JP2011255820A - 灯火器及び自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、灯火器に良好な外観性もたせながら車両の小型化を図ることができる技術を提供することを課題とする。
【解決手段】ライトケース61内に、ウインカーバルブ62と、ウインカーバルブ62より車体中心に寄った所に配置されるポジションバルブ64とを収納し、ライトケースの開口67にレンズ68を嵌めてなる灯火器46であって、ポジションバルブ64の前方を遮るようにウインカーリフレクタ63から遮光部材71を延ばし、この遮光部材の外縁72とライトケースの開口67の縁との間に隙間75を確保し、この隙間75にポジションバルブ64の発光を通過させて、レンズの外面76にポジション発光部77を形成させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、灯火器及び自動二輪車の技術に関する。
車両の前部に灯火器が配置されている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1(図4)参照。)。
特許文献1の図4に示されるように、車両の前部に、ポジションランプ用のバルブ(75)(括弧付き数字は、特許文献1記載の符号を示す。以下同じ。)とウインカランプ用
のバルブ(76)とが隣接配置され、ベース部材(79)に一体形成された灯火器が設けられている。
車両前面視で、ポジションランプ用のバルブ(75)は、その前方が、重合部(85)によって覆われている。この重合部(85)は、車体カバーが有するメインフレームサイドカバー(63)の一部が灯火器の前面へ張り出されている部分をいう。このような構成により、ポジションランプ用のバルブ(75)は直接外から見えることなく、ポジションランプの光のみを見ることができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、メインフレームサイドカバー(63)の一部は灯火器の前面に張り出されているため、メインフレームサイドカバー(63)が車両の外方に膨らみ、結果として車両が大きくなるという課題があった。
良好な外観性を維持しつつ車両の小型化を図ることができる灯火器があれば好適である。
つまり、特許技術1の技術では、ポジションライトバルブの光のみが外観視され、デザイン上優れた構成を提供することができるが、ポジションバルブを隠蔽するためにメインフレームサイドカバー(63)の形状やレンズとの合わせに配慮したりする必要があるため、メインフレームサイドカバー(63)が大型化してしまい、製造コストが高くなったり組み付けに手間がかかったりするという課題が発生する。
また、ポジションライトの位置が側部上方に配置され、ウインカの側方部の面積が制限されるため、ウインカの被視認性を向上させる上での制約になってしまう。
特開2009−51404公報
本発明は、灯火器に良好な外観性もたせながら車両の小型化を図ることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ライトケース内に、ウインカーバルブと、このウインカーバルブの発光を反射するウインカーリフレクタと、ポジションバルブの発光を反射するとともにウインカーリフレクタに隣接するポジションリフレクタを収納し、ライトケースの開口にレンズを嵌めてなる灯火器であって、ポジションバルブの前方を遮るようにウインカーリフレクタから遮光部材を延ばし、この遮光部材の外縁とライトケースの開口の縁との間に隙間を確保し、この隙間にポジションバルブの発光を通過させて、レンズの外面にポジション発光部を形成させ、ポジション発光部がポジションライトの車体中心側に配置されることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ポジション発光部の形状は、コ字又はV字形であることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、コ字又はV字形は、車幅方向外側に向かって開いていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ライトケースに、レンズより下方へ張り出す下部張り出し部が一体形成されており、この下部張り出し部に、凹部に溜まった水を排出する水抜き開口が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、水抜き開口は、正面視で、凹部の奥に設けられていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、水抜き開口は、正面視で、凹部の奥に設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、レンズのポジション発光部に相当する部位は、フルートカット形成されていることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、自動二輪車に備えられている灯火器は、左右対称にフロントカバーに取付けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ポジションバルブは車体中心寄りに配置され、ウインカーバルブは車幅方向外側に配置される。