JP2011235331A - 打抜き積層装置及び打抜き積層方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層状態の打抜き片の搬出中にも、ワークからの打抜き片の打抜き及び積層加工を継続することができて、生産性を向上させることができる打抜き積層装置を提供する。
【解決手段】ダイ19と、一方向に搬送されるワークWをダイ19との協働によって打抜くパンチ20と、打抜かれたコア片Waに側圧を付与するダイ支持部材21と、コア片Waに対して前記パンチ20の反対側からパンチ20の方向に向かって逆圧を付与する逆圧付与機構23とから構成されたパンチング構造体15A,15Bを備え、コア片Waを側圧及び逆圧の付与下において積層するように構成する。パンチング構造体15A,15BをワークWの搬送方向に沿って複数並設する。打抜き稼働状態において休止状態のパンチング構造体15A,15Bが存在するように、休止されるパンチング構造体15A,15Bを選択するための選択機構37A,37Bを設ける。
【選択図】図4

Description

この発明は、例えばモータコアの製造に際して、フープ材等のワークからコア片を連続して打抜くとともに、そのコア片を所定枚数ずつ積層するようにした打抜き積層装置及び打抜き積層方法に関するものである。
従来、この種の打抜き積層装置としては、例えば特許文献1に開示されるような構成が提案されている。この従来構成においては、ダイの上方にパンチが同一軸線上で移動可能に対向配置されている。ダイの下方には側圧リングが同一軸線上に隣接配置されている。そして、パンチがダイに向かって下降されることにより、ワークからコア片が打抜かれて、そのコア片が側圧リング内における側圧付与下で所定枚数積層されるようになっている。
このように、コア片が積層される際には、コア片の外周に対して付与された側圧のために、積層状態のコア片が上面側を凹状にした湾曲状態に変形して、コア片の平坦度が悪くなり、製品精度の低下を招くおそれがある。
このような不具合を解消するため、特許文献1に記載の従来構成においては、
ダイの下方に逆圧付与機構が設けられている。そして、この逆圧付与機構により、積層状態の打抜き片に対してパンチの反対側(下側)からパンチの方向(上方)に向かって逆圧が付与される。この逆圧付与により、コア片が湾曲状態に変形することが抑制される。また、特許文献1に記載の従来構成においては、ダイの下方に製品搬出機構が配設されている。そして、コア片が所定枚数積層されたとき、積層状態のコア片が逆圧付与機構に支持された状態で製品搬出機構と対応する位置まで下降された後、製品搬出機構の動作により逆圧付与機構上から側方へ搬出される。
特開2006−26735号公報
ところが、この従来構成においては、所定枚数積層されたコア片が逆圧付与機構に支持されて下降され、そして、製品搬出機構により逆圧付与機構上から側方へ搬出される間に、コア片の打抜き及び積層加工を継続した場合には、逆圧付与機構が下降状態にあるため、加工中のコア片に対して逆圧が付与されなくなる。よって、コア片の湾曲状態が変化して、製品精度の低下を招く。これを防止するためには、積層状態のコア片の搬出中には、コア片の打抜き及び積層加工が中止される必要がある。しかしながら、積層状態のコア片の搬出動作には時間がかかるため、その搬出動作中にコア片の加工を中止すると、生産性が著しく低下するという問題が生じた。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、積層状態のコア片等の打抜き片の搬出中にも、製品精度の低下を招くことなく、ワークからの打抜き片の打抜き及び積層加工を継続することができて、生産性を向上させることができる打抜き積層装置及び打抜き積層方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために、打抜き積層装置の発明は、ダイと、一方向に所定のピッチで間欠搬送されるワークをダイとの協働によって打抜くパンチと、打抜かれた打抜き片に側圧を付与する側圧リングと、打抜き片に対して前記パンチの反対側からパンチの方向に向かって逆圧を付与する逆圧付与機構とから構成されたパンチング手段を備え、前記打抜き片を前記側圧及び逆圧の付与下において積層するようにした打抜き積層装置において、前記パンチング手段を複数設け、パンチング手段の打抜き稼働状態において休止状態のパンチング手段が存在するように、休止されるパンチング手段を選択するための選択手段を設けたことを特徴としている。
従って、この発明の打抜き積層装置では、打抜き稼働状態において、複数のパンチング手段のうちから、休止されるパンチング手段が選択されながら、残りのパンチング手段により、ワークからの打抜き片の打抜き及び積層加工が連続的に行われる。そして、休止状態のパンチング手段において、所定枚数積層された打抜き片が外部に搬出される。このため、積層状態の打抜き片の搬出中においても、側圧及び逆圧の付与下でワークからの打抜き片の打抜き及び積層加工を継続することができる。
よって、積層状態の打抜き片の搬出中に、加工中の打抜き片に対して逆圧が付与されなくなることを防止でき、製品精度の低下を招くおそれをなくすことができる。また、積層状態の打抜き片の搬出中に、ワークからの打抜き片の打抜き及び積層加工を中止した場合とは異なり、生産性が低下するのを防止することもできる。
