JP2010012805A - 自動二輪車の前照灯構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】意匠性及び機能性の向上が図れる自動二輪車の前照灯構造を提供する。
【解決手段】正面視で左右にロービーム専用灯71、ハイビーム用前照灯72がそれぞれ少なくとも1灯ずつ設けられるとともに、左右のロービーム専用灯71、ハイビーム専用灯72が非対称な形状を成す自動二輪車の前照灯構造において、左右のロービーム専用灯71、ハイビーム専用灯72のロービーム用バルブ91、ハイビーム用バルブ92を通る第1鉛直線101、第2鉛直線102上で、ロービーム専用灯71の上下幅H1が、ハイビーム専用灯72の上下幅H2よりも大きく、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の一方の外形が円形状、他方の外形が直線を含む形状で構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動二輪車の前照灯構造の改良に関するものである。
自動二輪車に備える前照灯は、車両のデザインを決める上で大きく影響する部品であり、外観部品として重要度が高い。
このような従来の自動二輪車の前照灯構造として、左右非対称な前照灯が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3866383号公報
特許文献1の図5によれば、前照灯装置50は、左側に放電ランプ55、右側にフィラメントランプ59が配置され、車体中心M4から放電ランプ55とフィラメントランプ59との境界が距離δ4だけオフセットして左右非対称にされている。
上記前照灯装置50では、放電ランプ55及びフィラメントランプ59の外形がいずれも矩形であり、放電ランプ55の前面レンズ54とフィラメントランプ59の前面レンズ58との左右幅を変えるにとどまっている。
また、左右の前面レンズ54,58の上下幅が同等であるため、前面レンズ54,58が左右に連続的に繋がった印象を受け、前照灯装置50として一つにまとまった形状になっている。
従って、前照灯装置50は、左右非対称という新規な印象を受けにくい。また、一般的に前照灯は、意匠性とともに機能性も十分に満足したものであることが好ましい。
更に、前照灯にポジションランプを備えたものが知られているが、上記前照灯装置50にポジションランプを設けた場合には、ポジションランプを含めて前照灯の意匠性・機能性を向上させることが望ましい。
本発明の目的は、意匠性及び機能性の向上が図れる自動二輪車の前照灯構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、ハウジングと、このハウジングに設けられるリフレクタと、このリフレクタに取付けられる光源となるバルブと、リフレクタ及びバルブの前方を覆うようにハウジングに取付けられるレンズとから構成される前照灯を複数備え、正面視で左右に前照灯がそれぞれ少なくとも1灯ずつ設けられるとともに、左右の前照灯が非対称な形状を成す自動二輪車の前照灯構造において、左右の前照灯のバルブを通る鉛直線上で、左右の一方の前照灯の上下幅が、他方の前照灯の上下幅よりも大きく、左右の前照灯の一方の外形が円形状、他方の外形が直線を含む形状で構成されていることを特徴とする。
作用として、左右の前照灯でバルブを通る鉛直線上の上下幅が異なることで、左右の前照灯の印象が大きく異なったものとなり、自動二輪車の外観性として強い印象を与える。
更に、上下幅が大きい方の前照灯では、光の拡散量が多くなり、照射範囲が広くなるから、例えば、ロービーム用前照灯に適している。
また、上下幅が小さい方の前照灯では、光が収束しやすくなり、スポット的に照射することが可能になるから、照射距離が大きくなり、例えば、ハイビーム用前照灯に適している。
更にまた、外形が円形状の前照灯と、外形が直線を含む形状の前照灯というように、左右の前照灯の外形が大きく異なるため、左右の前照灯全体の外観性として強い印象を与える。
円形状の前照灯は、リフレクタの上下左右の寸法を大きくすることが可能になり、光の拡散量が多くなって照射範囲が広くなるため、ロービーム用前照灯に適している。
請求項2に係る発明は、左右の前照灯が、単一のハウジングと、このハウジングに設けられた各々のリフレクタ及び各々のバルブと、これらのリフレクタ及びバルブの前方を覆う単一のレンズとから構成されることを特徴とする。
作用として、単一のハウジング及び単一のレンズによって、左右の異なる形状の前照灯を単一の前照灯として車体に組付けることが可能になる。
請求項3に係る発明は、左右の前照灯のうち、上下幅が小さい方の前照灯にポジションランプを備えることを特徴とする。
作用として、ポジションランプを上下幅が小さい方の前照灯に備えることで、左右の前照灯全体としての上下幅が大きくならないため、左右の前照灯全体がコンパクトになる。
これにより、ポジションランプを備えていない上下幅が大きい方の前照灯では、ポジションランプによりリフレクタ面を縮小することがないので、光の拡散量が確保され、広い照射範囲が維持される。
