JP2009277312A - 光ディスク装置、信号処理lsi、レーザードライバおよび光学的情報記録方法 - Google Patents

光ディスク装置、信号処理lsi、レーザードライバおよび光学的情報記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ディスクで、ピックアップ上のレーザードライバへの記録パルス情報を伝送する際に、従来の伝送方法から伝送線路数を減少させ、かつ記録速度の高速化において伝送路特性による記録性能の劣化を回避して高速記録における安定した記録性能を提供する。
【解決手段】レーザードライバに伝送させる多値レベルのレーザーパルス情報をエンコードすることにより伝送信号数を減少させる。さらにエンコードにグレーコードを使用してビット間のスキュー制約を低減する。さらに状態遷移を用いてエンコードを実施し、記録マーク、スペースにより状態遷移を切り替えることで、伝送路での短パルス発生を低減する。さらに上記エンコードの有無を切り替えて伝送可能とすることで、複雑なレーザーパルス情報への対応と高速記録への対応の両立を可能とする。
【選択図】図18

Description

本発明は、用いて記録媒体に光学的に情報を記録するためのレーザーパルス列を発生させるレーザー駆動方法、それを実現する集積回路およびこれを搭載する光ディスク装置に関する。
レーザー光を用いて光ディスクに情報記録を行う場合、レーザーパルス列によりディスク記録膜に記録マークを形成することで、情報記録を行う。その際に用いられるレーザーパルス列を、記録ストラテジと呼ぶ。
記録ストラテジの情報はレーザーパルスのパワーレベル(以降パワーレベルとする)とそのパルス発光タイミング(以降パルスタイミングとする)から構成される。これらのパラメータは光ディスクの種類、記録マークおよびその間隔(スペース)の長さ、記録速度などの記録条件によって最適化する必要がある。
光ディスク装置では、記録ストラテジ情報に基づいてピックアップに搭載されたレーザー駆動回路(以降レーザードライバと記す)を用いてレーザーを駆動し、レーザーパルスを発生させる。レーザードライバへの記録ストラテジ情報の設定方法は、以下の2つ大別される。
A.装置のメイン基盤に搭載された信号処理LSIにおいて、光ディスクに記録するマーク、スペース情報(NRZ情報)からその記録に必要な各パワーレベル情報とそのパワーレベルに対応したパルスタイミング情報を生成し、それらをフレキシブルケーブルなどの手段を介してピックアップ上のレーザー駆動回路に逐次伝送してレーザーパルス列を発生させる。
B.装置のメイン基盤に搭載された信号処理LSIから光ディスクに記録する情マーク、スペース情報(NRZ情報)をフレキシブルケーブルなどの手段を介してピックアップ上に伝送し、その情報からレーザードライバ内部で各パワーレベル情報、パルスタイミング情報を生成してレーザーパルス列を発生させる。
AおよびBの構成については、以下の特許文献に詳述されている。
特開平8−147697号公報 特開平11−283249号公報
上記Aは、ピックアップに搭載されるレーザードライバ内部の回路が駆動電流発生回路とそのスイッチ回路のみの簡単な構成となるため、記録性能劣化につながるピックアップの発熱を抑えることができる。しかし、以下のような問題点がある。
a.パルスタイミング情報の伝送がフレキシブルケーブルなどの特性で制限されるため、記録速度の高速化に伴って時間間隔の微小なパルスの発生が困難となる。
b.パワーレベルの増加に伴って、それに対応したパルスタイミング情報の伝送が必要にあり、フレキシブルケーブルなどでの伝送線路数が増加する。とくにパルスタイミング情報は安定した高速伝送のためにLVDS(Low Voltage Differential Signaling)による差動伝送が用いられるが、その場合は伝送線路の増加は倍増する。
c.複数のパルスパワーの加算によりパルスを発生させる場合、加算するパルス間のパルスタイミング情報のずれ、所謂スキューの管理が必要となる。
一方、上記Bは伝送線路がNRZ、もしくはNRZとその判定用の記録基準クロックのみで済むため、フレキシブルケーブルなどの伝送線路を少なくすることができる。また、パルスタイミング情報の伝送がピックアップ上のレーザードライバ内部のみとなるため、上記Aの問題点a、cなども回避することができ、記録速度の高速化に対応できる。しかし、以下のような問題点がある。
a.ピックアップ上のレーザードライバ内部でNRZのマーク、スペース長さの判定、およびそのパワーレベル、パルスタイミング情報を生成するため、回路処理が煩雑でピックアップの発熱が大きくなり、記録性能劣化の要因となる。
b.上記同様の理由によりレーザードライバの回路構成が複雑になり、パワーレベル情報、パルスタイミング情報をメイン基盤の信号処理LSIなどに内蔵可能なAの方式に比べて装置コストが上昇する。
本発明は上記問題点を解決し、記録ストラテジを生成する信号処理LSIとおよびそれにより駆動されるレーザードライバ間の信号伝送において、記録速度の高速化への対応を可能とする。これにより、本信号処理LSIとレーザードライバを用いて記録速度の高速化に対応した光ディスク装置の製造を可能とする。さらに上記信号伝送路の信号数の削減を可能とし、安価な光ディスク装置の製造が可能となる。
上記の課題は、レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置において、記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路とマーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定するレーザーパルス列生成回路と、レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を出力する変更タイミング信号生成回路と該複数の変更タイミング信号を所定の変換テーブルに基づいてコード信号に変換して出力するエンコード回路と、上記コード信号を所定の変換テーブルに基づいて複数のレーザー発光量の変更タイミング信号に変換するデコード回路と上記デコード回路から出力される複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成するレーザー駆動回路とを具備することを特徴とする光ディスク装置により解決される。
また、上記課題は、レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置において、記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路とマーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定するレーザーパルス列生成回路と、レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を出力する変更タイミング信号生成回路と該複数の変更タイミング信号を所定の変換テーブルに基づいてコード信号に変換して出力するエンコード回路と、レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号と上記エンコード回路から出力されるコード信号を切り替えて信号伝送路に出力する第1のスイッチ回路と上記信号伝送路を介して入力されるコード信号を所定の変換テーブルに基づいて複数のレーザー発光量の変更タイミング信号に変換するデコード回路とレーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、上記伝送路を介して上記変更タイミング信号生成回路から伝送される複数の変更タイミング信号とデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号とを切り替えて出力する第2のスイッチ回路と上記スイッチ回路の出力に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成するレーザー駆動回路とを具備することを特徴とする光ディスク装置において、該レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列の形状が所定の形状の場合に、該第1のスイッチ回路においてエンコード回路から出力されるコード信号を信号伝送路に出力する選択と、該エンコード回路でのエンコード処理と、該デコード回路でのデコード処理と該第2のスイッチ回路においてデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施し、上記の場合以外は、該第1スイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号を信号伝送路に出力する選択該第2のスイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択を実施することにより解決される。
