JPH07101976B2 - 平打巻き鉄心 - Google Patents

平打巻き鉄心

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JPH07101976B2
JPH07101976B2 JP60504703A JP50470385A JPH07101976B2 JP H07101976 B2 JPH07101976 B2 JP H07101976B2 JP 60504703 A JP60504703 A JP 60504703A JP 50470385 A JP50470385 A JP 50470385A JP H07101976 B2 JPH07101976 B2 JP H07101976B2
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フリツチエ,ハロルド・レン
ウイーデマン,グスタブ・フレドリツク
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/12Stationary parts of the magnetic circuit
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K15/00Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines
    • H02K15/02Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies
    • H02K15/024Methods or apparatus specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining or repairing of dynamo-electric machines of stator or rotor bodies with slots
    • H02K15/026Wound cores
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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    • H02K2201/06Magnetic cores, or permanent magnets characterised by their skew

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 関連出願 この出願は、この出願と同時に出願されて、こゝで引用
する同じ譲受人に譲渡された下記の出願と関係を有す
る。
(1)出願通し番号第(GEドケット03−AM−5760)、発
明者ジェームスL.キング、名称「切取り条片、回転電気
機械、鉄心、この鉄心を形成する方法、不動集成体及び
不動集成体を組立てる方法」 (2)出願通し番号第(GEドケット03−AO−5804)、発
明者グスターブF.ビーデマン、名称「縁巻き鉄心を形成
する装置と方法」 発明の分野 この発明は全般的に回転電気機械、特に、回転電気機械
用の鉄心に螺旋形に巻く為の切取り条片(lanced stri
p)、回転電気機械に対する平打巻き鉄心、この平打巻
き鉄心を形成する方法と装置に関する。
発明の背景 従来、回転電気機械に使うのに適した平打巻き鉄心を形
成する為に種々のいろいろな装置及び方法が用いられて
きた。例えば、平打巻き鉄心を形成する従来のある装置
及び方法では、例えばポンチ・プレス又は多重ダイ等の
様な手段が、全体的に薄い強磁性材料の連続的な条片を
所望の形に切取る様に間欠的に作用し、こうして切取ら
れた連続的な条片を切取り手段から巻装装置等の様な手
段へ間欠的に供給する。この巻装装置も、切取られた連
続的な条片を全体的にその縁に沿って複数個の全体的に
螺旋形の巻回部に変形して、平打巻き鉄心を形成する様
に間欠的に作用し得る。上に述べた少なくとも若干の装
置では、ポンチ・プレスが連続的な条片を切取る様に間
欠的に作用する時は、巻装装置が遊んでおり、逆に、巻
装装置がそれに対して供給された連続的な条片を全体的
に縁に沿って変形する様に間欠的に作用している時は、
ポンチ・プレスが遊んでいた。平打巻き鉄心を形成する
上に述べた装置が、多くの目立った特徴を持つことは疑
いないが、その不利な又は望ましくない特徴の少なくと
も1つは、従来のこういう装置のポンチ・プレス及び巻
装装置が交代的に動作すること又は遊ぶことにより、こ
ういう従来の装置の生産能力が不必要に制限されていた
ことである。
更に、上に述べた従来の装置で用いられるある変形装置
の間欠動作の間、こういう従来の変形装置の1対の捕捉
要素が、各々の条片の向い合った1対の縁の間で、切取
った連続的な条片の1対の向い合う面を捕捉し、その
後、捕捉要素が一緒に予め選ばれた円弧にわたって揺動
し、連続的な条片の一部分を協働する変形ダイ等の中に
引張り込み、この条片部分を縁に沿って変形する。即
ち、全体的にその向い合った縁の方向に半径方向に変形
する。捕捉要素が予め選ばれた円弧にわたって揺動する
毎に、その後、捕捉要素は連続的な条片の向い合った面
との捕捉係合を解放する様に作動され、その後捕捉要素
が一緒にもとの位置まで予め選ばれた円弧にわたって逆
に揺動し、そこで連続的な条片の向い合った面と再び捕
捉係合する。勿論、捕捉要素が予め選ばれた円弧にわた
って上に述べた様に揺動する結果、連続的な条片の各部
分が変形ダイの中に間欠的に引張り込まれて、上に述べ
た様に変形した螺旋形巻回部を作り、これから平打巻き
鉄心を形成するが、捕捉要素のこの揺動は、前に述べた
様に、ポンチ・プレスが遊んでいる時に行なわれると考
えられる。連続的な条片を変形ダイの中に間欠的に引張
り込む様に作用し得る上に述べた従来の変形装置が、多
くの目立った特徴を持つことは疑いないが、その少なく
とも1つの不利な又は望ましくない特徴は、捕捉要素が
揺動によって回転する時に、連続的な条片の一部分だけ
が間欠的に変形することにより、この様な従来の変形装
置の生産容量が不必要に制限されていることである。
従来の別の装置では、回転要素に設けられた複数個のピ
ンが、連続的な条片に切込まれた複数個の歯の間に駆動
係合する様に前進方向に可動であって、連続的な条片を
変形ダイの中に駆動し又は押込んで、それから平打巻き
鉄心を形成する為の前述の変形した螺旋形巻回部を作
る。この場合、条片の向い合った縁が、連続的な条片を
螺旋形巻回部に変形する間、変形ダイと回転要素の一部
分との間に係合する。勿論、連続的な条片を螺旋形巻回
部に変形した時、回転要素のピンは、連続的な条片から
離脱した位置に向って、後退方向に可動である。往復動
可能なピンを持っていて、条片に係合して、該条片を変
形ダイの中に駆動する回転要素を用いた従来のこういう
形式の装置が、多くの目立った特徴を持つことは疑いな
いが、その少なくとも1つの不利な又は望ましくない特
徴は、往復動するピンの疲労に対して調節が出来ないこ
と、又はピッチが異なる様に切込まれた歯を持つか或い
は寸法の異なるヨーク部分を持つ連続的な条片に合せて
調節可能でない為に、1種類の鉄心しか製造することが
出来ないことであると考えられる。更に、この様な往復
動可能なピンを用いる従来の装置の別の不利な特徴又は
望ましくない特徴は、鉄心に平打巻きにする連続的な条
片に相異なる強磁性材料を使った場合に起こる種々の異
なる大きさのスプリングバック(spring−back)を補償
する様な調節能力がないことであると考えられる。
この様な従来の平打巻き鉄心を形成する場合、全体的に
薄い強磁性材料の切取り条片を複数個の全体的に螺旋形
の巻回部に平打巻き又は変形し、この螺旋形巻回部を全
体的に軸方向に積重ねに積上げて、この積重ねが予め選
ばれた高さ又は長さを持つ様にする。上に述べた従来の
幾つかの切取り条片は、横方向が、全体的に平行な1対
の向い合った縁によって限定されており、条片には相隔
たる複数個の歯が全体的にその長さに沿って形成されて
いて、各々の歯の先端が切取り条片の向い合った縁の内
の一方、即ち、歯先端縁によって限定されている。切取
り条片の向い合った縁の内の他方がヨーク部分の一部分
を構成し、このヨーク部分は全体的に長さ方向に伸びて
いて、それから歯が全体的に横方向に伸びており、隣合
った歯とヨーク部分の間の条片には、複数個の巻線受入
れスロットが設けられる。各々のスロットは閉端をヨー
ク部分に持っており、この閉端は、前述の他方の縁と全
体的に平行に、又は切取り条片のヨーク部分の縁と平行
に、隣合った歯の間を伸びていて、平坦な底のスロット
を構成し、各スロットの開放端が隣合った歯の先端の間
で、切取り条片の前記一方の縁と交差する。
上に述べた平坦な底を持つスロットが切取り条片に設け
られた時、全体的に前記一方の縁とスロットの閉端の間
を伸びる切取り条片のヨーク部分に複数個のセグメント
が設けられる。このセグメントは全体的に一様な断面積
を持っている。勿論、切取り条片のヨーク部分に設けら
れたセグメントの全体的に一様な断面積は、平打巻き鉄
心を形成する際、螺旋形巻回部となる様に切取り条片を
縁に沿って螺旋形に巻く時、この切取り条片の前述の縁
に沿った螺旋形の変形をよくする様に作用する。これ
は、この様な平打巻きがヨーク部分のセグメントに小さ
な単位変形を必要とし、これが、その一様な断面積にわ
たって、ヨーク部分のセグメントを曲げて引伸ばすこ
と、即ち応力をかけることによって達成されるからであ
る。切取って平打巻きした条片の螺旋形巻回部を全体的
に軸方向の積重ねに積上げて、前述の様に平打巻き鉄心
の夫々1つを構成した時、切取り条片の歯が鉄心の向い
合った1対の端面の間で、全体的に軸方向の列を形成す
る様に配置され、歯の先端が向い合った端面と交差する
中孔の一部分を構成し、条片の平坦な底を持つスロット
も全体的に軸方向の列を形成する様に配置されて、鉄心
の向い合った端面と交差する。
上に述べた様な平坦な底のスロットを持つ従来の平打巻
き鉄心は、多くの目立った特徴を持つことは疑いない
が、その少なくとも1つの不利な又は望ましくない特徴
は、巻線のコイルをこの様な平坦な底を持つスロット内
に配置して、こういうスロットを所望の通りにコイルで
充填するのが困難であることであると思われる。例え
ば、全般的に、隣合った対の歯と、その間に配置される
平坦な底を持つスロットの閉端との接続部では、平坦な
底を持つスロットに1対の向い合う隅部分が形成され
る。巻線コイルの丸い絶縁マグネット・ワイヤを平坦な
底を持つスロットの中に配置した時、この様な巻線コイ
ルの丸いワイヤは、平坦な底を持つスロットの隅部分か
ら全体的にその中心に向って動く傾向があると考えられ
る。言換えれば、巻線コイルの丸いワイヤが平坦な底を
持つスロットの隅部分を充填せず、こうして底に空所を
作るが、勿論これは平坦な底を持つスロットを巻線コイ
ルで所望の通りに又は設計通りに充填する妨げになる。
巻線コイルの丸いワイヤを用いて、平坦な底を持つスロ
ットを所望の通りに又は設計通りに充填する為には、別
の製造工程が必要である。即ち、巻線コイルの丸いワイ
ヤを平坦な底を持つスロットの向い合った隅部分に押戻
す巻線押戻し作業が必要であると考えられる。勿論、巻
線コイルに対するこの余分な押戻し作業は、この押戻し
作業を行なう為に、余分の装置及び労力に対する余分な
費用を必要とするから、不利な又は望ましくない特徴で
あると考えられる。
平打巻き鉄心を形成するのに使われた従来の別の切取り
条片では、切取り条片の向い合った縁の一方がヨーク部
分を限定し、切取り条片の歯が全体的にヨーク部分から
横方向に伸びていて、各々の歯の先端が条片の他方の縁
で終端する。隣合った歯の間にある切取り条片のスロッ
トが開放端を持ち、この開放端が、隣合った歯の先端の
間で条片の他方の縁と交差する。スロットの閉端が隣合
った歯の間でヨーク部分に設けられていて、全体的に弓
形又は丸くした形を持ち、こうして丸底スロットを構成
する。切取り条片にこの様な丸底スロットを設けた時、
切取り条片には、全体的に前記一方の縁又はヨーク部分
側の縁と丸底スロットの閉端との間で複数個のセグメン
トが設けられるが、こういうセグメントの断面積は一様
ではない。従って、平打巻き鉄心を形成する為の螺旋形
巻回部となる様に縁に沿って巻く為に、前述の様に切取
り条片を縁に沿って変形する時、1つの不利な又は望ま
しくない特徴として、切取り条片のヨーク部分にあるセ
グメントの断面積が一様でない為に、切取り条片を縁に
沿って変形する為に一層大きな力が必要になると考えら
れる。言換えれば、こういうセグメントを曲げて伸ばす
こと、即ち応力をかけることによって達成されるヨーク
部分のセグメントに於ける単位変形は、一様でない断面
積では、この断面積が一様な場合よりも一層大きくな
る。同じ様な不利な又は望ましくない特徴は、上に述べ
た様な丸底スロットを持つ切取り条片の変形を行なう為
に、上に述べた一層大きな力に見合った一層大きな応力
が切取り条片のヨーク部分にあるセグメントの一様でな
い断面積に加えられることであると思われる。即ち、縁
に沿って変形する際に切取り条片に加えられる応力が大
きければ大きい程、縁に沿って変形して後の切取り条片
のスプリングバックが一層大きくなると考えられ、その
結果、切取り条片の積上げた螺旋形巻回部が予め選ばれ
た軸方向の積重ねの高さな達して平打巻き鉄心を形成し
て時、条片の各部分の許容公差又は相互の位置の制御作
用が悪くなると考えられる。
発明の要約 この発明の幾つかの目的を挙げると、従来技術について
上に述べた様な不利な又は望ましくない特徴並びにその
他の欠点を少なくとも部分的に解決する様な、改良され
た切取り条片、改良された平打巻き鉄心、平打巻き鉄心
を形成する改良された方法及び改良された装置を提供す
ること、全体的に薄い強磁性材料の条片材料に間欠的に
切込んで、所望の条片の形を持つ少なくとも1つの連続
的な切取り条片を作り、この連続的な切取り条片を全体
的にその縁に沿って連続的に巻き又は変形して複数個の
全体的に螺旋形巻回部を作り、こうして平打巻き鉄心を
形成する改良された装置及び方法を提供すること、連続
的な切取り条片を螺旋形巻回部に連続的に変形すること
