JP2011234013A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水平偏波と垂直偏波に対応する。
【解決手段】アンテナ素子を支持するアンテナ素子筐体部と,出力端子を支持する端子筐体部を備え,端子筐体部をアンテナ素子筐体部の固着部に固着手段によって回動可能に固着する。アンテナ素子筐体部の背面には,固着部の軸線と同心的に配設された2重の突出壁と,更に外側に第3突出壁を備え,2重の突出壁の底面には凹凸手段が形成されている。端子筐体部には,回転軸と同心的に配設された2重の保護壁と,当該保護壁の内側保護壁の先端部には凸凹手段が形成されている。端子筐体部をアンテナ素子筐体部の固着部に対して回動自在に固着したときに,前記内側保護壁は前記2重の突出壁の間に挿入され,その先端部に形成された凸凹手段が,前記凹凸手段と相互に嵌合し,しかも,前記外側突出壁の外側面と前記外側保護壁の内周面が摺接し,且つ,外側保護壁の先端面とアンテナ素子筐体部の背面が当接する。

【選択図】 図5

Description

本発明は,アンテナ装置に関するものであり,詳しくは,水平偏波で送られる電波の受信にも垂直偏波で送られる電波の受信にも対応可能なアンテナ装置に関する。
アナログ放送の完全停波に向けて,地上デジタル放送を受信するための改修工事が,本格的に進められているなかで,地上デジタル放送を受信するためのUHFアンテナは,従来からある細径のエレメント素子から構成された長尺の八木・宇多アンテナだけでなく,小型であっても高性能なアンテナが求められるようになった。そして,そのアンテナの設置場所も,従来のような屋根上に設置するだけではなく,ベランダや壁面などの多様な設置場所に設置できるものが求められ,更には,住宅等の何れの場所に設置しても違和感がないように,意匠的にも全く新しいデザインのアンテナ装置が求められている。
一般的にこのような新しいデザインのアンテナ装置は,放射器や反射器等のアンテナ素子を,デザインされた合成樹脂製の化粧ケース内に,適宜に配設し収容することでアンテナを構成しているので,建物の壁面に取り付けたりアンテナマストやベランダに取り付けたりする屋外用のアンテナとしても使用できるのは言うまでもなく,例えば専用のスタンドを備えさせることで自立できるように構成すれば,従来からある細径のエレメント素子やロッドアンテナからなる室内アンテナのように,アンテナ素子が剥き出しにならないので,室内用のアンテナとしても違和感無く使用できる。
ところで,直線偏波を利用して伝播する電波には水平偏波と垂直偏波の2種類あり,例えば地上テレビ放送波では,一般的に水平偏波の電波を用いて放送されている地域が多い。しかしながら,受信場所における地形等の環境によっては,垂直偏波の電波を使って放送するほうが,効率よく電波を伝播させることができる場合が有ることから,垂直偏波の電波を使って放送を行なっている地域も存在する。その為,上述したような新しいデザインのアンテナ装置であっても,水平偏波と垂直偏波の両方の電波を受信できるように構成しておくことが望ましい。そのための最も安価で簡単な方法として,例えば,主たる使用形態が水平偏波受信用として用いられるアンテナ装置であっても,垂直偏波用として用いることが出来るように,当該アンテナ装置の中心を前後方向に貫通する軸線を回転軸として,90度回転させた状態で取り付け対象物に取り付けることができる構成にしておくことが考えられる。
ところで,このような主たる使用形態が水平偏波受信用であるアンテナ装置では,当該アンテナ装置の出力端子は,水平偏波の電波を受信するように設置した状態において,概ね垂直方向下向きに突出するように配設されるのが一般的である。これは,出力端子を垂直方向下向きに突出するように設けることによって,例えば屋外にアンテナ装置を設置した場合であっても,周知の防水キャップ等を使って,同軸ケーブルと出力端子との接続部分を覆えば,雨水が直接若しくは同軸ケーブルを伝って出力端子に浸入し,雨水が当該出力端子からアンテナ装置の内部に侵入しないようにすることが,容易に達成できるからである。
(例えば,特許文献1参照)
特開2008−048004号公報
ところが,水平偏波の電波を受信するように設置した状態において,出力端子が垂直方向下向きに突出するように構成されたアンテナ装置を,垂直偏波の電波の受信用として使用する場合,当該アンテナ装置の中心を前後方向に貫通する軸線を回転軸として,90度回転させた状態で取り付け対象物に取り付けることから,このアンテナ装置の出力端子は,水平方向に向けて外方向に突出するよう配置されることになる。このため,風などによって雨水が吹きつけるような状況を考えると,例え同軸ケーブルと出力端子との接続部分を覆うための防水キャップが備えられたとしても,出力端子が垂直方向下向きに突出している場合に比べ,雨水が直接若しくは同軸ケーブルを伝って,同軸ケーブルと出力端子との接続部分に達してしまい,雨水が当該出力端子からアンテナ装置の内部に侵入してしまう恐れが高くなることから,同軸ケーブルと出力端子の接続部分に対する更なる厳重な防水処理が必要となり,アンテナ装置の設置の手間が係るなど設置の困難性が増すばかりでなく,製品のコストも高くなるなどの問題があった。
そこで本願においては,上述したような従来技術の問題点を解決し,水平偏波の電波でも垂直偏波の電波でも対応可能なアンテナ装置を提供することを課題としてなされたものであり,
その目的は,簡単な構成で,水平偏波の電波でも垂直偏波の電波でも対応可能な信頼性の高いアンテナ装置を提供することにある。
他の目的は,取り付け対象物への取付作業が容易にできるアンテナ装置を提供することにある。
他の目的は,コストが安価なアンテナ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は,アンテナ素子と,中心導体と該中心導体と同心的に設けられた外部導体を有する円筒状接栓座からなる出力端子と,前記アンテナ素子を収容すると共に前記出力端子を支持する筐体とを備え,前記アンテナ素子に備えられた給電点と,前記出力端子の中心導体と外部導体とが,前記筐体内部に形成された空間内で電気的に接続されることによって,前記アンテナ素子で受信した信号を前記出力端子から出力するように構成されたアンテナ装置において,
前記出力端子は,少なくとも一端側に同軸ケーブルの端子が着脱される着脱端を備えた出力端子部からなり,且つ,前記アンテナ装置の前後方向の中心線と平行な軸線を回転軸として,少なくとも90°の範囲内で回動可能に固着手段によって固着されており,しかも前記出力端子は,前記アンテナ装置を取り付け対象物に設置した状態で,少なくとも前記出力端子部が水平方向より下方に向けて突出するように配置できると共に,前記出力端子部の軸線を含む平面が,少なくとも前記アンテナ装置の前後方向の中心線を含む平面であって水平方向に直交する平面に略平行に配設された位置から,水平方向に略平行となる位置の範囲内で回動可能に構成した。
