JP6141105B2 - 工作機械及びワークピース部分を押し出す方法 - Google Patents

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Description

本発明は、板状のワークピース、好ましくは金属薄板を打抜き加工する工作機械であって、打抜きパンチ及び打抜きダイを有する打抜き工具と、板状のワークピースからワークピース部分を切り離すために打抜きパンチと打抜きダイとを互いに相対的に行程軸線に沿って動かす駆動ユニットと、行程軸線に沿って可動な、ストリッパを有する押さえであって、ストリッパは、打抜きパンチを用いたワークピースの打抜き時にワークピースの上面に当接するようになっている押さえと、を備える工作機械に関する。
さらに本発明は、板状のワークピース、特に金属薄板を打抜き加工する工作機械においてワークピース部分を押し出す方法に関する。
ワークピースを打抜き加工して、ワークピース部分をワークピースの残りの部分あるいは格子状の残りの部分(残材)から切り離した後、この切り離したワークピース部分を工作機械の加工領域あるいはワークピース用の台平面から取り除く必要がある。このために、切り離したワークピース部分を、ワークピーステーブル上の台平面に沿って動かして、例えばワークピーステーブルの縁から落下させる。しかし、ワークピース部分は、排出のために、ワークピーステーブルに設けられたパーツフラップ(Teileklappe)上に位置決めされる等してもよい。
打抜き時にワークピースを押さえるために、打抜き機には、しばしば、「押さえ」が設けられている。押さえの、ワークピースに面した端部には、典型的には板状の「ストリッパ(Abstreifer)」が取り付けられている。ストリッパは、打抜き行程中、より正確に言えば打抜きパンチあるいは打抜き刃がワークピースを打ち抜く間、ワークピースを打抜き時に押さえておくために、ワークピースの上面に当接する。
押さえあるいはストリッパは、ワークピース部分の排出のために使用可能である。この使用は、下記特許文献1に記載されている。この特許文献1には、打抜き機と、打抜き機から金属薄板部分を除去する方法とが記載されている。特許文献1では、「段付けされた押さえ」を有する打抜き工具が使用され、段付けされた押さえは、1つの共通の平面内にない第1の面と第2の面とを有する下面を有している。第1の面により、金属薄板残材から分離される部分がクランプされる一方、金属薄板残材は、第2の面によってはクランプされない。分離された金属薄板部分を打抜き機械から除去するために、クランプされていない金属薄板残材は移動可能である一方、分離されクランプされた金属薄板部分は、確実に保持されるか、又は金属薄板残材とは無関係に動かされる。
択一的に、ワークピース部分は、ワークピース(残材)が台平面に沿って動かされ、切り離されたワークピース部分がワークピース残材に連行され、押し出されることにより、排出されてもよい。プロセス信頼性の高い押出しのために、押さえ、より正確に言えばストリッパが、押動時に、ワークピースの上面にもはや当接していないことが必要である。加えて、押さえの間隔は、ワークピース部分を押す際、押し出したいワークピース部分がワークピース残材上に乗り上がり得ない程度あるいは押し出したいワークピース部分がストリッパとワークピース残材との間に噛んで動かなくならない程度に小さくあることが望ましい。ワークピースからのストリッパの適切な間隔を調節するために、ワークピースの上面に対して所定の間隔を置いてストリッパを位置決めすることが必要である。しかし、ストリッパあるいは押さえの位置は、(例えば打抜きパンチの行程測定によって)間接的にのみ検出可能である。しかし、押さえ及びストリッパの構成部材許容誤差は、典型的には極めて大きいので、ワークピースの上面から所定の間隔を置いたストリッパの位置決めは保証され得ない。
下記特許文献2には、打抜きプレスのためのパンチヘッド構成群が記載されている。この公知のパンチヘッド構成群には、液圧式に運転される、ストリッパプレートを備えるストリッパ装置が、打抜きパンチを引き戻す際にワークピースを押さえるために取り付けられている。打抜きダイの上面へのストリッパプレートの載着は、ストリッパ装置に配設された圧力シリンダ内の急激な圧力上昇によって検出可能である。この圧力シリンダは、パンチヘッド構成群のラムに液圧式に連結されている。このストリッパプレート載着時のラムの位置は、行程測定装置により測定可能である。この位置は、ラムと打抜きダイとの間に装入されたワークピースにストリッパプレートが載着されたときにラムが占める位置と比較され、これによりワークピースの厚さを測定することができる。
下記特許文献3において、工具又はダイを選択的に駆動する少なくとも1つのサーボモータを備える金属薄板加工機械内で、ダイに対抗して仕事を行うために、工具のための基準設定を確定させる方法が公知となっている。この公知の方法では、工具がダイ又はこのダイ上に載置されるワークピースと接触するまで、工具とダイとを互いに接近させ、工具がダイ又はワークピースと接触したときに工具にかかる力を検出し、この検出した力を、工具の運転のための基準設定を規定するために使用する。