が、連続的な切取り条片の切込みが行なわれる間欠的な
速度と相関する可変の速度で行なわれる様な改良された
装置及び方法を提供すること、連続的な切取り条片の間
欠的な切込み及び連続的な変形が、別々の作業部で行な
われ、別々の作業部の間に予定の形で連続的な切取り条
片のループ部分を設定する様な改良された装置及び方法
を提供すること、予定の形で設定されループ部分の寸法
を感知して、連続的な切取り条片を別々の作業部の一方
で連続的に変形する時の可変の速度を、連続的な切取り
条片を別々の作業部の他方で切込む間欠的な速度に対し
て制御する様な改良された装置及び方法を提供するこ
と、連続的な切取り条片を連続的に変形させる一方の作
業部の中に、連続的な切取り条片を連続的に引張り込む
改良された装置及び方法を提供すること、連続的な切取
り条片の長さに沿った面間の厚さの変動を決定し、それ
を加算して、平打巻き鉄心の積重ねの高さを、それに対
する予め選ばれた積重ねの高さの予定の限界内に正確に
保つ様な改良された装置と方法を提供すること、連続的
な切取り条片の連続的に変形される螺旋形巻回部を監視
して、夫々の平打巻き鉄心の予め選ばれた積重ねの高さ
になるまで螺旋形巻回部が積上げられた時、予め選ばれ
た感知位置で切断する様な改良された装置及び方法を提
供すること、切取り条片の複数個の丸底スロットの閉端
と条片の向い合った縁の一方との間にある切取り条片の
ヨーク部分に全体的に一様な断面積を持つ複数個の弓形
セグメントを設けた、改良された鉄心及び切取り条片を
提供すること、切取り条片の一方の縁に全体的に切取り
条片の丸底スロットの閉端と対応する弓形を設けて、弓
形セグメントを構成した、改良された鉄心及び切取り条
片を提供すること、鉄心を形成する様に縁に沿って変形
する時、切取り条片のヨーク部分の弓形セグメントの一
様な断面積にわたって小さな一様な変形か行なわれる様
にして、この縁に沿った変形を行なうのに必要な力を最
小限に抑えると共に、縁に沿った変形によって切取り条
片に入り込む応力を最小限に抑える様にして、改良され
た鉄心及び切取り条片を提供すること、切取り条片の前
記一方の縁の弓形が、相互に、並びにヨーク部分から全
体的に横方向に伸びる、切取り条片に設けられた複数個
の歯のピッチ軸線と交差する様な改良された鉄心及び切
取り条片を提供することである。この発明の上記並びに
その他の目的及び有利な特徴は、一部分は明らかであろ
うし、一部分は以下の説明から明らかになる。
一般的に、この発明の1形式では、全体的に薄い強磁性
材料の連続的な条片から、少なくとも1つの巻装部で平
打巻き鉄心を連続的に形成する方法を提供する。この方
法では、連続的な条片を少なくとも1つの巻装部に供給
し、少なくとも1つの巻装部に供給する時の連続的な条
片に、予定の形でループ部分を形成する。少なくとも1
つの巻装部を連続的に運転して、それに対して供給され
た連続的な条片から夫々の平打巻き鉄心を連続的に形成
する。少なくとも1つの巻装部を連続的に運転する速度
を、少なくとも1つの巻装部に供給される時の連続的に
条片に予定の形で形成されるループ部分の寸法の増減に
対して変更する。
更にこの発明の1形式では、一般的に、少なくとも1つ
の巻装部に一緒に回転する様にした1対の回転自在の手
段及び変形工具を設けて、連続的な条片の長さ方向に少
なくとも部分的に伸びる1対の向い合った縁の間に配置
される1対の向い合った面を持つ全体的に薄い強磁性材
料の連続的な条片から、少なくとも1つの巻装部で平打
巻き鉄心を連続的に形成する方法を提供する。この方法
では、連続的な条片の向い合った面を回転自在の手段の
間に捕捉し、こうして連続的な条片を、回転自在の手段
が一緒に回転する時、少なくとも1つの巻装部の少なく
とも一部分の中に引張り込む。連続的な条片の少なくと
も向い合った縁が、連続的な条片が少なくとも1つの巻
装部の少なくとも一部分の中に引張り込まれる際、一方
の回転自在の手段の一部分と変形工具との間に局限さ
れ、この為、連続的な条片が全体的に複数個の螺旋形の
形に全体的にその縁に沿って連続的に変形される。
更に一般的に云うと、この発明の1形式では、強磁性材
料の全体的に薄い条片から作業部で平打巻き鉄心を連続
的に形成する方法を提供する。この作業部は複数個の位
置の間で可動の抜取アーバを含んでいる。この方法を実
施する時、1つの作業部で、連続的な条片が複数個の螺
旋形巻回部となる様に全体的に縁に沿って変形され、螺
旋形巻回部が、1つの位置にある抜取アーバの周りの軸
方向の積重ねとして受入れられ、このアーバの上で夫々
1つの平打巻き鉄心を形成する。形成された夫々1つの
平打巻き鉄心を持つ抜取アーバを該抜取アーバの前記1
つの位置から別の位置に向けて移動し、抜取アーバが前
記1つの位置及び別の位置の間を移動する際、形成され
た夫々1つの平打巻き鉄心が抜取アーバから抜取られ
る。
更に一般的に云うと、この発明の1形式では、その長さ
に沿って可変の厚さを持つ強磁性材料の連続的な条片か
ら、少なくとも1つの作業部で平打巻き鉄心を連続的に
形成する方法を提供する。この方法では、連続的な条片
が少なくとも1つの作業部に供給され、それに対して供
給された連続的な条片から、少なくとも1つの作業部
で、平打巻き鉄心の連続的な形成が行なわれる。平打巻
き鉄心を形成する間、連続的な条片の長さに沿った厚さ
を測定し、少なくとも若干の厚さ測定値を加算する。加
算した厚さ測定値を、少なくとも1つの作業部で形成さ
れる各々の平打巻き鉄心に対する予め選ばれた積重ねの
高さに対応する予定の値と比較し、巻装部でそれを形成
する間、各々の平打巻き鉄心の予め選ばれた積重ねの高
さに達した時、連続的な条片を切断する。
一般的に云うと、この発明の1形式では、全体的に薄い
強磁性材料の少なくとも1つの連続的な条片から平打巻
き鉄心を形成する装置を提供する。この装置では、少な
くとも1つの連続的な条片に切込む様に一般的に間欠的
な速度で作用し得る手段が、間欠的な速度で動作する様
に切込み手段を連続的に駆動する手段、及び全体的に少
なくとも1つの連続的な条片を切込み手段を通して送る
と共に、切込み手段の間欠的な動作速度でそれから送出
す様に全体的に作用し得る手段を含んでいる。切込み手
段から間欠的な速度で供給される少なくとも1つの連続
的な条片を受取る様に配置された手段が、少なくとも1
つの連続的な条片を全体的に縁に沿って複数個の全体的
に螺旋形の巻回部に変形する様に連続的に作用すること
が出来、可変駆動手段が連続的に駆動する手段によって
駆動される様に且つ変形する手段を駆動する様に配置さ
れていて、少なくとも1つの連続的な条片が供給される
間欠的な速度に対して、変形手段の連続的な動作を相関
させる様な可変の速度で変形手段の連続的な動作を行な
わせる。
更に一般的に云うと、この発明の1形式では、少なくと
も条片の長さ方向の一部分で1対の向い合った縁の間に
ある1対向い合った面を持つ強磁性材料の少なくとも1
つの連続的な条片から、平打巻き鉄心を連続的に形成す
る装置を提供する。この装置では、少なくとも1つの連
続的な条片の向い合った面と捕捉係合する様に配置され
た1対の回転自在の手段が、条片を装置の少なくとも一
部分の中に連続的に引張り込む様に全体的に一緒に作用
することが出来、そして少なくとも1つの連続的な条片
の少なくとも向い合った縁を収容する様に一方の回転自
在の手段に付設された手段が、回転自在の手段が一緒に
動作することに応答して、少なくとも1つの連続的な条
片を全体的にその縁に沿って複数個の全体的に螺旋形の
巻回部に連続的に変形する様に全般的に作用し得る。
更に一般的に云うと、この発明の1形式では、全体的に
薄い強磁性材料の連続的な条片から平打巻き鉄心を連続
的に形成する装置を提供する。この装置は、連続的な条
片を全体的にその縁に沿って複数個の螺旋形巻回部に変
形する手段を持っており、別の受取り手段が少なくとも
1対の位置の間で可動であって、一般的に一方の位置で
は、螺旋形巻回部を全体的に軸方向の積重ねとして受取
る様に作用して得る。少なくとも一部分が、変形手段及
び受取り手段の間に配置されている切断手段が、少なく
とも一般的に受取り手段の上にある螺旋形巻回部の軸方
向の積重ねが予め選ばれた積重ねの高さに達した時に、
螺旋形巻回部の夫々1つを切断し、こうして夫々1つの
平打巻き鉄心を形成する。受取り手段を前記1つの位置
から別の位置へ向けて移動させる様に全般的に作用する
手段を設け、受取り手段に付設した手段が、それによっ
て作動可能であって、受取り手段の前記1つの位置から
別の位置への移動時に夫々1つの平打巻き鉄心をその上
に支持する。抜取り支持手段に付設された手段が、該手
段から夫々1つの平打巻き鉄心を変位させる。この変位
手段によって抜取り支持手段から変位させられた夫々1
つの平打巻き鉄心を受取って、夫々1つの平打巻き鉄心
を装置から運び出す様に全般的に作用する手段が設けら
れる。
更に一般的に云うと、この発明の1形式では、その長さ
に沿って可変の厚さを持つ強磁性材料の少なくとも1つ
の連続的な条片から平打巻き鉄心を連続的に形成する装
置を提供する。この装置では、少なくとも1つの連続的
な条片を受取る様に配置された手段が、一般的に少なく
とも1つの連続的な条片を全般的にその縁に沿って複数
個の全体的に螺旋形の巻回部に変形する様に作用するこ
とが出来、この変形手段に付設された積上げ手段が、連
続的な条片の変形させた螺旋形巻回部を受取り、それを
全体的に軸方向の積重ねとして積上げる。全般的に少な
くとも1つの連続的な条片のその長さに沿った厚さを測
定する様に作用する手段が設けられ、この測定手段に付
設された手段が、全般的に少なくとも若干の厚さ測定値
を加算し、厚さ測定値の和を、積上げ手段にある変形さ
せた螺旋形巻回部の軸方向の積重ねに対して予め選ばれ
た積重ねの高さに対応する予定の値と比較する様に作用
し得る。この加算比較手段に応答する手段が、積上げ手
段にある変形させた螺旋形巻回部の軸方向の積重ねが少
なくとも全般的に予め選ばれた積重ねの高さに達した
時、変形手段と積上げ手段との間にある1つの変形させ
た螺旋形巻回部を切断する様に作用し得る。
全般的に云うと、この発明の1形式では、切取り条片が
回転電気機械に対する鉄心になる様に平打巻きされる様
になっていて、切取り条片は全体的にその長さ方向に伸
びる連続的なヨーク部分を持っている。切取り条片の複
数個の歯が、それに対する複数個のピッチ軸線と全体的
に整合していて、夫々ヨーク部分から全体的に横方向に
伸びる。複数個のスロットが切取り条片の中を伸びてい
て、少なくとも一部分は、隣合った歯の間に配置されて
いる。ヨーク部分が、全体的に弓形の内側及び外側の縁
の複数個の組を持ち、この組の弓形の内側の縁が隣接し
た歯の間を伸びていて、スロットの閉端を限定し、前記
組の隣接した弓形の外側の縁が夫々歯のピッチ軸線で互
いに交差する。
更に一般的に云うと、この発明の1形式では、回転電気
機械に対する平打巻き鉄心が全体的に薄い強磁性材料の
切取り条片を持っている。この切取り条片は全体的に弓
形の向い合った縁の複数個の組を持ち、切取り条片を縁
に沿って螺旋形に鉄心に巻き、全体的に弓形の向い合っ
た縁が、鉄心を通る軸方向の列を形成する様に全体的に
整合する様にする。全体的に弓形の向い合った縁の組の
一方が、鉄心の周りの周面を限定し、この一方の全体的
に弓形の向い合った縁は隣合った縁が互いに交差する。
切取り条片にある複数個の歯が、全体的に弓形の向い合
った縁の他方の間に介在配置されていて、歯は予め選ば
れたピッチ軸線と全体的に整合すると共に、鉄心を通る
軸方向の列を形成する様になっており、全体的に軸方向
の中孔の一部分をその中に限定し、歯のピッチ軸線と、
全体的に弓形の向い合った縁の内の前記一方の隣接した
縁の間の交差部とが夫々一致している。
更に一般的に云うと、この発明の1形式では、全体的に
に薄い強磁性材料の切取り条片から平打巻き鉄心を形成
する方法を提供する。切取り条片が連続的なヨーク部
分、該ヨーク部分から予め選ばれたピッチ軸線に沿って
伸びる複数個の歯、隣合った歯の間にある複数個のスロ
ット、及び前記ヨーク部分にある全体的に弓形の内側及
び外側の縁の複数個の組を持っており、弓形の内側の縁
がスロットの一部分を限定し、隣接する弓形の外側の縁
が夫々歯のピッチ軸線の所で互いに交差する。この方法
を実施する時、切取り条片が複数個の螺旋形巻回部とな
る様に変形され、変形された切取り条片の歯及びヨーク
部分の弓形の外側の縁が、夫々螺旋形巻回部の半径方向
内側及び外側に配置される。螺旋形巻回部が全体的に環
状の積重ねとして積上げられる。少なくとも歯と、隣接
する弓形の外側の縁の間の交差部とは、全体的に螺旋形
巻回部の環状の積重ねを横切る軸方向の列を形成する様
に配置されており、こうして歯と隣接する弓形の外側の
縁の間の交差部とが、夫々歯のピッチ軸線上で、互いに
全体的に半径方向に整合している。
図面の簡単な説明 第1図はこの発明の1形式で平打巻き鉄心を連続的に形
成する方法で実施し得る考えを例示した、この発明の1
形式の平打巻き鉄心を連続的に形成する装置の側面図で
ある。
第1A図は第1図の装置の巻装機速度制御装置とやはり第
1図に示したあるセンサを含む回路を示す回路図であ
る。
第2図は、装置の作業部で、強磁性材料の条片材料を何
れも予め選ばれた形を持つ2枚の連続的な条片に分割す
るのに関係する切抜き工程を示す部分的な平面図であ
る。
第3図は条片の厚さを感知する手段を含んでいて、条片
材料の一部分を打抜いて2枚の連続的な条片に分割する
第1図の装置のある細部を示す部分的な略図並びに部分
的な断面図であると共に、感知手段によって制御される
電気回路及び空気圧回路をも示している。
第4図は第1図の装置の部分拡大側面図で、装置の巻装
手段を示しており、図面を見易くする為に、その一部分
を破断してある。
第5図は第4図の装置の部分的な平面図で、図面を見易
くする為に一部分を破断してある。
第6図は2枚の条片の夫々の巻装手段に対する移動経路
並びに連続的な条片を巻く方向を示す略図である。
第7図は第5図の線7−7で切った断面図である。
第8図は第7図の線8−8で切った断面図である。
第9図は第7図の部分拡大図である。
第10図は第5図の線10−10で切った部分断面図で、図面
を見易く為に一部分を破断してある。
第11図は第5図の部分拡大図で、図面を見易く為に一部
