JP2011250195A - フォールデッドカスコード型の差動アンプ及び半導体装置 - Google Patents

フォールデッドカスコード型の差動アンプ及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回路を構成する素子数を削減すると共に、差動アンプのオフセットや抵抗の比精度による誤差を低減できるフォールデッドカスコード型の差動アンプ及び半導体装置を提供する。
【解決手段】フォールデッドカスコード型の差動アンプ14の入力段30をHVMOSにより構成し、出力段32をLVMOS20により構成することにより、従来では、2つの差動アンプにより構成していた差動増幅アンプを1つの差動アンプ14により構成することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、フォールデッドカスコード型の差動アンプ及び半導体装置、特に複数の電圧値の異なる電源を使用し、高耐圧MOSトランジスタ及び低耐圧MOSトランジスタで構成された差動アンプ、及び当該差動アンプと当該差動アンプの電流源回路とを備えた半導体装置に関するものである。
一般に、複数の電源を使用し、入力された高電圧を低電圧に増幅して出力する差動アンプ(差動増幅アンプ)が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような差動アンプの具体的一例として、2つの電源を使用して、入力電圧差の1/2の電圧を出力する差動アンプを図6に示す。図6に示した差動アンプ110は、抵抗R1〜R4と、80Vの電源電圧により駆動される高耐圧MOSトランジスタ(以下、HVMOSという)により構成される差動アンプ114と、抵抗R5〜R8と、5Vの電源電圧により駆動される低耐圧MOSトランジスタ(以下、LVMOSという)により構成される差動アンプ115と、差動アンプ114、及び差動アンプ115で使用される電流を供給する電流源112と、を備えて構成されている。
このように、入力された高電圧を低電圧に増幅して出力する差動アンプの場合、高電圧が入力されるため、HVMOSにより構成されるが、HVMOSのみにより構成された差動アンプにより、所定の低電圧に増幅しようとすると、HVMOSのソース・ドレイン耐圧を大きくしたり、ゲート酸化膜耐圧を大きくしたり等する。これにより基準電圧のばらつきが大きくなったり、差動アンプのAC特性が低下したりする等の問題が生じるが、図6に示すように、HVMOSにより構成される差動アンプ114とLVMOSにより構成される差動アンプ115とを組み合わせるように、AC特性の改善が図れる。
差動アンプ110の入力条件を図7及び図8に示す。VINU及びVINDに入力された電位差(0V〜7V、なおVcom=0V〜73V)を差動アンプ114で12/8(2/3)倍にした電圧をamp1_outに出力し、amp1_outをさらに差動アンプ115で3/4倍にした電圧をOUTに出力する。従って、VINU及びVINDの入力電位差の1/2(2/3×3/4)倍がOUTに出力される。なお、差動アンプ114は、差動アンプであるため、amp1_outはVcomの影響を受けない。
電流源112の概略構成の具体的一例の回路図を図9に、差動アンプ114の概略構成の具体的一例の回路図を図10に、差動アンプ115の概略構成の具体的一例の回路図を図11に示す。
電流源112は、定電流源123、HVMOS領域120、及びLVMOS領域122により構成されている。HVMOS領域120は、定電流源112が供給されるHVMOSにより構成されたカレントミラー回路によって、差動アンプ114を構成する高耐圧のPMOSトランジスタ(以下、HVPMOSという)のバイアス源となるバイアス電圧BIAS_H1_P、BIAS_H2_Pを出力する。また、差動アンプ114を構成する高耐圧のNMOSトランジスタ(以下、HVNMOSという)のバイアス源となるバイアス電圧BIAS_H1_N、BIAS_H2_Nを出力する。
LVMOS領域122は、定電流源112が供給されるLVMOSにより構成されたカレントミラー回路によって、差動アンプ115を構成する低耐圧のPMOSトランジスタ(以下、LVPMOSという)のバイアス源となるバイアス電圧BIAS_L1_P、BIAS_L2_Pを出力する。また、差動アンプ115を構成する低耐圧のNMOSトランジスタ(以下、LVNMOSという)のバイアス源となるバイアス電圧BIAS_L1_N、BIAS_L2_Nを出力する。
差動アンプ114及び差動アンプ115は、図10及び図11に示すように、同様の構造を有するドールデッドカスコード(Folded Cascode)型の差動増幅アンプであり、構成されるMOSトランジスタがHVMOSか、LVMOSかである点が異なっている。差動アンプ114は全てのMOSトランジスタがHVMOSであり、バイアス電圧として、バイアス電圧BIAS_H1_P、BIAS_H2_P、BIAS_H1_N、BIAS_H2_Nを使用する。一方、差動アンプ115は全てのMOSトランジスタがLVMOSであり、バイアス電圧として、バイアス電圧BIAS_L1_P、BIAS_L2_P、BIAS_L1_N、BIAS_L2_Nを使用する。
