JP2006043151A - ゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 メダルそのものをゲームに使用した興趣の高いメダルゲーム装置を提供する。
【解決手段】 エンドレスベルト11を奥側から手前側に向かって循環移動させる。エンドレスベルト11の上流に幅方向に移動し、かつ回転して外周面のスリットの向きを変化させるターゲット20を設ける。下流側に設けたメダル発射器4を操作してシュート4aでターゲット20に狙いをつけ、発射ボタン16を押してメダル17を発射する。メダル17はエンドレスベルト11の上を転動しながらターゲット20に向かって進行する。ターゲット20の外周に設けられたスリットにメダル17が入ると、スリットの幅に応じた得点が得られ、得点表示器27a及び合計得点表示器27cに得点が表示される。エンドレスベルト11の上流に達したメダル17はストッパプレートに当たって倒れ、エンドレスベルト11によって下流に搬送される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、循環移動するエンドレスベルトによって遊戯盤を形成し、エンドレスベルトによって搬送される回転体を避けながらターゲットを狙って回転体を投入するゲーム装置の改良に関する。
ゲーム媒体そのものにメダルを使うゲーム装置としてメダルプッシャーゲーム機(コインプッシャー,コインフォールとも称される)が知られている。このゲーム機では、円板状のメダルの不安定な挙動がゲームの進行に係わっており、例えばスロットマシンなどのようにゲームに成功したときの景品としてメダルを払い出すものとは異なる。
メダルプッシャーゲーム機は、多くのメダルが堆積された遊技盤上に遊戯者がメダルを投入し、プッシャプレートの移動によって遊技盤の端面に押し出され、落下したメダルを獲得するゲームである。このメダルプッシャーゲーム機は、投入したメダルが遊技盤上のどの位置に停止するか、また堆積したメダルがどのように押されるか等、偶然性によるところが大きく、自身の技能によって興趣を得たい遊戯者には満足のいくものではなかった。
メダルをゲーム媒体として使用しながら、遊戯者自身の技能によって興趣を得ることのできるゲーム装置として、特許文献1記載のメダルゲーム装置が発明されている。このメダルゲーム装置は、遊戯盤を奥側から手前に向かって移動するエンドレスベルトによって構成し、このエンドレスベルトの移動方向の上流側に配置され、左右方向で移動自在とされたターゲットを狙って、エンドレスベルトの移動方向の下流側に配置された発射器でメダルをエンドレスベルト上に投入するものである。
投入されたメダルは、エンドレスベルト上を転動し、遊戯者の技能に応じてターゲットに命中する。ターゲットに命中した、または命中しなかったメダルは遊戯盤の終端でエンドレスベルト上に倒れ、エンドレスベルトともに移動して、後から投入されるメダルの障害物として機能する。また、ターゲットには、メダルが進入するゲートを設けるとともに、このゲートの開口幅を変化させることによって、その難易度が変化するようにしている。
特開平11−076503号公報
特許文献1記載のメダルゲーム装置は、ターゲットのゲートが常にメダルの発射器側を向いているため、ターゲットの左右の移動とゲートの開閉とのタイミングをつかめば、比較的技能の低い遊戯者であってもゲート内にメダルを投入することは難しくなかった。そのため、より高い技能性を求める遊戯者の興趣を起こさせることができなかった。
本発明は上記背景を考慮してなされたもので、より高い技能性を求める遊戯者に興趣を起こさせることのできるゲーム装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のゲーム装置は、エンドレスベルトの移動方向の上流側で幅方向に移動するターゲットに、発射器によって投入された回転体が進入するスリットを設け、このターゲットをエンドレスベルトの上面に対してほぼ垂直な回転軸の回りに回転させることにより、スリットが常に発射器側を向かないようにした。また、スリットは、開口幅の異なるものを複数ターゲットに設け、これらのスリットが順次発射器側を向くようにした。
また、スリットの開口幅に応じて、加算される得点を変化させるようにした。更に、スリット内に回転体が進入したときに、倍率値をランダムに選択し、この倍率値を得点に乗算するようにした。
また、スリット内に回転体が進入したときに、エンドレスベルトの移動速度を遅くしたりもしくは停止させたり、または、ターゲットの移動速度と回転速度とのいずれか一方もしくは両方を遅くしたり、停止させるようにした。