分を破断してある。
第12図は第1図の装置の条片案内部の平面図である。
第13図は第11図の線13−13で切った部分拡大断面図であ
る。
第14図は第7図の線14−14で切った部分拡大断面図であ
る。
第15図は第5図の線15−15で切った部分拡大断面図であ
り、図面を見易く為に一部分を破断してある。
第16図は第15図の部分拡大図で、一部分を破断し、一部
分を断面で示してある。
第17図は回転電気機械に使う為のこの発明に従って形成
された平打巻き鉄心の端面図で、鉄心の巻いたままの典
型的な状態を示してあり、鉄心の隣合う螺旋形巻回部の
歯及びスロットが角度方向に変位している。
第18図は第7図の平打巻き鉄心の側面図である。
第19図は第17図と同様な平面図であるが、螺旋形巻回部
の歯及びスロットを整合させる作業をした後の平打巻き
鉄心を示す。
第20図は第19図の平打巻き鉄心の側面図である。
第21図は第5図と同様な部分平面図であるが、この発明
の1形式で平打巻き鉄心を連続的に形成する別の装置を
示しており、この発明の1形式で平打巻き鉄心を連続的
に形成する別の方法を実施するのに用いられる考えを示
している。
第22図は第21図に示した別の装置の部分側面図で、別個
の巻装手段を示す。
第23図は第22図に示したあるセンサを含む回路及び前記
別の装置の別個の巻装手段に対する別個の速度制御装置
を示す回路図である。
第24図はこの発明の1形式の平打巻き鉄心を示す平面図
であり、この鉄心を形成するもとの切取り条片がこの鉄
心から伸びた状態を示してあり、それを鉄心の平打巻き
する前のこの発明の1形式の切取り条片の構成を示して
いる。
第25図は第24図の鉄心の部分側面図である。
第26図は第4図に示した切取り条片を鉄心に形成する前
の部分拡大図である。
第27図は第24図に示した切取り条片を鉄心に形成した後
の部分拡大図である。
第28図は第24図の平打巻き鉄心の平面図であり、それを
形成する最初の段階を示す。
第29図は第28図の平打巻き鉄心の最初の形成段階に於け
る側面図である。
第30図はこの発明の1形式の別の切取り条片を鉄心に形
成する前の部分図である。
第31図は第30図の別の切取り条片を鉄心に形成した後の
状態を示す部分図である。
図面全体にわたり、同じ部分には対応する参照記号を用
いている。
以下に述べる例は、この発明の1形式の好ましい実施例
を示すものであるが、この例がこの発明の範囲又は、そ
の開示内容を何等制約するものと解してはならない。
好ましい実施例の説明 図面を参照して、特に第1図を見れば、全体を1で示す
作業部を持つこの発明の1形式の装置が示されている。
作業部で、金属条片材料3が作用を受けて、何れも平打
巻き鉄心を構成する螺旋に平打巻きされる予め選ばれた
形を持つ複数個の個別の条片に分割され又は切取られ
る。特に、条片材料3は回転電気機械の鉄心、例えば電
動機の固定子又は回転子鉄心を作るのに適した強磁性材
料の全体的に薄い条片である。図示の様に、条片材料3
が5A,5B(第2図、第5図及び第6図参照)と記した対
の様な、複数個の連続的な条片又は切取り条片に分割又
は切取られる。これらの連続的な条片は同一であり、何
れも、ヨーク又はヨーク部分等の様に、条片に対して縦
方向又は長さ方向に伸びる連続的な帯と呼ぶことが出来
るもの、及びこの帯の片側から全体的に横方向外向きに
伸びる一連の歯9を持ち、隣合った歯の間に一連のスロ
ット11がある。各々の条片の歯9は強磁性材料の無駄を
少なくする為に、隣の条片のスロット11の領域の材料を
使う。歯が隣の条片のスロットに入り込む。図示の様
に、各々の条片を電動機に対する固定子鉄心C(第4
図、第7図、第9図及び第17図乃至第20図参照)に平打
巻きされ、条片の帯7が鉄心のヨーク又はヨーク部分を
形成し、歯9がヨークから半径方向内向きに伸びてい
る。第19図及び第20図に示す完成された状態の鉄心で
は、条片の隣接した螺旋形巻回部の歯9が整合し、スロ
ット11も整合し、この為、鉄心は巻線(図に示してな
い)を受入れる為の普通のコイル用スロット11を持つ。
切取り条片5A,5B及び/又はそれから平打巻きした鉄心
2の形について更に詳しいことを知りたければ、係属中
の米国特許出願通し番号第(GEドケット番号03−AM−57
60)を参照されたい。
第1図の13に条片材料3の供給源(コイル)が示されて
おり、この条片材料がこの供給源から装置の作業部1へ
間欠的に増分的に供給され、相次ぐ供給サイクルの間に
滞留時間をおく。作業部1では、条片材料3が作用を受
けて連続的な条片5A,5Bに分割され、これがそれに対し
て条片材料が供給されるのに伴なって、作業部から間欠
的に送出され、連続的な条片がその後互いに分離され
て、例えば全体を15A,15Bに示す1対の巻装部の様な複
数個の他の作業部へ通過する。各々の条片5A,5Bは、夫
々の巻装部で螺旋となる様に全般的に縁に沿って連続的
に巻かれるが、これは後で詳しく説明する。
この発明の一面では、作業部1と巻装部15A,15Bとの間
に、第1図、第1A図及び第4図の17に示す様に、条片5
A,5Bのループ部分が設けられる。ループ部分17は、相次
ぐ間欠的な供給サイクルの間の条片材料3の各々の滞留
時間の間(条片材料と、ループ部分より直ぐ上流側にあ
って、それと通じている連続的な条片の最初の部分が不
動である時)、並びにこの供給サイクルの間(条片材料
と連続的な条片の前に述べた部分が移動している時)
も、連続的な条片の連続的な巻装が出来る様に、ループ
部分から巻装部15A,15Bに連続的な条片5A,5Bの連続的な
供給が出来る様にしている。この為、ループ部分17は条
片材料3の間欠的な供給を、巻装部15A,15Bに対する条
片5A,5Bの連続的な供給に切換えることが出来る様にす
る。後で判るが、各々の条片が作業部1からループ部分
17に送込まれる速度に対し、巻装部15A,15Bで各々の条
片5A,5Bが巻かれる速度は、ループ部分の寸法の増減に
よって変化して、作業部からループ部分への間欠的な供
給から、ループ部分から夫々の巻装部への条片の連続的
な供給へ切換える為に、各々の条片のループ部分を維持
する。第1図及び第1A図に示す様に、条片5A,5Bはそれ
らを巻く為に離れる前に、17の所でループになってい
る。
条片材料3を作業部1で歯9及びスロット11を持つ条片
5A,5Bに分割することは、例えば全体を19で示したポン
チ・プレスの様に条片を切取る手段によって行なわれ
る。このポンチ・プレスが第1図では、床Fに立てられ
た枠23に装着されたベッド21を有する。これは、オハイ
オ州のミンスタ・プレス・カンパニイから販売される
「パルサー」プレスの様な市場で入手し得る標準形のプ
レスであってよい。プレス19が、このプレスのベッド21
に取付けられたダイ25を持ち、このダイがその全体を第
2図の27に示した一組の開口を持っていて、一組のポン
チ29(第1図及び第2図参照)を受入れ、プレスの各サ
イクルで条片材料3の一部分を打抜いて、この材料を条
片5A,5Bに切取り又は分割すると共に、その歯9及びス
ロット11を形成する。ポンチ29が垂直方向に往復動し得
るプレス・ヘッド31に支持されており、第1図に破線33
で図式的に示し、且つ連続回転のプレス軸又は連続駆動
手段35によって駆動される普通のプレス機構により、戻
り及び打抜き行程にわたって上下に駆動される。抜取板
又は加圧板37(第3図参照)がプレス・ヘッド31に支持
されていて、ばね39の作用を受け、プレス・ヘッド31が
下降する時、ダイ25上の条片材料3に圧力を加える。条
片材料3が、各々の条片5A,5Bに対する歯9及びスロッ
ト11を形成する為のダイの開口27に適切な増分で、ダイ
25の上に間欠的に供給され、この供給が、例えば第1図
の41に示す間欠的に作動し得る1対の材料供給ロールの
様な供給手段によって行なわれる。ロール41が、第1図
に鎖線43で図式的に示す様に、普通の機構によってプレ
ス軸35から間欠的に駆動される。
第2図に示す様に、事実上、ダイ25が、このダイの上の
条片材料3の供給方向に伸びる一連の6つのダイ区域D1
乃至D6に分割されており、この各々の区域が1つの条件
の歯9の間隔又はピッチの6倍(隣合った歯の間隔の12
倍)に一般的に対応する長さを持っている。然し、歯の
異なるピッチに対応する異なる長さを持つ他のこういう
区域を用いても、この発明の範囲内であり、その少なく
とも若干の目的が達成されると考えられる。供給ロール
41が、この区域の長さ又は歯のピッチの6倍に対応する
割出し長さと呼ぶ長さの条片材料3をダイ25の上に間欠
的に供給する様に作用し、相次ぐ供給サイクルの間に条
片材料の供給の滞留時間がある。歯のピッチの6倍の対
応する割出し長さについて云うと、図面では、この発明
を24個の歯9及び24個のスロット11を持つ鉄心Cを形成
する場合について例示してあることに注意されたい。然
し、他の形並びに異なる数の歯及びスロットを持つ他の
鉄心もこの発明の範囲内で形成することが出来、その少
なくとも若干の目的が達成されると考えられる。この
為、鉄心Cの各々の螺旋形巻回部が24個の歯及び24個の
スロットを持ち、これらが相次ぐ4回の割出し工程で作
られる。勿論、滞留時間の間、ポンチ29を上昇させ、条
片材料3を供給出来る様にする。第1の区域D1では、フ
ィールド・ピン44が条片材料3に孔45を打抜く。第2の
区域D2では、ダイ25は46の示す様なレンズ形開口の配置
を持っており、プレス・ヘッド31が対応する配置のポン
チ47を持っていて、条片材料3に2列のレンズ形開口49
を打抜き、こうしてスロット11の凹の内側の端及び歯9
の先端の全体的に真直ぐな内側の端を形成する。第3及
び第4の区域D3,D4では、ダイ25が開口51の配置を持
ち、プレス・ヘッド31が対応する配置のポンチ53を持っ
ていて、条片材料3の一部分を打抜き、条片の外側の縁
に、外向きに突出する舌片又はランド57の間を伸びるス
カラップ(scallop)55を形成する。第4及び第5の区
域D4,D5では、ダイ25が開口59の配置を持ち、プレス・
ヘッド31が対応する配置のポンチ61を持っていて、対の
レンズ形開口49の間を伸びる幅の狭い横方向の溝孔63を
条片材料3に打抜き、歯9の間の第1の空間63を形成す
る。第5及び第6の区域D5,D6では、ダイ25が開口65の
配置を持ち、プレス・ヘッド31が対応する配置のポンチ
67を持っていて、前に述べた対のレンズ形開口49の間を
伸びる幅に狭い横方向の溝孔69を条片材料3から打抜
き、歯の間の第2の空間69を形成し、こうして条片材料
3を第2図の一番下に示す様に、連続的な条片5A,5Bに
完全に分割又は切離す。上に述べた幾つかの区域で、ポ
ンチ29は全てがプレス・ヘッド31と同時に下降し、その
後上昇して、1割出し長さだけ、材料の供給が出来る様
にプレス19を開く。その動作は、条片材料3が相次ぐ区
域へと割出される時、歯9及びスロット11の形成が段階
的に行なわれ、最後に区域D5及びD6で、条片材料が歯9
及びスロット11を持つ条片5A,5Bに完全に切離される様
になっている。こゝでは条片5A,5Bを材料3から切離す
為にプレス19を示したが、材料の1つの条片を所望の形
に切取る為、又は材料から複数個の条片を切離す為に、
その他の切込み手段又はプレスを用いてもこの発明の範
囲内であり、その少なくとも若干の目的が達成されると
考えられる。
条片材料3の厚さはその長さ方向の部分毎に、又は条片
を切取る基になる材料3のロール毎に変わり得るから、
ダイ上にある条片材料3の厚さを測定する手段(第3図
に全体を71で示す)がダイ25及び抜取板又は加圧板31に
付設されている。測定手段71は、例えばコロラド州のカ
マン・サイアンセズ・コーポレーションから入手し得る
KD−2611−28センサの様な渦電流形のセンサ73を持ち、
これが鋼製の板37に設けたアルミニウム挿着体76と垂直
方向に整合する様に、ダイ25の頂部の開口75内に配置さ
れている。感知手段又はセンサ73が条片材料から横方向
にずれている。加工行程でプレス・ヘッド31が下向きに
駆動され、板37がダイ25上の条片材料3の頂部とばねで
加圧されて係合し、こうしてこの条片材料をダイの上面
の上に押付ける時、センサ73がダイの上面と板の下面の
間のすき間の高さ、従って条片材料3の厚さに関係する
電気信号を発生する。その目的は、平打巻き鉄心Cの軸
方向の厚さを制御することである。この厚さが、後で判
る様に、この装置で形成される平打巻き鉄心の積重ねの
高さを決定する。
供給ロール41によって条片材料3が供給されるのに判な
って、上に述べた打抜き又は切取り動作によって形成さ
れた条片5A,5Bが、ダイ25の出口側の端にある区域D6か
ら、ダイの頂部にある全体的に水平平面内で、同一平面
内のくし形の関係で送出される。条片5A,5Bが各々の供
給サイクルに1割出し長さだけダイ25から間欠的に前進
し、ダイから出た時、条片がループ部分17へと上向きに
撓む。このループ部分は、両方の条片を含む1個の自由
なループであり、これはプレス19の中での条片材料3の
間欠的な供給から巻装部15A,15Bへの条片の連続的な供
給の切換えの為に保たれている。ループ部分17から出る
と、条片5A,5Bが垂直方向に分離され、各々の条片の歯
が他方の条片のスロットから垂直方向に変位し、その後
条片が、第4図の右上に見られる様に、巻装部15A,15B
に対してずれた通路を通り、条片5Bが条片5Aの上側を移
動する。各々の条片は、プレス19内で作られた時と全体
的に同じ平面図にとゞまり、巻装部15,15Aに通過する条
片の少なくとも捩れ及び横方向の撓みを制限し、こうし
て材料の磁気特性に悪影響を及ぼす惧れのある応力及び
歪みを避ける。
巻装部15A,15Bにある複数個の巻装又は変形手段、例え
ば1対の巻装機77A,77Bにより、条片5A,5Bが螺旋又は複
数個の螺旋形巻回部に連続的に平打巻きされる(即ち、
平打巻き鉄心Cに形成される)。夫々の場合、条片は、
作られる鉄心のヨークを形成する帯7を外側にし、歯9
が半径方向内向きに伸びる様にする。巻装機77A,77Bが
全体を79で示す枠構造に取付けられている。枠構造79
は、プレス19の全体的に出口側に支持された上側の水平
板81及び下側の水平板83を有する。巻装機77Aが管状の
