JP2000286709A - 変調方法、変調装置、復調方法、復調装置及び記録媒体 - Google Patents

変調方法、変調装置、復調方法、復調装置及び記録媒体

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JP2000286709A
JP2000286709A JP2000020171A JP2000020171A JP2000286709A JP 2000286709 A JP2000286709 A JP 2000286709A JP 2000020171 A JP2000020171 A JP 2000020171A JP 2000020171 A JP2000020171 A JP 2000020171A JP 2000286709 A JP2000286709 A JP 2000286709A
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Atsushi Hayamizu
淳 速水
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 8ビットデータを16ビット符号に変調する
EFM+方式より更にコード化レートを向上させる。 【解決手段】 入力データ語を符号語に符号化するため
の符号化テーブル1として入力データ語に対して複数の
符号化テーブルを用い、前記複数の符号化テーブルは入
力データ語に対応する符号語と、次の入力データ語を符
号化するための符号化テーブルを選択するための状態情
報を有するとともに、所定の入力データ語に対する特定
の符号化テーブルにおける符号語と他の特定の符号化テ
ーブルにおける符号語をそれぞれNRZI変調した信号
が逆極性(「1」の数の偶奇性が異なる)である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号を光
ディスク、磁気ディスクなどの記録媒体に記録再生した
り、デジタル信号を伝送するのに好適な変調方法、変調
装置、復調方法、復調装置及び記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクに記録されるピット
長は、記録再生の光伝送特性や、ピット生成に係わる物
理的な制約から最小ランレングス(最小ピット又はラン
ド長)の制限、クロック再生のしやすさから最大ランレ
ングス(最大ピット又はランド長)の制限、さらにはサ
ーボ帯域などの保護のために、被記録信号の低域成分の
抑圧特性を持つよう記録信号を変調して設けられる必要
がある。この制限を満たす従来の変調方式のうち、最小
ランレングスを3T(T=チャネルビットの周期)、最
大ランレングスを11Tとしたものに、CD(コンパク
ト・ディスク)に用いられているEFM(8−14変
調)方式や、DVD(デジタル・バーサタイル・ディス
ク)に用いられているEFM+方式が知られている。
【0003】前者のEFM方式では、3ビットのマージ
ングビットを介した際に、ランレングス制限(RLL)
の規則RLL(2,10)により「1」と「1」の間の
「0」が2個以上かつ10個以下になるように8ビット
符号を14チャネルビットの符号に変換し、更に24チ
ャネルビットの同期信号と14チャネルビットのサブコ
ードを付加した後、前後の2つの符号を結合した場合に
もRLL規則(2,10)を満たすようにDSV(デジ
タル・サム・バリエーション)制御により最適なビット
パターンの3ビットのマージンビットを選択して、この
マージンビットを介して14ビット符号間を連結して1
7ビット符号語に変換し、次いでこれをNRZI変換し
て記録する。
【0004】後者のEFM+方式では、例えば特開平8
−31100号公報に示されるように上記のマージンビ
ットを用いずに8ビットデータを直接、16ビット符号
に符号化する。この方法では、符号化テーブルの16ビ
ット符号は、1つの符号がRLL規則(2,10)を満
たし、かつ前後の2つの符号を結合した場合にもRLL
規則(2,10)を満たすように結合される。また、符
号化テーブルの一部が2重化されており、この2重化部
分は、対応する符号の組がお互いにDSVの変化量が正
負逆でかつ絶対値が近くなるように構成されるととも
に、DSVの変化量の絶対値が大きい符号が配置されて
いる。したがって、この16ビット符号のEFM+方式
は、17ビット符号のEFM方式よりコード化レートが
約6%向上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
EFM+方式では、EFM方式よりコード化レートが約
6%向上するが、より高密度記録を行うためには更に高
いコード化レートが望まれる。また、放送や通信などで
デジタル信号を伝送する場合にも誤り率を低くした上で
高いコード化レートを実現する変調方式が望まれてい
た。
【0006】そこで本発明は上記従来例の問題点に鑑
み、8ビットデータを16ビット符号に変調するEFM
+方式より更にコード化レートを向上させることができ
る変調方法、変調装置、復調方法、復調装置及び記録媒
体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下に示す変調方法、変調装置、復調方
法、復調装置及び記録媒体を提供しようとするものであ
る。
【0008】1. pビットの入力データ語を所定のラ
ンレングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビット
の符号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結合
しても前記所定のランレングス制限規則を満たすように
符号化する変調方法であって、入力データ語を符号語に
符号化するために複数の符号化テーブルを用いると共
に、前記各符号化テーブルは、それぞれの入力データ語
に対応して、符号語と、この符号語に直接結合しても前
記ランレングス制限規則を満たすような次の符号語を得
るために次の入力データ語を符号化するのに使用する前
記符号化テーブルを示す状態情報とを格納し、さらに前
記複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化テーブル
と他の特定の符号化テーブルは、所定の入力データ語に
対しては、入力データ語に対応して格納されているそれ
ぞれの符号語をNRZI変換した信号が逆極性となるよ
うに符号語が割当てられており、前記所定の入力データ
語を符号化する際に前記特定の符号化テーブルが指定さ
れている場合には、前記特定の符号化テーブルと前記他
の特定の符号化テーブルとを適宜選択することにより、
DSV制御を行いながら符号化するようにしたことを特
徴とする変調方法。 2. p=8、q=15であって、前記ランレングス制
限規則は、符号語をNRZI変換した信号の最小ランレ
ングスが3T(但し、Tは符号語のチャネルビット周
期)、最大ランレングスが11Tであることを特徴とす
る請求項1記載の変調方法。
【0009】3. pビットの入力データ語を所定のラ
ンレングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビット
の符号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結合
しても前記所定のランレングス制限規則を満たすように
符号化する変調装置であって、入力データ語を符号語に
符号化するための符号化テーブルを複数備え、前記各符
号化テーブルは、それぞれの入力データ語に対応して、
符号語と、この符号語に直接結合しても前記ランレング
ス制限規則を満たすような次の符号語を得るために次の
入力データ語を符号化するのに使用する前記符号化テー
ブルを示す状態情報とを格納しており、さらに前記複数
の符号化テーブルのうちの特定の符号化テーブルと他の
特定の符号化テーブルは、所定の入力データ語に対して
は、入力データ語に対応して格納されているそれぞれの
符号語をNRZI変換した信号が逆極性となるように符
号語が割当てられた構成となっていることを特徴とする
変調装置。 4. pビットの入力データ語を所定のランレングス制
限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符号語に符
号化すると共に、前後の符号語を直接結合しても前記所
定のランレングス制限規則を満たすように符号化する変
調装置であって、入力データ語を符号語に符号化するた
めの符号化テーブルを複数備え、前記各符号化テーブル
は、それぞれの入力データ語に対応して、符号語と、こ
の符号語に直接結合しても前記ランレングス制限規則を
満たすような次の符号語を得るために次の入力データ語
を符号化するのに使用する前記符号化テーブルを示す状
態情報とを格納しており、さらに前記複数の符号化テー
ブルのうちの特定の符号化テーブルと他の特定の符号化
テーブルは、所定の入力データ語に対しては、入力デー
タ語に対応して格納されているそれぞれの符号語をNR
ZI変換した信号が逆極性となるように符号語が割当て
られた構成となっており、前記所定の入力データ語を符
号化する際に前記特定の符号化テーブルが指定されてい
る場合には、前記特定の符号化テーブルと前記他の特定
の符号化テーブルとをDSV制御を行うように適宜選択
して符号化する選択手段を備えたことを特徴とする変調
