JP2962027B2 - 情報変換方法および情報記録装置 - Google Patents

情報変換方法および情報記録装置

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JP2962027B2
JP2962027B2 JP4307492A JP4307492A JP2962027B2 JP 2962027 B2 JP2962027 B2 JP 2962027B2 JP 4307492 A JP4307492 A JP 4307492A JP 4307492 A JP4307492 A JP 4307492A JP 2962027 B2 JP2962027 B2 JP 2962027B2
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雅之 太田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の情報を記録符号
化する情報変換方法、および磁気テープ等の記録媒体に
これら複数の情報を高密度記録する情報記録装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置における情報変
換方式としては、例えば、“THEDAT CONFE
RENCE STANDARD”(1987年6月発
行)に示された8/10変調方式を用いたものがあっ
た。8/10変調方式とは、ディジタルデータを8ビッ
ト単位の情報語に区切り、これを10ビットの符号語に
変換する情報変換方式であり、図21は動作を説明する回
路構成図、図22は情報変換表である。図21において、1
は8ビットのディジタルデータと1ビットのテーブル選
択信号(Q’)を入力とし、10ビットの符号語と次の
符号語のテーブルを選択する信号(Q)の合計11ビッ
トを出力する符号器、2は符号語のテーブル選択信号を
1情報語分ディレイするためのフリップフロップであ
る。なお、1の符号器には図22に示した情報変換表の内
容が例えばROM(Read Only Memory)等にて格納され
ており、16進表現で“00”から“FF”までの256 の
情報語に対して、CDS=0の符号語は情報語と1対1
で対応づけ、CDS≠0の符号語に対してはCDSが+
2と−2の符号語をペアとして1情報語に対応づけられ
ており、テーブルQ’=−1のほうはCDS=+2、テ
ーブルQ’=+1の方はCDS=−2の符号語で構成さ
れている。また、テーブルを選択する信号(Q)は符号
語列における電荷の発散を抑圧する方向のCDS(テー
ブル)選択を行うものである。
【0003】次に動作について説明する。図21におい
て、まず、符号器1に入力された“FF”なる8ビット
の情報語はテーブル選択信(Q’)が−1であり、Q’
=−1の“FF”に対応したCDS=+2なる“111
1101010”の10ビットの符号語が出力される。
また同時に、次の符号語のテーブルを選択する信号Qが
−1で出力される。なお、前記10ビットの並列信号か
ら直列信号に変換された後、NRZI変調される。その
結果、符号後終端におけるDSV値は+2となる。次に
符号器1に“00”が入力されると、符号語の出力は前
記、直前に出力されたQの−1が1シンボルディレイし
たQ’=−1の“00”に対応したCDS=0なる“0
101010101”の10ビットの信号とQが1で出
力される。その結果、NRZI変調後の符号語終端にお
けるDSV値は+2のままとなる。次に符号器1に“1
1”が入力されると、符号器1の出力はQ’=1の“1
1”に対応したCDS=−2の10ビット信号とQが−
1で出力される。その結果、NRZI変調後の符号語終
端におけるDSV値は0となる。以下、同様の手段によ
り、符号器1に入力された8ビットの情報語は、直前に
出力されたテーブル選択信号に基ずき、各情報語に対応
したQ’=−1またはQ’=1のいずれかのテーブルの
符号語が選択されて出力される。その結果、NRZI変
調後の各符号語終端におけるDSV値は0もしくは±2
の値に限定される。このことはDSVの発散が抑圧され
ていることを示すものであり、結果として直流成分を含
まないDCフリーの情報変換が実現されている。
【0004】この8−10変調方式を用いた磁気記録装
置であるDATのフォーマットを図24に示す。同図に示
したようにこのフォーマットではトラッキング制御をか
けるためにATFエリアを設け、ここにトラッキング制
御用のパイロット信号を記録している。
【0005】また、図25は特開平3-217179に示されたデ
ィジタルVTRのフォーマットを示したものであり、こ
こではビデオデータエリア・オーディオデータエリア・