下記特許文献4には、ワークピースとストリッパの接触時点を検出し、かつストリッパの位置を測定する装置により提供される位置信号を、ワークピースの壁厚さを測定するために使用する打抜きプレスが記載されている。
欧州特許出願公開第2184118号明細書 欧州特許第0243407号明細書 欧州特許第1281455号明細書 特開平10−286636号公報
本発明の課題は、ワークピース部分を押し出す際のプロセス信頼性が向上するように、冒頭で述べた形態の工作機械及び方法を改良することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る工作機械では、ストリッパがワークピースの上面に当接している行程軸線に沿った押さえの基準位置を検出する検出装置と、分離加工時に分離されたワークピース部分を押し出すために、行程軸線に沿ってストリッパを基準位置から所定の間隔を置いて位置決めする制御装置と、を付加的に備えるようにした。
ワークピース上に所望の間隔を置いてストリッパを位置決めするために、本発明では、ストリッパがワークピースの上面に当接しているストリッパあるいは押さえの位置を測定し、この位置を出発点として、典型的には板状のワークピースの厚さ以下の所望の間隔を設定することが提案される。その結果、ストリッパは、ガイドとして機能することができると同時に、切り離されたワークピース部分がワークピース残材上に乗り上げ、ストリッパとワークピース残材との間に噛んで動かなくなってしまう事態は回避される。
好ましい態様において、工作機械は、ワークピースの上面からストリッパを持ち上げる際、押さえの運動を打抜きパンチの運動に運動連結する連行装置を備える。この運動連結により、ストリッパの持ち上げ時及び打抜き行程の後続の部分において、打抜きパンチに対する押さえの相対位置は、一定である。それゆえ、この場合、ワークピースから所定の間隔を置いてストリッパを位置決めする制御装置は、打抜きパンチの駆動ユニットを、ワークピースの上面に対して所望の間隔を置いてストリッパを位置決めするために利用可能である。押さえが例えば液圧式の独自の駆動ユニットを有している場合、制御装置がストリッパの位置決めのために押さえの駆動ユニットを制御してもよいことは自明である。
別の態様において、制御装置は、行程軸線に沿った押さえの位置と打抜きパンチの位置との比較により運動連結の開始を検出するように形成されている。この場合、打抜きパンチと押さえの運動連結あるいは同期運動が、典型的には、ワークピースの上面からの押さえの持ち上がり時に初めて発生することが利用される。より正確に言えば、押さえあるいはストリッパの位置が、ワークピースの打抜き中、変化しない一方、行程軸線に沿った打抜きパンチの位置は、ワークピースを打ち抜くために変化する。打抜きパンチあるいは打抜き刃をワークピースから引き戻した後の上昇運動時に初めて、打抜きパンチの運動と押さえの運動とは、同期的に進行する。同時の上昇運動の開始後、打抜きパンチ、ひいては押さえは、ストリッパがワークピースの上面から所望の間隔(すなわち押出し位置)に到達する予め決められた行程距離を経た後に、停止され得る。
一態様において、検出装置は、行程軸線に沿った押さえの位置を測定する測定装置を有する。測定装置は、行程測定装置として形成されていてよく、行程軸線に沿った押さえの位置を検出するために、例えば光学式のセンサを有している。行程測定のために、押さえには、光学式のセンサにより検出可能な等間隔の位置マークを有するスケールが取り付けられていてよい。他の測定原理に基づく(行程)測定装置、例えば磁気ひずみの原理に基づく測定装置も使用可能である。この場合、典型的には、強磁性の材料からなるウェーブガイドが測定要素として使用され、可動の永久磁石がポインタとして使用される。この測定装置の詳細は、例えばwww.mtssensors.deにおいて表示可能な「Magnetostriktion」という表題の記事に記載されている。
この使用のために、必ずしも、工作機械の固定の部分(ハウジング)に対して相対的な押さえの絶対位置を測定する必要はない。むしろ、押さえと、打抜きパンチ、あるいは打抜きパンチに作用するラムの同期運動が行われているか否か、又は押さえと打抜きパンチとが互いに独立的に運動しているか否かが判れば十分である。このことを突き止めるために、典型的には、打抜きパンチに、行程軸線に沿った打抜きパンチの行程あるいは位置を測定する相応の測定装置が配設されている。
別の態様において、押さえは、非作動位置で打抜きパンチの下縁とストリッパの下縁とが互いに面一になるようにするプリロード装置を介して打抜きパンチに結合されている。この場合、押さえは、打抜きパンチに典型的には弾性部材を介して支承されている。このとき、押さえと打抜きパンチとは、プリロード装置、典型的にはばねが、非作動位置から変位しない限り、同期的にかつ運動連結された状態で行程軸線に沿って運動する。その非作動位置からのプリロード装置の運動は、典型的には、ストリッパの下面が打抜き行程時にワークピースの上面に当接すると実施される。それというのも、ワークピースが受けを形成しているからである。その結果、打抜きパンチあるいはプリロード装置に及ぼされる力の作用は増大し、プリロード装置は圧縮される。
