JP6227441B2 - 分析装置及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は血清、尿などの生体サンプルの定性、定量分析を行う分析装置及びその方法に係り、特に検体用分注ノズルの洗浄機構を備えた分析装置及びその方法に関する。
血清や尿などの生体試料中の無機イオン、タンパク質、尿素などの含窒素成分、糖、脂質、ホルモンなどの成分を分析する臨床化学分析の大部分は分析装置で自動分析されている。検体分注用にディスポーザブルチップを用いる装置以外の大部分の分析装置では、検体分注用ノズルを洗浄機構により洗浄し、繰返し使用する方式をとっている。こうした繰返し使用される検体用分注プローブの材料としては例えば、耐食性や加工性の高さから、ステンレススチールが広く用いられている。
近年、分析装置(自動分析装置)においては、検体の微量化や、分析の高感度化が求められている。しかし、検体用分注ノズルの表面の洗浄が不十分であると、吸引量や吐出量のばらつきや、コンタミネーション等の発生により、分析精度が低下する恐れがあり、微量検体の正確な分注や高感度な分析が困難となる。従って、繰返し使用した場合であっても、検体用分注ノズル表面の清浄度を長期に渡り高い状態に保つことがこれまで以上に求められている。
検体用分注ノズル表面を清浄に保つための技術としては、特許第4892384号公報(特許文献1)が知られている。この特許には、検体用分注ノズルに対して、超音波洗浄を行うことにより、検体用分注ノズル表面の洗浄性を向上する方法が開示されている。超音波洗浄の頻度としては、検体の分析ごともしくは分析処理複数回に1回の割合で、超音波洗浄を実施することが記載されている。
特許第4892384号公報
しかし、検体の分析ごとに超音波洗浄などの物理洗浄(物理洗浄の例には、超音波洗浄以外に、電解洗浄、高圧水洗浄、マイクロバブル洗浄、拭取り洗浄などの物理的作用を与えるものが挙げられる)を行うと、物理洗浄の回数が多くなるために、検体用分注ノズル表面への物理的なダメージが大きくなってしまうという課題がある。また、検体分注ごとに物理洗浄を行うためには、頻繁に物理洗浄の電源のオンオフを行う、もしくは、継続的にオンの状態とする必要があるため、電力消費量が増大してしまう。
分析処理複数回に1回の割合で物理洗浄を行う場合には、その頻度の適切な設定が困難である。物理洗浄の頻度を多くすると、検体分注ごとに物理洗浄を行う場合と同様の課題が発生する。また、物理洗浄の頻度を少なくした場合には、物理洗浄を行う前に汚染が検体用分注ノズル表面に長時間残存してしまうこととなり、固着などが起こってしまう可能性が高まる。このため、洗浄が困難になる。
そこで、本発明では、検体用分注ノズルに対して、より適切な頻度で、有効な物理洗浄を行うことの出来る分析装置及びその方法を提供する。
上記した従来技術の課題を解決するために、本発明では、検体を収容する検体容器を収納する検体収納部機構と、反応セルを収納する反応ディスクと、試薬を収容する試薬容器を収納する試薬ディスク機構と、検体収納部機構の検体用機に収容された検体を吸引して反応ディスクの反応セルに所定量供給する検体用分注ノズルを備えた検体供給用分注機構と、検体供給用分注機構の検体用分注ノズルを洗浄する検体用分注ノズル洗浄部と、試薬ディスク機構の試薬容器に収容された試薬を吸引して反応ディスクの反応セルに所定量供給する試薬用分注ノズルを備えた試薬供給用分注機構と、全体を制御するマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータに分析に関する情報を入力する操作パネルとを備えた分析装置において、マイクロコンピュータは操作パネルから入力された情報に基づいて、検体収納部機構の検体容器に収容された検体を吸引して反応ディスクの反応セルに所定量供給した後の検体用分注ノズルを検体用分注ノズル洗浄部に移動させて物理洗浄した後に純水洗浄するか、または物理洗浄を行わずに洗浄液に所定の時間浸漬させた後に純水洗浄するかを選択して制御するようにした。
