JPH08101214A - 臨床用自動分析装置 - Google Patents
臨床用自動分析装置Info
- Publication number
- JPH08101214A JPH08101214A JP26178994A JP26178994A JPH08101214A JP H08101214 A JPH08101214 A JP H08101214A JP 26178994 A JP26178994 A JP 26178994A JP 26178994 A JP26178994 A JP 26178994A JP H08101214 A JPH08101214 A JP H08101214A
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- Japan
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- nozzle
- cleaning
- dispenser
- reaction
- solution
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗浄液を設置する場所を少なくするととも
に、1つの洗浄液を複数の部材の洗浄に利用できるよう
にして洗浄液の無駄を少なくする。 【構成】 試料分注位置でサンプラー16のノズルによ
り洗浄用原液容器17から洗浄用原液を吸引して反応セ
ル12に吐出し、その反応セル12を第1試薬分注位置
に位置付けてディスペンサ26aのノズルから水を吐出
して希釈洗浄液を調製した後、そのディスペンサ26a
のノズルで希釈洗浄液の吸引・吐出してディスペンサ2
6aのノズルの先端外壁と内壁を洗浄する。その後、そ
の希釈洗浄液の入った反応セル12を撹拌位置や第2試
薬分注位置に位置付けて撹拌プローブや第2のディスペ
ンサ26bのノズルも洗浄する。
に、1つの洗浄液を複数の部材の洗浄に利用できるよう
にして洗浄液の無駄を少なくする。 【構成】 試料分注位置でサンプラー16のノズルによ
り洗浄用原液容器17から洗浄用原液を吸引して反応セ
ル12に吐出し、その反応セル12を第1試薬分注位置
に位置付けてディスペンサ26aのノズルから水を吐出
して希釈洗浄液を調製した後、そのディスペンサ26a
のノズルで希釈洗浄液の吸引・吐出してディスペンサ2
6aのノズルの先端外壁と内壁を洗浄する。その後、そ
の希釈洗浄液の入った反応セル12を撹拌位置や第2試
薬分注位置に位置付けて撹拌プローブや第2のディスペ
ンサ26bのノズルも洗浄する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は病院などにおいて血液や
尿などの試料を自動的に連続分析する臨床用自動分析装
置に関し、特に、洗浄して再生使用される反応容器が配
列されて搬送される反応ラインに沿って、試料液をノズ
ルで吸引して反応容器へ吐出するとともに、複数種の試
料液について共通に使用される試料用ピックアップ式分
注器、分析試薬液をノズルで吸引して反応容器へ吐出す
るとともに、複数種の分析試薬液について共通に使用さ
れる少なくとも1台の分析試薬用ピックアップ式分注
器、及び試料液と分析試薬液が反応容器内に吐出されて
調製された反応液を撹拌して均一に混合する撹拌プロー
ブが少なくとも配置された自動分析装置に関するもので
ある。
尿などの試料を自動的に連続分析する臨床用自動分析装
置に関し、特に、洗浄して再生使用される反応容器が配
列されて搬送される反応ラインに沿って、試料液をノズ
ルで吸引して反応容器へ吐出するとともに、複数種の試
料液について共通に使用される試料用ピックアップ式分
注器、分析試薬液をノズルで吸引して反応容器へ吐出す
るとともに、複数種の分析試薬液について共通に使用さ
れる少なくとも1台の分析試薬用ピックアップ式分注
器、及び試料液と分析試薬液が反応容器内に吐出されて
調製された反応液を撹拌して均一に混合する撹拌プロー
ブが少なくとも配置された自動分析装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】臨床生化学の分野で使用される自動分析
装置では、反応ラインの周辺の構造を簡素化するととも
にコストを低減することを目的として、試料用分注器の
ノズルは複数種の試料液について共通に使用され、分析
試薬用分注器のノズルも複数種の分析試薬液について共
通に使用されるように構成されている。そのため前回の
試料の影響を受けたり、反応容器ごとに検査項目が変更