一態様において、検出装置は、打抜きパンチをワークピースの上面に載置したときに打抜きパンチにより駆動ユニットに及ぼされる力の作用により、押さえの基準位置を検出するように形成されている。上述したように、打抜き力は、打抜きパンチがワークピースの上面に到達すると直ちに上昇する。このとき駆動ユニット、例えばラムに及ぼされる力の作用の増大は、検出可能である。この検出については、例えば冒頭で引用した特許文献3に記載されており、特許文献3は、この観点に関して引用により本願の内容に含まれるものとする。打抜きパンチの下縁がワークピースの上面に当接する位置は、ストリッパの下縁と打抜きパンチの下縁とが面一に終わっているので、ストリッパの基準位置に相当する。
別の態様において、制御装置は、加工したいワークピースの厚さに基づいてワークピースの上面からのストリッパの間隔を規定するように形成されている。上述したように、プロセス信頼性の高い押出しのために、ワークピースの上面からのストリッパの間隔は、押し出したいワークピース部分がワークピース残材とストリッパとの間に挟まって動かなくなることを回避するために、過度に大きく選択されるべきではない。制御装置は、加工されるワークピースの厚さを記憶装置から取り出すことが可能である。しかし、ワークピースの厚さを打抜き行程の実施中に測定すること、例えば冒頭で引用した特許文献3に記載されるような方法で測定することも可能である。ワークピースの厚さの半分に相当する間隔を置いてストリッパを位置決めすることは、ワークピース部分を押し出すために特に好適であることが判っている。しかし、ストリッパが、別の(一般に厚さに依存した)間隔を置いて位置決めされてもよいことは自明である。この場合、ワークピースの厚さより大きな間隔を置いた位置決めは、一般に回避されることが望ましい(0×d<間隔<1.0×dが成立することが望ましい。)。場合によっては、この間隔は、ワークピースの厚さによらずに規定されてもよい。このことは、特に、加工したいワークピースの種類にかかわらずワークピースの厚さより小さい間隔(例えば約0.2mm以下)を予め設定するような場合に該当する。
別の態様において、工作機械は付加的に、切り離されたワークピース部分をワークピースとともに台平面に沿って動かすことにより、ワークピース部分を押し出す押出し装置を備える。押出し装置として、台平面に沿ってワークピースを動かすために機能し、いずれにしても工作機械に設けられている装置が利用可能である。例えば押出し装置は、クランプを介して締め付けられた工具をワークピーステーブルの台平面上で運動あるいは移動させ得る、リニアドライブを備える座標ガイドであってよい。
別の態様において、検出装置は、基準位置を検出するために、ストリッパに取り付けられたセンサを有する。センサは、場合によっては、ストリッパがワークピースに当接しているときはワークピースによって遮蔽されて光線あるいは放射線を検出しない光学式のセンサあるいは光センサであってよい。ストリッパがワークピースに当接するか、あるいはストリッパがワークピースから持ち上げられると、光学式のセンサによって検出される放射束は明らかに変化する。その結果、ストリッパの基準位置は検出可能である。典型的には、ストリッパは、導電性の(金属製の)構成部材であり、ワークピース(典型的には金属薄板)も、導電性に形成されている。それゆえ、基準位置は、ワークピースからのストリッパの持ち上げが両構成部材間の電気的な接触を遮断するので、抵抗測定あるいは電圧測定によっても検出可能である。
本発明は、上述のように形成されていてよい、板状のワークピースを打抜き加工する工作機械において、ワークピース部分を押し出す方法にも関する。上記課題を解決するために、本発明に係る方法では、打抜き加工されるワークピースからワークピース部分を切り離すために行程軸線に沿って打抜きパンチと打抜きダイとを互いに相対的に動かし、打抜きパンチを用いたワークピースの打抜き中、押さえに取り付けられたストリッパをワークピースの上面に当接させ、ストリッパがワークピースの上面に当接している行程軸線に沿った押さえの基準位置を検出し、基準位置から所定の間隔を置いてストリッパを位置決めし、切り離されたワークピース部分を押し出すようにした。
切り離されたワークピース部分は、典型的には台平面に沿ったワークピース(残材)の運動によって押し出される。ワークピース部分は、ワークピース(残材)によって連行される。その際、ワークピース部分は、工作機械の排出位置へと運搬され得る。排出位置は、例えばパーツフラップ、ワークピース台の縁部、場合によってはパーツシュート(Teilerutsche)にあってよい。排出位置からワークピース部分は、工作機械から手動で搬出され得るか、又は適当な搬送装置によって搬出され得る。
