JP2636870B2 - 8/9符号変換方法 - Google Patents

8/9符号変換方法

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JP2636870B2
JP2636870B2 JP63058056A JP5805688A JP2636870B2 JP 2636870 B2 JP2636870 B2 JP 2636870B2 JP 63058056 A JP63058056 A JP 63058056A JP 5805688 A JP5805688 A JP 5805688A JP 2636870 B2 JP2636870 B2 JP 2636870B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、音声や映像のディジタル処理に適した8/
9符号変換方法に関する。
[従来の技術] CD(コンパクトディスク)プレーヤにより再生される
コンパクトディスクには、信号再生時のトラッキングサ
ーボに適したEFM(8/14符号変換)記録が採用されてい
る。第10図に示した従来の8/14符号器1は、CIRCエンコ
ーダ(図示せず)による誤り訂正を受けた8ビットデー
タを、変換テーブルに従って14ビットデータに変換する
8/14変換回路2を有する。8ビットデータは、8/14変換
回路2だけでなく、ビット変換規則に従う結合ビット候
補を発生する結合ビット候補発生回路3と結合ビット候
補のなかから後述のDSV評価に従って最適結合ビットを
決定する結合ビット決定回路4にも供給され、結合ビッ
ト決定回路4にて決定された最適結合ビットを、結合ビ
ット挿入回路5において8/14変換回路2の出力である14
ビットデータ間に挿入することにより、14ビットデータ
どうしが結合される。
8/14変換回路2は、反転を示す“1"と非反転を示す
“0"の214通りの組み合わせパターンのなかから、
「“1"と“1"の間に“0"が2個以上入り、かつ、“0"の
個数が10個以内である」というビット変換規則に従って
選出した28(256)通りのパターンを、変換テーブル化
して格納したROM(読み出し専用メモリ)を有してお
り、入力された8ビットデータは一義的に対応する14ビ
ットデータに変換される。また、14ビットデータに間挿
する係合ビットの候補を発生する結合ビット候補発生回
路3は、例えば先行する14ビットデータの最後が“1"で
終わり、後続の14ビットデータが“1"で始まるような場
合に対処できるよう、相前後する14ビットデータ間に3
ビットの結合ビットを挿入することで、ビット変換規則
との整合を図るものであり、結合ビットとして考えられ
る4種類のパターン000,001,010,100のなかから、ビッ
ト変換規則を犯さないパターンを結合ビット候補として
結合ビット決定回路4に供給する。結合ビット決定回路
4は、結合ビット候補発生回路3から供給される結合ビ
ット候補から、相前後する14ビットデータ28ビットと3
ビットの結合ビットを合わせた31ビット分の信号の直流
成分を示すDSV(Digital Sum Varitation)を最小にす
るパターンを、最適な結合ビットとして選択するもので
ある。
ところで、ここで扱うDSVとは、14ビットデータの信
号波形の高レベルを+1点,低レベルを−1点とし、14
ビットデータの進行とともに累積される合計点数を表す
ものであり、DSVの絶対値が小さいほど14ビットデータ
の直流成分や低周波成分が少なく、それだけコンパクト
ディスク表面に付いた傷等による影響を受けにくくなる
ため、相前後する14ビットデータの最後に得られるDSV
を最小とする結合ビットが、最適結合ビットとして選択
される。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の8/14符号器1は、信号の直流成分を打ち消
すことはできるが、14ビットデータどうしを接続する結
合ビットを含めると8ビットデータの変換にかなりの冗
長ビットが必要であり、このため信号の伝送帯域を徒に
広帯域化してしまうといった課題を抱えており、また再
生信号の時間軸が揺れたときの符号誤りを起こさないた
