JP2012008123A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 サンプルプローブなどのようなノズルの洗浄に際しての当該ノズルの移動に要する時間を最小限にすることでサイクルタイムの短縮を図る。
【解決手段】 実施形態の自動分析装置は、ノズル、第1および第2の変更ユニット、洗浄水供給ユニットおよび制御ユニット。制御ユニットは、第1の工程としてノズルの流路から流体を吐出させる第1の流路状態を形成し、第2の工程として第1の工程の後に前記ノズルの開口が洗剤の中に位置する第2の開口状態と流路に流体を吸引させる第2の流路状態とを形成し、第3の工程として第2の工程の後に第1の流路状態を形成し、第4の工程として第3の工程の後に、または第3の工程と並行して、第1の開口状態を形成するとともにノズルの外壁に洗浄水を供給するように、第1の変更ユニット、第2の変更ユニットおよび前浄水供給ユニットをそれぞれ制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、自動分析装置に関する。
自動分析装置は、生化学あるいは免疫などに関する検査項目を対象とし、血液などの試料(被検試料)を分析する。具体的には自動分析装置は、試料と各検査項目に対応する試薬との混合液に化学的な反応によって生ずる色調や濁度などの変化を、透光特性の変化として測定することにより、試料中の様々な成分の濃度や酵素の活性を測定する。
この自動分析装置は、設定された分析条件の中で測定可能な多数の検査項目の中から検査の目的に応じて選択された1つまたは複数の検査項目を測定する。そして被検試料は、サンプルプローブサンプラに収納された試料容器から反応容器へとサンプルプローブにより分注される。試薬は、試薬プローブ試薬庫に収納された試薬容器から反応容器へと試薬プローブにより分注される。次いで、反応容器に分注された被検試料および試薬は、攪拌子により攪拌される。そして、反応容器内の試料と試薬との混合液についての透光特性が測光ユニットにより測定される。サンプルプローブおよび試薬プローブは、被検試料および試薬の分注を終了する毎に洗浄される。この洗浄が不十分であると、過去の検査で使用した被検試料や試薬が新たな検査における反応液に混合してしまう。これは、キャリーオーバと呼ばれ、新たな検査についての精度低下の原因となる。
そこで、サンプルプローブを洗浄する技術が種々提案されている。
例えば特許文献1には、試薬を収容する試薬収容部にサンプルプローブを洗浄する洗剤を収容し、サンプルプローブでこの洗剤を吸引して洗浄槽にて吐出することで洗剤洗浄を行うことが開示されている。
特許第2950698号公報
しかしながら、上記の技術によると、サンプルプローブの洗浄工程の途中で、水平方向に関するサンプルプローブの移動時間を長くとる必要がある。このため、当該洗浄工程の開始から完了までに要する時間が長くなるという課題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、サンプルプローブなどのようなノズルの洗浄に際しての当該ノズルの移動に要する時間を最小限にすることでサイクルタイムの短縮を図ることにある。
実施形態の自動分析装置は、ノズル、第1および第2の変更ユニット、洗浄水供給ユニットおよび制御ユニットを含む。ノズルは、流路および当該流路を外部に開放する開口を有する。第1の変更ユニットは、流路から流体を吐出させる第1の流路状態および流路に流体を吸引させる第2の流路状態を少なくとも含んだ複数の流路状態を選択的に形成するように前記流路の状態を変更する。第2の変更ユニットは、開口が空気中に位置する第1の開口状態および開口が洗剤の中に位置する第2の開口状態を少なくとも含んだ複数の開口状態を選択的に形成する。洗浄水供給ユニットは、ノズルの外壁に洗浄水を供給する。制御ユニットは、第1の工程として第1の流路状態を形成することによって流路内に残留している液状物と流路内に滞留している内部水とを吐出させ、第2の工程として第1の工程の後に第2の開口状態と第2の流路状態とを形成することによって洗剤を流路に吸引させ、第3の工程として第2の工程の後に第1の流路状態を形成することによって流路内に吸引された洗剤と内部水とを吐出させ、第4の工程として第3の工程の後に、または第3の工程と並行して、第1の開口状態を形成するとともに洗浄水を供給することによってノズルの外壁を洗浄するように、第1の変更ユニット、第2の変更ユニットおよび洗浄水供給ユニットをそれぞれ制御する。
実施形態に係る自動分析装置の構成を示したブロック図。 図1中の分析部の構造を示した斜視図。 洗浄ユニットの構成を示す図。 図3中の洗浄槽の第1の実施形態における構造を示す断面図。 制御部の第1の実施形態における処理手順を示したフローチャート。 サンプルプローブを第2の洗浄位置に位置させた状態を示す図。 洗剤溜まりが形成された状態を示す図。 サンプルプローブを第1の洗浄位置に位置させた状態を示す図。 図3中の洗浄槽の第2の実施形態における構造を示す平面図。 図9中のF10−F10断面図。 図9中の右方からの平面図。 制御部の第2の実施形態における処理手順を示したフローチャート。 洗浄槽外から第1の洗浄位置へとサンプルプローブを移動させる工程を示す図。 残留サンプルをサンプルプローブから排出する工程を示す図。 第1の洗浄位置から第2の洗浄位置へとサンプルプローブを移動させる工程を示す図。 サンプルプローブを洗剤により洗浄する工程を示す図。 サンプルプローブを洗浄水で洗浄する工程を示す図。 第1の洗浄位置から洗浄槽外へとサンプルプローブを移動させる工程を示す図。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係る自動分析装置100の構成を示したブロック図である。
この自動分析装置100は、分析部18、駆動部40、データ処理部50、出力部60、操作部70およびシステム制御部80を含む。
分析部18は、被検試料または様々な検査項目に応じた標準試料などのサンプルと、様々な検査項目に応じた試薬との混合液の透光特性を測定する。分析部18は、標準試料に関する測定結果を表した標準試料データや被検試料に関する測定結果を表した被検試料データを出力する。
駆動部40は、分析部18に含まれる複数のユニットを駆動する。駆動部40は具体的には、機構部41および制御部42を含む。機構部41は、上記の複数のユニットをそれぞれ駆動するための複数の機構を含む。制御部42は、機構部41に含まれた複数の機構のそれぞれの動作を制御することによって上記の複数のユニットのそれぞれの動作を制御する。