方法の一態様では、ストリッパとワークピースの上面との間隔をワークピースの厚さに基づいて規定する。上述したように、典型的には、ストリッパの下縁とワークピースの上面との間隔は、ワークピースの厚さより大きくないほうがよい。その結果、間隔は、ワークピースの厚さに基づいて設定されることが望ましく、典型的にはワークピース厚さより小さくあるべきである。
実際の使用においては、特に、1mmより小さな厚さを有する薄肉のワークピースにおいて、ワークピース部分が押出し時にストリッパとダイとの間に噛み込まないことを保証するために、間隔が、ワークピースの厚さの少なくとも半分に相当すると有利であることが判っている。しかし、間隔が場合によってはワークピースの厚さの少なくとも4分の1又は少なくとも3分の1しかなくてもよいことは自明である。いずれにしても、間隔は、噛み込みあるいは引っ掛かりを回避するために、ゼロより大きくあるべきである。
方法の一態様において、押さえと打抜きパンチとを、ワークピースの上面からのストリッパの持ち上げ時に運動連結する。上述のように、ワークピースの打抜き時、打抜きパンチは、行程軸線に沿ってストリッパに対して相対的に動かされる。ストリッパは、ワークピースに当接しており、これにより定置である。ワークピースからストリッパを持ち上げるとき、すなわち打抜きパンチあるいは打抜き刃がワークピースの外に引き戻された後、押さえと打抜きパンチとは、(機械式の)連行装置によって運動連結される。
この態様の変化形において、運動連結の開始を、行程軸線に沿った押さえの位置と打抜きパンチの位置との比較により検出する。連結された運動が始まると直ちに、両位置は同期的に変化する。すなわち、両位置間の間隔は一定となる。このことは、押さえ及び打抜きパンチのための適当な位置測定装置あるいは行程測定装置によって検出可能である。
別の態様において、押さえは、非作動位置で打抜きパンチの下縁とストリッパの下縁とが互いに面一になるようにするプリロード装置を介して打抜きパンチに結合されており、打抜きパンチをワークピースの上面に載置したときに打抜き工具の駆動ユニットに及ぼされる力の作用により、押さえの基準位置を検出する。ワークピースに打抜きパンチあるいはストリッパが載置されると、プリロード装置は変位する。これにより、駆動ユニットあるいはラムに加えられる力は増大するので、ストリッパと打抜きパンチの下縁とがワークピースの上面に当接する位置は検出可能である。所望の間隔は、ワークピースの打抜き後、ワークピース部分を高いプロセス信頼性で押し出すことができるように、打抜きパンチをこの基準位置から適当な値の分だけ、例えば金属薄板の厚さの半分に相当する値の分だけ上方に移動させることによって調節可能である。
上述の構成により、ワークピース部分を押し出す際のプロセス信頼性を向上させることができる。
本発明のその他の利点は、明細書及び図面から看取可能である。また、前述した特徴及び後述する特徴は、単独でも、複数の特徴の任意の組み合わせでも、使用可能である。図示して説明する実施の形態は、限定列挙と解されるべきではなく、本発明を説明する例示的な性質を有するものである。
打抜き/変形加工機の形態の工作機械の一実施の形態の概略図である。 ストリッパを有する押さえを利用しつつ打抜きパンチにより実施する打抜き行程の各段階を概略的に示す図である。 ストリッパを有する押さえを利用しつつ打抜きパンチにより実施する打抜き行程の各段階を概略的に示す図である。 ストリッパを有する押さえを利用しつつ打抜きパンチにより実施する打抜き行程の各段階を概略的に示す図である。 ストリッパを有する押さえを利用しつつ打抜きパンチにより実施する打抜き行程の各段階を概略的に示す図である。 図3a乃至図3eは、押さえがコイルばねを介して打抜きパンチに結合されている打抜き行程の各段階を概略的に示す図である。
図1は、金属薄板を加工する打抜き/変形加工機として形成された、板状のワークピースの切断及び/又は変形加工を行う工作機械1を示している。打抜き/変形加工機1は、C字形の機械フレーム2を有している。C字形の機械フレーム2の開口部には、ワークピーステーブル3として形成されているワークピース台が配置されている。ワークピース台は、金属薄板4の形態の加工したいワークピースを支持するために役立つ。ワークピーステーブル3は、ワークピーステーブル3の上面に、加工したい金属薄板4のための水平の台平面5を形成している。台平面5は、図1に示した座標系のx/y平面に対して平行に延在している。座標ガイド6により、クランプ7あるいは爪を介して締め付けられた金属薄板4は、ワークピーステーブル3の台平面5内で移動可能である。
C字形の機械フレーム2の上辺の前端には、パンチ収容部8が配置されている。パンチ収容部8内には、打抜きパンチ9が支承されている。さらにC字形の機械フレーム2の下辺の前端には、ダイ収容部10が設けられている。ダイ収容部10内には、打抜きダイ11が支承されている。打抜きパンチ9と打抜きダイ11とは、金属薄板4を切断加工する工具12を形成している。
