JP2012017386A - パネル固定用両面粘着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】 透明パネルから発生するアウトガスによる接合界面での気泡発生を抑制し、装飾部により生じる段差への追従性に優れ、かつ、高温環境下にて、段差部分での発泡及び剥がれを抑制できる両面粘着シートを提供する。
【解決手段】 基材の一面に、装飾部が設けられた透明パネルに貼り付けられるアクリル系粘着剤層(A)を有し、基材の他面に、画像表示装置表面に貼り付けられるアクリル系粘着剤層(B)を有し、基材の厚さが10〜45μmであり、粘着剤層(A)の80℃の損失正接が0.15〜0.31であり、粘着剤層(B)の80℃の損失正接が0.4〜0.8であるパネル固定用両面粘着テープにより、装飾部を有する透明パネルと画像表示装置との固定に際し、接合界面での気泡発生を抑制し、装飾部段差へ好適に追従でき、高温環境下において段差部分での発泡及び剥がれを抑制できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、装飾部が設けられた透明パネルを画像表示装置表面に貼付固定する際に使用されるパネル固定用両面粘着テープに関する。
液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ等の表示素子は、パソコンを始めとする広範な分野で用いられている。特に電子手帳、携帯電話、携帯オーディオプレイヤー等においては、近年益々小型化や薄型化が進み、更に動画再生機能等への対応から高精細化の要求も高くなっている。このような表示素子として、例えば、LCDモジュールや有機ELモジュール等の画像表示装置をその構成中に有し、当該画像表示装置上部に当該画像表示装置を保護する透明パネルが設けられた構成の表示素子が使用されている。
当該構成を有する表示素子においては、透明パネルと画像表示装置との間に空気層が存在すると当該空気層により反射率の低下が生じるため、透明パネルと画像表示装置とを液状の接着剤や粘着テープにより直接貼り合わせて固定することで、反射率の低下の抑制が行われている。特に粘着テープによる固定は、表示素子の組み立て工程中に、液状接着剤の塗布や硬化のための設備や工程が無いため接着剤による固定に比してコスト低減に有利となる。しかし、近年の表示素子においては、薄型化された素子構成中で、意匠性や識別性を付与するため透明パネル裏面に、各種の文字や図柄等の装飾部が設けられる場合が多い。このような透明パネルの固定に粘着テープを使用すると、当該段差部分に粘着テープが追従せず、段差近傍に生じる気泡により良好な画像表示が得られない問題があった。
透明パネルの装飾部により生じる段差への追従性が良好な粘着テープとして、特定の粘弾性を有する光硬化型粘着剤からなる両面粘着テープが開示されている(特許文献1参照)。当該両面粘着テープは透明パネルの裏面に設けられた装飾部の段差追従性に優れるものであるが、粘着剤や透明パネルから経時的にアウトガスが発生し、粘着テープと透明パネル界面にアウトガスによる気泡が生じる場合があった。
一方、タッチパネル等の表示装置の部材固定に使用する粘着テープとして、接合界面に発泡が生じ難い両面粘着テープが開示されている(特許文献2参照)。当該両面粘着テープは、粘着力の増加率や膨潤率等を特定の範囲とすることで発泡を抑制できることが開示されているが、装飾部を有する透明パネルの固定に適用した場合には、当該装飾部の段差に追従できず、装飾部近傍に気泡が生じ、視認性を悪化させるものであった。
また、近年のパソコンや携帯電話、電子書籍などの表示素子は多機能化が進み、その操作が複雑になりつつあるため、直感的に入力可能なタッチパネル等の入力デバイスが搭載されることが多くなっている。このようなタッチパネル型の表示素子においては、押圧による透明パネルの変形、回復が繰り返されるため、さらなる段差追従性や気泡抑制の向上が求められていた。
特開2009−155503号公報 特開2010−53313号公報
本発明が解決しようとする課題は、装飾部を有する透明パネルと画像表示装置との固定に際し、透明パネルから発生するアウトガスによる接合界面での気泡発生を抑制し、装飾部により生じる段差への追従性に優れ、かつ、高温環境下において、段差部分での発泡及び剥がれを抑制できる両面粘着シートを提供することにある。
本発明は、中芯として基材を有する両面粘着テープであって、透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)の高温領域(80℃)における損失正接の値が0.15〜0.31となる粘弾性特性を有する。高温領域での損失正接が0.15〜0.31となると、粘着剤層(A)は、高温下で、粘性項に対する弾性項の割合が高くなるため、粘性変形が生じにくくなる。そのため、透明パネルから発生するアウトガスによる粘着剤の変形が小さくなり、接合界面での気泡成長を抑制できる。
本発明においては、さらに、基材の他面に、画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)の高温領域(80℃)における損失正接の値が0.4〜0.8となる粘弾性を有する。上記粘着剤層(A)はアウトガスを有効に抑制できるものの、当該粘着剤層(A)は粘性変形を生じにくいため印刷等の装飾部による段差への充分な追従が困難となる。粘着剤層(B)の高温領域での損失正接が0.4〜0.8となると、粘着剤層(B)は高温下において、粘性項に対する弾性項の割合が低くなるため、粘性変形が生じやすくなる。そのため、テープ全体の柔軟性を向上させることができ、粘着剤層(A)が、装飾部による段差に良好に追従する。
本発明においては、これら特定の粘弾性を有する粘着剤層(A)及び粘着剤層(B)を、10〜45μmの薄い厚さの柔軟な基材を介して設けることで、当該基材により貼り合わせ時にかかる力を一点に集中させることなく、粘着テープ全体に均一に力が分散されるよう調整することができ、段差部への追従性、パネルへの密着性を向上できる。
本発明の両面粘着テープは透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)の高温における損失正接が低いため、透明パネルから発生するアウトガスによる粘着剤の粘性変形を生じにくく、接合界面での気泡の成長を抑制することが可能となる。また、本発明の両面粘着テープは基材の反対面に、高温領域における損失正接の値を特定範囲となる粘弾性特性となる粘着剤(B)を有することで、テープ全体の柔軟性を向上させ、装飾部の段差への追従を良好にしている。さらに、10〜45μmの基材を有することで、貼り合わせ時にかかる力を一点に集中させることなく全体に均一に力が分散されるよう調整することができ、段差部への追従性、パネルへの密着性を向上させている。
したがって、装飾部が設けられたアウトガスを発生する透明パネルと画像表示装置表面とを貼り合わせる場合において、本発明を用いることによって、透明パネルからのアウトガスによる接合界面での気泡成長の抑制、及び装飾の段差付近での気泡・剥がれの抑制を両立し、外観にすぐれたパネル部材を提供することが可能となる。