装置。 5. pビットの入力データ語を所定のランレングス制
限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符号語に符
号化すると共に、前後の符号語を直接結合しても前記所
定のランレングス制限規則を満たすように符号化する変
調装置であって、入力データ語を符号語に符号化するた
めの符号化テーブルを複数備え、前記各符号化テーブル
は、それぞれの入力データ語に対応して、符号語と、こ
の符号語に直接結合しても前記ランレングス制限規則を
満たすような次の符号語を得るために次の入力データ語
を符号化するのに使用する前記符号化テーブルを示す状
態情報とを格納しており、さらに前記複数の符号化テー
ブルのうちの特定の符号化テーブルと他の特定の符号化
テーブルは、所定の入力データ語に対しては、入力デー
タ語に対応して格納されているそれぞれの符号語をNR
ZI変換した信号が逆極性となるように符号語が割当て
られた構成となっており、前の入力データ語を符号化す
る際に読み出された状態情報と入力データ語とが供給さ
れ、入力データ語が前記所定の入力データ語であって、
かつ状態情報が前記特定の符号化テーブルを示すか否か
を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づ
いて、複数又は1つの符号化テーブルから個々のパス毎
に入力データ語に対応する符号語を読み出す読み出し手
段と、前記パス毎に前記符号化テーブルから読み出され
た符号語を記憶する複数のパスメモリと、前記複数のパ
スメモリにそれぞれ記憶されている符号語をNRZI変
換した信号のDSVの総和を記憶する複数のDSVメモ
リと、前記DSVの総和の絶対値が小さい方のパスメモ
リに記憶されている符号語を符号化データとして選択す
る選択手段とを、有することを特徴とする変調装置。
【0010】6. pビットの入力データ語が所定のラ
ンレングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビット
の符号語に符号化されていると共に、前後の符号語を直
接結合しても前記所定のランレングス制限規則を満たす
ように符号化されているqビットの符号語をpビットの
入力データ語に復調する復調方法であって、入力される
符号語を復号するために入力データ語を符号化した際に
用いられた複数のコードテーブルを用いると共に、前記
各コードテーブルは、それぞれの入力データ語に対応し
て、符号語と、この符号語に直接結合しても前記ランレ
ングス制限規則を満たすような次の符号語を得るために
次の入力データ語を符号化するのに使用する前記コード
テーブルを示す状態情報とを格納し、さらに前記複数の
コードテーブルのうちの特定のコードテーブルと他の特
定のコードテーブルは、所定の入力データ語に対して
は、入力データ語に対応して格納されているそれぞれの
符号語をNRZI変換した信号が逆極性となるように符
号語が割当てられており、前の符号語のLSB側のゼロ
ラン長に基づいて後の符号語の取り得る状態番号を検出
すると共に、後の符号語を符号化した際に使用されたコ
ードテーブルを示す状態番号を算出し、検出された状態
番号と算出された状態番号と前の符号語とから前の符号
語を復調することを特徴とする復調方法。 7. pビットの入力データ語が所定のランレングス制
限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符号語に符
号化されていると共に、前後の符号語を直接結合しても
前記所定のランレングス制限規則を満たすように符号化
されているqビットの符号語をpビットの入力データ語
に復調する復調装置であって、入力される符号語を復号
するために入力データ語を符号化した際に用いられた複
数のコードテーブルを備え、前記各コードテーブルは、
それぞれの入力データ語に対応して、符号語と、この符
号語に直接結合しても前記ランレングス制限規則を満た
すような次の符号語を得るために次の入力データ語を符
号化するのに使用する前記コードテーブルを示す状態情
報とを格納し、さらに前記複数のコードテーブルのうち
の特定のコードテーブルと他の特定のコードテーブル
は、所定の入力データ語に対しては、入力データ語に対
応して格納されているそれぞれの符号語をNRZI変換
した信号が逆極性となるように符号語が割当てられてお
り、前の符号語のLSB側のゼロラン長に基づいて、後
の符号語の取り得る状態番号を検出する検出手段と、後
の符号語を符号化した際に使用されたコードテーブルを
示す状態番号を算出する算出手段と、前記検出手段から
の状態番号と前記算出手段からの状態番号と前の符号語
とを用いて前記複数のコードテーブルを参照し、前の符
号語を復調する復調手段と、を備えたことを特徴とする
復調装置。 8. pビットの入力データ語が所定のランレングス制
限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符号語に符
号化されていると共に、前後の符号語を直接結合しても
前記所定のランレングス制限規則を満たすように符号化
されているqビットの符号語をpビットの入力データ語
に復調する復調方法であって、後の符号語を符号化した
際に使用されたコードテーブルを示す状態番号を算出し
て、前の符号語と後の符号語の状態番号に対応して復号
データ語が蓄積されている復号テーブルを参照し、前の
符号語を復調することを特徴とする復調方法。 9. pビットの入力データ語が所定のランレングス制
限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符号語に符
号化されていると共に、前後の符号語を直接結合しても
前記所定のランレングス制限規則を満たすように符号化
されているqビットの符号語をpビットの入力データ語
に復調する復調装置であって、後の符号語を符号化した
際に使用されたコードテーブルを示す状態番号を算出す
る算出手段と、前記算出手段からの状態番号と前の符号
語とを用いて復号テーブルを参照し、前の符号語を復調
する復調手段とを備え、前記復号テーブルは、前の符号
語と後の符号語の状態番号に対応して復号データ語が蓄
積されていることを特徴とする復調装置。
【0011】10. pビットの入力データ語を所定の
ランレングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビッ
トの符号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結
合しても前記所定のランレングス制限規則を満たすよう
に符号化された符号語がNRZI変換されて記録されて
いる記録媒体であって、入力データ語を符号語に符号化
するために複数の符号化テーブルを用いられると共に、
前記各符号化テーブルは、それぞれの入力データ語に対
応して、符号語と、この符号語に直接結合しても前記ラ
ンレングス制限規則を満たすような次の符号語を得るた
めに次の入力データ語を符号化するのに使用する前記符
号化テーブルを示す状態情報とを格納し、さらに前記複
数の符号化テーブルのうちの特定の符号化テーブルと他
の特定の符号化テーブルは、所定の入力データ語に対し
ては、入力データ語に対応して格納されているそれぞれ
の符号語をNRZI変換した信号が逆極性となるように
符号語が割当てられており、前記所定の入力データ語を
符号化する際に前記特定の符号化テーブルが指定されて
いる場合には、前記特定の符号化テーブルと前記他の特
定の符号化テーブルとを適宜選択することにより、DS
V制御を行いながら符号化された符号語がNRZI変換
されて記録されていることを特徴とする記録媒体。 11. p=8、q=15であって、前記ランレングス
制限規則は、符号語をNRZI変換した信号の最小ラン
レングスが3T(但し、Tは符号語のチャネルビット周
期)、最大ランレングスが11Tであることを特徴とす
る請求項10記載の記録媒体。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の変調装置を使用し
たディスク記録装置の例を示す概略構成図、図2は本発
明に係る変調装置の第1の実施形態を示すブロック図、
図3はRLL(2,10)の符号化器の状態遷移を示す
説明図、図4は15状態の符号化テーブルの一部を示す
説明図、図5は図4に示した符号化テーブルを新たな符
号化テーブルに変換する変換方法を説明するための説明
図、図6〜図12は本発明に係る新たな符号化テーブル
の第1の実施形態を示す説明図、図13は符号化処理を
概略的に説明するためのブロック図、図14は図2の変
調装置の符号化処理を示すフローチャート、図15は本
発明に係る復調装置を使用したディスク再生装置の例を
示す概略構成図、図16は本発明に係る復調装置の第1
の実施形態を示すブロック図、図17は状態演算器の処
理を示す説明図、図18〜図19は状態の取りうる値を
説明するための図、図20は本発明に係る復調装置の復
調処理を示すフローチャート、図15は図16は図21
は本発明に係る復調装置の第2の実施形態を示すブロッ
ク図、図22は図21の復号テーブルのケーステーブル
の一部を示す説明図である。
【0013】図1は本発明の変調装置を使用したディス
ク記録装置の例を示す概略構成図である。同図におい
て、ディスク記録装置1は、映像や音声などのデジタル
信号を記録媒体2に記録する装置である。そして、映像