特開2005−025596号公報 特開2007−148428号公報 特開2009−070211号公報
しかしながら、図6に示した差動アンプ110では、上述のように、2個の差動増幅アンプ(差動アンプ114、115)を使用しているため、素子数(MOSトランジスタの数)が多く、回路規模が大きくなりすぎるという問題が生じる。また、2個の差動増幅アンプを使用しているため、差動アンプのオフセットや抵抗(抵抗R1〜R8)の比精度により誤差が大きくなるという問題が生じる。
本発明は、上述した問題を解決するために提案されたものであり、回路を構成する素子数を削減すると共に、差動アンプのオフセットや抵抗の比精度による誤差を低減できるフォールデッドカスコード型の差動アンプ及び半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のフォールデッドカスコード型の差動アンプは、差動電圧が入力される差動対を含み、第1の電源により駆動されるMOSトランジスタで構成された入力段と、前記差動対に接続されるカレントミラー回路と、前記カレントミラー回路からの出力を増幅する増幅段と、を含み、前記第1の電源よりも電圧値の低い第2の電源により駆動されるMOSトランジスタで構成された出力段と、を備え、前記入力段を構成するMOSトランジスタの耐圧を、前記出力段を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも高くした、フォールデッドカスコード型の差動アンプである。
請求項2に記載のフォールデッドカスコード型の差動アンプは、請求項1に記載のフォールデッドカスコード型の差動アンプにおいて、前記入力段の差動対と前記第1の電源との間にカスコード接続された前記入力段を構成するMOSトランジスタよりも耐圧が低いMOSトランジスタを備えた。
請求項3に記載のフォールデッドカスコード型の差動アンプは、請求項2に記載のフォールデッドカスコード型の差動アンプにおいて、前記入力段の差動対と前記第1の電源との間にカスコード接続されたMOSトランジスタの耐圧と、前記出力段のMOSトランジスタの耐圧とが、同一である。
請求項4に記載の半導体装置は、定電流源と、前記定電流源により出力される定電流により生成した第1のバイアス電圧を出力するMOSトランジスタで構成された第1のカレントミラー回路と、前記定電流源により出力される定電流により生成した第2のバイアス電圧を出力するMOSトランジスタで構成された第2のカレントミラー回路と、を備え、前記第1のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧を、前記第2のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも高くした電流源回路と、差動電圧が入力される差動対を含み、第1の電源及び前記電流源回路により出力された第1のバイアス電圧により駆動されるMOSトランジスタで構成された入力段と、前記差動対に接続される第3のカレントミラー回路と、前記第3のカレントミラー回路からの出力を増幅する増幅段と、を含み、前記第1の電源よりも電圧値の低い第2の電源及び前記電流源回路により出力された第2のバイアス電圧により駆動されるMOSトランジスタで構成された出力段と、を備え、前記入力段を構成するMOSトランジスタの耐圧を、前記出力段を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも高くした、フォールデッドカスコード型の差動アンプと、を備える。
請求項5に記載の半導体装置は、請求項4に記載の半導体装置において、前記フォールデッドカスコード型の差動アンプは、前記入力段の差動対と前記第1の電源との間にカスコード接続された前記入力段を構成するMOSトランジスタよりも耐圧が低いMOSトランジスタを備え、前記電流源回路は、当該MOSトランジスタのゲートに供給するバイアス電圧を生成するMOSトランジスタと、前記第1のカレントミラー回路とグランドとの間にカスコード接続されたMOSトランジスタで構成された第4のカレントミラー回路と、を備え、前記バイアス電圧を生成するMOSトランジスタ及び前記第4のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧を前記第1のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも低くした。
