JP2006035267A - かしめ積層金型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
鉄心片をかしめる際に、その初期からダイに抜き込まれた鉄心片を確実に支持するとともに、鉄心片をダイに押し込むパンチ等に必要以上の力を掛けることなく、長期に渡って安定して利用することができるかしめ積層金型装置を提供する。
【解決手段】
パンチ2が進退して金属薄板Wから鉄心片Tを外形抜きするダイ4内に入り込み可能で、ダイ4に抜き込まれた鉄心片Tを支える支持台11が設けられた支持手段10を電動機20で昇降・静止させ、外形抜きの指示が入力された際に、外形抜きを行う前に支持台11を板厚測定部40が測定した板厚に相応して降下させる作動指令を、電動機20に入力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、先にかしめ用突起/凹部の形成された金属薄板からパンチおよびダイを用いて所定形状に外形抜きした鉄心片を、先に外形抜きされて前記ダイの内部に保持された鉄心片と互いにかしめ積層するかしめ積層金型装置に関するものである。
例えば、電動機の固定子等を構成する積層鉄心は、図6に示すような所定形状の鉄心片(積層片)Tをかしめ積層して成り、1枚目の鉄心片T(1)に形成されたかしめ用貫通孔Toに、2枚目の鉄心片T(2)に形成されたかしめ用突起/凹部Txを係合させ、2枚目以降、かしめ用突起/凹部Txを互いに係合させて、所定枚数の鉄心片を互いにかしめ積層することで構成されている。
一方、先にかしめ用突起/凹部の形成された金属薄板からパンチおよびダイを用いて所定形状に外形抜きした鉄心片を、先に外形抜きされてダイの内部に保持された鉄心片と互いにかしめ積層するための、様々なかしめ積層金型装置が従来より提供されている(例えば、特許文献1参照)。
図7に示したかしめ積層金型装置Aは、パンチP、ストリッパプレートS、ダイDおよびスキューズリングRを設けたダイホルダHを備え、パンチPの下降により金属薄板Wから鉄心片Tを外形抜きしてダイDに抜き込むとともに、スキューズリングRの側圧によって保持された先行する鉄心片Tに対し、ダイDに抜き込まれた鉄心片TをパンチPの押込み力によりかしめ積層している。
ここで、かしめ積層金型装置Aにおいては、ダイDの高さ(抜き方向長さ)の範囲に占位している鉄心片Tには、スキューズリングRによる強い側圧が作用しないため、積層時においてかしめ用突起/凹部が十分に係合せずにかしめ不良を生じるおそれがあった。また、特に板厚が薄くサイズの大きい鉄心片Tにおいては、中央部が垂れ下がる如く撓むため、より頻繁にかしめ不良が発生してしまう不都合があった。
このような不都合に鑑み、図8に示したかしめ積層金型装置A′は、パンチP、ストリッパプレートS、ダイDを設けたダイホルダH、油圧シリンダ等の流体圧シリンダFのロッドFaに支えられた支持台Cを備えており、パンチPの下降によって金属薄板Wから鉄心片Tを外形抜きしてダイDに抜き込むとともに、ダイDの側圧と支持台Cとによって保持された先行する鉄心片Tに対し、ダイDに抜き込まれた鉄心片TをパンチPの押込み力によりかしめ積層している。
特公昭55−18172号公報
ところで、図8に示したかしめ積層金型装置A′では、ダイDに何ら抜き込まれていない状態から鉄心片Tの外形抜きを開始する際、支持台Cは後述する理由からダイDの下方に位置しているため、複数枚の鉄心片TがダイDに抜き込まれて支持台Cに達するまでは、これら鉄心片Tに対して保持力を作用させることができず、もって鉄心片Tの外形抜き・かしめ積層の初期において、鉄心片同士にかしめ不良が生じてしまう不都合を免れ得なかった。