さらに、本発明の両面粘着テープは10〜45μmの基材を有することで、加工性が良好となる。
本発明の両面粘着シートを用いて、装飾部を有する透明パネルと画像表示装置とを固定した画像表示パネルの概略断面図である。
本発明は、装飾部が設けられた透明パネルと画像表示装置表面とを固定する両面粘着テープであって、基材の一面に、装飾部が設けられた透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)を有し、基材の他面に、画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)を有する。粘着剤層(A)が(メタ)アクリル酸エステル系共重合体を主成分とし、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃における損失正接が0.15〜0.31であり、粘着剤層(B)が(メタ)アクリル酸エステル系共重合体を主成分とし、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃における損失正接が0.4〜0.8であり、さらに前記基材が10〜45μmの光学特性に優れたフィルムである、厚み50〜250μmの両面粘着テープである。
[透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)]
粘着剤層(A)は(メタ)アクリル酸エステル系共重合体を主成分とし、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃の損失正接が0.15〜0.31であることを特徴とする。
さらに、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃の損失正接は、0.2〜0.29の範囲に含まれることが特に好ましい。損失正接がこの範囲に含まれることで、パネルへの密着性と粘着剤の粘性変形の抑制をより両立しやすくなり、高温下において、耐剥がれ性とアウトガスによる気泡抑制とを良好にすることができる。
本発明における粘着剤層の動的粘弾性は、粘弾性試験機(レオメトリックス社製、商品名:アレス2KSTD)を用いて、同試験機の測定部である平行円盤の間に試験片を挟み込み、周波数1Hzでの貯蔵弾性率(G’)と損失弾性率(G”)を測定し、損失正接はtanδ=(G”)/(G’)で表される式により算出される。試験片は厚み0.5〜2.5mmの粘着剤を単独で平行円盤の間に挟んでも良いが、基材と粘着剤の積層体を幾重にも重ねて平行円盤の間に挟んでも良い。なお、後者の場合は粘着剤のみの厚さが前記の範囲となるように調整する。粘着剤としての厚さを上記の範囲に調整すると、中間に基材が挟まっていても基材のない場合と同様に粘着剤の動的粘弾性スペクトルを測定できる。
上記で示す損失正接は、1Hzのせん断モードで粘弾性測定を行った際の損失正接であり、本発明においては、透明パネルからアウトガスが発生しだす温度であり、かつ段差付近で剥がれが生じはじめる温度でもある80℃での値を重要な値としている。
また、損失正接は、振動の1サイクルの間に熱として散逸されるエネルギーと貯蔵される最大エネルギーとの比の尺度となるもので、損失正接が0であれば完全弾性体、∞であれば完全粘生体と判断できるため(粘着ハンドブック第3版)、粘着剤の粘弾性体としての性質を示す重要な値としている。
透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)は、画像表示装置の視認性を低下させない、アクリル酸エステル系共重合体を主成分とし、具体的には、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、イソオクチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソノニルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート等が挙げられる。
上記粘着剤層(A)は、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレートを主成分とすることが望ましく、特にn−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートを主成分とすることが好ましい。また、その使用量はアクリル共重合体を構成する単量体成分中の50〜99質量%であることが好ましく、80〜90質量%であることがより好ましい。上記のアクリル共重合体を主成分とすることにより、耐熱性に優れる。
さらに、側鎖に水酸基、カルボキシル基、アミノ基などの官能基を有するビニル系単量体を、アクリル共重合体を構成する単量体成分中の0.01〜15質量%の範囲で添加するのが好ましい。例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、無水マレイン酸カルボキシプロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、N−ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニル、N−メチロールアクリルアマイド、グリシジルメタクリレート等であり、これらを単独或いは2種以上を併用して使用することができる。
添加するビニル系単量体は、カルボキシル基を含有したビニル系単量体を使用することが好ましく、アクリル酸、メタクリル酸、又はそれを併用した単量体を使用することがより好ましく、更に、その使用量は1.0〜5.0質量%であることが好ましい。カルボキシル基含有モノマーとして、上記の種類、使用量とすることにより、凝集力を高め、パネルからのアウトガスを抑制しやすくなる。また、アクリル系共重合体は2種類以上混合して用いても良い。
前記アクリル系共重合体は、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、紫外線照射法、電子線照射法によって共重合させることにより得ることができる。
アクリル系共重合体のゲルパーミエッションクロマトグラフ(GPC)で測定される標準ポリスチレン換算で測定した質量平均分子量(ゲルパーミエッションクロマトグラフィー、東ソー社製SC−8020、高分子量カラムTSKgelGMHHR−H、溶媒:テトラヒドロフラン)は、10万〜200万であることが好ましく、特に40万〜150万であることが好ましい。当該範囲のポリマーの配合量にすることで、粘着剤の高温環境下での凝集力を高めやすく、透明パネルからのアウトガスによる接合界面での気泡発生を抑制することが可能となる。
上記粘着剤層(A)は、ゲル分率が50〜90%であることが好ましく、さらに、60〜80%であるのが好ましい。ゲル分率を、この範囲内にすることで、高温下での耐剥がれ性とアウトガスによる気泡抑制とを良好にすることができる。ゲル分率は、養生後の粘着剤層をトルエン中に浸漬し、24時間放置後に残った不溶分の乾燥後の質量を測定し、元の質量に対する百分率で表す。ゲル分率=[(粘着剤層のトルエン浸漬後質量)/(粘着剤層のトルエン浸漬前質量)]×100
