JPH09136122A - 穴抜加工機 - Google Patents

穴抜加工機

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Publication number
JPH09136122A
JPH09136122A JP29404495A JP29404495A JPH09136122A JP H09136122 A JPH09136122 A JP H09136122A JP 29404495 A JP29404495 A JP 29404495A JP 29404495 A JP29404495 A JP 29404495A JP H09136122 A JPH09136122 A JP H09136122A
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JP
Japan
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cam
punches
punch
group
punch plate
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JP29404495A
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English (en)
Inventor
Kenji Sakugi
研二 柵木
Mitsushige Hayashi
光重 林
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大型化してしまうことがなく、かつ、汎(は
ん)用性がある穴抜加工機を提供する。 【解決手段】進退自在に配設されたパンチプレート40
と、該パンチプレート40の移動方向に対して垂直の方
向において、パンチプレート40に対して相対的に移動
自在に配設されたカム手段と、複数のグループに属し、
前記パンチプレート40によって保持され、かつ、前記
カム手段に向けて付勢された複数のパンチ36a〜36
dとを有する。前記カム手段は、前記パンチ36a〜3
6dを各グループごとに進退させ、加工位置及び退避位
置に選択的に置く。前記カム手段をパンチプレート40
に対して相対的に移動させると、カム面68の形状に対
応して各パンチ36a〜36dが各グループごとに進退
し、加工位置及び退避位置に選択的に置かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴抜加工機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、トルクコンバータのター
ビンシェルを成形する場合、コイル材から円形のブラン
クを抜いて湾曲させた後、タービンブレードを固定する
ためのスリットを形成するようにしている。ところで、
前記タービンシェルは、種類によって、単にスリットが
形成されるもの、スリットのほかに油穴が形成されるも
の等がある。
【0003】図2はトルクコンバータのタービンシェル
の斜視図である。図において、11は中央に開口14を
有するタービンシェル、12は図示しないタービンブレ
ードを固定するために内周縁から外周縁に向けて形成さ
れたスリット、13は前記開口14の周りに形成された
複数の油穴である。該油穴13は、トルクコンバータの
種類によって形成されたり、形成されなかったりする。
また、油穴13の数もトルクコンバータの種類によって
異なる。
【0004】ところで、一般に、材料に穴抜加工を施し
て製品を製造するに当たり、製品の種類ごとに異なるパ
ターンで穴を形成する場合、全種類の製品を一つの穴抜
加工機によって製造しようとすると、各穴に対応させて
パンチを配設する必要がある。この場合、各パンチは複
数のグループに分けられ、各種類ごとのパターンに対応
させてグループが選択され、選択されたグループに属す
るパンチだけが前進させられて穴抜加工を可能にする加
工位置に置かれ、他のグループに属するパンチは後退さ
せられて退避位置に置かれる。
【0005】そのために、パンチの後端にカムヘッドを
形成し、該カムヘッドにスライドカムを当接させ、該ス
ライドカムを移動させることによって、各種類ごとのパ
ターンに対応させて選択されたグループに属するパンチ
だけを加工位置に置くことができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の穴抜加工機においては、一つの工程で製品の各種類
ごとのパターンで穴を形成しようとすると、各グループ
のパンチを独立させて加工位置又は退避位置に置く必要
があるので、グループの数だけスライドカムが必要にな
る。
【0007】したがって、部品点数が多くなってコスト
が高くなるだけでなく、各スライドカムが階層状に配設
されることになるので、穴抜加工機が大型化してしま
う。そこで、前記スライドカムを上カム部及び下カム部
によって形成し、両者に山部及び谷部をそれぞれ形成し
た穴抜加工機が提供されている。この場合、上カム部の
山部と下カム部の山部とを互いに噛(か)み合わせるこ
とによって、あるパターンで穴を形成することができ、
上カム部の山部と下カム部の谷部とを互いに噛み合わせ
ることによって、他のパターンで穴を形成することがで
きる。
【0008】ところが、この場合、単に二つのパターン
で穴を形成することができるだけであるので、汎(は
