JP2572197Y2 - タレットパンチプレス - Google Patents
タレットパンチプレスInfo
- Publication number
- JP2572197Y2 JP2572197Y2 JP1991063016U JP6301691U JP2572197Y2 JP 2572197 Y2 JP2572197 Y2 JP 2572197Y2 JP 1991063016 U JP1991063016 U JP 1991063016U JP 6301691 U JP6301691 U JP 6301691U JP 2572197 Y2 JP2572197 Y2 JP 2572197Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- turret
- punch press
- stations
- turret punch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は金型の割出し時間を短
縮したタレットパンチプレスに関する。
縮したタレットパンチプレスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来板状のワークを打抜き加工するタレ
ットパンチプレスは、上タレットと下タレットを有して
いて、上タレットに設けられたパンチと下タレットに設
けられたダイの間でワークを打抜き加工するようになっ
ている。また上記上下タレットには図２に示すように円
周方向に多数の金型ステーションａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅな
どが設けられていて、これら金型ステーションａないし
ｅの同心円ｆ上に金型を装着するようになっている。ま
た上記金型ステーションａないしｅは種々のサイズがあ
って、サイズの小さな金型ステーションａやｂは左右が
対称となるように配置されている。
ットパンチプレスは、上タレットと下タレットを有して
いて、上タレットに設けられたパンチと下タレットに設
けられたダイの間でワークを打抜き加工するようになっ
ている。また上記上下タレットには図２に示すように円
周方向に多数の金型ステーションａ、ｂ、ｃ、ｄ、ｅな
どが設けられていて、これら金型ステーションａないし
ｅの同心円ｆ上に金型を装着するようになっている。ま
た上記金型ステーションａないしｅは種々のサイズがあ
って、サイズの小さな金型ステーションａやｂは左右が
対称となるように配置されている。
【０００３】またタレットパンチプレスによりワークを
打抜き加工する場合、大きな穴を先きに打ち抜くとワー
クの剛性が低下してワークの移動に支障をきたすので、
通常は小さな穴から先きに打ち抜いて、より大きな穴へ
と順次移行し、最後に角孔を連続的に打ち抜いて外形を
切断する加工方法が採用されている。
打抜き加工する場合、大きな穴を先きに打ち抜くとワー
クの剛性が低下してワークの移動に支障をきたすので、
通常は小さな穴から先きに打ち抜いて、より大きな穴へ
と順次移行し、最後に角孔を連続的に打ち抜いて外形を
切断する加工方法が採用されている。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】このため、従来のタレ
ットパンチプレスのように、サイズの異なる金型を交互
に配置したものでは、使用する金型が変る毎に大きな回
転角度でタレットを回転して次に使用する金型を割出さ
なければならず、金型の割出しに多くの時間を必要とし
て生産性が低下すると共に、タレットが回転する際ワー
クに傷などが付きやすいため、製品の品質も悪くなるな
どの不具合があった。この考案は上記不具合を改善する
目的でなされたもので、加工順に金型ステーションを配
置したタレットパンチプレスを提供して、生産性の向上
と、製品の品質向上を図ろうとするものである。
ットパンチプレスのように、サイズの異なる金型を交互
に配置したものでは、使用する金型が変る毎に大きな回
転角度でタレットを回転して次に使用する金型を割出さ
なければならず、金型の割出しに多くの時間を必要とし
て生産性が低下すると共に、タレットが回転する際ワー
クに傷などが付きやすいため、製品の品質も悪くなるな
どの不具合があった。この考案は上記不具合を改善する
目的でなされたもので、加工順に金型ステーションを配
置したタレットパンチプレスを提供して、生産性の向上
と、製品の品質向上を図ろうとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この考案は上記目的を達
成するために、上下タレットに設けた金型により板状の
ワークを打抜き加工するようにしたタレットパンチプレ
スにおいて、上記上下タレットの円周方向に、ワークの
加工順に沿い、かつ径の小さい金型が設けられた金型ス
テーションから、順次径の大きい金型が設けられた金型
ステーションを順番に配列したものである。また、上下
タレットの外周面近くに設定した外接円の内側に金型の
外周面が接するよう、各金型ステーションに金型を装着
したものである。
成するために、上下タレットに設けた金型により板状の
ワークを打抜き加工するようにしたタレットパンチプレ
スにおいて、上記上下タレットの円周方向に、ワークの
加工順に沿い、かつ径の小さい金型が設けられた金型ス
テーションから、順次径の大きい金型が設けられた金型
ステーションを順番に配列したものである。また、上下
タレットの外周面近くに設定した外接円の内側に金型の
外周面が接するよう、各金型ステーションに金型を装着
したものである。
【０００６】
【作 用】上記構成によりワーク加工中に金型を変え
る場合も、タレットを小さな角度回転させればよいこと
から、金型の割出し時間を大幅に短縮することができ
る。また上下タレットの外周面近傍に金型が装着されて
いることから、金型により成形された製品の取出しが容