本発明に用いる粘着剤層(A)としては、JIS−Z−0237(2000年度版)に準拠した下記測定により測定される180°引き剥がし接着力が、5〜20N/25mmであることが好ましく、7〜20N/25mmがより好ましい。本発明の両面粘着テープの接着力が上記の範囲内だと、透明パネルへの粘着剤層からの剥がれを抑制できる。180°引き剥がし接着力は、厚さ25μmのPET基材に50μm厚さで粘着剤層(A)を設けて形成した粘着テープを、温度23℃、相対湿度50%RHの環境下でポリカーボネート板(PC板)に対し、2kgローラーを使用して圧着回数一往復で圧着し、温度23℃、相対湿度50%RHの環境下に1時間静置した後の剥離速度5mm/minにおける接着力である。また、アクリル板(AC板)に対して同様の測定を行った際にも、上記PC板と同様の接着力であることが好ましい。
粘着剤層の凝集力をあげるために、架橋剤を添加するのが好ましい。添加する架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、キレート系架橋剤、アジリジン系架橋剤等が挙げられる。架橋剤の添加量としては、上記(メタ)アクリル酸エステル系共重合体100質量部に対して0.01〜1.0質量部であることが好ましい。
また、上記架橋剤は、エポキシ系架橋剤を上記(メタ)アクリル酸エステル系共重合体100質量部に対して0.01〜0.2添加することが好ましく、特に0.02〜0.1添加することが好ましい。エポキシ系架橋剤を、この範囲内に含まれるよう添加することで、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃の損失正接を、0.15〜0.31の範囲にすることができ、耐剥がれ性とアウトガスによる気泡抑制とを良好にすることができる。
粘着剤層(A)の厚みは、10〜100μmが好ましく、さらに好ましくは、20〜75μmである。厚みを上記の範囲に調整することにより、透明パネルの装飾部における段差に対してより追従しやすくなる。
また、粘着剤層(A)は、高い透明性を有していることが好ましい。例えば、全光線透過率(JIS K 7361)が85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、さらに好ましくは95%以上である。
[画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)]
画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)は(メタ)アクリル酸エステル系共重合体を主成分とし、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトル80℃の損失正接が0.4〜0.8であることを特徴とする。
さらに、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃の損失正接は、0.5〜0.7の範囲に含まれることが特に好ましい。損失正接がこの範囲に含まれることで、耐熱に必要な凝集力を維持し、粘性変形しやすい粘着剤層となる。そのため、高温下における耐熱性と柔軟性を両立することが可能となる。
画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)は、画像表示装置の視認性を低下させない、アクリル酸エステル系共重合体を主成分とし、具体的には、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート、sec−ブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、n−オクチルアクリレート、イソオクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソノニルアクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、sec−ブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、n−ヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、n−オクチルメタクリレート、イソオクチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソノニルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート等が挙げられる。
上記粘着剤層(B)は、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレートを主成分とすることが望ましく、特にn−ブチルアクリレートを主成分とすることが好ましい。また、その使用量はアクリル共重合体を構成する単量体成分中の50〜99質量%であることが好ましく、80〜90質量%であることがより好ましい。上記のアクリル共重合体を主成分とすることにより、柔軟性と耐熱性を両立しやすくなる。
さらに、側鎖に水酸基、カルボキシル基、アミノ基などの官能基を有するビニル系単量体を、アクリル共重合体を構成する単量体成分中の0.01〜15質量%の範囲で添加するのが好ましい。例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、無水マレイン酸カルボキシプロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N−ビニルピロリドン、アクリロニトリル、N−ビニルカプロラクタム、アクリルアミド、スチレン、酢酸ビニル、N−メチロールアクリルアマイド、グリシジルメタクリレート等であり、これらを単独或いは2種以上を併用して使用することができる。
前記アクリル系共重合体は、溶液重合法、塊状重合法、懸濁重合法、乳化重合法、紫外線照射法、電子線照射法によって共重合させることにより得ることができる。
アクリル系共重合体のゲルパーミエッションクロマトグラフ(GPC)で測定される標準ポリスチレン換算で測定した質量平均分子量は、10万〜200万であることが好ましく、特に40万〜150万であることが好ましい。当該範囲のポリマーの配合量にすることで、粘着剤の高温環境下での耐熱性が良好となる。
粘着剤層(B)のゲル分率は、5〜70%になるのが好ましく、さらに、40〜60%になるのが好ましい。ゲル分率を、この範囲内にすることで、柔軟性と耐熱性を両立しやすくなる。ゲル分率は、上記粘着剤層(A)と同様にして測定できる。
本発明に用いる粘着剤層(B)としては、JIS−Z−0237(2000年度版)に準拠した下記測定により測定される180°引き剥がし接着力が、5〜20N/25mmであることが好ましく、7〜20N/25mmがより好ましい。本発明の両面粘着テープの接着力が上記の範囲内だと、画像表示装置への粘着剤層からの剥がれを抑制できる。180°引き剥がし接着力は、厚さ25μmのPET基材に50μm厚さで粘着剤層(B)を設けて形成した粘着テープを、温度23℃、相対湿度50%RHの環境下でガラス板に対し、2kgローラーを使用して圧着回数一往復で圧着し、温度23℃、相対湿度50%RHの環境下に1時間静置した後の剥離速度5mm/minにおける接着力である。
