JP2002062303A - 生化学自動分析装置 - Google Patents

生化学自動分析装置

Info

Publication number
JP2002062303A
JP2002062303A JP2000246244A JP2000246244A JP2002062303A JP 2002062303 A JP2002062303 A JP 2002062303A JP 2000246244 A JP2000246244 A JP 2000246244A JP 2000246244 A JP2000246244 A JP 2000246244A JP 2002062303 A JP2002062303 A JP 2002062303A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
detergent
pure water
pipette
dilution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000246244A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Ineji
稲次稔
Akio Kimura
木村彰夫
Susumu Saito
斉藤進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jeol Ltd filed Critical Jeol Ltd
Priority to JP2000246244A priority Critical patent/JP2002062303A/ja
Publication of JP2002062303A publication Critical patent/JP2002062303A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイナミックレンジの広い検体の分析時におい
てもキャリーオーバーの発生を防止しながら、しかも構
成および流系回路をより簡単にする。 【解決手段】サンプルおよび希釈液の吐出後、洗浄位置
へ移動されたサンプル希釈ピペット13内に、洗剤注入
ポンプ46および洗浄ポンプ45の駆動でアルカリ洗剤
および純水が注入され、純水で希釈されたアルカリ洗剤
でピペット13の内壁が洗剤洗浄される。洗剤洗浄が終
了すると、洗浄ポンプ45による純水注入でサンプル希
釈ピペット13の内壁が純水洗浄される。また、洗剤注
入ポンプ47の駆動でアルカリ洗剤および純水の加圧水
がピペット13の外壁に注入され、同様にしてピペット
13の外壁が洗剤洗浄される。洗剤洗浄が終了すると、
純水のみがピペット13の外壁に注入されてピペット1
3の外壁が純水洗浄される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば血液や尿の
ような生体試料に関して複数項目についての分析を行う
ようにした生化学自動分析装置の技術分野に属し、特
に、ダイナミックレンジの広い生体試料の分析時のキャ
リーオーバーを防止するようにした生化学自動分析装置
における洗浄装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】このような生体試料の分析を行う従来の
生化学自動分析装置としては、例えば、サンプルターン
テーブルにセットされた各試料容器から各生体試料をサ
ンプル希釈ピペット(プローブ)により、希釈ターンテ
ーブルにセットされた各希釈容器にそれぞれ分注すると
ともに各希釈容器にそれぞれ希釈液を注入して各生体試
料を所定の割合に希釈し、次いで各希釈容器から希釈さ
れた生体試料をサンプリングピペットにより、反応ディ
スクにセットされた各反応容器にそれぞれ分注するとと
もに各反応容器にそれぞれ複数の試薬ディスクから試薬
ピペットにより吸い込んだ試薬を添加して各生体試料を
複数項目について分析する生化学自動分析装置が本出願
人の特許出願による特開平10ー62435号公報にお
いて知られている。
【0003】この生化学自動分析装置の詳細はこの公開
公報を参照すれば理解できるが、後述する本発明の実施
の態様の一例がこの生化学自動分析装置を用いるものと
しているので、一応、この公開公報の生化学自動分析装
置について簡単に説明する。図1は、この公開公報に開
示されている生化学自動分析装置の全体構成を示すとと
もに、後述するように本発明の実施の形態の一例を併せ
て示す斜視図である。この公開公報の生化学自動分析装
置1は、生体試料を入れた所定数のサンプル容器2,2,
…および通常の希釈液である生理食塩水以外の特別な希
釈液を入れた希釈液容器3,3,…がセットされるサンプ
ルターンテーブル4、サンプル容器2から吸引され、希
釈されたサンプル(生体試料)を入れる希釈容器5,5,
…がセットされる希釈ターンテーブル6、第1試薬を入
れた所定数の第1試薬容器7,7,…がセットされる第1
試薬ターンテーブル8、第2試薬を入れた所定数の第2
試薬容器9,9,…がセットされる第2試薬ターンテーブ
ル10、希釈ターンテーブル6の希釈容器5からサンプ
リングした希釈サンプルと第1試薬ターンテーブル8の
第1試薬容器7からサンプリングした第1試薬および第
2試薬ターンテーブル10の第2試薬容器9からサンプ
リングした第2試薬とをそれぞれ入れて反応させる所定
数の反応容器11,11,…がセットされる反応ターンテ
ーブル12からなっている。
【0004】サンプルターンテーブル4においては、外
側にサンプル容器2,2,…が2列配置されているととも
に、内側に希釈液容器3,3,…が2列配置され、これら
の容器2,2,…;3,3,…はそれぞれ所定本数セットさ
れている。そして、このサンプルターンテーブル4は所
定速度でステップ送りされている。サンプルターンテー
ブル4の周囲には、サンプル希釈ピペット13が配置さ
れている。このサンプル希釈ピペット13は、図示しな
いサンプル希釈ピペット左右・上下駆動機構により左
右、上下に駆動されて、サンプルターンテーブル4と希
釈ターンテーブル6との間で、図示しない洗浄装置を通
って左右の回動による往復動する。そして、サンプル希
釈ピペット13がサンプルターンテーブル4の所定位置
においてサンプル容器2に上下動によるアクセスしたと
き、図示しないサンプル用ポンプが作動してサンプルを
所定量吸引し、希釈ターンテーブル6の所定位置におい
て希釈容器5にアクセスしたとき、このサンプルととも
にサンプル希釈ピペット13自体から供給される所定量
の希釈液(通常は生理食塩水)を吐出し、その結果、サ
ンプルが希釈容器5内で所定倍数に希釈されるようにし
ている。その後、サンプル希釈ピペット13は図示しな
い希釈洗浄装置により洗浄されるようになっている。
【0005】希釈ターンテーブル6の周囲には、サンプ
ル希釈ピペット13の他に、サンプリングピペット1
4、希釈攪拌装置15、希釈洗浄装置16が配置されて
いる。希釈容器5内の希釈されたサンプルは希釈攪拌装
置15により攪拌されて、サンプルの希釈が均一の希釈
サンプルにされる。これらの各装置13,14,15,1
6の配置の自由度を確保するために、希釈ターンテーブ
ル6は、この希釈ターンテーブル6上の円周上に配置さ
れた希釈容器5の総数と共通の因数を持たない数を1ス