請求項4に係る発明は、ポジションランプが、前照灯の上部に配置されることを特徴とする。
作用として、ポジションランプの位置が高くなり、視認性が高まる。
請求項5に係る発明は、レンズを左右に区画するカバー部材を備え、このカバー部材が、左右の前照灯のうち、いずれか一方の輪郭形状に沿うように形成されていることを特徴とする。
作用として、レンズを左右に区画するカバー部材が、左右の前照灯の一方の輪郭形状に沿うように形成されることで、左右の前照灯の一方が外観として強調されて、他方の前照灯よりも手前に位置するような印象を与えることが可能になり、左右の前照灯で遠近感が異なるように感じさせる。
請求項6に係る発明は、左右の前照灯の一方を円形の輪郭形状とし、カバー部材が、円形の前照灯の輪郭形状に沿うようにレンズを区画することを特徴とする。
作用として、左右の前照灯のうち、円形状の輪郭形状とされた前照灯が、カバー部材によって強調されて他方の前照灯よりも前方に位置するような印象を与える。
請求項7に係る発明は、カバー部材が、正面視で一方の前照灯に設けられた円形の区画部から他方の前照灯側に延びてポジションランプの前方を覆う遮蔽部を備えることを特徴とする。
作用として、カバー部材の遮蔽部がポジションランプの前方を覆うことで、ポジションランプは、直接に視認されにくくなり、他方の前照灯がポジションランプの光りで間接的にほのかに光り、ポジションランプの役目をする。
請求項8に係る発明は、左右の前照灯の上方に、カバー部材の上縁に沿ってバイザーが設けられ、このバイザーにおける円形の前照灯の上方に対応する部分には、他の部分よりも運転者側へ延ばされた延出部が形成されていることを特徴とする。
作用として、一方の円形の前照灯と他方の前照灯との大きさの違いが、バイザーの形状によって際立つようになる。
請求項9に係る発明は、左右の前照灯のバルブが、2つのフィラメントを備えることを特徴とする。
作用として、左右の前照灯が同一構造で交換可能であれば、一方の前照灯のフィラメントが切れたときに、一方の前照灯のバルブと他方の前照灯のバルブとを交換することで一方の前照灯が点灯可能になる。
請求項10に係る発明は、左右の前照灯が、前輪を操舵するハンドル側に取付けられ、自動二輪車の車幅方向の中央を鉛直に延びる車体の中心線から左右の前照灯の両端までの距離が等しいことを特徴とする。
作用として、車両に対して左右の前照灯が違和感なく配置される。
請求項11に係る発明は、車体の中心線と、左右の前照灯の各バルブを通る直線との交点が、左右の前照灯の円形のリフレクタの領域に位置することを特徴とする。
作用として、車体の中心線に対して、左右の前照灯の慣性モーメントを等しくすることが可能になり、左右のハンドル操作を違和感なく行え、また、大きな前照灯が車体の中心に近く配置され、小さな前照灯が車体の中心から遠く配置される、というようなバランスの取れた魅力的な外観となる。
請求項1に係る発明では、左右の前照灯のバルブを通る鉛直線上で、左右の一方の前照灯の上下幅が、他方の前照灯の上下幅よりも大きいので、左右の前照灯を印象が大きく異なったものにすることができ、自動二輪車の外観性として強い印象を与えることができる。従って、意匠性を向上させることができ、商品魅力を高めることができる。
また、一方の前照灯の上下幅を大きくすることで、光の拡散量を多くして照射範囲を広くすることができ、ロービームに適した前照灯とすることができる。
更に、他方の前照灯の上下幅を小さくすることで、光の拡散量を少なくしてスポット的に照射することができ、照射距離を大きくすることができるため、ハイビームに適した前照灯とすることができる。
以上より、左右の前照灯全体としての意匠性を向上させながら、機能性をも向上させることができる。
更にまた、左右の前照灯の一方の外形が円形状、他方の外形が直線を含む形状で構成されているので、左右の前照灯の形状を大きく異ならせることができ、左右の前照灯全体の外観性として強い印象を与えることができる。
また、左右の前照灯の一方を円形状とすることで、上下左右方向においてリフレクタ面を大きくすることができ、ロービームに適した形状とすることができる。
請求項2に係る発明では、左右の前照灯が、単一のハウジングと、このハウジングに設けられた各々のリフレクタ及び各々のバルブと、これらのリフレクタ及びバルブの前方を覆う単一のレンズとから構成されるので、左右で異なる形状の前照灯を備えながら、単一の前照灯として車体へ容易に組付けることができる。
請求項3に係る発明では、左右の前照灯のうち、上下幅が小さい方の前照灯にポジションランプを備えるので、左右の前照灯全体をコンパクトにすることができる。
また、上下幅が大きい方の前照灯にはポジションランプが設けられないので、リフレクタ面を容易に拡大して照射範囲を広くすることができ、ロービーム用として適したものにすることができる。
請求項4に係る発明では、ポジションランプが、前照灯の上部に配置されるので、ポジションランプの視認性を高めることができる。