めの余裕度(ジッタマージン)を表す検出窓幅Twが、ビ
ット間隔Tに対して0.47Tと、比較的小さい等の課題が
あった。
また、冗長度を4ビット縮め、8/14符号器1の5.18T
に対し最大符号反転間隔Tmaxを3.2Tに短縮した8/10符号
器は、最小符号反転間隔Tminが0.8Tというように比較的
小さいために、どうしても最高記録周波数が高くなって
しまい、記録系の分解能を高めなければならず、高密度
記録にも適さない等の課題があった。
さらにまた、符号変換に伴う冗長ビットが最小の1ビ
ットで済む8/9符号器は、最小符号反転間隔Tminを僅か
にせよ0.89Tまで拡張できるが、最大符号反転間隔Tmax
が20Tとかなり大であるため、記録周波数帯域が広帯域
化する課題があり、また変換により得られる9ビットデ
ータのうち、DSVがもっとも小さい+1又は−1をとる
データは各126個ずつ計252個存在するが、直流成分を抑
制するためこれらのDSV最小データを、DSVの極性に応じ
て2種類の変換テーブルに割り当て、DSV積算値を零収
束させるよう両変換テーブルを使い分けるようにした場
合でも、2種類の変換テーブルに分散配置される残り30
0個の9ビットデータのDSVが、±3,±5,±7,±9と比較
的大きいため、どうしても変換データのDSV積算値が変
動しやすく、直流成分の突発的な変化が避けられない等
の課題があった。
また、特開昭59−171243号「符号変調方式」には、8
ビットデータを10ビットの符号語に変換し、NRZI変調し
て伝送する符号変換方式が開示されている。この符号変
換方式は、4つ以上の“0"の連続もしくは端に3個の連
続する“0"をもたない符号語で、かつ前に隣接する符号
語とのつなぎ目部分の1ビットを含む10ビット区間もし
くは後に隣接する符号語とのつなぎ目部分を含む10ビッ
ト区間の少なくとも一方の区間において、DSVが零とな
る符号語の集合から、両端に“0"をもたないか又は少な
くとも一方の端に孤立した“0"をもつ符号語(グループ
A)と、末尾に孤立した“00"をもち、かつ“・・・000
100"を含まず、“・・・00010"を含む符号語(グループ
B)、先頭に孤立した“00"をもち、かつ、“001000・
・・”を含まず、“01000・・・”を含む符号語(グル
ープC)の3グループに分類し、グループAとBの和集
合か、又はグループAとCの和集合から256パターンを
選択し、8ビットデータのそれぞれに対応させてある。
しかしながら、この符号変換方式は、例えば“111010
1110"のごとく、前に隣接する符号語とのつなぎ目部分
の1ビットを含む10ビット区間においてのみDSVが0と
なる符号語(マークaの符号語)と、例えば“11000101
10"のごとく、後に隣接する符号語とのつなぎ目部分の
1ビットを含む10ビット区間においてのみDSVが0とな
る符号語(マークbの符号語)とが、連続して現れる場
合は、前と後の20ビット区間の双方において、NRZI変換
符号中の“1"と“0"の比が、11:9もしくは9:11となり、
DSV積算値は2又は−2となって0とはならない。この
ため、マークaの符号語とマークbの符号語が交互に連
続する極端な変換例に関しては、到底DCフリーとは言え
ず、伝送信号のゼロクロス点がピークの1/20ずつ上方又
は下方にシフトし続けてしまうといった危険を孕むもの
であった。これは、上記符号変換方式が、符号語自体の
DSVには着目しながらも、連続する符号語のDSV積算値を
監視し、このDSV積算値が閾値を逸脱しそうになったと
きにこれを零に引き戻すような変換則を採用しなかった
ことに原因があり、最大符号反転間隔の抑制を優先する
もDSV積算値を度外視したことによる重大な瑕疵である
ことは明らかであった。
一方また、例えば特開昭60−109358号「2進データの
符号化装置」には、DSV積算値を零に収束させるよう符
号を選択して符号化する8/10符号変換方式が開示されて
いる。
しかしながら、この符号変換方式は、8ビットデータ
をまず最初に8/9変換により9ビットデータに変換し、
この最初の変換により得られたTmin=0.89T,Tmax=3.56
Tでかつ直流成分のある9ビットデータに対し、マージ