ポジションバルブをウインカーバルブの車幅方向外側に配置することに比べて、本発明によれば灯火器を車体中心へ寄せることができる。車両の全幅を小さくすることが可能となり、車両の小型化が可能となる。
また、ウインカーバルブが車幅方向外側に配置されるので、車両側方からもウインカーバルブの発光がよく見え、ウインカーの被視認性が高まる。
請求項2に係る発明では、ポジション発光部の形状は、コ字又はV字形とした。コ字又はV字形であれば、ポジション発光部を長くすることができ、ポジション発光部の発光面積を容易に増大させることができ、ポジション発光部の被視認性が高まる。
請求項3に係る発明では、コ字又はV字形は、車幅方向外側に向かって開いている。
ライトケースの丸みとコ字又はV字形との間に形成した隙間を利用してポジション発光部を形成することができるため、ライトケースの小型化が可能となる。結果、車両の小型化に繋がる。
請求項4に係る発明では、ライトケースに、レンズより下部張り出し部が一体形成され、この下部張り出し部に、凹部が形成されている。この凹部がライトケースの下縁を強調する役割を果たすので、灯火器の外観性が高まる。
請求項5に係る発明では、下部張り出し部に、凹部に溜まった水を排出する水抜き開口が設けられている。水抜き穴で凹部に溜まった水が排出されるため、凹部の外観性が低下する心配はない。
請求項6に係る発明では、水抜き開口は、正面視で、凹部の奥に設けられている。走行風が凹部の奥に当たるので、本発明によれば、凹部に溜まった水の排出が促される。
請求項7に係る発明では、レンズにおいて、ポジション発光部に相当する部分は、面発光することができるので、ポジション発光部の被視認性を向上させることができる。
請求項8に係る発明では、灯火器が、左右対称にフロントカバーに取付けられている。
車両正面視で、左のコ字又はV字形と右のコ字又はV字形とが、ほぼX字状になる。すなわち、ポジション発光部がX字状に見えて被視認性が高まる。また、ポジション発光部が車幅方向に殆ど延びていないため、車幅寸法が小さくなり、車両の幅を小さくすることができる。
本発明に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車に備えられている灯火器の取付構造を説明する正面図である。 車両幅方向左側に配置される灯火器の正面図である。 灯火器に設けられているレンズの正面図である。 図3の5−5線断面図である。 図3の6−6線断面図である。 灯火器の背面図である。 図7の8−8線断面図である。 図8の9矢視図である。 図9の10−10線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図中及び実施例において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、各々、自動二輪車に乗車する運転者から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示されているように、自動二輪車10は、車両前部に配置されハンドル11によって操向可能に設けた前輪12と、この前輪12の後方に配置される駆動源としてのエンジン13と、このエンジン13の後方に配置されエンジン13によって駆動される後輪14と、前輪12と後輪14の間にシート15とを有し、このシート15に乗員が跨って座る形態の鞍乗り型車両である。
エンジン13に、吸気系16と排気系17とが備えられている。
車体にスイングアーム18が上下に揺動自在に設けられ、このスイングアーム18の後端に後輪14が回転自在に取付けられると共に車体との間にリヤクッション19L(手前側の符号19Lのみ示す。)が設けられている。
自動二輪車10は、車体カバー20によって覆われている。車体カバー20は、車両の前面を覆うフロントカバー21と、このフロントカバー21の後部から車両後方へ連続して設けられ車両後方へ延ばされ車両の側面を覆う左右のサイドカバー22L、22R(手前側の符号22Lのみ示す。)と、このサイドカバー22L、22Rの上部に設けられ車両の上部を覆うアッパーカバー25と、からなる。フロントカバー21及びサイドカバー22L、22Rに、灯火器としての左右のウインカ28L、28R(手前側の符号28Lのみ示す。)が取付けられている。