更に、ターゲットよりも上流に、エンドレスベルト上を転動してきた回転体の進行を止めるストッパを設け、停止した回転体をエンドレスベルトで搬送して回収するとともに、後から投入される回転体の障害物として機能するようにした。
本発明のゲーム装置によれば、ターゲットのスリットの向きが変化するため、ゲートの開口が常に発射器側を向いていた特許文献1記載のゲーム装置よりも難易度が高くなり、より技能性を求める遊戯者の興趣を高めることができる。また、開口幅の異なるスリットを複数設け、回転体をスリット内に投入させた際に、その開口幅の難易度に応じた得点を得られるようにしたので、難易度の低いスリット、または高いスリットだけを狙う等、ゲームの展開が広がるため、より遊戯者の興趣を高めることができる。
また、ターゲットに回転体が進入したときに、得点を数倍にする倍率値を得られるようにしたり、エンドレスベルトやターゲットの移動速度を遅くしたり停止させるようにしたので、たんに得点が加算される以上の興趣を遊戯者に起こさせることができる。
本発明を用いたメダルゲーム装置の外観及び概略断面をそれぞれ図1及び図2に示す。メダルゲーム装置2は、キャビネット3の手前側が操作部となっており、メダル発射器4、コイン投入口5が設けられている。コイン投入口5内には、投入されたコインを検知するコイン投入センサ5a(図3参照)が組み込まれている。符号6は不良コインあるいは過分に投入されたコインの返却口、符号7はゲームに成功したときに景品(メダル)が払い出される受け口を示す。この受け口7には、景品のメダルを排出するメダルホッパー7a(図3参照)が接続されている。なお、図示の実施形態では1名の遊技者がゲームを行なうことができるように構成されているが、操作部を2組設けて、2名の遊戯者が同時にゲームを行なえるようにしてもよい。
キャビネット3の上部は透明なカバープレート10で覆われ、内部に設けられたエンドレスベルト11の上面が観察できるようになっている。エンドレスベルト11は、図中に矢印Xで示すように、ベルト駆動モータ12(図2)によってその上面が奥側から手前側に向かって循環移動するように駆動される。エンドレスベルト11は、その表面の摩擦を大きくするために例えばゴム引きのものが用いられる。なお、エンドレスベルト11の上面はほぼ水平に保たれているが、奥側に向かって高くあるいは低くなるように軽い傾斜をつけておいてもよい。また、支持プレート13はエンドレスベルト11の上面を下側から支持し、上面に凹凸や湾曲が生じないようにしている。
メダル発射器4は先端が下向きに傾斜したシュート4aと、このシュート4aの上部に設けられたグリップ4bとからなる。メダル発射器4は、メダルゲーム装置2の幅方向においてスライド自在に、かつグリップ4bの垂直な軸を中心にしてストッパで制限された一定の角度範囲内(例えば30°以内)で回動自在とされており、シュート4aの先端の向きを変えることができる。グリップ4bの上部に設けられた発射ボタン16を操作すると、シュート4aの先端からメダル17が立った状態のまま転動してエンドレスベルト11の上に送り出される。送り出されたメダル17は、手前側に移動するエンドレスベルト11の上面を転動しながら上流に向かって進行する。
エンドレスベルト11の上流には、略円筒形状のターゲット20が設けられている。ターゲット20は矢印Yで示すように、エンドレスベルト11の上面に垂直な軸の回りで回転し、かつ矢印Zで示すように、エンドレスベルト11の幅方向に往復移動自在となっている。ターゲット20の外周面には、例えば4個のスリットが設けられており、メダル発射器4から投入されたメダル17がスリットに進入すると、得点が得られるようになっている。これらのスリットは、ターゲット20の矢印Y方向の回転によって向きが変化されるため、ゲートが常にメダル発射器側を向いているゲーム装置に比べて難易度が高く、遊戯者の興趣をより盛り上げるものとなる。なお、ターゲット20を1個だけ設けたが、操作部の数等に応じて複数個設けてもよい。
ターゲット20の上流に、エンドレスベルト11を横切るようにストッパプレート23が設けられている。このストッパプレート23は、エンドレスベルト11の上を立ったまま転動して進んできたメダル17を受け止め、そこで倒す。倒されたメダル17は、エンドレスベルト11の上に載置されたままエンドレスベルト11の移動とともに下流に搬送される。また、搬送中のメダル17は、後から投入されるメダル17の障害物となる。こうして下流に搬送されてきたメダル17は、左右に一対設けられている回収プレート24によってメダル発射器4よりも下流側でエンドレスベルト11のほぼ中央部に集められる。