打抜き/変形加工機1の駆動ユニットは、リニアドライブの形態のパンチ駆動装置13及びダイ駆動装置14により形成される。パンチ駆動装置13によりパンチ収容部8は、パンチ収容部8内に支承あるいは固定される打抜きパンチ9とともに行程軸線15に沿ってワークピーステーブル3に対して上昇運動可能である。これと対比可能な形式でダイ収容部10も、ダイ収容部10内に支承あるいは固定される打抜きダイ11とともにダイ駆動装置14により行程軸線15に沿ってワークピーステーブル3に対して上下運動可能である。さらにパンチ収容部8とダイ収容部10とは、詳細には示さない回転駆動装置により互いに独立的に、行程軸線15に一致する工具回転軸線16周りに回転調節可能である。
座標ガイド6には、その他の工具12を備えるリニアマガジン17が設けられている。リニアマガジン17に存在する工具12は、それぞれ、工具カセット18により保持されて、必要に応じて金属薄板4の加工のためにパンチ収容部8あるいはダイ収容部10に固定可能である。特に、ワークピース4を変形加工する工具12を、予めリニアマガジン17内に保持しておくことも可能である。
工具交換時及びワークピース加工時、打抜き/変形加工機1のすべての駆動装置は、数値制御式の制御ユニット19により制御される。数値制御式の制御ユニット19は、特に、工具データを記憶しておく記憶手段20と、パンチ収容部8の上昇・下降・回転運動及びダイ収容部10の上昇・下降・回転運動を、ワークピース4あるいは工具12に関する記憶されたデータに基づいて量定かつ制御する制御手段21とを有している。
以下に、図2a乃至図2dを参照しながら、打抜き工具12を用いて実施される一打抜き行程中の複数のステップについて説明する。ワークピース4が載置される打抜きダイ11は、ここで説明する打抜き工程においては定置にとどまるため、図2a乃至図2dは、打抜き工具12の打抜きパンチ9のみを示している。
図2a乃至図2dに示す打抜きパンチ9は、ワークピース4側の端部において、押さえ24の柱体状の開口内を延在している。打抜きパンチ9は、パンチ駆動装置13により行程軸線15に沿って動かされる。パンチ駆動装置13による打抜きパンチ9の運動は、例えば(図示しない)ピストンにより媒体圧(例えば空気圧、液圧)により実施可能である。下降運動(ワークピース4に接近する運動)時、押さえ24は、打抜きパンチ9の(図示しない)連行面に当接しているので、打抜きパンチ9の運動は、行程軸線15に沿った下降運動時の押さえ24の速度及び位置を規定する。押さえ24の、ワークピース4に面した端面には、板状のストリッパ25が取り付けられている。ストリッパ25には、ワークピース4の打抜き加工用の打抜きパンチ9の打抜き刃9aを挿通させる貫通開口が設けられている。
図2aでは、打抜きパンチ9、より厳密に言えばその打抜き刃9aは、引き戻された位置で、押さえ24の、行程軸線15に沿って延在する開口内に存在している。以後の説明のために、行程軸線15に沿った打抜きパンチ9の位置Sとして、(恣意的に)打抜き刃9aの下端あるいは端面を規定する。相応に、以下、行程軸線15に沿った押さえ24の位置Pを、押さえ24の、板状のストリッパ25が固定されている下端(端面)により規定する。
図2bに示すように、ワークピース4の打抜き時、押さえ24に取り付けられたストリッパ25は、(その下面でもって)ワークピース4の上面4aに当接する。押さえ24の図2bに示した位置は、以下、押さえ24の基準位置PRと呼ぶ。打抜きパンチ9は、ストリッパ25よりもさらに下方に運動する。その結果、打抜き刃9aは、ワークピース4を打抜き加工するために、ストリッパ25に設けられた開口を通過する。このとき形成された打抜き片は、(図2bには示さない)ダイ11を通して下方に排出される。これにより、ワークピース4の打抜き時、押さえ24は定置にとどまる一方、打抜きパンチ9は、行程軸線15に沿ってその位置Sを変化させる。押さえ24の位置Pに対して相対的な打抜きパンチ9の位置Sの変化は、図2bにおいて、打抜きパンチ9の、半径方向で延在する段部29bが、押さえ24の対応する段部29aから離間していることにより看取可能である。
図2cでは、打抜きパンチ9は、押さえ24の開口内で、両段部(図2b参照)が互いに当接するまで引き戻されている。このとき、押さえ24は依然としてその基準位置PRにある。行程軸線15に沿ったストリッパ25の位置Pは、行程測定装置27,28により検出される。行程測定装置27,28は、図1に概略的に示した検出装置26の一部である。行程測定装置27,28は、押さえ24に取り付けられる(リニアな)スケール28と、ハウジング2に定置に取り付けられる光学式のセンサ27とを有している。行程測定装置27,28が図2a乃至図2dに示すものとは異なる形式で形成されていてもよいことは自明である。例えばセンサ27が押さえ24に、スケール28がハウジング2に取り付けられていてもよい。場合によっては、光学式の検出の代わりに、行程軸線15に沿った押さえ24の位置Pの機械式の検出が実施されてもよいし、磁気ひずみの原理に基づいた行程測定装置が使用されてもよい。