サーボパイロットエリア・サブコードエリアに分割し、
パイロット信号はサーボパイロットエリアにのみ記録さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置は以上のように構成されているため、DSVを任意に
制御することができず、トラッキング制御用のパイロッ
ト信号を記録する部分を別に設ける必要があるため、精
度の良いトラッキングをかけるためにはデータ量が増大
して記録レートが高くなるため高密度記録が困難であっ
た。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、トラッキング制御用のパイロット
信号を生成でき、また、記録レートがほとんど高くなら
ないため高密度記録が可能となる情報変換方法および情
報記録装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の情
報変換方法は、複数のディジタル情報を記録媒体に記録
する際の情報変換方法であって、複数のディジタル情報
を各々の情報群毎にエリア分割する工程と、分割された
少なくとも1つ以上の情報群に対し、mビットの情報を
CDS(Codeword Digital Sum)が制限されたn(≧
m)ビットの第1の符号語に変換する工程と、トラッキ
ング制御用パイロット信号と同一周期を有し、直列符号
語列のDSV(Digital Sum Valiation )変動方向を指
示するDSVの制御信号により、前記第1の符号語にk
ビットのダミービットを付加してCDS値がDSV変動
方向に沿うn+kビットの第2の符号語を生成する工程
を有し、少なくとも1つ以上の情報群エリアにおいてト
ラッキング制御用パイロット信号を生成するようにした
ものである。 また、この発明の請求項2の情報変換方法
は、ディジタルデータを12ビット(情報語)毎に分離
し、14ビットよりなる符号語に変換するに際し、各符
号語はビット“1”と“1”の間にビット“0”が符号
語内においては4個以下、符号語間においては3個以下
となるように制限を行い、CDS(Codeword DigitalSu
m)が0の符号語についてはそのまま12ビットのデー
タに対応させ、CDSが+2あるいは−2となる符号語
については、MSBのみが異なる2つの符号語を対とし
て12ビットのデータに対応させ、各符号語の極性信号
を用いて、2つの符号語を選択的に使用するようにした
ものである。 また、この発明の請求項3の情報変換方法
は、請求項1の発明において、第1の符号語に変換する
工程は、m=12ビットの情報を14ビットの符号語に
変換するものであって、各符号語はビット“1”と
“1”の間にビット“0”が符号語内においては4個以
下、符号語間においては3個以下となるように制限を行
い、CDSが0の符号語についてはそのまま前記12ビ
ットのデータに対応させ、CDSが+2あるいは−2と
なる符号語については、MSBのみが異なる2つの符号
語を対として前記12ビットのデータに対応させ、各符
号語の極性信号を用いて、前記2つの符号語を選択的に
使用することによってDSVの発散を抑圧し、 第2の
符号語に変換する工程は、前記14ビットの符号語のL
SBにk=1 ビットのダミービットを付加することによ
り、CDSが+1と−1の一対の符号語として用い、符
号列においてビット“1”と“1”の間のビット“0”
の数が4個以下となるようにし、DSVの制御信号に従
って一対の符号語のうちのいずれかを選択的に使用し、
DSVがDSVの制御信号に同期して変動するようにし
たものである。 また、この発明の請求項4の情報記録装
置は、複数のディジタル情報を記録媒体に記録する情報
記録装置であって、複数のディジタル情報を各々の情報
群毎にエリア分割する手段と、分割された少なくとも1
つ以上の情報群に対し、mビットの情報をCDS(Code
word Digital Sum)が制限されたn(≧m)ビットの第
1の符号語に変換する手段と、トラッキング制御用パイ
ロット信号と同一周期を有し、直列符号語列のDSV
(Digital Sum Valiation )変動方向を指示するDSV
の制御信号により、第1の符号語にkビットのダミービ
ットを付加してCDS値がDSV変動方向に沿うn+k
ビットの第2の符号語を生成する手段を備え、 少なく
とも1つ以上の情報群エリアにおいてトラッキング制御
用パイロット信号を生成するようにしたものである。
【0009】
【作用】この発明の請求項1においては、複数のディジ
タル情報を各々の情報群毎にエリア分割し、分割された
少なくとも1つ以上の情報群に対し、mビットの情報を
CDSが制限されたn(≧m)ビットの第1の符号語に
変換し、トラッキング制御用パイロット信号と同一周期