データ処理部50は、標準試料データや被検試料データを処理して検量線の作成や分析データの生成を行う。データ処理部50は具体的には、演算部51およびデータ記憶部52を含む。演算部51は、標準試料データや被検試料データから検量線を作成する。データ記憶部52は、ハードディスクなどを備え、検量線を検査項目毎に保存する。また演算部51は、測光ユニット被検試料データに対応する検査項目の検量線をデータ記憶部52から読み出す。そして演算部51は、読み出した検量線を用いて、被検試料データから検査項目に応じた成分の濃度や活性値などの分析データを生成する。データ記憶部52は、各検査項目の分析データを被検試料毎に保存する。また検量線および分析データは、出力部60に出力される。
出力部60は、検量線や分析データを出力する。出力部60は具体的には、印刷部61および表示部62を含む。印刷部61は、データ処理部50から出力された検量線および分析データなどを予め設定されたフォーマットに従ってプリント用紙にプリントする。表示部62は、CRTや液晶パネルなどの表示デバイスを備え、データ処理部50から出力された検量線および分析データを表す画面を表示する。また表示部62は、各種の設定画面や選択画面を表示する。設定画面の1つは、検査項目毎のサンプルの量、各種の試薬の量、あるいは波長などの分析条件を設定するための画面である。設定画面の1つは、被検体のIDや氏名などの被検体に関する情報(被検体情報)を設定するための画面である。選択画面の1つは、被検試料毎に測定する検査項目を選択するための画面である。
操作部70は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、各種のコマンド、検査項目毎の分析条件、被検体情報、あるいは被検試料毎に測定する検査項目等を指定するための操作者による操作を受ける。
システム制御部80は、CPU(central processing unit)と記憶回路とを備える。CPUは、操作部70にて行われた操作に応じて指定されたコマンド信号、分析条件、被検体情報、あるいは検査項目などを判定する。記憶回路は、CPUが判定した情報を記憶する。そしてCPUは、記憶回路に記憶した情報に基づいて駆動部40、データ処理部50および出力部60を統括して制御する。
図2は分析部18の構造を示した斜視図である。
分析部18は、第1試薬庫1、第2試薬庫2、反応容器3、反応ディスク4、ディスクサンプラ5、試薬容器6、試薬容器7、第1試薬アーム8、第2試薬アーム9、サンプルアーム10、撹拌ユニット11、洗浄ユニット12、測光ユニット13、第1試薬プローブ14、第2試薬プローブ15、サンプルプローブ16、試料容器17および洗浄ユニット30を含む。
第1試薬庫1は、試薬容器6を回動可能に保持するラック1aを収納する。
第2試薬庫2は、試薬容器7を回動可能に保持するラック2aを収納する。
反応容器3は、サンプルおよび第1試薬を混合した第1の混合液や、サンプル、第1試薬および第2試薬を混合した第2の混合液を収容する。
反応ディスク4は、円周上に等間隔で配列された状態の複数個の反応容器3を、上記の円周に沿って回転移動可能に保持する。
ディスクサンプラ5は、回動可能であり、その回転軸の周りに多数の試料容器17を保持する。
試薬容器6は、サンプルに含まれる検査項目毎の成分と反応する第1試薬を収容する。
試薬容器7は、第1試薬と対をなす第2試薬を収容する。
第1試薬アーム8は、第1試薬プローブ14を回動および上下動可能に保持する。
第2試薬アーム9は、第2試薬プローブ15を回動および上下動可能に保持する。
サンプルアーム10は、サンプルプローブ16を回動および上下動可能に保持する。
撹拌ユニット11は、反応容器3内に収容された第1の混合液または第2の混合液を撹拌する。
洗浄ユニット12は、洗浄ノズル、乾燥ノズルおよび保持部材を含む。洗浄ノズルは、反応容器3内の第1の混合液または第2の混合液を吸引するとともに反応容器3内を洗浄するための洗浄液を吐出する。乾燥ノズルは、反応容器3内を乾燥する。保持部材は、洗浄ノズルおよび乾燥ノズルを上下移動可能に保持する。
測光ユニット13は、測光位置に位置している反応容器3に光を照射し、その反応容器3に収容された混合液の透光特性を測定する。測光ユニット13が測定する透光特性は、一般的には吸光度である。そして測光ユニット13は、測光位置に位置している反応容器3に標準試料を含む混合液が収容されている際に測定した吸光度から標準試料データを生成する。また測光ユニット13は、測光位置に位置している反応容器3に被検試料を含む混合液が収容されている際に測定した吸光度から被検試料データを生成する。そして測光ユニット13は、標準試料データまたは被検試料データをデータ処理部50に出力する。
第1試薬プローブ14は、第1試薬の分注を分析サイクル毎に行う。なお、第1試薬の分注とは、試薬容器6から吸引した第1試薬を反応容器3へと吐出することである。
第2試薬プローブ15は、第2試薬の分注を分析サイクル毎に行う。なお、第2試薬の分注とは、試薬容器7から吸引した第2試薬を反応容器3へと吐出することである。
サンプルプローブ16は、サンプルの分注を分析サイクル毎に行う。なお、サンプルの分注とは、試料容器17から吸引したサンプルを反応容器3へと吐出することである。
試料容器17は、サンプルを収容する。
洗浄ユニット30は、サンプルプローブ16を洗浄する。
機構部41が備える複数の機構は、ラック1aを回転させる機構、ラック2aを回転させる機構、ディスクサンプラ5を回動させる機構、反応ディスク4を回転させる機構、サンプルアーム10を回動および上下移動させる機構、第1試薬アーム8を回動および上下移動させる機構、第2試薬アーム9を回動および上下移動させる機構および撹拌ユニット11の一部のユニットを回動および上下移動させる機構、あるいは洗浄ユニット12を上下移動させる機構などを含む。また機構部41が備える複数の機構は、サンプルの吸引および吐出をサンプルプローブ16に行わせる分注ポンプ、第1および第2試薬の吸引および吐出を第1および第2試薬プローブ14,15に行わせる第1および第2試薬ポンプ、洗浄ユニット12の洗浄ノズルから第1の混合液または第2の混合液の吸引や、洗浄液の吐出および吸引を行う洗浄ポンプ、洗浄ユニット12の乾燥ノズルから吸引を行う乾燥ポンプなどの各種のポンプを含む。
図3は洗浄ユニット30の構成を示す図である。なお図3には、サンプルアーム10、サンプルプローブ16、制御部42と、機構部41の一部とについても図示する。機構部41の一部は図3においては、アーム駆動機構41a、分注ポンプ41b、内部水ポンプ41c、洗剤ポンプ41dおよび洗浄水ポンプ41eを図示する。そしてこれらのポンプは、いずれも制御部42によって制御される。
サンプルプローブ16は、アーム駆動機構41aによってサンプルアーム10が回動されることによって、水平方向に関する位置が変化される。またサンプルプローブ16は、アーム駆動機構41aによってサンプルアーム10が上下移動されることによって、鉛直方向に関する位置が変化される。
