G3まで駆動する。この操作の間も、第3フォーク部材33は軸方向への移動を規制されている。
この後の第2フォーク部材32の4速シフト位置G4への変速操作、及び4速以下でのシフトダウン変速操作及び飛び越し変速操作は、上述と同様の操作方法となるので説明は省略する。
次に、4速から5速への変速操作について説明する。この変速操作では、シフトレバーが4速から第2中立位置S3及び第3中立位置S3を経由して5速へと操作される。このとき、シフトレバーの第2中立位置S2から第3中立位置S3への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が回動し、リバースレストリクトピン46がリバースレストリクトレバー72の押動面74に周方向から当接して押動する。したがって、シフトアンドセレクトシャフト4の回動は規制されず、第3シフトピン45が第3フォーク部材33の係合溝333に入り込んで係合する。次に、シフトレバーの第3中立位置S3から5速への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動し、第3シフトピン45が第3フォーク部材33を第3中立位置S3から5速シフト位置G5まで駆動する。
ここで、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動するのに伴い、リバースレストリクトピン46はリバースレストリクトレバー72を周方向に押動しつつ軸方向に移動し、最終的にリバースレストリクトレバー72の軸方向に外れる。これにより、リバースレストリクトレバー72はスプリング75の作用で元の回転位相に戻り、リバースレストリクトピン46の軸方向に並ぶ。
次に、5速から4速への変速操作について説明する。この変速操作では、シフトレバーが5速から第3中立位置S3及び第2中立位置S2を経由して4速へと操作される。このとき、シフトレバーの5速から第3中立位置S3への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動し、リバースレストリクトピン46がリバースレストリクトレバー72の規制面73に軸方向から当接する。これにより、シフトアンドセレクトシャフト4の軸方向の移動が規制される。したがって、第3フォーク部材33は、5速シフト位置G5から第3中立位置S3まで駆動されるが、第3中立位置S3を超えて軸方向へ移動することが規制される。つまり、第3フォーク部材33の後進シフト位置GRへの誤操作が防止される。
続くシフトレバーの第3中立位置S3から第2中立位置S2への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が回動して、第3シフトピン45が係合溝333から抜け出て、第2シフトピン44が第2フォーク部材の32の係合溝323に入り込んで係合する。最後に、シフトレバーの第2中立位置S2から4速への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動し、第2シフトピン44が第2フォーク部材32を第2中立位置S2から4速シフト位置G4まで駆動する。
次に、ニュートラル位置Nから後進への変速操作について説明する。この変速操作では、シフトレバーがニュートラル位置Nから第3中立位置S3を経由して後進へと操作される。このとき、シフトレバーの第3中立位置S3への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が回動し、リバースレストリクトピン46がリバースレストリクトレバー72の押動面74に周方向から当接して押動する。したがって、シフトアンドセレクトシャフト4の回動は規制されず、第3シフトピン45が第3フォーク部材33の係合溝333に入り込んで係合する。次に、シフトレバーの第3中立位置S3から後進への操作により、シフトアンドセレクトシャフト4が軸方向に移動し、リバースレストリクトピン46はリバースレストリクトレバー72を周方向に押動しつつ軸方向に移動する。したがって、第3シフトピン45が第3フォーク部材33を第3中立位置S3から後進シフト位置GRまで駆動し、フォーク部335は5速−後進用同期装置を後進に同期操作する。
つまり、リバースレストリクト機構7は、5速−後進用同期装置の5速から後進への直接的な操作を規制して誤操作を防止し、ニュートラル位置Nから後進への操作を許容する機能を有している。
実施形態の変速機の操作装置1は、1本のフォークシャフト2とシフトアンドセレクトシャフト4の2本のシャフトからなっている。これを、従来の技術で実施すると3本のフォークシャフトとシフトアンドセレクトシャフトで合計4シャフトが必要になる。したがって、実施形態によれば、シャフト数を4本から2本へと大幅に減らすことができる。また、フォークシャフト2にリバースレストリクト機構7を備えシフトアンドセレクトシャフト4にリバースレストリクトピン46を設けて、大形化を抑制している。これらの総合的な効果により、操作装置1の格段の省スペース構造を実現できる。