を有し、直列符号語列のDSV変動方向を指示するDS
Vの制御信号によって第1の符号語にkビットのダミー
ビットを付加してCDS値がDSV変動方向に沿うn+
kビットの第2の符号語を生成させることにより、符号
化されたデータ列においてDSVの制御信号に対応した
強いパワースペクトラムを有してDSVが変動するよう
に変調を行いトラッキング制御用のパイロット信号を得
ることできるので、パイロット信号のみを記録するため
のエリアを設ける必要がなくなる。 また、パイロット信
号を書き込むエリアを一部にすることができるので、記
録レートをほとんど上げる必要がなく、高密度記録を可
能とする。 さらに、パイロット信号を書き込むエリアも
それ以外のエリアも基本的には同じ変換方法であるた
め、回路規模もほとんど大きくならない。 また、この発
明の請求項2においては、ディジタルデータを12ビッ
ト(情報語)毎に分離し、14ビットよりなる符号語に
変換するに際し、各符号語はビット“1”と“1”の間
にビット“0”が符号語内においては4個以下、符号語
間においては3個以下となるように制限を行い、CDS
が0の符号語についてはそのまま12ビットのデータに
対応させ、CDSが+2あるいは−2となる符号語につ
いては、MSBのみが異なる2つの符号語を対として前
記12ビットのデータに対応させ、各符号語の極性信号
を用いて、2つの符号語を選択的に使用することによっ
て、DSVの発散が抑圧され、かつランレングス制限さ
れた符号語列が生成できるので、オーバーライト可能な
情報変換方法を実現可能とする。 また、この発明の請求
項3においては、ディジタルデータを12ビット(情報
語)毎に分離し、15ビットの符号語に変換する際に、
DSVの制御信号に従って、請求項2の発明による情報
変換方法を用いて得られた14ビットの符号語のLSB
に“0”または“1”の1ビットを付加することによ
り、CDSが+1と −1の一対の符号語として用いて、
符号列においてビット“1”と“1”の間のビット
“0”の数が4個以下となるようにし、DSVの制御信
号に従ってこの一対の符号語のうちのいずれかを選択的
に使用するようにしたので、符号化されたデータ列にお
いてDSVの制御信号に対応した強いパワースペクトラ
ムを有してDSVが変動するように変調を行いトラッキ
ング制御用のパイロット信号を得ることができると共
に、ランレングス制限された符号語列の生成を可能とす
る。 また、この発明の請求項4に係る情報記録装置にお
いては、複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリ
ア分割する手段と、分割された少なくとも1つ以上の情
報群に対し、mビットの情報をCDSが制限されたn
(≧m)ビットの第1の符号語に変換する手段と、トラ
ッキング制御用パイロット信号と同一周期を有し、直列
符号語列のDSV変動方向を指示するDSVの制御信号
により、第1の符号語にkビットのダミービットを付加
してCDS値がDSV変動方向に沿うn+kビットの第
2の符号語を生成する手段とを備えたことにより、符号
化されたデータ列においてDSVの制御信号に対応した
強いパワースペクトラムを有してDSVが変動するよう
に変調を行いトラッキング制御用のパイロット信号を得
ることできるので、トラッキング制御信号のみを記録す
るためのエリアを設けることなくトラッキング制御用の
パイロット信号を記録することが可能となる。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、本発明の一実施例を説明す
る。いま、情報語長=12、符号語長=14の符号に1ビッ
トを付加し、Tmax/Tmin=5となる符号を構成するとす
る。このとき、d(即ち、任意の“1”と次の“1”の
間の最小の“0”の個数)=0、k(即ち、任意の
“1”と次の“1”の間の最大の“0”の個数)=4と
する。ただし、符号はNRZI(F)則を用いる。よっ
て、各符号語においてはK=4を満たすために、符号語
の“0”の連続数を符号語内では最大4とし、また、符
号語のつなぎ目で1ビットを付加するため、MSB端側
では最大2、LSB端側では最大1とする。ここで、D
Cフリーとなる符号を構成するためには、CDSの極性
の異なる符号語をペアとして4,096 組あれば良い。この
とき、上記条件を満たす符号語の数はCDSが0のもの
が2,481 個、+2のものが2,169 個、−2のものが1,88
8 個存在する。したがって、CDSが0の符号語2,481
個、MSBのみ異なるCDSが+2および−2の符号語
対1,615 組を用いてDSVの発散を抑圧する、すなわち
DCフリーの変調が行える。このようにして構成された
