JP2002040035A - 生化学自動分析装置 - Google Patents

生化学自動分析装置

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JP2002040035A JP2000224779A JP2000224779A JP2002040035A JP 2002040035 A JP2002040035 A JP 2002040035A JP 2000224779 A JP2000224779 A JP 2000224779A JP 2000224779 A JP2000224779 A JP 2000224779A JP 2002040035 A JP2002040035 A JP 2002040035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サンプル容器の上部と下部とで異なる生体試料
の各分析をともに行うことができる生化学自動分析装置
を提供する。 【解決手段】ブロック25の溝29から流出した洗浄水
は仕切板43によりその流れが制御されて間隙Cに集め
られ、この間隙Cを通過して流動する。すると、盛り上
がり部分Aおよび落下する部分Bからなる洗浄水溜まり
Dがサンプル希釈ピペット13の上下動の経路を含むよ
うにして形成されるとともに、洗浄水がサンプル希釈ピ
ペット13に沿って流れるようになる。これにより、ピ
ペット13の外周面に長手方向の比較的長い範囲で生体
試料が付着しても確実に洗浄できるようになる。したが
って、サンプル容器の底部近傍までピペット13の先端
を進入させてサンプル容器の下部の生体試料を吸い込む
ことができ、サンプル容器の上部と下部とで異なる生体
試料の各分析を1台の分析装置で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば血液や尿の
ような生体試料に関して複数項目についての分析を行う
ようにした生化学自動分析装置の技術分野に属するもの
である。
【0002】
【従来の技術】このような生体試料の分析を行う従来の
生化学自動分析装置としては、例えば、サンプルターン
テーブルにセットされた各試料容器から各生体試料をサ
ンプル希釈ピペットにより、希釈ターンテーブルにセッ
トされた各希釈容器にそれぞれ分注するとともに各希釈
容器にそれぞれ希釈液を注入して各生体試料を所定の割
合に希釈し、次いで各希釈容器から希釈された生体試料
をサンプリングピペットにより、反応ディスクにセット
された各反応容器にそれぞれ分注するとともに各反応容
器にそれぞれ複数の試薬ディスクから試薬ピペットによ
り吸い込んだ試薬を添加して各生体試料を複数項目につ
いて分析する生化学自動分析装置が本出願人の特許出願
による特開平10ー62435号公報において知られて
いる。
【0003】この生化学自動分析装置の詳細はこの公開
公報を参照すれば理解できるが、後述する本発明の実施
の態様の一例がこの生化学自動分析装置を用いるものと
しているので、一応、この公開公報の生化学自動分析装
置について簡単に説明する。図1は、この公開公報に開
示されている生化学自動分析装置の全体構成を示すとと
もに、後述するように本発明の実施の形態の一例を併せ
て示す斜視図である。この公開公報の生化学自動分析装
置1は、生体試料を入れた所定数のサンプル容器2,2,
…および通常の希釈液である生理食塩水以外の特別な希
釈液を入れた希釈液容器3,3,…がセットされるサンプ
ルターンテーブル4、サンプル容器2から吸引され、希
釈されたサンプルを入れる希釈容器5,5,…がセットさ
れる希釈ターンテーブル6、第1試薬を入れた所定数の
第1試薬容器7,7,…がセットされる第1試薬ターンテ
ーブル8、第2試薬を入れた所定数の第2試薬容器9,
9,…がセットされる第2試薬ターンテーブル10、希
釈ターンテーブル6の希釈容器5からサンプリングした
希釈サンプルと、第1試薬ターンテーブル8の第1試薬
容器7からサンプリングした第1試薬および第2試薬タ
ーンテーブル10の第2試薬容器9からサンプリングし
た第2試薬をそれぞれ入れて反応させる所定数の反応容
器11,11,…がセットされる反応ターンテーブル12
からなっている。
【0004】サンプルターンテーブル4においては、外
側にサンプル容器2,2,…が2列配置されているととも
に、内側に希釈液容器3,3,…が2列配置され、これら
の容器2,2,…;3,3,…はそれぞれ所定本数セットさ
れている。そして、このサンプルターンテーブル4は所
定速度でステップ送りされている。サンプルターンテー
ブル4の周囲には、サンプル希釈ピペット13が配置さ
れている。このサンプル希釈ピペット13は、図示しな
いサンプル希釈ピペット左右・上下駆動機構により左
右、上下に駆動されて、サンプルターンテーブル4と希
釈ターンテーブル6との間で、図示しない洗浄装置を通
って左右の回動による往復動する。そして、サンプル希
釈ピペット13がサンプルターンテーブル4の所定位置
においてサンプル容器2に上下動によるアクセスしたと
き、図示しないサンプル用ポンプが作動してサンプルを
所定量吸引し、希釈ターンテーブル6の所定位置におい
て希釈容器5にアクセスしたとき、このサンプルととも
にサンプル希釈ピペット13自体から供給される所定量
の希釈液(通常は生理食塩水)を吐出し、その結果、サ
ンプルが希釈容器5内で所定倍数に希釈されるようにし
ている。その後、サンプル希釈ピペット13は図示しな
い希釈洗浄装置により洗浄されるようになっている。
【0005】希釈ターンテーブル6の周囲には、サンプ
ル希釈ピペット13の他に、サンプリングピペット1
4、希釈攪拌装置15、洗い壺と呼ばれている希釈洗浄
装置16が配置されている。希釈容器5内の希釈サンプ
ルは希釈攪拌装置15により攪拌されて、試料の希釈が
均一にされる。これらの各装置13,14,15,16の
配置の自由度を確保するために、希釈ターンテーブル6
は、この希釈ターンテーブル6上の円周上に配置された
希釈容器5の総数と共通の因数を持たない数を1ステッ
プの送り数としてステップ送りされるようになってい
る。
【0006】サンプリングピペット14は、図示しない
サンプリングピペット左右・上下駆動機構により左右、
上下に駆動されて、希釈ターンテーブル6と反応ターン
テーブル12との間で希釈洗浄装置16を通って左右の
回動による往復動するようになっている。そして、サン
プリングピペット14は希釈ターンテーブル6の所定位
置において上下動により希釈容器5にアクセスしたと
き、図示しない希釈サンプル用ポンプが作動して所定量
の希釈サンプルを吸引し、反応ターンテーブル12の所
