JP2012004281A - レーザ溶接方法、電子部品接続構造及びレーザ溶接検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導体を狭持する一対のフィルムの一方のフィルムに開口部を設け、該開口部に電子部品を搭載し、露出した導体と電子部品の金属端子とを当接し、該当接部位にレーザ光を照射して導体と金属端子とを接続するレーザ溶接方法であって、前記当接部位を下部に有する他方のフィルム上に、該当接部位を含むように着色領域を設け、レーザ光を着色領域側から当接部位に照射することを特徴とするレーザ溶接方法としたものである。
【選択図】図1
Description
導体としてのアルミニウムやアルミニウム合金、銅、銅合金等の金属材料は、常温時の特性として、近赤外域において高い反射率を有している。このため、これらの材料からなる部材の接合部分に、発振波長が近赤外域にあるレーザ光(例えばNd:YAGレーザ光、波長1
.06μm)を照射して溶接を行うと、金属材料や波長によって反射率が異なるが、一定割合のレーザ光が反射されてしまうという問題がある。
、着色領域の内側にレーザ溶接部が含まれるか、もしくは着色領域とレーザ溶接部が接するようになっているため、溶接部全てにおいてレーザ光吸収の効果を得ることができる。
リードフレーム6は図では一体のように描かれているが、実際にはそれぞれの端子が導通しないように端子ごとに別々の金属片が樹脂で固定されたものである。
す図であり、インクジェット方式によって染料インクが着色領域4に塗布されるものである。着色領域4はレーザ溶接部5の予定領域に塗布されるが、レーザ溶接部5はリードフレーム6の取り付けズレを考慮するとともに、取り付け後の接合強度や仕上がり状態を考慮してやや大きめに設定することが望ましい。
また、形状も円形に限ることはなく、例えば後述するレーザ溶接後の溶接位置ズレ検出を行う場合は、着色領域4はレーザ光の吸収を考慮した上で適切な形状を選択できる。
る構成にしてもよい。
a)レーザ溶接部サーチエリア12からレーザ溶融部がはみ出し、レーザ溶融部全体を撮影することができない。
b)レーザ溶接部と周辺導体とのコントラストが不明確であるため、レーザ溶融部の正確な形状推定ができない。
c)同じレーザ光出力条件であっても、溶融部形状は変化が大きく特定の形状との対比により合否判定をすることは難しい。
b)については、着色領域を設けていないため、レーザ溶接後の接続判定検査をフィルム表面溶接部形状と周辺部の色度差により行う際に、判定に必要なレベルの色度差が得られなかったため起こったものである。また、同部を導通試験及び断面観察等によりサンプル毎に合否を確認したところ、溶接部形状と合否の相関性は低く不安定な状況であった。
c)については、着色領域を設けていないため、レーザ光が無色透明のフィルムにあまり吸収されずにアルミニウムの導体まで到達し、そこで吸収されたエネルギーが表面のフィルムを急激に溶融、蒸発させたことによって発生した爆飛とよばれる現象によって生じたと考えられ、導体の反射率が照射部位や角度のわずかな変化によって不安定になることと対応している。
が変化することによって、このようなレーザ溶接部位置ズレが起こってしまう可能性があり得る。この場合には目視や顕微鏡等によってレーザ溶接後の着色領域4形状を観察すれば、ズレの方向や量を容易に計測できるので、これに基づき相対位置の補正が極めて簡便に行える。レーザ溶接部位置ズレ検出を行う場合の着色領域4形状は、観察、計測可能な形状であれば適宜設定可能だが、あらゆる方向のズレに対して視覚的なわかりやすさを具備している形状が好ましい。
2、フィルム
3、導体
4、4a、4b、4c、4d、4e、4f、着色領域
5、5a、5b、5c、5d、5e、5f、レーザ溶接部
6、リードフレーム
7、半導体素子
8、モールド樹脂
9、フィルム穿孔部
10a、10b、アライメントマーク
11a、11b、押さえ冶具領域
12、レーザ溶接部サーチエリア
12a、12b、押さえ冶具
13、バックアップステージ
14、第二の着色領域
Claims (12)
- 導体を狭持する一対のフィルムの一方のフィルムに開口部を設け、該開口部に電子部品を搭載し、露出した導体と電子部品の金属端子とを当接し、該当接部位にレーザ光を照射して導体と金属端子とを接続するレーザ溶接方法であって、前記当接部位を下部に有する他方のフィルム上に、該当接部位を含むように着色領域を設け、レーザ光を着色領域側から当接部位に照射することを特徴とするレーザ溶接方法。
- 前記露出した導体と電子部品の金属端子とを当接させるための押さえ冶具を備え、画像認識手段により該当接部位内の溶接目標位置を確認しつつ、レーザ光を溶接目標位置に照射することを特徴とする請求項1に記載のレーザ溶接方法。
- 前記着色領域は少なくとも円形に着色された領域を内包することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ溶接方法
- 前記着色領域は、着色領域の内側にレーザ溶接後の溶接部が内包されるように着色されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- 前記円形に着色された領域は、着色領域の内側にレーザ溶接後の溶接部が内包されるように着色されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- レーザ光が照射される前記フィルムは、透明もしくは半透明であることを特徴とする請求項1又は請求項5のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- 前記着色領域の色相と着色領域周辺の非着色領域の色相が異なることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- 前記円形に着色された領域の色相は、前記円形着色領域の周囲の着色領域の色相と異なることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- 前記着色領域は、着色材料をインクジェット方式により塗布して形成したことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- 前記着色領域は、フィルムが染料インクによって着色されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法。
- フィルム上に形成された導体と電子部品の端子間をレーザ溶接により接続する電子部品接続構造において、レーザ溶接方法が請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法によって行われたことを特徴とする電子部品接続構造。
- 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のレーザ溶接方法で溶接した後、接続判定検査をフィルム表面溶接部形状と周辺部との色相差により行うことを特徴とするレーザ溶接検査方法。
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