サイドカバー22L、22Rは、図示せぬ車体フレーム及びエンジン13の左右の側方を覆う左右のメインフレームサイドカバー23L、23R(手前側の符号23Lのみ示す。)と、これらの左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの後縁から連続して車両後方へ延ばされる左右のリヤサイドカバー24L、24R(手前側の符号24Lのみ示す。)とからなる。
左右のサイドカバー22L、22Rから下方へピボットプレートを左右外方から覆う左右のピボットプレートカバー27L、27R(手前側の符号27Lのみ示す。)が延ばされている。
前輪12の上方に、フロントフェンダ31が配置され、ハンドル11の周囲に、ハンドル11を囲うハンドルカバー26が配置され、このハンドルカバー26の前部にヘッドライト29が取付けられている。また、後輪14の上方に、リヤフェンダ32が配置され、リヤフェンダ32の上方にテールライト33が配置され、このテールライト33の上方にグラブレール34が配置されている。
次に、灯火器の取付構造等について説明する。
図2に示されているように、車両の前部に、車体フレーム41を構成するヘッドパイプ42が設けられ、このヘッドパイプ42から車幅方向左右に一本のステー部材43が延ばされ、このステー部材43に左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rが取付けられている。
左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの内面から車幅方向内側へ、左右の灯火器46L、46Rが取付けられる複数の突出座部47が突出されている。
以下、左右の灯火器46L、46Rをまとめて灯火器46ということがある。
ヘッドパイプ42の前方に、フロントカバー21が配置され、このフロントカバー21の縁と左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rの縁と間に左右の灯火器46L、46Rが取付けられる左右の灯火器用開口48L、48Rが形成され、左右の灯火器用開口48L、48Rに灯火器46L、46Rが左右対称に取付けられている。フロントカバー21は、止め穴50、50を有し、これらの止め穴50、50へ挿入したねじ50a、50aを介してヘッドパイプ42側へ取付けられている。
フロントカバー21の内面に車両後方へ後述する灯火器46L、46Rに設けた係合穴に係合する複数の係合爪49が突出されている。係合穴については次図にて説明する。
図3に示されているように、灯火器46R(46)の車幅方向内側に、複数の第1フランジ部51が形成され、これらの第1フランジ部51に、各々、係合穴53が開けられ、これらの係合穴53に係合爪(図2、符号49)が係合可能となっている。
灯火器46の車幅方向外側に、複数の第2フランジ部52が形成され、これらの第2フランジ部52に、各々締結穴(後述する図7、符号54)が開けられている。
図2を併せて参照して、左右の灯火器46L、46Rは、フロントカバー21に設けた複数の係合爪49に、灯火器46L、46R側に開けた係合穴53を係合させた後、突出座部47に、第2フランジ部52を合わせ、車両内側から締結部材55により左右の灯火器46L、46Rを各々左右のメインフレームサイドカバー23L、23Rへ締結する。
上記構成により、左右の灯火器46L、46Rは車体へ固定される。
次に、灯火器の基本構造について説明する。
図3は車幅方向右側に配置されている右の灯火器を正面から見たものである。左側に配置されている左の灯火器は、右の灯火器と車幅方向中心に対して左右対称に形成されている他、大きく変わるところはなく説明を省略する。
灯火器46R(46)に、ライトケース61が備えられ、このライトケース61内に、ウインカーバルブ62と、このウインカーバルブ62の発光を反射するウインカーリフレクタ63と、ウインカーバルブ62より車体中心に寄った所に配置されるポジションバルブ64と、このポジションバルブ64の発光を反射するポジションリフレクタ65とが収納され、ライトケースの開口67にレンズ68を嵌めてなる。図中、62Jはウインカーバルブの軸線、64Jはポジションバルブの軸線である。
ウインカーバルブの軸線62Jは、前方視で車両前方に車両の左右に拡開する向きで取付けられる。ポジションバルブの軸線64Jは、同じく、前方視で車両前上方で且つ車両の左右に拡開する向きで取付けられる。
ウインカーバルブ62はライトケース61の背面側から脱着可能であり、ポジションバルブ64はライトケース61の下側から脱着可能である。
ポジションバルブ64の前方を遮るようにウインカーリフレクタ63から遮光部材71が延ばされ、この遮光部材の外縁72とライトケースの開口の縁73との間に隙間75を確保し、この隙間75にポジションバルブ64の発光を通過させて、レンズの外面76にポジション発光部77を形成させる。