定位置において上下動により反応容器11にアクセスし
たとき吸引した希釈サンプルをその反応容器11に吐出
するようにしている。
【0007】希釈攪拌装置15は図示しない攪拌装置上
下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示しな
い攪拌棒が回転されるようになっている。そして、希釈
ターンテーブル6の所定の希釈容器5の希釈サンプル内
に攪拌棒が進入しかつ回転することによりサンプルの希
釈が均一に行われるようにしている。希釈洗浄装置16
は、後述するように希釈サンプルを反応容器11に吐出
した後、サンプリングピペット14を洗浄するようにな
っている。
【0008】反応ターンテーブル12の周囲には、サン
プリングサンプルピペット14の他に、第1試薬ピペッ
ト17、第2試薬ピペット18、第1反応攪拌装置1
9、第2反応攪拌装置20、検出器である多波長光度計
21、恒温槽22および反応管洗浄装置23が配置され
ている。
【0009】第1試薬ピペット17は、図示しない第1
試薬ピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆
動されて、反応ターンテーブル12と第1試薬ターンテ
ーブル8との間で左右の回動による往復動するようにな
っている。そして、第1試薬ピペット17は第1試薬タ
ーンテーブル8の所定位置において上下動により第1試
薬容器7にアクセスしたとき、図示しない第1試薬用ポ
ンプが作動して所定量の第1試薬を吸引し、反応ターン
テーブル12の所定位置において上下動により反応容器
11にアクセスしたとき吸引した第1試薬をその反応容
器11に吐出するようにしている。
【0010】第1反応攪拌装置19は図示しない攪拌装
置上下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示
しない攪拌棒が回転運動かつ前後方向の往復動をされる
ようになっている。そして、反応ターンテーブル12の
所定の反応容器11の希釈サンプルと第1試薬内に攪拌
棒が進入した後、回転かつ前後運動することにより、希
釈サンプルの反応が均一にかつ迅速に行われるようにし
ている。
【0011】第2試薬ピペット18は、図示しない第2
試薬ピペット左右・上下駆動機構により左右、上下に駆
動されて、反応ターンテーブル12と第2試薬ターンテ
ーブル10との間で左右の回動による往復動するように
なっている。そして、第2試薬ピペット18は第2試薬
ターンテーブル10の所定位置において上下動により第
2試薬容器9にアクセスしたとき、図示しない第2試薬
用ポンプが作動して所定量の第2試薬を吸引し、反応タ
ーンテーブル12の所定位置において上下動により反応
容器11にアクセスしたとき吸引した第2試薬をその反
応容器11に吐出するようにしている。
【0012】第2反応攪拌装置20は図示しない攪拌装
置上下駆動機構により上下に駆動されるとともに、図示
しない攪拌棒が回転運動かつ前後方向の往復動をされる
ようになっている。そして、反応ターンテーブル12の
所定の反応容器11の希釈サンプルと第2試薬内に攪拌
棒が進入した後、回転かつ前後運動することにより、希
釈サンプルの反応が均一にかつ迅速に行われるようにし
ている。多波長光度計21は、反応容器11内の希釈サ
ンプルの吸光度等を測定して反応容器11内での希釈サ
ンプルの反応状態を検出するようにしている。恒温槽2
2は、反応ターンテーブル12の反応容器11を常時一
定の温度に保持するようになっている。
【0013】反応管洗浄装置23は、図示しない廃液ポ
ンプにより反応容器11に入っている検出の終了した希
釈サンプルを吸い込みかつこれを廃液タンクに排出した
後、図示しない洗浄液ポンプにより洗浄液をこの反応容
器11内に供給してこの洗浄液により反応容器11内を
洗浄し、その後洗浄液を廃液タンクに排出するようにな
っている。これらの各装置14,17,18,19,20,
21,22,23の配置の自由度を確保するために、反応
ターンテーブル12もこの反応ターンテーブル12上の
円周上に配置された反応容器11の総数と共通の因数を
持たない数を1ステップの送り数としてステップ送りさ
れるようになっている。その場合、反応ターンテーブル
12は1ステップにつき半周以上回転するようにされて
いる。この生化学自動分析装置1によれば、多くの生体
試料の分析を複数項目について自動的に行うことができ
るようになる。
【0014】ところで、血液を分析する場合、従来、血
液を血漿と血球とに分離しこれらの血漿および血球から
それぞれ分注したサンプルを複数項目について分析する
ことが行われているが、前述の生化学自動分析装置1を
用いて血液を分析する場合にも、このように分離された
血漿および血球を複数項目について分析している。すな
わち、図6に示すように採取された血液38が遠心分離
によって上部の血漿39と下部の血球40とに分離され
るとともに、それぞれが個別のピペット41により生化
学自動分析装置1の個別のサンプル容器2に分注され
る。その場合、図示しないがこれらの分注作業は生化学
自動分析装置1以外の他の分注装置によって行われる。
そして、これらのサンプル容器2はそれぞれ生化学自動
分析装置1のサンプルターンテーブル4の所定位置にセ
ットされる。次に、各サンプル容器2内の血漿39およ
び血球40はサンプル希釈ピペット13によってそれぞ
れ希釈ターンテーブル6の対応する各希釈容器5にそれ
ぞれ分注されるとともに、サンプル希釈ピペット13に
よって各希釈液容器3内の特別な希釈液である純水がそ
れぞれ各希釈容器5に注入されて、血漿39および血球
40がそれぞれ所定濃度(例えば、約5倍)に希釈され
る。このとき、血球40は純水が注入されることにより
破裂して溶血される。そして、生化学自動分析装置1に
より前述のようにして希釈容器5内の希釈された血漿3
9のサンプルがGlu、1.5Gなどの複数の項目につ
いて測定されるとともに、希釈容器5内の希釈、溶血さ
れた血球40のサンプルがHbAlcについて測定され
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように遠心分離された血漿39と血球40とを一々分注
するようにしたのでは、分注作業が面倒になり手間と時
間が多大にかかってしまう。しかも、血漿39および血
球40の各分注作業を生化学自動分析装置1以外の他の
分注装置によって行うため、専用の分注装置が必要とな
る。そこで、図7に示すように生化学自動分析装置1の
サンプル容器2に採取した血液38を収容するとともに
これを遠心分離によって血漿39と血球40とに分離
