JP2002261619A - データ符号化方法、データ符号化装置及び記憶媒体 - Google Patents
データ符号化方法、データ符号化装置及び記憶媒体Info
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Abstract
に、調整ビットを用いずに低周波成分を抑圧したデータ
符号化を得る。 【解決手段】12ビットのデータワードを18ビットの
コードワードに変換するに際して、12ビットのデータ
ワードを上位8ビットと下位4ビットに分割して、上位
8ビットを12ビットに、下位4ビットは6ビットに変
換して、18ビットのコードを生成することにより、小
規模の変換テーブルでの変換を可能にする。
Description
法、データ符号化装置及び記憶媒体に関する。この発明
は例えば、光ディスク等の媒体に対してデジタルデータ
を記録、また記録されたデータを再生する装置に採用さ
れて有効である。そして特に、デジタルデータを媒体上
に記録されるビット系列に変換する場合に好適なデータ
符号化方法、データ符号化装置及び変換されたデータを
記録するあるいは記録された記憶媒体に及ぶものであ
る。
る場合、記録するデジタルデータのビット系列には様々
な特性が求められる。記録するビット系列は、再生専用
の光ディスクの場合は反射面の凹凸状のピット、記録可
能な光磁気ディスクでは磁化状態の異なるマーク、相変
化ディスクの場合は光学定数の異なるマークとして形成
される。
光で読み出すときの光学的特性、読み出した信号をデジ
タルデータに復元する信号処理の特性を考慮して、記録
するデータを最適なビット系列に変換する符号化処理を
行う必要がある。
劣化により急激に再生信号の出力が低下するため、最小
ビット長は大きい方が望ましい。逆に最大ピット長が大
きくなると再生信号の反転回数が減少し、クロックのタ
イミング再生性能が劣化してジッタが大きくなる。その
結果、符号誤りを生じやすくなってしまうため、最大ピ
ット長は小さい方が望ましい。
ないことも重要である。これらの信号成分は光ディスク
上に形成されたトラックをトレースするトラッキングサ
ーボに影響を与える場合がある。正確に信号を読み出す
ためにはこれらの信号成分を抑圧する必要がある。検出
窓幅が広いことも要求項目としてあげられる。元のデー
タを多くのビットに分割して記録を行うと、たとえピッ
ト長の条件を満たしていても検出時の時間的位相余裕が
小さくなってしまう。同時に再生クロック周波数が高く
なってしまう。
として、例えば特開平06−284015号公報に記載
の8/14符号化方式がある。8/14符号化方式は8
ビットのデータを14ビットのコードに変換する符号化
方式である。
“0”を“−1”、ビット“1”を“+1”として累積
加算した値(DSV)が小さくなるように、コード変換
に用いるテーブルを最適に切り替えているため、直流及
び低周波成分を十分に抑圧することができる。
のデータの14/8倍に増加してしまうため、検出窓幅
が小さくなってしまうと共に、クロック周波数も同じ比
率で上昇してしまう。近年、デジタル記録装置に対する
データ転送速度の高速化が要求されている。データの記
録再生速度を上昇させるとクロック周波数も増加し、信
号処理回路を構成する上での障害となる場合が発生して
くる。
−149152号公報に記載の符号化方式がある。この
符号化方式はデータに対して1.5倍のビット数のコー
ドに変換する方式である。ビット“1”の間のビット
“0”の連続個数が1個以上7個以下のため、一般にこ
の種の方式は(1,7)RLL符号と呼ばれる。
さな回路で構成可能という特徴を持っているが、8/1
4方式のようにDSVの管理を一切行っていない。この
ために、直流及び低周波成分は抑圧されていない。従っ
てこの方式ではトラッキング性能に障害を与える場合が
発生してくる。この現象を避けるためには、記録データ
とは別にDSVを小さくするための調整ビットを挿入す
る必要がある。しかし、このような調整ビットを挿入す
ると媒体の記憶容量が減少するという新たな問題が生じ
てくる。また2ビットを3ビットに変換する場合と4ビ
ットを6ビットに変換する場合が混在する可変長符号化
のため、ビット誤りが伝搬しやすいといった問題も持っ
ている。
化方式では、低周波成分を押さえようとするとクロック
周波数が上昇し、クロック周波数を低く抑えようとする
と低周波成分が抑圧できなかったり、調整ビットにより
記憶容量が減少する等の問題があった。
波数をあまり上げる必要が無く、さらに、調整ビットを
