JP7451252B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、被検体から採取された試料に含まれる成分を分析する自動分析装置に関する。
自動分析装置は、生化学検査項目や免疫検査項目等を対象の検査項目とし、試料と各検査項目の分析に用いる試薬との反応によって生ずる色調や濁りの変化を光学的に測定する。そして、自動分析装置は、測定結果に基づいて、試料に含まれる各検査項目成分の濃度や酵素の活性等で表される分析データを得ることができる。
自動分析装置では、試料と試薬を反応容器に分注し、試料と試薬の混合液に光を照射して測定が終了した反応容器を洗浄してから繰り返して使用する。この反応容器の洗浄方法として、反応容器内へノズルを下降させ、下降時にノズルから反応容器内に洗浄液を供給して洗浄を行う方法がある。また、ノズルを反応容器内の底付近まで下降させ、ノズルの上昇と同時に洗浄液を供給して次の洗浄サイクルまで洗浄液を留める方法がある。
しかしながら、下降しながら洗浄液を反応容器の内面に接触させる方法では、洗浄液が行き届かない箇所があり、洗浄が不十分になる問題がある。また、反応容器内に洗浄液を留める方法では、反応容器内に洗浄液が行き届くが洗浄液の流れがないため、洗浄が不十分になる問題がある。このため、混合液に含まれる反応生成物等が反応容器内に残留し、次の混合液の測定に悪影響を与え、その測定により生成される分析データが悪化する恐れがある。
特開平6-160398号公報
本発明が解決しようとする課題は、反応容器内を強力に洗浄して分析データの悪化を防ぐことができる自動分析装置を提供することである。
上記課題を達成するために、実施形態の自動分析装置は、洗浄液及び気体を供給するポンプと、反応容器内に前記ポンプにより供給された前記洗浄液を吐出し、前記反応容器内の前記洗浄液中に前記ポンプにより供給された前記気体を吐出する吐出ノズルと、前記洗浄液及び前記気体の吐出により形成される洗浄泡を吸引する吸引ノズルとを備える。
第1の実施形態に係る自動分析装置の構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る分析部の構成の一例を示す斜視図。 第1の実施形態に係る洗浄部の構成を示す図。 第1の実施形態に係る第1供給部の構成を示す図。 第1の実施形態に係る反応容器内に吐出された第1洗浄液及び洗浄泡を示す図。 第1の実施形態に係る第2供給部の構成を示す図。 第1の実施形態に係る第4供給部の構成を示す図。 第1の実施形態に係る排出部の構成を示す図。 第1の実施形態に係る第1供給部及び排出部の洗浄動作を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る第1供給部及び排出部の洗浄動作を説明するための図。 第1の実施形態に係る第1供給部及び排出部の洗浄動作を説明するための図。 第2の実施形態に係る洗浄部の構成を示す図。 第2の実施形態に係る第2供給部の構成を示す図。 第2の実施形態に係る第2吐出ノズルの構成を示す断面図。 第2の実施形態に係る第2供給部及び排出部の洗浄動作を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る第2供給部及び排出部の洗浄動作を説明するための図。 第2の実施形態に係る第2供給部及び排出部の洗浄動作を説明するための図。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、実施形態に係る自動分析装置の構成を示したブロック図である。この自動分析装置100は、各検査項目に対応する標準試料、被検試料等の各試料及び当該検査項目に対応する試薬の分注、当該試料及び当該試薬の混合液の測定等により各試料を分析する分析部10を備えている。また、自動分析装置100は、分析部10の各試料や各試薬の分注等を行う複数のユニットを駆動する駆動部30を備えている。
また、自動分析装置100は、駆動部30を制御して分析部10の各ユニットを作動させる分析制御部31を備えている。また、自動分析装置100は、分析部10で各検査項目の標準試料及び試薬の混合液の測定により生成された標準データから当該検査項目の検量線を作成し、被検試料及び当該検査項目の試薬の混合液の測定により生成された被検データから当該検査項目の分析データを生成する演算部32を備えている。また、自動分析装置100は、演算部32で得られた検量線や分析データを保存するデータ記憶部33を備えている。
また、自動分析装置100は、演算部32で得られた検量線や分析データ等を表示する表示部34を備えている。また、自動分析装置100は、各試料の識別情報や検査項目情報を設定するための入力等を行う入力部35を備えている。また、自動分析装置100は、分析制御部31、演算部32、データ記憶部33及び表示部34を制御するシステム制御部36を備えている。
図2は、分析部10の構成の一例を示した斜視図である。この分析部10は、標準試料及び被検試料等の各試料を収容する試料容器11と、試料容器11を保持する試料ラック12とを備えている。また、分析部10は、各試料中の検査項目の成分と反応する試薬である例えば1試薬系及び2試薬系の第1試薬を収容する第1試薬容器13と、複数の第1試薬容器13を移動可能に保持する第1試薬ラック14とを備えている。また、分析部10は、2試薬系の第1試薬と対をなす第2試薬を収容する第2試薬容器15と、複数の第2試薬容器15を移動可能に保持する第2試薬ラック16とを備えている。
また、分析部10は、円周上に等間隔で配置された複数の反応容器17と、この反応容器17を1サイクルタイムの間に回転移動及び停止可能に保持する反応ディスク18とを備えている。また、分析部10は、各試料容器11内の試料を吸引して反応容器17内に吐出する分注を行う試料分注プローブ19と、試料分注プローブ19を上下及び回転移動可能に支持する試料分注アーム20とを備えている。
