JP2012027973A - Ldd装置及びその信号伝送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コントローラとLDD間の伝送路のトグル率を増加させることなく、記録パルスタイミング信号間のスキューによるタイミングエラーを抑制し、遷移可能なデコード値を増やし、設定可能なレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルの最大数を増加させることができる装置と方法の提供。
【解決手段】デコーダ400は、入力信号1、2、3を入力して立上り及び立下りエッジを検出しカウンタクロック信号10及びカウンタリセット11を出力するエッジ検出回路100と、カウントクロック信号10、カウントリセット信号11を入力しカウントビット信号5、6として出力するカウンタ200とを備えたデコードビット拡張回路250と、入力信号1、2、3と前記カウンタ200からのカウントビット信号5、6とのパラレル信号からなる拡張パルスタイミング信号30を入力してコード変換し、デコードバス572に出力するコードコンバータ300を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク記録装置に関し、特にレーザーダイオードドライバ(「LDD」という)およびLDDの記録信号の伝送方法に関する。
近年のCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−ray Disc)等に代表される光ディスク記録装置において、ハイビジョン等のデータ量の増大に伴い書き込み速度の高倍速化が進んでいる。光ディスク記録装置は、記録用光ディスクにデータを記録するため、コントローラ(例えば、後述する図12の102)、LDD(例えば図12の710)、レーザーダイオード(例えば図12の108)を備えている。
LDDは、コントローラから記録パルスタイミング信号を受け取り、記録パルスタイミング信号を任意の電流レベルに変換したレーザーダイオードのレーザー照射タイミング、及び、レーザーパワーを制御するレーザー照射タイミング信号を出力する。
コントローラは光ディスク記録装置のメイン基板(メインボード)等に配置され、LDD及びレーザーダイオードはピックアップユニットに配置されている。コントローラとLDDは例えばフレキシブルケーブル(例えば図12の104)等の配線で接続されている。フレキシブルケーブルによってコントローラから伝送される記録パルスタイミング信号間にスキューが生じると、LDDでは、意図しない電流レベル(本来出力すべき電流レベルと異なるレベル)を出力し、記録品質が低下する、という事態が発生する場合がある。
また、レーザー照射タイミング信号であって、最適な記録のための記録波形変調、及び記録タイミング制御を、一般的に「ライトストラテジ」と呼ぶ。例えば、「Mono」、「L−Shape」、「Castle」と呼ばれる3種類のライトストラテジがある。
様々なメディアの種類(ディスク・フォーマットも含む)や異なる書き込み速度に対応するためには、各々に応じて特定のライトストラテジが必要となる。このため、ライトストラテジを多様化する必要性が高まっている。
図11は、一般的なタイミング信号の伝送方法を説明する図である。図11には、レーザー照射タイミング信号40、記録パルスタイミング信号1〜4の波形の一例が示されている。LDDにおいて、コントローラからの記録パルスタイミング信号1〜4がフレキシブルケーブルを介して入力されると、各々、任意の電圧レベルに変換して合算し、記録用光ディスクに記録を行うためのレーザー照射タイミング信号40(例えば図12のトランジスタQ1の出力信号)として出力する。
記録パルスタイミング信号1〜4はトグル率(1から0、0から1に変化する割合)が高く、低消費電力化の妨げとなっている。
また、記録パルスタイミング信号1〜4には、複数の信号が同時に変化するタイミングが存在している。同時変化すべきタイミングにおいて、LDDが受け取る記録パルスタイミング信号1〜4の信号間にスキューが存在すると、LDDは、意図しない電圧レベルを出力することになる。このため、記録品質が低下する原因となっている。
さらに、インターフェース信号数が多い、つまり、ピン数が多いことは、基板の小型化を阻害し、光ディスク記録装置のコスト削減の妨げとなっている。
特許文献1には、このような問題の解決を図るLDDが開示されている。図12は、特許文献1のFIG.7から引用した図である。図12には、「ハイブリッドLDD」と呼ばれるLDDの構成が示されている。以下、図12の構成を概説するが、詳細は特許文献1の記載が参照される。
図12において、コントローラ(CONTROLLER)102は、メインボード(不図示)上にあり、記録パルスタイミング信号WEN2〜5と、シリアルイネーブル信号SENと、シリアルクロックSCLK、及びシリアルデータSDIOを出力する。INRは、コントローラ102で生成されるアナログ電流又は電圧信号であり、リードチャネル(1チャネル)がイネーブルされたとき、リードチャネルが出力する信号振幅を指定するために用いられる。SENはシリアルイネーブル信号、SCLKはシリアルクロック信号、SDIOは双方向のシリアルデータ入出力信号である。RENはリードチャネルのイネーブル/ディセーブルを制御する信号である。WEN2〜5はライトチャネル(4チャネル)の各チャネルのイネーブル/ディセーブルを制御する信号(記録パルスタイミング信号)である。ENAはチップイネーブル信号である。OSCENは、オシレータイネーブル信号であり例えばOSC359のイネーブル/ディセーブルを制御する。
記録パルスタイミング信号WEN2〜5と、シリアルイネーブル信号SENと、シリアルクロックSCLK、及びシリアルデータSDIOは、フレキシブルケーブル(FLEX)104を介して、ピックアップユニット上のハイブリッドLDD(SWITCHED GATE DRIVER HYBRID LDD)710に接続される。
ハイブリッドLDD710は、光ディスクメディア(不図示)からデータを読み込み、又は、書き込みを行うためにレーザーダイオード108を駆動する。