請求項2の発明は,請求項1に記載のアンテナ装置において,前記筐体は,内部に前記アンテナ素子を支持する収容空間を有するアンテナ素子筐体部と,前記アンテナ素子筐体部の背面に沿うように設けられ,前記アンテナ素子筐体部の内部に形成された前記収容空間と前記アンテナ素子筐体部の背面の一部を貫通するように設けられた開口部を介してつながった,前記アンテナ素子筐体部側に開放部が形成された内部空間を有する端子筐体部からなり,前記出力端子は,少なくとも前記出力端子部が,前記端子筐体部に前記着脱端を外部に突出するように支持されることで構成されており,しかも前記出力端子は,前記アンテナ装置の前後方向の中心線と平行な軸線を回転軸として,前記アンテナ素子筐体部の背面に設けられた固着部に対して,前記固着手段によって回動可能に固着されており,且つ,前記端子筐体部の内部空間に位置する前記出力端子部の他端側における中心導体及び外部導体と前記アンテナ素子に備えられた給電点とは,前記開口部を介して揺動可能な接続手段で相互に接続されている構成とした。
また,請求項3の発明は,請求項2に記載のアンテナ装置において,前記開口部は,前記出力端子の回動に伴い揺動する前記接続手段の揺動範囲に対応するような長さで,しかも,前記固着部の軸線と同心的に形成した長溝からなるように構成した。
また,請求項4の発明は,請求項2から請求項3の何れか一項に記載のアンテナ装置において,前記アンテナ素子筐体部の背面には,前記固着部と前記長溝を囲うように突設した壁体であって,前記固着部の軸線と同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた2重の突出壁と,当該2重の突出壁の内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された凹凸手段と,からなる支持受部が形成されており,また,前記端子筐体部には,当該端子筐体部における前記内部空間の開放部を囲うように突設した壁体であって,端子筐体部の回転軸と同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた2重の保護壁と,当該2重の保護壁の内側保護壁の先端部に形成された凸凹手段と,からなる保護壁部が形成されており,前記端子筐体部を前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して,前記固着手段によって回動自在に固着したときに,前記端子筐体部の内側保護壁は前記支持受部の内側突出壁と外側突出壁との間に挿入されると共に,前記内側保護壁の先端部に形成された前記凸凹手段が,前記内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された前記凸凹手段と相互に嵌合し,且つ,前記外側突出壁の外側に前記外側保護壁が位置するように配設されている構成とした。
また,請求項5の発明は,請求項4に記載のアンテナ装置において,前記支持受部には,前記2重の突出壁の外側に,更に前記固着部の軸線と同心的に配設された第3突出壁が設けられており,前記端子筐体部を前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して,前記固着手段によって回動自在に固着したときに,前記端子筐体部の内側保護壁は前記支持受部の内側突出壁と外側突出壁との間に挿入されると共に,前記内側保護壁の先端部に形成された前記凸凹手段が,前記内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された前記凹凸手段と相互に嵌合し,しかも,前記第3突出壁の外周面と前記外側保護壁の内周面が摺接し,且つ,少なくとも前記外側保護壁の先端面とアンテナ素子筐体部の背面が当接するように配設されているように構成した。
また,請求項6の発明は,請求項3から請求項5の何れか一項に記載のアンテナ装置において,前記長溝の長さを,当該長溝の一方側の終端部と前記固着部の中心と前記長溝の他方側の終端部がなす角度が,前記端子筐体部の回動角度より大きい角度となるように備えさせることで,前記支持受部に,前記固着部の軸心を中心とし,先端側が前記長溝によって囲まれた扇状の固着片を形成し,前記出力端子が前記アンテナ素子筐体部の背面に摺接するように,前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して組み付けられた状態において, 前記出力端子を回動させる場合は,前記固着片をアンテナ素子筐体部の外方向に撓ませつつ,前記保護壁部の前記凸凹手段が前記支持受部の前記凹凸手段を乗り越えることで嵌合が解除され,また,前記保護壁部の前記凸凹手段が前記支持受部の前記凹凸手段を乗り越えた状態で前記出力端子の回動を止めた場合は,前記固着片の付勢力によって前記凸凹手段が前記凹凸手段側に引き付けられるようにして嵌合するように,前記固着片を付勢手段として使用するように構成した。
請求項1若しくは請求項2の発明によれば,出力端子を,少なくとも90°の範囲で回動可能に固着手段で持って固着できるように構成し,しかも,出力端子とアンテナ素子の給電部を,筐体内部において揺動可能な接続手段で接続したことによって,このアンテナ装置で持って水平偏波で送られてくる電波を受信する時でも,垂直偏波で送られてくる電波を受信するためにアンテナ装置を90°回転させた時でも,少なくとも出力端子から外部に突出している出力端子部が水平方向を向くことなく,固着手段の簡単な緊緩操作を行なうだけで,常に下方向を向けて配置でき,当該出力端子部に接続する同軸ケーブルが,受信する偏波に関わらず,一般的な配線方法である下方向に向けて引き出すことができることから,周知の防水キャップを装着するだけで,前記出力端子部と同軸ケーブルの接続部を雨水等から守ることができるので,極めて簡単な構成で信頼性の高いアンテナ装置を提供できる。
また好ましくは,請求項3の発明のように,請求項2に記載のアンテナ装置において,前記開口部は,前記出力端子の回動に伴い揺動する前記接続手段の揺動範囲に対応するような長さで,しかも,前記固着部の軸線と同心的に形成した長溝からなるように構成したことによって,前記長溝の短辺の幅が,接続手段を遊挿自在にできるほどの幅で,且つ,アンテナ装置に風などが吹き付けることによって生じる振動等によって,前記接続手段が大幅に動かないように制限を加える寸法であったとしても,前記出力端子の回動と共に揺動する接続手段は,前記長溝に沿うように滑らかに移動するので,出力端子のスムーズな回動を邪魔することはない。また,出力端子の回動操作に伴い,前記接続手段が揺動しても,前記接続手段に余計な負荷が加わることがないので,本発明の実施形態のように出力端子を回動自在に構成しても,高い信頼性を維持することができる。