易となって生産性が向上すると共に、金型の取出しも容
易なことから、金型交換時間の短縮も図れるようにな
る。
る場合も、タレットを小さな角度回転させればよいこと
から、金型の割出し時間を大幅に短縮することができ
る。また上下タレットの外周面近傍に金型が装着されて
いることから、金型により成形された製品の取出しが容
易となって生産性が向上すると共に、金型の取出しも容
易なことから、金型交換時間の短縮も図れるようにな
る。
【０００７】
【実 施 例】この考案の一実施例を図１に示す図面を
参照して詳述する。図１は図示しないタレットパンチプ
レスに装着されたタレットを示すもので、上タレット１
と下タレット（図示せず）よりなり、これら上下タレッ
ト１に同一配置で円周方向に多数の金型ステーション
２，３，４，５，６，７，８，９が順番に形成されてい
る。上記金型ステーション２ないし９のうちもっとも径
の小さい金型ステーション２，３は上下タレット１のほ
ぼ１／４円周上に設けられていて、金型ステーション２
には丸パンチなど使用頻度が高く余り段取りしない金型
２ａが、上下タレット１の外周面に近い位置に設定され
た外接円１０の内側に外周面が接するように予め装着さ
れており、金型ステーション３には段取り頻度の高い径
の小さい金型３ａが、上記外接円１０の内側に外周面が
接するように装着できるようになっている。
参照して詳述する。図１は図示しないタレットパンチプ
レスに装着されたタレットを示すもので、上タレット１
と下タレット（図示せず）よりなり、これら上下タレッ
ト１に同一配置で円周方向に多数の金型ステーション
２，３，４，５，６，７，８，９が順番に形成されてい
る。上記金型ステーション２ないし９のうちもっとも径
の小さい金型ステーション２，３は上下タレット１のほ
ぼ１／４円周上に設けられていて、金型ステーション２
には丸パンチなど使用頻度が高く余り段取りしない金型
２ａが、上下タレット１の外周面に近い位置に設定され
た外接円１０の内側に外周面が接するように予め装着さ
れており、金型ステーション３には段取り頻度の高い径
の小さい金型３ａが、上記外接円１０の内側に外周面が
接するように装着できるようになっている。
【０００８】また金型ステーション４，５は上記金型ス
テーション２，３より径の大きな金型を装着するステー
ションで、金型ステーション４には角形パンチなどの金
型４ａが上記外接円１０の内側に外周面が接するよう自
由に装着できるようになっており、金型ステーション５
には段取り頻度の少ない角形パンチなどの金型５ａが、
上記外接円１０の内側に外周面が接するよう予め装着さ
れている。 さらに、金型ステーション６には、切断金型
などの金型６ａが、上記外接円１０の内側に外周面が接
するよう装着できるようになっていて、ワークを切断し
た際、切断したワークが取り出しやすく、またはシュー
ト上などに落下しやすくなっており、金型もダイベース
式とせずにキーが入れやすくなっている。
テーション２，３より径の大きな金型を装着するステー
ションで、金型ステーション４には角形パンチなどの金
型４ａが上記外接円１０の内側に外周面が接するよう自
由に装着できるようになっており、金型ステーション５
には段取り頻度の少ない角形パンチなどの金型５ａが、
上記外接円１０の内側に外周面が接するよう予め装着さ
れている。 さらに、金型ステーション６には、切断金型
などの金型６ａが、上記外接円１０の内側に外周面が接
するよう装着できるようになっていて、ワークを切断し
た際、切断したワークが取り出しやすく、またはシュー
ト上などに落下しやすくなっており、金型もダイベース
式とせずにキーが入れやすくなっている。
【０００９】一方、金型ステーション７は径の比較的大
きな金型７ａを固定して使用するステーションとなって
いて、この金型ステーション７もダイベース式とせずに
キーが入れやすいように考慮してあり、上記外接円１０
の内側に金型７ａの外周面が接するよう装着できるよう
になっている。そして金型ステーション８と９は回転金
型８ａ，９ａなどを装着するステーションで、金型８ａ
は内加工用に、金型９ａは主として外形加工などに使用
するようになっている。以上のよう金型ステーション１
ないし９を配置したことにより、実施例では１／２″を
１４ステーション、１１／４″を７ステーション＋Ｃ軸
２ステーション、２″を２ステーション、３１／２″を
１ステーションの計２６ステーションを設けている。
きな金型７ａを固定して使用するステーションとなって
いて、この金型ステーション７もダイベース式とせずに
キーが入れやすいように考慮してあり、上記外接円１０
の内側に金型７ａの外周面が接するよう装着できるよう
になっている。そして金型ステーション８と９は回転金
型８ａ，９ａなどを装着するステーションで、金型８ａ
は内加工用に、金型９ａは主として外形加工などに使用
するようになっている。以上のよう金型ステーション１
ないし９を配置したことにより、実施例では１／２″を
１４ステーション、１１／４″を７ステーション＋Ｃ軸
２ステーション、２″を２ステーション、３１／２″を
１ステーションの計２６ステーションを設けている。
【００１０】
【考案の効果】この考案は以上詳述したように、ワーク
の加工順序に沿って金型ステーションをタレット上に配
列したことから、ワーク加工中に使用する金型を変える
場合も、タレットを小さな角度回転させるだけでよく、
金型の割出し時間を従来のものに比べて大幅に短縮する
ことができる。これによって生産性が向上すると共に、
タレットを回転する際の金型とワークの接触時間も従来
に比べて短くなり、これによってワークを傷付けること
が少なくなるため品質の良好な製品が得らるようにな
る。また径の小さい金型が設けられた金型ステーション
から、順次径の大きい金型が設けられた金型ステーショ
ンを順番に配列したことにより、小さな穴から先に打抜
き、より大きい穴へ順次移行する作業が容易に行えるた
