JP2011509943A - イオシメノールを調製するためのプロセス - Google Patents

イオシメノールを調製するためのプロセス Download PDF

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Abstract

イオシメノールを調製するためのプロセスであって、上記プロセスは、5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](C−VI)と、3−ハロ−1,2−プロパンジオールとを、水性溶媒中で反応させる工程を包含する。C−VIを調製するためのプロセスは、3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)と、3−アミノ−1,2−プロパンジオールとを、無機塩基および適切な非水性極性溶媒の存在下で、反応させる工程を包含する。

Description

(発明の分野)
本発明は、イオシメノール(iosimenol)(放射線医学手順における造影剤(contrast media)として使用するための比較的低粘稠性の非イオン性薬剤)の調製に関する。本発明はまた、イオシメノールの調製において使用するための中間体の調製に関する。
(発明の背景)
イオシメノール(5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ビス[(2,3−ジヒドロキシプロピル)イミノ]]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド])は、有用な非イオン性x線造影剤として提唱されてきた。例えば、特許文献1および特許文献2を参照のこと。しかし、今日までに提唱されているプロセスは、イオシメノールが、商業的量において生成されるべきである場合、改善の余地を残している。
米国特許第5,698,739号明細書 米国特許出願公開第2005/0025711号明細書
(発明の要旨)
従って、本発明の種々の局面の中には、商業的量でイオシメノールを調製するためのプロセスの提供、比較的高収率を提供するプロセスの提供、ならびに水性溶媒、塩基および塩の使用が、マロニルアミドの、3−ハロ−1,2−プロパンジオールもしくは他の適切なアルキル化剤でのアルキル化を改善することを可能にする、このようなプロセスの提供がある。
従って、簡潔には、本発明の一局面は、イオシメノールの調製である。上記プロセスは、5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](化合物VIもしくはC−VI)と、3−ハロ−1,2−プロパンジオールとを水性溶媒中で、適切な塩基および適切な添加物の存在下で反応させる工程を包含し、ここでC−VIは、以下の式:
本発明はさらに、5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](C−VI)の調製のためのプロセスに関する。上記プロセスは、3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](化合物VもしくはC−V)を、3−アミノ−1,2−プロパンジオールで、アルカリ金属ヒドロキシド、アルカリ金属カーボネート、もしくはこれらの組み合わせから選択される無機塩基および適切な溶媒の存在下で処理する工程を包含し、ここでC−Vは、以下の式:
を有する。
本発明はさらに、3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)の調製のためのプロセスに関する。上記プロセスは、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(化合物IVもしくはC−IV)を、マロニルジクロリドで、適切なエステル溶媒、適切なニトリル溶媒、もしくはこれらの組み合わせを含む溶媒系中で処理する工程を包含し、ここでC−IVは、以下の式:
を有する。
他の特徴は、部分的に明らかであり、部分的に本明細書以降に示される。
図1は、イオシメノールの調製を例示する全反応スキームである。 図2は、溶媒として、100% THF、1:1 酢酸エチル:THF、および1:1 アセトニトリル:THFを使用する、実施例7におけるC−V反応からの粒径分布の比較である。 図3は、溶媒として、100% THF、1:1 アセトニトリル:THF、3:1 アセトニトリル:THF、および5:3 アセトニトリル:THFを使用する、実施例7におけるC−V反応からの粒径分布の比較である。 図4は、溶媒として、100% THF、1:1 アセトニトリル:THF、および100% アセトニトリルを使用する、実施例7におけるC−V反応からの粒径分布の比較を示す。 図5は、溶媒として、THF、アセトニトリル、酢酸エチル、および1,2−ジメトキシエタンを使用する、実施例7におけるC−V反応からの粒径分布の比較を示す、
(発明の詳細な説明)
ここで図1を参照すると、反応スキーム1は、本発明の一局面に従って、5−ニトロ−1,3−ベンゼンジカルボン酸,1−メチルエステル(「MME」)からのイオシメノールの調製を例示する。例示されるように、イオシメノールは、7工程で調製される。
(工程1)
3−(アミノカルボニル)−5−ニトロ安息香酸(化合物IもしくはC−I)のアンモニウム塩は、水酸化アンモニウムとの5−ニトロ−1,3−ベンゼンジカルボン酸,1−メチルエステル(「MME」)から調製される。上記反応は、好ましくは、水性溶媒(例えば、アンモニア水)中、および高温で行われる。好ましくは、上記反応混合物は、MMEに対して、モル過剰のアンモニアを含む。一実施形態において、上記生成物、C−Iは、固体として得られ、遠心分離されるかもしくは濾過され、冷アンモニア水で洗浄され、次いで、冷水で洗浄され、最終的に乾燥される。
(工程2)
3−アミノ−5−(アミノカルボニル)安息香酸(化合物IIもしくはC−II)は、水性溶媒中、60〜80℃の温度で、C−Iの接触水素化によって調製される。好ましくは、上記MMEのニトロ基は、炭素担持パラジウムもしくは他の適切な水素付加触媒を使用して、水中で、水素ガスで還元される。
(工程3)
3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸(化合物IIIもしくはC−III)は、C−IIおよび二塩化ヨウ素ナトリウム(sodium iodine dichloride)もしくは一塩化ヨウ素の、水性溶媒中、酸性条件下で、65〜85℃の温度における反応によって、調製される。上記粗製C−III生成物は、例えば、再沈殿、濾過、洗浄、および乾燥によって精製され得る。水はまた、トルエン中の共沸蒸溜、続いて、濾過および乾燥による上記固体の単離によって、上記固体から除去され得る。