また好ましくは,請求項4の発明のように,請求項2から請求項3の何れか一項に記載のアンテナ装置において,前記アンテナ素子筐体部の背面には,前記固着部と前記長溝を囲うように突設した壁体であって,前記固着部の軸線と同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた2重の突出壁と,当該2重の突出壁の内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された凹凸手段と,からなる支持受部が形成されており,また,前記端子筐体部には,当該端子筐体部における前記内部空間の開放部を囲うように突設した壁体であって,端子筐体部の回転軸と同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた2重の保護壁と,当該2重の保護壁の内側保護壁の先端部に形成された凸凹手段と,からなる保護壁部が形成されており,前記端子筐体部を前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して,前記固着手段によって回動自在に固着したときに,前記端子筐体部の内側保護壁は前記支持受部の内側突出壁と外側突出壁との間に挿入されると共に,前記内側保護壁の先端部に形成された前記凸凹手段が,前記内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された前記凸凹手段と相互に嵌合し,且つ,前記外側突出壁の外側に前記外側保護壁が位置するように配設されている構成とすることによって,
前記出力端子には,常時は出力端子部の着脱端に接続された同軸ケーブルによる下方向への引っ張り力だけが加わっているが,例えば強い風が同軸ケーブルに吹きつけたり止んだりして同軸ケーブルが揺動し,前記出力端子に,出力端子を回動させようとする力が加わることになったとしても,前記出力端子をアンテナ素子筐体部の背面に固着手段によって固着した状態で,前記内側保護壁の先端部に形成された出力端子側の前記凸凹手段と前記内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された支持受部側の前記凹凸手段とが相互に嵌合している構成であるので,同軸ケーブルによるモーメント力が出力端子に継続的に加わったとしても,出力端子は所定の位置を維持することができる。また,例え固着手段が僅かに緩んでしまっても,前記凸凹手段と凹凸手段の嵌合によって,出力端子の配置方向を維持することが出来る。
また好ましくは請求項5の発明のように,請求項4のアンテナ装置において,前記支持受部には,前記2重の突出壁の外側に,更に前記固着部の軸線と同心的に配設された第3突出壁が設けられており,前記端子筐体部を前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して,前記固着手段によって回動自在に固着したときに,前記端子筐体部の内側保護壁は前記支持受部の内側突出壁と外側突出壁との間に挿入されると共に,前記内側保護壁の先端部に形成された前記凸凹手段が,前記内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された前記凹凸手段と相互に嵌合し,しかも,前記第3突出壁の外周面と前記外側保護壁の内周面が摺接し,且つ,少なくとも前記外側保護壁の先端面とアンテナ素子筐体部の背面が当接するように配設されているように構成したことによって,
例えば出力端子に吹き付ける雨水や,背面を伝って出力端子に至った水滴があっても,当該雨水や水滴が出力端子(即ち,端子筐体部)の内部へ浸入することを難くしている。また,例え雨水が毛細管現象等によって前記外側保護壁の内周面と最も外側に配設された第3突出壁の外周面との摺接面を超えて浸入したとしても,雨水は重力や毛細管現象によって,前記摺接面を伝って出力端子の下方に至り,以下に例示する水抜き溝の存在によって,当該水抜き溝から抜け出る。
更に,前記摺接面より前記第3突出壁を超えて内部に浸入したとしても,以下に詳しく例示するように,前記第3突出壁と外側突出壁の間に形成されている空間によって,それ以上の水滴の侵入を防止すると共に,その水滴は前記2重の突出壁の内の外側突出壁の外周面を伝って,支持受部の下方となる位置に形成された水抜き溝から出力端子の下方となる位置に形成された水抜き溝を介して抜け出るようになっていることから。信頼性の高い構成となっている。
加えて,前記凸凹手段と前記凹凸手段が嵌合する位置を,前記保護壁部の外側保護壁の先端とアンテナ素子筐体部の背面との当接面と,前記外側保護壁の内周面と前記第3突出壁の外周面との摺接面と,前記第3突出壁と前記外側突出壁の間に形成される空間とを超え,前記2重の突出壁の内側に備えさせたことによって,前記凸凹手段と前記凹凸手段の嵌合部に生じる隙間が有ったとしても,その嵌合部から水が浸入することはないので,防水性能は長期の使用に信頼性を保つことができる。
また好ましくは請求項6に記載のアンテナ装置のように,請求項3から請求項5の何れか一項に記載のアンテナ装置に備えられている,扇状に形成された固着片を付勢手段として利用するように構成することによって,
出力端子を前記固着手段の軸線に沿って外方向に引っ張る力を加えれば,前記固着片が撓み,引っ張り力を加えなければ前記固着片の付勢力によって元に戻ることから,出力端子の回動操作は,前記凸凹手段と前記凹凸手段との嵌合状態を解除する程まで,固着手段を大きく緩めなくても,即ち,前記出力端子とアンテナ素子筐体部の背面が摺接するように僅かに緩めれば,前記凸凹手段と前記凹凸手段との嵌合状態を維持したままでも出来るので,良好な操作感を保ちながら,出力端子の配置方向を簡単且つ確実に設定することが出来る。また,例え固着手段が僅かに緩んでしまっても,この付勢手段としても固着片と前記凸凹手段と凹凸手段の嵌合によって,出力端子の配置方向を維持することが出来る。