や音声などのデジタル信号は一緒に記録する制御信号等
と共にフォーマット部12に入力され、ここでECCや
同期信号などが付加されて記録媒体2の記録フォーマッ
トに合わせた物理フォーマットに変換され、ソースコー
ドとして8−15変調器(変調装置)13に出力され
る。8−15変調器13では、入力されるソースコード
を8ビットごとにコードテーブル120に対応させ、こ
の8ビットのソースコードを15ビットに変換して順次
出力する。そして、この8−15変調器13から出力さ
れた信号はNRZI変換回路14に入力され、ここでN
RZI変換されて記録媒体駆動回路15により記録媒体
2に記録される。ここで、8−15変調器13は、本願
発明の変調装置の一実施の形態であり、例えば図2に示
すような構成となっている。そして、この8−15変調
器13に含まれるコードテーブル120の構成につい
て、以下に説明する。図3はチャネルビットをTとし
て、最小ランレングスが3T、最大ランレングスが11
Tに制限されるRLL(2,10)の符号化器の状態遷
移を示している。図の円内に示されている「0」から
「10」の数字は、この符号化器の内部状態に相当し、
円から出力されている矢印に示されている「0」、
「1」の数字は、この符号化器の内部状態が遷移した際
に出力される符号語に相当する。したがって、図1によ
れば、「1」と「1」の間の「0」の数が2個以上、1
0個以下になるRLL(2,10)の規則を守る符号語
が生成される。次にこの符号化器からRLL(2,1
0)の性質を持ち、8ビットのデータ語を15ビットの
符号語に変換が可能であることを説明する。図3に示す
ような状態遷移を行う符号化器から、本符号化器の隣接
行列Aが求まる。ここで隣接行列とは、状態遷移図中の
各状態の依存関係を示す行列であり、第1行〜第n行に
遷移前の状態0〜状態(n−1)を割当て、第1列〜第
n列に遷移後の状態0〜状態(n−1)を割当てて、例
えば、状態0から状態1にパスがある場合を1,無い場
合を0とした行列である。そして、図1のRLL(2,
10)符号化器は11状態あるので、隣接行列Aは11
次の行列(式1)で表現することができる。
【0014】
【数1】
【0015】ここで符号化限界レートは符号化器の状態
遷移図から求まる隣接行列の固有値の中の最大値の2の
対数で求まることが公知であり、式(1)の最大固有値
λ(max)が1.4558であることから log2(1.4558)=0.54 と求まる。すなわち、RLL(2,10)の符号化限界
のコードレートは0.54であり、このレート以下の符
号化レートでの符号化器の構成は可能である。本式よ
り、p−qコードでp=8とした場合、qは15が限界
となることがわかる(この場合、符号化レートは8/1
5=0.533・・・となる)。したがって、RLL
(2,10)で8−q符号を作る場合、q=15より小
の符号化器は成り立たないが、15であれば可能である
ことがわかる。
【0016】次に実際の符号化器の構成について述べ
る。最も簡単な構成は図1の符号化器をそのまま用いれ
ばよいが、その場合には8ビットの入力語に対応する出
力として各状態から256(2の8乗)以上のパスが出
力され、その出力先でも256通り以上の出力パスが必
要とな る。これを確認するにはAの15乗を取り、各
状態から何本のパスが生成されるかを見ればよい。
【0017】
【数2】
【0018】式(2)は式(1)の15乗の値と各状態
(00:〜10:と記す)から何本のパスが生成される
か(SUM=xと記す)を計算した結果を示すものであ
る。
【0019】この式(2)によると、256通りの8ビ
ットデータ(=0〜255)に対して、上記の状態
「0」、「9」及び「10」に対応する符号語の数(パ
スの数)は、足りないことになる。しかしながら、公知
例「ファイナイト ステート モジュレーション コー
ド フォー データ ストレージ」 "Finite-State Mo
dulation Codes for Data Storage", B. H. Marcus他、
IEEE Journal on selectedareas in Communication, vo
l.10. No.1, 1992年1月に説明されているように、状態
を分割して選別することにより、15の状態からなる符
号化テーブルを作成することができる。ここで、この実
施形態では第1の例として、図3における状態「0」、
「1」、「6」、「8」、「9」、「10」を選択し
て、
【0020】
【表1】状態「0」 :2通り 状態「1」 :3通り 状態「6」 :4通り 状態「8」 :3通り 状態「9」 :2通り 状態「10」 :1通り に分割する。
【0021】状態「0」、「1」、「6」、「8」、
「9」、「10」を選択したことにより、式(2)は、
次式(3)に再構成される。
【0022】
【数3】
【0023】この式(3)は、状態「0」から状態
「0」へ遷移するパスが57本、状態「0」から状態
「1」へ遷移するパスが40本、状態「0」から状態
「6」へ遷移するパスが73本、…、状態「1」から状
態「0」へ遷移するパスが83本、…、状態「10」か
ら状態「10」へ遷移するパスが1本であることを示し
ている。そして、このように、各状態を2,3,4,
3,2,1通りに分割する場合、ベクトルVを列ベクト
ルとして、 V=(2,3,4,3,2,1)‘・・・・(4) として、 TV≧256V・・・・(5) であれば、符号化テーブルは生成可能であり、状態
「0」、「1」、「6」、「8」、「9」、「10」を
それぞれ2,3,4,3,2,1に分割したことによ
り、表2に示すようなパスが得られる。
【0024】
【表2】 状態「0」 : 552通り(行列Tの第1行の和:57+40+73+7+2+1) 状態「1」 : 803通り(行列Tの第2行の和:83+57+107+10+3+2) 状態「6」 : 1025通り(行列Tの第3行の和:107+73+136+13+3+3 ) 状態「8」 : 818通り(行列Tの第4行の和:85+58+109+10+3+2) 状態「9」 : 639通り(行列Tの第5行の和:67+45+85+8+2+2) 状態「10」 : 379通り(行列Tの第6行の和:40+27+50+5+1+1)
【0025】そして、これは式(5)を満たしているの
で、符号化テーブルの構成が可能である。ここで以上で
述べた分割によって、8ビットの入力データ語を15ビ
ットの出力符号語に変換するための符号化テーブルを作
成する。
【0026】そして、例えば状態「0」を2つに分割し
た状態をそれぞれ「01」、「02」としたとき、状態
「01」、「02」が同じ出力符号語を持つと復号する
ことができないので、重複する出力符号語を持たないよ
うに割り当てる。同様に、他の状態から生成される出力
符号語に対して分割を行うことにより、新たな15の状
態から成る符号化テーブルを構成することができる。図
4は以下に示す15の状態から成る符号化テーブルの
内、元の状態が状態「0」に遷移する符号語(式(3)
の第1列)の一部を10進数で示す。なお、図4におい
て、横軸の「01」〜「10」は分割後の元の状態を示
し、縦軸の「001」〜「010」…は、入力語を示
す。そして、交叉したところの値が状態「0」に遷移し
たときの符号語を示している。また、図示していない残
りの状態「0」に遷移する符号語、及び状態「1」、状
態「6」、状態「8」、状態「9」、状態「10」に遷
移する符号語の表も図4と同様な構成となっている。
【0027】
【表3】状態「0」→「01」、「02」 状態「1」→「11」、「12」、「13」 状態「6」→「61」、「62」、「63」、「64」 状態「8」→「81」、「82」、「83」 状態「9」→「91」、「92」 状態「10」→「10」
【0028】しかしながら、このままではテーブル数が
多く、変調・復調化処理が複雑になるので、本発明で
は、各状態に対して一部重複する符号語を含むが、8ビ
ットの入力データ語に対して256通りの出力符号語を
有し、かつ復号可能なように状態数を削減する。具体的
には、図4において、横軸として示されている分割後の
元の状態「02」と状態「12」、状態「62」は同じ
入力語「001」…に対しては同じ符号語「0102
5」…を出力するように構成されている。同様に、分割
後の元の状態「13」、状態「61」、状態「81」は
同じ符号語を出力し、分割後の元の状態「64」、状態
「83」、状態「92」、状態「10」は同じ符号語を
出力している。したがって、図5に示すように、同じ符
号語を出力する分割後の元の状態をまとめて新たな状態
とすると、状態“0”〜状態“6”の7つの状態に削減
することができる。
【0029】なお、7つの符号化テーブル数とするの
は、復号時に行う先読みのバイト数をできるだけ最小に
制限するためであり、状態数(符号化テーブル数)は更
に削減することも可能である。
【0030】図6〜図12は図5に示したようにして状
態数削減を行った後の各状態”0”〜”6”のテーブル
をそれぞれ示している。なお、入力語は10進(「00
0」〜「255」)で示され、変換後の出力符号語は2
進(15ビット)で示されている。また、出力符号語の
右側の数字は、符号語の間を直接に結合しても、ランレ
ングス制限規則を満足するための次の状態”0”〜”
6”を示す。ここで、例えば図6に示す状態”0”のテ
ーブルを参照すると、入力語「000」、「001」〜