ん)用性がなくなってしまう。本発明は、前記従来の穴
抜加工機の問題点を解決して、大型化してしまうことが
なく、かつ、汎用性がある穴抜加工機を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の穴
抜加工機においては、進退自在に配設されたパンチプレ
ートと、該パンチプレートの移動方向に対して垂直の方
向において、パンチプレートに対して相対的に移動自在
に配設されたカム手段と、複数のグループに属し、前記
パンチプレートによって保持され、かつ、前記カム手段
に向けて付勢された複数のパンチとを有する。
【0010】前記カム手段は、前記パンチを各グループ
ごとに進退させ、加工位置及び退避位置に選択的に置
く。本発明の他の穴抜加工機においては、さらに、前記
カム手段は環状のカムリングから成り、該カムリングの
円周方向に凹凸が形成される。本発明の更に他の穴抜加
工機においては、さらに、前記カムリングは、複数列の
凹凸を備える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図3は本発明の
第1の実施の形態におけるプレス装置の工程説明図であ
る。この場合、製品としてのトルクコンバータのタービ
ンシェル11は、コイル材18に図示しないプレス装置
によって加工を施すことにより形成される。前記プレス
装置による加工は、ブランク抜工程、油穴抜工程、第1
成形工程及び第2成形工程から成るトランスファプレス
加工、並びにスリット加工工程から成る単発プレス加工
によって構成される。なお、前記油穴抜工程と並列にア
イドル工程が設けられる。
【0012】そして、ブランク抜工程において、前記コ
イル材18から平坦(たん)なブランク20が抜かれ、
油穴抜工程において、前記ブランク20に穴として油穴
13が形成される。なお、該油穴13を形成することが
不要となる種類のトルクコンバータを製造する場合、前
記油穴抜工程に代えてアイドル工程が行われ、油穴13
は形成されない。
【0013】さらに、第1成形工程において、前記ブラ
ンク20の中央に開口14が形成され、第2成形工程に
おいて、前記ブランク20の開口14の周りが湾曲させ
られ、スリット加工工程において、前記ブランク20の
開口14の周りにスリット12が形成され、前記タービ
ンシェル11が形成される。次に、前記油穴抜工程にお
いて使用される穴抜加工機について説明する。
【0014】図4は本発明の第1の実施の形態における
穴抜加工機の断面図、図5は本発明の第1の実施の形態
における穴抜加工機の要部断面図である。図において、
31は上金型組立体、32は該上金型組立体31と対向
させて配設された下金型組立体である。また、33は上
コモンプレート、34は該上コモンプレート33に取り
付けられた調整プレート、35は該調整プレート34に
取り付けられた上ダイセットである。そして、前記調整
プレート34を厚さの異なるものと換えることによっ
て、被加工品としてのブランク20の厚さに対応させて
前記上コモンプレート33に対するパンチ36の位置を
調整することができる。
【0015】また、37は図示しないボルトによって前
記上ダイセット35に固定されたパンチホルダであり、
該パンチホルダ37によって前記パンチ36が保持され
る。ところで、前記上コモンプレート33は図示しない
駆動手段によって進退させることができるようになって
いる。したがって、上コモンプレート33を前進させ、
パンチホルダ37と共にパンチ36を前進させ、前記ブ
ランク20の設定された箇所に穴抜加工を施すことがで
きる。
【0016】そのために、前記パンチ36は、前記パン
チホルダ37に取り付けられた位置決め用のパンチプレ
ート40を貫通して下方に延び、更にストリッパ41内
に延びる。そして、該ストリッパ41は、図示しないス
プリングによって下方に付勢された状態で上ダイセット
35に固定され、下面がブランク20に接触させられ
る。
【0017】一方、43は下コモンプレート、44は該
下コモンプレート43に取り付けられた下ダイセット、
45は該下ダイセット44に取り付けられたダイホル
ダ、46は該ダイホルダ45に取り付けられたバッキン
グ、47は該バッキング46に取り付けられたダイであ
る。該ダイ47の上面はブランク20に接触させられ、
前記パンチ36に対応する位置には上下に貫通する穴5
0が形成される。
【0018】したがって、前記駆動手段によって前記パ
ンチ36が前進させられると、パンチ36の先端はブラ
ンク20を打ち抜いてダイ47内に約1〔mm〕程度進
入し、油穴13(図3)を形成する。なお、この場合、
パンチ36と共にパンチホルダ37及びパンチプレート
40は下降させられるが、ストリッパ41は同じ位置に
置かれる。
【0019】また、前記ブランク20を打ち抜いたとき
に発生した図示しないスクラップは、前記穴50と連通
させてバッキング46に形成された穴51、該穴51と
連通させてダイホルダ45に形成された穴52、及び該
穴52と連通させて下ダイセット44に形成されたシュ
ータ53を介して落下し、排出される。ところで、前記
ブランク20に油穴13を形成してトルクコンバータの
タービンシェル11を製造する場合、トルクコンバータ
の種類ごとに異なるパターンで油穴13を形成する必要
があるが、全種類の製品を一つの穴抜加工機によって製
造しようとすると、各油穴13に対応させて複数のパン