前記の構成において、複数のパンチング手段をワークの搬送方向に沿って並設することが望ましい。
前記の構成において、前記パンチング手段をワークの送りピッチの整数倍の間隔で配置するとよい。
前記の構成において、前記選択手段を、前記パンチを昇降手段に対して拘束する拘束部と、昇降手段に対するパンチの相対上昇を許容する許容部とを備えた切換え部材によって構成し、その切換え部材が移動されることにより、昇降手段に対して拘束されたパンチによって打抜きが行なわれ、昇降手段に対して相対上昇が許容されたパンチが打抜き休止されるようにするとよい。
前記の構成において、前記切換え部材の拘束部と許容部とがワーク搬送方向に沿って配列されるとともに、切換え部材をワーク搬送方向に沿って移動させる駆動手段を設けることが好ましい。
打抜き積層方法においては、一方向に所定のピッチで間欠搬送されるワークをダイとパンチとによって打抜くとともに、打抜き片に側圧を付与しながら打抜き片を積層し、さらに打抜き片に対して前記パンチの反対側からパンチの方向に向かって逆圧を付与する打抜き積層方法において、前記パンチング手段をワークの搬送方向に沿って複数設けるとともに、打抜き稼働状態において、休止状態のパンチング手段が存在するように、休止されるパンチング手段を選択することが望ましい。
以上のように、この発明によれば、積層状態の打抜き片の搬出中にも、製品精度の低下を招くことなく、ワークからの打抜き片の打抜き及び積層加工を継続することができて、生産性を向上させることができるという効果を発揮する。
モータコアを示す斜視図。 モータコアの一部断面図。 打抜かれるフープ材を示す一部平面図。 第1実施形態の打抜き積層装置を示す断面図。 図4の5−5線における断面図。 図4の6−6線における断面図。 (a)及び(b)は図4の打抜き積層装置における各パンチング構造体の選択切換カムを示す側面図。 (a)(b)は両パンチング構造体の選択切換カムの切換パターンを示す概略平面図。 (a)(b)は両パンチング構造体の稼働または休止の選択によりワークに対して打抜き加工を連続的に施す状態を順に示す概略説明図。 (a)〜(d)は第2実施形態における両パンチング構造体の選択切換カムの切換パターンを示す概略平面図。 (a)〜(d)は両パンチング構造体の稼働または休止の選択によりワークに対して打抜き加工を連続的に施す状態を順に示す概略説明図。 (a)〜(d)は両パンチング構造体の稼働または休止の選択によりワークに対して打抜き加工を連続的に施す状態を順に示す概略説明図。 (a)〜(d)は第3実施形態の打抜き積層装置における両パンチング構造体の選択切換カムの切換パターンを示す概略平面図。 (a)〜(d)は第4実施形態の打抜き積層装置におけるパンチング構造体の選択切換カムの切換パターンを示す概略平面図。 第5実施形態の打抜き積層装置における両パンチング構造体の選択切換カムを示す概略断面図。 変更例を示す簡略図。
以下に、この発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。はじめに、実施形態の積層装置によって組み付けられるモータコアの構成及び組み付け方法について説明する。
図3に示すように、モータコアMは、ワークWとしての金属フープ材からコア片Waを連続的にパンチにより打抜き加工して所定枚数積層することにより構成される。図1及び図2に示すように、各コア片Waの一部には突部Paが形成され、この突部Paとその裏面の凹部とが隣接するコア片Wa間において係合されることにより、各コア片Waが積層状態に結合される。そして、所定枚数おきのコア片Waには突部Paに代えて孔Pbが形成され、この孔Pb内に、隣接するコア片Wa上の突部Paが位置されることにより、突部Paと凹部との係合状態は形成されず、コア片Waが所定枚数積層されるごとに、結合状態から分断される。このようにして、所定枚数のコア片Waを積層したモータコアMが構成される。なお、以降の各実施形態においては、コア片Waの所定枚数は100枚とする。
コア片Waのパンチ加工時において、所定枚数おきのコア片Waに対して、突部Paに代えて孔Pbを打ち分け形成する場合には、図3に示すように、ワークW上の所定枚数おきのコア片Waの打抜き箇所にあらかじめ孔Pbが形成される。一方、突部Paを形成するコア片Waには、孔Pbは形成されない。そして、その後にワークWからコア片Waが打抜き加工される場合において、そのコア片Waの突部Paが形成される際に、あらかじめ孔Pbが形成されたコア片Waでは、その孔Pbが存在するために空打ち状態になって、突部Paは形成されない。
次に、この発明を具体化した各実施形態を説明する。
(第1実施形態)
この発明の第1実施形態を、図4〜図9に従って説明する。
図4〜図6に示すように、この実施形態の打抜き積層装置においては、一方向(図4の矢印方向)に搬送されるワークWを支持するためのワーク支持台11が装備されている。ワーク支持台11の上方には、昇降手段としての昇降体12が昇降可能に設けられている。昇降体12の下面には、押さえ部材13がバネ14を介して昇降体12の昇降方向へ相対移動可能に支持されている。バネ14は押さえ部材13を下方へ向かって付勢している。そして、ワーク支持台11上にワークWが搬送された状態で、昇降体12が下降されることにより、ワークWが押さえ部材13とワーク支持台11との間で挟着されて保持される。
