JP2016191561A - 分注ノズル洗浄方法および自動分析装置 - Google Patents

分注ノズル洗浄方法および自動分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016191561A
JP2016191561A JP2015070318A JP2015070318A JP2016191561A JP 2016191561 A JP2016191561 A JP 2016191561A JP 2015070318 A JP2015070318 A JP 2015070318A JP 2015070318 A JP2015070318 A JP 2015070318A JP 2016191561 A JP2016191561 A JP 2016191561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
dispensing nozzle
liquid
cleaning liquid
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015070318A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6517565B2 (ja
Inventor
賢史 島田
Masafumi Shimada
賢史 島田
善寛 山下
Yoshihiro Yamashita
善寛 山下
敬道 坂下
Takamichi Sakashita
敬道 坂下
克宏 神原
Katsuhiro Kanbara
克宏 神原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Hitachi High Tech Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp, Hitachi High Tech Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2015070318A priority Critical patent/JP6517565B2/ja
Publication of JP2016191561A publication Critical patent/JP2016191561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6517565B2 publication Critical patent/JP6517565B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】分注ノズルから洗浄液を吐出する際における洗浄槽からの跳ね返りを抑制し、キャリーオーバーの防止に有効な程度に洗浄水の吐出圧力を高くすることが可能な自動分析装置を実現する。
【解決手段】電磁弁209を閉とし給水ノズル203により洗浄槽124内に給水し(a)、(b)、水位が洗浄槽124内の一定の高さとなると(c)電磁弁209を開放し洗浄槽124内に排水口204へ向かう水流を発生させ(d)分注ノズル122から予圧液を吐出させ(e)ノズル洗浄ステップを開始する。洗浄ステップ中は水供給ノズル203による給水を続け、洗浄ステップ終了後電磁弁209は閉じるが水供給ノズル203の給水は継続され次の洗浄ステップまでに一定水位まで洗浄槽124に供給水を貯める。分注ノズル122からの洗浄水吐出中の洗浄槽124底面からの跳ね返りによる分注ノズル122や周辺ユニットへの飛び散りを防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、試料又は試薬等を分注する分注ノズルを備えた分注ノズル洗浄方法および自動分析装置に関する。
医療分野やバイオテクノロジー分野等においては、血液、血清、尿等の試料を試薬と反応させ、試料に含まれる特定の生体成分や化学物質等を検出する自動分析装置が用いられる。
こうした自動分析装置では、信頼性の高い検査の実現に向けて分析精度の更なる向上が図られている。例えば、分析に係る一連の工程の中で、試料又は試薬を分注する分注ノズルの洗浄が不十分な場合、洗浄しきれずに分注ノズルに残った吸着物質が次の試料等の分注時に遊離してその試料に混入する懸念がある。これを一般的にキャリーオーバーという。キャリーオーバーは測定結果に影響を及ぼす。
小児や高齢者が患者である場合には、少量しか試料が採取できない。また、患者の負担軽減や試薬使用量の削減のために、今後はさらに試料及び試薬の微量化が進み得る。
従って、今まで以上に試料及び試薬の分注工程においてキャリーオーバーやコンタミネーションの抑制が重要視される。分注ノズルの洗浄方法については、洗浄液によるものが種々提唱されている。
特許文献1に記載の装置では、試薬を分注した分注ノズルを分注ノズル洗浄槽へ移動させ、分注ノズル内の残液を吐出した後、洗浄液を吸引して分注ノズルの内壁面を洗浄する。ここで吸引する洗浄液は、供給口から継続的に供給されて槽から溢れ出る(オーバーフローする)状態としてある。吸引した洗浄液は分注ノズル内から吐出される予圧液によって押し出され、洗い流される。分注ノズル外壁面は洗浄液吐出ノズルから吐出される洗浄水によって洗浄される。
また、特許文献2に記載の分注プローブ洗浄方法は、分注プローブの内壁面を洗浄するため、分注プローブ内部から押し出し液を洗浄槽に吐出する。このとき、洗浄槽の貯留槽の下方から洗浄液を上方に流し、オーバーフローさせ、オーバーフロー槽に供給する。これは、分注プローブから吐出される押し出し液により、貯留槽から供給される洗浄液の清浄度を維持するためである。そして、分注プローブは貯留槽に挿入され、分注プローブの外壁面が洗浄液により洗浄される。
WO2012/105398A1 特開2010−216876号公報
分注ノズル内外壁面の洗浄効率は洗浄水の吐出圧力に依存し、吐出圧力が高くなると洗浄効率が高くなる。従って、上述したキャリーオーバーの防止には洗浄水の吐出圧力を高くすることが有効である。
しかしながら、特許文献1に記載の装置において、洗浄水の圧力を上昇させると、この洗浄水の吐出圧力上昇に伴い、洗浄槽底面などの障害物に洗浄液が衝突した際に発生する洗浄液の跳ね返りが増え、分注ノズル、周辺ユニットへ洗浄液が付着する頻度が高くなるため、圧力の上昇には制限がある。
また、特許文献2に記載の洗浄方法においては、分注ノズルからの押し出し液は、貯留槽からオーバーフローする洗浄液に向けて吐出されるため、洗浄槽底面等に直接には衝突することはないため、押し出し液の吐出圧力を高くしても、特許文献1に記載の装置に比較して、洗浄液である押し出し液の跳ね返りは抑制されると考えられる。