し、この状態でサンプル容器2をサンプルターンテーブ
ル2の所定位置にセットした後、サンプル希釈ピペット
13により血漿39と血球40とをそれぞれ個別に吸い
込んで希釈ターンテーブル6の所定の各希釈容器5に分
注し、各希釈容器5内の血漿39あるいは血球40を分
析することが考えられる。このようにすれば、専用の分
注装置による血漿39および血球40の各分注作業が不
要となり、血液38の分析作業にかかる手間および時間
が大幅に省くことができるようになる。
【0016】しかし、このように生化学自動分析装置1
のサンプル容器2内の血漿39と血球40とを1つのサ
ンプル希釈ピペット13で吸い込むようにすると、図7
に示すように上部の血漿39を吸い込む場合はサンプル
希釈ピペット13の吸込部13aの先端部のみを血漿3
9内に進入させるだけでよいが、下部の血球40を吸い
込む場合はサンプル希釈ピペット13の吸込部13aの
先端部を血漿39を通過させて血球40内に進入させな
ければならない。このため、サンプル希釈ピペット13
による血球40の吸込後サンプル希釈ピペット13を上
昇させたとき、サンプル希釈ピペット13の外周部に長
手方向かなりの長い領域にわたって血漿39および血球
40の一部がそれぞれ付着するようになる。特に、作業
および装置を簡単にするために血漿と血球との界面を検
知しないで血球40を確実に吸い込むためにサンプル希
釈ピペット13をその吸込部13aの先端がサンプル容
器2の底部近傍に位置するまでサンプル容器2内に深く
進入させた場合は、図8に示すようにサンプル希釈ピペ
ット13の外周部に長手方向非常に長い領域にわたって
血漿39および血球40が付着してしまう。このように
サンプル希釈ピペット13の外周部に血漿39および血
球40が付着していると、血球40を希釈容器5内に吐
出したとき、血球40内に血漿39が混在してしまい、
より正確な測定結果が得られなくなる。
【0017】したがって、吸い込んだ血球40を希釈容
器5内に吐出するためにサンプル希釈ピペット13が希
釈ターンテーブル6の方へ移動する際に、その外周部を
洗浄して付着した血漿39および血球40を洗い落とす
必要がある。前述の特開平10ー62435号公報に記
載された生化学自動分析装置1では、サンプル希釈ピペ
ット13について具体的に示されていないが、一応、洗
浄装置によってサンプル希釈ピペット13を洗浄するよ
うになっている。しかし、前述のようにサンプル希釈ピ
ペット13の吸込部13aの先端部がサンプル内に進入
するだけであるので、このサンプル希釈ピペット13の
外周部の洗浄は、吸込部13aの先端部の外周部のみが
洗浄できる程度のものとなっている。このため、血球4
0の吸込により前述のようにサンプル希釈ピペット13
の外周部に長手方向かなりの長い領域にわたって血漿3
9および血球40が付着すると、この洗浄装置では血球
40吸込後のサンプル希釈ピペット13の外周部の洗浄
はきわめて困難である。したがって、前述の生化学自動
分析装置1を単に用いるようにしただけでは、1つのサ
ンプル容器2内で遠心分離によって分離された血漿39
と血球40との分析を行うことはできない。
【0018】また、サンプル希釈ピペット13の外周部
に洗浄水を単純にかけたのでは、洗浄水の切れが悪く、
今度はサンプル希釈ピペット13の外周部に洗浄水の一
部が残ってしまう。このように洗浄水が残存すると、血
球40を希釈容器5内に吐出したとき、血球40内に洗
浄水が混在してしまい、希釈容器5内での血球40の希
釈割合が異なってしまい、前述と同様に依然としてより
正確な測定結果を得ることは難しい。
【0019】洗浄水の切れをできるだけ良好にして残存
する洗浄水をほとんどなくすようにした洗浄装置が前述
の特開平10ー62435号公報において提案されてお
り、この公開公報の洗浄装置は生化学自動分析装置1の
希釈洗浄装置16に適用されている。この希釈洗浄装置
16の詳細はこの公開公報を参照すれば理解できるが、
後述する本発明の実施の態様の一例がこの希釈洗浄装置
16とほぼ同じ洗浄装置を用いるものとしているので、
一応、この公開公報の希釈洗浄装置16について説明す
る。
【0020】図9ないし図13はこの希釈洗浄装置16
を説明し、図9はその正面図、図10は図9におけるX
−X線に沿う断面図、図11は上(平)面図、図12は
ピペットの洗浄を説明する図、図13は洗浄水の排水を
説明する図である。図9ないし図11に示すように、希
釈洗浄装置16は、上方が開口した断面矩形の壺状の容
器24を備えており、この容器24の上部には洗浄水噴
出ブロック25が取り付けられている。この洗浄水噴出
ブロック25は、ブロック状の本体26と取付部27と
からなっており、本体26には上下方向(本体26の長
手方向)に延びる上下方向孔28が穿設されている。こ
の本体26の上端部には、左右方向に貫通する断面V字
状の溝29が形成されており、その場合溝29の底部は
上下方向孔28の上端に連通されている。また、このV
字状の溝29を形成する両側壁には、上下方向孔28の
径とほぼ同径の円弧状の凹部30が形成されている。ま
た、上下方向孔28の下端には連結管31が嵌合固定さ
れており、この連結管31は常閉の電磁開閉弁32およ
び洗浄水供給ポンプ(不図示)を介して洗浄水リザーバ
(不図示)に接続されている。更に、連結管31の上端
より若干上方の上下方向孔28には、この上下方向孔2
8と直交しかつ同径の横方向孔33が穿設されており、
したがってこの上下方向孔28はこの横方向孔33を通
して本体26の横方向の外部にも開口している。
【0021】この洗浄水噴出ブロック25は、図9ない
し図11に示すようにその取付部27がブラケット34
を介して容器24の外面上端部の取付部35にねじ等の
適宜の固着具によって取り付けられている。その場合洗
浄水噴出ブロック25は、図10に示すように本体26
のほとんどが容器24内に位置するように、かつ図9に
示すように上下方向に対して所定角度傾斜されて取り付
けられている。しかも、洗浄水噴出ブロック25は、サ
ンプリングピペット14が希釈ターンテーブル6から反
応ターンテーブル12へあるいはその逆の反応ターンテ
ーブル12から希釈ターンテーブル6へ回動する際に、
サンプリングピペット14の先端がV字状の溝29を通
ることにより洗浄水噴出ブロック25に衝突しないよう
に取り付けられている。一方、容器24の底部には排水
管37が連結されており、この排水管37は図示しない
排水タンクに接続されている。なお、各テーブル4、各
ピペット13,14,17,18の動作の制御、各攪拌装
置15,19,20、各洗浄装置16,23、検出器、電