また、上記課題は、上記の構成を持つ光ディスク装置において該レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列に基づいて状態遷移を行って状態を出力する状態遷移回路を具備し、該エンコード回路で変更タイミング信号とコード信号の変換に用いる変換テーブルと該デコード回路でコード信号と変更タイミング信号との変換に用いる変換テーブルのうち、どちらか一方、もしくは両方を上記状態遷移回路の状態出力に基づいて変更することにより解決される。
また、上記課題は、レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置において、記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路とマーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定するレーザーパルス列生成回路と、レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を出力する変更タイミング信号生成回路と該記録媒体に情報を記録する際に用いるレーザーパルス列に基づいて状態遷移を行って状態を出力する状態遷移回路と該状態遷移回路の状態出力に基づいて該複数の変更タイミング信号の状態を所定のコードに割り当ててコード信号として出力するエンコード回路と上記該状態遷移回路の状態出力に基づいて該コード信号を複数のレーザー発光量の変更タイミング信号に変更するデコード回路と上記デコード回路から出力される複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成するレーザー駆動回路とを具備することを特徴とする光ディスク装置により解決される。
また、上記課題は、上記の構成を持つ光ディスク装置において、コード信号は2ビット以上の多ビットで構成される多値信号とし、上記多値信号の連続する変化は1ビットとすることにより解決される。
また、上記課題は、上記の構成を持つ光ディスク装置において、多値信号がある任意のビットで変化した場合、次の多値信号の変化は任意のビットと異なるビットで実現されることにより解決される。
また、上記課題は、上記の構成を持つ光ディスク装置において、上記多値信号における同一ビットの信号変化の時間間隔は、上記記録媒体に記録する記録データに同期した記録クロックの1周期以上とすることにより解決される。
本発明は上記問題点を解決し、記録ストラテジを生成する信号処理LSIとおよびそれにより駆動されるレーザードライバ間の信号伝送において、記録速度の高速化への対応を可能とする。これにより、本信号処理LSIとレーザードライバを用いて記録速度の高速化に対応した光ディスク装置の製造を可能とする。さらに上記信号伝送路の信号数の削減を可能とし、安価な光ディスク装置の製造が可能となる。
はじめに記録ストラテジの構成とその従来の伝送方法について図を用いて説明する。図2は記録ストラテジの一例とその生成方法、図3、図4は光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図の従来例である。図3、4において同様の機能を有するブロックについては同様の図番を付してある。図3が従来例に示したAの方法、図4がBの方法に相当する。
図3および4の上位ホスト318から記録データが変調回路316に入力されると、信号処理LSI312内部の変調回路316からNRZ(図2の200)とNRZに同期した記録クロック(図2の201、以下CLKと記す)が出力される。図3の構成では、NRZ,CLKは同一LSI内部に配置されたマーク/スペース判定回路1201でマーク長、スペース長の判定が行われ、記録ストラテジ生成回路315に入力される。記録ストラテジ生成回路315では、入力されたマーク、スペース情報に対応した記録ストラテジ情報を記録ストラテジテーブルメモリ314から読み出し、図2の記録マーク202を記録するための記録ストラテジ203を生成する。生成された記録ストラテジ203は各パワーレベルの発生タイミングを示す波形、および高周波重畳波形(以降HFと記す)のオンオフを切り替えるタイミングを示す波形に分解される。図2では、パワーレベルPf、Pl、Pm、Psに対応してパルスL0からL3、HFのオンオフの設定に対応してパルスHfonが生成される。生成された各パルスはLVDS送信回路313でLVDS信号に変換され、フレキシブルケーブルなどの伝送路311を介してレーザードライバ303のLVDS受信回路310に伝送される。また、各パルスに対応したパワーレベルも同様に伝送路311を介してレーザードライバ303の電流源回路304に伝送される。レーザードライバ303では、電流源回路304から各パワーレベルに対応した電流が出力され、HF発生回路309から高周波重畳電流が出力される。これらの電流出力をLVDS受信回路310で受信したパルスに従ってスイッチ305から309で制御して電流加算を行うことにより、レーザー駆動電流を生成してレーザー302を発光させ、得られるレーザーパルス列によりディスク300に情報を記録する。
一方、図4の構成では、信号処理LSI 408の内部で生成されたNRZ,CLKはLVDS送信回路404に入力され、LVDS信号としてフレキシブルケーブルなどの伝送403を介してレーザードライバ401内のLVDS受信回路402に入力される。受信されたNRZ,CLKはレーザードライバ内部に搭載されているマーク/スペース判定回路407でマーク長、スペース長の判定が行われ、記録ストラテジ生成回路405に入力される。記録ストラテジ生成回路405およびその参照する記録ストラテジテーブルメモリ406は上記図3の説明における315、314と同様の機能を有するものである。これ以降レーザー302を発光させてディスク300に情報を記録する動作については、図3での説明と同様であるので、ここでは説明を省略する。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
《実施の形態1》
本発明の第1の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図を図1に示す。同図において図3および4と同一の機能を有するブロックについては、同様の図番を付してあり、説明を省略する。また、図5に本実施の形態における記録ストラテジ情報の伝送方法を示す。
以下に本実施の形態における記録ストラテジ伝送について図1、5を用いて説明する。
上位ホスト318からの記録データに基づいて、上記図3と同様に記録ストラテジ生成回路315で生成されたパルス群L0からL3およびHfonは、エンコード回路100に入力される。L0からL3およびHfonで示される各パルスをビットと、その組み合わせで状態を表すとすると、全体で5ビット32状態を取ることが可能である。しかし図2に示すようなキャッスル型のストラテジの場合、実際に記録ストラテジを生成するときに使用する状態は6状態である。記録ストラテジの形式としては、このほかにマルチパルスを用いたストラテジがあるが、いずれも光ディスク記録に用いられる状態数は高々8状態程度である。このことから、エンコード回路100において上記パルス群(これを以降記録パルス情報とする)の組み合わせで示される5ビットの状態を3ビットのコードにエンコードする。その際の変換テーブルの例を図6に示す。このエンコードテーブルは記録パルス情報の状態数を削減するため、記録ストラテジの形式によってテーブルの最適化が必要となる。図1の変換テーブルメモリ101に各記録ストラテジに対応した変換テーブルを格納しておき、記録ストラテジ生成回路からの指令によって最適な変換テーブルを選択してエンコード回路100での変換を行う。なお、変換テーブルメモリ101に格納する変換テーブルは、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでプログラマブルに設定可能な構成とする。変換された3ビットのコードはLVDS送信回路102でLVDS信号に変換される。変換されたLVDS信号は信号処理LSI108から出力され、フレキシブルケーブルなどの伝送路103を介して、ピックアップ上に搭載されたレーザードライバ104のLVDS受信回路105に入力される。LVDS受信回路で受信されたLVDS信号は、デコード回路107に入力される。デコード回路107では、信号処理LSI108内部で使用した変換テーブルと同様の変換テーブルをレーザードライバ内部の変換テーブルメモリ106から読み出して、入力されたコードからL0からL3およびHfonの記録パルス情報を復元する。この処理を実現するため、レーザードライバ内部の変換テーブルメモリ106は、上記変換テーブルメモリ101と同様に光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコン318からプログラマブルに設定可能な構成とし、変換テーブルメモリ101と同じ内容を登録しておく。これ以降のレーザー302の発光、およびディスク300への情報の記録については、上記図3での説明と同様である。