ここで、鉄心片Tの外形抜きを開始する際に、支持台Cの位置を上げておくことや、流体圧シリンダFの上死点位置を上げることも可能であるが、この場合、ダイDの内部に抜き込まれて支持台Cに保持される鉄心片Tの枚数は極く少なく、流体圧シリンダFに繋がる流体配管の弾性等によってロッドFaが不用意に伸長した際、数枚の鉄心片Tに対するダイDの側圧では支持台Cの上昇を抑えきれず、鉄心片Tが突き上げられてパンチP等の金型構成要素に損傷を及ぼすことがある。
また、パンチPをダイDに進退して外形抜きし、且つ鉄心片をかしめる際は、パンチPによる押し込み力を常に掛けることとなるので、パンチPは、特に厳しい使用形態となり、長期に渡って安定して利用することが困難となる場合がある。
そこで、本発明は、鉄心片をかしめる際に、その初期からダイに抜き込まれた鉄心片を確実に支持するとともに、鉄心片をダイに押し込むパンチ等の金型やプレス装置に必要以上の力を掛けることなく、長期に渡ってかしめ積層操業ができるかしめ積層金型装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するため、請求項1の発明は、かしめ部を先に形成した金属薄板からパンチとダイにより外形抜きした鉄心片を、先にダイ内に保持された鉄心片とかしめ積層するかしめ積層金型装置において、パンチが進退して金属薄板から鉄心片を外形抜きするダイ内に入り込み可能で、該ダイに抜き込まれた鉄心片を支える支持ヘッドが設けられた支持手段と、前記支持手段を昇降・静止させ、抜き込まれる鉄心片をかしめる際に前記支持ヘッドを介して支えた鉄心片に背圧を与える電動機と、前記金属薄板の板厚を測定する板厚測定手段と、外形抜きの指示が入力された際に、該外形抜きを行う前に前記支持装置を前記板厚測定手段が測定した板厚に相応して降下させる作動指令を、前記電動機に出力する作動指令手段とを具備したことを特徴とする。
また、請求項2の発明は、かしめ部を先に形成した金属薄板からパンチとダイにより外形抜きした鉄心片を、先にダイ内に保持された鉄心片とかしめ積層するかしめ積層金型装置において、パンチが進退して金属薄板から鉄心片を外形抜きするダイ内に入り込み可能で、該ダイに抜き込まれた鉄心片を支える支持ヘッドが設けられた支持手段と、前記支持手段を昇降・静止させ、抜き込まれる鉄心片をかしめる際に前記支持ヘッドを介して支えた鉄心片に背圧を与える電動機と、前記金属薄板の板厚を測定する板厚測定手段と、前記ダイに鉄心片が抜き込まれる際の圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段が検出した圧力と予め設定した値とを比較し、その差がなくなるように補正信号を出力する昇降補正手段と、外形抜きの指示が入力された際に該外形抜きに先立って前記支持装置を前記板厚測定手段が測定した板厚に相応して降下させ、前記鉄心片をかしめる際に前記支持装置を前記昇降補正手段が出力する補正信号に応じて昇降させる作動指令を、前記電動機に出力する作動指令手段とを具備したことを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記電動機は、サーボモータ若しくはステッピングモータであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、パンチが進退して金属薄板から鉄心片を外形抜きするダイ内に入り込み可能で、該ダイに抜き込まれた鉄心片を支える支持ヘッドが設けられた支持手段と、前記支持手段を昇降・静止させ、抜き込まれる鉄心片をかしめる際に前記支持ヘッドを介して支えた鉄心片に背圧を与える電動機と、前記金属薄板の板厚を測定する板厚測定手段と、外形抜きの指示が入力された際に、該外形抜きを行う前に前記支持装置を前記板厚測定手段が測定した板厚に相応して降下させる作動指令を、前記電動機に出力する作動指令手段とを設けているので、支持手段の支持ヘッドが、鉄心片をかしめ積層する際の初期の状態から電動機の動作により支持されることとなり、パンチの押し込み力と呼応して強くかしめることが可能となる。
