JP2011523216A - ハイブリッドレーザーダイオードドライバ - Google Patents

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Abstract

ハイブリッドLDDは、読み出し電流を選択的に出力する読み出しチャネルと、それぞれが異なる書き込み電流を選択的に出力する複数の書き込みチャネルと、オシレータ電流を選択的に出力するオシレータチャネルを含む。また、ハイブリッドLDDは、外部コントローラから複数の許可信号を受信するプログラマブルLDDコントローラを含み、そして、許可信号に基づいて、少なくとも書き込みチャネルによって出力される電流のタイミングを制御する。プログラマブルLDDコントローラは、許可信号に基づいて、読み出しチャネルおよびオシレータチャネルにより出力された電流のタイミングも制御することができる。さらに、他の実施例も提供される。
【選択図】図5C

Description

〔優先権の主張〕
本出願は、2008年11月25日に出願された米国特許出願第12/277912号(代理人整理番号ELAN−01168US2)に基づいた優先権を主張する。本出願は、また、2008年9月16日に出願された米国仮特許出願第61/097511号(代理人整理番号ELAN−01168US1)に基づいた優先権も主張する。本出願は、また、2008年6月9日に出願された米国仮特許出願第61/060086号(代理人整理番号ELAN−01168US0)に基づいた優先権を主張する。上記の出願の各々は、参照することにより本出願に取り入れられる。
本出願は、2007年5月16日に出願された題名がHYBRID LASER DIODE DRIVERS THAT INCLUDE A DECODERである米国特許出願第11/749636号(代理人整理番号ELAN−01144US1)に関連する。本出願は、2007年5月16日に出願された題名がHYBRID LASER DIODE DRIVERS THAT INCLUDE A STATE MACHINEである米国特許出願第11/749703号(代理人整理番号ELAN−01144US2)に関連する。上記の出願の各々は、参照することにより本出願に取り入れられる。
CD、DVDなどのような光ディスク技術に関する製品の分野において、記憶容量とデータ転送の速度の両方を上げる傾向がある。その上、メディア・タイプ、書き込み速度、ディスクフォーマットおよびドライブオプティクス(drive optics)のような因子は、特殊なライトストラテジー(write strategy)を必要とする。競争力を持ち、市場占有率を獲得するために、単一のレーザーダイオードドライバ(LDD)によりサポートされる機能(例えば、フォーマット)の数が増える傾向にあり、それにより単一のLDDがCD技術とDVD技術の両方、そしてブルーレイディスク(BD)(これに限られないが)のような新技術をサポートすることが可能になる。
LDDによりサポートされる機能の数が増えるにつれて、従来型LDDはより多くのピンの必要性に苦しめられる。例えば、従来型LDDは、サポートされるあらゆる出力電流レベルのためのアナログ線および/またはデジタル線(または一組)を必要とし、それにより、サポートされる出力電流レベルの数が増えるにつれてピン総数(pin count)が増える。さらに、各々の線はノイズピックアップまたはタイミング誤りを起こしやすく、それが正確性に乏しい波形の原因となる。その上、書き込み電流と発振器タイミングのための出力装置の遠隔操作のために、従来型LDDは、タイミングエラーにも苦しめられる。
従来型レーザードライバの問題を解決するため、製造業者らは、ライトストラテジージェネレータ(WSG: write strategy generator)をLDDに組み込み始めた。しかしながら、上述された従来型レーザードライバの問題をWSG・LDDが解決する一方、WSG・LDDは大量の複雑な(complex) デジタル回路を含む。そのような回路は高価である。その上、そのような回路は、LDDの電力消費と熱出力を増やす。さらに、多くの顧客は、複雑な(complex) コントローラチップを従来のタイプからWSGタイプに変えることを望まない。もし彼らがそうするならば、彼らは多くの場合、WSG・LDDの中でのWSGの使い方およびサポートの仕方を学ぶのに苦労する。
本発明の実施例は、外部コントローラからの受信許可信号(receiving enable signals)に応じてレーザーダイオードを動かすハイブリッドレーザーダイオードドライバ(LDD)に関する。具体的な実施例においては、ハイブリッドLDDはレーザーダイオードと同じ光ピックアップユニット(OPU)の上に位置するように構成され、OPUはフレックスケーブルによってコントローラへ接続され、コントローラはメイン基板(main board)上にある。
一実施例によれば、ハイブリッドLDDは、選択的に読み出し電流(read current)を出力する読み出しチャネル(read channel)、各々が選択的に異なる書き込み電流(write current)を出力する複数の書き込みチャネル(write channels)、および選択的にオシレータ電流を出力するオシレータチャネルを含む。さらに、ハイブリッドLDDは、外部コントローラから複数の許可信号を受信し、その許可信号に基づいて、少なくとも書き込みチャネルによって出力される電流のタイミングを制御するプログラマブルLDDコントローラを含む。プログラマブルLDDコントローラは、許可信号に基づいて、読み出しチャネルおよびオシレータチャネルによって出力される電流のタイミングを制御することもできる。
一実施例によれば、プログラマブルLDDコントローラは、複数の許可信号を受信し、それに応じて複数のデコーダ出力ラインのうちの1つをアクティブにするデコーダを含む。その上、プログラマブルLDDコントローラは、各々が1つ以上のアクティブなデコーダ出力ラインに応じて出力を出すようにプログラムできる複数の出力コントローラを含むことができる。複数の出力コントローラは、少なくとも書き込み出力コントローラ(write output controller)とオシレータコントローラを含むことができる。
一実施例によれば、LDDコントローラにより外部コントローラから受信される許可信号は、許可信号の1つのみが一度に変わるようにグレイコード化される。その上、一実施例によれば、いずれの許可信号も、その間に他の1つの許可信号がその状態を変えることなしに、二度その状態を変えない。LDDコントローラは、許可信号に基づき、読み出しチャネル、書き込みチャネル、およびオシレータチャネルによって出力される電流のタイミングを制御する。
この概要は、本発明の実施例を完全に説明することを目的としたものではない。更なる他の実施例、ならびに本発明の特徴、形態および利点は、以下に記載の詳細な説明、図面および請求項からより明らかになるだろう。
図1は、典型的な従来型レーザーダイオードドライバ(LDD)を示すハイレベル・ブロック図である。 図2は、図1の従来型LDDのための典型的なタイミング図である。 図3は、典型的なライトストラテジージェネレータ(WSG)LDDを示しているハイレベル・ブロック図である。 図4は、図3のWSG・LDDのための典型的なタイミング図である。 図5Aは、典型的なハイブリッドLDDのハイレベル・ブロック図である。 図5Bは、本発明の他の実施例に係るハイブリッドLDDのハイレベル・ブロック図である。 図5Cは、本発明のさらに別の実施例に係るハイブリッドLDDのハイレベル・ブロック図である。 図5Dは、本発明の実施例に係る図5CのLDDコントローラのある付加的な詳細を表す。 図5Eは、本発明の実施例に係る、シリアル制御レジスタがデコードされた信号をもってデバイス動作(device activity)のプログラム可能な選択を行うように作動する方法を示す。 図6Aは、本発明の実施例に係る、WSGハイブリッドLDDと呼ばれるもう一つのハイブリッドLDDのハイレベル・ブロック図である。 図6Bは、本発明の実施例に係る他のWSGハイブリッドLDDのハイレベル・ブロック図である。 図7は、本発明の実施例に係る、スイッチドゲートハイブリッドLDDと呼ばれるよりハイブリッドなLDDのハイレベル・ブロック図である。 図8は、タイプRメディアへの書き込みに用いられる任意のマーク・スペース信号のために生成されることができるいろいろな典型的なIOUT信号を示す。 図9は、タイプRWメディアへの書き込みに用いられる任意のマーク・スペース信号のために生成されることができるいろいろな典型的なIOUT信号を示す。 図10Aは、典型的な2ビットのグレイコード変換ダイヤグラムを示す。 図10Bは、典型的な3ビットのグレイコード変換ダイヤグラムを示す。 図10Cは、典型的な4ビットのグレイコード変換ダイヤグラムを示す。 図11Aは、4つの異なる状態を含む典型的なIOUT信号を示す。 図11Bは、1ビットがどのようにして、図11Aで示されるIOUTレベルのいずれかから次のレベルへ遷移するように一度に変えられることができるかについて示すグレイコード変換ダイヤグラムである。 図12Aは、7つの異なる状態を含む典型的なIOUT信号を示す。 図12Bは、1ビットがどのようにして、図12Aで示されるIOUTレベルのいずれかから次のレベルへ遷移するように一度に変えられることができるかについて示すグレイコード変換ダイヤグラムである。 図13Aは、9つの異なるレベルを含む典型的なIOUT信号を示す。 図13Bは、4つの許可ラインがチップ許可(ENA)ラインの他に用いられるとした場合に、1ビットがどのようにして、図13Aで示されるIOUTレベルのいずれかおよび次のレベルから遷移するように一度に変えられることができるかについて示すグレイコード変換ダイヤグラムである。 図13Cは、チップ許可(ENA)ラインおよび追加の書き込み許可ラインに加えて3つの許可ラインだけを用いて、図13AのIOUT信号の遷移がどのように達成されることができるかについて述べるために用いられるグレイコード変換ダイヤグラムである。 図14Aは、10の異なる状態を含む典型的なIOUT信号を示す。 図14Bは、1ビットがどのようにして、図14Aで示されるIOUTレベルのいずれかから次のレベルへ遷移するように一度に変えられることができるかについて示すグレイコード変換ダイヤグラムである。 図15Aは、Uターンと呼ばれるものを含む、典型的なグレイコード化された書き込み許可(WEN)信号を示すタイミング・ダイヤグラムである。 図15Bは、本発明の特定の実施例に係る、Uターンを避ける典型的なグレイコード化された書き込み許可(WEN)信号を示すタイミング・ダイヤグラムである。 図15Cは、Uターンの発生を示す、図15Aに示される5Tのマークおよび7Tのマークのためのグレイコード変換ダイヤグラムである。 図15Dは、Uターンの回避を示す、図15Bに示される5Tのマークおよび7Tのマークのためのグレイコード変換ダイヤグラムである。 図16Aは、本発明の実施例に係る、デコーダのシリアル可変読み出し許可ロジックのダイヤグラムである。 図16Bは、本発明の実施例に係る、デコーダのシリアル可変書き込みレベル許可ロジックのダイヤグラムである。 図17は、本発明の実施例に係る、デコーダのシリアル可変オシレータレベル許可ロジックのダイヤグラムである。 図18Aは、典型的な状態機械の典型的なダイヤグラムを示す。 図18Bは、任意の状態機械のための典型的な状態ダイヤグラムを示す。 図19Aは、10の異なる状態を含む典型的なIOUT信号を示す。 図19Bは、図19AのIOUT信号を生成するライトストラテジーのための対応する状態ダイヤグラムである。 図19Cは、出力ラインが図19Aのライトストラテジーのための状態ラインとしても用いられる状態機械を示す。 図20は、図19Aのライトストラテジーの実装例のための図19Cの状態機械のための典型的な状態ダイヤグラムを示す。 図21は、図20の状態ダイヤグラムがどのように機能するかについて述べることに役立つ典型的なグレイコード変換ダイヤグラムである。 図22は、本発明の実施例に係る、どのようにして2つのビットがダイヤグラムの状態の間で遷移するために用いられることができるかを示すために用いられる典型的な状態ダイヤグラムを示す。 図23は、本発明の実施例に係る、どのようにして3つの許可ラインがダイヤグラムの状態の間で遷移するために用いられることができるかを示すために用いられる典型的な状態ダイヤグラムを示す。 図24は、本発明の実施例に係る、出力で加えられるデコーダを伴う標準的な状態機械の典型的な詳細を示す。 図25は、本発明の実施例に係る、内蔵されたデコーダを伴う状態機械を示す。 図26は、本発明の実施例に係る、内蔵されたデコーダおよび状態メモリを伴う状態機械を示す。
図の中では、全体を通して参照番号および文字などが同一または類似した素子を識別する。しかし、これは、異なる図で同じ番号を付された素子が同一のものでなければならないことを意味しない。また、参照番号の一番左側の桁は、素子が最初に述べられた図を示す。
図1は、フレックスケーブル104を介してドライブコントローラ102(例えば、ホスト)と通信する、典型的な従来型データ記憶装置のレーザーダイオードドライバ(LDD)を示すハイレベル図(high level diagram)である。データ記憶装置は、例えば、ユーザデータを格納することができる光ディスクメディアを含む光学式記憶装置であってもよい。LDD110は、光ディスクメディアからデータを読み込み、またデータを書き込むために、レーザーダイオード108を駆動させる。LDD110は光ピックアップユニット(OPU)の上に設置され、コントローラ102は主回路基板の上に設置され、フレックスケーブル104がそれらの間の通信を可能にする。
示される典型的な実施例において、LDD110は1つの読み出しチャネル、4つの書き込みチャネル、および1つのオシレータチャネルを含むものとして表される。LDDは、コントローラ102からのチップ許可(ENA)信号を受信するバイアス回路112を含むものとしても表される。LDD110がENA信号を介して許可されるとき、バイアス回路はLDD110のアナログ回路(例えば、アンプ、ドライバ、その他)にバイアスをかけるために用いられるバイアス電圧およびバイアス電流を生成する。LDD110がENA信号を介して許可されないとき、LDDはレーザーダイオード108を駆動させないであろう。ENA信号は、直接、論理的に出力を無効にする場合がある。