さらに、第1〜第3シフトピ43、44、45を互いに異なる回転位相に配設することでセレクト機能を実現したので、第1〜第3フォーク部材31〜33の各ヘッド部312、322、332は同一形状になっている。加えて、第1〜第3フォーク部材31〜33にそれぞれ設けるインターロック機構6も同一形状であり、構成部材を共通化できる。また、インターロック機構6は、インターロック孔61、ロック座62、インターロックピン63、収容穴65、ロックボール66、及びコイルばね67などの単純な形状で構成でき、部材製作費用は低廉である。したがって、構成部材の共通化および形状の単純化により、操作装置1のコストを低廉にできる。
また、インターロック機構6を備えたことにより、確実に1つのフォーク部材のみを選択的に駆動し、他のフォーク部材の移動を規制できるので、操作装置1としての動作状態が安定する。
次に、2本のフォークシャフト及び4個のフォーク部材を備える別の実施形態について、上述の操作装置1と異なる点を主に説明する。図10は、本発明の別の実施形態の変速機の操作装置10を説明する軸直交断面図である。別の実施形態では、平行配置された入力軸8A及び出力軸8Bに、同期装置が2組ずつ配設されている。入力軸8Aに近接して入力側フォークシャフト2Aが平行に配置され、出力軸8Bに近接して出力側フォークシャフト2Bが平行に配置されている。さらに、入力側フォークシャフト2A及び出力側フォークシャフト2Bに近接して、シフトアンドセレクトシャフト40が平行に配置されている。
入力側フォークシャフト2Aには入力側第1及び第2フォーク部材37A、38Aが軸方向に移動可能に設けられている。出力側フォークシャフト2Bには出力側第1及び第2フォーク部材37B、38Bが軸方向に移動可能に設けられている。各フォーク部材37A〜38Bは、それぞれ同期装置を操作するように構成されている。図10で、入力側第2フォーク部材38Aと出力側第2フォーク部材38Bは、紙面奥側に隠れて見えない。各フォーク部材37A〜38Bは、図2を用いて説明した形状を有し、図3に示されるインターロック機構6も同じ構成となっている。
一方、シフトアンドセレクトシャフト40は、入力側第1及び第2シフトピン47A、48A、及び出力側第1及び第2シフトピン47B、48Bを有している、シフトピン47A〜48Bの個数4個は、フォーク部材37A〜38Bの個数4個、及び同期装置の個数4個に一致している。各シフトピン47A〜48Bは棒状で、径方向外向きに立設されており、各フォーク部材37A〜38Bに対向して異なる回転位相に配置されている。これにより、シフトピンのいずれか1つが選択的にフォーク部材の係合部と係合するようになっている。図10には、入力側第1シフトピン47Aが入力側第1フォーク部材37Aに係合している状態が示されている。また、シフトアンドセレクトシャフト40の軸方向移動がシフト操作となり、回動がセレクト操作となる点も同様である。
上述の別の実施形態の変速機の操作装置10の操作方法及び効果は、操作装置1と概ね同じであり、説明は省略する。
なお、本発明は、上述の2つの実施形態に限定されない。例えば、入力軸または出力軸に4個以上の同期装置を備える変速機において、同期装置と同数のフォーク部材を1本のフォークシャフトに設け、同期装置と同数のシフトピンをシフトアンドセレクトシャフトの互いに異なる回転位相に配設するようにしてもよい。本発明は、その他さまざまな応用、変形が可能である。
1、10:変速機の操作装置
2:フォークシャフト
21:一端支持部 22:他端支持部 28:一端 29:他端
2A:入力側フォークシャフト 2B:出力側フォークシャフト
31〜33:第1〜第3フォーク部材
311:軸孔
312、322、332:ヘッド部
313、323、333:係合溝
315、325、335:フォーク部
37A〜38B:入力側第1〜出力側第2フォーク部材
4、40:シフトアンドセレクトシャフト
41:一端部 42:他端部
43:第1シフトピン 44:第2シフトピン 45:第3シフトピン
46:リバースレストリクトピン(リバースレストリクト操作部材)
47A〜48B:入力側第1〜出力側第2シフトピン
51、52:ガイド 53:固定孔53 54:軸孔
6:インターロック機構
61:インターロック孔 62:ロック座 63:インターロックピン
64:ガイド溝 65:収容穴 66:ロックボール
67コイルばね(付勢部材)
7:リバースレストリクト機構
71:筒体 72:リバースレストリクトレバー 73:規制面
74:押動面 75:スプリング
8A:入力軸 8B:出力軸
9:変速機ケース
S1、S2、S3:第1〜第3中立位置 N:ニュートラル位置
G1〜G5:1速〜5速シフト位置 GR:後進シフト位置
2:フォークシャフト
21:一端支持部 22:他端支持部 28:一端 29:他端
2A:入力側フォークシャフト 2B:出力側フォークシャフト
31〜33:第1〜第3フォーク部材
311:軸孔
312、322、332:ヘッド部
313、323、333:係合溝
315、325、335:フォーク部