請求項5に係る発明では、レンズを左右に区画するカバー部材を備え、このカバー部材が、左右の前照灯のうち、いずれか一方の輪郭形状に沿うように形成されているので、左右一体の前照灯でありながら、左右の前照灯で遠近感を異ならせることができ、より斬新な印象にして意匠性を向上させることができる。
請求項6に係る発明では、左右の前照灯の一方を円形の輪郭形状とし、カバー部材が、円形の前照灯の輪郭形状に沿うようにレンズを区画するので、カバー部材が円形状前照灯のレンズの広い範囲に設けられるため、前照灯の外観性の印象をより強めることができ、より一層前照灯の意匠性を向上させることができる。
請求項7に係る発明では、カバー部材が、正面視で一方の前照灯に設けられた円形の区画部から他方の前照灯側に延びてポジションランプの前方を覆う遮蔽部を備えるので、カバー部材によってポジションランプを直接に視認しにくくすることができ、外観性を向上させることができるとともに、他方の前照灯をポジションランプの光で発光させて自動二輪車の位置や幅を第三者に認識させることができる。
請求項8に係る発明では、左右の前照灯の上方に、カバー部材の上縁に沿ってバイザーが設けられ、このバイザーにおける円形の前照灯の上方に対応する部分では、他の部分よりも運転者側へ延ばされた延出部が形成されるので、左右の前照灯の大きさの違いを、バイザーによって際立たせることができる。従って、左右非対称な形状を外観としてより一層強く印象付けることができ、意匠性を向上させることができる。
請求項9に係る発明では、左右の前照灯のバルブが、2つのフィラメントを備えるので、一方の前照灯のフィラメントが切れたときに、一方の前照灯のバルブと他方の前照灯のバルブとを交換することが可能になり、一方の前照灯が点灯することができるため、緊急時に容易に対応することができる。
請求項10に係る発明では、左右の前照灯が、前輪を操舵するハンドル側に取付けられ、自動二輪車の車幅方向の中央を鉛直に延びる車体の中心線から左右の前照灯の両端までの距離が等しいので、車両に対して左右の前照灯を違和感なく配置することができ、外観性を向上させることができる。
請求項11に係る発明では、車体の中心線と、左右の前照灯の各バルブを通る直線との交点が、左右の前照灯の円形のリフレクタの領域に位置するので、車体の中心線に対して、左右の前照灯の慣性モーメントを等しくすることができ、左右のハンドル操作を違和感なく行うことができる上、前照灯のバランスの取れた魅力的な外観を得ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る前照灯構造を備える自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11の前端に設けられたヘッドパイプ12にフロントフォーク13が操舵自在に取付けられ、このフロントフォーク13の上端にバーハンドル14、下端に前輪16がそれぞれ取付けられ、車体フレーム11を構成する左右一対のメインフレーム17,18(手前側の符号17のみ示す。)とダウンフレーム21とにエンジン22が取付けられ、メインフレーム17,18の後部下部に一体に設けられたピボットフレーム23,24(手前側の符号23のみ示す。)にピボット軸26を介してスイングアーム27が上下スイング自在に取付けられ、このスイングアーム27の後端に後輪28が取付けられ、メインフレーム17,18の上部後部から後方へ車体フレーム11を構成する左右一対のシートレール31,32(手前側の符号31のみ示す。)が延ばされ、ピボットフレーム23,24とシートレール31,32の後端とに左右一対のサブフレーム33,34(手前側の符号33のみ示す。)が取付けられ、スイングアーム27の後部とサブフレーム22,24とに左右一対のリヤクッションユニット36,37(手前側の符号36のみ示す。)が渡され、メインフレーム17,18の上部に燃料タンク41が取付けられ、シートレール31,32の上部にシート42が取付けられた車両である。
フロントフォーク13の前部には前照灯45及びこの前照灯45を覆うフロントカウル46が取付けられている。
図中の符号51はフロントカウル46の上部に取付けられたメータバイザー、52はメータバイザー51で前方が覆われたメータ、53は前輪16の上方を覆うフロントフェンダ、54,55(手前側の符号54のみ示す。)はフロントサイドカウル、56はメインスタンド、57はサイドスタンド、58はグラブレール、59は後輪28の上方を覆うリヤフェンダ、61はエンジン22のシリンダヘッド62の後部に接続された吸気装置、63はシリンダヘッド62の前部に接続された排気装置である。
図2は本発明に係る自動二輪車の正面図であり、自動二輪車10の前照灯45は、左右非対称、即ち、右側に配置されたロービーム専用灯71が円形状(いわゆる「丸目」)、左側に配置されたハイビーム専用灯72が上縁に直線を含む形状(いわゆる「つり目」)というように斬新な印象を与えるものである。
図中の符号73は車体の車幅方向の中央を鉛直に延びる車体の中心線であり、この中心線73に対して右側にロービーム専用灯71の大部分が配置され、左側にハイビーム専用灯72が配置されている。