スピンドル85(第7図参照)を含む回転自在の手段を有
する。スピンドル85が、枠の上側板81に取付けられ、そ
れから上向きに伸びる管状軸受ブロック89内の軸受87
に、垂直軸線の周りに回転出来る様に軸支されており、
このスピンドルが枠の上側板より下方の下端の近くに円
形フランジ93を有する。環状ヘッド又はリング95がその
下端の近くでフランジ93に固定されていて、スピンドル
の軸線の周りにスピンドル85と共に回転する。このヘッ
ド又はリングが、平坦な水平の環状底面又は捕捉面97を
持っていて、後で判る様に、摩擦駆動輪又は条片5Aの向
い合った面と捕捉係合する捕捉手段として作用するはず
み車の様になっている。条片5Aをその周りに全体的に縁
に沿って曲げて、後で判る様に、それを螺旋に形成する
為の心棒が99に示されている。心棒99はスピンドル軸線
の周りにスピンドル85と共に回転自在であり、スピンド
ルに対して上下に調節自在である。心棒99の上側円筒形
部分101(第9図参照)が駆動輪95の中心開口103の中で
垂直方向に摺動自在であり、心棒の下側部分103は直径
が変化する。更に詳しく云うと、下側部分103は円錐台
の形をしていて、上側円筒形部分101から全体的に下向
きに収斂する円錐面を持っている。心棒99が横ピン105
によって、管状スピンドル85内で垂直方向に摺動自在の
心棒調節軸109の拡大した下端107に固定されている。拡
大部107自体がスピンドル85の拡大下端延長部111の中で
摺動自在であり、この延長部が、心棒をスピンドル85に
キー留めする為の横ピン105を受入れる複数個の垂直方
向の講孔113を持っている。スピンドル85の上端の近く
に歯車115があり、これが後で詳しく説明する駆動列117
(第1図及び第5図参照)によって駆動される。
スピンドル85の下端にある摩擦駆動輪95が、第11図及び
第12図の曲げ又は変形区域Bによって限定された巻装機
77Aの少なくとも一部分の中に条片5Aを引張り込む手段
の一部分を構成する。この変形区域で、条片が、スピン
ドル85、ヘッド95及び心棒99の軸線に対応する曲げ区域
の軸線A(巻装軸線)の周りに縁に沿って曲げられる様
に拘束され、全体的に条片を縁に沿って螺旋に変形させ
る。この条片引込み手段は、駆動輪95の他に、例えば回
転加圧輪119の様な他の回転自在の手段を持っており、
これらはピンチ・ホィールとも呼ぶが、ばね又はばね手
段121(第10図参照)によって条片5Aの向い合った面と
圧接してそれと捕捉係合する様に、更に具体的に云え
ば、条片の帯部分7の圧接する様に偏圧される面又は捕
捉手段を持っており、こうして、条片が軸線Aの周りに
回転する駆動輪95の底面97に接して曲げ区域Bを通る
時、条片と全体的にぴったり係合する様になっている。
ピンチ・ホィール119が軸123にキー留めされてそれと一
緒に回転すると共に、この軸上で軸方向に摺動自在であ
り、軸の端に螺着したピン125の周りに配置されたばね1
21の圧縮力が、ピンの頭127からピンチ・ホィールに対
して上向きに加えられる。軸123が垂直軸受128の中に軸
支されており、ピンチ・ホィール119が、後で説明する
駆動列により、スピンドル85、駆動輪95及び心棒99と共
に確実に駆動される。ピンチ・ホィール119が、第11図
の130に示す区域(これは加圧区域又は捕捉区域と呼ぶ
ことが出来る)にわたり、摩擦駆動輪95の底面97をなめ
るクリーム129を持っている。
条片5Aが曲げ区域Bの中に引込まれると、条片案内又は
変形手段131(特に第7図、第9図、第12図及び第13図
参照)によって心棒99の周りに縁に沿って曲げられる様
に拘束される。この手段は変形又は曲げ案内部又は工具
と呼ぶことも出来るが、その片側に凹部135を形成した
フランジ133を持つ細長い金属ブロックで構成される。
凹部135にある案内部131の曲げ面又は縁137は条片5Aの
向い合った縁と係合し得る。図面では、例として、この
縁が条片のランド57にあるものとして示してあり、曲げ
縁は、条片を全体的にその縁に沿って円又は螺旋形巻回
部として心棒99の周りに曲げる様な形になっている。こ
の曲げは摩擦駆動輪95の底面97の直ぐ下にある水平平面
P(第7図及び第13図参照)内で行なわれるが、これは
曲げ平面又は巻装平面と呼ぶことが出来る。この目的の
為、第12図の137aに示す様に、曲げ縁137はその長さの
最初の部分又は人口部分が真直ぐであり、その後137bに
示す様に、その長さの一部分にわたって弯曲又は弓形に
なる。その曲率は、条片の所要の縁に沿って曲げが行な
われる様になっている。一般的に、出口側の端に於ける
曲げ縁137の部分137bの曲率半径が、完成された平打巻
き鉄心の所望の外側半径に対応する。
曲げ案内部又は工具131は心棒99に対して水平方向に接
近並びに離れる様に調節自在であり、この様に調節自在
である他に、第13図の139に示す様に、フランジ133の内
側の面を条片5Aと、更に具体的に云えば、条片の帯部分
7とばねの圧力によって係合させる様に、ばねによって
上向きに偏圧されていて、こうしてこのフランジの内側
の面と駆動輪95の底面との間で条片を全体的に平坦に局
限し、条片が座屈しない様に拘束する。この目的の為、
曲げ案内部131が摺動体141によって支持されており、こ
の摺動体は、上側板81の開口145内に取付けられた1対
の水平案内棒143上で、心棒99に接近する向き及び遠ざ
かる向きに水平方向に摺動自在である。曲げ案内部131
は、摺動体の孔149内で摺動自在である1対のピン147に
より、摺動体141に対して垂直移動が出来る様にも取付
けられている。曲げ案内部がピン147の周りにあるばね1
51によって上向きに偏圧され、このばねの圧縮力がピン
の頭153を固定点として摺動体から上向きに加えられ
る。
巻装平面P内で心棒の下側部分103の円錐面に相異なる
巻装半径を持たせる様に、心棒99を軸方向上向き及び下
向きに調節すると共に、巻装平面P内の心棒の直径のこ
の様な垂直方向の調節を補償する為に、曲げ案内部131
を水平方向に心棒に接近する向き並びに遠ざかる向きに
調節する為、即ち、条片5Aの向い合った縁の間の実効幅
に対して、曲げ案内部の曲げ縁137の心棒からの適正な
間隔を保つ為に、全体を155に示す手段(第7図参照)
が設けられている。こういう調節は、平打巻き鉄心Cを
予め選ばれた最終直径に作ることが出来る様に、条片の
螺旋形巻回部のスプリングバック対処する為に行なわれ
るが、これは後で更に説明する。心棒99の下側部分103
が図示の円錐台形であるから、巻装平面Pに於ける心棒
を巻装半径が、心棒を下向きに調節した時に増加し、そ
れを上向きに調節した時に増加する。曲げ案内部131
が、心棒の実効直径が増加した時は外向きに調節され、
減少した時は内向きに調節される。心棒99の下側部分10
3の円錐面を例として説明したが、この様な円錐面の代
りに全体的に円筒形の面を用いても、この発明の範囲内
であり、その少なくとも若干の目的が達成されると考え
られる。この様な円筒形の面を用いた場合、心棒の調節
がいらなくなる。第7図に主に示す様に、調節手段155
は、軸受ブロック89に支持されたブラケット159に対
し、ブラケットの孔163内を摺動し得る案内棒161によ
り、垂直方向の調節移動が出来る様に取付けられた調節
往復台157を有する。ブラケット159内で回転出来る様に
167の所で装着された調節棒165を往復台のねじ孔169に
螺着することにより、調節棒165によって往復台157は調
節の為に上下に可動である。この調節棒の上端につまみ
171があって、それを回転すると、留めナット173をゆる
めた時に調節が出来る。心棒調節軸109がその上端の近
くにカラー175を持ち、これが往復台157の溝177にはま
り、この配置により、往復台によって軸及び心棒99の上
下の調節が出来る様にしながら、軸109を回転すること
が出来る。曲げ案内部131を内向き及び外向きに調節す
る為、案内部を支持する摺動体141が、往復台157から下
向きに伸びて、ブラケット159の孔181を通るカム棒179
により、棒143上で内向き及び外向きに摺動自在であ
る。カム棒179がある角度の下端部分183を持ち、これが
摺動体141内にある角度の溝孔185内で摺動自在のカムを
形成しており、更にこれが案内部131内の切欠き186へと
下向きに伸びている。この為、往復台157及びカム棒179
が上向きに移動すると、摺動体141及び曲げ案内部131
が、心棒99の実効巻装直径の減少に対応する距離だけ、
心棒99に向って内向きに移動する。逆の場合も同様であ
る。前に述べた様に、心棒と案内部の調節は手動の調節
である。後で説明する様に、これは自動化することが出
来る。更に、往復台157と心棒調節軸の接続を省略し、
心棒と案内部の調節を独立に行なう様にしても、この発
明の範囲内であり、少なくともその若干の目的が達成さ
れると考えられる。
第5図及び第10図に示す様に、前に述べた駆動列117は
プレス軸35から来ており、例えば好ましくは差動形の変
速装置185等の様な可変駆動手段を含んでおり、これが
入力軸187、出力軸189及び変速軸191を含む。入力軸187
は、プレス軸35から、チェーン及びスプロケット駆動部
193により、プレス軸の速度に関係した速度で絶えず回
転させられ、又は連続的に駆動される様になっている。
枠の上側板81の上側にある台194に直角駆動部195が取付
けられており、これは変速装置の出力軸189からチェー
ン及びスプロケット駆動部199によって駆動される水平
の入力軸197と下向きに伸びる出力軸201を持っている。
直角駆動部の出力軸201から取出したチェーン及びスプ
ロケット駆動部が203に示されており、これが巻装機77A
のピンチ・ホィール軸123を駆動する。ピンチ・ホィー
ル軸119がスピンドル歯車115と噛合う歯車205を持って
いて、巻装機77Aのスピンドル85を駆動する。
上に述べ且つ第9図並びに第11図乃至第13図に示す所か
ら判る様に、巻装機77Aで、条片5Aが、摩擦駆動輪95の
底面の巻装平面P内で、曲げ案内部131により心棒99の
周りに螺旋又は螺旋形巻回部に曲げられ又は形成され
る。条片5Aが曲げ案内部のフランジ133の内面(上面)
と駆動輪95の底面97の間で、巻装平面P内の水平通路に
案内される。曲げ案内部131がばね151によって駆動輪95
に向う方向(上向き)に偏圧されているから、一般的に
そのヨーク部分又は連続的な帯部分7にある条片5Aの向
い合った面が、フランジの上面及び駆動輪95の底面の間
で139に示す様に平坦に拘束され、条片の座屈が起こら
ない様にすると共に、条片の向い合った縁が案内部131
の曲げ縁137と心棒99の円錐面103の間に局限され、こう
して心棒の周りに縁に沿って曲げられて、螺旋を形成す
る様に拘束される。第13図の206に示す様に、フランジ1
33の二番取り(relieving)をして、条片5Aの歯9がフ
ランジと接触しない様にすることが出来る。条片5Aが曲
げ案内部131から出る時、この条片(更に具体的に云え
ば、その向い合った面又は帯部分7)はホィール119及
び駆動輪95の間で平坦に局限されたままでいて、それに
よって捕捉されるが、条片がホィール119を通過する
と、条片が拘束から解放され、この為、条片から出来た
各々の螺旋形巻回部はこの拘束を解かれて、螺旋形巻回
部が心棒99及び駆動輪95から離れて下向きに螺旋形に進
行し、全体的に軸方向の積重ねとなる様に積上げられ、
平打巻き鉄心Cを形成する。この時、第9図及び第11図
に見られる様に、巻回部は互いにぴったりと沿ってい
る。相次ぐ螺旋形巻回部が、巻装機の軸線A上で心棒に
付設された、全体を207で示す分割アーバ又は受取及び
積上げ手段と呼ぶことの出来るものの周りで、心棒99及
び駆動輪95から離れて螺旋形に下向きに進行する。
分割アーバ207が分離することが出来る様にした相対的
に可動の1対の手段、例えば、心棒99に固定されていて
巻装機(心棒)の軸線A上で一緒に回転する上側アーバ
部分又は受取手段209と、例えば平打巻き鉄心Cを形成
する軸方向に積重ねられた螺旋形巻回部を受取る分離し
得る手段又は受理手段211の様な下側アーバ部分又は抜
取アーバとを有する。下側アーバ部分211は、平打巻き
鉄心Cを取外す為に、上側部分から変位位置又は分離位
置へと下向きに変位させることにより、上側アーバ部分
209から分離し得る。第8図及び第9図に詳しく示す様
に、上側部分209は全体的に円筒形の細長いスリーブで
あって、その上端が213に示す様に閉じており、その上
端で、215に示す様に、スピンドル延長部111に固定され
ている。上側アーバ部分209が第9図では、心棒99の下
端(心棒の小さい方の端)よりも幾分大きな直径を持つ
ものとして示されており、上端から下向きに心棒の下端
の直径まで僅かなテーパ217がつけてあって、条片の螺
旋形巻回部が駆動輪95から離れて、全体的に分割アーバ
を全体的にゆるく取囲む様に、心棒から離れて下向きに
進み易くしている。
下側アーバ部分211も全体的に円筒形で細長いスリー
ブ、又は上側アーバ部分209の本体と全体的に同じ直径
を持つ部材であり、それと軸方向に整合する様に配置さ
れている。下側アーバ部分211が昇降台223と一緒に可動
であり、軸受225によって巻装機軸線Aの周りに回転出
来る様にこの昇降台に取付けられている。その構成は、
下側アーバ部分211が第7図及び第9図に実線で示す上
昇位置又は静止位置へと上向きに可動であって、この時
下側アーバ部分の上端又は自由端が上側アーバ部分209
の下端又は自由端と係合し、昇降台223が下側アーバ部
分を第4図に示す変位又は下降位置へと下向きに移動さ
せる様になっている。昇降台223は、枠の板83の下側に
固定されていて、それから下向きに伸びる空気シリンダ
231により、下側アーバ部分211を上昇位置及び下降位置
の間で移動する様に往復動出来る様になっており、空気
シリンダのピストン棒233が板に設けた孔235を通り抜け
て、昇降台と237の所で接続されている。昇降台は、昇
降台から伸びていて板83のブッシング241内を摺動し得
る案内棒239により、この上下動の案内がされる。
下側アーバ部分211がその下端に外向きに伸びるフラン
ジ又は支持手段243を持っており、これが桟を形成し、