テップの送り数としてステップ送りされるようになって
いる。
【0006】サンプリングピペット14は、図示しない
サンプリングピペット左右・上下駆動機構により左右、
上下に駆動されて、希釈ターンテーブル6と反応ターン
テーブル12との間で希釈洗浄装置16を通って左右の
回動による往復動するようになっている。そして、サン
プリングピペット14は希釈ターンテーブル6の所定位
置において上下動により希釈容器5にアクセスしたと
き、図示しない希釈サンプル用ポンプが作動して所定量
の希釈サンプルを吸引し、反応ターンテーブル12の所
定位置において上下動により反応容器11にアクセスし
たとき吸引した希釈サンプルをその反応容器11に吐出
するようにしている。
【0007】希釈攪拌装置15は図示しない攪拌装置上
下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示しな
い攪拌棒が回転されるようになっている。そして、希釈
ターンテーブル6の所定の希釈容器5の希釈サンプル内
に攪拌棒が進入しかつ回転することによりサンプルの希
釈が均一に行われるようにしている。希釈洗浄装置16
は希釈サンプルを反応容器11に吐出した後のサンプリ
ングピペット14を洗浄するようになっている。
【0008】反応ターンテーブル12の周囲には、サン
プリングサンプルピペット14の他に、第1試薬ピペッ
ト17、第2試薬ピペット18、第1反応攪拌装置1
9、第2反応攪拌装置20、検出器である多波長光度計
21、恒温槽22および反応容器洗浄装置23が配置さ
れている。
【0009】第1試薬ピペット17は、図示しない第1
試薬ピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆
動されて、反応ターンテーブル12と第1試薬ターンテ
ーブル8との間で左右の回動による往復動するようにな
っている。そして、第1試薬ピペット17は第1試薬タ
ーンテーブル8の所定位置において上下動により第1試
薬容器7にアクセスしたとき、図示しない第1試薬用ポ
ンプが作動して所定量の第1試薬を吸引し、反応ターン
テーブル12の所定位置において上下動により反応容器
11にアクセスしたとき吸引した第1試薬をその反応容
器11に吐出するようにしている。
【0010】第1反応攪拌装置19は図示しない攪拌装
置上下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示
しない攪拌棒が回転運動かつ前後方向の往復動をされる
ようになっている。そして、反応ターンテーブル12の
所定の反応容器11の希釈サンプルと第1試薬内に攪拌
棒が進入した後、回転かつ前後運動することにより、希
釈サンプルの反応が均一にかつ迅速に行われるようにし
ている。
【0011】第2試薬ピペット18は、図示しない第2
試薬ピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆
動されて、反応ターンテーブル12と第2試薬ターンテ
ーブル10との間で左右の回動による往復動するように
なっている。そして、第2試薬ピペット18は第2試薬
ターンテーブル10の所定位置において上下動により第
2試薬容器9にアクセスしたとき、図示しない第2試薬
用ポンプが作動して所定量の第2試薬を吸引し、反応タ
ーンテーブル12の所定位置において上下動により反応
容器11にアクセスしたとき吸引した第2試薬をその反
応容器11に吐出するようにしている。
【0012】第2反応攪拌装置20は図示しない攪拌装
置上下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示
しない攪拌棒が回転運動かつ前後方向の往復動をされる
ようになっている。そして、反応ターンテーブル12の
所定の反応容器11の希釈サンプルと第2試薬内に攪拌
棒が進入した後、回転かつ前後運動することにより、希
釈サンプルの反応が均一にかつ迅速に行われるようにし
ている。多波長光度計21は、反応容器11内の希釈サ
ンプルの吸光度等を測定して反応容器11内での希釈サ
ンプルの反応状態を検出するようにしている。恒温槽2
2は、反応ターンテーブル12の反応容器11を常時一
定の温度に保持するようになっている。
【0013】反応容器洗浄装置23は、図示しない廃液
ポンプにより反応容器11に入っている検出の終了した
希釈サンプルを吸い込みかつこれを廃液タンクに排出し
た後、図示しない洗浄液ポンプにより洗浄液をこの反応
容器11内に供給してこの洗浄液により反応容器11内
を洗浄し、その後洗浄液を廃液タンクに排出するように
なっている。これらの各装置14,17,18,19,2
0,21,22,23の配置の自由度を確保するために、
反応ターンテーブル12もこの反応ターンテーブル12
上の円周上に配置された反応容器11の総数と共通の因
数を持たない数を1ステップの送り数としてステップ送
りされるようになっている。その場合、反応ターンテー
ブル12は1ステップにつき半周以上回転するようにさ
れている。この生化学自動分析装置1によれば、多くの
生体試料の分析を複数項目について自動的に行うことが
できるようになる。
【0014】ところで、感染症の感染値と正常値との差
が大きい等のダイナミックレンジが広い、例えば血清等
の検体のサンプルを分析する場合、前回分注したサンプ
ルと今回分注したサンプルとの間にキャリーオーバーが
発生するおそれがある。このため、今回のサンプルが前
回のサンプルの影響を受けてしまい、今回のサンプルの
分析が正確に行うことが困難になるおそれがある。そこ
で、今回サンプルを分注する際、ピペット13,14や
希釈容器5を洗浄してこれらに付着残存する前回のサン
プルを確実に洗い流す必要がある。しかし、従来の洗浄
装置では単に水洗いによる洗浄を行うだけであるので、
残存する前回のサンプルを確実に洗い流すことが難し
く、ダイナミックレンジの広いサンプルではキャリーオ
ーバーを防ぐことは難しい。
【0015】一方、水洗いでは落ちにくい試薬を確実に
洗い流すために、試薬を分注するプローブおよび配管内
に洗剤を供給してこの洗剤によるプローブおよび配管内
の洗浄を行った後、洗浄水によるプローブおよび配管内
の洗浄を行うとともに、プローブ外面も洗浄水で洗浄す
るようにした生化学自動分析装置のプローブ洗浄機構が
特開平10−104240号公報において提案されてい
る。この公開公報に開示されているプローブ洗浄機構を
前述のダイナミックレンジの広いサンプルの分注に用い
ることで、前述のキャリーオーバーを防ぐことが可能と
なる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
公開公報に開示されているプローブ洗浄機構では、洗剤
による洗浄の終了後に、プローブおよび配管に残存する
洗剤を真空系で真空吸引することにより洗い流すように
している。このため、洗剤を吸引するための真空系が必
要となって構成が複雑になるばかりでなく、洗剤および
洗浄水が流れる流系回路が複雑になっている。したがっ
て、この公開公報に開示のプローブ洗浄機構を単純にサ
ンプル希釈ピペット13、希釈容器5、希釈攪拌装置1
5、およびサンプリングピペット14の洗浄に用いたの
では、洗浄装置の構成および流系回路が非常に複雑にな
ってしまう。