本発明のアンテナ装置の説明するための概略図であり,(a)は水平偏波受信時の背面から見た斜視図,(b)は垂直偏波受信時の背面から見た斜視図。 本発明のアンテナ装置に備えられた出力端子を説明するための概略構成図であり,(a)はアンテナ装置の背面側から見た拡大正面図,(b)は(a)におけるA−A線から見た,一部を破断した側面図,(c)は(a)におけるB−B線から見た,一部を破断した下面図,(d)は出力端子の可動範囲を説明するための正面図である。 本発明のアンテナ装置の支持受部を説明するための概略図であり,(a)は支持受部を拡大した正面図,(b)は(a)におけるD−D線から見た支持受部の断面図である。 本発明のアンテナ装置の出力端子を説明するための概略図であり,(a)は出力端子の正面図,(b)は出力端子の裏面図,(c)は(b)におけるE−E線から見た出力端子の断面図である。 本発明のアンテナ装置における支持受部と出力端子の嵌合状態を説明するため図であり,(a)は分解図,(b)は嵌合状態を示すため一部を拡大した断面図である。 本発明のアンテナ装置における支持受部と出力端子の具体的な組付け状態を説明するための図である。(尚,出力端子10の図は,図2(a)におけるC−C線から見た断面図である。) 本発明のアンテナ装置の支持受部の異なる実施例であり,(a)は支持受部を拡大した正面図,(b)は(a)におけるF−F線から見た支持受部の断面図である。
以下に本発明のアンテナ装置の一実施形態について説明する。
図1は本発明のアンテナ装置の説明するための概略図であり,(a)は水平偏波受信時の背面から見た斜視図,(b)は垂直偏波受信時の背面から見た斜視図である。
尚,以下の説明では本発明のアンテナ装置1の具体的な例として,UHFアンテナの例を使って説明するが,特にUHFアンテナに限定されるものではない,
また,以下の説明で方向を示す場合は,特に明記しない限りは,アンテナ装置1の設置方向を基準とし,アンテナ装置1の正面側が前側,若しくは前面と記載し,アンテナ装置1は後面側が後側,若しくは背面と記載する。つまり図1における配置において,斜め左下側(手前側)は後側,若しくは背面であり,図の斜め右上側(奥行き側)は前側,若しくは前面である。
本発明のアンテナ装置1について図1及び図2を用いて説明する。本発明のアンテナ装置1は,図には示されていないアンテナ素子と,当該アンテナ素子を収容するための収容空間を内部に有するように樹脂材等で成型されたアンテナ素子筐体部5からなるアンテナ本体2と,少なくとも中心導体と該中心導体と同心的に設けられた外部導体を有する円筒状接栓座であって,一端側に同軸ケーブルの端子が着脱される着脱端11aを備えた出力端子部11と,前記アンテナ素子筐体部5の背面5aに沿うように設けられ,前記出力端子部11の着脱端11aを外方向に突出するように支持する,樹脂材等で成型された端子筐体部12からなる出力端子10と,前記アンテナ素子筐体部5の背面5aに設けられた取付金具添着部51,52に着脱自在に固着されたアンテナ取付金具50とを備えており,後に詳述するように,前記アンテナ素子に備えられた図には示されていない給電点と,前記出力端子部11の他端側の中心導体と外部導体とが,筐体2,12内部に形成された空間内で後に詳述する接続手段によって電気的に接続されており,前記アンテナ素子で受信した信号を前記出力端子部11から出力するように構成されている。
本発明のアンテナ装置1に備えられた前記アンテナ取付金具50は,アンテナマストやベランダ等への取り付けができるばかりでなく,壁面の取り付けにも対応するなど,多様な設置場所に取り付けができるように構成されている。そして,当該アンテナ取付金具50を,図1(a)のようにアンテナ素子筐体部5の背面5aに形成された取付金具添着部51に取り付ければ,水平偏波受信用のアンテナ装置1として,また,図1(b)のように,アンテナ取付金具50をアンテナ素子筐体部5の背面5aに形成された取付金具添着部52に取り付ければ,垂直偏波受信用のアンテナ装置1として使用できる構成となっている。
更に本発明のアンテナ装置1は,当該アンテナ装置1の設置状態(水平偏波受信若しくは垂直偏波受信)に応じて,前記出力端子10が図1(a)の矢印Rで図示されているように,前記アンテナ装置1の前後方向の中心線と平行な軸線を回転軸として,少なくとも90°の範囲内で回動自在となるように,固着手段9でもって固着されていることによって,水平偏波受信時でも,垂直偏波受信時でも,出力端子部11を下方に向けて突出するように配置させることができる。
ここで前記出力端子10について図2を用いて説明する。図2は本発明のアンテナ装置1に備えられた出力端子10を説明するための概略構成図であり,(a)はアンテナ装置1の背面側から見た拡大正面図,(b)は(a)におけるA−A線から見た,一部を破断した側面図,(c)は(a)におけるB−B線から見た,一部を破断した下面図,(d)は出力端子10の可動範囲を説明するための正面図である。
図2によれば,出力端子10は,当該出力端子10の回転の中心となる位置を貫通するように備えられたボルト体9によって,背面5aに一体的に形成された支持受部20の固着部(後に詳述する)に対して取り付けられている。尚,本発明の実施形態では,前記ボルト体9が出力端子11の回転手段であると共に,出力端子10をアンテナ素子筐体部5の背面5aに回動自在に固着するための請求項に記載の固着手段である。またボルト体9の先端部に螺合されたナット体9aは,当該ボルト体9の抜け止め手段の一例である。
そして,本発明の実施形態の出力端子10は,前記ボルト体9を回転軸として,少なくとも90°の範囲で回動自在に背面5aに固着されている。
出力端子10を構成する前記端子筐体部12には,前記出力端子部11に加え,図2の15で示す位置に衛星入力端子部を備えさせると共に,端子筐体部12の内部空間に,前記アンテナ素子で受信したUHF帯の信号と,前記衛星入力端子部から受け入れる,例えばBSアンテナによって得られた中間周波数帯の信号を混合する,図示されていない周知の信号混合器を備えさせることによって,前記出力端子部11から,前記信号混合器で混合された混合信号を出力できるように構成してもよい。
次に,アンテナ素子筐体部5の背面5aに一体的に形成された前記支持受部20について詳しく説明する。図3は本発明のアンテナ装置1の支持受部20を説明するための概略図であり,(a)は支持受部20を拡大した正面図,(b)は(a)におけるD−D線から見た支持受部20の断面図である。本発明の実施形態によれば前記支持受部20の中心Oには,前記出力端子10を貫通するように備えられたボルト体9を遊挿自在に挿通する内径を有した,前記アンテナ素子筐体部5の背面5aを貫通する貫通孔21が形成されている。