符号変換表を図3〜図18に示す。なお、図3〜図18
のデータは2値のディジタル信号を16進で示しており、
12ビットの入力データ(情報語)に対して、14ビッ
トのコード(符号語)、符号語をNRZI変調した後の
符号語の反転回数情報(以後Qで示す)1ビット、及び
符号語のCDS(0か否かの1ビット)のあわせて16
ビットが出力される。
【0011】図1は本発明を実現するための回路構成の
一例を示した図であり、3は12ビットのディジタルデ
ータ(情報語)を図3〜図18に示した14ビットのデ
ィジタルデータに変換する符号器、4、6はNOTゲー
ト、5、7、8、9はEX−ORゲート、10、12はフリ
ップフロップ、11、16はセレクタ、13は14ビットまた
は15ビットの並列データを直列データに変換するP/
S変換器、14はカウンタ、15は4入力NANDゲート、
17は直列データに変換された符号語を“1”レベル毎に
反転を繰り返すよう処理するNRZI変調器である。図
2は直前および今回のDSV制御信号の値、直前に選択
された符号語のCDS値、および前回のQ’信号により
選択する符号を決定する符号選択表である。図3〜図1
8は前述の符号変換表、図19は本発明の一実施例によ
る符号変換およびDSV値を示した図であり、同図にお
いて(a)はパイロットエリア信号(“1”で書き込
み)、(b)はDSV制御信号(“1”で+方向)、
(c)は入力データ(12ビット)、(d)は符号選択
信号Q’、(e)は選択された符号語、(f)は記録さ
れる信号波形、(g)は符号語終端でのDSV値をそれ
ぞれ示す。また、図20は本発明の一実施例における磁
気記録再生装置の記録フォーマットを示した図である。
同図において、サブデータエリア(SUB1・SUB
2)にはサブコード信号等を、メインデータエリア(M
AIN)にはビデオ信号・オーディオ信号等を記録す
る。また、サブデータエリア(SUB1・SUB2)で
パイロット信号を生成する。
【0012】以下に、一実施例における回路の動作を図
1について説明する。まず、パイロットエリア信号が
“0”のとき、即ちサブデータエリア以外の情報を記録
符号化するとき、12ビットのデータは符号器3に入力
され、フリップフロップ12より出力された符号選択信号
Q’及び前記12ビットデータより14ビットの符号語
(パラレル)に変換し、P/S変換器13に出力する。ま
たQ信号をセレクタ11に出力する。セレクタ16では入力
されたパイロットエリア信号“0”によって“10”が
選択され、カウンタ14のロード値が“0010となり、
CH−CLKを14回数える毎に1CLK幅のロードC
LKをP/S変換器13に出力する。P/S変換器13では
入力された14ビットのパラレルの符号語をシリアルに
変換し、NRZI変調器17に出力する。なおこのとき、
NOTゲート4の出力、即ちLSBがP/S変換器13に
入力されるが、CH−CLK14回毎にロードCLKが入
力されるため、このLSBは出力されない。NRZI変
調器17では入力されたシリアルの符号語をNRZI変調
し出力する。また、符号器3より出力されたQ信号はセ
レクタ11に入力され、パイロットエリア信号により選択
され、フリップフロップ12に入力される。つぎに、パイ
ロットエリア信号が“1”のとき、即ちサブデータエリ
アの情報を記録符号化するとき、12ビットのデータは
符号器3に入力され、フリップフロップ12より出力され
た符号選択信号Q’及び前記12ビットデータより14
ビットの符号語(パラレル)に変換し、P/S変換器13
に出力する。また、Q信号をセレクタ11およびNOTゲ
ート4に出力し、CDS信号をEX−ORゲート5に出
力する。セレクタ16では入力されたパイロットエリア信
号“1”によって“01”が選択され、カウンタ14のロ
ード値が“0001”となり、CH−CLKを15回数え
る毎に1CLK幅のロードCLKをP/S変換器13に出
力する。P/S変換器13では入力された14ビットのパ
ラレルの符号語およびLSBをシリアルに変換し、NR
ZI変調器17に出力する。NRZI変調器17では入力さ
れたシリアルの符号語をNRZI変調し出力する。ま
た、DSV制御信号はフリップフロップ10及びEX−O
Rゲート9に入力され、前記フリップフロップ10の出力
はEX−OR9のもう一方の入力にはいる。EX−OR
ゲート9の出力即ち、今回のDSV制御信号と前回のD
SV制御信号の排他的論理和はEX−ORゲート8の一
方の入力にはいる。EX−ORゲート5では前記符号器
3より出力されたCDS信号とQ’信号の排他的論理和
を取り、NOTゲート6により反転され、EX−ORゲ
ート7の一方の入力に送出する。EX−ORゲート7で