本発明によれば、回路を構成する素子数を削減すると共に、差動アンプのオフセットや抵抗の比精度による誤差を低減できる、という効果を奏する。
第1の実施の形態に係る、差動アンプ及び半導体装置の概略構成の一例を示す概略構成図である。 第1の実施の形態に係る、電流源の概略構成の具体的一例を示す回路図である。 第1の実施の形態に係る、差動アンプの概略構成の具体的一例を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る、電流源の概略構成の具体的一例を示す回路図である。 第2の実施の形態に係る、差動アンプの概略構成の具体的一例を示す回路図である。 従来の、差動アンプの概略構成の具体的一例を示す概略構成図である。 従来の、差動アンプの入力条件を説明するための回路図である。 従来の、差動アンプの入力条件を説明するための説明図である。 従来の、電流源の概略構成の具体的一例を示す回路図である。 従来の、高耐圧MOSトランジスタにより構成される差動アンプの概略構成の具体的一例を示す回路図である。 従来の、低耐圧MOSトランジスタにより構成される差動アンプの概略構成の具体的一例を示す回路図である。
[第1の実施の形態]
以下、図面を参照して本実施の形態の差動アンプ及び半導体装置について詳細に説明する。
図1に、本実施の形態に係る、差動アンプ及び半導体装置の概略構成の一例の概略構成図を示す。本実施の形態の半導体装置10は、抵抗R11〜R14、電流源12、及び差動アンプ14により構成されている。なお具体的一例として、抵抗R11、R13の抵抗値は12MΩであり、抵抗R12、R14の抵抗値は6MΩである。
差動アンプ14は、非反転端子に入力された電圧VINU1と、反転端子に入力された電圧VIND1と、の電位差を1/2(6/12)倍にして、OUT1に出力する機能を有する差動増幅アンプである。例えば、電圧VINU1と、電圧VIND1と、の電位差が6Vである場合、6V×1/2=3VをOUT1に出力する。
電流源12の概略構成の具体的一例の回路図を図2に、差動アンプ14の概略構成の具体的一例の回路図を図3に示す。
電流源12は、定電流源23、HVMOS領域20、及びLVMOS領域22により構成されている。HVMOS領域20は、定電流源23により定電流(本実施の形態では、具体的一例として100nA)が供給されるHVMOSにより構成されたカレントミラー回路によって、差動アンプ14を構成するHVPMOSのバイアス源となるバイアス電圧BIAS_H1_P1、BIAS_H2_P1を出力する。
具体的に本実施の形態では、HVMOS領域20は、HVNMOSであるHN1、HN2、HN3、HN4、及びHVPMOSであるHP1、HP2を含んで構成されている。HN1のドレインは、定電流源23に接続されている。HN1、HN2、HN3、HN4のソースは、グランドに接続されており、全てのゲートは、HN1のドレインに接続されている。HN2のドレインは、HP1のドレインに接続されており、HN3のドレインは、HP2のドレインに接続されており、HN4のドレインは、LVMOS領域22のLP1のドレインに接続されている。
HP1及びHP2のソースは、80V電源に接続されており、HP1のゲートは、HP1のドレインに接続されている。また、HP2のゲートは、HP2のドレインに接続されている。
LVMOS領域22は、LVMOSにより構成されたカレントミラー回路によって、差動アンプ14を構成するLVPMOSのバイアス源となるバイアス電圧BIAS_L2_P1を出力する。また、差動アンプ14を構成するLVNMOSのバイアス源となるバイアス電圧BIAS_L1_N1、BIAS_L2_N1を出力する。
具体的に本実施の形態では、LVMOS領域22は、LVNMOSであるLN1、LN2、及びLVPMOSであるLP1、LP2、LP3を含んで構成されている。LN1及びLN2のソースは、グランドに接続されており、LN1のゲートは、LN1のドレインに接続されており、LN2のゲートは、LN2のドレインに接続されている。また、LN1のドレインは、LP2のドレインに接続されており、LN2のドレインは、LP3のドレインに接続されている。
LP1、LP2、及びLP3のソースは、5V電源に接続されており、LP1、LP2、及びLP3のゲートは、LP1のドレインに接続されている。
また、差動アンプ14は、図3に示すように、フォールデッドカスコード型構造を有している。差動アンプ14は、HVMOSにより構成された入力段30と、LVMOSにより構成された出力段32と、を備えて構成されている。
入力段30は、入力された電圧INN_H1と、電圧INP_H1との電位差を検知する機能を有する差動対34を含んで構成されており、出力段32は、電流ミラー対35と、一定の電流を流し続ける機能を有する定電流源36と、増幅段38とを含んで構成されている。
