JP2011506566A5 - - Google Patents

Claims (40)

1. 式Ｉ：
   

   

   ［式中、
   Ｒ_１は
   （１）Ｃ_１−８アルキル；
   （２）Ｃ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−６アルキル；
   （３）アリール−Ｃ_１−６アルキル（なお、（１）〜（３）の基において任意アルキル基は場合により１個以上のハロゲン基で置換されていてもよく、Ｃ_３−８シクロアルキル基は場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン及びアリールから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよい）；
   （４）式（ｉ）：
   

   

   の基；又は
   （５）（ｉｉ）：
   

   

   の基を表し；
   Ｒ_２とＲ_３はそれらが結合しているＮ原子と一緒になり、４〜７員単環式、７〜８員架橋二環式又は８〜１２員縮合二環式であり得る飽和複素環基を形成し、前記複素環基は２個までのＮ原子を含むことができ、他のヘテロ原子を含まず、場合により独立してＣ_１−４アルキル及びＮＲ_ａＲ_ｂから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよく、但し、複素環基は２個のＮ原子を含み、ＮＲ_ａＲ_ｂ基で置換されていないか、又は１個のＮ原子を含み、１個のＮＲ_ａＲ_ｂ基で置換されており；
   あるいはＲ_２はＨ又はＣ_１−４アルキルを表し、Ｒ_３は場合により１個以上のＣ_１−４アルキル基で置換されていてもよいアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル又はアゼパニルを表し；
   Ｒ_ａはＨ又はＣ_１−４アルキルを表し；
   Ｒ_ｂはＨ又はＣ_１−４アルキルを表し；
   あるいはＲ_ａとＲ_ｂはそれらが結合しているＮ原子と一緒になり、場合により１個以上のＣ_１−４アルキル基で置換されていてもよいアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル又はアゼパニル基を形成し；
   Ｒ_４及びＲ_５は独立してＨ及びＣ_１−４アルキルから選択され、更にＲ_４又はＲ_５基の一方はアリール又はＣ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−６アルキルを表してもよく、更に同一Ｃ原子上の２個のＲ_４及びＲ_５基は前記Ｃ原子と一緒になり、Ｃ_３−８シクロアルキル基を形成してもよく；
   Ｒ_６はＣ_１−８アルキル、Ｃ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−６アルキル及びアリール−Ｃ_０−４アルキルから選択される基を表し、ここで任意アルキル基は場合により１個以上のハロゲン基で置換されていてもよく、Ｃ_３−８シクロアルキル基は場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン及びアリールから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよく；
   Ｒ_７は１個のＯ原子を含み、それ以外のヘテロ原子を含まない飽和単環式４〜７員複素環を表し、前記環は利用可能な任意Ｃ原子を介して分子の残余と結合することができ、Ｒ_７は場合により独立してＣ_１−４アルキル及びハロゲンから選択される１個以上の基で置換されていてもよく；
   ｎは１、２又は３を表し；
   ｐは０、１又は２を表し；
   アリールは場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン、Ｃ_１−４アルコキシ、Ｃ_１−４ハロアルキル、Ｃ_１−４ハロアルコキシ、シアノ及びアミノから選択される１個以上の基で置換されたフェニル基を表す］の化合物又はその塩。
2. Ｒ_１が
   （１）Ｃ_１−８アルキル；
   （２）Ｃ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−６アルキル；又は
   （３）アリール−Ｃ_１−６アルキル
   を表し；
   （１）〜（３）の基において任意アルキル基は場合により１個以上のハロゲン基で置換されていてもよく、Ｃ_３−８シクロアルキル基は場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン及びアリールから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよい請求項１に記載の化合物。
3. Ｒ_１が
   （１）Ｃ_４−６アルキル；
   （２）Ｃ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−１アルキル；又は
   （３）アリール−Ｃ_１−２アルキル
   を表す請求項２に記載の化合物。
4. Ｒ_１がＣ_１−８アルキル又はＣ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−６アルキルを表し、ここで任意アルキル基は場合により１個以上のハロゲン基で置換されていてもよく、Ｃ_３−８シクロアルキル基は場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン及びアリールから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよい請求項１に記載の化合物。
5. Ｒ_１がＣ_１−８アルキル又はＣ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−６アルキルを表す請求項４に記載の化合物。
6. Ｒ_１がＣ_４−６アルキル又はＣ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−１アルキルを表す請求項５に記載の化合物。
7. Ｒ_１がイソブチル、２，２−ジメチルプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘキシルメチル又はシクロプロピルメチルを表す請求項６に記載の化合物。
8. Ｒ_１が場合により１個以上のハロゲン基で置換されたＣ_１−８アルキルを表す請求項１に記載の化合物。
9. Ｒ_１がＣ_４−６アルキルを表す請求項８に記載の化合物。
10. Ｒ_１がイソブチル又は２，２−ジメチルプロピルを表す請求項９に記載の化合物。
11. Ｒ_１がイソブチルを表す請求項１０に記載の化合物。
12. Ｒ_１が２，２−ジメチルプロピルを表す請求項１０に記載の化合物。
13. Ｒ_１がＣ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−６アルキルを表し、ここでアルキル基は場合により１個以上のハロゲン基で置換されていてもよく、Ｃ_３−８シクロアルキル基は場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン及びアリールから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよい請求項１に記載の化合物。
14. Ｒ_１がＣ_３−８シクロアルキル−Ｃ_１アルキルを表す請求項１に記載の化合物。
15. Ｒ_１がシクロプロピルメチルを表す請求項１４に記載の化合物。
16. Ｒ_１がシクロヘキシルメチルを表す請求項１４に記載の化合物。
17. Ｒ_１が場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン及びアリールから選択される１個以上の置換基で置換されたＣ_３−８シクロアルキルを表す請求項１に記載の化合物。
18. Ｒ_１がシクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを表す請求項１７に記載の化合物。
19. Ｒ_１がアリール−Ｃ_１−６アルキルを表す請求項１に記載の化合物。
20. Ｒ_１がアリール−Ｃ_１−２アルキルを表す請求項１９に記載の化合物。
21. Ｒ_１が（ｉ）を表す請求項１に記載の化合物。
22. Ｒ_１が（ｉｉ）を表す請求項１に記載の化合物。
23. Ｒ_４及びＲ_５がＨを表す請求項２１又は２２に記載の化合物。
24. Ｒ_２とＲ_３がそれらと結合しているＮ原子と一緒になり、４〜７員単環式、７〜８員架橋二環式又は８〜１２員縮合二環式であり得る飽和複素環基を形成し、前記複素環基は２個までのＮ原子を含むことができ、他のヘテロ原子を含まず、場合により独立してＣ_１−４アルキル及びＮＲ_ａＲ_ｂから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよく、但し、複素環基は２個のＮ原子を含み、ＮＲ_ａＲ_ｂ基で置換されていないか、又は１個のＮ原子を含み、１個のＮＲ_ａＲ_ｂ基で置換されている請求項１から２３のいずれか一項に記載の化合物。
25. Ｒ_２とＲ_３がそれらと結合しているＮ原子と一緒になり、
    