また、分析部10は、各第1試薬容器13内の第1試薬を吸引して反応容器17内に吐出する分注を行う第1試薬分注プローブ21と、第1試薬分注プローブ21を上下及び回転移動可能に支持する第1試薬分注アーム22とを備えている。また、分析部10は、各第2試薬容器15内の第2試薬を吸引して反応容器17に吐出する分注を行う第2試薬分注プローブ23と、第2試薬分注プローブ23を上下及び回転移動可能に支持する第2試薬分注アーム24とを備えている。
また、分析部10は、各反応容器17内の試料及び第1試薬の混合液や、試料、第1試薬及び第2試薬の混合液を撹拌する撹拌ユニット25と、撹拌が行われた各混合液を光学的に測定する測定部26とを備えている。また、分析部10は、各混合液の測定が終了した反応容器17を、洗浄液を用いて洗浄する洗浄部27を備えている。
そして、測定部26は、各検査項目の標準試料及び試薬の混合液の測定により例えば吸光度で示される当該検査項目の標準データを生成する。また、測定部26は、被検試料及び各検査項目の試薬の混合液の測定により吸光度で示される当該検査項目の被検データを生成する。
図1に戻り、駆動部30は、搬送機構及びこの搬送機構を駆動する機構を有し、分析部10の試料ラック12を搬送させる。また、駆動部30は、第1及び第2試薬ラック14,16をそれぞれ駆動する機構を有し、各第1及び第2試薬容器13,15を回転移動させる。また、駆動部30は、反応ディスク18を駆動する機構を有し、各反応容器17を回転移動させる。
また、駆動部30は試料分注アーム20を駆動する機構を有し、試料分注プローブ19を試料容器11上方と反応容器17上方との間で回転移動させ、試料容器11上方及び試料容器11内の試料との間と反応容器17上方及び反応容器17内との間で上下移動させる。
また、駆動部30は第1試薬分注アーム22を駆動する機構を有し、第1試薬分注プローブ21を第1試薬容器13上方と反応容器17上方との間で回転移動させ、第1試薬容器13上方及び第1試薬容器13内の間で上下移動させる。また、駆動部30は第2試薬分注アーム24を駆動する機構を有し、第2試薬分注プローブ23を第2試薬容器15上方と反応容器17上方との間で回転移動させ、第2試薬容器15上方及び第2試薬容器15内の間で上下移動させる。
また、駆動部30は洗浄部27を駆動する機構を有し、反応容器17に対して洗浄液の供給や排出により洗浄を行わせる。
分析制御部31はCPU及び記憶回路を有し、入力部35からの入力に基づいて駆動部30の制御により分析部10の各ユニットを作動させる。そして、分析制御部31は、入力部35より各検査項目のキャリブレーションを開始させる入力が行われると、試料ラック12の搬送、第1試薬容器13や第2試薬容器15の移動、反応容器17の洗浄、各検査項目の標準試料の分注、各検査項目の第1試薬や第2試薬の分注、混合液の撹拌、混合液の測定等による各検査項目のキャリブレーションを実行させる。
また、分析制御部31は、入力部35より各被検試料の検査を開始させる入力が行われると、試料ラック12の搬送、第1試薬容器13や第2試薬容器15の移動、反応容器17の洗浄、被検試料の分注、各検査項目の第1試薬や第2試薬の分注、混合液の撹拌、混合液の測定等による各被検試料の検査を実行させる。
演算部32はCPU及び記憶回路を備え、各検査項目のキャリブレーションのときに測定部26で生成された標準データと標準試料に対して設定された当該検査項目の成分の濃度を示す標準値とに基づいて、各検査項目の検量線を作成する。また、演算部32は、被検試料の検査のときに測定部26で生成された当該検査項目の被検データから、当該検査項目の検量線を用いて活性値や濃度値で表される分析データを生成する。
データ記憶部33は、例えばハードディスクドライブ(HDD)等のストレージを備えている。そして、データ記憶部33は、各検査項目の標準試料に対して設定された識別情報及び標準値、分析部10で生成された各検査項目の標準データ及び被検データ、演算部32で作成された検量線、演算部32で生成された分析データ等を保存する。
表示部34は液晶パネルなどのモニタを備えている。そして、表示部34は、各検査項目の標準試料の識別情報及び標準値等を設定するための標準試料設定画面、被検試料毎に識別情報及び検査項目を設定するための被検試料設定画面等を表示する。また、表示部34は、分析部10で生成された標準データや被検データ、演算部32で生成された検量線や分析データ等を表示する。
入力部35は例えばキーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備えている。そして、入力部35は、各検査項目の標準試料の識別情報、標準値等を設定するため入力を行なう。また、入力部35は、各検査項目のキャリブレーションを開始させる入力を行う。また、入力部35は、被検試料の識別情報及び検査項目を設定するための入力を行う。また、入力部35は、被検試料の検査を開始させる入力を行う。
システム制御部36はCPU及び記憶回路を備え、入力部35から入力されたコマンド信号や、入力情報を記憶回路に記憶する。そして、システム制御部36は、入力情報に基づいて、分析制御部31、演算部32、データ記憶部33及び表示部34を統括してシステム全体を制御する。
以下、分析部10における洗浄部27の構成と洗浄部27の動作との一例について説明する。
先ず、図1乃至図3を参照して、洗浄部27の構成について説明する。
図3は、洗浄部27の構成を示した図である。この洗浄部27は、反応容器17の洗浄に用いる例えば第1乃至第3洗浄液からなる各洗浄液を貯留する洗浄液部40を備えている。また、洗浄部27は、洗浄液部40に貯留された各洗浄液を第1乃至第4洗浄位置W1乃至W4に停止した反応容器17に吐出する第1乃至第4供給部50,60,70,80を備えている。
また、洗浄部27は、第1乃至第5洗浄位置W1乃至W5に停止した反応容器17内の混合液や各洗浄液の排出を行う排出部90を備えている。また、洗浄部27は、第1乃至第4供給部50,60,70,80及び排出部90の一部のユニットを保持する保持体91を備えている。