更に,前記貫通孔21の周囲には,前記背面5aを貫通するように設けられた開口部であって,前記貫通孔21の中心点Oを通る軸線と同心的に形成した長溝22が形成されており,前記アンテナ素子筐体部5内部の収納空間と端子筐体部12の内部空間とは,この長溝22を介して繋がっている。そして,前記長溝22は,当該長溝22の一方側の終端部と前記貫通孔21の中心Oと前記長溝22の他方側の終端部がなす角度が,前記出力端子10の回動角度より大きい角度(少なくとも90°)となるように形成されておればよいが,本発明の実施形態では,出力端子10に出力端子部11と前記衛星入力端子部を設ける場合に備えるように,前記長溝22は,当該長溝22の一方側の終端部と前記貫通孔の中心Oと前記長溝の他方側の終端部がなす角度が,180°より僅かに大きくなるように形成されている。このように前記長溝22を前記貫通孔21の軸心Oを中心として同心的に形成することによって,前記支持受部20には先端側が前記長溝22によって囲まれた扇状の固着片23が形成される。
そして,前記長溝22の短辺の幅は,前記アンテナ素子の給電点と,前記出力端子部11の他端側の中心導体と外部導体とを接続する接続手段を遊挿自在にできるほどの幅で,しかも,例えば,アンテナ装置1に風などが吹き付けることによって生じる振動等によって,前記接続手段が大幅に動かないように制限を加えるような幅に決めればよい。このように長溝の幅を決めても,長溝22が前記貫通孔21の中心点Oを通る軸線と同心的に形成されているので,出力端子10の回動と共に揺動する接続手段は前記長溝22に沿うように移動するので,出力端子10のスムーズな回動を邪魔することはない。
前記長溝22の終端部近傍に前記背面5aと一体的に形成された突起5b・5bは,後述する前記端子筐体部12の内部に形成された揺動片を当て付けることによって。前記出力端子10の回動範囲(本発明の実施形態では90°)を制限するために設けられた当付片である。
更に,前記長溝22の周囲には,前記貫通孔21と前記長溝22を囲うように突設した壁体であって,前記貫通孔21の軸心Oと同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた内側突出壁24と外側突出壁25からなる2重の突出壁が形成されている。加えて,当該2重の突出壁の内側突出壁24と外側突出壁25との間の底面には,所定の間隔となるように配設された凹凸手段27が形成されている。
また,本発明の実施形態では,前記2重の突出壁に加え,更に前記外側突出壁25の外側に,前記貫通孔21の軸線Oと同心的に配設された第3突出壁26が設けられている。そして,この第3突出壁26には,当該突出壁の一部を切り欠くように形成された水抜き溝26cが2箇所形成されており,それぞれ出力端子10の回動範囲の最大位置(図3の真下と水平方向)に対応する位置に設けられている。
また,アンテナ素子筐体部5の背面5aの内面には,少なくとも前記突出壁が囲うエリアの投影面と同程度の大きさからなる補強板6が,背面5aの内面に沿うように備えられている。そして,この補強板6には,前記貫通孔21の中心Oを通る軸線と同心的に形成され,内側には前記ボルト体9に形成された雄ネジ部に螺合する雌ネジ部7aが形成されたネジ孔7と,前記長溝22の形状に対応する貫通口8が形成されている。
尚,前記貫通孔21と前記ネジ孔7で,前記出力端子10をアンテナ素子筐体部5に回動自在に取り付けるためのボルト体9を固着する固着部29を構成している。そして,前記固着部29と,前記2重の突出壁24・25と第3突出壁26と,前記凸凹手段27とで本発明の実施形態に係る支持受部20が構成されている。尚,この実施形態では,前記支持受部20に前記第3突出壁26を備えた例を示したが,前記第3突出壁26は無くても良い。この場合,前記水抜き溝26aは2重の突出壁の内の外側突出壁25に形成すればよい。
次に,前記出力端子10について図4を用いて更に詳しく説明する。図4は本発明のアンテナ装置1の出力端子10を説明するための概略図であり,(a)は出力端子10の正面図,(b)は出力端子10の裏面図,(c)は(b)におけるE−E線から見た出力端子10の断面図である。図4によれば,本発明の実施形態に係る出力端子10は,樹脂材等で成型され前記アンテナ素子筐体部5の背面5aに沿うように設けられ,前記アンテナ素子筐体部5側に開放部が形成された内部空間18を有するように,合成樹脂材等から成型された端子筐体部12と,当該端子筐体部12に支持されたF型端子であって,少なくとも中心導体11bと該中心導体11bと同心的に設けられた外部導体11cを有する円筒状接栓座から形成された,一端側に同軸ケーブルの端子が着脱される着脱端11aを備えた出力端子部11とからなり,前記出力端子部11は,前記着脱端11aを端子筐体部12から外方向に突出するようにして,前記端子筐体部12に支持されている。
また,前記端子筐体部12の略中央には,前記ボルト体9を挿通するための挿通孔19が形成されていると共に,当該挿通孔19の軸線と同心的に形成された,前記ボルト体9を収容する筒状の収容壁17が一体的に形成されており,当該挿通孔19の中心を通る軸線を回転軸として出力端子10は回転する。更に前記端子筐体部12には,当該端子筐体部12の開放部を囲うように突設した壁体であって,前記挿通孔19の中心軸と同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた2重の保護壁35・36と,当該保護壁の内側保護壁35の先端部に形成された凸凹手段35aと,からなる保護壁部30が形成されている。そして,本発明の実施形態では図4(c)で示すように,前記収容壁17の先端と前記保護壁部30の先端は,略同一平面上に位置するように形成されている。
尚,前記端子筐体部12の背面側の,前記内側保護壁35の内側に位置する平面に形成された突起15aは,前記支持受部20に形成された当付片5b・5bに当て付けることによって。前記出力端子10の回動範囲(本発明の実施形態では90°)を制限するための揺動片である。また,図4において36cで示されているのは,前記出力端子部11の突出方向と平行となる位置に形成された外側保護壁36の水抜き溝である。また13で示されているのは出力端子部11の回転を制御するための止片であり,14で示されているのは,前記出力端子部11を囲うように当該出力端子部11の軸心と同心的に形成された水切り用の防水筒である。
ここで図5を用いて,前記支持受部20と前記出力端子10の嵌合状態について詳しく説明する。図5は本発明のアンテナ装置1における支持受部20と出力端子10の嵌合状態を説明するため図であり,(a)は組立分解図,(b)は嵌合状態を示すため一部を拡大した断面図である。