に対して以下のように同一の出力符号語が対応してい
る。
【0031】
【表4】(i)入力語「000」に対して 000000000100000 次の状態”4” 入力語「001」に対して 000000000100000 次の状態”5” (ii)入力語「002」に対して 000000000100001 次の状態”0” 入力語「003」に対して 000000000100001 次の状態”1” ・・・
【0032】このように出力符号語は各状態で重複して
いるが、どの入力データ語に対応しているかは、次に遷
移する状態により決定されている。また、ある符号語に
対して、次に遷移する状態に含まれる符号語は必ず独立
している(次にとる状態間では重複する符号語は存在し
ない)ように割当てているので、復号時に元の入力デー
タ語を確定することができる。
【0033】また、状態”0”と状態”3”の各テーブ
ルに着目すると、入力データ語「000」〜「038」
に対応する各出力符号語をNRZI変調した信号は、極
性が逆(符号語に含まれる「1」の数の偶奇性が異な
る)となるように配置されている。符号化規則について
は、各テーブルとも次に遷移する状態として状態”0”
が選択される場合は、前の出力符号語のLSB側のゼロ
ラン長が「0」の場合(すなわち出力符号語が「1」で
終わる場合)となっている。また、状態”3”のテーブ
ルにおいては、入力データ語「000」〜「038」に
対応する各出力符号語は、MSB側のゼロラン長が
「2」となるように(すなわち出力符号語が「001」
で始まるように)配置されている。したがって、状態
“3”のテーブルの入力データ語「000」〜「03
8」に対応する各出力符号語をそれぞれ状態”0” の
テーブルにおける入力データ語「000」〜「038」
に対応する各出力符号語と交換しても、NRZI変調後
のラン長が3T〜11Tに限定される符号化規則を維持
することができる。また、この出力符号語の交換を行っ
ても、1つ前の出力符号語の復号には何ら問題は生じな
い。
【0034】同様に、状態”2”と状態”4”の各テー
ブルに着目すると、入力データ語「000」〜「01
1」及び「026」〜「047」に対応する各出力符号
語をNRZI変調した信号は、同じく極性が逆になるよ
うに配置されている。符号化規則については、各テーブ
ルとも次に遷移する状態として状態”2”が選択される
場合は、前の出力符号語のLSB側のゼロラン長が
「1」の場合(すなわち出力符号語が「10」で終わる
場合)となっている。また、状態”4” のテーブルに
おいては、入力データ語「000」〜「011」及び
「026」〜「047」に対応する各出力符号語は、M
SB側のゼロラン長が「1」となるように(すなわち出
力符号語が「01」で始まるように)配置されている。
【0035】したがって、状態“4”のテーブルの入力
データ語「000」〜「011」及び「026」〜「0
47」に対応する各出力符号語をそれぞれ状態“2”
のテーブルにおける入力データ語「000」〜「01
1」及び「026」〜「047」に対応する各出力符号
語と交換しても、NRZI変調後のラン長が3T〜11
Tに限定される符号化規則を維持することができ、かつ
1つ前の出力符号語を復号することができる。なお、状
態“2”における入力データ語「012」〜「025」
に対応する出力符号語が状態“4”では割り当てられて
いないのは、状態“0”、“2”の符号語の並びが崩れ
て復号できなくなることを防止するためである。そし
て、各状態テーブルは全ての対応する出力符号語の極性
が逆になっているわけではないが、なるべく極性が逆に
なるように配置されている。
【0036】また、図6〜図12に示す符号化テーブル
の例では、15ビット出力符号語のLSB側のゼロラン
長に関連して以下に示す4種類のケース「0」〜「3」
に大別することができる。
【0037】
【表5】ケース「0」:LSB側のゼロラン長は0 ケース「1」:LSB側のゼロラン長は1 ケース「2」:LSB側のゼロラン長は2から6 ケース「3」:LSB側のゼロラン長は7から10
【0038】そして、各ケース「0」〜ケース「3」に
おいて、各出力符号語に対して次に遷移する状態は次の
ような関係にある。
【0039】
【表6】ケース「0」→状態“0”、“1” ケース「1」→状態“1”、“2”、“3” ケース「2」→状態“1”、“3”、“4”、“5” ケース「3」→状態“3”、“4”、“5”、“6”
【0040】但し、これに属さない、例えば1種類しか
ない出力符号語については、次に状態が存在する種類の
内のどれかに割り当てる。
【0041】このような符号化テーブルに対して、例え
ば初期状態“0”において入力データ語が「000」→
「001」→「002」の順で入力される場合には、パ
ス「1」、「2」について次のような処理を行う。
【0042】
【表7】(1)パス「1」 (1−1)入力データ語が「000」のとき出力符号語
として状態“0”のテーブルの00000000010
0000が選択され、次の状態は“4”に移行する。 (1−2)入力データ語が「001」のとき出力符号語
として状態“4”のテーブルの01000100000
0000が選択され、次の状態は“5”に移行する。 (1−3)入力データ語が「002」のとき出力符号語
として状態“5”のテーブルの10000100000
1000が選択され、次の状態は“1”に移行する。
【0043】
【表8】(2)パス「2」 (2−1)入力データ語が「000」のとき出力符号語
として状態“3”のテーブルの00100100000
0000が選択され、次の状態は“4”に移行する。
【0044】その後、入力データ語が「001」、「0
02」の順で入力されると、パス「0」の場合と同じ出
力符号語が選択され、同じ状態に移行することになる。
図13はその処理を概略的に示すものであり、符号化テ
ーブル120内には図6〜図12に示したような符号化
テーブルが記憶されている。そして、符号化テーブル1
20から出力される出力符号語は、今回の入力データ語
と「次の状態」に基づいて選択されることになる。
【0045】図2は符号化装置(変調装置)13の構成
を概略的に示す図である。なお、図2は符号を一時記憶
するためのパスメモリが2つの場合を示しているが、本
発明はより多くのパスメモリを有する場合にも適用する
ことができる。まず、同期信号などの入力データ語SC
1に対して初期テーブル(符号化テーブル120の選択
肢の初期値)を選択しておく。次いで8ビットの入力デ
ータ語SCtが入力されると、符号語選択肢有無検出回
路100は今回の入力データ語SCtと、符号化テーブ
ルアドレス演算部110から供給される先行出力符号語
(ここでは選択された初期値)によって決定された状態
とに基づいて今回の出力符号語が一意に決まるか、また
は選択肢があるかを検出し、検出結果を符号化テーブル
アドレス演算部110と絶対値比較部140に出力す
る。
【0046】符号化テーブルアドレス演算部110はこ
の検出結果に基づいて符号化テーブル120のアドレス
を算出する。ここで、符号語選択肢有無検出回路100
の検出結果が「選択肢あり」の場合には、符号化テーブ
ルアドレス演算部110により算出されるアドレスは2
つとなるので、この場合には、符号化テーブル120は
時分割処理などにより2種類の符号語を出力する。そし
て、符号化テーブル120から出力される2種類の符号
語は、一方がパス「1」の出力符号語としてパスメモリ
131に入力され、他方がパス「2」の出力符号語とし
てパスメモリ133に入力される。また、符号語選択肢
有無検出回路100の検出結果が「選択肢なし(一意に
決まる)」の場合には、符号化テーブルアドレス演算部
110により算出されるアドレスは1つであるので、こ
のアドレスに対応する出力符号語が符号化テーブル12
0から読み出されて、パスメモリ131、133に同じ
出力符号語が入力される。
【0047】ここで、パスメモリ131には、過去に出
力された以降の出力符号語と直前に入力されたパス
「1」の出力符号語が蓄積されており、パスメモリ13
3には、過去に選択された全ての出力符号語と直前に入
力されたパス「2」の出力符号語が蓄積されている。ま
た、DSV演算メモリ130には、過去に選択された全
ての出力符号語と直前に入力されたパス「1」の出力符
号語から得られるDSV値が記憶されており、DSV演
算メモリ132には、過去に出力された以降の出力符号
語と直前に入力されたパス「2」の出力符号語から得ら
れるDSV値が記憶されている。そして、DSV演算メ
モリ130、132に記憶されている各DSVは、絶対
値比較部140に供給されてその絶対値|DSV|を比
較し、符号語選択肢有無検出回路100の検出結果が
「選択肢あり」の場合には、その比較結果をメモリ制御
/符号出力部150に出力する。そして、絶対値|DS
V|の小さい方のパスを選択して、絶対値|DSV|の
大きい方のパスメモリ131又は133の内容とDSV
演算メモリ130又は132の内容をそれぞれ絶対値|
DSV|の小さい方のパスメモリ133又は131の内
容とDSV演算メモリ132又は130の内容で書き換
える。その後、パスメモリ131では今回入力されてき
たパス「1」の出力符号語も合わせて保持すると共に、
今回入力されてきたパス「1」の出力符号語はDSV演
算メモリ130にも出力して新たなDSVを演算し記憶
する。同様に、パスメモリ133では、今回入力されて