ハイブリッドLDD710は、シリアルインターフェース(SERIAL INTERFACE)318と、REN、WEN2〜5、OSCENを受けてデコーダ(DECODER/STATE MACHINE)570と、レジスタ(REG)321、522〜525と、リードDAC(READ DAC(デジタルアナログ変換器))322と、ライトDAC(WRT2、3、4、5 DAC)532〜535と、リードDAC322とINRを加算する加算器(SUMMER)324と、ライトDAC532〜535の出力をそれぞれ受ける増幅器(AMP)121〜125と、複数の増幅器(AMP)121〜125の出力を受け、デコーダ(DECODER/STATE MACHINE)570の出力であるデコーダバス(DECODE/STATE)572の値に基づき一つを選択し、トランジスタQ1のコントロール端子(ゲート又はベース)に供給するスイッチ702と、電源VDDとレーザーダイオード108間に接続されたトランジスタQ1と、レジスタ351とオシレータ周波数DAC(OSC FREQ)352と、レジスタ353とスプレッドスペクトラムDAC(SS FREQ)354と、レジスタ355とスプレッドスペクトラム振幅DAC(SS AMP)356と、スプレッドスペクトラム・オシレータ(SS OSC)357と、加算器358と、オシレータ(OSC)359と、オシレータDAC(OSC DAC)372と、オシレータ振幅選択回路(OSC AMP)360(OSC−HI 361、OSC−LO362、セレクタ363)と、ANDゲート365と、ISLOPEとRESET(リセット)信号を受け、DAC等への基準電圧/電流を生成するリファレンス回路(REF CIRCUIT)314と、増幅器等アナログ回路のバイアス(電流/電圧)を供給するバイアス回路(BIAS)112と、コントロールレジスタ(CONTROL REGISTER)340と、シリアルバス319とを備えている。コントロールレジスタ340の記憶情報は、シリアルバス319を介して更新可能である。
シリアルインターフェース318は、コントローラ102からシリアルイネーブル信号SENとシリアルクロック信号SCLK、双方向のシリアルデータ入出力SDIOを受け取る。
コントローラ102は、シリアルデータSDIOにより、シリアルバス信号319を介して、ハイブリッドLDD710内のレジスタへの書き込み、又は読み出しが可能である。
デコーダ570は、記録パルスタイミング信号WEN2〜5が入力されると、デコードバス572へデコード結果を出力する。
スイッチ702は、DAC322、532、533、534、535の出力のうち1つの出力を、トランジスタQ1のコントロール端子(Q1がMOSトランジスタの場合ゲート、又は、Q1がバイポーラトランジスタの場合ベース)に接続する。
トランジスタQ1の電流パス(Q1がMOSトランジスタの場合ソース―ドレイン・パス、又は、Q1がバイポーラトランジスタの場合エミッター―コレクタ・パス)を流れている電流量は、トランジスタQ1のコントロールターミナル(ゲート又はベース)に供給される電圧により制御される。
スイッチ702の切替選択は、デコーダ570により生成されるデコードバス572により制御される。
トランジスタQ1のコントロールターミナルにコントロール電圧を供給するDAC322及び532〜535と、AMP121〜125から成る制御電圧生成回路は、レジスタ321及び522〜525に設定された値により、必要な電圧レベルを、トランジスタQ1のコントロールターミナル(ゲート又はベース)に提供し、レーザーダイオード108を駆動するための所望の出力電流レベル(レーザー照射タイミング信号)を生成する。
次に、関連技術の動作説明を、図13から図17を用いて説明する。図13は、一般的な3ビットグレイコードの遷移図である。図13において、実線でつながっている値が遷移可能な値であり、遷移規則となっている。例えば、“000”からは、“001”、“010”、“100”が遷移可能な値となる。図13に示すように、グレイコードは、必ず1ビットずつしか変化しないため、複数の信号が同時に変化するタイミングがない。
図12においては、グレイコードを記録パルスタイミング信号WEN2〜5に用いることで、フレキシブルケーブル104の伝送信号のトグル率を下げると共に、記録パルスタイミング信号WEN2〜5の信号間のスキューによるタイミングエラーを防止することができる。
また、図12において、シリアルインターフェース318を介して、レジスタ321及びレジスタ522〜525に設定された値を書き換えることで、各グレイコード値に対応するレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルの変更が可能であり、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジを個別に出力することが可能である。
図14は、特許文献1のFIG.12Aから引用した図である。図14には、記録パルスタイミング信号WEN2〜5のうち、3ビットのみを使用した、
Per(Power Erase)レベル、
Pfw(Power First Write)レベル、
Pb(Power Bias)レベル、
Pmfp(Power Middle first Pulse)レベル、
Pcl(Power Cool)レベル、
Pread(Power Read)レベル、
offレベル
の7つの異なる出力電流レベルを含むレーザー照射タイミング信号のタイミング波形が示されている。
図14に示したレーザー照射タイミング信号のレベルの遷移は以下のようになる。
offレベルからは、Preadレベルに遷移する。
Preadレベルからは、Perレベル又はoffレベルに遷移する。
Perレベルからは、Pmfpレベル又はPreadレベルに遷移する。
Pclレベルからは、Perレベルに遷移する。
Pfwレベルからは、Pclレベル又はPbレベルに遷移する。
Pmfpレベルからは、Pfwレベルに遷移する。
Pbレベルからは、Pfwレベルに遷移する。
図12においては、図15に示すように、各グレイコード値に対応するレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルを設定することで、グレイコード遷移規則に違反することなく、上記のレベルの遷移を可能にしている。図15は、特許文献1のFIG.12Bを引用した図である。ここで、図12の3ビットの記録パルスタイミング信号WEN2、WEN3、WEN4の値が、
“000”のとき、offレベル、
“001”のとき、Preadレベル、
“010”のとき、Pclレベル、
“011”のとき、Perレベル、
“100”のとき、Pbレベル、
“110”のとき、Pfwレベル、