前記出力端子10を前記アンテナ素子筐体部5の背面5aに形成された支持受部20に対して組み付ける方法は,端子筐体部12に形成された挿通孔19からボルト体9を挿入し,前記支持受部20に備えられた固着部29,つまり前記背面5aの内面に沿うように備えられた補強板6のネジ孔7の雌ネジ部7aに対して,前記ボルト体9を螺合することによって行なわれる。そして,ボルト体9の螺合が完了したなら,ボルト体9の先端部に,例えばナット体9aを固着しておくことによって,前記ボルト体9を緩めても当該ボルト体9が前記固着部29から外れることはない。また,前記ボルト体9を固着部29に対して緊締すれば,前記出力端子11は,背面5aに確りと固着することができる。この時,前記端子筐体部12は,前記収容壁17の先端と前記保護壁部30の先端が,略同一平面上に位置するように形成されていることから,アンテナ素子筐体部5の背面5aと出力端子10の開放端は当接する。しかしながら,前記補強板6と収容壁17の存在によって,ボルト体9を緊締しても,前記支持受部20(詳しくは前記固着片23)は撓むことはないし,また,保護壁部30の先端面が背面5aから離れることはない。
次に前記支持受部20と前記出力端子10の嵌合状態について説明する。図5(b)によれば,前記支持受部20に前記出力端子10を固着したときに,前記端子筐体部12に備えられた保護壁部30の内側保護壁35は,前記支持受部20の内側突出壁24と外側突出壁25との間に挿入されると共に,前記内側保護壁35の先端部に形成された前記凸凹手段35aが,前記内側突出壁24と外側突出壁25との間の底面に形成された前記凹凸手段27と相互に嵌合しており,且つ,前記端子筐体部12に備えられた前記外側保護壁36は,その内周面36aが,前記2重の突出壁24・25の外側に設けられた前記第3突出壁26の外周面26aと摺接するように配設されている。そして,前記内側突出壁24,外側突出壁25及び第3突出壁26の突出寸法は,前記出力端子11を背面5aに固着した状態で,前記出力端子10の開放端が背面5aに当接するよう,前記保護壁35・36の突出寸法より僅かに短い高さに形成してある。
尚,第3突出壁26がない例の場合,前記外側保護壁36の内周面36aと,外側突出壁25の外周面とが摺接するように構成すればよい。
このように,出力端子10を背面5aに形成された支持受部20に対して,少なくとも90°の範囲で回動可能に固着したことによって,このアンテナ装置1で持って水平偏波で送られてくる電波を受信する時でも,垂直偏波で送られてくる電波を受信する時でも,固着手段としてのボルト体9の簡単な緊緩操作を行なうだけで,常に下方向を向けて配置できることから,当該出力端子部11の着脱端11aに接続する同軸ケーブルは,受信偏波に関わらず下方向に引き出すことができ,しかも,周知の防水カップを前記防水筒14に装着すれば,前記着脱端11aと同軸ケーブルの接続部を,雨水等から守ることができるので,極めて信頼性の高いアンテナ装置を提供できる。
また,前記出力端子11を背面5aに固着した状態で,前記端子筐体部12の開放端の内,少なくとも前記保護壁部30の外側保護壁36の先端が背面5aに当接すると共に,前記外側保護壁36の内周面36aと,最も外側に配設された第3突出壁26の外周面26aとが摺接するように構成したことによって,例えば出力端子10に吹き付ける雨水や,背面5aを伝って出力端子10に至った水滴があっても,当該雨水や水滴が出力端子10内部へ浸入することを難くしている。また,例え雨水が毛細管現象等によって前記外側保護壁36の内周面36aと最も外側に配設された第3突出壁26の外周面との摺接面を超えて浸入したとしても,雨水は重力や毛細管現象によって,前記摺接面を伝って出力端子10の下方に位置する水抜き溝36cから抜け出る。
更に,前記摺接面より前記第3突出壁26を超えて内部に浸入したとしても,前記第3突出壁26と外側突出壁25の間に形成されている空間28によって,それ以上の水滴の侵入を防止すると共に,その水滴は前記2重の突出壁の内の外側突出壁25の外周面を伝って,支持受部20の下方となる位置に形成された水抜き溝26cから出力端子10の下方となる位置に形成された水抜き溝36cを介して抜け出るようになっていることから。信頼性の高い構成となっている。
また,出力端子10には,常時は着脱端11aに接続された同軸ケーブルによる下方向への引っ張り力だけが加わっているが,例えば強い風が同軸ケーブルに吹きつけたり止んだりするような場合,同軸ケーブルが揺動することによって,前記出力端子10には,出力端子10を回動させようとする力が加わることになる。そこで本発明では前記出力端子10を背面5aに固着した状態で,前記内側保護壁35の先端部に形成された前記凸凹手段35aと前記内側突出壁24と外側突出壁25との間の底面に形成された前記凹凸手段27とが相互に嵌合するように構成したことによって,同軸ケーブルによるモーメント力が出力端子10に継続的に加わっても,出力端子10は状態を維持し,延いてはボルト体9が緩むことがないので,出力端子10は常に所定の位置を維持する。また,例えボルト体9が僅かに緩んでしまっても,凸凹の嵌合によって,出力端子10はその配置方向を維持することが出来る。
加えて,前記凸凹手段35aと前記凹凸手段27が嵌合する位置を,前記保護壁部30の外側保護壁36の先端と背面5aとの当接面と,前記外側保護壁36の内周面36aと前記第3突出壁26の外周面26aとの摺接面と,前記第3突出壁26と前記外側突出壁25の間に形成される空間28とを超え,更に前記外側突出壁25を超えた前記2重の突出壁の内側に備えさせたことによって,前記凸凹手段35aと前記凹凸手段27の嵌合部に生じる隙間が有ったとしても,その嵌合部から水が浸入することはないので,防水性能は長期の使用に信頼性を保つことができる。
以上,前記支持受部20と前記出力端子10の嵌合状態について説明したが,ここからは,更に具体的な組付け手順について説明する。図6は本発明のアンテナ装置1における支持受部20と出力端子10の具体的な組付け状態を説明するための図である。(尚,出力端子10の図は,図2(a)におけるC−C線から見た断面図である。)
図6に良く示されているように,前記端子筐体部12に着脱端11aが外方向に突出するように支持された出力端子部11には,端子筐体部12の内部空間18に位置する前記着脱端11aの他端側における中心導体11bと外部導体11cに,所定の長さに切断された同軸ケーブル3の一方側の中心導体と外部導体が半田付け等によって接続されている。そして,同軸ケーブル3が接続された出力端子10を支持受部20に取り付けるには,前記同軸ケーブル3の他端側を,前記支持受部20に形成された長溝22の表側から内部に挿通してから,ボルト体9を支持受部20の固着部29に螺合することによって行なわれる。