また、鉄心片が外形抜きされてダイに抜き込まれる前に測定した金属薄板の厚みに相応して支持ヘッドが降下し、その際に、次の鉄心片が抜き込まれてくるので、パンチには過大な押し込み力が作用することはない。
さらに、請求項2の発明によれば、パンチが進退して金属薄板から鉄心片を外形抜きするダイ内に入り込み可能で、該ダイに抜き込まれた鉄心片を支える支持ヘッドが設けられた支持手段と、前記支持手段を昇降・静止させ、抜き込まれる鉄心片をかしめる際に前記支持ヘッドを介して支えた鉄心片に背圧を与える電動機と、前記金属薄板の板厚を測定する板厚測定手段と、前記ダイに鉄心片が抜き込まれる際の圧力を検出する圧力検出手段と、前記圧力検出手段が検出した圧力と予め設定した値とを比較し、その差がなくなるように補正信号を出力する昇降補正手段と、外形抜きの指示が入力された際に該外形抜きに先立って前記支持装置を前記板厚測定手段が測定した板厚に相応して降下させ、前記鉄心片をかしめる際に前記支持装置を前記昇降補正手段が出力する補正信号に応じて昇降させる作動指令を、前記電動機に出力する作動指令手段とを設けたので、請求項1の発明と同様の効果に加え、支持手段の位置が電動機により制御されるため、かしめをより安定に行うことができるとともに、パンチ等に不必要な荷重が掛かることを防止することができる。
以下、本発明に係るかしめ積層金型装置の一実施の形態について添付図面を参照して、詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したかしめ積層金型装置の構成例を示した図である。なお、同図に示すかしめ積層金型装置は、電動機の固定子(積層鉄心)を製造するためのもので、その固定子を構成する鉄心片(積層片)の形状およびかしめ積層の態様は、図6に示した従来の構成と同様である。
同図に示すように、かしめ積層金型装置1は、電磁鋼板(金属薄板)Wから鉄心片(積層片)Tを外形抜きする円柱状のパンチ2およびストリッパプレート3と、パンチ2の下方域に設けられた円環状のダイ4とスキューズリング5とを有しており、ダイ4およびスキューズリング5はダイホルダ6に固設されている。
また、ダイホルダ6の下方域には、所定の寸法だけ下方へ離隔した位置にベース7が配設され、さらにベース7の下方域にはベースフレーム8が配設されており、ベース7およびベースフレーム8には、支持手段10が昇降可能に支承されている。
支持手段10は、支持台11と該支持台11から下方に延びる支持軸12とから成り、支持台11はダイ4およびスキューズリング5に対応した円盤状を呈している一方、支持軸12は上下方向に沿って延在する円柱部材であって、この支持軸12がベース7およびベースフレーム8に支承されることより、支持台11はダイ4の内部に進入可能かつ昇降自在に設けられている。
また、支持手段10における支持軸12の外部には、軸方向(上下方向)に沿ってラック歯12rが形成されている一方、ベースフレーム8には電動機(例えば、サーボモータまたはステッピングモータ)20が設置されており、支持手段10における支持軸12と電動機20とは、動力伝達機構30を介して連係されている。
ここで、動力伝達機構30について詳述する。動力伝達機構30は、図2に示すように、電動機20の駆動軸20Sの回転を、駆動平歯車31、従動平歯車32、中間軸33、駆動傘歯車34、従動傘歯車35および最終軸36を介して、支持軸12のラック歯12rと噛合するピニオン37に伝達するもので、電動機20の動作(駆動/停止)に基づいて、支持手段10の支持台11が昇降動作しかつ停止させられることとなる。
続いて、図1に示すかしめ積層金型装置1の説明に戻る。ダイホルダ6の近傍には、鉄心片が外形抜きされる電磁鋼板Wの板厚を測定する板厚測定部40が配設され、板厚測定部40は、外形抜き前に測厚する。この板厚測定部40から出力される信号を伝達する信号線は、制御部50に接続されており、制御部50によって電動機20の動作が制御され、延いては動力伝達手段30を介して支持手段10の昇降/停止が制御されることとなる。