以上の記録ストラテジ伝送による光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャートを図7に示す。上位ホストから記録コマンドと記録データを受信すると(701)、記録ストラテジテーブルから当該ディスクの記録ストラテジ情報(これをストラテジAとする)を読み出す(702)。次に信号処理LSI、レーザードライバに搭載された変換テーブルに上記ストラテジAに対応した変換テーブルをセットする(703)。変換テーブルは光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンからプログラマブルに設定される。次に変調回路から記録データのNRZがマーク/スペース判定回路に入力され(704)、判定結果がストラテジ生成回路に入力され(705)、記録パルス情報が生成される(706)。記録パルス情報は信号処理LSI内部のエンコード回路において、上記703でセットされた変換テーブルでエンコードされ(707)、レーザードライバに伝送される(708)。レーザードライバでは、受信したエンコード結果(709)から、デコード回路において上記703でセットした変換テーブルでデコードして記録パルス情報を生成し(710)、レーザーパルス列を出力して記録を実行する(711,712)。
本実施の形態では、信号処理LSIとレーザードライバ間の伝送信号をエンコードすることにより、従来はパルスタイミング情報を5本の記録パルス情報で伝送していたものを、コード化した3本のパルスでの伝送を可能とした。このように信号処理LSIとレーザードライバ間の伝送信号のエンコードにより、伝送路における信号線数の削減、および信号処理LSI、レーザードライバLSIのピン数削減が可能となる。
《実施の形態2》
図8に本発明の第2の実施の形態における記録パルス情報伝送の図を示す。同図において図5と同様の部分については、同様の図番を付してあり、ここでは説明を省略する。
本実施の形態では、第1の実施の形態におけるエンコードにグレーコードを使用する。グレーコードは、各コード値を状態としたときに状態遷移におけるビット変化を1ビットとするコードであり、その状態遷移を図9に示す。記録ストラテジで取り得るパルス形状の主なものは、マルチパルスを用いたパルス列、キャッスル型のパルス列など数種類であり、それらはいずれもパルス内のパワーレベル変化はパターン化されているため、図9のグレーコードによる状態遷移に当てはめることが可能である。例えば上記第1の実施の形態で示した図2の記録ストラテジでは、図8のエンコード出力のようにエンコードすることで、記録パルス情報をグレーコードで伝送するこが可能である。このときのエンコードに用いる変換テーブルは図10のようになる。
801から803はグレーコードを用いたときのエンコード出力信号波形である。グレーコードでは状態遷移における変化が必ず1ビット、つまり1信号のみであるため、図に示すように各エンコード出力信号波形の変化点、つまりエッジタイミングが重ならない。これにより、従来例のAの方式で説明した問題点c、ビット信号間での位相、スキュー管理の問題を解決することができる。
《実施の形態3》
図11に本発明の第3の実施の形態における記録パルス情報の伝送の図を示す。同図は第2の実施の形態で示したグレーコードによるエンコードでマルチパルスを含む記録ストラテジのパルスタイミング伝送を行う場合の図である。DVD、BDにおけるマルチパルスの最短周期は記録信号の基準クロック周期1Twである。そのため、マルチパルスを含む記録ストラテジの記録パルス情報を伝送する場合、従来例Aの方法では、図11の破線1101の内部に示すように、L0、L1でチャネルクロック1Tw以下の短パルスの伝送が必要になる。しかし、L0からL3などの伝送路となるフレキシブルケーブルなどは伝送帯域があるため、光ディスクへの記録速度に伴ってこれらの短パルスの伝送は困難となる。これを回避するため、マルチパルス部分を破線1102に示すようにグレーコード4状態で構成する。これによりグレーコードのビット0から2の各パルスの最短パルス幅を1Tw以上とすることができる。このように、グレーコードの状態遷移において直前の状態に戻らないように遷移条件を設けることにより、グレーコードのビット0から2の各パルス1104から1106の最短パルス幅を、記録パルス列1103におけるパルス時間幅の2倍以上とすることができ、上記伝送路における帯域の影響を低減することができる。
《実施の形態4》
しかし、図11に示すように3ビット8状態のグレーコードで記録パルス情報の伝送を行うことを考える場合、図9に示すように各状態からの遷移は3状態に限られる。これに上記に示すようにグレーコードの状態遷移において直前の状態に戻らないように遷移条件を設けた場合、許容される状態遷移は2状態となる。さらに、上記のマルチパルス部分のように同一の記録パルス情報を別のグレーコードに割り当てて対応する場合、例えばPwからの遷移はPbへ2種類と、モノパルスにおけるPcへの遷移(図11の1107部分)の3状態への遷移となり、上記の状態遷移条件を満たせなくなる。
上記課題に対応した、本発明の第4の実施の形態について以下に説明する。本実施の形態では、先頭、終端のパルスを含めたマルチパルスの繰り返し回数により状態遷移を変更することを考える。例えば図11に示すマルチパルスを含む記録ストラテジの場合、図13に示すように、マルチパルスの繰り返し回数が偶数回の場合、奇数回、および1回(モノパルス)に応じて状態遷移を変化させる。同図において、各状態は記録ストラテジの各パワーレベルに対応する。状態遷移は、マルチパルス数が1回(モノパルス)の場合は太線、偶数回の場合は細線、奇数回の場合は点線の遷移を辿るように設定する。これにより、伝送するすべてのパルス時間幅を、記録パルス列におけるパルス時間幅の2倍以上に設定しつつ、図11の記録ストラテジを3ビットのグレーコードを伝送することが可能となり、上記伝送路における帯域の影響低減と伝送信号線数、LSIピン数の削減を両立させることができる。
《実施の形態5》
図12に本発明の第5の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図を示す。同図において、図1と同様の機能を有するブロックについては同様の図番を付してあり、説明を省略する。
第1の実施の形態と同様に上位ホスト318からの記録データは信号処理LSI 1205内部に入力され、変調回路316で変調されてNRZとCLKが出力される。これらはマーク/スペース判定回路1201に入力され、マーク長、スペース長が判定される。
同ブロックの判定結果は記録ストラテジ生成回路1202、グレーコードエンコーダ1203に送られる。記録ストラテジ生成回路1202はマーク、スペース情報と媒体情報に基づいて、記録ストラテジテーブルメモリから、記録ストラテジ情報を選択して、パルスタイミング情報を生成する。上記パルスタイミング情報はグレーコードエンコーダ1203に送られ、グレーコードに変換される。このとき、パルス列情報の変換に用いるグレーコードの状態遷移を状態遷移メモリ1204から選択する。状態遷移の選択は、前述のマーク/スペース判定回路の結果を用いて選択される。また、状態遷移メモリに格納される状態遷移は、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコン318からプログラマブルに登録される。選択された状態遷移にそってパルスタイミング情報から変換されたグレーコードは、LVDS送信回路102でLVDSに変換され、フレキシブルケーブルなどの伝送路103を介してレーザードライバのLVDS受信回路105に入力される。受信されたグレーコードはグレーコードデコーダ1207で変換される。
一方、前述の信号処理LSI1205内部のストラテジ生成回路で生成された記録ストラテジのパワーレベル情報はグレーコードエンコーダ1203を介して各グレーコードに対応したパワーレベル情報に変換され、レーザードライバ1206の電流源設定回路1208に出力される。電流源設定回路1208は電流源回路1209の各グレーコードに対応した電流源1209に前述のパワーレベルに対応した電流値を設定する。パワーレベルの設定方法は、例えば電流源選択をアドレス情報で設定し、電流源回路1209をDAC (Digital Analog Converter)として、デジタル値で電流値を設定するなどの手法が考えられる。電流源回路1209の各出力は各グレーコードに対応したスイッチ群1210に出力される。スイッチ群1210は各グレーコードに対応した電流と、前述のグレーコードデコーダ1207でデコードされたグレーコード値が1対1に対応するように構成される。これにより、グレーコード値に対応した電流値がスイッチ1210で選択されてレーザー302に出力される。本構成により、前述の第4の実施の形態におけるパルスタイミング伝送が実現される。