また、上記した従来技術の課題を解決するために、本発明では、検体収納部機構に収納された検体容器内に収容された検体を検体供給用分注機構の検体用分注ノズルで吸引し、検体用分注ノズルで吸引した検体を反応ディスクに収納された反応セルに供給し、吸引した検体を反応セルに供給した検体用分注ノズルを洗浄し、試薬ディスク機構の試薬容器に収容された試薬を試薬供給用分注機構の試薬用分注ノズル吸引し、試薬用分注ノズル吸引した試薬を反応ディスクの反応セルに供給し、検体と前記試薬とが供給された前記反応セルに光を照射して前記反応セルを透過した光を検出して得た信号に基づいて前記検体を分析する分析方法において、検体用分注ノズルを洗浄する工程において、前記検体用分注ノズルを物理洗浄した後に純水洗浄を行うか、又は前記検体用分注ノズルを洗浄液に所定の時間浸漬させた後に純水洗浄を行うかを外部から入力された情報に基づいて選択して実行するようにした。
本発明によれば、超音波洗浄などの物理洗浄による検体用分注ノズルへの不要なダメージを抑えながら、適切な頻度で物理洗浄を行うことが出来る。このため、汚染の固着などを低減し、十分な洗浄効果を上げることが出来る。また、不要な電力消費量を抑えることが出来る。
本発明の実施例1に係る分析装置の概略の構成を示す斜視図である。 本発明の実施例1に係る分析装置で物理洗浄を行う検体番号の選択を行う操作パネル上での表示画面である。 本発明の実施例1に係る超音波振動子付き洗浄槽の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る純水で洗浄を行う洗浄機構の槽の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る処理の流れを示すフロー図である。 本発明の実施例1の変形例1に係る超音波振動子付き洗浄槽の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1の変形例2に係る超音波振動子付き洗浄槽の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る分析装置の概略の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の原理について説明する。
まず、分析装置用の検体用分注ノズル表面に付着する可能性のある汚染要因について、洗浄法の原理検討を行った実験結果について記載する。
検体用分注ノズルの汚染要因として、検体である血清や尿由来の(1)血清タンパク質、(2)脂質、に加えて、検体である血清、尿以外に由来する汚染要因として、(3)フィブリンについて検討を行った。
血清や尿由来の汚染要因としては、上記以外にも、尿素などの含窒素成分、糖、イオン、ホルモンなど含まれるが、それらは量が少ないか、もしくは、水溶性が高いために、物理洗浄を併用せずとも、純水洗浄などにより除去することが可能であり、これらの物質による汚染量は十分少ないと考えられる。
通常、フィブリンは検体中には存在しない。しかし、例えば透析患者には、透析中に血液が凝固するのを防ぐためにヘパリンなどの抗凝固剤が投与される。ヘパリンには、フィブリノーゲンの活性化因子を阻害しフィブリンの形成を阻止する作用がある。このため、フィブリンが通常の検体よりもゆっくりと形成されるため、透析患者の血清検体においては、血清分離後もフィブリン析出が続くことがある。また、遠心分離後に十分な時間が経過していないまま血清の分析を行う場合にも、フィブリンの凝固が終了しておらず、血清内にフィブリンが浮遊してしまう場合がある。こうした検体においては、フィブリンが血清中に存在する可能性が高くなり、検体用分注ノズルの外面にフィブリンが付着してしまう可能性がある。
次に、以上の(1)−(3)の3種のモデル汚染の形成法とそれらに対する洗浄法の具体的な検討内容について述べる。被汚染体としては、検体用分注ノズル材料として広く用いられているステンレススチールの基板(30mm×30mm×0.5mm、片面を研磨)を用いた。
(1)血清タンパク質
モデル血清タンパク質としては、血清アルブミンを用いた。血清アルブミンは、血清中最大のタンパク質成分であり、約60%を占める。モデル汚染源には、ウシ血清アルブミンをリン酸緩衝溶液に1mg/mLの濃度で溶解したものを用いた。
汚染の形成は、以下の手順で行った。まず、この溶液に対しステンレススチール基板を1分間浸漬する。その後引上げ、続いて純水に1分間浸漬、再度引上げて空気中で乾燥する。
(2)脂質
脂質によるモデル汚染の作成は、オートノルム(ウマ血清をベースとした模擬血清、Sero As)に対して、ステンレススチール基板を浸漬することで行った。
(3)フィブリン
