JP2011251617A - コンソールボックス - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上方が開口されたコンソールボックス本体10と、開口を開閉自在なリッド20と、コンソールボックス本体10の端縁上面11より上方においてリッド20を回動可能に軸支するヒンジアーム30とを備え、可撓性かつ弾性を有するシート状に形成され、リッド20の一端部21及びコンソールボックス本体10の端縁上面11に固定されるカバー40を備え、カバー40が、リッド20の全開時には、一端部21と端縁上面11との間にコンソールボックス本体10の内側から外側に向かって突き出るように湾曲した状態で配置される。
【選択図】図2
Description
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、持ち出しヒンジを採用したリッド付コンソールボックスにおいて、リッドとコンソールボックス本体との隙間に物体が進入することを防止するだけでなく、リッドとコンソールボックス本体との隙間に物体が進入してしまった場合であっても、その物体を隙間から排除して挟み込みを回避することができるようにした、コンソールボックスを提供することを目的とする。
該ヒンジアームは、該リッドの該一端部から該コンソールボックス本体の該端縁上面までの距離が、該リッドの全開時よりも該リッドの閉鎖時のほうが小さくなるように設けられることが好ましい。
つまり、リッドの閉鎖時には、カバーがリッドの一端部とコンソールボックス本体の端縁上面との隙間を被覆するため、その隙間に物体が進入することはない。さらに、カバーは、リッドの全開時では、リッドの一端部とコンソールボックス本体の端縁上面との間に、コンソールボックス本体の内側から外側に向かって突き出るように湾曲した状態で配置され、リッドの開閉動作時にリッドの回動に応じてコンソールボックス本体の内外方向に移動するため、リッドの全開時に隙間内に物体が進入しても、その物体はリッドの閉鎖動作時に、断面凸形状のカバーによってコンソールボックス本体の外側方向へ押し出され、隙間内から排除される。
[1−1.概要]
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。本実施形態にかかるコンソールボックスは、車両の車室内における運転席と助手席との間に車両の前後方向に亘って設けられる。
リッド20は、コンソールボックス本体10の上部に配置され、収納部14の開口部13を開閉自在の蓋体であり、コンソールボックス本体10の端縁近傍において持ち出しヒンジ型のヒンジアーム30を介して接続されている。つまり、リッド20はヒンジアーム30によって開閉自在に設けられる。
図2及び図3は、コンソールボックス1のリッド20の閉鎖時及び全開時を示す模式的な断面図である。以下、これらの図を用いてコンソールボックス1の構造を詳細に説明する。
なお、コンソールボックス本体10とリッド20とが接する面はほぼ水平である。
リッド20は、収納部14の開口部13を上部から覆うように形成され、開口部13を塞ぐ蓋として機能する。図2(a)に示すように、リッド内面23はコンソールボックス本体10の上面16の高さから離隔して設けられており、開口部13の外周でコンソールボックス本体10の上面16に接触するリッド突設部25がリッド内面23から下方に突設されている。このため、リッド内面23の下部にはリッド空間24が形成され、リッド20を閉鎖すれば、収納部14の上部にリッド空間24が位置する。これにより、収納部14の深さよりも高さのある小物等(例えば、CDケース等)の収納が可能である。
また、リッド20はアームレストとしても機能し、リッド外面22は滑らかに湾曲して形成されている。なお、リッド外面22及びリッド内面23の形状はこれらに限られるものではなく、開口部13を塞ぐことができれば、種々の形状を採用することができる。
ヒンジアーム30は、コンソールボックス本体10の端縁近傍に設けられ、端縁上面11より上方において回動軸35を介してリッド20を回動可能に軸支している。