サンプルプローブ16は、内部にサンプル等の液状物の流路となる空間(以下、内部流路と称する)を有したノズル状をなす。そしてサンプルプローブ16には、その内部流路に連通する状態で接続されたチューブ21を介して分注ポンプ41bおよび内部水ポンプ41cが接続されている。
分注ポンプ41bは、チューブ21に充填されている内部水を吸引することで内部流路に負圧を生じさせて、内部流路へとサンプルを吸引する。分注ポンプ41bはまた、チューブ21に内部水を吐出することで内部流路からサンプルを吐出する。
内部水ポンプ41cは、内部水タンク22に貯留された内部水をチューブ21へと吐出することにより、内部水をサンプルプローブ16から吐出させる。
なお、内部水ポンプ41cは、内部水をある程度の勢いでサンプルプローブ16から吐出させることが可能な程度に大きな吐出容量を持つ。これに対して分注ポンプ41bは、内部水ポンプ41cに比べて吐出容量は小さいものの、サンプルプローブ16に対するサンプルの吸引量および吐出量を高精度に調整できる。
さて洗浄ユニット30は、洗浄槽31、廃液タンク32、洗剤タンク33および洗浄水タンク34を含む。
洗浄槽31は、内部に上方が開放した空間を有していて、この空間内でサンプルプローブ16の洗浄が行われる。
廃液タンク32は、洗浄槽31から流出した液体を収容する。
洗剤タンク33は、サンプルプローブ16を洗浄するための洗剤(液体洗剤)を貯留する。洗剤タンク33が貯留する洗剤は、例えばアルカリ性洗剤である。この洗剤タンク33に貯留された洗剤は、洗剤ポンプ41dによって洗浄槽31に供給される。
洗浄水タンク34は、サンプルプローブ16を洗浄するための洗浄水を貯留する。この洗浄水タンク34に貯留された洗浄水は、洗浄水ポンプ41eによって洗浄槽31に供給される。
図4は洗浄槽31の構造を示す断面図である。なお図4は、サンプルプローブ16の先端部の断面も示している。
図4における符号16bは前述の内部流路を表す。この内部流路16bは、サンプルプローブ16の先端で外側に開放している。このためサンプルプローブ16の先端には、吸引吐出口16aが形成されている。
洗浄槽31は、本体311および隔壁312を含む。
本体311は、鉛直方向に沿って細長い内部空間を有する。そしてこの内部空間は上方が開放していて、サンプルプローブ16の進入を妨げない。
隔壁312は、板状の部材よりなり、ほぼ水平な姿勢で本体311の内部空間の中央部近傍に位置し、本体311に固定されている。隔壁312は中央に開口312aを有する。開口312aの径は、サンプルプローブ16の外径よりも大きい。かくして隔壁312は、本体311の内部空間へと、サンプルプローブ16の鉛直方向への移動を妨げることがないように突出した突出部を形成している。なお隔壁312は、本体311に一体的に形成されても良い。
本体311の内部空間は、隔壁312を境として鉛直方向に並んだ2つの空間に分けられている。以下においては、これら2つの空間のうちの上側を上部空間311aと称し、下側を下部空間311bと称する。
本体311には、複数の水供給口311c、複数の洗剤供給口311d、複数の上部廃液口311eおよび下部廃液口311fがそれぞれ形成されている。
水供給口311cは、本体311の側壁に、上部空間311aから本体311の外部に渡り貫通して形成されている。水供給口311cには、チューブなどを介して洗浄水ポンプ41eが接続される。
洗剤供給口311dは、本体311の側壁に、下部空間311bから本体311の外部に渡り貫通して形成されている。洗剤供給口311dには、チューブなどを介して洗剤ポンプ41dが接続される。
上部廃液口311eは、本体311の側壁に、下部空間311bから本体311の外部に渡り貫通して形成されている。上部廃液口311fは、チューブなどを介して廃液タンク32に接続される。
下部廃液口311fは、本体311の下部壁に、下部空間311bから本体311の外部に渡り貫通して形成されている。下部廃液口311fは、チューブなどを介して廃液タンク32に接続される。下部廃液口311fは、開口312aに対し鉛直方向に沿って並ぶことが望ましい。
次に自動分析装置100の動作について説明する。ただし、血液や尿などの液状物中に含まれている成分を分析するための動作などの多くの動作は既存の別の自動分析装置と同様であって良いので、それらの動作の説明はここでは省略する。そしてここでは、サンプルプローブ16の洗浄に係わる動作について詳しく説明する。
反応容器3へのサンプルの分注を終えたならば、制御部42の制御の下に以下のようにしてサンプルプローブ16が洗浄される。
図5はサンプルプローブ16の洗浄に係わる制御部42の処理手順を示したフローチャートである。
ステップSa1において制御部42は、第1の洗浄位置へサンプルプローブ16を移動させる。第1の洗浄位置は、図4に示される位置である。つまり、サンプルプローブ16が第1の洗浄位置にあるとき、サンプルプローブ16の先端が上部空間311aに位置し、サンプルプローブ16の全体が開口312aの上方に位置する。従って具体的に制御部42は、サンプルアーム10を上昇させて反応容器3から引き抜き、サンプルアーム10を回動させて開口312aの上方の位置までサンプルプローブ16を移動させる。
ステップSa2において制御部42は、サンプルアーム10を降下させて、図6に示す第2の洗浄位置までサンプルプローブ16を降下させる。
ステップSa3において制御部42は、サンプルプローブ16の内部流路16bに残留しているサンプル(残留サンプル)と内部水とを図6に示すようにサンプルプローブ16から吐出させる。具体的に制御部42は、内部水タンク22に貯留された内部水を内部水ポンプ41cから吐出させることによって、残留サンプルをサンプルプローブ16から吐出させる。そして制御部42は、残留サンプルを吐出し終えてサンプルプローブ16から内部水が吐出されるようになるまで内部水ポンプ41cを動作させる。なお、残留サンプルの量は既知であるので、ここでの内部水ポンプ41cの動作の継続時間は、残留サンプルの量と内部水ポンプ41cの吐出量とを考慮して予め定めておけば良い。
以上により、残留サンプルを吐出後に、サンプルプローブ16の内壁を内部水により洗浄する。
なお、前述の構成において、内部水ポンプ41cが残留サンプルおよび内部水の吐出を行うが、分注ポンプ41bがそれを代行してもよい。
サンプルプローブ16から吐出された残留サンプルおよび内部水は、下部廃液口311fから流出して廃液タンク32に回収される。このとき、下部廃液口311fが開口312aに対し鉛直方向に沿って並んでいれば、サンプルプローブ16は、吸引吐出口16aを下部廃液口311fに挿入することが可能となる。そして、そのような状態で残留サンプルと内部水を吐出すれば、サンプルプローブ16から吐出された残留サンプルの多くは直接的に下部廃液口311fを通過する。そしてこの結果、残留サンプルの飛び散りによる洗浄槽31の内壁への残留サンプルの付着量を低減できる。