フィブリンのモデル汚染は、フィブリノーゲン溶液とトロンビン溶液を反応させることで形成した。具体的には、A液(フィブリノーゲン(1mg/mL)、塩化ナトリウム(4 mg/mL))とB液(トロンビン(12.5 NIHU/mL)、塩化ナトリウム(4 mg/mL)、塩化カルシウム(1mg/mL))を用意し、A液5μLをステンレススチール基板に滴下後、その上からB液を5μL滴下した。これを37℃で90分間インキュベーションした。この反応では、トロンビンによりフィブリノーゲンから不溶性のフィブリンが形成される。
洗浄法は以下の方法を検討した。
(a)アルカリ系洗浄液での浸漬洗浄
(b)アルカリ系洗浄液での超音波洗浄
上記(a)、(b)いずれの洗浄においても、アルカリ系洗浄剤として分析装置用アルカリ系洗浄剤であるハイアルカリD(日立ハイテクノロジーズ)を使用した。また、汚染の定量法としては、赤外反射吸収分光法を用いた。赤外反射吸収分光法では、各汚染に特徴的なピーク強度から、汚染量を定量した。
検討結果を以下の表1にまとめる。
Figure 0006227441
ここで○は、洗浄前と比較して、汚染量が1/10以下となっていることを示している。×は、洗浄前と比較して、汚染量が1/10以下にならなかった場合を示している。
表1に記載した検討結果から、血清由来の汚染要因、すなわち、血清タンパク質や脂質については、アルカリ洗浄液への浸漬で洗浄可能なことを見出した。これに対し、フィブリンは、アルカリ洗浄液への浸漬に加えて、超音波洗浄の併用が必要であることが分かった。従って、この結果からは、超音波などの物理的作用を併用する必要があるのは、検体中にフィブリンが存在している場合であることが分った。
検体中にフィブリンが存在しているかどうかは、先程記載した通り、透析患者検体や、遠心分離後に十分な時間が経過しているかどうかといったことから可能性を推定できる。従って、こうした検体を分析後に検体用分注ノズルに対して物理洗浄を行う様にすれば、検体用分注ノズルへの不要なダメージを抑えながら、適切頻度で超音波洗浄を行うことが出来る。また、汚染の固着などを防ぎ、十分な洗浄効果を上げることが出来る。加えて、不要な電力消費を抑えることが期待出来る。
上記した新たな知見に基づいて構成した分析装置層及び分析方法の具体的な実施例について、以下に図面を用いて説明する。
本発明に係る第一の実施の形態について説明する。ここで、図1は本実施例に係る分析装置100の概略の構成図の一例を示したものである。まず、これを用いて、分析装置100の基本動作を説明する。
図1に示した分析装置100は、概略、検体収納部機構1、検体用分注ノズル27を備えた検体供給用分注機構2、反応ディスク3、試薬ディスク機構5、試薬用分注ノズル28を備えた試薬供給用分注機構7、及びインターフェース23を介して全体を制御するマイクロコンピュータ19を備えて構成されている。
検体収納部機構1には、一つ以上の検体容器25が配置されている。ここでは、ディスク状の機構部に搭載された検体収納部機構である検体ディスク機構の例で説明するが、検体収納部機構の他の形態としては分析装置で一般的に用いられている検体ラック又は検体ホルダー状の形態であってもよい。また、ここで言う検体とは、反応ディスク3内の反応セル4で反応させるために使用する被検査液体のことを指し、血清や尿といった採集検体原液でもよく、またそれを希釈や前処理等の加工処理をした溶液であってもよい。
検体容器25内に収容された検体は、検体供給用分注機構2の検体用分注ノズル27によって吸引され、反応ディスク3内の所定の反応セル4に吐出される。試薬ディスク機構5は、多数の試薬容器6を備えている。また、試薬ディスク機構5には、試薬供給用分注機構7が配置されており、試薬は、この試薬供給用分注機構7の試薬用分注ノズル28によって、吸引され反応ディスク3内の所定の反応セル4に注入される。これら検体用分注ノズル27、試薬用分注ノズル28の材料には、加工性の良さ、耐腐食性などの観点からステンレススチールなどが広く用いられている。
図1に示した分析装置100では、試薬ディスク機構5及びそれに付随する機構を2式備えている。
反応ディスク3には、分光光度計10と集光フィルタつき光源26が装備されており、分光光度計10と集光フィルタつき光源26の間に、測定対象を収容する反応ディスク3が配置される。この反応ディスク3の外周上には、例えば、120個の反応セル4が設置されている。また、反応ディスク3の全体は、恒温槽9によって、所定の温度に保持されている。反応セル4に供給された検体と試薬は、撹拌機構8により撹拌される。
11は反応セル洗浄機構であり、洗浄剤容器13から供給された洗浄剤を、反応ディスク3の外周上に配置された反応セル4に供給して反応セル4の内部を洗浄する。洗浄後の反応セル4内の洗浄剤は、吸引ノズル12で吸引されて反応セル4から排出される。