ンビットを1ビット挿入することにより、Tmin=0.8T,T
max=3.2TでDC成分の少ない10ビットの符号を得るもの
であり、1ビットのマージンビットを挿入した10ビット
データのDSVの極性と、既に符号化された符号データなD
SVの極性とが逆になるよう、マージンビットの論理を
“1"又は“0"に決定する符号変換則によっているため、
完全にDCフリーというわけではなく、DC成分は零近くを
行き来するものであった。より詳しくは、この符号変換
方式は、既に符号化された先行符号化データのDSVすな
わちDSV積算値を求めておき、さらに先行する符号化デ
ータの末尾2ビットが“00"で、かつ今回符号化する後
行符号化データの先頭ビットが“0"のときは、マージン
ビットとして“1"を選択するが、それ以外の場合は、マ
ージンビットを“0"とするも、後行する符号化データ9
ビットのDSVが前記DSV積算値と同じ極性の場合だけは、
例外的にマージンビットを“1"とする符号変換則を採用
していた。この場合、例外的にマージンビット“1"を選
択することは、後行する符号化データ9ビットのDSVの
極性を反転することを意味するため、先行する符号化デ
ータの末尾2ビットが“00"で、かつ今回符号化する後
行符号化データの先頭ビットが“0"のときを除き、DSV
積算値は零に収束する方向の規則を受けることになる
が、DSV積算値の極性に着目しただけの変換であり、DSV
積算値の大きさに見合った補償を行うものでないため、
収束を加速するような積極的な零収束を望むことはでき
ないものであった。また、後行符号化データの先頭に挿
入するマージンビットについても、後行する符号化デー
タ9ビットのDSVをROM等からなる後行DSV演算部から読
み出し、ビット出力ごとに計数動作を行うアップタウン
カウンタ等からなる先行DSV演算部が計数したDSV積算値
と極性比較し、そこで初めて“1"又は“0"に決定され
る。従って、次の符号変換に必要なDSV積算値は、マー
ジンビットの決定を受けて確定した10ビットデータをビ
ット出力ごとに計数しなければ確定せず、DSV積算値の
演算に時間がかかるため、符号変換に時間がかかるとい
った課題を抱えるものであった。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記課題を解決したものであり、8ビッ
トデータを9ビットデータに符号変換する8/9符号変換
方法であって、256個を8ビットデータを、そのうちの
4個を除き、データ個々の直流バランスを示すDSVの絶
対値が1である9ビットデータに2の補数表示したDSV
を結合したデータに変換し、残る4個についてはDSVの
絶対値が3の9ビットデータに2の補数表示したDSVを
結合したデータに変換する主変換テーブルと、256個の
8ビットデータを、DSVの絶対値が3以上の9ビットデ
ータに2の補数表示したDSVを結合したデータに変換す
る副変換テーブルとを用意し、8ビットデータが与えら
れたときに、前記2の補数表示したDSVはDSV積算値の算
出に当て、DSVを除く9ビットデータだけを変換データ
として出力するとともに、変換のつど更新されるDSV積
算値が、あらかじめ設定した一定範囲内にあるときは、
主変換テーブルに従って符号変換を実行し、また前記DS
V積算値が前記一定範囲を逸脱したときは、DSV積算値が
零に収束するよう、主副いずれか適当な変換テーブルに
従って符号変換を実行することを特徴とするものであ
る。
[作用] この発明は、256個の8ビットデータを、そのうちの
4個を除き、データ個々の直流バランスを示すDSVの絶
対値が1である9ビットデータに2の補数表示したDSV
を結合したデータに変換し、残る4個についてはDSVの
絶対値が3の9ビットデータに2の補数表示したDSVを
結合したデータに変換する主変換テーブルと、256個の
8ビットデータを、DSVの絶対値が3以上の9ビットデ
ータに2の補数表示したDSVを結合したデータに変換す
る副変換テーブルとを用意し、8ビットデータが与えら
れたときに、前記2の補数表示したDSVはDSV積算値の算
出に当て、DSVを除く9ビットデータだけを変換データ
として出力するとともに、変換のつど更新されるDSV積