は前記NOTゲート6の出力とQ’信号の排他的論理和
を取りEX−ORゲート8のもう一方の入力に送出す
る。EX−ORゲート8では前記EX−ORゲート7及
び9の排他的論理和をとりセレクタ11の一方の入力に送
出する。このようにして図2に示した符号語選択表に従
った信号がQ’信号として出力される。このQ’信号は
パイロットエリア信号により選択され、フリップフロッ
プ12に送出され、次回の符号化の符号選択信号Q’とな
る。
【0013】例えば、図19の(a)に示したように、
パイロットエリア信号が“0”の時に入力データが“3
FF”、直前の極性が“1”、Q’信号が“0”の場
合、符号器3より出力される14ビットの符号語は“1
1001000010111”となり、CDSは−2、
DSVも−2となる。そしてQ信号“0”が出力され
る。次に、データ“200”が入力されると、Q’信号
即ち前回のQ信号は“0”であるため、符号語“011
10011011010”が選択され、CDSは+2、
DSVは0となる。次にパイロットエリア信号が
“1”、DSV制御信号も“1”となった場合にデータ
“E11”が入力されると、Q’信号が1であるため、
符号語“11010111010101”及びQ信号
“0”、CDS信号“0”が出力され、CDS、DSV
ともに0となる。データ“715”が入力されるとQ’
信号が“1”であるため、符号語“001011111
01001”が選択され、LSBが“0”となり、CD
S、DSVともに+1となる。つぎに、データ“BF
C”が入力されるとQ’=“1”により符号語“101
00111101110”が選択され、LSBが“1”
となり、CDSが+1、DSVは+2となる。以下同様
にパイロットエリア信号が“1”のエリア、即ちサブデ
ータエリアにおいてDSV制御信号の周期でDSVが変
動する変調方式を実現することができる。
【0014】以上に述べたような変調方式を用いて、1
トラック内に2カ所でトラッキングサーボのためのパイ
ロット信号を生成する。従って、サブデータエリア(S
UB1・SUB2)においては前述のように14ビット
の符号語のLSBに1ビットを付加して15ビットの符
号語としてパイロット信号を含んだ変調を行い、その他
のエリアにおいては14ビットの符号語をそのまま用い
た変調を行う。
【0015】実施例2.図20ではサブデータエリアを
1トラック内の2カ所に設け、この部分にパイロット信
号を書き込むようにしたが、狭トラックにより精度良く
追従させるためにパイロット信号を書き込むエリアを1
トラックに3カ所以上設けてもよく、また、どの部分に
書き込んでもよい。
【0016】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、複数のデ
ィジタル情報を記録媒体に記録する際、mビットの情報
語に対するCDSが制限されたnビットの符号語を用い
て、DSVの発散を抑圧すべくCDS値をコントロール
しながら符号化するため、DCフリーの情報変換方法を
得ることができるとい効果がある。 さらに、パイロット
信号を書き込むエリアにおいては、前記nビットの符号
語にkビットのダミービットを付加することによってC
DSが±kの符号語として用い、DSVの制御信号に同
期してDSVが変動するように変換を行い、トラッキン
グ制御用のパイロット信号を得られるようにしたので、
パイロット信号のみを記録するためのエリアは不要と
し、また、パイロット信号を書き込むエリアも一部とす
ることができるため、記録レートをほとんど上げること
なく高密度記録を可能とする情報変換方法を得ることが
できるという効果がある。 また、この発明の請求項2に
よれば、ディジタルデータを12ビット(情報語)毎に
分離し、14ビットよりなる符号語に変換するに際し、
各符号語はビット“1”と“1”の間にビット“0”が
符号語内においては4個以下、符号語間においては3個
以下となるように制限を行い、CDSが0の符号語につ
いてはそのまま12ビットのデータに対応させ、CDS
が+2あるいは−2となる符号語については、MSBの
みが異なる2つの符号語を対として前記12ビットのデ
ータに対応させ、各符号語の極性信号を用いて2つの符
号語を選択的に使用することによって、DSVの発散を
抑圧でき、また、ランレングス制限された符号語列が生
成できるため、オーバーライト可能な情報変換方法を得
ることができるという効果がある。 また、この発明の請
求項3によれば、ディジタルデータを12ビット(情報
語)毎に分離し、15ビットの符号語に変換する際に、
DSVの制御信号に従って、請求項2の発明による情報
変換方法を用いて得られた14ビットの符号語のLSB
に“0”または“1”の1ビットを付加することによ