ステップSa4において制御部42は、洗剤ポンプ41dの動作を開始させ、洗浄槽31への洗剤の供給を開始する。これにより洗剤タンク33から洗剤ポンプ41dによって送り出された洗剤は、洗剤供給口311dから下部空間311bへと流れ込む。下部空間311bに流れ込んだ洗剤は、その自重によって下部廃液口311fから一定の速さで流出する。そこで下部空間311bへと洗剤が供給される速さが下部廃液口311fから洗剤が流出する速さよりも速くなるように洗剤ポンプ41dの吐出量を設定しておく。これにより、下部空間311bの下部には図7に示すように洗剤溜まりが形成される。なお、洗剤溜まりの液面が図7に示す状態を超えると、洗剤は上部廃液口311eから流出する。かくして洗剤溜まりは図7に示す状態に保たれ、洗剤溜まりの液面が一定に調整される。第2の洗浄位置は、サンプルプローブ16の先端が洗剤溜まりの中に進入する図7に示す状態となるように定めておく。
ステップSa5において制御部42は、洗剤をサンプルプローブ16に吸引させる。具体的に制御部42は、分注ポンプ41bに吸引動作を一定期間行わせて、一定量の洗剤をサンプルプローブ16に吸引させる。なお、ここでサンプルプローブ16により吸引する洗剤の量は、残留サンプルの種類や量に応じて変更しても良い。具体的には、残留サンプルの粘性が高いほど、洗剤量の吸引量を多くする。あるいは、残留サンプルの量が多いほど、洗剤の吸引量を多くする。このようにすることで、洗浄効率のさらなる向上を図ることができる。
なお、洗剤の吸引量を変更するのではなく、洗剤の種類を変更しても良い。洗剤は、アルカリ度が高いほど、洗浄効果が大きい。そこで、残留サンプルの粘性が高いほど、アルカリ度の高い洗剤を使用する。あるいは、残留サンプルの量が多いほど、アルカリ度の高い洗剤を使用する。一般に、洗剤の吸引開始から洗剤の吐出完了までに使用できる時間は一定である。このため、洗剤の吸引量を増大するために洗剤の吸引に要する時間が増大すると、サンプルプローブ16内に洗剤を滞留できる時間が減少してしまう。しかしながら、洗剤の種類を変更して、吸引量を変更しないことにより、洗剤の吸引に要する時間を大きくは変更しなくて済む。このため、サンプルプローブ16内に洗剤を滞留できる時間が減少してしまうことがなく、洗浄効果のさらなる向上を図ることができる。
また、ここで吸引する洗剤と内部水との混ざりを防止するために、残留サンプルおよび内部水の吐出後、洗剤吸引までの任意のタイミングでエアーを吸って、内部水と洗剤との間にエアーギャップを形成することが望ましい。
更に、前述の構成では、分注ポンプ41bが一定量の洗剤をサンプルプローブ16に吸引させるが、内部水ポンプ41cがそれを代行してもよい。
以上のように、洗剤をサンプルプローブ16に吸引させることで、サンプルプローブ16の内壁を洗剤により洗浄する。さらにはこれと同時に、上記の洗剤吸引時にサンプルプローブ16の外壁が洗剤に接触することで、サンプルプローブ16の外壁を洗剤により洗浄する。
サンプルプローブ16による洗剤の吸引が終了すると、ステップSa6において制御部42は、洗剤ポンプ41dの動作を停止させ、洗浄槽31への洗剤の供給を停止する。そうすると、洗浄槽31内の洗剤は下部廃液口311fから流出し、洗剤溜まりが解消される。
ステップSa7において制御部42は、サンプルアーム10を上昇させて、第1の洗浄位置までサンプルプローブ16を上昇させる。
ステップSa8において制御部42は、洗浄水によるサンプルプローブ16の外壁の洗浄を開始する。具体的に制御部42は、洗浄水ポンプ41eの動作を開始させ、洗浄水タンク34に貯留された洗浄水を水供給口311dから上部空間311bへ供給する。これにより図8に示すように、水供給口311dから噴出した洗浄水によってサンプルプローブ16の外壁を洗浄する。洗浄水は、開口312aおよび下部廃液口311fを介して廃液タンク32に回収される。
ステップSa9において制御部42は、洗剤および内部水を図8に示すようにサンプルプローブ16から吐出させる。具体的に制御部42は、内部水タンク22に貯留された内部水を内部水ポンプ41cから吐出させることによって、洗剤をサンプルプローブ16から吐出させる。そして制御部42は、洗剤を吐出し終えてサンプルプローブ16から内部水が吐出されるようになるまで内部水ポンプ41cを動作させる。なお、吸引してある洗剤の量は既知であるので、ここでの内部水ポンプ41cの動作の継続時間は、この洗剤の量と内部水ポンプ41cの吐出量とを考慮して予め定めておけば良い。
以上により、洗剤を吐出後に、サンプルプローブ16の内壁を内部水により洗浄する。
サンプルプローブ16から吐出された洗剤および内部水は、開口312aおよび下部廃液口311fを介して廃液タンク32に回収される。
ステップSa10において制御部42は、洗浄水ポンプ41eの動作を停止させて、サンプルプローブ16の外壁の洗浄を停止する。
なお、前述のステップSa4、ステップSa5およびステップSa6の説明の際に記載されているとおり、本実施の形態では、洗剤の供給とサンプルプローブ16による洗剤の吸引とを並行して行っているが、制御部42は、洗剤供給を停止してからサンプルプローブ16の先端を本体311内部に貯留される洗剤の中に進入させ、洗剤の吸引を行うよう、各ユニットを制御してもよい。このようにすることで、供給が停止され、液面が安定した状態で本体311内部に貯留されている洗剤にサンプルプローブ16を進入させることができ、サンプルプローブ16の外壁のうちの洗剤による洗浄を行いたい範囲に洗剤を確実に接触させることが可能であるとともに、それ以外の範囲に不必要に洗剤が付着することを防止できる。
かくして第1の実施形態によれば、残留サンプルの排出、洗剤による内壁洗浄、洗浄水による内壁洗浄、洗剤による外壁洗浄ならびに洗浄水による外壁洗浄を、サンプルプローブ16の水平方向に関する移動を伴うことなしに行うことが可能である。従って、サンプルプローブ16の洗浄を、短時間のうちに効率的に行うことが可能である。あるいは、サンプルプローブ16の一回の洗浄のために利用できる限られた時間のなかで洗剤をサンプルプローブ16の内部流路16bに滞留させる時間を長く確保することが可能となり、これにより内壁洗浄をより確実に行うことが可能である。
また第1の実施形態によれば、洗浄水による外壁洗浄を行うための上部空間311aと、洗剤による内壁洗浄を行うための下部空間311bとを鉛直方向にならべて別々に形成しているので、それぞれの洗浄を別の空間にて行うことが可能である。このため、サンプルプローブ16の外壁洗浄に用いた後の洗浄水、すなわち汚れを含んだ洗浄水を、隔壁312等を用いて洗浄ユニット30の外部へ排出し、下部空間311bに混入する量を抑えることができる。この結果、洗浄効率を向上することが可能である。