磁開閉弁、各ポンプ等の動作の制御は図示しないコンピ
ュータ等からなる制御装置により行っている。
【0022】このように構成された本例の希釈洗浄装置
16は、図12に示すように電磁開閉弁32をオンして
開くとともに、図示しない洗浄水供給ポンプを駆動して
洗浄水リザーバから洗浄水を洗浄水噴出ブロック25の
方へ供給する。洗浄水噴出ブロック25に流動してきた
洗浄水は、洗浄水噴出ブロック25の上下方向孔28を
通って上方へ流動し、V字状の溝29から洗浄水噴出ブ
ロック25の片側に流出して、容器24内に落下し、更
に排出管37を通って、図示しない排水タンクに排出さ
れる。その場合、洗浄水の流量は図示のようにV字状の
溝29から上方へこんもり盛り上がる程度で比較的少量
に設定されている(図12に洗浄水の盛り上り部分をA
で示す)。また、連結管31から上下方向孔28に流動
してきた洗浄水が所定流速で上方に流れることにより横
方向孔33には負圧が発生するので、洗浄水は横方向孔
33を通って外部に漏出することはない。
【0023】この状態でサンプリングピペット14の吸
込部14aを、洗浄水の盛り上がり部分A内に進入させ
るとともに、サンプリングピペット14内に吸い込んだ
洗浄水を吐出させたとき、吐出した洗浄水が洗浄水噴出
ブロック25に衝突しない図示位置に停止させる。その
場合、洗浄水噴出ブロック25を傾斜させて取り付けて
いるので、このように吸込部14aを、そこから吐出さ
れた洗浄水が洗浄水噴出ブロック25に衝突しない図示
位置に設定することができる。これにより、サンプリン
グピペット14の吸込部14aの外周面に付着したサン
プルおよび希釈液はこの洗浄水により洗い流される。ま
た、サンプリングピペット14内に洗浄水を所定量吸い
込みかつ吐出することにより、サンプリングピペット1
4の内部が効果的に洗浄されるようになる。サンプリン
グピペット14から吐出された洗浄水は、容器24内に
落下し、前述と同様に排水管37から排出される。ま
た、サンプリングピペット14から洗浄水を吐出したと
き、洗浄水は洗浄水噴出ブロック25に衝突することは
ないので、衝突により洗浄水が容器24外に飛散するこ
とが確実に防止される。
【0024】サンプリングピペット14の洗浄が終了す
ると、図13に示すように電磁開閉弁32がオフにされ
て閉じるとともに、洗浄水供給ポンプが停止される。電
磁開閉弁32が閉じると、横方向孔33より上方にある
洗浄水噴出ブロック25内の洗浄水がその自重で横方向
孔33を通って容器24内に排出される。これにより、
洗浄水噴出ブロック25内の洗浄水が自然落下し、その
水面がなめらかにスーッと低下するようになる。このた
め、洗浄水の水面の表面張力により、サンプリングピペ
ット14の吸込部14aの外周面の水切れが良好にな
り、この外周面には洗浄水がほとんど付着されなくな
る。
【0025】このようにこの希釈洗浄装置16によれ
ば、サンプリングピペット14の吸込部14aの外周部
とサンプリングピペット14の内部とが同時に洗浄され
るようになる。したがって、サンプリングピペット14
の洗浄が確実にかつ効率よく行われ、洗浄時間が大幅に
短縮されるようになる。しかも、洗浄水の水切れがよく
なるので、サンプリングピペット14に洗浄水がほとん
ど残存しなく、サンプリングピペット14の洗浄をより
効果的に行うことができるようになる。
【0026】そこで、サンプル希釈ピペット13の洗浄
装置にこの希釈洗浄装置16を単純に適用することが考
えられる。しかしながら、希釈洗浄装置16は前述のよ
うな作用効果を得るために洗浄水噴出ブロック25を上
下方向に対して所定角度傾斜して取り付けるようになっ
ていることから、サンプリングピペット14が上下動す
る位置での洗浄水の上下方向の長さLが比較的短くな
る。サンプリングピペット14の場合には、前述のよう
に吸込部14aの外周面においてサンプルおよび希釈液
が付着する領域が吸込部14aの先端から上下方向に比
較的短い領域であるので、このように洗浄水の盛り上が
り部分Aの上下方向の長さLが比較的短くても、サンプ
リングピペット14の内外を十分にかつ確実に洗浄する
ことができるが、前述のように血球40の吸込時におい
て外周部に長手方向かなりの長い領域にわたって血漿3
9および血球40が付着するサンプル希釈ピペット13
の場合には、このように洗浄水の盛り上がり部分Aの上
下方向の長さLが比較的短いと、サンプル希釈ピペット
13の内外を十分にかつ確実に洗浄することは難しい。
【0027】また、図12に示す洗浄水の流れが盛り上
がり部分Aを明瞭にするために誇張して示されているこ
とから、洗浄水の盛り上がり部分Aより下流側の落下す
る部分Bがある程度の水平幅を有するように示されてい
るので、サンプル希釈ピペット13をこの洗浄水の部分
Bの位置にくるように設定すれば、サンプル希釈ピペッ
ト13の内外を洗浄することが可能であると考えられ
る。しかし、図12には前述のように洗浄水の流れが誇
張されているだけであって、実際には洗浄水の落下する
部分Bの水平幅は比較的小さく、この部分Bでのサンプ
ル希釈ピペット13の内外の洗浄を十分にかつ確実に行
うことは難しい。しかも、サンプル希釈ピペット13の
洗浄の際の洗浄水の使用量はできるだけ少なくすること
が望ましく、そのためには洗浄水の流量をできるだけ少
なくする必要があるが、洗浄水の流量を少なくすると、
洗浄水の落下する部分Bの水平幅はさらに小さくなり、
この部分Bでのサンプル希釈ピペット13の内外の洗浄
はほとんど不可能である。
【0028】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、サンプル容器の上部と下
部とで異なる生体試料の各分析をともに行うことができ
る生化学自動分析装置を提供することである。また、本
発明の他の目的は、洗浄水の切れをできるだけ良好にし
て残存する洗浄水をほとんどなくして洗浄時間を大幅に
短縮できるとともに、ピペットの洗浄にかかる洗浄水の
使用量をできるだけ低減してピペットの洗浄を効率よく
行うことのできる生化学自動分析装置を提供することで
ある。
【0029】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、血液等の生体試料を分注して
所定の場所に移送するピペットと、前記ピペットを洗浄
する洗浄装置とを少なくとも備え、前記洗浄装置が、上
方が開口した容器と、少なくとも一部が前記容器内に位
置するように設けられ、洗浄水を上方に開口した溝を介
して前記容器内に流出させる洗浄水噴出ブロックとを少
なくとも備え、前記ピペットを前記溝を介して前記容器
内に流出する洗浄水の流れの中に配置して洗浄するよう