インターフェース23には、マイクロコンピュータ19、Log変換器及びA/D変換器18、試薬用ピペッタ17、洗浄水ポンプ16、検体用ピペッタ15、プリンタ20、CRT21、記憶装置としてのフロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク22、物理洗浄を行う検体の検体番号を記憶する記憶装置101、操作パネル24が接続されている。記憶装置101は、マイクロコンピュータ19のメモリ内にあっても良い。また分析装置100の各部は、インターフェース23を介してマイクロコンピュータ19により制御される。
検体容器25に入れられ、検体収納部機構1の所定の位置にセットされた測定対象検体は、マイクロコンピュータ19及び記憶装置101のメモリに記憶された分析依頼情報に従って、検体ピペッタ15及び検体供給用分注機構2の検体用分注ノズル27によって、反応セル4に所定量分注される。測定対象検体を反応セル4に所定量分注した検体用分注ノズル27は洗浄され、次の検体の分注に使用される。この際、洗浄は次に分注される検体への影響や化学物質使用量の低減といった観点から純水による流水洗浄が一般的に用いられている。こうした洗浄は洗浄槽30で行われる。
上述の構成において、操作者は、操作パネル24を用いて分析依頼情報の入力を行う。操作者が入力した分析依頼情報は、上述の通り、マイクロコンピュータ19内のメモリと物理洗浄を行う検体の検体番号を記憶する記憶装置101に記憶される。
図2に、物理洗浄を行う検体番号の選択を行う操作パネル24上での表示画面の例を示す。201は装置の状態を表すステータスライン、202はJOBメニューボタン、203はサブメニューシート、204は操作エリア、205はグローバルメニューエリアである。
操作エリア204内では、操作者はある検体に対しての分析に関する情報を入力する事が出来る。入力される情報は、例えば、緊急検体/一般検体/コントロール検体といった検体の種類や、患者ID、血清や尿といった検体の種類、サンプルカップの種類、検体量などである。この操作エリア204内に、検体に対して物理洗浄の有無を選択するボタン206を設ける。これによりこの指定された検体を検体用分注ノズル27を用いて分注した後に、検体用分注ノズル27の物理洗浄を行う。
物理洗浄の具体的な実施法は、以下の通りである。説明は図1に基づいて行う。まず、入力情報に基づき、物理洗浄を行う場合には、インターフェース23を通じて、検体用分注ノズル駆動系102を駆動する。これにより、検体用分注ノズル27は、物理洗浄機構付き洗浄槽103に位置へ回転移動する。この物理洗浄機構付き洗浄槽103には、洗浄液リザーバ104から流路105を通じて、洗浄液がためられている。この物理洗浄機構付き洗浄槽103に検体用分注ノズル27が下降する。その後、物理洗浄駆動系106が動作し、検体用分注ノズル27の物理洗浄を行う。
所定の洗浄時間が経過後に検体用分注ノズル27の物理洗浄を停止する。ここで、物理洗浄の時間は操作者が決定しても良いし、もしくは、システム内で予め決められた時間であっても良い。この物理洗浄終了後に、検体用分注ノズル駆動系102で検体用分注ノズル27を駆動して洗浄機構30の位置に移動させ、純水洗浄を行う。
このように、物理洗浄機構付き洗浄槽103で物理洗浄後に洗浄機構30において純水による検体用分注ノズル27の洗浄を行うことで、物理洗浄の洗浄液中の成分が検体用分注ノズル27の外面に残存することを防ぐことが出来る。また、十分な洗浄時間が取れる場合には、この物理洗浄と純水洗浄を繰り返すことも可能である。
また、物理洗浄機構付き洗浄槽に純水洗浄の機能を持たせることも可能である。
物理洗浄機構付き洗浄槽103で行う物理洗浄としては、超音波洗浄、電解洗浄、高圧水洗浄、マイクロバブル洗浄、拭取り洗浄などが有る。本実施例においては、超音波洗浄を行う場合について説明する。
一方、検体用分注ノズル27に対して物理洗浄を行わない場合には、検体用分注ノズル27を物理洗浄機構付き洗浄槽103の洗浄液中に浸漬させた状態で物理洗浄駆動系106を動作させずに所定の時間放置する。所定の時間経過後に検体用分注ノズル27を物理洗浄機構付き洗浄槽103から取出し、検体用分注ノズル駆動系102で検体用分注ノズル27を駆動して洗浄機構30の位置に移動させ、純水洗浄を行う。