検出装置26は、押さえ24の行程測定装置27,28と、行程軸線15に沿った打抜きパンチ9の位置Pを検出する別の(図示しない)行程測定装置とに信号技術的に接続されている。検出装置26自体は、制御装置19に信号技術的に接続されている。制御装置19は、押さえ24の、検出装置26により検出される位置Pを、打抜きパンチ9の位置Sと比較する。両位置P,Sの比較により、ストリッパ25がまだワークピース4の上面4aに当接したままであるかを検出することができる(打抜きパンチ9の位置Sが変化しても、押さえ24の位置Pが変わらなければ、ストリッパ25は上面4aに当接している。)。ストリッパ25がワークピース4の上面から持ち上げられると、連行装置を形成する互いに対応する段部29a,29bを介して、打抜きパンチ9の運動と押さえ24の運動との連結あるいは同時の運動が実施される。同時の運動は、ストリッパ25がワークピース4の上面4aから持ち上がると直ちに、押さえ24の位置Pと打抜きパンチ9の位置Sとの差ΔPS(図2d参照)が一定の値となるため、制御装置19により把握可能である。
図2dに看取可能であるように、制御装置19は、打抜きパンチ9が行程軸線(Z方向)に沿って、(厚さdを有する)ワークピース4の厚さの半分d/2に相当する行程距離に到達すると直ちに、打抜きパンチ9を停止する。上昇運動時、押さえ24(ひいてはストリッパ25)は、打抜きパンチ9に連行されるため、ストリッパ25も、ワークピース4の厚さの半分d/2に相当する位置で停止あるいはこの位置まで移動される。すなわち、ワークピース4とストリッパ25との間には、ワークピースの厚さdの半分に相当する間隙幅を有する間隙が形成される。
図2dに示した位置で、ストリッパ25は押出し位置に到達している。押出し位置において、打抜き加工時にワークピース4から分離されたワークピース部分4b(図2dで見て行程軸線15の右側)を、例えばワークピーステーブル3の縁部に設けられた排出位置へと移動させることができる。このために、クランプ7を介して締め付けられたワークピース(残材)4を、座標ガイド6によりワークピーステーブル3の台平面5に沿って、厳密に言えば図2dに示した矢印方向に移動させる。このとき、切り離されたワークピース部分4bは、ワークピース(残材)4により押し出される。このとき、ストリッパ25は、ワークピース4の上面4aから持ち上げられているので、ワークピース4あるいはワークピース部分4bがストリッパ25とワークピーステーブル3との間に噛んで動かなくなることはない。ストリッパ25とワークピース4との間に形成される間隙は、ワークピース4の厚さdより小さいため、ワークピース部分4bが押される際にワークピース4上に乗り上げて、場合によっては噛んで動かなくなることあるいは押出しを妨げることはない。
ストリッパ25を位置決めするために、あるいはワークピース4の上面4aとストリッパ25との間隔を決定するために、典型的には、打抜き加工されるワークピース4の厚さdのデータが必要である。それというのも、この間隔は、一般に、ワークピースの厚さdに依存しており、ワークピース4の厚さdより大きいものに選択されるべきではないからである。典型的には、ワークピース4の厚さdは、制御装置19あるいは記憶手段20内に格納されている。場合によっては、加工中に、ワークピース4の厚さdの測定を行ってもよい。ワークピース4の厚さdの半分に間隔を選択することは、実際の使用において実証されているが、間隔dの値が、原則、0×d〜1.0×dの範囲内で変動してもよいことは自明である。間隔は、典型的には、約0.01×d〜1.0×d、好ましくは約0.1×d〜1.0×dである。
択一的又は付加的に、基準位置PRを検出するために、あるいはワークピース4の上面4aからのストリッパ25の持ち上がりを検出するために、ストリッパ25に例えば光学式のセンサの形態で組み込まれている検出器あるいはセンサ装置が使用されてもよい。また、ワークピース4からストリッパ25が持ち上がると、両構成部材間の電気的な接触が遮断されるため、場合によっては抵抗測定あるいは電圧測定により検出されてもよい。
ワークピース4の上面4aから、ワークピース部分4bの押出しにとって好適な間隔を置いた、図2a乃至図2dとの関連において上述したストリッパ25の位置決めは、他種の打抜き工具、例えば図3a乃至図3eに示すような打抜き工具12においても実施可能である。
図3a乃至図3eに示した打抜き工具12の場合、打抜きパンチ9と押さえ24とが、1つの共通の構成ユニットを形成している。より正確に言えば、打抜きパンチ9は、コイルばね32を介して押さえ24に結合されている。打抜きパンチ9の下端は、略筒体状の押さえ24の貫通開口内で案内されている。コイルばね32は、打抜きパンチ9の、ワークピース4とは反対側の端部を形成するヘッドプレートと、押さえ24の、ワークピース4とは反対側の端面側の端部との間に取り付けられている。この場合、コイルばね32のばね作用は、非作動位置、すなわち打抜きパンチ9あるいは押さえ24に対する外的な力の作用がない位置において、打抜きパンチ9の下縁9bと、押さえ24の下端に形成された板状のストリッパ25の下縁25aとが面一に終端しているように調整されている。図3aに示すストリッパ25は、確かに、押さえ24と一体的に形成されているものの、ストリッパ25は、一般的には、適当な固定手段により押さえ24に取り付けられている板状の部材であるため、押さえ24と一体的に形成されていなくてもよい。