キャビネット3の奥に表示装置27が組み込まれている。表示装置27は、表示盤28に露呈された得点表示器27aと、倍率表示器27bと、合計得点表示器27cと、投入可能なメダル17の枚数を表示するメダル枚数表示器27dとからなる。得点表示器27aは、「2」、「6」、「12」、「30」の各表示部からなり、ターゲット20の4個のスリットに対応している。ターゲット20の「2」点のスリットにメダル17が入ると、得点表示器27aの「2」の表示部が点灯する。
倍率表示器27bは、7セグメントの表示器であり、任意の数値を表示することができるようになっている。このメダルゲーム装置2では、メダル17がターゲット20のスリットに入るとチャンスタイムというイベントが開始される。このチャンスタイム中にメダル17を再びターゲット20のスリットに入れると倍率値を取得することができ、この倍率値が倍率表示器27bに表示される。倍率値は得点に乗算され、通常の得点の数倍の得点が得ることができる。
合計得点表示器27cは、得点表示器27aに表示された得点と、倍率表示器27bに表示された倍率値とを乗算した合計得点を表示する。チャンスタイム中にメダル17をターゲット20のスリットに入れることができなかった場合には、倍率値は「0」となるため、合計得点表示器27cには得点表示器27aの値がそのまま表示される。
エンドレスベルト11の両側方には、「2」、「3」、「4」、「5」、「10」と記された5個の発光部を有するチャンスランプ31が設けられている。また、表示盤28の下方には、チャンスタイムの時間をカウントする5個の発光部を有するチャンスタイムカウントランプ32が設けられている。前述のチャンスタイムが開始されると、チャンスタイムカウントランプ32の各発光部が一斉に点灯し、チャンスタイムの時間経過に応じて、チャンスタイムカウントランプ32の各発光部は、例えば左側から一つずつ消灯し、遊戯者にチャンスタイムの残り時間を視覚的に報知する。
チャンスランプ31は、チャンスタイムの開始とともに各発光部をランダムに点滅させる。チャンスタイム中にターゲット20のスリットにメダル17が歯売ると、そのタイミングで発光していた発光部だけが点灯し、他の発光部は消灯される。この1つだけ発光している発光部に記されている数値が前述の倍率値となり、倍率表示器27bに表示される。
エンドレスベルト11で搬送されたメダル17は、ガイドトレイ35内に落下する。ガイドトレイ35は、メダル17の姿勢を揃え、シュート36を経てメダル送出し装置37に送る。図3にメダル送出し装置37の構造を概略的に示す。メダル送出し装置37はスプロケットホイール38と、メダル17の周縁に接してその移動経路を規定するメダルガイド39とからなり、メダルガイド39の一端側は前記シュート36に接続され、他端側はメダル発射器4に接続された、フレキシブルなメダルガイド40に接続されている。スプロケットホイール38はメダル17の外形に倣った8個の爪を備えており、送出しモータ41のステップ駆動により45°ずつ回転してメダル17を1個ずつメダルガイド40に押し上げる。
メダル発射器4は、フレキシブルなメダルガイド40が取り付けられ、一対のリニアガイド44によってメダルゲーム装置2の幅方向に移動自在とされたベース部材45を備えている。このベース部材45の上部には、メダルガイド40を通って真上に押し上げられてきたメダル17の進行方向を前方に向けるガイド樋46が設けられている。シュート4aは、このガイド樋46に垂直な軸を中心にして回動自在に取り付けられている。シュート4aの根元側内面には、シュート4aの先端側からガイド樋46に向かって幅広にしたテーパ面47が形成されているから、シュート4aが規定の角度範囲内の任意の位置に回動されていたとしても、ガイド樋46から出たメダル17はシュート4aを通ってエンドレスベルト11に送り出されるようになる。
ガイド樋46には、ガイド樋46内に向かって突出付勢されたクリックピン50が組み込まれ、ガイド樋46内に押し上げられたメダル17をクリック止めする。発射ボタン16を押圧操作して内部の発射スイッチ16aがオンし、送出しモータ41が45°のステップ回転をすると、メダル17はクリックピン50を没入させながらガイド樋46に入り込む。そして、メダル17がクリックピン50を通り過ぎた時点で、クリックバネの反発力がメダル17をシュート4aに向かって押し出す。同時に、新たにガイド樋46に入ってきたメダル17に対してはクリック止め作用を行い、メダル17が続けて2個送り出されることがないようにしてある。
