JP2011231551A - ウインドレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造が容易で確実にワイヤへ張力が付与できるウインドレギュレータを提供する。
【解決手段】キャリアプレートと、キャリアプレートの移動をガイドするガイドレールと、ガイドレールの一端に設けられるハウジングと、ガイドレールの他端に設けられるワイヤガイドと、ハウジングに収納されるドラムと、ワイヤガイドに掛け回され一端がキャリアプレートに、他端がドラムに連結された上昇用ワイヤと、一端がキャリアプレートに、他端がドラムに連結された下降用ワイヤと、ドラムを回転駆動する駆動部とを備えたウインドレギュレータであって、ガイドレールの一端はガイドレールの長手方向への移動を許容しガイドレールの長手方向に対する垂直方向への移動を規制するハウジングに設けられたガイドレール収容部へ収容され、ガイドレールにはハウジングが上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を減少させる方向へ移動するのを規制する規制部が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤへ張力を付与することができるウインドレギュレータに関する。
ウインドレギュレータとは、車両用ドアに設けられる窓ガラスを上下させるためのものであり、ワイヤ式のものが多く用いられている。このワイヤ式のウインドレギュレータ(以下、単に「ウインドレギュレータ」と記す。)は、一般に、閉ループを構成するワイヤと、該ワイヤの端部と、前記窓ガラスを支持するガラスホルダーとが連結されるキャリアプレートと、該キャリアプレートを上下方向に移動可能にガイドするガイドレールと、前記ワイヤを巻き取り、また送り出すドラムを駆動することにより、キャリアプレートと共に窓ガラスを上下に移動させる駆動部とを備える。
このようなウインドレギュレータにおいては、ドラムにワイヤが巻き取られ、また送り出されることにより、窓ガラスが上下に移動できるよう、常にワイヤに張力が付与されている状態としておく必要がある。
このようなことに鑑み、特許文献1には、ワイヤをガイドするワイヤガイドが設けられたブラケットを、前記ワイヤに張力が付与される状態でガイドレールの一端に一体に結合させるウインドレギュレータが開示されている。また、特許文献2には、ワイヤガイドが設けられたブラケットと、前記ブラケットを回転可能に保持すると共に、当該ブラケットを任意の位置でボルトとナットとにより固定できるベースブラケットとを備えるウインドレギュレータが開示されている。このウインドレギュレータは、ブラケットをワイヤに張力が付与される位置に回転させた後、当該位置で前記ベースブラケットに固定するものである。
特開平8−270328号公報 特開2000−356068号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるウインドレギュレータにおいては、ブラケットとガイドレールとの間に嵌合構造が設けられておらず、よってこれらを一体に結合させる際には、互いに傾かないように製造設備で位置決めしつつ作業を行う必要がある。そのため、当該ウインドレギュレータには、製造が煩雑になるという問題がある。
また、特許文献2に開示されるウインドレギュレータにおいては、ワイヤに張力が付与された状態を維持しつつ、ボルトとナットによりブラケットをベースブラケットに固定する必要がある。そのため、当該ウインドレギュレータにも、製造が煩雑になるという問題がある。更に、当該ウインドレギュレータの使用途中において、ナットが緩んだ場合には、ブラケットがワイヤの張力を下げる方向へ移動してしまうという問題もある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、製造が容易で、確実にワイヤへ張力が付与できるウインドレギュレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のウインドレギュレータは、窓ガラスが固定されるキャリアプレートと、該キャリアプレートの移動をガイドするガイドレールと、前記ガイドレールの一端に設けられるハウジングと、前記ガイドレールの他端に設けられるワイヤガイドと、前記ハウジングに収納されるドラムと、前記ワイヤガイドに掛け回され、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された上昇用ワイヤと、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された下降用ワイヤと、前記ドラムを回転駆動する駆動部とを備えたウインドレギュレータであって、前記ガイドレールの一端は、前記ガイドレールの長手方向への移動を許容し、前記ガイドレールの長手方向に対する垂直方向への移動を規制する前記ハウジングに設けられたガイドレール収容部へ収容されており、前記ガイドレールには、前記ハウジングが前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を減少させる方向へ移動するのを規制する規制部が設けられていることを特徴としている。