り、CDSが+1と−1の一対の符号語として用いて、
符号列においてビット“1”と“1”の間のビット
“0”の数が4個以下となるようにし、DSVの制御信
号に従ってこの一対 の符号語のうちのいずれかを選択的
に使用するようにしたので、符号化されたデータ列にお
いてDSVの制御信号に対応した強いパワースペクトラ
ムを有してDSVが変動するように変調を行いトラッキ
ング制御用のパイロッと信号を得ることができると共
に、ランレングス制限され、オーバーライト可能な符号
語列の生成を可能とする情報変換方法を得ることができ
るという効果がある。 また、この発明の請求項4によれ
ば、複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分
割する手段と、分割された少なくとも1つ以上の情報群
に対し、mビットの情報をCDSが制限されたn(≧
m)ビットの第1の符号語に変換する手段と、トラッキ
ング制御用パイロット信号と同一周期を有し、直列符号
語列のDSV変動方向を指示するDSVの制御信号によ
り、第1の符号語にkビットのダミービットを付加して
CDS値がDSV変動方向に沿うn+kビットの第2の
符号語を生成する手段とを備え、符号化されたデータ列
においてDSVの制御信号に対応した強いパワースペク
トラムを有してDSVが変動するように変調を行いトラ
ッキング制御用のパイロット信号を得ることできるよう
にしたので、トラッキング制御信号のみを記録するため
のエリアを設けることなく、また一部のエリアにのみト
ラッキング制御用のパイロット信号を記録することが可
能となり、記録レートをほとんど上げることなく回路規
模の増大も防止された高密度記録が可能となる情報記録
装置を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による回路構成図である。
【図2】本発明の一実施例において、DSV制御信号・
符号選択信号Q’・選択された符号語のCDS値より次
の符号語を選択するQ”信号を決定する符号選択表であ
る。
【図3】本発明の一実施例による符号変換表の一部であ
る。
【図4】本発明の一実施例による符号変換表の一部であ
る。
【図5】本発明の一実施例による符号変換表の一部であ
る。
【図6】本発明の一実施例による符号変換表の一部であ
る。
【図7】本発明の一実施例による符号変換表の一部であ
る。
【図8】本発明の一実施例による符号変換表の一部であ
る。
【図9】本発明の一実施例による符号変換表の一部であ
る。
【図10】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図11】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図12】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図13】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図14】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図15】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図16】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図17】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図18】本発明の一実施例による符号変換表の一部で
ある。
【図19】本発明の一実施例による符号変換およびDS
V値を示した図である。
【図20】本発明の一実施例による磁気記録再生装置の
記録フォーマットを示した図である。
【図21】従来の情報変換装置による回路構成図であ
る。
【図22】従来の情報変換装置による符号変換表であ
る。
【図23】従来の情報変換装置による符号変換およびD
SV値を示した図である。
【図24】従来のDATの記録フォーマットを示した図
である。
【図25】従来のデジタルVTRの記録フォーマットを
示した図である。
【符号の説明】
3 符号器 4、6 符号選択器 5、7、8、9 EX−ORゲート 10、12 フリップフロップ 11、16 セレクタ 13 P/S変換器 14 カウンタ 15 4入力NAND 17 NRZI変調器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−281523(JP,A) 特開 昭60−163280(JP,A) 特開 昭61−196469(JP,A) 特開 昭62−274818(JP,A) 特開 平3−217179(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03M 7/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディジタル情報を記録媒体に記録