スプロケットホイール38よりも上流側のメダルガイド39に光電式の第1メダルセンサ53aが組み込まれ、またガイド樋46内に同様の第2メダルセンサ53bが組み込まれている。第1メダルセンサ53aはメダル17の貯留枚数が充分であるか否かの検知に用いられる。他方の第2メダルセンサ53bは、発射ボタン16の操作により送出しモータ41をステップ駆動した直後にメダル17が通過したか否かを検知し、この検知信号は発射確認信号として用いられる。
図4及び図5にターゲット20の構造を示す。ターゲット20は、エンドレスベルト11の幅方向に架設された一対のガイドロッド56によって支持され、断面が略L字形状とされたブラケット57に回転自在に取り付けられている。ブラケット57の上面には、ターゲット20を回転させるターゲット回転モータ58と、このターゲット回転モータ58の回転位置を検出するターゲット回転位置検出センサ59とが取り付けられている。このターゲット回転位置検出センサ59は、例えば、ターゲット回転モータ58と同軸で回転するエンコーダ板と、このエンコーダ板を光電検出する2相出力型のフォトインタラプタとからなり、ターゲット20の各スリットがどの方向を向いているかを調べるために用いられる。
図6にターゲット20の水平断面を示す。ターゲット20の外周面には、例えば90°のピッチで4個の第1〜第4スリット61〜64が形成されている。各スリット61〜64の開口幅W1〜W4は、W1<W2<W3<W4とされており、最も狭い開口幅の第1スリット61にメダル17が入ったときに得点「30」が、最も広い開口幅の第4スリット64にメダル17が入ったときには得点「2」が得られるようになっている。各スリット61〜64の上部には得点が記されているため、遊戯者は任意のスリットを狙うことができる。各スリット61〜64内には、投光素子と受光素子とによって、スリット内に進入したメダル17を検知する第1〜第4ターゲットセンサ68〜71が組み込まれている。なお、ターゲット20の各スリット61〜64の中央に大きなスペース65を設けているが、これはスリット61〜64に入ったメダル17がエンドレスベルト11上に倒れるスペースを確保するためである。
ブラケット57の背面折り曲げ片には、一対のガイドロッド56が挿通されたガイドプレート74の他に、背面側に延ばされた駆動プレート75が固定されている。駆動プレート75の上面にロック板76が強固にネジ止めされ、ブラケット57をベルト77に固定している。ベルト77はガイドロッド56と同様に、エンドレスベルト11の幅方向にループ状に延ばされており、そのループの両端はプーリ78にかけわたされている。プーリ78はキャビネット3に固定された背面板79に回転自在に取り付けられ、背面板79に固定したターゲット移動モータ80によって駆動される。
ターゲット20は、その移動範囲の両端で背面板79に固定されたターゲット移動端検出センサ(例えば、フォトインタラプタ)83によって駆動プレート75が検知され、その検知信号はターゲット移動モータ80の回転方向の切換え信号として用いられる。したがって、ターゲット20はエンドレスベルト11の幅内で繰り返し往復移動するようになる。
キャビネット3の奥側の下部には、制御回路や電源回路等を備えた制御回路ユニット85が組み込まれている。図7は、メダルゲーム装置2の構成を示すブロック図である。前述した各種モータやセンサ、スイッチ、表示装置等は、制御回路ユニット85内に設けられた制御回路87によって管理,制御されている。この制御回路87は、動作プログラムや各種データを記憶したメモリと、CPU、各種I/O回路等を備えている。この制御回路87は、スリットにメダル17が進入したときに得点を加算する得点加算手段と、倍率値をランダムに選択する倍率値選択手段と、この倍率値を得点に乗算する得点乗算手段として動作する。
以下、上記メダルゲーム装置の作用について図8に示すフローチャートにしたがって説明する。コイン投入口5の奥に設けられたコイン投入センサ5aによって適正なコインの投入が検知されると、ベルト駆動モータ12,ターゲット回転モータ58,ターゲット移動モータ80が一斉に駆動を開始する。そして、エンドレスベルト11は奥側から手前側に循環移動を開始し、ターゲット20が回転しながらエンドレスベルト11の幅方向に往復移動を繰り返す。また、これらの作動が開始された時点でゲームタイマーが計時を開始する。