また、本発明のウインドレギュレータは、窓ガラスが固定されるキャリアプレートと、該キャリアプレートの移動をガイドするガイドレールと、前記ガイドレールの一端に設けられるハウジングと、前記ガイドレールの他端に設けられるワイヤガイドと、前記ハウジングに収容されるドラムと、前記ワイヤガイドに掛け回され、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された上昇用ワイヤと、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された下降用ワイヤと、前記ドラムを回転駆動する駆動部とを備えたウインドレギュレータであって、前記ハウジングは、前記ガイドレールの長手方向への移動を許容し、前記ガイドレールの長手方向に対する垂直方向への移動を規制するガイドレール収容部を備えており、前記ガイドレール収容部へ前記ガイドレールの一端を収容させた状態で、前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤをそれぞれ前記キャリアプレートおよびドラムへ組み付ける工程と、前記ハウジングを前記ガイドレールの長手方向へ移動させることで、前記ガイドレール収容部への前記ガイドレールの一端の収容量を変更し、前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を増加させる工程と、前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を増加された状態を保持しながら前記ガイドレールの一部を変形させて、前記ハウジングが前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を減少させる方向へ移動するのを規制する規制部を形成する工程を含む製造方法により得られることを特徴としている。
(1)本発明のウインドレギュレータは、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの他端が連結されたドラムを収納するハウジングに、ガイドレールの一端を収容するガイドレール収容部が設けられおり、このガイドレール収容部が、ハウジングのガイドレールの長手方向への移動を許容すると共に、長手方向に対する垂直方向への移動を規制している。これにより、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤのキャリアプレートおよびドラムへの連結は、ハウジングを上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を減少させるように、ガイドレールをガイドレール収容部内へ収容される方向へ移動させた状態で行うことができる。また、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤへの張力の付与は、ハウジングを上記と逆のガイドレールの長手方向に移動させることでできる。更に、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤに張力を付与した後は、規制部によりハウジングが上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を減少させるガイドレールの長手方向に移動することを規制できる。以上により、本ウインドレギュレータは、簡便な作業にて上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤに張力を付与して製造することができ、また使用中に前記張力が減少することも防止することができる。
(2)規制部が、ガイドレールの長手方向に対し垂直方向に向かい合うようにガイドレールに一体で形成され、ガイドレールの表面から突出した爪である場合は、部品点数の増加が生じず、ウインドレギュレータを容易に製造することができる。また、ガイドレールおよびハウジングが上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を減少する方向に移動しようとする力に抗する強度が強く、また長期に渡る耐久性も高い。さらに、使用途中に上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力が減少することを防止することができる