【0017】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的はダイナミックレンジの広い検
体の分析時においてもキャリーオーバーの発生を防止し
ながら、しかも構成および流系回路をより簡単にできる
生化学自動分析装置における洗浄装置を提供することで
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、生体試料のサンプルを希釈容
器内に希釈分注するサンプル希釈ピペットと、希釈容器
内の希釈分注されたサンプルを攪拌棒により攪拌して均
一の濃度の希釈サンプルにする希釈攪拌装置と、前記希
釈容器内の希釈サンプルを反応容器内に分注するサンプ
リングピペットとを少なくとも備え、反応容器内の希釈
サンプルに所定の試薬を注入して希釈サンプルの反応を
検出することにより、生体試料に関して複数項目につい
ての分析を行うようにした生化学自動分析装置におい
て、前記サンプル希釈ピペットの内壁を前記サンプルを
希釈容器内に希釈分注した後に最初にサンプル希釈ピペ
ット用洗剤注入ポンプによる洗剤注入およびサンプル希
釈ピペット用洗浄ポンプによる純水注入で洗剤洗浄する
とともに、この洗剤洗浄の終了後に連続して前記サンプ
ル希釈ピペット用洗浄ポンプのみによる純水注入で純水
洗浄し、また、前記サンプル希釈ピペットの外壁を前記
サンプルを希釈容器内に希釈分注した後に最初に第2の
サンプル希釈ピペット用洗剤注入ポンプによる洗剤注入
および純水の加圧水注入で洗剤洗浄するとともに、この
洗剤洗浄の終了後に連続して前記加圧水のみによる純水
注入で純水洗浄するようになっているサンプル希釈洗浄
装置を備えていることを特徴としている。
【0019】また、請求項2の発明は、更に、前記攪拌
棒の外壁を前記攪拌棒による攪拌終了後に最初に攪拌棒
用洗剤注入ポンプによる洗剤注入および純水の加圧水注
入で洗剤洗浄するとともに、この洗剤洗浄の終了後に連
続して前記加圧水のみによる純水注入で純水洗浄するよ
うになっている攪拌棒洗浄装置を備えていることを特徴
としている。更に、請求項3の発明は、更に、前記サン
プリングピペットにより前記希釈容器内の希釈サンプル
の分注後に、前記希釈容器内に残留する希釈サンプルを
排出し、次いでこの希釈容器の内壁を最初に希釈容器用
洗浄ポンプによる洗剤注入で洗剤洗浄するとともに、こ
の洗剤洗浄の終了後に連続して前記希釈容器用洗浄ポン
プによる純水注入で純水洗浄するようになっている攪拌
棒洗浄装置を備えていることを特徴としている。
【0020】更に、請求項4の発明は、更に、前記サン
プリングピペットの内壁を前記希釈サンプルを反応容器
内に分注した後に最初にサンプリングピペット用洗剤注
入ポンプによる洗剤注入およびサンプリングピペット用
洗浄ポンプによる純水注入で洗剤洗浄するとともに、こ
の洗剤洗浄の終了後に連続して前記サンプリングピペッ
ト用洗浄ポンプのみによる純水注入で純水洗浄し、ま
た、前記サンプリングピペットの外壁を前記希釈サンプ
ルを反応容器内に分注した後に最初に第2のサンプリン
グピペット用洗剤注入ポンプによる洗剤注入および純水
の加圧水注入で洗剤洗浄するとともに、この洗剤洗浄の
終了後に連続して前記加圧水のみによる純水注入で純水
洗浄するようになっている希釈洗浄装置を備えているこ
とを特徴としている。
【0021】
【作用】このように構成された本発明の生化学自動分析
装置においては、サンプル希釈ピペットおよびサンプリ
ングピペットのそれぞれの内外壁、希釈容器の内壁およ
び攪拌棒の外壁がいずれも最初に洗剤による洗剤洗浄さ
れ、この洗剤洗浄の終了に連続して純水による純水洗浄
が行われる。これにより、サンプル希釈ピペットの内外
壁に付着したサンプル、サンプリングピペットの内外壁
に付着した希釈サンプル、希釈容器の内壁に付着した希
釈サンプルおよび攪拌棒の外壁に付着した希釈サンプル
が、いずれも洗剤で確実に洗い流されるとともに、サン
プル希釈ピペットの内外壁、サンプリングピペットの内
外壁、希釈容器の内壁および攪拌棒の外壁にそれぞれ付
着した洗剤が、いずれも純水で確実に洗い流されるよう
になる。
【0022】これにより、今回分注したサンプルが次の
サンプルに影響を与えることが確実に防止される。した
がって、感染症の検査のための血清の分析のような、感
染値が正常値に比べてきわめて高くダイナミックレンジ
が広いサンプルの分析が正確に行われるようになる。ま
た、洗剤洗浄に連続して純水洗浄が行われるので、分析
作業にかかる時間が短縮されるようになる。
【0023】しかも、サンプル希釈ピペットおよびサン
プリングピペットの内壁の洗浄においては、それぞれ、
洗剤洗浄時に洗剤を希釈するための純水注入と純水洗浄
時に純水注入とが同じサンプル希釈ピペット用洗浄ポン
プおよびサンプリングピペット用洗浄ポンプで行われる
ので、ピペット内壁の洗浄機構の構成および流系回路が
簡単になる。また、各ピペットの外壁の洗浄および希釈
攪拌装置の攪拌棒の外壁の洗浄においては、それぞれ、
洗剤洗浄時に洗剤を希釈するための純水注入と純水洗浄
時に純水注入とが加圧水で行われるので、ピペット外壁
の洗浄機構および攪拌棒外壁の洗浄機構の構成および流
系回路も簡単になる。更に、希釈容器の内壁の洗浄にお
いては、洗剤注入と純水注入とが同じ希釈容器用洗浄ポ
ンプで行われるので、希釈容器内壁の洗浄機構の構成お
よび流系回路も簡単になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1ないし図3は本発明の実
施の形態の一例を示し、図1はこの例のサンプル希釈洗
浄装置が配設された生化学自動洗浄装置の斜視図であ
る。なお、この例の生化学自動分析装置1の構成要素の
うち、前述の特開平10ー62435号公報に開示の生
化学自動分析装置1の構成要素と同じ構成要素には同じ
符号を付し、またこの例のサンプル希釈洗浄装置の構成
要素のうち、前述の希釈洗浄装置の構成要素に対応する
構成要素には同じ符号を付すことにより、それぞれそれ
らの詳細な説明は省略する。
【0025】図1に示すように、この例の生化学自動洗
浄装置1は、サンプルターンテーブル4と希釈ターンテ
ーブル6との間で、サンプル希釈ピペット13が移動す
る経路上に位置して設けられてサンプル希釈ピペット1
3の内、外壁を洗浄するサンプル希釈洗浄装置42を備
えている。このサンプル希釈洗浄装置42は図2(a)
および(b)に示すように洗浄ポート43を備えてお
り、この洗浄ポート43内に対してサンプル希釈ピペッ
ト13が上下動することで進入、退出可能となってい
る。
【0026】図2(a)に示すように、サンプル希釈ピ
ペット13の内部は、サンプル希釈ピペット用秤量ポン
プ44およびサンプル希釈ピペット用洗浄ポンプ45を
通して、純水からなる希釈液が貯えられている希釈液タ
ンク(不図示)へ接続されている。秤量ポンプ44は、
前述の公開公報に開示されている生化学自動洗浄装置1
の場合と同様にサンプルターンテーブル4にセットされ
ているサンプル容器2から定量の生体試料のサンプルを
吸引し、吸引したサンプルを希釈ターンテーブル6にセ
ットされている希釈容器5内へ吐出するとともに、希釈
液タンクから純水の希釈液を定量吸引しかつサンプルが
吐出された希釈容器5内へ吐出するようになっている。