“111”のとき、Pmfpレベル
にそれぞれ対応する。
図11に示した一般的なタイミング信号の伝送方法では、4ビットが必要であった記録パルスタイミング信号を、図15の関連技術においては、3ビットに減らし、図14に示した7つの異なる出力電流レベルを含むレーザー照射タイミング信号の出力を可能にしている。
また、図15のグレイコード状態遷移図は、図16に示すように、Pfwレベルが、Pfw1、Pfw2、Pfw3のように複数ある場合においても、図17に示すように、
“011”にPerレベル、
“111”にPmfpレベル、
“110”にPfw1レベル、
“010”にPclレベル、
“100”にPbレベル、
“101”にPfw2レベル、
“000”にPfw3レベル
を各グレイコード値にそれぞれ設定することにより、
“011”→“111”→“110”→“010”→“011”
と遷移することで、Monoを、
“011”→“111”→“101”→“100”→“000”→“010”→“011”
と遷移することでCastleを、それぞれグレイコード遷移規則に違反することなく、2種類のライトストラテジを混在させてレーザー照射タイミング信号を出力することが可能である。
さらには、“001”にPbレベルを設定した場合でも、
“011”→“111”→“101”→“001”→“000”→“010”→“011”という遷移でも、Castleを出力することが可能であり、2種類のライトストラテジを混在させてレーザー照射タイミング信号を出力することが可能である。
米国特許出願公開第2008/0008066号明細書(US2008/0008066A1、Fig.7、Fig.10B、Fig.12A、Fig.12B)
以下に関連技術の分析を与える。
図12に示した関連技術においては、デコーダは、記録パルスタイミング信号WEN2〜5のうち、3ビットの信号によるグレイコードをデコードし、レーザー照射タイミング信号を生成する回路構成において、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジの混在ができず、
MonoとCastle、又は、
MonoとL−Shape
の2種類のライトストラテジの組み合わせしか混在することができない、という問題がある。その理由は以下の通りである。
図12の回路構成において、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジを混在させた場合、図18に示すように、Mono、Castle、及び、L−Shapeを出力するためには、
Monoを出力するための、
Pmfpレベル→Pfw1レベル→Pclレベル→Perレベルという遷移と、
Castleを出力するための、
Pmfpレベル→Pfw2レベル→Pbレベル→Pfw3レベル→Pclレベル→Perレベルという遷移に加え、
L−Shapeを出力するための、
Pmfpレベル→Pfw2レベル→Pbレベル→Pclレベル→Perレベル
という遷移が必要となる。
このため、記録パルスタイミング信号1〜3は、図18に示すようなグレイコードの遷移が必要となる。なお、図18は、課題説明の為に本願発明者が作成した図面である。
しかしながら、図19に示すように、グレイコードの遷移規則上、Pbレベルを設定した“100”からは、
“110”(Pfw1レベル)、
“101”(Pfw2レベル)、
“000”(Pfw3レベル)
の3つにしか遷移することができない。なお、図19は、課題説明の為に本願発明者が作成した図面である。
つまり、“100”(Pbレベル)から、“010”(Pclレベル)に遷移させる場合、図19に示すように、2ビット同時変化が発生し、グレイコード遷移規則に違反する。
このため、グレイコードを用いることによるフレキシブルケーブル104の伝送信号のトグル率の低減、及び、3ビットの記録パルスタイミング信号WEN2〜4の信号間のスキューによるタイミングエラーの防止、という改善効果を奏し得なくなる。
また、“001”にPbレベルを設定した場合も、グレイコードの遷移規則上、“001”からは“011”(Perレベル)、“101”(Pfw2レベル)、又は“000”(Pfw3レベル)にしか遷移できず、Pclレベルが設定されている“010”へ遷移するには、2ビットの同時変化が必要となり、グレイコード遷移規則に違反する。
したがって、本発明の目的は、上記課題を解消し、コントローラとLDD間の伝送路のトグル率を増加させることなく、記録パルスタイミング信号間のスキューによるタイミングエラーを抑制し、遷移可能なデコード値を増やし、設定可能なレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルの最大数を増加させることができる装置と方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明が概略以下の構成とされる。
本発明によれば、グレイコードを用いた入力信号をデコードするデコーダを備えたLDD装置であって、前記デコーダが、
前記入力信号の立上りエッジと立下りエッジを検出し、それぞれ第1及び第2のエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路と、
前記エッジ検出回路からの前記第1及び第2のエッジ検出信号をそれぞれカウントクロック及びカウントリセット信号として入力し、カウント値をカウントビット信号として出力するカウンタと、
前記入力信号と、前記カウンタからの前記カウントビット信号とのパラレル信号からなる拡張信号を入力してコード変換し、コード変換結果を出力するコードコンバータと、
を備えたLDD装置が提供される。
本発明において、前記カウンタは、前記カウンタクロックをカウントしカウント値をグレイコードで前記カウントビット信号として出力し、前記カウンタリセット信号を入力すると、カウント値をクリアするグレイコードカウンタからなる。
本発明において、前記コードコンバータは、入力される制御信号に基づきコード変換規則が変更自在とされる。
本発明において、前記コードコンバータが、複数のレーザー照射タイミング信号設定レベルの中から、前記拡張信号に基づき、1つのレーザー照射タイミング信号設定レベルを選択して出力するマルチプレクサを備え、前記マルチプレクサからデジタル信号で出力される前記レーザー照射タイミング信号設定レベルを受け、アナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、前記デジタルアナログ変換器のアナログ出力信号を受け増幅出力する増幅器とを備えている構成としてもよい。