(工程4)
3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(C−IV)は、その対応するカルボン酸(C−III)から、適切な溶媒および適切な触媒の存在下で、塩素化試薬での処理によって調製され得る。C−IVの調製のためのプロセスは、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸(化合物IIIもしくはC−III)を、触媒の存在下で、塩素化試薬で処理する工程を包含し、ここでC−IIIは、以下の式:
を有する。
例示的な塩素化試薬としては、塩化チオニル、三塩化リン、および五塩化リンが挙げられ、塩化チオニルが、現在好ましい。代表的には、C−IIIは、C−IIIの1当量あたり、1〜10モル当量の上記塩素化剤で処理され、約1.5〜3当量が、現在好ましい。
上記塩素化反応は、ある範囲の溶媒中で行われ得る。適切な溶媒としては、例えば、エステル、塩素系溶媒(chlorinated solvent)、炭化水素、エーテル、ケトンおよびこれらの混合物が挙げられる。代表的なエスエルとしては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸1−プロピル、酢酸2−ピロピル、酢酸1−ブチル、酢酸2−ブチル、および酢酸2−メチル−2−プロピルが挙げられる。代表的な塩素系溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、1,1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、および1,1,2−トリクロロエタンが挙げられる。代表的な炭化水素としては、トルエン、キシレン、ヘプタン、およびシクロヘキサンが挙げられる。代表的なエーテルとしては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、およびビス−(2−メトキシエチル)エーテルが挙げられる。代表的なケトンとしては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、およびシクロヘキサノンが挙げられる。一実施形態において、上記溶媒は、エステルであり、酢酸エチルが好ましい。
一般に、上記適切な触媒は、アミドもしくはアミン触媒である。例示的な触媒としては、テトラメチルウレア、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルモルホリン、N−メチルピロリドン、4−ジメチルアミノピリジン、三級アミン、四級アンモニウム塩、およびこれらの組み合わせが挙げられる。一実施形態において、上記触媒は、テトラメチルウレアである。
上記塩素化反応は、ある範囲の温度において(代表的には、約10℃〜還流温度の間で(例えば、酢酸エチルが上記塩素化反応溶媒のときは>70℃で)、周囲圧〜わずかな減圧(例えば、740mmHg)で行われ得る。所望の終点において、代表的には、2〜24時間後、上記反応は、クエンチ溶媒(例えば、水、メタノール、エタノール、2−プロパノール、t−ブタノール、もそくは他のアルコール)を上記反応混合物へ導入することによってクエンチされ得、上記クエンチ溶媒の量は、塩素化薬剤1モル当量あたり、少なくとも約2当量(例えば、2〜4当量)のクエンチ溶媒である。例えば、酢酸エチルが溶媒として、および塩化チオニルが上記塩素化剤として使用される場合、中間体であるN−スルフィニル誘導体が得られ;この中間体は、その場で、例えば、水で加水分解されて、所望の生成物を獲得し得る。この溶媒において、上記反応混合物は、出発から最後まで不均質であり、C−IVは、濾過によって単離され得る。
(工程5)
3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)は、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(C−IV)を、マロニルジクロリドで処理して、そのダイマーを形成することによって調製され得る。好ましくは、上記マロニルジクロリドは、C−IVの各当量に対してモル過剰(例えば、約0.5当量より多くののマロニルジクロリド)で使用される。
望ましい場合、上記マロニルジクロリドは、プロパン二酸(マロン酸としても公知)および三塩化リンもしくは他の適切な塩素化試薬(例えば、塩化チオニルもしくは五塩化リン)の反応によって、その場で調製され得る。一般に、ごくわずかに過剰の塩素化試薬は、代表的には、上記マロン酸に対して使用される。上記マロン酸に対してモル過剰の塩素化試薬は、代表的には、0〜約40%であり、すなわち、上記塩素化試薬およびマロン酸は、化学量論的レベルにおいて、最大約40%までのモル過剰の上記塩素化試薬で使用され得る。一実施形態において、上記モル過剰の塩素化試薬は、少なくとも1%である。別の実施形態において、上記モル過剰の塩素化試薬は、約10〜約30%、好ましくは、約18〜約22%、およびより好ましくは、約19〜約21%である。
上記反応は、エーテル系(ethereal)溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、およびメチル−t−ブチル−エーテル、エステル溶媒(例えば、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸ブチル、および酢酸i−ブチル、もしくはニトリル溶媒(例えば、アセトニトリル、プロピオンニトリル、およびブチロニトリル)、またはこれらの組み合わせ中で行われ得る。上記反応はまた、エーテル系溶媒と、非プロトン性双極性溶媒(例えば、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、およびヘキサメチルホスホルアミド)との混合物中で行われ得る。一実施形態において、上記反応は、テトラヒドロフラン中で行われる。別の実施形態において、上記反応は、適切なエステル溶媒、適切なニトリル溶媒もしくはこれらの混合物を含む溶媒系中で行われる。例えば、上記反応は、アセトニトリルを含む溶媒系中で行われる。従って、例えば、この実施形態において、ニトリル溶媒(例えば、アセトニトリル)は、単独で使用され得るか、または溶媒系の1メンバーとして使用され得る。さらなる例示によれば、上記反応は、アセトニトリルおよびエーテル系溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)の溶媒系において行われ得、ここで例えば、アセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比は、約49:1〜約1:9である。