JP2713011B2 - 情報変換方法および情報記録装置・情報再生装置 - Google Patents

情報変換方法および情報記録装置・情報再生装置

Info

Publication number
JP2713011B2
JP2713011B2 JP9756692A JP9756692A JP2713011B2 JP 2713011 B2 JP2713011 B2 JP 2713011B2 JP 9756692 A JP9756692 A JP 9756692A JP 9756692 A JP9756692 A JP 9756692A JP 2713011 B2 JP2713011 B2 JP 2713011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
bit
codeword
dsv
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9756692A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05300024A (ja
Inventor
雅之 太田
喜平 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9756692A priority Critical patent/JP2713011B2/ja
Publication of JPH05300024A publication Critical patent/JPH05300024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2713011B2 publication Critical patent/JP2713011B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の情報を記録符号
化する情報変換方法、および磁気テープ等の記録媒体に
これら複数の情報を高密度記録・再生する情報記録装置
あるいは情報再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記録再生装置における情報変
換方式としては、例えば、“THEDAT CONFE
RENCE STANDARD”(1987年6月発行)に
示された8/10変調方式を用いたものがあった。8/10
変調方式とは、ディジタルデータを8ビット単位の情報
語に区切り、これを10ビットの符号語に変換する情報変
換方式であり、図11は動作を説明する回路構成図、図12
は情報変換表である。図11において、1は8ビットのデ
ィジタルデータと1ビットのテーブル選択信号(Q’)
を入力とし、10ビットの符号語と次の符号語のテーブル
を選択する信号(Q)の合計11ビットを出力する符号
器、2は符号語のテーブル選択信号を1情報語分ディレ
イするためのフリップフロップである。なお、1の符号
器には図12に示した情報変換表の内容が例えばROM
(Read Only Memory)等にて格納されており、16進表現
で“00”から“FF”までの256 の情報語に対して、
CDS=0の符号語は情報語と1対1で対応づけ、CD
S≠0の符号語に対してはCDSが+2と−2の符号語
をペアとして1情報語に対応づけられており、テーブル
Q’=−1のほうはCDS=+2、テーブルQ’=+1
の方はCDS=−2の符号語で構成されている。また、
テーブルを選択する信号(Q)は符号語列における電荷
の発散を抑圧する方向のCDS(テーブル)選択を行う
ものである。
【0003】次に動作について説明する。図11におい
て、まず、符号器1に入力された“FF”なる8ビット
の情報語はテーブル選択信号(Q’)が−1であり、
Q’=−1の“FF”に対応したCDS=+2なる“1
111101010”の10ビットの符号語が出力され
る。また同時に、次の符号語のテーブルを選択する信号
Qが−1で出力される。なお、前記10ビットの並列信号
から直列信号に変換された後、NRZI変調される。そ
の結果、符号語終端におけるDSV値は+2となる。次
に符号器1に“00”が入力されると、符号語の出力は
前記、直前に出力されたQの−1がシンボルディレイし
たQ’=−1の“00”に対応したCDS=0なる“0
101010101”の10ビットの信号とQが1で出力
される。その結果、NRZI変調後の符号語終端におけ
るDSV値は+2のままとなる。次に符号器1に“1
1”が入力されると、符号器1の出力はQ’=1の“1
1”に対応したCDS=−2の10ビット信号とQが−1
で出力される。その結果、NRZI変調後の符号語終端
におけるDSV値は0となる。以下、同様の手段によ
り、符号器1に入力された8ビットの情報語は、直前に
出力されたテーブル選択信号に基づき、各情報語に対応
