JP2011517429A - 工作機械用の可逆式の非常ブレーキシステム - Google Patents

工作機械用の可逆式の非常ブレーキシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2011517429A
JP2011517429A JP2011502369A JP2011502369A JP2011517429A JP 2011517429 A JP2011517429 A JP 2011517429A JP 2011502369 A JP2011502369 A JP 2011502369A JP 2011502369 A JP2011502369 A JP 2011502369A JP 2011517429 A JP2011517429 A JP 2011517429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
braking
emergency
brake shoe
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011502369A
Other languages
English (en)
Inventor
ヴィンクラー トーマス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2011517429A publication Critical patent/JP2011517429A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/0078Safety devices protecting the operator, e.g. against accident or noise
    • B23Q11/0092Safety devices protecting the operator, e.g. against accident or noise actuating braking or stopping means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D51/00Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like
    • F16D51/16Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis
    • F16D51/18Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis with two brake-shoes
    • F16D51/20Brakes with outwardly-movable braking members co-operating with the inner surface of a drum or the like shaped as brake-shoes pivoted on a fixed or nearly-fixed axis with two brake-shoes extending in opposite directions from their pivots
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2127/00Auxiliary mechanisms
    • F16D2127/001Auxiliary mechanisms for automatic or self-acting brake operation
    • F16D2127/002Auxiliary mechanisms for automatic or self-acting brake operation speed-responsive
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/081With randomly actuated stopping means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T83/00Cutting
    • Y10T83/081With randomly actuated stopping means
    • Y10T83/088Responsive to tool detector or work-feed-means detector

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Sawing (AREA)

Abstract

本発明は、回転する軸(16)を急制動するための、工作機械用の非常ブレーキシステム(10)であって、少なくとも1つのブレーキドラム(12)と少なくとも1つのブレーキシュー(18)とが設けられており、該ブレーキドラム(12)とブレーキシュー(18)とが、軸(16)の制動のために互いに係合させられるようになっており、ブレーキドラム(12)とブレーキシュー(18)との間における制動係合が、軸(16)の回転によって生じる遠心力の影響下で行われる形式のものに関する。このような形式の非常ブレーキシステムにおいて本発明の構成では、ブレーキシュー(18)を制動後にその出発位置に向かって戻すことを可能にする、少なくとも1つの戻し装置(75)が設けられている。

Description

本発明は、保護システム、特に工作機械、特に丸鋸用の非常ブレーキシステムであって、該保護システムがその保護作用を、極めて短い時間内に、一般的には数ミリ秒(典型的には1〜50ms)の範囲内において、実行し、これによって危険な状況にある工作機械の使用者を怪我から守ることができるようした保護システムに関する。
今日、使用者が回転する鋸刃と接触すること又は極めて酷い切り傷を被ることを阻止する、テーブル丸鋸盤及びフォーマット丸鋸盤用の保護システムを実現するためには、主として3つの異なった構成もしくは方式が存在する。
Saw Stop Inc. の社名で導かれていて販売されている、アメリカのメーカの保護システムは、非常ブレーキシステムであり、この非常ブレーキシステムは、相応に設置されたセンサが危険な状況を検出するやいなや、ブレーキアクチュエータと鋸刃との直接的な係合に基づいて、工作機械の制動を可能にする。この場合、熱線作動装置の使用によって、回転可能に配置されたアルミニウムブロックが、予負荷されたばねを用いて、回転する鋸刃の歯列内に押し込まれて、歯列内に食い込み、このようにして、鋸断動作中に回転する、工作機械のすべての構造物の回転エネルギを吸収するようになっている。二次効果として、鋸刃に対するこのような片側における力作用は、丸鋸テーブルに配置された構造的に特殊に構成された懸吊部によって、鋸刃を丸鋸テーブル内に沈めるために、利用される。このような配置形式によって、保護機構を作動させる工作機械の操作員が、大きな肉体の損傷を負うことを回避することができる。この公知の構成における欠点は、加工工具、つまり鋸刃の切刃に対する直接的な作用にある。それというのは歯列の一部が破損することによって、操作員に付加的な危険の及ぶおそれがあるからである。さらに、保護システムの準備を再構成するためには、鋸刃を含めたブレーキユニットを、使用可能に準備された交換ユニットと交換することが必要であり、そして操作員はこのような交換ユニットを予めストックしておかねばならない。さもないと、ブレーキ動作後に保護機能を万全にして引き続き作業を行うことができない。従ってこのような構成は、調達準備と設置に関して著しいコストと相応な時間を必要とする。さらにまた、ブレーキ動作に関与するすべての部材、つまり工作機械の回転するすべての構造物は、減速過程中に強い負荷を被ることになる。そしてこのシステムのメーカも刊行物も、装置の耐久性もしくは耐疲労性に関するデータを報告していない。
別の構成もしくは方式は、鋸刃の制動動作を導入することなしに、丸鋸テーブルにおいて鋸刃をもっぱら下降させる保護システムの使用を追求している。この場合火薬技術の点火セットを用いて、鋸刃は主軸と軸受とを含めて危険ゾーンから遠ざけられ、これによって操作員の大きな怪我を阻止することができる。この保護システム形式の欠点は、ミリ秒範囲における時間設定において大きな質量を運動、つまり降下させねばならないことにある。これによって必要となる火薬技術による点火装置、つまりこの保護アクチュエータのために不可欠と見なされる点火装置は、さらに高価な部分可逆性(Teilreversibilitaet)を呼び起こし、この部分可逆性は、使用可能に準備された保護システムを備えた工作機において直ちに行われる次の作業を、時間的にも構成的にも制限する。さらにこの保護システムは、制限された構造空間と極めて固有の方式とに基づいて、このような構造を内部に収容することができる大型で定置の装置、例えばテーブル丸鋸盤のためにしか適していない。そしてこのシステムは、例えばクロスカットソー(Kappsaege)及び留継ぎ鋸(Gehrungssaege)又はパネルソー(Paneelsaege)のような、手動案内式の小型の装置を排除することになる。
シュツットガルト大学の工作機械研究所(IFW)から刊行された、フォーマット丸鋸盤用の保護システムのための「カットストップ」と呼ばれる、公的に要請されたプロジェクトからの公報(VDI/VDE/IT)に記載された構成もしくは方式は、ディスクブレーキ装置の特殊形状を用いて、つまり自己倍力式のくさび式ブレーキ(Keilbremse)を用いて、工作機械の主軸、ひいては鋸刃を停止させるようにしたものである。この場合火薬技術による点火装置を用いてくさびが加速され、次いで、変更されたブレーキキャリパである位置固定のくさびガイドと、回転するブレーキディスクとの間に押し込まれる。特殊なくさび角α及びブレーキライニング摩擦値μの選択及び組合せのために、装置はセルフロック式に作用し、その結果この構造によって、減速される質量慣性に関連して、制動動作に対するその都度の時間的な要求を満たすことができる。この公知の保護システムにおける欠点としては次のことが挙げられる。すなわちこの保護システムにおいても、上記公報に記載されているように、保護アクチュエータの作動に続いて、相互摩擦部内においてクランプするくさびに基づいて、ブレーキユニット全体を交換する必要がある。このような交換作業のために必要な時間は、システム準備の完全な復旧のために約10〜12分の時間を要する。従って、この公知の保護システムにおいても、遅延のないシステム可逆性(Systemreversibilitaet)は部分的に制限されていると言える。
DE19536995A1に基づいて公知の、エレベータ用の安全ブレーキは、運搬手段の速度が所定の最高速度を上回った場合に、速度に関連した減速をもって駆動装置を制動する、もしくは場合によっては停止する、装置を有している。このDE19536995A1の安全ブレーキは、回転数に関連して、ロープ運転される運搬装置の駆動ディスクに対して直に作用し、該駆動ディスクの回転速度を制限することができる。遠心力ブレーキとして形成された安全ブレーキは、付加的に、搬送速度に関連してブレーキ力を強める装置を有している。
発明の課題
上に述べた従来技術を出発点として、本発明の課題は、数ミリ秒のうちに保護作用を発揮することができ、かつ上に述べた問題を少なくとも部分的に解消することができる、工作機械の保護システム、特に、択一的な構造を備えた、可逆式の保護システムを提供することである。
発明の開示
発明の利点
この課題を解決するために本発明の構成では、工作機械の回転する軸を急制動するための、工作機械用の非常ブレーキシステム、特に可逆式の非常ブレーキシステムであって、少なくとも1つのブレーキドラムと少なくとも1つのブレーキシューとが設けられており、該ブレーキドラムとブレーキシューとが、軸の制動のために互いに係合させられるようになっており、ブレーキドラムとブレーキシューとの間における制動係合が、軸の回転によって生じる遠心力の影響下で行われる形式のものにおいて、非常ブレーキシステムが所望のように作動した後で、該非常ブレーキシステムは、手動によって又は自動的に再び戻され、その結果非常ブレーキ装置は新たに準備状態に移行し、これによって工作機械のおける保護機能が新たに得られる。
本発明は、非常ブレーキシステムを完全に可逆式に戻すことを、目的としている。そしてこの非常ブレーキシステムの完全な戻しは、非常ブレーキシステムの作動後に、構成部材の交換なしに理想的に行われ、その結果、従来の作動機構及び戻し機構において生じていた付加的なコストを、有利に節減すること、もしくは完全に省くことができる。
本発明では、工作機械の制動時に、工具に直に作用もしくは係合がなされず、有利である。このよう係合がなされると、工具の破損が生じることは不可避である。本発明による工作機械は、工具を直接又は間接的に駆動する軸を制動する。このようにして、軸自体が損傷することは回避されている。そしてこれにより特に、可逆式の安全装置もしくはブレーキ装置が可能になる。
さらに本発明による構造は、別のエネルギ形態を使用することなしに、つまり場合によっては完全な可逆性を危うくしかつ可逆性に対する制限を意味するようなエネルギ形態を使用することなしに、電気機械式のシステムを実現する。
システムを戻すためのシステム決定、つまり電子制御装置のセンサデータに基づくシステムの自動的な決定や、システムの新たな運転開始を望む使用者の意識的な手動による操作である、システム決定後に、非常ブレーキシステムの可逆式に戻す戻し手段が活性化される。
場合によっては、ある程度のデッドタイムをシステムに組み込み、これにより、非常ブレーキシステムが例えば数分経過後に戻されるようになっていると、有利である。
また、すべてのシステムが、特に非常ブレーキシステムを有する工作機械が遮断され、回路網から除かれ、次いで再び活性化された後で初めて、非常ブレーキシステムの戻しを可能にする回路を設けることも可能である。
特に、非常ブレーキシステムが該非常ブレーキシステムの戻しの前に規定された状態(制動状態)に位置するようになっていると、有利である。このような規定された状態を起点として、非常ブレーキシステムの再現可能な戻し、場合によっては自動化された戻しを行うことができる。
非常ブレーキシステムの戻しのための、このような規定された出発状態を得るために、非常ブレーキシステムは有利には、単数又は複数の保持エレメントを備えた保持装置を有している。この保持装置は、ブレーキシューを制動後に確実かつ規定して制動位置に保つことを可能にする。非常ブレーキシステムの電子制御装置から発せられる、非常ブレーキシステムを戻すための信号なしには、しかしながらまた使用者による意識的な操作なしには、非常ブレーキシステムはこの幾何学的に一義的な状態に留まり、これによって一方では連結エレメントをモータの停止中に損傷することがなくなり、かつ非常ブレーキシステムの望まれていない戻りを回避することができる。
本発明による非常ブレーキシステムの有利な構成では、保持装置は従って、非常ブレーキシステムの新たな運転開始を意味するシステム決定の後で初めて、機能しなくなる。
これによって戻しに続いて遅延なく、非常ブレーキシステムの新たな作動開始が可能になり、ひいては工作機械における使用者の安全を常に保証することができる。
戻し装置は、相互摩擦部の自己倍力と、ひいては非常ブレーキシステムのジオメトリと緊密に合わせられて設計されている。戻し装置は例えば、相応に寸法設定された引張りばねエレメントや圧縮ばねエレメントの使用によって実現されることができる。
ブレーキ作用もしくは制動係合を生ぜしめるために、ロック装置が設けられていて、このロック装置は、ブレーキシューがブレーキシュー保持体に保持されるロックされた位置と、ロック解除された位置、つまり少なくとも1つのブレーキシューが解放されて、該ブレーキシューがブレーキドラムに向かって旋回運動を実施する、ロック解除された位置との間において、移動可能である。
本発明による非常ブレーキ装置では、ブレーキを操作するために単にロックもしくはロック解除力だけを使用すればよいので、有利である。それというのは、制動出力のために必要な力は非常ブレーキシステムの遠心力によって生ぜしめられるからである。
ロックもしくはロック解除力は、必要なブレーキ力よりも小さいので、ロックを極めて迅速に不作動状態にする、もしくは解除することができる。これによって、短い制動時間と合わせても、ミリ秒範囲の極めて短い時間(この時間は、典型的には1〜50msの範囲、有利には1〜20msの範囲、特に10ms以下の範囲である)が得られ、このような短時間のうちに、非常ブレーキシステムは工作機械の工具を制動することができる。
ロック装置は有利には少なくとも1つのロックエレメントを有しており、このロックエレメントは、少なくとも1つのブレーキシューと係合しているロック位置と、ブレーキシューから連結解除されたロック解除位置との間において、移動可能である。このおうなロックエレメントは例えばロックピン又はこれに類したものとして形成されていることができる。
制動位置におけるブレーキシューの規定された位置決めのために働く保持装置もしくは保持エレメントが、ロックエレメントのうちの少なくとも1つに形成されていると、有利である。
ロック装置は有利には、該ロック装置をロック位置からロック解除位置に移動させるアクチュエータを有している。
このアクチュエータは例えばマグネット式アクチュエータであり、このようなアクチュエータは、ロックピンとして形成されたロックエレメントが固定されているリング可動子を引き付け、これによってロックピンをブレーキシューから解除して、ブレーキシューを解放することができる。アクチュエータは、有利には、作動開始時に引き付けられる可動子プレートとして形成された可動子と共働する。これによって生じる、プレートに対する全面的な力作用は、横方向力のない均一な引張りを可能にし、その結果可動子プレートが旋回もしくは傾倒することは回避される。さらに、アクチュエータへの給電、及びこれに起因する可動子の引き付けは、非常ブレーキシステムの極めて短い反応時間を可能にする。
さらに、非常ブレーキシステムに対してアクチュエータを中心において支承することが可能であり、これによってアクチュエータをポットマグネットとして形成することにより、アクチュエータの中心に、駆動軸、被駆動軸及び軸線を貫通させることができる。このことは特に有利である。これによりこのアクチュエータは例えば保持エレメントを調節することもできる。
択一的に、保持装置をばねエレメントによって運転することも可能である。
本発明は、ブレーキシステムを完全に可逆式に数ミリ秒の範囲内で作動開始することを可能にしている。本発明によれば非常ブレーキシステムが作動した後で、非常ブレーキシステムの新たな作動開始を同じアクチュエータを用いて行うことができ、有利である。こことは、他の作動機構において生じていた付加的なコストの発生を阻止する。アクチュエータは、所与の要求を満たすために必要な構造空間条件に合わせて、耐疲労性に設計することができ、ひいては理想的にはメンテナンスフリーである。
本発明はさらに、例えばテーブル丸鋸盤や、クロスカットソー及び留継ぎ鋸又はパネルソーである工作機械の回転する軸の減速を、回転する軸の回転エネルギを利用して、自己倍力式又はセルフロック式の相互摩擦部の構造を用いて、実現することにも関している。このようにすることによって、数ミリ秒の範囲における所定の制動時間を保証することができる。ブレーキの本発明による構成は、軸によって直接又は間接的に駆動される工具の制動を、典型的には1〜50msの範囲、有利には1〜20msの範囲、特に10ms以下の範囲の、極めて短い時間において可能にする。
この場合、制動動作の本来の作動、つまり例えば使用者に対する危険な状況を検出するセンサの出力信号に対する応答とて行われる、制動動作の作動は、機械式、電気機械式、火薬技術式、空気力式又は液圧式に行うことができ、原則的には特定の媒体に限られるものではないが、電気機械式の作動が、簡単な構造と極めて良好な可逆性に基づいて有利である。
非常ブレーキシステムは、有利にはクラッチ装置もしくは連結装置を有しており、この連結装置は、その連結された位置においては制動すべき軸をパワートレーンと結合し、非常停止中は自動的に、制動すべき駆動軸がパワートレーンから遮断されている連結遮断位置に移動させられるようになっている。非常制動動作中にパワートレーンの連結をこのような遮断することによって、例えば駆動軸とかつ場合によっては減速段を有しているパワートレーンが、本来の制動動作から除外され、これによってパワートレーンが制動動作中に生じる大きな減速モーメントにさらされることはなくなる。このことには一方では、制動動作によるパワートレーンの構成部材の損傷を回避することができる、という利点がある。また他方では、駆動側の構成部材のジオメトリを構造的に、制動動作の必要性もしくは要求に合わせる必要がなく、これにより駆動側構成部材を、その強度に関してあまり配慮する必要がなくなり、安価に製造することができる、という利点がある。そしてパワートレーンの構成部材を制動する必要がないことに基づいて、さらに付加的に、減速される質量慣性モーメントを有利に減じることができる。相応に、鋸刃の制動動作のために必要な時間を、同じ力作用において、著しく短縮することができる。もちろん択一的に、制動時間が変わらない場合には、力作用を減じることが可能である。
本発明の有利な構成では、制動される軸は中空軸として形成されており、この中空軸の中空室内にパワートレーンの駆動軸が配置されている。連結装置はこの場合有利には、少なくとも1つのブレーキシューに設けられている突出部によって形成されており、この突出部は、連結された位置では、制動される軸に設けられた貫通孔を貫いて、駆動軸の切欠きに係合し、これによって駆動軸と制動される軸とは互いに回動不能に結合され、また遮断された位置では、駆動軸の切欠きとの係合外に移動し、その結果制動される軸はもはや駆動軸によって駆動されなくなる。このようにして制動動作中におけるパワートレーンの遮断を実現することができる。突出部は有利には切欠きと形状結合式に係合しており、これによって切欠き内における突出部の確実な係合が達成される。そのために突出部は有利には円弧状に形成され、切欠きはプリズム形状に形成されている。
本発明はさらに、上述のような非常ブレーキシステムを備えた工作機械にも関する。この工作機械は、鋸、特に丸鋸であり、より正確に言えば、テーブル丸鋸盤、パネルカットソー及び留継ぎ鋸又はパネルソーである。他の工作機械、特にボール盤や研削盤のような他の機械にも、同様に本発明による非常ブレーキシステムを設けることができる。
しかしながらまた、特殊な動機から数ミリ秒の範囲における所定の時間内に所望のように実施される減速が必要な、他の工作機械にも、本発明による非常ブレーキシステムは適用可能である。他の工作機械への本発明の適応は、個々の事例において可能である。
実施形態
以下においては図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
制動動作が開始されていない状態における、本発明の1実施形態による非常ブレーキシステムを示す正面図である。 制動動作が開始された状態における、図1に示された非常ブレーキシステムを示す正面図である。 制動動作が開始されていない状態における、図1及び図2に示された非常ブレーキシステムを示す縦断面図である。 制動動作が開始された状態における、図1〜図3に示された非常ブレーキシステムを示す縦断面図である。 制動動作が開始されていない状態における、図1〜図4に示された非常ブレーキシステムを示す横断面図である。 制動動作が開始された状態における、図1〜図5に示された非常ブレーキシステムを示す横断面図である。 本発明による非常ブレーキシステムのアクチュエータを示す図である。 本発明による非常ブレーキシステムをロック装置と共に示す断面図である。 ブレーキシューに戻しばねが設けられている、本発明による戻し装置の1実施形態を示す斜視図である。 本発明による保持装置を示す図である。 手動式の戻し装置の1実施形態を示す斜視図である。 テーブル丸鋸盤として形成された本発明による工作機械の1実施形態を示す側面図である。 テーブル丸鋸盤として形成された本発明による工作機械の別の実施形態を上から見て示す平面図である。
図1〜図8を参照して、本発明による非常ブレーキシステムの基本構造について説明する。
図9、図10及び図11を参照して、非常ブレーキシステムの本発明によるリセット装置の詳細を説明する。
図12及び図13には、本発明による非常ブレーキシステムを備えたテーブル丸鋸盤としての本発明による工作機械が示されている。
図1〜図6は、本発明の1実施形態による非常ブレーキシステムを概略的に示す図であり、全体を符号10で示されているこの非常ブレーキシステムは、例えば、図12もしくは図13に示されたテーブル丸鋸盤(Tischkreissaege)の鋸刃を、危険状況において、数ミリ秒の極めて短い時間内に停止させるために働く。
非常ブレーキシステム10は、位置固定のブレーキドラム12を有しており、このブレーキドラム12は、例えば鋸の図示されていないフレーム構造部材に固定されている。このフレーム構造部材は構造的に、減速段階中に生じるブレーキモーメントに耐えて、このようなブレーキモーメントを受け止めることができるように、設計されていなくてはならない。さらに非常ブレーキシステム10は、ブレーキシュー保持体14を有しており、このブレーキシュー保持体14が、鋸刃側の被駆動軸16と堅く結合されており、その結果ブレーキシュー保持体14は被駆動軸16と一緒に、矢印17で示された回転方向において回転する。ブレーキシュー保持体14には、互いに直径方向で対向して位置している2つのブレーキシュー18が固定されており、両ブレーキシュー18はそれぞれ旋回ピン20を中心にして旋回可能に支承されている。両ブレーキシュー18はそのブレーキドラム12に向いた面にそれぞれ摩擦ライニング22を備えており、これらの摩擦ライニング22は非常ブレーキシステム10の制動動作中に、位置固定のブレーキドラム12と係合し、その結果摩擦ライニング22とブレーキドラム12とは相互摩擦部を形成する。
制動動作がなお開始されていない図1に示された状態では、ブレーキシュー18はロック装置26のロックピン24を用いて、ブレーキシュー保持体14に不動に保持されており、その結果ブレーキシュー18は旋回ピン20を中心にして旋回することができない。ロックピン24はロック装置26の一部であり、ロック装置26はさらにマグネットアクチュエータ28を有しており、このマグネットアクチュエータ28によってロックピン24は、ブレーキシュー18がブレーキシュー保持体14に保持されるロックされた位置と、ロック解除された位置との間において移動可能であり、ロック解除された位置においてブレーキシュー18は解放され、旋回ピン20を中心にした旋回運動を行い、これによって摩擦ライニング22とブレーキドラム12との間における制動係合を生ぜしめることができる。
図3に示されているように、ロック装置26のマグネットアクチュエータ28は、被駆動軸16に堅く固定されている。択一的にマグネットアクチュエータ28は、図示されていない位置固定のハウジング部分に固定されていてもよく、無接触式にロックピン24に作用することができる。マグネットアクチュエータ28によって前進及び後退運動可能なロックピン24は、ブレーキシュー保持体14に設けられた貫通孔30を貫いて延びていて、ブレーキ動作がまだ導入されていない図1、図3及び図5に示された状態において、それぞれブレーキシュー18に設けられている係合孔32内に係合している。このようにしてブレーキシュー18はブレーキシュー保持体14にロックされる。
ブレーキシステム10の作動開始時にマグネットアクチュエータ28は、ロックピン24が固定されているリング可動子29を、ブレーキシュー保持体14からリリース距離sだけ引き付け、これにより、ブレーキシュー18を解放する(図4及び図8参照)。ブレーキシュー18は、回転する被駆動軸16によって生ぜしめられる遠心力もしくは遠心加速に基づいて、位置固定のブレーキドラム12に接触し、これによって被駆動軸16の減速のために必要な相互摩擦部が、ブレーキシュー18の摩擦ライニング22とブレーキドラム12との間に形成される。たとえロックピン24が図示の実施例ではマグネットアクチュエータ28を用いて前進運動及び後退運動するとしても、付言すれば、ロックピン24はばね力27又はこれに類したものの作用下で両運動方向のうちの一方の方向において運動するようになっていてよい。例えばロックピン24の前進運動はマグネットアクチュエータ28の影響下で行うことができ、これに対してロックピン24の後退運動を単数又は複数のばねエレメント27によって、又はそれとは逆に行うことができる(例えば図7参照)。
作動開始時に制御されるマグネットアクチュエータ28は、コイル72と帰磁路74とから成る磁界70から成っており、この磁界70は作動開始時に活性化される。特に図3及び図7に示されているように、可動子29はアクチュエータ28に対して所定の間隔をおいて配置されている。この間隔は同時にブレーキシステム10においてロックピン24の突出値Sを形成している。
磁力Fmagによって可動子29は磁界70によって引き付けられることができ、これによってブレーキシステム10のロックピン24は同じ運動を実施する。これによりブレーキシステム10は活性化される。マグネットアクチュエータ28はこの場合常に、例えばハウジングにしっかりと取り付けられており、これによって前記磁力Fmagを支持することができる。
もちろん、マグネットアクチュエータ28の作動は、操作員がテーブル丸鋸盤の鋸刃に近くで危険にさらされるような状態を検出する相応なセンサの出力信号によって行われる。特に服やその他の材料の検出を可能にする、このようなセンサは、例えばレーダセンサ、特にUWBレーダセンサ(UWB=Ultra Wide Band)及び/又は光学式センサ、特にNIRシステム(NIR=Near Infra Red)であってよいが、これらのセンサに限定されるものではない。これらのセンサは従来技術において公知であるので、以下においてはこれらのセンサについての説明は省く。
図8には、本発明によるブレーキシステム10がロック装置26と共に断面図で示されている。
特に図5及び図6から分かるように、非常ブレーキシステム10を用いて制動される被駆動軸16は、中空軸として形成されていて、この中空軸もしくは被駆動軸16の中空室内には駆動軸34が受容されており、この駆動軸34は、図示されていないパワートレーンの一部を形成している。被駆動軸16と駆動軸34とを回動不能に互いに結合するために、ブレーキシュー18には、被駆動軸16及び駆動軸34の中心点に向かって突出する円弧状の突出部36が形成されており、これらの突出部36はそれぞれ、被駆動軸16に設けられた貫通孔38を貫いて、駆動軸34のプリズム形の切欠き40に係合する(図5参照)。ブレーキシュー18に設けられた突出部36が、駆動軸34の対応する切欠き40に係合することによって、被駆動軸16と駆動軸34とは互いに回動不能に結合される。
図5に示された状態を起点として制動動作が導入されると、ブレーキシュー18は、ロックピン24が遮断距離sだけブレーキシュー18から引き出された後で、それぞれの旋回ピン20を中心にしてブレーキドラム12に向かって旋回もしくは回転し、その結果、ブレーキシュー18に配置された突出部36は、駆動軸34の所属の切欠き40との係合外にもたらされ、これによって駆動軸34は被駆動軸16から連結を遮断される。この遮断によってパワートレーンは制動動作中に生じる減速モーメントにさらされることはなく、その結果パワートレーンが損傷することを防止することができる。さらに、パワートレーンの構成部材を僅かな頑丈さでもしくは低い強度で構成することが可能になる。それというのは、パワートレーンの構成部材が制動動作中に大きな負荷にさらされることはない空である。例えばモータ側の駆動軸34の横断面は、パワートレーンを遮断するための遮断装置が設けられていない場合に比べて、小さく構成することが可能である。しかしながらこれによって得られる極めて大きな利点は、減速される構成部材の数が最少に減じられることである。このことは減速段階中に、システム荷重に対してポジティブな影響を及ぼす。
ブレーキシステムの構造の幾何学的な寸法に関連して、ブレーキシステムの倍力係数C* が規定されており、この倍力係数C* は、図示の構成では、システムの自己倍力(Selbstverstaerkung)又はセルフロック(Selbsthemmung)の範囲にある。システムの自己倍力又はセルフロックのこの場合のためには、相互摩擦部を形成するために単に短いインパルスだけしか必要ない。それというのは、ブレーキシュー18は、生じる圧力場タンスの結果ブレーキドラム12に押し付けられるからである。
倍力係数はさらに次のように規定される:
Figure 2011517429
係数C* が正の場合には、力は、図に示された方向で作用する。摩擦力FRはこの場合、係数C* だけ強められた緊締力FSPによって生ぜしめられる。μ=tanαに対して、C* のための等式は極位置(Polstelle)を有しており、その結果この倍力係数は無限に近づく。このポイントにおいて実際には、不安定なバランスのシステム状態が存在している。パラメータtanα<μの選択に対しては、負の倍力係数C* が生じる。このことは、力バランスを維持するために生じなくてはならない、緊締力FSPの方向の理論的な逆転を意味している。実際にはこのような事例は、自己倍力式のシステムにおける特殊な状態の特徴を示す。摩擦片、つまりブレーキシューは、生じる摩擦力Fによって付加的に走行ベルトに押し付けられる。これによって、摩擦力と垂直力(Reib- und Normalkraefte)とが交互に連続的に高まることに基づいて、理想的には短時間のうちに、相互摩擦部の静止摩擦が発生する。その結果この静止摩擦によってシステム全体がロックされる。これに関連して一般的にはセルフロックということが言われる。この場合有利には、ブレーキシューの遠心力によって伝達される力よりも大きな力が発生する。
従って相互摩擦部の摩擦係数μに関連して、自己倍力もしくはセルフロックが発生する領域を示す角度αが生じる。この場合、少なくとも1つの摩擦相手もしくはブレーキパートナの摩擦ライニングを不均一に構成すると有利な場合がある。
相互摩擦部の摩擦円周力の2つの側における係合作用を使用することに基づいて、本発明において使用されるころがり軸受は優しく扱われ、つまり負荷が小さくなり、システム全体の耐久性の利益に基づいて、改良されること又は新たに構成されることが不要であり、これによってさらに、高められた質量慣性がシステム内にもたらされる。
上に述べた構造によって、さらにブレーキユニットの環状の外側ジオメトリが回避され、これによって、コンパクトな構造を有していて容易にカプセル化することができる閉鎖されたシステムを実現することができ、このシステムは、工作機械の取扱いにおける労働者保護の特殊な利益に、ポジティブに組み込まれる。
可能な戻し装置もしくは戻し手段については、以下に実施形態を参照しながら具体的に詳説する。なお付言すれば、本発明の図示の実施形態に制限されるものではない。
駆動軸34の切欠き40内にブレーキシュー18を新たにもたらすことを可能にするために、図9に示された戻しばね76が、戻し装置75の戻しエレメントとして設けられている。これらの戻しばね76は、圧縮ばねとして形成されていても引張りばねとして形成されていてもよい。これらのばねエレメント76を用いて両方のブレーキシュー18は、制動後に被駆動軸16の位置とは無関係に、駆動軸34に向かって移動させられることができる。ばねの端部77においてこれらの戻しエレメント76は、ブレーキシュー保持体14と結合されている。これによって戻し装置は、矢印86の方向でブレーキシューに作用する戻し力を生ぜしめる。このばね力は、該ばね力とは逆方向に作用する、制動を導入する遠心力に比べて小さいので、制動開始時間に対する戻し手段76の影響は無視することができる。
しかしながら、相互摩擦部が被駆動軸16を既に停止に到るまで減速してはいるが、モータ遮断に基づいて駆動軸34はさらに高速回転する、ということを考慮しなくてはならない。これに基づいて、特殊な構造エレメントの使用なしには、モータ高速回転中における成形エレメントの早期の摩耗と伴う「クラッチラチェッティング(Kupplungsrasseln)」の生じるおそれがある。
図10に示された保持装置はこのことを阻止する。すなわちこの場合保持突起80として形成された保持エレメントであって、ロックピン24に機能エレメントとして設けられている保持エレメントは、それぞれのブレーキシュー18におけるフライス加工された凹部(Einfraesung)82に係合し、これによりブレーキシュー18を制動位置に保つ。システムの電子制御装置90(例えば図12参照)によって、しかしながらまた使用者による意識的な操作としても行うことができる、システムの戻し信号なしには、システムは、幾何学的に明確なこの状態に留まっているので、一方ではモータの高速回転中におけるクラッチエレメントが優しく扱われ、かつ他方ではシステムの不都合なリセットが行われない。
法的な規則が、使用者による安全システムの意識的なリセットを必要とする場合には、戻し装置75を完全に機械式に構成することが、有利であり、このように構成されていると、システムは、準備状態への戻しに関して、使用者の意識的な操作に対してしか反応しない。
そのために適した手動式の戻し装置75が図11に示されている。戻しレバー86が使用者によって動かされると、この運動はリリースフォーク88を用いてリリースシステムの可動子プレート29に伝達される。戻しレバーはこの場合例えばハウジング固定部54における回転中心52を介して運動することができる。これによってロックピン24は新たに引っ張られ、ロックピン24の保持エレメント80はブレーキシュー18を再び解放する。
これによって脚付ばね76の戻し力は、ブレーキシュー18を駆動軸34に向かって運動させることができ、その結果システムの駆動側と被駆動側との間における新たな形状結合(Formschluss)を行うことができる。これによりばね負荷されたロックピン24は新たに、ブレーキシュー18の孔84内に進入し、システムは準備状態に移行する。もちろんこの反応は、電子制御装置によっても引き起こすことができ、その結果自動化された戻し動作が制動後に実施される。
図12及び図13には本発明による工作機械の実施形態が示されており、この工作機械は、非常ブレーキシステム10と、特に例えば人間の手の組織のような、特定の物質形式の存在認識のためのセンサシステムとを備えている。図12に側面図で示された鋸刃48はテーブル丸鋸盤(ベンチトップシステム:Benchtop-system)であり、かつ認識装置52を有しており、この認識装置52は、工作機械作業領域56内における物質54、特に例えば組織の存在を認識するために設けられている。検出装置52は少なくとも1つのセンサ50を有しており、このセンサは、図12に示されているように、工作機械の作業領域の上における一平面に配置されていることができる。択一的に検出装置52のセンサ50は、作業テーブル40に直に配置されていてもよい。両方の可能性は個々に実現されても、図12に示されているように同時に実現されてもよい。特に人間の組織、しかしながらまた他の物質を検出する検出装置52は、例えばレーダセンサ、特にUWBレーダセンサ(URB=Ultra Wide Band)及び/又は光学式センサ、特にNIRシステム(NIR=Near Infra Red)を有することができる。
工作機械の鋸刃のすぐ前における危険領域において例えば手54が検出されると、作動信号が発生され、この作動信号はアクチュエータ28を作動させ、このアクチュエータ28によってブレーキシュー18の安全ピン24が運動させられ、その結果ブレーキシュー18は、上に述べたように、遠心力によってブレーキドラム12に向かって移動させられ、そして制動動作を導入する。
図13には、テーブル丸鋸盤48の実施形態が上から見た平面図で示されている。モータ60は伝動装置63を介して工具を駆動し、この工具は図13の実施形態では鋸刃66である。この鋸刃66は緊締装置68を介して被駆動軸16に固定されている。非常ブレーキシステム10はこの場合有利には伝動装置63と軸16との間に配置されており、つまり作動時に軸16を、駆動する伝動装置63から遮断することを可能にする。非常ブレーキもしくは急制動の場合、これによって伝動装置段もしくはギヤ段の過負荷が回避される。伝動装置段とモータ軸とはこの場合一貫して互いに遮断される。
上述の実施形態ではテーブル丸鋸盤が工作機械の例として選択されているが、もちろん、本発明の原理は他の工作機械に対しても適用可能である。
最後にさらに述べると、本発明による非常ブレーキシステムは上述の実施形態に制限されるものではなく、本発明の枠内において、種々様々な変更が可能である。

Claims (14)

  1. 回転する軸(16)を急制動するための、工作機械用の非常ブレーキシステム(10)であって、少なくとも1つのブレーキドラム(12)と少なくとも1つのブレーキシュー(18)とが設けられており、該ブレーキドラム(12)とブレーキシュー(18)とが、軸(16)の制動のために互いに係合させられるようになっており、ブレーキドラム(12)とブレーキシュー(18)との間における制動係合が、軸(16)の回転によって生じる遠心力の影響下で行われる形式のものにおいて、
    ブレーキシュー(18)を制動後にその出発位置に向かって戻すことを可能にする、少なくとも1つの戻し装置(75)が設けられていることを特徴とする、工作機械用の非常ブレーキシステム。
  2. 戻し装置(75)の戻し手段(76)がブレーキシュー(18)に形成されている、請求項1記載の非常ブレーキシステム。
  3. 戻し装置(75)の戻し手段がブレーキドラム(12)に形成されている、請求項1記載の非常ブレーキシステム。
  4. 戻し手段(76)が、システムの新たな運転開始に関するシステム決定後に、ブレーキシステムを戻すためもしくはリセットするために活性化可能である、請求項1から3までのいずれか1項記載の非常ブレーキシステム。
  5. ブレーキシュー(18)を制動後に規定された制動位置に保つことを可能にする、少なくとも1つの保持装置が設けられている、請求項1から4までのいずれか1項記載の非常ブレーキシステム。
  6. 保持装置が少なくとも1つの保持エレメント(80)を有しており、該保持エレメント(80)が、少なくとも1つのブレーキシュー(18)の制動位置において該ブレーキシューに係合する、請求項5記載の非常ブレーキシステム。
  7. 保持装置又は少なくとも1つの保持エレメント(80)が、ブレーキシュー(18)のロック装置(26)の少なくとも1つのロックエレメント(24)に配置されている、請求項5又は6記載の非常ブレーキシステム。
  8. 保持装置が、システムの新たな運転開始のためのシステム決定後に不作動になる、請求項5から7までのいずれか1項記載の非常ブレーキシステム。
  9. 戻し装置(75)の戻し手段(76)が自動的に運転されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の非常ブレーキシステム。
  10. 戻し装置(75)が少なくとも1つの弾性的なばねエレメント(76)を有している、請求項1から9までのいずれか1項記載の非常ブレーキシステム。
  11. ばねエレメント(76)のばね力が、制動を導入する遠心力よりも小さい、請求項4記載の非常ブレーキシステム。
  12. 戻し手段(86,88)が手動操作式である、請求項1から8までのいずれか1項記載の非常ブレーキシステム。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項記載の非常ブレーキシステム(10)を備えた工作機械。
  14. 工作機械が鋸、有利には丸鋸であり、特にテーブル丸鋸盤(48)である、請求項13記載の工作機械。
JP2011502369A 2008-03-31 2009-03-31 工作機械用の可逆式の非常ブレーキシステム Withdrawn JP2011517429A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102008000891.5 2008-03-31
DE200810000891 DE102008000891A1 (de) 2008-03-31 2008-03-31 Schutzsystem für Werkzeugmaschinen
PCT/EP2009/053783 WO2009121862A1 (de) 2008-03-31 2009-03-31 Reversibles notbremssystem für werkzeugmaschinen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011517429A true JP2011517429A (ja) 2011-06-09

Family

ID=40220054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011502369A Withdrawn JP2011517429A (ja) 2008-03-31 2009-03-31 工作機械用の可逆式の非常ブレーキシステム

Country Status (11)

Country Link
US (6) US8677870B2 (ja)
EP (6) EP2274135B1 (ja)
JP (1) JP2011517429A (ja)
CN (6) CN101980826B (ja)
AT (3) ATE522317T1 (ja)
AU (1) AU2009231490A1 (ja)
DE (1) DE102008000891A1 (ja)
ES (2) ES2364176T3 (ja)
RU (4) RU2508976C2 (ja)
TW (5) TWI488707B (ja)
WO (6) WO2009121429A1 (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CL2009000560A1 (es) * 2008-03-11 2010-02-19 Univ Duke Un metodo para endurecer un medio endurecible por radiacion que comprende colocar una composicion dentro de un objeto para ser endurecido, la aplicacion de al menos uno elegido entre rayos x, rayos gama o haz de electrones a traves del objeto y dentro de la composicion.
DE102008000891A1 (de) 2008-03-31 2009-10-01 Robert Bosch Gmbh Schutzsystem für Werkzeugmaschinen
WO2010059786A1 (en) 2008-11-19 2010-05-27 Power Tool Institute Safety mechanisms for power tools
DE102009029066A1 (de) 2009-09-01 2011-03-03 Robert Bosch Gmbh Werkzeugvorrichtung
DE102010030077A1 (de) * 2010-06-15 2011-12-15 Hilti Aktiengesellschaft Eintreibvorrichtung
DE102011005812A1 (de) * 2011-03-18 2012-09-20 Robert Bosch Gmbh Werkzeugmaschinenbremsvorrichtung
DE102011005809A1 (de) * 2011-03-18 2012-09-20 Robert Bosch Gmbh Werkzeugmaschinenbremsvorrichtung
CN103291782B (zh) * 2012-03-21 2016-01-20 上海振华重工(集团)股份有限公司 转动自锁装置
JP5985385B2 (ja) * 2012-12-27 2016-09-06 住友重機械工業株式会社 ギヤモータ
US9995352B2 (en) * 2015-01-14 2018-06-12 Nelson Irrigation Corporation Viscous rotational speed control device
US9657790B2 (en) 2015-01-14 2017-05-23 Nelson Irrigation Corporation Viscous rotational speed control device
DE202015000702U1 (de) * 2015-01-30 2016-05-04 Solo Kleinmotoren Gmbh Momentgesteuerte Bremseinrichtung für angetriebene Werkzeuge
US10413979B2 (en) * 2016-08-05 2019-09-17 Robert Bosch Tool Corporation Table saw with cutting blade safety feature
US10658953B2 (en) * 2017-05-08 2020-05-19 Scott J Swaaley Methods and devices for universal braking, safe start protection, and other motor control for alternating current devices
US20190234559A1 (en) * 2018-01-31 2019-08-01 Hollymatic Corporation Method and system to monitor and shut down saw
TWI658681B (zh) * 2018-03-29 2019-05-01 台達電子工業股份有限公司 馬達煞車模組
CN110323892B (zh) 2018-03-29 2020-07-28 台达电子工业股份有限公司 马达刹车模块
WO2019226644A1 (en) 2018-05-21 2019-11-28 The Giovanni Project LLC Treadmill with lighting and safety features
US10722752B2 (en) 2018-05-21 2020-07-28 The Giovanni Project LLC Treadmill with lighting and safety features
US11918847B2 (en) 2018-05-21 2024-03-05 The Giovanni Project LLC Braking and locking system for a treadmill
US10758775B2 (en) 2018-05-21 2020-09-01 The Giovanni Project LLC Braking and locking system for a treadmill
DE102019206810A1 (de) * 2018-05-31 2019-12-05 Bosch Limited Eine Halteanordnung für ein Kreissägewerkzeug
US11224781B2 (en) 2019-02-28 2022-01-18 The Giovanni Project LLC Treadmill with lighted slats and power disks
US11291881B2 (en) 2019-02-28 2022-04-05 The Giovanni Project LLC Treadmill with lighted slats
DE102019205475A1 (de) * 2019-04-16 2020-10-22 Festool Gmbh Werkzeugvorrichtung und Verfahren
DE102019209523A1 (de) * 2019-06-28 2020-12-31 Continental Teves Ag & Co. Ohg Trommelbremse für ein drehbares Element
IT201900024217A1 (it) * 2019-12-17 2021-06-17 Engines Eng S R L Frizione centrifuga.
CN112275378B (zh) * 2020-10-10 2022-02-11 江苏山宝集团有限公司 一种操作安全电机具有自保功能的对辊式制砂机
CN112318073A (zh) * 2020-10-28 2021-02-05 哈尔滨电机厂有限责任公司 一种刚性磁轭内键槽立式加工工艺方法
US20240001501A1 (en) * 2020-11-17 2024-01-04 Festool Gmbh Electric power tools with safety brakes that include impulse solenoids and methods of operating the electric power tools
CN112405068A (zh) * 2020-11-19 2021-02-26 侯启明 一种针对轴承加工切割的转轴失速自动保护装置
CN113803386B (zh) * 2021-08-26 2023-04-25 深圳城邦机电工业有限公司 一种用于升降装置中的电机抱闸机构
CN114888611B (zh) * 2022-05-07 2023-12-26 山东润龙精密机床有限公司 一种数控机床制造用紧急保护装置
CN118060966B (zh) * 2024-04-22 2024-06-25 江西省力速数控机械有限公司 一种数控机床制造用紧急保护装置

Family Cites Families (67)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1876541A (en) * 1932-09-13 Reissued
US1811066A (en) * 1929-02-23 1931-06-23 Carl E Tannewitz Sawing machine
US2047556A (en) * 1932-08-23 1936-07-14 Radiator Specialty Company Brake mechanism
US2151151A (en) * 1937-06-05 1939-03-21 Horacio E Perez Automatic gear transmission
US2451373A (en) * 1943-01-01 1948-10-12 Union Switch & Signal Co Speed controlled motor-driven gate
US2388946A (en) * 1943-01-01 1945-11-13 Union Switch & Signal Co Speed governor
US2424306A (en) * 1946-01-12 1947-07-22 Westinghouse Electric Corp Motor plugging brake
US2471747A (en) * 1946-08-06 1949-05-31 Hinden Werner Centrifugally operable clutch
US2808905A (en) * 1950-10-21 1957-10-08 Bohl Elfriede Speed governor
US2755396A (en) * 1952-09-17 1956-07-17 Jack & Heintz Inc Automatic braking mechanism
US2818147A (en) * 1955-01-31 1957-12-31 Mall Tool Company Engine governor and clutch
US2942711A (en) * 1956-05-18 1960-06-28 Hugh A Zindler Centrifugal and camming clutch and pulley
US3021881A (en) * 1956-12-31 1962-02-20 Yuba Cons Ind Inc Power saw
SU109478A1 (ru) * 1957-02-27 1957-11-30 Н.П. Рыбалко Способ динамического торможени шахтных подъемных машин с асинхронным приводом
US3032146A (en) * 1958-04-01 1962-05-01 Clark Controller Co Magnetic brakes
US3026980A (en) * 1958-12-22 1962-03-27 Hoffco Inc Centrifugal clutch with controlled self-energizing action
US3329245A (en) * 1965-04-09 1967-07-04 Marquette Tool And Die Company Clutch drum with resilient coupling
DE1230531B (de) * 1965-04-10 1966-12-15 Dornier System Gmbh Bremseinrichtung fuer Seilschleppwinden, insbesondere in Luftziel-Schleppsystemen
US3469313A (en) * 1966-10-12 1969-09-30 Bill V Martin Portable saw
US3576242A (en) * 1969-01-08 1971-04-27 Fmc Corp Braking roller
US3533357A (en) * 1969-04-01 1970-10-13 J L Brandon Apparatus for ascending an inclined guy or the like
DE2014996C3 (de) * 1970-03-28 1974-01-31 Olympia Werke Ag, 2940 Wilhelmshaven Fliehkraftgesteuerte Tabulatorbremse für Schreib - oder ähnliche Maschinen
AT309730B (de) * 1970-10-19 1973-08-27 Stahl Aufzuege Sicherheitseinrichtung an einem Aufzugsantrieb
US3785465A (en) * 1972-02-22 1974-01-15 R Johansson Centrifugal clutches in series with brake
SU474498A1 (ru) 1972-03-24 1975-06-25 Ленинградский Завод Подъемно-Транспортного Оборудования Им.С.М.Кирова Центробежный тормоз
SE369544B (ja) * 1973-01-12 1974-09-02 R Johansson
US3857180A (en) * 1973-03-22 1974-12-31 Mcculloch Corp Chain saw inertia clutch assembly
US3858095A (en) * 1973-08-28 1974-12-31 Riedl Ohg Adolf Protective circuit arrangement for band cutter machines
US3971463A (en) * 1975-05-14 1976-07-27 Zindler Hugh Alan Progressively engaged centrifugal clutch
US4145940A (en) * 1978-01-26 1979-03-27 Woloveke Eugene L Brake apparatus for a motor driven saw blade
SU775469A1 (ru) 1979-01-11 1980-10-30 За витель Тормозной механизм
US4282953A (en) * 1979-03-02 1981-08-11 Park Mobile, Inc. Emergency overspeed brake
US4282958A (en) * 1979-09-13 1981-08-11 Zindler Hugh Alan Drive transmission
US4531617A (en) * 1980-04-10 1985-07-30 D. Wickham And Company Limited Overspeed safety braking device
SE436713B (sv) * 1983-05-20 1985-01-21 Electrolux Ab Givare for utlosning av automatiska skyddsstoppanordningar vid handmanovrerade, motordrivna verktyg
SU1137265A1 (ru) 1983-07-04 1985-01-30 Ивано-Франковский Институт Нефти И Газа Барабанно-колодочный тормоз
BG44923A1 (ja) 1986-06-24 1989-03-15 Georgi I Georgiev
DE8708955U1 (de) * 1987-06-27 1987-12-17 Fischbach GmbH & Co KG Verwaltungsgesellschaft, 5908 Neunkirchen Fliehkraftbremse
US5105925A (en) 1990-11-27 1992-04-21 Tremaglio Neil L Stop spindle attachment for automatic Swiss screw machines
JPH04333487A (ja) * 1991-05-09 1992-11-20 Hitachi Ltd エレベーター並びに制動装置
JP3064130B2 (ja) 1992-11-13 2000-07-12 信越化学工業株式会社 泡抑制剤組成物
US5560465A (en) * 1995-02-06 1996-10-01 Zindler; Hugh A. Centrifugal clutch
DE19536995C2 (de) * 1995-10-04 2000-11-16 Wittur Aufzugteile Gmbh & Co Sicherheitsbremse für seilbetriebene Förderanlagen
JP2806499B2 (ja) * 1996-07-01 1998-09-30 本田技研工業株式会社 摩擦材
TW426667B (en) 1997-11-19 2001-03-21 Pfizer Piperidinylaminomethyl trifluoromethyl cyclic ether compounds as substance P antagonists
US5988328A (en) * 1998-03-17 1999-11-23 Dana Corporation Spring set centrifugally released brake
FR2783582B1 (fr) * 1998-09-23 2000-11-17 Bosch Syst Freinage Frein a tambour utilisant un rattrapage automatique de jeu a inhibition selective
US6247570B1 (en) * 1999-10-14 2001-06-19 Hugh A. Zindler Fail-safe adjustable centrifugal clutch
DE19950622A1 (de) * 1999-10-20 2001-05-31 Schott Glas Reibbelag für Bauelemente in Bremssystemen
JP2001159434A (ja) * 1999-12-01 2001-06-12 Wakayama Nainenki Co Ltd 緊急ブレーキ装置
TW521129B (en) * 2000-08-18 2003-02-21 Akebono Brake Ind Braking device
CN1206151C (zh) * 2000-10-31 2005-06-15 三菱电机株式会社 电梯调速机
DE10118035A1 (de) * 2001-04-11 2002-11-07 Bosch Gmbh Robert Elektromotor mit Bremse
EP1258969B1 (de) * 2001-05-18 2007-10-03 Siemens Schweiz AG Stellantrieb mit einer Fliehkraftbremse
RU27376U1 (ru) 2002-02-28 2003-01-27 АОЗТ "Конструктор" Дисковый тормоз подъемника, например, эскалатора
CN1272454C (zh) * 2003-09-08 2006-08-30 郑州轻工业学院 一种铜基粉末冶金摩擦材料
CN2680926Y (zh) * 2004-03-10 2005-02-23 梁育红 浮动式免调机动车制动器
FR2870304B1 (fr) * 2004-05-14 2007-03-09 Michel Chabrut Coupleur entre un arbre moteur de sortie rotatif d'un dispositif de coupe et un organe de coupe rotatif et dispositif de coupe equipe d'un tel coupleur
DE102004055237A1 (de) 2004-11-16 2006-05-18 Robert Bosch Gmbh Mitnahme- und Blockiervorrichtung
RU2291793C2 (ru) * 2004-12-29 2007-01-20 Сергей Сергеевич Лиманский Система электропитания транспортного средства с электротягой, обеспечивающая надежное экстренное торможение и возможность аварийного самостоятельного автономного движения после торможения
TWM284781U (en) * 2005-07-06 2006-01-01 Shing-Jr Jungli Brake device of power tool
CN101063302A (zh) 2006-04-28 2007-10-31 王明根 转轴限速装置
DE202006009702U1 (de) * 2006-06-21 2007-10-25 Mafell Ag Transportables Elektrowerkzeug
KR100768644B1 (ko) * 2006-12-15 2007-10-18 김덕영 보행보조기의 자동 브레이크장치
CN201031893Y (zh) * 2007-04-09 2008-03-05 山东省费县金轮机械厂 双向超越离合器
DE102008000891A1 (de) * 2008-03-31 2009-10-01 Robert Bosch Gmbh Schutzsystem für Werkzeugmaschinen
DE102009029090A1 (de) * 2009-09-02 2011-03-31 Robert Bosch Gmbh Notbremssystem für Werkzeugmaschinen

Also Published As

Publication number Publication date
US8677870B2 (en) 2014-03-25
ATE550139T1 (de) 2012-04-15
CN101980827B (zh) 2016-01-20
US8827055B2 (en) 2014-09-09
CN101980826A (zh) 2011-02-23
RU2010144308A (ru) 2012-05-10
EP2274133B1 (de) 2013-12-25
ES2380434T3 (es) 2012-05-11
WO2009121429A1 (de) 2009-10-08
EP2262609A1 (de) 2010-12-22
WO2009121865A1 (de) 2009-10-08
EP2274135B1 (de) 2011-08-31
CN101980830B (zh) 2015-07-22
RU2516419C2 (ru) 2014-05-20
TWI482680B (zh) 2015-05-01
CN101980831B (zh) 2014-12-03
CN101980829A (zh) 2011-02-23
US20110100177A1 (en) 2011-05-05
RU2516426C2 (ru) 2014-05-20
CN101980829B (zh) 2014-06-04
EP2262610A1 (de) 2010-12-22
ATE511943T1 (de) 2011-06-15
TW200940238A (en) 2009-10-01
US8689948B2 (en) 2014-04-08
US20110088525A1 (en) 2011-04-21
CN101980826B (zh) 2015-11-25
ES2364176T3 (es) 2011-08-26
EP2274133A1 (de) 2011-01-19
EP2262611B1 (de) 2011-06-08
RU2508976C2 (ru) 2014-03-10
TW200948528A (en) 2009-12-01
TWI488707B (zh) 2015-06-21
RU2010144310A (ru) 2012-05-10
ATE522317T1 (de) 2011-09-15
WO2009121866A1 (de) 2009-10-08
CN101980830A (zh) 2011-02-23
RU2010144314A (ru) 2012-05-10
EP2274134A1 (de) 2011-01-19
DE102008000891A1 (de) 2009-10-01
AU2009231490A1 (en) 2009-10-08
RU2509641C2 (ru) 2014-03-20
CN101980827A (zh) 2011-02-23
US8359958B2 (en) 2013-01-29
US20110094359A1 (en) 2011-04-28
US20110088985A1 (en) 2011-04-21
CN101980828A (zh) 2011-02-23
WO2009121862A1 (de) 2009-10-08
CN101980828B (zh) 2013-06-19
EP2274135A1 (de) 2011-01-19
WO2009121863A1 (de) 2009-10-08
TW200940237A (en) 2009-10-01
US8601922B2 (en) 2013-12-10
CN101980831A (zh) 2011-02-23
US8616100B2 (en) 2013-12-31
RU2010144313A (ru) 2012-05-10
US20110094835A1 (en) 2011-04-28
TW200950919A (en) 2009-12-16
EP2274134B1 (de) 2012-03-21
EP2262611A1 (de) 2010-12-22
US20110061504A1 (en) 2011-03-17
TWI482679B (zh) 2015-05-01
WO2009121855A1 (de) 2009-10-08
TW200940236A (en) 2009-10-01
EP2262610B1 (de) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011517429A (ja) 工作機械用の可逆式の非常ブレーキシステム
US8689665B2 (en) Emergency braking system for machine tools
JP4341804B2 (ja) 刈払機
US5127631A (en) Chain hoist with integral safety device
CN109070739B (zh) 用于工业驱动器的带有多力制动器系统的液压动力输出
SU511875A3 (ru) Предохранительное устройство дл рабочего инструмента,например, дл цепной пилы
JP3992590B2 (ja) ブレーキ付きクラッチ装置
EP3775598A2 (en) Automatic interbrake pads distance adjuster
GB2335625A (en) Chain saw with brake/clutch assembly
KR200222860Y1 (ko) 안전용 에어 브레이크
US20150260241A1 (en) Hand-Operated Tool Device With A Brake Mechanism For Braking A Machining Tool
JP2010508161A (ja) 工作機械、生産機械ないしメンテナンス機械

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20120424