約49:1、25:1、9:1、7:1、5:1、3:1、2:1、1.67:1、1:1、1:2、1:3、1:5および1:9のアセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比を有する、例えば、アセトニトリルおよびテトラヒドロフランを含む溶媒系が、使用され得る。好ましい一実施形態において、上記アセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比は、約1:1であるか、もしくはそれより大きい(すなわち、少なくとも約1:1)。例えば、約49:1、25:1、9:1、7:1、5:1、3:1、2:1、1.67:1および1:1のアセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比を有するアセトニトリルおよびテトラヒドロフランを含む溶媒系が、使用され得る。別の好ましい実施形態において、上記アセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比は、約3:1〜約9:1である。なお別の実施形態において、例えば、上記反応は、エステル溶媒(例えば、酢酸エチル)を含む溶媒系中で行われる。従って、例えば、この実施形態において、酢酸エチルは、単独で使用され得るか、または溶媒系の1メンバーとして使用され得る。さらなる例示によれば、上記反応は、酢酸エチルおよびエーテル系溶媒(例えば、テトラヒドロフラン)の溶媒系において行われ得、ここで例えば、上記酢酸エチル:テトラヒドロフランの重量比は、約49:1〜約1:9である。例えば、約49:1、25:1、9:1、7:1、5:1、3:1、2:1、1.67:1、1:1、1:2、1:3、1:5および1:9の酢酸エチル:テトラヒドロフランの重量比を有する酢酸エチルおよびテトラヒドロフランを含む溶媒系が、使用され得る。好ましい一実施形態において、酢酸エチル:テトラヒドロフランの重量比は、好ましくは、約1:1であるかまたはそれ以上(すなわち、少なくとも約1:1)である。例えば、約49:1、25:1、9:1、7:1、5:1、3:1、2:1、1.67:1および1:1の重量比の酢酸エチル:テトラヒドロフランを有する酢酸エチルおよびテトラヒドロフランを含む溶媒系が、使用され得る。別の好ましい実施形態において、上記アセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比は、約3:1〜約9:1である。なお別の実施形態において、上記反応は、エステル溶媒およびニトリル溶媒(例えば、酢酸エチルおよびアセトニトリル)の溶媒系中で行われ得、ここで例えば、上記酢酸エチル:アセトニトリルの重量比は、約19:1〜約1:19、好ましくは、約9:1〜約1:9である。例えば、約19:1、15:1、9:1、5:1、3:1、2:1、1.67:1、1:1、1:2、1:3、1:5、1:9、1:15および1:19の酢酸エチル:アセトニトリルの重量比を有する酢酸エチルおよびアセトニトリルを含む溶媒系が、使用され得る。
上記反応は、ある範囲の温度(代表的には、約30〜約80℃の間)で、約1〜24時間にわたって行われ得る。一実施形態において、上記反応は、約40〜50℃、例えば、約45〜50℃の温度で行われる。
上記生成物(C−V)が沈澱し、固体として得られる場合、これは、上記適切な溶媒のうちのいずれかで洗浄され得る。好ましい一実施形態において、上記生成物は、非エーテル系溶媒で洗浄される。例えば、上記生成物は、エステルもしくはニトリル溶媒(例えば、アセトニトリルもしくは酢酸エチル)で洗浄される。
(工程6)
5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](C−VI)は、3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)を、適切な塩基の存在下で3−アミノ−1,2−プロパンジオールで処理することによって、調製され得る。
ある範囲の適切な塩基が、使用され得る。一実施形態において、上記塩基は、アルカリ金属ヒドロキシドもしくはアルカリ金属カーボネートから選択される無機塩基である。適切なアルカリ金属ヒドロキシドの例は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、もしくは水酸化カリウムである。適切なアルカリ金属カーボネートの例は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、もしくは炭酸リチウムである。別の実施形態において、上記塩基は、アミン塩基(例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、もしくはテトラエチルアンモニウムヒドロキシド)である。単一の塩基が使用され得るか、または代わりに、塩基の組み合わせが使用され得る。好ましい一実施形態において、アルカリ金属ヒドロキシドが、上記適切な塩基として使用される。
上記反応は、好ましくは、非水性極性溶媒を含む溶媒中で行われる。例示的な非水性極性溶媒としては、ジメチルスルホキシドおよびアミド溶媒(例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、もしくはN−メチルピロリドン)が挙げられる。一実施形態において、例えば、上記反応は、N,N−ジメチルアセトアミドを含む溶媒系において行われる。従って、例えば、この実施形態において、N,N−ジメチルアセトアミドは、単独で使用され得るか、または溶媒系の1メンバーとして使用され得る。さらなる例示によれば、上記反応は、N,N−ジメチルアセトアミドおよびエーテル(例えば、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、およびメチルt−ブチルエーテル)、エステル(例えば、酢酸エチル)、もしくはニトリル(例えば、アセトニトリル)の混合物を含む溶媒系において行われ得る。
過剰の3−アミノ−1,2−プロパンジオールが、C−Vに対して使用されることは、一般に好ましい。例えば、C−V1当量あたり約2〜3モル当量の3−アミノ−1,2−プロパンジオールが使用され;C−V 1当量あたり約2.4〜約2.6モル当量の3−アミノ−1,2−プロパンジオールが現在好ましい。上記反応は、代表的には、約0℃〜60℃の範囲の温度、好ましくは、約10℃〜約30℃において行われる。