本発明において、前記デコーダが、第1乃至第N(ただし、Nは2以上の整数)の入力信号をパラレルに入力し、前記エッジ検出回路が、前記第1の入力信号を入力し、前記第1の入力信号の立上りエッジ及び立下りエッジを検出する第1のエッジ検出回路と、
前記第2乃至第Nの入力信号をそれぞれ入力し、前記第2乃至第Nの入力信号の立上りエッジをそれぞれ検出する第2乃至第Nのエッジ検出回路と、
を備え、前記第1乃至第Nのエッジ検出回路からそれぞれ出力される前記第1乃至第Nの入力信号の各立上りエッジの検出信号を合成した信号を、前記第1のエッジ検出信号として出力し、前記第1のエッジ検出回路から出力される前記第1の入力信号の立下りエッジの検出信号を、前記第2のエッジ検出信号として出力する構成としてもよい。
本発明によれば、コントローラとLDD間の伝送路のトグル率を増加させることなく、記録パルスタイミング信号間のスキューによるタイミングエラーを抑制し、遷移可能なデコード値を増やし、設定可能なレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルの最大数を増加させることができる。また、本発明によれば、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジの混在を可能とすると共に、3種類のライトストラテジのレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルを各々異なるレベルに設定することを可能としている。
本発明の第1の実施形態の回路構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態の動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態のレーザー照射タイミング信号に対応するデコードバスの値を示す図である。 本発明の第1の実施形態の拡張パルスタイミング信号に対するコードコンバータの変換規則を示す図である。 本発明の第1の実施形態の拡張パルスタイミング信号が一時的に遷移する状態を示す図である。 本発明の第1の実施形態における拡張パルスタイミング信号に対するコードコンバータの変換規則を示す図である。 本発明の第2の実施形態の回路構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態における拡張パルスタイミング信号に対するレーザー照射タイミング信号設定レベルの例を示す表である。 本発明の第1、第2の実施形態におけるエッジ検出回路の一例を示す図である。 本発明の第1、第2の実施形態におけるカウンタの一例を示す図である。 一般的なタイミング信号伝送方法を示すタイミングチャートである。 関連技術のLDDの回路構成を示すブロック図である。 一般的な3ビットグレイコード遷移図である。 関連技術の7つの異なるレベルを出力するレーザー照射タイミング信号を示すタイミングチャートである。 図14の7つの異なるレベルを出力するレーザー照射タイミング信号のグレイコード遷移図である。 図14のPfwレベルが複数ある場合のレーザー照射タイミング信号を示すタイミングチャートである。 図16のPfwレベルが複数ある場合のレーザー照射タイミング信号のグレイコード遷移図である。 関連技術の問題点を説明するタイミングチャートである。 関連技術の問題点を説明するグレイコード遷移図である。
本発明の好ましい態様を以下に説明する。本発明の好ましい態様の1つにおいては、コントローラから入力される複数の記録パルスタイミング信号(1、2、3)にグレイコードを用い、前記記録パルスタイミング信号(1、2、3)をデコードするデコーダ(400)を備えたLDDにおいて、デコーダ(400)は、記録パルスタイミング信号(1、2、3)の立上り及び立下りエッジを検出し、立上りエッジ検出結果をカウンタクロック信号(10)として出力し、立下りエッジ検出結果をカウンタリセット信号(11)として出力するエッジ検出回路(100)と、前記カウンタクロック信号(10)をクロックとしてカウント動作し、前記カウンタリセット信号(11)を受けるとリセット動作を行うカウンタ(200)とを備えたデコードビット拡張回路(250)と、前記記録パルスタイミング信号(1、2、3)と、前記カウンタ(200)から出力されるカウントビット信号(5、6)とからなるパラレルビット信号を拡張パルスタイミング信号(30)として入力し、コード変換するコードコンバータ(300)と、を備え、コードコンバータ(300)は、コード変換結果をデコーダバス(572)に出力する。
本発明においては、前記コントローラと前記LDD間の伝送路のトグル率が増加することなく、前記記録パルスタイミング信号間のスキューによるタイミングエラーも生じることなく、遷移可能なデコード値を増やし、設定可能なレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルの最大数を増加させ、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジの混在を可能とすると共に、3種類のライトストラテジのレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルを、各々異なるレベルに設定することが可能となる。以下、実施形態に即して説明する。
<実施形態1>
図1は、本発明の第1の実施形態の構成を示す図である。図1の第1の実施形態は、関連技術のLDDの説明で参照した図12のデコーダ570等に適用可能である。図1において、記録パルスタイミング信号1、2、3は、図12のライトイネーブル信号WEN2、WEN3、WEN4に対応し、デコーダ400の出力が接続されるデコードバス572は、図12のデコーダバス(DECODER/STATE)572に対応している。なお、図1においては、図12のデコーダ570に入力されるリードイネーブル信号REN、オシレータイネーブル信号OSCENは省略されている。
図1を参照すると、本実施形態において、デコーダ400は、エッジ検出回路100と、カウンタ200とを備えたデコードビット拡張回路250と、コードコンバータ300とを備えている。