この上に平打巻き鉄心Cを形成する螺旋形巻回部の軸方
向の積重ねがのっかる。フランジ243の外径は、軸方向
の積重ね又は鉄心の外径より希望によってずっと小さく
して、この鉄心がフランジを越えて突出する様にしても
よい。昇降台223が基部223a及び軸受225に対する上向き
に伸びる円筒形のハウジング244を持っている。昇降台2
23が第7図の上昇位置にあって、下側アーバ部分211を
上昇位置に保持している時、円筒形ハウジング224は、
巻装機77Aの軸線Aに対して横方向に水平に摺動出来る
様に装着された鉄心移送往復台247内の開口245の中にあ
る。往復台247が第7図に実線で示す後退位置及び第7
図に鎖線で示す前進位置の間で、第4図及び第5図に示
した装置の枠構造に取付けられた一組の水平案内棒219
上で可動である。往復台247は、垂直枠板253に固定され
た空気シリンダ251により、今述べた後退位置及び前進
位置の間で可動であり、空気シリンダのピストン棒255
がこの板の孔257を通って、往復台と259の所で接続され
る。
条片5Aは、螺旋形巻回部に曲げられた後又は変形させら
れた後、巻装機77Aの分割アーバ207の周面の周りを螺旋
形に下向きに進んで、第15図及び第16図に全体を261で
示す条片カッタ又は切断手段を通り、平打巻き鉄心Cを
構成する軸方向の積重ねにおける螺旋形巻回部の積上げ
た厚さが予め選ばれた積重ねの高さに達した時に、この
条片が切断される。カッタ手段261は、板81上のブラケ
ット271に支持された傾斜取付け板269に装着されたカッ
タ枠267内で、全体的に平行な傾斜軸線の周りに互いに
隣接して回転出来る様に装着された1対の回転カッタ26
3,265を有する。これらのカッタは、その位置が駆動輪9
5の直ぐ下にあって、条片5Aの曲げたばかりの螺旋形巻
回部が駆動輪95、ホィール119の間を通過する時、この
螺旋形巻回部がその間を通る様になっている。
第7図及び第9図に見られる様に、螺旋形巻回部が巻装
機77Aの下側アーバ部分又は鉄心受取部分211のフランジ
243上に軸方向の積重ねとして積上げられ、螺旋形巻回
部は全体的に回転カッタ263,265から軸方向(垂直方
向)に相隔たって、第7図、第9図及び第15図に示す様
に、フランジ243上の全体的に軸方向の積重ねとして既
に積上げられている螺旋形巻回部まで伸びる。後で説明
するが、平打巻き鉄心Cを構成する螺旋形巻回部の積上
げの厚さが予め選ばれた積重ねの高さに達した時、カッ
タ263,265を回転して条片を切断する。カッタから既に
積重ねられている螺旋形巻回部まで伸びる後側の螺旋形
巻回部は、第15図の左下の矢印で示す様に落下し、螺旋
形巻回部の平坦な積重ねを完成すると共に、平打巻き鉄
心Cを形成する。夫々の平打巻き鉄心Cは、軸方向の積
重ねにある螺旋形巻回部の帯7によって形成されたヨー
ク部分と呼ばれるものを持っており、このヨーク部分が
全体的に鉄心の円周部分を構成しており、条片5A及び歯
9が帯から半径方向内向きに伸びて、鉄心の中孔275に
少なくとも一部分を形成し、スロット11が歯の間に配置
されている。この段階では、鉄心Cの隣合った螺旋形巻
回部の歯9及びランド57は、第17図及び第18図に示す様
に、互いに角度方向に変位しているが、周知の様に、鉄
心に対する最終的な作業の過程で、歯及びスロット11を
鉄心の両側の端面の間で全体的に軸方向に整合させる様
に、巻回部は相対的に容易に回転させることが出来る。
巻装機77Aでカッタ263,265によって条片5Aを切断して、
鉄心受取部分又は下側アーバ部分211のフランジ243上の
平打巻き鉄心Cの形成を完了した時、昇降台223を下降
させて、それと一緒に下側アーバ部分も移動させる。こ
の様に一緒に下向きに移動する時、下側アーバ部分に支
持された鉄心Cが、全体的にその開口245の周りで往復
台247と係合し、この為、この鉄心が、下側アーバ部分
が第4図に示す様に往復台247より下方の下降した後退
位置へと下向きに移動する時に、下側アーバ部分から抜
取られる。この為、この様に鉄心Cが往復台247の上に
置かれ、下側アーバ部分211が後退位置にある時、往復
台を静止位置から第4図に実線、そして第7図に鎖線で
示す前進位置へとシリンダ251によって移動し、鉄心C
を例えば鉄心放出装置277等の様に、鉄心を変位させる
手段の通路内の放出位置又は変位位置へ持ってくる。鉄
心放出装置は、枠構造にある案内棒279上で、第4図に
実線で示す後退位置から第4図に鎖線で示す前進又は鉄
心変位位置へと摺動自在である鉄心押出装置を持ち、こ
れが、装置を出て行く方向に下向きに傾斜したローラ・
コンベヤ281の様に、鉄心を受取ってそれを装置から運
び出す手段へと、往復台247から鉄心を押出す。鉄心押
出装置277は、287の所で鉄心押出装置に接続されたピス
トン棒285を持つ空気シリンダ283により、往復動可能で
ある。
前に述べた様に、条片の螺旋形巻回部から平打巻き鉄心
Cを形成した時に条片5Aを切断した時、切断された螺旋
形巻回部の前端が妨害なしに上側アーバ部分109の周り
に巻かれる。切断された螺旋形巻回部の後端及び続く螺
旋形巻回部が、下側アーバ部分211をそれから離した時
に、上側アーバ部分209から落下しない様にする為、上
側アーバ部分209には支持手段が設けられている。この
支持手段は、上側アーバ部分の下端の近くに設けられた
開口又は孔290に出入りする様に、上側アーバ部分に対
して半径方向に摺動自在の一組のピン289(第8図及び
第9図参照)で構成される。ピン289が、上側アーバ部
分209内の室の中にあるその内側端に頭291を持ってお
り、各々のピンの頭は外向きの側がカム面293となる様
になっている。ピン289は、ねじ298によって上側アーバ
部分の中に固定されたスパイダ297の中に夫々保持され
た一組のばね又はばね手段により、ピンの自由端又は自
由端部分が上側アーバ部分の周面を越えて伸びる様に、
上側アーバ部分209に対して半径方向外向きに摺動する
様に偏圧されている。ピン289の外側端又は自由端が、
上側アーバ部分の周面の周りを螺旋形に下向きに進む条
片5Aの螺旋形巻回部の通路に出ないで孔290内に来る様
な後退位置へ、ピン289に対して内向きのカム作用をす
るカム又はカム手段を299に示してある。カム299は椀形
であって、円形の底301及び上向きに伸びる周壁303を持
ち、これが上側アーバ部分209内の室の中で全般的にそ
の下端に隣接して上下に摺動自在である。カム299の周
壁303がピン289を受入れる切欠き305を持つと共に、そ
の上縁を斜め切りしてピンの頭のカム面293と協働し得
るカム面307を作っている。カム299が、スパイダ290内
で垂直方向に摺動自在のプランジャ309の下端に固定さ
れている。プランジャ及びカムが、プランジャの頭313
と上側アーバ部分209の上端213の間で作用する圧縮ばね
又は弾性手段311によって静止位置に向って下向きに偏
圧されている。下側アーバ部分211の上端又は自由端の
近くの肩317に固定されたプラグ315が、第9図に示す様
に、下側アーバ部分が上昇してカムをその上昇位置又は
カム位置に保持する時、カム299の底と係合し得る。こ
の時、カムの底は上側アーバ部分209の下端又は自由端
と同一面である。カム299は、上昇位置にある時に、カ
ム面307をピン289のカム面293とカム係合させて、ピン
に対してカム作用をし、即ちピンを後退位置(第8図及
び第9図に実線で示す)に保持し、こうして螺旋形巻回
部が上側アーバ部分209から下側アーバ部分211へ下向き
に進むこと又は移送することが出来る様にする。前に述
べた様に、昇降台223によって下側アーバ部分211が下降
後退位置に引下げられた時、カム299がばね311によって
その静止位置に向って下向きに駆動され、ばね295が上
側アーバ部分209に対してピン289を半径方向外向きに偏
圧し、即ち弾力的に押すので、ピンの自由端が、第8図
及び第9図に鎖線で示す様に、その下端の近くから突出
し、少なくとも若干の続く螺旋形巻回部を坐着させて支
持し、下側アーバ部分211が再びそれと整合関係を持っ
て螺旋形巻回部を受取る様になる時まで、これらの巻回
部が上側アーバ部分の下端から落下しない様にする。下
側アーバ部分を静止位置へ上昇させた時、その自由端が
カム299に接し、それをカム位置に向って上向きに移動
させて、ピン289を後退させる。
各々のカッタ263,265は、短い円筒形であって、螺旋体
の切断歯317(第16図参照)を持っており、カッタはカ
ッタ枠267に軸支されたカッタ軸319,321の端に取付けら
れている。軸319,321及びそれに設けられたカッタ263,2
65は、カッタの間を通過する条片5Aを切断する為に、駆
動部323によって1回転駆動される様になっている。駆
動部323が1回転クラッチ325を含み、その出力軸327が
カッタ軸321に接続され、このカッタ軸が329の所でカッ
タ軸319に歯車結合されている。クラッチ325を付勢し
て、その出力軸327、従ってカッタ軸319,321を切断動作
の為に1回転駆動する為のソレノイドが331に示されて
いる。クラッチ325の入力軸335は直角駆動部337によっ
て連続的に駆動されている。この駆動部の入力339が歯
車115と噛合うピニオン341によって駆動され、その出力
343がアングル駆動部345を介して、クラッチの入力軸33
5に接続されたチェーン及びスプロケット駆動部347に接
続されている。
1回転クラッチ325のソレノイド331が、第3図に示す様
な制御回路に接続されており、条片厚さセンサ73がソレ
ノイドの動作を制御して、カッタ263,265の間を通過し
た条片の螺旋形巻回部の積上げた厚さが、平打巻き鉄心
Cに対して予め選ばれた積重ねの高さ(軸方向の寸法)
になった時、条片5Aを切断する為にクラッチ325をトリ
ガする。鉄心Cの積重ねの高さが一般的に、個々の巻回
部の厚さの少なくとも幾つかの累積和に一般的に等しい
ことが理解されよう。前に述べた様に、この厚さが条片
の長さに沿って変化する。制御回路では、条片厚さセン
サ73からの各々の信号が、条片の厚さの変化に関係して
いるが、349に示す様に、コロラド州のカマン・サイエ
ンス・コーポレイションから販売されている非接触形ゲ
ージ装置の様な信号条件づけ及びディジタル読出装置35
1に供給される。この装置が信号を増幅し、353に示す様
に、条片の厚さに比例する直流信号の、マサチュセッツ
州のデータ・プレイシジョン・コーポレイションから販
売されているデータ6000の様な波形解析器355に供給す
る。この解析器が、プレス19に於ける比較的多数の厚さ
の読みの平均(例えば330個の読みの平均)に基づいた
ディジタル信号を発生する様に作用し、この信号が357
に示す様に、カリホルニア州のヒューレット・パッカー
ド・コーポレイションから販売されている9816形の様な
計算機359に供給される。この計算機が信号の有効性を
試験する。即ち、予め選ばれた値又は基準と前の読みに
対して試験し、少なくとも若干の有効な信号の値を加算
し(即ち有効な厚さ測定値の少なくとも幾つかを加算し
て予め選ばれた数で割り)、最後の切断以降の螺旋形巻
回部の積上げた厚さに対応する合計を発生し、この合計
又は和を、作ろうとする平行巻き鉄心Cの予め選ばれた
積重ねの高さに対応する目標値と比較し、この和が目標
値に達した時、線361を介してプログラマブル制御器363
に切断信号を送出す。制御器363は、条片5Aの帯7の一
部分が条片の隣合った2つの歯9の間にあること、即
ち、一般的に条片のスロット11と整合した帯の一部分が
カッタの間にあるという、条片カッタに隣接する歯位置
センサ又は感知手段365を介して送られて来る入力を受
取るまで、この信号を保持する様にプログラムされてい
る。感知手段は、西ドイツのシック・コーポレイション
によって販売される赤外線光センサであってよい。これ
は、条片5Aを完全に切断する様に、切込みが歯9の間て
行なわれることを保証する。これと異なり、歯と整合し
て切断を行なうと、条片を完全に切断しないことがあ
る。
第5図及び第6図に示す様に、巻装機77Aの軸線Aが条
片の移動方向(下流側の方向)に見て、2つの条片の中
心線の左側にずれており、それが条片5A(下流側に見
て、2つの条片5A,5Bの内の右側の条片)を反時計廻り
に巻く。巻装機77Bが巻装機77Aより下流側にあって、そ
の軸線Aが(下流側を基準として)条片の中心線の右側
にずれており、条片5Bを時計廻りに巻く。この違いがあ
るが、また後で説明する鉄心放出手段の違いがあるが、
巻装機77A,77Bは基本的に同一である。巻装機77Bの内、
巻装機77Aの部品と対応する部品には、同じ参照数字を
用いている。第4図に見られる様に、巻装機77Bの鉄心
放出手段について云うと、不動台371が巻装機77Aに付設
した往復台247の代りになる。巻装機77Bで条片5Bを切断
した時、巻装機の昇降台223が下降して、巻装機の鉄心
受取部分211を下降させる。この時、受取部分211に支持
される形成された鉄心Cが台371に係合し、台の開口373
の周りに坐着し、受取部分211が、その上端又は自由端
が台より下方に来る後退位置へ下降する時、受取部分21
1から抜取られる。この為、鉄心が台371の上に置かれ、
鉄心受取部分211が台から離れた状態で、鉄心押出装置2
77(巻装機77Aのそれと対応し、同じ様に空気シリンダ2
83によって作動される)によって台から変位させられ又
は押出され、鉄心を放出する為に、出口方向に下向きの
勾配を持つ第2のローラ・コンベヤ375に載せられる。
巻装機77Bがチェーン及びスプロケット駆動部193、変速
装置185、チェーン及びスプロケット駆動部199、直角駆
動部195及びチェーン及びスプロケット駆動部203によっ
て駆動される。この駆動部203は、天井板81の台379に設
けられた遊動スプロケット377と巻装機77Bのスピンドル
85上のスプロケット381を含んでいる。変速装置185が条
片5A,5Bのループ部分17によって制御され、プレス19か
らループ部分に条片が供給される間欠的な速度に対し、
巻装機77A,77Bによって条片が移動させられる連続的な
速度を、ループ部分の寸法が増加した時に、上限まで増