好ましい一実施形態において、3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)は、上記溶媒中で溶解され、次いで、3−アミノ−1,2−プロパンジオールは、その対応するアミドに導入される。塩基、好ましくは、水酸化ナトリウム水溶液は、副生成物である塩化水素を中和するために添加され、その後、C−Vおよび3−アミノ−1,2−プロパンジオールは、一定期間にわたって(代表的には、10〜120分間、好ましくは、約60〜90分間の程度で)反応させられる。一般に、C−V 1モルあたり、約1〜約3モル当量の塩基が添加される;好ましくは、C−V 1モルあたり、1.8〜2.1モル当量の塩基が添加され、上記混合物は、約1〜約18時間のさらなる期間にわたって反応させられる。過剰な塩基は、その後、好ましくは、酸(好ましくは、塩酸もしくは酢酸)で中和される。一実施形態において、上記反応混合物は、その後、例えば、真空蒸留によって濃縮されて、上記溶媒の一部(すなわち、上記溶媒の約20〜60%、および代表的には、約50%)を除去する。次いで、上記生成物は、例えば、水(好ましくは、脱イオン水)、10%〜15% NaCl溶液、アセトン、アルコール(メタノール、エタノール、2−プロパノール、およびt−ブタノールが挙げられるが、これらに限定されない)、またはこれらの組み合わせから選択される非溶解溶媒を添加して、上記濃縮混合物から上記生成物を沈澱させるのを補助することによって、沈澱させられ得る。あるいは、上記生成物は、上記固体の大部分を溶解するために塩基を添加し、次いで、上記混合物を酸(例えば、塩酸もしくは酢酸)で酸性化して、上記生成物を再沈殿させることによって、単離され得る。次いで、上記得られた固体は、濾過によって単離され得る。
(工程7)
イオシメノールは、5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](C−VI)と、3−ハロ−1,2−プロパンジオール(好ましくは、3−クロロ−1,2−プロパンジオール)とを、水性溶媒中、適切な塩基および適切な添加物の存在下で、反応させることによって、調製され得る。代表的には、上記3−ハロ−1,2−プロパンジオールは、C−VIに対してモル過剰で使用される。例えば、一実施形態において、約2.5〜5モル当量の3−クロロ−1,2−プロパンジオールが、C−VI 1当量あたりに添加され、好ましくは、約3.75〜約4モル当量の3−クロロ−1,2−プロパンジオールが、C−VI 1当量あたりに添加される。
ある範囲の適切な塩基が使用され得る。一実施形態において、上記塩基は、無機強塩基(例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウム、水酸化バリウム、もしくは水酸化ストロンチウム)である。別の実施形態において、上記塩基は、カーボネート(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウムもしくは炭酸セシウム)である。別の実施形態において、上記塩基は、 アミン塩基(例えば、トリエチルアミンもしくはジイソプロピルエチルアミン)、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、またはテトラエチルアンモニウムヒドロキシドである。単一の塩基が使用され得るか、または代わりに塩基の組み合わせが使用され得る。代表的には、上記塩基は、C−VIに対してモル過剰で使用される。例えば、一実施形態において、約2.5〜5モル当量の塩基が、C−VI 1当量あたりで使用され、好ましくは、約3.75〜約4モル当量の塩基が、C−VI 1当量あたりで使用される。現在好ましい塩基は、水酸化ナトリウムである。
一般に、上記適切な添加剤は、任意のアルカリ金属もしくはハライドのアルカリ土類金属塩もしくはC−Cカルボン酸、またはこれらの組み合わせであり得る。イオシメノールを生成する反応において使用するための上記添加剤の目的で、ハライドは、塩化物、臭化物、もしくはヨウ化物から選択される。適切な添加物の例としては、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化セシウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウム、酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸セシウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム、または等価な臭化物、ヨウ化物、ホルメート、プロピオネート、2−プロペノエート(propenoate)、ブタノエート、2−メチルプロパノエート、ペンタノエート、2,2−ジメチルプロパノエートもしくはヘキサノエート、あるいはこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。好ましい一実施形態において、上記添加剤は、二価ハライドもしくは酢酸塩である。塩化カルシウムが現在好ましい。代表的には、上記添加剤は、C−VIに対してモル過剰で使用される。例えば、一実施形態において、約3〜5モル当量の添加剤が、C−VI 1当量あたりで使用され、好ましくは、約4モル当量の添加剤が、C−VI 1当量あたりで使用される。
上記反応は、水性溶媒において、約20℃〜約70℃、好ましくは、約50℃〜約55℃の温度において、約4〜24時間の期間にわたって、好ましくは、約8〜約10時間にわたって行われる。本明細書で使用される場合、水性溶媒は、水、もしくは実質的に水を含む溶媒系であって、水および少なくとも1種の適切な共溶媒(例えば、C−CモノアルコールもしくはC−Cジアルコール(例えば、メタノール、イソプロパノール、およびプロピレングリコール)、および極性非プロトン性溶媒(例えば、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、およびN−メチルピロリドン))を含むものを意味する。上記反応混合物のpHは、代表的には、約8〜約12、より好ましくは、約9〜約11である。
上記反応が所望の程度にまで進行した後、上記反応は、酸でクエンチされて、上記pHを約5以下に低下させ得る;代表的には、上記酸の量は、生成物1モル当量あたり、約1〜2モル当量、好ましくは、約1.1モル当量の酸である。適切なクエンチ酸は、酢酸、ギ酸、塩酸、硫酸およびこれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態において、上記クエンチした反応混合物は、次いで、例えば、真空蒸留によって濃縮され、冷却される。上記生成物であるイオシメノールは、アルコール(例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール、もしくはt−ブタノール)、アセトンもしくは他の非溶解溶媒、またはこれらの組み合わせの添加によって、上記濃縮混合物から沈澱させられ得る。上記生成物は、当該分野で周知のx線造影剤についての従来の精製法によってさらに精製され得る。