本実施の形態における光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャートを図19に示す。上位ホストから記録コマンドと記録データを受信すると(1901)、記録ストラテジテーブルから当該ディスクの記録ストラテジ情報(これをストラテジAとする)を読み出す(1902)。次に信号処理LSI、レーザードライバに搭載された状態遷移メモリに、ストラテジAに対応した状態遷移群を格納する(1903)。状態遷移群は、同一記録ストラテジに対してNRZのマーク、スペースによって異なる状態遷移をまとめた一群である。状態遷移群は、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンから状態遷移メモリにプログラマブルに登録される。次に変調回路から記録データのNRZがマーク/スペース判定回路に入力され(1904)、判定結果がストラテジ生成回路とグレーコードエンコーダに送られる(1905)。ストラテジ生成回路では上記判定結果から記録パルス情報とパワーレベル情報を生成する(1907)。グレーコードエンコーダでは、ストラテジ生成回路から出力された記録パルス情報とマーク/スペース判定結果から選択された状態遷移(1906)を基に、記録パルス情報をグレーコードにエンコードする(1908)。エンコード結果はレーザードライバに伝送され(1909,1910)、レーザードライバ内部のスイッチ群を制御する(1911)。一方、ストラテジ生成回路で生成されたパワーレベル情報は、上記状態遷移群に基づいて、レーザードライバの電流源設定回路に設定される(1912)。上記のスイッチ制御と電流源設定回路による電流出力から、レーザーパルス列を出力して記録を実行する(1913,1914)。
本方式では、信号処理LSI内部1205の状態遷移メモリ1204に登録する状態遷移と、レーザードライバ1206内部の電流源設定回路1208に設定するグレーコードとパワーレベルの対応を変更することで、任意の記録ストラテジに対する状態遷移によるグレーコードへのエンコードを実現することができる。
《実施の形態6》
図14に本発明の第6の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図を示す。同図において、図1および図12と同様の機能を有するブロックについては同様の図番を付してあり、説明を省略する。
図14と図1、12の相違は、変換テーブル切替回路1401、を追加した点である。変換テーブル生成回路は、マーク、スペース判定回路1201から出力されるマーク/スペース情報に応じて、エンコード回路100、デコード回路107で使用する変換テーブルを切り替える。使用する変換テーブルは、たとえば前述の第4の実施の形態に示したグレーコード変換の状態遷移図1204などを元に、各マーク長、およびマルチパルス回数などで選択する。
本実施の形態における光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャートを図15に示す。上位ホストから記録コマンドと記録データを受信すると(1501)、記録ストラテジテーブルから当該ディスクの記録ストラテジ情報(これをストラテジAとする)を読み出す(1502)。次にグレーコード変換を行うための状態遷移メモリからストラテジAに対応した状態遷移を選択し(1503)、信号処理LSI、レーザードライバに搭載された変換テーブルメモリに上記状態遷移における各マーク長、スペース長に対応した変換テーブルをセットする(1504)。状態遷移メモリに登録される状態遷移、および信号処理LSI、レーザードライバの変換テーブルメモリ上の変換テーブルは、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンからプログラマブルに設定可能な構成とする。次に変調回路から記録データのNRZがマーク/スペース判定回路に入力され(1505)、判定結果がストラテジ生成回路と変換テーブル選択回路に送られる(1506)。ストラテジ生成回路では上記判定結果から記録パルス情報を生成する(1507)。変換テーブル選択回路では上記判定結果からグレーコード変換に用いる変換テーブルを選択して信号処理LSI内部のエンコード回路とレーザードライバのデコード回路に設定する(1508)。次に上記エンコード回路で、記録パルス情報を、上記で選択した変換テーブルで変換してグレーコードを生成し(1509)、レーザードライバに伝送する(1510)。レーザードライバでは、受信したグレーコード(1511)を、上記で選択した変換テーブルで変換して記録パルス情報を生成し(1512)、レーザーパルス列を出力して記録を実行する(1513,1514)。
本実施の形態では、従来例のAの方式の記録パルス情報伝送構成に近いレーザードライバ構成で上記第4の実施の形態と同様の効果を得ることができる。これにより、電流源設定回路、スイッチ群の追加などによるレーザードライバ回路規模の増加を抑えることができる。さらに回路規模の増加抑制に伴って消費電力増加を抑えることができ、ピックアップ上のレーザードライバ発熱による記録性能の劣化を抑えることができる。
《実施の形態7》
図16に本発明の第7の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図を示す。同図において、図1と同様の機能を有するブロックについては同様の図番を付してあり、説明を省略する。
図1との相違は、信号処理LSI1601内部とレーザードライバ1604内部に、記録ストラテジ生成回路により制御信号1603で制御される切替スイッチ1602、1605を設けた点である。スイッチ1602は第2の実施の形態における図8に示す記録ストラテジ生成回路315から出力されるパルスL0からL3およびHfonと、エンコード回路100から出力されるエンコード結果のパルスBit0からBit2を切り替えて、LVDS送信回路102に出力する。このとき、スイッチ1602から出力されるパルスはL0からL3およびHfonに対応して5本であるが、エンコード回路100から出力されるパルスは3本であるため、スイッチ1602でエンコード回路100の出力を選択した際は2本のLVDS送信路は未使用となる。エンコード回路を選択する際のLVDSの送信路については、例えばLVDS伝送路5本を1つおきに選択するなどにより、伝送路間の信号漏れこみを低減させることもできる。スイッチ1605は、LVDS受信回路105の出力と、デコード回路107からの出力を切り替えて、後段のスイッチ305から309に出力する。スイッチ1602と1605は連動して設定され、スイッチ1602でパルスL0からL3およびHfonが選択された場合は、スイッチ1605ではLVDS受信回路105の出力が選択される。同様にスイッチ1602でパルスBit0からBit2が選択された場合は、スイッチ1605ではデコード回路107の出力が選択される。
本実施の形態における光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャートを図17に示す。本図において第1の実施の形態での動作フローを示す図7と同一の処理については、同一の図番を付している。
上位ホストから記録コマンドと記録データを受信すると(701)、記録ストラテジテーブルから当該ディスクの記録ストラテジ情報(これをストラテジAとする)を読み出す(702)。ここで、読み出されたストラテジAがグレーコード使用可能なストラテジかの判定を行う(1701)。グレーコード使用可能かどうかの判定基準については、
1.状態遷移によりグレーコードを伝送するすべてのパルス時間幅を、記録パルス列におけるパルス時間幅の2倍以上に設定することができるかどうか。
2.パワーレベル数、変化タイミングなどの組み合わせが、エンコード回路のビット数内でエンコード可能かどうか。
3.情報記録速度が所定の速度以上かどうか。
などで判定を行う。判定1701でグレーコード使用可能であると判断されると、信号処理LSI、レーザードライバに搭載された変換テーブルに上記ストラテジAに対応した変換テーブルをセットする(703) 。変換テーブルは光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンからプログラマブルに設定される。判定1701でグレーコード使用不可と判断された場合は、変換テーブルへの処理は行わない。次に変調回路から記録データのNRZがマーク/スペース判定回路に入力され(704)、判定結果がストラテジ生成回路に入力され(705)、記録パルス情報が生成される(706)。ここで判定1701と同様にストラテジAがグレーコード使用可能なストラテジかの判定を行い(1702)、使用可能である場合は、記録パルス情報は信号処理LSIのエンコード回路において、上記でセットされた変換テーブルでエンコードされ(707)、レーザードライバに伝送される(708)。グレーコード使用不可の場合は、記録パルス情報はそのままLVDS送信回路を通してレーザードライバに伝送される。レーザードライバでは、エンコード結果(709)を受信すると、用いられている記録ストラテジAがグレーコード使用可能なストラテジかの判定を行い(1703)、使用可能である場合は上記でセットした変換テーブルで変換して記録パルス情報を生成し(710)、レーザーパルス列を出力して記録を実行する(711,712)。使用不可の場合は得られた記録パルス情報を用いてレーザーパルス列を出力して記録を実行する。なお、上記の判定処理1702、1703は判定1701と同じ結果であるため、判定1701の結果をそのまま用いても良い。