したQ’=−1またはQ’=1のいずれかのテーブルの
符号語が選択されて出力される。その結果、NRZI変
調後の各符号語終端におけるDSV値は0もしくは±2
の値に限定される。このことはDSVの発散が抑圧され
ていることを示すものであり、結果として直流成分を含
まないDCフリーの情報変換が実現されている。
【0004】この8−10変調方式を用いた磁気記録装置
であるDATのフォーマットを図14に示す。同図に示し
たようにこのフォーマットではトラッキング制御をかけ
るためにATFエリアを設け、ここにトラッキング制御
用のパイロット信号を記録している。
【0005】また、図15は特開平3−217179に示された
ディジタルVTRのフォーマットを示したものであり、
ここではビデオデータエリア・オーディオデータエリア
・サーボパイロットエリア・サブコードエリアに分割
し、パイロット信号はサーボパイロットエリアにのみ記
録されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気記録再生装
置は以上のように構成されているため、DSVを任意に
制御することができず、トラッキング制御用のパイロッ
ト信号を記録する部分を別に設ける必要があるため、精
度の良いトラッキングをかけるためにはデータ量が増大
して記録レートが高くなるため高密度記録が困難であっ
た。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、トラッキング制御用のパイロット
信号を生成でき、、また、記録レートがほとんど高くな
らないため高密度記録が可能となる情報変換方法及び
報記録装置あるいは情報再生装置を得ることを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の情
報変換方法は、複数のディジタル情報を記録媒体に記録
する際の情報変換方法であって、複数のディジタル情報
を各々の情報群毎にエリア分割する工程と、分割された
少なくとも1つ以上の情報群に対し、8ビットの情報を
CDS(Codeword Digital Sum)が制限された10ビッ
トの第1の符号語に変換する工程と、トラッキング制御
用パイロット信号と同一周期を有し、直列符号語列のD
SV(Digital Sum Valiation )変動方向を指示するD
SVの制御信号により、前記第1の符号語に1ビットの
ダミービットを付加してCDS値がDSV変動方向に沿
う11ビットの第2の符号語を生成する工程を有し、少
なくとも1つ以上の情報群エリアにおいてトラッキング
制御用パイロット信号を生成するようにしたものであ
る。 また、この発明の請求項2の情報変換方法は、ディ
ジタルデータを8ビット(情報語)毎に分離し、10ビ
ットよりなる符号語に変換するに際し、各符号語はビッ
ト“1”と“1”の間にビット“0”が符号語内におい
ては3個以下、符号語間においては2個以下となるよう
に制限を行い、CDS(Codeword Digital Sum)が0の
符号語についてはそのまま8ビットのデータに対応さ
せ、CDSが+2あるいは−2となる符号語について
は、MSBのみが異なる2つの符号語を対として8ビッ
トのデータに対応させ、各符号語の極性信号を用いて、
2つの符号語を選択的に使用することによってDSVの
発散を抑圧するようにしたものである。 また、この発明
の請求項3の情報変換方法は、請求項1の発明におい
て、第1の符号語に変換する工程は、8ビットの情報を
10ビットの符号語に変換するものであって、各符号語
はビット“1”と“1”の間にビット“0”が符号語内
においては3個以下、符号語間においては2個以下とな
るように制限を行い、CDSが0の符号語についてはそ
のまま前記8ビットのデータに対応させ、CDSが+2
あるいは−2となる符号語については、MSBのみが異
なる2つの符号語を対として前記10ビットのデータに
対応させ、各符号語の極性信号を用いて、前記2つの符
号語を選択的に使用することによってDSVの発散を抑
圧し、 第2 の符号語に変換する工程は、前記10ビッ
トの符号語のLSBに1ビットのダミービットを付加す
ることにより、CDSが+1と−1の一対の符号語とし
て用い、符号列においてビット“1”と“1”の間のビ
ット“0”の数が3個以下となるようにし、DSVの制
御信号に従って一対の符号語のうちのいずれかを選択的
に使用し、DSVがDSVの制御信号に同期して変動す
るようにしたものである。 また、この発明の請求項4の
情報記録装置は、複数のディジタル情報を記録媒体に記
録する情報記録装置であって、複数のディジタル情報を
各々の情報群毎にエリア分割する手段と、分割された少
なくとも1つ以上の情報群に対し、8ビットの情報をC
DS(Codeword Digital Sum)が制限された10ビット
の第1の符号語に変換する手段と、トラッキング制御用