用いずに低周波成分を抑圧することができ、これによ
り、記録/再生信号処理回路の動作周波数を低くすると
同時に、記録媒体側では記憶容量を無駄にせず、かつト
ラッキングを安定して動作させることが可能な、記録デ
ータ系列を生成するデータ符号化方法、データ符号化装
置及び記憶媒体を提供することにある。
を達成するために、LビットのデータワードをαLビッ
トのコードワードに変換するデータ符号化方法に於い
て、前記LビットのデータワードをMビットデータワー
ドとNビットのデータワードに分割し(M≧N)、前記M
ビットのデータワードを第1の変換テーブルによりβM
ビットのコードワードに変換し、前記Nビットのデータ
ワードを第2の変換テーブルによりγNビットのコード
ワードに変換し、前記βMビットのコードワードと前記
γNビットのコードワードを接続することにより前記α
Lビットのコードワードに変換する方式とする。
中のパターンの選択は、前記Mビットのデータワードと
前記Nビットのデータワードの組み合わせで決定するよ
うにした。
接αLビットのコードワードに変換を行うと変換テーブ
ルが大きくなってしまうが、データワードを適切なビッ
ト数で分割し、分割後のパターンをそれぞれ別の変換テ
ーブルで変換した後に再度合成するので、小さな変換テ
ーブルでデータを変換を行うことができる。
参照して説明する。
本発明では、データワードの大きさとして様々な値を取
ることが可能であるが、ここでは1例として12ビット
のデータワードを18ビットのコードワードに変換する
12/18変調方式に適用した実施例について詳細に説
明する。
れる4096通りのビットパターンが存在する。それに
対して符号化後のコードは18ビットで表現される26
2144通りのビットパターンが存在する。この場合の
符号化処理とはこの4096通りのパターンと2621
44通りのパターン間のワードの割り当て処理に相当す
る。
理すると、1)最小ピット長が大きいこと、2)最大ピ
ット長は小さいこと、3)記録信号の直流及び低周波成
分が少ないこと、4)検出窓幅が広いこと、5)再生ク
ロック周波数が低いこと等があげられる。
ードのビットパターンとして、ビット"1"とビット"1"の
間のビット"0"の連続個数が1個以上11個以下に制限
された(1,11)RLLの条件を満足する組み合わせ
を考える。
(1,11)RLLを満たす18ビットパターンを数え
ると全部で6686通りのパターンが存在する。
す。条件を満たすパターン数が12ビットで表現される
4096通りを越えているので、12ビット単独のコー
ド変換は十分に可能である。
た場合には、コードの境界部分において(1,11)R
LLの条件が満たせなくなる。任意の2つのコードを接
続させるとコードの境界部分でビット“1”が連続した
り、ビット“0”が12個以上連続する組み合わせがが
存在することは容易に判る。
にコードの接続点においても(1,11)RLLの条件
を満たせる様にビットパターンに以下の制約を加える。
コードの先頭側のビット“0”の連続個数を5個以下、
末尾側のビット“0”の連続個数を1個以上6個以下と
する。
コード数は3710通りに減少する。このようにコード
の接続点を含めて(1,7)RLLの条件を満たすこと
は容易ではない。
ても、12ビットのデータを直接18ビットのコードに
変換するためには少なくとの4096通り×18ビット
=73728ビット以上の変換テーブルが必要となり、
変換処理に多くのメモリが必要となってしまう。
と下位ビットに2分割すると共に、それぞれを変換テー
ブルでコードに変換し、変換後のコードを接続すること
によって変換テーブル縮小を行う。
するための図である。
8ビットと下位の4ビットに分割する(ステップS
1)。
12ビットのコードに変換される(ステップS2)。一
方下位の4ビットは変換テーブルBによって6ビットの
コードに変換される(ステップS3)。
ットのコードが上位、変換テーブルBによって変換され
た6ビットのコードが下位となるようにコードを接続し
て、18ビットのコードを出力する(ステップS4)。
には複数のテーブルが存在しており、テーブル選択部の
出力結果によってそのテーブルが選択される。テーブル
選択部には12ビットのデータが入力されており、あら
かじめ決められたデコード規則に従って使用する変換テ
ーブル選択情報を出力する(ステップS0)。
と変換テーブルBから選択選択されるコードワードパタ
ーンの組み合せを結果的に決めることになる。
位ビットとして幾つかの選択可能なコードが含まれてい