そして、第1供給部50及び排出部90は、測定部26による測定を終了して第1洗浄位置W1に停止した反応容器17内の洗浄を行なう。ここでは、排出部90は、反応容器17内の混合液を排出する。第1供給部50は、排出部90により混合液が排出された反応容器17内に第1洗浄液等を吐出する。
また、第2供給部60及び排出部90は、第1洗浄位置W1で第1洗浄液等が吐出されてから、nサイクルタイム(nは1以上の整数)後に第1洗浄位置W1の隣の第2洗浄位置W2に停止した反応容器17内の洗浄を行なう。ここでは、排出部90は、第1洗浄位置W1で吐出された反応容器17内の第1洗浄液等を排出する。第2供給部60は、排出部90により第1洗浄液等が排出された反応容器17内に第2洗浄液等を吐出する。
また、第3供給部70及び排出部90は、第2洗浄位置W2で第2洗浄液等が吐出されてから、nサイクルタイム後に第2洗浄位置W2の隣の第3洗浄位置W3に停止した反応容器17内の洗浄を行なう。ここでは、排出部90は、第2洗浄位置W2で吐出された反応容器17内の第2洗浄液等を排出する。第3供給部70は、排出部90により第2洗浄液等が排出された反応容器17内に第3洗浄液等を吐出する。
また、第4供給部80及び排出部90は、第3洗浄位置W3で第3洗浄液等が吐出されてから、nサイクルタイム後に第3洗浄位置W3の隣の第4洗浄位置W4に停止した反応容器17内の洗浄を行なう。ここでは、排出部90は、第3洗浄位置W3で吐出された反応容器17内の第3洗浄液等を排出する。第4供給部80は、排出部90により第3洗浄液等が排出された反応容器17内に第1洗浄液を吐出する。
また、排出部90は、第4洗浄位置W4で第1洗浄液が吐出されてから、nサイクルタイム後に第4洗浄位置W4の隣の第5洗浄位置W5に停止した反応容器17内の第1洗浄液を排出する。
このように、第1洗浄位置W1で吐出された第1洗浄液等、第2洗浄位置W2で吐出された第2洗浄液等、並びに第3洗浄位置W3で吐出された第3洗浄液等を、nサイクルタイムの間、反応容器17内に保持させることにより、1サイクルタイム以上の時間を掛けて洗浄することができる。
洗浄液部40は、反応容器17の洗浄に用いる第1乃至第3洗浄液を貯留する第1乃至第3洗浄液容器41乃至43を備えている。そして、第1洗浄液容器41は、例えば純水からなる第1洗浄液を貯留する。また、第2洗浄液容器42は、反応容器17内に付着して第1洗浄液では落ち難い混合液中の残留物質を強力に洗い落とすことができる例えばアルカリ性洗浄液からなる第2洗浄液を貯留する。また、第3洗浄液容器43は、反応容器17内に付着する第1及び第2洗浄液では落ち難い混合液中の残留物質を強力に洗い落とすことができる例えば酸性洗浄液からなる第3洗浄液を貯留する。
次に、図3及び図4を参照して第1供給部50の構成を説明する。
図4は、第1供給部50の構成を示した図である。この第1供給部50は、第1洗浄液及び気体を吐出する第1吐出ノズル501と、第1吐出ノズル501に第1洗浄液及び気体を供給する第1供給ポンプ502とを備えている。また、第1供給部50は、第1乃至第3端子を有する第1及び第2の弁503,504と、第1端子及び第2端子を有する第3の弁505とを備えている。
また、第1供給部50は、一端部が第1供給ポンプ502に接続され、他端部が第1の弁503の第1端子に接続された第1チューブ506を備えている。また、第1供給部50は、一端部が第1の弁503の第2端子に接続され、他端部が第1洗浄液容器41に接続された第1チューブ507を備えている。また、第1供給部50は、一端部が第1の弁503の第3端子に接続され、他端部が第2の弁504の第1端子に接続された第1チューブ508を備えている。
また、第1供給部50は、一端部が第2の弁504の第2端子に接続され、他端部が第3の弁505よりも上方に位置して大気中に開放された第1チューブ509を備えている。また、第1供給部50は、一端部が第2の弁504の第3端子に接続され、他端部が第3の弁505の第1端子に接続された第1チューブ510を備えている。また、第1供給部50は、一端部が第3の弁505の第2端子に接続され、他端部が第1吐出ノズル501に接続された第1チューブ511を備えている。
第1吐出ノズル501は下端に吐出口を有し、保持体91に保持されている。そして、第1吐出ノズル501は、駆動部30による保持体91の上下駆動により、第1洗浄位置W1の反応容器17内に進入可能に配置される。
第1供給ポンプ502は、例えばシリンジ及びプランジャにより構成される。そして、第1供給ポンプ502は駆動部30の駆動により、プランジャが矢印L1方向にスライドして吸引動作を行い、L2方向にスライドして吐出動作を行なう。
第1の弁503は例えば三方電磁弁であり、駆動部30の駆動により、第1端子と第2端子との間の流路を開放し、第1端子と第3端子との間の流路を閉鎖する。また、第1の弁503は、駆動が停止されると、第1端子と第3端子の間の流路を開放し、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖する。
第2の弁504は例えば三方電磁弁であり、駆動部30の駆動により、第1端子と第2端子との間の流路を開放し、第1端子と第3端子との間の流路を閉鎖する。また、第2の弁504は、駆動が停止されると、第1端子と第3端子の間の流路を開放し、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖する。
第3の弁505は例えば二方電磁弁であり、駆動部30の駆動により、第1端子と第2端子の間の流路を開放する。また、第3の弁505は、駆動が停止されると、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖する。
次に、図3乃至図5を参照して第1供給部50及び排出部90の洗浄動作を説明する。