図3Aに、物理洗浄法として超音波洗浄を用いた場合の物理洗浄機構付き洗浄槽103の、より詳細な構成の例を示す。この物理洗浄機構付き洗浄槽103では、洗浄槽306に物理洗浄の手段として超音波振動子301が取り付けてある。洗浄槽306の超音波振動子301を取り付ける面3061はステンレスなどの金属で作られることが望ましい。洗浄槽306のその他の面については、ステンレスなどの金属で作られる必要は必ずしもなく、樹脂などの有機分子により成っていても良い。
超音波振動子301は、超音波振動子駆動系302により駆動する。物理洗浄を行う際には、洗浄液供給機構303から流路304を通じて、洗浄液305が洗浄槽306の内部へ供給される。洗浄液305の供給後、検体供給用分注機構2の先端部付近に取り付けられた検体用分注ノズル27は、検体用分注ノズル駆動系102の動作により、洗浄槽306へ下降する。この際、検体用分注ノズル27の外面のうち、検体と接触する範囲、即ち、検体容器25での検体へ浸漬される部分、もしくは反応セル4の内部に検体吐出時に吐出検体と検体用分注ノズル27が接触する部分のいずれか広い方よりもさらに広い領域をカバーするように洗浄液に検体用分注ノズル27の外面を洗浄槽306内に供給された洗浄液305に浸漬させる。次に所定の時間が経過後、超音波振動子駆動系302で超音波振動子301を駆動して、洗浄槽306内の洗浄液305の中において超音波洗浄を開始する。
洗浄槽306内で超音波洗浄を行った検体用分注ノズル27は、図3Bに示すように、検体用分注ノズル駆動系102で駆動されて洗浄機構30の洗浄液収納槽310の上方へ移動する。洗浄液収納槽310の上方に移動した検体用分注ノズル27に対して洗浄機構30の純水供給ノズル311から純水312が振りかけられる。検体用分注ノズル27の表面は、純水供給ノズル311から振りかけられた純水により洗浄される。純水供給ノズル311から供給された純水312は、洗浄液収納槽310で回収される。
超音波振動子301の洗浄槽306への取り付け位置や洗浄槽103の構造については、図3Aに示した以外にも、いくつかの方法が考えられる。例えば、図3に示した洗浄槽306では、超音波振動子301は洗浄槽103の側面に取り付けられているが、洗浄槽306の底面に取り付けられても良く、その場合でも同程度の効果が得られる。
また、図3Aに示した洗浄槽306では、洗浄液305の注入される洗浄槽306に直接超音波振動子301が取り付けられているが、必ずしも洗浄槽306に対して、超音波振動子301が直接取り付けられる必要はない。
洗浄槽306内で超音波洗浄に使用する洗浄液は、実験例での検討の結果から、ハイアルカリDなどのアルカリ系洗浄液であることが望ましい。
本実施例による検体用分注ノズル27の線状の処理フローを図4を用いて説明する。
まず、検体用分注ノズル駆動系102で検体供給用分注機構2を駆動して、検体供給用分注機構2の先端部付近に取り付けられた検体用分注ノズル27の先端部分を下降させて検体収納部機構1にセットされた検体Aを収容した検体容器25内に挿入する。この状態で、マイクロコンピュータ19及び記憶装置101のメモリに記憶された分析依頼情報に従って、検体ピペッタ15により検体用分注ノズル27内に検体容器25内の検体Aが所定量吸引される(S401)。
次に、検体用分注ノズル駆動系102で検体供給用分注機構2を駆動して、検体Aを所定量吸引した検体用分注ノズル27を上昇させる。次に、検体用分注ノズル27を反応ディスク3の反応セル4の上方に移動させた後、反応セル4の近傍まで下降させる。この状態で、マイクロコンピュータ19及び記憶装置101のメモリに記憶された分析依頼情報に従って検体ピペッタ15を作動させて、検体用分注ノズル27に吸引した検体Aを反応セル4に所定量分注する(S402)。
次に、検体Aの反応セル4への所定量分注を終えた検体用分注ノズル27は反応セル4の上方へ上昇する。ここで、マイクロコンピュータ19は、操作パネル24の操作エリア204内で検体に対して物理洗浄の有無を選択するボタン206が選択されているかをチェックし、物理洗浄の要否を確認する(S403)。
マイクロコンピュータ19が、検体に対して物理洗浄の有無を選択するボタン206が選択されていることを確認した場合(S403でYESの場合)には、検体用分注ノズル駆動系102で検体供給用分注機構2を駆動して、検体用分注ノズル27を物理洗浄機構付き洗浄槽103の位置へ回転移動させる。つぎに、検体供給用分注機構2を駆動して検体用分注ノズル27を下降させ、検体用分注ノズル27の検体Aと接触した領域を含む領域を物理洗浄機構付き洗浄槽103の洗浄槽306に供給された洗浄液に浸漬させる。この状態で所定の時間が経過後、超音波振動子駆動系302で超音波振動子301を駆動して、洗浄槽306内の洗浄液305の中において超音波洗浄を開始する(S404)。