また第1の実施形態によれば、さらに隔壁312を設けているので、残留サンプル、洗剤、さらには洗浄水の飛散を防止することができる他、洗浄水による外壁洗浄の洗浄効率を向上できる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る自動分析装置100の概略の構成は第1の実施形態と同様であり、図1乃至図3に示した通りである。そして第2の実施形態が第1の実施形態と異なるのは、洗浄槽31の構造とサンプルプローブ16の洗浄の手順とである。
図9乃至図11は洗浄槽31の第2の実施形態における構造を示す図であり、図9は上方からの平面図、図10は図9中のF10−F10断面図、図11は図9中の右方からの平面図である。
これら図9乃至図11に示すように、第2の実施形態における洗浄槽31は、本体321を含む。
本体321は、鉛直方向に沿って内部空間を有する。そしてこの内部空間は上方が開放していて、サンプルプローブ16の進入を妨げない。
本体321の内部空間は、空間321a,321b,321c,321d,321eに分かれる。
空間321a,321bは、ともに円柱状であり、互いにほぼ並行する。空間321a,321bの母線方向は、鉛直方向にほぼ沿う。空間321cは、細長いスリット状であり、その長手方向が鉛直方向にほぼ沿う。空間321aと空間321cとは、空間321bを挟む。空間321aの上方部分と空間321bの上方部分とは、空間321dを介して繋がっている。空間321bの上方部分と空間321cの上方部分とは、空間321eを介して繋がっている。これら空間321a〜321eはいずれも上方が開口している。空間321dの底面は、空間321bから空間321aに向かって低くなる傾斜面である。空間321eの底面は、空間321bから空間321cに向かって低くなる傾斜面である。
本体321はさらに、スリット321f,321gを有する。スリット321fは、空間321cの上方部分に接し、本体321の側方で本体321の外部に開放している。スリット321gは、空間321aの上方部分に接し、本体321の側方で本体321の外部に開放している。
そして空間321a〜321eおよびスリット321f,321gは、スリット321f、空間321c、空間321e、空間321b、空間321d、空間321a、スリット321gの順でほぼ一列に並ぶ。
本体321は、空間321a〜321eおよびスリット321f,321gが図9に示すように、サンプルアーム10の回動に伴うサンプルプローブ16の移動軌跡L1にほぼ沿って並ぶように配置される。空間321a〜321eおよびスリット321f,321gは、サンプルプローブ16の移動を妨げることがないような大きさを持つ。
本体321はさらに、水供給口321h,321i、洗剤供給口321jおよび廃液口321k,321mを有する。
水供給口321h,321iは、本体321のそれぞれ異なる側壁に、空間321aの上方部分から本体321の外部に渡り貫通して形成されている。水供給口321h,321iには、チューブなどを介して洗浄水ポンプ41eが接続される。
洗剤供給口321jは、本体321の下部壁に、空間321bから本体321の外部に渡り貫通して形成されている。洗剤供給口321jには、チューブなどを介して洗剤ポンプ41dが接続される。
廃液口321k,321mは、本体321の下部壁にそれぞれ形成されている。廃液口321kは、空間321aから本体321の外部に渡り貫通して形成されている。廃液口321mは、空間321cから本体321の外部に渡り貫通して形成されている。廃液口321k,321mは、チューブなどを介して廃液タンク32に接続される。廃液口321kは、水供給口321hと水供給口321iとを結ぶ線と移動軌跡L1との交点に対し鉛直方向に沿って並ぶことが望ましい。
次に自動分析装置100の第2の実施形態における動作について説明する。ただし、血液や尿などの液状物中に含まれている成分を分析するための動作などの多くの動作は既存の別の自動分析装置と同様であって良いので、それらの動作の説明はここでは省略する。そしてここでは、サンプルプローブ16の洗浄に係わる動作について詳しく説明する。
反応容器3へのサンプルの分注を終えたならば、制御部42の制御の下に以下のようにしてサンプルプローブ16が洗浄される。
図12はサンプルプローブ16の洗浄に係わる制御部42の処理手順を示したフローチャートである。
ステップSb1において制御部42は、サンプルプローブ16を、洗浄槽31外から洗浄槽31内の第1の洗浄位置まで図13に示すように移動させる。サンプルプローブ16が第1の洗浄位置にあるとき、サンプルプローブ16の先端が空間321a内の水供給口321hと水供給口321iとの間に位置する。従って具体的に制御部42は、サンプルアーム10を上昇させて反応容器3から引き抜き、サンプルアーム10を回動させて、スリット321f、空間321c、空間321e、空間321bおよび空間321dを通して、空間321aまでサンプルプローブ16を移動させる。図13における一点鎖線L2は、このときのサンプルプローブ16の先端の移動軌跡である。
ところで、ステップSb1の実行時において空間321bの下側部分には、洗剤タンク33から洗剤ポンプ41dによって洗剤供給口321jを介して供給された洗剤による洗剤溜まりが形成されている。この洗剤溜まりの液面は、洗剤ポンプ41dによる洗剤の供給量を調整することにより移動軌跡L2よりも下方に位置している。従って、上記のように移動するサンプルプローブ16に洗剤が接することは無い。
ステップSb2において制御部42は、サンプルプローブ16の内部流路16bの残留サンプルと内部水とを図14に示すようにサンプルプローブ16から吐出させる。具体的に制御部42は、内部水タンク22に貯留された内部水を内部水ポンプ41cから吐出させることによって、残留サンプルをサンプルプローブ16から吐出させる。そして制御部42は、残留サンプルを吐出し終えてサンプルプローブ16から内部水が吐出されるようになるまで内部水ポンプ41cを動作させる。なお、残留サンプルの量は既知であるので、ここでの内部水ポンプ41cの動作の継続時間は、残留サンプルの量と内部水ポンプ41cの吐出量とを考慮して予め定めておけば良い。
以上により、残留サンプルを吐出後に、サンプルプローブ16の内壁を内部水により洗浄する。