図3a及び図3bに示すように、打抜き行程を実施するために、駆動ユニット13の一部を形成するラムあるいはタペット13aが使用される。ラム13aは、打抜きパンチ9の上面9cに載置され、打抜きパンチ9を押さえ24とともに押し下げる。このとき、打抜きパンチ9は、ストリッパ25の下面25aあるいは打抜きパンチ9の下面9bがともにワークピース4の上面4aに当接するまで、下方に移動する。すなわち、コイルばね32は、この運動時にはその非作動位置にとどまる。しかし、押さえ24の運動に伴い、ハウジング2に形成された別のコイルばね33は、押さえ24の半径方向外側に位置する段部31aによって圧縮される。このとき、押さえ24の段部31aは、別のコイルばね33の連行プレート31bに作用する。
図3cに示した位置で、ラム13aのさらなる下降運動は、ワークピース4が押さえ24あるいは打抜きパンチ9の受けを形成しているので、コイルばね32を圧縮させる。これにより、押さえ24内で案内されている打抜きパンチ9は、さらに下方に、ワークピース4内に穴を打ち抜くために運動する。打抜きパンチ9がワークピース4上に載着されることあるいはコイルばね32が圧縮されることにより、ラム13aにより駆動ユニットに及ぼされる力の作用は増加する。この力の作用の増加は、例えば、欧州特許第1281455号明細書に記載される方法で検出可能である。その結果、押さえ24が基準位置PRに到達したことは、制御装置19あるいは相応に形成された検出装置26(図1参照)によって検出可能である。
図3dに示すように、ラム13aは、行程運動時、下死点の到達後、再び上方に移動する。打抜きパンチ9は、コイルばね32によってワークピース4から引き戻される。すなわち、打抜きパンチ9は、ばね力の作用によって駆動されて、ラム13の上昇運動に従動する。
コイルばね32が上述の非作動位置に到達すると、押さえ24と打抜きパンチ9とは、ハウジング2に設けられた別のコイルばね33のばね力の作用により上方に、打抜きパンチ9が図3aに示した初期位置に到達するまで押され、後続の打抜き行程が実施可能である。
ワークピース部分を押し出すために、上昇運動時、打抜きパンチ9あるいはラム13aは、ストリッパ25が、ワークピース4の上面に対して、ワークピース4の厚さdの半分に相当する間隔d/2を置く位置へと移動可能である。このために、行程軸線15に沿ったラム13aの位置を(図示しない)行程測定装置に基づいて認識している制御装置19は、図3bにおける力測定に基づいて特定される押さえ24、ひいては打抜きパンチ9の基準位置PRを利用して、ラム13aをこの基準位置PRから相応の間隔(d/2)を置いた位置に位置決めする。切り離されたワークピース部分の(図示しない)押出しは、図3dに示したストリッパ25の位置で、図2a乃至図2dとの関連で説明した形式で実施可能である。
総括すると、ワークピース部分の押出しに際し、ワークピース4の上面4aから予め決められた間隔を置いた位置にストリッパ25を移動させることにより、ワークピース部分の押出し時のプロセス信頼性を明らかに向上させることができる。それというのも、行程軸線15の方向で、ワークピース4の上面4aの位置に対して相対的に、所定の間隔の設定がなされるからである。
1 工作機械、 2 機械フレーム、 3 ワークピーステーブル、 4 ワークピース、 4a ワークピースの上面、 4b ワークピース部分、 5 台平面、 6 座標ガイド、 7 クランプ、 8 パンチ収容部、 9 打抜きパンチ、 9a 打抜き刃、 9b 打抜きパンチの下縁、 9c 打抜きパンチの上面、 10 ダイ収容部、 11 打抜きダイ、 12 工具、 13 パンチ駆動装置、 13a ラム、 14 ダイ駆動装置、 15 行程軸線、 16 工具回転軸線、 17 リニアマガジン、 18 工具カセット、 19 制御ユニット、 20 記憶手段、 21 制御手段、 24 押さえ、 25 ストリッパ、 25a ストリッパの下縁、 26 検出装置、 27 センサ、 28 スケール、 29a 押さえの段部、 29b 打抜きパンチの段部、 31a 押さえの段部、 31b 連行プレート、 32 コイルばね、 33 別のコイルばね、 P 押さえの位置、 PR 基準位置、 S 打抜きパンチの位置

Claims (11)

  1. 板状のワークピース(4)打抜き加工する工作機械(1)であって、
    打抜きパンチ(9)及び打抜きダイ(11)を有する打抜き工具(12)と、
    板状のワークピース(4)からワークピース部分(4b)を切り離すために前記打抜きパンチ(9)と前記打抜きダイ(11)とを互いに相対的に行程軸線(15)に沿って動かす駆動ユニット(13,14)と、