(3)さらに、本発明のウインドレギュレータは、ガイドレール収容部へガイドレールの一端を収容させた状態で、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤをキャリアプレートおよびドラムに組み付ける工程、ハウジングをガイドレールの長手方向に移動させることで、上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を増加させる工程、および上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を増加させた状態を保持しながら、ガイドレールの一部を変形させて、ハウジングが上昇用ワイヤおよび下降用ワイヤの張力を減少させる方向へ移動することを規制する規制部を形成する工程により製造することができる。これらの工程が何れも容易に行うことができることに基づき、本ウインドレギュレータは製造が容易である。
本発明のウインドレギュレータの正面図。 (a)ガイドレールの拡大正面図、(b)本図(a)におけるI−I断面図。 (a)ハウジングの拡大正面図、(b)ハウジングの拡大平面図。 ウインドレギュレータの製造工程を示すフローチャート。 ウインドレギュレータの要部の組み立てを説明する説明図。 ウインドレギュレータの要部拡大斜視図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態の説明をする。図1に示すように本発明のウインドレギュレータ1は、図外の窓ガラスが固定されるキャリアプレート2と、該キャリアプレート2の移動をガイドするガイドレール3と、該ガイドレール3の一端に設けられるハウジング4と、ガイドレール3の他端に設けられるワイヤガイド5と、ハウジング4に収容されるドラム6と、ワイヤガイド5に掛け回されて一端がキャリアプレート2に、他端がドラム6に夫々連結された上昇用ワイヤ7と、一端がキャリアプレート2に、他端がドラム6に夫々連結された下降用ワイヤ8と、ドラム6を回転駆動する電気モータ等により構成される駆動部9とを備えている。
本ウインドレギュレータ1は、図外の車両用ドアのインナパネルに固定されて使用されるもので、駆動部9を動作させることにより、ドラム6を回転駆動して上昇用ワイヤ7の他端側を当該ドラム6に巻き取り、下降用ワイヤ8を当該ドラム6より一端側へ送り出すことでキャリアプレート2に固定された窓ガラスを上昇させ、また、上昇用ワイヤ7を当該ドラム6から一端側へ送り出し、下降用ワイヤ8の他端側を当該ドラム6に巻き取ることでキャリアプレート2に固定された窓ガラスを下降させるものである。
前記ガイドレール3は、図2に示すように、長手方向に所定の長さを有する略長方形状の亜鉛メッキ鋼板等の金属薄板を所定形状に形成したものである。ガイドレール3の幅方向の一端の縁には、略直角に折り曲げられた、ガイドレール3の剛性を高める折り曲げ部10が形成されている。また、ガイドレール3の幅方向の他端より所定長内側には、2重に折り曲げられて、前記折り曲げ部10と逆方向に突出する2重折り曲げ部11が形成されている。
ガイドレール3の長手方向の上端(他端)付近には、ワイヤガイド5を取り付けるためのシャフト挿入孔12が設けられている。このシャフト挿入孔12には、図1に示すように、ワイヤガイド5がシャフト13を介して回転可能に取り付けられる。また、ワイヤガイド5より所定距離下方には、前記図外のインナパネルへウインドレギュレータ1を取り付ける際に使用されるインナパネル取付部14が設けられたブラケット15が取り付けられている。
ガイドレール3の長手方向の下端(一端)には、図3に示すハウジング4に設けられるガイドレール収容部16に収容できるよう、図2に示すように下方に突出して形成されたハウジング挿通部17が形成されている。このハウジング挿通部17は、平面視左側に設けられるガイドレール3の幅方向に広い矩形状の第1挿通部17aと、切欠部17cを挟んで平面視右側に設けられるガイドレール3の長手方向に長い矩形状であり、前記2重折り曲げ部11を含んで形成される第2挿通部17bとにより構成されている。
また、ガイドレール3のハウジング挿通部17より所定距離上方には、爪18a、18bが設けられている。この爪18a、18bは、初期状態において、ガイドレール3の幅方向に向かい合うようにH型に打ち抜いて、当該ガイドレール3の表面と面一に当該ガイドレール3と一体に形成されている。なお、前記爪はガイドレール3の幅方向に伸びるように一つだけ設けても良く、ガイドレール3の長手方向に伸びるように一つだけ設けても良い。
前記ハウジング4は、合成樹脂、金属等の材料により構成されており、図3に示すように、正面視上方が矩形、且つ、下方が半円形の本体4aと、該本体4aの上端から突出した上方突出部4bと、該本体4aの右端からから突出した右側突出部4cと、該本体4aの下端から突出した下方突出部4dと、該本体4aの左端から突出した左側突出部4eとを有している。前記本体4aの内部には、前記ドラム6を回動可能に収容するドラム収容部20が形成されている。また、ハウジング4の右側突出部4cおよび左側突出部4eには、夫々ウインドレギュレータ1を前記図外のインナパネルへ取り付けるためのインナパネル取付部21が設けられている。