こうしてゲームが開始されると、ゲームタイマーで設定された一定のゲーム時間(例えば1分)が経過しておらず、また1ゲーム当たりの規定のメダル枚数(例えば16枚)が消費されていないことを条件に、遊技者は任意のタイミングでターゲット20を狙ってメダル17の発射操作を行うことができる。このゲームの目的は、一定のゲーム時間内で、しかも一定のメダル枚数の範囲内でメダル17をターゲット20の第1スリット61〜第4スリット64内に入れることにあり、例えば各スリットに対応された得点と同枚数のメダルを景品として受け取ることができる。
遊技者はグリップ4bそ操作してシュート4aの向きをターゲット20の動きに合わせて狙いをつけ、またターゲット20の回転を見て、目的のスリットがメダル発射器4側を向くタイミングを見計らって発射ボタン16を押す。発射スイッチ16aがオンすると、送出しモータ41が45°のステップ回転を行い、1枚のメダル17がガイド樋46から押し出される。メダル17はシュート4a内を転動してエンドレスベルト11の上に発射される。メダル17が適正に発射されると、第2メダルセンサ53bが瞬間的なメダル17の通過を検知する。この検知信号によりメダル17の発射が検知され、発射枚数計数用のカウンタによってカウントされ、メダル枚数表示器27dの表示が更新される。
メダル17はエンドレスベルト11の上を転動しながら上流に向かって進行するが、エンドレスベルト11は手前側に移動しているためメダル17の見かけ上の進行速度は遅くなる。そして、狙いがうまく合っていたときには、メダル17はターゲット20のスリット61〜64内に入り、各スリット内に組み込まれたターゲットセンサ68〜71によって検知される。この検知信号は命中信号としてカウントされる。
命中したメダル17はストッパプレート23に当たってエンドレスベルト11の上に倒れる。また、ハズレになったメダル17も同様にストッパプレート23に当たって倒れる。これらのメダル17はエンドレスベルト11とともに手前側へと搬送される。したがって、次に発射されるメダル17に対しては、エンドレスベルト11の上に倒れているメダル17が障害物となり、ゲームに変化を与えることができる。
なお、エンドレスベルト11に倒れているメダル17が完全に下流まで搬送されてきてから次のメダル17を発射すればターゲット20が狙いやすくなるが、その間の待機時間もゲーム時間内に含まれるため、1ゲーム当たりの許容発射枚数16枚に達する前にゲームオーバーになることもあり得る。また、エンドレスベルト11上に倒れているメダルを無視してメダル17を発射した場合、発射したメダル17が倒れているメダルの上を乗り越えて上流へと進行することもあるが、倒れたり、あるいはシュート4aで狙った経路から外れてしまうことが多くなる。さらに、メダル17がシュート4aの先端から飛び出す瞬間にシュート4aが振られたりすると、メダル17の転動が不安定になって進行経路が曲がったりメダル17が途中で倒れたりすることもあって、標的ゲームとしてはかなり変化に富んだものになる。
ターゲット20のスリット61〜64にメダル17が入ると、得点表示器27aのメダル17が入ったスリットに対応した得点の表示部が点灯し、チャンスタイムが開始される。このチャンスタイムでは、チャンスランプ31の各発光部がランダムに点滅し、チャンスタイムカウントランプ32は時間の経過とともに各発光部を順次消灯していく。このチャンスタイム中にメダル17をターゲット20のスリット61〜64に入れると、チャンスタイム成功となり、そのタイミングで点灯していたチャンスランプ31の発光部に記されている数値が倍率表示器27bに表示され、合計得点表示器27cには得点表示器27aの得点と倍率表示器27bの倍率値とを乗算した得点が表示される。
ゲームが行われている間、発射したメダルの枚数はメダル枚数表示器27dに表示される。また、所定のゲーム時間が終了に近づくと、チャンスランプ31やチャンスタイムカウントランプ32等が点滅したり、音楽や音声等によってゲーム時間の終了が遊戯者に知らされる。ゲームの終了後、受け口7には、メダルホッパー7aによって得点に応じた枚数のメダル17が排出される。
以上、図示した実施形態に基づいて本発明のメダルゲーム装置について説明してきたが、本発明は必ずしもこれらの実施形態にのみ限られるものではなく、種々の変形,応用が可能である。例えば、メダルの代わりに、球体をゲーム媒体として使用してもよい。また、メダル発射器4の構造にしても、従来のメダルプッシャーゲーム機で用いられているように、遊技者がメダルを一枚ずつ投入口から入れてエンドレスベルト11上に送り出すようにしてもよい。この場合には、コイン投入口5からコインを投入したときに一定枚数のメダルを両替して貸し出すようにすればよい。