チ36が前記パンチプレート40に配設されることにな
る。
【0020】この場合、各パンチ36を複数のグループ
に分け、各種類ごとのパターンに対応させてグループを
選択し、選択されたグループに属するパンチ36だけを
前進させて穴抜加工を可能にする加工位置に置き、他の
グループに属するパンチ36を後退させて退避位置に置
く必要がある。そこで、選択されたグループに属するパ
ンチ36を加工位置に置き、他のグループに属するパン
チ36を退避位置に置くために、パンチ切換装置55が
配設される。
【0021】該パンチ切換装置55は、前記パンチプレ
ート40の移動方向に対して垂直の方向において、パン
チプレート40に対して相対的に移動自在に配設された
カム手段としての環状のカムリング57、該カムリング
57とボルト58とによって固定され、径方向外方に延
びるレバー59、前記カムリング57の下面に形成され
たカム面に接触させて配設され、ボルト61によって前
記パンチ36に固定されたカムヘッド60、及び該カム
ヘッド60と前記パンチプレート40との間に配設さ
れ、カムヘッド60を前記カムリング57に向けて付勢
するスプリング62から成る。なお、前記レバー59
は、上ダイセット35の外周面から突出させられ、先端
に摘(つま)み63が形成される。
【0022】そして、前記カムリング57の下面に形成
されたカム面には、選択されたグループに属するパンチ
36だけを加工位置に置き、他のグループに属するパン
チ36を退避位置に置くための凹凸が形成される。した
がって、前記摘み63を把持し、レバー59を介してカ
ムリング57を回転させて移動させると、該カムリング
57のカム面の凹凸に対応させてパンチ36を進退させ
ることができる。なお、前記カムリング57は、レバー
59を介して手動で操作することができるだけでなく、
図示しないモータ等によって自動的に操作することもで
きる。
【0023】次に、前記カムリング57について説明す
る。図1は本発明の第1の実施の形態におけるカムリン
グとパンチとの関係を示す展開図、図6は本発明の第1
の実施の形態におけるカムリングの平面図である。な
お、図1は円周方向に延びるカムリング57を直線状に
展開させてある。図において、57はカム手段としての
カムリングであり、該カムリング57の下面にカム面6
8が形成される。そして、該カム面68には、凸部i1
〜i4が、各凸部i1〜i4間に凹部j1〜j4がそれ
ぞれ円周方向に形成される。
【0024】また、前記カムリング57の下方には、複
数のパンチ36a〜36dが進退自在に配設され、該パ
ンチ36a〜36dのカムヘッド60a〜60dがスプ
リング62a〜62dによってカム面68に向けて付勢
される。したがって、レバー59を操作してカムリング
57を回転させて移動させ、レバー59を位置ST1〜
ST3に選択的に置くことによって、カムリング57の
円周方向に前記凸部i1〜i4及び凹部j1〜j4を移
動させ、パンチ36a〜36dをグループごとに進退さ
せることができる。
【0025】ところで、前記パンチ36a〜36dは二
つのグループに属し、パンチ36a、36cは第1のグ
ループに、パンチ36b、36dは第2のグループに属
する。すなわち、前記レバー59を位置ST1に置く
と、前記凹部j1、j3がカムヘッド60a、60cに
対応する位置に、前記凸部i2、i4がカムヘッド60
b、60dに対応する位置に移動し、第1のグループに
属するパンチ36a、36cは退避位置に、第2のグル
ープに属するパンチ36b、36dは加工位置に置かれ
る。
【0026】したがって、図示しない駆動手段によって
パンチ36a〜36dが前進させられると、第2のグル
ープに属するパンチ36b、36dだけがストリッパ4
1から突出し、ブランク20に穴抜加工を施す。また、
前記レバー59を位置ST2に置くと、すべての凸部i
1〜i4がカムヘッド60a〜60dに対応する位置に
移動し、第1のグループに属するパンチ36a、36c
及び第2のグループに属するパンチ36b、36dのい
ずれも加工位置に置かれる。
【0027】したがって、前記駆動手段によってパンチ
36a〜36dが前進させられると、すべてのパンチ3
6a〜36dがストリッパ41から突出し、ブランク2
0に穴抜加工を施す。そして、前記レバー59を位置S
T3に置くと、前記凹部j2、j4がカムヘッド60
b、60dに対応する位置に、前記凸部i2、i4がカ
ムヘッド60a、60cに対応する位置に移動し、第1
のグループに属するパンチ36a、36cは加工位置
に、第2のグループに属するパンチ36b、36dは退
避位置に置かれる。
【0028】したがって、前記駆動手段によってパンチ
36a〜36dが前進させられると、第1のグループに
属するパンチ36a、36cだけがストリッパ41から
突出し、ブランク20に穴抜加工を施す。このように、
前記レバー59を操作して一つのカムリング57をあら
かじめ設定された角度だけ回転させて移動させることに
よって、各グループに属するパンチ36a〜36dを独
立させて加工位置又は退避位置に置くことができるの
で、一つの工程で製品の各種類ごとのパターンで穴を形
成することができる。
【0029】また、パンチプレート40の上に一つのス
ライドカム57を配設するだけでよいので、部品点数が
少なくなり、コストを低くすることができるだけでな
く、穴抜加工機を小型化することができる。さらに、前
記凸部i2、i4の占める割合、凹部j2、j4の占め