読み出しチャネルは、アンプ121、電子スイッチS1と読み出しドライバ131を含む。読み出しチャネルは、レベル入力(level input: INR、IN1とも称される)信号および読み出し許可(read enable: REN)信号をコントローラ102から受信する。コントローラ102で生成されるアナログ電流または電圧信号であるINR信号は、読み出しチャネルが許可されるときに読み出しチャネルにより出力される信号の振幅を指定するために用いられる。REN信号は、読み出しチャネルがいつ許可されるかを指定し、それゆえにタイミング信号または許可信号と呼ばれる場合がある。アンプ121は、IN1信号の中間増幅(pre-amplification)を実行する。読み出しチャネルが許可されるとき、読み出しドライバ131はアンプ121により出力される信号の更なる増幅を行う。REN信号によって制御されるスイッチS1は、読み出しチャネルを許可または不許可にするために用いられる。スイッチS1は読み出しドライバ131の外側にあるものとして表されるが、読み出しドライバ131の内部にあってもよい。
4つの書き込みチャネルが示されているが、より多い、またはより少ない書き込みチャネルがあってもよい。各々の書き込みチャネルは、アンプ、電子スイッチ、および書き込みドライバを含むものとして表される。例えば、IN2信号および書き込み許可(write enable: WEN2)信号を受信する書き込みチャネルの1つは、アンプ122、電子スイッチS2、および書き込みドライバ132を含むものとして表される。高速なスイッチングを可能にするために、スイッチS2が書き込みドライバ132の中にあることが好ましい。コントローラ102で生成されるアナログ電流または電圧信号であるIN2信号は、書き込みチャネルが許可されるときに書き込みチャネルによって出力される信号の振幅を指定するために用いられる。WEN2信号は、書き込みチャネルがいつ許可されるかを指定するタイミング信号である。アンプ122は、IN2信号の中間増幅を実行する。書き込みチャネルが許可されるとき、書き込みドライバ132はアンプ122により出力される信号の更なる増幅を行う。WEN2信号によって制御されるスイッチS2は、書き込みチャネルを許可または不許可にするために用いられる。残りの書き込みチャネルも同様であり、より詳細に記述される必要はない。書き込み許可信号がタイミングを制御するために用いられるので、このような信号はタイミング信号または許可信号と呼ばれる場合もある。
オシレータチャネルは、アンプ151、アンプ152、オシレータ153、スイッチS6とオシレータドライバ154を含むものとして表される。レジスタRAMP(OPUの上にあるが、LDD110の外側にある)を用いることにより、アンプ151はオシレータドライバ154に、オシレータドライバ154によって出力される信号の振幅を指定するために用いられる信号を供給する。レジスタRPREQ(OPUの上にあるが、LDD110の外側にある)を用いることにより、アンプ152はオシレータ153に、オシレータ153によって出力される信号の周波数を指定するために用いられる信号を供給する。オシレータ153の発振出力(oscillating output)はオシレータドライバ154のスイッチS6を制御し、それによって、振幅と周波数がレジスタRAMPとレジスタRFREQを用いて指定される発振信号を出力する。オシレータ153は、フレックスケーブル104を介して供給されるオシレータ許可(oscillator enable: OSCEN)信号を介してコントローラ102により許可される。このように、オシレータチャネルはオシレータ153が許可されるときに発振出力を供給するだけである。
図1には、1つのレーザーダイオード(すなわち、108)のみが表される。1つ以上のより多くのレーザーダイオードが加えられてもよく、そのため、従来型LDDは複数の(例えば、CD、DVD、BD)フォーマットをサポートする。この場合には、どのレーザーダイオードを駆動させるべきかを指定するために用いられる選択ネットワークがあるであろう。コントローラ102は、フレックスケーブル104を通した更なる接続を介して選択ネットワークを制御するだろう。
ENA信号、INR〜IN5信号、REN信号、WEN2〜WEN5信号、およびOSEN信号はすべて、フレックスケーブル104を介してコントローラ102からLDD110に供給される。複数のチャネルが同時に許可されるとき、複数のチャンネルの出力はレーザーダイオード108を駆動させる出力電流IOUT駆動信号を生成するために合計される。一度に1つのチャンネルが許可される場合もある。図2に示される典型的なタイミング図は、レーザーダイオード108を駆動するIOUT信号を生成するために様々なドライバの出力がどのように加算されるか、また、どのように個々に用いられるか、を示した図である。一見したところ、REN信号、OSCEN信号、およびWEN2〜WEN5信号のあらゆる組合せのために使うことのできる出力電流IOUTが存在しうるように見えるかもしれない。しかし、それは正しくない。ライトストラテジーは、正確にメディアをマークするために、非常に正確な振幅と時間を要求する。このため、通常は、使うことができる出力電流の組合せの数は、非常に限られる。メディアへの書き込みの際、読み出し電流は常にオンである。その結果、読み出し電流は1つ以上の選択された書き込みチャネルの電流に加算され、IOUTが生成される。メディアからの読み出しの際、オシレータは通常オンである。その結果、オシレータチャネルの出力が読み出しチャネルの出力に加算され、IOUTが生成される。書き込みの間、オシレータはドライブデザイナーの決定に応じてオンになる、またはオンでなくなる。
書き込み許可を用いる1つの可能な方法は、ただ1つのWENが許可されるときに決定される異なる出力電流を有することである。このアプローチに関する問題は、そのときのすべての出力ドライバの総サイズが過大であり、過剰なコストおよび低速反応の原因となることである。実際には、様々な出力レベルは、(すべての可能な組合せを用いることと対照的に)ほんの少しの具体的な組合せのみで様々な書き込み電流を合計することによって得られる。この結果、書き込みプロセスの正確な電流条件のために、通常、制御ピンあたり1つの出力レベルになる。書き込み電流が必然的に合計されるので、電流がロー値(low value)からハイ値(high value)の間で切り替わるときに最も厳しくなるタイミング誤り(timing glitch)問題がある。これはマークの始めと終わりの最も肝心な時に発生する。
今、図3を参照すると、典型的なライトストラテジージェネレータ(WSG)LDD310は、以下に記されるバイアス回路112、基準回路(reference circuit)314、ライトストラテジージェネレータ(WSG)316、シリアルインターフェース318、様々なレジスタ、デジタル/アナログ変換器(DAC)、オシレータ、アンプ、およびドライバを含むものとして表される。コントローラ102は、フレックスケーブル104を介してLDD310と通信する。
バイアス回路112は、コントローラ102からチップ許可(ENA)信号を受信するとき、LDD310のアナログ回路にバイアスをかけるために用いられるバイアス電圧とバイアス電流を生成する。ENA信号は、出力を直接許可もする。コントローラ112からISLOPE信号を受信し、OPU上のRSETレジスタに接続された基準回路314は、LDD310の様々なDACに供給される様々なバイアス電圧とバイアス電流を生成する。
シリアルインターフェース318は、シリアル許可(serial enable: SEN)信号およびシリアルクロック(serial clock: SCLK)シグナルをコントローラ102から受信する。また、双方向シリアルデータ入力/出力(SDIO)ラインは、コントローラ102にSERバス319を介してLDD310の中のレジスタにデータを書き込ませ、また、レジスタからデータを読み込ませる。例えば、ライトストラテジーのアップデート(write strategy updates)は、SDIO、シリアルインターフェース、およびシリアル(SER)バス319を用いて供給されることができる。SERバス319は、データバス部(例えば8ビット長)およびアドレスバス部(例えば、7ビット長)を含む。
デジタル回路を含むライトストラテジージェネレータ(WSG)316は、デジタル信号(例えば、様々なタイミング信号の集合)をWSGバス317に供給する。WSGバス317は、適切なライトストラテジー(例えば、CD標準、DVD標準またはBD標準のメディア、および/またはサポートされるスピードに依存する場合がある)を実装(implement)するために用いられる。WSG316は、コントローラ102からデータクロック(CLK)および読み出し書き込みモード信号(RWB)を受信する。例えば、LOW RWB信号がWRITEを指定することができ、HIGH RWB信号がREADを指定することができ、また、その逆であってもよい。WSG316は、いつマークがディスクに書き込まれるかを指定するNRZ(Non-Return-to-Zero)と表示されたデータラインも受信する。WSG316は、DVD RAMタイプのメディアのために用いられるランド/グルーブバー(land/groove bar: LBG)信号を受信するものとしても表される。このメディアでは、マークはメディアのランド部とグルーブ部の両方において形成される。ランドまたはグルーブへ書き込むとき、書き込み電流条件は異なる。
LDD310の読み出しチャネルは、読み出しDAC322、アンプ326、および読み出しドライバ328を含むものとして表される。読み出しDAC322は、読み出しレジスタ321内で指定されたデジタルデータレベルにより特定されたレベルのアナログ信号を出力する。読み出しレジスタ321は、シリアルインターフェース318とSERバス319を介してコントローラ102によりアップデートされることができる。コントローラ102は、加算機324によって読み出しDACの出力に加算されるアナログのINR信号を供給することもできる。読み出しDAC322の出力(加算されたINRを伴う、または伴わない)はアンプ326に供給され、アンプ326の出力は読み出しドライバ328に供給される。WSG316は、いつ読み出しチャネルがWSGバス317の1つ以上のラインを介してスイッチS1を制御することにより出力を生むかを制御することができる。例えば、シリアル読み出し許可信号は、WSG316にスイッチS1を開閉させてもよい。
LDD310の書き込みチャネルは、書き込みレジスタ338からのデジタル入力を受信する書き込みDAC332を含むものとして表される。WSG316は、WSGバス317を介して、書き込みレジスタ338のどのレジスタが書き込みDAC332にデジタル入力を供給するかを選択し、それにより、書き込みチャネルによって出力される信号の振幅を制御する。PMAX・DAC336は、PMAXレジスタから受信されるデジタル入力を書き込みDAC332の基準入力に適用されるアナログ出力(単にPMAXと称される)に変換する。書き込みDAC332は、増倍率(multiplication factor)を指定するPMAXを伴う増倍型(multiplier type)DACでもよい。より詳しくは、書き込みDAC332の出力は、基準入力(すなわち、PMAX)によって増倍されるマルチビットデジタル書き込み値(書き込みレジスタ338の1つによって適用される)と比例していてもよい。例えば、書き込みDAC332の出力は、PMAXによって増倍され、RSETとISLOPEによってセットされる基準によってさらに増倍されるマルチビットデジタル入力値(レジスタ338の1つからの)の積に等しくてもよい。書き込みレジスタ338とPMAXレジスタ334の内容は、シリアルインターフェース318とSERバス319を介してコントローラ102によりアップデートされることができる。特定の実施例においては、DAC332は、レーザーダイオード108を駆動させるために十分な電流を供給する。他の実施例においては、ドライバが出力DAC332で加えられてもよい。
オシレータチャネル(別名、高周波数変調(high frequency modulation: HFM)チャネル)は、振動様式(oscillating manner)の様々なレベルを出力することができるオシレータ(OSC)DAC372を含むものとして表される。示される実施例においては、OSC DAC372への入力は、複数のパラレルANDゲート365の出力である。ANDゲート365の各々は、オシレータ359の出力とオシレータ振幅選択回路(oscillator amplitude selection circuit)360の出力を受信する。オシレータ周波数DAC352、スペクトル拡散(spread spectrum: SS)周波数DAC354、およびSS振幅(amplitude)DAC356は、デジタル入力をレジスタ351、353および355からそれぞれ受信する。コントローラは、シリアルインターフェース318とSERバス319を介して、レジスタ351、353と355の内容をアップデートすることができる。レジスタ351とオシレータ周波数DAC352は、オシレータ359の周波数を指定するために用いられる。レジスタ353およびSS周波数DAC354はSSオシレータ357の周波数を指定するために用いられ、レジスタ355およびSS振幅DAC356はSSオシレータ357の振幅を指定するために用いられる。SSオシレータ357のスペクトル拡散出力は加算機358によってオシレータ周波数DAC352の出力に加算され、それによって、オシレータチャネルによって生成される高調波を拡散する。オシレータ振幅回路360は、2つのレジスタ361、362およびセレクタ363から成る。ライトストラテジープログラミングによれば、WSGバス317は、セレクタ363を介してこれらの2つのレジスタの1つを選択するために用いられる1つ、または2つのタイミングラインを含む。WSGバス317は、オシレータ359のモードを制御するために、いくつかのタイミングラインも有する。オシレータは、WSGバス317からの制御により、ロー(low)、ハイ(high)、または振動していることができる。したがって、WSG316によって指示されるように、オシレータ359は、ゼロ、DCターム(DC term)としてのOSC−LO362の値、またはDCタームと振動ターム(oscillating term)のいずれか一方としてのOSC−HI361の値を出力させられることができる。特定の実施例においては、DAC372はレーザーダイオード108を駆動させるために十分な電流を供給する。他の実施例においては、ドライバが出力DAC372で加えられてもよい。