第1吐出ノズル501、第1供給ポンプ502、第1チューブ506乃至508及び第1チューブ510,511の各内部は第1洗浄液で満たされている。各第1及び第2の弁503,504は、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖し、第1端子と第3端子との間の流路を開放している。第3の弁505は、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖している。
第1の弁503が第1端子と第3端子との間の流路を閉鎖して第1端子と第2端子との間の流路を開放すると、第1供給ポンプ502は、第1吐出ノズル501及び第1チューブ510,511内の流路のほぼ全容積に相当し、反応容器17内の混合液の量よりも多い第1の量の第1洗浄液を、第1洗浄液容器41から吸引する第1の吸引動作を行なう。
第1供給ポンプ502の第1の吸引動作が終了すると、第1の弁503は第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖して第1端子と第3端子間の流路を開放する。第2の弁504は、第1端子と第3端子との間の流路を閉鎖して第1端子と第2端子との間の流路を開放する。第1供給ポンプ502は、第1チューブ509を介して気体として第2の量の空気を第1チューブ508内に吸引する第2の吸引動作を行なう。
第1供給ポンプ502の第2の吸引動作が終了すると、第2の弁504は第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖して第1端子と第3端子との間の流路を開放する。第3の弁505が第1端子と第2端子の間の流路を開放すると、第1供給ポンプ502は第1及び第2の吐出動作により、第1の量の第1洗浄液及び第2の量の空気を第1吐出ノズル501に供給する。
第1吐出ノズル501は、図5(a)に示すように、第1洗浄位置W1の反応容器17内の底面に下端が近接する下停止位置P1で、排出部90の排出動作により混合液が排出された後の反応容器17内に第1の量の第1洗浄液を吐出する。第1吐出ノズル501は第1洗浄液の吐出に引き続き、図5(b)に示すように、第2の量の空気を反応容器17内の第1洗浄液中に吐出する。これにより、反応容器17内の第1洗浄液中に粒径が例えば100μm以下の多数の微細気泡からなるマイクロバブル等の洗浄泡が形成される。
このように、反応容器17内の第1洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第2洗浄位置W2に停止するまでの間、上昇する洗浄泡により第1洗浄液に流れを与えることができ、第1洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第1洗浄液中の洗浄泡により、第1洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも強力に反応容器17内を洗浄することができる。
次に、図3乃至図6を参照して、第2供給部60の構成と第2供給部60及び排出部90の洗浄動作とを説明する。
図6は、第2供給部60の構成を示した図である。この第2供給部60は、図4に示した第1供給部50と同様に構成される。そして、第2供給部60は、第1供給部50の第1吐出ノズル501に対応する第2吐出ノズル601と、第1供給ポンプ502に対応する第2供給ポンプ602とを備えている。また、第2供給部60は、図4の第1乃至第3の弁503乃至505に対応する第1乃至第3の弁603乃至605と、第1チューブ506乃至511に対応する第2チューブ606乃至611とを備えている。
第2吐出ノズル601は下端に吐出口を有し、保持体91に保持されている。そして、第2吐出ノズル601は、駆動部30による保持体91の上下駆動により、第2洗浄位置W2の反応容器17内に進入可能に配置される。
第2供給部60及び排出部90は、第1供給部50及び排出部90と同様の洗浄動作を行う。ここでは、第2供給部60は、排出部90の排出動作により第1洗浄液が排出された後の第2洗浄位置W2の反応容器17内に第1の量の第2洗浄液を吐出し、第2洗浄液の吐出に引き続き、反応容器17内の第2洗浄液中に第2の量の空気を吐出する。これにより、反応容器17内の第2洗浄液中に洗浄泡が形成される。
このように、反応容器17内に第2洗浄液を吐出させることにより、反応容器17内を第1洗浄液だけを用いて洗浄するよりも強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第2洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第3洗浄位置W3に停止するまでの間、上昇する洗浄泡により第2洗浄液に流れを与えることができ、第2洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第2洗浄液中の洗浄泡により、第2洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも強力に反応容器17内を洗浄することができる。
次に、図3乃至図6を参照して、第3供給部70の構成と第3供給部70及び排出部90の洗浄動作とを説明する。
第3供給部70は、第2供給部60と同様に構成される。そして、第3供給部70は、図4に示すように、第2吐出ノズル601に対応する保持体91に保持された第3吐出ノズル701を備えている。また、第3供給部70は、図5に示した第2供給ポンプ602に対応する第3供給ポンプと、第1乃至第3の弁603乃至605に対応する3個の第1乃至第3の弁と、第2チューブ606乃至611に対応する6個の第3チューブとを備えている。
第3吐出ノズル701は下端に吐出口を有し、保持体91に保持されている。そして、第3吐出ノズル701は、駆動部30による保持体91の上下駆動により、第3洗浄位置W3の反応容器17内に進入可能に配置される。
