JP2006096202A - 車両用ポケット構造 - Google Patents

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Hiroshige Nakagawa
浩成 中川
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Abstract

【課題】 ポケット本体の底面の状態を目で確実に確認することができる車両用ポケット構造を提供する。
【解決手段】 ポケット本体4と凹部3との間に設けられたガイド溝11とガイドピン9により、ポケット本体4が凹部3から車内側Aへ向けて斜め上方へ引き出されるため、ポケット本体4自体が乗員の目に接近し、底面7を目で確実に確認することができる。ポケット本体4を車内側Aへ引き出した状態で、ガイドピン9がポケット本体4の自重により、ガイド溝11の端部に形成された曲折溝12内に係合するため、ポケット本体4の引き出し状態が維持される。ガイド溝11の内縁にガイドピン9に所定の摩擦力で当接する凹凸(摺擦部)13を形成したため、ガイドピン9がガイド溝11内でガタつかず、また引き出し操作する場合に所定の操作感が得られる。
【選択図】 図4

Description

本発明は車両用ポケット構造に関するものである。
自動車の例えばドアトリムには、小物を収納するためのポケット構造が設けられている。この種のポケット構造としては、ドアトリムに形成された凹部に、下端のヒンジピンを中心に車内側へ開閉回動自在なポケット本体を設けた構造になっている。ポケット本体は上部開放型で、車内側に回動させた状態で、内部に小物を出し入れすることができる(例えば特許文献1参照)。
特開2002−362232号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ポケット本体を下端のヒンジピンを中心にして車内側へ回動させた際に、ポケット本体の底面を目で見ることができるものの、乗員の目からポケット本体の底面まで距離があるため、底面の状態を十分に確認することができなかった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ポケット本体の底面の状態を目で確実に確認することができる車両用ポケット構造を提供するものである。
請求項1記載の発明は、車体又はドアに取付けられる内装トリムに車外側へ凹設した凹部を形成し、該凹部内に上部開放型のポケット本体を収納し、凹部の側壁又はポケット本体の側面の一方に、車内側が高く車外側が低いガイド溝を上下一対形成し、他方にガイド溝内で移動自在なガイドピンを上下一対形成し、ポケット本体を凹部から車内側へ向けて斜め上方に引き出し自在にしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、ガイド溝の端部に、ポケット本体を車内側へ引き出した状態で、ガイドピンがポケット本体の自重により係合する曲折溝が形成されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上側のガイド溝の端部に、ポケット本体を車内側へ引き出した状態で、下側のガイドピンを中心にしてポケット本体が更に車内側へ回動するのを許容する円弧溝が形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、ガイド溝の内縁にガイドピンに対して所定の摩擦力で当接する摺擦部を形成したことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、ガイド溝の隣接位置にガイド溝に沿うスリットを形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ポケット本体と凹部との間に設けられたガイド溝とガイドピンにより、ポケット本体が凹部から車内側へ向けて斜め上方に引き出されるため、ポケット本体自体が乗員の目に接近し、底面を目で確実に確認することができる。
請求項2記載の発明によれば、ポケット本体を車内側へ引き出した状態で、ガイドピンがポケット本体の自重により、ガイド溝の端部に形成された曲折溝内に係合するため、ポケット本体の引き出し状態が維持される。
請求項3記載の発明によれば、ポケット本体を車内側へ引き出した状態にしてから、下側のガイドピンはそのままで、上側のガイドピンだけをガイド溝の端部から円弧溝内に進入させることにより、ポケット本体は下側のガイドピンを中心にして更に車内側へ回動する。従って、ポケット本体の底面が更に確認しやすくなる。
請求項4記載の発明によれば、ガイド溝の内縁にガイドピンに所定の摩擦力で当接する摺擦部を形成したため、ガイドピンがガイド溝内でガタつかず、また引き出し操作する場合に所定の操作感が得られる。
請求項5記載の発明によれば、ガイド溝の隣接位置にスリットが形成されているため、摺擦部が硬質でも、摺擦部全体がスリット側に撓み、ガイドピンに対して適度な摩擦力を付与することができる。
ポケット本体の底面の状態を目で確実に確認することができる車両用ポケット構造を提供するという目的を、車体又はドアに取付けられる内装トリムに車外側へ凹設した凹部を形成し、該凹部内に上部開放型のポケット本体を収納し、凹部の側壁又はポケット本体の側面の一方に、車内側が高く車外側が低いガイド溝を上下一対形成し、他方にガイド溝内で移動自在なガイドピンを上下一対形成し、ポケット本体を凹部から車内側に向けて斜め上方へ引き出し自在にしたことで、実現した。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明の第1実施例を示す図である。この実施例では、自動車のドアの車内側Aに取付けられているドアトリム1を「内装トリム」として説明する。ドアトリム1の略中央高さには乗員の腕を載せるアームレスト2が車内側Aに突出した状態で形成されている。