このとき、秤量ポンプ44によって希釈液タンクから吸
引された定量の希釈液(純水)が洗浄ポンプ45を通っ
て流動するが、洗浄ポンプ45が希釈液の秤量に影響を
与えることはなく、定量の希釈液が希釈容器5内へ吐出
されて、サンプルが所定の濃度に希釈されるようになっ
ている。
【0027】また、洗浄ポンプ45は、サンプル希釈ピ
ペット13が希釈容器5へのサンプルおよび希釈液の各
分注が終了した後、サンプル希釈ピペット13の内壁を
洗浄する際に希釈液タンクから希釈液である純水を吸引
してサンプル希釈ピペット13の内部に送給するととも
にサンプル希釈ピペット13から洗浄ポート43内へ吐
出するようになっている。
【0028】更に、サンプル希釈ピペット13の内部は
サンプル希釈ピペット用洗剤注入ポンプ46を通してア
ルカリ洗剤が貯えられているアルカリ洗剤タンク(不図
示)へ接続されている。洗剤注入ポンプ46は、前述の
ようにサンプル希釈ピペット13の内壁を洗浄する際に
アルカリ洗剤タンクからアルカリ洗剤を吸引してサンプ
ル希釈ピペット13の内部に注入するとともにサンプル
希釈ピペット13から洗浄ポート43内へ吐出するよう
になっている。洗浄ポート43内へ吐出されたアルカリ
洗剤および洗浄水である純水は、ともに、サンプル希釈
ピペット13の内壁洗浄後に開かれる排出口43aから
排出されるようになっている。
【0029】一方、図2(b)に示すように、洗浄ポー
ト43の内部は、常閉の電磁開閉弁(不図示)、圧力容
器(不図示)およびポンプ等の加圧手段(不図示)を介
して純水タンク(不図示)へ接続されている。通常時、
圧力容器内には加圧手段によって純水タンクから純水が
送給されることで所定圧に蓄圧されている。そして、電
磁開閉弁を開くことで圧力容器から所定量の純水が洗浄
水として洗浄ポート43内へ送給されるようになってい
る。
【0030】また、洗浄ポート43の内部は第2のサン
プル希釈ピペット用洗剤注入ポンプ47を通して前述の
アルカリ洗剤タンクへ接続されている。洗剤注入ポンプ
47は、サンプル希釈ピペット13の外壁を洗浄する際
にアルカリ洗剤タンクからアルカリ洗剤を吸引して洗浄
ポート43内へ送給するようになっている。洗浄ポート
43内へ送給されたアルカリ洗剤および純水は、とも
に、サンプル希釈ピペット13の外壁洗浄後に開かれる
排出口43aから排出されるようになっている。
【0031】更に、図1に示すようにこの例の生化学自
動洗浄装置1は、希釈ターンテーブル6に、希釈攪拌装
置15の攪拌棒を洗浄するための攪拌棒洗浄装置48を
備えている。この攪拌棒洗浄装置48は図3(a)に示
すように洗浄ポート49を備えており、この洗浄ポート
49内に対して攪拌棒が上下動することで進入、退出可
能となっている。図3(a)に示すように、洗浄ポート
49の内部は、前述の図2(b)に示す洗浄ポート43
の場合と同様に、常閉の電磁開閉弁(不図示)、前述の
圧力容器および前述の加圧手段を介して前述の純水タン
クへ接続されている。通常時、圧力容器内には加圧手段
によって純水タンクから純水が送給されることで所定圧
に蓄圧されている。そして、電磁開閉弁を開くことで圧
力容器から所定量の純水が洗浄水として洗浄ポート49
内へ送給されるようになっている。
【0032】また、洗浄ポート49の内部は攪拌棒用洗
剤注入ポンプ50を通して前述のアルカリ洗剤タンクへ
接続されている。洗剤注入ポンプ47は、サンプル希釈
ピペット13の外壁を洗浄する際にアルカリ洗剤タンク
からアルカリ洗剤を吸引して洗浄ポート43内へ送給す
るようになっている。洗浄ポート49内へ送給されたア
ルカリ洗剤および純水は、ともに、サンプル希釈ピペッ
ト13の外壁洗浄後に開かれる排出口49aから排出さ
れるようになっている。
【0033】更に、図1に示すようにこの例の生化学自
動洗浄装置1は、希釈ターンテーブル6の脇に、希釈容
器5の内部を洗浄するための希釈容器洗浄装置51を備
えている。この攪拌棒洗浄装置51は図3(b)に示す
ように洗浄ノズル52を備えており、この洗浄ノズル5
2は希釈容器5内に対して洗浄ノズル52が上下動する
ことで進入、退出可能となっている。
【0034】洗浄ノズル52の内部は希釈容器用洗浄ポ
ンプ53に接続されているとともに、この洗浄ポンプ5
3は切換弁54に接続され、更に切換弁54は前述の純
水タンク、前述のアルカリ洗剤タンク、および排出口5
4aに接続されている。そして、この切換弁54は、洗
浄ポンプ53を、純水タンク、アルカリ洗剤タンク、お
よび排出口54aのいずれか一つに選択的に切換接続す
るようになっている。したがって、洗浄ポンプ53は、
希釈容器5の内壁を洗浄する際に、切換弁54によって
純水タンクへ切換接続された場合は純水タンクの純水を
希釈容器5内に送給し、また切換弁54によってアルカ
リ洗剤タンクへ切換接続された場合はアルカリ洗剤タン
クのアルカリ洗剤を希釈容器5内に送給するようになっ
ており、更に、希釈容器5内へ送給されたアルカリ洗剤
および純水を、ともに、洗浄ノズル52から吸引して、
切換弁54の排出口54aから排出するようになってい
る。
【0035】更に、この例の生化学自動洗浄装置1にお
ける希釈洗浄装置16は前述の公開公報に開示されてい
る生化学自動洗浄装置1と同様の位置に設けられてい
る。図4(a)および(b)に示すように、この例の希
釈洗浄装置16は洗浄ポート55を備えており、この洗
浄ポート55内に対してサンプリングピペット14が上
下動することで進入、退出可能となっている。
【0036】図4(a)に示すように、サンプリングピ
ペット14の内部は、前述のサンプル希釈ピペット13
の内部の場合と同様に、サンプリングピペット用秤量ポ
ンプ56およびサンプリングピペット用洗浄ポンプ57
を通して純水タンク(不図示)へ接続されている。秤量
ポンプ56は、前述の公開公報に開示されている生化学
自動洗浄装置1の場合と同様に希釈ターンテーブル6に
セットされている希釈容器5から定量の生体試料の希釈
サンプルを吸引し、吸引した希釈サンプルを反応ターン
テーブル12にセットされている反応容器11内へ吐出
するようになっている。
【0037】また、洗浄ポンプ57は、サンプリングピ
ペット14が反応容器11への希釈サンプルの分注が終
了した後、サンプリングピペット14の内壁を洗浄する
際に純水タンクから純水を吸引してサンプリングピペッ
ト14の内部に送給するとともにサンプリングピペット
14から洗浄ポート55内へ吐出するようになってい
る。
【0038】更に、サンプリングピペット14の内部は
サンプリングピペット用洗剤注入ポンプ58を通して前
述のアルカリ洗剤タンクへ接続されている。洗剤注入ポ
ンプ58は、前述のようにサンプリングピペット14の
内壁を洗浄する際にアルカリ洗剤タンクからアルカリ洗
剤を吸引してサンプリングピペット14の内部に注入す
るとともにサンプリングピペット14から洗浄ポート5
5内へ吐出するようになっている。洗浄ポート55内へ
吐出されたアルカリ洗剤および洗浄水である純水は、と
もに、サンプリングピペット14の内壁洗浄後に開かれ
る排出口55aから排出されるようになっている。
【0039】一方、図4(b)に示すように、洗浄ポー
ト55の内部は、常閉の電磁開閉弁(不図示)、前述の
圧力容器および前述の加圧手段を介して前述の純水タン
クへ接続されている。そして、電磁開閉弁を開くことで