される分析にあっては分析試薬用分注器のノズルに残留
している前回の試薬が今回の分析結果に影響を与えるこ
とがある。そのような問題を解消するために、試料や試
薬が変わるたびに分注に先立ってノズルの洗浄が行なわ
れている。
装置では、反応ラインの周辺の構造を簡素化するととも
にコストを低減することを目的として、試料用分注器の
ノズルは複数種の試料液について共通に使用され、分析
試薬用分注器のノズルも複数種の分析試薬液について共
通に使用されるように構成されている。そのため前回の
試料の影響を受けたり、反応容器ごとに検査項目が変更
される分析にあっては分析試薬用分注器のノズルに残留
している前回の試薬が今回の分析結果に影響を与えるこ
とがある。そのような問題を解消するために、試料や試
薬が変わるたびに分注に先立ってノズルの洗浄が行なわ
れている。
【0003】一般的な自動分析装置は試料用ピックアッ
プ式分注器、2台の分析試薬用ピックアップ式分注器、
及び2台の撹拌プローブを備えている。それぞれのノズ
ルや撹拌プローブを洗浄するために、希釈洗浄液を調製
し、それぞれの位置の周囲に希釈洗浄液の入った容器を
設置して分注器のノズルや撹拌プローブの洗浄を行なっ
ている。したがって、この例では5個所に希釈洗浄液容
器が設置されることになる。
プ式分注器、2台の分析試薬用ピックアップ式分注器、
及び2台の撹拌プローブを備えている。それぞれのノズ
ルや撹拌プローブを洗浄するために、希釈洗浄液を調製
し、それぞれの位置の周囲に希釈洗浄液の入った容器を
設置して分注器のノズルや撹拌プローブの洗浄を行なっ
ている。したがって、この例では5個所に希釈洗浄液容
器が設置されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】希釈洗浄液を調製して
容器に入れ、それぞれの位置に設置しているため、事前
の希釈洗浄液の調製が面倒である。また、上の例では5
個所に希釈洗浄液容器を配置することになるが、一般に
多くの場所が必要となる。ピックアップ式分注器のノズ
ルの希釈洗浄液はノズルの洗浄にのみ使用され、例えば
撹拌プローブの洗浄や反応容器の洗浄といった他の部材
の洗浄には使用されない。このように、各位置に設置さ
れた洗浄液はその位置の部材のみを洗浄して廃棄されて
おり、洗浄液の無駄が大きい。そこで、本発明は洗浄液
を設置する場所を少なくするとともに、1つの洗浄液を
複数の部材の洗浄に利用できるようにして洗浄液の無駄
を少なくすることを目的とするものである。
容器に入れ、それぞれの位置に設置しているため、事前
の希釈洗浄液の調製が面倒である。また、上の例では5
個所に希釈洗浄液容器を配置することになるが、一般に
多くの場所が必要となる。ピックアップ式分注器のノズ
ルの希釈洗浄液はノズルの洗浄にのみ使用され、例えば
撹拌プローブの洗浄や反応容器の洗浄といった他の部材
の洗浄には使用されない。このように、各位置に設置さ
れた洗浄液はその位置の部材のみを洗浄して廃棄されて
おり、洗浄液の無駄が大きい。そこで、本発明は洗浄液
を設置する場所を少なくするとともに、1つの洗浄液を
複数の部材の洗浄に利用できるようにして洗浄液の無駄
を少なくすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、試料用又は
分析試薬用の1つの分注器のノズルの移動軌跡上に洗浄
用原液を収容した原液容器を設置し、この自動分析装置
の動作を制御する制御部に洗浄制御部を設けて、次の洗
浄動作を行なわせる。原液容器が設置されている分注器
のノズルで洗浄用原液を吸引して反応容器に吐出するこ
とによりそのノズルの洗浄を行ない、他の1つの分注器
のノズルについては洗浄用原液を入れた前記反応容器を
その分注器による分注位置に位置付けてそのノズルから
水を吐出してその反応容器内で希釈洗浄液を調整すると
ともに、そのノズルに希釈洗浄液を吸引して再びその反
応容器に吐出することによりそのノズルの先端外壁及び
内壁の洗浄を行ない、さらに他の分注器のノズルがある
ときは希釈洗浄液の入った前記反応容器をその分注器に
よる分注位置に位置付けて同様にしてそのノズルに希釈
洗浄液を吸引して再びその反応容器に吐出することによ
りそのノズルの先端外壁及び内壁の洗浄を行ない、撹拌
プローブについては希釈洗浄液の入った前記反応容器を
反応液の混合撹拌位置に位置付けて希釈洗浄液中にその
撹拌プローブを浸漬させることにより撹拌プローブの洗
浄を行なう。1つの検査項目の試料分注又は試薬分注の