しかしながら、オーバーフローさせ洗浄液の送液方向に対向して押し出し液を吐出させているため、押し出し液と洗浄液とは、互いに衝突する関係にあり、押し出し液の吐出圧力を高くすると、押し出し液が洗浄液に跳ね返され、洗浄槽内面に押し出し液が付着する頻度が高くなる。
したがって、特許文献1及び特許文献2に記載の技術では、分注ノズルからの洗浄液等の吐出圧力の上昇には制限があり、キャリーオーバーの防止に有効な程度に洗浄水の吐出圧力を高くすることは困難である。
本発明の目的は、分注ノズルから洗浄液を吐出する際における洗浄槽からの跳ね返りを抑制し、キャリーオーバーの防止に有効な程度に洗浄水の吐出圧力を高くすることが可能な分注ノズル洗浄方法及び自動分析装置を実現することである。
上記目的を達成するために、本発明は、次のように構成される。
本発明による自動分析装置は、複数の反応容器が配置される反応ディスクと、試料分注ノズルを有し、試料を上記反応容器に分注する試料分注機構と、試薬分注ノズルを有し、試薬を上記反応容器に分注する試薬分注機構と、上記反応容器内の反応液に含まれる特定の成分を検出する検出部と、洗浄液吐出口と、この洗浄液吐出口下方の排出口とが形成された洗浄槽と、上記洗浄槽内の液体の上記排出口からの排出を調節する排水調節機構と、上記反応ディスク、上記試料分注機構、上記試薬分注機構、上記検出部、及び上記洗浄槽の動作を制御する制御部とを備える。
そして、上記制御部は、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを上記洗浄液吐出口に挿入させ、上記洗浄槽内に液体が収容された状態とし、上記排水調節機構により上記洗浄槽内に収容された液体が上記排水口から排出されると、上記薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内の液体を、上記排出口に向けて吐出させて上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを洗浄させる。
また、本発明による自動分析装置の分注ノズル洗浄方法は、試薬分注ノズルまたは試料分注ノズルを、洗浄槽に形成された洗浄液吐出口に挿入し、上記洗浄槽内に液体が収容された状態で、上記洗浄液吐出口下方に形成された排水口から、上記洗浄槽内に収容された液体を排出しながら、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内の液体を上記排出口に向けて吐出し、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを洗浄する。
本発明によれば、分注ノズルから洗浄液を吐出する際における洗浄槽からの跳ね返りを抑制し、キャリーオーバーの防止に有効な程度に洗浄水の吐出圧力を高くすることが可能な分注ノズル洗浄方法及び自動分析装置を実現することができる。
本発明が適用される自動分析装置の一例の全体構成図である。 本発明の第1実施形態に係るは試薬分注装置及びノズル洗浄装置を模式的に表した図である。 本発明の第1の実施例による第一、第三洗浄ステップの動作説明図である。 本発明の第2の実施例に係る自動分析装置に備えられた洗浄槽による洗浄ステップ時の動作フローを模式的に表した図である。 本発明の第2の実施例に係る昇降装置の一例を示す図である。 本発明の第2の実施例に係る昇降装置の他の例を示す図である。 本発明に係る分注ノズルの洗浄手順を表したフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施例)
1.自動分析装置
図1は、本発明が適用される自動分析装置の一例の全体構成図である。
図1において、自動分析装置100は、ラック101を搬送するラック搬送ライン117、反応容器105を設置するインキュベータディスク(反応ディスク)104、サンプル分注チップや反応容器105を搬送するサンプル分注チップ・反応容器搬送機構106、サンプル分注チップや反応容器105を保持するサンプル分注チップ・反応容器保持部材107、反応容器105内のサンプルを攪拌する反応容器攪拌機構108、サンプルを分注・吐出するサンプル分注装置(試料分注機構)103、試薬容器118を設置した試薬ディスク111、試薬を分注・吐出する試薬分注装置(試薬分注機構)114、インキュベータディスク104及び検出ユニット(検出部)116間で反応容器105を移載する反応容器搬送機構115、反応容器105内の反応液に含まれる特定の生体成分や化学物質等を検出する検出ユニット116、試薬分注装置114の試薬分注ノズル122(図2に示す)を洗浄するためのノズル洗浄装置(ノズル洗浄機構)119及び各装置の動作を制御する制御装置(制御部)120を備えている。
ラック搬送ライン117は、当該ライン117上の、サンプル分注装置103によるサンプル分注位置までラック101を搬送する。ラック101には、サンプル(試料)を保持するサンプル容器102を複数架設することができる。本例では、このようにサンプルをライン搬送する構成を例示しているが、回転してサンプルを搬送するディスク状のものを設ける場合もある。
インキュベータディスク104は、複数の反応容器105を環状に設置することができ、図示しない駆動装置によって回転駆動し、サンプル分注装置103による分注位置等を含む各所定位置まで任意の反応容器105を移動させることができる。
サンプル分注チップ・反応容器搬送機構106は、XYZの3軸方向に移動可能であり、サンプル分注チップ・反応容器保持部材107、反応容器攪拌機構108及びインキュベータディスク104の各所定箇所、並びにサンプル分注チップ・反応容器廃棄孔109及びサンプル分注チップ装着位置110の間でサンプル分注チップ・反応容器を搬送する。
サンプル分注チップ・反応容器保持部材107は、未使用の反応容器105とサンプル分注チップを複数設置している。上記サンプル分注チップ・反応容器搬送機構106は、サンプル分注チップ・反応容器保持部材107の上方に移動し、下降して未使用の反応容器105を把持して上昇し、インキュベータディスク104の所定位置の上方に移動し、下降してインキュベータディスク104に反応容器105を設置する。
また、サンプル分注チップ・反応容器搬送機構106は、サンプル分注チップ・反応容器保持部材107の上方に移動し、下降して未使用のサンプル分注チップを把持して上昇し、サンプル分注チップ装着位置110の上方に移動し、下降してサンプル分注チップ装着位置110にサンプル分注チップを設置する。
サンプル分注装置103は、分注ノズル(図示せず)を回動及び上下動により移動させる構成であり、サンプル分注チップ装着位置110の上方に分注ノズルを回動移動させて降ろし、分注ノズルの先端にサンプル分注チップを圧入して装着する。