制御レジスタ340の内容は、シリアルインターフェース318およびSERバス319を介してコントローラ102によってアップデートされることもできる。例えば、制御レジスタ340は、読み出しチャネル、書き込みチャネル、およびオシレータチャネルを許可するための部分(bits)を含んでもよい。制御レジスタ340は、いくつかのIoutピンのどれが動作中かを選択するための制御ビットを含んでもよい。制御レジスタ340は、位相同期回路(phase lock loop: PLL)のための独立した許可ビット(separate enable bits)も有してよい。制御レジスタ340は、様々な役割のための様々なモードビットも有してよい。
図4に示される典型的なタイミング図は、IOUTのための様々な出力レベルがWSG・LDD310を用いてどのように生成されることができるかを示す。図4からわかるように、WSG・LDD310は書き込みDAC332の入力に多くのデジタル値の1つを送る能力を有する。書き込みレジスタ338を選択する制御ラインにはタイミングエラーがありえるかもしれないが、全てのタイミング問題(timing problem)が1つのシリコンに限定されるので、それらは最小限に抑えられる。対照的に、従来型LDD110において、タイミングはコントローラ102、フレックスケーブル104、およびLDD110に影響を与え、それによってチャネル間の遅延の変化量を増やす。また、WSG・LDD310は、サポートされるあらゆる出力電流レベルのための追加のアナログラインやデジタルライン(またはそれらの組)を必要としない。したがって、サポートされる出力電流レベルの数が増えたときに、WSG・LDD310のためのピンの数は同じに保たれることができる。さらに、コントローラ102からWSG・LDD310へ送られる大部分の信号はデジタルであるため、信号は雑音に影響されにくく、より忠実度が高い波形(higher fidelity waveforms)になる。さらに、制御信号へのコード(flex)のフィルタリング効果(filtering effect)がタイミング忠実度(timing fidelity)を直接制限しないので、WSG・LDD310は高い速度(例えば、16X DVD速度)をより簡単にサポートすることができる。しかし、WSG・LDD310が従来型LDD110の問題の多くを解決する一方、WSG・LDD310は大量の複雑なデジタル回路を含み、その生産にコストと試験時間を追加する場合がある。その上、このような回路は、WSG・LDD310の電力消費および熱出力を従来型LDD110のそれよりも高くする。さらに、多くのOPUユーザー/顧客は、彼らの従来型のコントローラおよびLDDソリューション(LDD solutions)から大きな変更を行うことを望まない。上記の理由で、ハイブリッドタイプLDDはここに提供される。
典型的なタイプのハイブリッドLDD510Aは、図5Aで示される。このハイブリッドLDD510Aは、従来型の読み出し入力、書き込み入力、およびオシレータ入力(INR、REN、WEN2〜WEN5、およびOSEN)をコントローラ102から受け入れ、従来型の読み出しドライバ131、従来型の書き込みドライバ132〜135、および従来型のオシレータドライバ154を含む。しかし、ハイブリッドLDD510Aは、WSG・LDD(例えば、図3を参照)に一般的に含まれる読み出しチャネルのためのシリアルインターフェース318、SERバス319、基準回路314、レジスタ321、および読み出しDAC322、ならびに、オシレータチャネルのための更なるレジスタ(351、353、355)、DAC(352、354、356)、およびSSオシレータ357を含むため、従来型LDD110と異なる。その上、ハイブリッドLDD510Aは、各々の書き込みチャネルのためのレジスタ(522、523、524、および525)および書き込みDAC(532、533、534、および535)を含む。そして、それらのいずれも従来型LDD110には提供されない。また、ハイブリッドLDD510Aは、オシレータチャネルによって生成される信号の振幅を制御するために、振幅レジスタ(amplitude register)560およびDAC561を含む。
図5Aの実施例においては、読み出しチャネルと複数の書き込みチャネルによって生成される出力の振幅を制御するために、コントローラ102は、SERバス319を介して様々なレジスタと通信するシリアルインターフェース318にSDIOラインを介してアップデートを送ることによって、様々な振幅レジスタ(例えば、321、522〜525、および560)をアップデートすることができる。したがって、コントローラ102は、もはや雑音に影響されやすいアナログ入力ライン(例えば、INR〜IN5)をフレックスケーブル104を介して送る必要はない。同様に、オシレータチャネルによって生成される信号の振幅と周波数を制御するために、コントローラ102は、SDIOラインを介してこのようなアップデートを送ることによって、様々な振幅レジスタと周波数レジスタ(例えば、351〜355と560)をアップデートすることができる。したがって、オシレータチャネルの振幅および周波数を調節するために、RAMPレジスタおよびRFREQレジスタをOPU上に設置/調整する必要はない。ハイブリッドLDD510Aは、LDDの中にスペクトル拡散機能を含んでもよい。従来型LDDが、これらのSS機能を有しうる可能性はある。しかし、従来型LDDにおいては、SS周波数とSS振幅は、DACの代わりにレジスタで調節されるであろう。読み出しレジスタ、書き込みレジスタ、およびDACが除去されて従来型LDDのINラインと交換され、シリアルインターフェースがオシレータを制御するために用いられるだけになる可能性もある。
コントローラ102がなおタイミング許可ライン(例えば、REN、WEN2〜WEN5、およびOSCEN)を用いて書き込みチャネル、読み出しチャネル、およびオシレータチャネルのタイミングを制御するという点で、ハイブリッドLDD510AはWSG・LDD310(図3を参照)と異なる。言い換えると、コントローラ102は、ハイブリッドLDD510AのIOUT信号のタイミングを制御するために、従来型LDD110のOUT信号のタイミングを制御するために用いられるタイミングと同様のタイミングを用いることができる。ハイブリッドLDD510Aと従来型LDD110との間の比較により、ハイブリッドLDDが同様の方法、すなわち様々な読み出しドライバと書き込みドライバ131〜135に関連したスイッチを制御する方法、で許可ラインを用いることも分かる。さらに、WSGはハイブリッドLDD51OAに実装されない。このことは、WSG310と比較して、ハイブリッドLDD510Aのコスト、試験、熱出力、および複雑さを減らす可能性がある。上記の理由により、もしユーザー/顧客が彼らの従来型のLDDソリューションに大きな変更を行うことを望んでおらず、しかし、ピン総数および/またはフレックスケーブル104を介して送られるアナログラインの数を減らすことを望んでいるならば、OPUユーザー/顧客はハイブリッドLDD510Aが望ましいと気付く可能性がある。
本発明の一実施例に係るハイブリッドLDD510Bは、図5Bに示される。このハイブリッドLDD510Bは、ハイブリッドLDD510Aと同様に、従来型の読み出し入力、書き込み入力、およびオシレータ入力(INR、REN、WEN2〜WEN5、およびOSCEN)をコントローラ102から受け入れ、従来型の読み出しドライバ131、従来型の書き込みドライバ132〜135、および従来型のオシレータドライバ154を含む。しかしながら、読み出しチャネル、書き込みチャネル、およびオシレータチャネル内のスイッチを直接制御するためにこれらの許可ラインを用いずに、読み出し許可ラインおよび書き込み許可ライン(RENおよびWEN2〜WEN5)ならびにOSCENラインは、デコーダ570に供給される。デコーダ570は、様々な読み出しチャネル、書き込みチャネル、およびオシレータチャネルの様々なスイッチを制御するために、デコーダバス572上に様々なタイミング信号を出力する。例えば、デコーダ570は、ENRラインまたはシリアル信号に基づいて、またはコントローラ102から受信されるWEN信号のデコーディングに基づいて、読み出しチャネルのスイッチS1を制御する場合がある。同様に、デコーダ570は、WEN2〜WEN5ラインに基づいて、従来型LDDの場合とは異なる方法で、書き込みチャネルのスイッチS2〜S5を制御する場合がある。さらに、デコーダ570は、OSCENのライン、またはRENラインおよびWENのラインに基づいて、オシレータチャネルのスイッチS6を制御する。下の更なる詳細で説明されるように、他の実施例において、状態機械(state machine)がデコーダの代わりに用いられることができる。
ハイブリッドLDD510Aのためのタイミング図は、先に述べたような従来型LDD110のためのタイミング図である図2のタイミング図と基本的に同じである。これは、独立した書き込みチャネルのタイミングを基本的に制御する各々の書き込み許可信号とともに、従来型LDD110のために用いられるものと同じタイミング信号がハイブリッドLDD510Aのために用いられるためである。このように、ハイブリッドLDD510Aの従来型LDD110に対するいくらかの利点がある一方、ハイブリッドLDD510Aは従来型LDD110と同じ問題のいくらかで苦しむ場合がある。例えば、ハイブリッドLDD510Aのためのタイミング制御は従来型LDD110と同一であり、そのため、従来型LDD110と同じタイミングエラーがあるだろう。しかし、ハイブリッドLDD510Bについては、WENラインがどのように出力を制御するかの定義(definition)を変えることができ、それによって、従来型LDD110のタイミングを変更し、場合によっては改善することができるかもしれない。従来型LDD110に対するハイブリッドLDD510Aおよび510Bの利点は、より少ないアナログ信号がフレックスケーブル104を介してコントローラ102からハイブリッドLDDまで送られるということである。より詳しくは、ハイブリッドLDD510Aおよび510Bは、コントローラ102からのアナログ書き込みレベル(すなわち、振幅調節)信号IN2〜IN5に依存せず、オシレータ周波数およびオシレータ振幅を制御するための多数のピンおよびレジスタも必要としない。むしろ、様々なチャネルのための振幅レベルは、レジスタを用いて制御され、また、SDIOライン、シリアルインターフェース318、およびSERバス319を用いてコントローラ102により読み込まれ、アップデートされる。このフレックスケーブル104を介して送られるアナログ信号の減少は、信号忠実度(signal fidelity)を改善し、ピン総数を減らすはずである。
ハイブリッドLDD510Bは、ハイブリッドLDD510Aに対する多くの利点を有する。例えば、ハイブリッドLDD510Bでは、ハイブリッドLDD510Aと比較して、より少ないフレックスケーブル104の導線または配線が同量のWEN信号を受け入れるために用いられる場合がある。例えば、8つのWEN信号を受け入れるために、ハイブリッドLDD510Bは、ハイブリッドLDD510Aが8つ必要とするであろうコード(flex)のWENラインを3つ必要とするのみである場合がある。その上、ハイブリッドLDD510Bでは、ハイブリッドLDD510Aの場合と異なり、更なるWEN信号ラインを加えることなく更なる書き込みパワーレベルをコードに加えることができる。また、まさに上に説明されたように、LDD510Aが従来型LDD110と同じタイミングエラーを生成する場合がある一方、ハイブリッドLDD510Bでは、このようなエラーを避けるためにWENラインがどのように出力を制御するかという定義が修正される(modified)ことができる。
本発明の更なる実施例に係るハイブリッドLDD510Cは、図5Cに示される。図1の従来型LDDのように、ハイブリッドLDD510Cは書き込みレベル入力信号IN2、IN3、およびIN4(およびオプションとしてIN5)を受信して、読み出しレベル入力信号INRを受信することもできる。しかし、ハイブリッドLDD510Cと従来型LDD110の違いである、外部コントローラ102で生成されるハイブリッドLDD510Cの書き込み許可信号WEN2〜WEN4(ならびにオプションとして読み出し許可信号REN、およびオプションとしてオシレータ許可信号OSCEN)は、書き込みチャネル(そして、おそらく読み出しチャネルおよびオシレータチャネル)のドライバ(例えば、132〜134)ではなく、内蔵LDDコントローラ580により受信される。したがって、ハイブリッドLDD510Cは、従来型のレベル入力信号(振幅入力とも呼ばれる)と従来型の許可入力信号(タイミング入力とも呼ばれる)を受け入れるため、従来型ハイブリッドLDD510Cと呼ばれる場合があるが、下記の説明から理解されるように、内蔵LDDコントローラ580を用いることにより、より高い適応性(flexibility)を許容する。
図1の従来型LDD110は、図2のタイミング図を参照して一例が上で記述されたサムエンコーディング(sum encoding)の利用に基本的に制限されている。対照的に、本発明の実施例の従来型ハイブリッドLDD510Cは、外部コントローラ102からグレイコード(Gray codes)を受け入れることができ、それによってさらに多くの書き込みレベルオプションを許容する。以下に詳細に説明されるように、このようなグレイコードは、許可タイミング入力(enable timing inputs)のうちの1つ以上が同時に状態(state)を変えることになった場合に発生するタイミング誤り問題を避けるために用いられることができる。さらに、図15A〜15Dを参照して以下に記載される、グレイコードを減少させる特定のデータ信号速度は、従来型ハイブリッドLDD510Cによって受け入れられることができる。また、従来型ハイブリッドLDD510Cは、LDDコントローラ580を含むので、RWB信号およびWEN信号の使用(例えば、エンコード)により、LDDの更なる機能を制御、および修正することができる。このことは従来型LDD110では不可能であった。実装例(implementation)によれば、図5Cと5Dにおいて、書き込み許可(WEN)信号、書き込み許可バー(WEB)信号、またはRWB信号が書き込みモードを許可するために用いられることができるのであれば、WEN信号またはWEB信号はRWB信号の代わりに用いられることができる。