後に続けて洗浄用原液を次の反応容器に分注し、上記の
洗浄動作を行なう。
分析試薬用の1つの分注器のノズルの移動軌跡上に洗浄
用原液を収容した原液容器を設置し、この自動分析装置
の動作を制御する制御部に洗浄制御部を設けて、次の洗
浄動作を行なわせる。原液容器が設置されている分注器
のノズルで洗浄用原液を吸引して反応容器に吐出するこ
とによりそのノズルの洗浄を行ない、他の1つの分注器
のノズルについては洗浄用原液を入れた前記反応容器を
その分注器による分注位置に位置付けてそのノズルから
水を吐出してその反応容器内で希釈洗浄液を調整すると
ともに、そのノズルに希釈洗浄液を吸引して再びその反
応容器に吐出することによりそのノズルの先端外壁及び
内壁の洗浄を行ない、さらに他の分注器のノズルがある
ときは希釈洗浄液の入った前記反応容器をその分注器に
よる分注位置に位置付けて同様にしてそのノズルに希釈
洗浄液を吸引して再びその反応容器に吐出することによ
りそのノズルの先端外壁及び内壁の洗浄を行ない、撹拌
プローブについては希釈洗浄液の入った前記反応容器を
反応液の混合撹拌位置に位置付けて希釈洗浄液中にその
撹拌プローブを浸漬させることにより撹拌プローブの洗
浄を行なう。1つの検査項目の試料分注又は試薬分注の
後に続けて洗浄用原液を次の反応容器に分注し、上記の
洗浄動作を行なう。
【0006】洗浄用原液を吸引し、反応容器に吐出する
ことによりそのノズルの洗浄を行なうには、例えば本発
明者がすでに提案している方法を用いることができる
(特開平3−115866号公報参照)。その方法によ
れば、洗浄用原液を吸引するノズルで、前にそのノズル
で分注した試料量又は分析試薬量よりも少なく、かつそ
のノズル内で液柱を維持できる量の洗浄用原液をそのノ
ズル内に吸引させた後、前回の試料吸引位置又は試薬吸
引位置よりもポンプ側まで洗浄用原液を吸引してから反
応容器に吐出させる。これにより、そのノズルの先端外
壁と内壁の洗浄を行なうことができる。
ことによりそのノズルの洗浄を行なうには、例えば本発
明者がすでに提案している方法を用いることができる
(特開平3−115866号公報参照)。その方法によ
れば、洗浄用原液を吸引するノズルで、前にそのノズル
で分注した試料量又は分析試薬量よりも少なく、かつそ
のノズル内で液柱を維持できる量の洗浄用原液をそのノ
ズル内に吸引させた後、前回の試料吸引位置又は試薬吸
引位置よりもポンプ側まで洗浄用原液を吸引してから反
応容器に吐出させる。これにより、そのノズルの先端外
壁と内壁の洗浄を行なうことができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明が適用される自動分析装置の一
実施例を示したものである。反応ディスク10の周りに
反応セル12が配列され、反応ディスク10の近くには
ターンテーブル14が設けられ、ターンテーブル14に
は検体、標準試料又は精度管理試料(これらを総称して
検体等という)を収容したカップが並べられている。1
6は試料用分注器のサンプラーであり、その先端に設け
られたノズルによりターンテーブル14上のカップから
検体等を吸引し、反応セル12に注入する。18はサン
プラー16に検体等を吸引し、反応セル12に注入する
ためのピペッタポンプと、検体等を脱気水で押し出すた
めのダイリュータポンプである。ターンテーブル14と
ピペッタポンプ・ダイリュータポンプ18はサンプラー
制御CPU22及びインターフェース20を介してメイ
ンCPU24によって制御される。
実施例を示したものである。反応ディスク10の周りに
反応セル12が配列され、反応ディスク10の近くには
ターンテーブル14が設けられ、ターンテーブル14に
は検体、標準試料又は精度管理試料(これらを総称して
検体等という)を収容したカップが並べられている。1
6は試料用分注器のサンプラーであり、その先端に設け
られたノズルによりターンテーブル14上のカップから
検体等を吸引し、反応セル12に注入する。18はサン
プラー16に検体等を吸引し、反応セル12に注入する
ためのピペッタポンプと、検体等を脱気水で押し出すた
めのダイリュータポンプである。ターンテーブル14と
ピペッタポンプ・ダイリュータポンプ18はサンプラー
制御CPU22及びインターフェース20を介してメイ
ンCPU24によって制御される。
【0008】反応セル12中で検体中の被検成分と反応
させる分析試薬液を反応セル12に注入するために、分
析試薬用分注器の第1試薬用ディスペンサ26aと第2