次に,前記支持受部20と前記出力端子10を取り付けたなら,前記同軸ケーブル3の一方側から所定の寸法だけ離れた中間位置を,前記アンテナ素子筐体部5の背面5aの内面に突出するように形成された支持腕部3aにおいて支持固定する。この時,出力端子部11との接続部と前記中間位置との間に存置する同軸ケーブル3が緩やかに撓むように前記中間位置を決める。更に,同軸ケーブル3の他端側と,図には示されていないアンテナ素子の給電部とを接続することで組付けが完了する。
このように組み付けられた出力端子10は,既に述べたように支持受部20に形成されている当付片5b・5bに対して,出力端子10に形成されている揺動片15aが当接するまで,即ち,本発明の実施形態では90°の範囲で回動自在に固着されることになる。そして,前記同軸ケーブル3は,出力端子部11との接続部と前記中間位置との間に存置する同軸ケーブル3が緩やかに撓むように,所定の長さを有して前記支持腕部3aに支持固定されているので,前記出力端子10の回動操作に当たって,前記同軸ケーブル3は,支持腕部3aを支点として,前記長溝22に沿うように揺動させることができる。しかも,出力端子10の回動操作に伴い,同軸ケーブルが揺動しても,同軸ケーブル3の一方側の端部と出力端子部11との接続部及び同軸ケーブル3の他方側の端部とアンテナ素子の給電点との接続部に余計な負荷が加わることがないので,本発明の実施形態のような出力端子10が回動自在な構成であっても,高い信頼性を維持することができる。
また,前記長溝22の短辺の幅が,接続手段3を遊挿自在にできるほどの幅に形成しておけば,アンテナ装置1に風などが吹き付けることによって生じる振動等によって,前記接続手段としての同軸ケーブル3が大幅に動かないように制限を加えることが出来るが,そのような寸法の制限があったとしても,前記長溝22が前記固着部29の軸線と同心的に形成してあることによって,出力端子10の回動に伴うスムーズな同軸ケーブル3の揺動を妨げることはない。
尚,少なくとも,前記出力端子部11の中心導体11bと外部導体11cとの接続部と前記前記支持腕部3aに固着された中間位置との間に存置する緩やかに撓むように配線された同軸ケーブル3が,請求項に記載の揺動可能な接続手段の実施例の一つである。
次に,前記支持受部の異なる実施形態に付いて図7を用いて説明する。図7は本発明のアンテナ装置1の支持受部200の実施例であり,(a)は支持受部200を拡大した正面図,(b)は(a)におけるF−F線から見た支持受部200の断面図である。この実施例2と上記実施例1の違いは,支持受部200の固着部29の構成にある。
この図7によれば,実施例1において背面5aの内面側に取り付けられた,前記固着部29を構成する前記ネジ孔7が形成された補強板6に換えて,前記固着片23の背面部分に,前記ボルト体9を螺合する雌ネジ部70aを備えた固着体70が取り付けられている。即ち,実施例2における固着部29は,前記貫通口21と前記固着片23の背面部分に取り付けられた前記固着体70で構成されている。
この実施例2によると,実施例1と同様に前記収容壁17の存在によって,ボルト体9を緊締しても前記固着片23は撓むことはないものの,出力端子10をボルト体9の軸線に沿って外方向に引っ張り力が加わると,図7(b)の矢印で示すように前記固着体70と共に前記固着片23は僅かに撓むことから,前記固着片23を付勢手段として使用することができる。
即ち,前記出力端子10を前記アンテナ素子筐体部5aに備えさせた固着部29に対して固着手段で固着した状態から90°回動させる場合,ボルト体9を大きく緩めることなく,即ち,前記出力端子10の開放端(具体的には,前記外側保護壁36の先端,収容壁17の先端)とアンテナ素子筐体部5の背面5aが摺接するようにボルト体9を僅かに緩めれば,前記出力端子10の開放端と背面5aとの当接状態が開放されるので,この状態で前記出力端子11を回動させれば,前記固着片23を撓ませつつ,前記保護壁部30の凸凹手段35aが前記支持受部20の前記凹凸手段27を乗り越えるようにして嵌合が解除され,また,前記保護壁部30の凸凹手段35aが前記支持受部20の前記凹凸手段27を乗り越えた状態で前記出力端子10の回動を止めた場合は,前記固着片23の付勢力によって前記凸凹手段35aが前記凹凸手段27側に引き付けられるようにして嵌合するのである。尚,固着片23の付勢力を強くするために,固着片23を僅かに内側に傾くように備えさせてもよい。
即ち,この実施例2によれば,出力端子10の回動操作は,前記凸凹手段35aと前記凹凸手段27との嵌合状態を解除する程まで,固着手段としての前記ボルト体9を大きく緩めなくても,ボルト体9を僅かに緩めれば,前記凸凹手段35aと前記凹凸手段27との嵌合状態を維持したままでも出来るばかりでなく,ボルト体9の緊締作業も容易に出来る。また,例えボルト体9が僅かに緩んでしまっても,この付勢手段としても固着片23と凸凹の嵌合によって,出力端子10の配置方向を維持することが出来る。
尚,本発明は,以下に示すように本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の構成を適宜に変更して実施することも可能である。
上記実施例は,支持受部20に形成された内側突出壁24と外側突出壁25との間の底面に配設された凹凸手段27と,出力端子10に形成された保護壁部30の内側保護壁35の先端部に形成された凸凹手段35aとが,それぞれ嵌合する例を示したが,上述したように,本発明の実施形態では凸凹手段と凹凸手段との嵌合位置を,防水性能に影響を与えない位置に備えさせてあるので,凸凹手段35aと凹凸手段27はなくてもよく,このような実施例でも良好な防水性能を損なうことはない。
また,凸凹手段35aと凹凸手段27が嵌合しないので,出力端子10の回動操作に当たっては,凸凹手段35aと前記凹凸手段27との嵌合状態を解除する必要がないのでボルト体9を大きく緩めることなく僅かに緩めるだけでよいので,簡単且つスムーズに操作が出来るし,出力端子10の配置を決めた後のボルト体9の緊締作業も容易にできる。
1…アンテナ装置,2…アンテナ本体,3…同軸ケーブル,3a…支持腕部,5…アンテナ素子筐体部,5a…背面,5b…当付片,5c…補強リブ,6…補強板,7…ネジ孔,7a…雌ネジ部,8…貫通口,9…ボルト体,9a…ナット体,10…出力端子,11…出力端子部,11a…着脱端,11b…中心導体,11c…外部導体,11d…ナット,12…端子筐体部,13…止片,14…防水筒,15…揺動片,17…収容壁,18…空間,19…挿通孔,20…支持受部,21…貫通孔,22…長溝,23…固着片,24…内側突出壁,25…外側突出壁,26…第3突出壁,26c…水抜き溝,27…凹凸手段,28…空間,29…固着部,30…保護壁部,35…内側保護壁部,35a…凸凹手段,36…外側保護壁部,36c…水抜き溝,50…アンテナ取付金具,51・52…取付金具添着部,70…固着体,70a…雌ネジ部,200…支持受部。