上記処理により、記録ストラテジが複雑で限れたビット数でのエンコードが困難な場合は直接記録パルス情報を伝送し、記録速度が高速化して短パルスの伝送が困難な場合、およびパルス間の位相ずれによる記録ストラテジ劣化の影響が大きい場合などは記録パルス情報をグレーコードなどにエンコードして送信するなどの切替が可能となり、第1から第5の実施の形態に対して記録ストラテジを設計する最の自由度の向上、および記録速度などの条件により最適化された記録ストラテジの設定を行うことができる。
なお、本実施の形態では第1の実施の形態で用いた図1に示すブロック構成に切替スイッチを設けたが、同様のブロック構成を持つ第6の実施の形態の図14についても、上記スイッチが適用可能であることはいうまでもない。
《実施の形態8》
図18に本発明の第8の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図を示す。同図において、図12と同様の機能を有するブロックについては同様の図番を付してあり、説明を省略する。
図12との相違は、信号処理LSI 1801内部とレーザードライバ1805内部に、記録ストラテジ生成回路により制御信号1804で制御される切替スイッチ1803、1806を設けた点と、信号処理LSI1801内部に制御信号1804で制御されるパワー設定切替回路1802を設けた点である。切替スイッチ1803、1806は、第7の実施の形態と同様に、信号処理LSIとレーザードライバ間の伝送信号を記録パルス情報とするか、グレーコードにするかを切り替えるスイッチである。パワー設定切替スイッチ1802は上記伝送信号の切替に連動してレーザードライバ内部の電流源設定回路1208の設定を切り替えるものである。信号処理LSIとレーザードライバ間の伝送信号を記録パルス情報とする場合は、電流源設定回路1209の設定は、各パルスに対応したパワーレベルを設定する。信号処理LSIとレーザードライバ間の伝送信号をグレーコードとする場合は、図13の例に示すように、電流源設定回路1209にグレーコードの各状態に対するパワーレベルを設定する。なお、図13の例では、グレーコードを使用した場合のパワーレベル数は3ビット8値であるが、記録パルス情報を用いる場合のパワーレベルは、例えば第4の実施の形態ではL0からL3、Hfonの5値となる。このため、グレーコードの使用を選択した場合は、使用しない電流源回路は電流出力をゼロに、使用しないスイッチは動作を固定するなどのようにしておけば、レーザードライバでの消費電力を抑えることが出来る。
本実施の形態により、状態遷移を用いて記録パルス情報をグレーコードに変換して伝送を行う場合においても、記録パルス情報の伝送とグレーコードのエンコード結果の伝送とを切り替えて使用することができ、第7の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明の実施の形態におけるレーザードライバでは、電流出力部分をスイッチを切り替える構成として示したが、このほかにも例えば電流源回路をDAC回路として、そのDAC値をグレーコードで切り替えるなどの構成も考えられ、本発明の実施の形態に限定されるものではない。
また、前記第7、第8の実施の形態では、スイッチ制御を記録ストラテジ生成回路から行っているが、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンなどによりプログラマブルに制御することも考えられる。
また、前記第1、第7の実施の形態では、変換メモリテーブルの切替をマーク、スペース判定回路の出力で制御しているが、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンなどによりプログラマブルに制御することも考えられる。同様に第6の実施の形態では変換テーブル切替回路をマーク、スペース判定回路の出力で制御しているが、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンなどによりプログラマブルに制御することも考えられる。同様に、第2から第5、第8の実施の形態ではグレーコードエンコーダによる状態遷移の選択をマーク、スペース判定回路の出力で制御しているが、光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンなどによりプログラマブルに制御することも考えられる。
また、前記第5から第8の実施の形態において、第3、第4の実施の形態のエンコードを採用した場合、信号処理lSI、レーザードライバ間を伝送するグレーコードのパルス時間幅をフレキシブルケーブルなどの伝送路の伝送特性に対してマージンを持たせることが可能となるため、図12、図14、図16、図18のLVDS送信回路102、LVDS受信回路105を省略して、通常の2値化信号としてグレーコードを伝送することも考えられる。
また、記録ストラテジの設計によっては第1から第3の実施の形態で用いた図1のブロック構成においても、グレーコード変換テーブルおよびその選択を適切に行うことにより、第4の実施の形態と同様に最短パルスを記録パルス列におけるパルス時間幅の2倍以上に設定することができる。その場合は、図1のLVDSの送受信にかかわるブロック102、105を省略して、信号処理lSI、レーザードライバ間を通常の2値化信号としてグレーコードを伝送することも考えられる。
また、第5の実施の形態におけるレーザードライバへのパワーレベル設定で、アドレスとDAC値による設定を説明したが、その他の実施の形態においてもパワーレベル設定は同様であることから、上記の設定方法および電流源回路の制御構成はその他の実施の形態にも適用可能である。
また、同様に第5の実施の形態のパワーレベル設定についても、その他の実施の形態と同様にパワーレベルを伝送し、レーザードライバ内部で各スイッチに割り付ける構成とすることも可能である。この場合、上記割り付けを光ディスク装置の制御を行うファームウェアなどでマイコンからプログラマブルに設定される構成としておけば、より複雑な記録ストラテジの伝送にも対応できる。
第1の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図。 記録ストラテジとその生成方法の一例を示す図。 従来の光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成の一例を示す図。 従来の光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成の一例を示す図。 第1の実施の形態における光ディスク装置の記録ストラテジ情報の伝送方法を示す図。 第1の実施の形態における記録パルス情報のエンコードテーブルを示す図。 第1の実施の形態における光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャート。 第2の実施の形態における記録パルス情報伝送の図。 グレーコードの状態遷移を示す図。 第2の実施の形態における記録パルス情報のエンコードテーブルを示す図。 第3の実施の形態における記録パルス情報伝送の図。 第5の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図。 第4の実施の形態におけるグレーコード変換の状態遷移を示す図。 第6の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図。 第6の実施の形態における光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャート。 第7の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図。 第7の実施の形態における光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャート。 第8の実施の形態における光ディスク装置の情報記録動作にかかわるブロックの構成図。 第5の実施の形態における光ディスクへの情報記録動作を示すフローチャート。
符号の説明
103、311、403 …信号伝送路
104、303、401、1206、1604…レーザードライバ
108、312 、408、1205、1402、1601…信号処理LSI
200 …記録信号
201 …基準記録クロック
202 …記録マーク
203 …記録レーザーパルス列
204 …高周波重畳波形
205〜209…パルス信号
300…光ディスク
301…スピンドル
302…レーザーダイオード
305〜309…出力切り替えスイッチ
318…上位ホスト