また、この他にも、図1に示すかしめ積層金型装置1には、かしめ積層品である固定子(不図示)を外部に取り出すための送出口1eが設けられており、ベース7にはプッシャ1pを進退させるための払出しシリンダ1sが設けられている。
次に、制御部50の構成とともに、かしめ積層金型装置1の動作について説明する。図3は、制御部50の機能的な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部50は、移動量指示部51と作動司令部52を具備して構成される。移動量指示部51は、板厚測定部40が測定した電磁鋼板Wの板厚に基づいて、支持台11の移動量を特定し、特定した移動量を作動司令部52に指示する。移動量指示部51が特定する移動量は、例えば、測定した電磁鋼板Wの板厚の0.7〜0.9倍程度の距離だけ支持台11を下降させるものとなる。作動司令部52は、かしめ積層金型装置1の操作者が発した打ち抜き指示に基づいて打ち抜き信号を出力する打ち抜き信号出力部60(図1では不図示)から打ち抜き信号が入力された際に、移動量指示部51が特定した移動量だけ、支持台11を移動(下降)させるよう電動機20を作動させる。
この制御部50の動作により、かしめ積層金型装置1の操作者が打ち抜き指示を発すると、まず、電動機20が作動して支持台11を移動量指示部51が指示した移動量だけ移動(下降)させ、この後、パンチ2の下降によって鉄心片Tを外形抜きしてダイ4に抜き落とす。このとき、支持台11が電磁鋼板Wの板厚に応じて下降しているため、パンチ2等に過大な力が掛かることはない。この鉄心片の外形抜き、かしめ積層は、所望の積み厚まで繰り返しなされるが、このとき、鉄心片Tは支持台11により支持されているため、その初期の状態からパンチ2の押し込み力は、適切なものとなる。
また、支持台11を昇降させる電動機20として、動作制御に特化されたサーボモータあるいはステッピングモータを用いたことで、支持台11の位置制御を極めて精度良くかつ容易に実施でき、もって板厚の薄い鉄心片Tをかしめ積層して成る固定子においても、かしめ不良を招くことなく鉄心片同士を確実にかしめ積層することが可能となる。
図4は、実施例2におけるかしめ積層金型装置の構成例を示した図である。なお、同図に示すかしめ積層金型装置は、電動機の固定子(積層鉄心)を製造するためのもので、その固定子を構成する鉄心片(積層片)の形状およびかしめ積層の態様は、図6に示した従来の構成と同様である。
同図に示すかしめ積層金型装置1′は、実施例1の説明で図1に示したかしめ積層金型装置1とほぼ同様の構成であるため、ここでは、かしめ積層金型装置1と相違する部分のみの説明を行い、かしめ積層金型装置1と共通する部分の説明は省略する。
かしめ積層金型装置1′は、かしめ積層金型装置1に圧力測定部70を加えたもので、これに併せて制御部50を制御部80に変更したものである。
圧力測定部70は、支持台11に配設され、電磁鋼板Wから鉄心片Tを外形抜きしてかしめ積層する際、鉄心片Tから受ける圧力を検出する。なお、圧力測定部70は、支持手段10を構成する支持軸12に設置するようにしてもよい。
また、圧力測定部70からの信号線は制御部80に接続されており、この制御部80によって電動機20の動作が制御され、延いては動力伝達手段30を介して支持手段10の昇降/停止が制御されることとなる。
次に、制御部80の構成とともに、かしめ積層金型装置1′の動作について説明する。図5は、制御部80の機能的な構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御部80は、移動量指示部81と作動司令部82、設定部83、比較部84、移動量補正部85を具備して構成される。