サンプルプローブ16から吐出された残留サンプルおよび内部水は、廃液口321kから流出して廃液タンク32に回収される。このとき、廃液口321kが、水供給口321hと水供給口321iとを結ぶ線と移動軌跡L1との交点に対し鉛直方向に沿って並んでいれば、第1の洗浄位置にあるサンプルプローブ16は、廃液口321kのほぼ真上に位置することとなる。そして、そのような状態で残留サンプルと内部水をほぼ真下に向けて吐出すれば、サンプルプローブ16から吐出された残留サンプルの軌跡上に廃液口321kが位置することになるから、残留サンプルの多くは直接的に廃液口321kを通過する。そしてこの結果、空間321aの底面における残留サンプルの飛び散りを低減できる。
ステップSb3において制御部42は、サンプルプローブ16を、第1の洗浄位置から第2の洗浄位置まで図15に示すように移動させる。サンプルプローブ16が第2の洗浄位置にあるとき、サンプルプローブ16の先端が空間321bの上方部分に位置する。従って具体的に制御部42は、サンプルアーム10を回動させて、空間321dを通して空間321bまでサンプルプローブ16を移動させる。図15における一点鎖線L3は、このときのサンプルプローブ16の先端の移動軌跡である。移動軌跡L3は、移動軌跡L2の一部と一致する。
ステップSb4において制御部42は、洗剤ポンプ41dの供給量を調整することにより、図16に示すような洗剤盛り上がりを形成する。このときに吸引吐出口16aが洗剤盛り上がりの中に位置する。
なお、余分な洗剤は、空間321dおよび空間321aを介して廃液口321kから流出して、あるいは空間321eおよび空間321cを介して廃液口321mから流出して、いずれも廃液タンク32に回収される。このように、洗剤盛り上がりを形成した洗剤が空間321bから逐次に流出するように洗剤を供給し続ければ、サンプルプローブ16から洗剤に混ざったサンプルは速やかに空間321bから排出されることになり、サンプルが洗剤溜まり内に拡散してしまうことが無い。ただし、洗剤が空間321bから流出しないように、洗剤の供給を停止しても良い。
ステップSb5において制御部42は、洗剤をサンプルプローブ16に吸引させる。具体的に制御部42は、分注ポンプ41bに吸引動作を一定期間行わせて、一定量の洗剤をサンプルプローブ16に吸引させる。なお、ここでサンプルプローブ16により吸引する洗剤の量は、残留サンプルの種類や量に応じて変更しても良い。なお、ここで吸入する洗剤と内部水との混ざりを防止するために、残留サンプルおよび内部水の吐出後、洗剤吸引までの任意のタイミングでエアーを吸って、内部水と洗剤との間にエアーギャップを形成することが望ましい。
以上のように、洗剤をサンプルプローブ16に吸引させることで、サンプルプローブ16の内壁を洗剤により洗浄する。さらにはこれと同時に、上記の洗剤吸引時にサンプルプローブ16の外壁が洗剤に接触することで、サンプルプローブ16の外壁が洗剤により洗浄される。なお、サンプルプローブ16による洗剤の吸引が終了したならば、制御部42は洗剤ポンプ41dの供給量を調整して洗剤盛り上がりを解消する。
サンプルプローブ16による洗剤の吸引が終了すると、ステップSb6において制御部42は、第1の洗浄位置へサンプルプローブ16を移動させる。
ステップSb7において制御部42は、洗浄水によるサンプルプローブ16の外壁の洗浄と洗剤および内部水の吐出とを開始する。具体的に制御部42は、洗浄水ポンプ41eの動作を開始させ、これにより洗浄水タンク34に貯留された洗浄水を水供給口321h,321iを介して空間321aへと供給する。そうすると図17に示すように、水供給口321h,321iから噴出した洗浄水によってサンプルプローブ16の外壁が洗浄される。洗浄水は、廃液口321kを介して廃液タンク32に回収される。また制御部42は、内部水タンク22に貯留された内部水を内部水ポンプ41cから吐出させることによって、洗剤をサンプルプローブ16から吐出させる。そして制御部42は、洗剤を吐出し終えてサンプルプローブ16から内部水が吐出されるようになるまで内部水ポンプ41cを動作させる。なお、吸引してある洗剤の量は既知であるので、ここでの内部水ポンプ41cの動作の継続時間は、この洗剤の量と内部水ポンプ41cの吐出量とを考慮して予め定めておけば良い。
以上により、洗剤を吐出後に、サンプルプローブ16の内壁を内部水により洗浄できる。
サンプルプローブ16から吐出された洗剤および内部水は、廃液口321kから流出して廃液タンク32に回収される。このとき、廃液口321kが、水供給口321hと水供給口321iとを結ぶ線と移動軌跡L1との交点に対し鉛直方向に沿って並んでいれば、サンプルプローブ16からほぼ真下に吐出された洗剤のの軌跡上に廃液口321kが位置する異になるから、洗剤の多くを直接的に廃液口321kを通過させることができ、空間321aの底面における洗剤の飛び散りを低減できる。
予め定められた一定期間に渡って洗浄水によるサンプルプローブ16の外壁を洗浄したのち、ステップSb8において制御部42は、洗浄水ポンプ41eの動作を停止させて、サンプルプローブ16の外壁の洗浄を停止する。
ステップSb9において制御部42は、サンプルプローブ16を、第1の洗浄位置から洗浄槽31外まで図18に示すように移動させる。具体的に制御部42は、サンプルアーム10を回動させて、スリット321gを通して、洗浄槽31外までサンプルプローブ16を移動させる。図18における一点鎖線L4は、このときのサンプルプローブ16の先端の移動軌跡である。
かくして第2の実施形態によれば、残留サンプルの排出、洗剤による内壁洗浄、洗浄水による内壁洗浄、洗剤による外壁洗浄ならびに洗浄水による外壁洗浄を、サンプルプローブ16の鉛直方向に関する移動を伴うことなしに行うことが可能である。従って、サンプルプローブ16の洗浄を、短時間のうちに効率的に行うことが可能である。あるいは、サンプルプローブ16の一回の洗浄のために利用できる限られた時間のなかで洗剤をサンプルプローブ16の内部流路16bに滞留させる時間を長く確保することが可能となり、これにより内壁洗浄をより確実に行うことが可能である。
また第2の実施形態によれば、洗浄水による外壁洗浄および内壁洗浄を行うための空間321aと洗剤溜まりが形成される空間321bとを水平方向にならべて別々に形成しているので、残留サンプルや汚れた洗浄水および洗剤が洗剤溜まりに混入することがない。この結果、洗浄効率を向上することが可能である。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
第1および第2の実施形態における洗浄ユニット30は、第1試薬プローブ14または第2試薬プローブ15の洗浄のために設けても良い。あるいは、第1試薬プローブ14、第2試薬プローブ15およびサンプルプローブ16のうちのいずれか2つまたは全ての洗浄のために複数の洗浄ユニット30をそれぞれ設けても良い。何らかの液状物を吸引、吐出する他のプローブをさらに備えるならば、そのプローブの洗浄のために洗浄ユニット30を設けても良い。
