JP2636868B2 - 8/9符号変換方法 - Google Patents

8/9符号変換方法

Info

Publication number
JP2636868B2
JP2636868B2 JP63028968A JP2896888A JP2636868B2 JP 2636868 B2 JP2636868 B2 JP 2636868B2 JP 63028968 A JP63028968 A JP 63028968A JP 2896888 A JP2896888 A JP 2896888A JP 2636868 B2 JP2636868 B2 JP 2636868B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dsv
conversion
bit data
bit
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63028968A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01205629A (ja
Inventor
哲史 糸井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP63028968A priority Critical patent/JP2636868B2/ja
Priority to EP88116018A priority patent/EP0310041A3/en
Publication of JPH01205629A publication Critical patent/JPH01205629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2636868B2 publication Critical patent/JP2636868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、音声や映像のディジタル処理に適した8/
9符号変換方法に関する。
[従来の技術] CD(コンパクトディスク)プレーヤにより再生される
コンパクトディスクには、信号再生時のトラッキングサ
ーボに適したEFM(8/14符号変換)記録が採用されてい
る。第10図に示した従来の8/14符号器1は、CIRCエンコ
ーダ(図示せず)による誤り訂正を受けた8ビットデー
タを、変換テーブルに従って14ビットデータに変換する
8/14変換回路2を有する。8ビットデータは、8/14変換
回路2だけでなく、ビット変換規則に従う結合ビット候
補を発生する結合ビット候補発生回路3と結合ビット候
補のなかから後述のDSV評価に従って最適結合ビットを
決定する結合ビット決定回路4にも供給され、結合ビッ
ト決定回路4にて決定された最適結合ビットを、結合ビ
ット挿入回路5において8/14変換回路2の出力である14
ビットデータ間に挿入することにより、14ビットデータ
どうしが結合される。
8/14変換回路2は、反転を示す“1"と非反転を示す
“0"の214通りの組み合わせパターンのなかから、
「“1"と“1"の間に“0"が2個以上入り、かつ、“0"の
個数が10個以内である」というビット変換規則に従って
選出した28(256)通りのパターンを、変換テーブル化
して格納したROM(読み出し専用メモリ)を有してお
り、入力された8ビットデータは一義的に対応する14ビ
ットデータに変換される。また、14ビットデータに間挿
する結合ビットの候補を発生する結合ビット候補発生回
路4は、例えば先行する14ビットデータの最後が“1"で
終わり、後続の14ビットデータが“1"で始まるような場
合に対処できるよう、相前後する14ビットデータ間に3
ビットの結合ビットを挿入することで、ビット変換規則
との整合を図るものであり、結合ビットとして考えられ
る4種類のパターン000,001,010,100のなかから、ビッ
ト変換規則を犯さないパターンを結合ビット候補として
結合ビット決定回路4に供給する。結合ビット決定回路
4は、結合ビット候補発生回路3から供給される結合ビ
ット候補から、相前後する14ビットデータ28ビットと3
ビットの結合ビットを合わせた31ビット分の信号の直流
成分を示すDSV(Digital Sum Variation)を最小にする
パターンを、最適な結合ビットとして選択するものであ
る。
ところで、ここで扱うDSVとは、14ビットデータの信
号波形の高レベルを+1点,低レベルを−1点とし、14
ビットデータの進行とともに累積される合計点数を表す