そして、そのアームレスト2の下側には、車外側Bへ凹設された凹部3が形成されており、その凹部3内にはポケット本体4が設置されている。ポケット本体4は、凹部3の周辺のドアトリム1の表面と同一面を有するリッド5と、前後の側面6と、底面7と、リッド5より低い後面8とから構成された上部開放構造になっている。そして、前後の側面6には、上下一対のガイドピン9がそれぞれ形成されている。
ポケット本体4の側面6に対応する凹部3の側壁10には、前記ポケット本体4のガイドピン9が挿入されるガイド溝11が上下にそれぞれ形成されている。ガイド溝11は、側壁10からコ字状に凹設した溝形状をしている。また、ガイド溝11は車内側Aが高く車外側Bが低い直線状で、上下の長さは等しく、更にその車内側Aの端部からは、斜め下向きの曲折溝12が形成され、全体として「へ」の字形状をしている。
直線状のガイド溝11に相当する部分の内縁には、「摺擦部」としての凹凸13が形成されている。凹凸13の先端は所定の摩擦力でガイドピン9に当接している。また、ガイド溝11の下側には、ガイド溝11に沿うスリット14が切欠き形成されている。
ポケット本体4は、凹部3内に収納された状態では、図3に示すように、ガイドピン9がガイド溝11内で一番低い車外側Bの端部に位置している。この状態において、凹凸13の端部がガイドピン9に当接しているため、ガイドピン9がガイド溝11内においてガタつくことはない。
この状態でも、ポケット本体4の内部に小物の出し入れをすることができるが、ポケット本体4内への小物の出し入れを更に容易にするため、或いはポケット本体4の内部を目で確認したい場合には、リッド5を手で持って、車内側Aへ向けて斜め方向へ引き上げる。
そうすると、上下のガイドピン9がそれぞれガイド溝11内を移動して、ポケット本体4全体が車内側Aへ向けて斜め上方へ引き出される。ガイドピン9がガイド溝11内を移動する際、凹凸13がドアトリム1と同じ硬質でありながら、下側のスリット14の存在により、下方の凹凸13が下側へ撓むため、ポケット本体4の引き出し時には適度な摩擦力が付与された操作感(クリック感)が得られる。
そして、ポケット本体4を車内側Aに引き出すと、車内側Aの端部には下向きの曲折溝12が形成されているため、ガイドピン9はポケット本体4の自重により、この曲折溝12内に落ちて係合し、ポケット本体4の引き出し状態が維持される。
このように、ポケット本体4が凹部3から斜め上方へ向けて引き出されるため、ポケット本体4自体が乗員の目に接近し、底面7を目で確実に確認できるようになる。
図7〜図10は、本発明の第2実施例を示す図である。尚、先の第1実施例と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
この実施例では、上側のガイド溝15の車内側Aの端部から円弧溝16が延長形成されている。また、下側のガイド溝15の車内側Aの端部付近には、下側の内縁に突起17が形成されている。円弧溝16は、下側のガイド溝11の車内側Aの端部に位置したガイドピン9を中心にした円弧軌跡R(図10参照)に合致している。
従って、ポケット本体4を凹部3内に収納した状態(図7参照)から、ポケット本体4を車内側Aへ向けて斜め上方へ引き出す。そうすると、ガイドピン9がそれぞれガイド溝15の車内側Aの端部に位置する(図8参照)。下側のガイドピン9はガイド溝15内において突起17を乗り越えるため、下側のガイド溝15の車内側Aの端部に保持される。
そして、上側のガイド溝15には更に円弧溝16が形成されているため、上側のガイドピン9だけを更に円弧溝16内に進入させて、ポケット本体4全体を下側のガイドピン9を中心に車内側Aへ回動させる(図9参照)。
このように、ポケット本体4を下側のガイドピン9を中心に車内側Aへ回動させると、円弧溝16が車内側Aへ向けて下がっていることにより、上側のガイドピン9が円弧溝16の先端に保持される。従って、ポケット本体4の車内側Aに回動した状態は保持され、乗員はポケット本体4への小物の出し入れが容易になるだけでなく、底面7を更に確認しやすくなる。
ポケット本体4を凹部3内に戻す場合には、ポケット本体4を凹部3側へ押せば良い。そうすれば、上側のガイドピン9が円弧溝16からガイド溝15の車外側Bの端部に戻り、下側のガイドピン9が突起17を乗り越えて下側のガイド溝11の車外側Bの端部に戻る。
以上の実施形態では、内装トリムとしてドアトリム1を例にしたが、リヤシート後方のラゲッジルームやトランクルームの側壁に設けられるサイドトリム等、他の内装トリムでも良い。
ガイド溝11、15を凹部3に設け、ガイドピン9をポケット本体4に設ける例を示したが、逆でも良い。尚、その場合は、曲折溝12及び円弧溝16における前後及び上下での方向性が逆になる。
ガイド溝11、15として、コ字状に凹設した形状を例にしたが、スリット状の孔でも良い。また、ガイド溝11、15として、上下で長さが等しく且つ車内側Aへ向けて斜めに上がった直線状のものを例にしたが、湾曲状のものでもよく、上側の方が下側よりも長くても良い。
本発明の第1実施例に係るポケット構造を示す斜視図。 図1の凹部とポケット本体を示す斜視図。 図2のポケット本体の収納状態を示す断面図。 図3のポケット本体の引き出し状態を示す断面図。 図4のガイド溝を示す拡大図。 図5中矢示SA−SA線に沿う断面図。 本発明の第2実施例に係るポケット本体の収納状態を示す断面図。 図7のポケット本体の引き出し状態を示す断面図。 図7のポケット本体の回動状態を示す断面図。 図7乃至図9の円弧溝とガイドピンとの関係を示す説明図。
符号の説明
1 ドアトリム(内装トリム)
3 凹部
4 ポケット本体
6 側面
7 底面
9 ガイドピン
10 側壁
11、15 ガイド溝
12 曲折溝
13 凹凸(摺擦部)
14 スリット
16 円弧溝
17 突起
A 車内側
B 車外側