以下の非限定的実施例は、本発明をさらに例示するために提供される。
(実施例1:3−(アミノカルボニル)−5−ニトロ安息香酸のアンモニウム塩)
4000Lのガラスを内張りした反応器に、22% 水酸化アンモニウム(2300L)および5−ニトロ−1,3−ベンゼンジカルボン酸,1−メチルエステル(400kg)を充填した。上記反応混合物を、2時間にわたって攪拌しながら、40〜45℃へと加熱した。上記反応混合物を、<10℃へと冷却した。上記沈澱させた生成物を、濾過によって単離した。上記固体を、冷29%水酸化アンモニウム(160L)、続いて、冷水(106L)で洗浄した。上記固体を、55℃において乾燥させた。このことによって、95% w/wのアッセイおよび99.4面積%のクロマトグラフィー純度を有する、288kgの3−(アミノカルボニル)−5−ニトロ安息香酸のアンモニウム塩を得た。
(実施例2:3−アミノ−5−(アミノカルボニル)安息香酸)
4000Lのガラスを内張りした反応器に、水(913L)および50% 湿潤の(2.5kg)5% Pd/C触媒を充填した。次いで、上記反応器に、3−(アミノカルボニル)−5−ニトロ安息香酸(246kg)を充填し、上記容器の壁を、さらに水(487L)で洗浄した。上記反応混合物を、65〜70℃へと加熱した。上記反応器を、Nでパージし、次いで、Hでパージした。上記H圧を、20〜35psigに設定し、上記化合物を、約3時間にわたって約85mのHと反応させた。次いで、上記反応器を、Nでパージし、上記反応混合物を40℃へと冷却した。上記反応混合物のpHを、30% NaOHで8へと調節した。上記触媒を、上記反応混合物から濾過し、上記触媒を、水(55L)で洗浄した。上記水洗浄物を、上記反応器に入れ戻した。上記得られた溶液は、クロマトグラフィー純度98.7面積%を有する約213kgの3−アミノ−5−(アミノカルボニル)安息香酸を含んでいた。
NaHPO緩衝液を、水(200L)および30% NaOH(428kg)を、別個の容器に充填することによって調製した。冷却の間、85% HPO(187kg)を、約40℃において添加した。上記NaHPO緩衝液を、上記3−アミノ−5−(アミノカルボニル)安息香酸を含む上記反応容器に移した。上記3−アミノ−5−(アミノカルボニル)安息香酸の緩衝化溶液を、次いで、実施例3においてさらに変換させることなく使用した。
(実施例3:湿潤3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸)
0.4kg/LのICl溶液(1740L)を調製した。4000Lのガラスを内張りした反応器に、水(2935L)および実施例2からの上記3−アミノ−5−(アミノカルボニル)安息香酸緩衝化溶液(178L)を充填した。上記反応混合物を75℃へと加熱し、85% HPO(193L)を添加した。上記ICl溶液および実施例2からの上記残りの3−アミノ−5−(アミノカルボニル)安息香酸緩衝化溶液を、1時間かけて添加した。上記反応混合物を、75℃において約2時間にわたって攪拌した。次いで、上記反応混合物を、40℃へと冷却して、固体生成物を得た。
上記固体生成物を、0.01% HCl溶液(15600L)で洗浄し、次いで、NaHSO(16.2kg)を含む0.01% HCl溶液(15600L)で洗浄し、最後に、さらに0.01% HCl溶液(15600L)で洗浄した。上記固体生成物を、30% NaOH溶液(110L)を添加して、そのpHを約11にすることによって溶解させた。上記溶液を55℃に加温した後、そのpHを酢酸で6へと調節した。上記溶液を、木炭(22kg)で脱色した。上記木炭を、濾過によって除去し、無水エタノール(600L)を添加した。上記生成物を、15% HCl(238L)を、pH1.7になるまで添加することによって沈澱させた。粗製3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸を、濾過によって回収し、水(386L)で洗浄した。上記粗製湿潤生成物である3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸は、98.2面積%のクロマトグラフィー純度を有した。
上記粗製湿潤3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸を、50% NaOH(120L)を添加して、pH11にすることによって、水(2080L)に溶解した。上記溶液のpHを、酢酸(9kg)を添加することによって6に調節した。上記溶液を、木炭(22kg)で80℃において脱色した。上記木炭を濾過して除去し、上記溶液を55℃へと冷却した。無水エタノール(600L)を添加し、上記生成物を、15% HCl(238L)をpH1.7になるまで添加することによって、沈澱させた。精製された湿潤3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸を、濾過によって回収し、水(386L)で洗浄した。上記生成物(605kg)は、98.8面積%のクロマトグラフィー純度を有した。
(実施例4:乾燥3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸)
4000Lのガラスを内張りした反応器に、精製した湿潤3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸(625kg)およびトルエン(2700kg)を充填した。上記混合物を、加熱して還流し、上記水を、蒸溜によって除去した。次いで、上記混合物を30℃へと冷却し、上記トルエン湿潤生成物を、濾過によって単離した。上記トルエン湿潤生成物を、60℃において乾燥させて、361.4kgの乾燥3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸を得た。これは、99.0面積%のクロマトグラフィー純度を有していた。
(実施例5:3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド)
4000Lのガラスを内張りした反応器に、酢酸エチル(2250kg)、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸(1125kg)およびテトラメチルウレア(4.75kg)を充填した。上記反応混合物を攪拌し、74℃へと加熱した。塩化チオニル(528kg)を、1時間かけて充填した。上記反応混合物を、74℃において12時間にわたって維持した。45℃へと冷却している間に、さらに酢酸エチル(180kg)を充填した。水(73kg)を1時間かけて充填し、上記反応混合物を、28℃へと冷却した。7時間にわたって攪拌した後、上記固体生成物を濾過によって単離し、上記固体を、酢酸エチル(250kg)で洗浄した。40℃において真空下で乾燥させた後、927kgの3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリドを単離したところ、これは、92.4面積%のクロマトグラフィー純度を有していた。