ハウジング4の上方突出部4b、下方突出部4dおよび左側突出部4eには、夫々、駆動部9をハウジング4に固定するためのボルト22を挿通するボルト挿通孔23が設けられている。また、ハウジング4には、ドラム6に他端が連結される上昇用ワイヤ7が挿通する上昇用ワイヤ案内溝24が、本体4aの上面にて上方に開口してドラム収容部20につながるように設けられており、また、ドラム6に他端が連結される下降用ワイヤ8が挿通する下降用ワイヤ案内溝25が、上方突出部4bの上面にて上方に開口してドラム収容部20につながるように設けられている。
更に、ハウジング4には、上方突出部4bの上面にて上方に開口してガイドレール3の前記第1挿通部17aを収容する溝である第1収容部16aと、右側突出部4cの上面にて上方に開口してガイドレール3の前記第2挿通部17bを収容する溝である第2収容部16bとにより構成されるガイドレール収容部16も設けられている。
ここで、第1収容部16aおよび第2収容部16bは、夫々、前記第1挿通部17aおよび前記第2挿通部17bの断面形状より僅かに大きく開口している。従って、第1収容部16aおよび第2収容部16bには、第1挿通部17aおよび第2挿通部17bを収容可能であるが、当該収容時において、ハウジング4はガイドレール3に対してその長手方向に対する垂直方向への移動が規制される。
また、第1収容部16aおよび第2収容部16bの溝深さは、夫々、第1挿通部17aおよび第2挿通部17bと同等以上に構成されている。これにより、ハウジング4は、図5(a)に示すように、第1収容部16aおよび第2収容部16b夫々に第1挿通部17aおよび第2挿通部17bが挿入された状態で、第1収容部16aと第2収容部16bとの間の上方突出部4bおよび右側突出部4cの上面がガイドレール3の切欠部17cに当接するまでの範囲で、ガイドレール3に対しその長手方向である矢印A方向に移動できる。
以上のように各部が構成されるウインドレギュレータ1は、図4に示す工程を経て製造することができる。S1の工程では、予めガイドレール3のシャフト挿入孔12にシャフト13を介してワイヤガイド5が回動可能に組み付けられると共に、ガイドレール3にキャリアプレート2が上下移動可能に組み付けられ、更にガイドレール3にブラケット15が取り付けられてから、ハウジング4が当該ガイドレール3に組み付けけられる。これは、製造作業者が、図5(a)に示すように、ハウジング4をガイドレール3に対しその長手方向上方(矢印A方向)に移動させて、ガイドレール3の一端に設けられたハウジング挿通部17をハウジング4に設けられたガイドレール収容部16に収容することにより行うことができる。
その後、本工程では、所定の長さに予め切断されている上昇用ワイヤ7および下降用ワイヤ8を、キャリアプレート2およびドラム6に連結する。これは、製造作業者が、下降用ワイヤ8の一端をキャリアプレート2に、他端を下降用ワイヤ案内溝25に挿通させてからドラム6に連結した後、該ドラム6をハウジング4に回動可能に収容して回動させて下降用ワイヤ8の他端側を当該ドラムに巻き付ける。更に、製造作業者が上昇用ワイヤ7をワイヤガイド5に掛け回した状態で、一端をキャリアプレート2に、他端を上昇用ワイヤ案内溝24に挿通させてからドラム6に連結することにより行うことができる。本工程は、その後製造作業者が、ボルト挿通孔23にボルト22を挿通して、駆動部9をハウジング4に固定することにより終了する。
ここで、上記工程では、ガイドレール3に規制部18が形成されていないので、即ち爪18a、18bがガイドレール3の表面と面一であるので、それらがガイドレール収容部16内に収容されるまで、ハウジング4を当該ガイドレール3に対しその長手方向上方に、またはガイドレール3をハウジング4に対し当該ガイドレール3の長手方向下方に移動させることができる。この移動をさせることにより、ガイドレール収容部16へのハウジング挿通部17の収容量は増加し、ドラム6とキャリアプレート2またはワイヤガイド5とのなす距離が短くなる。これにより、上昇用ワイヤ7および下降用ワイヤ8が緩むので、それらのキャリアプレート2およびドラム6への連結は容易に行うことができる。
次に、図4のS2の工程では、図5(b)に示すように、ハウジング4をガイドレール3に対しその長手方向下方(矢印B方向)に、またはガイドレール3をハウジング4に対し当該ガイドレール3の長手方向上方に移動させることにより、ガイドレール3とハウジング4を離れる方向に移動させて、爪18a、18bがガイドレール収容部16から露出する位置まで移動する。これにより、上昇用ワイヤ7および下降用ワイヤ8の張力は増加する。
次に、図4のS3の工程では、上記説明した上昇用ワイヤ7および下降用ワイヤ8の張力を増加させた状態を保持しながら、図6に示すように、外部に露出している爪18a、18bをガイドレール3の表面から突出させて、互いにガイドレール3の長手方向に対する垂直方向に向かい合うように折り曲げる。これにより、ガイドレール3とハウジング4が近づく方向に移動して上昇用ワイヤ7および下降用ワイヤ8の張力が減少することを防ぐ規制部18が形成され、ウインドレギュレータ1の製造が完了する。
以上説明したように、ウインドレギュレータ1は何れも容易な工程により製造することができる。また、規制部18を構成する爪18a、18bはガイドレール3と一体に形成できるので、ウインドレギュレータ1では部品点数の増加も生じない。以上に基づき、ウインドレギュレータ1は容易に製造することができる。