圧力容器から所定量の純水が洗浄水として洗浄ポート5
5内へ送給されるようになっている。また、洗浄ポート
55の内部は第2のサンプリングピペット用洗剤注入ポ
ンプ59を通して前述のアルカリ洗剤タンクへ接続され
ている。洗剤注入ポンプ59は、サンプリングピペット
14の外壁を洗浄する際にアルカリ洗剤タンクからアル
カリ洗剤を吸引して洗浄ポート55内へ送給するように
なっている。洗浄ポート55内へ送給されたアルカリ洗
剤および純水は、ともに、サンプリングピペット14の
外壁洗浄後に開かれる排出口55aから排出されるよう
になっている。この例の生化学自動洗浄装置1の他の構
成は、前述の公開公報の生化学自動洗浄装置1と同じで
ある。
【0040】次に、図5ないし図7を用いてこの例の生
化学自動洗浄装置1の各洗浄装置における洗浄動作につ
いて説明する。図5(a)に示すように、まずサンプル
希釈ピペット13の内壁洗浄では、前述の従来例と同様
にサンプル希釈ピペット13がサンプルターンテーブル
4の吸引位置に移動され、秤量ポンプ44が駆動されて
吸引位置にあるサンプル容器2から所定量のサンプルを
吸引し、その後秤量ポンプ44を停止する。次いで、サ
ンプルを吸引したサンプル希釈ピペット13が希釈ター
ンテーブル6の吐出位置に移動され、秤量ポンプ44が
駆動されて吐出位置にある希釈容器5に吸引したサンプ
ルを吐出するとともに、希釈液タンクから所定量の希釈
液(純水)が希釈容器5内に吐出される。
【0041】サンプルおよび希釈液の吐出が終了する
と、サンプル希釈ピペット13はサンプル希釈洗浄装置
42の洗浄ポート43の洗浄位置へ移動される。そし
て、洗剤注入ポンプ46が駆動されてアルカリ洗剤タン
クからアルカリ洗剤がサンプル希釈ピペット13内に注
入されると同時に、洗浄ポンプ45が駆動されて希釈液
タンクから純水がサンプル希釈ピペット13内に注入さ
れる。サンプル希釈ピペット13内に注入されたアルカ
リ洗剤および純水はサンプル希釈ピペット13から吐出
されてサンプル希釈洗浄装置42の洗浄ポート43内に
排出される。こうして、純水で希釈されたアルカリ洗剤
によりサンプル希釈ピペット13の内壁が洗剤洗浄さ
れ、サンプル希釈ピペット13の内壁に付着しているサ
ンプルが洗い流される。
【0042】この洗剤洗浄が所定時間行われると、洗剤
注入ポンプ46が停止されて洗剤洗浄が終了する。しか
し、洗浄ポンプ45は継続して駆動され、純水がサンプ
ル希釈ピペット13内に継続して注入されかつサンプル
希釈洗浄装置42の洗浄ポート43内に排出され、サン
プル希釈ピペット13の内壁が純水洗浄され、サンプル
希釈ピペット13の内壁に付着しているアルカリ洗剤が
洗い流される。この純水洗浄が所定時間行われると、洗
浄ポンプ45が停止されて純水洗浄が終了する。こうし
て、サンプル分注後のサンプル希釈ピペット13の内壁
の洗浄が完了する。
【0043】また、図5(b)に示すように、サンプル
希釈ピペット13の外壁洗浄では、前述の内壁洗浄の場
合と同様にサンプルおよび希釈液の吐出が終了すると、
サンプル希釈ピペット13はサンプル希釈洗浄装置42
の洗浄ポート43の洗浄位置へ移動される。そして、洗
剤注入ポンプ47が駆動されてアルカリ洗剤タンクから
アルカリ洗剤がサンプル希釈ピペット13の外壁に注入
されると同時に、電磁開閉弁を開いて圧力容器内の純水
の加圧水がサンプル希釈ピペット13の外壁に注入され
る。サンプル希釈ピペット13の外壁に注入されたアル
カリ洗剤および純水はサンプル希釈ピペット13から吐
出されてサンプル希釈洗浄装置42の洗浄ポート43内
に排出される。こうして、純水で希釈されたアルカリ洗
剤によりサンプル希釈ピペット13の外壁が洗剤洗浄さ
れ、サンプル希釈ピペット13の外壁に付着しているサ
ンプルが洗い流される。
【0044】この洗剤洗浄が所定時間行われると、洗剤
注入ポンプ47が停止されて洗剤洗浄が終了するととも
に、洗浄ポート43の排出口が開かれてこの洗浄ポート
43内のアルカリ洗剤および純水が排出される。そし
て、洗浄ポート43の排出口が再び閉じられ、一方、電
磁開閉弁は継続して開かれ、純水のみがサンプル希釈ピ
ペット13の外壁に継続して注入されかつサンプル希釈
洗浄装置42の洗浄ポート43内に排出され、洗浄ポー
ト43内に貯えられる。洗浄ポート43内に貯えられた
純水中でサンプル希釈ピペット13の外壁が純水洗浄さ
れ、サンプル希釈ピペット13の外壁に付着しているア
ルカリ洗剤が洗い流される。この純水洗浄が所定時間行
われると、電磁開閉弁が閉じられて純水洗浄が終了する
とともに、洗浄ポート43の排出口が開かれてこの洗浄
ポート43内の純水が排出され、その後洗浄ポート43
の排出口が再び閉じられる。こうして、サンプル分注後
のサンプル希釈ピペット13の外壁の洗浄が完了する。
【0045】更に、図6(a)に示すように、希釈攪拌
装置15の攪拌棒の外壁洗浄では、前述のようにサンプ
ル希釈ピペット13によるサンプルおよび希釈液の希釈
容器5への吐出が終了すると、サンプル希釈ピペット1
3がサンプル希釈洗浄装置42の洗浄位置へ移動される
とともに、希釈攪拌装置15の攪拌棒が下動して、サン
プルおよび希釈液が吐出された希釈容器5内へ進入する
ことで攪拌位置に設定される。そして、攪拌棒が所定時
間作動されて、希釈容器5内のサンプルおよび希釈液が
攪拌され、均一の濃度に希釈された希釈サンプルが形成
される。攪拌棒による攪拌が終了すると、この攪拌棒は
上動して希釈容器5から脱出するとともに、希釈ターン
テーブル6が回動して攪拌棒洗浄装置48が攪拌棒の真
下に位置される。次いで、攪拌棒が下動して、攪拌棒洗
浄装置48の洗浄ポート49内へ進入することで洗浄位
置に設定される。
【0046】そして、洗剤注入ポンプ50が駆動されて
アルカリ洗剤タンクからアルカリ洗剤がサンプル希釈ピ
ペット13の外壁に注入されると同時に、電磁開閉弁を
開いて圧力容器内の純水の加圧水が攪拌棒の外壁に注入
され、更に同時に攪拌棒が回転される。攪拌棒の外壁に
注入されたアルカリ洗剤および純水は攪拌棒から吐出さ
れて攪拌棒洗浄装置48の洗浄ポート49内に排出さ
れ、洗浄ポート49内に貯えられる。洗浄ポート49内
に貯えられたアルカリ洗剤および純水中で攪拌棒が回転
されることで、攪拌棒の外壁が洗剤洗浄され、攪拌棒の
外壁に付着している希釈サンプルが洗い流される。
【0047】この洗剤洗浄が所定時間行われると、洗剤
注入ポンプ47が停止されて洗剤洗浄が終了するととも
に、洗浄ポート49の排出口が開かれてこの洗浄ポート
49内のアルカリ洗剤および純水が排出される。そし
て、洗浄ポート49の排出口が再び閉じられ、一方、電
磁開閉弁は継続して開かれ、純水のみが攪拌棒の外壁に
継続して注入されかつ攪拌棒洗浄装置48の洗浄ポート
49内に排出され、洗浄ポート49内に貯えられる。洗
浄ポート49内に貯えられた純水中で攪拌棒が回転され
ることで、攪拌棒の外壁が純水洗浄され、攪拌棒の外壁
に付着しているアルカリ洗剤が洗い流される。この純水
洗浄が所定時間行われると、電磁開閉弁が閉じられて純
水洗浄が終了するとともに、洗浄ポート49の排出口が
開かれてこの洗浄ポート49内の純水が排出され、その
後洗浄ポート49の排出口が再び閉じられる。こうし
て、攪拌後の攪拌棒の外壁の洗浄が完了する。