パイロット信号と同一周期を有し、直列符号語列のDS
V(Digital Sum Valiation )変動方向を指示するDS
Vの制御信号により、第1の符号語に1ビットのダミー
ビットを付加してCDS値がDSV変動方向に沿う11
ビットの第2の符号語を生成する手段を備え、 少なく
とも1つ以上の情報群エリアにおいてトラッキング制御
用パイロット信号を生成するようにしたものである。
た、この発明の請求項5の情報再生装置は、複数のディ
ジタル情報を各々の情報群毎にエリア分割し、分割され
た少なくとも1つ以上の情報群に対し、8ビットの情報
をCDSが制限された10ビットの第1の符号語に変換
し、トラッキング制御用パイロット信号と同一周期を有
し直列符号語列のDSV変動方向を指示するDSVの制
御信号により、第1の符号語に1ビットのダミービット
を付加してCDS値がDSV変動方向に沿う11ビット
の第2の符号語を生成し、少なくとも1つ以上の情報群
エリアにおいてトラッキング制御用パイロット信号を生
成して記録された記録媒体を再生する情報再生装置にお
いて、トラッキング制御用パイロット信号を抽出する手
段と、この抽出された前記トラッキング制御用パイロッ
ト信号に基づいて再生ヘッドの制御を行うトラッキング
制御手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】この発明の請求項1に係る情報変換方法におい
ては、複数のディジタル情報を記録媒体に記録する際
に、複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分
割し、この分割された少なくとも1つ以上の情報群に対
し、8ビットの情報をCDSが制限された10ビットの
第1の符号語に変換し、直列符号語列のDSV変動方向
を指示するDSVの制御信号により前記第1の符号語に
1ビットのダミービットを付加してCDS値がDSV変
動方向に沿う11ビットの第2の符号語を生成すること
により、符号化されたデータ列においてDSVの制御信
号に同期したDSV変動を発生させ、このDSVの制御
信号の周期に対応した周波数に強いパワースペクトラム
が生成される。 この発明の請求項2に係る情報変換方法
においては、ディジタルデータを8ビット毎に分離し、
10ビットよりなる符号語に変換するに際し、各符号語
はビット“1”と“1”の間にビット“0”が符号語内
においては3個以下、符号語間においては2個以下とな
るように制限を行い、CDSが0の符号語についてはそ
のまま前記8ビットのデータに対応させ、CDSが+2
あるいは−2となる符号語については、MSBのみが異
なる2つの符号語を対として前記8ビットのデータに対
応させ、各符号語の極性信号を用いて、2つの符号語を
選択的に使用することによってDSVの発散を抑圧する
ようにし、かつ、ランレングス制限された符号語列が生
成される。 この発明の請求項3に係る情報変換方法にお
いては、ディジタルデータを8ビット毎に分離し、10
ビットよりなる符号語に変換するに際し、特許請求の範
囲第2項に記載の情報変換方法を用いた10ビットの符
号語のLSBに1ビットのダミービットを付加すること
により、CDSが+1と−1の一対の符号語として用い
て、符号列においてビット“1”と“1”の間のビット
“0”の数が3個以下となるようにし、DSVの制御信
号に従って一対の符号語のうちのいずれかを選択的に使
用することにより、符号化されたデータ列のDSVがD
SVの制御信号に同期して変動し、このDSVの制御信
号に対応した周波数に強いパワースペクトラムが生成さ
れるともに、ランレングス制限された符号語列が生成さ
れる。 この発明の請求項4に係る情報記録装置において
は、複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分
割する手段と、この分割された少なくとも1つ以上の情
報群に対し、8ビットの情報をCDSが制限された10
ビットの第1の符号語に変換する手段と、トラッキング
制御用パイロット信号と同一周期を有し、直列符号語列
のDSV変動方向を指示するDSVの制御信号により、
第1の符号語に1ビットのダミービットを付加してCD
S値がDSV変動方向に沿う11ビットの第2の符号語
を生成する手段を備えることにより、少なくとも1つ以
上の情報群エリアにおいてトラッキング制御用パイロッ
ト信号を生成するこの発明の請求項5に係る情報再生
装置においては、特許請求の範囲第1項に記載の情報変
換方法によって記録媒体に記録されたディジタル情報を
再生するに際して、トラッキング制御用パイロット信号
を抽出する手段と、この抽出された前記トラッキング制
御用パイロット信号に基づいて再生ヘッドの制御を行う
トラッキング制御手段とを備えたことにより、DSVの
制御信号と同一周期のトラッキング制御用パイロッ信号
