JP5190309B2 - 自動二輪車の前照灯構造 - Google Patents
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Description
このような従来の自動二輪車の前照灯構造として、左右非対称な前照灯が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
更に、上下幅が大きい方の前照灯では、光の拡散量が多くなり、照射範囲が広くなるから、例えば、ロービーム用前照灯に適している。
円形状の前照灯は、リフレクタの上下左右の寸法を大きくすることが可能になり、光の拡散量が多くなって照射範囲が広くなるため、ロービーム用前照灯に適している。
また、ポジションランプを上下幅が小さい方の前照灯に備えることで、左右の前照灯全体としての上下幅が大きくならないため、左右の前照灯全体がコンパクトになる。
更に、ポジションランプを備えていない上下幅が大きい方の前照灯では、ポジションランプによりリフレクタ面を縮小することがないので、光の拡散量が確保され、広い照射範囲が維持される。
作用として、単一のハウジング及び単一のレンズによって、左右の異なる形状の前照灯を単一の前照灯として車体に組付けることが可能になる。
作用として、ポジションランプの位置が高くなり、視認性が高まる。
作用として、左右の前照灯のうち、円形状の輪郭形状とされた前照灯が、カバー部材によって強調されて他方の前照灯よりも前方に位置するような印象を与える。
作用として、一方の円形の前照灯と他方の前照灯との大きさの違いが、バイザーの形状によって際立つようになる。
作用として、左右の前照灯が同一構造で交換可能であれば、一方の前照灯のフィラメントが切れたときに、一方の前照灯のバルブと他方の前照灯のバルブとを交換することで一方の前照灯が点灯可能になる。
作用として、車両に対して左右の前照灯が違和感なく配置される。
作用として、車体の中心線に対して、左右の前照灯の慣性モーメントを等しくすることが可能になり、左右のハンドル操作を違和感なく行え、また、大きな前照灯が車体の中心に近く配置され、小さな前照灯が車体の中心から遠く配置される、というようなバランスの取れた魅力的な外観となる。
更に、他方の前照灯の上下幅を小さくすることで、光の拡散量を少なくしてスポット的に照射することができ、照射距離を大きくすることができるため、ハイビームに適した前照灯とすることができる。
以上より、左右の前照灯全体としての意匠性を向上させながら、機能性をも向上させることができる。
また、左右の前照灯の一方を円形状とすることで、上下左右方向においてリフレクタ面を大きくすることができ、ロービームに適した形状とすることができる。
また、左右の前照灯のうち、上下幅が小さい方の前照灯にポジションランプを備えるので、左右の前照灯全体をコンパクトにすることができるとともに、上下幅が大きい方の前照灯にはポジションランプが設けられないので、リフレクタ面を容易に拡大して照射範囲を広くすることができ、ロービーム用として適したものにすることができる。
図1は本発明に係る前照灯構造を備える自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11の前端に設けられたヘッドパイプ12にフロントフォーク13が操舵自在に取付けられ、このフロントフォーク13の上端にバーハンドル14、下端に前輪16がそれぞれ取付けられ、車体フレーム11を構成する左右一対のメインフレーム17,18(手前側の符号17のみ示す。)とダウンフレーム21とにエンジン22が取付けられ、メインフレーム17,18の後部下部に一体に設けられたピボットフレーム23,24(手前側の符号23のみ示す。)にピボット軸26を介してスイングアーム27が上下スイング自在に取付けられ、このスイングアーム27の後端に後輪28が取付けられ、メインフレーム17,18の上部後部から後方へ車体フレーム11を構成する左右一対のシートレール31,32(手前側の符号31のみ示す。)が延ばされ、ピボットフレーム23,24とシートレール31,32の後端とに左右一対のサブフレーム33,34(手前側の符号33のみ示す。)が取付けられ、スイングアーム27の後部とサブフレーム22,24とに左右一対のリヤクッションユニット36,37(手前側の符号36のみ示す。)が渡され、メインフレーム17,18の上部に燃料タンク41が取付けられ、シートレール31,32の上部にシート42が取付けられた車両である。
フロントフォーク13の前部には前照灯45及びこの前照灯45を覆うフロントカウル46が取付けられている。
ロービーム専用灯71がロービームを照射するときにはハイビーム専用灯72は消灯し、ハイビーム専用灯72がハイビームを照射するときにはロービーム専用灯71は消灯する。
前照灯45及びメータバイザー51はフロントカウル46に取付けられ、フロントカウル46は図示せぬステーを介してフロントフォーク13に取付けられている。
メータバイザー51は、ビス77を挿入する複数のビス挿通穴88を備える。