る。このビットは少なくともコード境界において(1,
11)RLLの規則を満たすように確定する(ステップ
S5)。
する。
満たすパターンを選び出す。
1個以下 2)先頭の"0"の連続数は10個以下 3)末尾の"0"の連続数は11個以下 上記条件を満たす12ビットパターンは375通り存在
する。
規則を満たすパターンを選び出す。
末尾が"0"のパターンと組み合わせる。
通り存在する。
て"*"は"1"または"0"のいずれかを、後述する方法に従
って選択するものとする。
変換テーブルBの全ての組み合わせが接続可能であれ
ば、375×13=4888通りのパターンを作り出す
ことができる。しかし実際には2つのパターンの接続点
に於いて、上記(1,11)RLLの条件を満たさない
組み合わせが存在する。
をさらに分類することにより、(1,11)RLLの条
件を満たす組み合わせに絞り込んでいく。
明する。変換テーブルAを以下の条件に従って、変換テ
ーブルA−1からA−7までの7通りの変換テーブルに
分類する。
補の中から以下の条件を満たすパターンとする。
が1個以上5個以下。この条件を満たすパターンは21
2通り存在する。
ターンの一部を示す。
補の中から以下の条件を満たすパターンとする。
すパターンは143通り存在する。
ターンの一部を示す。
補の中から以下の条件を満たすパターンとする。
が6個以上7個以下。この条件を満たすパターンは13
通り存在する。
ターンを示す。
補の中から以下の条件を満たすパターンとする。
が8個。この条件を満たすパターンは3通り存在する。
ターンを示す。
補の中から以下の条件を満たすパターンとする。
が9個。この上記条件を満たすパターンは2通り存在す
る。
ターンを示す。
補の中から以下の条件を満たすパターンとする。
が10個。この条件を満たすパターンは1通り存在す
る。
パターンを示す。
補の中から以下の条件を満たすパターンとする。
が11個。この条件を満たすパターンは1通り存在す
る。
パターンを示す。
換テーブルBの分類と組み合わせ方法について説明す
る。
続個数は、"*"を含めると0個から6個の範囲となって
いる。従って変換テーブルA−1に対して変換テーブル
Bを接続しても、接続部分における"0"の連続個数が1
個から11個の範囲に収まるため、図4に示した全ての
パターンと組み合わせることが可能となる。その結果、
変換テーブルA−1との組み合わせから、212×13
=2756通りの18ビットパターンを作り出すことが
できる。
ず"1"となっている。従って(1,11)RLLの条件
を満たすためには変換テーブルBの中で"1"で始まる5
通りのパターンは接続できない。従って変換テーブルA
−2と組み合わせることが可能なパターンは8通りのみ
となる。その結果、変換テーブルA−2との組み合わせ
から、143×8=1144通りの18ビットパターン
を作り出すことができる。
ブルBにおいて先頭の"0"の連続個数が4個以下となる
12通りのパターンのみが組み合わせ可能となる。その
結果、13×12=156通りの18ビットパターンを
作り出すことができる。
ブルBにおいて先頭の"0"の連続個数が3個以下となる
11通りのパターンのみが組み合わせ可能となる。その
結果、3×11=33通りの18ビットパターンを作り
出すことができる。
ブルBにおいて先頭の"0"の連続個数が2個以下となる
10通りのパターンのみが組み合わせ可能となる。その
結果、2×10=20通りの18ビットパターンを作り
出すことができる。
ブルBにおいて先頭の"0"の連続個数が1個以下となる
8通りのパターンのみが組み合わせ可能となる。その結
果、1×8=8通りの18ビットパターンを作り出すこ
とができる。
ブルBにおいて先頭が"1"となる5通りのパターンのみ
が組み合わせ可能となる。その結果、1×5=5通りの
18ビットパターンを作り出すことができる。
テーブルAと変換テーブルBにおいて組み合わせ可能な
18ビットパターンの総数は、2756+1144+1
56+33+20+8+5=4122通りとなり、12
ビットの入力データパターン数4096通りよりも大き
くなる。従って12ビットのデータから(1,11)R
LL特性をもつ18ビットのコードへの変換が可能なこ
とが分かる。実際にはこの4122通りのパターンの組
み合わせから4096通りの組み合わせを選び出して変
換テーブルを構成する。
は12ビットから18ビットへの変換が可能なことを示
した。
態について説明する。
2ビットは"10"または"0*"の2通りしか存在しない。一