図1のケースであったように、INR信号は、外部コントローラ102により生成されるアナログ電流信号またはアナログ電圧信号であり、読み出しチャネルが許可されるときに読み出しチャネルによって信号出力の振幅を指定するために用いられる。IN2〜IN4(およびオプションとしてIN5)信号は、外部コントローラ102で生成されるアナログ電流または電圧信号であり、書き込みチャネルが許可されるときに様々な書き込みチャネルによって出力される信号の振幅を指定するために用いられる。図2を参照して記述されるように、図1の従来型LDD110は、様々な書き込み電流を合計することによってその様々な書き込みレベルおよびタイミングを生成する。これは、サムエンコーディングと呼ばれる場合がある。対照的に、図5Cの従来のハイブリッドLDD510CのLDDコントローラ580は、外部コントローラ102から受信した許可信号をデコードし、デコードの結果およびプログラマブルレジスタの内容に基づいて、どの書き込みチャネルが許可されるか、およびオプションとして読み出しチャネルおよび/またはオシレータチャネルが許可されるかどうかを制御する。他の実施例においては、読み出しチャネルのスイッチS1は、レジスタの内容によって制御される。言い換えると、読み出しチャネルは、LDDコントローラ580の出力によって、または、レジスタの内容によって許可されることができる。
図1の従来型LDD110と図5Cの従来型ハイブリッドLDD510Cとのもう一つの違いは、従来型ハイブリッドLDD510Cがシリアルインターフェース318を含むということである。シリアルインターフェース318は、外部コントローラ102から、シリアル許可(SEN)信号、シリアルクロック(SCLK)信号、および双方向性シリアルデータ入力/出力(serial data input/output: SDIO)を受信する。SDIOラインは、外部コントローラ102に、シリアル(SER)バス319を介したLDD510C内のレジスタへのデータの書き込みおよびレジスタからのデータの読み込みを行わせることができる。例えば、LDDコントローラ580の内部または外部の制御レジスタは、SDIO、シリアルインターフェース318、およびシリアルバス(serial bus)319を用いて、書き込みおよび読み込みを行うことができる。シリアルバス319は、データバス部(例えば8または9ビット長)とアドレスバス部(例えば、7ビット長)を含む。制御レジスタ340は、許可ライン(外部コントローラ102から受信される)のどの組合せによって、1つ以上の書き込みチャネルが許可されるか、読み出しドライバが許可されるか、オシレータドライバが許可されるか、等を制御するために用いられることができる。制御レジスタ340は、LDDコントローラ580から独立したものとして図5Cに示されるが、これも制御レジスタ340がLDDコントローラ580の内部にある本発明の範囲にある。さらに、コントローラ102をシリアルインターフェース318に接続する3つのラインバス(SENライン、SCLKライン、およびSDIOラインを含む)が他のバス、例えば、2つのラインバス(例えばI2Cバスなど)または1つのラインバスとさえも入れ替えられることができ、しかしそれに限られない点に注意する。
図1の従来型LDD110においては、オシレータチャネルは、オシレータ153が生成されるOSCENラインを介して外部コントローラ102により許可されるときに、発振出力を供給するだけである。対照的に、従来型ハイブリッドLDD510Cにおいては、OSCEN信号はLDDコントローラ580に直接供給されることができる。別の場合、OSCEN信号の使用は完全に除かれることができ、従来型ハイブリッドLDD510Cのオシレータチャネルは書き込み許可RWBラインおよび書き込み許可WENラインによって制御されることができる。OSCENラインの除去は、下記の図5Dの説明から、よりよく理解されることができる。
図5Dは、図5Cで紹介されたLDDコントローラ580のいくつかの付加的な詳細を供給する。ここで、LDDコントローラ580は、RWBライン、WEN2ライン、WEN3ライン、およびWEN4ラインを受信するだけのものとして表される。しかし、一つ以上の更なるラインは、もし用いられるならば(例えば、WEN5、RENおよび/またOSCEN)、LDDコントローラ580により受信されることができる。図5Dを参照すれば、LDDコントローラ580は、デコーダ581、制御バス582、読み出しおよび書き込み出力コントローラ583、オシレータ出力コントローラ584、光学的電流電圧サンプルコントローラ(optical current-to-voltage sample controller)585、およびレーザー電圧サンプルコントローラ(laser voltage sample controller)586を含む。読み出しおよび書き込み出力コントローラ583は2台のコントローラに分けられることができ、あるいは、読み出しチャネルはレジスタによって制御されることができる。図5Dにおいては、RWB信号は、読み出し/書き込み許可信号(読み出し/書き込みバーとも呼ばれる)であり、書き込みモードまたは読み込みモードのいずれかを許可する。図5A〜5Cには示されていないが、RWB信号は、それらの実施例で用いられることもできる。上記のように、実装例によれば、書き込み許可(WEN)信号、書き込み許可バー(WEB)信号、またはRWB信号が書き込みモードを許可するために用いられることができるのであれば、WEN信号またはWEB信号はRWB信号の代わりに用いられることができる。
デコーダ581は、NONE、000、001...111と名前を付けられた9つの出力を有するものとして表されるが、より多くまたはより少ない出力を有することができる。デコーダ581のための例示的な真理値表が表1において以下に示されるが、限定を目的とするものではない。
Figure 2011523216
実施例においては、表1から理解されるように、デコーダ581の出力のただ1つが一度に動作中になる。出力コントローラおよびサンプルコントローラ583、584、585、586等の様々な出力は、デコーダ581の出力に基づいて許可、または不許可される。例えば、デコーダ581のNONE出力が動作中であるならば、図5Cに示されるスイッチSlおよびS6が閉じている場合があり、LDD510Cは読み出しモードにあるであろう。もう一つの例としては、デコーダ581の000出力が動作中であるならば、図5Cの中のスイッチS4が閉じている場合があり、LDD510Cが第1の書き込み電流レベルでレーザーダイオード108を動作させる。動作中のデコーダ581の000出力は、例えば、光学的電流電圧サンプルコントローラ585にサンプリング信号を出力させることができ、かつ/または、レーザー電圧サンプルコントローラにサンプリング信号を出力させることができる。言い換えると、デコーダ581の特定の動作中の出力は、1つ以上のコントローラ583、584、585、586の1つ以上の出力を作動させるために用いられることができる。もう一つの例として、デコーダの110出力が動作中であるならば、図5C中のスイッチS2およびS3が閉じられる場合があり、LDD510Cが、書き込みドライバ132および133によって生成される電流を加えることにより生成される電流レベルでレーザーダイオード108を動作させる。
オシレータコントローラ584の一部の典型的な詳細は、図5Eに示される。より一般的には、図5Eは、シリアル制御レジスタ593が装置動作(device activity)のプログラム可能な選択(programmable selection)をするためにデコードされた信号(例えば、デコーダ581により出力されたもの)でどのように作動することができるかを表す。図5Eを参照すれば、AND−ORロジック(ANDゲート596とORゲート597を含む)、レジスタ593、アドレスデコーダ591、更なるANDゲート592および594、ならびに選択的に許可されたバッファ595は、オシレータコントローラ584の出力を選択的に作動させるために用いられることができる。類似した回路は、オシレータコントローラ584の各々の出力のために供給されることができる。さらに、類似した回路は、コントローラ583、584、585、586の各々の、各々の出力のために供給されることができる。代わりの回路が用いられることができるが、それは本発明の範囲内である。
図5Eの典型的な回路のいくつかの付加的な詳細がこれから記述される。図5Eに示される様々なアドレスラインは、シリアルバス319の一部、例えば、アドレスデコーダ591に供給されるシリアルアドレス部(例えば、7ビット長)およびレジスタ593に供給される(またはレジスタ593から読み出される)シリアルデータ部(例えば、9ビット長)を伴う、として表される。また、シリアル書き込みストロボ(write strobe: WS)信号がANDゲート592に供給され、シリアル読み出しストロボ(read strobe: RS)はANDゲート594に供給される。シリアルWS信号およびシリアルRS信号は、例えば、RWB信号によって制御されることができる。シリアルアドレスがアドレスデコーダ591に記憶されるアドレスと同じであるならば、アドレスデコーダの出力はハイ(high)になり、2つのANDゲート592および594に供給される。WS信号とRS信号のいずれがハイであるかによって、レジスタ593(例えば、9ビットのレジスタ)は書き込むか、読み出される。レジスタ593の出力は、ANDゲート596の1つの入力に供給されるレジスタ593の各々のビット(bit)で、バス598(例えば、9ビットのバス)に接続される。この方式では、デコーダ581の出力のいずれがANDゲート596の出力をハイにするか、ひいてはORゲート597の出力をハイにするかをレジスタ593の内容が定義する。言い換えると、図5Eの回路は、完全にプログラム可能な制御ブロックを提供する。
図6Aは、本発明の他の実施例に係るハイブリッドLDD610を示す。ハイブリッドLDD510Bの様に、ハイブリッドLDD610は、様々な読み出し許可ライン、書き込み許可ライン、およびオシレータ許可ライン(REN、WEN1〜WEN5、およびOSCEN)をコントローラ102から受信するデコーダ570を含む。また、ハイブリッドLDD610Bは、コントローラがDIOラインを介してシリアルデータを送ることによりLDD610内でレジスタをアップデートすることを許可するシリアルインターフェース318を含む。しかし、ハイブリッドLDD610とハイブリッドLDD51OBの違いは、ハイブリッドLDD610の残りの構成要素(remaining components)が、従来型LDD110よりもむしろ、WSG・LDD310に似ているということである。したがって、ハイブリッドLDD610は、従来型の許可入力(タイミング入力とも呼ばれる)を受け入れるため、WSGハイブリッドLDD610と呼ばれる場合があるが、WSG・LDD310と同様に内部的に動作する。WSGハイブリッドLDD610とWSG・LDD310(図3に描かれる)との大きな類似点は、それらが両方とも、1つの書き込みチャネルにつき1つの書き込みDACを必要とする(例えば、図5Aおよび5Bのように)のではなく、ただ1つの書き込みチャネル(1つの書き込みDAC336を伴う)を有することである。好ましくは、WSGハイブリッドLDD610のデコーダ570は、ただ1つの書き込みDACレジスタ338が一度に許可されるような様々なWEN信号を変換する。しかし、デコーディングが従来型LDDを単に模倣するのであれば、ハイブリッドLDDは従来型LDDと同じタイプのタイミング誤り(timing glitch)問題で苦しむであろう。しかし、グリッチエラー(glitch errors)が減少するか、または取り除かれさえするような方法でWENラインをデコードすることは可能である。
ハイブリッドWSG・LDD610のためのタイミング図は、それは先に述べたようなWSG・LDD310のためのタイミング図である図4のタイミング図に似ているだろう。図6Aを参照すると、ハイブリッドWSG・LDD610のデコーダ570は、様々な許可タイミング信号(enable timing signals)REN、WEN2〜WEN5、およびOSENをコントローラ102から受信する。もしデコーダが従来型LDDを模倣するならば、REN信号に基づいて、デコーダ570はデコードバス572を用いて読み出しチャネルのスイッチSlを制御する。もしデコーダが従来型LDDを模倣するならば、WEN2〜WEN5信号に基づいて、デコーダ570は、デコードバス572を用いて書き込みレジスタ338から書き込みDAC332へデジタル値を選択的に提供することによって、書き込みチャネルの出力のタイミングと振幅を制御する。もしデコーダが従来型LDDを模倣するならば、OSCEN信号に基づいて、デコーダ570は、デコードバス572を用いてオシレータチャネルのオシレータ359およびセレクタ363を制御する。しかし、デコーダは、従来型LDDを模倣する必要がなかった。例えば、デコーダ570は、RENラインおよびOSCENライン、ならびにおそらく一つ以上のWENラインを除外して、ENAラインおよびいくつかのWENラインを受け入れるだけのように変更される場合がある。また、後述するように、デコーダ570は、グレイコード化された入力を様々な出力チャネルを制御するために用いられる出力に変換するように設計されることができる。もしグレイコードがWENライン上で用いられるならば、コントローラ102は、デコーダ570で行われるデコーディングに合致(match)するように修正される必要がある場合がある。
WSGハイブリッドLDD610は、WSG・LDD310の利益の多くを許容するだろうが、ユーザー/顧客に彼らの従来型タイミング信号の使用を続けることを許すだろう。その上、WSGハイブリッドLDD610は、ライトストラテジー制御の多くをコントローラ102内に維持することをユーザー/顧客に認めるだろう。適応性のあるデコーダ(flexible decoder)(すなわち、SERバス319を介して修正されることができるデコーダ)を提供することによって、WSG型のハイブリッド(WSG type of hybrid)は、ユーザーがコントローラ102に異なったプログラムするような移動経路(migration path)を提供する、または向上したデコーダの可能性を生かすように制御ハードウェアを修正することができる。