試薬用のディスペンサ26b、及び試薬庫28が設けら
れている。試薬庫28に配列された試薬瓶からディスペ
ンサ26a,26bによって分析試薬液が吸引され、反
応セル12に注入される。30a,30bはそれぞれデ
ィスペンサ26a,26bで分析試薬液を吸引し反応セ
ル12に注入するためのディスペンサポンプであり、デ
ィスペンサ26a,26bとディスペンサポンプ30
a,30bはディスペンサ制御CPU32とインターフ
ェース20を介してメインCPU24により制御され
る。27a,27bはそれぞれ試薬分注後の試薬ディス
ペンサ26a,26bのノズル内の残留試薬の廃棄と同
ノズルの水洗用のウエルである。
させる分析試薬液を反応セル12に注入するために、分
析試薬用分注器の第1試薬用ディスペンサ26aと第2
試薬用のディスペンサ26b、及び試薬庫28が設けら
れている。試薬庫28に配列された試薬瓶からディスペ
ンサ26a,26bによって分析試薬液が吸引され、反
応セル12に注入される。30a,30bはそれぞれデ
ィスペンサ26a,26bで分析試薬液を吸引し反応セ
ル12に注入するためのディスペンサポンプであり、デ
ィスペンサ26a,26bとディスペンサポンプ30
a,30bはディスペンサ制御CPU32とインターフ
ェース20を介してメインCPU24により制御され
る。27a,27bはそれぞれ試薬分注後の試薬ディス
ペンサ26a,26bのノズル内の残留試薬の廃棄と同
ノズルの水洗用のウエルである。
【0009】反応セル12に注入された検体と試薬を撹
拌するために撹拌機構34が反応ディスク10の近くに
設けられ、また反応セル12中の検体と試薬との混合液
の反応を光学的に検出するために、反応ディスク10の
近傍には往復動作可能な分光器36が設けられている。
反応セル12の洗浄を行なうために、反応ディスク10
の近くには洗浄機構38が設けられている。40は洗浄
機構38のノズルから反応セル12に洗浄液を注入し回
収するための洗浄ポンプである。洗浄機構38では反応
セル12内の反応液をまず吸引し、それらは図示しない
廃液タンクに送られる。
拌するために撹拌機構34が反応ディスク10の近くに
設けられ、また反応セル12中の検体と試薬との混合液
の反応を光学的に検出するために、反応ディスク10の
近傍には往復動作可能な分光器36が設けられている。
反応セル12の洗浄を行なうために、反応ディスク10
の近くには洗浄機構38が設けられている。40は洗浄
機構38のノズルから反応セル12に洗浄液を注入し回
収するための洗浄ポンプである。洗浄機構38では反応
セル12内の反応液をまず吸引し、それらは図示しない
廃液タンクに送られる。
【0010】撹拌機構34、洗浄機構38及び洗浄ポン
プ40は反応部制御CPU42及びインターフェース2
0を介してメインCPU24によって制御される。分光
器36の検出出力は、log変換及びA/D変換部4
4、並びにインターフェース20を介してメインCPU
24に取り込まれる。46は恒温循環水の温度を一定に
保つためのリザーバである。インターフェース20には
さらに、プリンタ48、キーボード50、CRT52及
びフロッピーディスクドライブ54が接続されている。
この実施例では検体等を分注するためのサンプラー16
のノズルを用いて洗浄用原液を反応容器に吐出するよう
にしており、17はその洗浄用原液を収容した原液容器
である。
プ40は反応部制御CPU42及びインターフェース2
0を介してメインCPU24によって制御される。分光
器36の検出出力は、log変換及びA/D変換部4
4、並びにインターフェース20を介してメインCPU
24に取り込まれる。46は恒温循環水の温度を一定に
保つためのリザーバである。インターフェース20には
さらに、プリンタ48、キーボード50、CRT52及
びフロッピーディスクドライブ54が接続されている。
この実施例では検体等を分注するためのサンプラー16
のノズルを用いて洗浄用原液を反応容器に吐出するよう
にしており、17はその洗浄用原液を収容した原液容器
である。
【0011】洗浄動作を図2に示す。図2で下側に示し
た位置は試料分析時の各部の動作を表わしたものであ
る。まず、試料分注位置でサンプラー16のノズルによ
り洗浄用原液容器17から洗浄用原液を吸引して反応セ
ル12に吐出する。このとき、サンプラー16のノズル
の先端外壁と内壁を洗浄する。その反応セル12が第1
試薬(R1)分注位置に位置付けられたときに第1試薬
分注用のディスペンサ26aのノズルから水を吐出して