また、粘着剤層の凝集力をあげるために、架橋剤を添加するのが好ましい。添加する架橋剤としては、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、キレート系架橋剤、アジリジン系架橋剤等が挙げられる。架橋剤の添加量としては、上記(メタ)アクリル酸エステル系共重合体100質量部に対して0.01〜1.5質量部であることが好ましい。
また、上記架橋剤は、イソシアネート系架橋剤を上記(メタ)アクリル酸エステル系共重合体100質量部に対して0.05〜1.0質量部添加することが好ましく、特に0.1〜0.5質量部添加することが好ましい。イソシアネート系架橋剤を、この範囲内に含まれるよう添加することで、周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃の損失正接を、0.4〜0.8の範囲にすることができ、柔軟性と耐熱性を両立することが可能となる。
画像表示パネルに貼付される粘着剤層(B)の厚みは、10〜100μmが好ましく、さらに好ましくは、25〜75μmである。厚みを上記の範囲に制御することにより、段差部への追従性及びパネルへの密着性を両立させることが可能となる。
また画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)は、高い透明性を有していることが好ましい。例えば、全光線透過率(JIS K 7361)が85%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましく、さらに好ましくは95%以上である。
[基材]
本発明のパネル固定用両面粘着テープは、10〜45μmの基材を有することで、貼り合わせ時にかかる力を一点に集中させることなく全体に均一に力が分散されるよう調整することができ、段差部への追従性、パネルへの密着性を向上させることが可能となる。
基材としては、光学特性に優れた基材であり、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファン、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセルロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリスルホンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリエーテルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッソ樹脂フィルム、ナイロンフィルム、アクリル樹脂フィルム等やノルボルネン系樹脂フィルム(JSR社製 商品名:アートン)、環状オレフィン系ポリマー(株式会社オプテス社製 商品名:ゼオノアフィルム)などのプラスチック材料が挙げられる。プラスチック材料は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。従って、透明基材としては、これらプラスチック材料からなるフィルム又はシート(「プラスチックフィルム」と総称する場合がある)が用いられる。プラスチックフィルムのなかでも、高透明性(全光線透過率85%以上)を有するプラスチックフィルムを好適に用いることができる。
上記基材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピレンフィルム、アクリル樹脂フィルムを用いることが望ましく、特にポリエチレンテレフタレートフィルムであることが望ましい。また、基材の厚みは、10〜40μmであることが望ましい。上記厚みの上記フィルムを使用することで、耐熱性及び柔軟性を両立することができ、高温下での耐はがれ性及び印刷部の段差追従性が向上する。
また、フィルム基材には、粘着剤層との密着性を向上させる目的で、サンドブラスト法や溶剤処理法などによる表面の凹凸化処理、あるいはコロナ放電処理、クロム酸処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などの表面の酸化処理などの表面処理を施すことができる。
また、基材には、その他配合材料として帯電防止剤を添加し帯電防止機能を付与することができる。ノニオン系としてポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル、脂肪酸ソルビタンエステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタンエステル、脂肪酸グリセリンエステル、アルキルポリエチレンイミン等を挙げることができる。カチオン系としてアルキルアミン塩、アルキル第4級アンモニウム塩、アルキルイミダゾリン誘導体等を挙げることができる。またエチレンオキサイドを骨格に持つアクリレート化合物なども使用することができる。導電性高分子としてポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン及びこれらの誘導体を使用することができる。金属酸化物としてアンチモンドープ型酸化錫(ATO)、錫ドープ型酸化インジウム(ITO)、アルミニウムドープ型酸化亜鉛、アンチモン副酸化物などを使用することができる。またその他にリチウムイオンなどの金属イオンを混合するイオン伝導型の帯電防止剤も用いることができる。
[両面粘着テープ]
本発明の両面粘着テープは、装飾部が設けられた、アウトガスを発生する透明パネルと画像表示装置表面とを貼り合わせる用途に用いられ、上記透明パネルに貼り合わせる粘着剤層(A)、上記画像表示装置表面貼り合わせる粘着剤層(B)、及び10〜45μmの基材からなる両面粘着テープである。
本発明の両面粘着テープの厚みは、50μm〜300μmのものが好ましく、75μm〜200μmのものがさらに好ましい。テープ厚みが、この範囲に含まれることで、段差部位への追従性を好適に保ちながら、使用される電子機器の薄型化を達成することが可能となる。
本発明の両面粘着テープは、画像表示装置に使用する点から、高い透明性を有していることが好ましい。
本発明の両面粘着テープの可視光波長領域における全光線透過率(JIS K 7361)は、85%以上が好ましく、90%以上がより好ましく、95%以上がさらに好ましい。全光線透過率が上記の範囲内だと、両面粘着テープは高い透明性を有しており、表示画面の高精細化が可能となる。
また、本発明の両面粘着テープのヘイズ(JIS K 7136)は、2.0以下が好ましく、1.5%以下がより好ましく、1.0%以下がさらに好ましい。ヘイズが上記の範囲内だと、両面粘着テープは高い透明性を有しており、表示画面の高精細化が可能となる。
[使用態様]