きたパス「2」の出力符号語も合わせて保持すると共
に、今回入力されてきたパス「2」の出力符号語はDS
V演算メモリ132にも出力して新たなDSVを演算し
記憶する。なお、符号語選択肢有無検出回路100の検
出結果が「選択肢なし」の場合には、パス「1」及びパ
ス「2」の出力符号語は同じとなる。以上の動作を入力
データ語が無くなるまで繰り返し、最後にパスメモリ1
31又は133に蓄積されている全ての出力符号語を出
力することにより、NRZI変換後に3T〜11Tを満
足するDSV制御された出力符号語を出力することがで
きる。
【0048】次に、図14に示すDSV制御のフローチ
ャート図を参考にしながらその動作の具体例について詳
しく説明する。まず、同期信号などの入力データ語SC
1に対して初期テーブル(符号化テーブル120の選択
肢の初期値)を選択する(ステップ401)。次いで8
ビットの入力データ語SCtが入力されると(ステップ
403)、符号語選択肢有無検出回路100は今回の入
力データ語SCtと、符号化テーブルアドレス演算部1
10から供給される先行出力符号語(最初の場合は選択
された初期値)によって決定された状態とに基づいて今
回の出力符号語が一意に決まるか、または選択肢がある
かを検出し(ステップ405)、検出結果を符号化テー
ブルアドレス演算部110と絶対値比較部140に出力
する。ここで、図6〜図12に示す符号化テーブルにお
いて状態“0”と状態“3”に着目すると、上述の符号
化テーブルのところで説明したように、状態“3”の出
力符号語の内、入力データ語「000」〜「038」に
対応する出力符号語は、状態“0”の出力符号語と交換
しても符号化規則を維持することができ、また、復号可
能である。また、状態“2”と状態“4”に着目する
と、状態“4”の出力符号語の内、入力データ語「00
0」〜「011」及び「026」〜「047」に対応す
る出力符号語は、状態“2”の出力符号語と交換しても
符号化規則を維持することができ、また、復号可能であ
る。さらに、図6〜図12に示す符号化テーブルでは、
状態“0”と状態“2”の出力符号語は、それぞれ状態
“3”と状態“4”の前記した入力データ語に対応する
出力符号語においてはNRZI変換後の極性が逆になる
ように構成されている。このため、状態“0”における
入力データ語「000」〜「038」と、状態“2”に
おける入力データ語「000」〜「011」及び「02
6」〜「047」が発生した場合には、複数の出力符号
語が採りうることになり、パス「1」、パス「2」とし
てDSVの値を利用して最適な出力符号語を選択するこ
とによりDSV制御を行うことが可能となる。
【0049】そこで、符号選択肢有無検出回路100に
おいて、符号化テーブルアドレス演算部110から供給
される状態が状態“0”であって、入力データ語SCt
が「038」以下の場合には(ステップ407→Ye
s)、「選択肢あり」の検出結果を出力し、符号化テー
ブルアドレス演算部110は、符号化テーブル120か
ら状態“0”のテーブルの入力データ語SCtに対応す
る出力符号語OC1tを読み出すと共に状態“3”のテ
ーブルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC
2tを読み出す(ステップ409)。そして、DSV演
算メモリ130、132に記憶されているそれぞれのD
SV(DSVの総和)の絶対値|DSV|を絶対値比較
部140にて比較する(ステップ419)。ここで、D
SV演算メモリ130からのDSV1t-1の絶対値|D
SV1t-1|の方が小さい場合には(ステップ419→Y
es)、パスメモリ131に蓄積されている過去の出力符
号語をパスメモリ133に出力して書き換えると共に、
DSV演算メモリ130に記憶されているDSV1t-1
でDSV演算メモリ132を書き換える(DSV演算メ
モリ132の内容をDSV1t-1にする)(ステップ4
20)。また、DSV演算メモリ132からのDSV2
t-1の絶対値|DSV2t-1|の方が小さい又は同じであ
る場合には(ステップ419→No)、パスメモリ133
に蓄積されている過去の出力符号語を出力すると共に、
DSV演算メモリ132に記憶されているDSV2t-1
でDSV演算メモリ130を書き換える(DSV演算メ
モリ130の内容をDSV2t-1にする)(ステップ4
21)。ステップ420及び421の後、パス「1」の
出力符号語OC1tをパスメモリ131に追加記憶させ
ると共に、パス「2」の出力符号語OC2tをパスメモ
リ133に追加記憶させる(ステップ422)。そし
て、パス「1」の出力符号語OC1tを含めたDSVを
DSV演算メモリ130で演算して記憶すると共に、パ
ス「2」の出力符号語OC2tを含めたDSVをDSV
演算メモリ132で演算して記憶する(ステップ42
3)。そして、次の入力データ語がある場合には(ステ
ップ424→No)ステップ403に戻り、次の入力デー
タ語がなくなった場合には(ステップ424→Yes)パ
スメモリ131(又はパスメモリ133)に記憶されて
いる出力符号語のデータ列をメモリ制御/符号出力部1
50から出力する(ステップ425)。ステップ407に
おいて、符号選択肢有無検出回路100が、符号化テー
ブルアドレス演算部110から供給される状態が状態
“0”かつ、入力データ語SCtが「038」以下でな
い場合には(ステップ407→No)、さらに、状態
“2”であって、入力データ語SCtが「011」以下
又は「026」〜「047」の範囲にある可否かを判断
し(ステップ411)、適合する場合には(ステップ4
11→Yes)、「選択肢あり」の検出結果を出力し、
符号化テーブルアドレス演算部110は、符号化テーブ
ル120から状態“2”のテーブルの入力データ語SC
tに対応する出力符号語OC1tを読み出すと共に状態
“4”のテーブルの入力データ語SCtに対応する出力
符号語OC2tを読み出す(ステップ413)。そし
て、上記した場合と同様、ステップ419〜425の処
理を行う。
【0050】さらに、ステップ411において適合しな
い場合には(ステップ411→No)、前に出力された
出力符号語が前述した「0」〜「3」のどのケースに属
するかを判断する(ステップ415)。具体的には、ある
符号語に対して次に遷移する状態は、前述したように4
種類のケース「0」〜「3」に大別することができる。
そして、ある入力データ語に対応する出力符号語につい
ては、前の出力符号語がケース「2」(LSB側のゼロ
ラン長が2から6)に含まれ、次の出力符号語が状態
“1”、“3”、“4”、“5”のうち状態“3”の符
号化テーブルから選択される出力符号語である場合に
は、符号化規則を崩さない範囲で状態“0”の符号化テ
ーブルにおける出力符号語と入れ替えることができる。
したがって、ステップ415においては、前の出力符号
語がケース「2」(LSB側のゼロラン長が2から6)
に含まれ、次の出力符号語が状態“3”の符号化テーブ
ルから選択される出力符号語であって、状態“0”の符
号化テーブルにおける出力符号語と入れ替えても符号化
規則を崩さない範囲にあるかどうかを判断し、適合する
場合には(ステップ415→Yes)、「選択肢あり」
の検出結果を出力し、符号化テーブルアドレス演算部1
10は、符号化テーブル120から状態“3”のテーブ
ルの入力データ語SCtに対応する出力符号語OC1t
を読み出すと共に状態“0”のテーブルの入力データ語
SCtに対応する出力符号語OC2tを読み出す(ステ
ップ417)。そして、上記した場合と同様、ステップ
419〜425の処理を行う。
【0051】また、適合しない場合には(ステップ41
5→No)、「選択肢なし」の検出結果を出力し、符号
化テーブルアドレス演算部110は、符号化テーブル1
20から入力データ語SCtに対応する出力符号語OC
1tを読み出して、パスメモリ131、133に出力し
て保持する(ステップ418)。この場合、パス
「1」、「2」の出力符号語OC1t、OC2tの値は
同じとなる。そして、上記した場合と同様、ステップ4
23〜425の処理を行う。なお、ステップ415→N
oすなわち、「選択肢なし」の場合には、DSVの絶対
値の比較やパスの選択などは行わず、「選択肢あり」と
なるまでパスメモリ131、133への蓄積及びDSV
演算メモリ130、132でのDSV算出更新のみを行
っている。
【0052】そして、このようにして符号化された15
ビットの出力符号語がNRZI変換されると、このNR
ZI変換信号は最小ランレングスが3T(T=チャネル
ビットの周期)、最大ランレングスが11Tの規則を満
たし、光ディスクなどの媒体に高密度で記録することが
できる。また、空中や伝送ケーブルなどで伝送する場合
にも少ないデータ量で誤りなく伝送することができる。
【0053】次に図15を参照しながら復調装置(復号
装置)の一例について説明する。ここで、上記のように
8−15変調されて前後の出力符号語(以降単に符号語
という)が結合された符号系列を復号する場合、 ・先行する符号語と、 ・先行する符号語がどのケースに属しているかと、 ・後続の符号語がどの状態の符号化テーブルから生成さ
れているか を特定することにより復号することができる。
【0054】図15は、例えば図1に示したようなディ
スク記録装置によって情報信号が記録された光ディスク
2から記録された情報を再生するディスク再生装置3の