加すると共に、プレスからループ部分に条片が送出され
る間欠的な速度に対し、条片が巻装機によって移動させ
られる連続的な速度を、ループ部分の寸法が減少した時
に下限に減少する。条片5A,5Bの巻装速度の増減、即ち
巻装機77A,77Bの可変の連続的な速度が、変速装置185を
制御して、ループ部分17の寸法が増加した時には、その
出力速度を上限センサ383によって決定される上限まで
高めると共に、ループ部分の寸法が減少した時に、その
出力速度を下限センサ385によって決定される下限まで
減少する様に制御することによって行なわれる。こうい
うセンサが、第1A図の387,389に示す様に、変速装置の
軸191にチェーン及びスプロケット駆動部395(第5図参
照)によって接続された変速モータ393に対する制御装
置391に接続されている。この装置は、上限センサ383が
ループ部分17の寸法が上限まで増加したことを感知した
時、それがモータ393に対する制御装置391に信号を送っ
て、モータ393を作動し、軸191を駆動して、変速装置の
出力軸189の速度を高め、こうして巻装機77A,77Bの速度
を増加する様になっている。下限センサ385がループ部
分17の寸法が下限まで減少したことを感知した時、この
センサが制御装置391に信号を送って、モータ393を脱勢
し、巻装機の速度を下げる。モータ393が脱勢される
と、ループ部分17の寸法は、上限センサ383によって感
知されるまで増加し、こうして前に説明した様に、ルー
プの寸法を実効的に減少する様に装置を再び始動させ
る。然し、この種の制御を行なうには、プレス19を作動
する間欠的な速度が、巻装機77A,77Bが作動される普通
の可変の速度より少なくとも若干高いことが望ましい。
センサ383,385は、コネクチカッタ州のビーダ・ルート
・カンパニイによって販売される様な周知の形式の、ル
ープ部分17の条片5A,5Bがそれに接近することによって
作動される誘導近接形センサであってよい。図面には示
してないが、下限センサ385ループ部分17の寸法が下限
まで減少したことを感知した時、下限センサが制御装置
397に信号を送って、モータ393を反対向きに作動し、変
速装置の出力軸の速度を下げ、こうして巻装機77A,77B
の速度を下げることも、この発明の範囲内であり、その
少なくとも若干の目的を達成すると考えられる。
昇降台233に対する空気シリンダ231,283,251、巻装機77
A,77B鉄心放出装置277及び巻装機77Aの往復台247が第3
図に示されており、シリンダ231を制御するソレノイド
弁399、シリンダ283を制御するソレノイド弁401及びシ
リンダ251を制御するソレノイド弁403を含む空気圧回路
に接続されている。これらの弁の動作がプログラム装置
363によって制御される。プログラム装置363がソレノイ
ド弁399,401,403と相互接続されていて、切断信号(こ
れによって条片を切断し、前に説明した様に平打巻き鉄
心Cの形成を完了する)に応答して、昇降台シリンダ23
1を作動して、鉄心受取部分211を下げ、それから形成さ
れた鉄心を抜取り(巻装機77Aで形成された鉄心を往復
台247の上に残し、巻装機77Bで形成された鉄心を台371
の上に残し)、その後シリンダ251を作動して、往復台2
47を駆動し、巻装機77Aで形成された鉄心を巻装機77Aの
鉄心放出装置277の前の前進位置(第5図参照)に運
び、その後放出装置シリンダ283を作動して、鉄心放出
装置277を前向きに駆動し、鉄心をコンベヤ281,283に押
出、その後シリンダの復帰作動をして、鉄心放出装置及
び往復台をその後退位置に復帰させると共に、昇降台を
上昇位置に復帰させる。
平打巻き鉄心Cを連続的に形成する様に装置を設定する
為、条片材料3がその供給源13から巻き解かれ、供給ロ
ール41の間に送込まれ、プレス・ヘッド31及びダイ25の
間に通され、プレス19を作動状態にし又は軽く押出し、
それに伴なって供給ロールによってプレスの中で条片材
料を間欠的に前向きに送り、プレス内の条片材料を条片
5A,5Bに切抜く。プレス19の運転は、十分な長さの条片5
Bが作成されて巻装機77Bに達するまで続けられ、そうな
った時にプレスを停止する。これによって、巻装機77A
に達するのに十分以上の長さの条片5Aも作成され、条片
5Aの余分の長さは手動で切取る。
プレス19及び巻装機77A,77Bを停止した状態で、条片5A
の前端を一時的に、第9図に示す様に、ピン409によっ
て巻装機77Aの駆動輪95に取付ける。ピン409は、摩擦駆
動輪に413に示す様に留めねじによって孔411内に着脱自
在に取付けられていて、それから下向きに、条片の帯部
分7の前端に形成された孔の中まで伸びている。ピン40
9は、駆動輪95の底面97から僅かにだけ伸び出し、この
為条片5Aを越えて伸びない。同様に、条片5Bの前端が巻
装機77Bの駆動輪95に一時的に取付けられる。次に、プ
レス19を軽く動かして、巻装機77A,77Bを動かし、こう
して巻装機の曲げ案内部131に沿って条片5A,5Bを、各々
の条片の前端及び夫々のピン409がピンチ・ホィール119
を通り越す点まで引張り込む。装置の設定を完了するに
は、再びプレス19を停止して、両方の巻装機を停止し、
ピン409を取外して、条片5A,5Bを、この条片をそれに形
成しようとする螺旋形巻回部が夫々の分割アーバ207の
上に下向きに螺旋形に進行する様に解放する。上に述べ
た装置の設定は、装置に導入される材料3の各々のロー
ルに対して行なうことが出来ると考えられるし、この様
な装置と共に例えばレーザ溶接機等の手段を用いて、材
料のロールの後端を次の材料のロールの前端とを相互接
続して、装置に材料を連続的に供給する様にし、こうし
て前に述べた様に、材料の各々のロールを受入れる為
に、相次いで設定をすることを避けることも、この発明
の範囲内であり、その少なくとも若干の目的が達成され
ると考えられる。
条片5A,5Bにループ17を形成してから、プレス19の動作
を再開し、その後装置を連続的に動作させて、以下説明
する様に、平打巻き鉄心Cの連続的な形成を行なうこと
が出来る。条片材料3が、各々の条片を平打巻きする螺
旋形巻回部の長さの1/4に等しい増分に分けて、供給ロ
ール41によって間欠的に送出す。然し、この送りにこの
他の増分を用いても、この発明の範囲内であり、その少
なくとも若干の目的が達成されると考えられる。供給期
間の間の滞留期間に、前に述べた様にして、条片材料3
が条片5A,5Bに打抜かれ又は切抜かれる。これらの2つ
の条片は、打抜き動作によって互いに分割されている
が、未だくし形の状態にあるが、ダイ25から、プレス・
ヘッド31及びポンチ29の下を通って条片のループ部分17
へ間欠的に送られる。
条片5A,5Bの前端が巻装機77A,77Bの曲げ案内部131の中
に引張り込まれ、そのピンチ・ホィール119を通り越
し、ピン409を取除いた状態で、装置の上に述べた設定
が完了し、この後装置を連続的に運転して、平打巻き鉄
心Cを連続的に形成することが出来る。装置を連続的に
運転する時、巻装機77A,77Bが一緒にプレス19から連続
的に駆動され、条片5A,5Bを連続的に平打巻きする。両
方の巻装機に対する駆動は、連続的に回転するプレス軸
35から変速装置185を介して行なわれる。条片5A,5Bのル
ープ部分17は、条片を連続的に巻装する為、条片材料3
の相次ぐ間欠的な供給サイクルの合間、並びに間欠的な
供給サイクル中、巻装機77A,77Bのループ部分から条片
が連続的に供給される様になっている。ループ部分17の
寸法が増加したことが上限センサ383によって感知され
ると、上限センサが変速モータ393に対する制御装置391
に信号を送り、変速装置185の出力軸189の速度を増加す
る様に、このモータを作動し、こうして両方の巻装機77
A,77Bの速度、従って条片5A,5Bが巻かれる速度を、プレ
ス19からループ部分に条片が供給される間欠的な速度に
対して高め、上限センサ383によって決定された上限か
ら、ループ部分の寸法を小さくする。下限センサ385に
よってループ部分17の寸法が減少したことが感知される
と、下限センサが変速モータ393に対する制御装置391に
信号を送り、このモータを作動して、変速装置185の出
力軸189の速度を下げ、こうして巻装機77A,77Bの速度、
従って、プレス19からループ部分に条片が供給される間
欠的な速度に対し、条片5A,5Bが巻かれる連続的な速度
を下げて、下限センサによって決定された下限からルー
プ部分の寸法を増加する。この為、ループ部分17はセン
サ383,385によって定められる限界内に保たれ、小さく
なり過ぎたり大きくなり過ぎたりすることがない。
各々の条片5A,5Bが、条片の帯部分7が、何れも連続的
に駆動される、巻装機の夫々の駆動輪95とピンチ・ホィ
ール119の間に挟まれ又は捕捉係合することにより、巻
装機の夫々の曲げ案内部131の中に引込まれることによ
って、夫々の巻装機77A,77Bで複数個の全体的に螺旋形
の巻回部に連続的に平打巻きされる。ホィール119が条
片の帯部分7に圧力を加えて、それを駆動輪95の底面97
に対してぴったりと押え付け、全体的にその帯部分7で
条片の両面と駆動輪95及びピンチ・ホィール119の間の
捕捉係合は、条片を曲げ案内部131に引張り込む様にな
っている。条片が曲げ案内部131の中に引張り込まれる
時、その帯部分7が、曲げ案内部のフランジ133と駆動
輪95の底面97の間で、139に示す様に平坦に拘束され
る。即ち、条片の両面が133,97の間で局限され、その座
屈を防止する。更に、条片の両側の縁が局限される。具
体的に云うと、外側の縁は、曲げ案内部の曲げ縁137に
よってランド57が抑えられ、内側の縁では心棒99の円錐
形部分103の面によって歯9の先端が抑えられる。曲げ
案内部131の中に引張り込まれる時、条片が縁に沿って
曲げられて、連続的な螺旋形巻回部を形成し、各々の巻
回部は、曲げ案内部の曲げ縁137の部分137bの端に達す
る時、平面P内での心棒99の円錐面の直径に対応する直
径を持つ。各々の螺旋形巻回部が曲げ案内部131から出
て来ると、その外側の縁の前述の拘束が解放され、こう
して解放された時、外向きに一層大きな直径にスプリン
グバックする傾向がある。このスプリングバックは、例
えば装置の前述の設定の際、巻付けを停止してピン409
を取外す時に測定され、各々の心棒99及び各々の曲げ案
内部131は夫々のつまみ171を廻すことによって調節され
て、実効心棒直径、即ち、平面P内での心棒の円錐部分
103の直径が、鉄心Cに希望する最終的な内径(スプリ
ングバック後の内径)に対応する様にする。曲げ案内部
131は、曲げ縁137bを平面P内で心棒の円錐面103から、
条片の全体的な幅に対応する距離だけ隔てる様にも調節
され、こうして条片の縁を局限する。この正味の効果と
して、各々の条片は、最終的な直径(内径又は外径)か
らスプリングバックの大きさだけ小さい仮の直径(内径
又は外径)を持つ螺旋形巻回部に巻かれる。その後、縁
の局限状態から解放された時、各々の巻回部が、この仮
の直径より大きな最終的な又は予め選ばれた直径まで弾
力的に広がる(即ち拡大する)。
一般的に、各々の条片のスプリングバックの調節は、装
置の設定の際に行なわれ、前に述べた様に、条片材料3
の各々のコイル13から作成される条片5A,5Bの巻始めに
行なわれる。これは、状態によって必要になった時、装
置の連続運転中時々行なうことも出来る。更に、やはり
前に述べた様に、1つのコイル13の終りに達した時、次
のコイルの前端を適当な手段によってそれに取付け、装
置の設定をせずに動作を続けることが出来る。この次の
コイルの材料のスプリングバックは一般的に最初に測定
し、必要な心棒及び案内部の調節を行なう。
各々の巻装機77A,77Bでは、夫々の平打巻きした条片の
螺旋形巻回部が、夫々の心棒99の周りを移動して、夫々
の加圧区域130(即ち駆動輪95及びピンチ・ホィール119
の間)から出て来る時に局限状態から解放される。漸進
的に形成された螺旋形巻回部がこの後、心棒99から離れ
る向き、そして駆動輪95の底面97から離れる向きに、螺
旋形に下向きに進み、分割アーバ207を取囲み、特に第
9図に見られる様に、下側アーバ部分211のフランジ243
の上に軸方向の積重ねとして積上げられる。螺旋形巻回
部が駆動輪95、ピンチ・ホィール119の間から通過し
て、心棒99から螺旋形下向きに移動する時、螺旋形巻回
部が回転カッタ263,265(第15図参照)の間を通過す
る。計算機359が、前に述べた様に、厚さセンサ73によ
ってプレス19で行なわれた厚さの測定値を解析し、こう
して解析した厚さの測定値が、平打巻き鉄心Cに対して
予め選ばれた積重ねの高さと相関性を持つ値に達した
時、切断信号が線361を介して制御器363に送られる。制
御器363は、センサ367の制御のもとに、必要がある場
合、条片の隣合った2つの歯9の間の条片の帯部分7の
一部分がカッタ263,265に来るまで、カッタ・ソレノイ
ド331の付勢を遅らせる。この後、カッタ・ソレノイド3
31を付勢して、カッタ263,265を回転させ、歯の間で条
片を切断して、それを完全に切離す。切断線が第17図及
び第19図の415に示されている。条片が切断された時、
切れ目より下にあって、カッタ手段からフランジ243上
の軸方向の積重ねとして積上げられた巻回部まで伸びる
巻回部が、積重ねの上に落下し(この時点では、上側ア
ーバ部分209のピン289が後退している)、平打巻き鉄心
Cの製造又は形成が完了する。各々の巻装機で、完成さ
れた螺旋体又は鉄心が鉄心受取部分211(これは上昇位
置にある)のフランジ243にのっかり、鉄心が受取部分
を取囲んでいる。
カッタ・ソレノイドに対する信号が制御器363の別の出
力から線407を介して空気圧回路(第3図参照)に送ら
れる。この時制御器363は、最初に弁399を作動して、昇
降台シリンダ231を作動し、そのピストン棒を後退さ
せ、こうして昇降台233及びその上にある鉄心受取部分2
11を下降させる様に作用する。巻装機77Aの昇降台233及
び鉄心受取部分211が下降すると、この鉄心受取部分の
上にある鉄心Cが往復台247(これはその後退位置にあ
る)に置かれ、こうして鉄心受取部分から抜取られる。