具体的に本実施の形態の入力段30は、HVPMOSであるHP3、HP4、HP5、及びHP6を含んで構成されている。HP3とHP4とはカスコード接続されており、HP3のソースは、80V電源に接続されている。また、HP3のゲートには、バイアス電圧BIAS_H1_P1が印加される。一方、HP4のゲートには、バイアス電圧BIAS_H2_P1が印加される。
差動対34を構成するHP5及びHP6のソースは、HP4のドレインに接続されており、HP5のゲートには、電圧INN_H1が入力され、HP6のゲートには、電圧INP_H1が入力される。
差動アンプ14は、フォールデッドカスコード型であるため、HP5のドレイン(node_A)及びHP6のドレイン(node_B)は、出力段32の定電流源36のカレントミラー回路に接続されている。
また、具体的に本実施の形態の出力段32は、LVNMOSであるLN3、LN4、LN5、LN6、及びLVPMOSであるLP4、LP5、LP6、LP7、LP8を含んで構成されている。LP4、LP5、LP6、LP7は、電流ミラー対35を構成するカレントミラー回路である。LP4及びLP5のソースは5V電源に接続されており、LP4とLP6とはカスコード接続されており、LP5とLP7とはカスコード接続されている。LP4及びLP5のゲートはLP6のドレインに接続されており、LP6及びLP7のゲートには、バイアス電圧BIAS_L2_P1が印加される。また、LP6のドレインは、LN3のドレインに接続されており、LP7のドレインはLN4のドレインに接続されている。
増幅段38を構成するLP8は、ソースが5V電源に接続されており、ゲートがLP7のドレインに接続されており、ドレインがOUT1に接続されている。
LN3、LN4、LN5、LN6、LN7は、定電流源36を構成するカレントミラー回路である。LN5、LN6、及びLN7のソースはグランドに接続されており、LN3とLN5とはカスコード接続されており、LN4とLN6とはカスコード接続されている。LN3及びLN4のゲートにはバイアス電圧BIAS_L2_N1が印加される。また、LN5、LN6及びZLN7のゲートには、バイアス電圧BIAS_L1_N1が印加される。また、LN7のドレインはOUT1に接続されている。
なお、本実施の形態では、差動アンプ14の入力段30と出力段32とを接続するnode_A及びnode_Bは、図3に示すように、カスコード接続の中間ノードに当たるため、電圧値が低くなる。例えば、上述の具体的一例として挙げた電位差6Vが入力される場合では、約0.3V未満になるため、出力段32を構成するLVMOSの耐圧上の問題は発生しない。
以上説明したように本実施の形態では、フォールデッドカスコード型の差動アンプ14の入力段30をHVMOSにより構成し、出力段32をLVMOS20により構成することにより、従来では、2つの差動アンプにより構成していた差動増幅アンプを1つの差動アンプ14により構成することができる。従って、回路を構成する素子数を削減することができ、レイアウト面積を大幅に削減できる。また、差動アンプ14のオフセットや抵抗の比精度による誤差を低減できる。
またさらに本実施の形態の電流源12では、差動アンプ14を上述のように構成したことにより、従来の電流源112に備えられていた、バイアス電圧BIAS_H1_N、BIAS_H2_N、BIAS_L1_Pを生成するための構成が削減されたため、電流源12の素子数も従来に比べて削減することができる。
なお、LVMOSの耐圧は、HVMOSの耐圧よりも低く、HVMOSは一般的に高耐圧MOSトランジスタと呼ばれるMOSトランジスタであり、LVMOSは一般的に低耐圧MOSトランジスタと呼ばれるMOSトランジスタである。
[第2の実施の形態]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。本実施の形態と第1の実施の形態とでは、差動アンプ及び電流源の構成が異なるため、ここでは、本実施の形態の差動アンプ及び電流源について説明する。また、第1の実施と略同様である部分には同一符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施の形態の電流源42の概略構成の具体的一例の回路図を図4に、差動アンプ44の概略構成の具体的一例の回路図を図5に示す。
本実施の形態の電流源42は、HVMOS領域50のカレントミラー回路をカスコード構造にしている点が、第1の実施の形態の電流源12と異なっている。そのため、2つの定電流源23A、23B、LVNMOSにより構成されるMN1、MN2、MN3、MN4、及びLVPMOSにより構成されるMP1を備えて構成されている。
本実施の形態では、HP2のゲートは、HP1のドレインに接続されており、MP1のゲートは、HP2のドレインに接続されている。
また、本実施の形態の差動アンプ44は、第1の実施の形態の入力段30が備えていたHP3の替わりに、LVPMOSであるMP2を備えている。