801〜803
1005〜1007…コードビット信号
1210…出力切り替えスイッチ群

Claims (49)

  1. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置において、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路と、
    マーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定するレーザーパルス列生成回路と、
    レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を出力する変更タイミング信号生成回路と、
    該複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成するレーザー駆動回路と、を具備する光ディスク装置であって、
    上記変更タイミング信号の数はレーザーパワー値の差分数よりも少ない信号数である、ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置において、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路と、
    マーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定するレーザーパルス列生成回路と、
    レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を出力する変更タイミング信号生成回路と、
    該複数の変更タイミング信号を所定の変換テーブルに基づいてコード信号に変換して出力するエンコード回路と、
    上記コード信号を所定の変換テーブルに基づいて複数のレーザー発光量の変更タイミング信号に変換するデコード回路と、
    上記デコード回路から出力される複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成するレーザー駆動回路と、を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  3. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置において、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路と、
    マーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定するレーザーパルス列生成回路と、
    レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を出力する変更タイミング信号生成回路と、
    該複数の変更タイミング信号を所定の変換テーブルに基づいてコード信号に変換して出力するエンコード回路と、
    上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号と上記エンコード回路から出力されるコード信号を切り替えて信号伝送路に出力する第1のスイッチ回路と、
    上記信号伝送路を介して入力されるコード信号を所定の変換テーブルに基づいて複数のレーザー発光量の変更タイミング信号に変換するデコード回路と、
    上記伝送路を介して上記変更タイミング信号生成回路から伝送される複数の変更タイミング信号とデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号とを切り替えて出力する第2のスイッチ回路と、
    上記スイッチ回路の出力に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成するレーザー駆動回路と、を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項3記載の光ディスク装置において、
    前記レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列の形状が所定の形状の場合に、
    前記第1のスイッチ回路においてエンコード回路から出力されるコード信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記エンコード回路でのエンコード処理と、
    前記デコード回路でのデコード処理と、
    前記第2のスイッチ回路においてデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施し、
    上記の場合以外は、
    前記第1スイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記第2のスイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施することを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項3記載の光ディスク装置において、
    前記レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列のパワーレベル数が所定の値以下の場合に、
    前記第1のスイッチ回路においてエンコード回路から出力されるコード信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記エンコード回路でのエンコード処理と、
    前記デコード回路でのデコード処理と、
    前記第2のスイッチ回路においてデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施し、
    上記の場合以外は、
    前記第1スイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記第2のスイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施することを特徴とする光ディスク装置。
  6. 請求項3記載の光ディスク装置において、
    前記レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列におけるレーザー発光量の変更タイミングの時間間隔が所定の値以下の場合、
    前記第1のスイッチ回路においてエンコード回路から出力されるコード信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記エンコード回路でのエンコード処理と、
    前記デコード回路でのデコード処理と、
    前記第2のスイッチ回路においてデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施し、
    上記の場合以外は、
    前記第1スイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記第2のスイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項3記載の光ディスク装置において、
    記録媒体に記録する記録データに同期した記録クロック周期が所定の値以下の場合、
    前記第1のスイッチ回路においてエンコード回路から出力されるコード信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記エンコード回路でのエンコード処理と、
    前記デコード回路でのデコード処理と、
    前記第2のスイッチ回路においてデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施し、
    上記の場合以外は、
    前記第1スイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記第2のスイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項3記載の光ディスク装置において、
    該レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列における異なるレーザー発光量の数が、前記所定のコードで表される組み合わせ数以下の場合に、
    前記第1のスイッチ回路においてエンコード回路から出力されるコード信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記エンコード回路でのエンコード処理と、
    前記デコード回路でのデコード処理と、
    前記第2のスイッチ回路においてデコード回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施し、
    上記の場合以外は、