第3供給部70及び排出部90は、第2供給部60及び排出部90と同様の洗浄動作を行う。ここでは、第3供給部70は、排出部90の排出動作により第2洗浄液が排出された後の第3洗浄位置W3の反応容器17内に第1の量の第3洗浄液を吐出し、反応容器17内の第3洗浄液中に第2の量の空気を吐出する。これにより、反応容器17内の第3洗浄液中に洗浄泡が形成される。
このように、反応容器17内に第3洗浄液を吐出させることにより、反応容器17の内面を、第1及び第2洗浄液だけを用いて洗浄するよりも強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第3洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第4洗浄位置W4に停止するまでの間、上昇する洗浄泡により第3洗浄液に流れを与えることができ、第3洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第3洗浄液中の洗浄泡により、第3洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも強力に反応容器17内を洗浄することができる。
次に、図3及び図7を参照して、第4供給部80の構成と第4供給部80及び排出部90の洗浄動作とを説明する。
図7は、第4供給部80の構成を示した図である。この第4供給部80は、第1洗浄液を吐出する第4吐出ノズル801と、第4吐出ノズル801に第1洗浄液を供給する第4供給ポンプ802とを備えている。また、第4供給部80は、第1乃至第3端子を有する第1の弁803を備えている。また、第4供給部80は、一端部が第4供給ポンプ802に接続され、他端部が第1の弁803の第1端子に接続された第4チューブ804を備えている。また、第4供給部80は、一端部が第1の弁803の第2端子に接続され、他端部が第1洗浄液容器41に接続された第4チューブ805を備えている。また、第4供給部80は、一端部が第1の弁803の第3端子に接続され、他端部が第4吐出ノズル801に接続された第4チューブ806を備えている。
第4吐出ノズル801は下端に吐出口を有し、保持体91に保持されている。そして、第4吐出ノズル801は、駆動部30による保持体91の上下駆動により、第4洗浄位置W4の反応容器17内に進入可能に配置される。
第4供給ポンプ802はシリンジ及びプランジャにより構成され、駆動部30の駆動によりプランジャが矢印L1方向にスライドして吸引動作を行い、L2方向にスライドして吐出動作を行なう。
第4吐出ノズル801、第4供給ポンプ802及び第4チューブ804乃至806の各内部は第1洗浄液で満たされている。第1の弁803は、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖し、第1端子と第3端子との間の流路を開放している。
第1の弁803が第1端子と第3端子との間の流路を閉鎖して第1端子と第2端子との間の流路を開放すると、第4供給ポンプ802は、第1洗浄液容器41から第1の量の第1洗浄液を吸引する吸引動作を行なう。第4供給ポンプ802の吸引動作が終了すると、第1の弁803は第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖して第1端子と第3端子間の流路を開放する。第4供給ポンプ802の第1の量の第1洗浄液を供給する吐出動作により、第4吐出ノズル801は、排出部90の排出動作により第3洗浄液が排出された後の反応容器17内に第1の量の第1洗浄液を吐出する。
このように、反応容器17内に第1洗浄液を吐出させることにより、反応容器17内に付着した第3洗浄液を洗い落とすことができる。
図8は、排出部90の構成を示した図である。この排出部90は、第1乃至第5吸引ノズル901乃至905と、第1乃至第5吸引ノズル901乃至905とそれぞれチューブで接続された排出ポンプ906とを備えている。
第1乃至第5吸引ノズル901乃至905は下端に吸引口を有し、保持体91に保持されている。そして、第1乃至第5吸引ノズル901乃至905は、駆動部30による保持体91の上下駆動により、第1乃至第5洗浄位置W1乃至W5の反応容器17内に進入可能に配置される。
そして、排出部90は、駆動部30による保持体91を下降駆動させながらの排出ポンプ906の排出駆動により、第1乃至第5洗浄位置W1乃至W5の反応容器17内の吸引を行う。ここでは、第1吸引ノズル901は、第1洗浄位置W1の反応容器17内の混合液を吸引する。また、第2吸引ノズル902は、第2洗浄位置W2の反応容器17内の第1洗浄液及び洗浄泡を吸引する。また、第3吸引ノズル903は、第3洗浄位置W3の反応容器17内の第2洗浄液及び洗浄泡を吸引する。また、第4吸引ノズル904は、第4洗浄位置W4の反応容器17内の第3洗浄液及び洗浄泡を吸引する。また、第5吸引ノズル905は、第5洗浄位置W5の反応容器17内の第1洗浄液を吸引する。
次に、図2乃至図11を参照して、第1供給部50及び排出部90の洗浄動作の詳細を説明する。
図9は、第1供給部50及び排出部90の洗浄動作を示したフローチャートである。
第1吐出ノズル501及び第1吸引ノズル901は、各反応容器17が回転移動している間、図10(a)に示すように、反応容器17よりも上方の上停止位置P2で停止している。第1洗浄位置W1に反応容器17が停止すると、第1吐出ノズル501及び第1吸引ノズル901は、上停止位置P2から下降を開始する(ステップS1)。
駆動部30による保持体91の下駆動と排出ポンプ906の排出駆動とにより、第1吸引ノズル901は、図10(b)に示すように、下降しながら第1洗浄位置W1の反応容器17内の混合液を吸引する(ステップS2)。
第1吐出ノズル501及び第1吸引ノズル901は、図10(c)に示すように、下停止位置P1で下降を停止してから吸引を停止する(ステップS3)。