エッジ検出回路100は、グレイコード遷移規則に従って1ビットのみ論理状態が0から1、もしくは1から0に変化する記録パルスタイミング信号1〜3が入力されると、記録パルスタイミング信号1〜3の立上り、及び立下りエッジを検出し、カウンタクロック信号10と、カウンタリセット信号11を、カウンタ200に出力する。
カウンタ200は、エッジ検出回路100より入力されたカウンタクロック信号10をクロック信号としてカウント動作(例えばカウントアップ)を行い、カウンタリセット信号11によって、カウンタのリセット動作(カウント値のクリア)を行う。カウンタ200は、カウントビット信号5及び6を生成してコードコンバータ300に出力する。
コードコンバータ300は、記録パルスタイミング信号1〜3と、カウントビット信号5、6を加えた計5ビットのパラレル信号からなる拡張パルスタイミング信号30を入力してコード変換を行い、コード変換したタイミング信号を、デコードバス572上に出力する。
コードコンバータ300を例えばPLD(Programmable Logic Device)で構成することで、シリアルバス信号319を介して、コード変換規則を変更することが可能となる。なお、図1のシリアルバス信号319は、図12のシリアルバス信号319に対応し、コントローラからフレキシブルケーブル等を介してシリアルインタフェースで受信され、本実施例のデコーダ400のコードコンバータ300に供給される。
次に、本発明の一実施例として、図1のエッジ検出回路100、及びカウンタ200を具体的な構成例を説明する。
図9は、エッジ検出回路100の構成の一例を示す図である。図9を参照すると、エッジ検出回路100は、立上り及び立下りエッジ検出回路109と、立上りエッジ検出回路110と、立上りエッジ検出回路111と、OR(論理和)回路155を備えている。
記録パルスタイミング信号1と記録パルスタイミング信号2と記録パルスタイミング信号3とを入力とし、立上り及び立下りエッジ検出回路109と、立上りエッジ検出回路110と立上りエッジ検出回路111の夫々から出力される立上り検出信号12、13、14を、OR回路155経由でカウンタクロック信号10として出力する。立上り及び立下りエッジ検出回路109、立上りエッジ検出回路110と111のいずれか1つで立ち上がりが検出された場合、カウンタクロック信号10のパルスが出力される。
立上り及び立下りエッジ検出回路109は、記録パルスタイミング信号1を予め定められた遅延時間遅延させる遅延回路131と、遅延回路131の出力を反転させるインバータ141と、記録パルスタイミング信号1とインバータ141の出力を入力するNOR回路154と、記録パルスタイミング信号1とインバータ141の出力を入力するAND回路151とを備える。
記録パルスタイミング信号1を入力とし、記録パルスタイミング信号1の立下りエッジの検出信号(Highパルス)であるカウンタリセット信号11と、記録パルスタイミング信号1の立上りエッジの検出信号12(Highパルス)とを出力する。カウンタリセット信号11と立上りエッジ検出信号12(Highパルス)のパルス幅は遅延回路131の遅延時間に対応する。
立上りエッジ検出回路110は、記録パルスタイミング信号2を入力し予め定められた遅延時間遅延させる遅延回路132と、遅延回路132の出力を反転させるインバータ142と、遅延回路132の遅延出力と記録パルスタイミング信号2を入力するAND152とを備え、記録パルスタイミング信号2を入力とし、AND回路152からは、記録パルスタイミング信号2の立上りエッジの検出信号13(Highパルス)を出力する。立上りエッジ検出信号13(Highパルス)のパルス幅は遅延回路132の遅延時間に対応する。
立上りエッジ検出回路111は、立上りエッジ検出回路110と同じ構成の記録パルスタイミング信号3の立上りエッジ検出回路である。このため説明は省略する。
図10は、図1のカウンタ200の構成例を示す図である。図10を参照すると、カウンタ200は、カウンタクロック信号10をクロック入力とし、カウンタリセット信号11でクリア動作するグレイコードカウンタであり、2段のフリップフロップFF201とFF202で構成される。
FF201は、データ端子に、カウントビット信号6の逆相信号(FF202の反転出力端子QBの出力)を受け、クロック端子にカウンタクロック信号10を受け、クリア端子にカウンタリセット信号11を受け、FF202の出力(出力端子Qの反転信号を出力するQB、図ではQにバー記号)であるカウントビット信号6の逆相信号を入力とし、カウントビット信号5を出力する。
FF202は、データ端子に、FF201の出力端子Qから出力されるカウントビット信号5を受け、クロック端子にカウンタクロック信号10を入力し、クリア端子にカウンタリセット信号11を入力し、出力端子Qからカウントビット信号6を出力する。
次に、図2乃至図6を参照して、本実施例の動作を説明する。図2は、図1の回路の動作を示すタイミングチャートである。レーザー照射タイミング信号40は、図12のトランジスタQ1の出力に相当する。なお、レーザー照射タイミング信号40は図1には図示されていない。
時刻T1に、記録パルスタイミング信号2が0(Low)から1(High)に変化すると、エッジ検出回路100は、時刻T1aに、カウンタクロック信号10を1パルス出力する。
時刻T2に、記録パルスタイミング信号1が、0から1に変化すると、エッジ検出回路100は、時刻T2aにカウンタクロック信号10を1パルス出力する。
時刻T3に記録パルスタイミング信号3が0から1に変化すると、エッジ検出回路100は、時刻T3aにカウンタクロック信号10を1パルス出力する。
以上のように、エッジ検出回路100は、記録パルスタイミング信号1〜3のいずれかの立上りエッジを検出すると、カウンタクロック信号10を1パルス出力する。
時刻T4に、記録パルスタイミング信号1が1から0に変化すると、エッジ検出回路100は、時刻T4aにカウンタリセット信号11を1パルス出力する。
カウンタ200は、時刻T1aに、カウンタクロック信号10のパルスが発生すると、カウントビット信号6を0から1に変化させる。
次に、時刻T2aにカウンタクロック信号10のパルスが発生すると、カウンタ200は、カウントビット信号5を0から1に変化させる。
さらに、時刻T3aにカウンタクロック信号10のパルスが発生すると、カウンタ200は、カウントビット信号6を1から0に変化させる。
また、カウンタ200は、時刻T4aにカウンタリセット信号11のパルスが発生すると、カウントビット信号5及び6を0に変化させる。