本発明の両面粘着テープは、装飾部が設けられた透明パネルを画像表示装置表面に貼付固定する際に好適に使用できる。具体的な実施態様としては、例えば、図1に示したような画像表示パネルがある。図1において、1は透明パネル、2は透明パネルに付着した装飾部、3は透明パネルへ貼り合わせる粘着剤層(A)、4は中芯基材、5は画像表示装置と貼り合わせる粘着剤層(B)、6は画像表示装置である
[透明パネル]
透明パネルは、一般的に使用されるパネルとして、ガラス板、(メタ)アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、等がある。特に(メタ)アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂のパネルは、高温環境下でアウトガスが大量に発生するが、本発明品と貼り合わせた場合、パネルから発生するアウトガスによる、接合界面での気泡の発生・成長を抑制することが可能となる。
透明パネルの厚さは、100μm〜3mmのものが好ましく、120μm〜1mmのものがさらに好ましい。透明パネルの厚さが上記の範囲内だと、本発明の両面粘着テープの段差追従性が特に好適であり、装飾部の段差付近の気泡巻き込みの抑制効果を好適に発現できる。
透明パネルに設けられる装飾部は、携帯電子端末の画面表示部の周囲に視認される文字や図形、あるいはこれらの背面に設けられる黒色や白色の下地などがある。これら装飾部は、透明パネルへの印刷により設けることが容易であるため好ましい。印刷方法や印刷インキ等は特に制限されず、シルク印刷、パッド印刷等の通常使用される印刷方法や印刷インキを使用できる。
本発明の両面粘着テープを使用する際の透明パネルに設けられる装飾部の厚さは、5〜30μmが好ましく、5〜25μmがより好ましく、5〜20μmがさらに好ましい。透明パネルに設けられる装飾部の厚さが上記の範囲内だと本発明の両面粘着テープの段差追従性が特に好適であり、薄型の電子端末への適用時にも気泡の発生抑制等の効果を好適に発現できる。また、装飾部は複数の装飾部が積層されていてもよく、積層される装飾部の大きさや形状が異なっていてもよい。装飾部が複数積層される場合には、当該積層された装飾部の最大厚さが上記範囲内であると、本発明の効果を奏しやすくなる。
[画像表示装置]
画像表示装置としては、特に限定されるものではないが、例えば、小型電子端末等の画像表示に使用されるLCDモジュール、有機ELモジュール、タッチパネルモジュール等が挙げられる。本発明の両面粘着テープは携帯電子機器の薄型化が可能なため、これらモジュールに使用することが好ましい。また、タッチパネルモジュールにおいては、透明パネルと両面粘着テープにより貼り合わされる表面にITOなど導電性の金属フィルムが設けられる場合が多い。本発明の両面粘着テープにおいて、画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)のみを、カルボキシル基を含有しない配合にし、透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)をカルボキシル基含有の粘着剤層にすることにより、画像表示装置表面に設けられた金属フィルムの腐食を防止するだけでなく、透明パネルからのアウトガスによる接合界面での気泡抑制を可能にすることができる。
[パネル固定方法]
透明パネルと画像表示装置との固定に際しては、透明パネルの装飾部の段差により混入した気泡を装置外部へ抜くために加熱加圧処理を行うことが好ましい。
上記の加熱加圧処理を行う温度の条件は、40〜80℃が好ましく、60〜80℃がさらに好ましい。上記の加熱加圧処理を行う温度が上記の範囲内だと、本発明の両面粘着テープの粘着剤層の柔軟性が高まり、混入した気泡を装置外部へ特に効率良く抜くことができる。
上記の加熱加圧処理を行う圧力の条件は、3〜5気圧が好ましく、4〜5気圧がより好ましい。上記の加熱加圧処理を行う圧力が上記の範囲内であると、粘着剤層が透明パネルおよび画像表示装置と密着しやすい。
上記の加熱加圧処理を行う時間の条件は、10〜50分が好ましく、20〜30分がより好ましい。上記の加熱加圧処理を行う時間が上記の範囲内であると、粘着剤層と透明パネルおよび画像表示装置との固定を効率的に実施できる。
[アクリル共重合体等の調製]
アクリル共重合体及びアクリル混合物を表1の配合(表中の配合量は質量部)にて以下のとおり調製した。
<アクリル共重合体(1)>
アクリル共重合体の調製攪拌機、還流冷却器、温度計、滴下漏斗及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、ブチルアクリレート85質量部、メチルメタクリレート15質量部、アクリル酸4質量部、ジメチルアミノエチルアクリレート1質量部を酢酸エチルに溶解し、重合を行い、質量平均分子量(Mw)70万のアクリル共重合体(1)を得た(固形分25%)。
<アクリル共重合体(2)>
アクリル共重合体の調製攪拌機、還流冷却器、温度計、滴下漏斗及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、ブチルアクリレート65質量部、メチルアクリレート30質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5質量部を酢酸エチルに溶解し、重合を行い、質量平均分子量(Mw)70万のアクリル共重合体(2)を得た(固形分30%)。
<アクリル共重合体(3)>
アクリル共重合体の調製攪拌機、還流冷却器、温度計、滴下漏斗及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、ブチルアクリレート65質量部、メチルアクリレート30質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート5質量部を酢酸エチルに溶解し、重合を行い、質量平均分子量(Mw)40万のアクリル共重合体(3)を得た(固形分48%)。
<アクリル混合物(1)>
2−エチルヘキシルアクリレート70質量部、アクリル酸4.5質量部、4−ヒドロキシブチルアクリレート0.1質量部、及び、2−エチルヘキシルアクリレートを主成分とした質量平均分子量(Mw)76万のポリマーを25質量部混合し、アクリル混合物(1)を得た。
Figure 2012017386
[粘着剤組成物の調製]
上記アクリル共重合体及びアクリル混合物を使用して、粘着剤組成物を表2の配合(表中の配合量は質量部)にて以下のとおり調製した。
<粘着剤組成物(a)>
アクリル共重合体(1)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートL−45 固形分45%)を0.33質量部、エポキシ系架橋剤(綜研化学社製E−2XM 固形分2%)を0.63質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(a)を得た。
<粘着剤組成物(b)>
アクリル共重合体(1)100質量部に対し、エポキシ系架橋剤(綜研化学社製E−2XM 固形分2%)を0.33質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(b)を得た。