ロービーム専用灯71がロービームを照射するときにはハイビーム専用灯72は消灯し、ハイビーム専用灯72がハイビームを照射するときにはロービーム専用灯71は消灯する。
図3は本発明に係る前照灯、フロントカウル及びメータバイザーを示す斜視図であり、前照灯45は、ロービーム専用灯71の輪郭とハイビーム専用灯72の上部とが前照灯カバー75で覆われ、前照灯45の周囲がフロントカウル46で覆われ、フロントカウル46の上方がメータバイザー51で覆われている。
前照灯45及びメータバイザー51はフロントカウル46に取付けられ、フロントカウル46は図示せぬステーを介してフロントフォーク13に取付けられている。
メータバイザー51は、前縁が前照灯カバー75に沿うように配置され、ロービーム専用灯71側に、ハイビーム専用灯72側よりも後方に突出する延出部51aが形成されている。この延出部51aは、円形状のロービーム専用灯71の大きさを際立たせる効果を有している。なお、符号77はフロントカウル46にメータバイザーを取付けるためのビスである。
図4は本発明に係る前照灯、フロントカウル及びメータバイザーの分解斜視図であり、前照灯45は、フロントカウル46に取付けるために、ハウジング81の上部に上部取付部81a,81b、ハウジング81の下部に下部取付部81cを備える。
上部取付部81a,81bは、フロントカウル46の上部内面に前後スイング自在に取付けられる部分であり、下部取付部81cは、フロントカウル46の下部内面にエーミング調整ボルト82で取付けられる部分である。
エーミング調整ボルト82は、フロントカウル46に取付けられる前照灯45の角度を調整するためのボルトであり、エーミング調整ボルト82を弛め、上部取付部81a,81bを中心にして前照灯45を前後に揺動させ、前照灯45の角度を調整することで、前照灯45の光軸調整(エーミング)が行われる。光軸調整後はエーミング調整ボルト82を締めて、前照灯45をフロントカウル46に固定する。
フロントカウル46は、上壁46a、側壁46b,46c及び下壁46dが一体成形された部品であり、上壁46aに、メータバイザー51を取付けるビス77(図3参照)を挿入する複数のビス挿通穴84を備え、側壁46b,46cにそれぞれ、フロントカウル46の内側のステーに取付けるビスを挿入する複数のビス挿通穴86を備える。
メータバイザー51は、ビス77を挿入する複数のビス挿通穴88を備える。
図5は本発明に係る前照灯の分解斜視図であり、前照灯45は、ロービーム用バルブ91、ハイビーム用バルブ92及びポジションランプ93が取付けられたハウジング81と、このハウジング81の前部に取付けられるレンズ95と、このレンズ95の前面に取付けられる前照灯カバー75とからなる。
ハウジング81は、ロービーム用バルブ91から発した光を前方へ反射させるために右側に設けられたロービーム用リフレクタ部81eと、ハイビーム用バルブ92から発した光を前方へ反射させるためにロービーム用リフレクタ部81eの左側に設けられたハイビーム用リフレクタ部81fとを一体に備える。
レンズ95は、ロービーム用バルブ91で発した光を透過させるために右側に設けられた円形状のロービーム用レンズ部95aと、ハイビーム用バルブ92で発した光を透過させるためにロービーム用レンズ部95aの左側に設けられたハイビーム用レンズ部95bと、ポジションランプ93の前方に配置されたポジションランプ側レンズ部95cを備える一体構造の部品である。
前照灯カバー75は、レンズ95におけるロービーム用レンズ部95aとハイビーム用レンズ部95bとを区画する部品であり、ロービーム用レンズ部95aの円形状の輪郭形状に沿うように形成されたリング部75aと、ポジションランプ側レンズ部95cの前方を覆うためにリング部75aから左斜め上方に突出形成されて遮蔽部75bとからなる一体構造の部品である。
図6は本発明に係る前照灯の正面図であり、ロービーム専用灯71は、円形状とすることで上下左右方向においてリフレクタ面を大きくし、光の拡散量を多くして照射範囲を広くしている。
ハイビーム専用灯72は、その輪郭形状が、ロービーム専用灯71の外形に沿った内側円弧部72aと、この内側円弧部72aの上端から側方斜め上方に延びる上縁部72bと、この上縁部72bの外側端部から下方斜め内方にJ字状に延びて先端が内側円弧部72aの下端に繋がるJ字曲線部72cとからなり、上縁部72bは、内側円弧部72aに繋がる直線部72dと、この直線部72dの左端から上方へ湾曲するように延びる湾曲部72eとからなる。
このように、ハイビーム専用灯72は、つり目形で、直線部72dを含む新規な印象を与える輪郭形状を有する。
ロービーム専用灯71におけるロービーム用バルブ91の中心を通る第1鉛直線101上で、ロービーム専用灯71の上下幅、即ち、ロービーム用レンズ部95aの上下幅をH1とし、ハイビーム専用灯72におけるハイビーム用バルブ92の中心を通る第2鉛直線102上で、ハイビーム専用灯72の上下幅、即ち、ハイビーム用レンズ部95bの上下幅をH2とすると、H1>H2となる。