排出ポンプ906の排出動作中に、第1の弁503が第1端子と第2端子との間の流路を開放すると、第1供給ポンプ502は第1洗浄液容器41から第1の量の第1洗浄液を吸引する。第1供給ポンプ502の第1の吸引動作が終了すると、第1の弁503は第1端子と第3端子間の流路を開放し、第2の弁504は第1端子と第2端子との間の流路を開放する。第1供給ポンプ502は、第1チューブ509を介して第2の量の空気を第1チューブ508内に吸引する。第1供給ポンプ502の第2の吸引動作が終了すると、第2の弁504は第1端子と第3端子との間の流路を開放し、第3の弁505は第1端子と第2端子の間の流路を開放する。第1供給ポンプ502は、第1及び第2の吐出動作により、第1の量の第1洗浄液及び第2の量の空気を第1吐出ノズル501に供給する。
第1吐出ノズル501は第1供給ポンプ502の第1の吐出動作により、図11(a)に示すように、第1洗浄位置W1の反応容器17内に第1の量の第1洗浄液を吐出する(ステップS4)。
第1吐出ノズル501は第1洗浄液の吐出に引き続き、第1供給ポンプ502の第2の吐出動作により、図11(b)に示すように、反応容器17内の第1洗浄液中に空気を吐出する(ステップS5)。
このように、第1洗浄位置W1の反応容器17内の第1洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第1洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。
第1供給ポンプ502の第2の吐出動作が終了してから、第3の弁505が第1端子と第2端子間の流路を閉鎖すると、第1吐出ノズル501及び第1吸引ノズル901は、上昇して、図11(c)に示すように、上停止位置P2で停止する(ステップS6)。
第1吐出ノズル501及び第1吸引ノズル901は、各反応容器17が回転移動している間、上停止位置P2で停止している。第1洗浄位置W1に反応容器17が停止すると、ステップS1に戻る。
なお、第2供給部60及び排出部90は、図9に示した第1供給部50及び排出部90と同様のステップで、第2洗浄位置W2の反応容器17内の第1洗浄液を吸引してから第2洗浄液を吐出し、引き続き反応容器17内の第2洗浄液中に空気を吐出する洗浄動作を行う。
このように、反応容器17内に第2洗浄液を吐出させることにより、反応容器17の内面を、第1洗浄液だけを用いて洗浄するよりも強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第2洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第2洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。
また、第3供給部70及び排出部90は、図9に示した第1供給部50と同様のステップで、第3洗浄位置W3の反応容器17内の第2洗浄液を吸引してから第3洗浄液を吐出し、引き続き反応容器17内の第3洗浄液中に空気を吐出する洗浄動作を行う。
このように、反応容器17内に第3洗浄液を吐出させることにより、反応容器17の内面を、第1及び第2洗浄液だけを用いて洗浄するよりも強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第3洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第3洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。
以上述べた第1の実施形態によれば、反応容器17内の第1洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第1洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。
また、反応容器17内に第2洗浄液を吐出させることにより、反応容器17の内面を、第1洗浄液だけを用いて洗浄するよりも強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第2洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第2洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。
更に、反応容器17内に第3洗浄液を吐出させることにより、反応容器17の内面を、第1及び第2洗浄液だけを用いて洗浄するよりも強力に洗浄することができる。また、反応容器17内の第3洗浄液中に空気を吐出させることにより形成される洗浄泡により、第3洗浄液を吐出させただけの洗浄よりも反応容器17内を強力に洗浄することができる。
以上により、反応容器17内を強力に洗浄して分析データの悪化を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
以下に、第2の実施形態に係る自動分析装置の洗浄部を、図12乃至図17を参照して説明する。
図12は、第2の実施形態に係る自動分析装置の洗浄部の構成を示した図である。この洗浄部27aが図3に示した第1の実施形態の洗浄部27と異なる点は、洗浄部27の洗浄液部40を洗浄液部40aに置き換え、洗浄部27の第2及び第3供給部60,70を第2及び第3供給部60a,70aに置き換えた点である。なお、洗浄部27aを構成しているユニットのうち、第1の実施形態に係る洗浄部27を構成しているユニットと同じものには同じ符号を付与して説明を省略する。
洗浄液部40aは、第1洗浄液容器41、第2洗浄液容器42a及び第3洗浄液容器43aを備えている。そして、第2洗浄液容器42aが図3に示した第2洗浄液容器42と異なる点は、第2洗浄液容器42に貯留している第2洗浄液よりも泡立ち易い界面活性剤等の成分を含む第4洗浄液を貯留している点である。また、第3洗浄液容器43aが図3に示した第3洗浄液容器43と異なる点は、第3洗浄液容器43に貯留している第3洗浄液よりも泡立ち易い界面活性剤等の成分を含む第5洗浄液を貯留している点である。