前記ワーク支持台11と昇降体12との間には、複数実施形態では2つのパンチング手段としてのパンチング構造体15A,15BがワークWの搬送方向に沿って並設されている。この実施形態においては、図9(a)(b)に示すように、ワークWが一方向に所定の搬送ピッチPで間欠的に連続搬送されるが、パンチング構造体15A,15BはワークWの搬送ピッチPの2倍の間隔2Pをおいて配置されている。そして、このパンチング構造体15A,15Bにより、ワークWからモータコア用のコア片Waが連続して打抜かれるとともに、そのコア片Waが側圧(横方向からの圧力)及び逆圧(下方向からの圧力)の付与下において積層される。
次に、前記パンチング構造体15A,15Bの構成について詳細に説明する。
前記ワーク支持台11の上面には凹部18が形成されている。その凹部18内のダイ支持部材21の上面において、凹部18内にはダイ19が嵌着され、そのダイ19には各パンチング構造体15A,15B用の一対の打抜き孔19a,19bが上下方向の軸線上に位置するように形成されている。昇降体12の下部には、一対のパンチ20がダイ19の各打抜き孔19a,19bと同一軸線上において相対移動可能に支持されている。そして、昇降体12が下降されるとき、パンチ20とダイ19の打抜き孔19a,19bとの協働により、ワークWからコア片Waが打抜かれる。
前記ダイ支持部材21には一対の貫通孔21a,21bがダイ19の各打抜き孔19a,19bに連続するように形成されている。この貫通孔21aはその上端部が打抜き孔19a,19bと同径の小径になっている。そして、ワークWから打抜かれたコア片Waがダイ19の打抜き孔19a,19b及びダイ支持部材21の貫通孔21a,21bの小径部内で押し下げられる際に、コア片Waの外周面に側圧が付与されて、その側圧下でコア片Waが順に積層される。前記打抜き孔19a,19b及び貫通孔21a,21bによる側圧付与エリアの深さは、所定枚数のモータコアMの高さより短くなっている。
前記ワーク支持台11の下部には、一対の透孔22がダイ支持部材21の各貫通孔21a,21bと連通するように形成されている。これらの透孔22は、貫通孔21a,21bの下部側の大径部よりも大径となっている。各透孔22内には、一対の逆圧付与機構23が昇降可能に設けられている。そして、この逆圧付与機構23により、積層中のコア片Waに対してパンチ20の反対側からパンチ20の方向に向かって逆圧が付与される。この逆圧付与により、積層状態のコア片Waが上面側を凹状にした湾曲状態に変形することが抑制される。
すなわち、前記各逆圧付与機構23は、ボールネジ30の上端の支持枠24と、その支持枠24上にガススプリング25を介して昇降可能に支持された支持部材26とから構成されている。そして、ワークWから打抜かれてダイ支持部材21の貫通孔21a,21b内で積層されるコア片Waが、支持部材26上に支持される。この状態で、パンチ20がダイ19の打抜き孔19a,19bから上方に離間した位置に上昇復帰されると、積層状態のコア片Waを支持する支持部材26が、ガススプリング25の付勢力によりダイ19の上面位置まで押し上げられる。これに対して、パンチ20が下降されて、ワークWからコア片Waが打抜かれるときには、支持部材26が積層状態のコア片Waとともにガススプリング25の付勢力に抗して押し下げられる。
一方、図5及び図6に示すように、ワーク支持台11の下方のモータ31が回転されることにより、ナット28が回転される。この回転により、ナット28に螺合されたボールネジ30が上下方向に移動されて、逆圧付与機構23が昇降移動され、その結果、ワークWからのコア片Waの打抜きに先立って、ダイ支持部材21の貫通孔21a,21b内の積層状態のコア片Waのうち、上端のコア片Waの上面がダイ19の上面とほぼ同一平面上に配置されるように、支持部材26の位置が調節される。また、逆圧付与機構23の支持部材26上に所定枚数のコア片Waが積層支持されたときには、図6に示すように、モータ31の回転により逆圧付与機構23が下降されて、積層状態のコア片Waが透孔22内の下端付近の製品搬出位置に配置される。そして、図6に示すように、逆圧付与機構23の下降により積層状態のコア片Waが製品搬出位置に移動配置された後、プッシャ36が突出動作されることによって、積層状態のコア片Waが逆圧付与機構23の支持部材26上から製品搬出口35を通して搬出用コンベア42に搬出される。
前記各パンチング構造体15A,15Bにおけるパンチ20の上方には、休止されるパンチング構造体15A,15Bを選択するための選択手段としての選択機構37A,37Bが対向して配置されている。そして、打抜き積層装置の打抜き稼働状態において、選択機構37A,37Bにより休止されるパンチング構造体15A,15Bが選択され、その休止状態のパンチング構造体15A,15B側において、積層状態のコア片Waの搬出が行われる。
前記各選択機構37A,37Bにおいては、ワーク支持台11の上部に選択切換カム38A,38Bが取付板39に取り付けた状態で、各パンチ20の昇降方向と直交する方向へ移動可能に支持されている。図5及び図7(a)に示すように、ワークWの搬送方向の上流側に配置されたパンチング構造体15Aと対応する選択機構37Aの選択切換カム38Aの下面には、拘束部としての凸状カム面38aと許容部としての凹状カム面38bとが選択切換カム38Aの移動方向に沿って並設されている。図6及び図7(b)に示すように、ワークWの搬送方向の下流側に配置されたパンチング構造体15Bと対応する選択機構37Bの選択切換カム38Bの下面には、凹状カム面38bと凸状カム面38aとが前記選択切換カム38Aの配列順序と逆の順で並設されている。