このように、ロービーム専用灯71の上下幅H1をハイビーム専用灯72の上下幅H2よりも大きくすることで、ロービーム専用灯71のリフレクタ面の面積をより一層大きくすることができ、広い範囲を照らすことができる。
また、ハイビーム専用灯72の上下幅H2を小さくしても、スポット的に光を照射することができるため、ハイビームを照射するのに問題はなく、レンズ95の面積を小さくするのに寄与している。
ロービーム用バルブ91とハイビーム用バルブ92とを通る直線を直線103、車体のこの直線103と中心線73との交点を交点104とすると、中心線73からロービーム専用灯71の端部までの直線103上の距離をL1、中心線73からハイビーム専用灯72の端部までの直線103上の距離をL2とすると、距離L1と距離L2とは等しいか、又はほぼ等しい。また、交点104は正面視円形状のロービーム用レンズ部95aの領域内に位置し、また、正面視円形状のロービーム用リフレクタ部81e(図7参照)の領域内に位置する。
これにより、ロービーム専用灯71の重心位置及びハイビーム専用灯72の重心位置が中心線73から等しいかほぼ等しくなり、バーハンドル14(図2参照)を左右に操舵したときに、違和感なくハンドル操作を行うことができる。
前照灯カバー75は、リング部75aに、ロービーム用レンズ部95aの外周部に嵌合する円形の穴部75dが設けられ、遮蔽部75bに、ハイビーム用レンズ部95bの上縁部72bに沿う下縁部75eが設けられる。
以上の図5、図6に示したように、レンズ95を左右に区画するカバー部材としての前照灯カバー75を備え、この前照灯カバー75が、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72のうち、いずれか一方の輪郭形状に沿うように形成されているので、左右一体の前照灯45でありながら、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72で遠近感を異ならせることができ、より斬新な印象にして意匠性を向上させることができる。
また、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の一方を円形の輪郭形状とし、前照灯カバー75が、円形のロービーム専用灯71の輪郭形状に沿うようにレンズ95を区画するので、前照灯カバー75が円形状のロービーム専用灯71のロービーム用レンズ部95aの広い範囲に設けられるため、前照灯45の外観性の印象をより強めることができ、より一層前照灯45の意匠性を向上させることができる。
また、ロービーム用リフレクタ部81eの前方を前照灯カバー75によって覆うことがないため、十分なリフレクタ面積及びレンズ面積を確保することができる。
更に、前照灯カバー75が、正面視で一方のロービーム専用灯71に設けられた円形の区画部としてのリング部75aから他方のハイビーム専用灯72側に延びてポジションランプ93の前方を覆う遮蔽部75bを備えるので、前照灯カバー75によってポジションランプ93を直接に視認しにくくすることができ、外観性を向上させることができるとともに、他方のハイビーム専用灯72をポジションランプ93の光で発光させて自動二輪車10の位置や幅を第三者に認識させることができる。
更にまた、図2、図3、図6に示したように、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の上方に、カバー部材としてのフロントカウル46の上縁に沿ってバイザーとしてのメータバイザー51が設けられ、このメータバイザー51における円形のロービーム専用灯71の上方に対応する部分では、他の部分よりも運転者側へ延ばされた延出部51aが形成されるので、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の大きさの違いを、メータバイザー51によって際立たせることができる。従って、左右非対称な形状を外観としてより一層強く印象付けることができ、意匠性を向上させることができる。
図7は図6の7−7線断面図であり、ロービーム専用灯71は、ハウジング81に形成されたロービーム用リフレクタ部81eと、このロービーム用リフレクタ部81eの中央部に取付けられたロービーム用バルブ91と、これらのロービーム用リフレクタ部81e及びロービーム用バルブ91の前方を覆うロービーム用レンズ部95aとからなる。
ロービーム用リフレクタ部81eは、光を反射させるリフレクタ面81hと、ロービーム用バルブ91が装着されるバルブ装着部81jとを備え、リフレクタ面81hは、複数の反射面から構成されるマルチリフレクタ構造を有する。なお、105は防水・防塵のためのシールラバーである。
ロービーム用バルブ91は、2つのフィラメント108,109を備え、これらのフィラメント108,109はどちらか一方のみ使用される。
ロービーム用レンズ部95aは、前方に凸状に湾曲した前透過部95dと、この前透過部95dの外周縁から後方に延びる周壁部95eとからなり、この周壁部95eに前照灯カバー75の穴部75dが嵌合し、ロービーム用リフレクタ部81eの外周壁81kの先端が、周壁部95eの内側で穴部75dの内側まで延びている。