方変換テーブルAの先頭は1個から10個の"0"が連続
するか、または"1"となっている。
には、コードの境界部分における"0"の連続個数が1個
から11個となり、(1,11)RLLの規則を満たす
ことができる。一方、変換テーブルBの末尾が"0*"の場
合には、"*"は"0"と"1"のいずれかを選択することを示
していることに着目すると、(1,11)RLLの規則
を満たすように"0"と"1"の選択が可能なことが分かる。
コード接続部分における変換テーブルAの先頭ビット
が"1"の場合には"*"を必ず"0"となるように選択し、"*"
を"0"とするとコード接続部分における"0"の連続個数が
11個を越える場合には"*"を必ず"1"となるように選択
する事により(1,11)RLLの規則を満たすことが
できる。
(1,11)RLLの規則を満たすことが可能な場合に
はどちらを選択しても良いこととする。
いれば、12ビットのデータワードを18ビットのコー
ドワードに変換するに際して、12ビットのデータワー
ドを上位8ビットと下位4ビットに分割して、変換テー
ブルを用いてそれぞれを12ビットと6ビットに変換
し、12ビットを上位、6ビットを下位として接続して
18ビットのコードを生成する。
ードへの変換を行うことが可能となる。
去の選択結果の情報を必要としないので、変換されたコ
ードワードを元のデータワードに復元する場合に、コー
ド間の誤り伝搬が発生しない方式となっている。
変換テーブルでは変換テーブルBの末尾にある"*"に対
して、"0"と"1"を自由に選択できる場合がある。このよ
うなビットをDC制御ビットと呼び、変換されたコード
ワードのビット系列が含む低周波成分の抑圧に利用する
ことができる。
について説明する。
のビット系列は、"1"の場合に"0"と"1"を入れ替え、"0"
でデータを維持するNRZI変換を施される。変換後の
データは"0"と"1"に対して異なる信号レベルを割り当て
て記録信号となる。ここで、NRZI変換された信号
の"0"を"-1"、"1"を"+1"として累積加算値(DSV)を
求めると、DSVレベルが記録信号の持つ直流成分を、
DSVの変動周期が記録信号の低周波成分となる。記録
信号の直流成分及び低周波成分を低く抑えるためには、
DSVの絶対値を小さくする必要がある。またDSVの
変動周期を短くすると低周波成分を抑圧することが可能
となる。
にあるDC制御ビットとなる"*"を用いてDSVを制御
する方法を説明する図である。
に反転すると、NRZI変換後の信号は反転ビット以降
の信号極性が反転する。図13に示すようにビット反転
を行うと以降のDSVの変化方向が逆転する。図13の
例ではビット反転を行わない方がDSVの絶対値を小さ
くすることができる。従って、ビット反転を行った場合
と行わなかった場合に対するDSVをそれぞれ算出し、
次にDC制御ビットが現れる位置において、DSVの絶
対値が小さくなるように"0"と"1"を選択することにより
直流成分の制御が可能となる。
以外にも、次にDC制御ビットが現れるまでのDSVの
絶対値のピークが小さくなるように制御したり、DSV
の極性が反転する様に制御しても良い。
図12に示した変換テーブルでは4096通りの入力デ
ータに対して4122通りのコードワードの組み合わせ
が存在するため、26通りの組み合わせの余裕がある。
そこで、4122通りのパターンから未使用のパターン
を適切に選択することによって、変換テーブルの最適化
を行うことができる。
ついて説明する。
生信号振幅が低下して記録データの信頼性が低下する光
学的分解特性を持っている。従って短いピットが連続す
るのは長時間信号振幅が低下してしまうためあまり好ま
しくない。そこで、短いピットが連続するパターンを取
り除くことにより、より適切なビット系列を生成するこ
とが可能となる。(1,11)RLL特性の場合、最も
短いピットは2ビット分の長さ(2T)となり、"1"と"
1"の間に"0"が1個のみ挟まれている部分で発生する。
従って"1"と"0"が交互に繰り返し発生するパターンを変
換テーブルから削除することにより、短いピットが連続
して発生することを防ぐことができる。
除くパターンの組み合せを示す。
パターンの先頭側における"1"と"0"の繰り返し回数を4
回未満に制限するために取り除いたパターンの組み合わ
せを示している。14番目から17番目までの組み合わ
せは、パターンの末尾側における"1"と"0"の繰り返し回
数を6回以下に制限するために取り除いたパターンの組