例を示す概略構成図である。同図において、ディスク再
生装置3は、記録媒体2に記録されている情報信号を記
録媒体駆動装置31により再生してNRZI復号器32
に出力し、ビットクロックと15ビットの符号語が結合
されている符号系列が復号される。そして、15−8復
調器(復調装置)33で、ビットクロックを使用して1
5ビットの符号語から8ビットのソースコードが復調さ
れ、デフォーマット部34に供給されてECCや同期信
号などが取り除かれ、コンテンツ情報を示すデジタル信
号が出力される。次に、このようなディスク再生装置3
で使用される復調装置33のいくつかの実施の形態につ
いて以下に説明する。図16は、復調装置33の一実施
の形態を示す構成図である。同図においてNRZI復調
器32から供給される再生符号系列は、同期検出回路3
00とシリアル/パラレル変換器301とに供給され、
ビットクロックは、同期検出回路300とシリアル/パ
ラレル変換器301及びゼロラン長検出回路303に供
給される。そして、同期検出回路300では再生符号系
列を15ビット符号語単位で再構成するためのワードク
ロックが生成され、このワードクロックはシリアル/パ
ラレル変換器301と、状態演算器302とゼロラン長
検出回路303とワードレジスタ304とに供給され
る。
【0055】シリアル/パラレル変換器301では再生
符号系列がワードクロックに基づいて15ビット符号語
単位で再構成され、この15ビット符号語は、ワードレ
ジスタ304と状態演算器302に供給される。ワード
レジスタ304では15ビット符号語がワードクロック
に基づいて1ワード分(15ビット分)だけ遅延され、
前の符号語(参照アドレス)としてゼロラン長検出回路
303及びコード復号部305に供給される。
【0056】ゼロラン長検出回路303はビットクロッ
クとワードクロックを用いて、ワードレジスタ304か
らの15ビット符号語のLSB側のゼロラン長を検出し
てケース情報をコード復号部305に出力する。ここ
で、前述したように図6〜図12に示した符号化テーブ
ルでは、15ビット符号語のLSB側のゼロラン長と、
ケース「0」〜「3」は次のような関係にある。
【0057】
【表9】ケース「0」:LSB側のゼロラン長は0 ケース「1」:LSB側のゼロラン長は1 ケース「2」:LSB側のゼロラン長は2から6 ケース「3」:LSB側のゼロラン長は7から10
【0058】したがって、15ビット符号語Ck-1のL
SB側のゼロラン長を検出して、この検出結果と後続の
符号語Ckがどの状態”0”〜”6”であるかを判定す
ることにより、復号データを一意に決定することができ
る。
【0059】そこで、状態演算器302では後続の符号
語Ckがどの状態の符号化テーブルにより符号化された
かを示す情報として、図17にC言語で示すような演算
式が正となる式と対応する状態番号を示す状態情報(図
中、各演算式に対して左端の番号0〜6がそれぞれ対応
し、さらに符号化テーブルに付された番号“0”〜
“6”に対応する)をコード復号部305の状態レジス
タ310に出力する。なお、図17中、Ckは15ビッ
トの符号語を10進で示したものである。ここで、図1
7で示される演算式により得られる状態番号について、
図18及び図19を参照しながら説明する。各図におい
て、10進及び2進で示されている各15ビットの符号
語Ckに対して、図17で示される演算式により得られ
る“0”〜“6”の状態番号に対応する7つのカラムが
示されている。各カラムにおいて、太線及び黒丸は符号
語Ckに対して取り得る状態番号の範囲を示している。
太線上の白丸は太線の範囲内において除外されている符
号語Ckの値(該当状態番号には対応しない符号語Ckの
値)を示している。同図では、所定の符号語Ckに着目
すると、複数の太線が対応している場合があり、所定の
符号語Ckに対して複数の状態番号が取り得る、すなわ
ち、状態演算器302からは複数の状態番号が出力され
得ることを示している。したがって、コード復調部30
5は、状態演算器302から供給される状態情報とゼロ
ラン長検出回路303から供給される1ワード前の符号
語Ck-1のケース情報とを参照して取り得る状態番号を
確定する。そして、このコード復号部305で使用する
コードテーブル120は、図1及び図2に示した変調装
置13の符号化テーブル(図6〜図12参照)120と
同じコードテーブルであり、状態レジスタ310は1ワ
ード前の符号語Ck-1の状態番号を記憶しているので、
確定した符号語Ckの状態番号とワードレジスタ304
から供給される1ワード前の符号語(参照アドレス)に
基づいてコードテーブル120の符号語Ck-1の状態番
号が示すサブテーブルを参照し、該当する8ビットの復
号データ語(ソースコード)を出力する。例えば、コー
ド復調部305がゼロラン長検出回路303からケース
「2」を示すケース情報を受け取った場合には、取り得
る状態は状態“1”、“3”、“4”、“5”であり、
図19に斜線で示す範囲となる。この中で太線及び黒丸
で示される範囲が得られる15ビットの符号語Ckの範
囲である。そして、符号語Ckが、Ck≦585、または
1024≦Ck<9216、または9216<Ckである
場合には、取り得る状態番号は1つに限定されることに
なる。また、次の符号語Ckの状態番号が1つの状態に
限定されない場合でも、コードテーブル120(図6〜
図12参照)の符号語Ck-1の状態番号に対応するサブ
テーブル内では、15ビットの符号語Ck-1と複数ある
次の符号語Ckの状態番号との各組合わせのうち、格納
されている組合せは1つだけであるので、このサブテー
ブルに格納されている組み合わせに該当する状態番号を
次の符号語Ckの状態番号として確定させることができ
る。このようにして符号語Ckの状態番号と前の符号語
Ck-1のケース情報とから前の符号語Ck-1を復号して
いくことができる。このコード復調部305の動作につ
いて、図20に示すフローチャートと共に説明する。ま
ず、状態レジスタ310を初期値0にする(ステップ4
01)。次に、ワードレジスタから符号語Ck-1を得る
(ステップ403)。そして、0ラン長検出回路303
から符号語Ck-1のケース情報を得る(ステップ40
5)。このケース情報を使用して取り得る状態番号を検
出する(ステップ407)。状態演算器302から次の
符号語Ckの状態情報を得る(ステップ409)。検出
した取り得る状態番号と次の符号語Ckの状態情報が示
す状態番号とに共通な状態番号を得ることにより、次の
符号語Ckの状態番号を確定する(ステップ411)。
状態レジスタ310に記憶されている符号語Ck-1の状
態番号(初期値の場合は“0”)の示すコードテーブル
120のサブテーブル(符号語Ck-1の状態番号が示す
番号のサブテーブル)内を検索して、確定した次の符号
語Ckの状態番号と符号語Ck-1とが格納されているソ
ースコードを検出する(ステップ413)。検出した8
ビットのソースコードを符号語Ck-1の復号コード語と
して出力する(ステップ415)。次の符号語Ckを復
号するために、次の符号語Ckの状態番号を状態レジス
タ310に記憶する(ステップ417)。以下、復号す
る符号語が無くなるまでステップ403以降を繰り返
す。
【0060】次に、図21を参照しながら本発明の復調
装置の第2の実施の形態について説明する。図21に示
す復調装置33aの構成は図16に示す復調装置33の
構成と比較すると、ケース情報を出力するゼロラン長検
出回路303が省略され、コード復調部305aには、
コードテーブル120の代わりに図22に示すような1
5ビットの符号語に対応する復号データを記憶している
コードテーブル306が備えられている。なお、他の構
成(同期検出回路300、シリアル/パラレル変換器3
01、状態演算器302、ワードレジスタ304)は同
じ構成であるので、その説明は省略する。
【0061】そして、図21に示す復調装置33aのコ
ード復調部305aには、ワードレジスタ304から前
の符号語Ck-1が供給されると共に状態演算器302か
らは現時点の符号語Ckの状態情報が供給される。ここ
で、図22は、コード復調部305aに備えられている
コードテーブル306の一部を示すものであり、入力さ
れる15ビットの符号語(10進及び2進で示す)Ck-
1を参照アドレスとして、状態演算器302から供給さ
れる状態情報(図17に示す演算結果による後続符号語
の状態)“0”〜“6”に対応する10進の数字(8ビ
ットの復号データ)を出力するものである。なお、後述
する説明をわかりやすくするために、符号語に対応する
ケース情報も記載しているが、実際のコード復調部30
5aに備える場合にはケース情報はなくても良い。そし
て、このようなコードテーブル306を使用する場合に
は、前の符号語と現時点の符号語の状態が判れば、前の
符号語は復号可能である。
【0062】図21に示した復調装置33aを用いた場
合の具体的な復号例を以下に示す。まず、符号化の説明
で述べたように、符号語のLSB側のゼロラン長により
ケースが決まり、ケースが決まった場合、次の符号語の
状態は以下の通りとなる。
【0063】
【表10】ケース「0」→状態“0”、“1” ケース「1」→状態“1”、“2”、“3” ケース「2」→状態“1”、“3”、“4”、“5” ケース「3」→状態“3”、“4”、“5”、“6”
【0064】したがって、コードテーブル306の各符