一方、S403においてマイクロコンピュータ19が、検体に対して物理洗浄の有無を選択するボタン206が選択されていないことを確認した場合(S403でNOの場合)には、検体用分注ノズル駆動系102で検体供給用分注機構2を駆動して、検体用分注ノズル27を物理洗浄機構付き洗浄槽103の位置へ回転移動させ、検体供給用分注機構2を駆動して検体用分注ノズル27を下降させ、検体用分注ノズル27の検体Aと接触した領域を含む領域を物理洗浄機構付き洗浄槽103の洗浄槽306に供給された洗浄液に所定の時間浸漬させて洗浄する(S405)。このとき、超音波振動子駆動系302は超音波振動子301を駆動しない。
S404で洗浄槽306内で超音波洗浄を行った検体用分注ノズル27、またはS405で洗浄槽306内で洗浄液に所定の時間浸漬させて洗浄を行った検体用分注ノズル27は、検体用分注ノズル駆動系102で駆動されて洗浄機構30の洗浄液収納槽310の上方へ移動する。洗浄液収納槽310の上方に移動した検体用分注ノズル27に対して洗浄機構30の純水供給ノズル311から純水312が振りかけられる。検体用分注ノズル27の表面は、純水供給ノズル311から振りかけられた純水により洗浄される(S406)。純水供給ノズル311から供給された純水312は、洗浄液収納槽310で回収される。
検体用分注ノズル27の純水洗浄を終えた後、マイクロコンピュータ19は、検体収納部機構1の別の検体容器25から反応ディスク3の別の反応セル4に供給すべき新たな検体が有無を判断し(S407)、この新たな検体が有る場合にはS401からの動作を繰り返す。一方、新たな検体がない場合には、一連の動作を終了する。
超音波洗浄などの物理洗浄を行うタイミングは、超音波洗浄などの物理洗浄が有効なフィブリンが血清中に存在している可能性の高い検体を分析した直後に行なっても良い。
もしくは、次の分析時間までの待ち時間と物理洗浄にかかる時間とを比較して、物理洗浄にかかる時間の方が短い場合にメンテナンス洗浄を実施することも考えられる。また、1日の使用終了時に行っても良い。以上のうち、少なくとも一つのタイミングで実行することが考えられる。
こうしたメンテナンス洗浄のタイミングは、操作者により決定されても良い、また、システムにより自動算出する様に構成しても良い。
フィブリンが検体内に存在するかどうかの判定は、検体の凝固に関する事前情報、もしくは、検体の遠心分離後の経過時間のいずれか少なくとも一つによって判断されることが考えられる。
検体の凝固に関する事前情報とは、例えば、抗凝固剤が投与されているか否かということが例として挙げられる。抗凝固剤が投与されている場合には、凝固時間が通常よりも長くなり、フィブリンが通常よりも検体内に析出しやすいと考えられる。
また、遠心分離後の経過時間が短い時には、凝固が十分進んでおらず、この場合にもフィブリンが析出しやすいと考えられる。
本実施例によれば、分析装置用の検体用分注ノズル表面に付着する可能性のある汚染要因毎に洗浄方法を分けて検体用分注ノズル表面を洗浄することにより、超音波洗浄などの物理洗浄による洗浄回数を減らすことができ、物理洗浄装置の寿命を延ばすことができると共に、電力の消費量を低減することが可能になった。また、検体用分注ノズルへのダメージを低減することができ、検体用分注ノズルの交換頻度を低減し、分析装置の稼働率を上げることができるようになった。
変形例1
実施例1で説明した洗浄槽103の第1の変形例を図5に示す。
図5に示した構成では、洗浄槽500を、内側洗浄槽510と外側洗浄槽520との二層構造とし、超音波振動子301を外側洗浄槽520に取り付けられた構成とした。外側洗浄槽520には、洗浄液供給機構311から流路312を通じて純水521などの液体が供給される。内側洗浄槽510の内部には、洗浄液供給機構303から流路304を通じて供給された洗浄液511で満たされている。洗浄時には、外側洗浄槽520に取り付けられた超音波振動子301からの振動が、外側洗浄槽内に供給された純水521を透過し、内側洗浄槽510の洗浄液511を振動させる。これにより、内側洗浄槽510に対して、超音波振動子301を直接取り付けていなくても、検体用分注ノズル27の超音波洗浄を行うことが出来る。内側洗浄槽510及び外側洗浄槽520の形状は例えば、直方体が考えられるが、例えば円筒形であっても良い。以上の様に、洗浄槽の取り付けられるスペースの有無に応じて、超音波振動子の取り付け位置や洗浄槽の形状について設計変更を行うことは問題ない。