そして、図4の左側及び図5に示すように、選択切換カム38A,38Bの凸状カム面38aがパンチング構造体15A,15Bのパンチ20と対応する位置に選択切換えられた場合には、昇降体12の下降にともなってパンチ20が凸状カム面38aによって押されて、すなわち相対的な上昇が拘束されて、昇降体12と一体的に下降され、その結果、ワークWの打抜きが行われる。これに対して、図4の右側及び図6に示すように、選択切換カム38A,38Bの凹状カム面38bがパンチング構造体15A,15Bのパンチ20と対応する位置に選択切換えされた場合には、昇降体12の下降によりパンチ20がワークWの上面と当接して下降が停止され、その結果、パンチ20が凹状カム面38b内に入り込むようにして相対的に上昇移動されて、ワークWの打抜きは行われない。
図4に略示するように、前記各選択切換カム38A,38Bには、選択切換カム38A,38Bを2位置に切換えるための駆動手段としてのソレノイドよりなる駆動体40が連結されている。そして、制御装置41によって各駆動体40の作動が制御されることにより、両選択切換カム38A,38Bの動作が切換えられて、その切換え状態の組み合わせにより、図8(a)(b)に示すように、複数(この実施形態では2つ)の切換パターンPT1,PT2が設定される。
すなわち、図8(a)に示す第1切換パターンPT1においては、上流側のパンチング構造体15Aと対応する選択機構37Aの選択切換カム38Aが凸状カム面38aをパンチ20に対応させた打抜き位置に切換えられるとともに、下流側のパンチング構造体15Bと対応する選択機構37Bの選択切換カム38Bが凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられる。図8(b)に示す第2切換パターンPT2においては、上流側の選択機構37Aの選択切換カム38Aが凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられるとともに、下流側の選択機構37Bの選択切換カム38Bが凸状カム面38aをパンチ20に対応させた打抜き位置に切換えられる。
次に、前記のように構成された打抜き積層装置の動作を説明する。
さて、この打抜き積層装置の打抜き稼働時には、ワークWが所定の搬送ピッチPで間欠的に搬送されるごとに、図9(a)(b)に示す動作が行われる。このため、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bにおいて、打抜き動作または休止が行われて、ワークWからコア片Waが連続的に打抜き形成される。図9(a)(b)は打抜き動作を模式的に示すものであって、一重丸はすでに打抜かれた孔を示し、二重丸は打抜き動作が行われる位置を示す。
すなわち、図9(a)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが図8(a)に示す第1切換パターンPT1に切換設定され、上流側のパンチング構造体15Aが連続して所定枚数分の打抜き動作を実行するとともに、その間は下流側のパンチング構造体15Bが休止される。
図9(b)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが図8(b)に示す第2切換パターンPT2に切換設定され、上流側のパンチング構造体15Aが休止されるとともに、その間、下流側のパンチング構造体15Bが連続して所定枚数分の打抜き動作を実行する。
各パンチング構造体15A,15Bの打抜き動作時には、図4の左側及び図5に示すように、選択切換カム38A,38Bの凸状カム面38aがパンチ20と対応する位置に切換配置された状態で、昇降体12がワーク支持台11上のワークWに向かって下降される。すると、パンチ20が昇降体12と一体的に下降されて、パンチ20とダイ19の打抜き孔19a,19bとの協働により、ワークWからコア片Waが打抜かれる。打抜かれたコア片Waは、ダイ19の打抜き孔19a,19b内を通ってダイ支持部材21の貫通孔21a,21b内に押し下げられ、その貫通孔21a,21bからの側圧の下で順に積層される。
このとき、ワークWからコア片Waが1枚ずつ打抜かれるが、打抜きにともなって、打抜かれたコア片Waがパンチ20により前記のように貫通孔21a,21b内に押し下げられるが、パンチ20の上方への復帰にともない逆圧付与機構23により貫通孔21a,21b内の積層状態のコア片Waが押し上げられて、上端のコア片Waの上面がダイ19の上面とほぼ同一平面上に配置される。そのため、コア片Waの打抜き時には、積層状態のコア片Waに対して押し上げ力、つまりワークWからのコア片Waの打抜き方向と逆方向の逆圧が加えられる。従って、コア片Waの打抜きに際して、積層状態のコア片Waがダイ支持部材21の貫通孔21a,21b内での側圧付与下であっても、上面を凹状にした湾曲状態になるおそれがなく、コア片Waの打抜き及び積層が高精度に行われる。