本発明の一実施例によれば、図6Bは、他のWSGハイブリッドLDD610Bのハイレベル・ブロック図である。WSGハイブリッドLDD610BはWSGハイブリッドLDD610Aと類似しているが、LDDコントローラ580(図5C〜5Eを参照して先に述べたような)は、デコーダ/状態機械の代わりに用いられる。上記のように、実装例によれば、書き込み許可(WEN)信号、書き込み許可バー(WEB)信号、またはRWB信号が書き込みモードを許可するために用いられるのであれば、WEN信号またはWEB信号はRWB信号の代わりに用いられることができる。
図7に示される更なるハイブリッドLDD710は、DAC322、532、533、534、および535の1つの出力をトランジスタQlの制御ターミナル(すなわち、ゲートまたはベース)に接続する選択スイッチ702を含む。トランジスタQlの電流経路(すなわち、ソース−ドレイン経路またはエミッタ−コレクタ経路)を流れる電流の量は、トランジスタQlの制御ターミナル(すなわち、ゲートまたはベース)に供給される電圧によって制御される。スイッチ702は、デコーダ570により、デコーダバス572を用いて制御される。詳細は示さないが、DAC(322および532〜535)およびアンプ(121〜125)からの回路は、Qlのゲートに供給される制御電圧がレジスタ値(321および522〜525)に比例するQlのドレイン電流を生成することができるように設計される場合がある。この実施例において、異なる振幅レジスタ321および522〜525に記憶される異なるデジタル値は、トランジスタQlのゲート(またはベース)に必要とされる電圧レベルを供給し、それによってIOUTのために望ましい異なるレベル生成するために用いられる。この実施例においては、レジスタ321および522〜525、DAC322および532〜535、アンプ121〜125、スイッチ702、ならびにトランジスタQlは、読み出し/書き込みチャネルの一部であるとみなされることができる。図6Aの実施例と同様に動作するオシレータチャネルの出力は、トランジスタQlによって生成される電流(すなわち、読み出し/書き込みチャネルによって生成される電流)に加算され、レーザーダイオード108を動かす。図5および図6の場合のように、読み出しチャネルが独立したドライバを有することは、この構成においてもあり得る。他の実施例においては、LDDコントローラ580(図5C〜5Eを参照して先に述べたような)が、図7に示されるデコーダ/状態機械570の代わりに用いられることができる。
図8は、タイプRメディア(レコードワンスメディア)への書き込みに用いられる任意のマーク−スペース信号802のために生成されることができる様々な典型的なIOUT信号を示す。信号804は、2つの異なるレベルである、Per(Power Erase)レベルおよび書き込みのためのPfw(Power First Write)レベルのみを含む。信号806は、書き込みのためのPfwレベルおよびPb(Power Bias)レベル、ならびにPerレベルを含む3つの異なるレベルを含む。信号808と810は、書き込みのためのPfwレベルおよびPbレベル、Perレベル、ならびにメディアの冷却のためのPcl(Power Cool)レベルを含む4つのレベルを含む。信号812は、Pmfp(Power Middle first Pulse)レベル、書き込みのためのPfwレベルおよびPbレベル、並びにPerレベルおよびPclレベルを含む5つの異なるレベルを含む。信号812の右端の部分は、Perレベルに加算されるオシレータ出力も示す。
図9は、タイプRWメディア(リライタブルメディア)への書き込みに用いられる任意のマーク−スペース信号902のために生成されることができる様々な典型的なIOUT信号を示す。信号904と906は、書き込みのためのPfwレベルおよびPbレベル、ならびにPerレベルを含む3つの異なるレベルを含む。信号908、910、および912は、書き込みのためのPfwレベル、Pbレベル、およびPmw(Power Middle Write)レベル、Perレベル、ならびにPclレベルを含む4つの信号を含む。信号914は、書き込みのためのPfwレベル、Pbレベル、Pmwレベル、およびPlw(Power Last Write)レベル、Perレベル、ならびにPclレベルを含む6つの信号を含む。信号916は、書き込みのためのPfwレベル、Pmfwレベル、Pbレベル、Pmwレベル、およびPlwレベル、Perレベル、ならびにPclレベルを含む7つの信号を含む。信号918は、書き込みのためのPfwレベル、Pmfwレベル、Pbレベル、Pmwレベル、およびPlwレベルレベル、Perレベル、更なる消去レベルPeer、ならびにPclレベルを含む8つの信号を含む。
用いられている特定のライトストラテジーに係わらず、LDDは概して読み出しのために用いられるパワーリード(Power Read: Pread)レベルおよびオフレベル(off level)も生成する必要があるだろう。Preadレベルは、例えば、オフレベルとPerレベルの間にあることができるが、ある必要はない。場合によっては、読み出しレベルは、読み出し電流およびオシレータ−オフレベル(oscillator-off level)から成るだろう。
図5〜7を参照して先に述べたハイブリッドLDDにおいて、様々な許可ライン(例えば、REN、WEN2〜WEN5、およびOSCEN)は、IOUT信号のタイミングを制御するために用いられる。例えば、WEN2ハイ(high)、WEN3〜5ロー(low)(すなわち、WEN2〜WEN5は1000)は、Per書き込みレベルを生成するために用いられ、WEN3ハイ、WEN2、WEN4、およびWEN5ロー(すなわち、WEN2〜WEN5は、0100)は、Pfw書き込みレベルを生成するために用いられたと仮定する。ここでまた、図8中の典型的なIOUT信号804、806、および808に見られるように、ライトストラテジーがPerレベルからPfwレベルへの変換をもたらす場合があると仮定する。WEN2〜WEN5を1000から0100まで変えるとき、2つのビット(すなわち、WEN2ビットおよびWEN3ビット)が変化する。もしこれら2つのビットが同時に変化しないのであれば、ハイブリッドLDDはタイミング誤り問題に見舞われるだろう。例えば、もしWEN3が0から1に変化する前にWEN2が1から0に変化するならば、ハイブリッドLDDは一時的にラインWEN2〜WEN5上の0000を受信し、これに基づいた誤ったIOUT信号を一時的に生成するだろう。他の例として、もしWEN3が0から1に変化した後にWEN2が1から0に変化するならば、ハイブリッドLDDは一時的にラインWEN2〜WEN5上の1100を受信し、これに基づいた誤ったIOUT信号を一時的に生成するだろう。
より一般には、もし許可タイミング入力のうちの1つ以上が同時に状態を変化させることが求められるならば、タイミング誤り問題が発生する場合がある点に注意する。これは、もしそれらがちょうど同時に状態を変化させるならば、両方の入力が望ましい状態に変わる前に生じるいくつかの予測できない状態が存在することになるためである。
このような問題を避けるために、本発明の特定の実施例は、ただ1つのビットが1つの状態から次の状態に変化するコードであるグレイコードの原則を利用する。したがって、このような実施例を記述する前に、いくつかの典型的なグレイコード変換ダイヤグラムを簡単に提供して、グレイコーディングに関連するいくつかの性質を議論することは最初に役立つ。第1に、一度にただ1つのビットが変えられることができるため、Nビットのワード(N bit word)には、可能な変化がN個だけある。もしグレイコードが用いられないならば、2^N−1個の可能な変化がある。このように、グレイコードに従うとき、多くの変化の可能性が捨てられる。第2には、どんなコードワード(code word)でも、N個だけ、またはより少ないステップで、他のどのコードワードにも変えられることができる。これは、以下のダイヤグラムの中でレベルが言及することである。グレイコードのもう一つの制限は、ダイヤグラムの中のループ(loop)が偶数のステップでも生じることである。このことは、いくつかのストラテジーが奇数のステップにおいてループを作るため、ライトストラテジーのためにグレイコードを用いる際に有用である。この場合、余分な「何もしない(do-nothing)」ステップは、ライトストラテジーに挿入されるはずである。グレイコードの使用は、変換における「誤り(glitches)」の発生をなくすが、様々なWENタイミングラインのタイミング違い(timing differences)をなくさない。このように、タイミングエラーはまだ起こる場合があるが、それらはもはや、変換の際に求められないパワーの低下または急増(誤り)を生まない。「Uターン(U-Turns)」を避けるグレイコードを作成するためのこつは、状態機械を通して同じことをする代わりの経路を作成することである。しかし、このことは選択されることができる使用可能な出力レベルの数を減らすため、代償を伴う。
図10Aは、3レベル(レベル0、レベル1、およびレベル2)を含む典型的な2ビットのグレイコード変換ダイヤグラムを示す。ダイヤグラムに示される実線をたどるとき、1ビットだけ変化する。どんな状態から他のどの状態へも2ステップ以下で変換できることは、図10Aから理解することができる。図10Bは、4レベル(レベル0、レベル1、レベル2、およびレベル3)を含む典型的な3ビットのグレイコード変換ダイヤグラムを示す。ここでも、ダイヤグラムに示される実線をたどるとき、1ビットだけ変化する。どんな状態から他のどの状態へも3ステップ以下で変換できることは、図10Bから理解することができる。図10Cは、5レベル(レベル0、レベル1、レベル2、レベル3、およびレベル4)を含む典型的な4ビットのグレイコード変換ダイヤグラムを示す。ここでも、ダイヤグラムに示される実線をたどるとき、1ビットだけ変化する。どんな状態から他のどの状態へも4ステップ以下で変換できることは、図10Cから理解することができる。
ここで図11Aを参照すれば、典型的なIOUT信号は、オフレベル、Preadレベル、Perレベル、およびPfwレベルを含む4つの異なるレベルを含むものとして表される。オフレベルからは、Preadレベルへの変換があり得る。Preadレベルからは、Perレベルまたはオフレベルへの変換があり得る。Perレベルからは、PfwレベルまたはPreadレベルへの変換があり得る。Pfwレベルからは、Perレベルへの変換のみがあり得る。
もし従来のエンコーディングを用いるならば、2つのWENライン(例えば、WEN2およびWEN3)が必要とされ、Pfw=11、Per=01であり、Readは独立している。この単純な2つのレベルでは、Pfw=01、およびPer=10でない限り、書き込みパワー誤りを避けることができる。
本発明の特定の実施例を用いて、このようなタイミング誤りを避けることができ、そして、1つ少ない許可ラインを用いることができる。図11Aおよび図11Bを参照して議論される例として、ENAラインは、オフではない(non-off)条件に対して1に等しく、オフ条件に対して0に等しいと仮定することができる。オシレータがPreadの間オンになり、Perの間オフになるということになる場合は、PreadはPerと異なるということも仮定される。そうであれば、全部で4つのIOUTレベル(すなわち、オフ、Pread、Per、およびPfw)のみが必要とされるため、チップ許可(ENA)ラインに加えて、2つの許可ライン(例えば、WEN2およびWEN3)のみが必要になる。ENAラインを無視すれば(IOUTがオフでないときに常に1であると仮定されるため)、WEN2入力およびWEN3入力は、オフレベルのために00、Preadレベルのために01、Perレベルのために11、およびPfwレベルのために10であるとすることができる。図11Bから理解されるように、このような可能なレベルへのグレイコードのマッピングは、一度に1つのビットのみを変化させ、それによって上記の誤り問題を防ぎ、1つ少ない制御ラインが用いられる(例えば、RENは必要ない)。
ここで、わずかにより複雑な例が、図12Aおよび図12Bを参照して議論される。図12Aを参照すると、典型的なIOUT信号は、オフレベル、Preadレベル、Perレベル、ならびにPmfpレベル、Pfwレベル、Pclレベル、およびPbレベルを含む7つの異なるレベルを含むものとして表される。オフレベルについては、Preadレベルへの変換があり得る。Preadレベルからは、Perレベルまたはオフレベルへの変換があり得る。Perレベルからは、PmfpレベルまたはPreadレベルへの変換があり得る。Pclレベルからは、Perレベルへの変換があり得る。Pfwレベルからは、PclレベルまたはPbレベルへの変換があり得る。Pmfpレベルからは、Pfwレベルへの変換があり得る。Pbレベルからは、Pfwレベルへの変換のみがあり得る。
図12Aと12Bを参照して議論される例として、ENAラインは、非オフ(non-off)条件に対して1に等しく、オフ条件に対して0に等しいと仮定することができる。オシレータがPreadの間オンになり、Perの間オフになることがありえる場合は、PreadはPerと異なるということも仮定される。そうであれば、全部で7つのIOUTレベル(すなわち、オフ、Pread、Per、Pel、Pmfp、Pfw、およびPb)が必要とされるため、チップ許可(ENA)ラインに加えて、3つの許可ライン(例えば、WEN2、WEN3、およびWEN4)のみが必要になる。ENAラインを無視すれば(IOUTがオフでないときに常に1であると仮定されるため)、WEN2入力、WEN3入力、およびWEN4入力は、オフレベルのために000、Preadレベルのために001、Perレベルのために011、Pclレベルのために010、Pfwレベルのために010、Pbレベルのために100、およびPmfpレベルのために111であるとすることができる。図12Bから理解されるように、このような可能なレベルへのグレイコードのマッピングは、一度に1つのビットのみを変化させ、それによって上記の誤り問題を防ぐ。
もし同じライトストラテジーが従来型LDDで実装されるならば、RENとOSCENに加えて5つのWENラインが必要とされるだろう。したがって、グレイコーディングがタイミング誤り問題をなくすだけでなく、限られた数の制御ラインに対して得ることができる書き込み状態の数を大きく増やすことがわかる。