ヒンジアーム30は、コンソールボックス本体10における車室内の後方側に設けられており、コンソールボックス本体10の端縁上面11に形成された凹部12に固定される基部31と、基部31から上方に突設された持ち出し部32と、持ち出し部32から後方へ突設された突起部33とを備えて構成される。突起部33には孔部が形成されており、この孔部に回動軸35が挿入される。回動軸35が延びる方向は略水平方向であり、コンソールボックス本体10の幅方向である。
ここでいうコンソールボックス本体10の端縁上面11とは、コンソールボックス本体10の最上部の面(上面)16において、開口部13よりも後方でコンソールボックス本体10の端縁近傍でリッド20の一端部21に対向する面を意味する。つまり、リッド20の開閉時に一端部21との距離が、リッド20の開閉動作に応じて長くなったり短くなったりするコンソールボックス本体10の頂面のことを指し、平面であっても曲面であってもよい。
リッド20とコンソールボックス本体10の端縁上面11とには、カバー40が固定されている。
図2(b)及び図3(b)に示すように、カバー40は、シート状に形成された部材である。カバー40は、その上下両端部よりも内側の部分でリッド20の一端部21及びコンソールボックス本体10の端縁上面11のそれぞれに対して固定され、リッド20の開閉状態において、一端部21と端縁上面11との間の隙間を閉塞している。
また、カバー40は、図2(b)に示すように、リッド20の閉鎖時において、リッド20の一端部21とコンソールボックス本体10の端縁上面11との隙間を被覆するように配置されている。さらに、図3(b)に示すように、リッド20の全開時において、リッド20の一端部21とコンソールボックス本体10の端縁上面11との間で、コンソールボックス本体10の内側から外側へ向かって、突き出るように滑らかに湾曲した状態で設けられている。
そして、カバー40は、リッド20の開閉動作時には、リッド20の回動に応じてコンソールボックス本体10の内外方向に移動する。すなわち、リッド20の回動により、一端部21(第2固定点42)がコンソールボックス本体10の内外方向へ移動するのに追従して、カバー40が変形しながら移動する構成となっている。
本実施形態にかかるコンソールボックス1は上述のように構成されているので、カバー40は、リッド20の開閉動作に応じて以下のように動作する。
図4(a)〜(d)は、本実施形態にかかるコンソールボックス1におけるリッド20の閉鎖動作を説明する模式的な図である。図4において、(a)はリッド20の全開時〔図3(b)と同一〕、(b)及び(c)はリッド20の全開から閉鎖への動作途中、(d)はリッド20の閉鎖時〔図2(b)と同一〕であり、図4(a)〜(d)の順にカバー40が動作する。なお、図4中の一点鎖線は、リッド20の閉鎖動作に応じて移動する一端部21の軌跡と、回動軸35を中心とした一端部21の回動範囲とを示す。
この状態からリッド20を閉じていくと、図4(b)に示すように、リッド20の一端部21は、回動軸35を中心に回動しながらコンソールボックス本体10の端縁上面11に少しずつ接近し、一端部21に固定されたカバー40の第2固定点42が、端縁上面11に固定されたカバー40の第1固定点41に接近する。このとき、カバー40の突き出た状態で設けられた部分(凸形状部分)は、リッド20の一端部21とコンソールボックス本体10の端縁上面11との間の隙間が狭くなるにつれて押し潰されるように変形し、凸形状の先端部分がコンソールボックス本体10の内側から外側へ向けて徐々に移動する〔図4(b)の白抜き矢印〕。
したがって、本実施形態にかかるコンソールボックス1によれば、コンソールボックス本体10の端縁上面11からヒンジアーム30が突設され、回動軸35が開閉面から離隔して設けられた持ち出し型のヒンジを備えたコンソールボックス1において、リッド20とコンソールボックス本体10との隙間内への物体の進入を防ぐことができる。また、仮にリッド20の全開状態で隙間内に物体が進入しても、その物体はリッド20の閉鎖動作時に、断面凸形状のカバー40によってコンソールボックス本体10の外側方向へ押し出されるため、積極的に隙間内から除去することができる。