サンプル分注チップを装着した分注ノズルは、ラック101に載置されたサンプル容器102の上方に移動して下降し、サンプル容器102に保持されたサンプルを所定量吸引する。サンプルを吸引した分注ノズルは、インキュベータディスク104の上方に移動して下降し、インキュベータディスク104に保持された未使用の反応容器105にサンプルを吐出する。サンプル吐出が終了すると、分注ノズルは、サンプル分注チップ・反応容器廃棄孔109の上方に移動し、使用済みのサンプル分注チップをサンプル分注チップ・反応容器廃棄孔109から廃棄する。
試薬ディスク111には、複数の試薬容器118が設置されている。試薬ディスク111の上部には試薬ディスクカバー112(図1は左部分を一部破断した図である)が設けられていて、試薬ディスク111の内部は所定の温度に保温される。試薬ディスクカバー112には、インキュベータディスク104側の部分に開口部113が設けられている。
試薬分注装置114は、分注ノズル122(図2に示す)を水平方向に移動させる構成のものがあるが、本実施例ではサンプル分注装置103と同じく分注ノズル122を回転及び上下動により移動させる構成としてある。この試薬分注装置114は、分注ノズル122を試薬ディスクカバー112の開口部113の上方に回転移動させて降ろし、分注ノズル122の先端を所定の試薬容器118に挿入して所定量の試薬を吸引する。その際、試薬ディスク111においては、分注ノズル122に吸引させる試薬を開口部113の下方位置に予め移動させてある。
また、試薬分注装置114には静電容量を用いた液面センサ(液面検知器)121(図2に示す)が備わっており、試薬吸引の際、試薬に対する分注ノズル122の浸漬部が最小限(例えば試薬が必要量だけ吸引できる浸漬量)となるように分注ノズル122の下降量が制御される。
試薬吸引後、分注ノズル122は上昇してインキュベータディスク104の所定位置の上方に回転移動し、反応容器105に試薬を吐出する。その後、次回の試薬吸引工程に移行する前に、洗浄槽の上方に回転移動し、分注ノズル122を洗浄する。
サンプルと試薬が吐出された反応容器105は、インキュベータディスク104の回転によって所定位置に移動し、サンプル分注チップ・反応容器搬送機構106によって反応容器攪拌機構108のところに搬送される。反応容器攪拌機構108は、反応容器105に対して回転運動を加えることで反応容器105内のサンプルと試薬を攪拌して混和する。攪拌の終了した反応容器105は、サンプル分注チップ・反応容器搬送機構106によって、インキュベータディスク104の所定位置に戻される。
反応容器搬送機構115は、サンプル分注装置103と同じく回転と上下移動が可能であり、サンプルと試薬の分注及び攪拌が終了しインキュベータディスク104に戻されて所定の反応時間が経過した反応容器105の上方に移動して下降し、反応容器105を把持して上昇し、回転移動によって検出ユニット116に反応容器105を搬送する。
なお、本実施例においては、検出ユニット116と反応容器搬送機構115を2つずつ設け、並列分析による分析処理効率の倍増が図られている。
以上で説明した各装置によるプロセス及び以下に説明するノズル洗浄動作は制御装置120によって実行される。
2.試薬ノズル洗浄槽の構成
図2は試薬分注装置114及びノズル洗浄装置119を模式的に表した図である。
図2において、試薬分注装置114は、分注ノズル(プローブ)122、移動装置123、分注シリンジ200、及び液面検知器121を備えている。移動装置123は、鉛直な軸に一端が連結されたアームを備えていて、一の駆動装置(図示せず)によってアームを回動させアームの他端に垂設した分注ノズル122を軸周りに回転移動させるとともに、他の駆動装置(図示せず)によってアームを上下動させることで分注ノズル122を上下に移動させる。
分注シリンジ200は、分注ノズル122に接続していて、分注ノズル122に試薬を吸い込んだり分注ノズル122から試薬を吐出したりする。分注シリンジ200とこの分注シリンジ200及び分注ノズル122を接続する管路には予圧液が吸引されている。
液面検知器121は、分注ノズル122に接続されていて、静電容量によって分注ノズル122を介して試薬や洗浄液の存在を検知するものであり、例えば分注ノズル122が試薬や洗浄液に触れると試薬や洗浄液の存在が液面検知器121によって検知される。なお、特に説明はしないが、サンプル分注装置103も試薬分注装置114と基本的に同様の構成である。
図1に示したノズル洗浄装置119は、図2に示す、洗浄槽124、第一第三吐出口201、第二洗浄液貯留槽202、第一第三洗浄液供給装置(洗浄液供給機構)125、第二洗浄液供給装置126を備えている。なお、図2においては、ノズル洗浄装置119の断面を示している。また、図2においては、第一第三吐出口201は、分注ノズル122が挿入された状態を示している。
洗浄槽124は、インキュベータディスク104及び試薬ディスク111の間における試薬分注装置114の分注ノズル122の軌道上に配置されている。この洗浄槽124は、分注ノズル122に対して後述する第一洗浄ステップ、第二洗浄ステップ及び第三洗浄ステップをするための容器である。
この洗浄槽124内の第一第三洗浄位置には、上記第一第三洗浄液吐出口201が設けられ、第二洗浄位置には、第二洗浄液貯留槽202が設けられている。また、洗浄槽124には水供給ノズル(液体供給機構)203が設けられている。洗浄槽124の底部には、分注ノズル122の直下、つまり、第一第三洗浄液吐出口201の直下であり、分注ノズル122から吐出される洗浄液が、そのほぼ中心部分に吐出される排出口204が設けられている。排出口204は、図示以外の場所の複数個所にも設けても良い。
第一第三洗浄位置、第二洗浄位置は分注ノズル122の軌道上にインキュベータディスク104(試薬分注位置)から試薬ディスク111(試薬吸引位置)に向かってこの配置で並んでいる。図2において、分注ノズル122を破線で表した位置が第二洗浄位置であり、第二洗浄位置の左側に分注ノズル122を実線で表した位置が第一第三洗浄位置である。
なお、分注ノズル122の第一第三洗浄位置は、同一位置を示すが、この第一第三洗浄位置において、第一洗浄ステップと第三洗浄ステップが実行されるため、第一第三洗浄位置と定義している。
第一第三洗浄位置は、第一第三洗浄液吐出口201から吐出した第一、第三洗浄液が、第一第三洗浄位置にある分注ノズル122の外壁面にかかる位置である。第一第三洗浄液吐出口201は、本実施例では分注ノズル122の移動を妨げない位置に設けられている。