    

    （式中、Ｒ_ｃはＨ又はＣ_１−４アルキルを表す）から選択される飽和複素環基を形成する請求項２４に記載の化合物。
26. Ｒ_ｃがＨを表す請求項２５に記載の化合物。
27. Ｒ_２とＲ_３がそれらと結合しているＮ原子と一緒になり、（ａ）及び（ｂ）から選択される飽和複素環基を形成する請求項２５又は２６に記載の化合物。
28. Ｒ_２とＲ_３がそれらと結合しているＮ原子と一緒になり、式（ａ）の飽和複素環基を形成する請求項２５又は２６に記載の化合物。
29. Ｒ_２とＲ_３がそれらと結合しているＮ原子と一緒になり、式（ｂ）の飽和複素環基を形成する請求項２５又は２６に記載の化合物。
30. Ｒ_ａ及びＲ_ｂが独立してＨ又はＣ_１−４アルキルを表す請求項１から２９のいずれか一項に記載の化合物。
31. Ｒ_ａ及びＲ_ｂが独立してＨ又はメチルを表す請求項３０に記載の化合物。
32. Ｒ_ａがＨを表し、Ｒ_ｂがＨ又はメチルを表す請求項２７から２９のいずれか一項に記載の化合物。
33. Ｒ_ａがＨを表し、Ｒ_ｂがメチルを表す請求項３２に記載の化合物。
34. 請求項１から３３のいずれか一項に記載の式Ｉの化合物又はその医薬的に許容可能な塩と１種以上の医薬的に許容可能な賦形剤を含有する医薬組成物。
35. 治療用としての請求項１から３３のいずれか一項に記載の式Ｉの化合物又はその医薬的に許容可能な塩。
36. ヒスタミンＨ_４受容体に介在される疾患の治療用としての請求項１から３３のいずれか一項に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩。
37. アレルギー性、免疫性もしくは炎症性疾患又は疼痛の治療用としての請求項１から３３のいずれか一項に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩。
38. ヒスタミンＨ_４受容体に介在される疾患の治療用医薬の製造における請求項１から３３のいずれか一項に記載の化合物又はその医薬的に許容可能な塩の使用。
39. ヒスタミンＨ_４受容体に介在される疾患がアレルギー性、免疫性もしくは炎症性疾患又は疼痛である請求項３８に記載の使用。
40. （ａ）式ＩＩ：
    

    

    （式中、Ｒ_１、Ｒ_２及びＲ_３は請求項１に記載した意味である）の化合物をアンモニアもしくはアンモニア等価物と反応させる工程；又は
    （ｂ）式ＶＩＩの化合物を式ＩＶの化合物（又はそのアミノ保護体）：
    

    

    （式中、Ｒ_１、Ｒ_２及びＲ_３は請求項１に記載した意味である）と反応させた後、保護基が存在する場合には必要に応じて保護基を除去する工程；又は
    （ｃ）式ＶＩＩＢの化合物を式ＩＶの化合物（又はそのアミノ保護体）：
    

    

    （式中、Ｒ_８は脱離基を表し、Ｒ_１、Ｒ_２及びＲ_３は請求項１に記載した意味である）と反応させた後、保護基が存在する場合には必要に応じて保護基を除去する工程；又は
    （ｄ）式Ｉの化合物においてＲ_１がＲ_１’−ＣＨ_２−ＣＨ_２−を表す場合には、式ＩＸ：
    

    

    ［式中、Ｒ_１’はＣ_１−６アルキル又はＣ_３−８シクロアルキル−Ｃ_０−４アルキル又はアリール−Ｃ_０−４アルキルを表し、ここで任意アルキル基は場合により１個以上のハロゲン基で置換されていてもよく、Ｃ_３−８シクロアルキル基は場合により独立してＣ_１−４アルキル、ハロゲン及びアリールから選択される１個以上の置換基で置換されていてもよく、あるいはＲ_１’はｎが２を表し、Ｒ_４及びＲ_５がＨを表す式（ｉ）の基、又はｐが２を表し、Ｒ_４及びＲ_５がＨを表す式（ｉｉ）の基を表し；Ｒ_２及びＲ_３は請求項１に記載した意味である］の化合物を還元剤で処理する工程；又は
    （ｅ）式Ｉの化合物を１段階もしくは数段階で式Ｉの別の化合物に変換する工程
    を含む請求項１に記載の式Ｉの化合物の製造方法。