算値が、あらかじめ設定した一定範囲内にあるときは、
主変換テーブルに従って符号変換を実行し、また前記DS
V積算値が前記一定範囲を逸脱したときは、DSV積算値が
零に収束するよう、主副いずれか適当な変換テーブルに
従って符号変換を実行することにより、DSV積算値を一
定限度枠内に保ったまま、変換信号の直流成分を打ち消
し、RLLC則を満たす高能率符号の生成を可能にする。
[実施例] 以下、この発明の実施例について、第1図ないし第9
図を参照して説明する。第1図は、この発明の8/9符号
変換方法を適用した8/9符号器の一実施例を示す回路構
成図、第2図ないし第9図は、いずれも第1図に示した
8/9符号器の符号変換に用いる変換テーブルを示す図で
ある。
第1図中、8/9符号器11は、8ビットデータを9ビッ
トデータに符号変換するものであり、一の8ビットデー
タに対して互いに異なる9ビットデータを対応させる主
副一対の変換テーブルを用意し、DSV積算値の零収束と
最大符号反転間隔Tmaxの上限抑制を考慮しつつ、適当な
テーブルを選択して符号変換を行う。主変換テーブルと
副変換テーブルは、第2図ないし第9図に示したよう
に、16進数表現した256個の入力8ビットデータをアド
レスとし、DSVの極性が逆の関係にある別個の9ビット
データを変換ROM13に格納したものであり、両テーブル
とも、前半の8ビットデータ(00)〜(7F)と後半
の8ビットデータ(80)〜(FF)とで、DSVの極性
を逆転させるよう構成してある。なお、変換データのDS
Vは、2の補数で表示され、9ビットデータの上位側に
5ビットデータとして結合させてテーブル内に格納して
ある。
実施例では、主変換テーブルの前半では、8ビットデ
ータ(00)と(02)〜(7F)に対し、DSVが+1
の9ビットデータを割り当て,(01)H,(02)の2個
の8ビットデータに対し、DSVが+3の9ビットデータ
を割り当ててある。また、主変換テーブル後半では、8
ビットデータ(80)〜(FC)と(FF)に対し、DS
Vが−1の9ビットデータを割り当て、(FD)H,(FE)
の2個の8ビットデータに対し、DSVが−3の9ビッ
トデータを割り当ててある。従って、主変換テーブル全
体としては、256個の8ビットデータのうちの252個を、
DSVが±1すなわち9ビット中ビット“1"が4個又は5
個占める252通りの9ビットデータに変換し、残る4個
についてはDSVの絶対値が3の9ビットデータに変換す
ることになる。また、DSV絶対値が1の9ビットデータ
は、記録再生特性に良い影響を与えるよう、符号反転回
数が多いものほど、入力8ビットデータの最大値と最小
値の中間にあって出現頻度のもっとも高いデータ(7F)
H,(80)の近くに配置してある。
一方、副変換テーブルでは、DSV絶対値が3以上の9
ビットデータを寄せ集めてあり、8ビットデータの(0
0)と(01)に対し、9ビットデータ(000)
(001)を割り当て、8ビットデータの(FE)と(F
F)に対し、9ビットデータ(1FE)と(1FF)
割り当ててある。また、8ビットデータの最大値と最小
値の中間値である(7E)と(80)を中心に、DSVの
絶対値が小さいものから順に対応させ、さらに同一DSV
の9ビットデータ群については、符号反転回数が多いも
のほど上記中間値の近くに配置してある。すなわち、副
変換テーブル内の9ビットデータは、そのDSVにより,
±3,±5,±7,±9のグループに分類され、各グループご
とに、符号反転回数の多寡に応じた配置が施される。
ここで、8ビットデータは、まず初段のDフリップフ
ロップ回路12を経て変換ROM13に送り込まれる。そし
て、変換ROM13内のいずれか一方のテーブルに従って14
ビットデータに変換された後、下位9ビットと上位5ビ
ット及び下位1ビットが、それぞれ外部出力用の並・直
列変換回路14とDSV積算回路15及びテーブル選択回路16
に供給される。DSV積算回路15は、変換ROM13の上位5ビ
ット出力にそれまでのDSVを加算することでDSV積算値を
更新する加算回路17と、この加算回路17の出力をラッチ
するDフリップフロップ回路18からなり、現在のDSV積
算値を表すDフリップフロップ回路18の出力が加算回路