移動量指示部81は、板厚測定部40が外形抜き前に測定した電磁鋼板Wの板厚に基づいて、支持台11の移動量を定め、その移動量を作動司令部82に指示する。また、移動量指示部81は、移動量補正部85が出力する補正信号(詳細は後述する)に基づいて、支持台11の移動量を補正し、補正する移動量を作動司令部82に指示する。移動量指示部81が電磁鋼板Wの板厚に基づいて定める移動量は、例えば、測定した電磁鋼板Wの板厚の0.7〜0.9倍程度の距離だけ支持台11を下降させるものとなる。また、移動量補正部85が、ダイに鉄心片が抜き込まれる際の圧力検出値と予め定めた圧力の設定値との差がなくなるように移動量を補正する信号を出力することにより、鉄心片をかしめる際に押し込むパンチ等に不必要な荷重をかけず、また、かしめ不良を生じさせない。
作動司令部82は、かしめ積層金型装置1′の操作者が発した打ち抜き指示に基づいて打ち抜き信号を出力する打ち抜き信号出力部60から打ち抜き信号が入力された際に、移動量指示部81が電磁鋼板Wの板厚に基づいて定めた移動量だけ、支持台11を移動(下降)させるよう電動機20を作動させ、その後、移動量指示部81が補正信号に基づいて補正する移動量だけ、支持台11を移動させるよう電動機20を作動させる。
設定部83は、予め定めたかしめ時の圧力の設定値を記憶し保持するもので、ここでは、鉄心片Tの板厚、大きさ、形状等に基づいたかしめ積層に要する適切な圧力(背圧)を保持している。
比較部84は、かしめ積層時に、圧力測定部70が測定した圧力と設定部83に保持されている設定値とを比較し、両者の差を差信号として移動量補正部85に出力する。
移動量補正部85は、比較部84から入力された差信号が0となるような補正信号を移動量指示部81へ出力し、移動量指示部81は、この補正信号に基づいて支持台11電磁鋼板Wの板厚に相応した移動量を補正する。
この制御部80の動作により、かしめ積層金型装置1′の操作者が打ち抜き指示を発すると、まず、電動機20が作動して支持台11が移動量指示部81が特定した移動量だけ移動(下降)し、この後、パンチ2の下降によって鉄心片Tを外形抜きしてダイ4に抜き落とす。このとき、支持台11が電磁鋼板Wの板厚に応じて下降しているため、パンチ2等に過大な力が掛かることはない。そして、鉄心片Tを外形抜きし、続けて、かしめ積層を行うが、このとき、鉄心片Tは支持台11により支持されているため、その初期の状態からパンチ2の押し込み力は、適切なものとなる。
また、かしめ積層の過程において、鉄心片Tから受ける圧力が圧力測定部70によって測定され、この値が予め設定された所期の圧力(背圧)と相違する場合には、制御部80の指令に基づく電動機20の動作により、鉄心片Tから受ける圧力が所期の圧力(背圧)と合致するよう、支持手段10を昇降させて支持台11の位置を調整する。
このように、圧力測定部70からの検出値が所期の値となるよう、電動機20を動作させて支持台11の位置を調整することで、かしめ積層時において常に適正な背圧を与えることができるので、かしめ不良を招くことなく鉄心片同士が確実にかしめ積層されることとなり、所定枚数の鉄心片Tをかしめ積層して成る固定子のプロポーションが優れたものとなる。
また、支持台11を昇降させる電動機20として、動作制御に特化されたサーボモータあるいはステッピングモータを用いたことで、支持台11の位置制御を極めて精度良くかつ容易に実施でき、もって板厚の薄い鉄心片Tをかしめ積層して成る固定子においても、かしめ不良を招くことなく鉄心片同士を確実にかしめ積層することが可能となる。
なお、上述した各実施例においては、電動機の固定子を製造するためのかしめ積層金型装置を例示したが、本発明は電動機の固定子や回転子を製造するためのかしめ積層金型装置に限定されることなく、例えば、積層トランス等、種々の製品を構成する積層片をかしめ積層するための金型装置にも、極めて有効に適用し得る。