このように、本実施の形態の差動アンプ44は第1の実施の形態の差動アンプ14と略同様の構成であるため、略同様に動作する。なお、MP2には、ほぼMP2の閾値電圧Vt以上の電位差は印加されないため、耐圧的な問題は生じない。
以上説明したように、本実施の形態にでは、差動アンプ44においてカレントミラー回路の精度向上をカスコード接続されるLVPMOSであるMP2により達成することができるため、HVPMOSを使用する場合に比べて、少ないレイアウト面積で実現でき、差動アンプのオフセットを向上させることができる。
また本実施の形態の電流源42では、カスコード接続されるLVMOSを備えることにより、HVMOSを使用する場合に比べて、少ないレイアウト面積で、カレントミラー回路の精度向上を達成することができる。
なお、MP2の耐圧と、出力段32を構成するLVMOSの耐圧とは異なるものでもよいが、同じとすることが好ましい。また、MP1、MN1、MN2、MN3、MN4の耐圧は、LVMOS領域22を構成するLVMOSの耐圧とは異なるものでもよいが、同じとすることが好ましい。
10 半導体装置
12、42 電流源
14、44 差動アンプ
23、23A、23B 定電流源
30、60 入力段
32 出力段
34 差動対
35 電流ミラー対
36 定電流源
38 増幅段

Claims (5)

  1. 差動電圧が入力される差動対を含み、第1の電源により駆動されるMOSトランジスタで構成された入力段と、
    前記差動対に接続されるカレントミラー回路と、前記カレントミラー回路からの出力を増幅する増幅段と、を含み、前記第1の電源よりも電圧値の低い第2の電源により駆動されるMOSトランジスタで構成された出力段と、
    を備え、前記入力段を構成するMOSトランジスタの耐圧を、前記出力段を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも高くした、フォールデッドカスコード型の差動アンプ。
  2. 前記入力段の差動対と前記第1の電源との間にカスコード接続された前記入力段を構成するMOSトランジスタよりも耐圧が低いMOSトランジスタを備えた、請求項1に記載のフォールデッドカスコード型の差動アンプ。
  3. 前記入力段の差動対と前記第1の電源との間にカスコード接続されたMOSトランジスタの耐圧と、前記出力段のMOSトランジスタの耐圧とが、同一である請求項2に記載のフォールデッドカスコード型の差動アンプ。
  4. 定電流源と、前記定電流源により出力される定電流により生成した第1のバイアス電圧を出力するMOSトランジスタで構成された第1のカレントミラー回路と、前記定電流源により出力される定電流により生成した第2のバイアス電圧を出力するMOSトランジスタで構成された第2のカレントミラー回路と、を備え、前記第1のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧を、前記第2のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも高くした電流源回路と、
    差動電圧が入力される差動対を含み、第1の電源及び前記電流源回路により出力された第1のバイアス電圧により駆動されるMOSトランジスタで構成された入力段と、前記差動対に接続される第3のカレントミラー回路と、前記第3のカレントミラー回路からの出力を増幅する増幅段と、を含み、前記第1の電源よりも電圧値の低い第2の電源及び前記電流源回路により出力された第2のバイアス電圧により駆動されるMOSトランジスタで構成された出力段と、を備え、前記入力段を構成するMOSトランジスタの耐圧を、前記出力段を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも高くした、フォールデッドカスコード型の差動アンプと、
    を備えた半導体装置。
  5. 前記フォールデッドカスコード型の差動アンプは、前記入力段の差動対と前記第1の電源との間にカスコード接続された前記入力段を構成するMOSトランジスタよりも耐圧が低いMOSトランジスタを備え、前記電流源回路は、当該MOSトランジスタのゲートに供給するバイアス電圧を生成するMOSトランジスタと、前記第1のカレントミラー回路とグランドとの間にカスコード接続されたMOSトランジスタで構成された第4のカレントミラー回路と、を備え、前記バイアス電圧を生成するMOSトランジスタ及び前記第4のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧を前記第1のカレントミラー回路を構成するMOSトランジスタの耐圧よりも低くした、請求項4に記載の半導体装置。
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