また、カバー40をコンソールボックス本体10の端縁上面11における外側の端辺15よりも内側に固定することにより、リッド20の開閉動作に伴うカバー40の移動に関わらず、カバー40をコンソールボックス本体10の外側方向へより撓みやすくすることができる。これにより、確実に隙間内の物体を外側方向へ押し出すことができるとともに、リッド20の閉鎖状態において、リッド20とコンソールボックス本体10との間からはみ出るカバー40の寸法を短くすることができ、美観を向上させることができる。
なお、本実施形態におけるコンソールボックス1は、車室内における運転席と助手席との間に設けられ、ヒンジアーム30がコンソールボックス本体10における車室内の後方側に位置しているが、カバー40によって後部座席の搭乗者に対する、リッド20の開閉時の安全性を高めることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
本発明は、コンソールボックス本体とリッドとを持ち出しヒンジであるヒンジアームにより接続した構成であって、この接続箇所に特徴を有するため、その他の構成については、特に上記の実施形態で説明した構成に限られない。例えば、上記実施形態では、収納部14の上部にリッド空間24が位置するようにリッド20が形成されているが、図5に示すように、コンソールボックス本体10の開口部13の上部に、収納ケース50のようなものを設けてもよい。この場合は、リッド20の内面に突設部を形成する必要はなく、収納部等の形状に応じてリッド20の形状も種々変更可能である。また、開口部の形状も上記実施形態のような矩形状に限られない。
10 コンソールボックス本体
11 端縁上面
12 凹部
13 開口部(開口)
14 収納部
15 外側の端辺
16 上面
20 リッド
21 一端部
22 リッド外面
23 リッド内面
24 リッド空間
25 リッド突設部
30 ヒンジアーム
31 基部
32 持ち出し部
33 突起部
34 空間(隙間)
35 回動軸
40 カバー
41 第1固定点
42 第2固定点
50 収納ケース
Claims (4)
- 車室内に配置され、上方に開口された収納部を有して内部に物品を収納可能なコンソールボックス本体と、
該コンソールボックス本体の上部に配置され、該収納部の該開口を開閉自在なリッドと、
該コンソールボックス本体の端縁近傍に設けられ、該コンソールボックス本体の上面より上方において該リッドを回動可能に軸支するヒンジアームとを備え、
該リッドの一端部が、該リッドの開放動作時に、該リッドの回動中心と該コンソールボックス本体の該端縁上面との間を該コンソールボックス本体の外側から内側に向かって移動するよう構成された車両のコンソールボックスであって、
可撓性かつ弾性を有するシート状に形成され、該リッドの該一端部及び該コンソールボックス本体の該端縁上面に固定されるカバーを備え、
該カバーが、該リッドの閉鎖時には、該リッドの該一端部と該コンソールボックス本体の該端縁上面との隙間を被覆するよう配置され、該リッドの全開時には、該リッドの該一端部と該コンソールボックス本体の該端縁上面との間に該コンソールボックス本体の内側から外側に向かって突き出るように湾曲した状態で配置され、該リッドの開閉動作時には、該リッドの回動に応じて該コンソールボックス本体の内外方向に移動するカバーを備えた
ことを特徴とする、車両のコンソールボックス。 - 該カバーは、該コンソールボックス本体の該端縁上面における外側の端辺よりも内側に固定される
ことを特徴とする、請求項1記載の車両のコンソールボックス。 - 該ヒンジアームは、該リッドの該一端部から該コンソールボックス本体の該端縁上面までの距離が、該リッドの全開時より該リッドの閉鎖時のほうが小さくなるように設けられる
ことを特徴とする、請求項1又は2記載の車両のコンソールボックス。 - 該コンソールボックス本体は、該車室内における運転席と助手席との間に設けられるとともに、
該ヒンジアームは、該コンソールボックス本体における該車室内の後方側に設けられる
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両のコンソールボックス。
Priority Applications (1)
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