ここで、さらにより複雑な例を、図13A〜13Cを参照して議論する。図13Aを参照すると、典型的なIOUT信号は、オフレベル、Preadレベル、Perレベル、Pmfpレベル、Pfwレベル、Pclレベル、Pbレベル、Plwレベル、およびPmwレベルを含む9つの異なるレベルを含むものとして表される。オフレベルからは、Preadレベルへの変換があり得る。Preadレベルからは、Perレベルまたはオフレベルへの変換があり得る。Perレベルからは、PmfpレベルまたはPreadレベルへの変換があり得る。Pclレベルからは、Perレベルへの変換があり得る。Pfwレベルからは、PclレベルまたはPbレベルへの変換があり得る。Pmfpレベルからは、Pfwレベルへの変換があり得る。Pbレベルからは、PlwレベルまたはPmwレベルへの変換があり得る。Plwレベルからは、Pclレベルへの変換があり得る。Pmwレベルからは、Pbレベルへの変換のみがあり得る。
図13Bを参照すると、ENAラインは、非オフ条件に対して1に等しく、オフ条件に対して0に等しいと仮定することができる。図13Bのグレイコード変換ダイヤグラムは、ENAラインに加えて、4つの許可ライン(WEN2、WEN3、WEN4、およびWEN5)を、いかなる変換であっても一度にただ1つのビットが変化することを保証するためにどのように用いることができるかについて示す。図13Aの例は、3つの許可ラインWEN2、WEN3、およびWEN4を用いる機能の限度を超えている。したがって、図13Bは、第4の書き込み許可ラインWEN5をどのように用いることができるかについて示した。
ここでは、3つのWENラインで利用できる状態は8つだけであるが、9つの電流出力状態があるため、3つのWEN制御ラインの機能の限度を超えている。しかし、もし余分なシリアルビットまたはRENライン、またはENA、またはRWBがオフからPreadへ進むために用いられるならば、書き込みのために3つのWENラインは十分であろう。ENAが動作中のときPreadが常にハイ(high)である、もしくは、シリアルRENラインまたはビットが読み出しを許可する、もしくは、RWBラインまたはビットがオフからPreadまで状態を動かすために用いられるという条件があるならば、3つのタイミング許可ライン状況を審査して、3つの許可ラインWEN2、WEN3、およびWEN4を用いることができる。
これは、図13Cのグレイコード変換ダイヤグラムの中で示される。言い換えると、図13Cにおいては、(図13Bと比較して)1つ少ない書き込みタイミング制御ビットをもって、図13Aと同じライトストラテジーが試みられる。もしPmfwが存在しないならば、偶数のステップでPerからPerへのループを作るために、001状態は二重のPerでなければならないだろうということに注意する。ここでは、シリアル制御ビットはオフからPreadへ遷移するために用いられ、書込許可ラインはPreadからPerへ遷移するために用いられる。このように、図13Aのストラテジーは、実際には少なくとも4つの制御ラインを必要とする。
さらに別の例を、図14Aおよび14Bを参照して議論する。図14Aを参照すると、典型的なIOUT信号は、オフレベル、Preadレベル、Perレベル、Peerレベル、Pmfpレベル、Pfwレベル、Pclレベル、Pbレベル、PmwレベルとPIwレベルを含む10の異なるレベルを含むものとして表される。オフレベルからは、Preadレベルへの変換があり得る。Preadレベルからは、Perレベルまたはオフレベルへの変換があり得る。Perレベルからは、PeerレベルまたはPreadレベルへの変換があり得る。Peerレベルからは、Pmfwレベルへの変換があり得る。Pmfwレベルからは、Pfwレベルへの変換があり得る。Pfwレベルからは、PclレベルまたはPbレベルへの変換があり得る。Pclレベルからは、Perレベルへの変換があり得る。Pbレベルからは、PmwレベルまたはPlwレベルへの変換があり得る。Plwレベルからは、Pclレベルへの変換のみがあり得る。Pmwレベルからは、Pbレベルへの変換のみがあり得る。
図14Bを参照すると、ENAラインは、非オフ条件に対して1に等しく、オフ条件に対して0に等しいと仮定することができる。図14Bのグレイコード変換ダイヤグラムは、ENAラインに加えて、4つの許可ライン(WEN2、WEN3、WEN4、およびWEN5)を、いかなる変換であっても一度にただ1つのビットが変化することを保証するためにどのように用いることができるかについて示す。図14Bにおいては、Perの2つの異なるビットの組合せが存在し、両方は、PerからPeerへ遷移するために通り抜けられることがわかる。より詳しくは、図14Bに示されるエンコーディングの組合せを用いてPerからPeerへ遷移するとき、WEN2ライン、WEN3ライン、WEN4ライン、およびWEN5ラインは、初めに0011に(Perのために)なり、それから、1111に(Peerのために)変わる前に、0111に(やはりPerのために)変わる。このことが、複数のラインが一度に変わることを防ぐことになる。また、二重のPer条件は、奇数のPerからPerへの遷移に起因して生じる。
図15Aは、2Tから8Tのマークを書き込むための典型的なNRZI信号を、レーザーダイオード108を駆動させるために用いられる光波形(すなわち、書き込み電流信号またはIOUT信号)とともに示す。グレイコード化された書き込み許可信号WEN2、WEN3、およびWEN4、ならびに読み出し/書き込み許可信号RWB(別名読込み/書込みバー信号)も、図15Aに示される。WEN2、WEN3、およびWEN4はグレイコード化され、これらの1つのみが一度に変化する。言い換えると、WEN2、WEN3、およびWEN4のうちの2つ以上が一度に0から1(またはその逆)に変わる点はない。しかし、5Tのマークの間、WEN3信号は0から1へ変わり、それからすぐに1から0へ戻る。同様に、7Tのマークの間、WEN3信号は1から0へ変わり、それからすぐに0から1へ戻る。各々のWEN信号が、0から1(またはその逆)への遷移の後、かつ1から0へ戻ることが可能になる前に、十分な整定時間(settling time)を必要とするため、この同じWEN信号の連続的な変化(ここでは「Uターン」と称する)は、書き込み周波数を制限する。言い換えると、他の1つの許可信号がその間に状態を変えることなく、同じ許可信号がその状態を二度変えるならば、Uターンが発生する。図5Aの5Tのマークと7Tのマークの遷移ダイヤグラムが、Uターンの発生を強調して図5Cに示される。
図15Bは、2Tから8Tのマークを書き込むための更なる典型的なNRZI信号を、レーザーダイオード108を駆動させるために用いられる光波形(すなわち、書き込み電流信号またはIOUT信号)とともに示す。グレイコード化された書き込み許可信号WEN2、WEN3、およびWEN4、ならびに読み出し/書き込み許可信号RWB(別名読込み/書込みバー信号)も、図15Bに示される。図15BのWEN2、WEN3、およびWEN4は再びグレイコード化され、これらの1つのみが一度に変化する。しかし、本発明の実施例によれば、図15Bから理解されるように、WEN信号においてすべてのUターンは意図的に避けられる。言い換えると、他の1つの許可信号がその間に状態を変えることなく、状態を二度変える許可信号はない。このことは、Uターンを含む(例えば、図15Aの場合のように)グレイコード化されたWEN信号を用いるときよりも、書き込み速度を2倍速くする。図15Bの5Tのマークと7Tのマークの遷移ダイヤグラムが、Uターンがないことを強調して図15Dに示される。Uターンを避けるためのこつは、同じ出力レベルを2つの異なる行程で得ることができる4つの状態を伴う状態機械を実装することである。しかし、グレイコードに従い、ライトストラテジーの要求によって状態ダイヤグラムのループに入り、そしてループから出る必要性も存在する場合がある。例えば、トライアンドエラー検索(これに限られないが)を用いて、状態図の中でこのような経路を見つけることができる。図15Aと15Bで示されるパルス幅および他の値は例示的なもので、限定を目的とするものではないことに注意する。
図1に示されるLDD110のような従来型のLDDは、必要とされるすべての使用可能なIOUTレベルを生成するために、サムエンコーディングに依存する場合がある。グレイコーディング技術の使用により従来型LDDのタイミング誤り問題を避けられるので、本発明のハイブリッドLDDは、従来型LDDに改善をもたらすために上述のグレイコーディング技術を用いる。しかし、何人かのユーザー/顧客が、グレイスケール・エンコーディングに対応するために彼らのコントローラを変更することを望まない場合がある。したがって、本発明のデコーダ570でシリアルプログラマブルロジックを使用し、サムエンコーディングと旧版互換性を持つロジックを許可することは有用であろう。より詳しくは、デコーダ570が、従来のタイミング許可信号RENおよびWEN2〜WEN5を用いるときに生じるおそれがある誤り問題を防ぐため、または従来型LDDのサムエンコーディングごとに構成される(configured)ために、コントローラ102から受信されるWEN2〜WEN5ラインをグレイコード化された体系(gray encoded scheme)に変換することができるならば、それは有用である。こうするためにデコーダの中で用いることができる典型的なロジックを、図16A、16B、およびl7を参照して議論する。
図16Aは、本発明の実施例に係る、デコーダ570で用いることができるシリアル可変読み出し許可ロジックのダイヤグラムである。様々なユーザー/顧客の要求に沿った制御ロジックを提供するために、読み出し許可レジスタ1602に記憶されるビットにより制御ロジックを調整可能(adjustable)にすることができる。読み出し許可レジスタ1602は、SDIOラインおよびSERバス319を用いてコントローラ102によりアップデートすることができる。
パワーオン・リセット(power on reset: POR)信号入力の結果として、3から7までのシリアルビットは、すべてゼロ(0)になる。ビット3が0になるとき、それはANDゲート1604とANDゲート1606の出力を強制的にゼロにし、それによってデコードバス572の読み出し許可ラインを0にする。ビット3が1にセットされるならば、ENA信号はANDゲート1606の入力に移る(pass)ことができる。ビット3がゼロ、またはENAがゼロであるならば、読み出しは無効になる。
ビット4、5、および6がゼロになるとき、それらはNANDゲート1608、1610、および1612の出力を強制的に1(ones)にする。それにより、ビット3が1にセットされ、かつENAがハイであるとき、ANDゲート1606の出力がハイに(すなわち、1に)なることができる。したがって、ビット4、5、および6のゼロは、それぞれの信号を無視することを意味する。ビット6、5、または4が1にセットされるならば、それらはそれぞれNANDゲート1608、1610、1612の入力がANDゲート1606に進むことができるようにする。
ビット7がゼロになるとき、RENの極性は変わらない。ビット7が1にセットされるならば、REN信号の極性は逆になる。RENがアクティブロー(active low)であることは一般的であり、この場合、RENがロジックに含まれることになっているならば、ビット7は0にセットされるだろう。それによって、このロジック実装例(logic implementation)で入力信号がアクティブローになる。したがって、従来型の実装例では、ビット7=0、ビット6=1、ビット5=0、ビット4=0、およびビット3=1である。
デコーダを用いるとき、デコーダへの入力が000でなかった場合に許可される読み出し権(read)を有することは理にかなっている。したがって、ビット6および5をゼロにセットし、ビット4を1にセットすることにより、デコードバス572のデコードライン000が000でないときに、1606からの読み込み許可ラインをハイにすることができる。1602のビット5をゼロにセットするかそれとも1にセットするかによって、追加のシリアルENRビット(serial ENR BIT)を無視する、または用いることもできる。
図16Bは、本発明の実施例に係る、シリアル可変書き込みレベル許可ロジックのダイヤグラムである。上述の510A、510B、610、および710を含むさまざまなハイブリッドLDDがある。WEN入力条件のいくつかの組合せが書き込みチャネルの出力可能性(output possibilities)の1つを選択するという点で、610および710のハイブリッドLDDは類似している。対照的に、ハイブリッドLDD510Aおよび510Bでは、複数の書き込みチャネルが同時に出力を生成することができる。
すべてのハイブリッドLDDはWENタイプの制御入力信号を用いるが、従来のタイプのサムエンコーディングは改善される可能性があると考えられる。たとえば、マークの始まりと終わりの主な電流遷移(main current transitions)において、書き込み電流の和から書き込み電流のどれでもないまたは1つへ切り替えることは、普通である。これは、書き込みプロセスで最も重要な時間(most critical time)でのグリッチ生成の最大確率(maximum probability)を与える。したがって、これらの大きな遷移をグレイコード化することにより、書き込みプロセスは適切なデコーダを伴ってあらゆるハイブリッドLDDのために改善される可能性がある。用いられているコントローラ102がWENラインのグレイスケール・エンコーディングを提供できるかどうかは、わからない場合がある。したがって、ロジックは、サムエンコーディングと旧版互換性を持ちながら、望ましくはグレイエンコーディングの可能性を提供するべきである。
図16Bにおいては、PORはパワーを上げるとき(on power up)すべての書き込み選択ビットをゼロにセットし、ANDゲートを介してビット3のすべての出力を無効にする。各々のパワーレベル出力は、入力のためのプログラム可能な極性(programmable polarities)を持つ単純なアンド−オアロジックを有する。通常、Perのみに2つの入力条件を使わせれば十分である。シリアル書き込み選択レジスタ(serial write select register)のプログラミングは、まさに望ましいWENコードワードを補うものである。示されるように、選択レジスタを1110にプログラムすることにより、Preadはコード0001に応答するようにセットされる。Preadが特別であることに注意する。読み出し電流を続けて許可する前に前述の読み出し許可ロジックになる。WENラインの1つだけが一度に変わるため、他の書き込み許可ラインをオンにするときとの非常に小さい時間差で書き込み許可ラインの1つをオフにすることが、慎重なゲートデザイン(careful gate design)で可能になる。類似したアンド−オアロジックおよび更なるレジスタを、他の出力レベル(例えば、Per、Peer...Pcl)を実装するために用いることができる。