第二洗浄液貯留槽202には、この第二洗浄液貯留槽202に第二の洗浄液を供給する第二洗浄液供給装置126が接続されている。第二洗浄液供給装置126は、第二洗浄液を収容するタンク206、送液シリンジ207、流路切換弁208及び電磁弁205を備えている。送液シリンジ207は、タンク206と管路を介して接続している。タンク206と送液シリンジ207とを接続する管路は、分岐して第二洗浄液貯留槽202に接続している。流路切換弁208は管路の分岐部に設けられていて、電磁弁205は流路切換弁208と第二洗浄液貯留槽202とを接続する管路に設けられている。流路切換弁208は送液シリンジ207の接続相手をタンク206及び第二洗浄液貯留槽202のいずれかに切り換える。
流路切換弁208を介してタンク206に接続した状態で送液シリンジ207が第二洗浄液を吸引し、流路切換弁208により送液シリンジ207の接続先を第二洗浄液貯留槽202に切り換えて、送液シリンジ207から第二洗浄液を吐出することによって、第二洗浄液貯留槽202に第二洗浄液が供給される。電磁弁205、流路切換弁208及び送液シリンジ207は制御装置120からの信号に従って動作する。
また、第一第三洗浄液吐出口201には、第一洗浄液及び第三洗浄液を供給する第一第三洗浄液供給装置125が接続されている。第一第三洗浄液吐出装置125は第二洗浄液供給装置126と同様な構成である。このため、簡略的に図示するとともに、その構成については説明を省略する。
水供給ノズル203は水供給装置(液体供給機構)127に接続されている。水供給装置127はポンプ210、ポンプ制御装置211、供給水タンク212を備えている、ポンプ210はポンプ制御装置211によって制御され、洗浄槽124内に供給水を送る。ポンプ制御装置211は、制御装置120からの指令によりポンプ210を制御する。
3.洗浄手順
図7は制御装置120による分注ノズルの洗浄手順を表したフローチャートである。
図7に示すように、分注ノズルの洗浄工程は、第一洗浄ステップS1、第二洗浄ステップS2及び第三洗浄ステップS3の3つのステップを含んでいて、制御装置120は、試薬分注装置114及びノズル洗浄装置119を制御して第一、第二、第三洗浄ステップを実行する。第一乃至第三洗浄ステップについてそれぞれ説明する。
(1)第一洗浄ステップ
第一洗浄ステップでは、制御装置120は、試薬分注装置114の動作を制御して、インキュベータディスク104上の反応容器105に試薬を吐出させた後、移動装置123に信号を出力して分注ノズル122を第一洗浄位置(第一第三洗浄位置)に移動させ、第一第三洗浄液吐出口201内に挿入する。そして、制御装置120は、分注シリンジ200及び第一洗浄液供給装置125に信号を出力し、分注ノズル122から予圧液を吐出させるとともに、第一第三洗浄液吐出口201から分注ノズル122の外壁面に第一洗浄液をかける。つまり、分注ノズル122内から予圧液を吐出することで分注ノズル122の内壁面を洗浄し、分注のノズル122の外壁面に第一洗浄液をかけることで分注ノズル122の外壁面を洗浄する。
この第一洗浄ステップにおける分注ノズル122の内壁面の洗浄及び外壁面の洗浄はどちらが先でも良く、同時であっても良い。第一洗浄位置で分注ノズル122の外壁面にかけられた第一洗浄液は、洗浄槽124で受けられ、排出口204を介して洗浄槽124から排液タンク(図示せず)に排出される。
(2)第二洗浄ステップ
第一洗浄ステップ終了後、第二洗浄ステップに手順を移すと、制御装置120は、移動装置123に信号を出力して分注ノズル122を第二洗浄位置の第二洗浄液貯留槽202に移動させ、分注ノズル122の先端を第二洗浄液に浸漬させる。その際、第二洗浄ステップにおける第二洗浄液吸引動作時の分注ノズル122の先端の高さは、制御装置120によって第二洗浄液を必要量だけ吸引する高さに制御される。
「第二洗浄液を必要量だけ吸引する高さ」とは、第二洗浄液の吸引時に第二洗浄液の液面高さが一定に保たれない場合(吸引と同時に供給がされない場合)には、第二洗浄液の液面から必要量の第二洗浄液の体積分だけ下がった高さ位置をいい、第二洗浄液の吸引時に第二洗浄液の液面高さが一定に保たれる場合(吸引と同時に供給がされる場合)には、第二洗浄液の液面の高さ位置(又は吸引動作に最小限必要なノズル浸漬量だけ液面から下がった高さ位置)をいう。
こうして分注ノズル122を第二洗浄位置に移動させたら、制御装置120は、分注シリンジ200に信号を出力して分注ノズル122に第二洗浄液を吸引することで、分注ノズル122の内壁面を洗浄する。
このとき、第二洗浄ステップの実行に伴う第二洗浄液貯留槽202の第二洗浄液の減少に応じて、制御装置120は、第二洗浄液供給装置126に信号を出力して第二洗浄液貯留槽202に第二洗浄液を補充する。つまり、分注ノズル122が吸引する洗浄液の量より大の量の洗浄液を第二洗浄液貯留槽202に補充する。
この手順は、第二洗浄ステップの実行後、次回の第二洗浄ステップの開始までに実行すれば良いが、例えば、第二洗浄ステップの実行中に分注シリンジ200とともに第二洗浄液供給装置126を制御することによって、分注ノズル122による第二洗浄液の吸引と同時に第二洗浄液供給装置126によって第二洗浄液貯留槽202に洗浄液を供給し、第二洗浄液貯留槽202における第二洗浄液の液面を維持するようにしても良い。
また、第二洗浄ステップにおいては、制御装置120によって分注シリンジ200を制御することにより、第二洗浄液を必要量だけ吸引する高さ(前述)よりも深く分注ノズル122の先端部を第二洗浄液に浸漬させて、第二洗浄液の吸引時に分注ノズル122の外壁面を併せて洗浄するようにすることもできる。その際の第二洗浄液への浸漬量は、分注ノズル122の外壁面における試薬を含む洗浄対象物の付着が想定され得る部位が第二洗浄液に浸かるように予め設定した値である。
また、制御装置120は、必要であれば、第二洗浄ステップにおける第二洗浄液の吸引動作時、分注ノズル122の高さを保って分注ノズル122の先端部を第二洗浄液に浸漬させた状態で、分注シリンジ200に信号を出力して第二洗浄液の吸引吐出を繰り返し実行することもできる。
(3)第三洗浄ステップ
第二洗浄ステップ終了後、第三洗浄ステップに手順を移すと、制御装置120は、移動装置123に信号を出力して分注ノズル122を第三洗浄位置(第一第三洗浄位置)の第一第三洗浄液吐出口201に移動させ、分注シリンジ200及び第三洗浄液供給装置125に信号を出力し、分注ノズル122から第二洗浄液を吐出して分注ノズル122の内壁面を洗浄するとともに、分注ノズル122の外壁面に第三洗浄液をかけて分注ノズル122の外壁面を洗浄する。