遮光部材71は別部材であり、遮光部材71は、ライトケース61のポジションリフレクタ65が位置する部位に取付けられている。
仮に、遮光部材をライトケースに内蔵する代わりに、車体カバー(カウル)の一部を灯火器のレンズに張り出し、ポジションバルブの前方を覆うようにすると、カウルとレンズとの間の寸法管理が煩雑となる。結果、カウルのコストアップに繋がる。加えて、カウルの大型化を招く。
この点、本発明では、灯火器46に遮光部材71を配置したので、カウルのコストアップを招く心配はない。また、カウルが大きくなることもない。
ポジション発光部77の形状は、車両正面視で、V字形である。V字形は、車幅方向外側に向かって開いている。
なお、本実施例では、V字形にしたが、コ字形にすることは差し支えない。
遮光部材71は、車両後方へ突出された第1ボス部81と第2ボス部82とを有し、これらのボス部81、82を介してライトケース61に取付けられている。取付構造の詳細については後述する。
次に、灯火器の前面に取付けられるレンズについて説明する。
図4に示されているように、レンズ68は、その内面の一部に、光源となるバルブの光を散乱させるカットが施されている。
図中、83はレンズカットされていない領域であり、84はフルートカット(レンズカット)されている領域である。
レンズ68のポジション発光部(図3、符号77)に相当する部位は、フルートカット形成されている。ポジション発光部77に相当する部分は、フルートカット形成によって面発光することができるので、ポジション発光部の被視認性を向上させることができる。
次に、ポジションバルブの前方に配置されている遮光部材について説明する。
図5に示されているように、ライトケース61に、車両後方へ凹ませた2つの光凹部85、86が形成され、これらの光凹部85、86に、ソケット87、(図3の符号88)が取付けられ、これらのソケット87、88に、各々、ウインカーバルブ62とポジションバルブ64がセットされている。光凹部85、86の表面に、各々、ポジションバルブ64の発光を反射するポジションリフレクタ65と、ウインカーバルブ62の発光を反射するウインカーリフレクタ63とが形成されている。ライトケース61は樹脂製であり、ライトケース61の光凹部85、86の表面に、アルミニウム薄膜を蒸着する等により形成される。
ライトケース61の開口67に溝部89が設けられ、この溝部89に樹脂製のシール材91を介してレンズ68が取付けられている。
図6に示されているように、ライトケース61に、レンズ68より下方へ張り出す下部張り出し部92が一体形成されており、この下部張り出し部92に、前方へ開く凹部93が形成されている。
この下部張り出し部92に、凹部93に溜まった水を排出する水抜き開口94が設けられている。水抜き開口94で凹部93に溜った水が排出されるため、凹部93の外観性が低下する心配はない。
図3を併せて参照して、水抜き開口94は、正面視で、凹部93の奥に設けられているので、水抜き開口94を見え難くでき、外観性が損なわれ難い。加えて、走行風が凹部93の奥に当たるので、凹部93に溜まった水の排出が促される。
次に、遮光部材の取付構造等について説明する。
図7に示されているように、ライトケース61にバルブがセットされるソケット87、88が取付けられている。ポジションバルブ64用のソケット87、88の近傍に、遮光部材71が取付けられる取付座部95、95が設けられている。
図8に示されているように、遮光部材71は、車両後方へ突出される第1ボス部81及び第2ボス部82とを有し、これらの第1ボス部81及び第2ボス部82が、ライトケース61に設けた取付座部95、95にセットされ、ねじ部材96により、遮光部材71がライトケース61に取付けられている。
次に遮光部材の構造について説明する。
図9に示されているように、遮光部材71は、背面視で略V字形状を呈する部材であり、裏面71bの上部及び下部に第1ボス部81及び第2ボス部82が形成されている。
図10に示されているように、遮光部材71は、車両側面視で前方に突出された、くの字状を呈する。図中、領域A及び領域Bの範囲は、リフレクターの機能をもたせており、これら領域A及び領域Bは、アルミニウム薄膜を蒸着する等により形成される。
以上に述べた灯火器の作用を次に述べる。
図2に戻って、ポジションバルブ(図3、符号64)は車幅方向中心寄りに配置され、ウインカーバルブ62、62は車幅方向外側に配置される。ポジションバルブ64、64をウインカーバルブ62、62の車幅方向外側に配置する場合に較べて、本発明によれば灯火器46L、46Rを車体中心へ寄せることができる。
灯火器46L、46Rを車体中心へ寄せることができれば、車両の全幅Wを小さくすることが可能となり、車両の小型化が可能となる。