以上のように、カウンタ200は、カウンタクロック信号10をクロック入力とし、カウンタクロック信号10のパルス(Highパルス)が発生するごとに、グレイコードでカウント動作を行い、カウンタリセット信号11が入力されると、カウント値をクリアするグレイコードカウンタとして動作し、カウントビット信号5及び6を出力する。
図3は、図2に示したレーザー照射タイミング信号40に対応する5ビットデコードバス信号572の値を表形式で示した図である。offレベル、Preadレベル、・・・、Pmfpレベルの10レベルが5ビットデコードバス信号572に対応付けられている。
図4は、記録パルスタイミング信号1〜3に、カウントビット信号5及び6を加えた5ビットの拡張パルスタイミング信号30に対する、コードコンバータ300の変換規則を表形式で表した図である。特に制限されないが、5ビットの拡張パルスタイミング信号30は、記録パルスタイミング信号1、2、3を、それぞれ最上位ビット(第5ビット)、第4ビット、第3ビットとし、カウントビット信号5、6を第2ビット、最下位ビット(第1ビット)としている。
図4の4行目に示すように、“10011”(記録パルスタイミング信号1、2、3が“100”、且つカウントビット信号5、6が“11”)、あるいは、“10110”(記録パルスタイミング信号1、2、3が“101”、且つ、カウントビット信号5、6が“10”)、あるいは、“10010”(記録パルスタイミング信号1、2、3が“100”、且つカウントビット信号“5、6“が“10”)の拡張パルスタイミング信号30は、コードコンバータ300により、共通のコード“00010”に変換される。また、図4の5行目に示すように、“00000”(記録パルスタイミング信号1、2、3が“000”、且つカウントビット信号5、6が“00”)、あるいは“00100”(記録パルスタイミング信号1、2、3が“001”、且つ、カウントビット信号5、6が“10”)の拡張パルスタイミング信号30は、コードコンバータ300により共通のコード“00100”に変換される。図4の最下行に示すように、“00101”(記録パルスタイミング信号1、2、3が001、且つカウントビット信号5、6が“01”)、あるいは、“01001”(記録パルスタイミング信号1、2、3が“010”、且つ、カウントビット信号5、6が“01”)は、コードコンバータ300により共通のコード“00011”に変換される。
図1において、コードコンバータ300は、拡張パルスタイミング信号30を入力とし、レーザー照射タイミング信号40に該当するデコード信号に変換して、デコードバス572に出力する。図1のデコードバス572は、図12のデコードバス572に対応する。
例えば拡張パルスタイミング信号30の値が“00111”の時、レーザー照射タイミング信号40は“offレベル”を出力するものとする。この時、図3に示すように、“offレベル”に該当するデコードバス572の値が“00000”である場合、コードコンバータ300は、図4に示すように、拡張パルスタイミング信号30の値“00111”を“00000”に変換してデコードバス572に出力する。
カウンタ200から出力されるカウントビット信号5及び6は、エッジ検出回路100から出力される信号10、11を受けるカウンタ200によって生成されるため、記録パルスタイミング信号1〜3よりも、時間的に遅く変化する。
図5は、拡張パルスタイミング信号30が一時的に遷移する状態(遷移前と遷移途中(意図しない状態)と遷移後)を、表形式で示した図である。拡張パルスタイミング信号30が遷移する際、図5に示すように、遷移前と遷移後の間の遷移途中で、一時的に意図しない入力状態になる場合がある。
例えば、記録パルスタイミング信号1〜3が“000”から“001”に遷移する場合、拡張パルスタイミング信号30(最上位ビット側から記録パルスタイミング信号1、2、3、カウントビット信号5、6)は、“00000”から“00101”に遷移するが、カウントビット信号5及び6は、記録パルスタイミング信号1〜3よりも、時間的に遅く変化する。このため、図5の2行目に示すように、“00000”から“00101”への遷移途中で、一時的に、“00100”という意図しない状態となる。
図6は、拡張パルスタイミング信号30が一時的に遷移する状態も考慮した、コードコンバータ300の変換規則を示す図である。コードコンバータ300は、拡張パルスタイミング信号30が一時的に遷移する状態も含め、図6に示すように、拡張パルスタイミング信号30をコード変換することで、全て意図した値に変換することができる。例えば図6の5行目の“00010”は、図5の最下行に示した遷移前の“10010”から遷移後の“00000”の遷移途中の意図しない状態であるが、コードコンバータ300は、遷移途中の意図しない状態“00010”を含め、遷移後の“00000”と同様、デコードバス572に“00100”を出力する。
なお、カウントビット信号5及び6は、カウンタ200のカウント動作中において、グレイコード出力であるため、カウントビット信号5及び6のスキューによるタイミングエラーは生じない。
また、カウンタ200のリセット動作時において、カウントビット信号5及び6が同時変化するタイミングが存在するため、スキューが発生する場合があるが、前述したように、コードコンバータ300では、一時的に遷移する状態も含めてコード変換を行うことで、全て意図した値に変換できる。
コードコンバータ300は、コード変換規則を図6に示すように一意にするか、シリアルバス信号319を介して、プログラマブルコードにすることでも実現できる。
上記した本実施例によれば、コントローラから入力される記録パルスタイミング信号1、2、3にグレイコードを用い、前記記録パルスタイミング信号の立上り、及び立下りエッジを検出し、立上りエッジ検出結果をカウンタクロック信号10として出力し、立下りエッジ検出結果をカウンタリセット信号11として出力するエッジ検出回路100と、カウンタクロック信号10をクロックとしてカウント動作し、カウンタリセット信号11をリセットとしてリセット動作を行うカウンタ200を備え、コードコンバータ300によって、前記記録パルスタイミング信号と前記カウンタから出力される1ビット以上のカウントビット信号5、6を、拡張パルスタイミング信号30としてコード変換し、デコードバス572に出力する。かかる構成により、遷移可能なデコード値を増し、設定可能なレーザー照射タイミング信号40の出力電流レベルの最大数を増加することができる。