第三洗浄ステップにおける第二洗浄液の吐出及び第三洗浄液の流下の動作は、第一洗浄ステップにおける予圧液の吐出及び第一洗浄液の流下の動作と同様である。この第三洗浄ステップにおける分注ノズル122の内壁面の洗浄及び外壁面の洗浄はどちらが先でも良く、同時であっても良い。第三洗浄位置で分注ノズル122の外壁面にかけられた第三洗浄液は、洗浄槽124で受けられ、排出口204を介して洗浄槽124から排液タンク(図示せず)に排出される。このとき、排出口204に接続された排出管に配置された電磁弁(排水調節機構)209は、制御装置120の指令により開となっている。
また、制御装置120は、分注シリンジ200、移動装置123の少なくとも一方を制御することにより、第二洗浄ステップで吸引した第二洗浄液を分注ノズル122内に設定時間保持することで、分注ノズル122の内壁面の一層の洗浄効果の向上を図ることもできる。ここで言う「設定時間」とは、第二洗浄ステップにおける第二洗浄液の吸引動作、第三洗浄位置への移動動作、第二洗浄液の吐出動作を通常の速度で連続して実行した場合における分注ノズル122内における第二洗浄液の滞留時間に対する付加時間であって予め設定された時間を意味する。
具体的には、例えば、第二洗浄位置から第三洗浄位置への移動速度を遅らせる、第三洗浄位置に到達後第二洗浄液を吐出するタイミングを遅らせる、第二洗浄液を吸引後第二洗浄位置から第三洗浄位置に移動するタイミングを遅らせる等の動作の少なくとも1つにより実行することができる。
なお、上記第一乃至第三洗浄ステップの少なくとも1つにおいて、液面検知器121を用いて洗浄液を検知することで洗浄液の吐出状態又は貯留状態が正常であることを判断することができる。例えば、液面検知器121から入力される信号を基に、制御装置120によって分注ノズル122に洗浄液が触れていることを確認する。そして、第一乃至第三洗浄ステップの全てが正常に実行されていることが制御装置120で確認されない場合、正常に実行されなかった洗浄ステップを報知する信号が表示装置や音声装置、印刷装置等の出力装置に制御装置120から出力されるようにすることができる。また、必要であれば第一乃至第三洗浄ステップが正常に実行されている旨を報知する信号が表示装置や音声装置、印刷装置等の出力装置に制御装置120から出力されるようにすることもできる。
4.本発明による第1の実施例の効果
(1)分注ノズル洗浄時の洗浄水飛び散り抑制
図3は、第1の実施例による第一、第三洗浄ステップの動作説明図である。
図3の(a)、(b)に示すように、第一洗浄ステップ及び第三洗浄ステップの動作開始前に、水供給ノズル203により洗浄槽124内に給水し(電磁弁209は閉となっている)、図3の(c)に示すように水位が洗浄槽124内の一定の高さまで到達したら、図3の(d)に示すように電磁弁209を開放して洗浄槽124内に排水口204へ向かう水流を発生させ、図3の(e)に示すように、分注ノズル122から予圧液を吐出させ、第一、第三洗浄ステップを開始する。
洗浄ステップ中は排水口204へ向かう水流が止まらないように水供給ノズル(液体供給機構)203による給水を続ける。この状態で、電磁弁204は開となるように制御され、分注ノズル122から吐出された洗浄液は水流によって排水口204へ吸引される。
洗浄ステップ終了後、電磁弁209は閉じるが水供給ノズル204からの給水は継続され、次の洗浄ステップまでに一定の水位まで洗浄槽124内に供給水を貯める。
これにより、分注ノズル122からの洗浄水吐出中の洗浄槽124底面からの跳ね返りによる分注ノズルや周辺ユニットへの飛び散りを防ぎ、ユーザによる洗浄槽124及び周辺ユニットの清掃の頻度を低減させることができる。
上述したように、排出口204は、分注ノズル122の直下、つまり、第一第三吐出口201の直下であり、分注ノズル122から吐出される洗浄液が、そのほぼ中心部分に吐出される位置に形成されている。
そして、電磁弁209を開とすると、図3の(d)、(e)に示ように、洗浄槽124に貯められた水は、排水口204に向かい、下方向に流れる水流が形成され、水面はほぼ凹部形状となる。
第一第三線洗浄位置に設置された分注ノズル122から洗浄液が吐出されると、吐出された洗浄液は、図3の(e)に示すように、ほぼ凹形状となった水面の中央部に落下する。さらに、洗浄槽124内のほぼ凹形状となった水面の中央部における水は、分注ノズル122からの洗浄液の吐出方向と同様に、ほぼ下方向に向かっている。
したがって、分注ノズル122から吐出された洗浄液が、水面に落下することによる跳ね返り、飛び散りも十分に抑制される。
(2)洗浄効率向上とキャリーオーバー抑制
洗浄効率向上の為に洗浄水圧を上げると、洗浄槽124の底面から跳ね返る洗浄水液滴が増加する。しかしながら、本発明の第1の実施例のように構成すれば、洗浄液高圧下でもその跳ね返りが抑えられ、分注ノズルの洗浄効率向上とキャリーオーバーの抑制を実現することができる。
(3)洗浄槽の自動洗浄
上述したように、本発明の第1の実施例は、洗浄槽124内に供給水を、洗浄槽124内の任意の高さまで溜めて、排出する動作を繰り返す機能を持つ。また、第二洗浄液供給装置126によって第二洗浄液貯留槽202から洗浄液をオーバーフローさせることで供給水の貯留、排出を繰り返す過程で洗剤濃度を変えていくことができる。これにより、ユーザによる洗浄槽124内の手動洗浄が不要となり、メンテナンス性が向上する。
つまり、一つの洗浄槽124内に、第二洗浄液貯留槽124を配置し、この第二洗浄液貯留槽124から、洗浄槽124内に洗浄液をオーバーフローさせ、かつ、排水口204による水流を発生させることにより、洗浄液が混入した混合液が洗浄槽124内を移動することにより、洗浄槽124の内面を自動的に洗浄することができる。
(4)分注ノズル洗浄
上記(3) 洗浄槽の自動洗浄と同様の動作で洗浄槽124内に供給水を貯め、分注ノズル122を浸漬することで、第一、第三洗浄ステップで行う洗浄範囲よりも広い範囲での洗浄が可能となる。
また、上記(3)洗浄槽の自動洗浄と同様に、第二洗浄液供給装置126によって第二洗浄液貯留槽202から洗浄液をオーバーフローさせることで供給水の貯留、排出を繰り返す過程で洗剤濃度を変えていくことができる。これにより、ユーザによる分注ノズルの手動洗浄が不要となり、メンテナンス性が向上する。
(第2の実施例)
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図4は本発明の第2の実施例に係る自動分析装置に備えられた洗浄槽による洗浄フローを模式的に表した図である。
本発明の第2の実施例が、第1の実施例と相違する点は、S字排水管301を排出口204に接続した点である。S字排水管(排水調節機構)301は、排出口204との接続部分から下方に延びた後、曲管部分を有し、上方に延び、さらに曲管部分を介して下方に延びている(S字排水管は排出口204に接続され、上下方向に湾曲する)。