(実施例6:3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド])
4000Lのガラスを内張りした反応器に、THF(2880kg)および3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(540kg)を充填した。上記反応混合物を45℃へと加熱し、上記固体が溶解するまで攪拌した。次いで、マロン酸(47kg)を充填した。第2の容器において、PCl(68kg)を、THF(260kg)中に溶解した。上記PCl/THF溶液を、上記反応混合物に3時間かけて充填し、上記反応混合物を、45℃においてさらに1時間にわたって攪拌した。上記反応混合物を25℃へと冷却し、2時間にわたって攪拌した。上記生成物を、濾過によって回収し、上記固体をTHF(100kg)で洗浄した。上記生成物を、60℃において真空下で乾燥させて、455kgの3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド]を得た。これは、92.5面積%のクロマトグラフィー純度を得た。
(実施例7:アセトニトリル、酢酸エチル、1,2−ジメトキシエタン(DME)およびテトラヒドロフラン(THF)中での、種々の溶媒比での3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(C−V)の調製)
一般的手順:無水アセトニトリル(標準的反応については153mL)を、オーバーヘッドスターラー、温度プローブ、添加用漏斗、冷却器、および窒素ブランケットを装備した250mLの丸底フラスコに充填した。3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(C−IV)(25.0g,43.4mmol)およびマロン酸(2.31g,22.2mmol)を、攪拌しながら添加した。上記溶液を70〜80℃へと加熱し、13mL 無水アセトニトリル中のPCl(3.28g,23.8mmol)の溶液を、10〜15分間にわたって滴下した。添加を完了した後、上記混合物を、さらに4時間にわたって加熱した。上記混合物を周囲温度へと冷却し、Whatman #4紙を使用して真空濾過し、無水アセトニトリル(86mL)で洗浄し、真空下で30〜40℃において乾燥させた。上記最終固体を、ヨウ素滴定法によって、% w/wアッセイについて分析した。純度を、265nmにおいて、酢酸エチル、ヘキサン、およびTHFから構成される勾配を使用して、Lichrosphere DIOL 100 5μ カラム上のHPLC分析によって決定した。
この手順を、表1に示されるように、アセトニトリル、酢酸エチル、DMEおよびTHFの種々の組み合わせを使用して調節した。アセトニトリルの任意の組み合わせを使用して行った全ての反応は、アセトニトリルを、PClの希釈および線上溶媒の両方として使用した;酢酸エチルもしくは酢酸エチル/THF反応については、酢酸エチルを希釈剤および洗浄溶媒として使用した。1,2−ジメトキシエタン反応については、DMEを、希釈剤および洗浄溶媒として使用した。
その場の粒径分布を、攪拌した反応サンプルへと挿入したプローブで、Lasentec Focused Beam Reflectance Measurement(FBRM)機器を使用して、表1からの選択された実験的実施に対して決定した。その結果を、図2〜5に示す。上記結果は、エステルおよびニトリルの溶媒単独、またはエーテル系溶媒との混合物での使用が、エーテル系溶媒単独を使用して生成された生成物より大きな粒径を有する生成物を生じることを実証した。ニトリル溶媒とエーテル系溶媒との混合物を使用すると、上記粒径は、一般に、ニトリル:エーテル系溶媒の比が増大するにつれて、増大する。
濾過速度の定性的観察は、濾過性における顕著な改善が、ACN:THFの9:1およびそれ以上の比で生じることを実証した(実験5)。定性的には、濾過性におけるわずかな改善のみが、試験したより低いACN:THF比で認められたが、純粋なTHFを使用して生成された生成物よりわずかな改善であっても、濾過サイクル時間における顕著な減少を生じ得る。
表1における結果はまた、不純物プロフィールが、より低い比のACN:THFでより良好であること、すなわち、3:1 ACN:THFにおける不純物プロフィールが、9:1 ACN:THFにおける不純物プロフィールより顕著に良好であることを実証する。不純物プロフィールおよび濾過性の最適な組み合わせは、3:1〜9:1の間のACN:THF比のどこかに存在するようである。
(実施例8:5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド])
4000Lのガラスを内張りした反応器に、N,N−ジメチルアセトアミド(968kg)および3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](515kg)を充填した。別個の容器において、3−アミノ−1,2−プロパンジオール(81kg)を、N,N−ジメチルアセトアミド(127kg)中に溶解した。上記3−アミノ−1,2−プロパンジオール/N,N−ジメチルアセトアミド溶液を、22℃において上記攪拌した反応混合物に添加し、上記反応混合物を1時間にわたって攪拌した。次いで、30% NaOH(123kg)を添加して、pH>9にした。37% HCl(23kg)を上記反応混合物に添加して、pH<7にした。上記反応混合物を、上記反応器ジャケットを100℃において維持することによって加熱し、約230kgのN,N−ジメチルアセトアミドを、真空下で蒸留して除去した。水(2680kg)を上記残渣に添加し、60℃において攪拌した。次いで、30% NaOH(100kg)を添加して、上記固体をpH>13において溶解した。次いで、37% HCl(105kg)を添加して、上記生成物をpH<3.5において沈澱させた。上記固体生成物を、濾過によって単離し、水(500kg)で洗浄した。上記生成物を、60℃において真空下で乾燥させて、396kgの5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド]を得た。これは、86.5面積%のクロマトグラフィー純度を有した。