に従ってトラッキング制御を可能とする。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、本発明の一実施例を説明す
る。いま、情報語長=8、符号語長=10の符号に1ビッ
トを付加し、Tmax/Tmin=4となる符号を構成
するとする。このとき、d(即ち、任意の“1”と次の
“1”の間の最小の“0”の個数)=0、k(即ち、任
意の“1”と次の“1”の間の最大の“0”の個数)=
3とする。ただし、符号はNRZI(F)則を用いる。
よって、各符号語においてはK=3を満たすために、符
号語の“0”の連続数を符号語内では最大3とし、ま
た、符号語のつなぎ目で1ビットを付加するため、MS
B端およびLSB端側では最大1とする。ここで、DC
フリーとなる符号を構成するためには、CDSの極性の
異なる符号語をペアとして256 組あれば良い。このと
き、上記条件を満たす符号語の数はCDSが0のものが
163 個、+2のものが140 個、−2のものが95個存在す
る。したがって、CDSが0の符号語163 個、CDSが
+2および−2の符号語対93組を用いてDSVの発散を
抑圧する、すなわちDCフリーの変調が行える。このよ
うにして構成された符号変換表を図3〜図8に示す。な
お、図3〜図8のデータは2値のディジタル信号を16進
で示しており、8ビットの入力データ(情報語)に対し
て、10ビットのコード(符号語)、符号語をNRZI変
調した後の符号語の反転回数情報(以後Qで示す)1ビ
ット、及び、符号語のCDS(0か否かの1ビット)の
あわせて12ビットが出力される。
【0011】図1は本発明を実現するための回路構成の
一例を示した図であり、3は8ビットのディジタルデー
タ(情報語)を前記、図3〜図8に示した12ビットのデ
ィジタルデータに変換する符号器、4、6はNOTゲー
ト、5、7、8、9はEX−ORゲート、10、12、18は
フリップフロップ、11、16はセレクタ、13は10ビットま
たは11ビットの並列データを直列データ列に変換するP
/S変換器、14はカウンタ、15は4入力NANDゲー
ト、17は直列データに変換された符号語を“1”レベル
毎に反転を繰り返すよう処理するNRZI変調器であ
る。図2は直前および今回のDSV制御信号の値、直前
に選択された符号語のCDS値、および前回のQ’信号
により選択する符号を決定する符号選択表である。図3
〜図8は前述の符号変換表、図9は本発明の一実施例に
よる符号変換およびDSV値を示した図であり、同図に
おいて(a)はパイロットエリア信号(“1”で書き込
み)、(b)はDSV制御信号(“1”で+方向)、
(c)は入力データ(12ビット)、(d)は符号選択信
号Q’、(e)は選択された符号語、(f)は記録され
る信号波形、(g)は符号語終端でのDSV値をそれぞ
れ示す。また、図10は本発明の一実施例における磁気記
録再生装置の記録フォーマットを示した図である。同図
において、サブデータエリア(SUB1・SUB2)に
はサブコード信号等を、メインデータエリア(MAI
N)にはビデオ信号・オーディオ信号等を記録する。ま
た、サブデータエリア(SUB1・SUB2)でパイロ
ット信号を生成する。
【0012】以下に、一実施例における回路の動作を図
1について説明する。まず、フリップフロップ18より出
力されたパイロットエリア信号が“0”のとき、即ちサ
ブデータエリア以外の情報を記録符号化するとき、8ビ
ットのデータは符号器3に入力され、フリップフロップ
12より出力された符号選択信号Q’及び前記8ビットデ
ータより10ビットの符号語(パラレル)に変換し、P/
S変換器5に出力する。また、Q信号をセレクタ11に出
力する。セレクタ16では入力されたパイロットエリア信
号“0”によって“110”が選択され、カウンタ14の
ロード値が“0110”となり、CH−CLKを10回数
える毎に1CLK幅のロードCLKをP/S変換器13に
出力する。P/S変換器5では入力された10ビットのパ
ラレルの符号語をシリアルに変換し、NRZI変調器6
に出力する。なおこのとき、NOTゲート4の出力、即
ちLSBがP/S変換器13に入力されるが、CH−CL
K10回毎にロードCLKが入力されるため、このLSB
は出力されない。NRZI変調器17では入力されたシリ
アルの符号語をNRZI変調し出力する。また、符号器
3より出力されたQ信号はセレクタ11に入力され、パイ
ロットエリア信号により選択され、フリップフロップ12
に入力される。つぎに、フリップフロップ18より出力さ
れたパイロットエリア信号が“1”のとき、即ちサブデ
ータエリアの情報を記録符号化するとき、8ビットのデ
ータは符号器3に入力され、フリップフロップ12より出
力された符号選択信号Q’及び前記8ビットデータより
10ビットの符号語(パラレル)に変換し、P/S変換器
5に出力する。また、Q信号をセレクタ11およびNOT