め、ワークの剛性を損なわずに打抜き作業が行え、これ
によってワークの剛性が低下したため、ワークの移動に
支障をきたすなどの不具合も解消することができると共
に、金型を交換する場合、タレットを順次回転して、タ
レットが１回転したときに全ての金型の交換が終わるよ
うになるため、段取り時間の大幅な縮減も図れるように
なる。さらに上下タレットの外周近くに設定した外接円
の内側に外周面が接するよう各金型を金型ステーション
へ装着するようにしたことから、従来の同心円上に金型
の中心が位置するように配置したものに比べて、金型に
より成形された製品の取出しが容易となるため、生産性
が向上すると共に、金型の取出しも容易となるため、金
型交換時間の短縮も図れるようになる。
の加工順序に沿って金型ステーションをタレット上に配
列したことから、ワーク加工中に使用する金型を変える
場合も、タレットを小さな角度回転させるだけでよく、
金型の割出し時間を従来のものに比べて大幅に短縮する
ことができる。これによって生産性が向上すると共に、
タレットを回転する際の金型とワークの接触時間も従来
に比べて短くなり、これによってワークを傷付けること
が少なくなるため品質の良好な製品が得らるようにな
る。また径の小さい金型が設けられた金型ステーション
から、順次径の大きい金型が設けられた金型ステーショ
ンを順番に配列したことにより、小さな穴から先に打抜
き、より大きい穴へ順次移行する作業が容易に行えるた
め、ワークの剛性を損なわずに打抜き作業が行え、これ
によってワークの剛性が低下したため、ワークの移動に
支障をきたすなどの不具合も解消することができると共
に、金型を交換する場合、タレットを順次回転して、タ
レットが１回転したときに全ての金型の交換が終わるよ
うになるため、段取り時間の大幅な縮減も図れるように
なる。さらに上下タレットの外周近くに設定した外接円
の内側に外周面が接するよう各金型を金型ステーション
へ装着するようにしたことから、従来の同心円上に金型
の中心が位置するように配置したものに比べて、金型に
より成形された製品の取出しが容易となるため、生産性
が向上すると共に、金型の取出しも容易となるため、金
型交換時間の短縮も図れるようになる。
【図１】この考案の一実施例になるタレットパンチプレ
スに使用されているタレットの平面図である。
スに使用されているタレットの平面図である。
【図２】従来のタレットパンチプレスに使用されている
タレットの平面図である。
タレットの平面図である。
１…タレット、２ないし９…金型ステーション、１０…
外接円。
外接円。
Claims (2)
- 【請求項１】 上下タレットに設けた金型により板状の
ワークを打抜き加工するようにしたタレットパンチプレ
スにおいて、上記上下タレットの円周方向に、ワークの
加工順序に沿い、かつ径の小さい金型が設けられた金型
ステーションから、順次径の大きい金型が設けられた金
型ステーションを順番に配列してなるタレットパンチプ
レス。 - 【請求項２】 上下タレットの外周面近くに設定した外
接円の内側に金型の外周面が接するよう、各金型ステー
ションに金型を装着してなる請求項１記載のタレットパ
ンチプレス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991063016U JP2572197Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | タレットパンチプレス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991063016U JP2572197Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | タレットパンチプレス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059720U JPH059720U (ja) | 1993-02-09 |
| JP2572197Y2 true JP2572197Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=13217106
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991063016U Expired - Lifetime JP2572197Y2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | タレットパンチプレス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2572197Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4691928B2 (ja) * | 2004-08-24 | 2011-06-01 | 村田機械株式会社 | パンチプレスの工具使用順決定装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5933446B2 (ja) * | 1981-05-08 | 1984-08-16 | 丸機械工業株式会社 | 型材端部加工機 |
| JP2502505Y2 (ja) * | 1989-05-18 | 1996-06-26 | 株式会社アマダ | タレットパンチプレス |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP1991063016U patent/JP2572197Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH059720U (ja) | 1993-02-09 |
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