以上では、物理洗浄として超音波洗浄の例を示したが、物理洗浄の方法は、超音波洗浄以外にも電解洗浄、高圧水洗浄、マイクロバブル洗浄、拭取り洗浄などであっても良い。
変形例2
実施例1で説明した洗浄槽103の第2の変形例を図6に示す。
超音波洗浄などの物理洗浄を用いた場合には、図3に示した洗浄槽103内の洗浄液の温度が上昇し、洗浄液が一部蒸発してしまうことも考えられる。これについて対策するための洗浄槽600の構造を図6に示す。洗浄槽600の基本的な構成は、図3で説明した洗浄槽103と同様であるが、洗浄槽601の洗浄液610上側に覆い602を用意し、そこに、検体用分注ノズル27の外径寸法よりも少し大きい検体用分注ノズル侵入口603を設けることで、対策することが出来る。
実施例1で説明した分析装置100においては、フィブリンが検体内に存在していることを判定する構成を備えておらず、操作者が検体の状態に応じてフィブリンが検体内に存在していることを判定する構成となっていた。本実施例においては、フィブリンの存在をカメラなどの解析装置や濁度などの光学的な手段で検知し、その情報に基づいて判定を行うように分析装置700を構成した。実施例2に係る分析装置700の構成を図7に示す。
分析装置700の基本構成は図1と同様であり、共通する部品には、同じ番号を付してある。実施例1で説明した分析装置100と異なる点は、本実施例における分析装置700には、フィブリンの存在を検出する解析装置701と、この解析装置701から取得された画像や光強度やスペクトルからフィブリンの存在有無を判定するデータ判定部702を備えた点である。
本実施例における分析装置700では、解析装置701としてカメラを用いた場合には、検体収納部機構1の検体容器25に収容された検体を解析装置701のカメラで撮像した画像をデータ判定部702で解析して、フィブリンの存在有無を判定する。
また、解析装置701として光強度計を用いた場合には、検体収納部機構1の検体容器25に収容された検体を透過した光を解析装置701の光強度計で検出して得たデータをデータ判定部702で解析して、フィブリンの存在有無を判定する。
更に、解析装置701として分光検出器を用いた場合には、検体収納部機構1の検体容器25に収容された検体を透過した光を解析装置701の分光検出器で検出して得たデータをデータ判定部702で解析して、フィブリンの存在有無を判定する。
データ判定部702でフィブリンの存在有無を判定した結果は、インターフェース23を通じて、検体用分注ノズル27及び物理洗浄機構付き洗浄槽103の動作を制御する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1・・・検体収納部機構 2・・・検体供給用分注機構 3・・・反応ディスク 4・・・反応セル 5・・・試薬ディスク機構 6・・・試薬容器 7・・・試薬供給用分注機構 8・・・撹拌機構 9・・・恒温槽 10・・・分光光度計 11・・・反応セル洗浄機構 12・・・吸引ノズル 13・・・洗浄剤容器 15・・・検体用ピペッタ 16・・・洗浄水ポンプ 17・・・試薬用ピペッタ 19…マイクロコンピュータ 24・・・操作パネル 25・・・検体容器 26・・・集光フィルタつき光源 27・・・検体用分注ノズル 28・・・試薬用分注ノズル 29・・・撹拌棒 30・・・洗浄槽 101・・・物理洗浄を行う検体の検体番号を記憶する記憶装置 102・・・検体用分注ノズル駆動系 103・・・物理洗浄機構付き洗浄槽 104・・・洗浄液リザーバ 105・・・流路 106・・・物理洗浄駆動系 301・・・超音波振動子 302・・・超音波振動子駆動系 303・・・洗浄液供給機構 304・・・流路 305・・洗浄液 306・・・超音波洗浄槽 307・・・検体用分注ノズル 308・・・検体用分注ノズル駆動系 309・・・外側洗浄槽 310・・・純水 311・・・洗浄液供給機構 312・・・流路 313・・・内側洗浄槽 314・・・覆い 315・・・検体用分注ノズル侵入口 401・・・解析装置 402・・・データ判定部。

Claims (10)

  1. 検体を収容する検体容器を収納する検体収納部機構と、
    反応セルを収納する反応ディスクと、
    試薬を収容する試薬容器を収納する試薬ディスク機構と、
    前記検体収納部機構の検体容器に収容された検体を吸引して前記反応ディスクの反応セ