図17は、本発明の実施例に係る、シリアル可変オシレータレベル許可ロジックのダイヤグラムである。オシレータは、通常、読み出しまたは書き込み条件に拘束される。したがって、オシレータは、読み出しの間だけ、読み出しおよび消去の間だけ、または全ての時間において、常にオフであるかもしれない。完全な適応性(flexibility)のために、特定の状態がアクティブのときだけ、それは許可されてもよい。オシレータ制御レジスタは、各々の状態または出力許可のためにビットを有することができる。オシレータがすばやくオフになり、ゆっくりオンになることが望ましい場合がある。
図17において、パワーが上る(comes up)とき、PORは両方のレジスタを出力上ですべてゼロにセットする。このことが、ENAと結びつく1つのANDゲートを通して、デコーダバス572のOSC許可ラインを無効にする。このとき、レジスタAのビット2に1がセットされ、ENAが1であるならば、オシレータが許可される場合がある。しかし、通常、いくつかの他の条件が、OSC許可のために求められる。例えば、レジスタAのビット1が1にセットされるならば、OSCENラインも、オシレータを許可するために、1でなければならない。他の読み出し状態条件および書き込み状態条件は、OSCENラインと同じロジックを有する。したがって、それらは、制御ビットがゼロにセットされる場合に無視され、制御ビットが1にセットされる場合に許可される。このようにして、オシレータは、読み出し条件または書き込み条件のいかなる組合せにおいても許可されることができる。
上記のように、そして、図5B、6A、および7に示されるように、状態機械はデコーダ570の代わりに用いられることができ、状態バスはデコードバス572の代わりに用いられることができる。先のグレイコード化された実装例においては、WEN制御ワードは、LDDの状態への固定された道に位置する。LDDのそれぞれの状態においては、読み出し電流、オシレータ電流、および書き込み電流のいくつかの選択が適用される。状態機械を用いる他の実施例においては、LDDは、なお同じ状態を有することができるが、LDDの状態へのWEN制御ワードの1対1のマッピングの組み合わせを用いる代わりに、状態は制御された方法で順序づけられる。たとえば、通常の動作において、LDDは通常の反復可能な順序(オフ、読み出し、消去、Pfw、Pcl、またはPbなど)を経由することができる。与えられたライトストラテジーのために状態の順序づけが固定されるので、固定されたマッピング・アプローチで用いられるより少ないWEN制御ラインでこの順序づけを生じさせることが可能である。状態機械を用いるとき、状態それ自身ではなく、状態がどのように変化するかを指定すれば十分である。
状態機械(例えば、570)を用いるとき、少しの入力状態が多くの出力状態を表すことができる。したがって、エラー条件の中で、コントローラ102より求められる状態がLDD内に存在している状態と異なることがあり得る。このことは、いくつかの種類のエラーによって引き起こされるだろう。ひとたびコントローラとLDDの間の状態条件間の理解(understanding)に差があれば、訂正されるまで、エラーは存在するだろう。したがって、状態機械アプローチ(state machine approach)において、エラーが発生するかもしれないと仮定し、LDDをコントローラ102に一致させるメカニズムを有することが望ましい。ENAラインはこれを行うが、通常の動作においては、ENAラインを用いることは望ましくない。シリアルビットが用いられるかもしれないが、これは自動であるべき工程へのプロセッサの介入を必要とするだろう。したがって、同期関数(sync function)は、望ましい結果を得るために、状態機械のタイミングラインにエンコードされることができる。
図18Aは、典型的な状態機械の典型的な図を示す。図18Bは、任意の状態機械のための典型的な状態ダイヤグラムを示す。円の中の数は、状態数(state numbers)である。ラインの隣の数は、入力ライン上の数である。この例では、追加出力ラインの状態は示されない。クロック(clock)が増加するとき、状態機械はダイヤグラムに従って応答する。
図14Aと同一である図19Aは、オフレベル、Preadレベル、Perレベル、Peerレベル、Pmfpレベル、Pfwレベル、Pclレベル、Pbレベル、Pmwレベル、およびPfwレベルを含む10の異なるレベルを含むものとして表される典型的なIOUT信号である。図19Bは、図19AのIOUT信号を生成するライトストラテジーに対応する状態ダイヤグラムである。ここでは、ライトストラテジーは決定論的(deterministic)であるので、1ビットの入力だけで決定されることができる。Per、Pfw、およびPbではこの1つの入力ビットだけが必要である。しかし、同期関数を加算して、出力エンコーディングを単純化することが好ましい。状態をエンコードするために、出力許可ライン(Pread、Per、その他)を用いて出力エンコーディングを実行することができる。第2の入力されたラインは、同期のために強制された状態を生じさせるために用いられる。
図19Cは、状態としての役割を果たすために出力条件が倍になる状態ダイヤグラムである。これは状態機械の中でロジックを単純化する利点を有するが、それはより多くのフリップフロップを加算による。状態ダイヤグラムをナビゲート(navigate)するために入力WEN2を用いることができ、一方、状態機械を同期させるために入力WEN3を用いることができる。WEN4は、状態機械のためのクロックである。このようにして追加のフリップフロップを用いるとき、1に等しい2つ以上の出力を同時に有することによって、エラー条件を通して状態ダイヤグラム内にない状態を得ることが可能である。これらの付加的なエラー状態は、付加的なロジックで抑えることができる。
図20は、図19Cのための状態ダイヤグラムであり、図19Aのライトストラテジーおよび図19Bの状態ダイヤグラムに相当する。図20のダイヤグラムから分かるように、最高でも1つの状態はクロックされることに応じて3つの方向のうちの1つに分岐しなければならない。したがって、従来の方法では、これは2つの入力とクロックで達成されることができる。
しかし、セットアップを必要とせず、かつコントローラからのクロックおよびデータの制限を持つWEN入力を用いるもう一つの方法は、状態ダイヤグラムのナビゲーションを指定するために変化する3つのWENラインの1つを用いる。図20の状態ダイヤグラムにおいて、CXXはPclから進行するために、常に用いられる。このことは、任意の状態でCXXがPer状態へ移るならば、エラー伝達を妨げる同期の役割をする。まるで長いマークが存在するかのように、XXC手段は移動する。XCXは、マークを終わらせるため、Perからの書き込みプロセスを終わらせるため、または読み出しを終わらせるために生じる。
状態機械を用いるとき、例えば、2つの方向ビット(例えば、00、01、10)で提供されることができる3つの方向指示器があってもよい。たとえば、01は長いマークの方向に進行するために指示する場合があり、00はマークからスペースに戻り、オフになるために指示する場合があり、10は同期として、同期関数を達成するためにPerレベルに移動するために用いられる場合がある。ライトストラテジーの実行を可能にするためには、その時に必要なライトストラテジーを実行することができるように構成されることができる状態機械を有することが好ましい。このために従来の状態機械が用いられる場合があるが、従来の状態機械は目前の作業(task at hand)に完全には適していない。従来の状態機械の1つの欠点は、あらゆる状態変化のためにクロックラインが2つの遷移を作成する必要があるということである。光学式ドライブにおいては、クロックは、LDDから少し離れて設置され、フレックス回路104により分離されるコントローラ102から伝わる。この構成には、帯域幅制限がある。クロックライン上で反復可能なタイミングを得るために、信号は次の遷移を作成する前に落ちつく(settle)必要がある。したがって、状態機械の最大速度は、したがってフレックスケーブル104上の2つの整定時間からなる期間に限られる。このクロック制限は、クロックの両端を用いることにより半減することができる。これを達成するために、コントローラ102において、2つのフリップフロップによる分割をクロックするために実クロック(real clock)を用いることができる。2つのフリップフロップによる分割は、実クロックのすべての立ち上がり(rising edge)のための変更を出力する。この分割されたクロックは、それからコード104を介してLDDに送られる。LDDにおいては、実クロックは双方向性ワンショットを用いることにより再構成される。しかし、トリック(trick)を半分にするこのクロックは、より高い速度のためには不十分な場合がある。
コントローラ102がライトストラテジージェネレータを含む場合、コントローラ102のライトストラテジージェネレータは多分、2つの入力ビットおよびクロックを出す(put out)ようには構成されないだろう。その代わりに、僅かずつ調節されることができるいくつかのタイミングラインを出すように構成される。各々のタイミングラインはタイマーにより生成され、それはそのタイミングを完了させる時間を必要とし、そして、再度タイムアウトすることが求められる前に、次のタイミングのためのセットアップの状態になる。したがって、ただ1つのタイマーが状態変化を引き起こすために用いられるのであれば、タイマーの制限は、達成される速度の問題にもなる。
特定の実施例によれば、クロックラインの速度制限と1つのタイマーの制限の両方を避けるために、WENタイマーはシーケンスで用いられる。例えば、シーケンスが順方向(forward)(00、01、11、10、00、その他)であるならば、状態機械は、先に概説されたデータ01条件(data 01 condition)と類似する長いマークに向かって進むだろう。シーケンスが逆方向(reverse)(00、10、11、01、11、その他)であるならば、状態機械はPerへ戻り、オフになるだろう。この体系(scheme)では、2つのビットは、グレイエンコーディングを継続する間、同期関数を取り入れるのにも十分ではない。ループ(Pb−Pmw−Pb、その他)はまた、その変化を繰り返すために1つのタイマーに依存するかもしれないこともわかる。したがって、より多くのビットまたはWENラインが用いられる場合がある。3つのWENラインでは、シーケンスは3つの方向を進むことができ、なおグレイエンコーディングを継続することができる。例えば、第1のビットが変化するならば、それは1つの状態へ移動することを意味し、第2のビットが変化するならば、それはもう1つの状態へ移動することを意味し、そして、第3のビットが変化するならば、それはさらに第3の状態へ進むことを意味する。これまでの例から、これは、すべてのライトストラテジーを実行し、同期関数を含むのに十分である。
1つのライン上の整定時間の速度制限、および通常の動作における1つのタイマーの制限を除去するために、新しいビットを各々の状態遷移で変えることができる。例えば、図22に示される状態ダイヤグラムにおいて、もしビット0が状態Pbに入ることを変えるならば、ビット1の変化は状態Pmwへ移るかもしれず、また、ビット2の変化は状態Plwへ移るかもしれない。ここでは、速度条件の違反であるビット0の変化を繰り返すことのない同期条件としてPerへ移動する能力がない。誤り訂正のために高速な同期を得るために、第4のWENラインは用いられることができる。しかし、それは望ましくない場合がある。別の手段は、進む1つの新しい状態を通常有するだけである状態機械経路(state machine paths)のためにPerへ移る強くない同期を有することである。したがって、通常の動作のために2方向への分岐を必要とするこれらの状態からエラーの場合の再同期が起こらないであろうという欠点を伴って、状態からの3方向への分岐は避けられる。図22の状態ダイヤグラムは、この解法を示している図23の中で描き直される。
図23の状態ダイヤグラムは、どのように、3つの許可ライン(例えば、WEN2、WEN3、およびWEN4)が1つのラインだけが一度に変わるように用いられることができるか、変化の交互ライン(alternating lines)が用いられるか、および状態ダイヤグラムはいくつかの同期性能(sync capability)でナビゲートされることができるかを示すために用いられる。“hhC”はWEN2が変化することを意味し、“fwd”は変化が前方のまたは増加する様式(forward or increasing manner)で循環する(rotate)ことを意味する。これは、ラインが000から001へ、011へ、111へ、110へ、100へ、000へのように進むかのようになるだろう。“rev”は変化が逆方向のまたは減少する様式(reverse or decreasing manner)で循環することを意味する。これは、ラインが000から100へ、110へ、111へ、011へ、001へ、000へのように進むかのようになるだろう。これを実行するコントローラ102のために、それぞれのWENラインは、それぞれdivide−by−twoフリップフロップを切り換える(toggle)だろう。コントローラのタイマーも、状態機械に従って変化するようにプログラムされるべきである。この変化検知(change sensing)を実行するLDDのために、WENライン、最後に変化したレジスタ、fwd/revロジック、および状態ダイヤグラムによって応答させるための状態機械の修正のそれぞれの上に双方向性フリップフロップが存在することができる。