になっている生化学自動分析装置において、前記洗浄水
噴出ブロックの前記溝から流出する洗浄水が前記ピペッ
トに沿って流れるように洗浄水の流れを制御する洗浄水
流れ制御手段が設けられていることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記洗浄水流れ制御手段が、
前記容器内に設けられ、前記溝から流出する洗浄水の流
れをピペットへ向かわせるように制御する仕切板である
ことを特徴としている。更に、請求項3の発明は、前記
ピペットが、その先端部の少ない部分が前記溝を介して
前記容器内に流出する洗浄水の流れの中に配置される第
1の高さ位置と、その先端部のより多くの部分が前記流
れの中に配置される第2の高さ位置とに選択的に配置さ
れ得るようにされていることを特徴としている。
【0030】
【作用】このように構成された本発明の生化学自動分析
装置においては、洗浄装置に設けた洗浄水流れ制御手段
で洗浄水の流れが制御されることにより、ピペットの移
動経路中に洗浄水の溜まりが形成されるとともに、洗浄
水がピペットに沿って流れるようになる。したがって、
血液等の生体試料を収容した容器の底部近傍までピペッ
トの先端を進入させて、このピペットでこの生体試料を
吸い込んだ後、生体試料がピペットの外周部にその長手
方向に長く付着しても、この洗浄装置によりピペットの
外周部の生体試料を簡単にかつ確実に洗浄することがで
きるようになる。これにより、容器の上部に収容された
生体試料と容器の下部に収容された生体試料とで異なる
場合に、容器の下部の生体試料をピペットで吸い込んで
より正確に測定することが可能となる。しかも、生化学
自動分析装置において容器の下部の生体試料の分析のた
めの前処理を行うことも可能となる。このようにして、
1台の生化学自動分析装置により、容器の上部と下部と
で異なる生体試料の両分析が自動的にかつ簡単に行われ
るようになる。また、この洗浄装置により洗浄水の切れ
が良好になり、残存する洗浄水がほとんどなくなって洗
浄時間が大幅に短縮されるとともに、ピペットの洗浄に
かかる洗浄水の使用量が低減されてピペットの洗浄が効
率よく行われるようになる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1ないし図3は本発明の実
施の形態の一例を示し、図1はこの例のサンプル希釈洗
浄装置が配設された生化学自動洗浄装置の斜視図、図2
はこの例のサンプル希釈洗浄装置を一部切り欠いて示
す、図9と同様の正面図、図3は図11と同様のこの例
のサンプル希釈洗浄装置の上(平)面図、図4はピペッ
トの洗浄を説明する、図12と同様の図である。なお、
この例の生化学自動分析装置1の構成要素のうち、前述
の生化学自動分析装置1の構成要素と同じ構成要素には
同じ符号を付し、またこの例のサンプル希釈洗浄装置の
構成要素のうち、前述の希釈洗浄装置の構成要素に対応
する構成要素には同じ符号を付すことにより、それぞれ
それらの詳細な説明は省略する。
【0032】図1に示すように、この例の生化学自動洗
浄装置1は、サンプルターンテーブル4と希釈ターンテ
ーブル6との間で、サンプル希釈ピペット13が移動す
る経路上に位置して設けられたサンプル希釈洗浄装置4
2を備えている。図2および図3に示すように、このサ
ンプル希釈洗浄装置42の容器24内の上部には仕切板
43(本発明の洗浄水流れ制御手段に相当)が本体26
の溝29に所定の間隙Cをおいて対向するようにして設
けられている。この間隙Cはサンプル希釈ピペット13
の上下移動の経路中に設定されている。仕切板43は本
体26の溝29から流出した洗浄水をサンプル希釈ピペ
ット13の移動経路中の間隙Cに集めるとともに、洗浄
水がサンプル希釈ピペット13に沿って流れるように洗
浄水の流れを制御するようになっている。このとき、図
4に示すように間隙Cはサンプル希釈ピペット13が通
過可能な大きさに設定されているとともに、仕切板43
によって制御された洗浄水が間隙Cを通過した後、間隙
Cより下流側の洗浄水の落下する部分Bが所定の水平幅
を有してサンプル希釈ピペット13の上下動の経路を含
むように確実に形成される大きさに設定されている。
【0033】このように構成されたこの例の生化学自動
分析装置1においては、図4に示すように前述の公開公
報に記載されている生化学自動分析装置1と同様に電磁
開閉弁32を開くと洗浄水が洗浄水噴出ブロック25に
供給され、洗浄水噴出ブロック25に流動してきた比較
的少量の洗浄水は、洗浄水噴出ブロック25の上下方向
孔28を通って上方へ流動し、V字状の溝29から上方
へこんもり盛り上がるようにして洗浄水噴出ブロック2
5の片側に流出する。そして、V字状の溝29から流出
した洗浄水の一部は仕切板43に当接し、この仕切板4
3によって間隙Cの方へ導かれる。これにより、V字状
の溝29から流出した洗浄水は効果的に間隙Cに集めら
れてこの間隙Cを通過して流動するようになるので、間
隙Cより下流側に洗浄水の落下する部分Bが形成され
る。すなわち、盛り上がり部分Aおよび落下する部分B
からなる洗浄水溜まりDがサンプル希釈ピペット13の
上下動の経路を含むようにして形成されるとともに、洗
浄水がサンプル希釈ピペット13に沿って流れるように
なる。そして、この洗浄水溜まりDは盛り上がり部分A
から容器24のほぼ底部近傍まで延設されるようになる
ので、その上下方向の長さLはかなり長いものとなる。
【0034】したがって、サンプル希釈ピペット13は
その下降により長手方向のかなり長い範囲にわたって洗
浄水溜まりD内に進入可能となる。これにより、図8に
示すように血球40の吸込後において血漿39および血
球40がサンプル希釈ピペット13の外周にこのピペッ
ト13の長手方向に沿ってかなり長い範囲にわたって付
着しても、図4に示すようにサンプル希釈ピペット13
を洗浄水溜まりD内に進入させることにより、サンプル
希釈ピペット13の外周に付着した血漿39および血球
40は効果的にかつ十分に洗い流され、サンプル希釈ピ
ペット13が確実に洗浄されるようになる。
【0035】そして、この例の生化学自動分析装置1で
は、図7に示すように血液38を遠心分離で上部の血漿
39と下部の血球40とに分離した状態で収容したサン
プル容器2を所定数図1に示すようにサンプルターンテ
ーブル4にセットする。次いで、まず血漿39を分注、
希釈する。この血漿39の分注、希釈は次のようにして
行われる。サンプル希釈ピペット13を水平回動させて
吸込位置にあるサンプル容器2の位置に停止させるとと
もに下降させて、その吸込部13aの先端部をこのサン
プル容器2内の血漿39内に進入させる。このとき、血