自動分析装置の全体構成及び試薬分注装置及びノズル洗浄装置のその他の部分は、第1の実施例における図1、図2に示した例と同様であるので、図示及び詳細な説明は省略する。
図4の(a)から(c)に示すように水供給ノズル203によって放出された供給水はS字排水管301の屈曲部高さまで洗浄槽124内に溜まっていく。そして、図4の(d)に示すように供給水位が屈折部高さを超えた時、サイホン現象が起こり、水流が発生し、洗浄槽124内では、第一の実施例と同様の水流が発生し、分注ノズル122から吐出される洗浄水の跳ね返り防止効果が得られる。
第2の実施例では、上記(3)洗浄槽の自動洗浄、(4)分注ノズル洗浄を行うための水位調整は適切な昇降装置によって排水管屈折部301の高さを上下することで可能になる。
図5は、上記昇降装置の一例を示す図である。図5に示すように、昇降装置(昇降機構)400は、グリップ401と、ベルト402と、モータ403とを備える。グリップ401は、昇降装置400とS字排水管301とを繋ぎ、ベルト402はグリップ401とモータ403とを繋いでいる。昇降装置400モータ403は制御装置120により動作制御される。
モータ403による駆動によってベルト402が回転移動することで、グリップ401が上昇下降し、S字排水管301が移動される。
図6は、本発明の第2の実施例における昇降装置(昇降機構)400の他の例を示す図である。図6に示した例は、分注ノズル移動装置123の上下動作機構に同期し、分注ノズル122の下降によってノズル122に取り付けられたプレートA404が、プレートB405を押して移動させ、滑車406に移動可能に支持され、プレートB405にその一方端が接続されたベルト407が移動して、ベルト407の他方端に接続されたグリップ401(B点)が上昇する。これにより、グリップ401に支持されたS字排水管301が移動される。
プレートB405はグリップ401よりも軽く、分注ノズル122が上昇すると、グリップ401の自重により、元の位置に戻る。
本発明の第2の実施例においても、第1の実施例と同様な効果を得ることができる。
また、本発明の第2の実施例の他の例図6に示した例)によれば、S字排水管301を移動するための昇降装置のアクチュエータを減らすことができ、装置構成の簡素化、コスト低減を図ることができる。
なお、上述した例は、本発明を試薬分注ノズルの洗浄に関して説明したが、試料分注装置103も、試薬分注機構114と同様な構成な構成となっている。また、ノズル洗浄装置(ノズル洗浄機構)119、第二洗浄液供給装置(第二洗浄液供給機構)126、水供給装置(液体供給機構)127と同様な構成を有する試料分注プローブ洗浄機構、試料分注プローブ洗浄用の第二洗浄液供給機構、試料分注ノズル洗浄用の水供給機構を配置し、上述した実施例と同様にして、試料分注ノズルの洗浄を行うことも可能である。
103・・・サンプル分注装置、104・・・インキュベータディスク(反応ディスク)、105・・・反応容器、111・・・試薬ディスク、114・・・試薬分注装置、116・・・検出ユニット、119・・・ノズル洗浄装置、120・・・制御装置、121・・・液面検知器、122・・・試薬分注ノズル、123・・・移動装置、124・・・洗浄槽、125・・・第一第三洗浄液供給装置(洗浄液供給機構)、126・・・第二洗浄液供給装置、127・・・水供給装置(液体供給機構)、200・・・分注シリンジ、201・・・第一第三洗浄液吐出口、202・・・第二洗浄液貯留槽、203・・・水供給ノズル(液体供給機構)、204・・・排出口、205、208、209・・・電磁弁、206・・・タンク、207・・・送液シリンジ、210・・・ポンプ、211・・・ポンプ制御装置、212・・・供給水タンク、301・・・S字排水管、400・・・昇降装置(昇降機構)、401・・・グリップ、402・・・ベルト、403・・・モータ、404・・・プレートA、405・・・プレートB、406・・・滑車、407・・・ベルト

Claims (10)

  1. 複数の反応容器が配置される反応ディスクと、
    試料分注ノズルを有し、試料を上記反応容器に分注する試料分注機構と、
    試薬分注ノズルを有し、試薬を上記反応容器に分注する試薬分注機構と、
    上記反応容器内の反応液に含まれる特定の成分を検出する検出部と、
    洗浄液吐出口と、この洗浄液吐出口下方の排出口とが形成された洗浄槽と、
    上記洗浄槽内の液体の上記排出口からの排出を調節する排水調節機構と、
    上記反応ディスク、上記試料分注機構、上記試薬分注機構、上記検出部、及び上記洗浄槽の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    上記制御部は、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを上記洗浄液吐出口に挿入させ、上記洗浄槽内に液体が収容された状態とし、上記排水調節機構により上記洗浄槽内に収容された液体が上記排水口から排出されると、上記薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内の液体を、上記排出口に向けて吐出させて上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを洗浄させることを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    さらに、上記洗浄槽内に液体を供給する液体供給機構を備え、上記制御部は、上記液体供給機構により、上記洗浄槽内に液体を供給させながら、上記洗浄槽内に収容された液体を上記排水口から排出させることを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    