このように、両パンチング構造体15A,15Bにおいて、ワークWからのコア片Waの打抜き及び積層が行われて、所定枚数(100枚)のコア片Waが積層されたときには、コア片Waの打抜き動作が停止される。そして、図4の右側及び図6に示すように、逆圧付与機構23の下降により、支持部材26上における積層状態のコア片Waが製品搬出位置に移動配置される。この搬出される積層状態のコア片Waは、打抜き動作が停止される直前の加工サイクルの1つ前のサイクルにおいて積層されたものである。その後、プッシャ36が突出動作されることにより、積層状態のコア片Waが逆圧付与機構23の支持部材26上から製品搬出口35を通して搬出用コンベア42等に搬出される。
この場合、上流側のパンチング構造体15Aにおける積層状態のコア片Waの搬出動作は、上流側のパンチング構造体15Aにおいて打抜き動作の休止状態が連続している期間中において行われる。この上流側のパンチング構造体15Aの搬出動作中には、図9(b)に示すように、下流側のパンチング構造体15Bが打抜き動作されて、ワークWからのコア片Waの打抜きが続行されている。
これに対して、下流側のパンチング構造体15Bにおける積層状態のコア片Waの搬出動作は、図9(a)に示すように、下流側のパンチング構造体15Bにおいて打抜き動作の休止状態が連続している期間中において行われる。この下流側のパンチング構造体15Bの搬出動作中においても、図9(a)に示すように、上流側のパンチング構造体15Aが打抜き動作されて、ワークWからのコア片Waの打抜きが続行されている。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) この打抜き積層装置においては、打抜き稼働状態において休止状態のパンチング構造体15A,15Bが存在するように、休止されるパンチング構造体15A,15Bを選択するための選択機構37A,37Bが設けられている。
このため、装置の打抜き稼働状態においては、複数のパンチング構造体15A,15Bのうちから、休止されるパンチング構造体15A,15Bが選択されながら、残りのパンチング構造体15B,15Aにより、ワークWからのコア片Waの打抜き及び積層加工を連続的に行うことができる。そして、休止状態のパンチング構造体15A,15Bにおいて、所定枚数積層されたコア片Waを外部に搬出することができる。つまり、1つのパンチング構造体15A,15Bにおいて積層状態の打抜き片を搬出している間においても、他のパンチング構造体15B,15Aにおいて側圧及び逆圧の付与下で、ワークWからのコア片Waの打抜き及び積層加工を継続することができる。
よって、従来構成とは異なり、積層状態のコア片Waの搬出中に、加工中のコア片Waに対して逆圧が付与されなくなるというおそれはなく、製品精度の低下を招くおそれを抑制することができる。
(2) また、積層状態のコア片Waの搬出中に、ワークWからのコア片Waの打抜き及び積層加工を中止する場合とは異なり、生産性が低下することを防止することもできる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した打抜き積層装置の第2実施形態を、図10〜図12に基づいて前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。この第2実施形態以降の各実施形態の説明においては、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第2実施形態は、所定枚数(100枚)打抜き終了にともなうパンチ20の切り換えに際して、ワークWに非加工部分が生じる無駄や、時間ロスが生じないようにするものである。すなわち、前記第1実施形態の図9(a)の状態で上流側の構造体15Aにおいて所定枚数の打抜きが終了すると、下流側の構造体15Bで打抜きが開始されるまで、ワークWの3ピッチ分の空走が必要になる。また、図9(b)の状態で構造体15Bにおいて所定枚数の打抜きが終了し、ただちに構造体15Aで打抜きが開始されても、構造体15Bと構造体15Aとの間におけるワークWには未加工部分が生じる。この第2実施形態においては、このようなことを避けるために、前記第1実施形態と同じ機械的構成を用いているが、制御装置41によってそれぞれ単独に動作の制御を受ける駆動体40の動作態様が異なる。
すなわち、駆動体40により、両選択切換カム38A,38Bの動作が切換えられて、図10(a)〜(d)に示すように、複数の切換パターンPT11〜PT14が設定される。
すなわち、図10(a)に示す第1切換パターンPT11においては、上流側のパンチング構造体15Aと対応する選択機構37Aの選択切換カム38Aが凸状カム面38aをパンチ20に対応させた打抜き位置に切換えられるとともに、下流側のパンチング構造体15Bと対応する選択機構37Bの選択切換カム38Bが凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられる。図10(b)に示す第2切換パターンPT12においては、上流側の選択機構37Aの選択切換カム38Aが凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられるとともに、下流側の選択機構37Bの選択切換カム38Bも同様に凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられる。また、図10(c)に示す第3切換パターンPT13においては、上流側の選択機構37Aの選択切換カム38Aが凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられるとともに、下流側の選択機構37Bの選択切換カム38Bが凸状カム面38aをパンチ20に対応させた打抜き位置に切換えられる。図10(d)に示す第4切換パターンPT14においては、上流側の選択機構37Aの選択切換カム38Aが凸状カム面38aをパンチ20に対応させた打抜き位置に切換えられるとともに、下流側の選択機構37Bの選択切換カム38Bも同様に凸状カム面38aをパンチ20に対応させた打抜き位置に切換えられる。