<粘着剤組成物(c)>
アクリル共重合体(1)100質量部に対し、エポキシ系架橋剤(綜研化学社製E−2XM 固形分2%)を0.63質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(c)を得た。
<粘着剤組成物(d)>
アクリル共重合体(1)100質量部に対し、エポキシ系架橋剤(綜研化学社製E−2XM 固形分2%)を1.26質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(d)を得た。
<粘着剤組成物(e)>
アクリル共重合体(1)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートL−45 固形分45%)を0.16質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(e)を得た。
<粘着剤組成物(f)>
アクリル共重合体(1)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートL−45 固形分45%)を0.33質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(f)を得た。
<粘着剤組成物(g)>
アクリル共重合体(1)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートL−45 固形分45%)を0.66質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(g)を得た。
<粘着剤組成物(h)>
アクリル共重合体(2)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートHL 固形分75%)を0.05質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(h)を得た。
<粘着剤組成物(i)>
アクリル共重合体(2)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートHL 固形分75%)を0.10質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(i)を得た。
<粘着剤組成物(j)>
アクリル共重合体(2)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートHL 固形分75%)を0.20質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(j)を得た。
<粘着剤組成物(k)>
アクリル共重合体(3)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートHL 固形分75%)を0.05質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(k)を得た。
<粘着剤組成物(l)>
アクリル共重合体(3)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートHL 固形分75%)を0.10質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(l)を得た。
<粘着剤組成物(m)>
アクリル共重合体(3)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートHL 固形分75%)を0.20質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(m)を得た。
<粘着剤組成物(n)>
アクリル共重合体(3)100質量部に対し、イソシアネート系架橋剤(日本ポリウレタン社製コロネートHL 固形分75%)を0.50質量部添加し、20分間攪拌機で攪拌し、粘着剤組成物(n)を得た。
<粘着剤組成物(o)>
アクリル混合物(1)100質量部に対し、重合開始剤としてチバスペシャリティケミカル社製「DAROCUR1173」0.3質量部、架橋剤として日本ポリウレタン社製「コロナートL−75」(イソシアネート系架橋剤、固形分75%)0.11質量部添加して、15分攪拌した後、粘着剤組成物(o)を得た。
<粘着剤組成物(p)>
アクリル混合物(1)100質量部に対し、重合開始剤としてチバスペシャリティケミカル社製「DAROCUR1173」0.33質量部、架橋剤として綜研化学社製「E−100X」(エポキシ系架橋剤、固形分100%)0.19質量部添加して、15分攪拌した後、粘着剤組成物(p)を得た。
<粘着剤組成物(q)>
アクリル混合物(1)100質量部に対し、重合開始剤としてチバスペシャリティケミカル社製「DAROCUR1173」1.20質量部、架橋剤として日本ポリウレタン社製「コロナートL−75」(イソシアネート系架橋剤、固形分75%)0.44質量部添加して、15分攪拌した後、粘着剤組成物(q)を得た。
Figure 2012017386
(実施例1)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(h)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例2)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(i)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例3)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(l)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例4)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例5)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(b)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例6)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(c)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例7)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(d)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例8)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(o)を真空条件下で脱泡した後、離型処理した厚さ75μmのPETフィルム上に、乾燥後厚さが50μmになるように塗工した後、離型処理した厚さ25μmのPETフィルムでラミネートして、紫外線照射は東芝社製「ケミカルランプFL20SBL」を使用し、5分間紫外線を照射した。