号語に対応して出力される復号コードは、上記の取り得
る状態にのみ対応して記憶されているので、記憶容量は
非常に少なくすることができる。ここで、例えば15ビ
ットの符号語が以下の順番で入力される場合を考える。
【0065】
【表11】 000000000100000(10進で「32」) 010001000000000(10進で「8704」) 100001000001000(10進で「16904」)
【0066】LSB側のゼロラン長またはコードテーブ
ル306から、最初の符号語「00000000010
0000」に対応するケースはケース「2」であること
が分かる。そして、次の符号語が状態“1”、“3”、
“4”、“5”の内のどの状態に遷移するかを見ればこ
の符号語を復号することができる。
【0067】この場合には次の符号語「0100010
00000000」が状態“4”になることから、状態
“4”に対応する復号データ語を出力すれば良い。図2
2に示すコードテーブル306を参照すると、「0」が
8ビットの復号データ語として出力される(符号化され
た元のデータは「0」であったことが判る)。同様に2
番目の「010001000000000」はケース
「2」の符号であり、次の符号語の状態は“5”である
ことから、コードテーブル306を参照すると、8ビッ
トの復号データ語は「1」であることが判る。したがっ
て、この復号方式によれば、現在の符号語と次の符号語
に基づいて現在の符号語(又は前の符号語と現在の符号
語に基づいて前の符号語)を元のデータに復号すること
ができる。なお、この実施の形態において、ケースを使
用して説明したのは、ケースによっては、次の符号語の
状態のうち取り得ない状態が存在し、その取り得ない状
態に対応する復号コードはコードテーブル306に記憶
する必要が無いことを説明するためである。そして、入
力される符号語に対応して一義的にケースが決まるの
で、コードテーブル306には、ケースを記憶しておく
必要が無く、符号語に対応して、次の符号語の取り得る
状態にのみ復号コード語を記憶しておけば良い。したが
って、実際に復号する場合には、符号語のケースを算出
する必要はなく、入力される符号語を参照アドレスとし
て次の符号語の状態に対応する復号データをコードテー
ブル306から読み出すだけで良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力データ語を符号語に符号化するための符号化テーブル
として入力データ語に対して複数の符号化テーブルを用
いるとともに、複数の符号化テーブルが入力データ語に
対応する符号語と、次の入力データ語を符号化するため
の符号化テーブルを選択するための状態情報を有し、さ
らに所定の入力データ語に対しては、特定の符号化テー
ブルにおける符号語と他の特定の符号化テーブルにおけ
る符号語をそれぞれNRZI変調した信号が逆極性とな
るようにしたので、例えば、8ビットのデータをDSV
制御を行いながら15ビットの符号語に変換することが
でき、8ビットデータを16ビット符号に変調するEF
M+方式より更にコード化レートを向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変調装置を備えたディスク記録装
置の例を示す概略構成図である。
【図2】本発明に係る変調装置の一実施の形態を示すブ
ロック図である。
【図3】RLL(2,10)の符号化器の状態遷移を示
す説明図である。
【図4】15状態の符号化テーブルを示す説明図であ
る。
【図5】15状態の符号化テーブルから本発明に係る符
号化テーブルへの変換例を示す説明図である。
【図6】本発明に係る符号化テーブルの一実施形態を示
す説明図である。
【図7】本発明に係る符号化テーブルの一実施形態を示
す説明図である。
【図8】本発明に係る符号化テーブルの一実施形態を示
す説明図である。
【図9】本発明に係る符号化テーブルの一実施形態を示
す説明図である。
【図10】本発明に係る符号化テーブルの一実施形態を
示す説明図である。
【図11】本発明に係る符号化テーブルの一実施形態を
示す説明図である。
【図12】本発明に係る符号化テーブルの一実施形態を
示す説明図である。
【図13】符号化処理を概略的に説明するためのブロッ
ク図である。
【図14】図11の変調装置の変調処理を示すフローチ
ャートである。
【図15】本発明に係る復調装置を備えたディスク再生
装置の例を示す概略構成図である。
【図16】本発明に係る復調装置の第1の実施形態を示
すブロック図である。
【図17】状態演算器の処理内容を示す説明図である。
【図18】取り得る状態番号を示す説明図である。
【図19】取り得る状態番号を示す説明図である。
【図20】図16の復調装置の復調処理を示すフローチ
ャートである。
【図21】本発明に係る復調装置の第2の実施形態を示
すブロック図である。
【図22】図21の復調装置が備えるコードテーブル3
06の例の一部分を示す説明図である。
【符号の説明】
13 8−15変調器(符号化装置、変調装置) 33、33a 15−8復調器(復調装置) 100 符号語選択肢有無検出回路(判定手段) 110 符号化テーブルアドレス演算部(読み出し手
段) 120 符号化テーブル(コードテーブル) 130,132 DSV演算メモリ(DSVメモリ) 131,133 パスメモリ 140 絶対値比較部(メモリ制御/符号出力部150
と共に選択手段を構成する) 150 メモリ制御/符号出力部 300 同期検出回路 301 シリアル/パラレル変換器 302 状態演算器(算出手段) 303 ゼロラン長検出回路(検出手段) 304 ワードレジスタ 305 コード復調部(復調手段) 306 コードテーブル(復号テーブル) 310 状態レジスタ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 pビットの入力データ語を所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結合して
    も前記所定のランレングス制限規則を満たすように符号
    化する変調方法であって、 入力データ語を符号語に符号化するために複数の符号化
    テーブルを用いると共に、前記各符号化テーブルは、そ
    れぞれの入力データ語に対応して、符号語と、この符号
    語に直接結合しても前記ランレングス制限規則を満たす
    ような次の符号語を得るために次の入力データ語を符号
    化するのに使用する前記符号化テーブルを示す状態情報
    とを格納し、さらに前記複数の符号化テーブルのうちの
    特定の符号化テーブルと他の特定の符号化テーブルは、
    所定の入力データ語に対しては、入力データ語に対応し
    て格納されているそれぞれの符号語をNRZI変換した
    信号が逆極性となるように符号語が割当てられており、 前記所定の入力データ語を符号化する際に前記特定の符
    号化テーブルが指定されている場合には、前記特定の符
    号化テーブルと前記他の特定の符号化テーブルとを適宜
    選択することにより、DSV制御を行いながら符号化す
    るようにしたことを特徴とする変調方法。
  2. 【請求項2】 p=8、q=15であって、前記ランレ
    ングス制限規則は、符号語をNRZI変換した信号の最
    小ランレングスが3T(但し、Tは符号語のチャネルビ
    ット周期)、最大ランレングスが11Tであることを特
    徴とする請求項1記載の変調方法。
  3. 【請求項3】 pビットの入力データ語を所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結合して
    も前記所定のランレングス制限規則を満たすように符号
    化する変調装置であって、 入力データ語を符号語に符号化するための符号化テーブ
    ルを複数備え、 前記各符号化テーブルは、それぞれの入力データ語に対
    応して、符号語と、この符号語に直接結合しても前記ラ
    ンレングス制限規則を満たすような次の符号語を得るた
    めに次の入力データ語を符号化するのに使用する前記符
    号化テーブルを示す状態情報とを格納しており、 さらに前記複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化
    テーブルと他の特定の符号化テーブルは、所定の入力デ
    ータ語に対しては、入力データ語に対応して格納されて
    いるそれぞれの符号語をNRZI変換した信号が逆極性
    となるように符号語が割当てられた構成となっているこ
    とを特徴とする変調装置。
  4. 【請求項4】 pビットの入力データ語を所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結合して
    も前記所定のランレングス制限規則を満たすように符号
    化する変調装置であって、 入力データ語を符号語に符号化するための符号化テーブ
    ルを複数備え、 前記各符号化テーブルは、それぞれの入力データ語に対
    応して、符号語と、この符号語に直接結合しても前記ラ
    ンレングス制限規則を満たすような次の符号語を得るた
    めに次の入力データ語を符号化するのに使用する前記符
    号化テーブルを示す状態情報とを格納しており、 さらに前記複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化