図13は、第2供給部60aの構成を示した図である。この第2供給部60aは、第2吐出ノズル620、第2A供給ポンプ621及び第2B供給ポンプ622を備えている。また、第2供給部60aは、第1乃至第3端子を有する第1及び第2の弁623,624を備えている。
また、第2供給部60aは、一端部が第2A供給ポンプ621に接続され、他端部が第1の弁623の第1端子に接続された第1チューブ625を備えている。また、第2供給部60aは、一端部が第1の弁623の第2端子に接続され、他端部が第2洗浄液容器42aに接続された第1チューブ626を備えている。また、第2供給部60aは、一端部が第1の弁623の第3端子に接続され、他端部が第2吐出ノズル620に接続された第1チューブ627を備えている。
また、第2供給部60aは、一端部が第2B供給ポンプ622に接続され、他端部が第2の弁624の第1端子に接続された第2チューブ628を備えている。また、第2供給部60aは、一端部が第2の弁624の第2端子に接続され、他端部が外気に開放された第2チューブ629を備えている。また、第2供給部60aは、一端部が第2の弁624の第3端子に接続され、他端部が第2吐出ノズル620に接続された第2チューブ630を備えている。
図14は、第2吐出ノズル620の構成を示した断面図である。この第2吐出ノズル620は、外管6201、内管6202及び気液混合部6203により構成され、保持体91に保持されている。そして、第2吐出ノズル620は、駆動部30による保持体91の上下駆動により、第2洗浄位置W2の反応容器17内に進入可能に配置される。
外管6201は下端に吐出口を有し、上端部に形成された開口部が第2チューブ630に接続されている。また、外管6201は、上端部近傍に設けた開口部が内管6202で閉塞され、内管6202の上端部以外の部分を内包している。また、外管6201は、内面と内包している内管6202の外面との間の空間部分に流路6204が形成されている。
内管6202は、上端部に形成されている開口部が第1チューブ627に接続されている。また、内管6202は下端に吐出口を有し、下端が外管6201の下端よりも高い位置に配置されている。
気液混合部6203は例えばメッシュ状をなし、外管6201下端部の内面に固定され、内管6202吐出口と接触して配置されている。
図13に戻り、第2A及び第2B供給ポンプ621,622は、例えばシリンジ及びプランジャにより構成される。そして、各第2A及び第2B供給ポンプ621,622は、駆動部30の駆動により、プランジャが矢印L1方向にスライドして吸引動作を行い、L2方向にスライドして吐出動作を行なう。
各第1及び第2の弁623,624は例えば三方電磁弁であり、駆動部30の駆動により、第1端子と第2端子との間の流路を開放し、第1端子と第3端子との間の流路を閉鎖する。また、各第1及び第2の弁623,624は、駆動が停止されると、第1端子と第3端子の間の流路を開放し、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖する。
第3供給部70aは、図13に示した第2供給部60aと同様に構成される。そして、第3供給部70aは、図12に示すように、第3洗浄位置W3の反応容器17内に進入可能に配置される、第2吐出ノズル620と同様に構成される第3吐出ノズル720を備えている。
次に、図12乃至図17を参照して第2供給部60a及び排出部90の洗浄動作を説明する。
図15は、第2供給部60a及び排出部90の洗浄動作を示したフローチャートである。
第2供給部60aの第2A供給ポンプ621、第1チューブ625乃至627及び第2吐出ノズル620の内管6202の各内部は、第4洗浄液で満たされている。第1及び第2の弁623,624は、第1端子と第2端子との間の流路を閉鎖している。
第2吐出ノズル620及び排出部90の第2吸引ノズル902は、各反応容器17が回転移動している間、図16(a)に示すように、反応容器17よりも上方となる上停止位置P2で停止している。第2洗浄位置W2に反応容器17が停止すると、第2吐出ノズル620及び第2吸引ノズル902は、上停止位置P2から下降を開始する(ステップS11)。
駆動部30による保持体91の下駆動と排出ポンプ906の排出駆動とにより、第1吸引ノズル901は、図16(b)に示すように、下降しながら第1洗浄位置W1で吐出された反応容器17内の第1洗浄液を吸引する(ステップS12)。
第2吐出ノズル620及び第2吸引ノズル902は、図16(c)に示すように、下停止位置P1で吸引を停止する(ステップS13)。
排出ポンプ906の排出動作中に、第1及び第2の弁623,624が第1端子と第2端子との間の流路を開放すると、第2A供給ポンプ621は第4洗浄液容器42aから第4洗浄液を吸引し、第2B供給ポンプ622は第2チューブ629を介して空気を吸引する。第2A及び第2B供給ポンプ621,622の吸引動作が終了すると、第1及び第2の弁623,624は第1端子と第3端子間の流路を開放する。
第2A供給ポンプ621は、第2吐出ノズル620の内管6202に第4洗浄液を供給する。また、第2B供給ポンプ622は、第2吐出ノズル620の外管6201に空気を供給する。第2吐出ノズル620は、下停止位置P1で第2洗浄位置W2の反応容器17内に洗浄泡を吐出する。
ここで、第2吐出ノズル620から吐出される洗浄泡について説明する。第2A供給ポンプ621から第4洗浄液が供給されると、内管6202は気液混合部6203に向けて第4洗浄液を吐出する。また、第2B供給ポンプ622から空気が供給されると、外管6201は、流路6204から気液混合部6203に向けて空気を吐出する。第2吐出ノズル620は、気液混合部6203で第4洗浄液と空気とが混合されて洗浄泡を生成し、反応容器17内にその洗浄泡を吐出する。
第2吐出ノズル620及び第2吸引ノズル902は、図17(a)に示すように、下停止位置P1より上昇しながら洗浄泡の吐出及び吸引を行う(ステップS14)。