37A〜38B:入力側第1〜出力側第2フォーク部材
4、40:シフトアンドセレクトシャフト
41:一端部 42:他端部
43:第1シフトピン 44:第2シフトピン 45:第3シフトピン
46:リバースレストリクトピン(リバースレストリクト操作部材)
47A〜48B:入力側第1〜出力側第2シフトピン
51、52:ガイド 53:固定孔53 54:軸孔
6:インターロック機構
61:インターロック孔 62:ロック座 63:インターロックピン
64:ガイド溝 65:収容穴 66:ロックボール
67コイルばね(付勢部材)
7:リバースレストリクト機構
71:筒体 72:リバースレストリクトレバー 73:規制面
74:押動面 75:スプリング
8A:入力軸 8B:出力軸
9:変速機ケース
S1、S2、S3:第1〜第3中立位置 N:ニュートラル位置
G1〜G5:1速〜5速シフト位置 GR:後進シフト位置
Claims (5)
- 変速機内の同期装置よりも少数で互いに平行に配置されるフォークシャフトと、
前記フォークシャフト上の軸方向に配置された中立位置及びシフト位置を移動可能に設けられるとともに、軸方向に駆動される係合部、及び前記中立位置から前記シフト位置への移動により前記同期装置を中立状態から同期状態に操作するフォーク部を有する、前記同期装置と同数のフォーク部材と、
前記フォークシャフトに平行に配置されて軸方向に移動可能かつ回動可能であるとともに、互いに異なる回転位相に配設されて各前記フォーク部材の前記係合部に選択的に係合するシフトピンを前記同期装置と同数有するシフトアンドセレクトシャフトと、を備え、
前記シフトアンドセレクトシャフトが回動すると、前記シフトピンのいずれかが選択的に前記フォーク部材の前記係合部と係合し、続いて前記シフトアンドセレクトシャフトが軸方向に移動すると、前記シフトピンのいずれかが選択的に係合しているフォーク部材が前記フォークシャフトの前記中立位置から前記シフト位置へ駆動される、ことを特徴とする変速機の操作装置。 - 前記フォークシャフトは1本である請求項1に記載の変速機の操作装置。
- 前記シフトピンのいずれかが選択的に係合しているフォーク部材が前記フォークシャフトの前記中立位置から前記シフト位置へ駆動されるとき、他のフォーク部材が前記フォークシャフトの軸方向に移動することを規制するインターロック機構を備える、請求項1または2に記載の変速機の操作装置。
- 前記インターロック機構は前記フォーク部材ごとに設けられており、
前記インターロック機構は、
前記フォークシャフトの前記中立位置を径方向に貫通するインターロック孔、及び前記インターロック孔の一端が拡径されたロック座、及び前記インターロック孔に収容されて孔内を移動可能なインターロックピンと、
前記フォーク部材に形成された有底の収容穴、及び前記収容穴に収容されたロックボール、及び前記ロックボールを前記収容穴の底部から入口の方向に付勢する付勢部材と、を含んで構成され、
前記シフトアンドセレクトシャフトの前記シフトピンが前記中立位置にある前記フォーク部材の前記係合部に係合していないとき、前記ロックボールが前記付勢部材に付勢されて前記ロック座に嵌入し、前記インターロックピンが前記ロックボールに押動されて前記インターロック孔の他端から突出しさらに前記係合部に係合し、前記フォーク部材の軸方向の移動が規制され、
前記シフトアンドセレクトシャフトの前記シフトピンが前記中立位置にある前記フォーク部材の前記係合部に係合すると、前記インターロックピンが前記シフトピンに押動されて前記付勢部材に抗しつつ前記インターロック孔に入り込み、前記ロックボールが前記インターロックピンに押動されて前記ロック座から離脱し、前記フォーク部材の軸方向の移動が許容される、請求項3に記載の変速機の操作装置。 - 特定のフォーク部材を前記フォークシャフト上の中立位置から軸方向左右の各シフト位置へ駆動することにより特定の同期装置の前進変速段及び後進変速段への操作が可能であり、
前記フォークシャフトは、前記特定の同期装置の前記前進変速段から前記後進変速段への直接的な操作を規制するリバースレストリクト機構を備え、
前記シフトアンドセレクトシャフトは、前記フォークシャフトの前記リバースレストリクト機構を操作するリバースレストリクト操作部材を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の変速機の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010167830A JP2012026540A (ja) | 2010-07-27 | 2010-07-27 | 変速機の操作装置 |
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-
2010
- 2010-07-27 JP JP2010167830A patent/JP2012026540A/ja active Pending
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