ロービーム専用灯71のハウジング81と、フロントカウル46の開口部との間には隙間が設けられているので、ロービーム専用灯7111の放熱性を高めることができる。
図8は図6の8−8線断面図であり、ハイビーム専用灯72は、ハウジング81に形成されたハイビーム用リフレクタ部81fと、このハイビーム用リフレクタ部81fに取付けられたハイビーム用バルブ92及びポジションランプ93と、これらのハイビーム用リフレクタ部81f、ハイビーム用バルブ92及びポジションランプ93の前方を覆うハイビーム用レンズ部95bとからなる。
ハイビーム用リフレクタ部81fは、光を反射させるリフレクタ面81nと、ハイビーム用バルブ92が装着されるバルブ装着部81pと、ポジションランプ93が装着されるランプ装着部81qとを備え、リフレクタ面81nは、複数の反射面から構成されるマルチリフレクタ構造を有する。なお、図示しないが、上記バルブ装着部81p及びランプ装着部81qには防水・防塵のためのシールラバーが設けられている。
ハイビーム用バルブ92は、ロービーム用バルブ91(図7参照)と同一構造のものであり、2つのハイビーム用フィラメント114,115を備え、これらハイビーム用フィラメント114,115はどちらか一方のみ使用される。
ハイビーム用レンズ部95bは、前方に凸状に湾曲した前透過部95gと、この前透過部95gの上方で且つ前照灯カバー75の遮蔽部75bの後方に位置する被遮蔽部95hと、これらの前透過部95g及び被遮蔽部95hのそれぞれの間に形成された段部95jと、前透過部95gの下方に形成された下周壁部95kとを備え、この下周壁部95kの内側にハイビーム用リフレクタ部81fに形成された外周壁81rがフロントカウル46の開口部46hまで延びている。
図中の符号107は、ハウジング81の上部に設けられた上部取付部81a,81b(図4参照)のうちの上部取付部81aと、フロントカウル46の内面に形成された前照灯支持部46fとを揺動自在に連結するクリップであり、このクリップ107が撓むことで、光軸調整時に、上部取付部81aと前照灯支持部46fとで構成されるエーミング軸部111を中心にして前照灯45全体が前後に揺動可能となる。
以上の図6、図8に示したように、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72のうち、上下幅が小さい方のハイビーム専用灯72にポジションランプ93を備えるので、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72全体をコンパクトにすることができる。
また、上下幅が大きい方のロービーム専用灯71にはポジションランプ93が設けられないので、リフレクタ面81hを容易に拡大して照射範囲を広くすることができ、ロービーム用として適したものにすることができる。
また、ポジションランプ93が、ハイビーム専用灯72の上部に配置されるので、ポジションランプ93の視認性を高めることができる。
図9は図6の9−9線断面図であり、ハウジング81は、ロービーム用リフレクタ部81eとハイビーム用リフレクタ部81fとが一体成形された部品であり、ロービーム用リフレクタ部81eに対してハイビーム用リフレクタ部81fが後退した位置にあり、これに伴ってハイビーム用バルブ92もロービーム用バルブ91よりも後退した配置にある。
レンズ95は、ロービーム用レンズ部95aとハイビーム用レンズ部95bとポジションランプ側レンズ部95c(図5参照)とが一体成形された部品であり、ロービーム用レンズ部95aの前透過部95dに対してハイビーム用レンズ部95bの前透過部95gが後退して配置され、且つハイビーム用レンズ部95bの前透過部95gは、ロービーム用レンズ部95aから側方へ離れるほど後方にいくように傾斜している。
従って、前照灯45を正面から見たときに、ハイビーム専用灯72よりもロービーム専用灯71がより一層大きく感じられ、非対称な前照灯45を際立たせることができる。
例えば、ロービームを照射する場合に、ロービーム用バルブ91のフィラメント108が点灯され、ハイビームを照射する場合に、ハイビーム用バルブ92のフィラメント115が点灯されるようにしておけば、ロービーム用バルブ91のフィラメント108が切れたときに、ロービーム用バルブ91とハイビーム用バルブ92とを交換して取付ける。
これにより、ロービームを照射するときに、交換されたハイビーム用バルブ92のフィラメント114が点灯し、ハイビームを照射するときに、交換されたロービーム用バルブ91のフィラメント109が点灯するので、問題ない。このように、バルブ切れという緊急時に迅速に対応することができる。ハイビーム用バルブ92のフィラメント115が切れた場合も同様に対応することができる。