ものであり、DSVの絶対値が小さいほど14ビットデータ
の直流成分や低周波成分が少なく、それだけコンパクト
ディスク表面に付いた傷等による影響を受けにくくなる
ため、相前後する14ビットデータの最後に得られるDSV
を最小とする結合ビットが、最適結合ビットとして選択
される。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の8/14符号器1は、信号の直流成分を打ち消
すことはできるが、14ビットデータどうしを接続する結
合ビットを含めると8ビットデータの変換にかなりの冗
長ビットが必要であり、このため信号の伝送帯域を徒に
広帯域化してしまうといった課題を抱えており、また再
生信号の時間軸が揺れたときの符号誤りを起こさないた
めの余裕度(ジッタマージン)を表す検出窓幅Twが、ビ
ット間隔Tに対して0.47Tと、比較的小さい等の課題が
あった。
また、冗長度を4ビット縮め、8/14符号器1の5.18T
に対し最大符号反転間隔Tmaxを3.2Tに短縮した8/10符号
器は、最小符号反転間隔Tminが0.8Tというように比較的
小さいために、どうしても最高記録周波数が高くなって
しまい、記録系の分解能を高めなければならず、高密度
記録にも適さない等の課題があった。さらにまた、符号
変換に伴う冗長ビットが最小の1ビットで済む8/9符号
器は、最小符号反転間隔Tminを僅かにせよ0.89Tまで拡
張できるが、最小符号反転間隔Tmaxが20Tとかなり大で
あるため、記録周波数帯域が広帯域化する等の課題があ
った。
例えば、特開昭59−171243号「符号変調方式」には、
8ビットデータを10ビットの符号語に変換し、NRZI変調
して伝送する符号変換方式が開示されている。この符号
変換方式は、4つ以上の“0"の連続もしくは端に3個の
連続する“0"をもたない符号語で、かつ前に隣接する符
号語とのつなぎ目部分の1ビットを含む10ビット区間も
しくは後に隣接する符号語とのつなぎ目部分を含む10ビ
ット区間の少なくとも一方の区間において、DSVが零と
なる符号語の集合から、両端に“0"をもたないか又は少
なくとも一方の端に孤立した“0"をもつ符号語(グルー
プA)と、末尾に孤立した“00"をもち、かつ“・・・0
00100"を含まず、“・・・00010"を含む符号語(グルー
プB)、先頭に孤立した“00"をもち、かつ“001000・
・・”を含まず、“01000・・・”を含む符号語(グル
ープC)の3グループに分類し、グループAとBの和集
合か、又はグループAとCの和集合から256パターンを
選択し、8ビットデータのそれぞれに対応させてある。
しかしながら、この符号変換方式は、例えば“111010
1110"のごとく、前に隣接する符号語とのつなぎ目部分
の1ビットを含む10ビット区間においてのみDSVが0と
なる符号語(マークaの符号語)と、例えば“11000101
10"のごとく、後に隣接する符号語とのつなぎ目部分の
1ビットを含む10ビット区間においてのみDSVが0とな
る符号語(マークbの符号語)とが、連続して現れる場
合は、前と後の20ビット区間の双方において、NRZI変換
符号中の“1"と“0"の比が、11:9もしくは9:11となり、
DSV積算値は2又は−2となって0とはならない。この
ため、マークaの符号語とマークbの符号語が交互に連
続する極端な変換例に関しては、到底DCフリーとは言え
ず、伝送信号のゼロクロス点がピークの1/20ずつ上方又
は下方にシフトし続けてしまうといった危険を孕むもの
であった。これは、上記符号変換方式が、符号語自体の
DSVには着目しながらも、連続する符号語のDSV積算値を
監視し、このDSV積算値が閾値を逸脱しそうになったと
きにこれを零に引き戻すような変換則を採用しなかった
ことに原因があり、最大符号反転間隔の抑制を優先する
もDSV積算値を度外視したことによる重大な瑕疵である
ことは明らかであった。
一方また、例えば特開昭60−109358号「2進データの
符号化装置」には、DSV積算値を零に収束させるよう符
号を選択して符号化する8/10符号変換方式が開示されて
いる。
しかしながら、この符号変換方式は、8ビットデータ
をまず最初に8/9変換により9ビットデータに変換し、
この最初の変換により得られたTmin=0.89T,Tmax=3.56
Tでかつ直流成分のある9ビットデータに対し、マージ
ンビットを1ビット挿入することにより、Tmin=0.8T,T
max=3.2TでDC成分の少ない10ビットの符号を得るもの
であり、1ビットのマージンビットを挿入した10ビット