    前記第1スイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号を信号伝送路に出力する選択と、
    前記第2のスイッチ回路において上記変更タイミング信号生成回路から出力される複数の変更タイミング信号をレーザー駆動回路に出力する選択と、を実施することを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項2から8のいずれか1項記載の光ディスク装置において、
    前記エンコード回路で変更タイミング信号とコード信号の変換に用いる変換テーブルと、前記デコード回路でコード信号と変更タイミング信号との変換に用いる変換テーブルは同じであることを特徴とする光ディスク装置。
  10. 請求項2から9のいずれか1項記載の光ディスク装置において、
    前記エンコード回路で変更タイミング信号とコード信号の変換に用いる変換テーブルと、前記デコード回路でコード信号と変更タイミング信号との変換に用いる変換テーブルとのどちらか一方、もしくは両方を前記レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列の形状に基づいて変更することを特徴とする光ディスク装置。
  11. 請求項2から9のいずれか1項記載の光ディスク装置において、
    前記レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列に基づいて状態遷移を行って状態を出力する状態遷移回路を具備し、
    前記エンコード回路で変更タイミング信号とコード信号の変換に用いる変換テーブルと、前記デコード回路でコード信号と変更タイミング信号との変換に用いる変換テーブルとのどちらか一方、もしくは両方を上記状態遷移回路の状態出力に基づいて変更する、ことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 請求項11記載の光ディスク装置において、
    前記状態遷移回路の状態遷移を記憶する状態遷移メモリを具備し、
    上記状態遷移回路は上記状態遷移メモリから状態遷移を選択して状態遷移を行うことを特徴とする光ディスク装置。
  13. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する光ディスク装置において、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路と、
    マーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定するレーザーパルス列生成回路と、
    レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を出力する変更タイミング信号生成回路と、
    該記録媒体に情報を記録する際に用いるレーザーパルス列に基づいて状態遷移を行って状態を出力する状態遷移回路と、
    該状態遷移回路の状態出力に基づいて該複数の変更タイミング信号の状態を所定のコードに割り当ててコード信号として出力するエンコード回路と、
    上記該状態遷移回路の状態出力に基づいて該コード信号を複数のレーザー発光量の変更タイミング信号に変更するデコード回路と、
    上記デコード回路から出力される複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成するレーザー駆動回路と、を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  14. 請求項13記載の光ディスク装置において、
    前記レーザーパルス列生成回路から出力されるレーザーパルス列の形状に基づいて、前記状態遷移回路における状態遷移を変更する、ことを特徴とする光ディスク装置。
  15. 請求項13又は14記載の光ディスク装置において、
    前記マーク、スペース長判別回路の出力に基づいて、前記状態遷移回路における状態遷移を変更する、ことを特徴とする光ディスク装置。
  16. 請求項13記載の光ディスク装置において、
    前記状態遷移回路の状態遷移を記憶する状態遷移メモリを具備し、
    上記状態遷移回路は上記状態遷移メモリから状態遷移を選択して状態遷移を行う、ことを特徴とする光ディスク装置。
  17. 請求項2から16のいずれか1項記載の光ディスク装置において、
    光ディスク装置の動作制御を行うマイコンと、その動作プログラムを格納するメモリを具備し、
    前記エンコード回路で変更タイミング信号とコード信号の変換に用いる変換テーブルと、前記デコード回路でコード信号と変更タイミング信号との変換に用いる変換テーブルと、前記状態遷移回路の状態遷移動作若しくは前記状態遷移メモリとのうち、いずれか1つ以上、又は全部を、上記マイコンからプログラマブルに変更可能な構成とする、ことを特徴とする光ディスク装置。
  18. 請求項2から17のいずれか1項記載の光ディスク装置において、
    前記コード信号は2ビット以上の多ビットで構成される多値信号とし、
    上記多値信号の連続する変化は1ビットとする、ことを特徴とする光ディスク装置。
  19. 請求項18の光ディスク装置において、
    前記多値信号がある任意のビットで変化した場合、次の多値信号の変化は任意のビットと異なるビットで実現される、ことを特徴とする光ディスク装置。
  20. 請求項18又は19記載の光ディスク装置において、
    前記多値信号における同一ビットの信号変化の時間間隔は、前記記録媒体に記録する記録データに同期した記録クロックの1周期以上とする、ことを特徴とする光ディスク装置。
  21. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別する、マーク、スペース長判別回路の出力からレーザーパルス列の形状を決定する処理と、
    該レーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を生成する処理と、
    該複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成してレーザーを発光する処理と、を含み、
    該複数の変更タイミング信号の数はレーザーパワー値の差分数よりも少ない信号数である、ことを特徴とする情報記録方法。
  22. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別し、
    該判別結果からレーザーパルス列の形状を決定し、
    該レーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を生成し、
    該複数の変更タイミング信号を所定の変換テーブルに基づいてコードに割り当てたコード信号を生成し、
    該コード信号から所定の変換テーブルに基づいて複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成し、
    該コード信号から生成された複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成してレーザーを発光し、
    情報記録を行うことを特徴とする情報記録方法。
  23. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する情報記録方法であって、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別し、
    該判別結果からレーザーパルス列の形状を決定し、
    該レーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を生成し、
    上記レーザーパルス列の形状に基づいて、
    上記複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を用いてレーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成してレーザーを発光する第1のレーザー発光制御方法と、
    上記複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を所定の変換テーブルに基づいてコードに割り当てたコード信号を生成し、該コード信号から所定の変換テーブルに基づいて複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成し、該コード信号から生成された複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成してレーザーを発光する第2のレーザー発光制御方法と、を切り替えて情報記録を行う、ことを特徴とする情報記録方法。
  24. 請求項23記載の情報記録方法において、