このように、ハイビーム専用灯72は、つり目形で、直線部72dを含む新規な印象を与える輪郭形状を有する。
また、ロービーム用リフレクタ部81eの前方を前照灯カバー75によって覆うことがないため、十分なリフレクタ面積及びレンズ面積を確保することができる。
従って、前照灯45を正面から見たときに、ハイビーム専用灯72よりもロービーム専用灯71がより一層大きく感じられ、非対称な前照灯45を際立たせることができる。
更に、他方のハイビーム専用灯72の上下幅H2を小さくすることで、光の拡散量を少なくしてスポット的に照射することができ、照射距離を大きくすることができるため、ハイビームに適した前照灯とすることができる。
以上より、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72全体としての意匠性を向上させながら、機能性をも向上させることができる。
Claims (10)
- ハウジング(81)と、このハウジングに設けられるリフレクタ(81e,81f)と、このリフレクタに取付けられる光源となるバルブ(91,92)と、前記リフレクタ及び前記バルブの前方を覆うように前記ハウジングに取付けられるレンズ(95)とから構成される前照灯(71,72)を複数備え、正面視で左右に前記前照灯がそれぞれ少なくとも1灯ずつ設けられるとともに、左右の前照灯が非対称な形状を成す自動二輪車の前照灯構造において、
前記左右の前照灯(71,72)の前記バルブ(91,92)を通る鉛直線(101,102)上で、左右の一方の前照灯の上下幅(H1)は、他方の前照灯の上下幅(H2)よりも大きく、前記左右の前照灯の一方(71)の外形が円形状、他方(72)の外形が直線を含む形状で構成され、
前記左右の前照灯のうち、上下幅が小さい方の前照灯(72)にポジションランプ(93)を備える、
ことを特徴とする自動二輪車の前照灯構造。 - 前記左右の前照灯(71,72)は、単一の前記ハウジング(81)と、このハウジングに設けられた各々の前記リフレクタ(81e,81f)及び各々の前記バルブ(91,92)と、これらのリフレクタ(81e,81f)及びバルブ(91,92)の前方を覆う単一の前記レンズ(95)とから構成されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記ポジションランプ(93)は、前記前照灯(72)の上部に配置されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記レンズ(95)を左右に区画するカバー部材(75)を備え、このカバー部材(75)は、前記左右の前照灯(71,72)のうち、いずれか一方の輪郭形状に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記左右の前照灯の一方(71)を円形の輪郭形状とし、前記カバー部材(75)は、前記円形の前照灯(71)の輪郭形状に沿うように前記レンズを区画することを特徴とする請求項4記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記カバー部材(75)は、正面視で一方の前記前照灯(71)に設けられた円形の区画部から前記他方の前照灯(72)側に延びて前記ポジションランプ(93)の前方を覆う遮蔽部(75b)を備えることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記左右の前照灯(71,72)の上方に、前記カバー部材(75)の上縁に沿ってバイザー(51)が設けられ、このバイザー(51)における前記円形の前照灯の上方に対応する部分には、他の部分よりも運転者側へ延ばされた延出部(51a)が形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記左右の前照灯(71,72)の前記バルブ(91,92)は、2つのフィラメントを備えることを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか1項記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記左右の前照灯(71,72)は、前輪(16)を操舵するハンドル(14)側に取付けられ、前記自動二輪車の車幅方向の中央を鉛直に延びる車体の中心線(73)から左右の前照灯の両端までの距離(L1,L2)は等しいことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の自動二輪車の前照灯構造。
- 前記車体の中心線(73)と、前記左右の前照灯(71,72)の各バルブ(91,92)を通る直線(103)との交点(104)は、前記左右の前照灯の円形の前記リフレクタ(81e、81f)の領域に位置することを特徴とする請求項9記載の自動二輪車の前照灯構造。
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