ゲート4に出力し、CDS信号をEX−ORゲート5に
出力する。セレクタ16では入力されたパイロットエリア
信号“1”によって“101”が選択され、カウンタ14
のロード値が“0101”となり、CH−CLKを11回
数える毎に1CLK幅のロードCLKをP/S変換器13
に出力する。P/S変換器5では入力された10ビットの
パラレルの符号語およびLSBをシリアルに変換し、N
RZI変換器6に出力する。NRZI変調器17では入力
されたシリアルの符号語をNRZI変調し出力する。ま
た、DSV制御信号はフリップフロップ10及びEX−O
Rゲート9に入力され、前記フリップフロップ10の出力
はEX−OR9のもう一方の入力にはいる。EX−OR
ゲート9の出力即ち、今回のDSV制御信号と前回のD
SV制御信号の排他的論理和はEX−ORゲート8の一
方の入力にはいる。EX−ORゲート5では前記符号器
3より出力されたCDS信号とQ’信号の排他的論理和
を取り、NOTゲート6により反転され、EX−ORゲ
ート7の一方の入力に送出する。EX−ORゲート7で
は前記NOTゲート6の出力とQ’信号の排他的論理和
を取りEX−ORゲート8のもう一方の入力に送出す
る。EX−ORゲート8では前記EX−ORゲート7及
び9の排他的論理和をとりセレクタ11の一方の入力に送
出する。このようにして図2に示した符号語選択表に従
った信号がQ”信号として出力される。このQ”信号は
パイロットエリア信号により選択され、フリップフロッ
プ12に送出され、次回の符号化の符号選択信号Q’とな
る。
【0013】例えば、図9(a)に示したように、パイ
ロットエリア信号が“0”の時に入力データが“7
F”、直前の極性が“0”、Q’信号が“0”の場合、
符号器3より出力される10ビットの符号語は“1110
010101”となり、CDSは+2、DSVも+2と
なる。そしてQ信号“1”が出力される。次に、データ
“00”が入力されると、Q’信号即ち前回のQ信号は
“1”であるため、符号語“0100010001”が
選択され、CDSは0、DSVは+2となる。次にパイ
ロットエリア信号が“1”、DSV制御信号も“1”と
なった場合にデータ“51”が入力されると、Q’信号
が0であるため、符号語“1010010011”及び
Q信号“0”、CDS信号“1”が出力され、CDSは
−2、DSVは0となる。データ“15”が入力される
とQ’信号が“0”であるため、符号語“010110
1001”が選択され、LSBが“0”となり、CD
S、DSVともに+1となる。つぎに、データ“8C”
が入力されるとQ’=“1”により符号語“11101
00011”が選択され、LSBが“1”となり、CD
Sが+1、DSVは+2となる。以下同様にパイロット
エリア信号が“1”のエリア、即ちサブデータエリアに
おいてDSV制御信号の周期でDSVが変動する変調方
式を実現することができる。
【0014】以上に述べたような変調方式を用いて、1
トラック内に2カ所でトラッキングサーボのためのパイ
ロット信号を生成する。従って、サブデータエリア(S
UB1・SUB2)においては前述のように10ビットの
符号語のLSBに1ビットを付加して11ビットの符号語
としてパイロット信号を含んだ変調を行い、その他のエ
リアにおいては10ビットの符号語をそのまま用いた変調
を行う。
【0015】実施例2.図10ではサブデータエリアを1
トラック内の2カ所に設け、この部分にパイロット信号
を書き込むようにしたが、狭トラックにより精度良く追
従させるためにパイロット信号を書き込むエリアを1ト
ラックに3カ所以上設けてもよく、また、どの部分に書
き込んでもよい。
【0016】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、複数のデ
ィジタル情報を記録媒体に記録する際に、8ビットの情
報語に対するCDSが制限された10ビットの符号語を
用いて、DSVの発散を抑圧すべく、CDS値をコント
ロールしながら符号化するので、DCフリーの情報変換
方法を実現できる。 更に、トラッキング制御用パイロッ
ト信号を書き込むエリアにおいては、10ビットの符号
語に1ビットを付加することによってCDSが±1の符
号語として用い、DSVの制御信号に同期してDSVが
変動するように変換を行い、トラッキング制御用パイロ
ット信号を得られるようにしたので、トラッキング制御
用パイロット信号のみを記録するためのエリアを設ける
必要がなく、高密度記録が可能となる情報変換方法を実
現できる。 この発明の請求項2によれば、ディジタルデ
ータを8ビット毎に分離し、10ビットよりなる符号語
に変換するに際し、各符号語はビット“1”と“1”の
間にビット“0”が符号語内においては3個以下、符号
語間においては2個以下となるように制限を行い、CD
Sが0の符号語についてはそのまま前記8ビットのデー