図5または図12に示される各ステップの間の時間間隔や順序は、一部変更可能である。例えば、ステップSa9は、ステップSa8とほぼ同時に実行しても良いし、ステップSa8が実行されてから予め定められた待ち時間が経過したのちに実行しても良い。さらには、上記の待ち時間を残留サンプルの種類に応じて変化させても良い。また、ステップSa8よりもステップSa9を先に開始させても良いし、ステップSa9が完了するよりも前にステップSa10を実行しても良い。
第1の実施形態においては、上部空間と下部空間とは、上下逆に配置しても良い。
第1の実施形態においては、上部空間と下部空間とを区別せずに、各洗浄を同一の空間で行っても良い。
第1の実施形態においては、同一の供給口から洗浄水および洗剤を供給しても良い。
第2の実施形態においては、洗剤供給口321jに、チューブなどを介して切替弁等で構成される流路切替部(図示しない)を接続し、さらに流路切替部をチューブなどを介して洗剤ポンプ41dおよび廃液タンク32へと接続しても良い。そして、洗剤をサンプルプローブ16により吸引した後には、空間321b内の洗剤を一旦廃液タンク32へと回収した後に、洗剤タンク33から新たな洗剤を空間321bに供給して洗剤溜まりおよび洗剤盛り上がりを形成しても良い。この場合、空間321cは省略しても良い。また、洗剤が空間321bから空間321aへと流れないようにしても良い。
空間321aと空間321bとの間に、例えば空間321cと同様な空間を追加して設けて、この追加した空間を介して洗剤を洗浄槽31外に排出しても良い。これにより、空間321aには洗剤を流さないようにすることができる。
第1および第2実施形態とも、試薬プローブなどのようなサンプルとは異なる液状物を吸引および吐出するノズルを洗浄の対象として実施することが可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…試薬庫、1a…ラック、2…試薬庫、2a…ラック、3…反応容器、4…反応ディスク、5…ディスクサンプラ、6,7…試薬容器、8,9…試薬アーム、10…サンプルアーム、11…撹拌ユニット、12…洗浄ユニット、13…測光ユニット、14,15…試薬プローブ、16…サンプルプローブ、16a…吸引吐出口、16b…内部流路、17…試料容器、18…分析部、21…チューブ、22…内部水タンク、30…洗浄ユニット、31…洗浄槽、32…廃液タンク、33…洗剤タンク、34…洗浄水タンク、40…駆動部、41…機構部、41a…アーム駆動機構、41b…分注ポンプ、41c…内部水ポンプ、41d…洗剤ポンプ、41e…洗浄水ポンプ、42…制御部、50…データ処理部、51…演算部、52…データ記憶部、60…出力部、61…印刷部、62…表示部、70…操作部、80…システム制御部、100…自動分析装置、311…本体、311a…上部空間、311b…下部空間、311c…水供給口、311d…水供給口、311e…上部廃液口、311f…下部廃液口、312…隔壁、312a…開口、321…本体、321a,321b,321c,321d,321e…空間、321f,321g…スリット、321h,321i…水供給口、321j…洗剤供給口、321k,321m…廃液口。

Claims (17)

  1. 流路および当該流路を外部に開放する開口を有したノズルと、
    前記流路から流体を吐出させる第1の流路状態および前記流路に流体を吸引させる第2の流路状態を少なくとも含んだ複数の流路状態を選択的に形成するように前記流路の状態を変更する第1の変更ユニットと、
    前記開口が空気中に位置する第1の開口状態および前記開口が洗剤の中に位置する第2の開口状態を少なくとも含んだ複数の開口状態を選択的に形成するように前記開口の状態を変更する第2の変更ユニットと、
    前記ノズルの外壁に洗浄水を供給する洗浄水供給ユニットと、
    第1の工程として前記第1の流路状態を形成することによって前記流路内に前記液状物と前記流路内の内部水とを吐出させ、第2の工程として前記第1の工程の後に前記第2の開口状態と前記第2の流路状態とを形成することによって前記洗剤を前記流路に吸引させ、第3の工程として前記第2の工程の後に前記第1の流路状態を形成することによって前記流路内に吸引された前記洗剤と前記内部水とを吐出させ、第4の工程として前記第3の工程の後に、または前記第3の工程と並行して、前記第1の開口状態を形成するとともに前記洗浄水を供給することによって前記ノズルの外壁を洗浄するように、前記第1の変更ユニット、前記第2の変更ユニットおよび前記洗浄水供給ユニットをそれぞれ制御する制御ユニットとを具備する自動分析装置。
  2. 鉛直方向についての前記ノズルの位置を変化させるように前記ノズルを移動させる鉛直移動ユニットと、
    前記洗剤を貯留する貯留容器とをさらに具備し、
    前記第2の変更ユニットは、鉛直方向についての前記ノズルの位置を変化させることによって、前記開口が前記貯留容器に貯留された前記洗剤外に位置させて前記第1の開口状態を形成するとともに、前記開口を前記貯留容器に貯留された前記洗剤内に位置させて前記第2の開口状態を形成する請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記貯留容器は、内部の流体をその自重により外部に排出可能な排液口を備え、
    前記第2の変更ユニットは、前記排液口から前記洗剤が排出される速さ以上の速さで前記貯留容器に前記洗剤を供給するユニットをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記排液口は、前記ノズルから吐出された前記液状物の軌跡上に位置することを特徴とする請求項3に記載の自動分析装置。
  5. 前記洗浄水供給ユニットは、
    前記貯留容器の上方に配置されて内部空間へと前記洗浄水を噴出する噴出口を有するとともに、この噴出口から噴出した前記洗浄水を前記貯留容器に落下させる洗浄容器と、
    前記洗浄水を前記噴射口から噴出するように前記噴射口に供給するユニットとをさらに具備することを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  6. 前記洗浄容器は、前記噴出口よりも下方に位置し、前記鉛直移動ユニットによる前記ノズルの移動を妨げることがないように前記内部空間への突出して形成された突出部をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記貯留容器は、前記洗剤の貯留量を一定に調整する機能を有し、
    前記鉛直移動ユニットは、前記開口を前記貯留容器に貯留された前記洗剤の液面から前記洗剤内に一定量進入させるように前記ノズルを位置させることによって前記第2の開口状態を形成することを特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  8. 水平方向についての前記ノズルの位置を変化させるように前記ノズルを移動させる水平移動ユニットと、