その反応セル12内で希釈洗浄液を調製した後、そのデ
ィスペンサ26aのノズルに希釈洗浄液を吸引し、再び
その反応セル12に吐出することにより、ディスペンサ
26aのノズルの先端外壁と内壁を洗浄する。
た位置は試料分析時の各部の動作を表わしたものであ
る。まず、試料分注位置でサンプラー16のノズルによ
り洗浄用原液容器17から洗浄用原液を吸引して反応セ
ル12に吐出する。このとき、サンプラー16のノズル
の先端外壁と内壁を洗浄する。その反応セル12が第1
試薬(R1)分注位置に位置付けられたときに第1試薬
分注用のディスペンサ26aのノズルから水を吐出して
その反応セル12内で希釈洗浄液を調製した後、そのデ
ィスペンサ26aのノズルに希釈洗浄液を吸引し、再び
その反応セル12に吐出することにより、ディスペンサ
26aのノズルの先端外壁と内壁を洗浄する。
【0012】次に、その希釈洗浄液の入った反応セル1
2が第1撹拌位置に位置付けられたときに撹拌機構34
のプローブをその反応セル12に浸漬して撹拌機構34
を駆動し、プローブの洗浄を行なう。次に、その希釈洗
浄液の入った反応セル12が第2試薬(R2)分注位置
に位置付けられたときに第2のディスペンサ26bのノ
ズルをその反応セル12に入れて希釈洗浄液を吸引し、
再びその反応セルに吐出することにより、第2ディスペ
ンサ26bのノズルの先端外壁と内壁の洗浄を行なう。
2が第1撹拌位置に位置付けられたときに撹拌機構34
のプローブをその反応セル12に浸漬して撹拌機構34
を駆動し、プローブの洗浄を行なう。次に、その希釈洗
浄液の入った反応セル12が第2試薬(R2)分注位置
に位置付けられたときに第2のディスペンサ26bのノ
ズルをその反応セル12に入れて希釈洗浄液を吸引し、
再びその反応セルに吐出することにより、第2ディスペ
ンサ26bのノズルの先端外壁と内壁の洗浄を行なう。
【0013】さらにその希釈洗浄液の入った反応セル1
2が第2撹拌位置に位置付けられたときに撹拌機構34
のプローブをその反応セル12に浸漬して撹拌機構34
を駆動し、プローブの洗浄を行なう。その希釈洗浄液が
入った反応セル12が反応液排出位置に位置付けられる
と洗浄機構38によって希釈洗浄液が排出され、その反
応セルが水洗位置に位置付けられると洗浄用のノズルか
ら洗浄水が供給され排水されて、その反応セル12が洗
浄される。その後、その反応セル12内の水が吸引され
て除去され、水切りされ、乾燥されて次の分析又は洗浄
に備える。
2が第2撹拌位置に位置付けられたときに撹拌機構34
のプローブをその反応セル12に浸漬して撹拌機構34
を駆動し、プローブの洗浄を行なう。その希釈洗浄液が
入った反応セル12が反応液排出位置に位置付けられる
と洗浄機構38によって希釈洗浄液が排出され、その反
応セルが水洗位置に位置付けられると洗浄用のノズルか
ら洗浄水が供給され排水されて、その反応セル12が洗
浄される。その後、その反応セル12内の水が吸引され
て除去され、水切りされ、乾燥されて次の分析又は洗浄
に備える。
【0014】すべての反応セル12は洗浄機構38で洗
浄されるが、ノズルや撹拌プローブの洗浄に使用された
反応セルはノズルや撹拌プローブを洗浄する際にも同時
に洗浄されることになる。このような洗浄動作を制御す
る洗浄制御部は、メインCPU24に保持されたプログ
ラムにより実現される。洗浄用原液を収容した原液容器
を配置する位置は、実施例では検体等を分注するための
サンプラー16の近くであるが、ターンテーブル14上
でもよく、又は分析試薬液を分注するディスペンサ26
a又は26bの近くに配置し、ディスペンサ26a又は
26bで洗浄用原液を反応セルに注入するようにしても
よい。
浄されるが、ノズルや撹拌プローブの洗浄に使用された
反応セルはノズルや撹拌プローブを洗浄する際にも同時
に洗浄されることになる。このような洗浄動作を制御す
る洗浄制御部は、メインCPU24に保持されたプログ
ラムにより実現される。洗浄用原液を収容した原液容器
を配置する位置は、実施例では検体等を分注するための
サンプラー16の近くであるが、ターンテーブル14上
でもよく、又は分析試薬液を分注するディスペンサ26
a又は26bの近くに配置し、ディスペンサ26a又は
26bで洗浄用原液を反応セルに注入するようにしても
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明では洗浄液容器の配置場所は洗浄
用原液容器を1個配置する場所だけですむ。そして、希