【0048】更に、図6(b)に示すように、希釈容器
5の内壁洗浄では、前述のようにサンプリングピペット
14による希釈サンプルの反応容器11への分注が終了
すると、希釈ターンテーブル6が回動して、希釈サンプ
ルの分注を終了した希釈容器5が希釈容器洗浄装置51
の真下の洗浄位置に設定される。次いで、希釈容器5内
に残留している希釈サンプルが排出された後、切換弁5
4が切り換えられてアルカリ洗剤タンクが洗浄ポンプ5
3に接続されるとともに、洗浄ポンプ53が駆動され
る。すると、この洗浄ポンプ53の駆動により、アルカ
リ洗剤タンクからアルカリ洗剤が吸引されて洗浄ノズル
52から希釈容器5内に吐出されて貯えられ、このアル
カリ洗剤により希釈容器5の内壁が洗剤洗浄され、希釈
容器5の内壁に付着している希釈サンプルが洗い落とさ
れる。
【0049】この洗剤洗浄が所定時間行われると、切換
弁54が切り換えられて洗浄ポンプ53が切換弁54の
排出口に接続されるとともに、この洗浄ポンプ53が逆
回転されることで、希釈容器5内の希釈サンプル、アル
カリ洗剤および純水が切換弁54の排出口から排出され
る。次いで、切換弁54が切り換えられて純水タンクが
洗浄ポンプ53に接続されるとともに、洗浄ポンプ53
が再び正回転される。すると、この洗浄ポンプ53の駆
動により、純水タンクから純水が吸引されて洗浄ノズル
52から希釈容器5内に吐出されて貯えられ、この純水
により希釈容器5の内壁が純水洗浄され、希釈容器5の
内壁に付着しているアルカリ洗剤等が洗い落とされる。
この純水洗浄が所定時間行われると、切換弁54が再び
切り換えられて洗浄ポンプ53が切換弁54の排出口に
接続されるとともに、この洗浄ポンプ53が逆回転され
ることで、希釈容器5内の純水等が切換弁54の排出口
から排出される。その後、洗浄ポンプ53が停止されて
純水洗浄が終了する。こうして、希釈サンプル分注後の
希釈容器5の内壁の洗浄が完了する。
【0050】更に、図7(a)に示すように、サンプリ
ングピペット14の内壁洗浄では、前述の従来例と同様
にサンプリングピペット14が希釈ターンテーブル6の
吸引位置に移動され、秤量ポンプ56が駆動されて吸引
位置にある希釈容器5から所定量の希釈サンプルを吸引
し、その後秤量ポンプ56を停止する。次いで、希釈サ
ンプルを吸引したサンプリングピペット14が反応ター
ンテーブル6の吐出位置に移動され、秤量ポンプ56が
駆動されて吐出位置にある反応容器11に吸引した希釈
サンプルを吐出する。
【0051】希釈サンプルの吐出が終了すると、サンプ
リングペット14は希釈洗浄装置16の洗浄ポート55
の洗浄位置へ移動される。そして、洗剤注入ポンプ58
が駆動されてアルカリ洗剤タンクからアルカリ洗剤がサ
ンプリングピペット14内に注入されると同時に、洗浄
ポンプ57が駆動されて純水タンクから純水がサンプリ
ングピペット14内に注入される。サンプリングピペッ
ト14内に注入されたアルカリ洗剤および純水はサンプ
リングピペット14から吐出されて希釈洗浄装置16の
洗浄ポート55内に排出される。こうして、純水で希釈
されたアルカリ洗剤によりサンプリングピペット14の
内壁が洗剤洗浄され、サンプリングピペット14の内壁
に付着している希釈サンプルが洗い流される。
【0052】この洗剤洗浄が所定時間行われると、洗剤
注入ポンプ58が停止されて洗剤洗浄が終了する。しか
し、洗浄ポンプ57は継続して駆動され、純水がサンプ
リングピペット14内に継続して注入されかつ希釈洗浄
装置16の洗浄ポート55内に排出され、サンプリング
ピペット14の内壁が純水洗浄され、サンプリングピペ
ット14の内壁に付着しているアルカリ洗剤が洗い流さ
れる。この純水洗浄が所定時間行われると、洗浄ポンプ
57が停止されて純水洗浄が終了する。こうして、希釈
サンプル分注後のサンプリングピペット14の内壁の洗
浄が完了する。
【0053】また、図7(b)に示すように、サンプリ
ングピペット14の外壁洗浄では、前述の内壁洗浄の場
合と同様に希釈サンプルの吐出が終了すると、サンプリ
ングピペット14は希釈洗浄装置16の洗浄ポート55
の洗浄位置へ移動される。そして、洗剤注入ポンプ59
が駆動されてアルカリ洗剤タンクからアルカリ洗剤がサ
ンプリングピペット14の外壁に注入されると同時に、
電磁開閉弁を開いて圧力容器内の純水の加圧水がサンプ
リングピペット14の外壁に注入される。サンプリング
ピペット14の外壁に注入されたアルカリ洗剤および純
水はサンプリングピペット14から吐出されて希釈洗浄
装置16の洗浄ポート55内に排出される。こうして、
純水で希釈されたアルカリ洗剤によりサンプリングピペ
ット14の外壁が洗剤洗浄され、サンプリングピペット
14の外壁に付着している希釈サンプルが洗い流され
る。
【0054】この洗剤洗浄が所定時間行われると、洗剤
注入ポンプ59が停止されて洗剤洗浄が終了するととも
に、洗浄ポート55の排出口が開かれてこの洗浄ポート
55内のアルカリ洗剤および純水が排出される。そし
て、洗浄ポート55の排出口が再び閉じられ、一方、電
磁開閉弁は継続して開かれ、純水のみがサンプリングピ
ペット14の外壁に継続して注入されかつ希釈洗浄装置
16の洗浄ポート55内に排出され、洗浄ポート55内
に貯えられる。洗浄ポート55内に貯えられた純水中で
サンプリングピペット14の外壁が純水洗浄され、サン
プリングピペット14の外壁に付着しているアルカリ洗
剤が洗い流される。この純水洗浄が所定時間行われる
と、電磁開閉弁が閉じられて純水洗浄が終了するととも
に、洗浄ポート55の排出口が開かれてこの洗浄ポート
55内の純水が排出され、その後洗浄ポート55の排出
口が再び閉じられる。こうして、希釈サンプル分注後の
サンプリングピペット14の外壁の洗浄が完了する。
【0055】このように、この例の生化学自動分析装置
1によれば、サンプル希釈ピペット13およびサンプリ
ングピペット14のそれぞれの内外を最初にアルカリ洗
剤で洗浄してこれらのピペット13,14の内外に付着
したサンプルを確実に洗い流すことができるとともに、
アルカリ洗剤による洗浄工程に連続して両ピペット1
3,14の内外に付着した純水で洗浄して両ピペット1
3,14の内外に付着した洗剤を確実に洗い流すことが
できる。また、同様に希釈容器5および攪拌棒も最初に
アルカリ洗剤で洗浄してこれらの希釈容器5および攪拌
棒に付着した希釈サンプルを確実に洗い流すことができ
るとともに、アルカリ洗剤による洗浄工程に連続して希
釈容器5および攪拌棒を純水で洗浄して希釈容器5およ
び攪拌棒に付着した洗剤を確実に洗い流すことができ
る。
【0056】これにより、両ピペット13,14の内外
の洗浄、希釈容器5の洗浄および攪拌棒の洗浄をそれぞ
れ効果的に行うことができるので、今回分注したサンプ
ルが次のサンプルに影響を与えることを防止できる。し
たがって、感染症の検査のための血清の分析のような、
感染値が正常値に比べてきわめて高くダイナミックレン
ジが広いサンプルの分析を正確に行うことができる。ま
た、洗剤による洗浄工程に連続して純水による洗浄工程
を行うようにしているので、分析作業にかかる時間を短
縮することができる。
【0057】しかも、各プローブ13,14の内壁の洗
浄においては、アルカリ洗剤による洗浄時にアルカリ洗
剤を希釈するための純水注入と純水洗浄時に純水注入と