出力デコーダ2404を伴う典型的な標準的な状態機械2402を示す図24から理解されるように、状態機械をデコーダと共に用いることも可能である。標準的な状態機械においては、それぞれの状態は、一般的にDフリップフロップによって決定される。フリップフロップは、それぞれアンド−オアロジックネットワークを介して信号を供給される。アンド−オアロジックネットワークはそれぞれの出力およびその補数(complement)、ならびに入力およびその補数へアクセスできる。したがって、アンド−オアロジックを通して実行される選択に従って、それぞれの出力は変えられる、または同じ状態のままでいることができる。状態機械2402はクロックの立ち上がりで変化する。実際には、標準的な状態機械は、入力された信号(WEN信号およびclk入力(clk input))を出力許可信号に変換するタスクにあまり適していない。さらに、それはclk入力で先に述べられた帯域幅問題を有する。それでも、従来型LDDまたはハイブリッドLDDとして機能する標準的な状態機械を許可するように変えられる可能性があるものを知るために有用である。
図25においては、状態機械2502は、バイナリエンコードされた状態よりもむしろ、出力パワー選択状態をその状態として用いるように修正された。状態機械2502の前に、3つの双方向性ワンショットが加えられた。WENラインのいずれかがどちらにでも変えるならば、クロックは生成され、WENラインの状態に従って状態機械2502を1つの状態から他の状態にクロックする。この構成の利点は、アンド−オアロジックが単純化されること、および追加のデコーダ(図24の2404)が取り除かれることである。しかし、追加のロジックが含まれないならば、複数の出力を同時に許可することが可能である。また、それはより多くのフィードバックラインを用いて、より多くのフリップフロップを有する。従来型LDDのサムエンコーディングを実行する上記のダイヤグラムのために、出力は無視され、そして、それぞれのWEN入力の状態は1つの出力に直接マップされる。したがって、もしWENの任意の変化の間にWEN4がハイであるならば、出力の1つ(チャネル4に対応する)は許可されるだろう。
図25の状態機械2502も、グレイコード化されたハイブリッドを実装することができる。特定のグレイコード化されたハイブリッドにおいて、それぞれの出力状態が固有のWEN状態と関係していることを思い出されたい。状態機械は、WEN状態がどのように発生したかについては構わないだろう。出力条件を無視している間、状態機械は出力状態にWEN入力条件を直接デコードするだろう。状態機械の変化を決定するためにWENの任意の変化がWEN状態と結合されるように、図25の状態機械は構成されることもできる。この実装例は、3つの入力のみを伴う任意の状態からの同期関数(sync function)も含む。それは、グレイコード化された入力に応答するように構成される場合もある。
図25の状態機械2502は、1つのラインでの変化が前に進むことを意味し、2つめのラインでの変化が逆に進むことを意味し、かつ3つめのラインでの変化がPerに進むことを意味するように構成されることができる。しかし、図25の状態機械は、WEN変化(WEN changes)のポジティブな循環が前に進むことを意味し、WENラインのネガティブな循環が逆に進むことを意味するように構成されることはできない。それを実行するためには、WEN状態が記憶される必要がある。
図26は、追加されたWEN状態メモリおよび内蔵されたデコーダを含む状態機械2602を示す。この構成は、先のWEN状態、および前方または逆方向の循環の変化が入力にあるかどうかを判断する次のWEN状態を用いることができる。この追加された機能は、入力に順番に変化するようにエンコードされることを許可し、したがって、コントローラ時間のタイマーに他のタイマーがタイムアウトする時間中にセットアップされることを許可する。それは、WENラインのいずれかの上の時間間隔(time interval)が増加することも許可し、したがって、WENラインの信号のためのより多くの時間が整定する(settle)ことを許可し、そのため、タイミングエラーを減少させる。この実施例および先の実施例において、シリアルインターフェースおよびシリアルバスは、アンド−オアロジックを構成するために用いられることができる。
上述の本発明のハイブリッド構想は、レーザープリンタのLDDにも適用されることができる。現在のところ、それが書き込みでなく、発振閾値以下のレーザーであるとき、トリクル電流(trickle current)(別名閾値電流)をレーザープリンタのレーザーに提供することは一般的である。書き込みの間、レーザー装置は高い電流レベルで駆動するように切り替えられる。紙ドラム(paper drum)後の各々のレーザーの掃射の間の自動パワー制御を行うために確保される期間が存在する。
レーザープリンタにおいては、より高い書き込み速度に達することを必要とする傾向があり、グレイスケール制御を必要とした。グレイスケール制御の方法の1つは、パルス光を用いることである。もう一つの方法は、異なる書き込み電流を用いることである。パルス化された方法については、レーザーのターンオン遅延を最小にするために、電流を閾値レベルへ制御することが望ましい。これの全ては、レーザープリンタ市場におけるより多くの出力レベルの必要性を示している。ここに記述されるハイブリッド構想は、デコーダと状態機械の使用を含み、最小限の制御ラインで多くの出力レベルを許容する。
本発明は、指定された機能およびその関連のパフォーマンスを示す機能的な単位(functional building blocks)を用いて上に記述された。これらの機能的な単位の境界は、説明の便宜のために、ここにしばしば任意に定義された。指定された機能およびその関連が適切に実行される限り、代わりの境界が定義されることができる。任意のこのような代わりの境界は、したがって、発明の範囲と精神の中にある。
前述の説明は、本発明の好ましい実施例のものである。これらの実施例は図示および説明を目的として提供されたが、網羅的であること、または発明を開示された厳密な形に制限することを意図しない。多くの変形実施例とバリエーションは、当業者にとって明らかだろう。実施例は、発明の原理およびその実際の適用の原則を最もよく記述するために選ばれ、記述され、他の当業者が発明を理解することを可能にした。発明の範囲が以下の請求項とそれと等価なものによって定義されることが意図される。

Claims (22)

  1. 外部コントローラからの複数の許可信号の受信に応じてレーザーダイオードを駆動させるためのハイブリッドレーザーダイオードドライバ(LDD)であって、
    読み出し電流を選択的に出力する読み出しチャネルと、
    それぞれが異なる書き込み電流を選択的に出力する複数の書き込みチャネルと、
    オシレータ電流を選択的に出力するオシレータチャネルと、
    外部コントローラから前記複数の許可信号を受信し、前記許可信号に基づいて、少なくとも前記書き込みチャネルにより出力される前記電流のタイミングを制御するプログラマブルLDDコントローラと、
    を含み、
    前記プログラマブルLDDコントローラは、
    前記複数の許可信号を受信し、それに応じて複数のデコーダ出力ラインの1つをアクティブにするデコーダと、
    1つ以上のアクティブな前記デコーダ出力ラインに応じた出力の生成をそれぞれがプログラムすることができる複数の出力コントローラと、
    を含む、
    ハイブリッドLDD。
  2. 前記プログラマブルLDDコントローラは、前記許可信号に基づいて、前記読み出しチャネルおよびオシレータチャネルにより出力される前記電流のタイミングも制御する、
    請求項1に記載のハイブリッドLDD。
  3. 前記複数の出力コントローラは、少なくとも書き込み出力コントローラおよびオシレータコントローラを含む、
    請求項1に記載のハイブリッドLDD。
  4. 前記書き込みチャネルのそれぞれは、前記外部コントローラから、前記書き込みチャネルにより生成される信号の振幅を制御するために用いられる書き込みレベル信号を受信する、
    請求項1に記載のハイブリッドLDD。
  5. 前記プログラマブルLDDコントローラは、それぞれの書き込みチャネルのためのプログラマブルプログラマブルレジスタを含み、
    それぞれの書き込みチャネルのための前記プログラマブルプログラマブルレジスタは、どの2つ以上のアクティブなデコーダ出力ラインが前記書き込みチャネルを許可するかを指定する、
    請求項1に記載のハイブリッドLDD。
  6. 前記プログラマブルLDDコントローラは、前記オシレータチャネルのためのプログラマブルレジスタを含み、
    前記オシレータチャネルのための前記プログラマブルレジスタは、どの2つ以上のアクティブなデコーダ出力ラインが前記オシレータチャネルを許可するかを指定する、
    請求項5に記載のハイブリッドLDD。
  7. 前記プログラマブルLDDコントローラは、前記読み出しチャネルのためのプログラマブルレジスタを含み、
    前記読み出しチャネルのための前記プログラマブルレジスタは、どの2つ以上のアクティブなデコーダ出力ラインが前記読み出しチャネルを許可するかを指定する、
    請求項5に記載のハイブリッドLDD。
  8. それぞれの書き込みチャネルは、前記プログラマブルLDDコントローラの前記デコーダにより制御されるスイッチを含み、
    前記書き込みチャネルの前記タイミングは、前記許可信号に基づいて、前記スイッチを制御することにより制御される、
    請求項1に記載のハイブリッドLDD。
  9. 前記LDDコントローラにより、前記外部コントローラから受信される前記許可信号は、前記許可信号のうちのただ1つが一度に変化するようにグレイコード化される、
    請求項1に記載のハイブリッドLDD。
  10. 間に状態を変化させる他の1つの前記許可信号なしに、状態を2度変化させる前記許可信号はない、
    請求項9に記載のハイブリッドLDD。
  11. 前記LDDコントローラは、前記許可信号に基づいて、前記読み出しチャネル、前記書き込みチャネル、および前記オシレータチャネルにより出力される前記電流のタイミングを制御する、
    請求項9に記載のハイブリッドLDD。
  12. 前記ハイブリッドLDDは前記レーザーダイオードと同じ光ピックアップユニット(OPU)上に設置されるように構成され、前記OPUはフレックスケーブルによって前記外部コントローラに接続され、前記外部コントローラはメイン基板上にある、
    請求項1に記載のハイブリッドLDD。
  13. 読み出し電流を選択的に出力する読み出しチャネル、それぞれが異なる書き込み電流を選択的に出力する複数の書き込みチャネル、およびオシレータ電流を選択的に出力するオシレータチャネルを含むレーザーダイオードドライバ(LDD)とともに使用するためのレーザーダイオードを駆動させる方法であって、
    外部コントローラから複数の許可信号を受信し、
    前記複数の許可信号をデコードし、それに応じて、少なくとも前記書き込みチャネルによって出力される前記電流のタイミングを制御する、
    ことを含む方法。
  14. 前記デコードするステップは、前記読み出しチャネルおよび前記オシレータチャネルによって出力される前記電流のタイミングの制御をさらに含む、
    請求項13に記載の方法。
  15. 各々の書き込みチャネルはスイッチを含み、
    前記書き込みチャネルの前記タイミングの前記制御は、前記許可信号のデコーディングの結果に基づいた、前記スイッチの制御を含む、
    請求項13に記載の方法。
  16. 前記受信するステップは、前記許可信号のうちのただ1つが一度に変化するようにグレイコード化された許可信号の受信を含む、
    請求項13に記載の方法。
  17. 間に状態を変化させる他の1つの前記許可信号なしに、状態を2度変化させる前記許可信号はない、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記制御するステップは、前記許可信号に基づいた、前記読み出しチャネル、前記書き込みチャネル、および前記オシレータチャネルによって出力される前記電流のタイミングの制御を含む、
    請求項16に記載の方法。
  19. 前記LDDは、レーザーダイオードと同じ光ピックアップユニット(OPU)上に設置されるように構成され、
    前記受信するステップは、前記OPUを前記外部コントローラに接続するフレックスケーブルを介した、前記外部コントローラからの、前記複数の許可信号の受信を含み、前記外部コントローラはメイン基板上にある、
    請求項13に記載の方法。
  20. 読み出し電流を選択的に出力する読み出しチャネル、それぞれが異なる書き込み電流を選択的に出力する複数の書き込みチャネル、およびオシレータ電流を選択的に出力するオシレータチャネルを含むレーザーダイオードドライバ(LDD)とともに使用するためのレーザーダイオードを駆動させる方法であって、
    複数のグレイコード化された許可信号をコントローラから受信し、間に状態を変化させる他の1つの前記許可信号なしに状態を2度変化させる前記許可信号はなく、
    前記複数の許可信号をデコードし、それに応じて、少なくとも前記書き込みチャネルによって出力される前記電流のタイミングを制御する、
    ことを含む方法。
  21. 前記デコードするステップは、前記読み出しチャネルおよび前記オシレータチャネルによって出力される前記電流のタイミングの制御をさらに含む、
    請求項20に記載の方法。
  22. 外部コントローラからの複数の許可信号の受信に応じてレーザーダイオードを駆動させるためのハイブリッドレーザーダイオードドライバ(LDD)であって、
    読み出し電流を選択的に出力する読み出しチャネルと、
    書き込み電流を選択的に出力する書き込みチャネルと、
    外部コントローラから前記複数の許可信号を受信し、前記許可信号に基づいて、前記読み出しチャネルおよび前記書き込みチャネルにより出力される前記電流のタイミングを制御するプログラマブルLDDコントローラと、
    を含み、
    前記プログラマブルLDDコントローラは、
    前記複数の許可信号を受信し、それに応じて複数のデコーダ出力ラインの1つをアクティブにするデコーダと、
    1つ以上のアクティブな前記デコーダ出力ラインに応じた出力の生成をそれぞれがプログラムすることができる複数の出力コントローラと、
    を含む、
    ハイブリッドLDD。
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