図11(a)は、上流側の構造体15Aのパンチ20によって所定枚数である100枚目のコア片Waの打抜きが行われた状態を示す。この状態においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが図10(a)に示す第1切換パターンPT11に設定され、上流側のパンチング構造体15Aが打抜き動作されるとともに、下流側のパンチング構造体15Bが休止された状態である。次いで、ワークWの1ピッチ搬送と同期して、図11(b)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが第2切換パターンPT12に切換設定され、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bが共に休止される。次の1ピッチ搬送における図11(c)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが第2切換パターンPT12に維持され、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bが共に休止される。次の1ピッチ搬送と同期して、図11(d)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが第3切換パターンPT13に切換設定され、上流側のパンチング構造体15Aが休止されるとともに、下流側のパンチング構造体15Bが100枚目に連続する101枚目,すなわち1枚目を打抜き動作する。
従って、上流側のパンチング構造体15Aは図11(c)のタイミングから休止状態に移行し、コア片Waの打抜きと並行して、積層状態のコア片Waの搬出動作が実行される。
これに対して、下流側のパンチング構造体15Bにおける積層状態のコア片Waの搬出動作は、上流側のパンチング構造体15Aが打抜き動作されるとともに、下流側のパンチング構造体15Bの休止状態が連続している期間中において行われる。
すなわち、図12(a)は、下流側の構造体15Bのパンチ20によって98枚目のコア片Waの打抜きが行われた状態を示す。この状態においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが前記のように第3切換パターンPT13に設定され、下流側のパンチング構造体15Bが打抜き動作されるとともに、上流側のパンチング構造体15Aが休止された状態である。次いで、ワークWの1ピッチ搬送と同期して、図12(b)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが第4切換パターンPT14に切換設定され、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bが共に打抜き動作を行なう(99枚目と1枚目)。次の1ピッチ搬送における図12(c)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが第2切換パターンPT12に維持され、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bが共に打抜き動作を行なう(100枚目と2枚目)。次の1ピッチ搬送と同期して、図12(d)においては、両選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが第1切換パターンPT11に切換設定され、上流側のパンチング構造体15Aが打抜き動作されるとともに、下流側のパンチング構造体15Bが休止される。
従って、下流側のパンチング構造体15B側においては、図12(d)のタイミングから、コア片Waの打抜きと並行して、積層状態のコア片Waの搬出動作が実行される。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(3) 図11(a)〜(d)及び図12(a)〜(d)から明らかなように、ワークW上に非打抜き部や空走部が生じないため、材料ロスや加工時間の無駄が生じることを防止できる。
(第3実施形態)
次に、この発明を具体化した第3実施形態を図13(a)〜(d)に基づいて説明する。
この第3実施形態においては、各選択機構37A,37Bの選択切換カム38A,38Bが連結部45を介して、ワークWの搬送方向と直交する方向へ一体移動可能に連結されている。上流側のパンチング構造体15Aと対応する選択切換カム38Aの下面には、図13の下から順に、凸状カム面38a、凹状カム面38b、凸状カム面38a及び凹状カム面38bが形成されている。下流側のパンチング構造体15Bと対応する選択切換カム38Bの下面には、図13の下から順に、凸状カム面38a、凸状カム面38a、凹状カム面38b及び凹状カム面38bが選択切換カム38Bが形成されている。