タに対応させ、CDSが+2あるいは−2となる符号語
については、MSBのみが異なる2つの符号語を対とし
て前記8ビットのデータに対応させ、各符号語の極性信
号を用いて、2つの符号語を選択的に使用することによ
ってDSVの発散を抑圧しつつランレングス制限するこ
とにより、オーバーライト可能な情報変換方法を実現で
きる。 この発明の請求項3によれば、ディジタルデータ
を8ビット毎に分離し、10ビットよりなる符号語に変
換するに際し、特許請求の範囲第2項に記載の情報変換
方法を用いた10ビットの符号語のLSBに1ビットの
ダミービットを付加することにより、CDSが+1と−
1の一対の符号語として用いて、符号列においてビット
“1”と“1”の間のビット“0”の数が3個以下とな
るようにし、DSVの制御信号に従って一対の符号語の
うちのいずれかを選択的に使用することにより、符号化
されたデータ列のDSVがDSVの制御信号に同期して
変動し、このDSVの制御信号に対応した周波数に強い
パワースペクトラムが生成される ともに、ランレングス
制限された符号語列が生成されるので、トラッキング制
御用パイロッ信号のオーバーライト可能な情報変換方法
を実現できる。 また、トラッキング制御用パイロット信
号のみを記録するためのエリアを設ける必要がなく、高
密度記録が可能となる。 この発明の請求項4によれば、
複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分割す
る手段と、この分割された少なくとも1つ以上の情報群
に対し、8ビットの情報をCDSが制限された10ビッ
トの第1の符号語に変換する手段と、トラッキング制御
用パイロット信号と同一周期を有し、直列符号語列のD
SV変動方向を指示するDSVの制御信号により、第1
の符号語に1ビットのダミービットを付加してCDS値
がDSV変動方向に沿う11ビットの第2の符号語を生
成する手段を備えることにより、少なくとも1つ以上の
情報群エリアにおいては、高密度記録のための狭トラッ
ク化の際に必要となるトラッキング制御用パイロット信
号が生成でき、ディジタル情報を高密度記録可能な情報
記録装置を実現できる。また、トラッキング制御用パイ
ロット信号を書き込むエリアもそれ以外のエリアも基本
的には同じ変換を行うので、回路規模もほとんど大きく
ならない。 この発明の請求項5によれば、特許請求の範
囲第1項に記載の情報変換方法によって記録媒体に記録
されたディジタル情報を再生するに際して、トラッキン
グ制御用パイロット信号を抽出する手段と、この抽出さ
れた前記トラッキング制御用パイロット信号に基づいて
再生ヘッドの制御を行うトラッキング制御手段とを備え
たことにより、DSVの制御信号と同一周期のトラッキ
ング制御用パイロッ信号に従ってトラッキング制御を可
能とする情報再生装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による回路構成図である。
【図2】本発明の一実施例において、DSV制御信号・
符号選択信号Q’・選択された符号語のCDS値より次
の符号語を選択するQ”信号を決定する符号選択表であ
る。
【図3】本発明の一実施例による符号変換表である。
【図4】本発明の一実施例による符号変換表である。
【図5】本発明の一実施例による符号変換表である。
【図6】本発明の一実施例による符号変換表である。
【図7】本発明の一実施例による符号変換表である。
【図8】本発明の一実施例による符号変換表である。
【図9】本発明の一実施例による符号変換およびDSV
値を示した図である。
【図10】本発明の一実施例による磁気記録再生装置の
記録フォーマットを示した図である。
【図11】従来の情報変換装置による回路構成図であ
る。
【図12】従来の情報変換装置による符号変換表であ
る。
【図13】従来の情報変換装置による符号変換およびD
SV値を示した図である。
【図14】従来の磁気記録再生装置であるDATの記録
フォーマットを示した図である。
【図15】従来のディジタルVTRの記録フォーマット
を示した図である。
【符号の説明】
3 符号器 4、6 符号選択器 5、7、8、9 EX−ORゲート 10、12、18 フリップフロップ 11、16 セレクタ 13 P/S変換器 14 カウンタ 15 4入力NAND 17 NRZI変調器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディジタル情報を記録媒体に記録
    する際の情報変換方法であって、 前記複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分
    割する工程と、 前記分割された少なくとも1つ以上の情報群に対し、8
    ビットの情報をCDS(Codeword Digital Sum)が制限