    前記洗剤を貯留し、前記水平移動ユニットにより前記ノズルが移動される際に前記開口が通過する位置に前記洗剤の盛り上がりを形成することが可能な貯留容器とをさらに具備し、
    前記制御ユニットは、
    前記水平移動ユニットによって前記ノズルを前記貯留容器の上方の位置とは異なる第1の洗浄位置に位置させたのちに前記第1の工程を実行し、
    前記水平移動ユニットによって前記ノズルを前記貯留容器の上方の第2の洗浄位置に移動させて前記洗剤の盛り上がりの中で前記第2の開口状態を形成した上で前記第2の工程を実行し、
    前記水平移動ユニットによって前記ノズルを前記第1の洗浄位置に移動させた上で、前記第3および第4の工程を実行することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  9. 前記貯留容器は、前記盛り上がりを形成した前記洗剤を側方から排出する請求項8に記載の自動分析装置。
  10. 前記貯留容器へと前記洗剤を供給する洗剤供給ユニットをさらに備え、
    前記制御ユニットは、前記貯留容器の上方を前記ノズルが通過するときには前記洗剤の盛り上がりを形成せず、かつ前記第2の工程のときには前記洗剤の盛り上がりを形成するように前記洗剤供給ユニットによる前記洗剤の供給量を制御する請求項8に記載の自動分析装置。
  11. 前記制御ユニットは、前記第2の工程にて前記流路に吸引させる前記洗剤の量、前記流路に吸引させる洗剤の種類、さらには前記第2の工程を終えてから前記第3の工程を開始するまでの時間のうちの少なくとも1つを前記液状物の種類または量、あるいはその両方に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  12. 前記制御ユニットは、前記液状物の粘性が高いほど、あるいは前記液状物の量が多いほど、前記第2の工程にて前記流路に吸引させる前記洗剤の量を多くする請求項11に記載の自動分析装置。
  13. 前記制御ユニットは、前記液状物の粘性が高いほど、あるいは前記液状物の量が多いほど、前記第2の工程にて前記流路に吸引させる前記洗剤をアルカリ度の高い洗剤とする請求項11に記載の自動分析装置。
  14. 前記第1の変更ユニットは、前記流路に前記開口とは異なる開口から前記流路へと媒質液を送り込むことによって前記第1の流路状態を形成するものであって、
    前記制御ユニットは、前記流路内に残留している前記液状物の吐出に際しては前記媒質液が前記開口より吐出されるまで前記第1の流路状態を継続させるように前記流路状態形成ユニットを制御することを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  15. 前記洗剤は、アルカリ性洗剤であることを特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  16. 流路および当該流路を外部に開放する開口を有し、試料または試薬を分注するプローブと、
    前記プローブをほぼ鉛直方向に移動させる移動ユニットと、
    鉛直方向に延びる内部空間を有し、前記内部空間へと洗浄水を供給するための水供給口を形成し、前記水供給口よりも下方に前記内部空間へと洗剤を供給するための洗剤供給口を形成するとともに、底面に廃液口を形成する洗浄槽と、
    前記プローブの流路に接続された第1および第2のポンプと、
    前記水供給口へと前記洗浄水を供給する第3のポンプと、
    前記洗剤供給口へと前記洗剤を供給する第4のポンプと、
    制御ユニットとを具備し、
    前記制御ユニットは第1の工程として、前記プローブを前記内部空間に位置させるように前記移動ユニットを制御したのち、前記流路内の前記試料または試薬を吐出させるように前記第1又は第2のポンプを制御し、
    前記制御ユニットは第2の工程として、前記第1の工程の後に、前記内部空間に前記洗剤の溜まりを形成するように前記第4のポンプを制御するとともに、前記洗剤の溜まりの中に前記開口が位置するように前記移動ユニットを制御したのち、前記洗剤を前記流路に吸引するように前記第1又は第2のポンプを制御し、
    前記制御ユニットは第3の工程として、前記第2の工程の後に、前記水供給口から前記内部空間へと供給される前記洗浄水が当たる位置に前記プローブの開口付近を位置させるように前記移動ユニットを制御した後に、前記流路内に吸引された前記洗剤を吐出させるように前記第2のポンプを制御するとともに、これと並行して前記洗浄水を前記内部空間へと供給するように前記第3のポンプを制御する自動分析装置。
  17. 流路および当該流路を外部に開放する開口を先端に有し、試料または試薬を分注するプローブと、
    前記プローブをほぼ水平方向に移動させる移動ユニットと、
    水平方向に互いに並んだ第1および第2の内部空間を有するとともに、前記第1および第2の内部空間を通っての前記移動ユニットによる前記プローブの移動を妨げず、前記プローブの先端の移動軌跡よりも上方において前記第1の内部空間へと洗浄水を供給するための水供給口を形成し、さらに前記第2の内部空間へと洗剤を供給するための洗剤供給口を形成する洗浄槽と、
    前記プローブの流路に接続された第1および第2のポンプと、
    前記水供給口へと前記洗浄水を供給する第3のポンプと、
    前記洗剤供給口へと前記洗剤を供給する第4のポンプと、
    制御ユニットとを具備し、
    前記制御ユニットは第1の工程として、前記プローブを前記第1の内部空間に位置させるように前記移動ユニットを制御したのち、前記流路内に残留している前記試料または試薬を吐出させるように前記第1又は第2のポンプを制御し、
    前記制御ユニットは第2の工程として、前記第1の工程の後に、前記プローブを前記第1の内部空間に位置させるように前記移動ユニットを制御するとともに、前記第2の内部空間のうちの前記移動軌跡よりも下方から上方へと前記洗剤の盛り上がりを形成するように前記第4のポンプを制御した後に、前記洗剤を前記流路に吸引するように前記第1又は第2のポンプを制御し、
    前記制御ユニットは第3の工程として、前記第2の工程の後に、前記プローブを前記第1の内部空間に位置させるように前記移動ユニットを制御した後に、前記流路内に吸引された前記洗剤を吐出させるように前記第2のポンプを制御するとともに、これと並行して前記洗浄水を前記第1の内部空間へと供給するように前記第3のポンプを制御する自動分析装置。
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