    記録媒体に記録する情報から決定されるレーザーパルス列のパワーレベル数に基づいて、前記第1のレーザー発光制御方法と、前記第2のレーザー発光制御方法とを切り替えて情報記録を行う、ことを特徴とする情報記録方法。
  25. 請求項23記載の情報記録方法において、
    記録媒体に記録する情報から決定されるレーザーパルス列におけるレーザー発光量の変更タイミングの時間間隔が所定の値以上の場合に前記第1のレーザー発光制御方法を選択し、
    上記以外の場合に前記第2のレーザー発光制御方法を選択して情報記録を行う、ことを特徴とする情報記録方法。
  26. 請求項23記載の情報記録方法において、
    前記レーザーパルス列生成回路で生成されるレーザーパルス列における異なるレーザー発光量の数が、該所定のコードで表される組み合わせ数以上の場合に前記第1のレーザー発光制御方法を選択し、
    上記以外の場合に前記第2のレーザー発光制御方法を選択して情報記録を行う、ことを特徴とする情報記録方法。
  27. 請求項21から26のいずれか1項記載の情報記録方法において、
    前記複数の変更タイミング信号からコード信号を生成する際に用いる変換テーブルと、
    前記コード信号から複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成する際に用いる変換テーブルとは同じである、ことを特徴とする情報記録方法。
  28. 請求項21から27のいずれか1項記載の情報記録方法において、
    前記複数の変更タイミング信号からコード信号を生成する際に用いる変換テーブルと、前記コード信号から複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成する際に用いる変換テーブルとのどちらか一方、もしくは両方を記録媒体に記録する情報から決定されるレーザーパルス列の形状に基づいて変更する、ことを特徴とする情報記録方法。
  29. 請求項21から28のいずれか1項記載の情報記録方法において、
    記録媒体に記録する情報から決定されるレーザーパルス列に基づいて状態遷移を決定し、
    前記複数の変更タイミング信号からコード信号を生成する際に用いる変換テーブルと、前記コード信号から複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成する際に用いる変換テーブルとのどちらか一方、もしくは両方を上記状態遷移基づいて変更する、ことを特徴とする情報記録方法。
  30. 請求項21から28のいずれか1項記載の情報記録方法において、
    状態遷移を記憶する状態遷移記憶手段にあらかじめ複数の状態遷移を記憶しておき、
    前記複数の変更タイミング信号からコード信号を生成する際に用いる変換テーブルと、前記コード信号から複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成する際に用いる変換テーブルとのどちらか一方、もしくは両方を上記状態遷移記憶手段に記憶された状態遷移に基づいて変更する、ことを特徴とする情報記録方法。
  31. レーザー発光によるパルス列を用いて記録媒体に情報を記録する情報記録方法において、
    記録媒体に記録する情報から記録媒体上のマーク長、スペース長を判別し、
    該判別結果からレーザーパルス列の形状を決定し、
    該レーザーパルス列に基づいて、レーザー発光量の変更タイミングを示す、複数の2値のパルス列による変更タイミング信号を生成し、
    上記レーザーパルス列に基づいて状態遷移を決定し、
    上記レーザーパルス列に基づいて決定した状態遷移に基づいて該複数の変更タイミング信号をコードに割り当てたコード信号を生成し、
    上記状態遷移に基づいて該コード信号から複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成し、
    該コード信号から生成された複数の変更タイミング信号に基づいて、レーザーパルス列を形成するレーザー駆動電流を生成してレーザーを発光し、情報記録を行うことを特徴とする情報記録方法。
  32. 請求項31記載の情報記録方法において、
    記録媒体に記録する情報から決定されるレーザーパルス列の形状に基づいて、前記状態遷移を変更する、ことを特徴とする情報記録方法。
  33. 請求項31又は32記載の情報記録方法において、
    前記マーク、スペース長判別結果に基づいて、前記状態遷移を変更する、ことを特徴とする情報記録方法。
  34. 請求項31記載の情報記録方法において、
    状態遷移を記憶する状態遷移記憶手段にあらかじめ複数の状態遷移を記憶しておき、上記状態遷移メモリから状態遷移を選択して状態遷移を行う、ことを特徴とする情報記録方法。
  35. 請求項21から34のいずれか1項記載の情報記録方法において、
    前記複数の変更タイミング信号からコード信号を生成する際に用いる変換テーブルと、
    前記コード信号から複数のレーザー発光量の変更タイミング信号を生成する際に用いる変換テーブルと、
    前記状態遷移動作、もしくは前記状態遷移記憶手段に記憶された状態遷移と、
    のうち、いずれか1つ、又はそれ以上を、マイコンなどの制御手段からプログラマブルに変更する、ことを特徴とする情報記録方法。
  36. 請求項21から35のいずれか1項記載の情報記録方法において、
    前記コード信号は2ビット以上の多ビットで構成される多値信号とし、
    上記多値信号の連続する変化は1ビットとする、ことを特徴とする情報記録方法。
  37. 請求項36の情報記録方法において、
    前記多値信号がある任意のビットで変化した場合、次の多値信号の変化は任意のビットと異なるビットで実現される、ことを特徴とする情報記録方法。
  38. 請求項36又は37記載の情報記録方法において、
    前記多値信号における同一ビットの信号変化の時間間隔は、前記記録媒体に記録する記録データに同期した記録クロックの1周期以上とする、ことを特徴とする情報記録方法。
  39. 請求項1記載の光ディスク装置における、
    マーク、スペース長判別回路と、
    レーザーパルス列生成回路と、
    変更タイミング信号生成回路と、を具備した信号処理LSI。
  40. 請求項2記載の光ディスク装置における、
    マーク、スペース長判別回路と、
    レーザーパルス列生成回路と、
    変更タイミング信号生成回路と、
    エンコード回路と、を具備した信号処理LSI。
  41. 請求項3から10のいずれか1項記載の光ディスク装置における
    マーク、スペース長判別回路と、
    レーザーパルス列生成回路と、
    変更タイミング信号生成回路と、
    エンコード回路と、
    第1のスイッチ回路と、を具備した信号処理LSI。
  42. 請求項11、又は13から15のいずれか1項記載の光ディスク装置における、
    マーク、スペース長判別回路と、
    レーザーパルス列生成回路と、
    変更タイミング信号生成回路と、
    エンコード回路と、
    状態遷移回路と、を具備した信号処理LSI。
  43. 請求項12又は16記載の光ディスク装置における、
    マーク、スペース長判別回路と、
    レーザーパルス列生成回路と、
    変更タイミング信号生成回路と、
    エンコード回路と、
    状態遷移回路と、
    状態遷移メモリと、を具備した信号処理LSI。
  44. 請求項39から43のいずれか1項記載の信号処理LSIにおいて、
    前記エンコード回路で変更タイミング信号とコード信号の変換に用いる変換テーブルと、
    前記状態遷移回路の状態遷移動作、もしくは前記状態遷移メモリとのうち、
    いずれか1つ又はそれ以上を、信号処理LSI内部、もしくは外部のマイコンからプログラマブルに変更可能な構成とする、ことを特徴とする信号処理LSI。
  45. 請求項1記載の光ディスク装置におけるレーザー駆動回路を具備したレーザードライバ。
  46. 請求項2記載の光ディスク装置における、
    デコード回路と、
    レーザー駆動回路と、を具備したレーザードライバ。
  47. 請求項3から10のいずれか1項記載の光ディスク装置における、
    デコード回路と、
    第2のスイッチ回路と、
    レーザー駆動回路と、を具備したレーザードライバ。
  48. 請求項11から16のいずれか1項記載の光ディスク装置における、
    デコード回路と、
    レーザー駆動回路と、を具備したレーザードライバ。
  49. 請求項45から48のいずれか1項記載のレーザードライバにおいて、
    前記デコード回路でコード信号と変更タイミング信号との変換に用いる変換テーブルを、レーザードライバ内部もしくは外部のマイコンからプログラマブルに変更可能な構成とする、ことを特徴とするレーザードライバ。
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