漿39の吸込量は少量でよいので、図7に示すように吸
込部13aの先端部のみを血漿39内に進入させるよう
にする。
【0036】サンプル希釈ピペット13によってこのサ
ンプル容器2から所定量の血漿39を吸い込んだ後、サ
ンプル希釈ピペット13を上昇させて希釈ターンテーブ
ル6の方へ水平回動により移動する。このとき、サンプ
ル希釈ピペット13の吸込部13aの先端部外周には血
漿39のみが付着しているので、この吸込部13aの先
端部外周をサンプル希釈洗浄装置42で洗浄する必要は
なく、直接、希釈ターンテーブル5の所定の希釈容器5
に位置させて、サンプル希釈ピペット13から吸い込ん
だ血漿39をこの希釈容器5内に吐出する。
【0037】なお、サンプル希釈ピペット13を下降し
てその吸込部13aの先端部を希釈容器5内に進入させ
た後血漿39を吐出するようにしてもよい。また、後述
する血球40の場合のように吸込部13aの先端部外周
をサンプル希釈洗浄装置42で洗浄した後、希釈ターン
テーブル6の所定の希釈容器5の位置に設定するように
してもよい。この場合の洗浄は、図12に示す場合と同
様に吸込部13aの先端部を洗浄水の盛り上がり部A内
に位置させるようにする。しかし、後述するようにサン
プルターンテーブル4の方へ水平回動する途中でサンプ
ル希釈ピペット13の内部を洗浄する際に、吸込部13
aの先端部外周を併せて洗浄できるので、このときは特
に吸込部13aの先端部外周の洗浄を行う必要はない。
【0038】次に、サンプル希釈ピペット13を逆にサ
ンプルターンテーブル4の方へ水平回動させ、サンプル
希釈ピペット13がサンプル希釈洗浄装置42の所定位
置に来たときサンプル希釈ピペット13の水平回動を停
止するとともに、サンプル希釈ピペット13を下降す
る。このときのサンプル希釈ピペット13は図12に示
す場合と同様の位置まで下降する。その後、前述の公開
公報の生化学自動分析装置1の場合と同様に、溝29か
ら少量の洗浄水を盛り上がり部分Aが形成されるように
して流出させる。このとき、図12に示す場合と同様に
サンプル希釈ピペット13の吸込部13aが洗浄水の盛
り上がり部分Aに位置するようになる。そして、サンプ
ル希釈ピペット13により洗浄水の吸込および吐出を所
定回数繰り返すことでサンプル希釈ピペット13の内部
を洗浄して内部に付着している血漿39を洗い流すとと
もに、吸込部13aの先端部外周を洗浄して先端部外周
に付着している血漿39を洗い流す。
【0039】サンプル希釈ピペット13の洗浄が終了す
ると、前述の公開公報の生化学自動分析装置1の場合と
同様に洗浄水噴出ブロック25への洗浄水の供給が停止
される。洗浄水噴出ブロック25の上下方向孔28およ
び横方向孔33内に残存する洗浄水は、図13に示すと
同様にして横方向孔33から容器24内に排出される。
また、このとき、サンプル希釈ピペット13の外周面に
おける洗浄水の水切れが良いので、この外周面には洗浄
水がほとんど付着されないとともに、サンプル希釈ピペ
ット13の内部からの洗浄水がある程度勢いよく吐出さ
れるのでピペット13の内周面にも洗浄水がほとんど付
着されない。
【0040】このサンプル希釈ピペット13の洗浄の終
了後、サンプル希釈ピペット13を再び水平回動させて
サンプルターンテーブル4の所定の希釈液容器3の位置
に位置させ、サンプル希釈ピペット13によりこの希釈
液容器3から、希釈容器5内に吐出した血漿39を例え
ば101倍等に希釈するため所定量の希釈液(通常は、
例えば純水等)を吸い込む。このとき、サンプル希釈ピ
ペット13は、図6および図7に示す血漿39を吸い込
む場合と同様にその吸込部13aの先端部のみが希釈液
内に進入される。
【0041】次に、サンプル希釈ピペット13を再び希
釈ターンテーブル6の方へ水平回動させて先ほど血漿3
9を吐出した希釈容器5の位置に設定し、この希釈容器
5内へサンプル希釈ピペット13内の希釈液を吐出す
る。この希釈液が注入されることにより、希釈容器5内
の血漿39は所定の濃度(例えば、101倍等)に希釈
されて分析可能状態にされる。以後、希釈容器5内の希
釈された血漿39は図6および図7に示すように前述の
公開公報の生化学自動分析装置1の場合と同様にして分
析が自動的に行われる。希釈液を吐出したサンプル希釈
ピペット13は、再びサンプルターンテーブル4の方へ
水平回動し、サンプル希釈洗浄装置42で前述と同様に
して洗浄される。このサンプル希釈ピペット13の洗浄
が終了すると、サンプル希釈ピペット13は、再びサン
プルターンテーブル4の方へ水平回動して先ほど血漿3
9を分注したサンプル容器2の位置に設定される。すな
わち、このときにはサンプルターンテーブル4はステッ
プ送りをされなく、サンプル希釈ピペット13による血
漿39の吸込時の位置に保持されている。
【0042】次いで、サンプル希釈ピペット13を下降
させて、その吸込部13aの先端部をこのサンプル容器
2内の血漿39を通過させて血球40内に進入させ、吸
込部13aの先端を図7に示す血球の分注の場合と同様
にサンプル容器2の底部近傍に位置させる。そして、こ
のサンプル容器2からサンプル希釈ピペット13によっ
て所定量の血球40を吸い込んだ後、サンプル希釈ピペ
ット13を上昇させかつ希釈ターンテーブル6の方へ水
平回動させる。このとき、前述のようにサンプル希釈ピ
ペット13の外周には長手方向の所定の範囲にわたって
血漿39および血球40が付着している。
【0043】このサンプル希釈ピペット13がサンプル
希釈洗浄装置42の所定位置に来たとき、サンプル希釈
ピペット13の水平回動を停止するとともに、サンプル
希釈ピペット13を下降させてサンプル希釈洗浄装置4
2の容器24内の図4に示す位置に設定する。次いで、
前述と同様に溝29から少量の洗浄水を盛り上がり部分
Aが形成されるようにして流出させる。流出した洗浄水
が仕切板43によって間隙Cに集まるように導かれるこ
とで図4に示すように洗浄水溜まりDが形成され、血球
40の吸込によるサンプル希釈ピペット13の外周に付
着した血漿39および血球40が洗い流される。サンプ
ル希釈ピペット13の洗浄が終了すると、前述と同様に
洗浄水噴出ブロック25への洗浄水の供給が停止される
とともに、洗浄水噴出ブロック25の上下方向孔28お
よび横方向孔33内に残存する洗浄水が横方向孔33か
ら容器24内に排出される。また、このとき、サンプル
希釈ピペット13の外周面における洗浄水の水切れが良
いので、この外周面には洗浄水がほとんど付着されな
い。次に、サンプル希釈ピペット13を再び水平回動さ
せて希釈ターンテーブル5の次の所定の希釈容器5に位