また、ウインカーバルブ62、62が車幅方向外側に配置されるので、車両側方からもウインカーバルブ62、62の発光がよく見え、ウインカーの被視認性が高まる。
ポジション発光部77、77の形状は、コ字形である。コ字形であれば、ライトケース(図3、符号61)の丸みを利用してポジション発光部77、77を形成することができるため、ライトケースの小型化が可能となる。結果、車両の小型化に繋がる。
そして、車両正面視で、ポジション発光部77、77の形状をなす左のコ字と右のコ字とが、ほぼX字状になる。すなわち、ポジション発光部77、77がX字状に見えて被視認性が高まる。また、ポジション発光部77、77が車幅方向に殆ど延びていないため、車幅寸法が小さくなり、車両の幅を小さくすることができる。
ライトケース61、61に、レンズ68、68より下方へ張り出す下部張り出し部92、92が一体形成されており、この下部張り出し部92、92に、前方へ開く凹部93、93が形成されている。
凹部93、93がライトケースの下縁を強調する役割を果たし、灯火器46L、46Rの外観性が高まる。
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
請求項1では、ポジション発光部の形状は、V字形に限定されず、コ字形、U字形、L字形、その他任意に設定することは差し支えない。
請求項2では、ポジション形状部のコ字形状は、車幅方向外側に向かって開いているが、車幅方向上側、下側、斜め上方又は斜め下方に向かって開くように配置することは差し支えない。
請求項3では、ライトケースに一体形成されレンズより下方へ張り出す下部張り出し部を省略することは差し支えない。
請求項4では、下部張り出し部に設けた水抜き開口を省くことは差し支えない。
本発明は、自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、21…フロントカバー、46、46L、46R…灯火器、61…ライトケース、62…ウインカーバルブ、63…ウインカーリフレクタ、64…ポジションバルブ、65…ポジションリフレクタ、67…ライトケースの開口、68…レンズ、71…遮光部材、72…遮光部材の外縁、75…隙間、76…レンズの外面、77…ポジション発光部、92…下部張り出し部、93…凹部、94…水抜き開口。

Claims (8)

  1. ライトケース(61)内に、ウインカーバルブ(62)と、このウインカーバルブ(62)の発光を反射するウインカーリフレクタ(63)と、ポジションバルブ(64)の発光を反射するとともに前記ウインカーリフレクタ(63)に隣接するポジションリフレクタ(65)を収納し、
    前記ライトケースの開口(67)にレンズ(68)を嵌めてなる灯火器(46)であって、
    前記ポジションバルブ(64)の前方を遮るように前記ウインカーリフレクタ(63)から遮光部材(71)を延ばし、この遮光部材の外縁(72)と前記ライトケースの開口(67)の縁との間に隙間(75)を確保し、
    この隙間(75)に前記ポジションバルブ(64)の発光を通過させて、前記レンズの外面(76)にポジション発光部(77)を形成させ、
    前記ポジション発光部(77)が前記ポジションライトの車体中心側に配置されることを特徴とする灯火器。
  2. 前記ポジション発光部(77)の形状は、コ字又はV字形であることを特徴とする請求項1記載の灯火器。
  3. 前記コ字又はV字形は、車幅方向外側に向かって開いていることを特徴とする請求項2記載の灯火器。
  4. 前記ライトケース(61)に、前記レンズ(68)より下方へ張り出す下部張り出し部(92)が一体形成されており、この下部張り出し部(92)に、前方へ開く凹部(93)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の灯火器。
  5. 前記下部張り出し部(92)に、前記凹部(93)に溜まった水を排出する水抜き開口94が設けられていることを特徴とする請求項4記載の灯火器。
  6. 前記水抜き開口(94)は、正面視で、前記凹部(93)の奥に設けられていることを特徴とする請求項5記載の灯火器。
  7. 前記レンズ(68)の前記ポジション発光部(77)に相当する部位は、フルートカット形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の灯火器。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項記載の灯火器(46)が、左右対称にフロントカバー(21)に取付けられていることを特徴とする自動二輪車。
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