み合わせを示している。
ルから取り除くとともに、さらに変換テーブルにおけ
る"*"の部分で"1"を選択すると"1"と"0"の繰り返し回数
が10回を越えてしまう場合には、その"*"の部分では
必ず"0"を選択する規則を導入する。すると、"1"と"0"
の繰り返し回数を連続10回以下に制限することができ
る。
2に示した変換テーブルの余裕よりも小さいため、図1
4に示したパターンを取り除いても12ビットのデータ
から18ビットのコードへの変換は十分可能である。
て、次に本発明におけるデータ変換を実現する変換回路
について説明する。
力されたデータは、まずデータワード構成部101にお
いて12ビット単位のデータワードに再構成する。
成の方法としては図16(a)に示す様に3バイトの入力
データを順に並べて12ビット単位に切り分ける方法
と、図16(b)に示す様に3バイトの内の2バイトを、
各12ビットの上位8ビットに対応させ、残り1バイト
を2分割してそれぞれ各12ビットの下位4ビットに対
応させる方法がある。
力された12ビットデータを、上位8ビットはテーブル
変換部(A)102に、下位4ビットはテーブル変換部
(B)103に入力すると同時に、テーブル選択部10
4にも入力する。テーブル変換部(A)102には8ビ
ットのデータワードを12ビットのコードワードに変換
するための複数の変換テーブルが存在し、テーブル選択
部104で生成されるテーブル選択信号を受けて適切な
変換テーブルを用いてパターン変換を行う。
4ビットのデータワードを6ビットのコードワードに変
換するための複数の変換テーブルが存在し、テーブル選
択部104で生成されるテーブル選択信号を受けて適切
な変換テーブルを用いてパターン変換を行う。テーブル
変換部(B)103の変換テーブルの一部のパターンに
は、そのパターン末尾が"0"と"1"が選択可能なDC制御
ビットとなっている。
入力データからあらかじめ決められた規則によって、テ
ーブル変換部(A)102及びテーブル変換部(B)1
03で用いる変換テーブルを選択するための指示信号が
生成される。コードワード構成部105では、テーブル
変換部(A)102から出力される12ビットを上位ビ
ットとし、テーブル変換部(B)103から出力される
6ビットを下位ビットとして、合計18ビットのコード
ワードを生成する。
タルサムバリュー(DSV)算出部106においてコー
ドワードのビット系列に含まれる直流(DC)成分の検
出を行う。DC成分の計算はコードワードのビット系列
をNRZI変換した場合に、"0"を"-1"に"1"を"+1"とし
て積算して求めることができる。算出したDSV値はD
C制御部107において所定のアルゴリズム、例えばD
VDの絶対値が小さくなるようにDC制御ビットの選択
を行うための情報を出力する。
コードの接続条件と共にコードに含まれるDC制御ビッ
トを"0"とするか"1"とするか判定するために使用され
る。
する。
コードワードに変換するに際して、直接単一の変換テー
ブルを用いて変換を行うと変換テーブルのサイズが非常
に大きくなってしまうが、図15に示した構成の変換回
路を用いると、小さな変換テーブルを組み合わせること
によって、小規模の回路でデータの変換が可能となる。
を18ビットのコードワードに変換するに際して、上位
8ビット12ビットに変換するテーブルと、下位4ビッ
トを6ビットに変換する様に分割を行った。しかし、分
割方法はこの組み合わせに限定されるものではなく、上
位4ビットと下位8ビット、上位10ビットと下位2ビ
ットなど様々な組み合わせにも適用可能である。DC制
御ビットの位置も下位パターンの末尾に配置したが、こ
の位置に限定されるものではない。
び変換比率に関しても他の組み合わせに対して適用可能
である。例えば、16ビットのデータワードを24ビッ
トのコードワードに適用する場合にも、同様の方法を適
用することができる。生成するコードワードの特性も本
実施例では(1,11)RLL特性を例としたが、この
特性に限られるものではなく、変換比率などが変わると
最適な特性が変わるため、特に限定されるものではな
い。
と変換テーブルの上位と下位を入れ替えると共に、各変
換テーブルの上位ビットと下位ビットを反転させても、
本実施例の効果は失われるものではなく等価の効果を得
ることが可能である。その場合変換後のコードワードの
先頭ビットにDC制御ビットが現れるようになる。
とめると以下のようになる。
コードワードに変換するに際して、12ビットのデータ
ワードを上位8ビットと下位4ビットに分割して、上位
8ビットを12ビットに、下位4ビットは6ビットに変
換して、18ビットのコードを生成することにより、小
規模の変換テーブルでの変換を可能にするものである。
トのコードワードに変換するデータ符号化方法におい
て、前記LビットのデータワードをMビットデータワー
ドとNビットのデータワードに分割し(M≧N)、前記M
ビットのデータワードを第1の変換テーブルによりβM
ビットのコードワードに変換し、前記Nビットのデータ
ワードを第2の変換テーブルによりγNビットのコード
ワードに変換し、前記βMビットのコードワードとγN
ビットのコードワードを接続し、前記αLビットのコー
ドワードに変換する。
換テーブルで構成され、前記第2の変換テーブルはさら
に複数の変換テーブルで構成され、前記第1、第2の変
換テーブルの選択方法はMビットのデータワードとNビ
ットのデータワードの組み合わせで決定する。
のコードワードに変換を行うと変換テーブルが大きくな
ってしまう。しかし本発明のように、データワードを適
切なビット数で分割し、分割後のパターンをそれぞれ別
の変換テーブルで変換した後に再度合成すると、小さな
変換テーブルでデータを変換を行うことができる。
なうことができる。即ち、αLビットのコードワードに
対して、"1"で出力を反転し"0"で出力を保持するNRZ
I変換を行う。
ードのデジタルサムバリューを制御する、所謂直流(D
C)制御を容易に行なうことができる。これを実現する
ために、1)一方の変換テーブルがDC制御ビットを含ん
でいる。2)DC制御ビットは第2の変換テーブルの少な
くとも一部のコードワードに含まれている。3)DC制御
ビットはコードワードの末尾のビットとしている。
ド中の1ビットに対して"0"と"1"の選択で行う。ここ
で、DC制御ビットの選択方法は、αLビットのワード
コードの"0"を"-1"、"1"を"+1"として累積加算値を求め
累積加算値の絶対値が小さくなるように選択する方法が
ある。また他のDC制御ビットの選択方法としては、α
Lビットのワードコードの"0"を"-1"、"1"を"+1"として
累積加算値を求め、累積加算値の符号が、αLビットの
ワードコード単位で次々と反転する様に選択し、符号が
同じ場合には絶対値が小さくなるように選択する。
変換テーブル(テーブルB)に集中させることによっ
て、変換テーブルの選択アルゴリズムやDC制御が容易
になる。
特徴として以下のような特徴を備えている。1)第1の変
換テーブルのコードワードは少なくとも"1"を1個以上
含む。2)αLビットのコードワードは少なくとも"0"が
2個以上連続している部分を含む。
以下のような特徴点も備えるものである。1)Lビットの
上位ビットをMビットとし、下位ビットをNビットとす
るとともに、αLビットの上位ビットをβMビットと
し、下位ビットをγNビットとする。ここで、Mは8の
倍数である。また、αは2以下である。また、βMは変
換後のビット系列に現れる"0"の最大連続個数よりも大
きいビットである。また、α=β=γの関係がある。具
体的には、Lが12、Mが8、Nが4、α、β、γが
1.5である。
ものではない。上記の説明は符号化が記録媒体に記録さ
れるデータに対して行なわれるものとして説明した。し
かしこの発明は、データを符号化して伝送路(無線或は
有線、光等)で伝送する場合に採用しても良いことは勿
論のことである。
によりデータが記録される記録再生用ディスク200
と、このディスク200の情報記録面に対して書き込み
用のレーザビーム、及び読取り用のレーザビームを照射
するピックアップヘッド201を示している。ピックア
ップヘッド201には、変調及び復調部203が接続さ
れている。この変調及び復調部203は、記録時には、
信号処理部204から与えられるデータを上述した符号
化方式により12/18変調して、その出力をピックア
ップヘッド200に供給する。またピックアップヘッド
202から出力された再生高周波信号を復調する場合に
は、再生高周波信号を2値化し、18ビットから12ビ
ットに復調する。このときは、前述した符号化処理に対
して逆の変換処理が行われる。このときは、入力データ
を単純にテーブルで変換すればよい。
エンコードデコード、ムービービデオ・オーディオデー
タのエンコードデコード、スチルビデオデータのエンコ
ードデコードを行なう回路である。さらには信号の送受
信部を含むものであっても良い。光ディスクには、情報
記録エリア(データエリア)が存在し、ここに記録され
るデータは、先のデータ符号化が行なわれたデータであ
る。
して説明したが、情報媒体は、半導体メモリ、伝送路な
どの情報媒体であってもよいことは勿論のことである。
ク周波数をあまり上げる必要が無く、さらに、調整ビッ
トを用いずに低周波成分を抑圧することができる。
作周波数を低くすると同時に、記録媒体側では記憶容量
を無駄にせず、かつトラッキングを安定して動作させる
ことが可能な、記録データ系列を生成することができ
る。
れた18ビットパターンの例を示す図。
ドワードに変換する方法を示す図。
を満たすパターンの例を示す図。
を満たすパターンを示す図。
の条件を満たすパターンの例を示す図。
の条件を満たすパターンの例を示す図。
の条件を満たすパターンを示す図。
の条件を満たすパターンを示す図。
の条件を満たすパターンを示す図。
6の条件を満たすパターンの示す図。
7の条件を満たすパターンの示す図。
の組み合わせと組み合わせ数を示す図。
組み合わせを示す図。
を示す図。
概要を示す説明図。
2…テーブル変換部(A)、103…テーブル変換部
(B)、104…テーブル選択部、105…ワード構成
部、106…DSV算出部、107…DC制御部、10
8…コード確定部、109…出力部。
Claims (20)
- 【請求項1】 LビットのデータワードをαLビットの
コードワードに変換するデータ符号化方法において、 前記LビットのデータワードをMビットデータワードと
Nビットのデータワードに分割し(M≧N)、 前記Mビットのデータワードを第1の変換テーブルによ
り、前記Mビットのデータワードと前記Nビットのデー
タワードの組み合わせで作成された内容に基づくパター
ンのβMビットのコードワードに変換し、 前記Nビットのデータワードを第2の変換テーブルによ
り、前記Mビットのデータワードと前記Nビットのデー
タワードの組み合わせ内容に基づくパターンのγNビッ
トのコードワードに変換し、 前記βMビットのコードワードとγNビットのコードワ
ードを接続し前記αLビットのコードワードに変換する
ことを特徴とするデータ符号化方法。 - 【請求項2】 前記αLビットのコードワードの出力"
1"に対しては反転し、"0"に対しては保持するNRZI
変換を行うことを特徴とする請求項1記載のデータ符号
化方法。 - 【請求項3】 前記第2の変換テーブルの一部のワード
コード(γNビット)は、前記αLビットのワードコー
ドを形成したときに、このワードコード(αLビット)
のデジタルサムバリューを制御する直流(DC)制御ビ
ットを含むことを特徴とする請求項1記載のデータ符号
化方法。 - 【請求項4】 前記DC制御ビットは、前記一部のワー
ドコード(γNビット)の末尾のビットであることを特
徴とする請求項3記載のデータ符号化方法。 - 【請求項5】 前記αLビットのワードコードを形成し
たときに、このワードコードの中には、このワードコー
ド(αLビット)のデジタルサムバリューを制御する直
流(DC)制御ビットが1ビット含まれており、この1ビ
ットは、"0"又は"1"に選択されることを特徴とする請求
項1記載のデータ符号化方法。 - 【請求項6】 前記DC制御ビットの"0"又は"1"の選択
は、前記αLビットのワードコードの"0"を"-1"、"1"
を"+1"として累積加算値を求め、累積加算値の絶対値が
小さくなるように選択されることを特徴とする請求項5
記載のデータ符号化方法。 - 【請求項7】 前記DC制御ビットの"0"又は"1"の選択
は、前記αLビットのワードコードの"0"を"-1"、"1"
を"+1"として累積加算値を求め、累積加算値の符号が、
前記αLビットのワードコード単位で反転する様に選択
され、符号が同じ場合には、累積加算値の絶対値が小さ
くなるように選択されることを特徴とする請求項5記載
のデータ符号化方法。 - 【請求項8】 前記第1の変換テーブルのコードワード
は少なくとも"1"を1個以上含み、前記αLビットのコ
ードワードは少なくとも"0"が2個以上連続している部
分を含むことを特徴とする請求項1記載のデータ符号化
方法。 - 【請求項9】 前記Lビットの上位ビットをMビットと
し、下位ビットをNビットとするとともに、前記αLビ
ットの上位ビットをβMビットとし、下位ビットをγN
ビットとすることを特徴とする請求項1記載のデータ符
号化方法。 - 【請求項10】前記Mは8の倍数、前記αは2以下、β
Mは変換後のビット系列に現れる"0"の最大連続個数よ
りも大きく、α=β=γであることを特徴とする請求項
9記載のデータ符号化方法。 - 【請求項11】前記Lが12、Mが8、Nが4、α、
β、γが1.5であることを特徴とする請求項10記載
のデータ符号化方法。 - 【請求項12】 LビットのデータワードをαLビット
のコードワードに変換するデータ符号化装置において、 前記LビットのデータワードをMビットデータワードと
Nビットのデータワードに分割する手段と(M≧N)、 前記Mビットのデータワードを第1の変換テーブルによ
り、前記Mビットのデータワードと前記Nビットのデー
タワードの組み合わせで作成された内容に基づくパター
ンのβMビットのコードワードに変換する手段と、 前記Nビットのデータワードを第2の変換テーブルによ
り、前記Mビットのデータワードと前記Nビットのデー
タワードの組み合わせ内容に基づくパターンのγNビッ
トのコードワードに変換する手段と、 前記βMビットのコードワードとγNビットのコードワ
ードを接続し前記αLビットのコードワードに変換する
手段とを具備したことを特徴とするデータ符号化装置。 - 【請求項13】 前記αLビットのコードワードの出
力"1"に対しては反転し、"0"に対しては保持するNRZ
I変換を行う手段を有したことを特徴とする請求項12
記載のデータ符号化装置。 - 【請求項14】 前記αLビットのワードコードを形成
したときに、このワードコードの中には、このワードコ
ード(αLビット)のデジタルサムバリューを制御する
直流(DC)制御ビットが1ビット含まれており、 この1ビットとして、"0"又は"1"を選択する手段を有し
たことを特徴とする請求項12記載のデータ符号化装
置。 - 【請求項15】 前記DC制御ビットとして"0"又は"1"
を選択する手段は、前記αLビットのワードコードの"
0"を"-1"、"1"を"+1"として累積加算値を求め、累積加
算値の絶対値が小さくなるように選択する手段であるこ
とを特徴とする請求項14記載のデータ符号化装置。 - 【請求項16】 前記DC制御ビットとして"0"又は"1"
の選択する手段は、前記αLビットのワードコードの"
0"を"-1"、"1"を"+1"として累積加算値を求め、累積加
算値の符号が、前記αLビットのワードコード単位で反
転する様に選択し、符号が同じ場合には、累積加算値の
絶対値が小さくなるように選択する手段であることを特
徴とする請求項14記載のデータ符号化装置。 - 【請求項17】 上記請求項1記載のデータ符号化方法
は、情報媒体にデータを供給する際に用いられることを
特徴とするデータ記録用のデータ符号化方法。 - 【請求項18】 上記請求項12記載のデータ符号化装
置は、情報媒体にデータを供給する装置として用いられ
ることを特徴とする情報記録用のデータ符号化装置。 - 【請求項19】 情報媒体に、Lビットのデータワード
をαLビットのコードワードに変換して供給する方法に
おいて、 前記LビットのデータワードをMビットデータワードと
Nビットのデータワードに分割し(M≧N)、前記Mビッ
トのデータワードを第1の変換テーブルにより、前記M
ビットのデータワードと前記Nビットのデータワードの
組み合わせで作成された内容に基づくパターンのβMビ
ットのコードワードに変換し、前記Nビットのデータワ
ードを第2の変換テーブルにより、前記Mビットのデー
タワードと前記Nビットのデータワードの組み合わせ内
容に基づくパターンのγNビットのコードワードに変換
し、前記βMビットのコードワードとγNビットのコー
ドワードを接続し前記αLビットのコードワードに変換
することを特徴とするデータ符号化方法。 - 【請求項20】 情報媒体に、Lビットのデータワード
をαLビットのコードワードに変換して供給するデータ
符号化装置において、前記LビットのデータワードをM
ビットデータワードとNビットのデータワードに分割す
る手段と(M≧N)、前記Mビットのデータワードを第1
の変換テーブルにより、前記Mビットのデータワードと
前記Nビットのデータワードの組み合わせで作成された
内容に基づくパターンのβMビットのコードワードに変
換する手段と、前記Nビットのデータワードを第2の変
換テーブルにより、前記Mビットのデータワードと前記
Nビットのデータワードの組み合わせ内容に基づくパタ
ーンのγNビットのコードワードに変換する手段と、前
記βMビットのコードワードとγNビットのコードワー
ドを接続し前記αLビットのコードワードに変換する手
段とを具備したことを特徴とするデータ符号化装置。
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