その後、40℃で2日間静置した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例9)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(p)を真空条件下で脱泡した後、離型処理した厚さ75μmのPETフィルム上に、乾燥後厚さが50μmになるように塗工した後、離型処理した厚さ25μmのPETフィルムでラミネートして、紫外線照射は東芝社製「ケミカルランプFL20SBL」を使用し、5分間紫外線を照射した。その後、40℃で2日間静置した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(実施例10)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、25μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚175μmの粘着テープを得た。
(比較例1)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(a)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例2)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(j)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例3)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(k)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例4)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(n)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例5)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(e)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例6)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(f)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例7)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(g)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例8)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(q)を真空条件下で脱泡した後、離型処理した厚さ75μmのPETフィルム上に、乾燥後厚さが50μmになるように塗工した後、離型処理した厚さ25μmのPETフィルムでラミネートして、紫外線照射は東芝社製「ケミカルランプFL20SBL」を使用し、5分間紫外線を照射した。その後、40℃で2日間静置した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、38μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚163μmの粘着テープを得た。
(比較例9)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。
これらを、50μmのポリエステルフィルム(東洋紡社製コスモシャインA4300)の両側に貼り合わせ、総厚200μmの粘着テープを得た。
(比較例10)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。得られた粘着テープを2枚貼り合わせ、厚みを100μmとした。
次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(m)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。このテープを上記100μmテープと貼り合わせ、総厚175μmの粘着テープを得た。
(比較例11)
透明パネル側粘着剤層(A)として上記粘着剤組成物(a)をシリコーン化合物で片面を剥離処理したポリエステルフィルム(以下、剥離フィルム)上に乾燥後の厚さが50μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。得られた粘着テープを2枚貼り合わせ、厚みを100μmとした。
次に、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)として上記粘着剤組成物(a)を剥離フィルム上に乾燥後の厚さが75μmになるように塗工して、60℃で2分間、100℃で3分間乾燥し、23℃で7日間熟成した。このテープを上記100μmテープと貼り合わせ、総厚175μmの粘着テープを得た。
[両面粘着テープの評価]
実施例1〜10、比較例1〜11で作成した両面粘着テープに以下の評価を行い、得られた結果を表2〜4に示した。
(1)ゲル分率の測定
上記実施例及び比較例にて剥離紙上に形成した各粘着剤層を試料とし、当該試料のトルエン浸漬前の質量(G1)を測定しておき、トルエン中に常温(25±2℃)で24時間浸漬静置した。そして、浸漬後の試料のトルエン不溶解分を300メッシュ金網で濾過することにより分離し、105℃で1時間乾燥した後の残留分の質量(G2)を測定し、下記式に従ってゲル分率を求めた。
ゲル分率(質量%)=[(G2)/(G1)]×100
(2)粘着剤層の動的粘弾性測定
熟成済みの粘着剤層を、約2mm厚にまで重ね合わせ試験片とした。ティ・エイ・インスツルメントジャパン社製粘弾性試験機(アレス2kSTD)に、直径7.9mmのパラレルプレートを装着し、この試験片を圧縮荷重40〜60gで挟み込んだ。周波数1Hzで、−30〜150℃の温度範囲を昇温速度2℃/minで測定し、80℃における損失正接(tanδ)の値を確認した。
(3)粘着剤層(A)の180℃引き剥がし接着力測定
厚さ25μmのPET基材に50μm厚さで粘着剤層(A)を設け、幅25mm、長さ10cmの粘着テープを作成する。温度23℃、相対湿度50%RHの環境下で透明パネル(PC板、AC板)に対し、2kgローラーを使用して圧着回数一往復で圧着し、温度23℃、相対湿度50%RHの環境下に1時間静置した後、剥離速度5mm/minにおける180°引き剥がし接着力を測定した。
(4)粘着剤層(B)の180℃引き剥がし接着力測定