置させて、サンプル希釈ピペット13から吸い込んだ血
球40をこの希釈容器5内に吐出する。
【0044】次に、サンプル希釈ピペット13を逆にサ
ンプルターンテーブル4の方へ水平回動させ、サンプル
希釈ピペット13がサンプル希釈洗浄装置42の所定位
置に来たとき、サンプル希釈ピペット13の水平回動を
停止するとともに、サンプル希釈ピペット13を下降す
る。このときのサンプル希釈ピペット13は図4に示す
位置まで下降してもよいし、図12に示すと同様の位置
まで下降するようにしてもよい。その後、前述と同様に
して洗浄水を溝29から流出させるとともに、サンプル
希釈ピペット13により洗浄水の吸込および吐出を所定
回数繰り返すことでサンプル希釈ピペット13の内部を
洗浄する。
【0045】このサンプル希釈ピペット13の内部洗浄
の終了後、サンプル希釈ピペット13を再び水平回動さ
せてサンプルターンテーブル4の所定の希釈液容器3に
位置させて、サンプル希釈ピペット13によりこの希釈
液容器3から、血球40を希釈容器5内に吐出した血球
40を例えば101倍等に希釈するため所定量の希釈液
(通常は、例えば純水等)を吸い込む。このとき、サン
プル希釈ピペット13は、図6および図7に示す血漿3
9を吸い込む場合と同様にその吸込部13aの先端部の
みが希釈液内に進入される。
【0046】次に、サンプル希釈ピペット13を再び希
釈ターンテーブル6の方へ水平回動させて先ほど血球4
0を吐出した希釈容器5の位置に設定し、この希釈容器
5内へサンプル希釈ピペット13内の希釈液を吐出す
る。この希釈液が注入されることにより、希釈容器5内
の血球40は所定の濃度(例えば、101倍等)に希釈
されるとともに溶血して分析可能状態にされる。以後、
希釈容器5内の希釈、溶血した血球40は図6および図
7に示すように前述の公開公報の生化学自動分析装置1
の場合と同様にして分析が自動的に行われる。希釈液を
吐出したサンプル希釈ピペット13は、再びサンプルタ
ーンテーブル4の方へ水平回動し、サンプル希釈洗浄装
置42で同様にして洗浄される。このときのサンプルタ
ーンテーブル4の洗浄は、図12に示す場合と同様にサ
ンプル希釈ピペット13の吸込部13aの先端部を洗浄
液の盛り上がり部A内に位置させて吸込部13aの先端
部外周を洗浄するとともに、サンプル希釈ピペット13
内に対する洗浄水の吸込、吐出を所定回数繰り返してサ
ンプル希釈ピペット13の内部を洗浄する。
【0047】このサンプル希釈ピペット13の洗浄が終
了すると、サンプル希釈ピペット13は、再びサンプル
ターンテーブル4の方へ水平回動してサンプルターンテ
ーブル4によって吸込位置にステップ送りされた次のサ
ンプル容器2の位置に設定され、前述同様にしてこのサ
ンプル容器2の血漿39を所定量吸い込む。以下、同様
にしてサンプルターンテーブル4にセットされた所定数
のサンプル容器2内の血漿39および血球40がそれぞ
れ順に希釈容器5内に分注されるとともに希釈および希
釈溶血されて分析可能状態にされ、同様にしてこれらの
分析が自動的に行われる。
【0048】この例の生化学自動分析装置1によれば、
血球40を吸引後にサンプル希釈ピペット13の外周部
にその長手方向に長く付着した血漿39および血球40
を簡単にかつ確実に洗浄することができるようになるの
で、サンプル希釈ピペット13の先端をサンプル容器2
の底部近傍まで進入させることができる。これによっ
て、サンプル容器2の下部に収容される血球40を吸い
込んでも希釈容器5内の血球40に血漿39が混在する
ことがなくなり、血球40のより正確な測定結果を得る
ことができる。しかも、生化学自動分析装置1において
純水で血球40を希釈しかつ溶血する前処理を行うこと
ができるようになるので、血液38を遠心分離によって
血漿39と血球40とに分離したままの状態で収容する
サンプル容器2を直接用いることによって、1台の生化
学自動分析装置1でこれらの血漿39および血球40の
両分析を自動的にかつ簡単に行うことができる。また、
洗浄水の切れを良好にでき、残存する洗浄水をほとんど
なくして洗浄時間を大幅に短縮できるとともに、サンプ
ル希釈ピペット13の洗浄にかかる洗浄水の使用量をで
きるだけ低減してサンプル希釈ピペット13の洗浄を効
率よく行うことができる。
【0049】なお、前述の例では、1つのサンプル容器
2毎に血漿39の分注および希釈と血球40の分注およ
び希釈溶血とを行った後に、次のサンプル容器2毎に血
漿39の分注および希釈と血球40の分注および希釈溶
血とを行うようにしているが、サンプルターンテーブル
4にセットされたすべてのサンプル容器2についてまず
血漿39の分注および希釈を行った後、次にこれらのす
べてのサンプル容器2について血球40の分注および希
釈溶血を行うようにすることもできる。また、1つのサ
ンプル容器2について血漿39の分注および希釈を行っ
た後に、このサンプル容器2について血球40の分注、
希釈および溶血を行うようにしているが、1つのサンプ
ル容器2についてまず血漿39および血球40の分注を
ともに行った後、次に血漿39および血球40に対して
希釈および希釈溶血を行うようにすることもできる。こ
のようにすれば、サンプル希釈ピペット13による希釈
液の吸込吐出の作業が1工程省略でき、1つのサンプル
容器2につき1回の希釈液の吸込吐出で済むようにな
る。更に、いくつかのサンプル容器2の血漿39あるい
は血球40に対して1回の希釈液の吸込で希釈すること
もできる。
【0050】図5は、本発明の生化学自動分析装置1に
よる血液の分析の他の方法を説明する図である。前述の
例の血液38の分析方法では、遠心分離で血漿39と血
球40とに分離した後、これらの血漿39および血球4
0を分析するようになっているが、この例の血液38の
分析方法では、サンプルの血液を血漿39と血球40と
に分離しないで、血液それ自体を用いて血球39の測定
および血漿40の測定を行うようにしている。
【0051】すなわち、図5に示すようにサンプルの血
液を血漿39と血球40とに分離することなく、この血
液を収容したサンプル容器2を直接サンプルターンテー
ブル4にセットする。前述と同様にして、サンプル希釈
ピペット13をサンプルターンテーブル4の吸込位置に
あるサンプル容器2内に進入させて、サンプル容器2内
の血液を所定量吸込する。このとき、サンプル容器2内
の血液が採血後ある程度時間が経過して血球40が沈降
していることを考慮して、サンプル希釈ピペット13の
先端を血液面から所定距離進入させて、その部分の血液
を吸い込む。以後、前述と同様にしてサンプル希釈ピペ
ット13を吐出位置にある希釈容器5に移動させて吸い