    された10ビットの第1の符号語に変換する工程と、 トラッキング制御用パイロット信号と同一周期を有し、
    直列符号語列のDSV(Digital Sum Valiation )変動
    方向を指示するDSVの制御信号により、前記第1の符
    号語に1ビットのダミービットを付加してCDS値がD
    SV変動方向に沿う11ビットの第2の符号語を生成す
    る工程を有し、 少なくとも1つ以上の情報群エリアにおいてトラッキン
    グ制御用パイロット信号を生成するようにしたことを特
    徴とする情報変換方法。
  2. 【請求項2】 ディジタルデータを8ビット(情報語)
    毎に分離し、10ビットよりなる符号語に変換するに際
    し、前記各符号語はビット“1”と“1”の間にビット
    “0”が符号語内においては3個以下、符号語間におい
    ては2個以下となるように制限を行い、CDS(Codewo
    rd Digital Sum)が0の符号語についてはそのまま前記
    8ビットのデータに対応させ、CDSが+2あるいは−
    2となる符号語については、MSBのみが異なる2つの
    符号語を対として前記8ビットのデータに対応させ、各
    符号語の極性信号を用いて、前記2つの符号語を選択的
    に使用することによってDSVの発散を抑圧するように
    したことを特徴とする情報変換方法。
  3. 【請求項3】 第1の符号語に変換する工程は、8ビッ
    トの情報を10ビットの符号語に変換するものであっ
    て、各符号語はビット“1”と“1”の間にビット
    “0”が符号語内においては3個以下、符号語間におい
    ては2個以下となるように制限を行い、CDSが0の符
    号語についてはそのまま前記8ビットのデータに対応さ
    せ、CDSが+2あるいは−2となる符号語について
    は、MSBのみが異なる2つの符号語を対として前記1
    0ビットのデータに対応させ、各符号語の極性信号を用
    いて、前記2つの符号語を選択的に使用することによっ
    てDSV の発散を抑圧し、 第2の符号語に変換する工程は、前記10ビットの符号
    語のLSBに1ビットのダミービットを付加することに
    より、CDSが+1と−1の一対の符号語として用い、
    符号列においてビット“1”と“1”の間のビット
    “0”の数が4個以下となるようにし、DSVの制御信
    号に従って前記一対の符号語のうちのいずれかを選択的
    に使用し、DSVが前記DSVの制御信号に同期して変
    動するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の情
    報変換方法。
  4. 【請求項4】 複数のディジタル情報を記録媒体に記録
    する情報記録装置であって、 前記複数のディジタル情報を各々の情報群毎にエリア分
    割する手段と、 前記分割された少なくとも1つ以上の情報群に対し、8
    ビットの情報をCDS(Codeword Digital Sum)が制限
    された10ビットの第1の符号語に変換する手段と、 トラッキング制御用パイロット信号と同一周期を有し、
    直列符号語列のDSV(Digital Sum Valiation )変動
    方向を指示するDSVの制御信号により、前記第1の符
    号語に1ビットのダミービットを付加してCDS値がD
    SV変動方向に沿う11ビットの第2の符号語を生成す
    る手段を備え、 少なくとも1つ以上の情報群エリアにおいてトラッキン
    グ制御用パイロット信号を生成するようにしたことを特
    徴とする情報記録装置。
  5. 【請求項5】 複数のディジタル情報を各々の情報群毎
    にエリア分割し、前記分割された少なくとも1つ以上の
    情報群に対し、8ビットの情報をCDSが制限された1
    0ビットの第1の符号語に変換し、トラッキング制御用
    パイロット信号と同一周期を有し直列符号語列のDSV
    変動方向を指示するDSVの制御信号により、前記第1
    の符号語に1ビットのダミービットを付加してCDS値
    がDSV変動方向に沿う11ビットの第2の符号語を生
    成し、少なくとも1つ以上の情報群エリアにおいてトラ
    ッキング制御用パイロット信号を生成して記録された記
    録媒体を再生する情報再生装置において、 前記トラッキング制御用パイロット信号を抽出する手段
    と、 この抽出された前記トラッキング制御用パイロット信号
    に基づいて再生ヘッド の制御を行うトラッキング制御手
    段とを備えたことを特徴とする情報再生装置。