そして、両選択切換カム38A,38Bが図示しないモータ等の駆動体40によって一体的に切換えられることにより、図13(a)〜(d)に示すように、複数(実施形態では4つ)の切換パターンPT21〜PT24が設定されるようになっている。すなわち、図13(a)に示す第1切換パターンPT21においては、上流側の選択切換カム38Aが凸状カム面38aをパンチ20に対応させた打抜き位置に切換えられるとともに、下流側の選択切換カム38Bが凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられる。図13(b)に示す第2切換パターンPT22においては、上流側の選択切換カム38Aが凹状カム面38bをパンチ20に対応させた休止位置に切換えられるとともに、下流側の選択切換カム38Bも同様に休止位置に切換えられる。
また、図13(c)に示す第3切換パターンPT23においては、上流側の選択切換カム38Aが休止位置に切換えられるとともに、下流側の選択切換カム38Bが打抜き位置に切換えられる。図13(d)に示す第4切換パターンPT24においては、上流側の選択切換カム38Aが打抜き位置に切換えられるとともに、下流側の選択切換カム38Bも同様に打抜き位置に切換えられる。
これらの切換パターンPT21〜PT24の切換設定が第2実施形態の場合と同様の順で行われることにより、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bにおいて、打抜き動作または休止が選択的に行われて、ワークWからコア片Waがロスなく連続的に打抜き形成される。
従って、この第2実施形態によれば、前記第2実施形態に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(4) 2つの選択切換カム38A,38Bが一体移動可能に連結されている。このため、両選択切換カム38A,38Bを1つの駆動体により切換動作させることができて、選択機構37A,37Bの構造を簡略化することができる。
(第4実施形態)
次に、この発明を具体化した打抜き積層装置の第4実施形態を図14に基づいて説明する。
さて、この第4実施形態においては、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bに対応して1つの選択機構37が設けられている。この選択機構37には、ワークWの搬送方向に沿って移動可能な1つの選択切換カム38が設けられている。選択切換カム38の下面には、上流側から順に、凸状カム面38a、凹状カム面38b、凸状カム面38a、凹状カム面38b、凹状カム面38b及び凸状カム面38aが並設されている。
そして、選択切換カム38がモータ等の駆動体40によって複数の位置に切換えられることにより、図14(a)〜(d)に示すように、複数(実施形態では4つ)の切換パターンPT31〜PT34が設定されるようになっている。すなわち、図14(a)に示す第1切換パターンPT31では、上流側の選択切換カム38Aが打抜き位置に切換えられるとともに、下流側の選択切換カム38Bが休止位置に切換えられる。図14(b)に示す第2切換パターンPT32では、上流側及び下流側の選択切換カム38A,38Bが共に休止位置に切換えられる。図14(c)に示す第3切換パターンPT33では、上流側の選択切換カム38Aが休止位置に、下流側の選択切換カム38Bが打抜き位置に切換えられる。図14(d)に示す第4切換パターンPT34では、上流側及び下流側の選択切換カム38A,38Bが共に打抜き位置に切換えられる。
これらの切換パターンPT31〜PT34の切換設定が、図11(a)〜(d)及び図12(a)〜(d)に示す第2実施形態の場合と同様の順で行われることにより、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bにおいて、打抜き動作または休止が選択的に行われて、ワークWからコア片Waが隙間なく連続的に打抜き形成される。
従って、この第4実施形態によれば、前記第2実施形態に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(5) 上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bに対応して1つの選択機構37が配設され、その選択機構37に1つの選択切換カム38が設けられている。このため、選択機構37の構造を簡略化することができる。
(第5実施形態)
次に、この発明を具体化した打抜き積層装置の第5実施形態を図15に基づいて説明する。
この第5実施形態においては、上流側のパンチング構造体15Aと下流側のパンチング構造体15Bとが、ワークWの搬送方向に沿って搬送ピッチPと同じ間隔をおいて配置されている。また、上流側及び下流側のパンチング構造体15A,15Bに対応して1つの選択機構37が配設され、その選択機構37にはワークWの搬送方向に沿って移動可能な1つの選択切換カム38が設けられている。選択切換カム38の下面には、凹状カム面38b、凸状カム面38a及び凹状カム面38bがワークWの搬送方向の上流側から下流側に向かって順に並設されている。
そして、この選択切換カム38の切換により、凸状カム面38aがいずれか一方のパンチング構造体15A,15Bに対応配置されて、そのパンチング構造体15A,15BにおいてワークWからのコア片Waの打抜き動作が連続的に行われる。このとき、凹状カム面38bが他方のパンチング構造体15B,15Aに対応配置されて、そのパンチング構造体15B,15Aが休止状態になり、その休止中に積層状態のコア片Waの搬出動作が行われる。