巻装機77Bの昇降台233及び鉄心受取部分211が下降する
時、この鉄心受取部分の上にある鉄心Cが台371の上に
置かれ、こうして鉄心受取部分から抜取られる。
各々の鉄心受取部分211が下降し、その上端が夫々のカ
ム299から離脱すると、このカムはばね311の偏圧によっ
て下降する様に解放され、その結果、ピン289が突出し
て、第8図及び第9図に鎖線で示す様に、上側アーバ部
分209から、その下端の近くで半径方向外向きに伸び、
少なくとも若干の接近して来る螺旋形巻回部を支持する
と共に、受取部分が巻回部を受取る位置に戻るまで、そ
れらが上側アーバ部分の下端から落下しない様にする。
制御器363は別の出力及び線407aを介して、弁403を作動
する様にも作用し、こうして往復台シリンダ251を作動
して、そのピストン棒を伸び出させ、往復台247を第5
図に示す前進位置へ移動し、こうして往復台上の鉄心C
を巻装機77Aの放出装置又は押出装置277の前に持ってく
る。その時、制御器363が別の出力及び線407bを介して
弁401を作動する様に作用し、シリンダ283を作動して、
ピストン棒を後退させ、放出装置又は押出装置277を作
業行程にわたって駆動して、最初の鉄心Cを往復台247
からコンベヤ375の上に押出す。その後、制御器が逆の
順序で弁及びシリンダを作動して、押出装置を後退位置
に復帰させ、往復台を後退位置に復帰させ、昇降台及び
鉄心をその上昇位置へ復帰させる。装置の動作の説明を
全うすれば、昇降台及び受取部分が上昇した時、カム29
9が受取部分によってカム作用位置へ作動され、こうし
てピン289を後退位置に戻し、上側アーバ部分209を妨げ
のない状態にして、その上に積上げられた螺旋形巻回部
が夫々の受取部分211のフランジ243と坐着係合する様に
移動又は並進するようにする。
次に第21図乃至第23図について説明すると、この発明の
1形式に従って平打巻き鉄心を連続的に形成する別の方
法を実施することが出来る、この発明の1形式による平
打巻き鉄心を連続的に形成する別の装置が示されてい
る。この別の装置は、全体的に前と同じ様に作用する部
品を持つが、以下説明する様な違いがある。この別の装
置及び別の方法は、前に述べた少なくとも若干の目的を
達成するが、この別の装置及び方法は、一部分は明らか
であり、一部分は以下の説明から明らかになる様なその
他の目的及び有利な特徴をも持つことが出来ると考えら
れる。
第21図乃至第23図は、この別の装置の各々の巻装機77A,
77Bの速度が、共通に制御される代りに、個別に制御さ
れることが認められよう。この目的の為、巻装機77Aか
ら巻装機77Bへの駆動部203が省略されている。巻装機77
Aのピンチ・ホィール軸123が軸201からチェーン及びス
プロケット駆動部415を介して駆動される。巻装機77B
は、巻装機77Aに対する駆動部117と同様な、プレス軸35
の延長部35Aからのそれ自身の駆動部117Bを持ってい
る。これは変速装置185に対応する変速装置185B、入力
軸187B、出力189B及び変速軸191Bを持っている。入力軸
187Bがプレス軸延長部35Aからチェーン及びスプロケッ
ト駆動部駆動部193Bにより、プレス軸の速度に関係する
速度で絶えず駆動される様になっている。195に対応す
る直角駆動部が195Bに示されていて、水平入力軸197Bが
変速装置の出力軸189Bからチェーン及びスプロケット駆
動部199Bによって駆動され、下向きに伸びる出力201Bを
持っている。この出力軸がチェーン及びスプロケット駆
動部415Bを介して、巻装機77Bのピンチ・ホィール駆動
軸123に接続される。
第22図を見れば、条片がダイ25から通過する時、条片5A
のループ及び条片5Bのループで構成された1個のループ
で動作する代りに、動作は、条片5Aの個別のループ17A
及び条片5Bの個別のループ17Bで進行することが認めら
れよう。この内の一方が、上向きに送られ、他方が下向
きに送られ、図示の様に、ループ17Aが下向き、ループ1
7Bが上向きである。一対のセンサ383A,385Bをループ17A
に対して設け、別の1対のセンサ383B−385Bをループ17
Bに対して設ける。巻装機77Aの変速装置185がセンサ383
A,385Aによって制御され、巻装機77Bの変速装置185Bが
センサ383B,385Bによって制御される。センサ383A,385B
が第23図の387A,389Aに示す様に、可逆変速モータ393A
に対する制御装置391Aと相互接続されている。このモー
タがチェーン及びスプロケット駆動部395A(第21図)を
介して巻装機77Aの変速軸191に接続されている。センサ
383B,385Bが第23図の387B,389Bに示す様に、可逆変速モ
ータ393Bに対する制御装置391Bに接続され、このモータ
がチェーン及びスプロケット駆動部395B(第21図)を介
して巻装機77Bの変速軸191Bに接続されている。この装
置は、センサ383Aが、ループ17Aの寸法がこのループの
寸法の上限まで増加したことを感知した時、このセンサ
がモータ393Aに対する制御装置391Aに信号を送り、変速
装置の出力軸189Bの速度を高める様に軸191Bを駆動する
向きに、モータ393Aを作動し、こうして巻装機77Bの速
度を上昇させ、それによってループの寸法を小さくする
様になっている。センサ385Aがループ17Aの寸法がこの
ループの寸法の下限まで小さくなったことを感知した
時、このセンサが制御装置391Aに信号を送り、モータ39
3を脱勢し、こうして巻装機77Aの速度を下げ、これによ
ってループの速度を増大させる。同様に、センサ383Bが
ループ17Bの寸法が上限まで増加したことを感知した
時、このセンサがモータ393Bに対する制御装置391Bに信
号を送り、変速装置の出力軸189Bの速度を高める様に軸
191Bを駆動する向きに、モータ393Bを作動し、こうして
巻装機77Bの速度を高め、これによってループの寸法を
小さくする。センサ385Bがループ17Bの寸法が下限まで
小さくなったことを感知した時、このセンサが制御装置
391Bに信号を送り、モータ393Bを脱勢して巻装機77Bの
速度を下げ、これによってループの寸法を大きくする。
第24図乃至第31図には、この発明の1形式の別の鉄心50
3に平打巻きするのに適した、この発明の1形式による
別の切取り条片501が示されている。この別の切取り条
片501及び鉄心503は、全体的にこれまで説明した切取り
条片5A,5B及び鉄心Cと全体的に同じ構造を持っていて
全体的に同じ方法で形成されるが、次に述べる様な違い
がある。
具体的に云うと、切取り条片501は、第24図及び第26図
に示す全体的に薄い強磁性材料の条片材料3から形成す
ることが出来る。点線505,507は条片材料の向い合った
1対の縁を表わしている。図面を簡単にする為に、こゝ
には条片材料3の1個の条片しか示してないが、前に述
べた様に、複数個の切取り条片501を条片材料3から同
時に且つ漸進的に形成することが出来ると考えられる。
切取り条片501の強磁性材料は、所望の磁気的、電気的
及び物理的な性質を持つ任意の適当な等級の鋼であって
よいと考えられ、縁に沿って巻くのに適した種々の厚さ
(図に示してない)の切取り条片をこの発明の範囲内で
用いても、その少なくとも若干の目的が達成されると考
えられる。
切取り条片501のヨーク部分7が全体的にその長さ方向
に延び、歯9が全体的にそれと同一平面内で、ヨーク部
分に対して全体的に横方向に又は垂直に伸びる様に配置
されている。ヨーク部分7と歯9の間のこの関係を持た
せる為、歯のピッチ軸線509は、互いに平行に等間隔で
予定の形で配置されており、歯のピッチ軸線が条片材料
3の両側の縁505,507に対して全体的に垂直である場合
を示してある。歯9がピッチ軸線509に対して全体的に
整合していて、歯がヨーク部分7と一体の複数個の根元
部分511及び、根元部分と反対の歯の自由端に設けられ
た複数個の先端又は先端部分513を持っており、これら
の先端は根元部分から等間隔である。少なくとも隣合っ
た歯9の間の一部分にスロット11が設けられ、このスロ
ットは、夫々隣合った歯の先端513の間を全体的に伸び
る複数個の開放端又は通路515を持っている。切取り条
片501の歯9及びスロット11を例示の為に図示したが、
これとは異なる種々の形を持つこの他の歯及びスロット
を用いても、この発明の範囲内であり、その少なくとも
若干の目的が達成されると考えられる。
ヨーク部分7にある複数個の弓形の内側の縁517が、隣
合った歯9のピッチ軸線509の間の等しい距離の所にあ
る中心軸線523上に中心点521を持つ半径519によって限
定され、この各々の内側の縁が隣合った歯の根元部分51
1の間を伸び、こうしてその開放端515と全体的に向い合
った、夫々のスロット11の閉端を構成する。この為、中
心点521の周りの半径519によって発生された弓形の内側
の縁515の曲率が、歯9の両側の側縁とその根元部分511
でなめらかに合体し、この為、スロット11の閉端が、こ
のスロットに対する「丸底」又は丸い縁を構成している
ことが理解されよう。弓形の内側の縁517と全体的に向
い合って、切取り条片501には複数個の弓形の外側の縁
又はスカラップ525が設けられており、隣合った弓形の
外側の縁が、527に示す様に互いに交差する。隣合った
弓形の外側の縁525の間の交点527が夫々歯9のピッチ軸
線509と一致する、すなわちそれと交差する。各々の弓
形の外側の縁525が、半径519と同じ中心点521を持って
いて、弓形の内側の縁517の半径519よりも予定量だけ一
層大きな別の半径529によって限定され又は発生され
る。弓形の外側の縁の頂部が夫々条片材料3の縁505の
接線と全体的に一致していてよい。
ヨーク部分7の全体的に一様な複数個の弓形セグメント
531が、夫々弓形の内側及び外側の縁517,525の組の間に
全体的に配置されていて、各々の一様な弓形セグメント
の弓形の長さ533が、半径519,529の中心点521と隣合っ
た弓形の外側の縁525の交点527との間を伸びる1対の仮
想平面535,537によって限定される。これらの仮想平面
は、勿論、切取り条片501の平面に対して全体的に垂直
に伸びる。切取り条片501のヨーク部分7に上に述べた
様に設けられたセグメント531が、このセグメントの弓
形の長さ533の全体にわたって全体的に一様な断面積を
持ち、これは図から判る様に、スロット11の前述の「丸
底」構造及び歯9のピッチ軸線509に対して取り得る最
大寸法である。この為、切取り条片501に、最大の弓形
の長さ533を持ち、一様な断面積を持つ弓形セグメント5
31を設けたことは、スロット11の「丸底」構造が出来る
様にするだけでなく、切取り条片を鉄心503に平打巻き
するのを助ける。この平打巻きには、セグメントの弓形
の長さ533に沿って、その一様な断面積にわたって弓形
セグメントに引張り及び圧縮の両方の応力を加えること
により、ヨーク部分7の小さな単位変形を必要とする。
切取り条片501を鉄心503に平打巻きすることは、全体的
に切取り条片5A,5B及び鉄心Cについて前に述べた所と
同じであり、前述の如く、丸底スロット11は、鉄心503
に対する巻線のコイル(図に示してない)に使われる丸
いマグネット・ワイヤをその中に入れ易くする点で好ま
しい。
第28図及び第29図には、最初に平打巻きした時の鉄心50
3が示されている。鉄心503を形成するこの初期段階で
は、螺旋形に平打巻きした切取り条片501の螺旋形巻回
部が、全体的に平坦に互いに上下に積重ねられ、巻いた
切取り条片のヨーク部分7及び歯9の構成部分は、図示
の様に、互いに幾分角度方向にずれていることがある。
然し、巻いた切取り条片501の螺旋形巻回部は互いに容
易に回転又は調節することが出来、この相対的な回転又
は調節を、例えば整合心棒等(図に示してない)の様な
周知の適当な手段の上で周知の種々の相異なる方法で行
なって、第24図及び第25図に示す様に、鉄心503にわた
り全体的に軸方向の列を形成する様に、巻いた切取り条
片の構成部分を整合させることが出来る。
上に述べた様に鉄心503を整合した時、巻いた切取り条
片501の両端部分が、鉄心の軸方向に相隔たる両側の1
対の端面539,541を構成する。この為、巻いた切取り条
片501のヨーク部分7及び歯9の構成部分が、その両側
の端面539,541の間で、鉄心503を横切って全体的に軸方
向に列を形成する様に配置され、歯は全体的にピッチ軸
線509の周りに半径方向に伸びる。鉄心503では、歯9の
ピッチは、周知の様に、鉄心の直径の関数である。歯9
の先端513も鉄心503の両側の端面539,541の間で整合し
ており、歯の先端が中孔543の一部分を構成する。この
中孔は、鉄心の中心軸線545の周りに全体的に同軸に広
がっていて、夫々両側の端面と交差する。勿論、巻いた
切取り条片501のヨーク部分7及び歯9が鉄心503の両側
の端面539,541の間で軸方向に整合しているから、ヨー
ク部分と歯の間に構成される、開放端及び閉端515,517
を含むスロット11も、鉄心を横切って軸方向に列を形成
する様に整合していて、両側の端面と交差する。隣合っ
た歯の先端513の間にあるスロットの開放端は、夫々鉄
心の中孔543と連通又は交差する。巻いた切取り条片501
の弓形の外側の縁525が鉄心503の周面547を構成し、弓
形の外側の縁並びに隣合った縁の間の交点527が、鉄心
を横切って軸方向に列を形成する様に整合し、両側の端
面539,541と交差する。巻いた切取り条片501の隣合った
弓形の外側の縁525の間で鉄心503を全体的に横切って伸
びる交差線527が、全体的に半径方向に、即ち鉄心の半
径方向に伸びる位置上で、歯9のピッチ軸線509と一致
し又は交差し、その各々の組の内側及び外側の縁517,52
5も夫々鉄心で半径方向に整合する様に配置されている
ことが認められよう。
巻いた切取り条片501のヨーク部分7の弓形セグメント5
31も、両側の端面539,541の間で、鉄心503を横切って同
様に軸方向に列を形成する様に配置されており、前に述
べた様に、鉄心を形成する為、巻いた切取り条片を縁に
沿って螺旋形に巻くことに応答して、その弓形の長さ53
3に沿って、全体的に一様な断面積にわたって、セグメ