さらに、上記洗浄液吐出口に洗浄液を供給する洗浄液供給機構と、上記洗浄槽内に配置され、洗浄液を貯留するとともに、洗浄槽内に洗浄液をオーバーフローする洗浄液貯留槽とを備え、上記制御部は、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを上記洗浄液吐出口に挿入させ、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内から液体を吐出させ、上記洗浄液供給機構により洗浄液を上記洗浄液吐出口供給し、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを移動させて、上記洗浄液貯留槽に挿入させて、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内に上記洗浄液貯留槽内の洗浄液を吸引させ、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを移動させて、上記洗浄液吐出口に挿入させ、上記排水調節機構により上記洗浄槽内に収容された液体が上記排水口から排出されると、上記薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内の洗浄液を、上記排出口に向けて吐出させることを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    上記排水調節機構は、上記排出口に接続された排水管に配置される電磁弁であり、上記制御部は、上記電磁弁の開閉を制御することを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    上記排水調節機構は、上記排出口に接続され、上下方向に湾曲するS字排水管であることを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項5に記載の自動分析装置において、
    上記S字排水管を上下方向に移動する昇降機構を、さらに備え、上記制御部は、上記昇降機構の動作を制御することを特徴とする自動分析装置。
  7. 試薬分注ノズルまたは試料分注ノズルを、洗浄槽に形成された洗浄液吐出口に挿入し、
    上記洗浄槽内に液体が収容された状態で、上記洗浄液吐出口下方に形成された排水口から、上記洗浄槽内に収容された液体を排出しながら、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内の液体を上記排出口に向けて吐出し、
    上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを洗浄することを特徴とする自動分析装置の分注ノズル洗浄方法。
  8. 請求項7に記載の自動分析装置の分注ノズル洗浄方法において、
    上記洗浄槽は液体を供給する液体供給機構を内部に有し、上記液体供給機構により、上記洗浄槽内に液体を供給させながら、上記洗浄槽内に収容された液体を上記排水口から排出させることを特徴とする自動分析装置の分注ノズル洗浄方法。
  9. 請求項8に記載の自動分析装置の分注ノズル洗浄方法において、
    上記洗浄槽には、上記洗浄液吐出口に洗浄液を供給する洗浄液供給機構と、洗浄液を貯留するとともに、上記洗浄槽内に洗浄液をオーバーフローする洗浄液貯留槽とが形成され、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを上記洗浄液吐出口に挿入し、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内から液体を吐出し、上記洗浄液供給機構により洗浄液を上記洗浄液吐出口に供給し、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを移動して、上記洗浄液貯留槽に挿入し、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内に上記洗浄液貯留槽内の洗浄液を吸引させ、上記試薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズルを移動し、上記洗浄液吐出口に挿入し、排水調節機構により上記洗浄槽内に収容された液体が上記排水口から排出されると、上記薬分注ノズルまたは上記試料分注ノズル内の洗浄液を、上記排出口に向けて吐出させることを特徴とする自動分析装置の分注ノズル洗浄方法。
  10. 請求項9に記載の自動分析装置の分注ノズル洗浄方法において、
    上記排水調節機構は、上記排出口に接続された排水管に配置される電磁弁であることを特徴とする自動分析装置の分注ノズル洗浄方法。
JP2015070318A 2015-03-30 2015-03-30 分注ノズル洗浄方法および自動分析装置 Active JP6517565B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070318A JP6517565B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 分注ノズル洗浄方法および自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015070318A JP6517565B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 分注ノズル洗浄方法および自動分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016191561A true JP2016191561A (ja) 2016-11-10
JP6517565B2 JP6517565B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=57246468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015070318A Active JP6517565B2 (ja) 2015-03-30 2015-03-30 分注ノズル洗浄方法および自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6517565B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109142774A (zh) * 2017-06-27 2019-01-04 爱科来株式会社 喷嘴清洗装置、分注装置、分析装置、喷嘴的清洗方法
CN109675872A (zh) * 2019-01-16 2019-04-26 深圳迎凯生物科技有限公司 清洗分离系统
CN110121650A (zh) * 2016-12-27 2019-08-13 株式会社日立高新技术 喷嘴清洗器以及使用该喷嘴清洗器的自动分析装置
JP2019148508A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 シスメックス株式会社 検体測定装置及び検体測定方法
CN112611880A (zh) * 2020-11-30 2021-04-06 武汉生之源生物科技股份有限公司 一种化学免疫分析仪