る割合等を変更することによって、各グループに属する
パンチ36a〜36dの加工位置及び退避位置を多様に
組み合わせることができる。
【0030】例えば、前記凸部i2、i4における凹部
j3、j1に隣接する部分を切削し、凹部j3、j1の
円周方向の長さを2倍にすると、前記レバー59を位置
ST3に置いたときに、第1のグループに属するパンチ
36a、36c及び第2のグループに属するパンチ36
b、36dのいずれも退避位置に置くことができる。そ
して、前記レバー59を位置ST3より時計周りに回転
させた位置に置いたときに、第1のグループに属するパ
ンチ36a、36cだけをストリッパ41から突出さ
せ、ブランク20に穴抜加工を施すことができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図7は本発明の第2の実施の形態におけるカ
ムリングの平面図である。図において、87はカム手段
としてのカムリングであり、該カムリング87の下面に
図示しないカム面が形成される。そして、該カム面の外
周縁側には、凸部m1〜m4が、各凸部m1〜m4間に
凹部n1〜n4がそれぞれ円周方向に形成される。ま
た、前記カム面の内周縁側には、凸部p1〜p4が、各
凸部p1〜p4間に凹部q1〜q4がそれぞれ円周方向
に形成される。
【0032】そして、前記カムリング87の下方の外周
縁側には、複数のパンチ36a1 〜36d1 が進退自在
に配設され、該パンチ36a1 〜36d1 の図示しない
各カムヘッドがスプリング62(図5)によってカム面
に向けて付勢される。また、前記カムリング87の下方
の内周縁側には、複数のパンチ36a2 〜36d2 が進
退自在に配設され、該パンチ36a2 〜36d2 の図示
しない各カムヘッドがスプリング62によってカム面に
向けて付勢される。
【0033】したがって、レバー59を操作してカムリ
ング87を回転させて移動させ、レバー59を位置ST
1〜ST3に選択的に置くことによって、カムリング8
7の円周方向に前記凸部m1〜m4、p1〜p4及び凹
部n1〜n4、q1〜q4を移動させ、パンチ36a1
〜36d1 、36a2 〜36d2 をグループごとに進退
させることができる。
【0034】ところで、前記パンチ36a1 〜36
1 、36a2 〜36d2 は二つのグループに属し、パ
ンチ36a1 〜36d1 は第1のグループに、パンチ3
6a2 〜36d2 は第2のグループに属する。すなわ
ち、前記レバー59を位置ST1に置いたとき、第1の
グループに属するパンチ36a1 〜36d1 だけを加工
位置に置くことができ、前記レバー59を位置ST2に
置いたとき、第1のグループに属するパンチ36a1
36d1及び第2のグループに属するパンチ36a2
36d2 を加工位置に置くことができ、前記レバー59
を位置ST3に置いたとき、第2のグループに属するパ
ンチ36a2 〜36d2 だけを加工位置に置くことがで
きる。
【0035】本実施の形態においては、カムリング87
の外周縁側にパンチ36a1 〜36d1 が、内周縁側に
パンチ36a2 〜36d2 が配設され、内外2列の構造
になっているが、3列以上の構造にすることもできる。
この場合、各グループに属するパンチ36a1 〜36d
1 、36a2 〜36d 2 をグループごとに径方向に配設
することができるので、小さな寸法のカムリング87を
使用してグループの数を多くすることができる。したが
って、穴抜加工機を多くの種類の製品に対応させること
ができる。
【0036】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図8は本発明の第3の実施の形態におけるカ
ムバーの断面図、図9は本発明の第3の実施の形態にお
けるカムバーの平面図である。図において、97はカム
手段としての直線状のカムバーであり、該カムバー97
の下面にカム面98が形成される。そして、該カム面9
8には、凸部r1〜r5が、各凸部r1〜r5間に凹部
s1〜s4がそれぞれ長手方向に形成される。
【0037】また、前記カムバー97の下方には、複数
のパンチ96a〜96dが進退自在に配設され、該パン
チ96a〜96dがカム面98に向けて付勢される。し
たがって、カムバー97を図における左右に移動させ、
カムバー97の左端を位置ST1〜ST3に選択的に置
くことによって、パンチ96a〜96dをグループごと
に進退させることができる。
【0038】その結果、直線状のパターンで穴を形成す
ることができる。なお、本発明は前記実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形
させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排
除するものではない。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、穴抜加工機においては、進退自在に配設されたパ
ンチプレートと、該パンチプレートの移動方向に対して
垂直の方向において、パンチプレートに対して相対的に
移動自在に配設されたカム手段と、複数のグループに属
し、前記パンチプレートによって保持され、かつ、前記
カム手段に向けて付勢された複数のパンチとを有する。
【0040】前記カム手段は、前記パンチを各グループ
ごとに進退させ、加工位置及び退避位置に選択的に置