Claims (6)

  1. アンテナ素子と,中心導体と該中心導体と同心的に設けられた外部導体を有する円筒状接栓座からなる出力端子と,前記アンテナ素子を収容すると共に前記出力端子を支持する筐体とを備え,前記アンテナ素子に備えられた給電点と,前記出力端子の中心導体と外部導体とが,前記筐体内部に形成された空間内で,接続手段で電気的に接続されることによって,前記アンテナ素子で受信した信号を前記出力端子から出力するように構成されたアンテナ装置において,
    前記出力端子は,少なくとも一端側に同軸ケーブルの端子が着脱される着脱端を備えた出力端子部からなり,且つ,前記アンテナ装置の前後方向の中心線と平行な軸線を回転軸として,少なくとも90°の範囲内で回動可能に固着手段によって固着されており,
    しかも前記出力端子は,前記アンテナ装置を取り付け対象物に設置した状態で,少なくとも前記出力端子部が水平方向より下方に向けて突出するように配置できると共に,前記出力端子部の軸線を含む平面が,少なくとも前記アンテナ装置の前後方向の中心線を含む平面であって水平方向に直交する平面に略平行に配設された位置から,水平方向に略平行となる位置の範囲内で回動可能に構成されたことを特徴としたアンテナ装置。
  2. 前記筐体は,内部に前記アンテナ素子を支持する収容空間を有するアンテナ素子筐体部と,前記アンテナ素子筐体部の背面に沿うように設けられ,前記アンテナ素子筐体部の内部に形成された前記収容空間と前記アンテナ素子筐体部の背面の一部を貫通するように設けられた開口部を介してつながった,前記アンテナ素子筐体部側に開放部が形成された内部空間を有する端子筐体部からなり,
    前記出力端子は,少なくとも前記出力端子部が,前記端子筐体部に前記着脱端を外部に突出するように支持されることで構成されており,
    しかも前記出力端子は,前記アンテナ装置の前後方向の中心線と平行な軸線を回転軸として,前記アンテナ素子筐体部の背面に設けられた固着部に対して,前記固着手段によって回動可能に固着されており,且つ,前記端子筐体部の内部空間に位置する前記出力端子部の他端側における中心導体及び外部導体と前記アンテナ素子に備えられた給電点とは,前記開口部を介して揺動可能な接続手段で相互に接続されていることを特徴とした請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記開口部は,前記出力端子の回動に伴い揺動する前記接続手段の揺動範囲に対応するような長さで,しかも,前記固着部の軸線と同心的に形成した長溝からなることを特徴とした請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記アンテナ素子筐体部の背面には,前記固着部と前記長溝を囲うように突設した壁体であって,前記固着部の軸線と同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた2重の突出壁と,当該2重の突出壁の内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された凹凸手段と,からなる支持受部が形成されており,
    また,前記端子筐体部には,当該端子筐体部における前記内部空間の開放部を囲うように突設した壁体であって,端子筐体部の回転軸と同心的に配設され,相互に所定の間隔だけ隔てるように設けられた2重の保護壁と,当該2重の保護壁の内側保護壁の先端部に形成された凸凹手段と,からなる保護壁部が形成されており,
    前記端子筐体部を前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して,前記固着手段によって回動自在に固着したときに,
    前記端子筐体部の内側保護壁は前記支持受部の内側突出壁と外側突出壁との間に挿入されると共に,前記内側保護壁の先端部に形成された前記凸凹手段が,前記内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された前記凸凹手段と相互に嵌合し,且つ,前記外側突出壁の外側に前記外側保護壁が位置するように配設されていることを特徴とした請求項2から請求項3の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 更に前記支持受部には,前記2重の突出壁の外側に,前記固着部の軸線と同心的に配設された第3突出壁が設けられており,
    前記端子筐体部を前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して,前記固着手段によって回動自在に固着したときに,
    前記端子筐体部の内側保護壁は前記支持受部の内側突出壁と外側突出壁との間に挿入されると共に,前記内側保護壁の先端部に形成された前記凸凹手段が,前記内側突出壁と外側突出壁との間の底面に形成された前記凹凸手段と相互に嵌合し,しかも,前記第3突出壁の外周面と前記外側保護壁の内周面が摺接し,且つ,少なくとも前記外側保護壁の先端面とアンテナ素子筐体部の背面が当接するように配設されていることを特徴とした請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記長溝の長さを,当該長溝の一方側の終端部と前記固着部の中心と前記長溝の他方側の終端部がなす角度が,前記端子筐体部の回動角度より大きい角度となるように備えさせることで,前記支持受部に,前記固着部の軸心を中心とし,先端側が前記長溝によって囲まれた扇状の固着片を形成し,
    前記出力端子が前記アンテナ素子筐体部の背面に摺接するように,前記アンテナ素子筐体部の固着部に対して組み付けられた状態において,
    前記出力端子を回動させる場合は,前記固着片をアンテナ素子筐体部の外方向に撓ませつつ,前記保護壁部の前記凸凹手段が前記支持受部の前記凹凸手段を乗り越えることで嵌合が解除され,
    また,前記保護壁部の前記凸凹手段が前記支持受部の前記凹凸手段を乗り越えた状態で前記出力端子の回動を止めた場合は,前記固着片の付勢力によって前記凸凹手段が前記凹凸手段側に引き付けられるようにして嵌合するように,前記固着片を付勢手段として使用することを特徴とした請求項3から請求項5の何れか一項に記載のアンテナ装置。
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