CN112904036A (zh) * 2019-12-03 2021-06-04 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种供液系统及其方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245763A (ja) * 1988-08-06 1990-02-15 Hitachi Nakaseiki Ltd 自動分注ノズルの洗浄装置
JPH08285861A (ja) * 1995-04-17 1996-11-01 Aloka Co Ltd ノズル洗浄装置
JP2008224245A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Olympus Corp 洗浄装置および自動分析装置
JP2010216876A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Beckman Coulter Inc 分析装置および分注プローブ洗浄方法
JP2012008123A (ja) * 2010-05-28 2012-01-12 Toshiba Corp 自動分析装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245763A (ja) * 1988-08-06 1990-02-15 Hitachi Nakaseiki Ltd 自動分注ノズルの洗浄装置
JPH08285861A (ja) * 1995-04-17 1996-11-01 Aloka Co Ltd ノズル洗浄装置
JP2008224245A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Olympus Corp 洗浄装置および自動分析装置
JP2010216876A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Beckman Coulter Inc 分析装置および分注プローブ洗浄方法
JP2012008123A (ja) * 2010-05-28 2012-01-12 Toshiba Corp 自動分析装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110121650A (zh) * 2016-12-27 2019-08-13 株式会社日立高新技术 喷嘴清洗器以及使用该喷嘴清洗器的自动分析装置
CN109142774A (zh) * 2017-06-27 2019-01-04 爱科来株式会社 喷嘴清洗装置、分注装置、分析装置、喷嘴的清洗方法
CN109142774B (zh) * 2017-06-27 2023-06-23 爱科来株式会社 喷嘴清洗装置、分注装置、分析装置、喷嘴的清洗方法
JP2019148508A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 シスメックス株式会社 検体測定装置及び検体測定方法
JP7177596B2 (ja) 2018-02-27 2022-11-24 シスメックス株式会社 検体測定装置及び検体測定方法
CN109675872A (zh) * 2019-01-16 2019-04-26 深圳迎凯生物科技有限公司 清洗分离系统
CN112904036A (zh) * 2019-12-03 2021-06-04 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种供液系统及其方法
CN112904036B (zh) * 2019-12-03 2024-02-06 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种供液系统及其方法
CN112611880A (zh) * 2020-11-30 2021-04-06 武汉生之源生物科技股份有限公司 一种化学免疫分析仪
CN112611880B (zh) * 2020-11-30 2024-02-27 武汉生之源生物科技股份有限公司 一种化学免疫分析仪

Also Published As

Publication number Publication date
JP6517565B2 (ja) 2019-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6466846B2 (ja) ノズル洗浄方法及び自動分析装置
JP6517565B2 (ja) 分注ノズル洗浄方法および自動分析装置
JP5744923B2 (ja) 自動分析装置
EP2259073B1 (en) Method of cleaning nozzle
JP2009042067A (ja) 自動分析装置
JP6548975B2 (ja) 自動分析装置
JP2011185645A (ja) 自動分析装置
JPWO2016009764A1 (ja) 液体攪拌方法
JP6626642B2 (ja) 自動分析装置
JP2019100909A (ja) 分注装置
EP3256256B1 (en) Pipette cleaning methods and apparatus, neutralizing liquid vessels, and methods of reducing carryover
CN109070148B (zh) 用于分析仪器的探针清洗站
JP4175916B2 (ja) 自動分析装置
JP2010286420A (ja) 分注ノズルの洗浄方法,自動分析装置、および容器
JP5259550B2 (ja) 自動分析装置およびサンプル分注方法
WO2020230403A1 (ja) 自動分析装置
JP7458882B2 (ja) 自動分析装置、分注装置および分注制御方法
CN114746759A (zh) 自动分析装置
WO2017168973A1 (ja) 自動分析装置
US20220034927A1 (en) Automated analyzer and cleaning method
WO2019078030A1 (ja) 自動分析装置およびプローブの洗浄方法
JP6998492B2 (ja) 自動分析装置
WO2023243203A1 (ja) 自動分析装置
WO2021215068A1 (ja) 分注装置、自動分析装置、分注方法
JP2003107095A (ja) セルの洗浄方法及びセルの洗浄装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6517565

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350