Claims (5)

  1. 車体又はドアに取付けられる内装トリムに車外側へ凹設した凹部を形成し、該凹部内に上部開放型のポケット本体を収納し、
    凹部の側壁又はポケット本体の側面の一方に、車内側が高く車外側が低いガイド溝を上下一対形成し、他方にガイド溝内で移動自在なガイドピンを上下一対形成し、ポケット本体を凹部から車内側へ向けて斜め上方に引き出し自在にしたことを特徴とする車両用ポケット構造。
  2. 請求項1記載の車両用ポケット構造であって、
    ガイド溝の端部に、ポケット本体を車内側へ引き出した状態で、ガイドピンがポケット本体の自重により係合する曲折溝が形成されていることを特徴とする車両用ポケット構造。
  3. 請求項1又は請求項2記載の車両用ポケット構造であって、
    上側のガイド溝の端部に、ポケット本体を車内側へ引き出した状態で、下側のガイドピンを中心にしてポケット本体が更に車内側へ回動するのを許容する円弧溝が形成されていることを特徴とする車両用ポケット構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用ポケット構造であって、
    ガイド溝の内縁にガイドピンに対して所定の摩擦力で当接する摺擦部を形成したことを特徴とする車両用ポケット構造。
  5. 請求項4記載の車両用ポケット構造であって、
    ガイド溝の隣接位置にガイド溝に沿うスリットを形成したことを特徴とする車両用ポケット構造。
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