また、打抜き動作が上流側のパンチング構造体15Aから下流側のパンチング構造体15Bに切換えられる場合には、上流側のパンチング構造体15Aで既に打抜かれたワークWの部分が下流側のパンチング構造体15Bと対応する位置に搬送される。このため、下流側のパンチング構造体15Bでは、既に打抜かれたワークWの部分が通過するまで空打ちが行われる。
これに対して、打抜き動作が下流側のパンチング構造体15Bから上流側のパンチング構造体15Aに切換えられる場合には、既に打抜かれたワークWの部分が存在しないため、上流側のパンチング構造体15Aにおいて打抜き動作が開始される。この場合、上流側のパンチング構造体15Aによる打抜き開始に際して、ワークW上の未打抜き部分が上流側のパンチング構造体15Aに対向するように、ワークWが搬送方向と逆方向に1ピッチ戻されるようにすると、ワークWをロスなく打抜くことができる。
従って、この第4実施形態によれば、前記第1実施形態に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6) 選択切換カム38の凸状カム面38a及び凹状カム面38bの形成数を少なくすることができるため、選択機構37の構造を一層簡略化することができる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ パンチング構造体をワークWの搬送方向に沿って3基以上の複数にすること。
・ 上流側及び下流側のパンチング構造体をワークWの送りピッチを最小単位として、2ピッチ以上あけて配置すること。この場合、パンチング構造体の間のピッチ数に応じて、図11(c)及び図12(d)の工程を繰り返せばよい。例えば、パンチング構造体が2ピッチあけて配置されている場合は、図11(c)及び図12(d)の工程が2回繰り返される。
・ 図3から明らかなように、前記各実施形態においては、コア片Waの打ち抜き位置がフープ材よりなるワークWにその延長方向に沿って1列となるように形成した。これに対し、図16に示すように、複数のコア片Waの打ち抜き位置がワークWの幅方向に形成されるように加工を行なってもよい。この場合、コア片Waの打ち抜き位置がワークWの幅方向に沿って並ぶようにしても、幅方向に対して傾斜した方向に並ぶようにしても、あるいは、ランダムに配置されるようにしてもよい。
11…ワーク支持台、12…昇降手段としての昇降体、15A,15B…パンチング手段としてのパンチング構造体、19…ダイ、19a,19b…打抜き孔、20…パンチ、21…ダイ支持部材21a,21b…貫通孔、23…逆圧付与機構、25…ガススプリング、26…支持部材、28…ナット、30…ボールネジ、31…モータ、35…製品搬出口、36…プッシャ、37,37A,37B…選択手段としての選択機構、38,38A,38B…選択切換カム、38a…拘束部としての凸状カム面、38b…許容部としての凹状カム面、39…駆動手段としての駆動体、40…制御装置、P…間隔、W…ワーク、Wa…打抜き片。

Claims (6)

  1. ダイと、一方向に所定のピッチで間欠搬送されるワークをダイとの協働によって打抜くパンチと、打抜かれた打抜き片に側圧を付与する側圧リングと、打抜き片に対して前記パンチの反対側からパンチの方向に向かって逆圧を付与する逆圧付与機構とから構成されたパンチング手段を備え、前記打抜き片を前記側圧及び逆圧の付与下において積層するようにした打抜き積層装置において、
    前記パンチング手段を複数設け、パンチング手段の打抜き稼働状態において休止状態のパンチング手段が存在するように、休止されるパンチング手段を選択するための選択手段を設けたことを特徴とする打抜き積層装置。
  2. 複数のパンチング手段をワークの搬送方向に沿って並設したことを特徴とする請求項1に記載の打抜き積層装置。
  3. 前記パンチング手段をワークの送りピッチの整数倍の間隔で配置したことを特徴とする請求項1に記載の打抜き積層装置。
  4. 前記選択手段を、前記パンチを昇降手段に対して拘束する拘束部と、昇降手段に対するパンチの相対上昇を許容する許容部とを備えた切換え部材によって構成し、その切換え部材が移動されることにより、昇降手段に対して拘束されたパンチによって打抜きが行なわれ、昇降手段に対して相対上昇が許容されたパンチが打抜き休止されるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の打抜き積層装置。
  5. 前記切換え部材の拘束部と許容部とがワーク搬送方向に沿って配列されるとともに、切換え部材をワーク搬送方向に沿って移動させる駆動手段を設けたことを特徴とする請求項4に記載の打抜き積層装置。
  6. 一方向に所定のピッチで間欠搬送されるワークをダイとパンチとによって打抜くとともに、打抜き片に側圧を付与しながら打抜き片を積層し、さらに打抜き片に対して前記パンチの反対側からパンチの方向に向かって逆圧を付与する打抜き積層方法において、
    パンチング手段をワークの搬送方向に沿って複数設けるとともに、打抜き稼働状態において、休止状態のパンチング手段が存在するように、休止されるパンチング手段を選択することを特徴とする打抜き積層方法。
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