JP9756692A 1992-04-17 1992-04-17 情報変換方法および情報記録装置・情報再生装置 Expired - Fee Related JP2713011B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9756692A JP2713011B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 情報変換方法および情報記録装置・情報再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9756692A JP2713011B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 情報変換方法および情報記録装置・情報再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05300024A JPH05300024A (ja) 1993-11-12
JP2713011B2 true JP2713011B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=14195787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9756692A Expired - Fee Related JP2713011B2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 情報変換方法および情報記録装置・情報再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2713011B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05300024A (ja) 1993-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2089045C1 (ru) Дешифратор импульсных последовательностей
JPH04225625A (ja) ディジタル変調方式
JPH0544206B2 (ja)
JP2002271205A (ja) 変調方法、変調装置、復調方法、復調装置、情報記録媒体、情報伝送方法および情報伝送装置
EP0557130B1 (en) Data conversion method and recording/reproducing apparatus using the same
US5627694A (en) Recording/reproducing apparatus for recording and reproducing multiple kinds of digital signals having different data amounts per unit time
EP0090047B1 (en) Encoding and decoding system for binary data
JPH0472921A (ja) 符号変調方法
EP0426034A2 (en) A digital modulating circuit
JP2713011B2 (ja) 情報変換方法および情報記録装置・情報再生装置
JP2962027B2 (ja) 情報変換方法および情報記録装置
JP3187528B2 (ja) 符号化装置および復号化装置
US6044053A (en) Dc-balance-value calculation circuit and recording signal generator using the same
US5602547A (en) Data conversion apparatus and encoding apparatus
KR970010524B1 (ko) 디지탈 변조방법 및 장치
JP4095440B2 (ja) 情報の符号化のための装置及び方法、その符号化された情報を復号するための装置及び方法、変調信号及び記録媒体の製造方法
JP2573067B2 (ja) 情報変換装置
JPS60114053A (ja) 符号変換方式
KR950003636B1 (ko) 디지탈 변/복조 부호 룩업 테이블
JP2637644B2 (ja) 情報変換方法及びパイロット信号生成方法及び回転磁気ヘッド装置
KR100575658B1 (ko) 정보 코딩을 위한 장치 및 방법
JPH1196691A (ja) 光ディスクの記録装置および再生装置
KR100752880B1 (ko) 정보를 코딩/디코딩하는 방법 및 장치
JP3243137B2 (ja) データ変換方法
JPH05235775A (ja) 情報変換方法及びそれを用いた情報変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees