JP2011511683A - テーブルボールゲーム装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、プレイングフィールド2及びプレイングフィールド境界領域3で構成されるプレイングテーブルを有し、プレイングボール7に対してシューティングボール6を発射するための少なくとも一つの発射装置5が、少なくとも一つの短辺側4に旋回可能に配列され、少なくとも一つの発射装置5が、シューティングボール6を少なくとも一つの発射装置5に自動供給するための供給装置8に結合されているテーブルボールゲーム装置1に関する
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明は、プレイングフィールドとプレイングフィールド境界領域を備えるプレイングテーブルを有しており、プレイングボールに向かって他のボールを発射(ランチング)するための少なくとも一つの発射装置が、少なくとも一つのテーブルの短辺側に、旋回可能に配置されているテーブルボールゲーム装置に関する。
この種の公知の装置の場合、シューティングされたボール(シューティングボール)は、例えば、手で取り出して、ボール発射トラックまたは発射装置のハウジング内に設置されたボールマガジン内に入れなければならない。この動作は、比較的複雑であり、プレイの迅速な流れを妨害する。
従来技術の他の実施例(DE 2 151 191号)にかかるテーブルボールゲーム装置においては、磁気レバーを駆動することにより発射装置の発射トラック内にシューティングボールを移動させることにより、シューティングボールを供給する。ボールが磁気レバーの付近に存在しなければ、プレイングフィールドの端に沿ってシューティングボールがある場所まで、この装置を動かさなければならない。または、プレイングフィールドにあるシューティングボールを、手で装置の方に押さなければならない。このようなシューティングボールの供給方式も、やはり比較的複雑で、円滑なプレイの流れを妨害する。
本発明は、従来技術のこれらの短所を克服するテーブルボールゲーム装置を提供することを目的とする。
この目的は、本発明によって達成される。本発明のテーブルボールゲーム装置は、プレイングフィールドとプレイングフィールド境界領域を備えたプレイングテーブルを有しており、テーブルの少なくとも一つの短辺側にシューティングボールを発射するための少なくとも一つの発射装置が旋回可能に配置されており、その中の少なくとも一つの発射装置には、シューティングボールを自動供給するための供給装置が割り当てられている。
シューティングボールを発射装置に全自動供給することを可能にする供給装置を設けることより、シューティングボールを手または機械的な操作(例えば、レバーの作動)によって発射装置に供給する必要がないため、事実上ほとんど途切れることのない流れでプレイを続けることが可能となる。発射するシューティングボールは、供給装置による自動供給によって発射装置に連続的に自動供給される。
本発明によるテーブルボールゲーム装置の特に好ましい実施形態においては、供給装置は、好ましくは連続回転式、特に、シューティングボールを取り上げて搬送するためのモータ駆動方式のピックアップホイールと、該ピックアップホイールと協同する、好ましくは細長いチューブ状のボールマガジンとを備えている。ピックアップホイールはシューティングボールをボールマガジン内に移送し、移送されたシューティングボールはボールマガジンから発射装置内に順次連続して送り込まれる。
シューティングボールをボールマガジン内に移送する連続回転式の、好ましくはモータ駆動式のピックアップホイールによって、手動による操作が不要のボールマガジンへの全自動搬入が可能となる。ボールマガジンの存在により、複数個のシューティングボールが同時に連続して投入され、発射装置内に連続的に送り込まれることを可能にする。これにより、発射されたシューティングボールは、ボールマガジン内に予め待機している新たなシューティングボールで直ちに置き換えられるので、個々のシューティングボールの発射中にあまり大きな間隙が生じない。
本発明によるテーブルボールゲーム装置の好ましい実施形態においては、ピックアップホイールは、好ましくは磁化可能なシューティングボールを取り出して搬送するための永久磁石、好ましくは双極永久磁石を有する。これは、特にシューティングボール(特に、金属ボール)の優れた取出し及び搬送を可能にする。双極性の永久磁石を用いると、ボールの磁気帯電が防止され、ボールらが互いに付着することを防止することができる。
単独プレイヤーによるプレイに適した本発明によるテーブルボールゲーム装置の実施形態においては、発射装置は、一方のテーブルの短辺側のみに設けられる。これに対して、シューティングボールを自動でシューティングバックするための自動作動装置(ボールシューティング装置)が、テーブルの反対側にある対向する短辺側に配置される。シューティングバックされるシューティングボールの方向は、ランダムに変化することが好ましい。シューティングバックされるシューティングボールの方向は、例えば、ランダムシューティング発生器によって決定されてもよい。
本発明によるテーブルボールゲーム装置の他の実施形態においては、発射装置がテーブルの両方の短辺側に配置されている。この実施例は、互いに対戦してプレイする二人のプレイヤーが互いに対戦するプレイに適している。本発明の二人のプレイヤーをためのテーブルボールゲーム装置として特に好ましい実施形態においては、それぞれのボールマガジンが、一定の制限された数のシューティングボールのみを収容することができ、ボールマガジンにこれ以上収容されない過度のシューティングボールは、ピックアップホイールによって除去される。これらの収容できない過度のシューティングボールは、好ましくは搬送通路を経てテーブルの対向する短辺側に向かって下向きに傾斜している供給チャンネルを移動して、それぞれの対向する短辺側の供給装置に搬送される。
これは、2つの発射装置間において、シューティングボールを継続的に均衡化することを保障する。したがって、全てのボールが1人のプレイヤー側に集まり、他のプレイヤーの側ではシューティングボールが無くなることが防止される。これにより、円滑なプレイの流れが保障される。
好ましくはスロットからなる高さ制限部が、2つの発射装置の前方領域にそれぞれ設置されることが好ましい。該高さ制限部は、好ましくはテーブルの一方の長辺側から、テーブルの他方の長辺側に延びている。プレイングボールはこの高さ制限部を通過できず、シューティングボールのみが通過することができる。これにより、プレイングボールは、プレイングフィールドに常時残っており、これに対して、発射されたシューティングボールは高さ制限部を通過して、プレイングフィールドの後方領域に移動することができる。シューティングボールは、後方領域で、それぞれの供給装置によって収集されて取り出され、発射装置まで案内される。
ゴールは、シューティングボールの力によって動かされたプレイングボールが入るように意図されている。ゴールは発射装置の前方の領域に配置され、かつ高さ制限部によって形成されることが好ましい。本発明によるテーブルボールゲーム装置の特定の実施例においては、ゴールは、高さ制限部内に長方形の凹状の形態で形成される。これは、プレイングボールが高さ制限部の下方または後方まで侵入することなく、ゴールにシューティングされることを可能にする。
一般的には、得点ゴールを記録するための光バリアが設置されて、得点ゴールは、電子式でディスプレイできることが好ましい。これにより、得点ゴールのカウントが極めて容易となる。
プレイングフィールドは、プレイングフィールドの中心から両側の対抗する2つの短辺側に向かって、それぞれ下向きに少し傾斜していることが好ましい。これにより、シューティングボールまたはプレイングボールがプレイングフィールドに停止して留まることが防止される。したがって全てのシューティングボール及びプレイングボールは、いつも2つの対向する発射装置の一つに向かって転がっていることになる。
本発明によるテーブルボールゲーム装置の好ましい実施形態において、発射装置は、ソレノイドの補助によって作動される。この手段によると、特に短い間隔でシューティングボールを連続的に繰り返し発射することができるので、本発明によるテーブルボールゲーム装置に特に効果的であることが判明している。
発射装置は、レーザを備えることが好ましい。レーザによって放射されたレーザビームは、プレイングボールに当たっているのが見えるので、プレイングボールに照準を合わせることが極めて容易となる。
発射装置は、シューティングメカニズムを起動するための引き金が組み込まれたピストル形のデザインのハンドルを有することが好ましい。シューティングメカニズムが起動されるとき、ソレノイドが活性化することが好ましい。ソレノイドは、好ましくは、レバーを動かして、シューティングピンを動作させ、シューティングピンによりシューティングボールを発射するように構成する。
シューティングメカニズムが起動されるとき、レバーはスプリングの力に対抗して移動され、発射後レバーはスプリングにより元の位置に復帰される。
本発明による他の特徴は、図面及び従属請求項と共に、本発明の好適な実施例についての以下の説明から理解できるであろう。また以下に説明する各種実施例、またはその組合せにより各種個別的な特徴を具現化することが可能である。
図1は、本発明によるテーブルボールゲーム装置を示す平面図である。
図2は、図1に示したテーブルボールゲーム装置の側面図である(部分縦断面図、II‐II)。
図3は、図1に示したテーブルボールゲーム装置の側面図である(部分縦断面図、III‐III)
図4は、発射装置の領域において、図1に示したテーブルボールゲーム装置を通じた断面図である(断面IV‐IV)。
図5は、図1に示したテーブルボールゲーム装置を通じた断面図である(断面V‐V)。
図6は、ボールの発射前の図1に示したテーブルボールゲーム装置の発射装置を通じた縦断面図である(断面VI-VI)。
図7は、ボールの発射後の図1に示したテーブルボールゲーム装置の発射装置を通じた縦断面図である(断面VII‐VII)。
図8は、発射装置及び除去装置と共に、図1に示したテーブルボールゲーム装置の供給装置を示す斜視図である。
図9は、発射装置及び除去装置と共に、図1に示したテーブルボールゲーム装置の供給装置を示す斜視図である。
図10は、本発明による発射装置の作動レバーを示す図である。
図11は、シューティングピンの交換中の図10に示した作動レバーを示す図である。
図12は、一人のプレイヤーに対する本発明によるテーブルボールゲーム装置を示す平面図である。
図13は、図12に示したテーブルボールゲーム装置を示す側面図である(部分縦断面図、VII‐VII)。
図2は、図1に示したテーブルボールゲーム装置の側面図である(部分縦断面図、II‐II)。
図3は、図1に示したテーブルボールゲーム装置の側面図である(部分縦断面図、III‐III)
図4は、発射装置の領域において、図1に示したテーブルボールゲーム装置を通じた断面図である(断面IV‐IV)。
図5は、図1に示したテーブルボールゲーム装置を通じた断面図である(断面V‐V)。
図6は、ボールの発射前の図1に示したテーブルボールゲーム装置の発射装置を通じた縦断面図である(断面VI-VI)。
図7は、ボールの発射後の図1に示したテーブルボールゲーム装置の発射装置を通じた縦断面図である(断面VII‐VII)。
図8は、発射装置及び除去装置と共に、図1に示したテーブルボールゲーム装置の供給装置を示す斜視図である。
図9は、発射装置及び除去装置と共に、図1に示したテーブルボールゲーム装置の供給装置を示す斜視図である。
図10は、本発明による発射装置の作動レバーを示す図である。
図11は、シューティングピンの交換中の図10に示した作動レバーを示す図である。
図12は、一人のプレイヤーに対する本発明によるテーブルボールゲーム装置を示す平面図である。
図13は、図12に示したテーブルボールゲーム装置を示す側面図である(部分縦断面図、VII‐VII)。
図1は、本発明によるテーブルボールゲーム装置1を示している。テーブルボールゲーム装置1は、プレイングフィールド2及びプレイングフィールド境界領域3を有し、プレイングボール7に向けてシューティングボール6を発射するための複数の発射装置5が、テーブルの対向する短辺側4のそれぞれに旋回可能に配列されている。そして、シューティングボール6をそれぞれの発射装置5に自動供給するための供給装置8が、2つの発射装置5に対して1つずつ割り当てられている。発射装置5は、プレイングフィールド上にいかなる死角も存在せず、すなわち、プレイングボール7が、プレイングフィールド2のコーナーに存在する場合でも、シューティングボール6によって狙撃することができるように、配置されている。発射装置5は、テーブルの短辺側4に直接取り付けてもよい。しかし、例示的に示す本実施例においては、これらの発射装置は、テーブルの短辺側4に直接取り付けられておらず、短辺側4の一定の領域に配置されている(請求項1の表現における、「その対向の短辺側に」は、図1に示すように、発射装置が短辺側に直接取り付けられる場合及び、本実施例のように、短辺側の一定の領域に配置されている場合の双方を含む)。
供給装置8は、連続回転式のモータ駆動式ピックアップホイール9(モータは、図示せず)、及びピックアップホイールと協動する細長いチューブ状のボールマガジン10をそれぞれ含んでいる。ピックアップホイール9は、シューティングボール6をボールマガジン10内に移送し、ボールマガジンは、シューティングボール6を発射装置5内に連続的に移送する(図8及び図9の詳細な説明を参照)。プラスチックプレート11で形成された高さ制限部が、2つの発射装置5の領域にそれぞれ配置されている。プラスチックプレート11の高さ制限により、プレイングボール7は通過することができず、シューティングボール6のみが通過できるスロット12が形成される。スロット12は、テーブルボールゲーム装置1の一方の長辺側面13aから他方の長辺側面13bに延びている。凹部14がプラスチックプレート11内に形成され、該凹部は、ゲーム装置のゴールとなる。凹部14の領域には、レーザビーム16を放射する光バリア15が配置される。光バリアは、プレイングボール7によって遮断され、シューティングボール6によっては遮断されない高さとなるように設けられる。該光バリアがプレイングボールによって遮断されると、光バリア15と電気的に接続されているディスプレイ17によって、得点がゴールされたことが電子的にディスプレイされる。
シューティングボール6に照準を合わせるためのレーザ18が発射装置5に設けられている。図示の点線の矢印は、放射されたレーザビーム19を示すためのものである。
図2は、図1に示したテーブルボールゲーム装置1のII‐II線による断面図である。図2により、発射装置5(詳細は図6及び図7に示されている)の位置が容易にわかるであろう。さらにこの図から、プレイングフィールド2が中心から2つの短辺側4で少し下向きに傾斜していることも容易に確認できるであろう。プレイングフィールドがこのように傾斜している結果として、ボール6またはプレイングボール7は、プレイングフィールドの特定領域に静止状態のまま留まっていることはできず、逆に、2つの発射装置のいずれか一つに向かっていつも転がっている。
図3は、図1に示したテーブルボールゲーム装置1のIII‐III線による断面図である。プレイングボール7は通過できず、シューティングボール6のみが通過可能な高さ制限部11の配置がこの図から容易に理解できるであろう。シューティングボール6は、プラスチックプレート11によって形成されたスロット12によって妨害されず、プレイングフィールド2の後方領域に進入して、テーブルの対向する側に設けられた発射装置5に向かって下向きに傾斜している傾斜平面20上に、落下する。シューティングボール6は、重力により、対向するピックアップホイール9に向かって傾斜平面20上を転がり移動する。金属で構成されたボール6は、ピックアップホイール9に組み込まれた磁石21で取り出され、ボールマガジン10に搬送されボールマガジン内に供給される(図8及び図9の詳細な説明を参照)。
図4は、図1に示したテーブルボールゲーム装置1のIV‐IV線による断面図である。シューティングボール6の循環が、この図によって明確に示されている。ピックアップホイール9に到達したシューティングボール6は、磁石21でピックアップホイールによって取り出され、ボールマガジン10内に移送される。シューティングボールはボールマガジン10から発射装置5に移送されて、発射装置内に移送され、発射装置によって発射される。図に示すようにボールマガジン10が満たされている状態では、超過のシューティングボール6はピックアップホイール9によって排除され、除去チューブ22内に落下する。少し傾斜している除去チューブ22は、シューティングボールを除去チャンネル23の傾斜平面20’上に搬送する。傾斜平面20’は、少し下向きに傾斜しており、対向する供給装置(図示せず)に続いている。その結果、シューティングボール6は、除去チャンネル23の傾斜平面20’を転がり対向する供給装置まで、特にピックアップホイールまで移動する。これらのシューティングボールは、ピックアップホイールによって取り出され、次いで、対向する発射装置に供給される。また、もし対向するボールマガジンが満たされていると、同様に、超過のシューティングボールは、除去チャンネル23aの傾斜平面20”上に落下してピックアップホイール9まで転がり、ピックアップホイールによって取り出され、発射装置5に搬送される。このように、ピックアップホイール9の領域では、除去チャンネル23aがピックアップホイールに向かって傾斜しているので、シューティングボールがピックアップホイール9まで転がることができる。超過のシューティングボール6の除去は、シューティングボール6がいつも個別の発射装置にほぼ同一に分配され、いずれのプレイヤーもシューティングボールの不足とならないようにしている。さらに、スロットを通じて、プレイングフィールドの後方領域内に侵入したシューティングボールは、傾斜平面によってそれぞれのチャンネル上を転がり、この領域に配列されたピックアップホイールの領域内に直接移送される。
図5は、V‐V線による断面図である。この図により、プレイングボール7が、プレイングフィールドのコーナーからでも、シューティングボール6によって打撃可能であることが容易にわかるであろう。
図6は、発射装置5のVI‐VI線による縦断面図である。発射装置5は、ピストル形のデザインとなっており、シューティングメカニズムを起動(トリガリング)するためのトリガ25が一体化したハンドル24を有している。トリガ(引き金)25と電気接触しているソレノイド26は、シューティングメカニズムがトリガリングされたときに活性化(動作)する。ソレノイド26は、旋回式で配列されたレバー27に連結されている。レバー27は、二等辺三角形状であり、ソレノイドに連結されたピン28は、レバー27の角部に接続されており、スプリング29は、レバー27の隣接する角部に接続されている。レバー27の残りの第3の角部からはピン30が突出している。ピン30は、発射ボルト32内の切欠部31に係合している。図6は、発射が起動される前、すなわち、非作動位置にある発射装置5を示している。この状態で、レバー27はスプリング29の力によって旋回され、到達したシューティングボール6の発射通路34への進入を可能にする切欠部33を解放するように、発射ボルト32を移動させている。切欠部33の真下には、金属のシューティングボール6を適所に保持する磁石35が、発射通路34内に設けられている。発射ボルト32は、追加の切欠部33aを有している。これにより、発射ボルト32の一方の端部が磨耗したとき、発射ボルト32を180°回転して使用することにより、発射ボルト32の反対側の第2端部を発射端面として使用することが可能となる。
図7には、トリガ25がソレノイド26を活性化した後の図6の発射装置が示されている。ソレノイド26の活性化により、ソレノイドはピン28を急速に下向きに引っ張り、それにより、レバー27がスプリング29のスプリング力に対抗して右側に急旋回する。その結果、発射通路34内のシューティングボール6は、プレイングフィールド上に発射通路34から発射される。この位置で、他のいかなるシューティングボールも、発射通路34内に移動することができない。ボールが発射された後、ソレノイド26が非活性化すると、レバー27はスプリング29の弾性力により非作動位置(図6参照)に復帰される。
また、シューティングボール6を照準するためのレーザ18が、図6及び図7に示されている。
図8は、ピックアップホイール9及びボールマガジン10を有する供給装置8を示す斜視図である。双極磁石21がピックアップホイール9に組み込まれている。双極性は、磁石がボール6を帯電することを防止する。磁石21は、ボールをそれぞれ保持する。時計方向へのピックアップホイール9の回転により、シューティングボール6は、先ずピックアップホイール9の領域に配列された保持プレート37内の切欠部36を通じて移動し、最後にボールマガジン10内の切欠部38に進入して、ここで機械的に磁石21から取り外されてボールマガジン10内に送り込まれる。この例において、ボールマガジン10は、まだ完全に一杯にはなっておらず、したがって、シューティングボールがボールマガジン10内に送りこまれる。ボールマガジン10から、シューティングボールは、発射装置5内の切欠部39から発射装置5に連続的に進入する。シューティングボール6は、発射装置5に一個ずつ進入することができる。発射装置5は、回転型ディスク5aと、この回転型ディスク5aを通過してボールが発射される発射バレル5bとを有する。発射装置全体は、前述したように、プレイングテーブル上に旋回可能に配置されている。
図9は、ボールマガジン10が満たされており、いかなる追加のシューティングボールも取りいれない状態を示す図8の供給装置8を示している。シューティングボール6’が、満杯の発射装置5に到達すると、シューティングボール6’は、ピックアップホイール9によってボールマガジン内に収納されている最後シューティングボール6”によって、機械的に押し戻され、保持プレート37の切欠部40から落下する。落下したシューティングボール6’は、除去チューブ22に進入し、そこで重力により傾斜平面20(図示せず)の方向に転がる。除去されたボール6’は、最後にテーブルの反対側に設けられた対向する供給装置まで転がって移動する。
図10は、レバー27の縦断面図を示している。レバー27のピン30は、その下部側からコード41に連結されている。さらに、スプリング42がレバー27の内部に配置されている。コード41は、先ずスプリング42のコイルを通り、次にレバー27の通路33から通過して、最後に外部につながっている。いま、コードが引っ張られると(図11に示すように)、ピン30は、ピン30のキャップ44がレバー27の本体に当たるまで、レバーの内部に引っ張られる。この位置で、ピンは、前述した発射ボルト32の切欠部31から引き抜かれ、その結果、発射ボルト32を簡単に交換することができる。より容易に交換可能とするために、発射ボルト32の両端部はそれぞれ磁石を有しており、棒磁石によって発射装置から発射ボルト32を容易に引き出すことができる。
ピン30が磨耗すると、レバー27の本体から上向きにピン30を引き抜くことにより容易に交換することができる。
図12は、本発明によるテーブルボールゲーム装置100の他の実施例を示しており、この実施例は、一人のプレイヤーによりプレイするのに適している。この装置100は、テーブルの一方の短辺側4aに上述した装置1と同一の発射装置5及び同一の供給装置8を有する。テーブルの対向する短辺側4bにおいて、本実施例にかかるテーブルゲーム装置100は、自動ボールシューティング装置101を有する。このボールシューティング装置101は、その縦軸の回りに回転可能に装着されたシャフト102を有し、その一部には、平行に配列されたシューティングバー103を有する。それぞれのシューティングバー間の距離は、プレイングボール7の直径よりも小さい。シャフト102は、一端部で回転型ディスク104上に固定され、この回転ディスクは、駆動ベルト105を介して電気モータ106により順次駆動されており、シャフト102を急速に回転させる。
次に、プレイングボール7がシャフト102の回転しているシューティングバー103と接触すると、プレイングボール7は、シューティングバーにより打撃され、ボールシューティング装置から離れるように、対向するテーブルの短辺側の方向に駆動される。(シングルプレイの場合)プレイヤーの操作は、発射装置5を駆動させてシューティングボール6をプレイイングボール7に当てることにより、プレイングボール7をゴール14から離間した位置に保つことであり、ボールシューティング装置101によりゴール(得点)されることを防止することである。プレイングボール7をシューティングボール6によって狙い撃ち(シューティング)することにより、プレイングボール7はボールシューティング装置101の方に動かされる。プレイングボール7が、回転しているシューティングバー103に当たる速度が速ければ速いほど、プレイングボール7が再度他の方向に(プレイヤーのゴールに向かって)発射される速度は速くなる。さらに、プレイングボール7がボールシューティング装置101によって打ち出される方向は、プレイングボール7がシューティングバー103にどのように当たるか(例えば、どの角度で)に、依存する。したがって、打ち出されたプレイングボール7の方向は、プレイヤーが予測することができず、これは、ゲームの緊張度を増加させる。
プレイングボール7が、シューティングバー103によって上向きに打ち出されることを防止するために、クッションバー107がボールシューティング装置101の領域に配列される。各クッションバー107間の距離は、プレイングボール7の直径よりも小さい。クッションバー107は、シューティングバー103がクッションバー107間で妨害されずに、回転できるように調整されて配列される。クッションバー107は、フレーム108に固定される。
図13は、図12に示したテーブルボールゲーム装置100のVII‐VII線による断面図である。プレイングボール7は、固定板109の下を転がり、回転しているシューティングバー103と接触した時、発射装置5の方向に駆動される。
発射されたシューティングボール6は、ボールシューティング装置101領域で傾斜平面(図示せず)上に落下する。この傾斜平面は、プレイングフィールドの下方に横たわっており、シューティングボール6が対向する供給装置8に向かって転がり、発射装置5内に移送される。
さらに、互いに並んで配列された多数個のブロックピン110の一つが示されている。ブロックピンは、回転するシューティングバー103がプレイングボール7及びボールシューティング装置101にぶつかることを防止して、これらをブロックするために、短辺側4bから所定の距離にプレイングボール7を保持する機能をする。
図14は、クッションバー107が除去された図12及び図13のテーブルボールゲーム装置100を示している。ここに、クッションバーの真下に配置されているブロックピン110が示されている。各ブロックピン間の距離は、ボール7の直径よりも小さい。その結果、ボール7は、2つのブロックピン110間を転がることはなく、いつもブロックされる。シューティングバー103は、それぞれ2つのブロックピン110間で回転する。
Claims (14)
- プレイングフィールド2及びプレイングフィールド境界領域3を備えて構成されるプレイングテーブルを有するテーブルボールゲーム装置1、100において、
プレイングボール7にボール6を発射するための少なくとも一つの発射装置5が、少なくとも一つの短辺側4に旋回可能に配置されており、
前記少なくとも一つの発射装置5は、前記ボールを前記少なくとも一つの発射装置5に自動供給するための供給装置8に接続されていることを特徴とするテーブルボールゲーム装置1,100。 - 前記供給装置8が、前記ボール6を取り出して搬送するための、好ましくは連続回転式、特にモータ作動式ピックアップホイール9と、前記ピックアップホイールと相互作用する、好ましくは細長型チューブ状のボールマガジン10とを備え、前記ピックアップホイールは、前記ボールをボールマガジン内に移送し、前記ボールマガジンは、次々に前記ボールを、好ましくは連続的に前記発射装置5内に移送することを特徴とする請求項1に記載のテーブルボールゲーム装置1、100。
- 前記ピックアップホイールが、磁化可能なボール6、特に金属ボールを取り出して搬送するための永久磁石21、このましくは、双極永久磁石を有することを特徴とする請求項2に記載のテーブルボールゲーム装置1、100。
- 前記発射装置5が単に一方の短辺側4a上に設置され、これに対して、ボール7を自動シューティングバックするための自動作用装置101が対向の短辺側4b上に配列され、シューティングされたボールの方向は、好ましくは変化しランダムであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1、100。
- 前記発射装置5が両方の短辺側4上に配列されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- それぞれのボールマガジン10が制限された数のボール6のみを収容可能であり、前記ボールマガジンによってこれ以上収容しない超過のボールが、前記ピックアップホイール9によって除去され、好ましくは搬送通路22から、それぞれの対向の短辺側4に向かって下向きに傾斜している供給チャンネル23、23aに移動され、この供給チャンネルによって前記ボールがそれぞれの対向の供給装置8に搬送されることを特徴とする請求項5に記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 高さ制限部11、好ましくはスロット12が、それぞれの場合、前記発射装置5の前方の区域に設置され、前記高さ制限部は、好ましくは前記テーブルボールゲーム装置の一方の縦方向側面13aから前記テーブルボールゲーム装置の他方の縦方向側面13bに延長され、前記高さ制限部を通じて、プレイングボール7ではなく、ボール6のみが通過することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 前記プレイングボール7がボール6の補助により入るように意図されたゴール14が、前記発射装置の前方の領域に配列され、前記ゴールは、好ましくは前記高さ制限部11により形成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 得点ゴールを記録するための光バリア15が設置され、該得点ゴールは、好ましくは電子式でディスプレイ可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 前記プレイングフィールド2が中心から2つの短辺側4に向かって少し下向きに傾斜していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 前記発射装置5がソレノイド26の補助により作動されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 前記発射装置5がレーザ18を有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 前記発射装置5が、シューティングメカニズムをトリガリングするためのトリガ25が一体化しているハンドル24を有するピストル形のデザインを有し、ソレノイド26が、好ましくは前記シューティングメカニズムがトリガリングされるときに活性化し、前記ソレノイドは、好ましくはレバー27を運動状態と設定し、前記レバーは、次ぎにシューティングピン32を運動状態と設定し、前記シューティングピンは、発射すべきボール6を運動状態と設定することを特徴とする 請求項1乃至12のいずれかに記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
- 前記シューティングメカニズムがトリガリングされるとき、前記レバー27がスプリング29の力に対抗して移動し、これにより、前記レバーは、シュートがトリガリングされた後、その元の位置に復帰されることを特徴とする請求項13に記載のテーブルボールゲーム装置1,100。
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