以上の図2、図6、図9に示したように、ハウジング81と、このハウジング81に設けられるリフレクタとしてのロービーム用リフレクタ部81e及びハイビーム用リフレクタ部81fと、これらのロービーム用リフレクタ部81e及びハイビーム用リフレクタ部81fに取付けられる光源となるバルブとしてのロービーム用バルブ91及びハイビーム用バルブ92と、ロービーム用リフレクタ部81e、ハイビーム用リフレクタ部81f及びロービーム用バルブ91、ハイビーム用バルブ92の前方を覆うようにハウジング81に取付けられるレンズ95とから構成されるロービーム専用灯71、ハイビーム専用灯72を備え、正面視で左右にロービーム専用灯71、ハイビーム用前照灯72がそれぞれ少なくとも1灯ずつ設けられるとともに、左右のロービーム専用灯71、ハイビーム専用灯72が非対称な形状を成す自動二輪車10の前照灯構造において、左右のロービーム専用灯71、ハイビーム専用灯72のロービーム用バルブ91、ハイビーム用バルブ92を通る第1鉛直線101、第2鉛直線102上で、左右の一方のロービーム専用灯71の上下幅H1が、他方のハイビーム専用灯72の上下幅H2よりも大きくいので、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72を印象が大きく異なったものにすることができ、自動二輪車10の外観性として強い印象を与えることができる。従って、意匠性を向上させることができ、商品魅力を高めることができる。
また、一方のロービーム専用灯71の上下幅H1を大きくすることで、光の拡散量を多くして照射範囲を広くすることができ、ロービームに適した前照灯とすることができる。
更に、他方のハイビーム専用灯72の上下幅H2を小さくすることで、光の拡散量を少なくしてスポット的に照射することができ、照射距離を大きくすることができるため、ハイビームに適した前照灯とすることができる。
以上より、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72全体としての意匠性を向上させながら、機能性をも向上させることができる。
以上の図6に示したように、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の一方の外形が円形状、他方の外形が直線を含む形状で構成されているので、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の形状を大きく異ならせることができ、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72全体の外観性として強い印象を与えることができる。
また、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の一方を円形状とすることで、上下左右方向においてリフレクタ面81hを大きくすることができ、ロービームに適した形状とすることができる。
また、図9に示したように、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72が、単一のハウジング81と、このハウジング81に設けられた各々のロービーム用リフレクタ部81e、ハイビーム用リフレクタ部81f及び各々のロービーム用バルブ91、ハイビーム用バルブ92と、これらのロービーム用リフレクタ部81e、ハイビーム用リフレクタ部81f及びロービーム用バルブ91、ハイビーム用バルブ92の前方を覆う単一のレンズ95とから構成されるので、左右で異なる形状のロービーム専用灯71、ハイビーム専用灯72を備えながら、単一の前照灯45として車体へ容易に組付けることができる。
以上の図7〜図9に示したように、左右のロービーム専用灯71のロービーム用バルブ91が2つのフィラメント108,109を備え、ハイビーム専用灯72のハイビーム用バルブ92が、2つのフィラメント114,115を備えるので、例えば、一方のロービーム用バルブ91のフィラメント108が切れたときに、一方のロービーム用バルブ91と他方のハイビーム用バルブ92とを交換することが可能になり、一方のロービーム用バルブ91を点灯させることができるため、緊急時に容易に対応することができる。
また、図1、図6に示したように、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72が、前輪16を操舵するバーハンドル14側に取付けられ、自動二輪車10の車幅方向の中央を鉛直に延びる車体の中心線73から左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の両端までの距離L1と距離L2が等しいので、車両に対して左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72を違和感なく配置することができ、外観性を向上させることができる。
更に、車体の中心線73と、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の各バルブ91,92を通る直線103との交点104が、ロービーム専用灯71の円形のロービーム用リフレクタ部81eの領域に位置するので、車体の中心線73に対して、左右のロービーム専用灯71及びハイビーム専用灯72の慣性モーメントを等しくすることができ、左右のハンドル操作を違和感なく行うことができる上、前照灯45のバランスの取れた魅力的な外観を得ることができる。