データのDSVの極性と、既に符号化された符号データのD
SVの極性とが逆になるよう、マージンビットの論理を
“1"又は“0"に決定する符号変換則によっているため、
完全にDCフリーというわけではなく、DC成分は零近くを
行き来するものであった。より詳しくは、この符号変換
方式は、既に符号化された先行符号化データのDSVすな
わちDSV積算値を求めておき、さらに先行する符号化デ
ータの末尾2ビットが“00"で、かつ今回符号化する後
行符号化データの先頭ビットが“0"のときは、マージン
ビットとして“1"を選択するが、それ以外の場合は、マ
ージンビットを“0"とするも、後行する符号化データ9
ビットのDSVが前記DSV積算値と同じ極性の場合だけは、
例外的にマージンビットを“1"とする符号変換則を採用
していた。この場合、例外的にマージンビット“1"を選
択することは、後行する符号化データ9ビットのDSVの
極性を反転することを意味するため、先行する符号化デ
ータの末尾2ビットが“00"で、かつ今回符号化する後
行符号化データの先頭ビットが“0"のときを除き、DSV
積算値は零に収束する方向の規制を受けることになる
が、DSV積算値の極性に着目しただけの変換であり、DSV
積算値の大きさに見合った補償を行うものでないため、
収束を加速するような積極的な零収束を望むことはでき
ないものであった。また、後行符号化データの先頭に挿
入するマージンビットについても、後行する符号化デー
タ9ビットのDSVをROM等からなる後行DSV演算部から読
み出し、ビット出力ごとに計数動作を行うアップダウン
カウンタ等からなる先行DSV演算部が計数したDSV積算値
と極性比較し、そこで初めて“1"又は“0"に決定され
る。従って、次の符号変換に必要なDSV積算値は、マー
ジンビットの決定を受けて確定した10ビットデータをビ
ット出力ごとに計数しなければ確定せず、DSV積算値の
演算に時間がかかるため、符号変換に時間がかかるとい
った課題を抱えるものであった。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記課題を解決したものであり、8ビッ
トデータを9ビットデータに符号変換する8/9符号変換
方法であって、8ビットデータを、データ個々の直流バ
ランスを示すDSVの絶対値が3以下の9ビットデータに
2の補数表示したDSVを結合したデータに変換する主変
換テーブルと、DSVの絶対値が3以上で前記主変換テー
ブルとはDSVの極性が逆の9ビットデータに2の補数表
示したDSVを結合したデータに変換する副変換テーブル
とを用意し、8ビットデータが与えられたときに、前記
2の補数表示したDSVはDSV積算値の算出に当て、該DSV
を除く9ビットだけを変換データとして出力するととも
に、データ変換のつど更新されるDSV積算値が、あらか
じめ設定した一定範囲内にあるときは、主変換テーブル
に従って符号変換を実行し、またDSV積算値が前記範囲
を逸脱したときは、主副の変換テーブルのうちDSV積算
値を零に収束させる方の変換テーブルに従って符号変換
を実行することを特徴とするものである。
[作用] この発明は、8ビットデータを9ビットデータに符号
変換する8/9符号変換方式であって、8ビットデータ
を、データ個々の直流バランスを示すDSVの絶対値が3
以下の9ビットデータに2の補数表示したDSVを結合し
たデータに変換する主変換テーブルと、DSVの絶対値が
3以上で前記主変換テーブルとはDSVの極性が逆の9ビ
ットデータに2の補数表示したDSVを結合したデータに
変換する副変換テーブルとを用意し、8ビットデータが
与えられたときに、前記2の補数表示したDSVはDSV積算
値の算出に当て、該DSVを除く9ビットだけを変換デー
タとして出力するとともに、データ変換のつど更新され
るDSV積算値が、あらかじめ設定した一定範囲内にある
ときは、主変換テーブルに従って符号変換を実行し、ま
たDSV積算値が前記範囲を逸脱したときは、主副の変換
テーブルのうちDSV積算値を零に収束させる方の変換テ
ーブルに従って符号変換を実行することにより、DSV積
算値を一定限度枠内に保ったまま変換データの直流成分
を打ち消し、RLCC則を満たす高能率符号の生成を可能に
する。
[実施例] 以下、この発明の実施例について、第1図ないし第9
図を参照して説明する。第1図は、本発明の8/9符号変
換方法を適用した8/9符号器の一実施例を示す回路構成
図、第2図ないし第9図は、いずれも第1図に示した8/
9符号器の符号変換に用いる変換テーブルを示す図であ