厚さ25μmのPET基材に75μm厚さで粘着剤層(B)を設け、幅25mm、長さ10cmの粘着テープを作成する。温度23℃、相対湿度50%RHの環境下でガラス板に対し、2kgローラーを使用して圧着回数一往復で圧着し、温度23℃、相対湿度50%RHの環境下に1時間静置した後、剥離速度5mm/minにおける180°引き剥がし接着力を測定した。
(5)印刷段差追従性
作成した両面粘着テープの透明パネル側粘着剤層(A)側を、厚み15μm、幅5mmの印刷層が額縁状に装飾された厚み3mm、長さ50mm、幅40mmのポリメチルメタクリレート板(PMMA板:住友化学 スミペックス)に貼り合わせた後、画像表示装置表面貼り合わせ側粘着剤層(B)を厚み5mm、長さ50mm、幅40mmガラス板(画像表示装置の代替品)に貼り合わせて、評価サンプルを得た。得られた評価サンプルを5気圧、70℃、20分の条件で加熱加圧処理を行った。加熱加圧処理直後に、印刷した装飾部近傍全体をマイクロスコープ(倍率300倍)で観察し、気泡の混入等があるか確認した。気泡混入の評価基準は、以下の通りとした。
◎:直径1μm以上の気泡なし
○:直径30μm以上の気泡なし
△:直径30μm以上の気泡10個以内
×:直径30μm以上の気泡10個以上又は剥がれ
(6)段差追従後の熱耐久性
上記(5)印刷段差追従性の評価サンプルを、85℃の加熱機に投入し、1時間経過後に印刷した装飾部近傍全体をマイクロスコープ(倍率300倍)で観察した場合において、気泡の混入又は剥がれ等があるか確認した。評価基準は以下の通りとした。
◎:直径1μm以上の気泡なし
○:直径30μm以上の気泡なし
△:直径30μm以上の気泡10個以内
×:直径30μm以上の気泡10個以上又は剥がれ
(7)耐発泡性(対PMMA板)
作成した両面粘着テープを、厚み100μm、長さ50mm、幅50mmのポリエチレンテレフタエートフィルム(PETフィルム)にラミネートした後、これを、厚さ2.5mm、長さ50mm、幅50mmのポリメチルメタクリレート板(PMMA板:住友化学 スミペックス)に貼り付けて、5気圧、70℃、20分の条件で加熱加圧処理を行い、PETフィルム/粘着剤層/PMMA板の層の構成を有するサンプルを調整した。このサンプルを85℃の加熱機に24時間投入し、PMMA板のアウトガスによる接合界面の気泡発生をマイクロスコープ(倍率300倍)で観察した。気泡発生の評価基準は、以下の通りとした。
◎:直径1μm以上の気泡なし
○:直径30μm以上の気泡なし
△:直径30μm以上の気泡10個以内
×:直径30μm以上の気泡10個以上
(8)耐発泡性(対PC板)
作成した両面粘着テープを、厚み100μm、長さ50mm、幅50mmのポリエチレンテレフタエートフィルム(PETフィルム)にラミネートした後、これを、厚さ2.5mm、長さ50mm、幅50mmのポリカーボネート板(PC板:ユーピロンNF−2000VUNS2)に貼り付けて、5気圧、70℃、20分の条件で加熱加圧処理を行い、PETフィルム/粘着剤層/PC板の層の構成を有するサンプルを調整した。このサンプルを85℃の加熱機に24時間投入し、PC板のアウトガスによる接合界面の気泡発生をマイクロスコープ(倍率300倍)で観察した。気泡発生の評価基準は、以下の通りとした。
◎:直径1μm以上の気泡なし
○:直径30μm以上の気泡なし
△:直径30μm以上の気泡10個以内
×:直径30μm以上の気泡10個以上
Figure 2012017386
Figure 2012017386
表1〜2に示したように、実施例1〜10の本発明の両面粘着テープは、装飾部を有する透明パネルと画像表示装置の固定に際し、透明パネルから発生するアウトガスによる接合界面での気泡発生を抑制し、装飾部により生じる段差への追従性に優れ、かつ、高温環境下での段差付近での発泡抑制、耐剥がれ性に優れる。一方、比較例1〜4及び9の両面粘着テープにおいては、いずれも、装飾部の段差追従不足により高温環境下で気泡が発生した。また、比較例10、11の両面粘着テープにおいては、いずれも、装飾部の段差付近の密着性不足により、剥がれが生じた。比較例5〜8においては、段差部位の追従性及び密着性は良好であったが、透明パネルから発生するアウトガスによる接合界面での気泡発生を抑制することができなかった。
1:透明パネル
2:装飾部
3:透明パネル側粘着剤層(A)
4:基材
5:画像表示装置側粘着剤層(B)
6:画像表示装置

Claims (6)

  1. 装飾部が設けられた透明パネルを画像表示装置表面に貼付固定する両面粘着テープであって、
    基材の一面に、装飾部が設けられた透明パネルに貼り付けられるアクリル系粘着剤層(A)を有し、基材の他面に、画像表示装置表面に貼り付けられるアクリル系粘着剤層(B)を有し、
    前記基材の厚さが10〜45μmであり、
    前記装飾部が設けられた透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)の周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃における損失正接が0.15〜0.31であり、
    前記画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)の周波数1Hzで測定される動的粘弾性スペクトルの80℃における損失正接が0.4〜0.8であり、
    厚さが50〜300μmであることを特徴とするパネル固定用両面粘着テープ。
  2. 前記装飾部が設けられた透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)のゲル分率が、50〜90%である請求項1に記載のパネル固定用両面粘着テープ。
  3. 前記画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)のゲル分率が、25〜70%である請求項1又は2に記載のパネル固定用両面粘着テープ。
  4. 前記装飾部が設けられた透明パネルに貼り付けられる粘着剤層(A)が、n−ブチルアクリレート又は2−エチルヘキシルアクリレートをモノマー成分として50%以上有するアクリル系共重合体(a)と、エポキシ系架橋剤とを含有し、前記アクリル系共重合体(a)100質量部に対するエポキシ系架橋剤の含有量が0.01〜0.2質量部であるアクリル系粘着剤組成物からなる請求項1〜3のいずれかに記載のパネル固定用両面粘着テープ。
  5. 前記画像表示装置表面に貼り付けられる粘着剤層(B)が、n−ブチルアクリレートをモノマー成分として50%以上有するアクリル系共重合体(b)と、イソシアネート系架橋剤とを含有し、前記アクリル系共重合体(b)100質量部に対するイソシアネート系架橋剤の含有量が0.05〜1.0質量部であるアクリル系粘着剤組成物からなる請求項1〜4のいずれかに記載のパネル固定用両面粘着テープ。
  6. 前記基材が、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートフィルム、ポリプロピレンフィルム、又は、アクリル樹脂フィルムである請求項1〜5のいずれかに記載のパネル固定用両面粘着テープ。
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