釈洗浄液を調製した後は、各ピックアップ式分注器や撹
拌プローブの洗浄に有効活用することができる。
用原液容器を1個配置する場所だけですむ。そして、希
釈洗浄液を調製した後は、各ピックアップ式分注器や撹
拌プローブの洗浄に有効活用することができる。
【図1】一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明における洗浄動作を示す工程図である。
12 反応セル 16 試料用サンプラー 17 洗浄用原液容器 24 メインCPU 26a,26b 試薬用ディスペンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 洗浄して再生使用される反応容器が配列
されて搬送される反応ラインに沿って、試料液をノズル
で吸引して反応容器へ吐出するとともに、複数種の試料
液について共通に使用される試料用ピックアップ式分注
器、分析試薬液をノズルで吸引して反応容器へ吐出する
とともに、複数種の分析試薬液について共通に使用され
る少なくとも1台の分析試薬用ピックアップ式分注器、
及び試料液と分析試薬液が反応容器内に吐出されて調製
された反応液を撹拌して均一に混合する撹拌プローブが
少なくとも配置された自動分析装置において、 試料用又は分析試薬用の1つの分注器のノズルの移動軌
跡上に洗浄用原液を収容した原液容器が設置されてお
り、 この自動分析装置の動作を制御する制御部は、原液容器
が設置されている分注器のノズルで洗浄用原液を吸引し
て反応容器に吐出することによりそのノズルの洗浄を行
ない、他の1つの分注器のノズルについては洗浄用原液
を入れた前記反応容器をその分注器による分注位置に位
置付けてそのノズルから水を吐出してその反応容器内で
希釈洗浄液を調整するとともに、そのノズルに希釈洗浄
液を吸引して再びその反応容器に吐出することによりそ
のノズルの先端外壁及び内壁の洗浄を行ない、さらに他
の分注器のノズルがあるときは希釈洗浄液の入った前記
反応容器をその分注器による分注位置に位置付けて同様
にしてそのノズルに希釈洗浄液を吸引して再びその反応
容器に吐出することによりそのノズルの先端外壁及び内
壁の洗浄を行ない、撹拌プローブについては希釈洗浄液
の入った前記反応容器を反応液の混合撹拌位置に位置付
けて希釈洗浄液中にその撹拌プローブを浸漬させること
により撹拌プローブの洗浄を行なう洗浄制御部を備えて
いることを特徴とする臨床用自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26178994A JPH08101214A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 臨床用自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26178994A JPH08101214A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 臨床用自動分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08101214A true JPH08101214A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17366739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26178994A Pending JPH08101214A (ja) | 1994-09-30 | 1994-09-30 | 臨床用自動分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08101214A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009288052A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Toshiba Corp | 自動分析装置 |
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- 1994-09-30 JP JP26178994A patent/JPH08101214A/ja active Pending
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