    する際の情報変換方法であって、 前記複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分
    割する工程と、 前記分割された少なくとも1つ以上の情報群に対し、m
    ビットの情報をCDS(Codeword Digital Sum)が制限
    されたn(≧m)ビットの第1の符号語に変換する工程
    と、 トラッキング制御用パイロット信号と同一周期を有し、
    直列符号語列のDSV(Digital Sum Valiation )変動
    方向を指示するDSVの制御信号により、前記第1の符
    号語にkビットのダミービットを付加してCDS値がD
    SV変動方向に沿うn+kビットの第2の符号語を生成
    する工程を有し、 少なくとも1つ以上の情報群エリアにおいてトラッキン
    グ制御用パイロット信号を生成するようにしたことを特
    徴とする情報変換方法。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータを12ビット(情報
    語)毎に分離し、14ビットよりなる符号語に変換する
    に際し、前記各符号語はビット“1”と“1”の間にビ
    ット“0”が符号語内においては4個以下、符号語間に
    おいては3個以下となるように制限を行い、CDS(Co
    deword Digital Sum)が0の符号語についてはそのまま
    前記12ビットのデータに対応させ、CDSが+2ある
    いは−2となる符号語については、MSBのみが異なる
    2つの符号語を対として前記12ビットのデータに対応
    させ、各符号語の極性信号を用いて、前記2つの符号語
    を選択的に使用するようにしたことを特徴とする情報変
    方法。
  3. 【請求項3】 第1の符号語に変換する工程は、m=1
    2ビットの情報を14ビットの符号語に変換するもので
    あって、各符号語はビット“1”と“1”の間にビット
    “0”が符号語内においては4個以下、符号語間におい
    ては3個以下となるように制限を行い、CDSが0の符
    号語についてはそのまま前記12ビットのデータに対応
    させ、CDSが+2あるいは−2となる符号語について
    は、MSBのみが異なる2つの符号語を対として前記1
    2ビットのデータに対応させ、各符号語の極性信号を用
    いて、前記2つの符号語を選択的に使用することによっ
    てDSVの発散を抑圧し、 第2の符号語に変換する工程は、前記14ビットの符号
    語のLSBにk=1ビットのダミービットを付加するこ
    とにより、CDSが+1と−1の一対の符号語として用
    い、符号列においてビット“1”と“1”の間のビット
    “0”の数が4個以下となるようにし、DSVの制御信
    号に従って前記一対の符号語のうちのいずれかを選択的
    に使用し、DSVが前記DSVの制御信号に同期して変
    動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の情
    報変換方法。
  4. 【請求項4】 複数のディジタル情報を記録媒体に記録
    する情報記録装置であって、 前記複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分
    割する手段と、 前記分割された少なくとも1つ以上の情報群に対し、m
    ビットの情報をCDS(Codeword Digital Sum)が制限
    されたn(≧m)ビットの第1の符号語に変換する手段
    と、 トラッキング制御用パイロット信号と同一周期を有し、
    直列符号語列のDSV(Digital Sum Valiation )変動
    方向を指示するDSVの制御信号により、前記第1の符
    号語にkビットのダミービットを付加してCDS値がD
    SV変動方向に沿うn+kビットの第2の符号語を生成
    する手段を備え、 少なくとも1つ以上の情報群エリアにおいてトラッキン
    グ制御用パイロット信号を生成するようにしたことを特
    徴とする情報記録装置。
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