17の被加算入力とされる。加算回路17から得られるDSV
積算値は、テーブル選択回路16内に設けた比較基準が+
9と−9の比較回路19,20に供給され、DSV積算値があら
かじめ設定した一定範囲−9〜+9内にあるかどうか判
定される。比較回路19,20の比較結果は、オアゲート回
路21を経てDフリップフロップ回路22に供給され、そこ
でラッチされる。Dフリップフロップ回路22のラッチ出
力は、実施例の場合、ナンドゲート回路23とノアゲート
回路24を介して変換ROM13のテーブル選択入端子に供給
され、DSV積算値が−9〜+9の範囲内にある場合は、
Dフリップフロップ回路22のロウレベルのラッチ出力を
もって主変換テーブルの選択が実行される。なお、ロウ
レベル出力を主変換テーブル選択信号とするノアゲート
回路24は、ナンドゲート回路23の出力を一方の入力とす
るとともに、入力8ビットデータの最上位ビットとDSV
積算回路15から得られたDSV積算値の最上位ビットとの
排他的論理和をとるエクスクルーシブオアゲート回路25
の出力を他方の入力とする。この場合、入力8ビットデ
ータの最上位ビットは、その“0",“1"が選択テーブル
の前半が後半か、すなわち出力9ビットデータのDSVの
正負に対応し、またDSV積算値の最上位ビットは、その
“0",“1"がDSV積算値の正負を示す。
ところで、ナンドゲート回路23には、DSV積算値の範
囲を示すデータを出力するDフリップフロップ回路22の
外に、1バイトクロック前に保持したノアゲート回路24
の出力をもって副変換テーブルの連続使用を禁止するD
フリップフロップ26と、DSV積算値の範囲に関係なく主
変換テーブルの選択を強制し、相前後する2個の9ビッ
トデータ間で“0"又は“1"を14ビット以上連続させない
ようにする2個のナンドゲート回路27,28が接続してあ
る。一方のナンドゲート回路27には、入力8ビットデー
タの各ビットをそれぞれインバータ回路29にて符号反転
したデータと、1バイトクロック前の出力9ビットデー
タの最下位ビットを保持するDフリップフロップ回路30
のラッチ出力が供給される。このため、入力8ビットデ
ータが(00)で、1バイトクロック前の出力9ビット
データの最下位ビットが“0"であるときは、ナンドゲー
ト回路27のロウレベルの出力により、必ず主変換テーブ
ルによる符号変換が実行される。また、他方のナンドゲ
ート回路26には、入力8ビットデータの各ビットと、1
バイトクロック前の出力9ビットデータの最下位ビット
を保持するDフリップフロップ回路31のラッチ出力が供
給される。このため、入力8ビットデータが(FF)
1バイトクロック前の9ビットデータの最下位ビットが
“1"であるときは、ナンドゲート回路26のロウレベル出
力により、必ず主変換テーブルによる符号変換が実行さ
れる。
いまここで、仮にDSV積算値が01001すなわち+9であ
るときに、8ビットデータとしてアドレス(03)に対
応する00000011が送られてきたとする。この場合、ノア
ゲート回路21,24の出力は、ともにロウレベルであるた
め、主変換テーブルによる符号変換が実行され、アドレ
ス(03)に対応するデータ00001111110000が出力され
る。なお、このときの出力データの上位5ビット00001
は、9ビットデータ111110000のDSV+1を表しており、
これがDSV積算回路15内でそれまでのDSV積算値+9に加
算される結果、DSV積算値は+10に変化する。
次に、入力8ビットデータとして(5D)が送られて
きたものとする。この場合、DSV積算値が+9を越えた
時点で既にノアゲート回路21の出力がハイレベルに変化
しているため、ナンドゲート回路23の出力はロウレベル
となる。一方、エクスクルーシブオアゲート回路25の出
力もロウレベルであるため、最終段のノアゲート回路24
の出力はハイレベルとなり、副変換テーブルが選択され
る。このため、DSVが−3の9ビットデータ011001000が
選択され、DSV積算値は+7と零側に引き戻されること
になる。
なお、(03)に続く入力8ビットデータとして、
(5D)ではなく、(00)が送られてきたとする。こ
の場合、1バイトクロック前に出力した9ビットデータ