また、ターゲット20の背面側に可撓性の回収パイプ等を連結しておき、ターゲット20に命中したメダルについては、ターゲット20の背面側から回収してエンドレスベルト11で搬送しない形態にすることもできる。
また、上記実施形態では、チャンスタイムによって得点を倍加する倍率値を得られるようにしたが、チャンスタイム中にエンドレスベルト11の移動速度を遅くたり、停止させてもよい。これによれば、エンドレスベルト11上に倒れているメダル17が動かないので、これを避けてターゲット20を狙いやすくなる。
また、チャンスタイム中にターゲット20の回転速度や移動速度を遅くしたり、停止させてもよい。ターゲット20の回転を停止させる際には、ターゲット回転位置検出センサ59によってターゲット20の回転位置を検出し、スリットの一つをメダル発射器4側に向けて停止させるとよい。なお、エンドレスベルト11やターゲット20の速度の制御は、前述の制御回路87の制御内容を変更して、ベルト速度変更手段やターゲット速度変更手段として動作させればよい。
本発明のメダルゲーム装置の一実施形態を示す外観図である。 図1に示すゲーム装置の概略断面図である。 メダル発射器及びメダル送り出し装置を示す概略断面図である。 ゲーム装置に用いられるターゲットの一形態を示す外観図である。 図4に示すターゲットの要部断面図である。 ターゲットの水平断面図である。 本発明のゲーム装置の構成を示すブロック図である。 ゲーム装置によるゲーム進行の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2 メダルゲーム装置
4 メダル発射器
11 エンドレスベルト
16 発射ボタン
17 メダル
20 ターゲット
23 ストッパプレート
31 チャンスランプ
61〜64 スリット
68〜71 ターゲットセンサ

Claims (7)

  1. 奥から手前に向かって循環移動するエンドレスベルトと、
    このエンドレスベルトを駆動するベルト駆動機構と、
    遊技者によって発射操作され、エンドレスベルトの上面にその移動方向の上流に向かって回転体を送り込む発射器と、
    このエンドレスベルトの上流側に配置され、転動してきた回転体を受け入れるスリットと、このスリットへの回転体の進入を検出するターゲットセンサとを備えたターゲットと、
    このターゲットをエンドレスベルトの幅方向に移動させるターゲット移動機構と、
    該ターゲットをエンドレスベルトの上面に対してほぼ垂直な回転軸の回りに回転させるターゲット回転機構とから構成したことを特徴とするゲーム装置。
  2. 前記ターゲットは、開口幅の異なる複数のスリットと、各スリットへの回転体の進入を検出する複数のターゲットセンサとを有し、前記ターゲット回転機構による回転によって、各スリットの開口が順次エンドレスベルトの移動方向の下流側に向けられることを特徴とする請求項1記載のゲーム装置。
  3. 前記スリットに回転体が進入したときに得点を加算する得点加算手段を設け、この得点加算手段は、該スリットの開口幅に応じて加算する得点を変更することを特徴とする請求項2記載のゲーム装置。
  4. 前記スリット内に回転体が進入したときに、倍率値をランダムに選択する倍率値選択手段と、この倍率値を前記得点に乗算する得点乗算手段とを設けたことを特徴とする請求項3記載のゲーム装置。
  5. 前記スリット内に回転体が進入したときに、ベルト駆動機構を制御してエンドレスベルトの移動速度を遅くする、もしくは停止させるベルト速度変更手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のゲーム装置。
  6. 前記スリット内に回転体が進入したときに、ターゲット移動機構またはターゲット回転機構を制御して、ターゲットの移動速度と回転速度とのいずれか一方もしくは両方を遅くする、または停止させるターゲット速度変更手段を設けたことを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のゲーム装置。
  7. 前記ターゲットよりも上流に、エンドレスベルト上を転動してきた回転体の進行を止めるストッパを設け、停止した回転体をエンドレスベルトで搬送して回収することを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載のゲーム装置。
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