を同じ洗浄ポンプ45,57で行うようにしているの
で、プローブ内壁の洗浄機構の構成および流系回路を簡
単にできる。また、各プローブ13,14の外壁の洗浄
および希釈攪拌装置15の攪拌棒の外壁の洗浄において
は、アルカリ洗剤による洗浄時にアルカリ洗剤を希釈す
るための純水注入と純水洗浄時に純水注入とを加圧水で
行うようにしているので、プローブ外壁の洗浄機構の構
成および流系回路を簡単にできる。更に、希釈容器5の
内壁の洗浄においては、アルカリ洗剤注入と純水注入と
を同じ希釈容器用洗浄ポンプ53で行うようにしている
ので、希釈容器5の内壁の洗浄機構の構成および流系回
路も簡単にできる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の生化学自動分析装置によれば、サンプル希釈ピペット
の内外壁に付着したサンプル、サンプリングピペットの
内外壁に付着した希釈サンプル、希釈容器の内壁に付着
した希釈サンプルおよび攪拌棒の外壁に付着した希釈サ
ンプルを、いずれも洗剤で確実に洗い流すことができる
とともに、サンプル希釈ピペットの内外壁、サンプリン
グピペットの内外壁、希釈容器の内壁および攪拌棒の外
壁にそれぞれ付着した洗剤を、いずれも純水で確実に洗
い流すことができるようになる。
【0059】これにより、今回分注したサンプルが次の
サンプルに影響を与えることを確実に防止できる。した
がって、感染症の検査のための血清の分析のような、感
染値が正常値に比べてきわめて高くダイナミックレンジ
が広いサンプルの分析を正確に行うことができるように
なる。また、洗剤洗浄に連続して純水洗浄を行うように
しているので、分析作業にかかる時間を短縮できる。
【0060】しかも、サンプル希釈ピペットおよびサン
プリングピペットの内壁の洗浄においては、それぞれ、
洗剤洗浄時に洗剤を希釈するための純水注入と純水洗浄
時に純水注入とを同じサンプル希釈ピペット用洗浄ポン
プおよびサンプリングピペット用洗浄ポンプで行うよう
にしているので、ピペット内壁の洗浄機構の構成および
流系回路を簡単にできる。また、各ピペットの外壁の洗
浄および希釈攪拌装置の攪拌棒の外壁の洗浄において
は、それぞれ、洗剤洗浄時に洗剤を希釈するための純水
注入と純水洗浄時に純水注入とを加圧水で行うようにし
ているので、ピペット外壁の洗浄機構および攪拌棒外壁
の洗浄機構の構成および流系回路も簡単にできる。更
に、希釈容器の内壁の洗浄においては、洗剤注入と純水
注入とを同じ希釈容器用洗浄ポンプで行うようにしてい
るので、希釈容器内壁の洗浄機構の構成および流系回路
も簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例を示すとともに、
従来の生化学自動分析装置の全体構成を併せて示す斜視
図である。
【図2】 (a)はこの例のサンプル希釈ピペットの内
壁洗浄のための流系図、(b)は同サンプル希釈ピペッ
トの外壁洗浄のための流系図である。
【図3】 (a)はこの例の希釈攪拌装置の攪拌棒の外
壁洗浄のための流系図、(b)はこの例の希釈容器の内
壁洗浄のための流系図である。
【図4】 (a)はこの例のサンプリングピペットの内
壁洗浄のための流系図、(b)は同サンプリングピペッ
トの外壁洗浄のための流系図である。
【図5】 (a)はこの例のサンプル希釈ピペットの内
壁洗浄のタイミングを示す図、(b)は同サンプル希釈
ピペットの外壁洗浄のタイミングを示す図である。
【図6】 (a)はこの例の希釈攪拌装置の攪拌棒の外
壁洗浄のタイミングを示す図、(b)はこの例の希釈容
器の内壁洗浄のタイミングを示す図である。
【図7】 (a)はこの例のサンプリングピペットの内
壁洗浄のタイミングを示す図、(b)は同サンプリング
ピペットの外壁洗浄のタイミングを示す図である。
【符号の説明】
1…生化学自動分析装置、2…サンプル容器、3…希釈
液容器、4…サンプルターンテーブル、5…希釈容器、
6…希釈ターンテーブル、7…第1試薬容器、8…第1
試薬ターンテーブル、9…第2試薬容器、10…第2試
薬ターンテーブル10、11…反応管、12…反応ター
ンテーブル、13…サンプル希釈ピペット、14…サン
プリングピペット、15…希釈攪拌装置、16…希釈洗
浄装置、42…サンプル希釈洗浄装置、43,49,55
…洗浄ポート、44…サンプル希釈ピペット用秤量ポン
プ、45…サンプル希釈ピペット用洗浄ポンプ、46…
サンプル希釈ピペット用洗剤注入ポンプ、47…第2の
サンプル希釈ピペット用洗剤注入ポンプ、48…攪拌棒
洗浄装置、50…攪拌棒用洗剤注入ポンプ、51…希釈
容器洗浄装置、52…洗浄ノズル、53…希釈容器用洗
浄ポンプ、54…切換弁、53a,54a,55a…排出
口、56…サンプリングピペット用秤量ポンプ、57…
サンプリングピペット用洗浄ポンプ、58…サンプリン
グピペット用洗剤注入ポンプ、59…第2のサンプリン
グピペット用洗剤注入ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤進 東京都昭島市武蔵野三丁目1番2号 日本 電子株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA13 AA16 BB15 BB43 CA25 CB03 HA03 HA05 HA06 HA09 JA07 JA08 JA11 2G058 AA05 AA09 BA04 CB05 CD04 CE08 CF12 EA02 EA04 EA11 ED03 FA02 FB01 FB06 FB07 GA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体試料のサンプルを希釈容器内に希釈
    分注するサンプル希釈ピペットと、希釈容器内の希釈分
    注されたサンプルを攪拌棒により攪拌して均一の濃度の
    希釈サンプルにする希釈攪拌装置と、前記希釈容器内の
    希釈サンプルを反応容器内に分注するサンプリングピペ
    ットとを少なくとも備え、反応容器内の希釈サンプルに
    所定の試薬を注入して希釈サンプルの反応を検出するこ
    とにより、生体試料に関して複数項目についての分析を
    行うようにした生化学自動分析装置において、 前記サンプル希釈ピペットの内壁を前記サンプルを希釈
    容器内に希釈分注した後に最初にサンプル希釈ピペット
    用洗剤注入ポンプによる洗剤注入およびサンプル希釈ピ
    ペット用洗浄ポンプによる純水注入で洗剤洗浄するとと
    もに、この洗剤洗浄の終了後に連続して前記サンプル希
    釈ピペット用洗浄ポンプのみによる純水注入で純水洗浄
    し、また、前記サンプル希釈ピペットの外壁を前記サン
    プルを希釈容器内に希釈分注した後に最初に第2のサン
    プル希釈ピペット用洗剤注入ポンプによる洗剤注入およ
    び純水の加圧水注入で洗剤洗浄するとともに、この洗剤
    洗浄の終了後に連続して前記加圧水のみによる純水注入
    で純水洗浄するようになっているサンプル希釈洗浄装置
    を備えていることを特徴とする生化学自動分析装置。
  2. 【請求項2】 更に、前記攪拌棒の外壁を前記攪拌棒に
    よる攪拌終了後に最初に攪拌棒用洗剤注入ポンプによる
    洗剤注入および純水の加圧水注入で洗剤洗浄するととも