このため、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジの混在と、前記3種類のライトストラテジにおいて、各々のライトストラテジのレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルを、各々のライトストラテジごとに異なる複数の出力電流レベルに設定することができる。
<実施形態2>
図7は、本発明の第2の実施形態の構成を示す図である。図7を参照すると、本実施例は、前記第1の実施例のコードコンバータ300を、7対1のマルチプレクサレジスタ(7to1MUXREG)600で構成したものである。デコーダ400’は、エッジ検出回路100とカウンタ200と7対1のマルチプレクサレジスタ(7to1MUXREG)600を備えている。さらに、7対1のマルチプレクサレジスタ(7to1MUXREG)600の出力(デジタル信号)を受けるデジタル・アナログ変換器(DAC)610と、増幅器(AMP)620を備えている。図7に示したエッジ検出回路100とカウンタ200は、図1と同じ構成であるため、説明を省略する。
7to1MUXREG600は、記録パルスタイミング信号1〜3に、カウンタ200が出力するカウントビット信号5及び6を加えた5ビットの拡張パルスタイミング信号30と、レーザー照射タイミング信号設定レベルLeve0〜6とを入力とし、拡張パルスタイミング信号30に対応する電流設定値を、レーザー照射タイミング信号設定レベルLevel0〜6の中から選択し、選択したレベルを、DAC電流設定値(デジタル信号)としてDAC610へ出力する。
DAC610は、DAC電流設定値(デジタル信号)を入力し、デジタル・アナログ変換してアナログ電流をAMP620へ出力する。
AMP620は、DAC610からのアナログ電流を入力とし電流増幅してレーザー照射タイミング信号40を端子50から出力する。端子50にはレーザダイオード(不図示)が接続され、レーザダイオードはAMP620からのレーザー照射タイミング信号40(図12のトランジスタQ1の出力信号であるレーザー照射タイミング信号に対応)によって駆動される。
以上の構成により、前記第1の実施例と同様に、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジを混在し、3種類のライトストラテジにおいて、各々のライトストラテジのレーザー照射タイミング信号40の電流レベルを、各々のライトストラテジごとに異なる複数の出力電流レベルに設定することができる。
本実施例において、7to1MUXREG600内のレジスタに記憶する拡張パルスタイミング信号30に対応するレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルは、シリアルバス信号319を介して前記レジスタを書き換えることにより、変更可能である。すなわち、記録パルスタイミング信号1〜3の入力規則を変更することなく、レーザー照射タイミング信号40の出力電流レベルを変更することが可能である。
上記した実施形態は、下記記載の効果を奏する。
LDD内部のデコードビット拡張回路よって、デコードビットを拡張し遷移可能なデコード値を増やしたため、グレイコードを用いた記録パルスタイミング信号の本数を増やすことなく、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジの混在を可能としている。
遷移可能なデコード値が増加したことにより、設定可能なレーザー照射タイミング信号のレベルの最大数が増加したため、Mono、L−Shape、Castleの3種類のライトストラテジにおいて、各々のライトストラテジのレーザー照射タイミング信号の出力電流レベルを各々のライトストラテジごとに異なる複数の出力電流レベルに設定可能としている。
なお、上記の特許文献1の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1〜4 記録パルスタイミング信号
5、6 カウントビット信号
10 カウンタクロック信号
11 カウンタリセット信号
12〜14 立上りエッジ検出信号
30 拡張パルスタイミング信号
40 レーザー照射タイミング信号
50 端子
100 エッジ検出回路
102 コントローラ
104 フレキシブルケーブル
108 レーザーダイオード
109 立上り及び立下りエッジ検出回路
110、111 立上りエッジ検出回路
112 バイアス回路
121〜125 AMP
131〜133 遅延回路
141〜143 INV
151〜153 AND
154 NOR
155 OR
200 カウンタ
201、202 FF
250 デコードビット拡張回路
300 コードコンバータ
314 リファレンス回路
318 シリアルインターフェース
319 シリアルバス信号
321、351、353、355、522、523、524、525 レジスタ
322 DAC
324 加算器
322、532、533、534、352、354、356、372、535 DAC
340 コントロールレジスタ
357 SSOSC
358 加算器
359 OSC
360 オシレータ振幅選択回路
361 OSC−HI
362 OSC−LO
363 セレクタ
365 AND
400、400’ デコーダ
570 デコーダ
572 デコードバス
600 7to1MUXREG
610 DAC
620 AMP
702 スイッチ
710 ハイブリッドLDD
LEVEL0〜6 レーザー照射タイミング信号設定レベル
Q1 トランジスタ
SCLK シリアルクロック
SDIO シリアルデータ
SEN シリアルイネーブル信号
WEN2〜5 記録パルスタイミング信号

Claims (13)

  1. グレイコードを用いた入力信号をデコードするデコーダを備えたレーザーダイオードドライバ装置であって、
    前記デコーダが、
    前記入力信号の立上りエッジと立下りエッジを検出しそれぞれ第1のエッジ検出信号と第2のエッジ検出信号を出力するエッジ検出回路と、
    前記エッジ検出回路からの前記第1のエッジ検出信号及び前記第2のエッジ検出信号をそれぞれカウントクロック及びカウントリセット信号として入力し、カウント値をカウントビット信号として出力するカウンタと、