本発明の前照灯構造は、自動二輪車に好適である。
本発明に係る前照灯構造を備える自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車の正面図である。 本発明に係る前照灯、フロントカウル及びメータバイザーを示す斜視である。 本発明に係る前照灯、フロントカウル及びメータバイザーの分解斜視図である。 本発明に係る前照灯の分解斜視図である。 本発明に係る前照灯の正面図である。 図6の7−7線断面図である。 図6の8−8線断面図である。 図6の9−9線断面図である。
符号の説明
10 …自動二輪車、14…ハンドル(バーハンドル)、45…前照灯、46…カバー部材(フロントカウル)、51…バイザー(メータバイザー)、51a…延出部、71,72…前照灯(ロービーム専用灯、ハイビーム専用灯)、73…車体の中心線、75…カバー部材(前照灯カバー)、75a…区画部(リング部)、75b…遮蔽部、81…ハウジング、81e,81f…リフレクタ(ロービーム用リフレクタ部、ハイビーム用リフレクタ部)、91,92…バルブ(ロービーム用バルブ、ハイビーム用バルブ)、93…ポジションランプ、95…レンズ、101,102…バルブを通る鉛直線(第1鉛直線、第2鉛直線)、103…直線、104…交点、108,109,114,115…フィラメント、H1,H2…前照灯の上下幅(ロービーム用レンズ部の上下幅、ハイビーム用レンズ部の上下幅)。

Claims (11)

  1. ハウジングと、このハウジングに設けられるリフレクタと、このリフレクタに取付けられる光源となるバルブと、前記リフレクタ及び前記バルブの前方を覆うように前記ハウジングに取付けられるレンズとから構成される前照灯を複数備え、正面視で左右に前記前照灯がそれぞれ少なくとも1灯ずつ設けられるとともに、左右の前照灯が非対称な形状を成す自動二輪車の前照灯構造において、
    前記左右の前照灯の前記バルブを通る鉛直線上で、左右の一方の前照灯の上下幅は、他方の前照灯の上下幅よりも大きく、前記左右の前照灯の一方の外形が円形状、他方の外形が直線を含む形状で構成されていることを特徴とする自動二輪車の前照灯構造。
  2. 前記左右の前照灯は、単一の前記ハウジングと、このハウジングに設けられた各々の前記リフレクタ及び各々の前記バルブと、これらのリフレクタ及びバルブの前方を覆う単一の前記レンズとから構成されることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前照灯構造。
  3. 前記左右の前照灯のうち、上下幅が小さい方の前照灯にポジションランプを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の前照灯構造。
  4. 前記ポジションランプは、前記前照灯の上部に配置されることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の前照灯構造。
  5. 前記レンズを左右に区画するカバー部材を備え、このカバー部材は、前記左右の前照灯のうち、いずれか一方の輪郭形状に沿うように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項記載の自動二輪車の前照灯構造。
  6. 前記左右の前照灯の一方を円形の輪郭形状とし、前記カバー部材は、前記円形の前照灯の輪郭形状に沿うように前記レンズを区画することを特徴とする請求項5記載の自動二輪車の前照灯構造。
  7. 前記カバー部材は、正面視で一方の前記前照灯に設けられた円形の区画部から前記他方の前照灯側に延びて前記ポジションランプの前方を覆う遮蔽部を備えることを特徴とする請求項6記載の自動二輪車の前照灯構造。
  8. 前記左右の前照灯の上方に、前記カバー部材の上縁に沿ってバイザーが設けられ、このバイザーにおける前記円形の前照灯の上方に対応する部分には、他の部分よりも運転者側へ延ばされた延出部が形成されていることを特徴とする請求項6〜請求項7のいずれか1項記載の自動二輪車の前照灯構造。
  9. 前記左右の前照灯の前記バルブは、2つのフィラメントを備えることを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれか1項記載の自動二輪車の前照灯構造。
  10. 前記左右の前照灯は、前輪を操舵するハンドル側に取付けられ、前記自動二輪車の車幅方向の中央を鉛直に延びる車体の中心線から左右の前照灯の両端までの距離は等しいことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項記載の自動二輪車の前照灯構造。
  11. 前記車体の中心線と、前記左右の前照灯の各バルブを通る直線との交点は、前記左右の前照灯の円形の前記リフレクタの領域に位置することを特徴とする請求項10記載の自動二輪車の前照灯構造。
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