第2吐出ノズル620及び第2吸引ノズル902は、図17(b)に示すように、反応容器17内に混合液が入っていたときの液面よりも高い中停止位置P3で上昇を停止する。第2吐出ノズル620は、中停止位置P3で洗浄泡の吐出を停止する(ステップS15)。
第2吸引ノズル902は、中停止位置P3で第2吐出ノズル620が洗浄泡の吐出を停止した後、洗浄泡の吸引を停止する(ステップS16)。
第2洗浄位置W2の反応容器17は、中停止位置P3における第2吸引ノズル902の下端の高さまで洗浄泡で満たされる。
ステップS16の後、第2吐出ノズル620及び第2吸引ノズル902は中停止位置P3から上昇して、図17(c)に示すように、上停止位置P2で停止する(ステップS17)。
第2吐出ノズル620及び第2吸引ノズル902は、各反応容器17が回転移動している間、上停止位置P2で停止している。第2洗浄位置W2に反応容器17が停止すると、ステップS11に戻る。
第2洗浄位置W2で洗浄泡が吐出された反応容器17は、nサイクルタイム後に第3洗浄位置W3に停止する。
このように、第2洗浄位置W2で反応容器17内に第4洗浄液から生成された洗浄泡を吐出させ、第3洗浄位置W3で停止するまでの間、反応容器17内の洗浄泡から液体への変化により、反応容器17内の混合液と接触した内面に第4洗浄液を行き渡らせることができる。
第3供給部70a及び排出部90は、第3洗浄位置W3に停止した反応容器17に対して、図15に示した第2供給部60a及び排出部90と同様のステップで洗浄動作を行う。ここでは、第3吸引ノズル903は下降しながら第3洗浄位置W3の反応容器17内の洗浄泡を吸引する。その後、第3吐出ノズル720及び第3吸引ノズル903は、第3洗浄位置W3の反応容器17に対して、上昇しながら第5洗浄液と空気の混合により生成した洗浄泡の吐出及び吸引を行う。
第3洗浄位置W3の反応容器17は、中停止位置P3における第2給引ノズル902の下端の高さまで洗浄泡で満たされた後、第3洗浄位置W3に停止してからnサイクルタイム後に第4洗浄位置W4に停止する。
第4供給部70及び排出部90は、第4洗浄位置W3に停止した反応容器17に対して、図9に示したステップの洗浄動作を行う。
このように、第3洗浄位置W3で反応容器17内に第5洗浄液から生成された洗浄泡を吐出させ、第4洗浄位置W4で停止するまでの間、反応容器17内の洗浄泡から液体への変化により、反応容器17内の混合液と接触した内面に第5洗浄液を行き渡らせることができる。
以上述べた第2の実施形態によれば、第2洗浄位置W2で反応容器17内に第4洗浄液から生成された洗浄泡を吐出させ、第3洗浄位置W3で停止するまでの間、反応容器17内の洗浄泡から液体への変化により、反応容器17内の混合液と接触した内面に第4洗浄液を行き渡らせることができる。また、第3洗浄位置W3で反応容器17内に第5洗浄液から生成された洗浄泡を吐出させ、第4洗浄位置W4で停止するまでの間、反応容器17内の洗浄泡から液体への変化により、反応容器17内の混合液と接触した内面に第5洗浄液を行き渡らせることができる。
以上により、反応容器17内を強力に洗浄して分析データの悪化を防ぐことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 分析部
31 分析制御部
50 第1供給部
90 排出部
501 第1吐出ノズル
502 第1供給ポンプ
902 第2吸引ノズル
906 排出ポンプ

Claims (8)

  1. 洗浄液及び気体を供給するポンプと、
    反応容器内に前記ポンプにより供給された前記洗浄液を吐出し、前記反応容器内の前記洗浄液中に前記ポンプにより供給された前記気体を吐出する吐出ノズルと、
    前記洗浄液及び前記気体の吐出により形成される洗浄泡を吸引する吸引ノズルとを
    備える自動分析装置。
  2. 前記吐出ノズルは、洗浄位置に停止した試料及び試薬の混合液が排出された後の前記反応容器内に前記洗浄液及び前記気体を吐出し、
    前記吸引ノズルは、前記洗浄位置に停止した後に停止する前記洗浄位置とは異なる洗浄位置に停止した前記反応容器内の前記洗浄液及び前記洗浄泡を吸引する請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記ポンプは、容器に貯留された前記洗浄液と前記気体とを吸引し、前記吐出ノズルに前記洗浄液を供給した後に前記気体を供給する請求項1又は請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記洗浄液は、洗浄水、アルカリ性洗浄液又は酸性洗浄液のいずれかである請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の自動分析装置。
  5. 洗浄液と気体とを供給する供給ポンプと、
    記供給ポンプより供給された前記洗浄液及び前記気体混合することによって洗浄泡を生成し、反応容器内に前記洗浄泡を吐出する吐出ノズルと、
    前記洗浄泡を吸引する吸引ノズルとを
    備える自動分析装置。
  6. 前記吐出ノズル及び前記吸引ノズルは、試料及び試薬の混合液が排出された後の前記反応容器内に進入可能に配置され、
    前記吸引ノズルは、前記反応容器内の前記洗浄泡のうち、前記反応容器内の前記混合液の液面の高さよりも高い位置となる前記洗浄泡を吸引する請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記吐出ノズルは、洗浄位置に停止した試料及び試薬の混合液が排出された後の前記反応容器内に前記洗浄泡を吐出し、
    前記吸引ノズルは、前記洗浄位置に停止した後に停止する前記洗浄位置とは異なる洗浄位置に停止した前記反応容器内の前記洗浄泡を吸引する請求項5に記載の自動分析装置。
  8. 前記洗浄液は、界面活性剤を含む液体である請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の自動分析装置。
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