本発明を適用したかしめ積層金型装置の構成例を示す概念的な断面図である。 動力伝達機構30を示す外観図である。 制御部50の機能的な構成を示すブロック図である。 実施例2におけるかしめ積層金型装置の構成例を示す概念的な断面図である。 制御部80の機能的な構成を示すブロック図である。 (a)は従来の積層片の一例である鉄心片を示す平面図であり、(b)は鉄心片におけるカシメ用突起/凹部を示す断面図、(c)はカシメ用突起/凹部により鉄心片をカシメ積層した状態を示す断面図である。 従来のカシメ積層金型装置における要部を示す概念的な断面図である。 従来のカシメ積層金型装置における要部を示す概念的な断面図である。
符号の説明
1、1′ かしめ積層金型装置
1e 送出口
1p プッシャ
1s 払出しシリンダ
2 パンチ
3 ストリッパプレート
4 ダイ
5 スキューズリング
6 ダイホルダ
7 ベース
8 ベースフレーム
10 支持手段
11 支持台
12 支持軸
12r ラック歯
20 電動機
20S 駆動軸
30 動力伝達機構
31 駆動平歯車
32 従動平歯車
33 中間軸
34 駆動傘歯車
35 従動傘歯車
36 最終軸
37 ピニオン
40 板厚測定部
50 制御部
51 移動量指示部
52 作動司令部
60 打ち抜き信号出力部
70 圧力測定部
80 制御部
81 移動量指示部
82 作動司令部
83 設定部
84 比較部
85 移動量補正部
W 電磁鋼板(金属薄板)
T 鉄心片(積層片)

Claims (3)

  1. かしめ部を先に形成した金属薄板からパンチとダイにより外形抜きした鉄心片を、先にダイ内に保持された鉄心片とかしめ積層するかしめ積層金型装置において、
    パンチが進退して金属薄板から鉄心片を外形抜きするダイ内に入り込み可能で、該ダイに抜き込まれた鉄心片を支える支持ヘッドが設けられた支持手段と、
    前記支持手段を昇降・静止させ、抜き込まれる鉄心片をかしめる際に前記支持ヘッドを介して支えた鉄心片に背圧を与える電動機と、
    前記金属薄板の板厚を測定する板厚測定手段と、
    外形抜きの指示が入力された際に、該外形抜きを行う前に前記支持装置を前記板厚測定手段が測定した板厚に相応して降下させる作動指令を、前記電動機に出力する作動指令手段と
    を具備したことを特徴とするかしめ積層金型装置。
  2. かしめ部を先に形成した金属薄板からパンチとダイにより外形抜きした鉄心片を、先にダイ内に保持された鉄心片とかしめ積層するかしめ積層金型装置において、
    パンチが進退して金属薄板から鉄心片を外形抜きするダイ内に入り込み可能で、該ダイに抜き込まれた鉄心片を支える支持ヘッドが設けられた支持手段と、
    前記支持手段を昇降・静止させ、抜き込まれる鉄心片をかしめる際に前記支持ヘッドを介して支えた鉄心片に背圧を与える電動機と、
    前記金属薄板の板厚を測定する板厚測定手段と、
    前記ダイに鉄心片が抜き込まれる際の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記圧力検出手段が検出した圧力と予め設定した値とを比較し、その差がなくなるように補正信号を出力する昇降補正手段と、
    外形抜きの指示が入力された際に該外形抜きに先立って前記支持装置を前記板厚測定手段が測定した板厚に相応して降下させ、前記鉄心片をかしめる際に前記支持装置を前記昇降補正手段が出力する補正信号に応じて昇降させる作動指令を、前記電動機に出力する作動指令手段と
    を具備したことを特徴とするかしめ積層金型装置。
  3. 前記電動機は、サーボモータ若しくはステッピングモータであることを特徴とする請求項1または2に記載のかしめ積層金型装置。
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