    ルに所定量供給する検体用分注ノズルを備えた検体供給用分注機構と、
    該検体供給用分注機構の検体用分注ノズルを洗浄する検体用分注ノズル洗浄部と、
    前記試薬ディスク機構の試薬容器に収容された試薬を吸引して前記反応ディスクの反応
    セルに所定量供給する試薬用分注ノズルを備えた試薬供給用分注機構と、
    全体を制御するマイクロコンピュータと、
    該マイクロコンピュータに分析に関する情報を入力する操作パネルと
    を備えた分析装置であって、
    前記マイクロコンピュータは前記操作パネルから入力された情報に基づいて、前記検体
    収納部機構の検体容器に収容された検体を吸引して前記反応ディスクの反応セルに所定量
    供給した後の前記検体用分注ノズルを前記検体用分注ノズル洗浄部に移動させて物理洗浄
    した後に純水洗浄するか、または前記物理洗浄を行わずに洗浄液に所定の時間浸漬させた
    後に純水洗浄するかを選択して制御することを特徴とする分析装置。
  2. 前記検体用分注ノズル洗浄部は物理洗浄槽と純水洗浄槽とを有し、
    前記マイクロコンピュータは前記操作パネルから入力された情報に基づいて、前記検体
    用分注ノズルを前記物理洗浄槽で洗浄液に浸漬させた状態で前記物理洗浄した後に前記純水洗浄槽で純水洗浄するか、または前記物理洗浄槽で前記物理洗浄を行わずに洗浄液に所定の時間浸漬させた後に純水洗浄するかを選択して制御することを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記物理洗浄槽で行う前記物理洗浄が、超音波洗浄、電解洗浄、高圧水洗浄、マイクロバブル洗浄、拭取り洗浄のいずれか少なくとも一つである事を特徴とする請求項に記載の分析装置。
  4. 前記物理洗浄槽は洗浄液を収容する洗浄液槽を有し、該洗浄液槽に収容する洗浄液がア
    ルカリ系溶剤であることを特徴とする請求項に記載の分析装置。
  5. 前記物理洗浄を行う前記物理洗浄槽の洗浄液を収容する前記洗浄液槽の上側に覆いを有し、該覆いに前記検体用分注ノズルの外径よりも大きい径を有する検体用分注ノズル侵入口を設けることを特徴とする請求項4に記載の分析装置。
  6. 検体収納部機構に収納された検体容器内に収容された検体を検体供給用分注機構の検体
    用分注ノズルで吸引し、
    該検体用分注ノズルで吸引した検体を反応ディスクに収納された反応セルに供給し、
    前記吸引した検体を前記反応セルに供給した前記検体用分注ノズルを洗浄し、
    試薬ディスク機構の試薬容器に収容された試薬を試薬供給用分注機構の試薬用分注ノズ
    ル吸引し、
    該試薬用分注ノズル吸引した試薬を前記反応ディスクの前記反応セルに供給し、
    前記検体と前記試薬とが供給された前記反応セルに光を照射して前記反応セルを透過し
    た光を検出して得た信号に基づいて前記検体を分析する
    分析方法であって、
    前記検体用分注ノズルを洗浄する工程において、前記検体用分注ノズルを物理洗浄した
    後に純水洗浄を行うか、又は前記検体用分注ノズルを洗浄液に所定の時間浸漬させた後に
    純水洗浄を行うかを外部から入力された情報に基づいて選択して実行することを特徴とす
    る分析方法。
  7. 前記検体用分注ノズルを物理洗浄した後に純水洗浄を行うことを選択した場合には、前
    記検体用分注ノズルを物理洗浄槽で洗浄液に浸漬させた状態で物理洗浄した後に前記検体
    用分注ノズルを純水洗浄槽で純水洗浄し、前記検体用分注ノズルを洗浄液に所定の時間浸
    漬させた後に純水洗浄を行うことを選択した場合には、前記物理洗浄槽で物理洗浄を行わ
    ずに洗浄液に所定の時間浸漬させた後に純水洗浄することを特徴とする請求項6記載の分
    析方法。
  8. 前記物理洗浄が、超音波洗浄、電解洗浄、高圧水洗浄、マイクロバブル洗浄、拭取り洗
    浄のいずれか少なくとも一つである事を特徴とする請求項6又は7に記載の分析方法。
  9. 前記物理洗浄を、アルカリ系溶剤の洗浄液中で行うことを特徴とする請求項6又は7に
    記載の分析方法。
  10. 前記物理洗浄を、前記検体用分注ノズルの外径よりも大きい径を有する検体用分注ノズ
    ル侵入口を設けた蓋で覆われた前記物理洗浄槽内で行うことを特徴とする請求項7に記載の分析方法。
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