    に、この洗剤洗浄の終了後に連続して前記加圧水のみに
    よる純水注入で純水洗浄するようになっている攪拌棒洗
    浄装置を備えていることを特徴とする請求項1記載の生
    化学自動分析装置。
  3. 【請求項3】 更に、前記サンプリングピペットにより
    前記希釈容器内の希釈サンプルの分注後に、前記希釈容
    器内に残留する希釈サンプルを排出し、次いでこの希釈
    容器の内壁を最初に希釈容器用洗浄ポンプによる洗剤注
    入で洗剤洗浄するとともに、この洗剤洗浄の終了後に連
    続して前記希釈容器用洗浄ポンプによる純水注入で純水
    洗浄するようになっている攪拌棒洗浄装置を備えている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の生化学自動分
    析装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記サンプリングピペットの内壁
    を前記希釈サンプルを反応容器内に分注した後に最初に
    サンプリングピペット用洗剤注入ポンプによる洗剤注入
    およびサンプリングピペット用洗浄ポンプによる純水注
    入で洗剤洗浄するとともに、この洗剤洗浄の終了後に連
    続して前記サンプリングピペット用洗浄ポンプのみによ
    る純水注入で純水洗浄し、また、前記サンプリングピペ
    ットの外壁を前記希釈サンプルを反応容器内に分注した
    後に最初に第2のサンプリングピペット用洗剤注入ポン
    プによる洗剤注入および純水の加圧水注入で洗剤洗浄す
    るとともに、この洗剤洗浄の終了後に連続して前記加圧
    水のみによる純水注入で純水洗浄するようになっている
    希釈洗浄装置を備えていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれか1記載の生化学自動分析装置。
JP2000246244A 2000-08-15 2000-08-15 生化学自動分析装置 Withdrawn JP2002062303A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246244A JP2002062303A (ja) 2000-08-15 2000-08-15 生化学自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000246244A JP2002062303A (ja) 2000-08-15 2000-08-15 生化学自動分析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002062303A true JP2002062303A (ja) 2002-02-28

Family

ID=18736599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000246244A Withdrawn JP2002062303A (ja) 2000-08-15 2000-08-15 生化学自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002062303A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9086395B2 (en) 2010-05-28 2015-07-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Automatic analysis apparatus
JP2016211879A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 日本電子株式会社 自動分析装置
CN114643241A (zh) * 2020-12-18 2022-06-21 深圳市帝迈生物技术有限公司 一种供液系统和供液方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9086395B2 (en) 2010-05-28 2015-07-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Automatic analysis apparatus
JP2016211879A (ja) * 2015-04-30 2016-12-15 日本電子株式会社 自動分析装置
CN114643241A (zh) * 2020-12-18 2022-06-21 深圳市帝迈生物技术有限公司 一种供液系统和供液方法
CN114643241B (zh) * 2020-12-18 2023-12-01 深圳市帝迈生物技术有限公司 一种供液系统和供液方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3229915B2 (ja) 生化学自動分析装置
JP3419430B2 (ja) 生化学自動分析装置における試薬注入攪拌装置
US9308560B2 (en) Clinical analyzer wash and method
EP2535720B1 (en) Instrument and Method for Clinical Examinations and Cleaning Method Therefor
CN103890589B (zh) 自动分析装置
US8734721B2 (en) Analyzer
JPH1062431A (ja) 生化学自動分析装置における洗浄装置
US20080099057A1 (en) Method and Device for Cleaning a Liquid Aspiration and Dispense Probe
JP2005241442A (ja) 洗浄装置、洗浄装置を用いた分析装置及び洗浄方法
JP2003232799A (ja) 自動分析装置
JP2011163909A (ja) 自動分析装置および分注手段の洗浄方法
JP5661259B2 (ja) 自動分析装置
JP2002040035A (ja) 生化学自動分析装置
US6463969B1 (en) Liquid sample dispensing methods for precisely delivering liquids without crossover
CN111164430B (zh) 自动分析装置
JP2981070B2 (ja) 洗剤洗浄可能な分注装置及びその洗浄方法
JP2002062303A (ja) 生化学自動分析装置
JP2008304334A (ja) 分注装置及び自動分析装置
JPH08101214A (ja) 臨床用自動分析装置
CN116235058A (zh) 自动分析装置
JPH07174765A (ja) 分注装置
JP2019090639A (ja) 自動分析装置
JP2002022754A (ja) 分注装置
JP2014106166A (ja) 自動分析装置
US20230143259A1 (en) Automatic analyzing apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071106