込んだ血液をこの希釈容器5内に吐出する。その場合、
サンプル容器2内の血液の吸込後に、サンプル希釈ピペ
ット13の外周面には血液が付着しているが、この血液
は吸い込んだものと同じものであるから、サンプル希釈
ピペット13を希釈容器5へ移動させる途中で洗浄装置
42によって洗浄する必要はない。希釈容器5内への血
液の吐出が終了すると、次のサンプルの血液を分注する
ために、前述と同様にサンプル希釈ピペット13をサン
プル容器2の方へ移動させる。このとき、サンプル希釈
ピペット13の移動途中で、サンプル希釈ピペット13
の外周面に付着している血液を洗浄装置42によって洗
浄した後、サンプル容器2の方へ移動させる。
【0052】この例の血液の分析方法によれば、血液3
8を血漿39と血球40とに分離させる作業が不要にな
るとともに、サンプル希釈ピペット13の洗浄工程数も
低減できるので、分析作業にかかる時間を短縮できる。
この例の分析方法の血液の他の分析作業および他の作用
効果は、前述の例の分析方法と実質的に同じである。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の生化学自動分析装置によれば、洗浄装置に設けた洗浄
水流れ制御手段により、ピペットの移動経路中に洗浄水
の溜まりを形成するとともに洗浄水をピペットに沿って
流れるように、洗浄水の流れを制御しているので、生体
試料がピペットの外周部にその長手方向に長く付着して
も、このピペットの外周部の生体試料を簡単にかつ確実
に洗浄することができる。これにより、容器の上部に収
容された生体試料と容器の下部に収容された生体試料と
で異なる場合に、容器の下部の生体試料をピペットで吸
い込んでより正確に測定することが可能となる。しか
も、生化学自動分析装置において容器の下部の生体試料
の分析のための前処理を行うことも可能となる。このよ
うにして、1台の生化学自動分析装置により、容器の上
部と下部とで異なる生体試料の両分析を自動的にかつ簡
単に行うことができるようになる。また、この洗浄装置
により洗浄水の切れを良好にでき、残存する洗浄水をほ
とんどなくして洗浄時間を大幅に短縮できるとともに、
ピペットの洗浄にかかる洗浄水の使用量を低減してピペ
ットの洗浄を効率よく行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例を示すとともに、
従来の生化学自動分析装置の全体構成を併せて示す斜視
図である。
【図2】 本発明の図1に示す例のサンプル希釈洗浄装
置を一部切り欠いて示す正面図である。
【図3】 本発明の図1に示す例のサンプル希釈洗浄装
置の上面図である。
【図4】 本発明の図1に示す例のサンプル希釈洗浄装
置のピペットの洗浄を説明する図である。
【図5】
【図6】 血液における血漿および血球の複数項目につ
いての従来行われている分析を説明する図である。
【図7】 血液を血漿と血球とに分離したままの状態で
生化学自動分析装置により分析を行う方法について説明
する図である。
【図8】 図7に示す方法で分析を行う場合の問題点を
説明する図である。
【図9】 従来の生化学自動分析装置のサンプル希釈洗
浄装置を示す正面図である。
【図10】図9におけるX−X線に沿う断面図である。
【図11】図9に示すサンプル希釈洗浄装置の上面図で
ある。
【図12】図9に示すサンプル希釈洗浄装置のピペット
の洗浄を説明する図である。
【図13】図9に示すサンプル希釈洗浄装置のピペット
の洗浄後の洗浄水の排水を説明する図である。
【符号の説明】
1…生化学自動分析装置、2…サンプル容器、3…希釈
液容器、4…サンプルターンテーブル、5…希釈容器、
6…希釈ターンテーブル、7…第1試薬容器、8…第1
試薬ターンテーブル、9…第2試薬容器、10…第2試
薬ターンテーブル10、11…反応管、12…反応ター
ンテーブル、13…サンプル希釈ピペット、13a…吸
込部、14…サンプリングピペット、15…希釈攪拌装
置、16…希釈洗浄装置、17…第1試薬ピペット、1
8…第2試薬ピペット、19…第1反応攪拌装置、20
…第2反応攪拌装置、21…多波長光度計、22…恒温
槽、23…反応管洗浄装置、24…容器、25…洗浄水
噴出ブロック、26…本体、28…上下方向孔、29…
溝、30…凹部、31…連結管、32…配水管、33…
電磁開閉弁、34…横方向孔、37…排水管、38…血
液、39…血漿、40…血球、42…サンプル希釈洗浄
装置、43…仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤進 東京都昭島市武蔵野三丁目1番2号 日本 電子株式会社内 Fターム(参考) 2G045 AA01 AA15 CA25 CB03 JA07 2G058 BA01 BA06 CA04 CB05 CD04 CE08 EA02 EA04 EA11 ED03 ED07 FB07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血液等の生体試料を分注して所定の場所
    に移送するピペットと、前記ピペットを洗浄する洗浄装
    置とを少なくとも備え、 前記洗浄装置は、上方が開口した容器と、少なくとも一
    部が前記容器内に位置するように設けられ、洗浄水を上
    方に開口した溝を介して前記容器内に流出させる洗浄水
    噴出ブロックとを少なくとも備え、前記ピペットを前記
    溝を介して前記容器内に流出する洗浄水の流れの中に配
    置して洗浄するようになっている生化学自動分析装置に
    おいて、 前記洗浄水噴出ブロックの前記溝から流出する洗浄水が
    前記ピペットに沿って流れるように洗浄水の流れを制御
    する洗浄水流れ制御手段が設けられていることを特徴と
    する生化学自動分析装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄水流れ制御手段は、前記容器内
    に設けられ、前記溝から流出する洗浄水の流れをピペッ
    トへ向かわせるように制御する仕切板であることを特徴
    とする請求項1記載の生化学自動分析装置。
  3. 【請求項3】 前記ピペットは、その先端部の少ない部
    分が前記溝を介して前記容器内に流出する洗浄水の流れ
    の中に配置される第1の高さ位置と、その先端部のより
    多くの部分が前記流れの中に配置される第2の高さ位置
    とに選択的に配置され得るようにされていることを特徴
    とする請求項1または2記載の生化学自動分析装置。
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