    テーブルと他の特定の符号化テーブルは、所定の入力デ
    ータ語に対しては、入力データ語に対応して格納されて
    いるそれぞれの符号語をNRZI変換した信号が逆極性
    となるように符号語が割当てられた構成となっており、 前記所定の入力データ語を符号化する際に前記特定の符
    号化テーブルが指定されている場合には、前記特定の符
    号化テーブルと前記他の特定の符号化テーブルとをDS
    V制御を行うように適宜選択して符号化する選択手段を
    備えたことを特徴とする変調装置。
  5. 【請求項5】 pビットの入力データ語を所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結合して
    も前記所定のランレングス制限規則を満たすように符号
    化する変調装置であって、 入力データ語を符号語に符号化するための符号化テーブ
    ルを複数備え、 前記各符号化テーブルは、それぞれの入力データ語に対
    応して、符号語と、この符号語に直接結合しても前記ラ
    ンレングス制限規則を満たすような次の符号語を得るた
    めに次の入力データ語を符号化するのに使用する前記符
    号化テーブルを示す状態情報とを格納しており、 さらに前記複数の符号化テーブルのうちの特定の符号化
    テーブルと他の特定の符号化テーブルは、所定の入力デ
    ータ語に対しては、入力データ語に対応して格納されて
    いるそれぞれの符号語をNRZI変換した信号が逆極性
    となるように符号語が割当てられた構成となっており、 前の入力データ語を符号化する際に読み出された状態情
    報と入力データ語とが供給され、入力データ語が前記所
    定の入力データ語であって、かつ状態情報が前記特定の
    符号化テーブルを示すか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、複数又は1つの符
    号化テーブルから個々のパス毎に入力データ語に対応す
    る符号語を読み出す読み出し手段と、 前記パス毎に前記符号化テーブルから読み出された符号
    語を記憶する複数のパスメモリと、 前記複数のパスメモリにそれぞれ記憶されている符号語
    をNRZI変換した信号のDSVの総和を記憶する複数
    のDSVメモリと、 前記DSVの総和の絶対値が小さい方のパスメモリに記
    憶されている符号語を符号化データとして選択する選択
    手段とを、 有することを特徴とする変調装置。
  6. 【請求項6】 pビットの入力データ語が所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化されていると共に、前後の符号語を直接結
    合しても前記所定のランレングス制限規則を満たすよう
    に符号化されているqビットの符号語をpビットの入力
    データ語に復調する復調方法であって、 入力される符号語を復号するために入力データ語を符号
    化した際に用いられた複数のコードテーブルを用いると
    共に、前記各コードテーブルは、それぞれの入力データ
    語に対応して、符号語と、この符号語に直接結合しても
    前記ランレングス制限規則を満たすような次の符号語を
    得るために次の入力データ語を符号化するのに使用する
    前記コードテーブルを示す状態情報とを格納し、さらに
    前記複数のコードテーブルのうちの特定のコードテーブ
    ルと他の特定のコードテーブルは、所定の入力データ語
    に対しては、入力データ語に対応して格納されているそ
    れぞれの符号語をNRZI変換した信号が逆極性となる
    ように符号語が割当てられており、 前の符号語のLSB側のゼロラン長に基づいて後の符号
    語の取り得る状態番号を検出すると共に、後の符号語を
    符号化した際に使用されたコードテーブルを示す状態番
    号を算出し、検出された状態番号と算出された状態番号
    と前の符号語とから前の符号語を復調することを特徴と
    する復調方法。
  7. 【請求項7】 pビットの入力データ語が所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化されていると共に、前後の符号語を直接結
    合しても前記所定のランレングス制限規則を満たすよう
    に符号化されているqビットの符号語をpビットの入力
    データ語に復調する復調装置であって、 入力される符号語を復号するために入力データ語を符号
    化した際に用いられた複数のコードテーブルを備え、前
    記各コードテーブルは、それぞれの入力データ語に対応
    して、符号語と、この符号語に直接結合しても前記ラン
    レングス制限規則を満たすような次の符号語を得るため
    に次の入力データ語を符号化するのに使用する前記コー
    ドテーブルを示す状態情報とを格納し、さらに前記複数
    のコードテーブルのうちの特定のコードテーブルと他の
    特定のコードテーブルは、所定の入力データ語に対して
    は、入力データ語に対応して格納されているそれぞれの
    符号語をNRZI変換した信号が逆極性となるように符
    号語が割当てられており、 前の符号語のLSB側のゼロラン長に基づいて、後の符
    号語の取り得る状態番号を検出する検出手段と、 後の符号語を符号化した際に使用されたコードテーブル
    を示す状態番号を算出する算出手段と、 前記検出手段からの状態番号と前記算出手段からの状態
    番号と前の符号語とを用いて前記複数のコードテーブル
    を参照し、前の符号語を復調する復調手段と、 を備えたことを特徴とする復調装置。
  8. 【請求項8】 pビットの入力データ語が所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化されていると共に、前後の符号語を直接結
    合しても前記所定のランレングス制限規則を満たすよう
    に符号化されているqビットの符号語をpビットの入力
    データ語に復調する復調方法であって、 後の符号語を符号化した際に使用されたコードテーブル
    を示す状態番号を算出して、前の符号語と後の符号語の
    状態番号に対応して復号データ語が蓄積されている復号
    テーブルを参照し、前の符号語を復調することを特徴と
    する復調方法。
  9. 【請求項9】 pビットの入力データ語が所定のランレ
    ングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの符
    号語に符号化されていると共に、前後の符号語を直接結
    合しても前記所定のランレングス制限規則を満たすよう
    に符号化されているqビットの符号語をpビットの入力
    データ語に復調する復調装置であって、 後の符号語を符号化した際に使用されたコードテーブル
    を示す状態番号を算出する算出手段と、 前記算出手段からの状態番号と前の符号語とを用いて復
    号テーブルを参照し、前の符号語を復調する復調手段と
    を備え、 前記復号テーブルは、前の符号語と後の符号語の状態番
    号に対応して復号データ語が蓄積されていることを特徴
    とする復調装置。
  10. 【請求項10】 pビットの入力データ語を所定のラン
    レングス制限規則を満たすq(但し、p<q)ビットの
    符号語に符号化すると共に、前後の符号語を直接結合し
    ても前記所定のランレングス制限規則を満たすように符
    号化された符号語がNRZI変換されて記録されている
    記録媒体であって、 入力データ語を符号語に符号化するために複数の符号化
    テーブルを用いられると共に、前記各符号化テーブル
    は、それぞれの入力データ語に対応して、符号語と、こ
    の符号語に直接結合しても前記ランレングス制限規則を
    満たすような次の符号語を得るために次の入力データ語
    を符号化するのに使用する前記符号化テーブルを示す状
    態情報とを格納し、さらに前記複数の符号化テーブルの
    うちの特定の符号化テーブルと他の特定の符号化テーブ
    ルは、所定の入力データ語に対しては、入力データ語に
    対応して格納されているそれぞれの符号語をNRZI変
    換した信号が逆極性となるように符号語が割当てられて
    おり、 前記所定の入力データ語を符号化する際に前記特定の符
    号化テーブルが指定されている場合には、前記特定の符
    号化テーブルと前記他の特定の符号化テーブルとを適宜
    選択することにより、DSV制御を行いながら符号化さ
    れた符号語がNRZI変換されて記録されていることを
    特徴とする記録媒体。
  11. 【請求項11】 p=8、q=15であって、前記ラン
    レングス制限規則は、符号語をNRZI変換した信号の
    最小ランレングスが3T(但し、Tは符号語のチャネル
    ビット周期)、最大ランレングスが11Tであることを
    特徴とする請求項10記載の記録媒体。
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