    前記入力信号と、前記カウンタからの前記カウントビット信号とのパラレル信号からなる拡張信号を入力してコード変換し、コード変換結果を出力するコードコンバータと、
    を備えたことを特徴とするレーザーダイオードドライバ装置。
  2. 前記カウンタは、前記カウンタクロックをカウントし、カウント値をグレイコードにて前記カウントビット信号として出力し、前記カウンタリセット信号に応答してカウント値をクリアするグレイコードカウンタからなる、ことを特徴とする請求項1記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  3. 前記コードコンバータは、前記入力信号の遷移時、遷移途中に前記拡張信号に出現する意図しない状態を含めて前記拡張信号のコード変換を行う、ことを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  4. 前記コードコンバータは、入力される情報信号に基づき、コード変換規則が変更自在とされる、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  5. 前記コードコンバータは、前記拡張信号を入力し、レーザーダイオードのレーザー照射タイミング、及びレーザーパワーを制御するレーザー照射タイミング信号のレベルに対応するコードに変換する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  6. 前記コードコンバータは、前記コード変換結果をデコードバスに出力し、
    前記デコードバスは、レーザーダイオードを駆動するトランジスタのコントロール端子に供給する電圧又は電流レベルを選択するスイッチの選択信号端子に少なくとも接続される、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  7. 前記コードコンバータが、複数のレーザー照射タイミング信号設定レベルの中から、前記拡張信号に基づき、1つのレーザー照射タイミング信号設定レベルを選択して出力するマルチプレクサを備え、
    前記マルチプレクサからデジタル信号で出力される前記レーザー照射タイミング信号設定レベルを受けアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器と、
    前記デジタルアナログ変換器からのアナログ信号を受け増幅出力する増幅器と、
    を備え、前記増幅器の出力電流によりレーザーダイオードを駆動する、ことを特徴とする請求項1又は2記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  8. 前記マルチプレクサにおいて、前記レーザー照射タイミング信号設定レベルが、入力される情報信号に基づき、変更自在とされる、ことを特徴とする請求項7記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  9. 前記デコーダが、前記グレイコードの第1乃至第Nビットをなす第1乃至第N(ただし、Nは2以上の整数)の入力信号をパラレルに入力し、
    前記エッジ検出回路が、
    前記第1の入力信号を入力し、前記第1の入力信号の立上りエッジ及び立下りエッジを検出する第1のエッジ検出回路と、
    前記第2乃至第Nの入力信号をそれぞれ入力し、前記第2乃至第Nの入力信号の立上りエッジをそれぞれ検出する第2乃至第Nのエッジ検出回路と、
    を備え、前記第1乃至第Nのエッジ検出回路からそれぞれ出力される前記第1乃至第Nの入力信号の各立上りエッジの検出信号を合成した信号を、前記第1のエッジ検出信号として出力し、
    前記第1のエッジ検出回路から出力される前記第1の入力信号の立下りエッジの検出信号を、前記第2のエッジ検出信号として出力する、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  10. 前記第1のエッジ検出回路は、
    前記第1の入力信号を入力して遅延させる第1の遅延回路と、
    前記第1の遅延回路の出力信号と、前記第1の入力信号とに基づき、前記第1の入力信号の立上りエッジから前記第1の遅延回路の遅延時間に対応するパルス幅のワンショットパルスを生成し前記第1の入力信号の立上りエッジの検出信号として出力する第1の論理回路と、
    前記第1の遅延回路の出力信号と、前記第1の入力信号とに基づき、前記第1の入力信号の立下りエッジから前記第1の遅延回路の遅延時間に対応するパルス幅のワンショットパルスを生成し前記第2のエッジ検出信号として出力する第2の論理回路と、
    を備え、
    前記第i(ただし、iは2以上N以下の整数)のエッジ検出回路は、
    前記第iの入力信号を入力する第iの遅延回路と、
    前記第iの遅延回路の出力信号と、前記第iの入力信号とに基づき、前記第iの入力信号の立上りエッジから、前記第iの遅延回路の遅延時間に対応するパルス幅のワンショットパルスを生成し前記第iの入力信号の立上りエッジの検出信号として出力する論理回路と、
    を備えている、ことを特徴とする請求項9記載のレーザーダイオードドライバ装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項記載のレーザーダイオードドライバ装置を備えた光ディスク装置。
  12. グレイコードを用いた入力信号をデコードするレーザーダイオードドライバ装置の信号伝送方法であって、
    前記入力信号の立上り及び立下りエッジを検出してそれぞれ第1のエッジ検出信号及び第2のエッジ検出信号を出力し、
    前記第1エッジ検出信号及び前記第2のエッジ検出信号をそれぞれカウントクロック及びカウントリセット信号として受けるカウンタからカウントビット信号が出力され、
    前記入力信号と前記カウントビット信号とをパラレルに入力してコード変換しコード変換結果を出力する、ことを特徴とするレーザーダイオードドライバ装置の信号伝送方法。
  13. 前記カウンタは、前記カウンタクロックをカウントし、カウント値をグレイコードで前記カウントビット信号として出力し、
    前記カウンタリセット信号を入力すると、前記カウンタのカウント値をクリアするグレイコードカウンタからなる、ことを特徴とする請求項12記載のレーザーダイオードドライバ装置の信号伝送方法。
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