ントは引張り及び圧縮の両方の変形を受ける。弓形セグ
メン531の一様な断面積が、隣合った歯9の根元部分511
の間の最大の弓形の長さ533に沿って有効であるから、
一様な弓形セグメントの単位変形を行なうのに必要な力
は、その長さ沿って一様でない断面積を持つセグメント
の同様な変形を行なうのに必要な力よりも小さいと考え
られる。弓形セグメント531の上に述べた単位変形が、
例えば例として第27図に歪み破線549で示す様に、弓形
の長さ533の方向に起こると考えられ、この単位変形が
隣合った歯9の根元部分511の間で全体的に起こると考
えられる。
第30図及び第31図には、やはり鉄心503に形成するのに
適したこの発明の1形式の更に別の切取り条片561が示
されている。この別の切取り条片も、前に述べた切取り
条片5A,5B,501と全体的に同じ構造を持っていて、全体
的に同じ様に形成されるが、次に述べる様な違いがあ
る。この別の切取り条片561は前に述べた少なくとも若
干の目的を達成すると考えられるが、この別の切取り条
片は、一部分は明らかであり、一部分は以下の説明から
明らかになる様な独自の目的及び有利な特徴を持つと考
えられる。
第30図に示す様に、切取り条片561のヨーク部分7が全
体的に弓形の向い合った内側及び外側の縁563,565の複
数個の組を持っており、各々の縁が、571に示す様な予
め選ばれた長さを持つ1対の向い合った平坦な部分又は
縁567,569を持っている。各々の内側の縁563が、1対の
中心点577,577aを中心とする1対と同じ半径575,570aに
よって発生された1対の弓形の縁部分573,573aを持って
おり、これらの中心点は、歯9の中心軸線523の両側
で、平坦な部分567,569の予め選ばれた長さ571だけ隔た
っている。この為、切取り条片561のヨーク部分7にあ
る各々の内側の縁563は、平坦な部分567の両側に対して
も、且つ全体的に根元部分511で隣合った歯9の両側の
縁に対しても、なめらかに形成された弓形の部分573,57
3aを有する。各々の外側の縁565は、中心点577,577aか
らの1対の同じ半径581,581aによって発生された1対の
弓形の縁部分579,579aを持ち、半径581,581aは半径575,
575aよりも夫々予定の大きさだけ大きい。従って、切取
り条片561のヨーク部分7にある各々の外側の縁565が、
平坦な部分569の両端又は両側に対してなめらかに形成
された弓形部分579,579aを持ち、隣合った外側の縁が52
7で交差すると共に、外側の縁の平坦な部分569は条片材
料3の縁505によって構成することが出来る。内側及び
外側の縁563,565にある平坦な部分567,569の長さ571
が、半径575,575aの長さよりも予定量だけ小さいことが
認められよう。然し、内側及び外側の縁の平坦な部分の
長さを同じものとして示したが、内側の平坦な部分567
の長さを外側の平坦な部分569の長さより予定量だけ小
さくしても、この発明の範囲内であり、その少なくとも
若干の目的を達成すると考えられる。切取り条片561の
ヨーク部分7にある内側の縁567が全体的に開放端515と
向い合ったスロット11の閉端を構成しており、スロット
の内側の縁が平坦な部分567を含むが、前に述べた様
に、平坦な部分の長さ571が、弓形部分573,573aを夫々
限定する半径575,575aよりも予定量だけ小さい為に、こ
のスロットは全体的に「丸底」構造であると見なすこと
が出来る。
切取り条片561のヨーク部分7の全体的に一様な複数個
の弓形セグメント583が、内側の縁及び外側の縁563,565
の組の間に全体的に配置されていて、各セグメントの全
体的に弓形の長さ585が、半径575,575a及び581,581aの
中心点577,577aと隣合った外側の縁565の交点577との間
を伸びる1対の仮想平面587,587aによって限定される。
これらの仮想平面は勿論全体的に切取り条片の平面に対
して垂直に伸びる。上に述べた様にして切取り条片561
のヨーク部分7に設けられたセグメント583は、このセ
グメントの弓形の長さ585全体にわたり、全体的に一様
な断面積を持っている。これは、セグメントの平坦な部
分567,569の間にある断面積が、夫々内側及び外側の縁5
63,565の向い合った弓形部分573,579及び573a,579aの間
にある断面積と全体的に近いと考えられるからである。
この為、スロット11の内側の縁563が平坦な部分567を持
つが、上に述べた様に、セグメントの全体的に弓形の長
さ585にわたって全体的に一様な断面積を持つセグメン
ト583を設けることにより、スロット11の前述の全体的
に「丸底」の構造及び歯9のピッチ軸線509に対して取
り得る最大寸法が得られる。この為、切取り条片561
の、最大の弓形の長さ585にわたって全体的に一様な断
面積を持つセグメント583は、スロット11の全体的に
「丸底」の構造が作れる様にするだけでなく、セグメン
トの全体的に弓形の長さ585に沿った全体的に一様な断
面積にわたり、セグメントに引張り及び圧縮の両方の応
力を加えることによって、ヨーク部分7に小さな単位変
形を必要とする様に、切取り条片を鉄心に平打巻きする
のを助ける。前に鉄心C及び503について述べた様に切
取り条片561を鉄心に平打巻きすることは、切取り条片5
A,5B,501の前述の平打巻きと全体的に同じと考えられ
る。切取り条片561を鉄心に平打巻きした時の形が第31
図に示されている。
以上の説明から、少なくとも前に述べた目的を充たす様
な新規な切取り条片、新規な鉄心、鉄心を形成する新規
な方法及び新規な装置が提供されたことは明らかであろ
う。当業者であれば、請求の範囲によって定められたこ
の発明の範囲を逸脱せずに、例としてこゝに示した構造
の精密な配置、形、接続及びその他の細部や、方法の精
密な工程及び順序に変更を加えることが出来ることは云
うまでもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 680762 (32)優先日 1984年12月12日 (33)優先権主張国 米国(US) 審判番号 平6−15363 (72)発明者 ウイーデマン,グスタブ・フレドリツク アメリカ合衆国、46774、インデイアナ州、 ニユー・ヘブン、ペアレント・ロード、 11726番 (72)発明者 ビソン,ドナルド・ケイス アメリカ合衆国、46815、インデイアナ州、 フオート・ウエイン、ワイアンドツト・ド ライブ、4344番 (56)参考文献 特公 昭55−13507(JP,B1)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転電気機械用の平打巻き鉄心に於て、複
    数個の組の全体的に弓形の向い合った縁を含む全体的に
    薄い強磁性材料の切取り条片を有し、該切取り条片は鉄
    心を形成するため螺旋形に平打巻きされていて、前記弓
    形の向い合った縁が鉄心両端間にわたって全体的に軸方
    向の列を形成する様に整合しており、前記弓形の向い合
    った縁の内の一方の縁が鉄心の外周面を構成していると
    共に、前記一方の縁の隣合ったものが互いに交差してお
    り、更に前記切取り条片が前記全体的に弓形の向い合っ
    た縁の内の他方の縁の相互間に配置された複数個の歯を
    有し、該歯は予め選ばれたピッチ軸線の周りに全体的に
    整合していて前記鉄心両端間にわたって軸方向の列を形
    成して、その中に全体的に軸方向の中孔の一部分を構成
    しており、前記歯のピッチ軸線と、前記弓形の向い合っ
    た縁の内の前記一方の隣合ったものの間の交点とが夫々
    一致している平打巻き鉄心。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載した平打巻き鉄心
    に於て、前記弓形の向い合った縁の前記一方の縁及び前
    記他方の縁の各々が、前記鉄心両端間にわたって全体的
    に軸方向に列を形成する様に整合した平坦な中央部分を
    含んでいる平打巻き鉄心。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1または2項に記載した平打
    巻き鉄心に於て、前記弓形の向い合った縁の曲率が夫々
    の共通の中心点を持ち、更に、前記切取り条片が前記弓
    形の向い合った縁の間に全体的に一様な断面積を持つ複
    数個の弓形セグメントを有し、各々の弓形セグメントの
    弧長が、各々の前記弓形の向い合った縁の組の共通の中
    心点から、その組の前記一方の縁の隣合ったものの間の
    交点まで伸びる1対の仮想平面の間に限定されている平
    打巻き鉄心。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1乃至3項のいずれか1項に
    記載した平打巻き鉄心に於て、前記歯が前記全体的に軸
    方向の中孔の一部分を構成する複数個の先端を持ってい
    る平打巻き鉄心。
  5. 【請求項5】請求の範囲第1乃至4項のいずれか1項に
    記載した平打巻き鉄心に於て、前記切取り条片が、隣合
    った前記歯の間に、全体的に鉄心両端間にわたって軸方
    向の列を形成する様に整合した複数個の巻線受入れスロ
    ットを有し、前記弓形の向い合った縁の内の他方の縁
    が、隣合った前記歯の間を伸びていて、前記巻線受入れ
    スロットの一部分を構成している平打巻き鉄心。
  6. 【請求項6】請求の範囲第1乃至5項のいずれか1項に
    記載した平打巻き鉄心に於て、前記歯が前記鉄心両端間
    に伸びる全体的に軸方向の中孔の一部分を構成する複数
    個の先端を持ち、前記巻線受入れスロットが、全体的に
    前記スロットの一部分と向い合っていて、隣合った前記
    歯の先端の間に配置された複数個の開放端を持ち、これ
    らの開放端が前記軸方向の中孔と夫々連通している平打
    巻き鉄心。
  7. 【請求項7】請求の範囲第1乃至6項のいずれか1項に
    記載した平打巻き鉄心に於て、前記切取り条片が、前記
    鉄心の全体的に軸方向に相隔たる向い合った1対の端面
    を構成する1対の向い合った端部と、全体的に予め選ば
    れたピッチ軸線の周りに整合していて、前記鉄心の前記
    向い合った端面の間で全体的に列を形成する様に配置さ
    れていて、前記向い合った端面の間で前記鉄心の全体的
    に軸方向の中孔の一部分を構成する複数個の先端を持つ
    複数個の歯と、隣合った前記歯の間に配置されていて前
    記鉄心の前記向い合った端面の間で全体的に列を形成す
    る様に伸び、隣合った前記歯の先端の間にあって前記中
    孔と連通する複数個の開放端を持つ複数個の巻線受入れ
    スロットと、夫々の中心点を中心として形成された複数
    個の弓形の外側の縁と、該弓形の外側の縁と全体的に半
    径方向に向い合って配置されていて、前記弓形の外側の
    縁と同じ中心点を中心として形成された複数個の弓形の
    内側の縁とを有し、隣合った前記弓形の外側の縁が互い
    に交差して交点を形成し、前記弓形の外側の縁並びにそ
    の間の交点が前記鉄心の前記向い合った端面の間で列を
    形成する様に配置されていて、鉄心の円周方向の外面を
    構成し、前記弓形の外側の縁の間の交点が夫々歯のピッ
    チ軸線と一致しており、前記弓形の内側の縁が隣合った
    前記歯の間を伸びていて、全体的に前記開放端と向い合
    った前記スロットの閉端を構成している平打巻き鉄心。
  8. 【請求項8】請求の範囲第1乃至7項のいずれか1項に
    記載した平打巻き鉄心に於て、前記切取り条片が少なく
    とも一部分に全体的に向い合った縁を持っていて、鉄心
    を形成するため螺旋形に平打巻きされており、また前記
    切取り条片は、全体的に予め選ばれたピッチ軸線の周り
    に整合して前記鉄心両端間にわたって軸方向の列を形成
    する様に設けられていて、前記向い合った縁の内の一方
    の縁及び前記鉄心の全体的に軸方向の中孔の夫々の一部
    分を構成する複数個の先端部分を持つ複数個の歯と、隣
    合った前記歯の間に設けられていて、全体的に鉄心両端
    間にわたって軸方向に列を形成する様に整合する複数個
    のスロットと、前記鉄心両端間にわたって全体的に軸方
    向の列を形成する様に整合している向い合った弓形の縁
    部分の複数個の組とを有し、各組の向い合った弓形の縁
    部分の内の一方が隣合った前記歯の間を伸びて、前記ス
    ロットの一部分を構成しており、各組の向い合った弓形
    の縁部分の内の他方の隣合ったものが互いに交差してい
    て、その間の交点が前記歯のピッチ軸線と一致している
    と共に、前記向い合った弓形の縁部分の内の他方が全体
    的に前記鉄心両端間にわたって軸方向の列を形成する様
    に整合していて、前記切取り条片の向い合った縁の内の
    他方の縁を構成している平打巻き鉄心。
JP60504703A 1984-10-12 1985-10-09 平打巻き鉄心 Expired - Lifetime JPH07101976B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US660211 1984-10-12
US06/660,116 US4643012A (en) 1984-10-12 1984-10-12 Apparatus for forming edgewise wound cores
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PCT/US1985/001938 WO1986002501A1 (en) 1984-10-12 1985-10-09 Lanced strip arrangement
US660116 1996-06-07
US680762 1996-07-15

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