く。この場合、前記カム手段をパンチプレートに対して
相対的に移動させると、カム面の形状に対応して各パン
チが各グループごとに進退し、加工位置及び退避位置に
選択的に置かれる。
【0041】したがって、一つのカム手段を移動させる
だけで、各グループに属するパンチを独立させて加工位
置又は退避位置に置くことができるので、一つの工程で
製品の各種類ごとのパターンで穴を形成することができ
る。また、パンチプレートの上に一つのカム手段を配設
するだけでよいので、部品点数が少なくなり、コストを
低くすることができるだけでなく、穴抜加工機を小型化
することができる。
【0042】本発明の他の穴抜加工機においては、さら
に、前記カム手段は環状のカムリングから成り、該カム
リングの円周方向に凹凸が形成される。この場合、レバ
ー等を操作することによってカムリングを回転させるだ
けで、各グループに属するパンチを独立させて加工位置
又は退避位置に置くことができる。さらに、カムリング
を回転させるだけでよく、左右に移動させる必要がない
ので設置スペースを小さくすることができ、穴抜加工機
を一層小型化することができる。
【0043】本発明の更に他の穴抜加工機においては、
さらに、前記カムリングは、複数列の凹凸を備える。こ
の場合、複数のパンチをグループごとに径方向に配設す
ることができるので、小さな寸法のカムリングを使用し
てグループの数を多くすることができる。したがって、
穴抜加工機を多くの種類の製品に対応させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるカムリング
とパンチとの関係を示す展開図である。
【図2】トルクコンバータのタービンシェルの斜視図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるプレス装置
の工程説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における穴抜加工機
の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における穴抜加工機
の要部断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるカムリング
の平面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるカムリング
の平面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるカムバーの
断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるカムバーの
平面図である。
【符号の説明】 36、36a〜36d、36a1 〜36d1 、36a2
〜36d2 、96a〜96d パンチ 40 パンチプレート 57、87 カムリング(カム手段) 97 カムバー(カム手段) i1〜i4、m1〜m4、p1〜p4、r1〜r4
凸部 j1〜j4、n1〜n4、q1〜q4、s1〜s4
凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)進退自在に配設されたパンチプレ
    ートと、(b)該パンチプレートの移動方向に対して垂
    直の方向において、パンチプレートに対して相対的に移
    動自在に配設されたカム手段と、(c)複数のグループ
    に属し、前記パンチプレートによって保持され、かつ、
    前記カム手段に向けて付勢された複数のパンチとを有す
    るとともに、(d)前記カム手段は、前記パンチを各グ
    ループごとに進退させ、加工位置及び退避位置に選択的
    に置くことを特徴とする穴抜加工機。
  2. 【請求項2】 前記カム手段は環状のカムリングから成
    り、該カムリングの円周方向に凹凸が形成される請求項
    1に記載の穴抜加工機。
  3. 【請求項3】 前記カムリングは、複数列の凹凸を備え
    る請求項2に記載の穴抜加工機。
JP29404495A 1995-11-13 1995-11-13 穴抜加工機 Pending JPH09136122A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29404495A JPH09136122A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 穴抜加工機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29404495A JPH09136122A (ja) 1995-11-13 1995-11-13 穴抜加工機

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JPH09136122A true JPH09136122A (ja) 1997-05-27

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JP2011235331A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Toyota Boshoku Corp 打抜き積層装置及び打抜き積層方法
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