の最下位ビットが“0"であったため、ナンドゲート回路
27の出力がハイレベルとなり、ノアゲート回路24のロウ
レベル出力を受けた変換ROM13では、DSV積算値が+9を
越えているにも拘わらず、主変換テーブルが選択され
る。その結果、DSV積算値は+11と過渡的に零から発散
する側に振れることになるが、例えば副変換テーブルを
選択することで、後続の9ビットデータも定まらないう
ちに、既に“0"が13ビットも連続してしまい、14ビット
を越える“0"の連続が避けられなくなるといった不都合
を回避することができる。
また、入力8ビットデータ(5D)に対して副変換テ
ーブルを使って符号変換した場合は、次に変換される8
ビットデータのいかんによらず、Dフリップフロップ回
路26のロウレベルの出力が、ナンドゲート回路23の出力
をハイレベルとするため、ノアゲート回路24の出力はロ
ウレベルであり、必ず主変換テーブルによる符号変換が
実行される。
こうして、次々に送られてくる8ビットデータは、DS
V積算値を零に収束させる方向で9ビットデータに符号
変換されていくわけであるが、入力8ビットデータのビ
ット間隔Tに対し、出力9ビットデータのビット間隔す
なわち最小符号反転間隔Tminは、8/9・T(≒0.89T)で
表される。そして、できうる限り短ければよいとされる
最大符号反転間隔Tmaxは、出力9ビットデータが111110
000,000000001と続く最悪のケースを想定することで、1
3個の“0"が持続する期間、すなわち13Tmin(=11.6T)
となる。
このように、上記8/9符号器11は、符号変換器の9ビ
ットデータだけを単にテーブル内に格納するのではな
く、変換に伴って増減するDSVの値を9ビットデータに
結合して変換テーブルに格納してあり、このためDSV積
算値の計算が非常に簡単であり、符号変換と同時にDSV
の積算が完了してしまうため、符号変換の所要時間を最
大限短縮することができる。また、256個の8ビットデ
ータを、そのうちの4個を除き、データ個々の直流バラ
ンスを示すDSVの絶対値が1である9ビットデータに変
換し、残る4個についてはDSVの絶対値が3の9ビット
データに変換する主変換テーブルと、256個の8ビット
データを、DSVの絶対値が3以上の9ビットデータに変
換する副変換テーブルとを用意し、変換のつど更新され
るDSV積算値が、あらかじめ設定した一定範囲(−9〜
+9)内にあるときは、主変換テーブルに従って符号変
換を実行し、またDSV積算値が上記一定範囲を逸脱した
ときは、DSV積算値が零に収束するよう、主副いずれか
適当な変換テーブルに従って符号変換を実行する構成と
したから、常用される主変換テーブルから得られる9ビ
ットデータは、そのほとんどがDSV+1又は−1であ
り、これにより通常の変換にあっては、DSV積算値の変
化を十分抑制し、変換データの直流成分を緩やかに無化
することができ、またDSV積算値が過渡的に−9〜+9
の範囲を逸脱したときも、主副一対の変換テーブルの選
択によりDSV積算値の発散が防止されるため、9ビット
データのDSV積算値を常に一定限度枠−12〜+12内に制
限した上で、直流成分の極端な変動を抑制することがで
きる。
また、256個の入力8ビットデータをアドレスをもつ
変換ROM13に、主副一対の変換テーブルを格納し、さら
に出力9ビットデータの読み出しに必要なDSV積算回路1
5やテーブル選択回路16等を付加したことで、最小符号
反転間隔Tminが0.89Tで、最大符号反転間隔Tmaxが11.6
T、そして検出窓幅Twが0.89TのRLLC(Run Length Limit
ed Code)則を満たす9ビットデータを得ることがで
き、小規模ROMの特徴を活かしたPLA化と回路全体の構成
の簡単化を図ることができる。
なお、上記実施例において、主変換テーブルと副変換
テーブルの選択尺度となるDSV積算値の範囲は、−9〜
+9に限定する必要はなく、入力8ビットデータの出現
頻度分布等に合わせ、適宜変更することもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、256個の8ビット
データを、そのうちの4個を除き、データ個々の直流バ