(実施例9:粗製5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ビス[(2,3−ジヒドロキシプロピル)イミノ]]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](イオシメノール))
CaCl溶液を、CaCl・2HO(233kg)を水(723kg)中に溶解することによって調製した。3−クロロ−1,2−プロパンジオール(CPD)溶液を、3−クロロ−1,2−プロパンジオール(176kg)を水(176kg)中に溶解することによって調製した。上記4000Lのガラスを内張りした反応器に、水(907kg)および5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](563kg)を充填した。上記スラリーのpHを、必要に応じて、37% HClもしくは30% NaOHで5.5〜7.0に調節した。50% NaOH溶液(128kg)を、その温度を≦30℃に維持しながら、上記反応混合物に充填した。上記CaCl/水の溶液、その後、上記CPD/水の溶液を、上記反応混合物に各々充填した。次いで、上記反応混合物を、50℃において加熱し、約6時間にわたって攪拌した。50% NaOHを、必要に応じて添加して、上記反応のpHを約10に維持した。上記反応が完了したとき、酢酸(28kg)を添加して、上記反応混合物のpHを5に調節した。75℃のジャケット温度を使用して、水(1682kg)を、真空下で蒸留して除去した。10℃に冷却している間に、エタノール(2585kg)を、上記反応容器中の残渣に添加した。10℃において2時間にわたって攪拌した後、上記粗製固体を、濾過によって回収した。上記固体を、エタノール(500kg)で洗浄した。上記粗製固体を、55℃において真空下で乾燥させて、783kgの粗製5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ビス[(2,3−ジヒドロキシプロピル)イミノ]]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド]を得た。上記粗製生成物は、55% w/w 5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ビス[(2,3−ジヒドロキシプロピル)イミノ]]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド]を含んでいた。これは、77面積%のクロマトグラフィー純度を有していた。
(実施例10:精製した5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ビス[(2,3−ジヒドロキシプロピル)イミノ]]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](イオシメノール))
粗製イオシメノール(329kg)を、水(1600L)に添加して、混合物を得、上記混合物は、約200kgのイオシメノール、約60kgの関連した不純物および約140kgの塩を含んでいた。上記不溶性の有機性および無機性の不純物を濾過によって除去したところ、イオシメノール、可溶性の有機性不純物および無機性不純物を含む溶液を得た。その導電性は、64000μS/cmであった。上記溶液をナノフィルタにかけて、上記溶液を濃縮し、塩および低分子量有機性不純物を除去した。上記イオシメノールは、上記膜を通過しなかったが、その保持物中に残った。上記保持物は、約200kgのイオシメノールを含んでいた。これは、78.5面積%のクロマトグラフィー純度および2400μS/cmの導電性を有した。上記塩および低分子量有機性不純物は、上記膜を通過し、透過物中に存在した。上記脱塩したイオシメノール溶液を、強酸イオン交換樹脂および強塩基イオン交換樹脂を通すことによって、脱イオン化した。次いで、これを、木炭で脱色し、濃縮して、脱イオン化溶液を得た。これは、85.2面積%のクロマトグラフィー純度および13μS/cmの導電性を有する約200kgのイオシメノールを含んでいた。上記脱イオン化イオシメノール溶液を、水もしくは水/メタノールを使用して、逆相クロマトグラフィーによって精製して、上記生成物を上記カラムから溶出した。上記精製した画分を濃縮し、10,000ダルトン分子量カットオフの膜を使用して限外濾過し、噴霧乾燥して、95面積%のクロマトグラフィー純度を有する160kgのイオシメノールを得た。

Claims (31)

  1. イオシメノールを調製するためのプロセスであって、該プロセスは、適切な塩基および適切な添加物の存在下で、5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](C−VI)と、3−ハロ−1,2−プロパンジオールとを、水性溶媒中で反応させる工程を包含し、ここでC−VIは、以下の式:
    を有する、プロセス。
  2. 前記3−ハロ−1,2−プロパンジオールは、3−クロロ−1,2−プロパンジオールである、請求項1に記載のプロセス。
  3. 前記添加物は、ハライドもしくはC−Cカルボン酸のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩、またはこれらの組み合わせから選択され;ここで該ハライドは、塩化物、臭化物もしくはヨウ化物から選択される、請求項1または2に記載のプロセス。
  4. 前記添加物は、塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化セシウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、塩化バリウム、または等価な臭化物、ヨウ化物もしくはアセテート、またはこれらの組み合わせから選択される請求項3に記載のプロセス。
  5. 前記添加物は、塩化カルシウムである、請求項4に記載のプロセス。
  6. 前記水性溶媒は水である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のプロセス。
  7. 前記塩基は、水酸化ナトリウムである、請求項1〜6のいずれか1項に記載のプロセス。
  8. 前記プロセスは、3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)と、3−アミノ−1,2−プロパンジオールとを、塩基の存在下で反応させることによって、5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](C−VI)の調製をさらに包含し、ここでC−Vは、以下の式:
    を有する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のプロセス。
  9. 前記反応は、ジメチルスルホキシドもしくはアミド溶媒から選択される非水性極性溶媒中で行われる、請求項8に記載のプロセス。
  10. 前記塩基は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、トリエチルアミンもしくはジイソプロピルエチルアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、またはこれらの組み合わせである、請求項8または9に記載のプロセス。
  11. 前記溶媒はN,N−ジメチルアセトアミドであり、前記塩基は水酸化ナトリウムである、請求項9または10に記載のプロセス。
  12. 前記プロセスは、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(C−IV)を、マロニルジクロリドで処理することによって、C−Vの調製をさらに包含する、請求項8〜11のいずれか1項に記載のプロセス。
  13. 前記プロセスは、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨード安息香酸(C−III)と、塩素処理試薬とを、触媒の存在下で処理することによって、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(C−IV)の調製をさらに包含し、ここでC−IIIは、以下の式:
    を有する、請求項12に記載のプロセス。
  14. 前記塩素処理試薬は、塩化チオニルである、請求項13に記載のプロセス。
  15. 前記触媒は、アミド触媒もしくはアミン触媒である、請求項13または14に記載のプロセス。
  16. 前記触媒は、テトラメチルウレア、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルモルホリン、N−メチルピロリドン、4−ジメチルアミノピリジン、もしくはこれらの組み合わせである、請求項15に記載のプロセス。
  17. 3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)と、3−アミノ−1,2−プロパンジオールとを、アルカリ金属ヒドロキシド、アルカリ金属カーボネート、もしくはこれらの組み合わせから選択される無機塩基、および適切な非水性極性溶媒の存在下で、反応させることによって、5,5’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−2,4,6−トリヨード−1,3−ベンゼンジカルボキサミド](C−VI)を調製するためのプロセスであって、ここで3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)は、以下の式:
    を有する、プロセス。
  18. 前記溶媒は、ジメチルスルホキシドもしくはアミド溶媒から選択される非水性極性溶媒を含む、請求項17に記載のプロセス。
  19. 前記塩基は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、もしくはこれらの組み合わせである、請求項17または18に記載のプロセス。
  20. 前記溶媒は、N,N−ジメチルアセトアミドであり、前記塩基は、水酸化ナトリウムである、請求項18または19に記載のプロセス。
  21. 前記C−VI反応混合物を濃縮して、前記非水性極性溶媒の一部を除去する工程、および
    該濃縮された反応混合物と、水、10%〜15% NaCl溶液、アセトン、アルコール、もしくはこれらの組み合わせから選択される非溶解性溶媒とを接触させる工程、
    をさらに包含する、請求項17〜20のいずれか1項に記載のプロセス。
  22. 3,3’−[(1,3−ジオキソ−1,3−プロパンジイル)ジイミノ]ビス[5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド](C−V)を調製するためのプロセスであって、3−アミノ−5−(アミノカルボニル)−2,4,6−トリヨードベンゾイルクロリド(C−IV)と、マロニルジクロリドとを、適切なエステル溶媒、適切なニトリル溶媒もしくはこれらの混合物を含む溶媒中で反応させる工程を包含し、ここでC−VおよびC−IVは、以下の式:
    を有する、プロセス。
  23. 前記溶媒は、適切なエーテル系溶媒をさらに含む、請求項22に記載のプロセス。
  24. 前記溶媒は、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトニトリルとテトラヒドロフランとの混合物、酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合物、アセトニトリルと1,2−ジメトキシエタンとの混合物、酢酸エチルと1,2−ジメトキシエタンとの混合物、もしくはアセトニトリルと酢酸エチルとの混合物から選択される、請求項22または23に記載のプロセス。
  25. 前記溶媒は、アセトニトリル、酢酸エチル、アセトニトリルとテトラヒドロフランとの混合物、酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合物、もしくはアセトニトリルと酢酸エチルとの混合物から選択される、請求項24に記載のプロセス。
  26. 前記溶媒は、アセトニトリルもしくはアセトニトリルとテトラヒドロフランとの混合物を含む、請求項25に記載のプロセス。
  27. 前記溶媒は、アセトニトリルとテトラヒドロフランとの混合物であり、ここで該アセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比は、約1:9〜約49:1である、請求項26に記載のプロセス。
  28. 前記アセトニトリル:テトラヒドロフランの重量比は、約1:1〜約49:1である、請求項27に記載のプロセス。
  29. 前記溶媒は、酢酸エチルもしくは酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合物である、請求項25に記載のプロセス。
  30. 前記溶媒は、酢酸エチルとテトラヒドロフランとの混合物であり、ここで該酢酸エチル:テトラヒドロフランとの重量比は、約1:9〜約49:1である、請求項29に記載のプロセス。
  31. 前記酢酸エチル:テトラヒドロフランの重量比は、約1:1〜約49:1である、請求項30に記載のプロセス。
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