さらに、規制部18は、図5(c)および図6に示すように、爪18a、18bの側面側でハウジング4の上方突出部4bと当接することになる。従って、爪18a、18bは、その正面または背面にてハウジング4の上方突出部4bと当接する場合と比べて、ガイドレール3およびハウジング4が上昇用ワイヤ7および下降用ワイヤ8の張力を減少する方向に移動しようとする力に抗する強度が強く、また長期に渡る耐久性も高い。従って、ウインドレギュレータ1では、使用途中に上昇用ワイヤ7および下降用ワイヤ8の張力が減少することを防止することができる。
なお、本実施の形態で示したウインドレギュレータ1は、本発明に係るウインドレギュレータの一態様にすぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明に係るウインドレギュレータは、車両用ドアに適用することができる。
1 ウインドレギュレータ
2 キャリアプレート
3 ガイドレール
4 ハウジング
5 ワイヤガイド
6 ドラム
7 上昇用ワイヤ
8 下降用ワイヤ
9 駆動部
16 ガイドレール収容部
18 規制部
18a、18b 爪

Claims (4)

  1. 窓ガラスが固定されるキャリアプレートと、該キャリアプレートの移動をガイドするガイドレールと、前記ガイドレールの一端に設けられるハウジングと、前記ガイドレールの他端に設けられるワイヤガイドと、前記ハウジングに収容されるドラムと、前記ワイヤガイドに掛け回され、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された上昇用ワイヤと、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された下降用ワイヤと、前記ドラムを回転駆動する駆動部とを備えたウインドレギュレータであって、
    前記ガイドレールの一端は、前記ガイドレールの長手方向への移動を許容し、前記ガイドレールの長手方向に対する垂直方向への移動を規制する前記ハウジングに設けられたガイドレール収容部へ収容されており、
    前記ガイドレールには、前記ハウジングが前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を減少させる方向へ移動するのを規制する規制部が設けられていることを特徴とするウインドレギュレータ。
  2. 前記規制部は、前記ガイドレールの長手方向に対し垂直方向に向かい合うように前記ガイドレールに一体で形成され、前記ガイドレールの表面から突出した爪であることを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータ。
  3. 窓ガラスが固定されるキャリアプレートと、該キャリアプレートの移動をガイドするガイドレールと、前記ガイドレールの一端に設けられるハウジングと、前記ガイドレールの他端に設けられるワイヤガイドと、前記ハウジングに収容されるドラムと、前記ワイヤガイドに掛け回され、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された上昇用ワイヤと、一端が前記キャリアプレートに、他端が前記ドラムに連結された下降用ワイヤと、前記ドラムを回転駆動する駆動部とを備えたウインドレギュレータであって、
    前記ハウジングは、前記ガイドレールの長手方向への移動を許容し、前記ガイドレールの長手方向に対する垂直方向への移動を規制するガイドレール収容部を備えており、
    前記ガイドレール収容部へ前記ガイドレールの一端を収容させた状態で、前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤをそれぞれ前記キャリアプレートおよび前記ドラムへ組み付ける工程と、
    前記ハウジングを前記ガイドレールの長手方向へ移動させることで、前記ガイドレール収容部への前記ガイドレールの一端の収容量を変更し、前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を増加させる工程と、
    前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を増加させた状態を保持しながら前記ガイドレールの一部を変形させて、前記ハウジングが前記上昇用ワイヤおよび前記下降用ワイヤの張力を減少させる方向へ移動するのを規制する規制部を形成する工程を含む製造方法により得られることを特徴とするウインドレギュレータ。
  4. 前記規制部は、前記ガイドレールの長手方向に対し垂直方向に向かい合うように、前記ガイドレールの表面と面一に形成された2つの爪を、前記ガイドレールの表面から突出するように折り曲げて形成されることを特徴とする請求項3記載のウインドレギュレータ。
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