ランスを示すDSVの絶対値が1である9ビットデータに
2の補数表示したDSVを結合したデータに変換し、残る
4個についてはDSVの絶対値が3の9ビットデータに2
の補数表示したDSVを結合したデータに変換する主変換
テーブルと、256個の8ビットデータを、DSVの絶対値が
3以上の9ビットデータに2の補数表示したDSVを結合
したデータに変換する副変換テーブルとを用意し、8ビ
ットデータが与えられたときに、前記2の補数表示した
DSVはDSV積算値の算出に当て、DSVを除く9ビットデー
タだけを変換データとして出力するとともに、変換のつ
ど更新されるDSV積算値が、あらかじめ設定した一定範
囲内にあるときは、主変換テーブルに従って符号変換を
実行し、また前記DSV積算値が前記一定範囲を逸脱した
ときは、DSV積算値が零に収束するよう、主副いずれか
適当な変換テーブルに従って符号変換を実行するように
したから、符号変換後の9ビットデータだけを単にテー
ブル内に格納するのではなく、変換に伴って増減するDS
Vの値を9ビットデータに結合して変換テーブルに格納
してあり、このためDSV積算値の計算が非常に簡単であ
り、符号変換と同時にDSVの積算が完了してしまうた
め、符号変換の所定時間を最大限短縮することができ、
また常用される主変換テーブルから得られる9ビットデ
ータは、そのほとんどがDSV+1又は−1であり、これ
により通常の変換にあっては、DSV積算値の変化を十分
抑制し、変換データの直流成分を緩やかに無化すること
ができ、またDSV積算値が過渡的に一定範囲を逸脱した
ときも、主副一対の変換テーブルの選択によりDSV積算
値の発散が防止されるため、9ビットデータのDSV積算
値を一定限度枠内に制限した上で、直流成分の極端な変
動を抑制することができ、さらにまた256個のアドレス
をもつ変換ROMに、主副一対の変換テーブルを格納し、
9ビットデータの読み出しに必要なDSV積算回路やテー
ブル選択回路を付加することで、最小符号反転間隔と最
大符号反転間隔がRLLC則を満たす9ビットデータが得ら
れるので、小規模ROMの特徴を活かしたPLA化と回路全体
の構成の簡単化を図ることができる等の優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の8/9符号変換方法を適用した8/9符号
器の一実施例を示す回路構成図、第2図ないし第9図
は、いずれも第1図に示した8/9符号変換器の符号変換
に用いる変換テーブルを示す図、第10図は、従来の8/14
符号器の一例を示す回路構成図である。 11……8/9符号器 13……変換ROM 15……DSV積算回路 16……テーブル選択回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】8ビットデータを9ビットデータに符号変
    換する8/9符号変換方法であって、256個の8ビツトデー
    タを、そのうちの4個を除き、データ個々の直流バラン
    スを示すDSVの絶対値が1である9ビットデータに2の
    補数表示したDSVを結合したデータに変換し、残る4個
    についてはDSVの絶対値が3の9ビットデータに2の補
    数表示したDSVを結合したデータに変換する主変換テー
    ブルと、256個の8ビットデータを、DSVの絶対値が3以
    上の9ビットデータに2の補数表示したDSVを結合した
    データに変換する副変換テーブルとを用意し、8ビット
    データが与えられたときに、前記の補数表示したDSVはD
    SV積算値の算出に当て、DSVを除く9ビットデータだけ
    を変換データとして出力するとともに、変換のつど更新
    されるDSV積算値が、あらかじめ設定した一定範囲内に
    あるときは、主変換テーブルに従って符号変換を実行
    し、また前記DSV積算値が前記一定範囲を逸脱したとき
    は、DSV積算値が零に収束するよう、主副いずれか適当
    な変換テーブルに従って符号変換を実行することを特徴
    とする8/9符号変換方法。
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