る。
第1図中、8/9符号器11は、8ビットデータを9ビッ
トデータに符号変換するものであり、あらかじめ用意さ
れた主副一対の変換テーブルを使い分けつつ、変換デー
タのDSV積算値が零に収束するよう符号変換するもので
ある。主副の変換テーブルは、8ビットデータの16進数
表現である(00)〜(FF)までの256個のアドレス
をもつ変換ROM内13に格納されており、主変換テーブル
では、8ビットデータをデータ個々の直流バランスを示
すDSV(又はCDS)の絶対値が3以下の9ビットデータに
変換し、副変換テーブルでは、8ビットデータをDSVの
絶対値が3以上で前記主変換テーブルとはDSVの極性が
逆の9ビットデータに変換する。
実施例では、第2図ないし第9図に示したように、主
変換テーブルは、(00)〜(7F)の8ビットデータ
に対し、DSVが+3又は+1の9ビットデータを対応さ
せる一方、(80)〜(FF)までの8ビットデータに
対しては、DSVが−3又は−1の9ビットデータを対応
させてある。また、副変換テーブルは、(00)〜(7
F)の8ビットデータに対し、DSVが−9,−7,−5或は
−3の9ビットデータを対応させる一方,(80)
(FF)までの8ビットデータに対しては、DSVが+9,
+7,+5或は+3の9ビットデータを対応させてある。
なお、変換により得られる9ビットデータのDSVは、2
の補数で表示され、9ビットデータの上位側に5ビット
データとして結合させて、各テーブル内に格納してあ
る。
ここで、変換対象である8ビットデータは、まず初段
のDフリップフロップ回路12を経て変換ROM13に送り込
まれる。そして、変換ROM13内に格納された主副いずれ
か一方の変換テーブルに従って14ビットデータに変換さ
れた後、下位9ビットと上位5ビットが、それぞれ外部
出力用のDフリップフロップ回路14とDSV積算回路15に
供給される。DSV積算回路15は、変換ROM13の上位5ビッ
ト出力にそれまでのDSVを加算することでDSV積算値を更
新する加算回路16と、この加算回路16の出力をラッチす
るDフリップフロップ回路17からなり、現在のDSV積算
値を表すDフリップフロップ回路17の出力が加算回路16
の被加算入力とされる。加算回路16から得られるDSV積
算値は、テーブル選択回路18に供給され、そこで比較基
準が+9と−9の比較回路19,20にて、DSV積算値があら
かじめ設定した一定範囲−9〜+9内にあるかどうか判
定される。これら一対の比較回路19,20の比較結果は、
続くオアゲート回路21を介してDフリップフロップ回路
22に送り込まれ、そこでラッチされる。Dフリップフロ
ップ回路22のラッチ出力は、インバータ回路23とノアゲ
ート回路24を介して変換ROM13のテーブル選択入力端子
に供給され、DSV積算値が上記−9〜+9の範囲内にあ
る場合は、Dフリップフロップ回路22のロウレベルのラ
ッチ出力をもって主変換テーブルの選択が実行される。
しかして、ロウレベル出力を主変換テーブル選択信号
とするノアゲート回路24は、インバータ回路23の出力を
一方の入力とするとともに、入力8ビットデータの最上
位ビットとDSV積算回路15から得られたDSV積算値の最上
位ビットとの排他的論理和をとるエクスクルーシブオア
ゲート回路25の出力を他方の入力とする。このエクスク
ルーシブオアゲート回路25は、DSV積算値があらかじめ
設定した±9を越えたときに、DSV積算値を零収束させ
る方のテーブルを選択するための情報を提供するもので
あり、入力8ビットデータの最上位ビットの“0",“1"
が、選択テーブルの前半か後半か、すなわち出力9ビッ
トデータのDSVの正負に対応し、またDSV積算値の最上位
ビットの“0",“1"がDSV積算値の正負に対応すること
を、テーブル選択に利用するわけである。
いまここで、仮にDSV積算値が01001すなわち+9であ
るときに、8ビットデータとして00001010が送られてき
たとする。この場合、ノアゲート回路24の出力はロウレ
ベルであるため、主変換テーブルによる符号変換が実行
され、アドレス(10)に対応するデータ000011110001
10が出力される。なお、このときの出力データの上位5
ビット00001は、9ビットデータ111000110のDSV+1を
表しており、これがDSV積算回路15内でそれまでのDSV積
算値+9に加算される結果、DSV積算値は+10に変化す
る。
次に、入力8ビットデータとして(5D)が送られて
きたとする。この場合、DSV積算値が+9を越えた時点
で既にオアゲート回路21の出力がハイレベルに変化して
いるため、ノアゲート回路24の一方の入力はロウレベル
となる。一方、ノアゲート回路24の他方の入力であるエ
クスクルーシブオアゲート回路32の出力は、依然として
ロウレベルのままであるため、結局、ノアゲート回路24
の出力はハイレベルに変化し、副変換テーブルの選択が
指令される。このため、DSVが−3の9ビットデータ011
001000が選択され、DSV積算値は+7と零側に引き戻さ
れることになる。
なお、入力8ビットデータ(5D)の代わりに(80)
〜(FF)のいずれかが供給された場合は、エクスク
ルーシブオアゲート回路25の出力がハイレベルとなるた
めノアゲート回路24のロウレベル出力に従って、主変換
テーブルによる符号変換が実行されるのは言うまでもな
い。
こうして、次々に送られてくる8ビットデータは、DS
V積算値を零に収束させる方向で符号変換されていくわ
けであるが、8ビットデータのビット間隔Tに対し、9
ビットデータのビット間隔すなわち最小符号反転間隔Tm
inは、8/9・T(≒0.89T)で表される。そして、できる
限り短ければよいとされる最大符号反転間隔Tmaxは、9
ビットデータが111110000,000000000,000001111と続い
た最悪のケースを想定することで、18個の“0"が持続す
る期間、すなわち18Tmin(=16T)となる。
このように、上記8/9符号器11は、一の8ビットデー
タを、データ個々の直流バランスを示すDSVの絶対値が
3以下の9ビットデータに変換する主変換テーブルと、
DSVの絶対値が3以上で前記主変換テーブルとはDSVの極
性が逆の9ビットデータに変換する副変換テーブルとを
用意し、変換のつど更新されるDSV積算値が、あらかじ
め設定した一定範囲±9内にあるときは、主変換テーブ
ルに従って符号変換を実行し、またDSV積算値が±9を
逸脱したときは、DSV積算値が零に収束するよう、主副
いずれか適当な変換テーブルに従って符号変換を実行す
るよう構成したから、符号変換後の9ビットデータだけ
を単にテーブル内に格納するのではなく、変換に伴って
増減するDSVの値が9ビットデータの上位側に結合して
変換テーブルに格納してあり、このためDSV積算値の計
算が非常に簡単であり、符号変換と同時にDSVの積算が
完了してしまうため、符号変換の所要時間を最大限短縮
することができ、さらにまたデータ変換のつど更新され
るDSV積算値が限度枠±9内にあれば、主変換テーブル
に従って符号変換を実行し、8ビットデータの時系列に
任せたDSV積算値の緩やかな監視規制に止めるが、DSV積
算値が限度枠±9を逸脱したときは、比較的大きな値を
含むDSVをもってDSV積算値を零収束させることができ、
かくして主変換テーブルの使用を義務付けるDSV積算値
の限度枠±9に、±3を付加して得られる±12を、変換
データの直流成分の最大限度とした効率的な符号変換が
可能であり、また最大符号反転間隔については、同種ビ
ットが18ビット連続する場合に発生するため、ビット間
隔Tの16倍に押さえることができ、これにより記録最高
周波数の抑制が可能である。
また、8/9符号器11は、256個のアドレスをもつ変換RO
M13に、主副一対の変換テーブルを格納し、変換ROM13か
らの9ビットデータの読み出しに必要なDSV積算回路15
とテーブル選択回路18を付加することで、最小符号反転
間隔Tminが0.89T,最大符号反転間隔Tmaxが16T,検出窓幅
Twが0.89TのRLLC(Run Length Limited Code)則を満た
す9ビットデータが得られるので,小規模ROMの特徴を
活かしたPLA化と回路全体の構成の簡単化を図ることが
できる。
なお、上記実施例において、テーブル選択回路18内の
比較回路19,20に設定するDSV積算値の比較基準は、±9
以外の値であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、8ビットデータを
9ビットデータに符号変換する8/9符号変換方法であっ
て、8ビットデータを、データ個々の直流バランスを示
すDSVの絶対値が3以下の9ビットデータに2の補数表
示したDSVを結合したデータに変換する主変換テーブル
と、DSVの絶対値が3以上で前記主変換テーブルとはDSV
の極性が逆の9ビットデータに2の補数表示したDSVを
結合したデータに変換する副変換テーブルとを用意し、
8ビットデータが与えられたときに、前記2の補数表示
したDSVはDSV積算値の算出に当て、該DSVを除く9ビッ
トだけを変換データとして出力するとともに、データ変
換のつど更新されるDSV積算値が、あらかじめ設定した
一定範囲内にあるときは、主変換テーブルに従って符号
変換を実行し、またDSV積算値が前記範囲を逸脱したと
きは、主副の変換テーブルのうちDSV積算値を零に収束
させる方の変換テーブルに従って符号変換を実行する8
ビットデータを9ビットデータに符号変換するようにし
たから、符号変換後の9ビットデータだけを単にテーブ
ル内に格納するのではなく、変換に伴って増減するDSV
の値を9ビットデータに結合して変換テーブルに格納し
てあり、このためDSV積算値の計算が非常に簡単であ
り、符号変換と同時にDSVの積算が完了してしまうた
め、符号変換の所要時間を最大限短縮することができ、
さらにまたデータ変換のつど更新されるDSV積算値が限
度枠±N内にあれば、主変換テーブルに従って符号変換
を実行し、8ビットデータの時系列に任せたDSV積算値
の緩やかな監視規制に止めるが、DSV積算値が限度枠±
Nを逸脱したときは、比較的大きな値を含むDSVをもっ
てDSV積算値を零収束させることができ、かくして主変
換テーブルの使用を義務付けるDSV積算値の限度枠±N
に、±3を付加して得られる±(N+3)を、変換デー
タの直流成分の最大限度とした効率的な符号変換が可能
であり、また最大符号反転間隔については、同種ビット
が18ビット連続する場合に発生するようにできるため、
8ビットデータのビット間隔の16倍に押さえることがで
き、これにより記録最高周波数の抑制が可能であり、ま
た256個のアドレスをもつ変換ROMに、主副一対の変換テ
ーブルを格納し、9ビットデータの読み出しに必要なDS
V積算回路やテーブル選択回路を付加することで、最小
符号反転間隔と最大符号反転間隔がRLLC則を満たす9ビ
ットデータが得られるので、小規模ROMの特徴を活かし
たPLA化と回路全体の構成の簡単化を図ることができる
等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の8/9符号変換方法を適用した8/9符号
器の一実施例を示す回路構成図、第2図ないし第9図
は、いずれも第1図に示した8/9符号変換器の符号変換
に用いる変換テーブルを示す図、第10図は、従来の8/14
符号器の一例を示す回路構成図である。 11……8/9符号器 13……変換ROM 15……DSV積算回路 18……テーブル選択回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】8ビットデータを9ビットデータに符号変
    換する8/9符号変換方法であって、8ビットデータを、
    データ個々の直流バランスを示すDSVの絶対値が3以下
    の9ビットデータに2の補数表示したDSVを結合したデ
    ータに変換する主変換テーブルと、DSVの絶対値が3以
    上で前記主変換テーブルとはDSVの極性が逆の9ビット
    データに2の補数表示したDSVを結合したデータに変換
    する副変換テーブルとを用意し、8ビットデータが与え
    られたときに、前記2の補数表示したDSVはDSV積算値の
    算出に当て、該DSVを除く9ビットデータだけを変換デ
    ータとして出力するとともに、データ変換のつど更新さ
    れるDSV積算値が、あらかじめ設定した一定範囲内にあ
    るときは、主変換テーブルに従って符号変換を実行し、
    またDSV積算値が前記一定範囲を逸脱したときは、主副
    の変換テーブルのうちDSV積算値を零に収束させる方の
    変換テーブルに従って符号変換を実行することを特徴と
    する8/9符号変換方法。
JP63028968A 1987-09-28 1988-02-12 8/9符号変換方法 Expired - Lifetime JP2636868B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63028968A JP2636868B2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 8/9符号変換方法
EP88116018A EP0310041A3 (en) 1987-09-28 1988-09-28 8-bit to 9-bit code conversion system and 8/9 converter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63028968A JP2636868B2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 8/9符号変換方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01205629A JPH01205629A (ja) 1989-08-18
JP2636868B2 true JP2636868B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=12263213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63028968A Expired - Lifetime JP2636868B2 (ja) 1987-09-28 1988-02-12 8/9符号変換方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2636868B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100231379B1 (ko) * 1995-04-12 1999-11-15 니시무로 타이조 코드 변환/복호 장치 및 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59171243A (ja) * 1983-03-17 1984-09-27 Sony Corp 符号変調方式
JPS60109358A (ja) * 1983-11-17 1985-06-14 Mitsubishi Electric Corp 2進デ−タの符号化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01205629A (ja) 1989-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7193540B2 (en) Encoding apparatus and method, recording medium and program
KR0165441B1 (ko) 디지털 데이터 채널 부호화 및 복호화방법과 그 장치
JPS6367268B2 (ja)
JPH0544206B2 (ja)
JP2002271205A (ja) 変調方法、変調装置、復調方法、復調装置、情報記録媒体、情報伝送方法および情報伝送装置
JPH10508456A (ja) mビットの情報語の系列を変調信号に変換する方法、記録キャリアを製造する方法、コード装置、装置、記録装置、信号及び記録キャリア
JP3363432B2 (ja) データ符号化システム
US7119721B2 (en) Converting information words into different length code words depending on a property of a code signal
US6697311B1 (en) Method and apparatus for modulating and demodulating data
US6606038B2 (en) Method and apparatus of converting a series of data words into modulated signals
JP3306271B2 (ja) 符号化方法、符号化回路、及び復号回路
JP2805096B2 (ja) ディジタル変調方法及び復調方法
JP2809832B2 (ja) 符号変調方法
US6559779B2 (en) Data encoding method, apparatus, and storage medium
JP2000149457A (ja) 変調装置および方法、復調装置および方法、並びに提供媒体
US6670896B2 (en) Method and apparatus for modulating and demodulating digital data
JP2636868B2 (ja) 8/9符号変換方法
JP2636870B2 (ja) 8/9符号変換方法
JP2636901B2 (ja) 8/10符号変換方法
JP2636902B2 (ja) 9/10nrzi符号変換方法
JP3011436B2 (ja) ディジタル信号変調方式
JP2830675B2 (ja) コード変換方法
JP2962027B2 (ja) 情報変換方法および情報記録装置
JPH01175323A (ja) 8/9符号変換方式
JPH01181330A (ja) 8/9符号変換方式