    前記行程軸線(15)に沿って可動な、ストリッパ(25)を有する押さえ(24)であって、該ストリッパ(25)は、前記打抜きパンチ(9)を用いた前記ワークピース(4)の打抜き時に前記ワークピース(4)の上面(4a)に当接するようになっている押さえ(24)と、
    を備える工作機械(1)において、
    前記ストリッパ(25)が前記ワークピース(4)の上面(4a)に当接している前記行程軸線(15)に沿った前記押さえ(24)の基準位置(PR)を検出する検出装置(26)と、
    打抜き加工時に分離されたワークピース部分(4b)を押し出すために、前記ストリッパ(25)を前記基準位置(PR)から所定の間隔置いて位置決めする制御装置(19)と、
    を備え
    前記所定の間隔は、前記ワークピース(4)の厚さをdとすると、0×d〜1.0×dの範囲であり、
    前記ワークピース(4)の上面(4a)から前記ストリッパ(25)を持ち上げる際、前記押さえ(24)の運動を前記打抜きパンチ(9)の運動に運動連結する連行装置(29a,29b,31a,31b)を備え、
    前記制御装置(19)は、前記行程軸線(15)に沿った前記押さえ(24)の位置(P)と前記打抜きパンチ(9)の位置(S)との比較により前記運動連結の開始を検出するように形成されていることを特徴とする、工作機械。
  2. 前記検出装置(26)は、前記行程軸線(15)に沿った前記押さえ(24)の位置(P)を測定する測定装置(27,28)を有する、請求項記載の工作機械。
  3. 前記押さえ(24)は、非作動位置で前記打抜きパンチ(9)の下縁(9b)と前記ストリッパ(25)の下縁(25a)とが互いに面一になるようにするプリロード装置(32)を介して前記打抜きパンチ(9)に結合されている、請求項1又は2記載の工作機械。
  4. 前記検出装置(26)は、前記打抜きパンチ(9)を前記ワークピース(4)の上面(4a)に載置したときに前記打抜きパンチ(9)により駆動ユニット(13,13a)に及ぼされる力の作用により、前記押さえ(24)の基準位置(PR)を検出するように形成されている、請求項記載の工作機械。
  5. 前記制御装置(19)は、加工されるワークピース(4)の厚さ(d)に基づいて前記間隔規定するように形成されている、請求項1からまでのいずれか1項記載の工作機械。
  6. 切り離された前記ワークピース部分(4b)を前記ワークピース(4)とともに台平面(5)に沿って動かすことにより、ワークピース部分(4b)を押し出す押出し装置(6,7)を備える、請求項1からまでのいずれか1項記載の工作機械。
  7. 前記検出装置(26)は、前記基準位置(PR)を検出するために、前記ストリッパ(25)に取り付けられたセンサを有する、請求項1からまでのいずれか1項記載の工作機械。
  8. 板状のワークピース(4)打抜き加工する工作機械(1)においてワークピース部分(4b)を押し出す方法において、
    前記ワークピース(4)から前記ワークピース部分(4b)を切り離すために行程軸線(15)に沿って打抜きパンチ(9)と打抜きダイ(11)とを互いに相対的に動かし、該打抜きパンチ(9)を用いた前記ワークピース(4)の打抜き中、押さえ(24)に取り付けられたストリッパ(25)を前記ワークピース(4)の上面(4a)に当接させ、
    前記ストリッパ(25)が前記ワークピース(4)の上面(4a)に当接している行程軸線(15)に沿った前記押さえ(24)の基準位置(PR)を検出し、
    前記基準位置(PR)から所定の間隔置いて前記ストリッパ(25)を位置決めし、この場合、前記所定の間隔は、前記ワークピース(4)の厚さをdとすると、0×d〜1.0×dの範囲であり、
    切り離されたワークピース部分(4)を押し出す方法であって、
    前記押さえ(24)と前記打抜きパンチ(9)とを、前記ワークピース(4)の上面からの前記ストリッパ(25)の持ち上げ時に運動連結し、
    前記運動連結の開始を、前記行程軸線(15)に沿った前記押さえ(24)の位置(P)と前記打抜きパンチ(9)の位置(S)との比較により検出することを特徴とする、ワークピース部分を押し出す方法。
  9. 前記間隔を前記ワークピース(4)の厚さ基づいて規定する、請求項記載の方法。
  10. 前記間隔は、前記ワークピース(4)の厚さ(d)の分(d/2)に相当するか、又は前記ワークピース(4)の厚さ(d)の半分(d/2)よりも大きい、請求項記載の方法。
  11. 前記押さえ(24)は、非作動位置で前記打抜きパンチ(9)の下縁(9b)と前記ストリッパ(25)の下縁(25a)とが互いに面一になるようにするプリロード装置(32)を介して前記打抜きパンチ(9)に結合されており、前記打抜きパンチ(9)を前記ワークピース(4)の上面(4a)に載置したときに打抜き工具(12)の駆動ユニット(13)に及ぼされる力の作用により、前記押さえ(24)の基準位置(PR)を検出する、請求項から10までのいずれか1項記載の方法。
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